JP4153480B2 - ノイズ減衰装置及び順次走査変換装置 - Google Patents

ノイズ減衰装置及び順次走査変換装置 Download PDF

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Description

本発明は、ノイズ減衰装置及び順次走査変換装置(de−interlacing apparatus)に関し、さらに詳細には画像に付加されたノイズを減衰させるだけでなく、ノイズが激しい画像に対しても順次走査変換の性能を向上させることができるノイズ減衰装置及び順次走査変換装置に関する。
動画の走査方式は、大きく順次(Progressive)走査方式と飛び越し(Interlaced)走査方式の2種類がある。理解のために、図1Aに30Hz飛び越し走査(フィールド周波数60Hz)と図1Bに30Hz順次走査の場合を示した。
順次走査は、1つのフレームの画像が全て同じ時間にサンプリングされたものからなるのに対し、飛び越し走査は、1つのフレームの画像が相互に異なる時間にサンプリングされたものが集まってなり、各々のサンプルは、1ラインごとに交互に繰り返してなる。すなわち、飛び越し走査の画像において、1枚のフレームは通常2枚のフィールド画像から構成され、相互に異なる時間にサンプリングされたこの画像は、各々トップフィールド(top field)/ボトムフィールド(bottom field)、奇数フィールド(odd field)/偶数フィールド(even field)、上位フィールド(upper field)/下位フィールド(lower field)、第1フィールド/第2フィールドなどと呼ばれる。
MPEG(Moving Picture Experts Group)では画像を「ピクチャー(一枚の画面)」という単位で取扱うが、MPEG-2ではこのピクチャーにフレームを割り当てることもでき、フィールドを割り当てることもできる。すなわち、ピクチャーにフレームが割り当てられた場合、この割り当て方法は「フレーム構造」と言い、ピクチャーにフィールドが割り当てられた場合、この割り当て方法は「フィールド構造」と言う。
映画は、1つ1つの画面を瞬間的にフィルムに格納して画面単位で一時にスクリーンに投射する順次走査方式を用いる。これに比べて、TVは、制限された走査線を利用して、さらに効果的に動画を表すために、1つの画面(フレーム)を再度2つのフィールドに分けて交互に走査する飛び越し走査方法を用いる。この場合、米国、日本、韓国などで採択しているNTSC(National Television System Committee)カラーTV方式では、画面当たりの525ラインの走査線に秒当たりの30枚のフレームを、ヨーロッパなどで採択しているPAL(Phase Alternation Line)方式やSECAM(Sequential Couleur a Memoire)方式では、625ラインに秒当たりの25枚のフレームを伝送するので、NTSC方式のTVは、秒当たりの60フィールド、PALやSECAM方式は、秒当たりの50フィールドの画像を処理するようになる。
順次走査方式を用いる画像ディスプレイ装置が増えると共に、互いに異なる走査方式を用いる装置間のデータ交換の必要性が増加するにしたがい、飛び越し走査方式を順次走査方式に変換する必要性が増加する。このような走査フォーマット変換を順次走査変換(de-interlacing)と言い、順次走査変換方式は、例えば、空中波放送であるテレビ信号をコンピュータで視聴する場合などに用いられる。
図2は、従来の技術に係る順次走査変換装置を概略的に示した図面である。図2に示しているように、順次走査変換装置は、メモリ210、ME/MC(Motion Estimation/Motion Compensation)部220、加重値計算部230、空間軸遂行部240、及び加重平均部250を備える。
メモリ210は、入力される画像に対して現在のフィールドf(k)と以前のフィールドf(k-1)を格納する。ME/MC部220は、メモリ210に格納された現在のフィールドf(k)と以前のフィールドf(k-1)とを利用して、動きベクトルvを算出する。すなわち、ME/MC部220は、画像の前後フィールドを利用して動きを予測し、その動きの存在有無を決定する。また、ME/MC部220は、現在のフィールドf(k)、以前のフィールドf(k-1)、及び算出された動きベクトルvを利用して、動き補償された補償フィールドfmc(k)を算出する。
加重値計算部230は、現在のフィールドf(k)、及び以前のフィールドf(k-1)を利用して、動き適応のための加重値wを算出する。加重値計算部230により算出された加重値は、加重平均部250に伝送される。
空間軸遂行部240は、空間軸順次走査変換を行うための方法により、現在のフィールドf(k)を利用して空間軸順次走査変換を行なうことによって、順次走査画像fsp(k)を生成する。すなわち、順次走査変換方法には、動き情報を利用する方法と、動き情報を利用しない方法があり、空間軸遂行部240は、動き情報を利用せずに順次走査変換を行う。空間軸順次走査変換方法には、ライン平均(averaging)、加重メディアンフィルタリング(weighted median filterng)、ELA(Edge-based Ling Averaging)などの方法がある。
加重平均部250は、ME/MC部220により算出された補償フィールドfmc(k)、加重値計算部230により算出された加重値w、及び空間軸遂行部240により生成された順次走査画像fsp(k)を利用して、時間軸上の順次走査変換を行い、行われた時間軸上の順次走査変換により順次走査画像g(k)を生成する。
一方、従来の技術に係る順次走査変換装置は、順次走査変換装置が備えられたディスプレイに添加されるノイズの影響を減衰させるために、ノイズ減衰装置を備える。従来の技術に係るノイズ減衰装置は、図3に示したようである。図3に示しているように、メモリ310、ME/MC部320、加重値計算部330、及び加重平均部340を備える。
メモリ310は、入力される画像に対して以前の画像f(k-1)を含む順次走査画像g(k-1)と現在のフィールドf(k)とを格納する。ME/MC部320は、メモリ310に格納された現在のフィールドf(k)と以前のフィールドf(k-1)を利用して、動きベクトルvを算出する。すなわち、ME/MC部320は、画像の前後フィールドを利用して動きを予測し、その動きの存在有無を決定する。また、ME/MC部320は、現在のフィールドf(k)、以前のフィールドf(k-1)、及び算出された動きベクトルvを利用して、動き補償された補償フィールドfmc(k)を算出する。
加重値計算部330は、現在のフィールドf(k)、及び以前のフィールドf(k-1)を利用して、動き適応のための加重値wを算出する。加重値計算部330により算出された加重値は、加重平均部340に伝送される。
加重平均部340は、ME/MC部320により算出された補償フィールドfmc(k)、及び加重値計算部330により算出された加重値wを利用してノイズ減少を行い、行われた動作によりノイズが減衰された画像f(k)を生成する。
ところが、上述したような、従来の技術に係る順次走査変換装置及びノイズ減衰装置は、動き予測が常にノイズが添加されている画像f(k)を利用してなされるため、ノイズの影響により誤った動きベクトルvを算出する可能性が高い。
これにより、誤って算出された動きベクトルvを利用する順次走査変換及びノイズ減衰の性能は、その品質が低下するという問題点がある。
本発明は、上述したような問題点を解決するためになされたもので、その目的は、ノイズが激しい画像からも正確な動きベクトルを算出し、これを利用するノイズの減衰及び順次走査変換の性能を向上させることである。
上記の目的を達成するための本発明のノイズ減衰装置によれば、順に入力される各々の画像に対して、過去の画像に一周期先立つ画像と現在の画像との間の動きベクトルを推定する動き予測部と、前記動き予測部により推定された前記動きベクトルを、前記過去の画像に一周期先立つ画像と前記現在の画像より時間的に先立つ他の2つの画像とに適用して、前記動きベクトルが正確であるか否かを確認する動き確認部と、前記動き確認部により正確性が確認された前記動きベクトルを利用することにより、動きを補償する動き補償部と、前記動き補償部により動きが補償された画像と入力される画像とを利用することにより、画像のノイズを除去するノイズ除去部とを含む。
ここで、前記動き予測部が、推定半径内の全ベクトルに対してブロック単位のSADまたはそのSADに相応する費用関数を計算し、計算された前記費用関数に基づいて前記動きベクトルを推定することが好ましい。
また、前記動き確認部が、前記過去の画像に一周期先立つ画像と前記現在の画像より時間的に先立つ他の2つの画像とに対して、ブロック単位のSADまたはそのSADに相応する費用関数を計算し、計算された前記費用関数に基づいて前記動きベクトルが正確であるか否かを確認することが好ましい。
また、前記動き確認部が、計算された前記SADまたはそのSADに相応する費用関数と、前記推定された動きベクトル以外の複数の動きベクトルに該当するSADまたはそのSADに相応する費用関数とを相互比較することにより、前記動きベクトルが正確であるか否かを確認することが好ましい。
また、前記動き補償部が、計算された前記SADまたはそのSADに相応する費用関数の値が、前記推定された動きベクトル以外の複数の動きベクトルに該当するブロック単位のSADまたはそのSADに相応する費用関数値のうちのいずれかより大きい場合、前記推定された動きベクトル以外の複数の動きベクトルのうちのいずれかを利用することにより、動きを補償することが好ましい。
また、前記ノイズ除去部が、前記動き確認部により確認された前記動きベクトルを利用して、補償された前記画像の加重値と入力される前記画像の加重値とを合せることにより、ノイズが除去された画像を生成することが好ましい。
また、本発明の順次走査変換装置によれば、順に入力される各々の画像に対して、過去の画像に一周期先立つ画像と現在の画像との間の動きベクトルを推定する動き予測部と、前記動き予測部により推定された前記動きベクトルを、前記過去の画像に一周期先立つ画像と前記現在の画像より時間的に先立つ他の2つの画像とに適用することにより、前記動きベクトルが正確であるか否かを確認する動き確認部と、前記動き確認部により正確性が確認された前記動きベクトルを利用することにより、動きを補償する動き補償部と、前記動き補償部により動きが補償された画像と入力される画像とを利用することにより、飛び越し走査方式を順次走査方式に変換する順次走査変換(de-interlacing)部とを含む。
好ましくは、前記動き予測部が、推定半径内の全ベクトルに対してブロック単位のSADまたはそのSADに相応する費用関数を計算し、計算された前記費用関数に基づいて前記動きベクトルを推定する。
また、前記動き確認部が、前記過去の画像に一周期先立つ画像と前記現在の画像より時間的に先立つ他の2つの画像とに対して、ブロック単位のSADまたはそのSADに相応する費用関数を計算し、計算された前記費用関数に基づいて前記動きベクトルが正確であるか否かを確認することが好ましい。
また、前記順次走査変換装置の前記動き確認部が、計算された前記SADまたはそのSADに相応する費用関数と、前記推定された動きベクトル以外の複数の動きベクトルに該当するSADまたはそのSADに相応する費用関数とを相互比較することにより、前記動きベクトルが正確であるか否かを確認することが好ましい。
また、前記動き補償部が、計算された前記SADまたはそのSADに相応する費用関数の値が前記推定された動きベクトル以外の複数の動きベクトルに該当するブロック単位のSADまたはそのSADに相応する費用関数値のうちのいずれかより大きい場合、前記推定された動きベクトル以外の複数の動きベクトルのうちのいずれかを利用することにより、動きを補償することが好ましい。
また、前記順次走査変換部が、前記動き確認部により確認された前記動きベクトルを利用して、補償された前記画像の加重値と入力される前記画像の加重値とを合せることにより、順次走査変換された画像を生成することが好ましい。
これにより、本発明に係るノイズ減衰装置及び順次走査変換装置は、ノイズが激しい画像からも正確な動きベクトルを算出し、これを利用するノイズの減衰及び順次走査変換の性能を向上させることができるようになる。
本発明によれば、ノイズ減少装置は、入力される画像に対して簡単な手順によりノイズを減衰させることができ、順次走査変換装置は、ノイズが付加された画像に対しても正確な順次走査変換を行うことができるようになる。
以下、添付された図面を参照して、本発明をさらに詳細に説明する。
図4は、本発明に係るノイズ減衰装置及び順次走査変換装置を概略的に示すブロック図である。図4に示しているように、ノイズ減衰装置は、メモリ410、動き予測部420、動き確認部430、及びノイズ処理部440を備える。ここで、ノイズ処理部440は、動き補償部441、加重値計算部443、及びノイズ除去部445を備える。
メモリ410は、入力される画像に対して現在のフィールドf(k)、未来のフィールドf(k+1)、過去のフィールドf(k-1)、及び過去以前の画像y(k-2)を備える。ここで、過去以前の画像y(k-2)は、画像の伝送または処理過程でノイズが付加された画像であって、次の(1)式の通り、ガウスノイズによりモデリングされる。
y = f + n ・・・(1)
ここで、yはノイズが観察された画像であり、nはゼロ平均と変化率σ 2 を有するガウスノイズである。
動き予測部420は、順に入力される各々の画像に対して、過去の画像に一周期先立つ画像と現在の画像との間の動きベクトルを推定する。この場合、過去の画像に一周期先立つ画像は、画像の伝送または処理過程でノイズが付加された画像である。また、動き予測部420は、推定半径以内の全ベクトルに対してブロック単位のSADまたはそのSADに相応する費用関数を計算し、計算された費用関数に基づいて動きベクトルを推定する。
動き確認部430は、動き予測部420により推定された動きベクトルを過去の画像に一周期先立つ画像と現在の画像より時間的に先立つ他の2つの画像とに適用して、前記動きベクトルが正確であるか否かを確認する。これは、現在の画像と一周期先立つ画像とに対して推定された動きベクトルは、ノイズが激しい画像に対してその正確度が低下する場合があるので、誤った動きベクトルを推定することを防止するためのものである。この場合、動きは一定の速度を有し、持続することと仮定する。
各々の[bs、bs]サイズのマクロブロックに対して動きベクトルを推定すると、与えられた動きベクトルv=[v、v]に対応した
Figure 0004153480
及びy(k-2)間の(m、n)番目のマクロブロックのSADは、次の(2)式の通り定義することができる。
Figure 0004153480
Figure 0004153480
は、オリジナルの画像に無限インパルス応答(IIR)(Infinite Impulse Response)フィルタが適用されることを意味する。
ここで、B(m、n、k)は、k番目の時間軸上で(m、n)番目のマクロブロックにおける与えられたピクセル座標のセットを示す。
推定された動きベクトルを
Figure 0004153480
とすれば、
Figure 0004153480
は次の(3)式のように表すことができる。
Figure 0004153480
ここで、Sは探索領域におけるベクトルのセットを示す。このような方法により、動き確認部430は、過去の画像に一周期先立つ画像と現在の画像より時間的に先立つ他の2つの画像に対して、ブロック単位のSADまたはそのSADに相応する費用関数を計算し、計算された費用関数に基づいて、動きベクトルが正確であるか否かを確認する。または、動き確認部430は、計算されたSADまたはこれに相応する費用関数と、推定された動きベクトル以外の複数の動きベクトルに該当するSADまたはこれに相応する費用関数とを相互比較することにより、動きベクトルが正確であるか否かを確認する。
ノイズ処理部440の動き補償部441は、動き確認部430により正確性が確認された動きベクトルを利用して動きを補償する。この場合、動き補償部441は、計算されたSADまたはこれに相応する費用関数の値が推定された動きベクトル以外の複数の動きベクトルに該当するブロック単位のSADまたはこれに相応する費用関数値のうちの少なくとも1つより大きい場合、推定された動きベクトル以外の複数の動きベクトルのうちのいずれかを利用して動きを補償することが好ましい。
加重値計算部443は、未来のフィールドf(k+1)、現在のフィールドf(k)、及び以前のフィールドf(k-1)を利用して、動き適応のための加重値wを算出する。加重値計算部443により算出された加重値は、ノイズ除去部445に伝送される。
ノイズ除去部445は、動き補償部441により動きが補償された画像と入力される画像を利用して画像のノイズを除去する。この場合、ノイズ除去部445は、動き確認部430により確認された動きベクトルを利用して、補償された画像の加重値と入力される画像の加重値とを合せて、ノイズが除去された画像を生成する。ノイズが付加された画像y(k-2)に対し、ノイズが除去された画像はf(k-2)で付記した。
これにより、ノイズ減衰装置は、ノイズが付加された画像に対して簡単な手順により、ノイズを減衰させることができるようになる。
一方、順次走査変換装置は、メモリ410、動き予測部420、動き確認部430、及び順次走査変換処理部450を備える。ここで、順次走査変換処理部450は、動き補償部451、加重値計算部453、及び順次走査変換部455を備える。ここで、メモリ410、動き予測部420、動き確認部430、動き補償部451、及び加重値計算部453は、ノイズ減衰装置の各々の構成要素と同じであるので、1つの図面に示し、その詳細な説明は省略する。
順次走査変換部455は、動き確認部430により確認された動きベクトルを利用して、補償された画像の加重値と入力される画像の加重値とを合せて順次走査変換された画像を生成する。飛び越し走査方式の画像f(k)に対し、順次走査変換された順次走査方式の画像はg(k)で付記した。
これにより、順次走査変換装置は、ノイズが付加された画像に対しても正確な順次走査変換を行うようになる。
順次走査方式を説明するための図である。 飛び越し走査方式を説明するための図である。 従来の技術に係る順次走査変換装置を概略的に示す図面である。 従来の技術に係るノイズ減衰装置を概略的に示す図面である。 本発明に係るノイズ減衰装置及び順次走査変換装置を概略的に示すブロック図である。
符号の説明
410 メモリ
420 動き予測部
430 動き確認部
440 ノイズ処理部
441、451 動き補償部
443、453 加重値計算部
445 ノイズ除去部
455 順次走査変換部


Claims (12)

  1. 順に入力される各々の画像に対して、現在の画像より2フィールド前の過去以前の画像と前記現在の画像との間の動きベクトルを推定する動き予測部と、
    前記動き予測部により推定された前記動きベクトルを、前記現在の画像より1フィールド前の過去の画像と前記現在の画像より1フィールド後の未来の画像とに適用して、前記動きベクトルが正確であるか否かを確認する動き確認部と、
    前記動き確認部により正確性が確認された前記動きベクトルを利用することにより、動きを補償する動き補償部と、
    前記動き補償部により動きが補償された画像と入力される画像とを利用することにより、画像のノイズを除去するノイズ除去部と
    を含むことを特徴とするノイズ減衰装置。
  2. 前記動き予測部が、
    推定半径内の全ベクトルに対してブロック単位のSADまたはそのSADに相応する費用関数を計算し、計算された前記費用関数に基づいて前記動きベクトルを推定する
    ことを特徴とする請求項1に記載のノイズ減衰装置。
  3. 前記動き確認部が、
    前記過去の画像と前記未来の画像とに対して、ブロック単位のSADまたはそのSADに相応する費用関数を計算し、計算された前記費用関数に基づいて前記動きベクトルが正確であるか否かを確認する
    ことを特徴とする請求項1に記載のノイズ減衰装置。
  4. 前記動き確認部が、
    計算された前記SADまたはそのSADに相応する費用関数と、前記推定された動きベクトル以外の複数の動きベクトルに該当するSADまたはそのSADに相応する費用関数とを相互比較することにより、前記動きベクトルが正確であるか否かを確認する
    ことを特徴とする請求項1に記載のノイズ減衰装置。
  5. 前記動き補償部が、
    計算された前記SADまたはそのSADに相応する費用関数の値が、前記推定された動きベクトル以外の複数の動きベクトルに該当するブロック単位のSADまたはそのSADに相応する費用関数値のうちのいずれかより大きい場合、前記推定された動きベクトル以外の複数の動きベクトルのうちのいずれかを利用することにより、動きを補償する
    ことを特徴とする請求項4に記載のノイズ減衰装置。
  6. 前記ノイズ除去部が、
    前記動き確認部により確認された前記動きベクトルを利用して補償された前記画像と入力される前記画像の加重値とを合せることにより、ノイズが除去された画像を生成する
    ことを特徴とする請求項5に記載のノイズ減衰装置。
  7. 順に入力される各々の画像に対して、現在の画像より2フィールド前の過去以前の画像と前記現在の画像との間の動きベクトルを推定する動き予測部と、
    前記動き予測部により推定された前記動きベクトルを、前記現在の画像より1フィールド前の過去の画像と前記現在の画像より1フィールド後の未来の画像とに適用することにより、前記動きベクトルが正確であるか否かを確認する動き確認部と、
    前記動き確認部により正確性が確認された前記動きベクトルを利用することにより、動きを補償する動き補償部と、
    前記動き補償部により動きが補償された画像と入力される画像とを利用することにより、飛び越し走査方式を順次走査方式に変換する順次走査変換(de-interlacing)部と
    を含むことを特徴とする順次走査変換装置。
  8. 前記動き予測部が、
    推定半径内の全ベクトルに対してブロック単位のSADまたはそのSADに相応する費用関数を計算し、計算された前記費用関数に基づいて前記動きベクトルを推定する
    ことを特徴とする請求項7に記載の順次走査変換装置。
  9. 前記動き確認部が、
    前記過去の画像と前記未来の画像とに対して、ブロック単位のSADまたはそのSADに相応する費用関数を計算し、計算された前記費用関数に基づいて前記動きベクトルが正確であるか否かを確認する
    ことを特徴とする請求項7に記載の順次走査変換装置。
  10. 前記動き確認部が、
    計算された前記SADまたはそのSADに相応する費用関数と、前記推定された動きベクトル以外の複数の動きベクトルに該当するSADまたはそのSADに相応する費用関数とを相互比較することにより、前記動きベクトルが正確であるか否かを確認する
    ことを特徴とする請求項7に記載の順次走査変換装置。
  11. 前記動き補償部が、
    計算された前記SADまたはそのSADに相応する費用関数の値が前記推定された動きベクトル以外の複数の動きベクトルに該当するブロック単位のSADまたはそのSADに相応する費用関数値のうちのいずれかより大きい場合、前記推定された動きベクトル以外の複数の動きベクトルのうちのいずれかを利用することにより、動きを補償する
    ことを特徴とする請求項10に記載の順次走査変換装置。
  12. 前記順次走査変換部が、
    前記動き確認部により確認された前記動きベクトルを利用して、補償された前記画像と入力される前記画像の加重値とを合せることにより、順次走査変換された画像を生成する
    ことを特徴とする請求項11に記載の順次走査変換装置。
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