JP4144333B2 - 画像印刷装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタルカメラで撮影した画像を印刷するための画像印刷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、ディジタルカメラが急速に普及してきている。それに伴い、ディジタルカメラで撮影した画像を印刷するためのプリンタも様々なものが開発されてきている。それらのプリンタのひとつに、自動販売機型のプリンタ(以降、プリント自販機と称す)がある。これは、ユーザに、撮影した画像を記憶したメディア(PCカード、コンパクトフラッシュ(登録商標)等)をプリント自販機に直接挿入してもらい、その記憶メディアの内容を印刷することにより、所定の印刷料金を徴収するというものである。このプリント自販機は、ユーザがプリンタ本体を購入する必要がなく、従来の銀塩写真における撮影から現像までのシステムの流れと同様であり、ユーザに受け入れられやすいと考えられることから、将来的に広く普及すると期待されている。
【0003】
一般的なプリント自販機は、メインコントローラとして機能するパーソナルコンピュータ(以下、パソコンという)と、実際の印刷処理を行うサーマルプリンタにより構成されており、両者は通信ケーブルによってつながっている。カラープリントを行うサーマルプリンタは、一般的にイエロー、マゼンタ、シアンの3色のインクが順次塗布されたインクリボンを用いて印刷する(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
また、プリント自販機内での処理は、以下のようである。ユーザインターフェースや記録メディアからの画像読み出し、画像処理(JPEG伸長、サイズ変換、画質調整、色変換(RGB→YMC)など)などはパソコンが行い、ラスタ画像データをプリンタに送信する。プリンタでは受信したラスタ画像データを印刷する(例えば、特許文献2参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開平5−286219号公報(第3頁、第2図、第3図)
【特許文献2】
特開2002−234202号(第7頁、第8頁、第11図−第14図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、プリント自販機に内蔵するプリンタは、「Lサイズを1枚」、「2Lサイズを1枚」、「Lサイズを2枚」などのさまざまな種類の印刷形態に対応する必要がある。特に、「Lサイズを2枚」の印刷の際、Lサイズの画像を印刷用紙に2枚分連続して並べるだけではなく、2枚の画像の隣接部分は、カット用の隙間すなわち印字領域(余白)を設けなければならない。
【0007】
このような複数の印刷形態に対応したプリンタ装置として、上記特許文献2がある。しかしながら、特許文献2では、「Lサイズを2枚」印刷する場合の印字領域(余白)については、ほとんど明記されていない。
また、複数の印刷形態に対応させる方法として、プリンタのメモリに展開する印刷対象のラスタ画像についてのメモリマップについて着目した文献はほとんどない。
【0008】
上記の課題に鑑み、本発明では、さまざまな種類の印刷が可能なサーマルプリンタにおいて「Lサイズを2枚」等の同時複数枚印刷を効率的に行うための印刷装置を提案する。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題は、請求項1記載の発明によれば、Lサイズ画像と該Lサイズ画像の2倍の面積の画像である2Lサイズ画像とを印刷する複数種の印刷形態に対応可能であり、2Lサイズ1枚分の画像記録データ及び切り代に相当する画像データを記憶する記憶容量を有する画像記録データ記憶装置を備え、該画像記録データ記憶装置から読み出される画像記録データに従って印字ヘッドを動作させることによりインクリボンのインク材の一部を印刷用紙に転写する画像印刷装置において、前記インクリボンは、前記2Lサイズ画像に対応する面積を有し複数の異色のインク材が切り代間隔毎に繰り返し配設され、前記画像記録データ記憶装置は、Lサイズ画像2面の印刷を行う印刷形態の場合にはLサイズ印刷対象画像データを各色2面分と該2面分の画像の間に挟まれて記録される切り代画像データとが格納され、2Lサイズ画像1面の印刷を行う印刷形態の場合には、2Lサイズ画像1面に対応する印刷対象画像データが格納されるとともに、どちらの印刷形態の場合も前記画像記録データ記憶装置に格納された前記画像データを連続して読み出しもって前記印字ヘッドを動作させることにより用紙に印刷することを特徴とする画像印刷装置を提供することによって達成できる。
【0010】
このように構成することによって、プリンタの機構を用いて印刷用紙上に画像間領域(隣接余白部分)を設ける必要がなくなるので、プリンタの機構を簡略化することができる。
また、画像間領域(隣接余白部分)を設ける(用紙送り等)ために印刷動作を一時停止する必要がなく、それに伴う機械的動作も発生しないので、効率よく連続印刷でき、単位時間当たりの印刷可能枚数が向上する。
【0012】
また、このように構成することによって、プリンタの機構を用いて印刷用紙上に画像間領域(隣接余白部分)を設ける必要がなくなるので、プリンタの機構を簡略化することができる。また、画像間領域(隣接余白部分)を設ける(用紙送り等)ために印刷動作を一時停止する必要がなく、それに伴う機械的動作も発生しないので、効率よく連続印刷でき、単位時間当たりの印刷可能枚数が向上する。
【0013】
また上記課題は、請求項記載の発明によれば、前記前記切り代画像データは、印字されない値のデータであることを特徴とする請求項1記載の画像印刷装置を提供することによって達成できる。また上記課題は、請求項3記載の発明によれば、切り代画像データは、最大階調値の中間値であることを特徴とする請求項1記載の画像印刷装置を提供することによって達成できる。また上記課題は、請求項4記載の発明によれば、前記切り代画像データは、前記印刷対象画像データを構成している画素が有する階調の平均値であることを特徴とする請求項1記載の画像印刷装置を提供することによって達成できる。
【0014】
このように構成することによって、画像間領域を任意の情報で埋めることができるので、印刷用紙に印刷される隣接余白部分を制御することができる。画像間領域に印字されない値のデータを格納した場合、印刷用紙上の隣接余白部分には何も印刷されない。画像間領域に最大階調値の中間値、または画像領域に格納された画像データを構成している画素が有する階調の平均値を格納した場合、印刷用紙に印刷された隣接余白部分に隣接している画像間に生じる色ムラを抑えることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
図1に本発明におけるサイズの異なる1色分の画像データ(例えば、Yellow画像データ)を画像メモリ上に展開した状態を示す。図1(b)は、画像メモリ1上に2Lサイズ画像が展開された状態(画像領域5)を示し、このメモリはLサイズ2枚の印刷の際にも共通利用される。Lサイズ2枚の印刷の際、単にLサイズの画像を2枚分並べただけの画像領域2,4だけではなく、2枚の画像2,4の隣接部分は、カット用の隙間すなわち印字領域(余白)3を設けなければならない。
【0016】
そこで、図1(a)に示すように、その余白の分も含めた画像領域5を有するメモリを用いる。この構成によって、Lサイズ2枚の印刷の際も余白を含めた画像を展開し、1回の印刷走査処理で、Lサイズ2枚分の印刷が効率よく実施できる。
【0017】
本発明は、Lサイズ2枚印刷の際のセンター余白部分の画像を画像データで持ち、2枚分の画像をそのまま余白を含めた形で、連続印刷処理を行い、余白の部分をカッターで裁断することにより、2枚のLサイズプリントを得る方式である。
【0018】
図2は、サーマルプリンタの内部機構を示したものである。サーマルヘッド12には複数の発熱素子が配列されており、プラテンローラ13はサーマルヘッド12に対向位置されており、サーマルヘッド12とプラテンローラ13により印刷部が構成されている。そして、サーマルヘッド12には、画像メモリ11(2Lサイズ+αの画像領域を有する)上に展開されている画像データが送られ、それに基づいてサーマルヘッド12は印刷する。この原理については後述する。
【0019】
インクリボン15は、イエロー(Y、Yellow)15a、マゼンタ(M、Magenta)15b、シアン(C、Cyan)15c、の3原色の各インクが長手方向に沿って順次帯状に充填されてなるものである。インクリボン15は、印刷部であるサーマルヘッド12とプラテンローラ13との間隙部に挿通される。この印刷部を通過したインクリボン15が、巻き取りロール(不図示)によって矢印C方向へ巻き取られるようになっている。
【0020】
ここで、矢印B方向に搬送された印刷用紙16は、サーマルヘッド12直下を通過して印刷される。このとき、もしインクリボン15のイエロー(Y)インクを呈している部分15aがサーマルヘッド12に挿通されているとすると、印刷用紙16には、イエロー(Y)インク15aのみの印刷画像が印刷される。
【0021】
サーマルヘッド12を通過した印刷用紙16は、紙先読み取りセンサ14a,14bによって印刷用紙の端が検出され、矢印A方向の所定の位置まで搬送される。また、インクリボン15は矢印C方向に巻き取られ、サーマルヘッド12に挿通されていたイエロー(Y)インク部分15aは、サーマルヘッド12から外れ、次のインク部分、マゼンタ(M)インク部分15bがサーマルヘッド12に挿通されることになる。
【0022】
矢印A方向の所定の位置まで搬送された印刷用紙16は、再び矢印B方向に搬送され、サーマルヘッド12直下を通過して印刷される。このとき、サーマルヘッド12に挿通されているインクリボン15のインクは、マゼンタ(C)色であり、マゼンタ(C)インク15bのみで印刷される。
【0023】
これらの動作を繰り返すことで、インクリボン15のイエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、の3原色の各インクが印刷用紙上に順次重ね刷りされていくことにより、様々な色を印刷用紙上で表現することができる。
本発明では、「Lサイズを1枚」、「2Lサイズを1枚」、「Lサイズを2枚」の印刷が可能なサーマルプリンタにおける、ラスタ画像のメモリへの効率的な展開方法を提案する。
【0024】
まず、一般的なサーマルプリンタが印刷を行う場合のデータの流れを説明する。一般的なサーマルプリンタのシステム構成の概要を示すブロック図を図9に示す。一般的に、サーマルプリンタはラインプリンタであり、CPU(Central Processing Unit)101、DMAC(Direct Memory Access コントローラ)102よりなる制御部100、ラスタ画像が展開される画像メモリ103、ラインバッファ105(1ライン分の画像データを格納できるバッファメモリ)が内蔵されているLSI104、及びそれらを接続するシステムバス106より構成される。そのため、印刷が開始されると、まず、CPU101はDMAC102の転送開始アドレスをラスタ画像が展開されているメモリ103の先頭アドレスに設定し、更に、DMAC102の単位転送サイズを1ライン分の画像データの量に設定する。なお、Yellowの1ライン目の画像データは、ラスタ画像が展開されているメモリ103の先頭アドレスから、格納されている。
【0025】
上記の設定が終わると、このDMAC102を使って、ラスタ画像が展開されているメモリ103からラインバッファ105へYellowの1ライン目の画像データを転送する。そして、転送が完了すると、DMAC102は次回の転送に備えて、転送開始アドレスを「1ライン分の画像データの量」だけインクリメントしておく。
【0026】
ラインバッファ105への転送が完了すると、サーマルヘッド12(LSI104)によりYellowの1ライン目の印刷を行う。Yellowの1ライン目の印刷が完了すると、再びDMAC102を使って、Yellowの2ライン目の画像データをラインバッファ105に転送する。そして、転送が完了すると、DMAC102は次回の転送に備えて、転送開始アドレスを「1ライン分の画像データの量」だけインクリメントしておく。また、サーマルヘッド12(LSI104)ではYellowの2ライン目の印刷を行う。
【0027】
以上の動作を繰り返して、Yellowの最終ラインまでの印刷を行う。Yellowの印刷が完了すると、同様に、Magenta,Cyanの印刷を行う。なお、Magentaの画像データは、Yellowの画像データの直後に、隙間を開けずに、格納されている。そして、Cyanの画像データは、Magentaの画像データの直後に、隙間を開けずに、格納されている。
【0028】
そのため、印刷が開始されたら、DMAC102は、印刷する色に関係なく、1ライン分の画像データを転送するたびに、転送開始アドレスを「1ライン分の画像データの量」だけインクリメントするという動作をCyanの最終ラインまで繰り返す。
【0029】
以上のように、サーマルプリンタでは、1ラインずつ画像データを転送して1ライン分の印刷を行うという繰り返している。
さて、このような印刷を行うサーマルプリンタにおいて、「Lサイズを1枚」、「2Lサイズを1枚」、「Lサイズを2枚」の3種類の印刷を行うための、効率のよいメモリ展開方法を考える。メモリを効率よく利用するためには、ラスタ画像のメモリ領域は、印刷サイズによらずに共通の領域を使用するのがよい。
【0030】
従って、上記3種類のサイズの中で、もっとも多くの領域を必要とする印刷に合わせてメモリ領域を用意すればよい。そして、もっとも多くの領域を必要とするのは、「Lサイズを2枚」の場合である。理由は、単にLサイズの画像を2枚分並べただけのメモリ領域だけではなく、2枚の画像の隣接部分に、カット用の隙間、すなわち印字領域(余白)を設けるからである。その余白の分も含めた領域が必要になる。
【0031】
なお、この構成によって、「Lサイズを2枚」の印刷の際も余白を含めた画像を展開し、1回の印刷走査処理で、「Lサイズを2枚」の印刷が効率よく実施できる。詳細は後述する。
以上の考察に基づき、以下に本発明にかかる実施例を示す。
【0032】
(実施例1)
本実施例では、「Lサイズを1枚」、「2Lサイズを1枚」、「Lサイズを2枚」の印刷が可能なサーマルプリンタにおける効率的なラスタ画像のメモリヘの展開方法を提供し、さらに「Lサイズを1枚」、「2Lサイズを1枚」、「Lサイズを2枚」の印刷が可能なサーマルプリンタにおける効率的な印刷制御システムについて提供する。
【0033】
本実施例におけるサーマルプリンタのシステム構成の概要を示すブロック図を図3に示す。サーマルプリンタはラインプリンタであり、CPU21、DMAC22よりなる制御部20、ラスタ画像が展開される画像メモリ23、ラインバッファ25(1ライン分の画像データを格納できるメモリ)が内蔵されているLSI24、及びそれらを接続するシステムバス26より構成される。これらの動作については後述する。
【0034】
図4は、本実施例におけるメモリマップを示す。図4(a)は、「Lサイズを1枚」の印刷の場合のメモリマップである。図4(b)は、「2Lサイズを1枚」の印刷の場合のメモリマップである。図4(c)は、「Lサイズを2枚」の印刷の場合のメモリマップである。また、図4中の数値は、メモリ先頭からの相対アドレスを示している。
【0035】
また、図4のメモリマップを利用して印刷した場合の印刷例を図5に示す。図5(a)は、「Lサイズを1枚」の印刷例である。図5(b)は、「2Lサイズを1枚」の印刷例である。図5(c)は、「Lサイズを2枚」の印刷例である。ここで、図5(a),図5(b),図5(c)は、それぞれ約300dpiの印刷の場合を示している。
【0036】
図5から分かるように、約300dpiの場合、「Lサイズを1枚」は2000ドット×1050ドット(図5(a)参照)、「2Lサイズを1枚」は2000ドット×2100ドット(図5(b)参照)、「Lサイズを2枚」は2000ドット×2220ドット(図5(c)参照)の印刷を行うことになる。
【0037】
このとき、Yellow,Magenta,Cyanの3色の印刷しなければならないので、上記の3種類の印刷に対応するためには、少なくても、2000ドット×2220ドット×3色=13320000Byte(1Byte/ドット とする)のメモリが必要になる。このため、図4(a),図4(b),図4(c)では、13320000Byteの領域を確保しており、最上位側のアドレスが、13320000−1となっている。
【0038】
そして、図4,図5から分かるように、本発明のメモリマップでは、印刷するサイズによらずに、画像を格納する領域の先頭アドレスには、印刷画像の左上の角になるドットのYellowデータを格納するようにしている。これにより、印刷処理が簡単になる。
【0039】
本発明では、「Lサイズを1枚」の印刷のときには、メモリ領域を等分の領域に分割して使用することにして、1つ目の領域を先頭アドレス(0番地)から、2つ目の領域を13320000/2=6660000番地からとしている。そして、画像データを展開する場合には、図4(a)に示すように、それぞれの領域の先頭から、Yellow(領域31a,領域31b),Magenta(領域32a,領域32b),Cyan(領域33a,領域33b)の順に隙間を空けずに、画像データを展開するようにしている。
【0040】
また、Lサイズのメモリ容量は、2000ドット×1050ドット×3色=6300000Byteであるので、6660000−6300000=360000Byteの余りが出てしまうが、これは、分割した各領域の上位アドレス側にCyanの画像データの後に置くようにする(領域34a,領域34b)。
【0041】
このようにすると、サーマルプリンタで印刷を行う際には、各領域の先頭アドレス(0番地、もしくは6660000番地)からDMAC22での転送を開始するようにすれば、あとは、従来と同様な流れに従って、印刷ができるようになる。
【0042】
また、Lサイズの2枚分の容量があるので、一方の領域(0〜6300000−1番地の領域(または、6660000〜12960000−1番地の領域))を印刷中に、他方の領域(6660000〜12960000−1番地の領域(または、0〜6300000−1番地の領域))で、別の印刷画像データを格納するという使い方が可能になる。これは、本発明を適用したプリンタが、プリント自販機に内蔵されるような場合には、連続印刷が途切れずに行えるようになるという利点が生まれる。
【0043】
次に、「2Lサイズを1枚」の場合の本発明のメモリマップについて説明する。本発明では、先頭アドレス(0番地)から、2Lサイズの画像データを展開する。図4(b)に示すようにそれぞれの領域の先頭から、Yellow,Magenta,Cyanの順に隙間を空けずに、領域35、領域36、領域37にそれぞれの色画像データを置く。
【0044】
また、2Lサイズのメモリ容量は、2000ドット×2100ドット×3色=12600000Byteであるので、13320000−12600000=720000Byteの余りが出てしまうが、これは、上位アドレス側におくようにする(領域38)。
【0045】
こうすると、サーマルプリンタで印刷を行う際には、先頭アドレス(0番地)からDMACでの転送を開始するようにすれば、あとは、従来と同様な流れに従って、領域37のCyanの印刷までを行えるようになる。
つまり、各色の印刷長さが異なる以外は、DMAC22での1回分の転送サイズ等が全く同じになるので、「Lサイズを1枚」の印刷と「2Lサイズを1枚」の印刷制御を同様に行う。そして、領域37のCyan印刷後の用紙のカットサイズを変えるだけでよいので、後述するように、図3のCPU21におけるプリンタの制御シーケンスのプログラムも容易になるのである。
【0046】
続いて、「Lサイズを2枚」の場合の本発明のメモリマップについて説明する。本発明では、「Lサイズを2枚」の場合には、図5(C)に示す2枚の画像51,53とそれらの隣接部分のカット用の隙間(余白)52を一つの画像として扱う。このとき、図4(c)に示すように、先頭アドレス(0番地)から画像データを展開し、それぞれの領域の先頭から、Yellow,Magenta,Cyanの順に隙間を空けずに、領域39、領域40、領域41にそれぞれの色画像データを置く。
【0047】
領域39には、先頭アドレスからは1枚目の画像(図5(c)の画像51)のYellow画像データを格納し、隙間を空けずに、余白部分の画像データ(図5(c)の画像52)(余白なので、通常は値が0のデータである)を格納し、さらに隙間を空けずに、2枚目の画像(図5(c)の画像53)のYellow画像データを格納するようにする。Magentaの領域40,Cyanの領域41についても同様である。
【0048】
また、「Lサイズを2枚」のメモリ容量は、Lサイズ2枚分2000ドット×1050ドット×3色×2枚=12600000Byteと余白部分2000ドット×120ドット×3色=720000Byteとの合計12600000+720000=13320000Byteである。そして、このサイズが、本発明によるメモリマップを構成した際の、ラスタ画像データのメモリ容量となる。
【0049】
従って、「Lサイズを2枚」の場合には、「Lサイズを1枚」や「2Lサイズを1枚」のときのような余りの領域(図4(a)の領域34a,34bや、図4(b)の領域38)はない。
さて、こうすると、サーマルプリンタで印刷を行う際には、先頭アドレス(0番地)からDMAC22での転送を開始するようにすれば、あとは、従来と同様な流れに従って、Cyanの印刷までを行えるようになる。つまり、各色の印刷長さが異なる以外は、DMAC22での1回分の転送サイズ等が全く同じになるので、「Lサイズを1枚」の印刷、「2Lサイズを1枚」の印刷と同様の制御で、「Lサイズを2枚」の印刷を行う。
【0050】
そして、Cyan印刷後の用紙のカット動作を「Lサイズを1枚」のときや、「2Lサイズを1枚」のときと異なるようにするだけでよいので、図3のCPU21におけるプリンタの制御シーケンスのプログラムが容易になるのである(後述)。
【0051】
以上が、本発明のラスタ画像のメモリヘの展開方法である。
次に、「Lサイズを1枚」、「2Lサイズを1枚」、「Lサイズを2枚」の印刷が可能なサーマルプリンタにおける効率的な印刷制御シーケンスについて説明するが、その前に、図3のシステムの動作概要を説明する。
【0052】
図3に示すように、LSI24からCPU21に対して、ライン印刷割り込み信号27が入るようになっている。このライン印刷割り込み信号27は、LSI24が1ラインの印刷の度にCPU21に対して出力する割り込み信号である。このライン印刷割り込み信号27は、CPU21の割り込み端子に接続されており、CPU21上のソフトウェアから割り込みの状態を把握することができる。
【0053】
図6及び図7は、本実施例における処理手順を示すフローチャートである。図6では、印刷するサイズと印刷枚数毎に「印刷長さ制御変数」に印刷長さを設定し、さらにDMAC22に転送開始アドレスを設定するようにしている。転送開始アドレスは、図4の例では、「Lサイズを1枚」のときは0番地または6660000番地、「2Lサイズを1枚」のときは0番地、「Lサイズを2枚」のときは0番地を設定する。また、「印刷長さ制御変数」とはソフトウェアで使用する変数であり、各印刷サイズに適した長さの印刷をするために使用する。
【0054】
まず、「Lサイズを1枚」印刷するのか否かを判定する(ステップS1、以下ステップをSと略す)。「Lサイズを1枚」印刷する場合(S1で「YES」方向へ進む)、「印刷長さ制御変数」に「Lサイズ印刷長さ」を格納し(S2)、DMAC22に転送開始アドレスを設定する(S3)。S1で「Lサイズを1枚」印刷しない場合(S1で「NO」方向へ進む)、「2Lサイズを1枚」印刷するか否かを判定する(S4)。「2Lサイズを1枚」印刷する場合(S4で「YES」方向へ進む)、「印刷長さ制御変数」に「2Lサイズ印刷長さ」を格納し(S5)、DMAC22に転送開始アドレスを設定する(S6)。S4で「2Lサイズを1枚」印刷しない場合(S4で「NO」方向へ進む)、すなわち「Lサイズを2枚」印刷する場合、「印刷長さ制御変数」に「Lサイズ2枚印刷長さ」を格納し(S7)、DMAC22に転送開始アドレスを設定する(S8)。
【0055】
上記の設定を行った後、印刷シーケンスソフトでは、印刷するサイズや枚数によらずに、図7に示す同一のサブルーチン(印刷のサブルーチン)をコールする(S9)。本発明によれば、印刷するサイズや枚数によらずに、この印刷サブルーチンを共通にすることでソフトウェアのコードサイズを縮小できる。
【0056】
図7に示す印刷サブルーチンでは、まず、紙先読み取りセンサ14a,14bを使って、印刷する用紙の先頭位置を所定の位置に合わせる(S30)。そして、Yellowリボンの頭出しを行って(S31)、Yellowの印刷を開始する(S32)。このとき、DMAC22も同時に動作を開始させる。
【0057】
DMAC22は1ラインの印刷の度に、1ライン分のYellow印刷データをLSI24に転送する。そして、1ライン分転送が完了すると、次のラインの転送に備えて、DMA開始アドレスを1ライン分インクリメントしておく。また、LSI24では、1ラインの印刷を行う度に、CPU21に対して、ライン印刷割り込みを入れる。CPU21では、このライン印刷割り込みの回数をカウントしておき、その回数が「印刷長さ制御変数」と等しくなったら、所定の長さの印刷が完了したと判断する(S33)。
【0058】
所定の長さの印刷が完了したら、CPU21はDMAC22を一時停止する(S34)。一時停止とはDMAC22の設定値などは保存したまま、DMA動作は行わない状態である。CPU21はDMAC22を一時停止したまま、図2に示す紙先読み取りセンサ14a,14bを使って、印刷する用紙の先頭位置を所定の位置に戻す(S35)。そして、Magentaリボンの頭出しを行って(S36)、Magentaの印刷を開始する(S37)。このとき、DMAC22も同時に動作を再開させる。
【0059】
DMAC22の動作を再開させると、直前に行っていたDMAの続きから動作をするようになるので,Yellowの印刷直後のアドレスからDMAを行うようになる。図4に示すように、Yellow,Magenta,Cyanは隙間を開けずにメモリ上に展開しているので、再開されたDMAは、Yellowの直後のアドレス、つまり、Magentaの先頭からDMA動作が行われることになる。以後は、Yellow印刷の場合と同様にMagenta印刷を行う(S38(このS38でS33と同様の処理を行う))。
【0060】
Magenta印刷が完了すると、同様にCyanの印刷を行う(S39,S40,S41,S42,S43は、それぞれS34,S35,S36,S37,S38と同様の処理を行う)。Cyan印刷が完了すると、CPU21はDMAC22の動作を終了させ(S44)、紙先読み取りセンサ14a,14bを使って、印刷する用紙の先頭位置を所定の位置に戻す(S45)。ここまでが、印刷サブルーチンの処理となる。
【0061】
図6に示すS9で印刷サブルーチンでの処理が終了すると、「Lサイズを1枚」のとき(S10で「YES」方向へ進む)には、図8(a)に示すように印刷先頭に余白部分60ができる(先頭余白部分60は、印刷過程において機構的に必要な余白であってメモリマップの余白とは関係のないものである)ので、まずその余白部分60をカットするために紙送りを行い(S11)、先頭余白部分60を切り落とす(S12)。そして、Lサイズ分の印刷部分61の用紙送りを行って(S13)、Lサイズの印刷部分61の用紙のカットを行う(S14)。
【0062】
「2Lサイズを1枚」のとき(S10で「NO」方向へ進み、S15で「YES」方向へ進む)にも、図8(a)に示すように印刷先頭に余白部分60(先頭余白部分60は、印刷過程において機構的に必要な余白であってメモリマップの余白とは関係のないものである)ができるので、まずその余白部分60をカットするために紙送りを行い(S16)、先頭余白部分60を切り落とす(S17)。そして、2Lサイズ分の印刷部分61の用紙送りを行って(S18)、2Lサイズの印刷部分61の用紙のカットを行う(S19)。
【0063】
「Lサイズを2枚」のときにも図8(b)に示すように印刷先頭に余白部分62ができる(先頭余白部分62は、印刷過程において機構的に必要な余白であってメモリマップの余白とは関係のないものである)ので、まずその余白部分62をカットするために紙送りを行い(S20)、先頭余白部分62を切り落とす(S21)。そして、Lサイズ分の印刷部分63aの用紙送りを行って(S22)、Lサイズの用紙のカットを行う(S23)。つづいて、隣接余白部分64をカットするために紙送りを行い(S24)、隣接余白部分64を切り落とす(S25)。そして、再びLサイズ分63bの用紙送りを行って(S26)、Lサイズ63bの用紙のカットを行う(S27)。
【0064】
以上のように、本発明では、各色の印刷が完了したら、DMAC22内の設定値はそのまま保ったまま、DMAを一時停止させるように制御する。そして、次の色の印刷開始時にDMAを再開させるようにする。
これにより、各色の印刷開始時にDMAC22の設定を行う必要はなくなり、印刷サイズや印刷枚数によらずに、Yellowの印刷開始からCyan印刷完了までが同一の処理になる。すなわち、制御ソフトウェアにおける印刷のシーケンスが共有できるようになり、サブルーチン化することが可能にする。
【0065】
このため、プログラムコードサイズが縮小するとともに、印刷のシーケンス部分は印刷サイズや印刷枚数を気にする必要が無くなるので、プログラムが単純になり、バグ等の問題も発生しづらくなるという利点が生まれる。
なお、本発明を適用したプリンタにおいて、「Lサイズ2枚」の印刷を行う場合、ラスタ画像の「隣接余白部分」の画像データは、通常0である。しかしながら、この画像データを0ではなく、128階調程度の中間調(256階調印刷の場合)の値にしておくと、次のような効果がある。
【0066】
プリント自販機で印刷される画像の一般的なシーンは、自然画像である。自然画像は、そのほとんどが、中間調の画像データになっている。従って、「隣接余白部分」を0にしてしまうと、中間余白部分を印刷中にプリンタのサーマルヘッドが冷めてしまうことになり、1枚目のLサイズの印刷と、2枚目のLサイズの印刷との間に、色ムラがでてしまうなどの問題が発生してしまうことがある。
【0067】
そこで、「隣接余白部分」の画像データとして、中間調のデータを埋めておき、それを印刷するようにすると、上記の色ムラなどの問題が起こりにくくなるという効果がある。
また、実際の画像データを構成している画素の平均の階調値を「隣接余白部分」の画像データに用いても良い。
【0068】
以上より、本実施例にかかる発明は、「Lサイズ画像2枚分+隣接余白部分」を展開できるメモリ領域を有し、このメモリ領域はLサイズ1枚の印刷、2Lサイズ1枚の印刷、Lサイズ2枚の印刷の際に共通利用するようにしたプリンタのラスタ画像メモリの展開方法である。
【0069】
また、この領域の先頭アドレスは印刷する画像の左上ドットのYellow画像データになるようにし、また、Yellow、Magenta、Cyanの画像データは、各色データの境目に隙間を開けずに並べるようにしたプリンタのラスタ画像メモリの展開方法である。
【0070】
また、Lサイズ1枚の印刷の際には、メモリ領域を2つに分けて、「Lサイズ1枚」の領域を2つ分用意し、一方の「Lサイズ1枚」の領域を印刷中には、他方の「Lサイズ1枚」の領域で、次の印刷画像のデータを格納できるようにした画像メモリの展開方法である。
【0071】
また、Lサイズ2枚の印刷の際には、1枚目と2枚目の画像データと、1枚目と2枚目の画像との間にある隣接余白部分とを含めて1つの画像データとして扱いメモリ上に展開するプリンタのラスタ画像メモリの展開方法である。また、その隣接余白部分の画像データは、印刷をしない値(画像データの値が0)のデータ、または、中間調の値(例えば256階調印刷ならば、128程度の値)のデータである。
【0072】
また、最初の印刷開始時にDMACのパラメータをセットして、各色の印刷完了時には、DMACを一時停止させ、次の色の印刷開始時にDMACの動作を再開させるようにすることで、印刷サイズや枚数によらず、印刷制御シーケンスを共通化するようにした、印刷制御システムである。
【0073】
以上より、本発明は、「Lサイズを1枚」、「2Lサイズを1枚」、「Lサイズを2枚」の印刷が可能なサーマルプリンタにおけるラスタ画像のメモリヘの展開方法と、印刷制御システムである。本発明によれば、ラスタ画像のメモリ展開を効率よく行うことができ、さらに、印刷制御を単純にでき、ソフトウェアコードも削減できる。
【0074】
(実施例2)
第1実施例では、印刷におけるOP(Overcoat Print)層の印刷の説明を省いたが、実際にはOP層の印刷を行っても、各色の印刷に本発明は適用できる。また、印刷のパターンをL版1枚、2L版1枚、L版2枚の場合で説明したが、それら以外の場合、例えば、「A5版1枚、A4版1枚、A5版2枚の組み合わせ」などの場合にも、本発明は適用できる。また、左上の画像のYellowデータをメモリの先頭に格納するようにしていたが、CMYの順に印刷するときには、Cyanの左上画像データを格納する。また、図5(a),図5(b),図5(c)の印刷画像の下側から印刷する場合には、それに応じて、右下の画像データを先頭アドレスに格納する。
【0075】
【発明の効果】
以上より、本発明を用いることによって、プリンタの機構を用いて印刷用紙上に画像間領域(隣接余白部分)を設ける必要がなくなるので、プリンタの機構を簡略化することができる。また、画像間領域(隣接余白部分)を設ける(用紙送り等)ために印刷動作を一時停止する必要がなく、それに伴う機械的動作も発生しないので、効率よく連続印刷でき、単位時間当たりの印刷可能枚数が向上する。
【0076】
また、画像間領域を任意の情報で埋めることができるので、印刷用紙に印刷される隣接余白部分を制御することができる。画像間領域に印字されない値のデータを格納した場合、印刷用紙上の隣接余白部分には何も印刷されない。画像間領域に最大階調値の中間値、または画像領域に格納された画像データを構成している画素が有する階調の平均値を格納格納した場合、印刷用紙に印刷された隣接余白部分に隣接している画像間に生じる色ムラを抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明におけるサイズの異なる1色分の画像を画像メモリ上に展開した状態を示す図である。(a)はLサイズ2枚分の画像と印字領域が展開された状態であり、(b)は2Lサイズ1枚分の画像が展開された状態である。
【図2】 サーマルプリンタの内部機構を示す図である。
【図3】 実施例1におけるサーマルプリンタのシステム構成の概要を示すブロック図である。
【図4】 本実施例におけるメモリマップを示すである。(a)は「Lサイズを1枚」の印刷の場合であり、(b)は「2Lサイズを1枚」の印刷の場合であり、(c)は「Lサイズを2枚」の印刷の場合である。
【図5】 図4のメモリマップを利用して印刷した場合の印刷例を示す図である。(a)は「Lサイズを1枚」の印刷の場合であり、(b)は「2Lサイズを1枚」の印刷の場合であり、(c)は「Lサイズを2枚」の印刷の場合である。
【図6】 実施例1における処理手順を示すフローチャート(その1)である。
【図7】 実施例1における処理手順を示すフローチャート(その2)である。
【図8】 実施例1におけるカットする余白部分を説明した図である。(a)は「Lサイズ1枚」または「2Lサイズ1枚」を印刷する場合であり、(b)は「Lサイズ2枚」印刷する場合である。
【図9】 従来のサーマルプリンタのシステム構成の概要を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 画像メモリ
2,4 Lサイズ1枚の画像
印字領域(余白)
5 画像メモリ上に展開された印刷対象となる画像領域
11 画像メモリ
12 サーマルヘッド
13 プラテンローラ
14a,14b 紙先読み取りセンサ
15 インクリボン
15a イエロー(Y、Yellow)インク
15b マゼンタ(M、Magenta)インク
15c シアン(C、Cyan)インク
16 印刷用紙
20 制御部
21 CPU
22 DMAC
23 画像メモリ
24 LSI
25 ラインバッファ
26 システムバス
27 ライン印刷割り込み信号
31a,31b,35,39 Yellow画像データのメモリ領域
32a,32b,36,40 Magenta画像データのメモリ領域
33a,33b,37,41 Cyan画像データのメモリ領域
34a,34b,38 余りのメモリ領域
51,53 Lサイズ1枚の印刷画像
52 カット用隙間(余白)部分
60,62 先頭余白部分
61,63a,63b 印刷部分
64 隣接余白部分
100 制御部
101 CPU
102 DMAC
103 画像メモリ
104 LSI
105 ラインバッファ
106 システムバス
A,B,C 矢印方向

Claims (4)

  1. Lサイズ画像と該Lサイズ画像の2倍の面積の画像である2Lサイズ画像とを印刷する複数種の印刷形態に対応可能であり、2Lサイズ1枚分の画像記録データ及び切り代に相当する画像データを記憶する記憶容量を有する画像記録データ記憶装置を備え、該画像記録データ記憶装置から読み出される画像記録データに従って印字ヘッドを動作させることによりインクリボンのインク材の一部を印刷用紙に転写する画像印刷装置において、
    前記インクリボンは、前記2Lサイズ画像に対応する面積を有し複数の異色のインク材が切り代間隔毎に繰り返し配設され、
    前記画像記録データ記憶装置は、
    Lサイズ画像2面の印刷を行う印刷形態の場合にはLサイズ印刷対象画像データを各色2面分と該2面分の画像の間に挟まれて記録される切り代画像データとが格納され、
    2Lサイズ画像1面の印刷を行う印刷形態の場合には、2Lサイズ画像1面に対応する印刷対象画像データが格納されるとともに、
    どちらの印刷形態の場合も前記画像記録データ記憶装置に格納された前記画像データを連続して読み出しもって前記印字ヘッドを動作させることにより用紙に印刷することを特徴とする画像印刷装置。
  2. 前記切り代画像データは、印字されない値のデータであることを特徴とする請求項1記載の画像印刷装置。
  3. 前記切り代画像データは、最大階調値の中間値であることを特徴とする請求項1記載の画像印刷装置。
  4. 前記切り代画像データは、前記印刷対象画像データを構成している画素が有する階調の平均値であることを特徴とする請求項1記載の画像印刷装置。
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