JP4144807B2 - 血管硬化度測定装置および血圧測定装置 - Google Patents

血管硬化度測定装置および血圧測定装置 Download PDF

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Description

本発明は、血管硬化度測定装置に関する。
従来、血管硬化度を測定する場合、脈波伝搬速度(PWV)測定が知られている。
また、近年は、超音波CTを用いて、血管の太さとその変化量とを非侵襲的に測定し、画像処理することによって、血管のコンプライアンス(血管の内外圧力差に対する血管容積の変化)を測定する方法が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
特開2002−45361号公報
従来、血管硬化度を測定する場合、外圧を加えない状態で測定する。すなわち、上記脈波伝搬速度(PWV)測定、超音波CTともに、血管の内外圧差が高い状態で測定する。したがって、血管の外膜の特性が支配的である領域で測定した値が得られる。
図14は、従来例における内外圧差Ptと、血管の容積(血管の単位長あたりの容積)Vとの関係を示す図である。
一方、血管の圧力−容積特性は、図14に示すように、低圧時に、コンプライアンスが大きく、内圧が高くなると、コンプライアンスが小さくなるという非線形特性を有する。この非線形特性は、血管の物理的構造による。
上記「コンプライアンス」は、dV/dPtであり、つまり、血管内外圧差に対する血管の容積変化率である。
従来の血管硬化度測定装置では、血圧が高いとき(A)におけるコンプライアンスと、低いとき(A’)におけるコンプライアンスとが、互いに異なる。すなわち、測定時の血圧が高い程、測定された硬化度の値が高くなるという問題がある。
一方、血管の硬化度は、主に中膜で評価すべきであるという医学的な意見があるが、両従来例は、原理的に、中膜で評価することができないという問題がある。
また、上記コンプライアンスは、血管の太さによって差が生まれるので、血管の硬化度を表す指標としてそのまま使用することは、医学的には問題がある。
さらに、上記従来例において、血圧測定と同時には、血管硬化度を測定することができないので、測定した血管硬化度を血圧で補正することができないという問題もある。
本発明は、原理的に、血圧値に依存しない血管硬化度を測定することができる血管硬化度測定装置を提供することを目的とするものである。
本発明は、カフ圧力の脈波成分を時間微分して一次微分値を演算し、微分波形を形成し、この形成された微分波形のほぼピークである時点から、上記微分波形の値がほぼ0になるまでにおける上記微分波形を積分し、第1の脈波によるカフ圧力の変化分dP1を求め、次に、第2の脈波によるカフ圧力の変化分dP2を求め、……、第nの脈波によるカフ圧力の変化分dPnまで、順次、求める。そして、ボイルシャルルの法則に基づいて、dP1〜dPnを血管の容積変化に換算し、それぞれのコンプライアンスを求めた後に、予め定めた2つのコンプライアンスの比を演算する血管硬化度測定装置である。
本発明によれば、血管の外部から圧力を加える(カフ圧力を加える)ことによって、血管の内外圧差がほぼ0付近(B)で血管硬化度を測定するので、得られた血管硬化度が、血圧値に依存しない指標であるという効果を奏する。
発明を実施するための最良の形態は、以下の実施例である。
図1は、本発明の実施例1である血管硬化度測定装置100を示すブロック図である。
血管硬化度測定装置100は、カフ圧力の微分値のほぼ最大ピーク値から0になるまでの期間に亘って、上記カフ圧力の微分値を積分し、この積分された圧力値に基づいて、血管の伸展性を評価する実施例である。
血管硬化度測定装置100は、被測定者の腕に巻付けるカフ11と、血圧測定に必要な所定の圧力にカフ11を加圧する加圧手段12と、加圧手段12によって加圧されたカフ11内の圧力を徐々に排気する微速排気手段13と、カフ11の圧力を検出する圧力トランスデューサを含み、上記圧力を電気信号(パルス)に変換して出力する圧力検出手段14と、圧力検出手段14からの電気信号(パルス)を一定時間内でカウントし、サンプリング信号によって上記カウントを周期的に繰返すとともに、サンプリング値をA/D変換するサンプリング手段15と、CPU20と、ROM30と、RAM40と、操作手段50と、表示装置61と、プリンタ62と、外部端子63とを有する。
カフ11、加圧手段12、微速排気手段13、圧力検出手段14は、可撓管によって接続されている。また、加圧手段12と、強制排気手段13と、圧力検出手段14と、サンプリング手段15とは、CPU20によって制御される。
CPU20は、血行動態測定装置100の全体を制御するものであるとともに、機能的には、ROM30に格納されているプログラムと協働して、脈波成分抽出手段21と、微分波形形成手段22と、ピーク検出手段23と、積分手段24と、比演算手段25とを実現するものである。
脈波成分抽出手段21は、カフ圧力の脈波成分を抽出する手段である。
微分波形形成手段22は、上記抽出された脈波成分を時間微分して一次微分値を演算し、微分波形を形成する。
ピーク検出手段23は、上記形成された微分波形のほぼピークを求める。
積分手段24は、上記微分波形がほぼピークである時点から、上記微分波形の値がほぼ0になるまでにおける上記微分波形を積分し、順次、カフ圧力の変化分dP0〜dPnまでを求める。
ROM30は、後述する図8に示すフローチャートのプログラムが格納されているメモリであり、RAM40は、CPU20の演算結果等を記憶するメモリであり、操作手段50は、所定のファンクションキー等を有するものである。
次に、血行動態測定装置100の動作について説明する。
図2は、上記実施例におけるカフ圧力の変化を示す図である。
カフ11を腕、手首、指等に巻き付け、このカフ11の内部の圧力を加圧手段12によって所定の圧力まで高め、その後、微速排気手段13によって、3〜5mmHg/秒の割合で、ほぼ直線的に減圧し、この減圧の過程で、脈波振幅成分がカフ圧力に重畳される。
血行動態測定装置100によって血行動態を測定する場合、具体的には、まず、カフ11を被測定者の腕に巻き、操作手段50に設けられている測定開始スイッチをオンすると、血圧測定に必要な圧力に達するまで加圧手段12がカフ11を加圧し、この加圧を停止した後に、微速排気手段13によってカフ11内の空気が徐々に排気され、これにともなって脈波成分による圧力変位がカフに伝達され始める。
圧力検出手段14が、カフ圧力を周波数の変化として電気的な信号に変換し、サンプリング手段15が一定時間毎(たとえば5ms毎)にサンプリングし、このサンプリングされたカフ圧力に応じてパルスを出力する。
図3は、脈波振幅Pの波形と、脈波振幅Pの微分波形とを示す図である。
図3(1)は、脈波振幅Pの波形を示す図であり、横軸に時間を示し、縦軸に脈波振幅Pを示す図である。図3(2)は、脈波振幅Pの微分波形を示す図である。
図4は、カフ圧力によって、血管の直径が減少している状態を示す図である。
血管の内圧をPbとし、血管の外圧(カフ圧力)をPcとし、血管の内外圧差Ptとした場合、血管の内外圧差Ptは、Pt=(Pb−Pc)であり、この内外圧差Ptが、Pcの低下に伴って上昇する過程を考える。
図5は、内外圧差Ptの説明図である。
図6は、内外圧差に対する血管の単位長当たりの容積の変化を示す図である。
内外圧差Ptが負である場合、血管は、押し潰され、血管の断面積は、ほぼ0の状態である。内外圧力差Ptがわずかに正になると、血管は急激に断面積を広げ、内圧が均等に印可されるので、血管の断面形状が、ほぼ円形になる。
したがって、血管の内外圧力差Pt=0付近では、急激に断面積が変化する。一方、血管は、弾性体であり、血管の内外圧差Ptに応じて、拡がる性質(伸展性)を持つ。ただし、ある程度以上、血管が伸びると、伸展性の低い外膜によって、その拡大を制限されることが分かっている。
血管の内外圧差Ptの比較的低い領域での伸展性は、血管の中膜の特性で代表され、逆に、高い圧力差の領域では、血管の外膜の伸展性が支配的である。
次に、カフ圧力の減少に伴って、血管の断面積が変化する様子について、図3を用いて説明する。
[段階1] 内外圧力差Ptが、負の領域(Pt<0)である段階であり、血管の断面積は、ほぼ0であり、変化しない。
[段階2] 内外圧力差Ptが、僅かに正になり、血管の断面積は、急激に拡大し、カフ圧力の時間微分値は、ピークになる(時刻t1)。
[段階3] 内外圧力差Ptが、さらに上昇し、血管の中膜の伸展性に応じて、血管断面積が拡大するが、少なくとも血管の弾性特性(伸展性)による応力によって、伸展度合いは、上記段階2における状態と比較し、急激に減少するので、カフ圧力の微分値も減少する。
[段階4] さらに高い圧力になり、血管の外膜による応力によって、血管は殆ど伸びない状態になり、したがって、カフ圧力の微分値は、0まで落ち込む(時刻t2)。
ここで、図3(2)において、微分値のピークを迎える時刻がt1であるとし、上記微分値が0になる時刻をt2とし、時刻t1と時刻t2との間の区間での微分値の積分値を、dPとする。積分値dPは、内外圧差Ptによって生じた血管の拡張によって容積変化dVが生じ、この容積変化dVがカフ圧力を上昇させて生じた結果である。
ところで、内外圧力差Ptが0であるとき(血管がつぶれた状態)におけるカフの容量をVとし、この場合におけるカフ圧力をPとすると、ボイルシャルルの法則によって、
P・V=k ……式(1)
である(kは定数)。つまり、ボイルシャルルの法則によって、温度が一定であれば、カフの容量Vとカフ圧力Pとの積は一定である。
ここで、脈動によって微少なカフ圧力変化dPが生じた場合、カフの容量Vが微少な容積変化dVを生じたとする。このように、脈動による微少なカフ圧力変化dPが生じた場合、上記脈動による微少なカフ圧力変化dPが生じた後におけるカフ圧力(P+dP)と、上記脈動による微少なカフ圧力変化dPが生じた後におけるカフの容量(V+dV)とを、上記式(1)に代入する。この代入によって、次の式(2)を得ることができる。
(P+dP)・(V+dV)=k ……式(2)
この式(2)を変形すると、
V+dV=k/(P+dP)
になり、したがって、
dV={k/(P+dP)}−V
={k−(P+dP)V}/(P+dP)
=(k−P・V−dP・V)/(P+dP) ……式(3)
である。
ここで、上記式(1)によれば、
P・V=kであるので、上記式(3)は、
dV=(k−P・V−dP・V)/(P+dP)=(k−k−dP・V)/(P+dP)
=−dP・V/(P+dP) ……式(4)
になる。したがって、測定によって得られたdPから算出したdVは、カフ容量Vに依存した数値となる。
図7は、実施例1において、内外圧力差Ptに対するコンプライアンスCの特性を示す図である。
内外圧力差PtとコンプライアンスC(dV/dP)との関係は、定性的には、図7に示すようになり、つまり、内外圧力差Pt=0付近で、コンプライアンスCが最大値になり、この内外圧力差Pt=0から、内外圧力差Ptが増加すると、コンプライアンスCが漸減する特性を示す。ただし、コンプライアンスCそのものを、測定によって求めるには、カフ容量の正確な測定が必要であり、容易でない。
血管の硬化度とコンプライアンスCとの関係は、図7に点線で示してあり、血管が硬いほど、コンプライアンスCの最大値(最大コンプライアンスC0)が低下し、内外圧力差Ptに対するコンプライアンスCの特性曲線がなだらかなカーブを描くことが知られている。
ここで、内外圧力差Pt=0であるときにおけるコンプライアンスCを、最大コンプライアンスC0とし、内外圧力差Ptが、所定の内外圧力差Pt1であるときにおけるコンプライアンスCをC1とする。また、「コンプライアンスの比CF」は、C1/C0であると定義する。つまり、コンプライアンスの比CF=(C1/C0)である。そして、C1<C0であるので、0<CF<1である。また、図7から明らかなように、硬化度が増す程、コンプライアンスの比CFが大きな値となる。
ここで、血管の容積変化をdvとし、内外圧差をPtとすると、血管のコンプライアンスCは、
C=dv/dPt
と表される。
したがって、
C0=dv0/dPt
C1=dv1/dPt
であり、したがって、
CF=C1/C0=dv1/dv0
である。
dv0、dv1は、カフの容積変化と大きさが同じで正負逆になる(血管の膨張がカフの圧縮を生じさせる)ので、対応するカフ容積変化をdv0、dv1とすると、
CF=−dV/−dV0=dV1/dV0……式(5)
となる。
一方、式(4)より、CFは、次のように置換することができる。
Cf={−dP1・V1/(P1+dP1)}/{−dP0・V0/(P0+dP0)}
ここで、P1>>dP1、P0>>dP0とすると、
CF=(dP1/dP0)・(P0/P1)……式(6)
であり、式(6)を見れば、コンプライアンスの比CFが、カフ容量Vに依存しない指標であることが分かる。
コンプライアンスの比CFを示す式(6)の右辺に含まれているP、dPは、それぞれ、カフ圧力、重畳されるカフ圧の変化分データそのものであるので、コンプライアンスの比CFを用いることによって、カフ容量とは関係なく、血管の硬化度を表すことができる。つまり、カフ容量は、血管の太さ、血圧であるので、コンプライアンスの比CFを用いることによって、血管の太さ、血圧に関係なく、血管の硬化度を知ることができる。
図8は、血行動態測定装置100において、血行動態を実際に測定する動作を示すフローチャートである。
図9は、カフ圧力Pcを所定の圧力Psまで加圧した後に、減圧したときに、時間とともに変化するカフ圧力Pcを示す図である。
血行動態測定装置100において、カフ11を被測定者の上腕に巻き、電源が投入されると、RAM40の内容を初期化した後、カフ11の圧力を、所定の圧力Psまで加圧する(S1)。
その後、カフ11を徐々に排気し、つまり、一定の速度で減圧する(S2)。
図10(1)は、図9(1)から1つの脈波を抜き出した図であり、図10(2)は、減圧成分を補正した後の脈波成分を示す図であり、図10(3)は、カフ圧力Pを時間微分した特性dP/dtを示す図である。
この排気する過程で、脈圧がカフ圧力を変化させ、カフ圧力に脈波成分が重畳される。このカフ圧力から減圧成分を補正して脈波成分を抽出する(S3)。そして、この抽出された脈波成分をRAM40に記憶する。
次に、この脈波成分を微分する(S4)。RAM40に記憶した値に基づいて、サンプリング値の時間微分信号を算出する。
また、脈波成分が最大値である時刻t1から、その後に脈波成分が0になった時刻t2の間で、圧力の微分値dP/dtを積分する(S5)。
そして、S1へ戻る。このようにして、ステップS1〜S5を繰り返し、所定のカフ圧力に低下すると(S5a)、S6に進む。
図11は、カフ圧力の変化分dP1〜dPnを時間軸上に、プロットした特性を示す図である。
カフ圧力の変化分dP1〜dPnを時間軸上に、プロットする(S6)。
微少なカフ圧力変化dPを、容積変化dVに換算し(ボイルシャルル)、包絡線を描く(S7)。
図12は、カフ圧力Pc対容積変化をカフ圧力で微分した値dV/dPcの特性を示す図である。
図12に示す「P0−20」は、カフ圧力P0から、20mmHg下がったカフ圧力である。
容積変化dVを、カフ圧力Pcで微分し、プロットし直す(S8)。そして、容積変化を圧力で微分した値dV/dPcの最大値を、C0とし、容積変化を圧力で微分した値dV/dPcが最大値C0であるときのカフ圧力を、P0とする(S9)。
カフ圧力P0から、ほぼ20mmHg下降したカフ圧力におけるdV/dPcを、C1とする(S10)。そしてコンプライアンスの比CF=C1/C0を演算する(S11)。
血圧Pbが一定の拍動を行っているときに、カフ圧の減圧速度に応じて、内外圧差Ptが大きくなる。
図8のフローチャートで示す動作は、カフ圧力を減少させながら測定した場合における測定例である。
カフ圧力を加圧して測定する場合、カフ圧を徐々に加圧し、その間に現われる脈間の成分を抽出する。
カフ圧力を一定圧にして測定する場合、血圧Pbは、実際には生理的に変動するので、データもばらつく。
図13は、カフ圧力を加圧して測定した場合における時間の経過とカフ圧Pcの変化とを示す図である。
たとえば、図13(3)に示すように段階的に減圧を繰り返し、測定時間が長くとれば、それぞれの圧力での脈波数が増加し、平均値をとることによって精度が増す。加減圧速度を落としても、同様の効果となる。つまり、速度を落とすと、測定時間が長くなり、それだけ測定中に出現する脈の数が増えるので、測定精度が増す。
上記実施例によれば、血管の外部から圧力を加える(カフ圧力を加える)ことによって、血管の内外圧差がほぼ0付近で血管硬化度を測定するので、得られた血管硬化度が、血圧値に依存しない指標である。
図14は、血管の内外圧差−容積を示す図である。
図14に示すBは、中膜の特性が支配的な領域であり、図14に示すA、A’は、中膜の特性と外膜の特性との両方を含む領域である。近年の医学では、中膜の特性が重要視されつつある。
図15は、実施例1において、測定データを、表示する具体例を示す図である。
図15に示す表示例は、横軸にカフ圧力を示し、縦軸にコンプライアンスCを示す図である。最大コンプライアンスC0は、1であり、コンプライアンスC1が、0.84であるので、コンプライアンスの比CF値(C0/C1)は、0.84である。
図15に示す表示例を、表示装置61が表示すれば、この表示装置61が、比演算手段が演算したコンプライアンスの比を表示する演算結果表示手段の例である。
図16は、実施例1において、外部出力する具体例、内部メモリへ蓄積する具体例を示す図である。
CPU20は、コンプライアンスの比CFをパソコンPCと、メモリカードMCに出力する例であり、つまり、比演算手段が演算したコンプライアンスの比CFを外部へ出力する演算結果出力手段の例である。
図17は、実施例1において、コンプライアンスの比と、臨床データの平均値との差を表示する具体例を示す図である。
また、上記実施例によれば、血管の伸展性評価において重要な血管の中膜の特性を評価することができる。
さらに、上記実施例によれば、コンプライアンスの比を使用する評価方法であるので、カフ容量や血管の太さに依存しない血管硬化度を測定することができる。
そして、上記実施例によれば、従来のオシロメトリック法血圧計のハードウェアをそのまま使用して、血管硬化度測定装置を製造することができるので、極めて安価に血管硬化度測定装置を製造することができる。
また、上記実施例によれば、被験者は血管の硬化度を測定する場合、特別な準備をすることなく、血圧測定と同時に、血管硬化度を測定することができる。
さらに、上記実施例において、血管硬化度を測定すると同時に、血圧を測定し、また、数拍の脈分のデータを平均するようにしてもよい。このようにすることによって、脈動の生理的変動による誤差を少なくすることができる。
本発明の実施例1である血管硬化度測定装置100を示すブロック図である。 上記実施例におけるカフ圧力の変化を示す図である。 脈波振幅Pの波形と、脈波振幅Pの微分波形とを示す図である。 カフ圧力によって、血管の直径が減少している状態を示す図である。 内外圧差Ptの説明図である。 内外圧差に対する血管の単位長当たりの容積の変化を示す図である。 実施例1において、内外圧力差Ptに対するコンプライアンスCの特性を示す図である。 血行動態測定装置100において、血行動態を実際に測定する動作を示すフローチャートである。 カフ圧力Pcを所定の圧力Psまで加圧した後に、減圧したときに、時間とともに変化するカフ圧力Pcを示す図である。 図9から抜き出した1つの脈波成分、この脈波成分からカフの減圧成分を補正した後の脈波成分、カフ圧力Pを時間微分した特性dP/dtを示す図である。 カフ圧力の変化分dP1〜dPnを時間軸上にプロットした特性を示す図である。 カフ圧力Pc対容積変化を圧力で微分した値dV/dPcの特性を示す図である。 カフ圧力を加圧して測定した場合における時間の経過とカフ圧Pcの変化とを示す図である。 従来例が、血圧によって測定値が変化してしまうこと(A、A’の傾きの差)と。実施例が、中膜の特性をより評価することとを示す図である。 実施例1において、測定データを、表示する具体例を示す図である。 実施例1において、外部出力する具体例、内部メモリへ蓄積する具体例を示す図である。 実施例1において、コンプライアンスの比と、その標準値との差を表示する具体例を示す図である。
符号の説明
100…血行動態測定装置、
11…カフ、
20…CPU、
21…脈波成分抽出手段、
22…微分波形形成手段、
23…ピーク検出手段、
24…第1の積分手段、
25…第2の積分手段、
26…比演算手段、
30…ROM、
40…RAM、
50…操作手段、
61…表示手段、
62…プリンタ、
63…外部端子、
Pb…血管の内圧、
Pc…カフ圧力、
Pt…血管の内外圧差(Pb−Pc)、
dP…カフ圧力の変化分、
dV…容積変化、
P0…最大コンプライアンスC0における内外圧差、
C0…最大コンプライアンス、
C1…カフ圧力P0からほぼ20mmHg下降した内外圧差におけるコンプライアンス(dV/dPt)、
CF…コンプライアンスの比(C1/C0)。

Claims (7)

  1. カフ圧力の脈波成分を抽出する脈波成分抽出手段と;
    上記抽出された脈波成分を時間微分して一次微分値を演算し、微分波形を形成する微分波形形成手段と;
    上記形成された微分波形のほぼピークを求めるピーク検出手段と;
    上記微分波形がほぼピークである時点から、上記微分波形の値がほぼ0になるまでにおける上記微分波形を積分し、第1の脈波による第1のカフ圧力の変化分dP1を求め、これと同様に、第2〜nの脈波による第2〜nのカフ圧力の変化分dP2〜dPnを、順次、求める積分手段と;
    上記積分値dP1〜dPnを軸上にプロットし、記憶装置に記憶する手段と;
    ボイルシャルルの法則に基づいて、カフ圧力の変化分dPを容積変化dVに換算し、包絡線を描き、記憶装置に記憶する手段と;
    容積変化dVをカフ圧力Pcで微分し、プロットし直し、記憶装置に記憶する手段と;
    dV/dPcを演算することによって、コンプライアンスを求め、この求めたコンプライアンスの最大値である最大コンプライアンスC0を、記憶装置に記憶する手段と;
    上記最大コンプライアンスC0におけるカフ圧力をP0とし、カフ圧力p0からほぼ20mmHg下降したカフ圧力における(dV/dPc)=コンプライアンスC1を演算し、記憶装置に記憶する手段と;
    (上記コンプライアンスC1/上記最大コンプライアンスC0)=コンプライアンスの比CFを演算し、記憶装置に記憶する演算手段と;
    を有することを特徴とする血管硬化度測定装置。
  2. 請求項1において、
    上記脈波成分抽出手段は、カフ圧力を、増加しながら、減少しながら、または一定値として、脈拍毎に、上記カフ圧力の脈波成分を抽出する手段であることを特徴とする血管硬化度測定装置。
  3. 請求項1において、
    血管硬化度を測定すると同時に、血圧を測定し、また、数拍の脈分のデータを平均することを特徴とする血管硬化度測定装置。
  4. 請求項1において、
    上記演算された特徴量を表示する表示手段、上記演算された特徴量を外部へ出力する出力手段、上記演算された特徴量を上記血管硬化度測定装置の内部に設けられているメモリに記憶させる記憶制御手段のうちの少なくとも1つの手段を有することを特徴とする血管硬化度測定装置。
  5. 請求項1において、
    上記コンプライアンスの比の標準値を含むテーブルを記憶している記憶手段と;
    上記得られたコンプライアンスの比と、上記コンプライアンスの比の標準値との差を演算する演算手段と;
    を有することを特徴とする血管硬化度測定装置。
  6. 請求項5において、
    上記比演算手段が演算したコンプライアンスの比を表示する演算結果表示手段、上記比演算手段が演算したコンプライアンスの比を外部へ出力する演算結果出力手段、上記比演算手段が演算したコンプライアンスの比を記憶する演算結果記憶手段のうちの少なくとも1つの手段を有することを特徴とする血管硬化度測定装置。
  7. カフ圧力の脈波成分を抽出する脈波成分抽出手段と;
    上記抽出された脈波成分を時間微分して一次微分値を演算し、微分波形を形成する微分波形形成手段と;
    上記形成された微分波形のほぼピークを求めるピーク検出手段と;
    上記微分波形がほぼピークである時点から、上記微分波形の値がほぼ0になるまでにおける上記微分波形を積分し、第1のカフ圧力の変化分dP1を求め、これと同様に、第2〜nのカフ圧力の変化分dP2〜dPnを、順次、求める積分手段と;
    上記積分値dP1〜dPnを軸上にプロットし、カフ圧力Pcを演算し、記憶装置に記憶する手段と;
    ボイルシャルルの法則に基づいて、微分値dPを容積変化dVに換算し、包絡線を描き、記憶装置に記憶する手段と;
    容積変化dVをカフ圧力Pcで微分し、プロットし直し、記憶装置に記憶する手段と;
    dV/dPcを演算することによって、コンプライアンスを求め、この求めたコンプライアンスの最大値である最大コンプライアンスC0を、記憶装置に記憶する手段と;
    上記最大コンプライアンスC0におけるカフ圧力をP0とし、カフ圧力P0からほぼ20mmHg下降した内外圧差における(dV/dPc)=コンプライアンスC1を演算し、記憶装置に記憶する手段と;
    (上記コンプライアンスC1/上記最大コンプライアンスC0)=コンプライアンスの比CFを演算し、記憶装置に記憶する演算手段と;
    上記コンプライアンスの値が最大となるカフ圧が、最高血圧値であると判定する血圧判定手段と;
    を有することを特徴とする血圧測定装置。
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