JP4149322B2 - ウォータジャケット用スペーサ及びそのスペーサを備えたシリンダブロック - Google Patents

ウォータジャケット用スペーサ及びそのスペーサを備えたシリンダブロック Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、エンジンいわゆるエンジンにおけるウォータジャケット内に挿入されるウォータジャケット用スペーサ及びそのスペーサを備えたシリンダブロックに関する。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、エンジンのシリンダブロックでは、シリンダボア壁の周りにウォータジャケットが形成されている。ウォータジャケット内にエンジン冷却水を循環させることにより、燃焼熱やピストンの運動によって加熱されるシリンダボア壁を冷却している。
ところで、シリンダボア壁の上部は、燃焼室に近いことから、シリンダボア壁の下部の温度より高温となる傾向にある。このため、ウォータジャケットに一様にエンジン冷却水を供給することにより、シリンダボア壁の上部の温度が高くなるのを防止すると、シリンダボア壁の下部が過冷却となり、そのシリンダボア壁とピストンとの摺動部に発生する摩擦損失が大きくなるといった不具合を招くことになる。
そこで、シリンダボア壁の温度分布を改善するために、ウォータジャケット内に弾性を有する充填材やスペーサを設けることが提案されている(特許文献1,2等参照。)
【0003】
【特許文献1】
実開昭57−43338号公報
【特許文献2】
特開2002−30989号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記特許文献1,2のものでは、環状に形成したウォータジャケット内に環状の充填材やスペーサが直に嵌合されている。このため、スペーサの組付性が悪いという問題があった。
【0005】
本発明が解決しようとする課題は、ウォータジャケットに対する組付性を向上することのできるウォータジャケット用スペーサ及びそのスペーサを備えたシリンダブロックを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記課題は、本発明の特許請求の範囲に記載された構成を要旨とするウォータジャケット用スペーサ及びそのスペーサを備えたシリンダブロックによって解決することができる。
なお、本明細書でいう「エンジン冷却水により膨張する特性」とは、エンジン冷却水の吸水により膨張する特性、エンジン冷却水の温度により膨張する特性のことをいう。
また、本明細書でいう「エンジン冷却水」には、水、LLC(ロングライフクーラント)、不凍性冷却液等が相当する。
また、本明細書でいう「ウォータジャケットの上面」には、シリンダヘッドあるいはシリンダヘッドガスケットによって形成される面、クローズドデッキ型あるいはセミオープンデッキ型のシリンダブロックのアッパデッキ面においてウォータジャケットの対向壁面間に架かるブリッジ部によって形成される面が相当する。
【0007】
すなわち、特許請求の範囲の請求項1に記載されたウォータジャケット用スペーサによると、支持体と共にスペーサ本体を、シリンダブロックのウォータジャケット内に挿入する。その後、ウォータジャケット内を流れるエンジン冷却水によりスペーサ本体が膨張してウォータジャケットの対向壁面に密着する。このため、ウォータジャケットの通路面積の一部が遮断されることにより、シリンダボア壁の温度分布を改善することができる。
ところで、
(1)スペーサ本体を膨張前の状態でウォータジャケット内に挿入するため、そのスペーサ本体を支持体と共にウォータジャケット内に容易に挿入することができる。
(2)支持体の下側の支持脚部がウォータジャケットの底面に当接し、かつその支持体の上側の支持脚部がウォータジャケットの上面に当接することにより、ウォータジャケット内の高さ方向の所定位置にスペーサ本体を容易に位置付けることができる。
(3)ウォータジャケット内を流れるエンジン冷却水によりスペーサ本体が膨張するため、特別な操作を要することなく、ウォータジャケットの通路面積の一部を容易に遮断することができる。
したがって、上記した(1)〜(3)による相乗作用によって、ウォータジャケットに対するスペーサの組付性を向上することができる。
【0008】
また、特許請求の範囲の請求項2に記載されたウォータジャケット用スペーサによると、保持部によってスペーサ本体を挟み込むという簡単な操作によって、支持体にスペーサ本体を容易に保持することができる。
【0009】
また、特許請求の範囲の請求項3に記載されたウォータジャケット用スペーサによると、保持部によるスペーサ本体の挟み込み時に、その保持部の食い込み部がスペーサ本体に食い込むので、支持体によるスペーサ本体の保持を確実化することができる。
【0010】
また、特許請求の範囲の請求項4に記載されたウォータジャケット用スペーサによると、下側の支持脚部の先端面が所定の曲率半径を有する凸状曲面により形成されている。このため、ウォータジャケットの底面と下側の支持脚部の先端面とのエッジ当たりを回避し、そのエッジ当たりによる摩耗等の損傷を低減することができる。
【0011】
また、特許請求の範囲の請求項5に記載されたウォータジャケット用スペーサによると、上側の支持脚部の先端面が所定の曲率半径を有する凸状曲面により形成されている。このため、ウォータジャケットの上面と上側の支持脚部の先端面とのエッジ当たりを回避し、そのエッジ当たりによる摩耗等の損傷を低減することができる。
【0012】
また、特許請求の範囲の請求項6に記載されたウォータジャケット用スペーサによると、支持体がプレス成形あるいは樹脂成形による一体成形品であるため、支持体の量産性を向上し、コストを低減することができる。
【0013】
また、特許請求の範囲の請求項7に記載されたシリンダブロックによると、ウォータジャケットに対する組付性を向上することのできるウォータジャケット用スペーサがウォータジャケット内に配置されている。このため、ウォータジャケット用スペーサの組付けにかかるコストを低減することができる。
【0014】
また、特許請求の範囲の請求項8に記載されたシリンダブロックによると、ウォータジャケットの対向壁面における少なくとも一方の壁面に設けた位置決め部によって、ウォータジャケット用スペーサの支持体をエンジン冷却水の流れに対して容易に位置決めすることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施の形態を説明する。本実施の形態では、3気筒エンジンのオープンデッキ型のシリンダブロックに適用した場合について例示する。
まず、シリンダブロックを説明し、その後でウォータジャケット用スペーサについて説明する。図1に示すように、オープンデッキ型のシリンダブロック10は、ほぼ円筒状のシリンダボア12を形成する3つのシリンダボア壁13と、それらのシリンダボア壁13を取り囲むシリンダブロック外壁14とを有している。3つのシリンダボア壁13は列状に並んでおり、その隣り合うシリンダボア壁13は隔壁部15により相互に連結されている。また、図2に示すように、シリンダボア壁13とシリンダブロック外壁14とは、その下部において一体に連結されている。シリンダボア壁13内には、ピストン24が上下動可能に配置されている。なお、シリンダブロック10は、例えば、アルミ合金、鋳鉄等によって形成されている。
【0016】
図2に示すように、前記シリンダボア壁13と前記シリンダブロック外壁14との間には、上面を開放する断面ほぼU字状の冷却水通路いわゆるウォータジャケット16が形成されている。ウォータジャケット16は、シリンダボア壁13の外壁面に相当する壁面16aと、その壁面16aに対向するシリンダブロック外壁14の内壁面に相当する壁面16bと、その両壁面16a,16bの下端部をつなぐ底面16cとを有している。ウォータジャケット16の対向壁面16a,16bは、上面の開放側を広く、底面16c側を狭くするテーパ状に形成されている。
【0017】
図1に示すように、前記シリンダブロック外壁14の長手方向いわゆるシリンダ列方向における一方の側壁部14aには冷却水入口17が設けられ、他方の側壁部14bには冷却水出口18が設けられている。エンジン冷却水は、所定の冷却水回路から冷却水入口17を通じて前記ウォータジャケット16内に流入され、ウォータジャケット16を通った後、冷却水出口18を通じて冷却水回路に流出する。
【0018】
図2に示すように、前記シリンダブロック10の上面すなわちアッパデッキ面10a上には、シリンダヘッド22がシリンダヘッドガスケット20を介して結合される。本実施の形態では、ウォータジャケット16の上面は、シリンダヘッドガスケット20によって塞がれる。このため、シリンダヘッドガスケット20の下面によって、ウォータジャケット16の上面(符号、16dを付す)が形成されている。
【0019】
ところで、図1及び図2に示すように、前記シリンダブロック10のウォータジャケット16内には、シリンダ列方向(図1において左右方向)に直交する各シリンダボア壁13の両側に位置する計6個のウォータジャケット用スペーサ30(後述する)が配置されている。
【0020】
次に、ウォータジャケット用スペーサ30について説明する。スペーサ30は、ウォータジャケット16内を流れるエンジン冷却水の流れを調整するためのものである。図5に示すように、スペーサ30は、スペーサ本体32と支持体34とによって構成されている。なお、説明の都合上、スペーサ30における前後左右の方位は、図5〜図8の各図に付記したとおりに定める。
【0021】
前記スペーサ本体32は、エンジン冷却水の吸水によって膨潤する特性を有する水膨潤型発泡ゴム、あるいは、エンジン冷却水の温度により膨張する特性を有する感熱膨張型発泡ゴム等からなる弾性材料によって形成されている。
図7に示すように、スペーサ本体32は、ほぼ縦長四角形板状に形成されており、前面32a、後面32b、左側面32c、右側面32d、上端面32e、下端面32fを有している。
また、図8に示すように、スペーサ本体32の下端面32fは、前面32a及び後面32bに連続する凸状曲面により形成されている。また、スペーサ本体32の前面32aと後面32bは、上端面32e側を広く、下端面32f側を狭くするテーパ状に形成されている。これにより、スペーサ本体32の前面32a及び後面32bは、前記ウォータジャケット16の対向壁面16a,16b(図2参照)にほぼ平行状に対面するようになっている。
【0022】
図7に示すように、前記支持体34は、所定の剛性を有する金属製、例えばステンレス製のばね板材をプレス成形することにより形成された一体成形品からなる。支持体34は、ほぼ帯板状に形成されかつほぼ中央部において二つ折り状に折曲されたほぼU字状の保持部35を主体として形成されている。保持部35は、前記スペーサ本体32の前面32aにほぼ沿う前板部35aと、そのスペーサ本体32の後面32bにほぼ沿う後板部35bと、そのスペーサ本体32の下端面32fにほぼ沿う折り返し部35cとを有している。前板部35aの上端部は、後方へ向けてほぼL字状に折曲されており、スペーサ本体32の上端面32eに沿う上板部35dとして形成されている。さらに、上板部35dの自由端部は、上方へ向けてほぼL字状に折曲されており、後板部35bに面接触状に当接可能な係止片36として形成されている。そして、保持部35は、図5及び図6に示すように、前記スペーサ本体32を挟み込むことによって保持可能に形成されている。
【0023】
図7に示すように、前記前板部35aの左右の両側縁部には、ほぼ三角形状をした所定数(図7では各2個を示す)の前側の食い込み部37が後方へ向けて折曲されている。また、前記後板部35bの左右の両側縁部には、ほぼ三角形状の所定数(図7では各3個を示す)の後側の食い込み部38が前方へ向けて折曲されている。前側の食い込み部37及び後側の食い込み部38は、保持部35による前記スペーサ本体32の挟み込み時にそのスペーサ本体32の前面32a及び後面32bにそれぞれ食い込むようになっている(図6参照)。
【0024】
図7に示すように、前記折り返し部35cから前記前板部35aにわたる部分には、ほぼ逆U字状の下側の切り込み溝39が形成されている。その切り込み溝39内の片状部分が、前記後板部35bから下方へ向けて延びるように切り起こされることにより下側の支持脚部40となっている。その支持脚部40の自由端部すなわち下端部は前方へ向けてほぼJ字状に折曲されており、その下端面40aが所定の曲率半径のR面いわゆる凸状曲面に形成されている(図8参照)。下側の支持脚部40の下端面40aは、前記ウォータジャケット16(図2参照)の底面16cに当接可能であり、その底面16cの曲率半径よりも小さい曲率半径に設定されている。
【0025】
図7に示すように、前記後板部35bにおける前記係止片36の当接面より上方の部分には、ほぼ逆U字状の上側の切り込み溝42が形成されている。その切り込み溝42内の片状部分が、前方へ続いて下方へ向けて切り起こされることにより係合片43となっている。この係合片43内に、前記係止片36が前記保持部35の弾性変形を利用して下方から係入可能になっている(図8中、二点鎖線36参照)。
さらに、後板部35bにおける上側の切り込み溝42から上方部分には、上側の支持脚部45が延出されている。その支持脚部45の自由端部すなわち上端部は前方へほぼ逆J字状に折曲されており、その上端面45aが所定の曲率半径のR面いわゆる凸状曲面に形成されている。上側の支持脚部45の上端面45aは、前記ウォータジャケット16(図2参照)の上面16dすなわちシリンダヘッドガスケット20に当接可能に形成されている。
【0026】
上記した支持体34にスペーサ本体32を組付ける場合について説明する。支持体34の係合片43に対する係止片36の係合を解除して保持部35を開いた状態とする(図7中の二点鎖線35、及び、図8中の実線35参照)。この状態で、保持部35内に、膨張前の状態のスペーサ本体32を入れる。
続いて、保持部35の折り返し部35c上にスペーサ本体32の下端面40aを当接させた状態で、前板部35aと後板部35bとをその保持部35の弾性変形を利用して閉じ、係止片36を係合片43内に係入する(図8中、二点鎖線36参照)。これとともに、保持部35の前板部35aの食い込み部37がスペーサ本体32の前面32aに食い込み、また、その後板部35bの食い込み部38がスペーサ本体32の後面32bに食い込む(図6参照)。これにより、保持部35の前板部35aがスペーサ本体32の前面32aに面接触し、また、その後板部35bがスペーサ本体32の後面32bに面接触する。このようにして、スペーサ本体32が支持体34の保持部35に保持されることにより、ウォータジャケット用スペーサ30となる。
【0027】
一方、図3に示すように、前記シリンダブロック10において、前記スペーサ30が挿入により配置されるウォータジャケット16の対向壁面16a,16bの上部には、それぞれ左右1組の位置決め突起19a,19bが線対称状に突出されている。各位置決め突起19a,19bは、その平断面においてほぼ半円形状に形成されている。両位置決め突起19a,19b間の間隔は、相互間に前記支持体34の保持部35の横幅35w(図5参照)を有する前板部35a又は後板部35bを嵌合可能とする大きさに設定されている(図3参照)。なお、位置決め突起19a,19bは、本明細書でいう「位置決め部」に相当している。
【0028】
次に、上記したウォータジャケット用スペーサ30をシリンダブロック10に配置する場合について説明する。なお、各シリンダボア壁13の両側に配置される計6個のスペーサ30(図1参照)はいずれも同様に配置されるものであるから、その1つのスペーサ30についてのみ説明する。
まず、図2に示すように、シリンダヘッド22の結合前におけるシリンダブロック10のウォータジャケット16内に、その上方よりスペーサ30をその下側の支持脚部40から下降させることにより挿入する。スペーサ30がウォータジャケット16内に挿入されると、支持体34における下側の支持脚部40の下端面40aがウォータジャケット16の底面16cに当接し、その支持体34によりスペーサ本体32が所定の高さ位置に支持される。また、図3に示すように、支持体34の前板部35aが、シリンダボア壁13側の両位置決め突起19a,19bの間に嵌合される。これとともに、支持体34の後板部35bが、シリンダブロック外壁14側の両位置決め突起19a,19bの間に嵌合される。なお、このとき、スペーサ本体32は膨張前の状態にある(図1〜図3参照)。
【0029】
次に、図2に示すように、前記シリンダブロック10のアッパデッキ面10a上にシリンダヘッド22をシリンダヘッドガスケット20を介して結合する。この状態では、スペーサ30の支持体34における上側の支持脚部45の上端面45aにシリンダヘッドガスケット20の下面すなわちウォータジャケット16の上面16dが当接する。
【0030】
その後、例えば、エンジン組立工場でのエンジンの出荷時のベンチテストにおいて、ウォータジャケット16内へエンジン冷却水が充填され、さらにはエンジンが試運転される。あるいは、車両工場において、ウォータジャケット16内へエンジン冷却水充填され、さらにはエンジンが試運転される。このように工場において、ウォータジャケット16内へエンジン冷却水充填されるか、あるいはエンジンの試運転によりエンジン冷却水が加熱されると、スペーサ30のスペーサ本体32が所定の形状に膨張される。
【0031】
これにより、図4に示すように、スペーサ本体32の前面32aがウォータジャケット16の壁面16aに密着するとともに、その後面32bがウォータジャケット16の壁面16bに密着する。したがって、スペーサ本体32によってウォータジャケット16の通路面積の一部すなわち上下方向の中間部分が遮断され、シリンダボア壁13の温度分布が改善される。すなわち、スペーサ本体32により遮断されないウォータジャケット16の上部においては、シリンダボア壁13の下部に比べ高温になる上部を積極的に冷却し、冷却不足を抑制することができる。これと同時に、スペーサ本体32により遮断されないウォータジャケット16の下部においては、シリンダボア壁13の下部をある程度冷却することで、シリンダボア壁13の下部の過冷却を抑制しながらも冷却不足を抑制することができる。これにより、ピストン24のフリクションを低減することができ、ひいては燃費の向上やHCの低減を図ることができる。
【0032】
また、スペーサ30の誤組付時等においては、シリンダヘッド22及びシリンダヘッドガスケット20を取外した状態で、スペーサ30をウォータジャケット16内から上方へ引き出すことによって取外すことができる。このとき、ウォータジャケット16の対向壁面16a,16bが上面の開放側を広く、底面16c側を狭くするテーパ状に形成され、かつスペーサ30のスペーサ本体32の前面32a及び後面32bと支持体34の保持部35の前板部35a及び後板部35bが前記対向壁面16a,16bにほぼ平行するテーパ状に形成されていることによって、そのウォータジャケット16内からスペーサ30を容易に取り出すことが可能である。
【0033】
上記したウォータジャケット用スペーサ30によると、次に述べるように、ウォータジャケット16に対する組付性を向上することができる。すなわち、
(1)スペーサ本体32を膨張前の状態でウォータジャケット16内に挿入するため、そのスペーサ本体32を支持体34と共にウォータジャケット16内に容易に挿入することができる(図1〜図3参照)。
(2)支持体34の下側の支持脚部40がウォータジャケット16の底面16cに当接し、かつその支持体34の上側の支持脚部45がウォータジャケット16の上面16dに当接することにより、ウォータジャケット16内の高さ方向の所定位置にスペーサ本体32を容易に位置付けることができる(図2参照)。
(3)ウォータジャケット16内を流れるエンジン冷却水(エンジン冷却水又はそのエンジン冷却水の熱)によりスペーサ本体32が膨張する(図3参照)。このため、特別な操作を要することなく、ウォータジャケット16の通路面積の一部を容易に遮断することができる。
したがって、上記した(1)〜(3)による相乗作用によって、ウォータジャケット16に対するスペーサ30の組付性を向上することができる。
【0034】
また、支持体34の保持部35によってスペーサ本体32を挟み込むという簡単な操作によって、支持体34にスペーサ本体32を容易に保持することができる(図5及び図6参照)。
【0035】
また、支持体34の保持部35によるスペーサ本体32の挟み込み時に、その保持部35の食い込み部37,38がスペーサ本体32に食い込むので、支持体34によるスペーサ本体32の保持を確実化することができる(図6参照)。
【0036】
また、下側の支持脚部40の先端面すなわち下端面40aが所定の曲率半径を有する凸状曲面により形成されている(図6参照)。このため、ウォータジャケット16の底面16c(図2参照)とその支持脚部40の下端面40aとのエッジ当たりを回避し、そのエッジ当たりにより、両面16c,40aの摩耗等の損傷を低減することができる。
【0037】
また、上側の支持脚部45の先端面すなわち上端面45aが所定の曲率半径を有する凸状曲面により形成されている(図6参照)。このため、ウォータジャケット16の上面16d(図2参照)とその支持脚部45の上端面45aとのエッジ当たりを回避し、そのエッジ当たりによる両面16d,45aの摩耗等の損傷を低減することができる。
【0038】
また、支持体34がプレス成形あるいは樹脂成形による一体成形品である(図8参照)。このため、支持体34の量産性を向上し、コストを低減することができる。
【0039】
また、上記したシリンダブロック10によると、ウォータジャケット16に対する組付性を向上することのできるウォータジャケット用スペーサ30がウォータジャケット16内に配置されている(図1〜図3参照)。このため、ウォータジャケット用スペーサ30の組付けにかかるコストを低減することができる。
【0040】
また、ウォータジャケット16の対向壁面16a,16bにそれぞれ設けた位置決め突起19a,19bによって、ウォータジャケット用スペーサ30の支持体34をエンジン冷却水の流れに対して容易に位置決めすることができる(図4参照)。
【0041】
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更が可能である。例えば、本発明は、3気筒に限らず、単気筒、2気筒あるいは4気筒以上の多気筒のシリンダブロック10に適用することができる。また、本発明は、オープンデッキ型のシリンダブロック10に限らず、クローズドデッキ型あるいはセミオープンデッキ型のシリンダブロックに適用することができる。なお、クローズドデッキ型あるいはセミオープンデッキ型のシリンダブロックの場合、アッパデッキ面においてウォータジャケット16の対向壁面16a,16b間に架かるブリッジ部の相互間におけるウォータジャケット16の上面開口部を通じてスペーサ30を挿入させることができる。
【0042】
また、スペーサ30の配置位置、形状、大きさ、個数等の配置形態は、上記実施の形態のものに限定されるものではなく、適宜変更することができる。また、スペーサ30は、シリンダボア壁13とシリンダブロック外壁14との間に限らず、隣り合うシリンダボア壁13の相互間にウォータジャケット(冷却水通路)が形成される場合には、その隣り合うシリンダボア壁13の相互間に配置することもできる。また、支持体34の前板部35aをシリンダブロック外壁14側の両位置決め突起19a,19bの間に嵌合し、支持体34の後板部35bをシリンダボア壁13側の両位置決め突起19a,19bの間に嵌合してもよい。また、スペーサ本体32は、エンジン冷却水(エンジン冷却水又はそのエンジン冷却水の熱)により膨張する特性を有するものであればよく、弾性の有無は限定されない。
【0043】
また、支持体34は、プレス成形による一体成形品に代えて、樹脂成形による一体成形品により形成することができる。また、支持体34は、一体成形品に限らず、複数の構成部品の組合せによって構成することもできる。また、支持体34の保持部35は、スペーサ本体32を挟み込みに限らず、その他の手段、例えば、係合手段、接着手段、クリップ手段、ねじ止め手段等によって保持するものであってもよい。また、保持部35における食い込み部37,38は、省略してもよいし、あるいは前板部35aと後板部35bのうちいずれか一方の板部にのみ形成してもよい。また、食い込み部37,38の形状は、ほぼ三角形状以外の形状、例えば半円形状、長四角形状、ピン形状、くし歯形状等に変更することができる。また、支持体34の上側の支持脚部45は、シリンダヘッドガスケット20の下面に当接させたが、シリンダヘッド22の下面に当接させることもできる。また、クローズドデッキ型あるいはセミオープンデッキ型のシリンダブロックの場合には、上側の支持脚部45は、シリンダヘッドガスケット20、あるいはシリンダヘッド22の下面の他、アッパデッキ面におけるウォータジャケット16の対向壁面16a,16b間に架かるブリッジ部の下面に当接させることができる。この場合、スペーサ30は、ブリッジ相互間における上面開口部を通じてウォータジャケット16内に挿入した後、側方へ移動させてブリッジの下側へ配置すればよい。また、両支持脚部40,45の長さの調整によって、スペーサ本体32を支持する高さ位置を調整することができる。また、下側の支持脚部40の下端面(先端面)40aと上側の支持脚部45の上端面(先端面)45aは、凸状曲面に限らず、平面、球面、段付き等の凸状に形成することが考えられる。
【0044】
また、シリンダブロック10に設けた位置決め突起19a,19bは、シリンダボア壁13とシリンダブロック外壁14のうちいずれか一方の壁にのみ形成してもよい。また、位置決め突起19a,19bの形状は、ほぼ半円形状以外の形状、例えば三角形状、四角形状、ピン形状等に変更することができる。また、位置決め部としては、位置決め突起19a,19bの他、支持体34の前板部35aあるいは後板部35bを嵌合する凹溝によって形成することができる。また、位置決め部は、支持体34の保持部35を位置決めする他、下側の支持脚部40及び/又は上側の支持脚部45を位置決めするものであってもよい。また、ウォータジャケット16の底面16cと上面16dとの間において支持体34が位置決めされる場合には、シリンダブロック10に設けた位置決め突起19a,19bは、省略することができる。
【0045】
【発明の効果】
以上、詳述したように、本発明によれば、ウォータジャケットに対する組付性を向上することのできるウォータジャケット用スペーサ及びそのスペーサを備えたシリンダブロックを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態にかかるオープンデッキ型シリンダブロックを示す平面図である。
【図2】図1のII−II線矢視断面図である。
【図3】スペーサ本体の膨張前におけるウォータジャケット用スペーサの周辺部を示す平面図である。
【図4】スペーサ本体の膨張後におけるウォータジャケット用スペーサの周辺部を示す平面図である。
【図5】ウォータジャケット用スペーサを示す斜視図である。
【図6】ウォータジャケット用スペーサを示す側断面図である。
【図7】ウォータジャケット用スペーサを示す分解斜視図である。
【図8】ウォータジャケット用スペーサを示す分解側面図である。
【符号の説明】
10 シリンダブロック
13 シリンダボア壁
16 ウォータジャケット
16a 壁面
16b 壁面
16c 底面
16d 上面
19a,19b 位置決め突起(位置決め部)
30 ウォータジャケット用スペーサ
32 スペーサ本体
34 支持体
35 保持部
37,38 食い込み部
40 下側の支持脚部
40a 下端面(先端面)
45 上側の支持脚部
45a 上端面(先端面)

Claims (8)

  1. シリンダブロックにおけるシリンダボア壁の周りのウォータジャケット内に挿入されることにより、そのウォータジャケット内を流れるエンジン冷却水の流れを調整するウォータジャケット用スペーサであって、
    前記エンジン冷却水により膨張して前記ウォータジャケットの対向壁面に密着することにより、そのウォータジャケットの通路面積の一部を遮断するスペーサ本体と、
    前記スペーサ本体を支持する支持体とを備え、
    前記支持体は、前記スペーサ本体を保持する保持部と、前記ウォータジャケットの底面に当接する下側の支持脚部と、前記ウォータジャケットの上面に当接する上側の支持脚部とを有することを特徴とするウォータジャケット用スペーサ。
  2. 請求項1に記載のウォータジャケット用スペーサであって、
    前記保持部は、前記スペーサ本体を挟み込みによって保持可能に形成されていることを特徴とするウォータジャケット用スペーサ。
  3. 請求項2に記載のウォータジャケット用スペーサであって、
    前記保持部には、前記スペーサ本体の挟み込み時にそのスペーサ本体に食い込み可能な食い込み部が設けられていることを特徴とするウォータジャケット用スペーサ。
  4. 請求項1〜3のいずれか1つに記載のウォータジャケット用スペーサであって、
    前記下側の支持脚部の先端面は、所定の曲率半径を有する凸状曲面により形成されていることを特徴とするウォータジャケット用スペーサ。
  5. 請求項1〜4のいずれか1つに記載のウォータジャケット用スペーサであって、
    前記上側の支持脚部の先端面は、所定の曲率半径を有する凸状曲面により形成されていることを特徴とするウォータジャケット用スペーサ。
  6. 請求項1〜5のいずれか1つに記載のウォータジャケット用スペーサであって、
    前記支持体は、プレス成形あるいは樹脂成形による一体成形品であることを特徴とするウォータジャケット用スペーサ。
  7. 請求項1〜6のいずれか1つに記載のウォータジャケット用スペーサをウォータジャケット内に配置したことを特徴とするシリンダブロック。
  8. 請求項に記載のシリンダブロックであって、
    前記ウォータジャケットの対向壁面における少なくとも一方の壁面には、ウォータジャケット用スペーサの支持体をエンジン冷却水の流れに対して位置決めする位置決め部が設けられていることを特徴とするシリンダブロック。
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