JP4152616B2 - 調理装置の撹拌羽根取付構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、調理装置の攪拌羽根取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の調理装置の攪拌羽根取付構造としては、例えば図6,図7に示すようなものがある。図6は調理装置の全体を一部を切り欠いて示した側面図、図7は攪拌羽根取付構造の一部省略分解斜視図である。
【0003】
図6のように、調理装置101は、調理容器として概ね円筒形状の調理釜103を備えている。この調理釜103の上部は食材の投入口105となっている。この投入口105には、図示しないが開閉自在な蓋が設けられている。前記調理釜103の下部側には、加熱用の蒸気ジャケット107が設けられている。
【0004】
前記調理釜103の内部には、攪拌軸109が配置され、該攪拌軸109に複数の攪拌部111が所定間隔で取り付けられている。この攪拌部111は、攪拌アーム113の先端に攪拌羽根115を備えている。前記攪拌アーム113の基部には、ボス部117が備えられ、前記攪拌軸109に嵌合して固定されている。
【0005】
前記ボス部117は図7のように、攪拌羽根115側の攪拌アーム113に固着されたベース部119と、該ベース部119に組み合わせるキャップ部121とからなっている。前記ベース部119は、前記撹拌軸109に合わせる半割孔119aを備え、この半割孔119aの左右両側で締結用の貫通孔123が2個ずつ計4個設けられている。但し、図7においては一側の2個のみが示されている。前記キャップ部121は、前記ベース部119の半割孔119aに対向して前記撹拌軸109に合わせる半割孔121aを備え、この半割孔121aの左右両側で前記貫通孔123に対向する締結用の貫通孔125が同様に計4個設けられている。
【0006】
そして、前記攪拌部111の前記撹拌軸109に対する取付は、まず、前記ベース部119を前記攪拌軸109に合わせ、該攪拌軸109を挟むようにしてキャップ部121をベース部119に組み合わせる。次いで、貫通孔125、123に図示しないボルトを挿し込んで同ナットを締結し、ボス部117を攪拌軸109に固定して取り付ける。
【0007】
従って、前記攪拌軸109の回転に伴って、前記攪拌アーム113を介し攪拌羽根115が調理釜103の内面を旋回摺動し、前記蒸気ジャケット107への蒸気の供給による加熱を介するなどして調理釜103内の食材を加熱攪拌調理することができる。
【0008】
尚、この加熱攪拌調理によって、各種練り餡、つぶ餡、羊羹、ジャム、カスタードクリーム等を調理することができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のような食材の調理が完了したあとは、攪拌部111等に付着して残存する食材を洗浄して取り除き、食品衛生を確保しなければならない。この場合、前記攪拌部111のボス部117において、ベース部119の半割孔119a及びキャップ部121の半割孔121aと攪拌軸109との間にも食材が入り込むため、ボス部117を図7のように分解して撹拌軸109から取り外し、半割孔119a,121a内部まで洗浄することになる。
【0010】
この洗浄作業をするに際しては、各貫通孔123,125に挿し込んだボルトに対しナットの締結をそれぞれ緩めて、各ボルトを取り外す必要がある。また、組付時においても逆の手順によって各貫通孔125,123内に各ボルトを挿通し、再びナットを締結する必要がある。
【0011】
従って、洗浄を行って食品衛生を確保することができるものの、複数のボルトナットの締結を外し、再び締結するという作業が極めて煩雑となっていた。また、調理装置101には、攪拌部111が攪拌軸109に複数備えられているため、かかる作業工数は著しく増大するもとなっていた。さらに、撹拌部111は、作業者がやっと抱えることができる程度に重量のある場合が多く、多くのボルト、ナットの締結及びその取り外しに際して重量物である撹拌部111を取り扱わなければならない。これらより、調理装置の洗浄作業が極めて煩雑なものとなっていた。
本発明は、攪拌部の着脱を容易とし、洗浄作業を容易にすることのできる調理装置の攪拌羽根取付構造の提供を課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、食材を収容する調理容器と、該調理容器に支持された撹拌軸と、該撹拌軸に基部が取り付けられ先端の撹拌羽根が前記撹拌軸の回転にともなって前記調理容器内の食材を撹拌調理する撹拌部とよりなる調理装置において、
前記撹拌部の基部は、前記撹拌軸に嵌合するボス部を備え、該ボス部は、前記撹拌羽根側に固着されたベース部と該ベース部に組み合わせるキャップ部とからなり、前記キャップ部の一側に、キャップ側連結部を設けると共に、前記ベース部の一側に、ベース側連結部を設け、前記キャップ側連結部及びベース側連結部に前記撹拌軸の軸方向に軸心を有した貫通孔を設け、前記キャップ側連結部及びベース側連結部の貫通孔に、結合ピンを挿入して前記キャップ部の一側を前記ベース部に前記結合ピンにより回転自在に結合し、前記結合ピンに対し前記撹拌軸を挟んだ反対側で前記ベース部及びキャップ部の一方に、締結用の係合舌部を設け、同他方に締結具の支持部を設け、前記支持部に、前記係合舌部に締結係合可能な締結舌部を有する締結具を回転可能に支持し、前記締結具の回転により前記締結舌部を前記係合舌部に係合させて前記撹拌部の基部を前記撹拌軸へ着脱自在に取り付けたことを特徴とする。
【0013】
請求項2の発明は、請求項1記載の調理装置の撹拌羽根取付構造であって、前記結合ピンは、前記ベース部及びキャップ部に対し着脱自在であることを特徴とする。
【0014】
請求項3の発明は、請求項1又は2記載の調理装置の撹拌羽根取付構造であって、前記締結具は、前記ベース部又はキャップ部に対し着脱可能であることを特徴とする。
【0015】
請求項4の発明は、請求項1〜3の何れかに記載の調理装置の撹拌羽根取付構造であって、前記ベース部又はキャップ部の少なくとも一方の内面と前記撹拌軸の外面との一方に、係合凸部を設け、同他方に前記係合凸部を嵌合係止して前記ボス部の前記撹拌軸に対する回転止めを行う係合凹部を設けたことを特徴とする。
【0016】
【発明の効果】
請求項1の発明では、調理容器内に食材を収容し、攪拌軸を回転させると攪拌軸の回転に伴って攪拌部の攪拌羽根によって調理容器内の食材を攪拌調理することができる。前記攪拌軸への攪拌部の取付けは、まず結合ピンによってベース部に対しキャップ部を回転自在に結合し、ベース部及びキャップ部で攪拌軸を挟むようにして組み付ける。次に、支持部の締結具を回転させ、締結舌部を係合舌部に締結係合させ、ベース部及びキャップ部でなるボス部を攪拌軸に嵌合固定する。取り外しに際しては、前記締結具の回転によって締結舌部を係合舌部から外し、キャップ部をベース部に対し結合ピンを中心にして回転させることにより、ベース部及びキャップ部でなるボス部を攪拌軸から取り外すことができる。従って、攪拌部を攪拌軸に対してワンタッチで着脱することができ、攪拌部を攪拌軸から容易に取り外して、ボス部の内側及び攪拌軸を容易に洗浄することができ、洗浄作業を極めて効率的に行うことができる。
【0017】
請求項2の発明では、請求項1の発明の効果に加え、結合ピンはベース部及びキャップ部に対し着脱自在であるため、ベース部からキャップ部を取り外して分解洗浄することができ、洗浄をより確実に行わせることができる。
【0018】
請求項3の発明では、請求項1又は2の発明の効果に加え、前記締結具は前記ベース部又はキャップ部に対し着脱可能であるため、締結具周辺の洗浄も確実に行うことができ、洗浄をより確実に行うことができる。
【0019】
請求項4の発明では、請求項1〜3の何れかの発明の効果に加え、前記ベース部又はキャップ部の少なくとも一方の内面と前記撹拌軸の外面との一方に、係合凸部を設け、同他方に前記係合凸部を嵌合係止して前記ボス部の前記撹拌軸に対する回転止めを行う係合凹部を設けたので、撹拌軸に対して撹拌部を確実に固定することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の一実施形態を適用した調理装置の攪拌羽根取付構造を調理容器との関係で示す概略側面図である。本実施形態における調理装置1も全体的には前記図5とほぼ同様な構成となっている。
【0021】
すなわち、本実施形態においても、攪拌軸3に対し攪拌部5が軸方向所定間隔で複数備えられている。前記攪拌部5は、攪拌アーム7の先端側に攪拌羽根9を備え、基部にボス部11を備えている。前記攪拌部5はボス部11が攪拌軸3に嵌合して固定されている。
【0022】
従って、攪拌軸3の回転に伴って先端の攪拌羽根9が、例えば図1の矢印Aの方向に回転移動して調理容器としての調理釜13の内面を摺動し、調理釜13内に収容された食材を攪拌調理することができる。これによって、図5の場合と同様にして各種練り餡、つぶ餡、羊羹、ジャム、マーマレード、カスタードクリーム等を加熱攪拌調理することができる。
【0023】
ここで、前記ボス部11の構造を図2〜図4を用いて更に説明する。図2は攪拌羽根を省略し、ボス部を分解して示す攪拌部5の分解斜視図、図3は攪拌羽根を省略して示す攪拌部の側面図、図4は同平面図である。
【0024】
図2〜図4のように、前記ボス部11は、前記攪拌羽根9側である攪拌アーム7の基端側に固着されたベース部17と、該ベース部17に組み合わせるキャップ部19とからなっている。
【0025】
前記ベース部17には、前記攪拌軸3の外面に沿って嵌合する半割孔21が設けられている。このベース部17の一側には、ベース側連結部23が設けられている。このベース側連結部23には、貫通孔25が設けられている。前記ベース部17には、他側に支持部27が設けられている。この支持部27には、嵌合孔21と同側に平坦な締結面29が設けられている。前記支持部27には、後述する締結ピンを差し込む挿通孔31が設けられている。
【0026】
前記キャップ部19には、前記攪拌軸3の外面に沿って嵌合する半割孔33が設けられている。この半割孔33の内面には、断面円形の係合凸部19aが設けられている。この係合凸部19aに対応して、前記撹拌軸3には該係合凸部19aを嵌合係止する係合凹部3aが設けられている。
【0027】
前記キャップ部19の一側には、一対のキャップ側連結部35が設けられている。このキャップ側連結部35には、貫通孔37が設けられている。前記キャップ側連結部35の相互間隔は、前記ベース側連結部23の幅に対応し、キャップ側連結部35がベース側連結部23の両側に嵌合して、キャップ側連結部35の貫通孔37がベース側連結部23の貫通孔25に同軸上に連通する構成となっている。
【0028】
前記キャップ部19には、前記キャップ側連結部35の反対側において、係合舌部39が設けられている。この係合舌部39の下面41は平坦に形成され、前記支持部27の締結面29に対し締結の余裕分の間隔をもって対向する構成となっている。但し、前記係合舌部39の下面41を前記支持部27の締結面29に密着させて締結する構造にすることもできる。
【0029】
前記キャップ側連結部35の貫通孔37と、前記ベース側連結部23の貫通孔25とには、結合ピン43が挿入されるようになっている。この結合ピン43には、止め穴45が設けられている。この止め穴45には割ピン47が挿入されるようになっている。
【0030】
前記支持部27の挿通孔31には、締結具として締結ピン49が挿通されるようになっている。この締結ピン49は、後述する締結舌部を前記係合舌部39に締結結合させたときに両者間の摩擦力で回転規制されるようになっている。また、締結ピン49は挿通孔31に対し摩擦力で自由な回転が規制され、治具によって締結ピン49を回転させると、その位置で締結ピン49は挿通孔31に対し位置決められるように構成することもできる。また、前記締結ピン49の頭部51は、例えば矩形断面あるいは2面幅を持つ構成となっている。この頭部51に治具を係合させ、締結ピン49を軸回りに回転させることができるようになっている。
【0031】
前記締結ピン49には、頭部51の下側に締結舌部53が設けられている。前記締結ピン49の下端には、雄ねじ部55が設けられている。前記締結ピン49は挿通孔31に挿通され、雄ねじ部55が支持部27の下側に突出し、該突出した雄ねじ部55にナット57が締結されるようになっている。このナット57を雄ねじ部55に締結した状態で、締結ピン49は、前記挿通孔31からの離脱が防止され、且つ挿通孔31の軸回りに回転操作できる状態となる。
【0032】
尚、前記攪拌アーム7の下端には、前記攪拌羽根9取付用のブラケット部59が設けられている。このブラケット部59は、前記攪拌軸3の軸直交方向に対しθの角度をもって設定されている。但し、ブラケット部59の設定角度θは任意である。
【0033】
このような構造の攪拌部5を攪拌軸3に取り付けるには、まずキャップ部19をベース部17に結合ピン43によって結合する。この結合に際しては、キャップ部19のキャップ側連結部35をベース部17のベース側連結部23の両側に嵌合させる。次いで、キャップ側連結部35の一方の貫通孔37から結合ピン43を挿入し、ベース側連結部23の貫通孔25を貫通させ、反対側のキャップ側連結部35の貫通孔37から結合ピン43の止め穴45側を臨ませる。この止め穴45に割ピン47を嵌入させて、結合ピン43の脱落を防止する。これによってキャップ部19がベース部17に対し結合ピン43によって回転自在に結合される。
【0034】
前記支持部27の挿通孔31に締結ピン49を挿通し、該支持部27下端側に突出した雄ねじ部55にナット57を締結し、支持部27に締結ピン49を予め支持させる。
【0035】
次いで、ベース部17の半割孔21及びキャップ部19の半割孔33を攪拌軸3の外面に嵌合させる。このときキャップ部19の係合凸部19aが攪拌軸3の係合凹部3aに嵌合して位置決められる。
【0036】
次に、治具を締結ピン49の頭部51に係合させ、該治具の操作で締結ピン49を軸周りに回転させ、締結舌部53を係合舌部39に締結係合させる。これによって、ボス部11が攪拌軸3に対し嵌合固定される。このような攪拌部5の取付けを攪拌軸3に対し複数箇所で行う。
【0037】
そして、攪拌軸3の回転によって、攪拌羽根9が調理釜13の内面を摺動し、調理釜13内に収容された食材を攪拌調理することができる。
【0038】
攪拌調理終了後は、次の手順によって、各攪拌部5を攪拌軸3から取り外す。すなわち、締結ピン49の頭部51に治具を係合させ、締結ピン49を回転させて締結舌部53を係合舌部39から離脱させる。これによって、キャップ部19が結合ピン43を中心に、ベース部17に対し回転可能となる。
【0039】
前記キャップ部19をベース部17に対し結合ピン43を中心に回転させて開くことにより、ボス部11の攪拌軸3に対する嵌合を離脱させることができる。この離脱によって、攪拌軸3の周囲は勿論のこと、攪拌部5においても十分な洗浄を行うことができる。
【0040】
すなわち、攪拌部5においては、攪拌アーム15、ブラケット部59等を十分に洗浄することができると共に、ベース部17の半割孔21及びキャップ部19の半割孔33をも十分に洗浄することができる。このとき、割ピン47を止め穴45から外して結合ピン43を引き抜くと、キャップ部19をベース部17から図2のように離脱させることができる。従って、結合ピン43周囲及びベース側連結部23及びキャップ側連結部35の周囲、更には各連結部23,35の貫通孔25,37内部をも容易に洗浄することができる。
【0041】
さらに、ナット57を雄ねじ部55から離脱させることによって、締結ピン49を挿通孔31から引き抜き、締結ピン49、ナット57をも単独で洗浄することができる。また、挿通孔31をも十分に洗浄することができる。
【0042】
このようにして、ボス部11を分解することにより、ボス部11の部分においても十分な洗浄を確実に行うことができる。また、かかる洗浄において結合ピン43をワンタッチによって引き抜くことができ、洗浄を極めて容易に行うことができる。
【0043】
また、締結ピン49の螺合は、雄ねじ部55に対するナット57だけであるため、ナット57を取り外すだけで締結ピン49を引き抜くことができ、かかる点においても洗浄を極めて容易に行うことができる。
【0044】
このように、攪拌部5を攪拌軸3に対しワンタッチで着脱することが可能となり、ボス部11等を含めた洗浄作業を極めて容易に行うことができると共に、洗浄後の攪拌軸への取付けも容易に行うことができる。特に、攪拌部5が単体において両手でようやく抱えることができるような重量物の場合、前記着脱構造によって、かかる重量物である攪拌部5を容易に着脱することができ、攪拌軸3に対し複数取り付ける場合でも洗浄作業、着脱作業を極めて容易に行うことができる。
【0045】
図5は、前記結合ピン43の変形例を示し、図5(a)は結合ピンの平面図、図5(b)は同側面図、図5(c)は作用を示す側面図である。
【0046】
図5のように、結合ピン43Aは、先端に二股部61a,61bが形成され、該二股部61a,61bに回動アーム63が軸65を中心に回転可能に支持されている。前記回動アーム63は、前記二股部61a,61bに摩擦力で回転方向に係合し、容易には回転しないように締まり状態で堅く支持されている。二股部61a,61bに対し回動アーム63を回転させるときは、先端に前記回動アーム63に嵌合する嵌合孔を軸方向に有するロッド状の治具が用いられる。
【0047】
前記結合に際しては、前記同様にキャップ部19のキャップ側連結部35をベース部17のベース側連結部23の両側に嵌合させる。次いで、キャップ側連結部35の一方の貫通孔37から図5(b)の状態の結合ピン43Aを挿入し、ベース側連結部23の貫通孔25を貫通させ、反対側のキャップ側連結部35の貫通孔37から結合ピン43Aの回動アーム63側を臨ませる。この回動アーム63に治具の先端を嵌合させ、治具のロッド長さを利用して回動アーム63を図5(c)の状態とする。これにより回動アーム63が反対側のキャップ側連結部35に係合し、結合ピン43Aの脱落を防止する。従ってキャップ部19がベース部17に対し結合ピン43Aによって回転自在に結合される。前記回動アーム63を取り外す際にも、前記治具を用いて容易に取り外すことができる。
【0048】
このような結合ピン43Aの構造により、前記キャップ部19とベース部17との連結を確実に行うことができる。特に、撹拌部5は重量があり、撹拌作用時に撹拌部5を撹拌軸3に確実にと支持する必要があるが、前記結合ピン43Aによりこれを確実に達成することができる。
【0049】
尚、上記実施形態では、結合ピン43を取り外すようにしたが、これを支持部27に常時支持させる構造にすることもできる。また、前記締結舌部53と前記係合舌部39との締結作用は、係合舌部39の上面にカム面等を設けることによってカム力を働かせ、締結舌部53によって係合舌部39を締結面29側に押し付ける構造にすることもできる。
【0050】
前記係合凸部19aを前記ベース部17側に設け、或いは前記ベース部17及びキャップ部19の双方に設ける構造にすることもできる。前記係合凸部19aを撹拌軸3側に設け、前記係合凹部3aを前記キャップ部19或いはベース部17側に設ける構造にすることもできる。
【0051】
前記係合凸部19a、係合凹部3aを省略し、半割孔21,33の撹拌軸3に対する締結力でのみ撹拌部5を撹拌軸3に嵌合固定させることもできる。半割孔21,33の内面に平面を設け、前記撹拌軸3に2面幅を設け、前記半割孔21,33内面の平面を前記撹拌軸3の2面幅に係合させて回転止めとすることもできる。
【0052】
前記係合舌部39をベース部17側に設け、前記締結ピン49を前記キャップ部19側に支持する構成にすることもできる。
【0053】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る攪拌羽根取付構造を調理釜との関係で示す側面図である。
【図2】一実施形態に係り、攪拌羽根を省略した攪拌部の分解斜視図である。
【図3】一実施形態に係り、攪拌羽根を省略した攪拌部の側面図である。
【図4】一実施形態に係り、攪拌部の平面図である。
【図5】変形例に実施形態に係り、(a)は結合ピンの平面図、(b)は同側面図、(c)は作用を示す側面図である。
【図6】従来例に係る調理装置の一部切欠き正面図である。
【図7】従来例に係り、攪拌羽根を省略した攪拌部の分解斜視図である。
【符号の説明】
1 調理装置
3 攪拌軸
5 攪拌部
7 攪拌アーム(攪拌羽根側)
9 攪拌羽根
11 ボス部
13 調理釜(調理容器)
17 ベース部
19 キャップ部
27 支持部
39 係合舌部
43,43A 結合ピン
49 締結ピン(締結具)
53 締結舌部
Claims (4)
- 食材を収容する調理容器と、
該調理容器に支持された撹拌軸と、
該撹拌軸に基部が取り付けられ先端の撹拌羽根が前記撹拌軸の回転にともなって前記調理容器内の食材を撹拌調理する撹拌部とよりなる調理装置において、
前記撹拌部の基部は、前記撹拌軸に嵌合するボス部を備え、
該ボス部は、前記撹拌羽根側に固着されたベース部と該ベース部に組み合わせるキャップ部とからなり、
前記キャップ部の一側に、キャップ側連結部を設けると共に、前記ベース部の一側に、ベース側連結部を設け、
前記キャップ側連結部及びベース側連結部に前記撹拌軸の軸方向に軸心を有した貫通孔を設け、
前記キャップ側連結部及びベース側連結部の貫通孔に、結合ピンを挿入して前記キャップ部の一側を前記ベース部に前記結合ピンにより回転自在に結合し、
前記結合ピンに対し前記撹拌軸を挟んだ反対側で前記ベース部及びキャップ部の一方に、締結用の係合舌部を設け、同他方に締結具の支持部を設け、
前記支持部に、前記係合舌部に締結係合可能な締結舌部を有する締結具を回転可能に支持し、
前記締結具の回転により前記締結舌部を前記係合舌部に係合させて前記撹拌部の基部を前記撹拌軸へ着脱自在に取り付けたことを特徴とする調理装置の撹拌羽根取付構造。 - 請求項1記載の調理装置の撹拌羽根取付構造であって、
前記結合ピンは、前記ベース部及びキャップ部に対し着脱自在であることを特徴とする調理装置の撹拌羽根取付構造。 - 請求項1又は2記載の調理装置の撹拌羽根取付構造であって、
前記締結具は、前記ベース部又はキャップ部に対し着脱可能であることを特徴とする調理装置の撹拌羽根取付構造。 - 請求項1〜3の何れかに記載の調理装置の撹拌羽根取付構造であって、
前記ベース部又はキャップ部の少なくとも一方の内面と前記撹拌軸の外面との一方に、係合凸部を設け、同他方に前記係合凸部を嵌合係止して前記ボス部の前記撹拌軸に対する回転止めを行う係合凹部を設けたことを特徴とする調理装置の撹拌羽根取付構造。
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JP2003117375A (ja) | 2003-04-22 |
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