JP2001296998A - ソフトウェアの不正使用防止方式 - Google Patents

ソフトウェアの不正使用防止方式

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JP2001296998A
JP2001296998A JP2000114746A JP2000114746A JP2001296998A JP 2001296998 A JP2001296998 A JP 2001296998A JP 2000114746 A JP2000114746 A JP 2000114746A JP 2000114746 A JP2000114746 A JP 2000114746A JP 2001296998 A JP2001296998 A JP 2001296998A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】CD−ROM等の記録不可能媒体で提供される
ソフトウェアに対して不正使用を防止するソフトウェア
不正使用防止方式を提供する。 【解決手段】セーブ機能部102は、セーブするデータ
にホスト固有情報保存部106に保存したホスト固有情
報およびソフトウェアID保存部107に保存したソフ
トウェアIDを埋め込み外部記憶装置113にセーブす
る。ロード機能部109は、データをロードしたとき、
そのデータに埋め込まれているホスト固有情報およびソ
フトウェアIDを使用しているコンピュータのホスト固
有情報保存部105に保存されたホスト固有情報および
ソフトウェアID保存部107に保存されたソフトウェ
アIDを比較して、不正使用のチェックを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はソフトウェアの不正
使用防止方式、特にCD−ROM(コンパクトディスク
使用読出専用メモリ)等の書き込み不可能媒体で提供さ
れるソフトウェアで且つそのソフトウェアがデータファ
イルを読み書きする機能を有している形式における、不
正使用防止方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のソフトウェア防止方式としては、
種々の方式が提案されている。例えば特開平11−95
998号公報の「端末装置、通信システムおよびネット
ワークコンピュータシステム」(以下、第1公知文献と
いう)では、ネットワークを介して配信されたソフトウ
ェアに対して付加情報を書き込み、そのソフトウェアを
コピーする時点で付加情報により、コピー制限をする方
式である。また、特開平10−198569号公報の
「ソフトウエアのインストール方法およびソフトウェア
インストール用記録媒体」(以下、第2公知文献とい
う)では、ソフトウェアのインストール時に、ネットワ
ークを経由してユーザ情報を管理するホストシステムに
アクセスし、不正使用を防止する方式である。更に、特
開平10−161864号公報の「ソフトウェアの保護
方式」(以下、第3公知文献という)および特開平9−
69044号公報の「ライセンシー通知システム」(以
下、第4公知文献という)では、ソフトウェアを暗号化
し、その復号鍵をネットワーク経由で課金センタから取
得し、ソフトウェアを復号化する方式で、課金センタの
制御によって、ソフトウェアの不正使用を防止する方式
である。また、特開平10−49362号公報の「ソフ
トウェアの不正コピー防止装置」(以下、第5公知文献
という)および特開昭63−213027号公報「ソフ
トウェアのコピープロテクション方式」(以下、第6公
知文献という)では、ソフトウェアインストール時に、
そのソフトウェアが保存されている媒体に不正使用チェ
ック用のデータを書き込む方式である。
【0003】更にまた、特開平10−187433号公
報の「電子機器および゛記憶媒体」(以下、第7公知文
献という)は、ソフトウェアインストール時にソフトウ
ェア提供元から提供された暗証コードを入力することに
より、インストール可能になる方式で、その暗証コード
を知らない場合には、そのソフトウェアを使用できなく
なるものである。特開平9−81382号公報の「コン
ピュータソフトウェア不正コピー使用防止方法および同
防止システム」(以下、第8公知文献という)では、イ
ンストール時に、ソフトウェア提供元から使用許諾コー
ドを入手し、そのコードを入力することにより、インス
トールが可能になる方式であり、使用許諾コードがない
場合には、不正使用することができない方法である。最
後に、特開昭62−20031号公報の「ソフトウェア
保護方式」(以下、第9公知文献という)および特開昭
61−134836号公報の「ソフトウェアの使用制限
方式」(以下、第10公知文献という)は、ソフトウェ
アインストール時に、ソフトウェア媒体管理情報をコン
ピュータの不揮発メモリ内とソフトウェア提供媒体に保
存することにより、使用制限を実現する方法である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、現在の
パーソナルコンピュータ(PC)等におけるソフトウェ
アの供給形態は、CD−ROM等の追記不可能媒体で供
給される方法が一般的であるため、従来の方式では以下
の如き種々の問題がある。上述した第1乃至第4公知文
献に開示される方式では、ネットワークを介する方式で
あるために、ソフトウェア供給元の管理コストが増大
し、実現化は困難である。
【0005】また、上述した第5、第6、第9および第
10公知文献に開示される方式では、ソフトウェアイン
ストール時に、そのソフトウェアがフロッピー(登録商
標)ディスク等の追記可能媒体を使用するため、現在一
般的な供給形態であるCD−ROM等の追記不可能媒体
では使用できない。尚、CD−ROMは、記憶容量が大
きく且つ製造コストも安価であり、CD−ROMに代わ
る供給媒体は現在存在しない。
【0006】更に、上述した第7公知文献に開示される
方式では、ソフトウェアの提供を受けた使用者が故意に
暗証コードを他者に伝えることにより、無制限にソフト
ウェアを使用可能である。特に、近年企業内におけるソ
フトウェアの不正使用が問題になっており、この方法で
は企業内のソフトウェア不正使用の防止は不可能であ
る。最後に、上述した第8公知文献に開示する方式で
は、ソフトウェア提供元から使用許諾コードを入手する
方式であるため、不正使用には有用である。しかし、ソ
フトウェア提供側の管理コストが増大するため、実現が
困難である。
【0007】
【発明の目的】従って、本発明の目的は、現在一般的な
ソフトウェア提供形態である、CD−ROM等の追記不
可能媒体での供給形態で且つデータのセーブ、ロード機
能を有するソフトウェアに対する不正使用を、従来技術
に比較してより一層確実に防止可能にするソフトウェア
の不正使用防止方式を提供することである。特に、近年
問題になっている企業内におけるソフトウェア不正使用
を十分に防止可能なソフトウェアの不正使用防止方式を
提供することである。
【0008】尚、本発明は、上述した如くデータのセー
ブ、ロード機能を有するソフトウェアを対象にしたもの
である。具体的には、ワードプロセッサ、表計算ソフト
ウェアおよび図面作成のソフトウェア等の使用者が作成
したデータを、外部記憶媒体に保存する機能を持ったソ
フトウェアが対象となる。但し、そのデータ内にソフト
ウェア保護用の個別IDを埋め込むために、データが予
め取り決められたフォーマットのみを保存するソフトウ
ェアは、本発明の対象とはならない。予め決められたフ
ォーマットとは、非営利団体等が取り決めたフォーマッ
ト等を指し、具体例として、画像用データのgifフォー
マット、JPEGフォーマット、映像用データのaviフ
ォーマット等がある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によるソフトウェ
アの不正使用防止方式は、ソフトウェア毎に割り振られ
たソフトウェアIDおよびホストコンピュータ固有の情
報を、ソフトウェアが出力するデータに埋め込み、この
データをロードするときロードしたホストコンピュータ
に登録されているソフトウェアIDとホストコンピュー
タ固有の情報とを比較して、ソフトウェアの不正使用を
チェックする。
【0010】また、本発明によるソフトウェアの不正使
用防止方式の好適実施形態例によると、ホストコンピュ
ータ固有の情報およびソフトウェアIDを埋め込まれた
データを外部記憶装置にセーブする。データをロードす
るとき、データからホストコンピュータIDを抽出し、
使用者が使用しているコンピュータのホスト固有の情報
とソフトウェアIDとを比較して、ソフトウェアの不正
使用を判断する。ホストコンピュータ固有の情報および
ソフトウェアIDを暗号化部により暗号化してデータに
埋め込み、データをセーブする。また、ホストコンピュ
ータ固有の情報およびソフトウェアIDをデータから抽
出するとき、復号化する復号化部を備える。
【0011】更に、本発明のソフトウェアの不正使用防
止方式は、全体の動作を制御する全体制御部と、データ
をセーブする機能を有するセーブ機能部と、データをロ
ードする機能を有するロード機能部と、セーブ機能部お
よびロード機能部間に接続され、個別IDを生成する個
別ID生成部と、セーブ機能部およびロード機能部に接
続されデータをセーブする外部記憶装置とを備え、セー
ブ機能部は、個別ID生成部からのソフトウェアに割り
振られたソフトウェアIDおよびホストコンピュータ固
有の情報を出力するデータに埋め込み、外部記憶装置に
記憶してロード機能部でソフトウェアの不正使用をチェ
ックする。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明によるソフトウェア
の不正使用防止方式の好適実施形態例の構成および動作
を、添付図を参照して詳細に説明する。
【0013】先ず、図1は、本発明によるソフトウェア
不正使用防止方式の好適(又は第1)実施形態例のシス
テム構成を示すブロック図である。このソフトウェア不
正使用防止方式100は、全体制御部101、セーブ機
能部102、個別ID生成部105、ロード機能部10
9および外部記憶装置113より構成される。セーブ機
能部102は、個別ID埋め込み部103およびセーブ
部104を有する。個別ID生成部105は、ホスト固
有情報保存部106、ソフトウェアID保存部107お
よび計算部108を有する。また、ロード機能部109
は、チェック部110、分離部111およびロード部1
12を有する。
【0014】次に、図1のソフトウェアの不正使用防止
方式を構成する各構成要素の機能を説明する。全体制御
部101は、全体、即ちセーブ機能部102、個別ID
生成部105およびロード機能部109の制御を行う。
セーブ機能部102は、データをセーブする機能を有す
る。セーブ機能部102の個別ID埋め込み部103
は、全体制御部101からセーブ(保存又は格納)する
データを受け取り、計算部108より受け取った個別I
Dをそのデータに埋め込み、セーブ部104に個別ID
が埋め込まれたデータを渡す。セーブ部104は、個別
IDが埋め込まれたデータを外部記憶装置113に保存
する。個別ID生成部105は、個別IDを生成する。
個別ID生成部105のホスト(ホストコンピュータ)
固有情報保存部106は、ソフトウェアインストール時
に、ホスト固有の情報を記憶させる部分である。ソフト
ウェアID保存部107は、ソフトウェアインストール
時に、ソフトウェアIDを記憶させる部分である。計算
部108は、ホスト固有情報保存部106からホスト固
有情報を受け取り且つソフトウェアID保存部108か
らソフトウェアIDを受け取る。そして、受け取ったホ
スト固有情報およびソフトウェアIDを1つの固まりと
して、個別IDを生成する。この生成した個別IDを、
セーブ機能部102の個別ID埋め込み部103へ渡
す。また、計算部108は、ソフトウェアIDとホスト
固有情報をチェック部110に渡す。
【0015】ロード機能部109は、データをロードす
る機能を有する。ロード機能部109のロード部112
は、外部記憶装置113からデータをロードし、分離部
111へ渡す。分離部111は、ロード部112から受
け取ったデータから個別IDを抽出し、更に個別IDか
らソフトウェアIDとホスト固有情報に分離する。そし
て、そのソフトウェアIDとホスト固有情報をチェック
部110へ渡す。チェック部110は、分離部111よ
り渡されたソフトウェアIDと個別ID生成部105の
計算部108より渡されたソフトウェアIDとの比較を
行う。即ち、両ソフトウェアIDが一致しているか又は
不一致であるかのチェックを行う。また、分離部111
より渡されたホスト固有情報と計算部108より渡され
たホスト固有情報との比較を行い、両ホスト固有IDが
一致しているか又は不一致であるかのチェックを行う。
【0016】このように、チェック部110は、分離部
111より渡されたソフトウェアIDと計算部108よ
り渡されたソフトウェアIDとの比較を行う。両ソフト
ウェアIDが一致しているか又は不一致であるかのチェ
ックを行う。分離部111より渡されたホスト固有情報
と計算部108より渡されたホスト固有情報との比較を
行い、一致しているか又は不一致であるかのチェックを
行うため、その結果の組み合わせは4通りになる。この
各組み合わせにより、不正使用の判定を行う。
【0017】次に、図2を参照して、図1に示す本発明
のソフトウェアの不正使用防止方式における「不正使用
の判定基準」を説明する。ホスト固有情報が一致し且つ
ソフトウェアIDが一致した場合(図2のケース20
1参照)には、データをセーブしたホストとロードした
ホストが同じであると判定し、不正使用ではない「通常
使用」と判定する。また、ホスト固有情報が不一致であ
り且つソフトウェアIDも不一致の場合(図2のケース
202参照)には、セーブしたホストとロードしたホ
ストが異なっているが、ソフトウェアIDも異なってお
り、不正使用ではない「通常使用」と判定する。更に、
ホスト固有情報が不一致であり且つソフトウェアIDが
一致した場合(図2のケース203参照)には、ロー
ドしたホストが異なっているが、ソフトウェアIDが異
なっておらず、「不正使用」であると判定する。最後
に、ホスト個別情報が一致し且つソフトウェアIDが不
一致な場合(図2のケース204参照)には、セーブ
したホストとロードしたホストが同じであると判定し、
不正使用ではない「通常使用」と判定する。
【0018】次に、図1に示すソフトウェアの不正使用
防止方式の動作を、図3乃至図7のフローチャートを参
照して説明する。図3は、個別ID生成部105がイン
ストールする際の動作を示すフローチャートである。イ
ンストールが開始されると全体制御部101は、個別I
D生成部105にインストールの指示が与えられる。個
別ID生成部105は、ソフトウェア供給元より供給さ
れた各ソフトウェア毎に異なるソフトウェアIDの入力
を促し、利用者はそのソフトウェアIDを入力する(ス
テップ301)。次に、入力されたソフトウェアIDを
ソフトウェアID保存部107に保存する(ステップ3
02)。次に、ホスト固有情報を取得する(ステップ3
03)。このホスト固有情報は、ホスト毎に異なる情報
であれば何でもよい。一般的には、CPU(中央演算処
理装置)IDおよびイーサーネットのネットワークカー
ドのMAC(媒体アクセス制御)アドレス等がそれに該
当する。次に、取得したホスト固有情報をホスト固有情
報保存部106に保存する(ステップ304)。以上の
ステップにより、インストール作業が終了する。
【0019】次に、計算部108の動作を示すフローチ
ャートである図4を参照して説明する。計算部108
は、全体制御部101の指示に従って、ホスト固有情報
とソフトウェアIDとをホスト固有情報保存部106お
よびソフトウェアID保存部107から取得する(ステ
ップ401)。次に、取得したホスト固有情報およびソ
フトウェアIDから個別IDを計算する(ステップ40
2)。計算方法は、単純にホスト固有情報とソフトウェ
アIDとをつなげた情報であり、1つの情報として扱う
ために行う。
【0020】図5は、セーブ機能部102の動作を示す
フローチャートである。セーブ機能部102は、全体制
御部101の指示に従って、個別ID埋め込み部104
に指示を出し、計算部108より、個別IDを取得する
(ステップ501)。次に、セーブするデータに個別I
Dを埋め込む(ステップ502)。埋め込み方法は、デ
ータの先頭、末尾又は中間の位置等の予め決められた場
所に埋め込む。次に、セーブ機能部102は、セーブ部
104に指示を出し、個別IDが埋め込まれたデータを
個別ID埋め込み部103から受けとり、外部記憶装置
113にセーブする(ステップ503)。
【0021】図6は、ロード機能部109の動作を示す
フローチャートである。ロード機能部109は、全体制
御部101の指示に従って、ロード部112に指示を出
し、外部記憶装置113からデータをロードする(ステ
ップ601)。次に、ロード機能部109は、分離部1
11に指示を出し、ロードしたデータから個別IDを抽
出する(ステップ602)。次に、抽出した個別IDか
らホスト固有情報およびソフトウェアIDに分離する
(ステップ603)。次に、ロード機能部109は、チ
ェック部110に指示を出し、個別ID生成部105の
計算部108より、現在動作しているコンピュータのホ
スト固有情報およびソフトウェアIDを取得する(ステ
ップ604)。次に、チェック部110は、データから
抽出したホスト固有情報およびソフトウェアIDと、現
在動作しているコンピュータのホスト固有情報およびソ
フトウェアIDとを比較して、ソフトウェアが不正使用
されていないかチェックする(ステップ605)。以
下、比較方法を説明する。
【0022】図7は、チェック部110の不正使用チェ
ック動作を示すフローチャートである。最初に、データ
から抽出したホスト固有情報と現在動作しているコンピ
ュータのホスト固有情報が一致しているか否かをチェッ
クする(ステップ701)。一致している場合(ステッ
プ701:はい)には、不正使用ではないと判断し、
「通常処理」を行う(ステップ702)。ステップ70
1でホスト固有情報が一致していない場合(ステップ7
01:いいえ)には、データから抽出したソフトウェア
IDと現在動作しているコンピュータのソフトウェアI
Dが一致しているか否かをチェックする(ステップ70
3)。一致していない場合(ステップ703:いいえ)
には、不正使用ではないと判断し、「通常処理」を行う
(ステップ702)。一方、一致している場合(ステッ
プ703:はい)には、不正使用であると判断し、「不
正使用」のメッセージ等を出力する「不正使用処理」
(ステップ704)し、動作を停止する(ステップ70
5)。
【0023】上述した本発明によるソフトウェアの不正
使用防止方式によると、データをロードする時に不正使
用の判断を行うため、現在のソフトウェアの供給形態で
主流になっている、CD−ROM等の記録不可媒体でも
不正使用のチェックを行うことができる。更に、ソフト
ウェア供給元は、ソフトウェア毎に個別のソフトウェア
IDを利用者に提供するだけで、不正使用のチェックが
行えるので、ソフトウェア供給元の開発費用および保守
費用を低減することが可能である。
【0024】
【発明の他の実施例】次に、本発明によるソフトウェア
の不正使用防止方式の第2実施形態例を詳細に説明す
る。図8は、斯かるソフトウェアの不正使用防止方式の
第2実施形態例のシステム構成を示す機能ブロック図で
ある。尚、図8のソフトウェアの不正使用防止方式10
0’は、図1に示す第1実施形態例と類似するので、対
応する構成要素には同様の参照符号を使用することとす
る。このソフトウェアの不正使用防止方式100’は、
全体制御部101、セーブ機能部102、個別ID生成
部105’、ロード機能部109’および外部記憶装置
113より構成される。セーブ機能部102は、個別I
D埋め込み部103およびセーブ部104を有する。個
別ID生成部105’は、ホスト固有情報保存部10
6、ソフトウェアID保存部107および計算部108
に加えて、暗号化部114を有する。また、ロード機能
部109’は、チェック部110、分離部111および
ロード部112に加えて、復号化部115を有する。
【0025】従って、図8に示すソフトウェアの不正使
用防止方式100’は、図1に示すソフトウェアの不正
使用防止方式100に対して、以下の点で相違する。即
ち、個別ID生成部105’には、暗号化部114が付
加されている。また、ロード機能部109’には、復号
化部115が付加されている。セーブ部104によりセ
ーブされたデータには、個別IDが埋め込まれている。
しかし、この埋め込まれた個別IDを改竄や変更するこ
とにより、チェック部110における不正使用チェック
が正常に機能しないという問題が考えられる。そこで、
図8に示す第2実施形態例では、暗号化部114で個別
IDを暗号化することにより、個別IDの改竄や変更を
防ぐことを意図している。
【0026】次に、図8に示す第2実施形態例につい
て、図1に示す第1実施形態例と異なる部分を中心に説
明する。個別ID生成部105’の計算部108は、ホ
スト固有情報保存部106から取得したホスト固有情報
およびソフトウェアID保存部107から取得したソフ
トウェアIDを暗号化部114に送る。暗号化部114
は、その受け取ったホスト固有情報とソフトウェアID
とを暗号化し、その暗号化したホスト固有情報およびソ
フトウェアIDを計算部108に返す。そこで、計算部
108は、暗号化されたホスト固有情報およびソフトウ
ェアIDから個別IDを生成する。セーブ機能部102
の個別ID埋め込み部103は、暗号化部114により
暗号化された個別IDを計算部108より取得する。そ
して、個別ID埋め込み部103に、暗号化された個別
IDをセーブデータに埋め込みを行う。以上のように、
セーブデータに暗号化された個別IDを埋め込むことが
できる。また、復号化部115は、分離部111より取
得した暗号化されたホスト固有情報とソフトウェアID
を復号化して、ロード機能部109’のチェック部11
0に渡す。従って、ロード時に暗号化された個別IDか
ら復号化されたホスト固有情報およびソフトウェアID
を得ることができる。
【0027】上述した第2実施形態例のソフトウェアの
不正使用防止方式100’は、図1乃至図7を参照して
上述した第1実施形態例のソフトウェアの不正防止方式
100に加えて、セーブされたデータに埋め込まれた個
別IDに対して改竄および変更を防ぐという効果も有す
る。
【0028】以上、本発明によるソフトウェア不正使用
防止方式の好適実施形態例の構成および動作を詳述し
た。しかし、斯かる実施形態例は、本発明の単なる例示
に過ぎず、何ら本発明を限定するものではない。本発明
の要旨を逸脱することなく、種々の変形変更が可能であ
ること、当業者には容易に理解できよう。
【0029】
【発明の効果】以上の説明から理解される如く、本発明
のソフトウェア不正使用防止方式によると、次の如き種
々の実用上顕著な効果を有する。先ず、現在のソフトウ
ェアの供給形態で主流になっている、CD−ROM等の
記録不可媒体でも不正使用のチェックができることであ
る。その理由は、データをロードする時点に不正使用の
判断を行うためである。次に、ソフトウェア供給元の開
発費用および保守費用を低減できることである。その理
由は、ソフトウェア供給元はソフトウェア毎に個別のソ
フトウェアIDを利用者に提供するだけで、ソフトウェ
アの不正使用をチェックできるためである。最後に、不
正使用チェックに使用する個別IDに対して改竄および
変更を防ぐことができることにある。その理由は、個別
IDを暗号化してセーブデータに埋め込むためである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるソフトウェアの不正使用防止方式
の第1実施形態例のシステム構成を示すブロック図であ
る。
【図2】図1に示すソフトウェアの不正使用防止方式お
ける不正使用チェックの判定基準を示す図である。
【図3】図1に示すソフトウェア不正使用防止方式のイ
ンストール時の動作を示すフローチャートである。
【図4】図1に示すソフトウェア不正使用防止方式の計
算部の動作を示すフローチャートである。
【図5】図1に示すソフトウェア不正使用防止方式のセ
ーブ機能部の動作を示すフローチャートである。
【図6】図1に示すソフトウェア不正使用防止方式のロ
ード機能部の動作を示すフローチャートである。
【図7】図1に示すソフトウェアの不正使用防止方式の
チェック部における不正使用チェックの動作を示すフロ
ーチャートである。
【図8】本発明によるソフトウェア不正使用防止方式の
第2実施形態例のシステム構成を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
100、100’ ソフトウェアの不正使用防止方式 101 全体制御部 102 セーブ機能部 103 個別ID埋め込み部 104 セーブ部 105、105’ 個別ID生成部 106 ホスト固有情報保存部 107 ソフトウェアID保存部 108 計算部 109、109’ ロード機能部 110 チェック部 111 分離部部 112 ロード部 113 外部記憶装置 114 暗号化部 115 復号化部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ソフトウェア毎に割り振られたソフトウェ
    アIDおよびホストコンピュータ固有の情報を、前記ソ
    フトウェアが出力するデータに埋め込み、該データをロ
    ードするとき、該ロードしたホストコンピュータに登録
    されているソフトウェアIDとホストコンピュータ固有
    の情報とを比較して、ソフトウェアの不正使用をチェッ
    クするソフトウェアの不正使用防止方式。
  2. 【請求項2】前記ホストコンピュータ固有の情報および
    前記ソフトウェアIDを埋め込まれたデータを、外部記
    憶装置にセーブすることを特徴とする請求記載の項1に
    記載のソフトウェアの不正使用防止方式。
  3. 【請求項3】データをロードするときに、データから前
    記ホストコンピュータ固有情報および前記ソフトウェア
    IDを抽出し、使用者が使用しているコンピュータのホ
    スト固有の情報とソフトウェアIDとを比較し、ソフト
    ウェアの不正使用を判断することを特徴とする請求項1
    又は2に記載のソフトウェアの不正使用防止方式。
  4. 【請求項4】前記ホストコンピュータ固有の情報および
    前記ソフトウェアIDを暗号化部により暗号化してデー
    タに埋め込み、データをセーブすること特徴とする請求
    項1、2又は3に記載のソフトウェアの不正使用防止方
    式。
  5. 【請求項5】前記ホストコンピュータ固有の情報および
    前記ソフトウェアIDをデータから抽出するとき、復号
    化する復号化部を備えることを特徴とする請求項4に記
    載のソフトウェアの不正使用防止方式。
  6. 【請求項6】全体の動作を制御する全体制御部と、デー
    タをセーブする機能を有するセーブ機能部と、データを
    ロードする機能を有するロード機能部と、前記セーブ機
    能部および前記ロード機能部に接続され個別IDを生成
    する個別ID生成部と、前記セーブ機能部および前記ロ
    ード機能部に接続されデータをセーブする外部記憶装置
    とを備え、前記セーブ機能部は、前記個別ID生成部か
    らのソフトウェアに割り振られたソフトウェアIDおよ
    びホストコンピュータ固有の情報を出力するデータに埋
    め込み、前記外部記憶装置にセーブし、前記ロード機能
    部でソフトウエアの不正使用をチェックすることを特徴
    とするソフトウェアの不正使用防止方式。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003345454A (ja) * 2002-05-28 2003-12-05 Nec Corp ソフトウェアの使用権管理方法、使用権管理システム、使用権管理プログラム及び使用権配信要求プログラム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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