JP4145628B2 - 美容処理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
本発明は、各種の美容処理に適用される美容処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
美顔処理などの美肌処理や化粧、またシミ、くすみ、しわ、ニキビなどの除去もしくは抑制、さらには肌の保護などを目的として、身体の対象部位に美容液、化粧液、皮膚保護液、薬剤などを浸透させることが行われている。これら美容液や化粧液などの美容処理剤を皮膚に浸透させる際には、美容処理剤をコットンなどに染み込ませ、これを処理対象部位の皮膚表面に押し当てたり、さらには連続的に押し当てる(以下パッティングと称する)ことが一般的である。
【0003】
美容処理剤の皮膚への浸透には、機械的振動や超音波振動、また電界の印加などを利用することも行われている(特許文献1、2参照)。例えば、特許文献1には偏心ロータ付きモータを内蔵した装置本体に、美容液を浸透させるための滑らかな被膜(例えば金メッキやハードクロムメッキ)を有する処理部を固定した美容処理装置が記載されている。美容液の浸透は、予め身体の対象部位に美容液を塗布し、その部位に振動させた処理部を押し当てることにより実施される。
【0004】
特許文献2には、超音波振動子を内蔵するプローブの先端に円盤状の電極を配置することによって、プローブ先端の円盤状電極で利用者の皮膚に振動と直流電圧による電界を同時に印加することを可能にした美容器具が記載されている。ここでは、まず身体の対象部位に美容処理剤を塗布し、この美容処理剤の塗布面に対して上記した円盤状電極を押し付けることによって、美容処理剤の皮膚への浸透を促進している。
【0005】
上述したように、美容処理剤の皮膚への浸透には、人為的なパッティングのみならず、機械的振動、超音波振動、電界の印加などを利用した美容処理装置が用いられている。しかしながら、従来の美容処理装置はいずれも身体の対象部位に予め美容処理剤を塗布する必要があることから、必ずしも十分な美容処理剤の浸透効率を得るまでには至っていない。さらに、美容処理剤の浸透量は、予め皮膚に塗布する美容処理剤の量(塗布量)に影響されることから、使用者により浸透量に差が生じることがある。
【0006】
また、特許文献1には上述した美容処理装置を身体に振動を加えて美容処理を行う装置としても利用することが記載されている。すなわち、偏心ロータ付きモータを内蔵した装置本体に、粗い表面を有するセラミックス材料からなる処理チップを連結固定し、この処理チップに機械的振動を印加しつつ皮膚に当接することによって、老化した角質を除去する処理(いわゆるピーリング処理)を行うものである。ここでは、処理チップにアルミナ、ジルコニア、マグネシアなどのセラミックス焼結体が使用されている。
【0007】
上記したようなピーリング処理は、皮膚の再生機能を促進して、シミやくすみの原因を取り除いたり、またしわやストレッチマークなどの除去に有効であり、主として美顔処理などの美肌処理を目的として実施されている。すなわち、表皮最上部に位置する角質は、表皮最下部の基底細胞で新生された細胞が上部に押し上げられ、この細胞が融解して内部のケラトヒアリンが転化(ケラトヒアリン代謝)することで順次生成される。表皮最上部の角質は、次第にウロコ状となって最後には角片(あか)となって表皮から脱落する。
【0008】
このように、皮膚は本来再生能力を有しており、表皮細胞が新生してから剥がれ落ちるまでの周期は表皮のターンオーバーと呼ばれている。ターンオーバーが加齢、紫外線照射、乾燥、ストレスなどにより正常に行われなくなると、シミ、くすみ、しわ、ストレッチマークなどが生じやすくなる。そこで、表皮最上部の老化した角質に機械的振動を与え、老化した角質の一部を除去するなどによって、皮膚の再生機能(ターンオーバー)を促進する処理が行われている。
【0009】
皮膚の再生促進処理は、シミ、くすみ、しわ、ストレッチマークなどの除去に対して効果を示し、さらに皮膚の老化防止や老化予防などに対しても有効に作用する。特に、機械的な振動による皮膚の再生促進処理は、皮膚に対するダメージが小さいと共に、局部的な処理が可能であるというような特徴を有する。ただし、皮膚に直接当接する処理チップの表面粗さが大きすぎたり、また硬度が高すぎると、例えば老化した角質の除去が不均一となったり、皮膚へのダメージが大きくなることが懸念される。処理チップの表面を単に平滑にしただけでは、皮膚の再生促進処理の効果そのものが低減してしまうため、皮膚の再生機能の促進効果を高めた上で、皮膚へのダメージを極力少なくすることが求められている。
【0010】
なお、身体に振動を加えて美容処理を行う装置に関しては、特許文献3、特許文献4、特許文献5などにも記載されている。ただし、特許文献3や特許文献4に記載されている装置は、身体に振動を加えてマッサージ効果を得る装置である。特許文献5に記載されている美容処理装置は、皮膚に交流電圧などによる電気的な刺激に加えると共に、超音波振動を印加する装置である。これらの装置は美容処理剤の浸透処理や皮膚の再生促進処理について考慮されていない。
【0011】
【特許文献1】
登録実用新案第3000144号公報
【特許文献2】
特開2000-217881号公報
【特許文献3】
登録実用新案第3004388号公報
【特許文献4】
登録実用新案第3041063号公報
【特許文献5】
特開平4-117965号公報
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、美容処理剤の皮膚への浸透については、機械的振動や超音波振動などを利用した美容処理装置を用いて、美容処理剤の浸透を効率化することが行われているが、従来の美容処理装置では必ずしも十分な浸透効率を得るまでには至っていない。さらに、美容処理剤の浸透量は、予め皮膚に塗布する美容処理剤の量(塗布量)に影響されることから、使用者により浸透量に差が生じることがある。このようなことから、美容処理剤の皮膚への浸透をより効率化すると共に、美容処理剤の浸透量の制御性などを向上させた美容処理装置の実現が望まれている。さらに、このような美容処理装置の利便性を高めるためには低コスト化が必須であり、これにより個人での使用を可能にすることが求められている。
【0013】
また、機械的な振動を利用した皮膚の再生促進処理は、皮膚に対するダメージが一般的に小さいと共に、局部的な処理が可能であるというような特徴を有する反面、従来の処理チップでは表面粗さが大きすぎたり、また硬度が高すぎるなどによって、例えば老化した角質の除去が不均一となったり、皮膚へのダメージが大きくなることが懸念されている。このようなことから、皮膚の再生機能の促進効果を高めた上で、皮膚へのダメージを極力少なくすることを可能にした美容処理装置が求められている。
【0014】
本発明はこのような課題に対処するためになされたもので、美容液や化粧液などの美容処理剤の皮膚への浸透効率や浸透量の制御性などを高めると共に、低コストで簡易的に使用することを可能にした美容処理装置を提供することを目的としている。また、美容処理剤の皮膚への浸透を図りつつ、老化した角質や皮膚表面に付着した汚れなどを効率よく除去することを可能にした美容処理装置、さらに皮膚へのダメージを大幅に軽減した上で、老化した角質や皮膚表面に付着した汚れなどを効率よく除去することを可能にした美容処理装置を提供することを目的としている。
【0015】
本発明の美容処理装置は、請求項1に記載したように、装置本体と、前記装置本体に内蔵された振動発生手段と、アルミナ、ジルコニア、マグネシア及びスピネルの少なくとも1つからなる多孔質基材と、前記多孔質基材内に含浸された美容処理剤とを有し、かつ前記振動発生手段から振動が伝達されると共に、美容処理を施す身体の皮膚表面に前記振動を印加するように当接される美容処理用チップとを具備することを特徴とする。
【0016】
上記美容処理用チップに含ませる美容処理剤は、特に限定されるものではなく、目的とする美容処理に応じた各種の美容処理剤を適用することができる。例えば、美容成分、化粧成分、皮膚保護成分などから選ばれる少なくとも1種を主目的成分として含む美容処理剤、さらに副成分として香料、顔料などから選ばれる少なくとも1種を含む美容処理剤などが例示される。
【0017】
また、上記美容処理用チップの形状は、特に限定されるものではなく、例えば平面状の皮膚当接面を有するチップや、曲面状の皮膚当接面を有するチップなどを用いることができる。平面状の皮膚当接面を有する美容処理用チップとしては、直方体形状のチップが例示される。また、曲面状の皮膚当接面を有する美容処理用チップとしては、例えば請求項8に記載したように、球状や円柱状の処理部を有するチップが挙げられる。
【0019】
本発明の美容処理装置は、例えば請求項3に記載したように、美容処理を施す身体に美容処理剤を浸透させるように、美容処理用チップを皮膚表面に当接させる美容処理に用いられるものである。本発明の美容処理装置は、さらには請求項4に記載したように、美容処理を施す身体に美容処理剤を浸透させつつ、身体の皮膚表面に付着した汚れおよび/または老化した角質を除去するように、美容処理用チップを皮膚表面に当接させる美容処理に用いることもできる。
【0020】
本発明においては、身体に浸透させる美容処理剤を予め多孔質基材内に含浸させた美容処理用チップが用いられる。このように、美容処理剤を予め含ませた美容処理用チップに、例えば微振動を加えて各種の美容処理を実施することによって、美容処理剤を効率よく身体に浸透させることができる。さらに、美容処理剤の浸透量は、美容処理用チップへの美容処理剤の含浸量、美容処理用チップに加える振動数、美容処理用チップの硬度や強度(チップ自体の磨耗量)などにより制御されるため、従来の予め美容処理剤を皮膚に塗布する装置に比べて、美容処理剤の浸透量およびそれに基づく美容処理効果の制御性を高めることができる。
【0021】
さらに、本発明の美容処理装置においては、美容処理を施す身体に美容処理剤を浸透させつつ、老化した角質や身体の皮膚表面に付着した汚れを除去することができる。このように、美容処理を施す身体に美容処理剤を浸透させつつ、老化した角質や汚れを除去することによって、美容処理の処理効率の向上や処理時間の短縮化などを図ることができるだけでなく、皮膚の再生促進処理などを実施する際の皮膚へのダメージを大幅に軽減することが可能となる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を実施するための形態について説明する。
図1、図2および図3は本発明の美容処理用チップを適用した美容処理装置の一実施形態の構成を示す図であり、図1は美容処理装置の外観を示す正面図、図2はその側面図、図3は美容処理装置の断面図である。これらの図において、1はプラスチック材料などの非導電性材料からなる装置本体であり、この装置本体1は振動発生手段として偏心ロータ2を有するモータ3を内蔵している。
【0023】
具体的には、装置本体1の内部にはモータ収容部4が一体的に設けられており、このモータ収容部4に小型直流モータ3が設置されている。小型直流モータ3の回転軸3aには偏心ロータ2が固着されている。さらに、装置本体1の内部には電源部5が設けられており、この電源部5内に直流電源として例えば2本の電池6、6が収納されている。これら小型直流モータ3と電源部5とは、装置本体1の外表面に切換スイッチ7aを設けたスイッチ部7を介して電気的に接続されている。図中8は配線である。
【0024】
上述した振動発生手段としての偏心ロータ2を有する小型直流モータ3は、このモータ3を駆動して偏心ロータ2を回転させることで装置本体1を振動させるものである。すなわち、小型直流モータ3を駆動すると偏心ロータ2が回転し、この偏心ロータ16の回転に基づいて装置本体1自体に振動が発生する。このような振動発生機構に基づいて、装置本体1は所望の方向に微振動する。
【0025】
なお、この実施形態では振動発生手段として偏心ロータ2を有する小型直流モータ3を用いた美容処理装置を示したが、本発明で用いられる振動発生手段はこれに限定されるものではなく、例えば超音波振動子や圧電素子などの種々の振動発生手段を適用することができる。このように、本発明では種々の振動発生手段を使用することが可能である。
【0026】
これらのうちでも、特に偏心ロータ2を有する小型直流モータ3は、モータ3の回転数により振動数を、また偏心ロータ2の大きさや質量などにより振幅を容易に制御することができ、微振動を種々の振動数で発生させることが可能であるため、本発明に好適な振動発生手段ということができる。偏心ロータ2を回転させるモータ3は電池駆動方式に限られるものではなく、外部電源から供給された交流または直流電力で駆動するモータを使用してもよいが、電池駆動方式の小型直流モータ3は美容処理装置の携帯性などを高める上で有効である。
【0027】
装置本体1の先端部分には、チップ保持機構9が設けられている。美容処理用チップ10はチップ保持機構9により装置本体1に着脱自在に保持されている。すなわち、チップ保持機構9は挟持部9a、9bを有しており、これらの間に挿入された美容処理用チップ10を挟持部9a、9で締付けることで、美容処理用チップ10が装置本体1に固定されている。ここでは、平面状の皮膚当接面を有する直方体形状の美容処理用チップ10を示したが、チップ形状は特に限定されるものではなく、例えば皮膚当接面を曲面状としたチップなど、各種の形状を有する美容処理用チップ10を使用することができる。なお、美容処理用チップ10の形状とその効果などについては後に詳述する。
【0028】
そして、装置本体1に固定された美容処理用チップ10には、偏心ロータ2を有する小型直流モータ3により発生させた振動が装置本体1を介して伝達され、これにより美容処理用チップ10を各種の美容処理条件などに応じた振動数や振幅で振動させる。偏心ロータ2を有する小型直流モータ3は、例えば美容処理用チップ10に主として図中矢印方向の往復振動を印加するように設置場所や設置方向などが設定されている。
【0029】
ここで、美容処理用チップ10への振動の伝達機構には、図3に示した機構に限らず、各種の機構を採用することができる。例えば、図4に示す美容処理装置は、装置本体1の先端の空洞部内に振動伝達部材11が充填されており、偏心ロータ2が装着された回転軸3aの他端は振動伝達部材11に固定された軸受12により支持されている。言い換えると、偏心ロータ2と美容処理用チップ10との間には振動伝達部材11が介在されている。このような装置構成によれば、偏心ロータ2の回転に基づく振動をより有効に美容処理用チップ10に伝達することができる。さらに、偏心ロータ2を有する小型直流モータ3で発生させた振動は、装置本体1を介さずに、美容処理用チップ10に直接伝達してもよい。
【0030】
上述したような美容処理装置に用いられる美容処理用チップ10は、チップ形状を維持する多孔質基材を有し、かつこの多孔質基材内に美容処理剤を含浸させることにより構成されている。このような美容処理用チップ10を目的とする美容処理条件に応じた振動数や振幅で振動させ、この振動が加えられた状態の美容処理用チップ10を利用者の皮膚表面に当接させることによって、美容処理用チップ10に含ませた美容処理剤を身体に浸透させる美容処理が実施される。具体的には、振動と皮膚への当接(パッティング)時の衝撃などにより美容処理剤が美容処理用チップ10からしみ出し、このしみ出した美容処理剤をチップ10の振動で効率的に皮膚に浸透させる。
【0031】
美容処理用チップ10の基材として用いる多孔質体には、美容処理剤を保持し得ると共に、人体に対する安全性を有するものであれば種々の材料からなる多孔質基材を使用することができる。なお、ここで言う美容処理剤の保持とは、多孔質基材内に美容処理剤を完全に閉じ込める状態を示すものではなく、美容処理用チップ10の利用形態に応じて、美容処理剤の一部が自然にしみ出すような状態や湧出するような状態を含むものである。また、多孔質基材はその空孔部に美容処理剤を保持する材料に限らず、空孔部での保持に加えて美容処理剤を吸収するような材料であってもよい。
【0032】
また、多孔質基材の空孔量(多孔質度)は、取り扱い上の強度を有していれば美容処理剤の種類や目的とする美容処理条件などに応じて適宜に設定することができる。美容処理剤の含浸量は多孔質基材の材質によっても異なるため、これらの条件を考慮した上で多孔質度を設定することが好ましい。さらに、多孔質基材の硬度や強度についても、美容処理条件や美容処理の対象部位などに応じて適宜に設定することができる。例えば、美容処理剤のしみ出し量(身体への浸透量)を高める上で、多孔質基材が徐々に磨耗するような硬度や強度としてもよいし、また逆に多孔質基材は損耗しないような硬度や強度とすることもできる。
【0033】
上述したような多孔質基材の具体例としては、例えば多孔質セラミックス、多孔質樹脂(例えば発泡樹脂)、多孔質ゴム(例えば発泡ゴム)などが挙げられる。これら以外についても美容処理条件に応じた安全性や美容処理剤の保持性並びにしみ出し性などを有するものであれば、各種材料の多孔質体を使用することができる。多孔質セラミックスとしては、セラミックス材料の多孔質焼結体やセラミックス材料の多孔質結合体などが例示される。これらは焼結条件や結合剤の種類、さらにはその他の条件を制御することで、種々の多孔質度(空孔量)、硬度、強度などを有する多孔質基材を比較的容易に得ることができる。多孔質セラミックスは美容処理用チップ10の多孔質基材として好適である。
【0034】
美容処理用チップ10の多孔質基材に適用するセラミックス材料としては、アルミナ、ジルコニア、マグネシア、スピネル、炭化ケイ素、窒化ケイ素、窒化ホウ素などが挙げられる。これらのうちでも、人体に対する安全性が高い酸化物系セラミックス材料、すなわちアルミナ、ジルコニア、マグネシア、スピネルなどを使用することが好ましい。特に、アルミナは安全性に優れると共に、人体に対する攻撃性が低く、その上で適度なマッサージ効果などが得られることから、美容処理用チップ10の多孔質基材の構成材料として好適である。
【0035】
セラミックス材料の多孔質焼結体は、成形体を作製する際のバインダ成分の配合量や焼結条件などを適宜選択することで得ることができ、さらには多孔質焼結体自体の条件(硬度や多孔質度)などを制御することも可能である。また、セラミックス材料の多孔質結合体としては、セラミックス粒子(粉末)をビトリファイド結合剤などにより結合した多孔質体が挙げられる。このような多孔質結合体は、セラミックス粉末をビトリファイド結合剤と共に混合し、この混合物を所望のチップ形状に成形した後、例えば1200〜1350℃程度の温度で焼成することにより作製される。ビトリファイド結合剤の種類や混合量を適宜設定することで、各種の多孔質度や硬度を有する多孔質結合体を得ることができる。
【0036】
なお、ビトリファイド結合剤を用いた多孔質結合体を作製するにあたって、セラミックス粒子に予め塩酸、硫酸、硝酸、フッ酸、これらの混酸などの酸液を用いて酸処理を施しておくことも効果的である。セラミックス粒子に酸処理を施すことによって、粒子自体の安全性(消毒効果)を高めることができると共に、粒子表面の鋭利な突起などがある程度まで滑らかになるため、皮膚に対する攻撃性をより一層低下させることができる。セラミックス粒子の結合・保持には、例えばゴム系結合剤、レジン系結合剤、ガラス系結合剤、メタル系結合剤などの種々の結合剤を使用することができる。
【0037】
美容処理用チップ10は、上述したような多孔質基材内に液状の美容処理剤を含浸させることにより構成される。液状美容処理剤の含浸・保持は、多孔質基材を美容処理剤(液)中に浸漬することで実施してもよいが、例えば真空含浸などを適用することによって、美容処理剤を多孔質基材内に高密度に充填することができる。また、多孔質基材内に含浸させる美容処理剤については、目的とする美容処理に応じて各種の美容液、化粧液、皮膚保護液、洗顔液などを適宜に選択することができ、特に限定されるものではない。さらに、美容処理剤は液状のものに限らず、粉体状や粒子状の処理剤を含んでいてもよい。これらは予め液体(美容処理液や溶剤など)に溶解もしくは分散させておくことによって、多孔質基材に含浸、保持させることができる。
【0038】
多孔質基材内に含浸させる美容処理剤としては、具体的には各種のビタミンやセラミド、またコラーゲン(コラーゲンビーズなどを含む)や美白剤のような美容成分、各種化粧品として用いられている化粧成分、紫外線吸収(もしくは反射)剤(日焼け抑制)、保湿剤、油分補給剤、炎症抑制剤のような皮膚保護成分などを含むもの、また場合によっては洗顔成分などを含むものが用いられる。これら各成分は1種または2種以上の混合物として使用することができる。さらに、これら美容処理剤の主目的成分に加えて、抗炎症作用や抗酸化作用などを有する成分を配合したり、また香料や顔料などを副成分として添加してもよい。
【0039】
美容処理剤の主目的成分としてのビタミンには、ビタミンA油(ビタミンAパルミテート)、ビタミンE油(d1-α-トコフェロール)、ビタミンC(テトラ2-ヘキシルデカン酸アスコルビル)などが効果的に用いられる。例えば、ビタミンAは角質化した皮膚をやわらげ、また肥厚した皮膚や毛孔壁を柔軟にして、ニキビなどのできやすい油漏性角化肌の解消などに効果を発揮する。ビタミンEは細胞の若さを保つ働きを有し、肌荒れ、しわなどの原因となるターンオーバーの改善などに効果を発揮し、さらにシミの原因となる褐色の色素の沈着が抑制される。ビタミンCはシミ、ソバカスの発生原因となるメラニン色素の形成を阻害すると共に、シミの要因となる活性酸素を阻害する抗酸化作用を有する。また、バイオ技術で作られたセラミドは、肌の保湿機能を高めるなどの効果を有する。
【0040】
本発明の美容処理用チップ10に含ませる美容処理剤の具体例としては、上述した各種ビタミンやセラミドなどの主目的成分に、抗炎症作用を有する成分(例えばグリチルレチン酸ステアリル)をオリーブスクワランや吸着精製オリーブ油などの植物性油に溶かしたものを加え、またアロマ効果などを有する各種香料や香油、さらには顔料などを配合した混合処理剤が挙げられる。これらは主目的成分の種類に応じて各種の美容処理用途に用いられる。顔料は美容処理用チップ10を使用目的毎に着色し、美容処理用チップ10の利便性を高める上で効果的である。なお、上記した美容処理剤はあくまでも一例であり、美容処理用チップ10に含ませる美容処理剤は目的とする処理内容や処理対象部位などに応じて適宜に選択して使用することができる。
【0041】
上述したような美容処理剤を含ませた美容処理用チップ10は、例えば往復方向、特に皮膚への当接方向に対して主に前後方向に振動される。その際の振動数や振幅は処理内容に応じて適宜に設定され、例えば振動数は100〜20000回/min程度、往復振動の振幅は0.01〜100μm程度とされる。このような微振動を美容処理用チップ10に加えることによって、皮膚自体にダメージを与えることなく、皮膚表面から美容処理剤を効率的に浸透されることができる。さらに、このような微振動はマッサージ効果や後に詳述する老化した角質の除去効果なども有するため、美容処理効果をより一層高めることができる。
【0042】
この実施形態の美容処理装置は、予め美容処理剤を含ませた美容処理用チップ10を用い、これを目的とする美容処理条件に応じた振動数や振幅で振動させつつ利用者の皮膚表面に押し当てることによって、美容処理用チップ10に含ませた美容処理剤を身体に浸透させるものである。従って、従来の美容処理剤を皮膚に塗布した後に振動などを加える装置に比べて、利用者の身体に美容処理剤をより効率よく浸透させることができる。また、美容処理用チップ10自体の安全性が高く、かつ肌への攻撃性などを美容処理剤中の成分により和らげることができるため、皮膚の負担やダメージなどをより一層抑えることが可能となる。
【0043】
このような美容処理装置によれば、例えばニキビ傾向肌、脂漏性肌、肥厚角化肌、乾燥傾向肌、荒れ肌、シミ・ソバカス傾向肌、くすみ傾向肌、弱肌傾向肌などの改善のための美容処理、肌の老化や乾燥などを防ぐための美容処理、さらには日常の美容、化粧、肌の保護のための各種処理などを、効果的にかつ安全に実施することが可能となる。なお、本発明の美容処理装置はこのような用途への使用に限られるものではなく、各種の美容処理に適用することができるものである。具体的には、後に詳述する皮膚表面に付着した汚れや老化した角質の除去に対しても効果的に用いられるものである。
【0044】
美容処理剤の浸透量に関しては、美容処理用チップ10への美容処理剤の含浸量、美容処理用チップ10に加える振動数や振幅、美容処理用チップ10の硬度や強度(チップ自体の磨耗量)などにより制御することができる。これは美容処理剤の浸透量やそれに基づく美容処理効果の向上などに対して有効に作用する。その上で、本発明の美容処理装置は低コストで提供することができるため、商業用途に限らず個人での使用が可能となる。これによって、美容処理剤を浸透させるための美容処理装置の利便性を大幅に高めることができる。
【0045】
さらに、この実施形態の美容処理装置は、美容処理用チップ10の振動を利用して美容処理剤を効率的に浸透させるものであるため、美容処理剤の浸透効率の向上効果だけでなく、美容処理用チップ10の振動に基づくマッサージ効果や皮膚の再生促進効果などを得ることもできる。すなわち、各種の美容処理剤を含ませた美容処理用チップ10を振動させつつ皮膚に押し当てることで、美容処理剤の浸透処理(パッティング処理)と同時に、老化した角質や皮膚表面に付着した汚れなどの除去処理(ピーリング処理)を実施することができる。
【0046】
具体的には、美容処理剤を含ませた美容処理用チップ10を振動させつつ皮膚に押し当て、さらに皮膚表面に沿って美容処理用チップ10を移動させることによって、美容処理用チップ10の移動経路に沿って美容処理剤を浸透させつつ、老化した角質や皮膚表面に付着した汚れなどを除去することができる。このように、本発明の美容処理装置によれば、パッティング処理とピーリング処理を同時に実施することが可能となる。さらに、美容処理チップ20の微振動により毛細血管が拡張されることから、血流の促進(栄養補給)やリンパ流の促進(老廃物の排出)などを図ることができる。
【0047】
これらによって、皮膚の再生機能(ターンオーバー機能)を活性化することができる。すなわち、皮膚の再生サイクルを促進して、例えば古い角質の滞留が原因となる肌のシミやくすみを取り除くことができる。さらに、しわやストレッチマークの部分の表皮には古い角質が詰まっているため、古い角質を取り除いて周囲の細胞を刺激することによって、しわやストレッチマークを緩和することができる。このような処理を繰り返すことで、滑らかな肌を再生することが可能となる。また、皮膚の再生機能を高めることによって、皮膚の老化を防止ないしは予防することができる。このように、本発明の美容処理装置は美肌処理などの美容処理に対しても多大な効果をもたらすものである。
【0048】
さらに、老化した角質や皮膚表面に付着した汚れなどの除去処理(ピーリング処理)は、処理条件によっては皮膚にダメージを与えるおそれがあるが、本発明では美容処理用チップ10自体の肌への攻撃性を低下させていることに加えて、美容処理用チップ10に含浸させた美容処理剤、例えば炎症抑制剤のような皮膚保護成分によって、皮膚のダメージをより効果的に防止もしくは軽減することができる。このように、美容処理を施す身体に美容処理剤を浸透させつつ、老化した角質や汚れを除去することによって、美容処理の処理効率の向上や処理時間の短縮化などを図ることができるだけでなく、皮膚の再生促進処理などを実施する際の皮膚へのダメージを大幅に軽減することが可能となる。
【0049】
上述したように、パッティング処理とピーリング処理を同時に実施する際に、美容処理用チップ10が例えば図1に示したような角部を有する形状(例えば直方体形状)であると、美容処理用チップ10を皮膚に押し当てる圧力や肌質などによっては皮膚への刺激が強くなりすぎるおそれがある。このような場合には、例えば図5や図6に示すように、曲面状の皮膚当接面を有する美容処理用チップ20を用いることが好ましい。さらに、曲面状の皮膚当接面を有する美容処理用チップ20は、パッティング処理の処理効率の向上、すなわち美容処理剤の浸透効率や浸透量の向上に対しても効果を発揮する。
【0050】
図5に示す美容処理用チップ20は、略円柱状の処理部21と、この円柱状処理部21の上方に突設された取付け部22とを有しており、円柱状処理部21の表面が曲面状皮膚当接面23を構成している。また、図6に示す美容処理用チップ20は、略球状の処理部24と、この球状処理部24の上方に突設された取付け部22とを有しており、球状処理部24の表面が曲面状皮膚当接面23を構成している。なお、図5および図6において、(a)は美容処理用チップ20の正面図、(b)は側面図である。
【0051】
図5や図6に示すように、曲面状皮膚当接面23を有する美容処理用チップ20を用いることによって、老化した角質や皮膚表面に付着した汚れなどを除去する際に、老化した角質の部分的な削りすぎや不均一化などをより有効に抑制することができ、均一にかつ適度に老化した角質などを除去することが可能となる。このような効果を得る上で、曲面状皮膚当接面23の曲率半径Rは例えば1〜30mm程度であることが好ましい。曲率半径Rがあまり小さすぎると皮膚当接面を曲面とした効果が得られず、逆に曲率半径Rがあまり大きすぎると皮膚当接面の大面積化や装置の大型化などを招くためである。
【0052】
なお、曲面状皮膚当接面23を有する美容処理用チップ20の形状は、図5に示した円柱状や図6に示した球状に限られるものではなく、例えば図7に示すような半球状処理部25を有する美容処理用チップ20や、半円柱状処理部を有する美容処理用チップなど、円弧状の皮膚当接面を有するチップであれば種々の形状を有する美容処理用チップを適用することができる。さらに、美容処理用チップの曲面状皮膚当接面23の形状は円弧状に限られるものではなく、例えば図8に示すように直方体状チップ26の角部のみを曲面状(曲面状皮膚当接面23)としたものなど、種々の曲面状皮膚当接面を利用することができる。このように、曲面状皮膚当接面を有する美容処理用チップには、種々の形状並びに種々の曲面を適用することが可能である。
【0053】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の美容処理用チップおよび美容処理装置によれば、安価で利用者の利便性を高めた装置で、各種の美容処理剤の皮膚への浸透効率や浸透量の制御性などを向上させることができる。また、美容処理剤の皮膚への浸透処理と同時に、老化した角質や皮膚表面に付着した汚れなどの除去処理を実施することもできる。従って、このような美容処理装置を用いることによって、各種の美容処理をより効果的および効率的に実施することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の美容処理用チップを用いた美容処理装置の一実施形態の外観を示す正面図である。
【図2】 図1に示す美容処理装置の側面図である。
【図3】 図1に示す美容処理装置の構成を示す断面図である。
【図4】 図1に示す美容処理装置の変形例を示す断面図である。
【図5】 本発明の他の実施形態による美容処理用チップの構成を示す図であって、(a)は正面図、(b)は側面図である。
【図6】 本発明のさらに他の実施形態による美容処理用チップの構成を示す図であって、(a)は正面図、(b)は側面図である。
【図7】 本発明の曲面状皮膚当接面を有する美容処理用チップの変形例を示す正面図である。
【図8】 本発明の曲面状皮膚当接面を有する美容処理用チップの他の変形例を示す図であって、(a)は正面図、(b)は側面図である。
【符号の説明】
1……装置本体,2……偏心ロータ,3……モータ,5……電源部,7……スイッチ部,9……チップ固定機構,10……美容処理用チップ,20……曲面状皮膚当接面を有する美容処理用チップ,21……円柱状処理部,23……曲面状皮膚当接面,24……球状処理部

Claims (5)

  1. 装置本体と、
    前記装置本体に内蔵された振動発生手段と、
    アルミナ、ジルコニア、マグネシア及びスピネルの少なくとも1つからなる多孔質基材と、前記多孔質基材内に含浸された美容処理剤とを有し、かつ前記振動発生手段から振動が伝達されると共に、美容処理を施す身体の皮膚表面に前記振動を印加するように当接される美容処理用チップと
    を具備することを特徴とする美容処理装置。
  2. 請求項1記載の美容処理装置において、
    前記振動発生手段は前記美容処理用チップに主として往復振動を印加することを特徴とする美容処理装置。
  3. 請求項1または請求項2記載の美容処理装置において、
    前記美容処理用チップは、前記美容処理を施す身体に前記美容処理剤を浸透させるように、前記皮膚表面に当接されることを特徴とする美容処理装置。
  4. 請求項1または請求項2記載の美容処理装置において、
    前記美容処理用チップは、前記美容処理を施す身体に前記美容処理剤を浸透させつつ、前記身体の皮膚表面に付着した汚れおよび/または老化した角質を除去するように、前記皮膚表面に当接されることを特徴とする美容処理装置。
  5. 請求項1または請求項2記載の美容処理装置において、
    前記美容処理用チップは、平面状または曲面状の皮膚当接面を有することを特徴とする美容処理装置。
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