JP4150181B2 - テンションコントロール装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ファスチューン原反よりウェブを送り出す際において、ウェブに付与されるテンションを調整するテンションコントロール装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
紙加工製品の分野において、帯状原材料である所謂ウェブは、通常、ロール状に巻回されたロール原反として保管、運搬される。そして、例えば、このロール原反をウェブ加工機のロールシャフト部に装着して巻き出すことにより、ウェブ加工機内の加工工程部にウェブを送り出して加工を施すが、複雑で精度の高い加工が要求される場合、ウェブ加工機においては、ウェブ送り出しの際のテンションコントロールが一般的に重要となる。
【0003】
ところで、近年、例えばエアレードのように、ウェブに厚みがあってかさ張る等の理由により、ロール原反にするには不向きな原材料を保管する方式として、ファスチューン原反方式というものが知られている。
【0004】
図4に示すように、ファスチューン原反方式とは、所定の幅にカットされたウェブ原材料を層状に折り畳んで保存する方法である。
ファスチューン原反4は、ウェブ4aを一定の高さまで一列に積み上げたのちに、隣接する次列に同様にウェブ4aを積み上げていき、同一の高さの列を複数形成し、これを所定の列数となるまで繰り返すことにより形成される。
このようなファスチューン原反4からウェブ4aの一端を引き出し、第1列から最終列まで順次紐解いて、ウェブ4aをウェブ加工機の加工工程部へ送り出す。
【0005】
ファスチューン原反方式を採用することにより、単位体積当りのウェブの量を、従来のロール原反とする場合に比較して増加させることができるが、ファスチューン原反から紐解かれた時点で、ウェブに付与されるテンションはゼロのままである。従って、加工上の必要性から、ファスチューン原反からウェブ加工機内に送り出す段階で、ウェブにテンションを付加し、張りを与える必要がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ウェブにテンションコントロールが必要となる場合、ロールシャフト部を持たないファスチューン原反に、ファスチューン原反自身を送り出させる送り出しドライブ機能を備えることができない等の理由があったため、ファスチューン原反のウェブのテンションを所望の値とするのに有効なテンションコントロール装置はこれまで確立されていなかった。
【0007】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、ファスチューン原反から送り出されるウェブのテンションコントロールを、精確に行うことが可能なテンションコントロール装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1記載の発明は、例えば、図1に示すように、ウェブ4aが層状に折り畳まれたファスチューン原反4より前記ウェブを送り出す際に、前記ウェブに付与されるテンションを調整するテンションコントロール装置1であって、
前記ファスチューン原反から前記ウェブを送り出すドライブローラ(例えば、オメガローラ11)と、
前記ファスチューン原反と前記ドライブローラの間に、前記ファスチューン原反より送り出される前記ウェブに所定の抱き角を付加して前記ドライブローラまで送るように、前記ウェブの上側と下側に交互に配置される複数のローラ(例えば、フリーローラ3a)と、
前記ドライブローラより送り出され、U字状に垂下される前記ウェブ上に支持されるダンサーロール12と、
前記ダンサーロールの上下位置を検出する位置検出センサ15と、
前記位置検出センサによる検出結果に基づいて、前記ダンサーロールの位置を所定の位置とするよう前記ドライブローラの回転数を制御する制御手段(例えば、コントローラ14)と、
前記ドライブローラにより送り出され、前記ダンサーロールを通過した前記ウェブをフィードするフィードローラ(例えば、フィードローラ13)と、を備え、
前記ドライブローラは、オメガローラ11、若しくはSラップローラ21であることを特徴とする。
【0009】
請求項1記載の発明によれば、ドライブローラによって、ファスチューン原反よりウェブが送り出され、送り出されたウェブが更に、フィードローラによって送られて、ドライブローラとフィードローラ間のウェブ上に支持されるダンサーロールによりダンサーロールの重量に応じたテンションがウェブに付与されるとともに、ドライブロールの回転数に応じてダンサーロールが上下動する。そして、位置検出センサにより、このダンサーロールの上下位置が検出され、制御手段により、検出結果に基づいてドライブローラの回転数が制御され、ダンサーロールの位置が所定の位置とされる。従って、ウェブの送り出し時点より、ドライブローラとフィードローラ間のウェブのテンションコントロールとウェブ送り出し量調整を精確に行うことができる。
ここで、フィードローラは、ニップローラ、Sラップローラ、オメガローラなどである。
【0010】
また、請求項1記載の発明によれば、ローラにより、ファスチューン原反より送り出されるウェブは、所定の抱き角が付加されてドライブローラまで送られる。従って、ローラの回転抵抗がウェブにかかることにより、ウェブにはいくらかのテンションが付与されるので、緩みや蛇行を抑えることができ、操業の安定が図れる。
ここで、ローラとしては、フリーローラ、又はフィードローラを用いるが、フリーローラとフィードローラを混在させることも可能である。
【0011】
請求項2記載の発明は、例えば、図2に示すように、ウェブ4aが層状に折り畳まれたファスチューン原反4より前記ウェブを送り出す際に、前記ウェブに付与されるテンションを調整するテンションコントロール装置2であって、
前記ファスチューン原反から前記ウェブを送り出すドライブローラ(例えば、Sラップローラ21)と、
前記ファスチューン原反と前記ドライブローラの間に、前記ファスチューン原反より送り出される前記ウェブに所定の抱き角を付加して前記ドライブローラまで送るように、前記ウェブの上側と下側に交互に配置される複数のローラと、
前記ドライブローラより送り出される前記ウェブのテンション値を検出するテンション検出器22と、
前記テンション検出器が検出するテンション値を所定の値とするように前記ドライブローラの回転数を調整する調整手段(例えば、コントローラ24)と、
前記ドライブローラにより送り出され、前記テンション検出器を通過した前記ウェブをフィードするフィードローラ(例えば、フィードローラ23)と、を備え、
前記ドライブローラは、オメガローラ11、若しくはSラップローラ21であることを特徴とする。
【0012】
請求項2記載の発明によれば、ドライブローラによって、ファスチューン原反よりウェブが送り出され、送り出されたウェブが更に、フィードローラによって送られて、テンション検出器により、ドライブローラとフィードローラ間のウェブのテンション値が検出される。そして、調整手段により、ドライブローラの回転数が調整され、テンション検出器が検出するテンション値が所定の値とされる。従って、ウェブの送り出し時点より、ウェブに所定のテンションが付与されることとなり、テンションコントロールを精確に行うことができる。
【0013】
また、請求項2記載の発明によれば、ローラにより、ファスチューン原反より送り出されるウェブは、所定の抱き角が付加されてドライブローラまで送られる。従って、ローラの回転抵抗がウェブにかかることにより、ウェブにはいくらかのテンションが付与されるので、緩みや蛇行を抑えることができ、操業の安定が図れる。
ここで、ローラとしては、フリーローラ、又はフィードローラを用いるが、フリーローラとフィードローラを混在させることも可能である。
【0015】
請求項1又は2記載の発明によればドライブローラはオメガローラ、若しくはSラップローラであるため、ウェブに適正な抱き角が付加されることとなって、ウェブがスリップすることがない。
又、オメガローラ、若しくはSラップローラによれば、ウェブを上下からローラによって挟み込むことがないため、ウェブを上下方向に圧縮してしまう恐れがない。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1〜図3は夫々、本発明に係るテンションコントロール装置の一実施形態を示す図である。
【0017】
(第1実施例)
図1に示すテンションコントロール装置1の構成を説明する。
【0018】
テンションコントロール装置1は、例えば、ファスチューン原反4からウェブ4aを送り出すとともに、後述するダンサーロール12の位置調整を行うオメガローラ11と、オメガローラ11より送り出されてU字状に垂下されるウェブ4a上に支持される所定の重量のダンサーロール12と、ダンサーロール12から送り出されるウェブ4aを図示しないウェブ加工機の加工工程部へ送り出すフィードローラ13と、ダンサーロール12の位置情報に基づいてオメガローラ11によるウェブ4aの送り出し量(回転数)を調整するコントローラ14と、ダンサーロール12の位置情報を検出する位置検出センサ15等を備える。
【0019】
オメガローラ11は、ドライブローラ11aと、このドライブローラ11aの両側下方に、ウェブ4aのスリップが起こらない抱き角をドライブローラ11aに付加して配置されるフリーローラ11b、11bからなるドライブユニットである。
【0020】
オメガローラ11は、ドライブローラ11aをラップするようにウェブ4aをフリーローラ11bに巻き通してウェブ4aを送り出すので、ウェブ4aをローラ間に挟み込んで圧縮してしまう恐れがない。
尚、ウェブ4aに付加された抱き角によって、ドライブローラ11aでのウェブ4aのスリップを防止できない場合、ドライブローラ11aにフリーローラを設け、ウェブ4aを圧縮しない程度にフリーローラによりウェブ4aをニップさせてもよい。
【0021】
又、ドライブローラ11aは、ロールシャフト部で図示しないモータと連結されており、モータの回転数は、ライン生産速度に準じて、コントローラ14により微調整される。
一方、フィードローラ13は、ロールシャフト部で図示しないモータと連結されており、モータの回転数は、ライン生産速度に比例、若しくは任意に設定できる。
【0022】
ダンサーロール12は、オメガローラ11からフィードローラ13間のウェブ4aに、所定の重量によりある一定のテンションを付与するとともに、その時々のオメガローラ11のドライブローラ11aの回転数に応じて、予め定められた原点位置から上下動する。この際のダンサーロール12の位置情報は、位置検出センサ15によって検出され、コントローラ14に出力される。そして、ダンサーロール12の位置が原点から外れた場合、コントローラ14はドライブローラ11aのモータの回転数を調整して、ダンサーロール12の位置を原点に戻すフィードバックを行って、オメガロール11とフィードロール13間のウェブ4a長さ量のコントロールを行う。
【0023】
上述のようなテンションコントロール装置1によれば、まず、オメガローラ11の回転駆動によって、ファスチューン原反4からウェブ4aが送り出され、この際のドライブロール11aの回転数に応じて、ダンサーロール12が原点位置より移動する。
【0024】
すると、ダンサーロール12の位置情報が位置検出センサ15によって検出され、コントローラ14に出力される。そして、コントローラ14はこの位置情報に基づいて、ダンサーロール12を原点位置に戻すよう、オメガローラ11の回転数を調整するので、オメガローラ11によるウェブ4aの送り出し量が的確に増減させられて、ダンサーロール12が再び原点位置に戻る。
このように、ウェブ4aにダンサーロール重量によって所定のテンションを付与したうえで、フィードローラ13によってウェブ4aをウェブ加工機の加工工程部へ送り出す。
【0025】
以上のように、本第1の実施の形態のテンションコントロール装置1によれば、オメガローラ11によってテンションコントロールを行うので、ファスチューン原反4のテンションコントロールとウェブの送り出し量制御を精確に行うことができる。
又、オメガローラ11によって、ウェブ4aに適正な抱き角を付加することができるので、ウェブ4aがスリップすることがないとともに、ウェブ4aの送り出し時点より、精確なテンションコントロールを行うことができる。
オメガローラ11は、ウェブ4aを上下方向に圧縮する恐れがないので、例えば、エアレードのような柔軟な原材料を加工する際のテンションコントロールに最適である。
【0026】
(第2実施例)
図2に示すテンションコントロール装置2の構成を説明する。
【0027】
テンションコントロール装置2は、例えば、ファスチューン原反4からウェブ4aを送り出させるSラップローラ21と、Sラップローラ21より送り出されるウェブ4aのテンション値を検出するテンション検出器22と、テンション検出器22から送られるウェブ4aを図示しないウェブ加工機の加工工程部へ送り出すフィードローラ23と、テンション検出器22が検出するテンション値に基づいて、Sラップローラ21によるウェブ4aの送り出し量(回転数)を調整するコントローラ24等を備える。
【0028】
Sラップローラ21は、上下に配置されるドライブローラ21a、21aからなるドライブユニットで、ドライブローラ21a、21aにウェブ4aをS字状となるよう巻き通して送り出すので、ウェブ4aをローラ間に挟み込んで圧縮してしまう恐れがない。
尚、ウェブ4aの抱き角によって、ドライブローラ21a、21aでのウェブ4aのスリップを防止できない場合、ドライブローラ21a、21aに夫々、フリーローラを設け、ウェブ4aを圧縮しない程度にフリーローラによりウェブ4aをニップさせてもよい。
【0029】
又、ドライブローラ21aは夫々、ロールシャフト部で図示しないモータと連結されており、モータの回転数は、ライン生産速度に準じて、コントローラ24により微調整される。
一方、フィードローラ23は、ロールシャフト部で図示しないモータと連結されており、モータの回転数は、ライン生産速度に比例、若しくは任意に設定できる。
【0030】
テンション検出器22は、Sラップローラ21からフィードローラ23の間のウェブ4aに付与されるテンションを検出するものであり、例えばローラとひずみゲージ(夫々図示省略)を備えている。
そして、例えば、テンションが付与されると、テンション検出器22のローラの沈み量をひずみゲージにより測定し、測定された沈み量をテンション値に変換して、テンションの検出を行う。
【0031】
テンション検出器22により検出されるテンション値は、コントローラ24に出力される。テンション値が入力されたコントローラ24は、ドライブローラ21aのモータの回転数を調整することによりフィードバックを行って、Sラップローラ21とフィードローラ23間のテンションコントロールを行う。
【0032】
上述のようなテンションコントロール装置2によれば、まず、Sラップローラ21の回転駆動によって、ファスチューン原反4からウェブ4aが送り出され、この際のウェブ4aのテンションがテンション検出器22によって検出される。
【0033】
すると、テンション検出器22によって検出されたテンション値が、コントローラ24に出力され、コントローラ24はこのテンション値が予め設定されたテンション値となるよう、Sラップローラ21の回転数を調整する。これにより、Sラップローラ21によるウェブ4aの送り出し量が的確に増減させられて、ウェブ4aは所定のテンションとなる。
このように、ウェブ4aに所定のテンションを付与したうえで、フィードローラ23によってウェブ4aをウェブ加工機の加工工程部へ送り出す。
【0034】
以上のように、本第2の実施の形態のテンションコントロール装置2によれば、Sラップローラ21によってテンションコントロールを行うので、ファスチューン原反4のテンションコントロールを精確に行うことができる。
又、Sラップローラ21によって、ウェブ4aに適正な抱き角を付加することができるので、ウェブ4aがスリップすることがないとともに、ウェブ4aの送り出し時点より、精確なテンションコントロールを行うことができる。
Sラップローラ21は、ウェブ4aを上下方向より圧縮する恐れがないので、例えば、エアレードのような柔軟な原材料を加工する際のテンションコントロールに最適である。
【0035】
(第3実施例)
図3に示すテンションコントロール装置3の構成を説明する。
【0036】
テンションコントロール装置3は、第1実施例のテンションコントロール装置1において、ファスチューン原反4からオメガローラ11の間に、複数のフリーローラ3aを備え、フリーローラ3aは、ファスチューン原反4より送り出されるウェブ4aに所定の抱き角を付加してオメガローラ11まで送るように配置されたものである。
従って、テンションコントロール装置1と重複する構成については、同一の符号を付するとともに、かかる構成の説明は省略する。
【0037】
このテンションコントロール装置3では、まず、オメガローラ11の回転駆動によって、ファスチューン原反4からウェブ4aが送り出される。ウェブ4aは、フリーローラ3a間を通されることによって、適度な抱き角を付加されるので、フリーローラ3aの回転抵抗がウェブ4aにかかることにより、ウェブ4aにはいくらかのテンションが付与される。従って、緩みによる蛇行を抑えて、ウェブ4aをオメガローラ11まで送り出すことができる。ここで、オメガロールのロール配置は、送り出しに最適なウェブパスからも決定される。
【0038】
以上のように、本第3の実施の形態のテンションコントロール装置3によれば、第1の実施の形態のテンションコントロール装置1と同様の効果が得られることは無論のこと、ウェブ4aがフリーローラ3a間を通されることによって、ファスチューン原反4からオメガローラ11の間のウェブ4aの緩みや蛇行を抑えることができ、操業の安定が図れる。
【0039】
尚、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、種々の変更が可能であることは言うまでもない。
例えば、第1実施例において、オメガローラ11によって、ファスチューン原反4からウェブ4aを送り出させるとともに、ダンサーロール12の位置調整を行うとしたが、オメガローラ11をSラップローラに代えてもよい。
又、オメガローラ11のドライブローラ11aにフリーローラを設け、ウェブ4aを圧縮しない程度にフリーローラによりウェブ4aをニップさせてもよい。
【0040】
又、第2実施例において、Sラップローラ21によって、ファスチューン原反4からウェブ4aを送り出させるとしたが、Sラップローラ21をオメガローラに代えてもよい。
又、Sラップローラ21のドライブローラ21a、21aに夫々、フリーローラを設け、ウェブ4aを圧縮しない程度にフリーローラによりウェブ4aをニップさせてもよい。
【0041】
更に、第3実施例において、オメガローラ11によって、ファスチューン原反4からウェブ4aを送り出させるとともに、ダンサーロール12の位置調整を行うとしたが、オメガローラ11をSラップローラに代えてもよい。
【0042】
又、ファスチューン原反4からオメガローラ11の間には、複数のフリーローラ3aが配置されるとしたが、フリーローラ3aに代えてフィードローラを設けたり、或いは、フリーローラ3aに加えてフィードローラを設け、フィードローラによりファスチューン原反4のウェブ4aの送り出しを行ってもよい。この時、配置するフィードローラの数に制限はない。フィードローラを設けることにより、ファスチューン原反4からのウェブ4aの、オメガローラ11への送り出しをより確実、且つ効率良く行うことができるので、テンションコントロール装置3におけるファスチューン原反の送り出し不良等によるラインのチョコ停を防止して、生産性を向上させることができる。
【0043】
又、フリーローラ3aの配置は、ウェブ4aに適度な抱き角を付加しながら、オメガローラ11まで的確に搬送する配置であればどのようなものであってもよい。
【0044】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、
ドライブローラによって、ファスチューン原反よりウェブが送り出され、送り出されたウェブが更に、フィードローラによって送られて、ドライブローラとフィードローラ間のウェブ上に支持されるダンサーロールにより、ダンサーロールの重量に応じたテンションがウェブに付加されるとともに、ドライブロールの回転数に応じてダンサーロールが上下動する。そして、位置検出センサにより、このダンサーロールの上下位置が検出され、制御手段により、検出結果に基づいてドライブローラの回転数が制御され、ダンサーロールの位置が所定の位置とされる。従って、ウェブの送り出し時点より、ドライブローラとフィードローラ間のウェブのテンションコントロールとウェブ送り出し量調整を精確に行うことができる。
【0045】
請求項2記載の発明によれば、ドライブローラによって、ファスチューン原反よりウェブが送り出され、送り出されたウェブが更に、フィードローラによって送られて、テンション検出器により、ドライブローラとフィードローラ間のウェブのテンション値が検出される。そして、調整手段により、ドライブローラの回転数が調整され、テンション検出器が検出するテンション値が所定の値とされる。従って、ウェブの送り出し時点より、ウェブに所定のテンションが付与されることとなり、テンションコントロールを精確に行うことができる。
【0046】
また、請求項1、又は2記載の発明によれば、ローラにより、ファスチューン原反より送り出されるウェブは、所定の抱き角が付加されてドライブローラまで送られる。従って、ローラの回転抵抗がウェブにかかることにより、ウェブにはいくらかのテンションが付与されるので、緩みや蛇行を抑えることができ、操業の安定が図れる。
【0047】
請求項1又は2記載の発明によればドライブローラはオメガローラ、若しくはSラップローラであるため、ウェブに適正な抱き角が付加されることとなって、ウェブがスリップすることがない。
又、オメガローラ、若しくはSラップローラによれば、ウェブを上下からローラによって挟み込むことがないため、ウェブを上下方向に圧縮してしまう恐れがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態であるテンションコントロール装置1の概略を表す図である。
【図2】本発明の一実施形態であるテンションコントロール装置2の概略を表す図である。
【図3】本発明の一実施形態であるテンションコントロール装置3の概略を表す図である。
【図4】ファスチューン原反を説明するための斜視図である。
【符号の説明】
1 テンションコントロール装置
11 オメガローラ(ドライブローラ)
12 ダンサーロール
13 フィードローラ(ニップローラ)
14 コントローラ(制御手段)
15 位置検出センサ
2 テンションコントロール装置
21 Sラップローラ(ドライブローラ)
22 テンション検出器
23 フィードローラ(ニップローラ)
24 コントローラ(調整手段)
3 テンションコントロール装置
3a フリーローラ(ローラ)
4 ファスチューン原反
4a ウェブ

Claims (2)

  1. ウェブが層状に折り畳まれたファスチューン原反より前記ウェブを送り出す際に、前記ウェブに付与されるテンションを調整するテンションコントロール装置であって、
    前記ファスチューン原反から前記ウェブを送り出すドライブローラと
    前記ファスチューン原反と前記ドライブローラの間に、前記ファスチューン原反より送り出される前記ウェブに所定の抱き角を付加して前記ドライブローラまで送るように、前記ウェブの上側と下側に交互に配置される複数のローラと、
    前記ドライブローラより送り出され、U字状に垂下される前記ウェブ上に支持されるダンサーロールと、
    前記ダンサーロールの上下位置を検出する位置検出センサと、
    前記位置検出センサによる検出結果に基づいて、前記ダンサーロールの位置を所定の位置とするよう前記ドライブローラの回転数を制御する制御手段と、
    前記ドライブローラにより送り出され、前記ダンサーロールを通過した前記ウェブをフィードするフィードローラと、を備え、
    前記ドライブローラは、オメガローラ、若しくはSラップローラであることを特徴とするテンションコントロール装置。
  2. ウェブが層状に折り畳まれたファスチューン原反より前記ウェブを送り出す際に、前記ウェブに付与されるテンションを調整するテンションコントロール装置であって、
    前記ファスチューン原反から前記ウェブを送り出すドライブローラと、
    前記ファスチューン原反と前記ドライブローラの間に、前記ファスチューン原反より送り出される前記ウェブに所定の抱き角を付加して前記ドライブローラまで送るように、前記ウェブの上側と下側に交互に配置される複数のローラと、
    前記ドライブローラより送り出される前記ウェブのテンション値を検出するテンション検出器と、
    前記テンション検出器が検出するテンション値を所定の値とするように前記ドライブローラの回転数を調整する調整手段と、
    前記ドライブローラにより送り出され、前記テンション検出器を通過した前記ウェブをフィードするフィードローラと、を備え、
    前記ドライブローラは、オメガローラ、若しくはSラップローラであることを特徴とするテンションコントロール装置。
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