JP4147819B2 - ソフトウェアの使用権管理方法および使用権管理システム - Google Patents

ソフトウェアの使用権管理方法および使用権管理システム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ユーザに与えられるソフトウェアの使用権を管理するソフトウェアの使用権管理方法および使用権管理システム関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のソフトウェアの使用権管理方法(以下、従来例という)としては、例えば特開平11−24918号公報に開示されたものがある。この従来例では、クライアントコンピュータ側で、ソフトウェアの導入時に通信ボードに設定されたMACアドレスをシステム番号として有償データ内に記録し、有償データをサーバコンピュータに送信する。サーバコンピュータは、有償データを受信すると、有償データ内のシリアル番号、ライセンス数及びシステム番号を登録する。
【0003】
その後、クライアントコンピュータは、ソフトウェアの起動時に、ソフトウェアから有償データを読み込み、また通信ボードからMACアドレスを読み込む。クライアントコンピュータは、有償データのシステム番号と、通信ボードから読み込んだMACアドレスとの一致・不一致をチェックする。一致した場合には、クライアントコンピュータは、ソフトウェアより読み込んだ有償データをライセンス照合データとしてサーバコンピュータに送信する。
【0004】
サーバコンピュータは、ライセンス照合データを受信すると、データベースより同一のシリアル番号のレコードを検索し、検索されたレコード内のライセンス数がライセンス照合データ内のライセンス数以下の場合は、起動許可を示すデータをクライアントコンピュータに返送する。クライアントコンピュータは、サーバコンピュータから送信された起動許可を示すデータを受信すると、受信したデータに基づいて、ソフトウェアを起動する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような従来のソフトウェアの使用権管理方法では、ソフトウェアの導入時(インストール時)に、クライアントコンピュータがサーバコンピュータに接続してユーザ登録を行うとともに、ソフトウェアの起動時にも、クライアントコンピュータがサーバコンピュータに接続して起動許可を示すデータを要求しなければならない。この場合、ソフトウェアを起動するための時間がかかってしまい、ユーザはソフトウェアを直ちに利用することができない。
【0006】
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、ユーザ登録とともにソフトウェアの使用権が配信され、その使用権に基づいて端末にインストールされたソフトウェアを直ちに起動させて利用することができるソフトウェアの使用権管理方法および使用権管理システム得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
以上の目的を達成するため、本発明のソフトウェアの使用権管理方法は、ユーザ端末(使用者端末2)に、起動プログラムを含まないソフトウェアがインストールされた後、サーバ装置が、ユーザ端末から通信ネットワークを介してユーザ登録要求(使用者登録要求)を受けると、ユーザ登録要求に含まれるソフトウェア(コンピュータ・ソフトウェア11)の製造番号(12)およびデータベース内のデータに基づいて、ソフトウェアの使用権がユーザ端末に与えられているか否確認し、未だ使用権が与えられていないことを確認した場合、ユーザ登録要求に含まれるユーザ端末特定情報(MACアドレスなど)と使用権が与えられたことを示す情報とをソフトウェアの製造番号に対応付けてデータベースに登録するとともに、使用権に相当するソフトウェアを起動させるための起動プログラムにユーザ端末特定情報を付加して通信ネットワークを介してユーザ端末に配信し、ユーザ端末から通信ネットワークを介してソフトウェア更新要求を受けると、ソフトウェア更新要求に含まれるソフトウェアの製造番号およびユーザ端末特定情報がデータベースに登録されているか否か確認し、それらの情報が登録されていることを確認した場合に、更新されたソフトウェアの更新差分プログラムにユーザ端末特定情報を付加して通信ネットワークを介してユーザ端末に配信し、ユーザ端末が、起動プログラムまたは更新差分プログラムの配信を受けたときに、インストールされているソフトウェアに従って、起動プログラムまたは更新差分プログラムに付加されているユーザ端末特定情報と自端末のユーザ端末特定情報とを比較する処理を行い、それらの情報が一致したことを条件に起動プログラムまたは更新差分プログラムをインストールすることを特徴とする
【0008】
サーバ装置が、ユーザ端末から通信ネットワークを介してユーザ登録要求を受けたときにユーザ端末に使用権が与えられていることを確認した場合、データベースに既に登録されたユーザ端末特定情報とユーザ登録要求に含まれるユーザ端末特定情報とを比較して、両情報が一致するか否かについて判断し、両情報が一致する場合は、使用権に相当する起動プログラムをユーザ端末に再配信するようにしてもよい。このような構成によれば、ユーザ端末にインストールされたソフトウェアが何らかの理由により消失してしまった場合であっても、ユーザはソフトウェアをユーザ端末に再インストールし、使用権の再配信を受けることができる。
【0009】
ユーザ端末が、ユーザ端末特定情報としてのMACアドレスとユーザの個人情報(氏名など)とをサーバ装置に送信し、サーバ装置が、データベースに既に登録されたMACアドレスとユーザ登録要求に含まれるMACアドレスとを比較して、両MACアドレスが一致するか否か判断し、両MACアドレスが一致しない場合、既に登録された個人情報とユーザ登録要求に含まれる個人情報とを比較して、両個人情報が一致するか否か判断し、両個人情報が一致する場合には、使用権に相当する起動プログラムをユーザ端末に再配信するように構成されていてもよい。このような構成によれば、同一ユーザが異なるユーザ端末でソフトウェアをインストールして使用するというような正当な使用行為に対しても、使用権を配信してソフトウェアの使用を許容することができるようになる。
【0010】
ユーザ端末特定情報、ユーザ端末MACアドレスでありユーザ端末が、MACアドレスの一致・不一致の判断によって、ユーザ端末特定情報の一致・不一致判断るようにしてもよい。このような構成によれば、MACアドレスを用いてユーザの識別を行うことにより、容易かつ確実に不正使用者のチェックを行うことができる。
【0014】
本発明のソフトウェアの使用権管理システムは、ソフトウェアの製造番号毎に、ソフトウェアの使用権がユーザ端末に与えられているか否かを示す情報、およびユーザ端末のユーザ端末特定情報を格納するデータベースを備え、サーバ装置が、ーザ端末から通信ネットワーク(インターネット4)を介してユーザ登録要求を受けると、当該ユーザ登録要求に含まれるソフトウェアの製造番号およびデータベース内のデータに基づいて、ソフトウェアの使用権がユーザ端末に対して与えられているか否か確認する確認手段と、未だ使用権が与えられていないことを確認手段が確認した場合、ユーザ登録要求に含まれるユーザ端末特定情報と使用権が与えられたことを示す情報とをソフトウェアの製造番号に対応付けてデータベースに登録するとともに、使用権に相当するソフトウェアを起動させるための起動プログラムにユーザ端末特定情報を付加して通信ネットワークを介してユーザ端末に配信する使用権配信手段と、ユーザ端末から通信ネットワークを介してソフトウェア更新要求を受けると、当該ソフトウェア更新要求に含まれるソフトウェアの製造番号およびユーザ端末特定情報がデータベースに登録されているか否か確認し、それらの情報が登録されていることを確認した場合に、更新されたソフトウェアの更新差分プログラムにユーザ端末特定情報を付加して通信ネットワークを介してユーザ端末に配信する更新プログラム配信手段とを含み、ユーザ端末は、起動プログラムまたは更新差分プログラムの配信を受けたときに、インストールされているソフトウェアに従って、起動プログラムまたは更新差分プログラムに付加されているユーザ端末特定情報と自端末のユーザ端末特定情報とを比較する処理を行い、それらの情報が一致したことを条件に起動プログラムまたは更新差分プログラムをインストールする制御部を含むことを特徴とする。
【0015】
サーバ装置が、ユーザ端末から通信ネットワークを介してユーザ登録要求を受けたときにユーザ端末に使用権が与えられていることを確認した場合、データベースに既に登録されたユーザ端末特定情報とユーザ登録要求に含まれるユーザ端末特定情報とを比較して、両情報が一致するか否かについて判断し、両情報が一致する場合は、使用権に相当する起動プログラムをユーザ端末に再配信する使用権再配信手段を含むように構成してもよい。このような構成によれば、ユーザ端末にインストールされたソフトウェアが何らかの理由により消失してしまった場合であっても、ユーザはソフトウェアをユーザ端末に再インストールし、使用権の再配信を受けることができる。
また、ユーザ端末の制御部は、ユーザ端末特定情報としてのMACアドレスとユーザの個人情報とをサーバ装置に送信し、サーバ装置の使用権再配信手段は、データベースに既に登録されたMACアドレスとユーザ登録要求に含まれるMACアドレスとを比較して、両MACアドレスが一致するか否か判断し、両MACアドレスが一致しない場合、既に登録された個人情報とユーザ登録要求に含まれる個人情報とを比較して、両個人情報が一致するか否か判断し、両個人情報が一致する場合には、使用権に相当する起動プログラムをユーザ端末に再配信するように構成されていてもよい。このような構成によれば、同一ユーザが異なるユーザ端末でソフトウェアをインストールして使用するというような正当な使用行為に対しても、使用権を配信してソフトウェアの使用を許容することができるようになる。
【0016】
ユーザ端末特定情報、ユーザ端末MACアドレスでありユーザ端末の制御部は、MACアドレスの一致・不一致の判断によって、ユーザ端末特定情報の一致・不一致判断るように構成してもよい。このような構成によれば、MACアドレスを用いてユーザの識別を行うことにより、容易かつ確実に不正使用者のチェックを行うことができる。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の一形態を図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明のソフトウェアの使用権管理システムの構成を示すブロック図である。図1に示す構成において、ソフトウェア記録媒体1は、使用者が使用者端末2にインストール(導入)して使用するソフトウェアを記録したCD−ROMなどのパッケージある。ソフトウェア記録媒体1は、ソフトウェア提供者によって販売などにより配布される。図1に示すように、ソフトウェア記録媒体1には、コンピュータ・ソフトウェア11及び製造番号12が記録されている。
【0028】
コンピュータ・ソフトウェア11は、使用者によって使用者端末2にインストール(導入)されて利用されるアプリケーションソフトウェア、ユーティリティソフトウェア、OS(Operating System)などである。コンピュータ・ソフトウェア11には、本発明の使用権管理の処理を実行するための制御プログラムも含まれている。製造番号12は、ソフトウェア提供者によってコンピュータ・ソフトウェア11に割り当てられた、コンピュータ・ソフトウェア11を一意に識別するためのシリアルナンバーである。
【0029】
なお、ソフトウェア記録媒体1には、コンピュータ・ソフトウェア11を起動させるための起動プログラム36については記録されていない。従って、後述するように、使用者は、データベースサーバ3に対して使用者の登録(ユーザ登録)を行って、起動プログラム36の配信を受ける必要がある。
【0030】
使用者端末2は、使用者が備えたパーソナルコンピュータなどの情報処理端末である。図1に示すように、使用者端末2には、使用者によって、ソフトウェア記録媒体1に記録されたコンピュータ・ソフトウェア11及び製造番号12がインストールされる。また、使用者端末2は、インターネット4と接続され、インターネット4を通じてデータ通信可能である。
【0031】
図1には示されていないが、使用者端末2は、LANインタフェース(LANボード)を備えている。LANインタフェースは、使用者端末2を一意に識別するMACアドレスを保持している。後述するように、使用者がデータベースサーバ3に対して使用者の登録を行う際に、使用者端末2にインストールされたコンピュータ・ソフトウェア11は、LANインタフェースからMACアドレスを検出して読み出し、読み出したMACアドレスを使用者の個人情報などとともにデータベースサーバ3に送信する。また、後述するように、使用者がデータベースサーバ3に対して使用者の登録を行った際に、使用者端末2にインストールされたコンピュータ・ソフトウェア11は、データベースサーバ3から起動プログラム34をダウンロードして、起動プログラム34を自動的にインストールする。
【0032】
データベースサーバ3は、コンピュータ・ソフトウェア11(すなわちソフトウェア記録媒体1)の提供者が備えた、使用者に配信するコンピュータ・ソフトウェア11の使用権の管理を行うホストコンピュータなどの情報処理端末である。図1に示すように、データベースサーバ3は、制御部31、通信部32及びデータベース33を備えている。
【0033】
制御部31は、データベースサーバ3が使用者に対して実行する、使用権の有無の確認、使用者の登録、使用権の配信などの処理を制御する。通信部32は、インターネット4と接続され、インターネット4を通じて使用者端末2との間でデータ通信を行う。
【0034】
データベース33は、製造番号管理テーブル34、使用者管理テーブル35及び起動プログラム36を備えている。製造番号管理テーブル34は、ソフトウェア記録媒体1に記録されたコンピュータ・ソフトウェア11の製造番号を管理するテーブルである。製造番号管理テーブル34は、図2に示すように、コンピュータ・ソフトウェア11の製造番号毎に、コンピュータ・ソフトウェア11の使用権(すなわち起動プログラム36)が既に使用者に配信済みか否かを示す使用権配信の有無に関する情報が格納されている。
【0035】
使用者管理テーブル35は、コンピュータ・ソフトウェア11を使用する使用者に関する各種情報を管理するテーブルである。使用者管理テーブル35は、図3に示すように、コンピュータ・ソフトウェア11の製造番号毎に、使用者端末2のMACアドレス及び使用者の個人情報が格納されている。使用者の個人情報としては、使用者の氏名、名称、メールアドレス、住所、電話番号などがあげられる。起動プログラム36は、使用者端末2にインストールされたコンピュータ・ソフトウェア11を起動させるためのプログラムであって、コンピュータ・ソフトウェア11の使用権としての役割を果たす。
【0036】
なお、製造番号管理テーブル34及び使用者管理テーブル35に格納された製造番号12は、ソフトウェア記録媒体1の配信の有無や使用者の登録の有無にかかわらず、ソフトウェア提供者側で予め設定される。
【0037】
次に、本発明のソフトウェアの使用権管理システムの動作について図4から図7を参照して説明する。図4は、本発明のソフトウェアの使用権管理システムにおけるデータの流れを示す構成図である。
【0038】
使用者端末2の使用者は、まず、購入等したソフトウェア記録媒体1のコンピュータ・ソフトウェア11及び製造番号12を使用者端末2の所定の記憶領域にインストールする(図4の[A])。ソフトウェア記録媒体1から使用者端末2にインストールされたコンピュータ・ソフトウェア11には、起動プログラムが存在しない。従って、使用者は、コンピュータ・ソフトウェア11を使用者端末2にインストールしても、そのままでは起動することができず、コンピュータ・ソフトウェア11を使用することができない。そこで、使用者は、コンピュータ・ソフトウェア11の使用権としての起動プログラムをデータベースサーバ3からダウンロードしてインストールする必要がある。
【0039】
コンピュータ・ソフトウェア11及び製造番号12が使用者端末2にインストールされると、コンピュータ・ソフトウェア11は、使用者登録画面を表示するなどして、データベースサーバ3に対する使用者登録を使用者に促す。使用者が使用者登録を開始すると、コンピュータ・ソフトウェア11は、インターネット4を介してソフトウェア提供者のデータベースサーバ3に自動的にアクセスして接続する。
【0040】
使用者は、使用者登録画面上で、自身の氏名、メールアドレスなどの個人情報を入力し、入力した個人情報のデータベースサーバ3への送信を実行する。コンピュータ・ソフトウェア11は、使用者によって個人情報の送信が実行されると、使用者端末2にインストールされたコンピュータ・ソフトウェア11の製造番号12、及び使用者端末2に装備されたLANインタフェースに設定されているMACアドレスを自動的に検出して読み出す。そして、コンピュータ・ソフトウェア11は、使用者の個人情報、コンピュータ・ソフトウェア11の製造番号12及び使用者端末2のMACアドレスの全てを暗号化してデータベースサーバ3にインターネット4を介して送信する。
【0041】
これによって、データベースサーバ3に対する使用者登録要求が行われたことになる(図4の[B])。なお、このような使用者登録要求は、データベースサーバ3への使用者の登録を要求するとともに、データベースサーバ3に対する使用権の配信をも要求するものである。
【0042】
データベースサーバ3では、通信部32は、使用者端末2から送信された使用者登録要求のデータを受信すると、受信した使用者登録要求のデータを制御部31に送る。制御部31は、使用者登録要求のデータを受け取ると、以下に示すような使用者登録処理を実行する(図4の[C])。
【0043】
図5は、使用者登録処理の動作を説明するためのフローチャートである。まず、制御部31は、製造番号管理テーブル34を参照して、使用者登録要求に含まれている製造番号12を製造番号管理テーブル34内で検索する(ステップS1)。そして、制御部31は、検索した製造番号12が割り当てられたコンピュータ・ソフトウェア11についての、製造番号管理テーブル34内の使用権配信の有無に関する情報を確認する。そして、制御部31は、使用権配信の有無に関する情報に基づいて、該当する製造番号12のコンピュータ・ソフトウェア11に対して既に使用権が配信されたか否かについて判断する(ステップS2)。
【0044】
制御部31は、当該コンピュータ・ソフトウェア11に対して未だ使用権が配信されていないと判断した場合、すなわち新規の使用者登録要求であると判断した場合、製造番号管理テーブル34の使用権配信の有無に関する情報を使用権の「配信済み」に更新する(ステップS3)。そして、制御部31は、使用者管理テーブル35内の該当する製造番号12のレコードの「MACアドレス」及び「個人情報」を格納する領域に、使用者登録要求に含まれているMACアドレス及び個人情報を格納して使用者登録を実行する(ステップS4)。その後、制御部31は、使用者端末2に対して、データベース33に格納されている起動プログラム36を配信する処理を実行する(図4の[D]及び図5のステップS5)。
【0045】
一方、制御部31は、ステップS2の判断の結果、当該コンピュータ・ソフトウェア11に対して既に使用権が配信済みであると判断した場合は、使用者管理テーブル35を参照して、使用者登録要求に含まれている製造番号12を使用者管理テーブル35内で検索する(ステップS6)。そして、制御部31は、使用者管理テーブル35内の該当する製造番号12のレコードの「MACアドレス」を格納する領域からMACアドレスを読み出す。そして、制御部31は、使用者管理テーブル35から読み出したMACアドレスと使用者登録要求に含まれているMACアドレスとを比較し、一致するかどうかについて判断する(ステップS7)。
【0046】
制御部31は、その判断の結果、MACアドレスが一致すると認識できた場合は、コンピュータ・ソフトウェア11がインストールされている使用者端末2が同一であり、同一の使用者からのコンピュータ・ソフトウェア11の使用権(すなわち起動プログラム36)の再配信の要求であると判断する。そして、制御部31は、使用者端末2に対して、起動プログラム36の配信処理を実行する(図4の[D]及び図5のステップS5)。
【0047】
一方、制御部31は、ステップS7の判断の結果、MACアドレスが一致しないと判断した場合は、コンピュータ・ソフトウェア11がインストールされている使用者端末2が異なるため、不正使用者からのコンピュータ・ソフトウェア11の使用権の配信の要求であると判断する。この場合、制御部31は、使用者登録要求に対する使用者登録を許可しない(ステップS8)。これによって、他人(第三者)のコンピュータ・ソフトウェア11を不正にインストール(コピー)した不正使用者(使用者登録を行った者以外の者)によるコンピュータ・ソフトウェア11の利用を防止することが可能となる。
【0048】
次に、データベースサーバ3による起動プログラム36の配信処理について具体的に説明する。図6は、起動プログラムの配信処理の動作を説明するためのフローチャートである。データベースサーバ3の制御部31は、起動プログラム36の配信処理を開始すると、使用者登録要求してきた使用者の使用者端末2にインストールされたコンピュータ・ソフトウェア11の製造番号12を使用者管理テーブル35から取得し、取得した製造番号12を起動プログラム36に付加する(ステップS11)。
【0049】
また、制御部31は、使用者が備えた使用者端末2のMACアドレスを使用者管理テーブル35から取得し、取得したMACアドレスを起動プログラム36に付加する(ステップS12)。そして、制御部31は、製造番号12及びMACアドレスが付加された起動プログラム36を、通信部32及びインターネット4を介して使用者端末2に送信する(ステップS13)。
【0050】
図4の説明に戻って、使用者端末2は、データベースサーバ3から送信(配信)された製造番号12及びMACアドレスが付加された起動プログラム36を受信すると、以下に示すような起動プログラム36の有効化処理を実行する(図4の[E])。
【0051】
図7は、起動プログラムの有効化処理の動作を説明するためのフローチャートである。まず、使用者端末2にインストールされたコンピュータ・ソフトウェア11は、データベースサーバ3から送信された起動プログラムを受信すると、使用者端末2にインストールされたコンピュータ・ソフトウェア11の製造番号12を取得する(ステップS21)。そして、コンピュータ・ソフトウェア11は、取得した製造番号12が起動プログラム36に付加された製造番号12と一致するかどうかについて確認する(ステップS22)。
【0052】
その確認の結果、コンピュータ・ソフトウェア11は、製造番号12が一致すると判断した場合は、使用者端末2のLANインタフェースに設定されたMACアドレスを取得する(ステップS23)。そして、コンピュータ・ソフトウェア11は、取得したMACアドレスが起動プログラム36に付加されたMACアドレスと一致するかどうかについて確認する(ステップS24)。その確認の結果、コンピュータ・ソフトウェア11は、MACアドレスが一致すると判断した場合は、起動プログラム36の有効化を実行して、有効化された起動プログラム36を使用者端末2内にインストールする(ステップS25)。この場合、使用者は、使用者端末2にインストールされたコンピュータ・ソフトウェア11を起動プログラム36で起動させることができ、コンピュータ・ソフトウェア11を使用可能となる(ステップS26)。
【0053】
ところで、コンピュータ・ソフトウェア11が、ステップS22の確認の結果、製造番号12が一致しないと判断した場合、またステップS24の確認の結果、MACアドレスが一致しないと判断した場合は、起動プログラム36の破棄の処理を実行する(ステップS27)。この場合、使用者は、コンピュータ・ソフトウェア11を起動させることができず、コンピュータ・ソフトウェア11を使用することが不可能となる(ステップS28)。
【0054】
以上のように、本実施の形態では、データベースサーバ3の制御部31は、使用者からの使用者登録要求を受信すると、その使用者登録要求に含まれるコンピュータ・ソフトウェア11の製造番号12に対応した使用権配信の有無に関する情報に基づいて、コンピュータ・ソフトウェア11の使用権としての起動プログラム36を使用者端末2に対して配信済みか否かについて確認する。制御部31は、未だ起動プログラム36が使用者端末2に配信されていないと判断した場合、使用者登録要求に含まれる使用者に関する情報、すなわち使用者端末2のMACアドレス及び個人情報を使用者管理テーブル35に登録するとともに、起動プログラム36を使用者端末2にインターネット4を通じて配信する。
【0055】
かかる構成によれば、データベースサーバ3への使用者登録とともにコンピュータ・ソフトウェア11の使用権としての起動プログラム36が使用者端末2に配信され、使用者は起動プログラム36によって使用者端末2にインストールされたコンピュータ・ソフトウェア11を直ちに起動させて使用することができるようになる。
【0056】
また、起動プログラム36が配信済みである場合、制御部31は、既に使用者管理テーブル35に登録されたMACアドレスと使用者登録要求に含まれるMACアドレスとを比較して、それらが一致するか否かについて判断する。制御部31は、両MACアドレスが一致すると判断した場合、起動プログラム36を使用者端末2に再配信する。
【0057】
このような構成によれば、使用者端末2にインストールされたコンピュータ・ソフトウェア11が何らかの理由により消失してしまった場合であっても、使用者は、コンピュータ・ソフトウェア11を使用者端末2に再インストールし、起動プログラム36の再配信を受けることができる。また、MACアドレスを用いて使用者端末2すなわち使用者の識別を行っているので、容易かつ確実に不正使用者のチェックを行うことができる。
【0058】
また、制御部31が起動プログラム36を配信する際に、起動プログラム36に製造番号12及びMACアドレスを付加する。使用者端末2側において、コンピュータ・ソフトウェア11は、使用者端末2内に存在する製造番号12及びMACアドレスと、起動プログラム36に付加された製造番号12及びMACアドレスとをそれぞれ比較し、それらの情報がそれぞれ一致するか否かについて判断する。そして、コンピュータ・ソフトウェア11は、それらの情報がそれぞれ一致する場合は、受信した起動プログラム36を使用者端末2にインストールする。このような構成によれば、使用者が正当な使用権を保持しているものであるかどうかについて2度チェックされることになり、一層確実に不正使用者を排除することができるようになる。
【0059】
なお、上記実施の形態では、LANインタフェースに設定されているMACアドレスを用いて使用者端末2すなわち使用者を識別していた。従って、使用者端末2にLANインタフェースが標準装備されていることが前提としていた。しかし、LANインタフェースが装備されていない使用者端末2も存在する。この場合、使用者が所定の申込用紙に所定事項(氏名、メールアドレスなど)を記載してソフトウェア提供者に郵送する。これにより、ソフトウェア提供者によってデータベースサーバ3への使用者登録が行われる。従って、使用者は、コンピュータ・ソフトウェア11の使用権としての起動プログラム36をデータベースサーバ3からダウンロードしてインストールすることが可能となる。
【0060】
また、上記実施の形態では、使用者端末2にインストールされるコンピュータ・ソフトウェア11は、ソフトウェア記録媒体1に記録されたものを想定していた。しかし、これに限られるものではなく、コンピュータ・ソフトウェア11は、インターネット4を通じてサーバからダウンロードしたソフトウェアなどであってもよい。
【0061】
実施の形態2.
実施の形態1では、使用者端末2のMACアドレスで使用者を識別していたので、コンピュータ・ソフトウェア11を使用する権利を有する使用者(すなわちソフトウェア記録媒体1を購入した使用者)と、その使用者が備えた使用者端末2とが一致していること(一対一に対応していること)を前提としていた。換言すれば、使用者が自身の使用者端末2にコンピュータ・ソフトウェア11をインストールして、使用者登録をデータベースサーバ3に対して行った後は、使用者は異なる使用者端末にコンピュータ・ソフトウェア11をインストールして使用することはできないものであった。
【0062】
具体的には、図5のステップS7において、制御部31は、使用権(起動プログラム36)の再配信を要求した使用者の使用者端末2のMACアドレスが、使用者管理テーブル35に登録されているMACアドレスと一致しない場合には、使用者登録を許可せずに、使用権の再配信を行わなかった(ステップS8)。
【0063】
しかし、同一の使用者が、自身で購入等したコンピュータ・ソフトウェア11を異なる使用者端末で使用しても、不正使用に該当しないこともあり得る。例えば、使用者が、古い使用者端末で使用していたコンピュータ・ソフトウェア11を消去するとともに、新しい使用者端末にコンピュータ・ソフトウェア11をインストールして使用するような場合である。
【0064】
そこで、図5のステップS7において、制御部31は、MACアドレスが一致しなかったとしても、使用者管理テーブル35に登録されている個人情報の氏名やメールアドレスなどが、使用者登録要求に含まれる個人情報の氏名やメールアドレスなどと一致しているか否かについて確認し、一致している場合には、起動プログラム36の配信処理(ステップS5)を実行するようにしてもよい。この場合、制御部31は、使用者の個人情報によって同一使用者からの使用権の再配信の要求であると判断することができる。これにより、同一の使用者が、異なる使用者端末でコンピュータ・ソフトウェア11をインストールして使用する場合も許容されることになる。
【0065】
実施の形態3.
実施の形態1では、データベースサーバ3が、コンピュータ・ソフトウェア11の使用権としての起動プログラム36を使用者端末2に配信して提供していた。この実施の実施の形態2では、データベースサーバ3が、更新(バージョンアップ)されたコンピュータ・ソフトウェア11の使用権として、コンピュータ・ソフトウェア11の更新差分プログラム(アップデートプログラム)を使用者端末2に配信して提供する。更新差分プログラムは、更新される前のコンピュータ・ソフトウェア11と更新された後のコンピュータ・ソフトウェア11との差分プログラム(差分データも含む)である。
【0066】
これにより、予めデータベースサーバ3のデータベース33に登録された使用者にのみ、コンピュータ・ソフトウェア11の更新を可能とし、継続してコンピュータ・ソフトウェア11を使用させることが可能となる。
【0067】
このような更新されたコンピュータ・ソフトウェア11の使用権の配信は、実施の形態1で説明した処理と略同様に行うことが可能である。すなわち、使用者端末2にインストールされているコンピュータ・ソフトウェア11は、使用者のコンピュータ・ソフトウェア11の更新要求に基づき、インターネット4を経由してデータベースサーバ3にアクセスして接続する。そして、コンピュータ・ソフトウェア11は、データベースサーバ3に対してソフトウェア更新要求を送信する。その際、コンピュータ・ソフトウェア11は、自身に一意に割り当てられた製造番号12と、自身がインストールされた使用者端末2のMACアドレスをソフトウェア更新要求とともに送信する。
【0068】
データベースサーバ3では、通信部32が、使用者端末2から送信されたソフトウェア更新要求のデータを受信すると、制御部31は、ソフトウェア更新要求対応処理を実行する。まず、制御部31は、使用者管理テーブル35を検索して、ソフトウェア更新要求に含まれている製造番号12及びMACアドレスが使用者管理テーブル35内に格納されている内容(製造番号12及びMACアドレス)と一致するか否かについて確認する。
【0069】
製造番号12及びMACアドレスがそれぞれ一致した場合は、制御部31は、データベース33に格納されている使用権としてのコンピュータ・ソフトウェア11の更新差分プログラムを使用者端末2に配信する。このとき、更新差分プログラムには、製造番号12及びMACアドレスが付加される。なお、製造番号12及びMACアドレスのいずれか又は双方が一致しない場合には、制御部31は、更新差分プログラムの使用者端末2への配信を許可しない。
【0070】
使用者端末2では、データベースサーバ3から送信(配信)された製造番号12及びMACアドレスが付加された更新差分プログラムを受信すると、受信した更新差分プログラムの有効化処理を実行する。まず、コンピュータ・ソフトウェア11は、データベースサーバ3から送信された更新差分プログラムを受信すると、コンピュータ・ソフトウェア11の製造番号12及び使用者端末2のMACアドレスを取得する。そして、コンピュータ・ソフトウェア11は、取得した製造番号12及びMACアドレスが更新差分プログラムに付加された製造番号12及びMACアドレスと一致するかどうかについて確認する。
【0071】
その確認の結果、コンピュータ・ソフトウェア11は、製造番号12及びMACアドレスがそれぞれ一致すると判断した場合は、更新差分プログラムの有効化を実行して、有効化された更新差分プログラムを使用者端末2内にインストールする。この場合、使用者は、使用者端末2にインストールされたコンピュータ・ソフトウェア11を更新差分プログラムで更新(バージョンアップ)することができ、更新されたコンピュータ・ソフトウェア11を使用可能となる。
【0072】
コンピュータ・ソフトウェア11が、製造番号12及びMACアドレスのいずれか又は双方が一致しないと判断した場合は、更新差分プログラムの破棄の処理を実行する。この場合、使用者は、コンピュータ・ソフトウェア11を更新することができず、更新されたコンピュータ・ソフトウェア11を使用することが不可能となる。
【0073】
以上のように、本実施の形態では、データベースサーバ3が、使用者からの要求に基づき、使用者端末2に対して配信する使用権として、更新されたコンピュータ・ソフトウェア11の更新差分プログラムとした。これによって、不正使用者はコンピュータ・ソフトウェア11の更新を行うことができなくなり、確実に更新されたコンピュータ・ソフトウェア11の不正使用を防止することができるようになる。
【0074】
なお、実施の形態3においても、実施の形態2で説明したように、MACアドレスが一致しない場合であっても、使用者に要求して使用者端末2から送信される使用者の氏名やメールアドレスなどが使用者管理テーブル35に登録されている内容と一致している場合は、使用権としてのソフトウェア更新差分プログラムを使用者端末2に配信するようにしてもよい。
【0075】
【発明の効果】
以上のように、本発明では、サーバ装置が、ユーザ端末から通信ネットワークを介してユーザ登録要求を受けると、ユーザ登録要求に含まれるソフトウェアの製造番号およびデータベース内のデータに基づいて、ソフトウェアの使用権がユーザ端末に与えられているか否確認し、未だ使用権が与えられていないことを確認した場合、ユーザ登録要求に含まれるユーザ端末特定情報と使用権が与えられたことを示す情報とをソフトウェアの製造番号に対応付けてデータベースに登録するとともに、使用権に相当するソフトウェアを起動させるための起動プログラムにユーザ端末特定情報を付加して通信ネットワークを介してユーザ端末に配信し、ユーザ端末から通信ネットワークを介してソフトウェア更新要求を受けると、ソフトウェア更新要求に含まれるソフトウェアの製造番号およびユーザ端末特定情報がデータベースに登録されているか否か確認し、それらの情報が登録されていることを確認した場合に、更新されたソフトウェアの更新差分プログラムにユーザ端末特定情報を付加して通信ネットワークを介してユーザ端末に配信するので、ユーザ登録とともにソフトウェアの使用権が配信され、ユーザは使用権に基づいてユーザ端末にインストールされたソフトウェアを直ちに起動等させて利用することができる。
また、ユーザ端末が、起動プログラムまたは更新差分プログラムの配信を受けたときに、インストールされているソフトウェアに従って、起動プログラムまたは更新差分プログラムに付加されているユーザ端末特定情報と自端末のユーザ端末特定情報とを比較する処理を行い、それらの情報が一致したことを条件に起動プログラムまたは更新差分プログラムをインストールするので、ユーザが正当な使用権を保持しているものであるかどうかについて2度チェックされることになり、一層確実に不正使用者を排除することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のソフトウェアの使用権管理システムの構成を示すブロック図である。
【図2】 製造番号管理テーブルに格納されたデータを示す図である。
【図3】 使用者管理テーブルに格納されたデータを示す図である。
【図4】 本発明のソフトウェアの使用権管理システムにおけるデータの流れを示す構成図である。
【図5】 使用者登録処理の動作を説明するためのフローチャートである。
【図6】 起動プログラムの配信処理の動作を説明するためのフローチャートである。
【図7】 起動プログラムの有効化処理の動作を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1 ソフトウェア記録媒体
11 コンピュータ・ソフトウェア(ソフトウェア)
12 製造番号
2 使用者端末(ユーザ端末)
3 データベースサーバ(サーバ)
31 制御部(制御手段)
32 通信部(通信手段)
33 データベース
34 製造番号管理テーブル
35 使用者管理テーブル
36 起動プログラム(使用権)
4 インターネット(通信ネットワーク)

Claims (8)

  1. サーバ装置がユーザ端末にソフトウェアの使用権を与えるソフトウェアの使用権管理方法であって、
    前記ユーザ端末に、起動プログラムを含まないソフトウェアがインストールされた後、前記サーバ装置が、前記ユーザ端末から通信ネットワークを介してユーザ登録要求を受けると、当該ユーザ登録要求に含まれる前記ソフトウェアの製造番号およびデータベース内のデータに基づいて、前記ソフトウェアの使用権が前記ユーザ端末に与えられているか否確認し、
    前記サーバ装置は、
    未だ使用権が与えられていないことを確認した場合、前記ユーザ登録要求に含まれるユーザ端末特定情報と使用権が与えられたことを示す情報とを前記ソフトウェアの製造番号に対応付けて前記データベースに登録するとともに、使用権に相当する前記ソフトウェアを起動させるための起動プログラムにユーザ端末特定情報を付加して前記通信ネットワークを介して前記ユーザ端末に配信し、
    前記ユーザ端末から前記通信ネットワークを介してソフトウェア更新要求を受けると、当該ソフトウェア更新要求に含まれる前記ソフトウェアの製造番号およびユーザ端末特定情報が前記データベースに登録されているか否か確認し、それらの情報が登録されていることを確認した場合に、更新された前記ソフトウェアの更新差分プログラムにユーザ端末特定情報を付加して前記通信ネットワークを介して前記ユーザ端末に配信し、
    前記ユーザ端末が、前記起動プログラムまたは前記更新差分プログラムの配信を受けたときに、インストールされている前記ソフトウェアに従って、前記起動プログラムまたは前記更新差分プログラムに付加されているユーザ端末特定情報と自端末のユーザ端末特定情報とを比較する処理を行い、それらの情報が一致したことを条件に前記起動プログラムまたは前記更新差分プログラムをインストールする
    ことを特徴とするソフトウェアの使用権管理方法。
  2. サーバ装置が、ユーザ端末から通信ネットワークを介してユーザ登録要求を受けたときに前記ユーザ端末に使用権が与えられていることを確認した場合、データベースに既に登録されたユーザ端末特定情報とユーザ登録要求に含まれるユーザ端末特定情報とを比較して、両情報が一致するか否かについて判断し、
    前記サーバ装置は、前記両情報が一致する場合は、使用権に相当する起動プログラム前記ユーザ端末に再配信する
    請求項1記載のソフトウェアの使用権管理方法。
  3. ユーザ端末が、ユーザ端末特定情報としてのMACアドレスとユーザの個人情報とをサーバ装置に送信し、
    サーバ装置が、
    データベースに既に登録されたMACアドレスとユーザ登録要求に含まれるMACアドレスとを比較して、両MACアドレスが一致するか否か判断し、
    前記両MACアドレスが一致しない場合、既に登録された個人情報と前記ユーザ登録要求に含まれる前記個人情報とを比較して、両個人情報が一致するか否か判断し、
    前記両個人情報が一致する場合には、使用権に相当する起動プログラムを前記ユーザ端末に再配信する
    請求項記載のソフトウェアの使用権管理方法。
  4. ユーザ端末特定情報、ユーザ端末MACアドレスであり
    ユーザ端末が、前記MACアドレスの一致・不一致の判断によって、前記ユーザ端末特定情報の一致・不一致判断
    請求項から請求項3のうちのいずれか1項に記載のソフトウェアの使用権管理方法。
  5. サーバ装置が、起動プログラムを含まないソフトウェアがインストールされたユーザ端末にソフトウェアの使用権を与えるソフトウェアの使用権管理システムであって、
    ソフトウェアの製造番号毎に、ソフトウェアの使用権が前記ユーザ端末に与えられているか否かを示す情報、および前記ユーザ端末のユーザ端末特定情報を格納するデータベースを備え、
    前記サーバ装置は、
    記ユーザ端末から通信ネットワークを介してユーザ登録要求を受けると、当該ユーザ登録要求に含まれる前記ソフトウェアの製造番号およびデータベース内のデータに基づいて、前記ソフトウェアの使用権が前記ユーザ端末に対して与えられているか否か確認する確認手段と、
    未だ使用権が与えられていないことを前記確認手段が確認した場合、前記ユーザ登録要求に含まれる前記ユーザ端末特定情報と使用権が与えられたことを示す情報とを前記ソフトウェアの製造番号に対応付けて前記データベースに登録するとともに、使用権に相当する前記ソフトウェアを起動させるための起動プログラムにユーザ端末特定情報を付加して前記通信ネットワークを介して前記ユーザ端末に配信する使用権配信手段と、
    前記ユーザ端末から前記通信ネットワークを介してソフトウェア更新要求を受けると、当該ソフトウェア更新要求に含まれる前記ソフトウェアの製造番号およびユーザ端末特定情報が前記データベースに登録されているか否か確認し、それらの情報が登録されていることを確認した場合に、更新された前記ソフトウェアの更新差分プログラムにユーザ端末特定情報を付加して前記通信ネットワークを介して前記ユーザ端末に配信する更新プログラム配信手段とを含み、
    前記ユーザ端末は、前記起動プログラムまたは前記更新差分プログラムの配信を受けたときに、インストールされている前記ソフトウェアに従って、前記起動プログラムまたは前記更新差分プログラムに付加されているユーザ端末特定情報と自端末のユーザ端末特定情報とを比較する処理を行い、それらの情報が一致したことを条件に前記起動プログラムまたは前記更新差分プログラムをインストールする制御部を含む
    ことを特徴とするソフトウェアの使用権管理システム。
  6. サーバ装置は、ユーザ端末から通信ネットワークを介してユーザ登録要求を受けたときに前記ユーザ端末に使用権が与えられていることを確認した場合、データベースに既に登録されたユーザ端末特定情報とユーザ登録要求に含まれるユーザ端末特定情報とを比較して、両情報が一致するか否かについて判断し、前記両情報が一致する場合は、使用権に相当する起動プログラム前記ユーザ端末に再配信する使用権再配信手段を含む
    請求項記載のソフトウェアの使用権管理システム。
  7. ユーザ端末の制御部は、ユーザ端末特定情報としてのMACアドレスとユーザの個人情報とをサーバ装置に送信し、
    サーバ装置の使用権再配信手段は、
    データベースに既に登録されたMACアドレスとユーザ登録要求に含まれるMACアドレスとを比較して、両MACアドレスが一致するか否か判断し、
    前記両MACアドレスが一致しない場合、既に登録された個人情報と前記ユーザ登録要求に含まれる前記個人情報とを比較して、両個人情報が一致するか否か判断し、
    前記両個人情報が一致する場合には、使用権に相当する起動プログラムを前記ユーザ端末に再配信する
    請求項記載のソフトウェアの使用権管理システム。
  8. ユーザ端末特定情報、ユーザ端末MACアドレスであり
    ユーザ端末の制御部は、前記MACアドレスの一致・不一致の判断によって、前記ユーザ端末特定情報の一致・不一致判断
    請求項から請求項7のうちのいずれか1項に記載のソフトウェアの使用権管理システム。
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