JP4153225B2 - デジタルトルクレンチ、デジタルトルクレンチの設定不良検出方法 - Google Patents

デジタルトルクレンチ、デジタルトルクレンチの設定不良検出方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタルトルクレンチ、デジタルトルクレンチの設定不良検出方法、特に機種設定部の端子接続不良が発生した場合に、奇偶な値をあたかも正しい値のように表示すること無く、端子接続不良を確実に検出することのできるデジタルトルクレンチ、及び設定不良検出方法の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、工業製品の組み立てにおいて、部品同士の接合は不可欠であり、様々な接合方法が用いられている。特に、金属部品等の接合において、簡単かつ確実で強い接合力が得られる、ボルト・ナット等の締結部品が利用されている。ボルトやナット等を利用する場合、その締め付けが適正に行われることが前提となる。通常、ボルトやナット等は、製造ライン上で自動ロボットや作業者が電動工具等を用いて行っている。そして、この締め込み作業が所定トルクで良好に行われているか否かを確認するために、製造ライン下流側には、デジタルトルクレンチを用いた検査工程が設けられている場合が多い。デジタルトルクレンチは、締め上がったボルトやナットのトルクを測定し、設定されたトルクに達しているか否かで品質判定を行っている。
【0003】
一般的に、デジタルトルクレンチは、汎用性を向上させる等の目的で、設定を変更することにより同一構造で、使用対象に応じた設定トルクの選択ができるようになっている。つまり、機種設定を変える場合には、図5に示すように、共通の制御部(CPU)100に備えられた複数の機種設定端子(例えば、NO.1〜NO.3)に接続されたディップスイッチ102a〜102cの切り替え(ハイレベルまたはローレベル)を行い、その組み合わせを変えることにより、所望のトルク設定ができるようになっている。例えば、図6に示すように、ディップスイッチ102aのみを『1:ハイレベル』に設定し、ディップスイッチ102b,102cを『0:ローレベル』にすれば、定格容量が90N・mのデジタルトルクレンチに機種設定することができる。また、ディップスイッチ102a,102bを『1:ハイレベル』、ディップスイッチ102cを『0:ローレベル』に設定すれば、定格容量が180N・mに、ディップスイッチ102a〜102c全てを『1:ハイレベル』に設定すれば、定格容量が360N・mのデジタルトルクレンチに機種設定することができる。このように、ディップスイッチ102a〜102cを使用した場合、『1』と『0』の組み合わせにより、最大8種類の機種設定を行うことができる。なお、上述の例では、3ビットで設定をする場合を示しているが、通常CPU100には、機種設定に使用できる端子が複数あるため、設定機種の数に応じて、使用するビット数を増やすことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、CPU100に形成されている端子は、前記機種設定用端子も含めて、基板やディップスイッチ102a〜102c(または、そこからのリード線)に、一般的には、半田付けにより固定されている。しかし、この半田付け部分が、半田付け不良や、半田付け後の外力の付与により剥がれてしまう場合がある。例えば、図6に示す『1,1,0』で180N・mが定格容量のデジタルトルクレンチにおいて、図5に示す『NO.2』の機種設定端子に半田剥がれが発生した場合、ディップスイッチ102a〜102cの設定が、『1,0,0』で定格容量90N・mのデジタルトルクレンチと同じになってしまう。このような場合、半田剥がれが生じている定格180N・mのデジタルトルクレンチは、実際に100N・mのトルクを負荷させても50N・mの表示しか行わないことになってしまう。つまり、正確なトルク検査を行うことができないという問題がある。
【0005】
特に、ディップスイッチ102a〜102cの組み合わせにより機種設定を行う場合、半田剥がれが発生しても何らかのトルク表示を行ってしまう。つまり、異常な値をあたかも正常な値のように表示してしまい正確な締め付けトルクの検査ができないという問題がある。また、半田剥がれや半田付け不良は、目視でも発見し難いので、半田剥がれ等の発見が遅れ、さらに正確な締め付けトルクの検査阻害に招いてしまうという問題がある。また、設定が上記とは逆に大きく表示する側に変わってしまった場合には、所定の締め付けトルクが得られていないにも関わらず、『締め付けOK』の判定が行われてしまうので、検査信頼性の低下にも繋がってしまうという問題がある。
【0006】
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、機種設定用の端子で半田剥がれ等の接触不良が発生しても、その接触不良を迅速かつ正確に、シンプルな構成により発見することができるデジタルトルクレンチ、デジタルトルクレンチの設定不良検出方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記のような目的を達成するために、本発明は、制御部に形成された複数の入力端子のそれぞれに入力する信号のローレベルとハイレベルの組み合わせにより機種設定を行うデジタルトルクレンチであって、前記制御部に入力する信号のローレベルまたはハイレベルのいずれか一方の総数を算出する算出部と、前記算出部で算出した総数の奇偶性が初期設定した奇偶性に反する場合、前記入力端子の接続不良であると判断する判断部と、前記判断部で入力端子の接続不良であると判断した場合、デジタルトルクレンチの設定不良を提示する提示部と、を含むことを特徴とする。
【0008】
上記のような目的を達成するために、本発明は、上記構成において、前記機種設定は、ハイレベルの信号またはローレベルの信号のいずれか一方の総数が、奇数のみまたは偶数のみになる組み合わせで設定されていることを特徴とする。
【0009】
上記のような目的を達成するために、本発明は、制御部に入力するローレベル信号とハイレベル信号の組み合わせにより機種設定を行うデジタルトルクレンチの設定不良検出方法であって、前記制御部に入力する信号のローレベル信号またはハイレベル信号のいずれか一方の総数を算出するステップと、前記算出した総数の奇偶性が初期設定した奇偶性に反する場合、前記入力端子の接続不良であると判断するステップと、を含むことを特徴とする。
【0011】
例えば、制御部に入力する信号のハイレベルの総数が奇数になる組み合わせで機種設定を行った場合、ハイレベルを入力する入力端子に接続不良が発生した場合、ハイレベルの総数が変化する。ここで、接続不良は、全く同じタイミングで複数本同時に発生する可能性は著しく低く、通常、1本であると考えることができる。つまり、接続不良が偶数本同時に発生する確率は、著しく低い。従って、接続不良が発生した場合ハイレベルの信号の総数は、必ず偶数になる。同様に、機種設定をハイレベルの総数が偶数になる組み合わせで行った場合も同様に、接続不良が発生すれば、必ず奇数となる。これは、ローレベルの信号に関しても同じである。
【0012】
これらの構成によれば、入力端子の接続不良の発生を迅速かつ確実に検出することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態(以下、実施形態という)を図面に基づき説明する。
【0014】
図1は、本実施形態のデジタルトルクレンチ10の構成ブロック図である。デジタルトルクレンチ10の構成は、一般的なデジタルトルクレンチとほぼ同じで、ボルトやナット等に接続される主軸にトルクセンサ部12が配置されている。このトルクセンサ部12は、例えば、所定の抵抗でホイーストンブリッジを構成し、ここに、バッテリ部14、電源部16、印加電圧部18等を介して一定電流を流すようにすると、トルクセンサ部12に作用したトルクに比例した出力電圧が得られる。この電圧変化を増幅部20で増幅し、信号処理部22でフィルタ処理等を施し、さらに、A/D変換部24でアナログ信号からデジタル信号への変換を行い、制御部26に検出値として提供する。
【0015】
制御部26では、機種設定入力部(本実施形態では複数のディップスイッチ)28で行われている設定に応じて、すなわち、設定されている定格容量に応じて、提供された検出値の換算を行い、さらに定格容量に応じて定められた、閾値との比較を行い、検査対象であるボルトやナットが良好に締め込まれているか否かの良否判定を行っている。良否判定の結果は、提示部30でLED表示色や点滅動作等によって行っている。例えば、検査対象のボルトやナットが閾値以上のトルクで良好に締め込まれている場合には、緑色のLEDを点灯させる。逆に、ボルトやナットの締め付けトルクが閾値に到達していない場合、つまり、締め付け不良の場合は、赤色のLEDの点灯を行ったり、ビープ音等のアラームを出力して、作業者にボルトやナットの締め付け奇偶を知らせる。なお、制御部26には、操作部32が接続されている。操作部32には、電源スイッチや各種ファンクションスイッチ等が設けられている。
【0016】
本実施形態の特徴的事項は、制御部26が、機種設定入力部28から入力される信号のローレベルまたはハイレベルのいずれか一方の総数を算出する算出部26aと、算出した総数の奇偶性が初期設定した奇偶性に反する場合、制御部26と機種設定入力部28との間で接続不良が存在すると判断する判断部26bとを含んでいるところであり、機種設定入力部28の複数のディップスイッチの『ハイ(ハイレベル信号)』と『ロー(ローレベル信号)』の組み合わせでデジタルトルクレンチ10の定格容量の機種設定を行う場合、機種設定に使用するディップスイッチの組み合わせの『ハイ』または『ロー』の総数が、奇数のみまたは偶数のみになる組み合わせ(初期設定の奇偶性)で設定され、制御部26が実際に認識する『ハイ』または『ロー』の総数が、初期設定の奇偶性に反すると判断した場合、機種設定入力部28と制御部26との接続不良が存在すると判断し、設定不良を利用者に提示するところである。
【0017】
本実施形態においては、一例として、機種設定入力部28が6個のディップスイッチを使用し、機種設定に使用する組み合わせの『ロー』の総数が、奇数である場合、つまり、初期設定の奇偶性が『奇数』である場合を示す。6個のディップスイッチの『ハイ』と『ロー』の組み合わせは、全部で64通りであるが、そのうち、『ロー』の総数が奇数になるのは、『ロー』の総数が「1」の場合が6通り、『ロー』の総数が「3」の場合が20通り、『ロー』の総数が「5」の場合が6通りとなり、全部で、32通りとなる。つまり、6個のディップスイッチを使用する本実施形態のデジタルトルクレンチ10は、最大で32機種の設定を行うことができる。
【0018】
図2には、本実施形態の制御部26内で、『ロー』の総数を算出するための算出部26aに含まれるメモリ1、メモリ2の機種設定入力部28内のディップスイッチ(No.1端子〜No.6端子)に対するビット番号の割り振りが示されている。メモリ1には、ビット0〜ビット3が存在し、ディップスイッチのNo.1端子〜No.4端子までが接続されている。同様に、メモリ2にもビット0〜ビット3が存在し、残りのディップスイッチのNo.5端子とNo.6端子が接続されている。
【0019】
図3には、本実施形態で使用するディップスイッチ(No.1端子〜No.6端子)の『ハイ:1』と『ロー:0』の組み合わせの一部が示されている。例えば、『9N・m』の定格容量に設定する場合、ディップスイッチ(No.1端子〜No.6端子)は、順に、『0,1,1,1,1,1』となる。また、例えば、『850N・m』の定格容量に設定する場合、ディップスイッチ(No.1端子〜No.6端子)は、順に、『0,0,1,1,0,1』となる。必要に応じて、同様な組み合わせにより全部で『ロー:0』を奇数個含む組み合わせが全部で32通り得ることができる。なお、図3に示した9N・mや180N・mの機種設定は一例であり、ディップスイッチとの対応がとれていれば任意である。また、使用地域に応じて、通常使用する単位系に基づく機種設定を行うことができる。例えば、『kgf・cm』や『lbf・in』としてもよい。また、同じトルクでもその表現を『N・m』や『kgf・cm』や『lbf・in』等に切り替え表示できるようにしてもよい。
【0020】
図4のフローチャートは、デジタルトルクレンチ10の設定不良の検出手順を示している。すなわち、制御部26に入力されるローレベルの信号(ロー:0)の総数の算出手順及び、その結果に基づき、接触不良の有無を判断する手順が示されている。なお、このフローチャートは常時起動していてもよいし、デジタルトルクレンチ10の電源を入れた時(使い始めの時)に起動してもよいし、所定時間毎に起動してもよい。
【0021】
まず、起動すると、制御部26は、前回の設定不良の検出時に使用したメモリのクリア(0リセット)を行う(S100)。続いて、制御部26の算出部26aは、No.6端子の入力が、『ロー(0)』であるか『ハイ(1)』であるかの判断を行う(S101)。もし、『ハイ』であれば、メモリ2のビット1に『0』をセットする(S102)。一方、(S101)において、『ロー』である場合、メモリ2のビット1に『1』をセットし(S103)、制御部26内の算出部26aに含まれるディップスイッチカウントメモリをインクリメント(+1UP)する(S104)。
【0022】
続いて、No.5端子の入力が、『ロー(0)』であるか『ハイ(1)』であるかの判断を行う(S105)。もし、『ハイ』であれば、メモリ2のビット0に『0』をセットする(S106)。一方、(S105)において、『ロー』である場合、メモリ2のビット0に『1』をセットし(S107)、ディップスイッチカウントメモリをインクリメント(+1UP)する(S108)。
【0023】
以下同様に、No.4端子の入力に対しメモリ1のビット3、No.3端子の入力に対しメモリ1のビット2、No.2端子の入力に対しメモリ1のビット1、No.1端子の入力に対しメモリ1のビット0のセット、及び『ロー』であった場合のディップスイッチカウントメモリをインクリメント(+1UP)を(S109)〜(S124)で行う。
【0024】
全てのディップスイッチ(No.1端子〜No.6端子)に関して、判断が終了すると、制御部26に含まれる判断部26bは、ディップスイッチカウントメモリのカウント数が、奇数であるか偶数であるかを判断する(S125)。カウント数が『奇数』である場合、判断部は、エラーフラグ『0』をセットし(S126)、カウント数が『偶数』の場合、判断部は、エラーフラグ『1』をセットする(S127)。
【0025】
制御部26は、判断部26bでエラーフラグが『0』であるか『1』であるかの判断を行い(S128)、もし、エラーフラグが『0』の場合、つまり、制御部26が認識している『ロー』の総数が『奇数』であり、初期設定した奇偶性(奇数)と一致している場合には、デジタルトルクレンチ10の設定は正常であり、機種設定入力部28と制御部26との接続が良好に行われ、両者の間で、半田剥がれ等が存在しないことが確認され、提示部30を介して、正常表示を行う(S129)。この正常表示は、例えば、提示部30に設けられた緑色のLEDを点灯させる。もちろん、正常であるので、使用者に注意を喚起する必要がないので、LED等の点灯を省略してもよい。つまり、正常表示(S129)を省略してもよい。
【0026】
一方、エラーフラグが『1』の場合、つまり、制御部26が認識している『ロー』の総数が『偶数』であり、初期設定した奇偶性(奇数)に反している場合、デジタルトルクレンチ10の設定が奇偶である。つまり、機種設定入力部28と制御部26との接続が不良であり、両者の間で、半田剥がれ等が存在していることが確認され、提示部30を介して、エラー表示を行う(S130)。このエラー表示は、例えば、提示部30に設けられた赤色のLEDを点灯させたり、スピーカ等を介してビープ音等の出力を行い、使用者に注意を喚起する。また、デジタルトルクレンチ10の使用を禁止するように、例えば、電源をオフする等の処理を行ってもよい。また、判断部26bの判断結果は、別途レポートとして出力したり、他の制御機器に転送するようにしてもよい。
【0027】
なお、本実施形態においては、奇偶性の変化に基づいて、接続状態を監視しているので、全く同じタイミングで偶数個の接続不良が発生したり、間欠的に設定不良検出を行う場合で、検出間隔間で、偶数個の接続不良が発生した場合、奇偶性の変化が確認できない。しかし、全く同じタイミングで、または短時間の間に偶数個の接続不良が発生する可能性は著しく低く、実用上無視し得るものであり、不都合を伴うことはない。
【0028】
本実施形態においては、奇偶性の初期設定を奇数としたが、偶数と設定してもよい。つまり、ローの総数が偶数となる『0』と『1』の組み合わせで、機種設定を行っても本実施形態と同様な効果を得ることができる。また、ハイの総数を算出し、奇偶性の判断を行っても本実施形態と同様な効果を得ることができる。
【0029】
また、本実施形態では、6個のディップスイッチを用いて6ビットで機種設定を行う例を示したが、使用するディップスイッチの数は任意であり、所望の設定機種に応じて使用ビット数を変更しても本実施形態と同様な効果を得ることができる。
【0030】
本実施形態においては、締め付けが行われたネジの締め付け具合の検査を行うためにデジタルトルクレンチ10を用いている場合を説明したが、決められたトルク値に締める場合に使用してもよい。
【0031】
【発明の効果】
本発明によれば、機種設定用の端子で半田剥がれ等の接触不良が発生しても、その接触不良を迅速かつ正確に、シンプルな構成により発見することができるデジタルトルクレンチ、デジタルトルクレンチの設定不良検出方法を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係るデジタルトルクレンチの概略構成を説明するブロック図である。
【図2】 本発明の実施形態に係るデジタルトルクレンチの制御部内に含まれるメモリのディップスイッチに対するビット番号の割り振りを説明する説明図である。
【図3】 本発明の実施形態で使用するディップスイッチの『ハイ:1』と『ロー:0』の組み合わせの一部を示す説明図である。
【図4】 本発明の実施形態に係るデジタルトルクレンチの設定不良の検出手順を示すフローチャートである。
【図5】 デジタルトルクレンチの制御部の外観図である。
【図6】 従来のディップスイッチの『ハイ:1』と『ロー:0』の組み合わせの一部を示す説明図である。
【符号の説明】
10 デジタルトルクレンチ、12 トルクセンサ部、14 バッテリ部、16 電源部、18 印加電圧部、20 増幅部、22 信号処理部、24 A/D変換部、26 制御部、26a 算出部、26b 判断部、28 機種設定入力部、30 提示部、32 操作部。

Claims (3)

  1. 制御部に形成された複数の入力端子のそれぞれに入力する信号のローレベルとハイレベルの組み合わせにより機種設定を行うデジタルトルクレンチであって、
    前記制御部に入力する信号のローレベルまたはハイレベルのいずれか一方の総数を算出する算出部と、
    前記算出部で算出した総数の奇偶性が初期設定した奇偶性に反する場合、前記入力端子の接続不良であると判断する判断部と、
    前記判断部で入力端子の接続不良であると判断した場合、デジタルトルクレンチの設定不良を提示する提示部と、
    を含むことを特徴とするデジタルトルクレンチ。
  2. 請求項1記載のデジタルトルクレンチにおいて、
    前記機種設定は、ハイレベルの信号またはローレベルの信号のいずれか一方の総数が、奇数のみまたは偶数のみになる組み合わせで設定されていることを特徴とするデジタルトルクレンチ。
  3. 制御部に入力するローレベル信号とハイレベル信号の組み合わせにより機種設定を行うデジタルトルクレンチの設定不良検出方法であって、
    前記制御部に入力する信号のローレベル信号またはハイレベル信号のいずれか一方の総数を算出するステップと、
    前記算出した総数の奇偶性が初期設定した奇偶性に反する場合、前記入力端子の接続不良であると判断するステップと、
    を含むことを特徴とするデジタルトルクレンチの設定不良検出方法
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