JP4151858B2 - 小型船舶 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、後進時にノズルデフレクタの開口部を覆うリバースバケットを設けた小型船舶に関する。
【0002】
【従来の技術】
小型船舶には、例えばインペラの回転により船底から吸い込んだ水を推進ダクトを介して後方に噴出するジェット推進機を備え、推進ダクトに、鉛直軸回りに揺動自在なノズルデフレクタを支持し、このノズルデフレクタの開口部を覆う後進位置とこの開口部を後方に向かって開放する前進位置との間で上下方向に揺動可能なリバースバケットを設けたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来、このようなリバースバケットはノズルデフレクタに軸支されていたために、リバースバケットを大型化しようとするとノズルデフレクタの操作荷重が重くなるおそれがあった。このため、リバースバケットを推進ダクトに支持することが考えられるが、この場合はリバースバケットをノズルデフレクタよりも前方に延在させる必要があるために、リバースバケットが大型化してその操作荷重が重くなるおそれがある。
【0004】
この発明は、かかる点に鑑みてなされたもので、ノズルデフレクタ及びリバースバケットの操作荷重を軽いものにできる小型船舶を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決し、かつ目的を達成するために、この発明は、以下のように構成した。
【0006】
請求項1記載の発明は、
『インペラの回転により船底から吸い込んだ水を推進ダクトを介して後方に噴出するジェット推進機を備え、前記推進ダクトに、鉛直軸回りに揺動自在なノズルデフレクタを支持し、このノズルデフレクタの開口部を覆う後進位置とこの開口部を後方に向かって開放する前進位置との間で上下方向に揺動可能なリバースバケットを設けた小型船舶において、
ブラケットを左右に分割するとともにそれぞれ前記推進ダクトの側方から締付手段により前記推進ダクトに固定し、
前記リバースバケットを、前記左右に分割したそれぞれのブラケットに上下方向に揺動可能に軸支し、
前記ブラケットは前記推進ダクトに向かって開口するように断面略コ字状に形成され、その上端部と下端部を前記推進ダクトに固定し
前記ノズルデフレクタを左右に揺動させる操作ケーブルを、前記ブラケットと前記推進ダクトとに囲まれた空間を通して前方に導いたことを特徴とする小型船舶。』である。
【0007】
この請求項1記載の発明によれば、ブラケットを左右に分割するともにそれぞれ推進ダクトの側方から締付手段により推進ダクトに固定し、リバースバケットを、左右に分割したそれぞれのブラケットに上下方向に揺動可能に軸支したので、リバースバケットを大型化することなくこれを推進ダクトに取り付けることができるため、ノズルデフレクタはもちろんリバースバケットの操作荷重を軽いものにすることができる。また、ノズルデフレクタを左右に揺動させる操作ケーブルは、ブラケットと推進ダクトとに囲まれてこれらによって保護されることになるからその耐久性が向上する。また、リバースバケットを軸支するためのブラケットを左右に分割したのでブラケットを小型化することができるとともに、このブラケットを、推進ダクトの側方から締付手段により推進ダクトに固定したので、リバースバケット及びブラケットを側方から容易に組み付けることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の小型船舶の実施の形態について説明する。先ず、この発明が適用される小型船舶を図1乃至図13に基づいて説明する。図1は小型船舶の側面図、図2は小型船舶の平面図である。
【0017】
小型船舶として水ジェット推進艇1に適用した実施の形態であり、水ジェット推進艇1は、船底から吸い込んだ水を後方に噴出する。水ジェット推進艇1の船体2はバスタブ状のハル3と蓋状のデッキ4とをガンネル5で水密に結合し、デッキ4の左右側縁に船体前後方向に延びる足載部4a,4bを形成した構造のものである。デッキ4の上面には複数の乗員が着座可能な跨座式シート6が取り外し可能に配設されている。また、跨座式シート6の前方には操舵ハンドル7が左右に操向可能に配設されており、デッキ4の操舵ハンドル7より前方にはハッチカバー8が開閉可能に配設されている。
【0018】
船体2には燃料タンク10とエンジン9とが搭載され、この実施の形態では、船体2内の跨座式シート6の下方部位にはエンジン9が配設されており、エンジン9の前方には燃料タンク10が配置されている。また、デッキ4には前部物入れ150と後部物入れ130が接着されている。後部物入れ130は、船体両側後方から足載部4a,4bの下方に沿って車体中央まで延びており、例えば水上スキー等を収納できる大きさになっている。後部物入れ130の開口部には、開閉自在の蓋131が設けられている。
【0019】
エンジン9の後方位置には、バルクヘッド140が接着されている。バルクヘッド140は、船内空間を前室Aと後室Bとに区画すると共に、船体2の補強を行っている。後室Bには、ジェット推進機11が配設されている。ジェット推進機11は、推進ダクト12を有し、推進ダクト12の後方には船の進行方向を調整するノズルデフレクタ13が装着されている。
【0020】
推進ダクト12の途中にはインペラ14を配設し、インペラ14を回転するインペラ軸(推進軸)15の前端をエンジン9のクランク軸16の後端に動力伝達部材としてのカップリング17を介して連結している。インペラ軸15は、バルクヘッド140に軸受け141を介して支持されている。
【0021】
船体2内には吸気ダクト20が配設されている。吸気ダクト20は船外の空気を船内に導入するもので、吸気ダクト20の空気導入口20aは操舵ハンドル7の前方に開口しており、吐出口である船内下端開口部20bはエンジン9の前方下部に開口している。また、エンジン9の後方下部には吸気ダクト800の吐出口である船内下端開口部800bが開口しており、吸気ダクト800の導入口800aは跨座式シート6下方に開口している。
【0022】
エンジン9は、水冷式2サイクル並列2気筒エンジンであり、エンジン9には排気マニホールド36が接続されている。排気マニホールド36の下流側には排気膨張管37、ウォータロック38、後部排気管39が順に接続されており、各気筒からの排気ガスは船体後部の水中に排出される。排気マニホールド36は、排気ポー卜26bに接続されている。後部排気管39は、ジェット推進機11を跨ぎウォータロック38に対して反対側に延び、さらに屈曲して船体後部に延びている。
【0023】
この水ジェット推進艇1には、推進ダクト12の後方に航走の調整を行なうノズルデフレクタ13が装着され、さらに後進時にノズルデフレクタ13の開口部を覆うリバースバケット50が設けられている。
【0024】
前進時のリバースバケット50の位置を図3乃至図7に示し、図3は側面図、図4は平面図、図5は背面図、図6はロック機構の拡大側面図、図7は図6のVII-VII線に沿う断面図である。後進時のリバースバケット50の位置を図8乃至図13に示し、図8は側面図、図9は平面図、図10は背面図、図11はロック機構の拡大側面図、図12は図11のXII-XII線に沿う断面図、図13はノズルデフレクタの上下の揺動を示す図である。
【0025】
推進ダクト12の後端部には、左右一対のブラケット51が両側方から各々3個の締付ボルト52により固定される。このようにブラケット51は左右に分割されて構成され、推進ダクト12の後端部の両側から締付ボルト52による締付手段により組付けが容易になっている。また、推進ダクト12の後端部内には、ビルジ排出用のホース110が連通されている。
【0026】
推進ダクト12の後端部には、支持筒53が水平軸54を支点に揺動可能に設けられ、この支持筒53にノズルデフレクタ13が鉛直軸55を介して左右方向に揺動可能に取り付けられている。ノズルデフレクタ13は、後方に延びるに従い狭まる筒状に形成され、前側の開口部にフランジ部13bが形成され、このフランジ部13bを支持筒53に外嵌して鉛直軸55を螺着し、ノズルデフレクタ13をこの鉛直軸53回りに揺動自在に支持している。
【0027】
ノズルデフレクタ13の側部には連結部100が設けられ、この連結部100に連結された操作ケーブル101の操作によりノズルデフレクタ13が鉛直軸55を支点に左右に揺動し、船の進行方向を調整することができる。
【0028】
また、ノズルデフレクタ13の上部には連結部57が設けられ、この連結部57に連結された操作ケーブル58の操作によりノズルデフレクタ13が水平軸54を支点に上下に揺動する。このノズルデフレクタ13が水平軸54を支点に上下に揺動するトリム動作を図13に示す。図13(a)はトリムアップ状態、図13(b)はトリム中立状態、図13(c)はトリムダウン状態であり、このようにノズルデフレクタ13のトリム調節が行なわれる。
【0029】
左右一対のブラケット51には、それぞれ支持ピン60を支点にしてリバースバケット50のアーム部50aが回動可能に設けられ、このリバースバケット50の外面部には船体幅方向に延びる補強リブ50fが一体に形成されている。このようにリバースバケット50を、推進ダクト12に固定したブラケット51に上下方向に揺動可能に軸支したので、リバースバケット50を大型化することなくこれを推進ダクト12に取り付けることができるため、ノズルデフレクタ13はもちろんリバースバケット50の操作荷重を軽いものにすることができる。
【0030】
また、リバースバケット50を軸支するためのブラケット51を左右に分割したのでブラケット51を小型化することができるとともに、このブラケット51を、推進ダクト12の側方から締付手段により推進ダクト12に取り付けたので、リバースバケット50及びブラケット51を側方から容易に組み付けることができる。
【0031】
また、ブラケット51を、図5に示すように推進ダクト12に向かって開口するように断面略コ字状に形成してその上端部51jと下端部51kを推進ダクト12に締付ボルト52を介して固定し、ノズルデフレクタ13を左右に揺動させる操作ケーブル101を、ブラケット51と推進ダクト12とに囲まれた空間K1を通して前方に導いており、ノズルデフレクタ13を左右に揺動させる操作ケーブル101は、右側のブラケット51と推進ダクト12とに囲まれてこれらによって保護されることになるからその耐久性が向上する。ビルジ排出用のホース110は、同様に左側のブラケット51と推進ダクト12とに囲まれた空間K2を通して後方に導いており、ビルジ排出用のホース110は左側のブラケット51と推進ダクト12とに囲まれてこれらによって保護されることになるからその耐久性が向上する。
【0032】
リバースバケット50の左右両側壁には、後進時において、水流を前方にむけて噴出するために後進時において前方を指向して開口する水出口50nが形成されている。リバースバケット50の笠部50cの内部には、船体幅方向に延びるリブ50dが複数個形成されており、リバースバケット50がノズルデフレクタ13の開口部13aを覆う後進時におけるリブ50dの水平面Lに対する傾斜角θ1を、図13(c)に示すようにノズルデフレクタ13がトリムダウンした場合におけるノズルデフレクタ13の軸心の水平面Lに対する傾斜角θ2より大きく設定している。従って、後進時にノズルデフレクタ13の開口部13aから噴射される水流が、図9に示すように笠部50cによって前方に反転しつつ笠部50cの内側のリブ50dに案内されて側方へ流れるとき、リブ50dを下方に押し下げるからリバースバケット50の跳ね上がりを防止することができる。
【0033】
なお、図13(a)のトリムアップ状態、図13(b)のトリム中立状態でも当然、後進時にノズルデフレクタ13の開口部13から噴射される水流が、同様にリブ50dを下方に押し下げるからリバースバケット50の跳ね上がりを防止することができる。リブ50dに案内されて側方に流れた水流は、リバースバケット50の左右両側壁に開口した水出口50nから前方に向かって噴射される。その反力により、水ジェット推進艇1が後進する。
【0034】
リバースバケット50の上側には、取付部50eが形成され、この取付部50eにロック機構70が備えられている。ロック機構70は、第1のアーム部材71と、ストッパプレート74と、第2のアーム部材77とを有している。第1のアーム部材71は、取付部50eに支持ボルト72を支点に回動可能に軸支され、この第1のアーム部材71は一端部に内側にL字状に折り曲げられた係止爪部71aを有し、他端部にケーブル取付部71bが設けられると共に、カラー71cが設けられている。なお、カラー71cは、ケーブル取付部71bの軸心回りに回動自在に形成されている。ケーブル取付部71bには前後進切換え用の操作ケーブル73の一端が連結されている。この操作ケーブル73の他端は、操舵ハンドル7の近傍に設けた前後進切換レバーに接続されている。
【0035】
また、取付部50eには、ストッパプレート74が一対の支持ボルト75,76により取り付けられ、ストッパプレート74には端部を外側にL字状に折り曲げてストッパ部74a,74bが形成されている。支持ボルト75には、第2のアーム部材77が回動可能に設けられている。第2のアーム部材77には、移動規制窓77aが形成され、この移動規制窓77a内に支持ボルト76が位置している。第2のアーム部材77は、内側にL字状に折り曲げられた爪部77bを有している。
【0036】
後進時には、リバースバケット50が、図8、図11及び図12に示すように、アーム部50aの先端部に形成された係止部50bが、ブラケット51に形成されたボス部51aに下側から当接してリバースバケット50の笠部50cが、ノズルデフレクタ13の開口部13aを覆う位置に保持される。第2のアーム部材77の爪部77bがブラケット51に一体に形成された跳ね上がり防止ストッパ51bに係止してリバースバケット50の跳ね上がりを規制する。
【0037】
支持ボルト72には、コイルスプリング78が巻装され、一端部78aはケーブル取付部71bに係止され、他端部78bは支持ボルト76に係止されている。第1のアーム部材71はコイルスプリング78により常に支持ボルト72を中心に反時計方向に回転するように、即ちストッパプレート74の上ストッパ部74aに当接するように付勢されている。また、支持ボルト75には、コイルスプリング79が巻装され、一端部79aは第2のアーム部材77の端部77cに係止され、他端部79bは支持ボルト76に係止されている。第2のアーム部材77はコイルスプリング79により常に支持ボルト75を中心に反時計方向に回転するように、即ち後進時において爪部77bが、跳ね上がり防止ストッパ51bに当接するように付勢されている。なお、支持ボルト75を中心とした第2のアーム部材77の反時計方向への回動量は、支持ボルト76が移動規制窓77aの内壁に当接することにより規制されている。
【0038】
前進時には、リバースバケット50が、図3、図6乃至図7に示すようにノズルデフレクタ13の開口部13aを開放する上方位置にあり、第1のアーム部材71の係止爪部71aがブラケット51のバケット落ち防止ストッパ80のストッパ部80bに係止してリバースバケット50の落ちが規制される。
【0039】
バケット落ち防止ストッパ80は、ブラケット51に螺着された支持ボルト81に回動可能に支持されている。バケット落ち防止ストッパ80の軸部80aには、コイルスプリング82が巻付けられ、一端部82aがバケット落ち防止ストッパ80に係止され、他端部82bがブラケット51に固定された係止ピン83に係止されている。コイルスプリング82は、バケット落ち防止ストッパ80が、支持ボルト81を中心に時計方向に回転するように、即ちバケット落ち防止ストッパ80の凹部80cが常に係止ピン83に当接するように付勢している。
【0040】
前進時には、リバースバケット50が、図3、図6乃至図7に示すようにノズルデフレクタ13の開口部13aを開放する上方位置にあり、このロック状態から後進状態にするには、前後進切換レバーを操作して操作ケーブル73を押す。すると、第1のアーム部材71が、図3において支持ボルト72を中心に時計方向に回動して係止爪部71aが、バケット落ち防止ストッパ80のストッパ部80bから外れるとともに、第1のアーム部材71が下ストッパ部74bに当接する。更に、操作ケーブル73を押すと、第1のアーム部材71を介して、リバースバケット50が支持ピン60を中心に時計方向へ回動し、リバースバケット50の係止部50bがボス部51aに当接して回動が規制され、図8、図11及び図12に示すように笠部50cがノズルデフレクタ13の開口部13aを覆う後進状態になる。
【0041】
このように後進時のリバースバケット50がノズルデフレクタ13の開口部13aを覆う位置では、後進による水圧を受けてリバースバケット50が図8、図11及び図12において反時計方向へ回動して浮き上がろうとするが、第2のアーム部材77の爪部77bが跳ね上がり防止ストッパ51bに係止され、リバースバケット50の跳ね上がりを規制する。
【0042】
このような後進時のロック状態から前進状態にするには、前後進切換レバーを操作して操作ケーブル73を引けば良い。すると、第1のアーム部材71が時計方向に回動すると同時に、カラー71cが第2のアーム部材77の端部77cに当接して第2のアーム部材77を支持ボルト75を中心に時計方向、即ちロック解除方向へ押動する。このため第2のアーム部材77の爪部77bがブラケット51の跳ね上がり防止ストッパ51bから外れてロック解除され、リバースバケット50が支持ピン60を中心に反時計方向に回動可能になる。さらに、操作ケーブル73を引くと第1のアーム部材71が回動してストッパプレート74の下ストッパ部74bに当接して回動が規制されるため、リバースバケット50が支持ピン60を中心に反時計方向に回動して上方へ持ち上がり、図3、図6乃至図7に示すように第1のアーム部材71の係止爪部71aがバケット落ち防止ストッパ80のストッパ部80bに当接する。すると、バケット落ち防止ストッパ80がスプリング82に抗して支持ボルト81を中心に反時計方向に回動して逃げることによって係止爪部71aとストッパ部80bが密着してロック状態になる。なお、その後、バケット落ち防止ストッパ80はコイルスプリング82の付勢力により凹部80cが係止ピン83に当接する状態に保持される。このロック状態では、リバースバケット50が時計方向に回動しようとしても、第1のアーム部材71の係止爪部71aがバケット落ち防止ストッパ80のストッパ部80bに係止され、時計方向の回動が規制されるためリバースバケット50の落ちを規制することができる。
【0043】
このように後進時にはリバースバケット50のロック機構70は、第2のアーム部材77の爪部77bがブラケット51に設けた跳ね上がり防止ストッパ51bに係止して、リバースバケット50の跳ね上がりを規制し、一方前進時にはロック機構70の第1のアーム部材71の係止爪部71aがブラケッット51に設けたバケット落ち防止ストッパ80のストッパ部80bに係止して、リバースバケット50の落ちを規制するから、推進ダクト13のブラケット51には跳ね上がり防止ストッパ51bとバケット落ち防止ストッパ80とを設けるだけでよく、簡単な構造で、リバースバケット50をノズルデフレクタ13の開口部13aを覆う位置と開口部13aを開放する上方位置に固定することができ、部品点数も少なく、しかも配置スペースの確保も容易である。
【0044】
以上の実施の態様では、ブラケット51を介してリバースバケット50を推進ダクト12に間接的に軸支するとともに、跳ね上がり防止ストッパ51bとバケット落ち防止ストッパ80をブラケット51に設けているが、ブラケット51を介在しないでリバースバケット50を推進ダクト12に直接的に軸支するとともに、跳ね上がり防止ストッパ51bとバケット落ち防止ストッパ80を推進ダクトに設けてもよい。
【0045】
また、推進ダクト12に設けたブラケット51に跳ね上がり防止ストッパ51bとバケット落ち防止ストッパ80が設けられ、ロック機構70を、リバースバケット50に設けたので、ノズルデフレクタ13にはリバースバケット50の重量はもちろんロック機構70、跳ね上がり防止ストッパ51b、バケット落ち防止ストッパ80の重量が加わることがなく、ノズルデフレクタ13の操作荷重を軽いものに維持しつつ後進位置におけるリバースバケット50の跳ね上がりと前進位置におけるリバースバケット50の落ちを確実に防止することができる。
【0046】
また、ノズルデフレクタ13をトリム調節可能に構成する一方、リバースバケット50の内部に、船体幅方向に延びるリブ50dを複数個形成し、リバースバケット50が後進位置にある場合におけるリブ50の水平面Lに対する傾斜角θ1を、ノズルデフレクタ13がトリムダウンした場合(図13(c))におけるノズルデフレクタ13の軸心Oの水平面Lに対する傾斜角θ2より大きく設定したから、後進時にノズルデフレクタ13がいずれのトリム位置にあっても、ノズルデフレクタ13の開口部13aから後方に噴出される水流がリブ50dを下方に押し下げるからリバースバケット50の跳ね上がりを防止することができる。即ち、後進時にノズルデフレクタ13から後方に噴出された噴流は、笠部50cの内面に形成した反転部50mに沿って流れて水出口50nから前方に噴出されるが、反転部50mに沿って流れる際にリブ50dを下方向に押し下げるのである。したがってその分、後進時にロック機構70と跳ね上がり防止ストッパ51bとに作用する反力が小さなものになるから、ロック機構70と跳ね上がり防止ストッパ51bの構造を簡単なものにすることができる。
【0047】
また、ブラケット51の推進ノズル12ヘの取り付け部をノズルデフレクタ13よりも前方に設けるとともに、リバースバケット50の揺動軸である水平軸60を、側面視でノズルデフレクタ13と重なるようにブラケット51に設けたので、その分リバースバケット50を小型化することができてリバースバケット50の操作荷重を一層軽いものにすることができる。
【0048】
また、ロック機構70を、リバースバケット50の揺動軸(水平軸60)よりも上方に位置するようにリバースバケット50に取り付けた第1のアーム部材71及び第2のアーム部材77で構成し、この第1のアーム部材71に前後進切換え用の操作ケーブル73を連結し、跳ね上がり防止ストッパ51bとバケット落ち防止ストッパ80を、第1のアーム部材71及び第2のアーム部材77が係合可能なように推進ダクト12に設けたブラケット51に設けた部材で構成し、さらにバケット落ち防止ストッパ80を跳ね上がり防止ストッパ51bよりも前方に位置させたので、前進位置にあるロック機構70は後進位置にあるロック機構70よりも前方に位置することになる。ここで、バケット落ち防止ストッパ80を跳ね上がり防止ストッパ51bよりも前方に位置させてそれぞれを別物としたので、跳ね上がり防止ストッパ51bとバケット落ち防止ストッパ80を小型化することができる。
【0049】
次に、水ジェット推進艇1のロック機構の他の実施の形態を、図14乃至図21について説明する。この実施の形態で、図1乃至図13の実施の形態と同じ構成は、同じ符号を付して説明を省略する。前進時のリバースバケット50の位置を図14及び図15に示し、図14は前進ロック位置の側面図、図15は前進ロック解除位置の側面図、後進時のリバースバケット50の位置を図16及び図17に示し、図16は後進ロック位置の側面図、図17は後進ロック解除位置の側面図、図18は左側のブラケットの平面図、図19は図16のXIX-XIX線に沿う断面図、図20は図19を矢印A方向から見た、リバースバケット回りの拡大図、図21は図19を矢印B方向から見た、リバースバケット回りの拡大図である。
【0050】
リバースバケット50には、支持ピン60の挿通孔810が形成され、このリバースバケット50の上側には、取付部50eが形成され、この取付部50eにロック機構70が備えられている。ロック機構70は第1のアーム部材171と第2のアーム部材177を有している。第1のアーム部材171は取付部50eに支持ボルト172を支点に回動可能に軸支され、この第1のアーム部材171は、内側にL字状に折り曲げられた係止爪部171a、ストッパ部171b,171c及び連結爪部171dを有し、さらにケーブル取付部171eが設けられ、このケーブル取付部171eには一端が前後進切換レバーに連結された操作ケーブル73の他端が連結されている。
【0051】
第2のアーム部材177は、取付部50eに支持ボルト175を支点に回動可能に軸支され、この第2のアーム部材177は、内側にL字状に折り曲げられた係止爪部177a,ストッパ部177b及び、外側にL字状に折り曲げられた連結爪部177cを有している。第1のアーム部材171の連結爪部171dと、第2のアーム部材177の連結爪部177cとが互いに係合して連結されている。
【0052】
支持ボルト175には、カラー176が設けられ、このカラー176の回りにはスプリング182が巻き付けられている。スプリング182は、その一端部182aが支持ボルト172に当接され、他端部が第2のアーム部材177の係止爪部177aに当接され、第2のアーム部材177が支持ボルト175を中心に反時計方向に回転して、連結爪部177cが常に第1のアーム部材171の連結爪部171dと連結する方向へ付勢されている。
【0053】
後進時には、リバースバケット50が、図16に示すようにノズルデフレクタ13の開口部13aを覆う位置にあり、第1のアーム部材171のストッパ部171bがリバースバケット50の取付部50eの上面に当接し、第1のアーム部材171と第2のアーム部材177が所定位置に保持される。そして、第2のアーム部材177のストッパ部177bがブラケット51に設けられた跳ね上がり防止ストッパ190に係止してリバースバケット50の跳ね上がりを規制する。跳ね上がり防止ストッパ190は、図18に示すように支持ボルト190a、カラー190b及びナット190cから構成され、ストッパ部177bは、カラー190bの外周面に係止している。支持ボルト190aはナット190cによりブラケット51に締付固定され、この支持ボルト190aにカラー190bが回転自在に支持されている。
【0054】
このような後進時のロック状態から前進状態にするには、図17に示すように、操作ケーブル73を引くと、第1のアーム部材171が支持ボルト172を中心に時計方向に回動する。ここで、第1のアーム部材171の連結爪部171dが第2のアーム部材177の連結爪部177cに当接しているため、第2のアーム部材177が、支持ボルト175を中心にカラー190bから離れる方向、即ちロック解除方向へ回動する。このように、第2のアーム部材177のストッパ部177bが跳ね上がり防止ストッパ190に当接しなくなると共に、第1のアーム部材171のストッパ部171cがリバースバケット50が取付部50eの上端部に係合して支持ボルト172を中心とした第1のアーム部材171の回動が規制されるため、リバースバケット50が支持ピン60を中心に反時計方向に回動可能になる。なお、カラー190bは、支持ボルト190aの回りに回転自在であるため、ストッパ部177bがカラー190bから離れる際にカラー190bが回転することから、ストッパ部177bのカラー190bからの離脱がスムーズに行われる。
【0055】
さらに、操作ケーブル73を引くと第1のアーム部材171を介してリバースバケット50が反時計方向に回動して上方へ持ち上がり、前進状態、即ち図14に示すような第1のアーム部材171の係止爪部171aがブラケット51に固定されたピン状のバケット落ち防止ストッパ180に当接して係合したロック状態になる。このロック状態では、リバースバケット50が時計方向、即ち落ちる方向に回動しようとしても、第1のアーム部材171の係止爪部171aがバケット落ち防止ストッパ180に係止され、時計方向の回動が規制されるためリバースバケット50の落ちを規制することができる。
【0056】
前進時には、リバースバケット50が、図14に示すようにノズルデフレクタ13の開口部13aを開放する上方位置にあり、このロック状態から後進状態にするには、操作ケーブル73を押すと、第1のアーム部材171が図15に示すように支持ボルト172を中心に時計方向に回動して係止爪部171aが、バケット落ち防止ストッパ180から外れるため、リバースバケット50が、第1のアーム部材171を介して支持ピン60を中心に時計方向へ回動する。そして、図16に示すように第2のアーム部材177のストッパ部177bが跳ね上がり防止ストッパ190に当接して回動が規制され、笠部50cがノズルデフレクタ13の開口部13aを覆う後進状態になる。なお、ストッパ部177bがカラー190bに当接する際に、カラー190bが支持ボルト190a回りに回転することから、ストッパ部177bのカラー190bへの当接がスムーズに行われる。
【0057】
以上のように、係止爪部171aとバケット落ち防止ストッパ180の形状は、第1のアーム部材171が、リバースバケット50を介して支持ピン60を中心に時計方向に回転しようとしても、係止爪部171aがバケット落ち防止ストッパ180から外れないが、第1のアーム部材171が支持ボルト172を中心に時計方向に回転しようとした場合は、係止爪部171aがバケット落ち防止ストッパ180から外れるように設定されている。
【0058】
このようにロック機構70を、リバースバケット50の揺動軸(水平軸60)よりも上方に位置するようにリバースバケット50に取り付けた第1のアーム部材171及び第2のアーム部材177で構成し、この第1のアーム部材171に前後進切換え用の操作ケーブル73を連結し、跳ね上がり防止ストッパ190とバケット落ち防止ストッパ180を、第1のアーム部材171及び第2のアーム部材177が係合可能なように推進ダクト12に設けたブラケット51に突設したピン状の部材で構成し、さらにバケット落ち防止ストッパ180を跳ね上がり防止ストッパ190よりも前方に位置させたので、前進位置にあるロック機構70は後進位置にあるロック機構70よりも前方に位置することになる。ここで、バケット落ち防止ストッパ180を跳ね上がり防止ストッパ190よりも前方に位置させてそれぞれを別物としたので、跳ね上がり防止ストッパ190とバケット落ち防止ストッパ180を小型化することができる。
【0059】
また、第1の実施の形態及び第2の実施の形態で、リバースバケット50の笠部50cは、平面視において、外側方に行くほど前方に位置するように湾曲しており、ノズルデフレクタ13から後方に噴出された噴流は、リバースバケット50に当たった後に船体幅方向の反転部50mに沿て外側方に流れ、外側部に設けた出口50nから前方に向かつて噴出される。そして、反転部50mは左右に揺動させた状態におけるノズルデフレクタ13の開口部13aを覆うような大きさに形成されており、ノズルデフレクタ13を左右に揺動させた状態においても、ノズルデフレクタ3から後方に噴出された噴流は、リバースバケット50に当たった後に反転部50mに沿て外側方に流れ、外側部に設けた出口50nから前方に向かて噴出される。したがて、直進時はもちろん、ノズルデフレクタ13を左右に揺動させた旋回時にも後進性能が向上する。また、リバースバケット50は、側面視において、下端部に行くほど前方に位置するように湾曲している。ここで、第2の実施の態様のように、リバースバケット50内側面に船体幅方向に延びるリブを設けずにリバースバケット50に当たった噴流を上下方向の反転部50gに沿って下方に導きつつ前方に向かって反転させると、噴流は左右両側部の出口50nに加えて下端部からも前方に向かつて噴出されるため、後進性能が向上する。
【0060】
【発明の効果】
前記したように、請求項1記載の発明では、ブラケットを左右に分割するともにそれぞれ推進ダクトの側方から締付手段により推進ダクトに固定し、リバースバケットを、左右に分割したそれぞれのブラケットに上下方向に揺動可能に軸支したので、リバースバケットを大型化することなくこれを推進ダクトに取り付けることができるため、ノズルデフレクタはもちろんリバースバケットの操作荷重を軽いものにすることができる。また、ノズルデフレクタを左右に揺動させる操作ケーブルは、ブラケットと推進ダクトとに囲まれてこれらによって保護されることになるからその耐久性が向上する。また、リバースバケットを軸支するためのブラケットを左右に分割したのでブラケットを小型化することができるとともに、このブラケットを、推進ダクトの側方から締付手段により推進ダクトに固定したので、リバースバケット及びブラケットを側方から容易に組み付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態の小型船舶の側面図である。
【図2】第1の実施形態の小型船舶の平面図である。
【図3】第1の実施形態の小型船舶において前進時のリバースバケットの位置を示す側面図である。
【図4】第1の実施形態の小型船舶において前進時のリバースバケットの位置を示す平面図である。
【図5】第1の実施形態の小型船舶において前進時のリバースバケットの位置を示す背面図である。
【図6】第1の実施形態の小型船舶においてロック機構の拡大側面図である。
【図7】図6のVII-VII線に沿う断面図である。
【図8】第1の実施形態の小型船舶において後進時のリバースバケットの位置を示す側面図である。
【図9】第1の実施形態の小型船舶において後進時のリバースバケットの位置を示す平面図である。
【図10】第1の実施形態の小型船舶において後進時のリバースバケットの位置を示す背面図である。
【図11】第1の実施形態の小型船舶においてロック機構の拡大側面図である。
【図12】図11のXII-XII線に沿う断面図である。
【図13】第1の実施形態の小型船舶においてノズルデフレクタの上下の揺動を示す図である。
【図14】第2の実施形態の小型船舶においてリバースバケットの前進ロック位置の側面図である。
【図15】第2の実施形態の小型船舶において前進ロック解除位置の側面図である。
【図16】第2の実施形態の小型船舶において後進ロック位置の側面図である。
【図17】第2の実施形態の小型船舶において後進ロック解除位置の側面図である。
【図18】第2の実施形態の小型船舶において左側のブラケットの平面図である。
【図19】図16のXIX-XIX線に沿う断面図である。
【図20】図19を矢印A方向から見た、リバースバケット回りの拡大図である。
【図21】図19を矢印B方向から見た、リバースバケット回りの拡大図である。
【符号の説明】
1 水ジェット推進艇
2 船体
3 ハル
4 デッキ
11 ジェット推進機
12 推進ダクト
13 ノズルデフレクタ
13a ノズルデフレクタ13の開口部
14 インペラ
50 リバースバケット
51b,190 跳ね上がり防止ストッパ
70 ロック機構
80,180 バケット落ち防止ストッパ

Claims (1)

  1. インペラの回転により船底から吸い込んだ水を推進ダクトを介して後方に噴出するジェット推進機を備え、前記推進ダクトに、鉛直軸回りに揺動自在なノズルデフレクタを支持し、このノズルデフレクタの開口部を覆う後進位置とこの開口部を後方に向かって開放する前進位置との間で上下方向に揺動可能なリバースバケットを設けた小型船舶において、
    ブラケットを左右に分割するとともにそれぞれ前記推進ダクトの側方から締付手段により前記推進ダクトに固定し、
    前記リバースバケットを、前記左右に分割したそれぞれのブラケットに上下方向に揺動可能に軸支し、
    前記ブラケットは前記推進ダクトに向かって開口するように断面略コ字状に形成され、その上端部と下端部を前記推進ダクトに固定し
    前記ノズルデフレクタを左右に揺動させる操作ケーブルを、前記ブラケットと前記推進ダクトとに囲まれた空間を通して前方に導いたことを特徴とする小型船舶。
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