JP2005189913A - ソフトウェアライセンス管理方法およびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】 多数のソフトウェアが起動された場合でもライセンス管理サーバが過負荷状態となることなく、正確なライセンス数の管理、ソフトウェアの不正使用の防止等を行う。
【解決手段】 PC100〜102、200、300は、新たにソフトウェアがインストールされた場合、搭載しているLANカード11〜13、21、31に対して割り振られているMACアドレスおよびフトウェアのシリアル番号、ユーザ情報をライセンス管理サーバ400に送信する。PC100等においてインストールされているソフトウェアが起動された場合、そのソフトウェアのシリアル番号と当該PCに対して割り振られているMACアドレスとをライセンス管理サーバ400に送信し、その送信が正常に通信完了できた場合にのみ起動を行う。ライセンス管理サーバ400では、送信されてきたハードウェア情報が、予め格納されている情報と一致するか否かを確認する。
【選択図】図1



Description

本発明は、販売したソフトウェアのライセンスを管理するためのソフトウェアライセンス管理方法に関する。
ソフトウェア販売会社が販売しているソフトウェアについて、ライセンスの管理が難しいという問題がある。そのため、従来では、ソフトウェア販売会社が有償にて販売したソフトウェアの管理を行う場合、図12に示すようなソフトウェアライセンス管理システムにより販売したソフトウェアのライセンスの管理を行っていた。この従来のソフトウェアライセンス管理システムでは、ソフトウェアの販売を行ったソフトウェア販売会社のライセンス管理サーバ1400と、会社Aの管理サーバ1110、個人B、Cのパーソナルコンピュータ(以下PCと略す。)1200、1300とがインターネット50等のネットワークにより接続されている。また、会社A内では、管理サーバ1110は、PC1100〜1103等の管理を行っている。
このような従来のソフトウェアライセンス管理システムでは、会社A内のネットワークの管理者が管理サーバ1110によりネットワークに接続されている各PC1100〜1102にライセンス利用状況を確認し、ソフトウェア販売会社のライセンス管理サーバ1400に対して自己申請を行ってきた。また、別のソフトウェアライセンス管理方法として、ライセンスをインターネット等で発行して、ライセンス数の管理を行うものもあった。
上記のような、会社A内におけるネットワークの管理者が、ネットワークに接続されている各PCのライセンス利用状況をソフトウェア販売会社に自己申請を行う方法では、会社A内のPCの機種及び数がランダムに変わるため、正しいPCの機種及び数を会社把握できないという問題点がある。また、ソフトウェアのバージョンアップも頻繁に起こるため、会社A内のネットワーク管理者は正確なライセンス数を管理することができない。ソフトウェア販売会社のライセンス管理サーバ1400においては管理サーバ1110からの自己申告によってライセンス数を管理しているが、管理サーバ1110のライセンス数の自己申告が正確ではなく、自己申告数と実際の会社A内のライセンス数とが一致していない場合が多い。そのため、このようなソフトウェアライセンス管理方法では、ソフトウェア販売会社は全てのライセンス数を正確に管理することができないという問題がある。
また、ライセンスをインターネットで発行して管理するソフトウェアライセンス管理方法についても下記のような問題点がある。ソフトウェア既購入者が新しいPCを購入時に、古いPCにインストールされていたソフトウェアを新しいPCにインストールを行い、インターネットでライセンスの再発行手続きをすると、ソフトウェア販売会社は、PCが新しくなったものと判断して再度ライセンスを与える。ソフトウェア販売会社によっては、ライセンス消去の誓約を契約者と行うが、実際消去していない場合もある。このようにPC1台に対して1ライセンスを与えてしまうと、ソフトウェアのライセンスを購入しなくても、ライセンスが容易に手に入れられるのでライセンス無しでも不正に使用することが容易となる問題がある。
上記のような問題点を解決するため、LANカード等の通信機器(以後LANカードとする)のMAC(Media Access Control)アドレスに対して1ライセンスを与え、ソフトウェア販売会社がMACアドレスでライセンスを直接管理するソフトウェアライセンス管理方法が提案されている(例えば、特許文献1、2参照。)
このような従来のソフトウェアライセンス管理方法では、ユーザの各PCにインストールされたソフトウェアのシリアル番号と、そのソフトウェアがインストールされたPCに搭載されたLANカードのMACアドレスとを対応付けてライセンス管理サーバにて管理しておき、ユーザの各PCのソフトウェアは起動する毎にライセンス管理サーバにアクセスしてシリアル番号とMACアドレスの情報を送信して起動許可を求め、ライセンス管理サーバではシリアル番号とMACアドレスが予め登録されている情報と一致していることを確認して起動許可を与えるようにしている。
MACアドレスは、ネットワークカードに固有の物理アドレスであり、世界中で同じアドレスが存在しないように管理および割り当てが行われているアドレスである。そのため、このようなソフトウェアライセンス管理方法によれば、ソフトウェア管理会社は、ソフトウェアのライセンスをMACアドレスで管理することにより、正確なライセンス数を管理することができ、ソフトウェアのバージョンアップも許可/不許可がソフトウェア販売会社で出来る。また、PCを変更した時には同じLANカードを使用し、同じMACアドレスを使用することにより、ソフトウェア販売会社はライセンスを複数与えることが無くなる。よって、ライセンス無しで不正にソフトウェアを使用することができなくなる。
しかし、特許文献1、2記載のいずれのソフトウェアライセンス管理方法も、各ユーザのPCが起動する毎にソフトウェア販売会社のライセンス管理サーバにアクセスを繰り返すため、ユーザの数が多くなり一斉にソフトウェアを起動した場合、ソフトウェア販売会社のライセンス管理サーバは処理が集中して正常な処理を行うことが困難になってしまう。つまり、多数のユーザが一斉にソフトウェアを起動した場合、ライセンス管理サーバが過負荷状態となり、ソフトウェアが正常に起動するためには数十分、数時間かかってしまうという問題点がある。
特開平11−24918号公報 特開2001−109264号公報
上述した従来のソフトウェアライセンス管理方法では、1つのMACアドレスに対して1つのライセンスを付与し、各ユーザのPCは起動する毎にソフトウェア販売会社のライセンス管理サーバにアクセスして起動許可を求めるため、多数のユーザが一斉にソフトウェアを起動した場合、ライセンス管理サーバが過負荷状態となってしまうという問題点があった。
本発明の目的は、多数のユーザが一斉にソフトウェアを起動した場合でも、ライセンス管理サーバが過負荷状態となってしまうことなく、正確なライセンス数の管理、ソフトウェアの不正使用の防止等を行うことができるソフトウェアライセンス管理方法とプログラムを提供することである。
上記目的を達成するために、本発明のソフトウェアライセンス管理方法は、販売したソフトウェアのライセンスを管理するソフトウェアライセンス管理方法であって、
ソフトウェアをインストールして使用する機器に対して、ライセンスの管理を行うソフトウェアがインストールされた場合、該機器に対して割り振られているMACアドレスおよび当該ソフトウェアのシリアル番号および該機器を使用するユーザのユーザ情報を、ネットワークを介して、当該ソフトウェアのライセンスを管理するためのライセンス管理サーバに対して送信するステップと、
前記ライセンス管理サーバでは、ソフトウェアをインストールした機器から送信されてきた、当該ソフトウェアのシリアル番号、販売した該ソフトウェアのライセンスを付与した機器のMACアドレス、ユーザ情報とを対応付けて格納するステップと、
前記機器にインストールされているソフトウェアが起動された場合、該ソフトウェアのシリアル番号と当該機器に対して割り振られているMACアドレスとをハードウェア情報として前記ライセンス管理サーバにネットワークを介して送信し、該送信が正常に通信完了できた場合にのみ起動を行うステップと、
前記ライセンス管理サーバでは、送信されてきたハードウェア情報が、予め格納されている情報と一致するか否かを確認するステップとを備えている。
本発明によれば、ソフトウェアをインストールして使用する機器にインストールされたソフトウェアは、インストール時にライセンス管理サーバにハードウェア情報およびユーザ情報を送信し、起動時にハードウェア情報を送信するのみで起動許可を求めることがないため、多数のユーザが一斉にソフトウェアを起動した場合であっても、ライセンス管理サーバが過負荷状態となることがない。また、ライセンス管理サーバでは、ソフトウェアのシリアル番号とMACアドレスとを対応付けてライセンス管理を行うため、正確なライセンス数の管理、ソフトウェアの不正使用の防止等を行うことも可能である。
また、本発明の他のソフトウェアライセンス管理方法では、前記ライセンス管理サーバは、前記機器から送信されてきたハードウェア情報が、予め格納されている情報と一致しない場合、当該機器に対して警告メールを送信するようにしてもよいし、当該機器に対するソフトウェアのバージョンアップを禁止するようにしてもよい。
以上説明したように、本発明によれば、インストールされたソフトウェアとMACアドレスとをライセンス管理サーバにより管理し、ソフトウェアの起動時にはそのソフトウェアがインストールされた機器からライセンス管理サーバに対してハードウェア情報を送信するのみで起動許可を求めることなく起動可能としているため、多数のユーザが一斉にソフトウェアを起動した場合であっても、ライセンス管理サーバが過負荷状態となることがないという効果を得ることができる。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明の一実施形態のソフトウェア管理方法を実行するためのソフトウェアライセンス管理システムの構成を示すブロック図である。図1において、図12中の構成要素と同一の構成要素には同一の符号を付し、説明を省略するものとする。
本実施形態のソフトウェアライセンス管理方法においても、従来技術と同様に、パーソナルコンピュータ等のCPUを実装している機器(携帯電話等を含む、以後PCとする)のソフトウェアライセンスを、PCに実装するモデム、LANカード等の通信機器(以後LANカードとする)のMAC(Media Access Control)アドレスに対して1ライセンスを与え、ソフトウェア販売会社のライセンス管理サーバによりMACアドレスを用いて直接管理する。
本実施形態のソフトウェアライセンス管理システムは、図1に示されるように、ソフトウェアの販売を行ったソフトウェア販売会社のライセンス管理サーバ400と、会社Aの管理サーバ110、個人B、Cのパーソナルコンピュータ(以下PCと略す。)200、300とがインターネット50等のネットワークにより接続されている。また、会社Aにおいては、ネットワーク管理者が管理サーバ1110を用いてPC1100〜1103等の管理を行っている。
また、本実施形態のソフトウェアライセンス管理システムでは、ソフトウェア販売会社のライセンス管理サーバ400が、各PC(PC100、PC101、PC102、PC200、PC300)に実装されているLANカード11〜13、21、31のMACアドレスに対してライセンスを与え、ライセンス数を直接管理する。
ソフトウェアをインストールして使用するPC100等の機器は、ライセンスの管理を行うソフトウェアがインストールされた場合、搭載しているLANカードに対して割り振られているMACアドレスおよび当該ソフトウェアのシリアル番号およびユーザ情報を、インターネット50を介してライセンス管理サーバ400に対して送信する。
そして、ライセンス管理サーバ400では、PC100等の機器から送信されてきた、当該ソフトウェアのシリアル番号、ライセンスを付与したPCのMACアドレス、ユーザ情報とを対応付けて格納する。
そして、PC100等において、インストールされているソフトウェアが起動された場合、そのソフトウェアのシリアル番号と当該PCに対して割り振られているMACアドレスとをライセンス管理サーバ400にインターネット50を介して送信し、その送信が正常に通信完了できた場合にのみ起動を行う。以後、ソフトウェアのシリアル番号とMACアドレスをまとめてハードウェア情報とする。
そして、ライセンス管理サーバ400では、送信されてきたハードウェア情報が、予め格納されている情報と一致するか否かを確認する。
図1中に示したPC100〜102、200、300におけるLANカード11〜13、21、31とMACアドレスとの対応関係を図2に示す。図2の会社Aはシリアル番号Aのソフトウェアを購入し、会社A内のPCにインストールする。ここでは複数あるPCの中の、3台のPC(PC100、PC101、PC102)を表している。PC100にはLANカード11が実装されており、LANカード11にはMACアドレスA1が割り当てられている。同様にPC101にはLANカード12が実装され、MACアドレスA2が割り当てられている。PC102にはLANカード13が実装され、MACアドレスA3が割り当てられている。個人Bはシリアル番号Bのソフトウェアを購入し、PC200にインストールする。PC200にはLANカード21が実装されており、MACアドレスB1が割り当てられている。個人Cはソフトウェアを購入していないがLANカード31が実装されており、MACアドレスC1が割り当てられている。
図3、図4は、会社A内で新しいPC103と古いPC101を交換するところを示している。従来のソフトウェアライセンス管理方法では図3のようにPC103にはLANカード14が実装され、PC101にはLANカード12を実装したままの状態でPC101とPC103とを交換していた。しかし、本実施形態のソフトウェアライセンス管理方法では、図4のようにPC101のLANカード12をPC103に差し替えて交換を行う。
次に、本実施形態のソフトウェアライセンス管理システムの動作について図5〜図11のフローチャートを用いて詳細に説明を行う。
図5は、会社Aがソフトウェア販売会社からソフトウェアを購入し、インストール及びユーザ初期登録までの正常動作を示したフローチャートである。
まず、会社Aはソフトウェア販売会社よりシリアル番号Aのソフトウェアを購入して(ステップ501)、会社A内のPC100にインストールする(ステップ502)。ソフトウェアをインストールした後、会社Aのネットワーク管理者は、PC100を使用してソフトウェア販売会社のライセンス管理サーバ400のユーザ登録ホームページ(以後HPとする)にアクセスし、必須情報(ソフトウェアのシリアル番号A、PC100のLANカード11のMACアドレスA1、メールアドレス、個人情報)をソフトウェア販売会社のライセンス管理サーバ400に通知する(ステップ503)。ユーザ情報を通知した後、PC100(MACアドレスA1)にインストールしたソフトウェアは、ソフトウェアのシリアル番号AとMACアドレスA1をPC100(MACアドレスA1)内より自動的に取得し、ソフトウェア販売会社のライセンス管理サーバ400へ自動通知する(ステップ504)。PC100(MACアドレスA1)がハードウェア情報を通知した後、ソフトウェア販売会社のライセンス管理サーバ400は、ユーザ登録にて取得した必須情報とPC100(MACアドレスA1)より通知されたハードウェア情報とを比較し、シリアル番号とMACアドレスが必須情報と合っているか確認する(ステップ507)。合っていることが確認できたらソフトウェア販売会社のライセンス管理サーバ400はユーザ登録を完了する(ステップ508)。また、PC100もユーザ登録を終了する(ステップ509)。この初期登録されたPC100(MACアドレスA1)は、会社A内のソフトウェアのライセンス管理PCとなる。
図6は、ライセンス追加登録の処理について示したフローチャートである。ここでは会社AがPC100(MACアドレスA1)の次にPC101(MACアドレスA2)を追加する。図6は、図5においてPC100(MACアドレスA1)の初期登録が完了した後からを示している。
会社Aは、PC101(MACアドレスA2)のソフトウェアのライセンスを追加購入して、PC101(MACアドレスA2)を追加登録する(ステップ601)。
会社Aのネットワーク管理者は、PC101(MACアドレスA2)に、PC100(MACアドレスA1)がインストールしたものと同じシリアル番号AのソフトウェアをPC101(MACアドレスA2)にインストールする(ステップ602)。この時、PC101(MACアドレスA2)はユーザ登録HPへ自動的にアクセスするが、ユーザ登録をそのまま終了する(ステップ603)。
会社Aは、PC100(MACアドレスA1)よりユーザ登録HPへアクセスし、PC100(MACアドレスA1)はハードウェア情報(シリアル番号AとMACアドレスA1)をソフトウェア販売会社のライセンス管理サーバ400に通知する(ステップ604)。ハードウェア情報(シリアル番号AとMACアドレスA1)を取得したソフトウェア販売会社のライセンス管理サーバ400は、シリアル番号Aのライセンス管理PC100(MACアドレスA1)であると確認する(ステップ605)。次に会社Aのネットワーク管理者は、ユーザ登録HPにPC101の必須情報(シリアル番号Aと追加MACアドレスA2)を入力してPC101を登録する(ステップ606)。このソフトウェア会社のライセンス管理サーバ400では、PC100から送信されてきたPC101の必須情報を登録してユーザ登録を完了する(ステップ607)。また、PC100もユーザ登録を完了する(ステップ608)。
次に、本実施形態のソフトウェアライセンス管理方法において、PC100のソフトウェアが起動する際の動作について図7を用いて説明する。PC100(MACアドレスA1)がソフトウェアを起動する場合(ステップ701)、ソフトウェアは、ハードウェア情報をソフトウェア販売会社のライセンス管理サーバ400にメール機能等の通信プロトコルを使用して(以後メールとする)自動通知する(ステップ702)。正常に通信完了できたらPC100(MACアドレスA1)はソフトウェアを起動できる(ステップ703)。ソフトウェア販売会社のライセンス管理サーバ400は送られてきたハードウェア情報を取得し、ライセンス管理サーバ400に登録されているMACアドレスA1であるか確認を行い(ステップ704)、ライセンス管理サーバ400に登録されているハードウェア情報と一致した場合は正常終了する(ステップ705)。
図8に会社Aで購入したシリアル番号Aのソフトウェアを、個人Cが不正にインストールして使用した場合を示す。個人Cは、会社Aが所有しているシリアル番号Aのソフトウェアを不正に借用し、個人で使用しているPC300(MACアドレスC1)に不正インストールする(ステップ801)。PC300は、不正インストールを行った後、ユーザ登録HPにアクセスするが、個人Cはユーザ登録を終了させ、ユーザ未登録にしている(ステップ802)。個人Cはユーザ未登録のまま、ソフトウェアの起動準備を行い(ステップ803)、ハードウェア情報(シリアル番号A、MACアドレスC1)をソフトウェア販売会社のライセンス管理サーバ400へ自動通知した後に(ステップ804)、ソフトウェアの起動を行う(ステップ805)。一方、ソフトウェア販売会社のライセンス管理サーバ400は個人CのPC300(MACアドレスC1)より取得したハードウェア情報(シリアル番号A、MACアドレスC1)より、MACアドレスC1が登録されているかを確認する(ステップ806)。ここで、MACアドレスC1は未登録であると判断しされるため(ステップ807)、ソフトウェア販売会社のライセンス管理サーバ400は、ユーザ登録内容の中からソフトウェアのシリアル番号Aを検索し(ステップ808)、会社Aのソフトウェアであることを確認する(ステップ809)。ソフトウェア販売会社ライセンス管理サーバ400は会社Aのソフトウェアであることを確認した後、シリアル番号Aの登録者である会社AのPC100(MACアドレスA1)に対して警告メールを送信する(ステップ810)。そして、ライセンス管理サーバ400から送信された警告メールは、会社AのPC100により受信される(ステップ811)。個人CのPC300はハードウェア情報を送信した後でも、ハードウェア情報を通知し、ソフトウェアの起動は可能である。
図9にソフトウェア販売会社のライセンス管理サーバ400がPC100(MACアドレスA1)に対して警告メールを送信した後でも個人Cがユーザ登録をせずに使用していた場合のフローチャートを示す。
警告メールをPC100(MACアドレスA1)に送信した後も、個人Cが不正に使用し、ハードウェア情報を通知していた場合、ソフトウェア販売会社のライセンス管理サーバ400は、個人Cが使用しているPC300(MACアドレスC1)及び、会社Aが所有しているシリアル番号Aのソフトウェアをインストールしている全てのPCに対してバージョンアップを不許可にする。不許可になった会社Aもしくは個人Cは、ライセンスを追加購入しなければバージョンアップが出来ない。このようにMACアドレスでバージョンアップの許可/不許可をソフトウェア販売会社のライセンス管理サーバ400が直接行えることによってソフトの不正使用を防げる。
図10はハードウェア情報をスタンドアローンで起動(LANカード未実装、故意的にネットワークに接続しない、故意的に通信を断)する場合のフローチャートを示している。PC100(MACアドレスA1)のソフトウェアは、ソフトウェア起動時にソフトウェア販売会社のライセンス管理サーバ400にハードウェア情報をメール機能を使用して通知しようとするが、ハードウェア情報を正常に送信できないため、起動を終了する。このことによって、ネットワークに接続できなければ使用できないようにし、不正使用を防ぐ。
図11はソフトウェアのバージョンアップが正常に行われる場合の動作を示したフローチャートである。個人Bはシリアル番号Bのソフトウェアを購入し、PC200(MACアドレスB1)にインストールを行い、ユーザ登録を完了しているものとする。
個人Bは、バージョンアップを行うため、バージョンアップ用のソフトウェアをメディア(CD−ROM等)もしくインターネットからダウンロードして入手する。この時、ソフトウェアは簡単にかつ通常価格より安く入手できる。個人Bはソフトウェアのバージョンアップを行うためバージョンアップ用ソフトウェアを起動し、自動的に専用HPへアクセスする。バージョンアップ用HPにて個人Bのソフトウェアは、ソフトウェア販売会社のライセンス管理サーバ400へハードウェア情報を自動的に通知する。ソフトウェア販売会社のライセンス管理サーバ400は、ハードウェア情報を取得し、MACアドレスを確認し、ユーザ登録がされているかを確認する。すでにユーザ登録が完了していれば、そのままソフトのバージョンアップを許可する。バージョンアップが許可された個人BはPC200(MACアドレスB1)にバージョンアップソフトウェアをインストールし、バージョンアップを行う。ソフトウェアのバージョンアップが完了したら、ソフトウェア販売会社のライセンス管理サーバ400に完了通知を行い、ソフトウェア販売会社のライセンス管理サーバ400は登録していたソフトウェアのバージョン情報を更新し、登録の継続を行う。
以上のことより、ライセンスをMACアドレスで管理できるため、現在使用されているソフトウェア数を容易にソフトウェア販売会社のライセンス管理サーバ400において管理することができる。また、不正にソフトウェアをインストールするとソフトウェアのバージョンをアップできないため、簡単な手順にて不正使用をなくせることができる。
また、本実施形態のソフトウェアライセンス管理方法によれば、PC100等にインストールされたソフトウェアは、インストール時にライセンス管理サーバ400にハードウェア情報およびユーザ情報を送信し、起動時にハードウェア情報を送信するのみで起動許可を求めることがないため、多数のユーザが一斉にソフトウェアを起動した場合であっても、ライセンス管理サーバ400が過負荷状態となることがない。
上記本実施形態では、ソフトウェアを利用する機器がPCである場合を用いて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、ソフトウェア、もしくはアプリケーションを使用する全ての機器に対して同様に本発明を適用することができるものである。
また、図には示されていないが、本実施形態のソフトウェアライセンス管理システムは、上記で説明したソフトウェアライセンス管理方法を実行するためのプログラムを記録した記録媒体を備えている。この記録媒体は磁気ディスク、半導体メモリまたはその他の記録媒体であってもよい。このプログラムは、記録媒体からソフトウェアライセンス管理システムに読み込まれ、ソフトウェアライセンス管理システムの動作を制御する。具体的には、各PC100〜102、200、300、ライセンス管理サーバ400内のCPUがこのプログラムの制御により各PC100〜102、200、300、ライセンス管理サーバ400のハードウェア資源に特定の処理を行うように指示することにより上記の処理が実現される。
本発明の一実施形態のソフトウェアライセンス管理システムの構成を示すブロック図である。 図1中に示したPC100〜102、200、300におけるLANカード11〜13、21、31とMACアドレスとの対応関係を示す図である。 従来の方法により、会社A内で新しいPC103と古いPC101を交換するところを示した図である。 本発明の一実施形態の方法により、会社A内で新しいPC103と古いPC101を交換するところを示した図である。 会社Aがソフトウェア販売会社からソフトウェアを購入し、インストール及びユーザ初期登録までの正常動作を示したフローチャートである。 ライセンス追加登録の処理について示したフローチャートである。 PC100のソフトウェアが起動する際の動作について説明するためのフローチャートである。 会社Aで購入したシリアル番号Aのソフトウェアを、個人Cが不正にインストールして使用した場合の動作を示すフローチャート。 ソフトウェア販売会社のライセンス管理サーバ400がPC100(MACアドレスA1)に対して警告メールを送信した後でも個人Cがユーザ登録をせずに使用していた場合の動作を示すフローチャートである。 ハードウェア情報をスタンドアローンで起動(LANカード未実装、故意的にネットワークに接続しない、故意的に通信を断)する場合の動作を示すフローチャートである。 ソフトウェアのバージョンアップが正常に行われる場合の動作を示すフローチャートである。 従来のソフトウェアライセンス管理システムの構成を示すブロック図である。
符号の説明
11〜14 LANカード
50 インターネット
100〜102 パーソナルコンピュータ(PC)
110 管理サーバ
200 パーソナルコンピュータ(PC)
300 パーソナルコンピュータ(PC)
400 ライセンス管理サーバ
1100〜102 パーソナルコンピュータ(PC)
1110 管理サーバ
1200 パーソナルコンピュータ(PC)
1300 パーソナルコンピュータ(PC)
1400 ライセンス管理サーバ


Claims (5)

  1. 販売したソフトウェアのライセンスを管理するソフトウェアライセンス管理方法であって、
    ソフトウェアをインストールして使用する機器に対して、ライセンスの管理を行うソフトウェアがインストールされた場合、該機器に対して割り振られているMACアドレスおよび当該ソフトウェアのシリアル番号および該機器を使用するユーザのユーザ情報を、ネットワークを介して、当該ソフトウェアのライセンスを管理するためのライセンス管理サーバに対して送信するステップと、
    前記ライセンス管理サーバでは、ソフトウェアをインストールした機器から送信されてきた、当該ソフトウェアのシリアル番号、販売した該ソフトウェアのライセンスを付与した機器のMACアドレス、ユーザ情報とを対応付けて格納するステップと、
    前記機器にインストールされているソフトウェアが起動された場合、該ソフトウェアのシリアル番号と当該機器に対して割り振られているMACアドレスとをハードウェア情報として前記ライセンス管理サーバにネットワークを介して送信し、該送信が正常に通信完了できた場合にのみ起動を行うステップと、
    前記ライセンス管理サーバでは、送信されてきたハードウェア情報が、予め格納されている情報と一致するか否かを確認するステップとを備えたソフトウェアライセンス管理方法。
  2. 前記ライセンス管理サーバは、前記機器から送信されてきたハードウェア情報が、予め格納されている情報と一致しない場合、当該機器に対して警告メールを送信する請求項1記載のソフトウェアライセンス管理方法。
  3. 前記ライセンス管理サーバは、前記機器から送信されてきたハードウェア情報が、予め格納されている情報と一致しない場合、当該機器に対するソフトウェアのバージョンアップを禁止する請求項1または2記載のソフトウェアライセンス管理方法。
  4. 販売されたソフトウェアのライセンスを管理するソフトウェアライセンス管理方法であって、
    ソフトウェアをインストールして使用する機器に対して、ライセンスの管理が行われるソフトウェアがインストールされた場合、該機器に対して割り振られているMACアドレスおよび当該ソフトウェアのシリアル番号および該機器を使用するユーザのユーザ情報を、ネットワークを介して、当該ソフトウェアのライセンスを管理するためのライセンス管理サーバに対して送信するステップと、
    前記ソフトウェアが起動された場合、付与されているシリアル番号と当該機器に対して割り振られているMACアドレスとをハードウェア情報として前記ライセンス管理サーバにネットワークを介して送信し、該送信が正常に通信完了できた場合にのみ起動を行うステップとを備えたソフトウェアライセンス管理方法。
  5. 販売されたソフトウェアのライセンスを管理する処理をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    ソフトウェアをインストールして使用する機器に対して、ライセンスの管理が行われるソフトウェアがインストールされた場合、該機器に対して割り振られているMACアドレスおよび当該ソフトウェアのシリアル番号および該機器を使用するユーザのユーザ情報を、ネットワークを介して、当該ソフトウェアのライセンスを管理するためのライセンス管理サーバに対して送信する処理と、
    前記ソフトウェアが起動された場合、付与されているシリアル番号と当該機器に対して割り振られているMACアドレスとをハードウェア情報として前記ライセンス管理サーバにネットワークを介して送信し、該送信が正常に通信完了できた場合にのみ起動を行う処理とをコンピュータに実行させるためのプログラム。


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