JP4143649B2 - 画像処理システム、及び監査データ転送方法 - Google Patents

画像処理システム、及び監査データ転送方法 Download PDF

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Description

本発明は、画像処理システム、及び監査データ転送方に関し、特に、画像データを、サーバを用いて管理するために用いて好適なものである。
デジタル複写機の普及に従って、誰でも原稿の複写や送信を容易に行うことが可能になっている。しかし、これらはユーザにとっての利便性が向上する反面、機密原稿等の複写や送信といった情報の漏洩の観点では非常に問題となっている。このような問題への対策として、原稿の複写や送信等を行う際に、読み取った画像データをすべてHDD等の記憶装置に蓄積しておくデジタル複写機が存在する(特許文献1を参照)。これにより、原稿の情報が漏洩したとしても、管理者が前記画像データを確認することによって、いつ、どこで、どのような処理が原稿に対して行われたのかを(例えば、どの画像処理装置で原稿が読み取られたかのを)追跡することが可能になる。
更に、デジタル複写機、監査サーバ等から構成されるジョブアーカイブ(チェイシング)システムが提案されている。ジョブアーカイブシステムでは、デジタル複写機で実行したジョブの画像データとその履歴情報とを一旦デジタル複写機のハードディスク(HDD)に格納する。その後これら画像データと履歴情報とを監査サーバへ転送し、監査サーバでこれら画像データと履歴情報とを管理する。ジョブアーカイブ(チェイシング)システムにおいては、個々のデジタル複写機に搭載されたHDDに記憶容量の制限がある(HDDの容量を大きくするとコストが高くなり、また、他の使用用途との絡みから画像データの記憶容量は制限される)。このような事情ことを鑑み、非常に大きな記憶手段を備えた監査サーバに、ネットワーク経由で画像データを転送して蓄積・管理するシステムが提案されている。このようなシステムでは、複数のデジタル複写機に記憶された画像データ(後で管理者によって確認が可能な監査用画像データ)を、一括して管理できる。ここで、監査用画像データは、チェイシング画像データとも言い、デジタル複写機がコピーやプリントを実行することに伴って入出力される画像データであり、本来のコピーやプリントの実行とは別に、後の追跡のために監査サーバ等へ保存されるものである。
特開平6−270477号公報
しかしながら、前述のシステムでは、デジタル複写機から監査サーバへ送信されるチェイシング画像データは、一般的に非常に大きなサイズのデータである。また、ジョブアーカイブシステムでは、複数の複写機のチェイシング画像データが監査サーバへ送信されるので、システムとして非常に大きなデータの転送が何度も発生することになる。従って、各デジタル複写機が個々に任意のタイミングでチェイシング画像データを転送してしまうと、特定の時間帯にチェイシング画像データの転送が集中してしまう。これにより、ネットワークに負荷がかかると共に、監査サーバにも負荷がかかる。
また、デジタル複写機から監査サーバへチェイシング画像データが転送されている最中に、デジタル複写機でジョブ(コピー動作、プリント動作等の画像処理動作)が実行された場合、そのジョブでのパフォーマンスの低下が懸念されている。特に、転送する画像データが大きい場合には、転送が終了する迄に時間がかかり、比較的長い間、ジョブでのパフォーマンスが低下することがあった。これは、決して、ユーザが望むことではなく、ユーザは、どんなケースであろうと、コピー、プリント動作において、最高のスループットを望むはずである。
以上のように従来の技術では、デジタル複写機等の画像形成装置から任意のタイミングで監査サーバに画像データが転送されると、ネットワークへの負荷や監査サーバへの負荷が大きくなるという問題になった。また、画像形成装置におけるジョブのパフォーマンスが低下する虞があるという問題点があった。
本発明は、前記の問題点を解決するためになされたものであり、ジョブアーカイブシステムにおいてネットワークへの負荷或いは監査サーバへの負荷を軽減することを第1の目的とする。
また、画像形成装置におけるジョブのパフォーマンスが低下することを可及的に防止することを第2の目的とする。
本発明の画像処理システムは、画像データを処理する画像処理装置と、サーバ装置とを備えて構成される画像処理システムであって、前記画像処理装置は、前記画像データと画像データに対する画像処理の実行に関連して生成される履歴情報とを含む監査データを格納する格納手段と、前記格納手段に格納された監査データを前記サーバ装置へ転送する転送手段と、を備え、前記サーバ装置は、前記格納手段に格納された監査データを前記画像処理装置へ要求する要求手段と、前記転送手段によって転送された監査データを取得する取得手段と、前記取得手段により取得された監査データを記憶する監査データ記憶手段と、を備え、前記画像処理装置は更に、前記画像処理装置で画像処理が実行されていない場合に、前記要求手段による要求によらず前記転送手段が前記格納手段に格納された監査データを前記サーバ装置へ転送可能とするよう制御する第1制御手段を備え、前記サーバ装置は更に、前記要求手段による要求に基づいて前記転送手段が前記格納手段に格納された監査データを前記サーバへ転送している間に前記画像処理装置において画像処理の実行が開始された場合には、前記転送手段による前記監査データの転送を一時停止させ、前記画像処理装置において前記画像処理の実行が完了した後に前記監査データの転送を再開させるよう制御する第2制御手段を備えることを特徴とする。
本発明の監査データ転送方法は、画像データを処理する画像処理装置からサーバ装置に監査データを転送する監査データ転送方法であって、前記画像データと該画像データに対する画像処理の実行に関連して生成される履歴情報とを含む監査データを前記画像処理装置の格納手段に格納する格納ステップと、前記格納ステップにより格納された監査データを前記画像処理装置から前記サーバ装置へ転送する転送ステップと、前記格納ステップにより格納された監査データを前記サーバ装置が前記画像処理装置へ要求する要求ステップと、前記転送ステップによって転送された監査データを前記サーバ装置で取得する取得ステップと、前記取得ステップにより取得された監査データを前記サーバ装置の監査データ記憶手段に記憶する監査データ記憶ステップと、前記画像処理装置で画像処理が実行されていない場合には、前記要求ステップによる要求によらずに、前記格納手段に格納された監査データを前記転送ステップにより前記サーバ装置へ転送可能とするよう制御する第1制御ステップと、前記要求ステップによる要求に基づいて前記転送ステップにより前記格納手段に格納された監査データを前記サーバへ転送している間に前記画像処理装置において画像処理の実行が開始された場合には、前記転送ステップによる前記監査データの転送を一時停止させ、前記画像処理装置において前記画像処理の実行が完了した後に前記監査データの転送を再開させるよう制御する第2制御ステップとを備えることを特徴とする。
本発明によれば、ジョブアーカイブのための監査用データの転送に伴うネットワークや監査サーバへの負荷を低減することができる。また、画像形成装置がジョブを実行する際のパフォーマンスが低下するのを可及的に防止することができる。
(第1の実施形態)
次に、図面を参照しながら、本発明の第1の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態における画像処理システムの基本的な構成の一例を示す図である。図1において、複写機1001は、デジタル複合機としての機能を有する画像処理装置である。複写機1001は以下のような画像処理機能を有している。スキャン機能は原稿を読み取って画像データを生成し、複写機1001内部或いは外部の記憶部へ格納する。コピー機能は原稿を複写する。FAX機能は読み取った原稿の画像データを様々な装置に送信する。プリント機能は、クライアントコンピュータから入力した印刷データを画像データに変換し、印刷出力する。複写機100が実行するこれらの画像処理機能をジョブと言う。ファクシミリ1002は、複写機1001が読み取った原稿の画像データを、公衆回線1008を介して受信し、プリントするファクシミリ装置である。
データベース/メールサーバ1003は、複写機1001が読み取った原稿の画像データを格納するアプリケーションサーバが動作しているコンピュータである。また、データベース/メールサーバ1003は、ユーザ認証の為のユーザ情報も記憶することが可能である。クライアントコンピュータ1004は、イーサネット(登録商標)1007を介してデータベースサーバ/メールサーバ1003と相互に接続されている。このクライアントコンピュータ1004は、例えば、データベースサーバ/メールサーバ1003に格納されているデータをダウンロードして表示するコンピュータである。
ストレージサーバ1005は、複写機1001が読み取った原稿の全ての画像データを蓄積する監査用のストレージデバイスである。履歴管理サーバ1006は、複写機1001における複写や送信ジョブの履歴を記録する履歴管理サーバである。図1では、これらストレージサーバ1005及び履歴管理サーバ1006を監査サーバ1100としている。
尚、ストレージサーバ1005及び履歴管理サーバ1006は、物理的に別々のサーバであっても良いし、物理的に一つのサーバとしても良い。これらの構成は、採用するシステム構成に依存して決定される。
イーサネット(登録商標)1007は、複写機1001、データベース/メールサーバ1003、クライアントコンピュータ1004、ストレージサーバ1005、及び履歴管理サーバ1006を相互に接続するためのネットワークである。
図2は、複写機1001の構成の一例を示すブロック図である。
図2において、コントローラユニット(Controller Unit)2000は、画像情報やデバイス情報の入出力を行う為のコントローラである。例えば、コントローラユニット2000は、画像入力デバイスであるスキャナ2070や、画像出力デバイスであるプリンタ2095と接続して、画像情報やデバイス情報の入出力を行う。また、コントローラユニット2000は、LAN(Local Area Network)2011や、公衆回線1008の一例であるWAN(Wide Area Network)2051に接続して、画像情報やデバイス情報の入出力を行う。尚、LAN2011は、図1に示したイーサネット(登録商標)1007に相当するものである。
CPU2001は、システム全体を制御するコントローラである。RAM2002は、CPU2002が動作するためのシステムワークメモリであり、画像データを一時的に記憶するための画像メモリでもある。ROM2003はブートROMであり、システムのブートプログラムが格納されている。HDD2004はハードディスクドライブであり、システムソフトウェア、画像データ、及び履歴レコード(ログ)等を格納する。
操作部I/F2006は、タッチパネルを有した操作部(UI;User Interface)2012とのインターフェース部であり、操作部2012に表示する画像データを操作部2012に対して出力する。また、操作部I/F2006は、操作部2012から本システムのユーザが入力した情報を、CPU2001に伝える役割も有する。ネットワークI/F(Network I/F)2010は、LAN2011に接続し、情報の入出力を行う。
モデム(Modem)2050は、公衆回線2051に接続し、情報の入出力を行う。
ICカードスロット(IC Card Slot)2100は、ICカードメディアが挿入された後に、適切なPIN(Personal Identifier Number)コードを入力することにより、暗号・復号に用いる鍵の入出力を行える。
以上のデバイスは、システムバス2007上に配置される。
イメージバスI/F(Image Bus I/F)2005は、システムバス2007と画像データを高速で転送する画像バス2008とを接続し、データ構造を変換するバスブリッジである。画像バス2008上には以下のデバイスが配置される。
ラスターイメージプロセッサ(RIP)2060は、クライアントコンピュータ1004等から受信する印刷データに含まれるPDL(Page Description Language)コードをビットマップイメージに展開する。デバイスI/F2020は、画像入出力デバイスであるスキャナ2070及びプリンタ2095と、コントロールユニット2000とを接続し、画像データの同期系/非同期系の変換を行う。スキャナ画像処理部2080は、入力した画像データに対し、補正、加工、及び編集等を行う。プリンタ画像処理部2090は、プリント出力画像データに対して、プリンタの補正や、解像度変換等を行う。画像回転部2030は、画像データの回転を行う。画像圧縮部2040は、多値画像データに対してはJPEG、2値画像データに対してはJBIG、MMR、MHの圧縮伸張処理を行う。
暗号・復号処理部2110は、ICカードスロット2100で入力した鍵を用いてデータの暗号化・復号化処理を行うハードウェアアクセラレータボードである。OCR・OMR処理部2111は、画像データに含まれる文字情報や2次元バーコードを解読して文字コード化する処理を行う。
図3は、複写機1001が、画像データをストレージサーバ1005へ、履歴レコードを履歴管理サーバ1006へそれぞれ書き込む場合の画像処理システムの構成の一例を示す図である。
この構成例では、イーサネット(登録商標)1007を利用して、複写機1001からストレージサーバ1005へ画像データを格納する際には、例えば以下のようなプロトコルを利用する。即ち、HTTP(Hyper Text Transfer Protocol)、HTTPS(Hypertext Transfer Protocol Security)、FTP(File Transfer Protocol)、又はSMB(Server Message Block)を利用する。しかしながら、その他データを転送することが可能なプロトコルであればどのプロトコルを使用しても構わない。また、必要に応じて画像データに対して暗号処理を施しても構わない。
また、複写機1001から履歴管理サーバ1006へ履歴レコードを書き込む際には、syslogを利用しているが、その他既存のロギングプロトコルを利用しても構わない。また、本実施形態では、複写機1001、ストレージサーバ1005、及び履歴管理サーバ1006が別体の構成となっているが、いずれか、又は全てが組み合わされている構成であっても構わない。尚、これらストレージサーバ1005、及び履歴管理サーバ1006へアクセスするために必要な設定情報は、複写機1001のシステム管理者のみが設定可能なように保護されている。
図4は、複写機1001が認証を受けてHDD2004に格納された画像データ及び履歴レコードを監査サーバ1100に転送する場合の画像処理システムの構成の一例を示す図である。
認証サーバとしての機能を有するデータベース/メールサーバ1003は、ユーザ情報を記憶する認証データベース1003aを備えている。データベース/メールサーバ1003は、複写機1001の操作部2012から入力されたユーザ名、パスワードと、認証データベース1003aに記憶されているユーザ情報とを照合して、ログオン(成功、失敗)や、ログオフ等を制御する。更には、認証データベース1003aにおけるユーザの新規作成、変更、及び削除等も可能である。
複写機1001のHDD2004は、通常の画像データを記憶する画像データ領域(コピー、プリント時に画像データを登録する領域)、及び監査用画像(チェイシング画像)を記憶する監査用画像ログ領域を有している。この他、HDD2004は、履歴レコードを登録するジョブログ領域、及び各種設定情報(監査サーバ設定、監査者パスワード等)を登録する領域(各種設定情報登録領域)等を有している。
監査エージェント4001は、複写機1001に実装されたソフトウエアモジュールであり、監査サーバ1100と通信の初期化等を行う。また、一定周期(例えば毎晩又は毎週末等)で複写機1001のHDD2004の監査用画像ログ領域に格納された監査用画像データ、及びジョブログ領域に格納された履歴レコードを監査サーバ1100に送信する。尚、前述したように、監査サーバ1100は、ストレージサーバ1005と、履歴管理サーバ1006とを備えている。以下、監査用画像データと履歴レコードとを合わせて監査用データと称する。監査エージェント4001が監査用データを一定周期で監査サーバ1100へ送信するためのスケジュールはHDD2004の所定の領域に格納されており、監査エージェント4001はこのスケジュールに従って動作する。このスケジュールは操作部2012におけるユーザの操作により設定しても良いし、管理者が操作する外部のコンピュータ(例えばクライアントコンピュータ1004)からの遠隔操作で設定できるようにしても良い。
更には、監査サーバ1100のなりすましを防止する為に、監査エージェント4001が監査サーバ1100を認証する構成となっている。そして、監査用画像データと履歴レコードとを後述するURI(Uniform Resource Identifiers)を用いて対応付け、複写機1001の固有鍵により暗号化して保存する。複写機1001の固有鍵は、操作部2012より、システム管理者が、任意に設定することが可能である。また、突然の電源断があってもデータの保存が保証されるようにする為に、ページ毎に画像データを書き込む構成となっている。
図5は、監査サーバ1100の構成の一例を示す図である。以下に、図5の各構成要素の役割を説明する。
まず、チェイシングサービス(Chasing Service)部5001は、監査サーバ1100のディスク・スペースを節約するために、画像データの解像度の変換を行う(例えば、600dpiデータを300dpiデータへ変換する)。また、ネットワークトラフィックを削減することが目的であるならば、複写機1001で解像度を変換しても良い。
OCR(Optical Character Recognition)サービス(OCR Service)部5002は、監査用画像データをOCRに通してテキストを抽出し、履歴レコードと併せて記憶する。このように、監査用画像データを履歴レコードと併せて記憶することで、履歴用監査画像データの検索を向上させることができる。
スケジュール管理部5003は、監査サーバ1100が複写機1001のHDD2004に記憶されている監査用データを取得する処理を実行するスケジュールを管理する。スケジュールとしては、日時、曜日等を設定することにより、日毎、週毎等の設定が可能である。
イーサネット(登録商標)1007には、複写機1001以外にも不図示の複数の複写機が接続されている。監査サーバ1100はこれら複数の複写機の監査用データを取得することができる。従って、スケジュール管理部5003はこれら複数の複写機毎の監査用データ取得スケジュールを管理している。
また、本実施形態において複写機1001と監査サーバ1100との間の通信では、HTTPS(Hypertext Transfer Protocol Security)を採用している。そして、画像データ、履歴レコード等をSSL(Secure Socket Layer)により暗号化する。これにより、よりセキュアな通信が可能となるが、他の暗号化通信を用いても構わない。また、HDD2004の監査用画像ログ領域やジョブログ領域のデータが暗号化されていれば必ずしも暗号化通信を行わなくても良い。
図6は、読み取った画像データをHDD(所定のストレージ手段)2004に格納し、そのURIと画像データに含まれるテキストデータとを履歴レコードに記録する際の複写機1001における処理の一例を示すフローチャートである。この処理は、複写機1001のコントローラユニット2000内のCPU2001がHDD2004やROM2003に格納されたプログラムをRAM2002にロードして実行することによって実現される。
まず、ユーザは、スキャナ2070の自動原稿送り装置又は原稿台に原稿を置き、コピーや送信等、所望の目的に応じて、部数設定や送信宛先設定等を行った後、ジョブの実行の開始を指示する。ここで指示するジョブの種類としては、コピー、スキャン、FAX送信等が挙げられる。
そして、ステップS6001において、スキャナ2070を用いて原稿が読み取られる。次に、ステップS6002において、原稿が複数ページの場合は、HDD(ストレージ手段)2004の監査用画像ログ領域に、生成した画像データを監査用画像データ(チェイシング画像データ)としてページ毎に逐次記録していく。HDD2004への画像データの格納は、複数ページを個別のファイルとして格納する形態でも、複数ページを一つの文書に結合してから一つのファイルとして格納する形態でもよく、いずれの形態であるかは問わない。また、読み取られた原稿の画像データは、本来のジョブの実行のためにHDD2004の画像データ領域にも格納される。
以上のようにしてHDD2004への格納処理が終了した後、ステップS6003へ進み、実行ジョブのジョブ種別を履歴レコードに設定する。本実施形態でのジョブ種別とは、コピー、ファクス、スキャン等、機能の種別を表すものである。
次に、ステップS6004において、複写機1001がユーザ認証ありと設定されているか否かを判定する。ユーザ認証ありと設定されていると判定した場合にはステップS6005へ進み、ユーザ情報、例えばユーザ名やユーザIDを履歴レコードに設定してステップS6006へ進む。一方、ユーザ認証なしと設定されていると判定した場合には、ステップS6005を省略してステップS6006へ進む。
そして、ステップS6006において、ステップS6002でHDD2004に格納された監査用画像データの格納位置を示すURI(Uniform Resource Identifiers)を履歴レコードに設定する。そして、ステップS6007において、HDD2004に記録された監査用画像データから、OCR/OMR処理部2111を用いてテキストデータを抽出する。尚、監査用画像データからOCR機能を用いてテキストデータを抽出する仕組みは、監査サーバ側にもOCRサービス部5002として用意されている。従ってテキスト抽出処理を複写機1001側で行っても良いし、複写機1001側でのテキスト抽出処理をスキップして監査サーバ1100側で行わせるようにしても良い。監査サーバ1100側でテキスト抽出を行うのであればステップS6007をスキップしても良い。また、複写機側にOCR機能を備えていない場合には、その複写機で発生した全ての監査用画像に対して監査サーバ1100側でテキスト抽出処理を行うことになる。
次に、ステップS6008において、ステップS6007で抽出されたテキストデータを履歴レコードに設定し、ステップS6009において、履歴レコードをHDD2004へ書き込む。以上のようにしてHDD2004への記録処理が終了した後、ステップS6010へ進み、ステップS6001の処理の前にユーザが指定したジョブを実行し、ジョブの実行を正常に終了する。尚、ステップS6007でのテキスト抽出処理をスキップした場合には履歴レコードにはテキストデータを設定しない。
また、ジョブの種類によってはジョブの実行が完了した後に履歴レコードに設定すべき情報がある。そのような情報はステップS6010でジョブの実行が完了した後に履歴レコードへ追加設定する。例えば、FAX送信等、送信が正しく完了したか否かを示す実行結果情報を履歴レコードに設定する場合には送信動作が完了してから送信処理の成否を判断し、履歴レコードに設定することになる。
図7は、HDD2004における、履歴レコードが記録されている履歴ファイルの一例を示す図である。
複写機1001では、図6のフローチャートにより、履歴の書き込みをジョブ単位で行い、1レコードをジョブ単位で生成している。これらの履歴レコードから構成される履歴ファイルは、HDD2004において一定期間保持され、後に監査に利用することが可能になる。
図8は、HDD2004に記録された履歴レコードの各エントリの意味の一例を示す図である。
図8において、日時8001は、履歴書き込みが発生した日時である。複写機1001は時計機能(不図示)を備えており、その時計機能を利用した日時を記憶する。また、正確な日時を、外部のタイムサーバ(不図示)から入手して記録する構成にしても良い。
デバイスアドレス8002は、ジョブを実行した複写機等のデバイスのIPアドレス又はホスト名である。プログラム名8003は、履歴の書き込みを行ったプログラム名である。ジョブ種8004は、コピー、ファクス、スキャン等の機能の種別を表したものである。ユーザ名8005は、ジョブを実行したユーザを識別することが可能な文字列から構成されるユーザ名、又は数値から構成されるユーザIDである。画像データ格納URI8006は、監査用画像データを格納するHDD2004内の記憶場所を示すURIである。このURIにアクセスすることにより、読み込んだ原稿の監査用画像データにアクセスすることが可能となる。テキストデータ8007は、読み込んだ画像データからOCR/OMR処理部2111を用いて抽出したテキストデータである。尚、画像データの出力ページ数や、コピー部数等、ジョブを実行するにあたっての各種設定項目を履歴データに含めるようにしてもよい。
また、図6のステップS6007でのテキスト抽出の処理をスキップした場合は、テキストデータ8007は空白になる。履歴レコードが監査サーバ1100へ転送された後、監査サーバ1100ではテキストデータ8007の欄が空白の履歴レコードに対しては、対応する監査用画像データに対してテキスト抽出処理を行う。このようにすることにより、比較的処理時間がかかるテキスト抽出処理を複写機1001と監査サーバ1100とで分散処理することが可能である。
また、監査用画像データが写真画像等であり、複写機1001でOCRを行ってもテキストを抽出できない場合はテキストデータ8007の項目に「テキスト抽出不可」を示す旨の情報を設定するようにしても良い。このようにすることにより、複写機1001でテキスト抽出できなかった監査用画像データに対して監査サーバ1100で重複してテキスト抽出を行わずにすむ。
本実施形態における複写機1001及び監査サーバ1100は、複数の処理タスクが並列的に動作する構造となっている。以下に、本実施形態の特徴となる処理タスクに関して、詳細に説明する。
図9は、監査用画像データ(チェイシング画像データ)及び履歴レコード(これらをまとめて監査用データという)の転送命令受信タスクを行う際の処理の一例を説明するフローチャートである。この処理は、複写機1001の監査エージェント4001をコントローラユニット2000内のCPUで実行することにより実現される。
本タスク動作に先駆け、監査サーバ1100から、複写機1001に対して、HDD2004に格納された監査用データの転送命令が、スケジュール管理部5003によってスケジュール管理され、定期的に発行される。尚、具体的に転送命令は、例えば、HDD2004から監査サーバ1100へ監査用データを転送する命令である。このような転送命令に基づき、本タスクが動作する。本タスクは、複写機1001に実装された監査エージョント4001が、監査サーバ1100から、監査用データの転送命令があるか否かを常にチェックする。そして、転送命令の受信時に、監査サーバ1100から転送命令のあった監査用データの転送が可能か否かを、監査サーバ1100に通知する。以下、本タスクについて詳細に説明する。
まず、ステップS9001において、監査サーバ1100より、画像の転送命令があるか否かを確認する。そして、もし転送命令があれば、ステップS9002において、監査用データの転送命令を受け付ける。次に、ステップS9003において、その命令の受信時に、複写機1001でジョブ(コピー、プリント、スキャン、FAX等)を実行中か否かをチェックする。もしジョブを実行中ならば、ステップS9004において、監査サーバ1100に対して、監査用データの転送が出来ない旨の通知を行う。一方、ジョブを実行中でなければ、ステップS9005において監査用データの転送が出来る旨を通知し、本タスクを終了する。
図10は、監査用データの取得タスクを行う際の監査サーバ1100における処理の一例を説明するフローチャートである。
ステップS10001において、複写機1001から、監査用データの転送が出来る旨の通知があるか否かを確認する。複写機1001が図9のステップS9005を実行することによって複写機1001から監査用データの転送が出来る旨の通知があれば、ステップS10002に進む。ステップS1002では、複写機1001のHDD2004に記憶された監査用データの取得処理を開始する。そして、この監査用データの取得処理と共に、取得した監査用データのうち、監査用画像データについては、監査サーバ1100内のストレージサーバ1005に、履歴レコードについては、履歴管理サーバ1006にそれぞれ記憶する。この処理によって監査用画像データの格納場所がHDD2004からストレージサーバ1005に変更される。よって、ステップS10002では、さらに、図8に示した履歴レコードにおける画像データ格納URI8006をストレージサーバ1005内の格納場所に更新する処理も行う。
そして、ステップS10003において、複写機1001より、ジョブの開始通知があるか否かを定期的にチェックし、もし、監査用データの転送中に、複写機1001より、ジョブの開始通知があれば、ステップS10005に進む。ステップS10005では、監査用データの取得処理を直ちに中止する。一方、ジョブの開始通知がなければ、監査用データの転送を継続し、監査用データの転送完了と共に本タスクを終了する。尚、ステップS10005では監査用データの取得処理を一時中止するようにしても良い。この場合、複写機1001からジョブ終了通知を受けた後に、一時中止していた取得処理を再開する。或いは取得処理の再開を監査サーバ1100で制御せずに後述する図11のフローチャートの処理により複写機1001で制御するようにしても良い。
また、ソフトウェアの構造上、又はユーザ環境・設定によって以下のように処理することも可能である。即ち、監査サーバ1100或いは管理者の操作するクライアントコンピュータ1004等より、監査用画像データの転送スケジュール(日にち、時刻等)を、監査エージョント4001に事前に送信する。監査エージョント4001は受信したスケジュールに基づいて、HDD2004に記憶された監査用画像データ及び履歴データを、監査サーバ1100に送信する。イーサネット(登録商標)1007に複数の複写機が接続され、各複写機が監査用データを監査サーバ1100へ送信するようなシステムの場合、各複写機の監査エージェントに、それぞれ異なる日、或いは曜日、或いは時間帯を転送スケジュールとして設定できる。これにより、各複写機からの監査用データの転送が同じ時間帯に集中することがなくなり、イーサネット(登録商標)1007や監査サーバ1100への負荷を低減することができる。このように、監査用画像データ等の転送に際しては、様々なバリエーションが用意され、多様なユーザ環境に対応できるようになっている。
図11は、監査エージョント4001での監査用データ送信・削除タスクの一例を説明するフローチャートである。本タスクは、監査エージェント4001が監査サーバ1100から、監査用データの転送命令を受信したものの、複写機1001でジョブが実行されている等の理由で監査用データの転送が出来なかった場合に、その監査用データの転送命令を一旦記憶しておく。そして、複写機1001でジョブが終了した場合に、その監査用データを監査サーバ1100に送信する。
この他、本タスクは、監査エージェント4001から監査サーバ1100への監査用データの転送途中にジョブの開始の通知あった場合、又は、複写機1001にて何らかのエラーが発生した場合に、動作する構成となっている。また、システム管理者の操作部2012の操作により、発生したエラー等に応じて、画像送信条件が設定可能な構成となっている。以下、監査サーバ1100が、監査用データ等の転送命令を受信したものの、複写機1001でジョブが実行中の為、画像データの転送が出来なかった場合を例に挙げて説明する。
ステップS11001において、ジョブの終了通知があるか否かを確認する。この確認の結果、ジョブの終了通知があれば、ステップS11002において、監査用データの送信を開始する。そして、ステップS11003において、監査用データの送信の終了が確認されると、ステップS11004において、複写機1001のHDD2004に記憶された監査用データを削除して、本タスクを終了する。ステップS11004での監査用データの削除では、HDD2004内の削除対象領域に対してNullデータ、あるいはランダムなデータを1回、あるいは複数回上書きすることにより、削除対象領域に残留データが残らないようにしても良い。
また、監査用データの転送途中で、データの転送がキャンセルされた場合には、監査エージェント4001は、キャンセルされた時点で転送が完了している監査用データを記憶しておく。そして、ジョブが終了した後に、キャンセルされた時点で転送が未完了の監査用データの送信を再開する。
図10の監査用データ取得タスクは、監査サーバ1100の制御により複写機1001のHDD2004の監査用データを取得するものであり、複写機1001から見ると「PULL型転送」ということになる。一方、図11の監査用データ送信・削除タスクでは、監査用エージェント4001がHDD2004の監査用データを送信するものであり、複写機1001から見ると「PUSH型転送」ということになる。以下、PUSH型転送とPULL型転送について説明する。
本実施形態では、監査サーバ1100及び複写機1001を備えて構成されるジョブ・アーカイブシステムを構成するようにした。このシステムにおいて、複写機1001に格納した監査用データ(監査用画像データと履歴レコード)を監査サーバ1100に転送する場合に、監査サーバ1100及び複写機1001間で、以下の2つの転送モードを使い分けて制御するようにした。
前記転送モードとしては、第1に、PUSH型の転送モードが挙げられる。PUSH型の転送モードでは、複写機1001内の監査エージェント4001が、HDD2004に記憶されている監査用画像データと履歴レコードとを定期的、所定のタイミング、又は複写機1001でのユーザの操作指示により監査サーバ1100に送信する。従って、PUSH型の転送モードを使用した場合には、データをリアルタイムで送信することができる。HDD2004の空き容量が少ない場合や、よりセキュアなジョブである場合には、PUSH型の転送モードを使用するのが好ましい。尚、監査用画像データと履歴レコードとをあわせて監査用データという。
第2に、PULL型の転送モードが挙げられる。PULL型の転送モードでは、監査サーバ1100が、監査用データをデジタル複写機1001に取りにいくようにする。従って、PULL型の転送モードを使用した場合には、画像取得に関するスケジュールを、複数の複写機に対して一括して管理することができる。このようにPULL型の転送モードでは、監査サーバ1100が監査用データを取得するスケジュールを管理できる。よって、ネットワークに負荷のかからない夜間等に監査用データを転送することが出来る。さらに、複数の複写機から同時に監査用データを転送されることの無いよう、各複写機からの転送時間をずらすことにより負荷分散を図ることができる。
そして、双方の転送モードのメリットを最大限に活かし、以下のような動作を実行する。
(1)複写機1001側でジョブを実行している最中は、監査サーバ1100から複写機1001へのPULL動作(PULL型の転送モード)を禁止する。そのジョブが終了した後に、複写機1001から監査サーバ1000へ、監査用データをPUSH型の転送モードで送信する。
(2)PULL型の転送モードにて監査用データを転送している途中に、複写機1001でジョブが実行された場合には、監査用データの転送を一旦キャンセルする。そして、当該ジョブの実行が終了した後に、PUSH動作(PUSH型の転送モードでの監査用データの転送)を、キャンセルした時点のデータから転送を再開する。
(3)複写機1001でのエラーが発生している最中(主には、画像形成出来ないエラーが発生している最中)では、PUSH動作を行う。
(1)、(2)に関しては、その動作の詳細は図9〜図11のフローチャートで説明したとおりである。
以上説明したように、本実施形態では、複写機1001側でジョブ等が実行されると、監査サーバ1100及び複写機1001間の監査用データ(チェイシング画像等)の転送を禁止又は制限するようにした。これにより、誰が、いつ、どこで、画像を生成したかをトレース可能なシステム(複写機、サーバ)を提供でき、且つ複写機1001でのジョブ等を実行するときのパフォーマンスの低下を防ぐことができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態を説明する。本実施形態は、プリント動作に関する実施形態である。第1の実施形態では、スキャナ2070で原稿を読み取って画像データを入力するようにしていたが、本実施形態では、クライアントコンピュータ1004から印刷データ(PDLデータを含む)を入力するようにしている。このように、本実施形態と第1の実施形態とは、画像データの入力方法が異なるだけであるので、第1の実施形態と同一部分については、図1〜図11に付した符号と同一の符号を付す等して詳細な説明を省略する。以下に、本実施形態の特徴部分について詳細に説明する。
本実施形態における基本的なシステム構成図、基本的なシステムブロック図、画像データ及び履歴レコードを書き込む場合のシステム構成図は、それぞれ図1、図2、図3と同様であるので詳細を省略する。
図12は、プリント動作時における画像処理システムの構成の一例を示す図である。
図12において、認証サーバとしての機能を有するデータベース/メールサーバ1003は、ユーザ情報を記憶する認証データベース1003aを備えている。データベース/メールサーバ1003は、外部装置(クライアントコンピュータ1004)から入力されたユーザ名及びパスワードと、認証データベース1003aに記憶されているユーザ情報とを照合して、ログオン(成功、失敗)や、ログオフ等を制御する。更に、データベース/メールサーバ1003では、認証データベース1003aにおけるユーザの新規作成、変更、及び削除等も可能である。その他の構成は、図4を用いて説明した内容と同じなので、説明を省略する。
図13は、クライアントコンピュータ1004から入力した印刷データに基づく画像データをHDD2004に格納し、そのURIと画像データに含まれるテキストデータとを履歴コードに記録する際の複写機1001の処理の一例を示すフローチャートである。
まず、ユーザは、クライアントコンピュータ1004を操作して、ジョブの実行の開始を指示する。
そして、ステップS13001において、RIP2060は、PDLデータを受信し、PDLデータのコードをビットマップイメージに展開する。次に、ステップS13002において、生成されたビットマップイメージ(画像データ)を、HDD2004の監査用画像ログ領域にページ毎に逐次記録していく。HDD2004への画像データの格納は、複数ページを個別に格納する形態でも、複数ページを一つの文書に結合してから格納する形態でもよく、いずれの形態であるかは問わない。また、生成された画像データは、本来のジョブの実行のためにHDD2004の画像データ領域にも格納される。
以上のようにしてHDD2004への格納処理が終了した後、ステップS13003へ進み、実行ジョブのジョブ種別を履歴レコードに設定する。本実施形態においても、ジョブ種別は、プリント、コピー、ファクス、スキャン等機能の種別を表すものである。ここではPDLデータを受信するプリントジョブが前提であるのでジョブ種別としては「プリント」が設定される。
次に、ステップS13004において、複写機1001がユーザ認証ありと設定されているか否かを判定する。この判定の結果、ユーザ認証ありと設定されている場合にはステップS13005へ進み、ユーザ情報、例えばユーザ名やユーザIDを履歴レコードに設定してステップS13006へ進む。一方、ユーザ認証なしと設定されていると判定した場合には、ステップS13005を省略してステップS13006へ進む。
ステップS13006において、ステップS13002でHDD2004へ格納した画像データのURIを履歴レコードに設定する。次に、ステップS13007において、HDD2004に記録された画像データから、テキストデータを抽出する。ステップS13007でのテキストデータ抽出は、図6のステップS6007のようにして原稿画像をOCR処理することによりテキストデータを抽出するのと同様に、PDLデータをビットマップイメージに展開した後にOCR処理することにより実現できる。この他、PDLデータをビットマップイメージに展開した後もPDLデータを保持しておき、PDLデータ中からテキスト部のキャラクタコードを抽出することでテキストデータを抽出するようにしても良い。また、図6のステップS6007と同様に、ステップS13007の処理をスキップして、テキスト抽出を監査サーバ1100に実行させるようにしても良い。
次に、ステップS13008において、ステップS13007で抽出されたテキストデータを履歴レコードに設定し、ステップS13009において、履歴レコードをHDD2004へ書き込む。以上のようにしてHDD2004への記録処理が終了した後、ステップS13010へ進み、ステップS13001の処理の前にユーザが指定したジョブを実行し、ジョブの実行を正常に終了する。
以上のように構成にすることにより、前述した第1の実施形態と同じ効果を得ることができる。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。以下の説明において、第1及び第2の実施形態と同一部分については、図1〜図13に付した符号と同一の符号を付す等して詳細な説明を省略する。
本実施形態では、第1又は第2の実施形態のシステムにおいて、デジタル複写機1001のHDD2004に格納された監査用データを監査サーバ1100にPULL型の転送モードで転送する場合に、デジタル複写機1001がジョブを実行中か否かを判断する。この判断の結果、デジタル複写機1001がジョブを実行中の場合には、監査サーバ1100からの監査用データの転送動作を禁止する。そして、このように転送動作を禁止した場合、HDD2004に格納された監査用データは、監査サーバ1100でスケジュールされた次回の転送時に、纏めて取得するようにすることを特徴とする。尚、前述したように、監査用画像データは、チェイシング画像データ等である。
このように構成にすることにより、前述した第1及び第2の実施形態における効果に加え、監査用データの転送を、複数の複写機に対して一括して管理することが可能となる。更には、第1及び第2の実施形態で説明した監査エージョント4001を作成する必要がなくなり、開発・評価工数の削減に寄与できる。
(第4の実施形態)
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。以下の説明において、第1〜第3の実施形態と同一部分については、図1〜図13に付した符号と同一の符号を付す等して詳細な説明を省略する。
本実施形態では、第1又は第2の実施形態のシステムにおいて、複写機1001でエラーが発生している最中に、複写機1001に実装された監査エージョント4001が、HDD2004に記憶された監査用データを、監査サーバ1100に送信する。ここで、監視用データは、PUSH型の転送モードで監査サーバ1100に送信される。また、複写機1001でエラーが発生している最中とは、主には、画像形成が出来ないときを表す。
この他、複写機1001のHDD2004の監査用画像ログ領域の空き容量が少なくなってきた時にも、監査エージョント4001が、HDD2004に記憶された監査用データを、監査サーバ1100に送信するようにする。
例えば、HDD2004の監査用画像ログ領域は4GBの領域が確保されているが、この領域中の空き領域が所定量以下になった時点(例えば、空き容量が10%以下になった時点)で監査用データをPUSH型転送モードで送信する。又は、HDD2004の監査用画像ログ領域と、ジョブログ領域のいずれか一方の空き残量が所定量以下になった場合にPUSH型転送モードで監査用データを送信するようにしても良い。これらの場合、空き領域の監視は監査エージェント4001が行うようにしても良いし、複写機1001内の他のモジュールが常に空き領域を監視して、空き領域が所定量以下になったら監査エージェント4001へ通知するようにしても良い。尚、監査用画像ログ領域やジョブログ領域の空き容量の「所定量」は、管理者によって複写機1001へ設定されるようにすることが可能である。また、設定された値は、管理者によって変更されるようにすることが可能である。
このように構成にすることにより、PUSH型の転送モードで監査用データを送信する際のメリットをより際立たせること、即ち、リアルタイムでの送信が可能となる。更には、デジタル複写機1001でジョブを実行している時のパフォーマンスの低下を防ぐことも出来る。そして、監査用画像ログ領域がフルになってしまう前にPUSH型の転送モードで監査用データを転送することができるので、監査用画像ログ領域の空容量が無くなることによりジョブの実行が出来なくなることや、監査用データの記録漏れを防止することができる。
通常は監査サーバ1100がスケジュールに基づいてPULL型転送モードでHDD2004の監査用データを取得する。そして、監査サーバ1100が次回に監査用データを取得する前に監査用画像ログ領域又はジョブログ領域の空き容量が所定量以下になった場合には、複写機1001がPUSH型転送モードで監査用データを監査サーバ1100へ送信する。これによりPUSH型送信とPULL型送信とを最適に使い分けることができる。
また、監査エージェント4001に監査用データの送信スケジュールが設定されており、監査エージェント4001が送信スケジュールに基づいてHDD2004の監査用データを送信する。そして、監査エージェント4001が次回に監査用データを送信する前に監査用画像ログ領域又はジョブログ領域の空き容量が所定量以下になった場合には、複写機1001がPUSH型転送モードで監査用データを監査サーバ1100へ送信する。これにより、PUSH型転送モードのみを用いた場合でもPUSH型送信とPULL型送信を使い分けるのと同様の効果を得ることができる。
(本発明の他の実施形態)
前述した実施形態の機能を実現するべく各種のデバイスを動作させるように、該各種デバイスと接続された装置あるいはシステム内のコンピュータに対し、前記実施形態の機能を実現するためのソフトウェアのプログラムコードを供給してもよい。そのシステムあるいは装置のコンピュータ(CPUあるいはMPU)に格納されたプログラムに従って前記各種デバイスを動作させることによって実施したものも、本発明の範疇に含まれる。
また、この場合、前記ソフトウェアのプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになる。また、そのプログラムコード自体、及びそのプログラムコードをコンピュータに供給するための手段、例えば、かかるプログラムコードを格納した記録媒体は本発明を構成する。かかるプログラムコードを記憶する記録媒体としては、例えばフレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。
また、コンピュータが供給されたプログラムコードを実行することにより、前述の実施形態の機能が実現されるだけでない。そのプログラムコードがコンピュータにおいて稼働しているオペレーティングシステムあるいは他のアプリケーションソフト等と共同して前述の実施形態の機能が実現される場合にもかかるプログラムコードは本発明の実施形態に含まれることは言うまでもない。
さらに、供給されたプログラムコードがコンピュータの機能拡張ボードに備わるメモリに格納された後、そのプログラムコードの指示に基づいてその機能拡張ボードに備わるCPUが実際の処理の一部又は全部を行う。その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合にも本発明に含まれることは言うまでもない。
また、供給されたプログラムコードがコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに格納された後、そのプログラムコードの指示に基づいて機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部又は全部を行う。その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合にも本発明に含まれることは言うまでもない。
尚、前述した各実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
本発明の第1の実施形態を示し、画像処理システムの基本的な構成の一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態を示し、複写機の構成の一例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態を示し、複写機が、監査用画像データをストレージサーバへ、履歴レコードを履歴管理サーバへそれぞれ書き込む場合の画像処理システムの構成の一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態を示し、複写機が認証を受けてHDDに格納された監査用画像データ及び履歴レコードを監査サーバに転送する場合の画像処理システムの構成の一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態を示し、監査サーバの構成の一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態を示し、読み取った画像データをHDDに格納し、そのURIと画像データに含まれるテキストデータとを履歴コードに記録する処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態を示し、HDDに記録されている履歴ファイルの一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態を示し、HDDに記録された履歴レコードの各エントリの意味の一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態を示し、監査用画像データ及び履歴レコードの転送命令受信タスクを行う際の処理の一例を説明するフローチャートである。 本発明の第1の実施形態を示し、監査サーバから転送要求のあった監査用画像データの転送タスクを行う際の処理の一例を説明するフローチャートである。 本発明の第1の実施形態を示し、監査エージョントでの画像データ送信・削除タスクの一例を説明するフローチャートである。 本発明の第2の実施形態を示し、プリント動作時における画像処理システムの構成の一例を示す図である。 本発明の第2の実施形態を示し、クライアントコンピュータから入力した画像データをHDDに格納し、そのURIと画像データに含まれるテキストデータとを履歴コードに記録する処理の一例を示すフローチャートである。
符号の説明
1001 複写機
1002 ファクシミリ
1003 データベース/メールサーバ
1004 クライアントコンピュータ
1005 ストレージサーバ
1006 履歴管理サーバ
4001 監査エージョント

Claims (9)

  1. 画像データを処理する画像処理装置と、サーバ装置とを備えて構成される画像処理システムであって、
    前記画像処理装置は、前記画像データと画像データに対する画像処理の実行に関連して生成される履歴情報とを含む監査データを格納する格納手段と、
    前記格納手段に格納された監査データを前記サーバ装置へ転送する転送手段と、を備え、
    前記サーバ装置は、前記格納手段に格納された監査データを前記画像処理装置へ要求する要求手段と、前記転送手段によって転送された監査データを取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された監査データを記憶する監査データ記憶手段と、を備え、
    記画像処理装置は更に、前記画像処理装置で画像処理が実行されていない場合に、前記要求手段による要求によらず前記転送手段が前記格納手段に格納された監査データを前記サーバ装置へ転送可能とするよう制御する第1制御手段を備え、
    前記サーバ装置は更に、前記要求手段による要求に基づいて前記転送手段が前記格納手段に格納された監査データを前記サーバへ転送している間に前記画像処理装置において画像処理の実行が開始された場合には、前記転送手段による前記監査データの転送を一時停止させ、前記画像処理装置において前記画像処理の実行が完了した後に前記監査データの転送を再開させるよう制御する第2制御手段を備えることを特徴とする画像処理システム。
  2. に、前記格納手段に格納されている画像データ、又は前記監査データ記憶手段に記憶されている画像データから、テキストデータを抽出するテキストデータ抽出手段を有し、
    前記監査データ記憶手段は、前記画像データの記憶位置情報と、前記画像データから抽出されたテキストデータとを前記履歴情報に追加して記憶することを特徴とする請求項1に記載の画像処理システム。
  3. 前記画像処理装置は更に前記格納手段の空き容量を判断する空き容量判断手段を備え、
    前記転送手段は、前記空き容量判断手段による判断結果に応じて、前記格納手段に格納された画像データを前記サーバ装置に転送することを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理システム。
  4. 前記サーバ装置は更に、前記転送手段が転送動作を開始するスケジュールを管理するスケジュール管理手段を備え、
    前記転送手段は、前記格納手段に格納された画像データを、前記スケジュール管理手段が管理するスケジュールに基づいて転送することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像処理システム。
  5. 前記画像処理装置は更に、原稿画像を読み取って画像データを生成する原稿読み取り手段を備え、
    記格納手段は、前記原稿読み取り手段により読み取られた画像データを格納することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像処理システム。
  6. 前記画像処理装置は更に、前記画像処理装置が画像処理を実行する前にユーザを認証するユーザ認証手段を備え、
    前記格納手段は、前記ユーザ認証手段により認証されたユーザを特定する情報、当該画像処理に関する履歴情報を生成した日時、及び当該画像処理に対する設定を、前記履歴情報として格納することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像処理システム。
  7. 前記画像処理装置は更に、外部装置から印刷データを受信する受信手段を備え、
    前記格納手段は、前記受信手段により受信された印刷データに基づき生成された画像データを格納することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像処理システム。
  8. 前記格納手段は、前記画像データに対する画像処理の実行完了後に生成される実行結果情報を、当該画像データに対する画像処理に関連して生成される履歴情報に追加して格納することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の画像処理システム。
  9. 画像データを処理する画像処理装置からサーバ装置に監査データを転送する監査データ転送方法であって、
    前記画像データと該画像データに対する画像処理の実行に関連して生成される履歴情報とを含む監査データを前記画像処理装置の格納手段に格納する格納ステップと、
    前記格納ステップにより格納された監査データを前記画像処理装置から前記サーバ装置へ転送する転送ステップと、
    前記格納ステップにより格納された監査データを前記サーバ装置が前記画像処理装置へ要求する要求ステップと、
    前記転送ステップによって転送された監査データを前記サーバ装置で取得する取得ステップと、
    前記取得ステップにより取得された監査データを前記サーバ装置の監査データ記憶手段に記憶する監査データ記憶ステップと、
    前記画像処理装置で画像処理が実行されていない場合には、前記要求ステップによる要求によらずに、前記格納手段に格納された監査データを前記転送ステップにより前記サーバ装置へ転送可能とするよう制御する第1制御ステップと、
    前記要求ステップによる要求に基づいて前記転送ステップにより前記格納手段に格納された監査データを前記サーバへ転送している間に前記画像処理装置において画像処理の実行が開始された場合には、前記転送ステップによる前記監査データの転送を一時停止させ、前記画像処理装置において前記画像処理の実行が完了した後に前記監査データの転送を再開させるよう制御する第2制御ステップとを備えることを特徴とする監査データ転送方法
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