JP4143376B2 - 加熱装置及び半導体素子製造装置用ヒータアセンブリ - Google Patents

加熱装置及び半導体素子製造装置用ヒータアセンブリ Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は半導体素子製造装置用ヒータアセンブリに関するものであり、より詳細には、ヒータ支持台の形状を変更することにより、被加熱体であるウェーハの全面にわたって均一な温度分布を得ることができる半導体素子製造装置用ヒータアセンブリに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般的に、半導体集積回路は集積回路に含まれる電子部品とその接続部分を全て微細なパターンよりなり、複数層の材料をパターニングして製作される。即ち、半導体集積回路は、まず、シリコン単結晶からシリコンウェーハを製作し、前記ウェーハ表面に電子回路を形成(wafer fabrication;以下FAB段階と称する)した後、前記ウェーハ上のチップを個々に切って、リードフレームと結合して完製品に組立て、動作異常の有無を検査することにより完成される。
【0003】
前記FAB段階は、ウェーハの表面に半導体素子を形成するための薄膜層を形成した後、薄膜層を所望する形態にパターニングすることにより、ウェーハ上に所定の機能を達成することができる電子回路を形成することになる。したがって、薄膜層の厚さが均一でない場合、多様な工程不良を惹起することになり、電子回路の安定性を阻害することになる。
【0004】
ウェーハ上に蒸着される薄膜の蒸着率は、ウェーハの温度に大きく影響を受ける。たとえば、同じ条件で膜を蒸着しても、ウェーハの温度が高い所に蒸着される膜の厚さは温度が低い所で蒸着される膜の厚さより厚くなる。
【0005】
これにより、ウェーハの表面に蒸着された薄膜の厚さ、組成、抵抗などがウェーハの全表面にわたって均一であることができなくなって、薄膜表面にパターニングされた電子回路の動作信頼性を低下させる。
【0006】
このため、ウェーハ表面温度の均一性は半導体集積回路の動作信頼度を向上させる直接的な要因になる。
【0007】
最近では、半導体素子の集積度が増加し、パターニング間隔が段々狭くなる趨勢であるので、半導体集積回路の動作信頼度向上のためのウェーハ表面温度の均一性確保はさらに重要な問題になっている。特に、集積度が増加することにより、半導体集積回路の配線物質として広く使用されるタングステンシリサイドは、工程中の温度に敏感に反応する特性を有しているために、上述したような表面温度の均一性はさらに重要な問題に扱われている。
【0008】
半導体製造工程で、薄膜を形成する最も一般の方法は、CVDを通じて薄膜をウェーハ上部面に蒸着するものである。特に、CVDはウェーハの表面に供給された反応ガスが加熱されたウェーハ上で化学反応を通じて薄膜を形成する方法として、薄膜形成のために最も広く利用される方法である。
【0009】
前記熱CVD工程は、内部に印加される圧力を基準に常圧CVDと低圧CVDに区分され、タングステンシリサイドのような高融点金属シリサイドの蒸着は低圧CVD(LPCVD)工程により蒸着される。
【0010】
LPCVD装置のチャンバは、上部で反応ガスを供給するガス供給部と下部に位置するヒータアセンブリとを含む。
【0011】
ヒータアセンブリはウェーハを固定する支持台であるサセプター(susceptor)及びサセプターの下部に位置してサセプターに熱を供給するヒータユニットを含む。
【0012】
したがって、ウェーハの表面温度はヒータユニットから供給される熱量により左右される。
【0013】
しかし、ウェーハの周辺部は中央部と比較してサセプターの側面を通じて輻射熱が放出されるために、前記サセプターからウェーハの周辺部と中央部に同一の熱量が供給されると、ウェーハ周辺部の表面温度は中央部の表面温度より低下する。したがって、サセプター上部に定着されるウェーハの表面温度は常に中央部から周辺部に行くほど低下するという温度偏差が生じることになる。
【0014】
このような、温度偏差を解消するために、ヒータ構造を改善する努力が多様に進行されている。たとえば、特許文献1(ZONE HEATING SYSTEM WITH FEEDBACK CONTROL SYSTEM)によると、ヒータの表面を複数個に区画し、各区画別に発熱量を各々制御することにより、ウェーハ表面温度を均一にする方法が提案されており、特許文献2(METHOD FOR RAPIDLY THERMALLY PROCESSING A SEMICONDUCTOR WAFER BY IRRADIATIONUSING SEMICIRCULAR OR PARABOLIC REFLECTORS)には、ウェーハの周辺部に多く熱量を供給してウェーハ表面で温度を均一にする方法が開示されている。
【0015】
また、熱CVD装置に汎用されているGENUS7000CVD装置に利用されたヒータアセンブリによると、サセプター中央部を加熱する内側ヒータと周辺部を加熱する外側ヒータに分離させ、別途に制御することができるように構成されたデュアルヒータシステムを利用し、外側ヒータの発生熱量を内側ヒータの発生熱量より大きくすることにより、ウェーハ周辺部で輻射により喪失される熱量を補償して上述したような温度偏差を減少させることができるようにしている。しかし、上述したように、ヒータを分割し外側ヒータの温度を内側ヒータの温度より相対的に高くする場合にも、ウェーハ表面で満足するほどの温度均一性は達成されないという問題点がある。
【0016】
図1は、従来の熱CVD装置に使用されるヒータアセンブリを概略的に示す断面図であり、現在タングステンシリサイド膜を蒸着するGENUS7000設備のヒータアセンブリに利用されている。図2はヒータアセンブリの概略的な平面図である。
【0017】
図1及び図2に示すように、従来の半導体素子製造装置用ヒータアセンブリ90はウェーハ50を支持するサセプター40の下部に位置して、前記サセプター40に熱を供給するためのヒータ10、前記ヒータ10に電源を供給する電源供給部20及びヒータ10を支持するための支持台30とを含む。
【0018】
ヒータ10はサセプター40の周辺部を加熱する外側ヒータ(outer heater)12及び周辺部内側を加熱する内側ヒータ(inner heater)14に分離されるデュアルヒータ(dual heater)構造で形成され、前記外側ヒータ12と内側ヒータ14は熱伝達を遮断することができるように、空間16を隔てて互いに独立的に形成されている。ここで、内側ヒータ14はサセプター40の大部分に熱を加熱し、外側ヒータ12はサセプター40の外郭円周に沿って周辺部に熱を供給する。ヒータ10は黒鉛(graphite)材質によりなった薄い板(plate)形状を有し、電流が供給されると内部抵抗により熱を発生する。
【0019】
前記パワー供給部は外部電源(図示せず)から供給される電流を前記ヒータ10に供給するための部材として、外側ヒータ12に電源を供給するための第1パワー供給部(図示せず)及び内側ヒータ14に電源を供給するための第2パワー供給部20により構成される。第1パワー供給部(図示せず)及び第2パワー供給部20は互いに独立的に動作して、外側ヒータ12と内側ヒータ14に対する電源供給を独立的に制御する。
【0020】
支持台30はフッ化水素酸を除外した酸及びアルカリに侵害されずに、化学的に相当に純粋な物質である石英に形成され、蒸着ガスその他の汚染物質から腐蝕されることを防止する。
【0021】
したがって、パワー供給部を通じて外部電源(図示せず)からヒータ10に電源が供給されると、電気的に良好な導体である黒鉛で形成されたヒータ10から抵抗熱が発生され、サセプター40に輻射される。ヒータ10の輻射熱により加熱されたサセプター40は、上部に定着されたウェーハ50に熱が導電されウェーハ50が加熱される。ここで、外側ヒータ12の発生熱量を内側ヒータ14の発生熱量より大きくしてウェーハ50の側面輻射により損失される熱量を補償することにより、ウェーハ50の中央部と周辺部での温度偏差を減少させている。
【0022】
しかし、上述したように、互いに独立的に制御されるデュアルヒータ構造を利用した場合にも、ウェーハ50の表面温度は依然に中心部から周辺部に行くほど低下される偏差を示している。
【0023】
図3は、タングステンシリサイド蒸着工程中のウェーハ表面温度を測定した結果を示す図である。
【0024】
図3に示した温度実測結果は、GENUS7000装置を利用して9ラインタングステンシリサイド工程中のウェーハ表面温度を測定したものである。ここで、チャンバ内部の圧力は300mtorrに維持され、内側ヒータ14及び外側ヒータ12のセットポイントを各々387℃及び377℃に設定した25ポイントt/c(Thermo Couple)ウェーハに測定したものである。
【0025】
図3に示すように、ウェーハの中心部であるTC13地点の温度が最も高く示され、周辺部で相対的に温度が低く分布されていることが確認できる。本測定の場合、最高温度(TC13地点)と最低温度(TC10地点)の偏差は8.8℃を形成している。したがって、ウェーハ表面での温度均一性を達成するために外側ヒータ12の発熱量を増加させたことにもかかわらず、温度偏差が満足するほど改善されなかった。
【0026】
上述したような、ウェーハ上面での温度偏差を改善するために内側ヒータの温度を固定した状態で、外側ヒータの温度をさらに上昇させるテストをした。
【0027】
図4乃至図7は、内側ヒータ14のセットポイントを405℃に設定した状態で、外側ヒータのセットポイントを375℃、395℃、415℃、450℃に設定した後、25ポイントt/cウェーハを利用して測定したウェーハ表面の温度分布を示す図面である。
【0028】
図4乃至図7に示すように、内側ヒータ14の温度は固定されているにもかかわらず、外側ヒータ12の温度が増加することによりウェーハ中央部の温度も共に増加することにより、ウェーハ中央部と周辺部の温度偏差は全く改善されないことが確認できる。特に、各テストで外側ヒータ12の温度が相異するにもかかわらず、ウェーハ表面での最高温度と最低温度の偏差は同一に示されている。
【0029】
即ち、ウェーハの側面を通じてチャンバ内部空間に損失される熱量を補償することにより、ウェーハの表面温度を均一にする目的で、外側ヒータ12の発熱量を増加させたが、ウェーハ周辺部と中央部の温度が共に上昇することにより、温度偏差は全く改善されなかった。これにより、デュアルヒータ構造を有するヒータアセンブリを対象にして、その原因を糾明するためのシミュレーションを実施した。
【0030】
【特許文献1】
米国特許第6,031,211号明細書
【特許文献2】
米国特許第4,981,815号明細書
【0031】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、半導体素子を製造するための基板であるウェーハの表面で均一な温度分布を形成することができるウェーハ加熱用ヒータアセンブリを提供することにある。
【0032】
【課題を解決するための手段】
上述した目的を達成するための本発明は、被加熱体を支持する第1支持部材と、第1支持部材の下部で被加熱体を加熱し、熱伝達を遮断することができる隔離空間により分離された複数の加熱要素と、分離された加熱要素相互間の伝導性熱伝達を抑制するための熱遮蔽部を備え、前記複数の加熱要素と接する部分が当該熱遮蔽部に隔てられて、前記複数の加熱要素にそれぞれ個別に接して前記複数の加熱要素を支持する第2支持部材とを含むことを特徴とする加熱装置である。
【0033】
ここで、熱遮蔽部は前記隔離空間及び隔離空間を隔てて相互隣接する加熱要素の周辺部を同時に支持するように第2支持部材の表面に所定の幅と深さを有する溝と前記溝の内部に挿入された耐熱部材とを含む。
【0035】
また、上述した目的を達成するための本発明は、半導体素子用基板を支持するサセプターと、サセプターの下部で基板を加熱し、熱伝達を遮断することができる隔離空間を隔てて分離された複数のヒータと、分離されたヒータ相互間の伝導性熱伝達を抑制することができる熱遮蔽部を備え、前記複数のヒータと接する部分が当該熱遮蔽部に隔てられて、前記複数のヒータにそれぞれ個別に接して前記複数のヒータを支持する支持台とを含む半導体素子製造装置用ヒータアセンブリを提供する。
【0036】
この時、熱遮蔽部は前記隔離空間及び隔離空間を隔てて相互隣接するヒータの周辺部を同時に支持するように、前記支持台の表面に所定の幅と深さを有する溝と溝の内部に挿入された耐熱部材とを含む。また、ヒータの温度は390℃乃至420℃の範囲を有するように制御する。
【0038】
上述したような加熱装置によると、分離された複数の加熱要素が支持台を媒介にして熱交換できる可能性を減少させることにより、周辺部加熱要素の温度を上昇させるとしても、中心部加熱要素が同時に上昇されることを防止することができる。したがって、周辺部加熱要素の温度を中心部加熱要素の温度より高く形成することにより、ウェーハ表面での温度均一性を達成することができる。ここで、ヒータの温度を適正範囲内に制御することにより、反射度(RI)、メタパルスの密度及びタングステン(W)に対するシリコン(Si)の比率を一定した範囲内に制御することにより、半導体製造工程中の不良を減少させることができる。
【0039】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の望ましい一実施形態を詳細に説明する。
【0040】
図8は、内側ヒータ390℃、外側ヒータ450℃に設定されたデュアルヒータアセンブリの温度分布を示す図面として、前記GENUS7000装置を利用した蒸着工程中の温度分布を、スーパーコンピュータを利用して解析した結果を示すための図面である。スーパーコンピュータは、ヒータアセンブリの温度分布を表現するために温度と色相を一対一に対応させ、同一の温度は同一の色相(以下、温度色相)に表現しているが、本図面では外側ヒータ12と内側ヒータ14及びヒータカップ60の温度変化をハッチングの濃度に表現した。説明の便宜上、対比される部分の温度を強調するためにヒータアセンブリの特定領域のみハッチングした。
【0041】
図8によると、デュアルヒータアセンブリは外側ヒータ12及び内側ヒータ14を支持する支持台30と、被加熱体であるウェーハを支持するサセプター40及び前記支持台30を収容してヒータアセンブリの形状を決定するヒータカップ60とを含む。最も温度が高い外側ヒータ12領域(A領域)は最も濃い濃度を有するハッチングに表現され、実際コンピュータ解析結果によると、最も高い温度を意味する温度色相に表現される。
【0042】
この時、外側ヒータ12と接触する支持台30と、支持台30と接触している内側ヒータ14及び支持台30を含んでいるヒータカップ60を含む領域(B領域)の濃度は、A領域の濃度と大きい差異を示さない。これは、実際コンピュータ解析結果による温度色相の色相差異がA領域とB領域で大きくないことを意味する。
【0043】
即ち、ウェーハ表面での温度偏差を解消するために人為的に、外側ヒータ12の温度を上昇させたことにもかかわらず、外側ヒータ12と内側ヒータ14の温度偏差は大きくないことを示している。また、支持台30と外側ヒータ12が同一な色相で表現されるので、結局外側ヒータ12の熱量が支持台30を媒介で導電されることに判断することができる。再び、ウェーハ表面での温度均一性を達成するために、外側ヒータ12の温度を上昇させる場合、外側ヒータ12を支持している支持台30を通じて外側ヒータ12の熱が内側ヒータ14に伝導されることにより、ウェーハの中央部表面温度も同時に上昇する結果を招来する。
【0044】
したがって、ヒータと支持台が直接接触する構造を有するヒータアセンブリでは、ヒータを複数個に分割し、サセプターの周辺部を加熱する外側ヒータ12の温度を内側ヒータ14の温度より高く形成することのみでは、ウェーハ表面での温度偏差を大きく改善できないことが分かる。このような結果は、サセプターの表面温度を測定して比較したグラフを通じて容易に確認することができる。
【0045】
図9は内側ヒータの温度を固定させた状態で、外側ヒータの温度を別にした場合のサセプター表面温度を測定して比較したグラフである。曲線I、II、IIIは温度偏差を示し、曲線IV、V、VIはサセプターの表面温度を示す。
【0046】
本実験は内側ヒータ14の温度は390℃として同一であるが、外側ヒータ12の温度が450℃(曲線I及びIV)、420℃(曲線II及びV)、400℃曲線(III及びVI)に相異するように設定された3種類のヒータアセンブリで、各サセプターの表面温度を測定して一つのグラフに表示したものである。ここで、横軸はサセプターの中心から測定した半径であり、縦軸は実測されたサセプターの表面温度(曲線IV、V、VI)と温度偏差(曲線I、II、III)を示す。
【0047】
図9の曲線I、II、IIIによると、外側ヒータ12の温度を上昇させることにより、サセプターの中央部から周辺部に行くほど温度偏差は増加する傾向を示し、これにより、外側ヒータ12の温度を上昇させても温度偏差は改善されない。また、曲線IV、V、VIに示されたように、内側ヒータ14の温度を一定に維持し、外側ヒータ12の温度のみ上昇させるとしても、サセプターの表面温度もやはり増加する傾向を示す。したがって、単純に外側ヒータ12の温度のみ上昇させることにより、ウェーハ表面での温度均一性を達成することは困難であることがわかる。
【0048】
図8及び図9で、伝導性熱伝達を確認するために、外側ヒータ12と内側ヒータ14間の熱伝達を遮断することができるように支持台30を変形した後、蒸着装置のチャンバに適用して再びコンピュータシミュレーションを実施した。コンピュータシミュレーション結果は、図10乃至図12に示している。ただ、シミュレーション条件は、図8の条件と同一である。
【0049】
図10は外側ヒータ12と接触している支持台30の一部を除去することにより、外側ヒータ12で支持台30への熱伝達を遮断することができるように変形したヒータアセンブリの温度分布を示す図面である。
【0050】
図10に示すように、人為的に温度を高くした外側ヒータ12領域(C領域)と比較して内側ヒータ14と、内側ヒータ14を支持する支持台30及び前記支持台30を収容するヒータカップ60とを含む内側ヒータ領域(D領域)は、顕著に低い濃度に表現されている。
【0051】
これは内側ヒータ領域(D領域)の温度色相は黄色いに表現され、外側ヒータ領域(C領域)より顕著に低い温度分布を示している。即ち、コンピュータ解析結果による温度色相の差異がC領域とD領域で大きく発生していることがわかる。
【0052】
したがって、外側ヒータ12と接触している領域の支持台30を除去した場合、前記内側ヒータ14の温度は外側ヒータ12の温度と大きい差異を示しているので、図8及び図9で推論したように内側ヒータ14の温度上昇原因が支持台30を媒介にした外側ヒータ12からの伝導性熱伝達であったことを確認することができる。
【0053】
しかし、蒸着装置でヒータカップ60は、チャンバの内部に位置するので、支持台30が除去されると、工程中の蒸着ガスとか洗浄ガスなどによりヒータカップ60内部が腐蝕され、装置の寿命を低下させることになるので、支持台30を完全に除去することができない。これにより、支持台30を内側ヒータ14を支持する内側支持台と外側ヒータ12を支持する外側支持台に分離し、内側支持台と外側支持台間に熱伝達を抑制することができるように、空間を形成した。
【0054】
図11は内側ヒータ14と外側ヒータ12間の支持台30に熱伝達の抑制のための熱遮蔽空間33を形成したヒータアセンブリの温度分布を示す図面である。したがって、支持台30は熱遮蔽空間33を隔てて内側ヒータ14を支持する内側支持台34と外側ヒータ12を支持する外側支持台32に分割されている。
【0055】
図11に示すように、内側ヒータ14、内側ヒータ14を支持する内側支持台34及び内側支持台34を収容するヒータカップ60を含む内側ヒータ領域(F領域)のハッチング濃度は、外側ヒータ12及び外側ヒータ12を支持する外側支持台32を含む外側ヒータ領域(E領域)のハッチング濃度と比較して低く表現されている。即ち、外側支持台32の温度と内側支持台34の温度が別に表現されているので、熱遮蔽空間33を通じて熱伝達が遮断されていることを確認することができる。
【0056】
図12は、ボルトによりヒータと支持台30の接触面積を最少化したヒータアセンブリの温度分布を示す図面である。
【0057】
図12のヒータアセンブリは外側ヒータ12と外側支持台32との間の接触面積を最少化するために、外側ヒータ12と外側支持台32間にボルト36が挿入されたことのみ除外しては、図11のヒータアセンブリと同一の構造を有する。
【0058】
図12で、内側ヒータ領域(F’領域)のハッチング濃度は、図11に示した内側ヒータ領域(F領域)のそれよりさらに低く表現されている。即ち、外側ヒータ12と内側ヒータ14相互間の温度偏差は、図11に示した変形支持台を採択した場合よりさらに大きく示している。図11と比較すると、外側ヒータ12と外側支持台32の面接触がボルト36を利用した点接触に変換して接触面積を減少させたことであるので、図11と比較して改善された温度偏差は外側ヒータ12と外側支持台32との間で、熱伝達量を減少させたことに起因する。即ち、外側ヒータ12から内側支持台34に伝導される熱量を減少させることにより、ウェーハの温度偏差を改善することができる。
【0059】
図13は、図10乃至図12によるシミュレーション結果を比較するためのグラフである。即ち、内側ヒータ14及び外側ヒータ12の温度を各々390℃と450℃に固定し、形状が変更された支持台を備えたヒータアセンブリでサセプターの表面温度及び温度偏差を測定してグラフに表示した。曲線I、II、IIIは温度偏差を示し、曲線IV、V、VIは、前記サセプターの表面温度を示す。横軸はサセプターの中心から測定した半径であり、縦軸は実測された温度(曲線IV、V、VI)及び前記サセプターの周辺部と中心部の温度偏差(曲線I、II、III)を示す。ここで、曲線I及びIVは従来のように、外側ヒータ12と内側ヒータ14を同時に支持する一体形支持台を有する場合の温度偏差及び表面温度曲線であり、曲線IIとVは外側ヒータ12を支持する外側支持台と内側ヒータを支持する内側支持台に分離した後、外側支持台を除去した場合の温度偏差及び表面温度曲線である。曲線IIIとVIは、外側ヒータと外側支持台をボルトにより固定した場合の温度偏差及び表面温度曲線である。
【0060】
図13に示した曲線Iによると、従来デュアルヒータシステムの周辺部と中心部の温度偏差は大きく示されているが、曲線IIに示されたように、外側支持台が除去された場合の温度偏差は相当に減少している。即ち、外側支持台が除去されることにより、外側ヒータ12から内側ヒータ14への伝導性熱伝達が抑制され、内側ヒータ14への熱伝達は、必ず輻射によってのみ伝達されることができる。これにより、サセプターの周辺部と中心部での温度偏差が減少される。
【0061】
しかし、上述したように、外側支持台を除去すると、チャンバ内部で蒸着ガス、その他汚染物により前記ヒータカップ60が損傷されるので、外側ヒータの完全な除去は望ましくない。これにより、外側ヒータ12と外側支持台32との間にボルトを挿入して外側ヒータ12と外側支持台32との間の接触面積を減少させた場合には、曲線IIIに示されたように、曲線IIによる温度偏差より大きく示されているが、曲線Iと比較すると、相当な温度偏差改善効果を示している。即ち、デュアルヒータシステムで外側ヒータ12から内側ヒータ14への伝導性熱伝達を抑制することにより、ウェーハ表面の温度偏差をさらに改善させることができることが確認できる。
【0062】
上述したように、ウェーハの周辺部を加熱する熱量を独立的に制御することができるデュアルヒータ構造を採択するとしても、ウェーハ表面で満足するほどの温度均一性を達成しなく、これはデュアルヒータを支持している支持台30を媒介にして外側ヒータ12の熱量が内側ヒータ14方向に伝導され、内側ヒータ14の温度を上昇させるためである。即ち、ヒータの構造及び形状変更のみではウェーハ表面で満足するほどの温度均一性を達成せず、これによりウェーハ上の全ての地点で蒸着された薄膜の厚さ、組成、抵抗などの物理的性質が不均一になる問題点がある。
【0063】
図14は、本発明の第1実施形態により半導体素子製造装置である化学気相蒸着装置(CVD)のヒータアセンブリを示す断面図である。
【0064】
本実施形態では、ディスク形状を有するウェーハを加熱するヒータは、ウェーハ周辺部を加熱するための外側ヒータ12と中央部を加熱するための内側ヒータ14の2部分に分割されている。一実施形態として、外側ヒータ12と内側ヒータ14は同一の中心を有し、外側ヒータ12は環形状及び、内側ヒータ14は外側ヒータ12の内部に位置するディスク形状を有することができる。しかし、ヒータは同一な中心を基準に相異する半径を有する複数の環状と一つのディスク形状に分割することにより、3部分以上に分割されることができる。
【0065】
図14に示すように、本発明の第1実施形態によるヒータアセンブリ900は、半導体素子を形成するための基板として、被加熱体であるウェーハ500を支持するための支持部材であるサセプター400と、サセプター400の下部に位置してサセプター400に熱を供給するための加熱要素であるヒータ100と、ヒータ100に電流を供給するパワー供給部200、及びヒータ100を支持するための第2支持部材である支持台300とを含む。ウェーハ500は一実施形態として、ディスク形状を有し、ウェーハ500を支持するサセプター400もディスク形状を有する。
【0066】
サセプター400は蒸着ガスを噴射する分散ヘッド(図示せず)と、熱を供給するヒータ100との間で、その中心が分散ヘッド及びヒータ100の中心と一直線を形成するように位置する。サセプター400の両端にはリフトフィンガー520が位置して分散ヘッド(図示せず)とサセプター400の間隔を一定に維持してくれる。
【0067】
ヒータ100は一実施形態として、サセプター400の周辺部を加熱する外側ヒータ120及び周辺部内側を加熱する内側ヒータ140に分離されるデュアルヒータ構造で形成され、外側ヒータ120と内側ヒータ140は相互間に熱伝達を遮断することができるように隔離空間160を隔てて、相互に独立的に形成されている。ここで、内側ヒータ140はサセプター400の大部分に熱を加熱し、外側ヒータ120はサセプター400の外郭円周に沿って周辺部に熱を供給する。内側ヒータ140は薄い円板(disc)形状を有して、大略0.1mm乃至0.3mm程度の厚さを有し、外側ヒータ120は内側ヒータ140と同一の中心を有し、内側ヒータ140を取囲む環形状で形成される。
【0068】
ヒータ100は電気的な良導体により構成され、電流が供給されると抵抗によりジュールの法則(joule’s law)を発生する構造を有している。また、ヒータ100の表面には工程中の蒸着ガス又は洗浄ガスなどその他不純物からヒータ100の損傷を防止するための表面保護膜(図示せず)を備えている。
【0069】
パワー供給部200は外部電源(図示せず)から供給される電流をヒータ100に供給するための部材として、外側ヒータ120に電源を供給するための第1パワー供給部220及び内側ヒータ140に電源を供給するための第2パワー供給部240により構成される。第1パワー供給部220及び第2パワー供給部240は、外側ヒータ120と内側ヒータ140に対する電流供給を独立的に制御して、外側ヒータ120及び内側ヒータ140の温度を相異に形成することができる。望ましくは、外側ヒータ120の温度を内側ヒータ140より高く形成して、サセプター400の縁部位で輻射により損失される熱量を補償することにより、サセプター400の全表面で温度が均一に形成され得るようにする。
【0070】
ヒータ100は支持台300により支持されている。ここで、支持台300はフッ化水素酸を除外した酸及びアルカリに侵害されずに、化学的に相当に純粋な物質である石英で形成され、蒸着ガスなどその他反応副産物から腐蝕されることを防止する。支持台300はヒータアセンブリ900の全体的な形状を決定するヒータカップ600に収容される。
【0071】
支持台300はヒータ100を支持する上部支持台310と上部支持台310を支持し、蒸着ガスなどその他反応副産物がヒータの背面に流入されることを防止するためのアルゴンガス注入口を備える下部支持台320により構成される。
【0072】
上部支持台310と下部支持台320との間にパワー供給部200と外部電源(図示せず)を電気的に連結するための連結ライン(図示せず)が設けられる。
【0073】
上部支持台310の表面には上部支持台310を媒介にして外側ヒータ120と内側ヒータ140との間の熱交換を抑制するための熱遮蔽部330が形成されている。
【0074】
熱遮蔽部330は隔離空間160の下部で、外側ヒータ120と内側ヒータ140の周辺部を同時に支持することができる幅と所定の深さを有するように、支持台300の上部表面に溝332を形成した後、溝332の内部に耐熱部材334を挿入することにより完成される。これにより、外側ヒータ120の熱量が上部支持台310を媒介で内側ヒータ140に伝導されることを抑制することにより、内側ヒータ140の温度上昇を防止することができる。熱遮蔽部330の詳細な構成については、以下で説明する。
【0075】
上述したような、化学気相蒸着装置のヒータアセンブリ900によると、パワー供給部200を通じて外部電源(図示せず)からヒータ100に電源が供給されると、電気的に良好な導電である黒鉛で形成されたヒータ100から抵抗熱が発生され、サセプター400に輻射される。ヒータ100の輻射熱により加熱されたサセプター400は上部に定着されたウェーハ500に熱が伝導され、ウェーハ500が加熱される。ここで、外側ヒータ120の温度を内側ヒータ140の温度より高く形成して、サセプター400の側面複写により損失される熱量を補償するようにする。
【0076】
熱遮蔽部330は上部支持台310を媒介にして相対的に高温である外側ヒータ120から低温である内側ヒータ140への伝導性熱伝達を抑制することにより、内側ヒータ140の温度が上昇されることを防止する。これにより、外側ヒータ120の温度上昇により増加された発生熱量は内側ヒータ140の温度上昇に影響を及ぼさなく、サセプター400側面での損失熱量を十分に補償することになる。したがって、ウェーハ500表面での温度偏差を改善することができる。
【0077】
図15は、ヒータを支持する支持台を中心に、図14に示したヒータアセンブリを概念的に示した概念図であり、図16乃至図18は図15に示したヒータアセンブリの変形された実施形態を示す概念図である。
【0078】
図15によると、外側ヒータ120の内側周辺部及び内側ヒータ140の周辺部を同時に支持する上部支持台310の表面には所定の幅(w)と深さ(d)を有する環状の溝で形成された熱遮蔽部330が形成されている。
【0079】
一実施形態として、熱遮蔽部330の幅(w)は、外側ヒータ120の内側面124から外側面122方向に所定の距離ほど離れた第1距離(a)、外側ヒータ120と内側ヒータ140との間の間隔である隔離空間160の幅(b)及び内側ヒータ140の外側面142から内側ヒータ140の中心方向に所定の距離ほど離れた第2距離(c)により構成される。ここで、第1距離(a)は、外側ヒータ120の内側面124と外側面122との間の中点を超えないように形成され、第2距離(c)はヒータカップ600の境界壁610まで延びられる。
【0080】
また、熱遮蔽部330の深さ(d)は、遮断しようとする伝達熱量と支持台の応力変化を考慮して形成され、上部支持台310の表面から下部支持台320の基底面までの距離を最大値とする範囲内で任意の値を有することができる。
【0081】
熱遮蔽部330の深さ(d)が、下部支持台320の基底面まで形成された場合にも、図16に示したように、支持台300は内側ヒータ140を支持する内側支持台380と、外側ヒータ120を支持する外側支持台360に分離される分割構造を有する。本実施形態では、二つのヒータ構造を有するヒータアセンブリを例示しているが、三つ以上のヒータ構造を有する場合には、支持台もこれに対応して分割され、複数の支持台間に形成される熱遮蔽部の数も共に増加する。
【0082】
したがって、熱遮蔽部330は外側ヒータ120と内側ヒータ140に共通にかかっており、熱遮蔽特性が優れる窒化ホウ素などのような絶縁物質を挿入することにより、熱伝達を抑制することができる。望ましくは、絶縁物質として空気を利用することにより、優れる熱遮蔽効果と工程効率及び減価節減を達成することができる。絶縁物質として、空気を利用する場合、熱遮蔽部330と隔離空間160が連動され内側ヒータ140と外側ヒータ120は互いに空間的に隔離される。
【0083】
これにより、外側ヒータ120の温度が上昇される場合、外側ヒータ120で内側ヒータ140への伝導性熱伝達を抑制することにより、外側ヒータ120の温度上昇と共に内側ヒータ140の温度も共に上昇される現象を防止することができる。したがって、ウェーハ周辺部に供給される熱量を高く設定することにより、ウェーハ表面での温度偏差を減少させることができる。
【0084】
図17によると、上部支持台310はヒータ100の下部面から所定の距離ほど離隔され位置することにより、ヒータ100と上部支持台310間に一定したサイズの空間を形成する。空間はヒータ100と支持台300との間の直接的な接触を防止することにより、支持台を媒介にした外側ヒータ120と内側ヒータ140との間の伝導性熱伝達を抑制する熱遮蔽部330を形成することになる。
【0085】
ここで、上部支持台310の上部表面には、ヒータ100との接触面積を最少化しながら、ヒータ100を支持するための複数の支持バー390が形成されている。
【0086】
支持バー390は外側ヒータ120の下部面中央部に沿って円周状に外側ヒータ120を支持する第1支持バー390a及び内側ヒータ140の下部面周辺部に沿って円周状に内側ヒータ140を支持する第2支持バー390bを含む。第1支持バー390aと第2支持バー390bとの間に位置する熱遮蔽部330は、内側ヒータ140と外側ヒータ120との間に位置する隔離空間160と連通されている。したがって、外側ヒータ120と内側ヒータ140は物理的に互いに隔離され伝導性熱伝達が抑制される。
【0087】
一実施形態として、支持バー390は上部支持台310にタップを形成し、タップとねじ結合により形成されたボルトに形成されることができる。
【0088】
ボルトの上端部には、ヒータ100を支持することができる水平面を形成する。熱遮蔽部330の内部は熱遮蔽特性が優れる絶縁物質で埋めることができるが、望ましくは空気により埋められて、空いた空間を形成してヒータアセンブリの製作便宜性を考慮する。
【0089】
したがって、ヒータ100とこれを支持する支持台300の接触方式を従来の面接触方式でボルトなどのような支持バーを利用した点接触方式に変更することにより、ヒータと支持台との間の接触面積を減少させることができる。これにより、外側ヒータ120から上部支持台310に伝導される熱量を減少させ、内側ヒータ140の温度上昇を抑制することができる。
【0090】
また、図18に示したように、第1支持バー390aを含む外側支持台360と第2支持バー390bを含む内側支持台380に支持台300を分割する。したがって、熱遮蔽部330は外側支持台360と内側支持台380との間の空間を含むように拡張され、熱遮蔽効果をさらに向上することができる。
【0091】
図19は、本発明の第2実施形態による半導体素子製造装置である化学気相蒸着装置(CVD)のヒータアセンブリを示す断面図である。本実施形態によるヒータアセンブリは図14に示した第1実施形態によるヒータアセンブリと比較してヒータ、上部支持台及びパワー供給部を除外し、全て同一の構造を有する。したがって、第1実施形態によるヒータアセンブリの構成部材と同一の部材は同一の参照符号を利用し、同一の参照符号は同一の機能を有する。
【0092】
図19に示すように、本発明の第2実施形態によるヒータアセンブリ900は半導体素子を形成するための基板として、被加熱体であるウェーハ500を支持するための第1支持部材であるサセプター400、サセプター400の下部に位置してサセプター400に熱を供給するための加熱要素であるヒータ100、ヒータ100に電流を供給するパワー供給部200及びヒータ100を支持するための第2支持部材である支持台300を含む。
【0093】
ここで、ヒータ100はディスク形状を有するサセプター400の縁からサセプター400の中心方向に一定した距離ほど加熱することができる環状に備えられ、従来のデュアルヒータシステムと比較してサセプター400の中央部を加熱するための内側ヒータは除去されている。したがって、ヒータの内部には輻射により熱を伝達することができる輻射空間180が形成されている。特に、ヒータ100の内側にはもう以上のヒータが位置しないので、輻射空間180はヒータ100の内部に連続的に形成される。また、ヒータ100の下端部には外部電源(図示せず)からヒータ100に電流を供給するためのパワー供給部200が形成されている。
【0094】
ヒータ100は一体で形成され、ヒータカップ600内部に収容された支持台300により支持されている。支持台300はヒータ100を支持する上部支持台310と上部支持台310を支持し、蒸着ガスなどその他反応副産物がヒータの背面に流入されることを防止するためのアルゴンガス注入口を備える下部支持台320により構成される。したがって、ヒータ100と接触しない支持台300の上部面は支持台300とサセプター400間に形成された輻射空間180を隔ててサセプター400の下部面と対向するように形成される。
【0095】
パワー供給部200を通じて外部電源(図示せず)からヒータ100に電源が供給されると、電気的に良好な導体である黒鉛に形成されたヒータ100から抵抗熱が発生され、サセプター400の周辺部に輻射されると同時に支持台300を媒介で伝導された後、輻射空間180を通じて輻射されることにより、輻射空間180に対応するサセプター400の下部表面を加熱することになる。
【0096】
これにより、サセプター400の周辺部では、直接的にヒータ100により加熱されるので、高い熱量が放出され、周辺部を除外したサセプター400の下部表面は支持台300を媒介にした伝導性熱量が輻射により伝達されるので、相対的に少ない熱量が放出される。したがって、サセプター400の側面で輻射により損失される熱量が十分に補償されるので、ウェーハ表面での温度偏差を減少させることができる効果がある。
【0097】
上述したように、形状が変更された支持台を備えるヒータアセンブリで温度偏差の改善効果を確認するために、ウェーハの表面温度を測定するテストを実施した。
【0098】
図20乃至図23は、上述した本発明の第1実施形態による分割された支持台を備えるヒータアセンブリをGENUS7000装置に装着した後、25ポイントt/cウェーハを利用してウェーハの表面温度を測定した結果を示す図面である。ここで、内側ヒータは395℃に固定され、外側ヒータは各々385℃、395℃、405℃、415℃に続けて増加しながら、ウェーハの表面温度を測定した。図24乃至図27は図20乃至図23に対応する温度プロファイル示す図面である。ここで、太く表示された実線はウェーハの平均温度を示す平均温度曲線(MT CURVE)である。また、測定データを整理した結果を表1に示す。
【0099】
図20乃至図23及び表1に示すように、外側ヒータの温度が上昇することにより、ウェーハ表面で最高温度及び最低温度も共に上昇し、これによりウェーハ表面の平均温度も上昇することが確認できる。特に、表1によると、外側ヒータの温度が395℃乃至415℃に形成される場合には、通常的な外側ヒータの使用温度である385℃と比較してウェーハ表面での温度偏差が約半分程度に減少されることが分かる。
【0100】
図24乃至図27に示すように、外側ヒータの温度が上昇するによって、ウェーハ表面の温度プロファイルは間隔が広く示される。これは、ヒータ表面で温度が別に示される領域が減少されることを意味するので、ウェーハ表面の温度偏差が改善されることを視覚的に確認することができる。
【0101】
また、平均温度曲線(MT CURVE)は、ウェーハ表面で中心部と周辺部の温度偏差が小さければ小さいほどウェーハの縁方向に偏って表示され、閉円を形成できなくなる。最も理想的に、温度偏差が全くなければ、ウェーハの縁と一致して平均温度曲線は示されない。
【0102】
図24乃至図27の平均温度曲線(MT CURVE)の変化を見ると、外側ヒータの温度が上昇するほど、平均温度曲線(MT CURVE)がウェーハ周辺部に押され、閉円を形成せずに、円弧形状を部分的に示されることが確認できる。これにより、外側ヒータの温度上昇は内側ヒータの温度上昇に影響を及ぼさなく、ウェーハ表面の温度偏差改善に直接的に寄与することが分かる。
【0103】
即ち、外側ヒータの温度上昇による増加された熱量は、内側ヒータの温度増加には大きい影響を及ぼさなく、サセプターの側面で輻射により損失される熱量を補償することにより、ウェーハ表面での温度偏差を改善することになる。
【0104】
図28は、上述した本発明の第2実施形態により一体型支持台と外側ヒータのみ備えたヒータアセンブリをGENUS7000装置に装着した後、25ポイントt/cウェーハを利用して、ウェーハの表面温度を測定した結果を示す図面である。ここで、外側ヒータは395℃に固定される。図29は図28に対応する温度プルファイルを示す図面である。ここで、上述したように太い実線はウェーハの平均温度を示し、実験データを整理した結果は表1に示す。
【0105】
図28及び表1に示すように、ウェーハ表面での最高温度は377℃、最低温度は372℃に測定された。測定データを通じた平均温度は374℃であることが分かる。外側ヒータの温度が395℃として同一の状態で内側ヒータが除去されない場合(図21参照)と比較すると、ウェーハ表面の平均温度は374℃で同一に維持され、ウェーハ中心部の最高温度は低下され、温度偏差はさらに改善された5℃の分布を示している。
【0106】
また、図29によると、温度プロファイルの間隔は図25と比較してさらに広く示され、ウェーハ表面の平均温度曲線(MT CURVE)もウェーハ周辺部に偏った円弧形状で形成され、ウェーハ表面での温度偏差がさらに改善されたことを視覚的に確認することができる。
【0107】
したがって、一つのヒータのみを使用して温度を制御する必要がある場合には、環状を有する外側ヒータのみを使用することがウェーハ表面での温度偏差改善にさらに効果的であることが確認された。
【0108】
表1は図20乃至図23及び図28に表示された測定データを利用してウェーハ表面の平均温度と温度偏差を示した表である。
【0109】
【表1】
Figure 0004143376
【0110】
表1で試料I乃至IVは、図20乃至図23に示した測定資料を分析したものであり、試料Vは図28に示した測定資料を分析したものである。したがって、試料1乃至IVは内側ヒータの温度が395℃に固定された状態で、外側ヒータの温度を385℃、395℃、405℃、415℃に増加させた場合のウェーハ平均温度及び温度偏差を示している。また、試料Vは内側ヒータを除去し外側ヒータの温度を395℃に設定した場合のウェーハ平均温度及び温度偏差を示している。
【0111】
表1の結果を参照すると、外側ヒータの温度が上昇すると、ウェーハ表面での温度偏差は減少されるが、ウェーハの平均温度は上昇される。しかし、ウェーハの平均温度が高く形成されると、タングステンシリサイドの蒸着時にタングステンシリサイドグレーン(WSix grain)が過度に形成され、又はブリッジ不良を発生させる。
【0112】
高温でタングステンシリサイドを蒸着すると、過剰シリコンが発生して後続工程で酸化され、酸化シリコン(SiO2)を形成する。ブリッジ不良とは、酸化シリコンがタングステンシリサイドグレーンをゲートライン外に押して、パッドポリ(pad poly)と結合することにより惹起される半導体素子の接続不良をいう。
【0113】
一方、高温蒸着によるグレーン形成とかブリッジ不良を防止するために、ヒータの温度を低下させると、ウェーハ表面の温度偏差が大きくなってウェーハの周辺部と比較して、相対的に温度が低く形成される周辺部では低温状態で蒸着工程が進行される。低温でタングステンシリサイドを蒸着すると、過剰タングステンが発生して下部膜と蒸着される膜との間の結合力が弱くなり、内部応力が増加され、後続熱処理工程で下部膜と分離される層剥離(delamination又はリフティング(lifting)と称する)現象が発生する。
【0114】
したがって、上述したグレーン生成とかブリッジ不良を防止することができる第1温度を上限に有し、層剥離現象を防止することができる第2の温度を下限に有する温度範囲内で、ウェーハ表面温度が決定される時、上述したウェーハ表面での温度均一性も工程効率を改善することになる。温度範囲を超えたウェーハ表面温度を有し、ウェーハの全表面を通じて温度が均一に形成されると、ウェーハの全てのセルで同時にブリッジ不良又は層剥離現象が発生される。
【0115】
即ち、ウェーハ表面で膜を均一に蒸着するために、ウェーハの表面温度を均一に形成しなければならないが、均一に形成されたウェーハの表面温度は過剰シリコン又は過剰タングステンを形成しないように、第1温度及び第2温度を最高温度と最低温度とする特定の範囲内で決定されなければならない。
【0116】
これにより、過剰シリコン発生を抑制することができる上限を定めるために、メタパルス(metapulse)計測器を通じてタングステンシリサイド薄膜のメタパルス密度を測定した。
【0117】
図30は、各温度別にタングステンシリサイド薄膜のメタパルス密度を測定した結果を示すグラフである。図30で、横軸はGENUS700装置の3.9バージョン(version)チャンバの内側ヒータに設定された温度を意味し、縦軸は測定されたメタパルスの密度を示す。P1乃至P9はウェーハ表面の任意の地点を意味する。
【0118】
図30に示すように、内側ヒータの温度が405℃である場合を境界にしてウェーハ内の全て測定地点でメタパルスの密度が急激に増加したことが分かる。即ち、405℃でメタパルスの密度は5.2乃至5.4の範囲を有するが、415℃では垂直上昇して425℃の場合には、6.2乃至6.8の範囲を有する。したがって、内側ヒータの温度が405℃以下である場合で安定的なメタパルス密度分布を有することが分かる。
【0119】
また、25ポイントt/cウェーハを利用して、ここでのウェーハ表面温度を測定した結果によると、ウェーハ表面の平均温度は370℃であった。
【0120】
即ち、ウェーハ表面の平均温度が370℃以上であれば、高温蒸着状態になって過剰シリコンを含有する薄膜が形成され、上述したようなグレーンとかブリッジ不良が発生することが分かる。このような結果はヒータ温度によるILS(In−Line Sem)写真にも確認できる。
【0121】
図31はヒータ温度変化によるタングステンシリサイドグレーンの発生程度を示すILS写真である。図31で、蒸着温度は蒸着当時のヒータ温度を意味し、400℃で5℃間隔に415℃まで測定された。
【0122】
図31によると、蒸着温度が上昇するにより、粒子形状のグレーン810密度が増加することを確認することができる。蒸着温度が400℃及び405℃である場合には、グレーン810の形成が微弱に確認されるが、410℃では確実に確認することができ、415℃では密度が非常に高くなっている。したがって、405℃を境界にしてグレーン810の密度が急激に高くなることを写真により確認できる。
【0123】
また、グレーン810の密度が高くなるほど反射度(Reflect Index、以下RIと称する)も減少することを確認することができる。RIとは、工程が完了されたシリコンウェーハの反射率を100にする時、工程進行中のウェーハ反射率を相対的に示す指数である。工程初期段階では、蒸着される不純物が小さくなるので、反射率が高くウェーハ製造工程が進行されるほど、反射率は100になる。したがって、ウェーハ製造工程の初期段階ではRI値が高くなり、工程が進行されるほど低下される。したがって、各工程では目標RI値を定めて工程不良可否を評価する基準とする。
【0124】
図17によると、蒸着温度が上昇しながら反射度が減少することが分かる。これは蒸着温度が上昇しながら蒸着される薄膜内部にグレーン密度が増加することに起因する。したがって、RI値は119乃至122間で形成するようにし、望ましくは122の値を有するように形成する。
【0125】
前記RI値は、蒸着温度上昇によるグレーンの成長に連関される指数であり、タングステンシリサイドを蒸着する場合、上述したように高温蒸着工程では過剰シリコンが増加され、低温蒸着では過剰タングステンが増加されるので、RIタングステンに対するシリコンの比率(Si/W)の変化(以下、Si/W比)によっても確認することができる。これにより、蒸着温度増加による過剰シリコン増加を確認するために蒸着温度を別にして、Si/W比を測定するためのオージェ電子分光学(AES、Auger Electron Spectroscpe)テストを実施した。AESテストは半導体素子の膜質に対する表面及び深さに対する汚染又は組成物の組成比などを分析するためのテストである。
【0126】
前記AESテストは、試料表面の原子に電子ビームを照射して放出されるオージェ電子(Auger Electron)の運動エネルギー値をスキャンニングして試料内の元素を分析するテストとして、ウェーハ表面のパーティクル分析、損傷部分分析、薄膜の組成比分析などに利用されている。
【0127】
図32及び図33は、ヒータ温度が405℃である場合のAESテスト結果を示すグラフであり、図34及び図35はヒータ温度が395℃である場合のAESテスト結果を示す図面である。ここで、横軸はウェーハ表面に対する電子ビームの照射時間を示し、縦軸は放出されるオージェ電子(Auger Electron)の集中度を示す。図32及び図34はイオン注入層を拡散させる前のシリサイドに対するSi/W比を示し、図33及び図35はイオン注入層を拡散させた後の中央でSi/W比を示すものである。
【0128】
図32及び図33に示すように、タングステン原子の集中度を示す曲線Iが、常にシリコン原子の集中程度を示す曲線IIよりグラフの上部に位置する。イオン注入層拡散可否により、集中度のサイズは異なるが、タングステン原子の集中度がシリコン原子の集中度より大きく示される傾向は同一である。ここで、イオン注入層が形成される前のSi/W値は2.51であり、イオン注入層形成後のSi/W値は2.65である。図34及び図35の場合にも、図32及び図33に示された傾向と同一である。
【0129】
しかし、Si/Wの値はイオン注入層前と後に各々2.43及び2.64として図32及び図33に示された結果より小さい値を有する。即ち、温度が高くなるほど蒸着膜内でタングステンより相対的にシリコンの成分が増加することを確認することができる。これにより、グレーンの密度も増加され、結局RIの値の温度増加により減少される。望ましくは、Si/Wの値が2.5辺りで形成されるように蒸着中の温度を制御する。
【0130】
したがって、ウェーハ製造工程でブリッジ不良とか層剥離現象を防止するためには、タングステンシリサイドの蒸着工程で適切な蒸着温度を形成することにより、過剰シリコンの成分を適切に調節することであり、これを確認する指標として上述したメタパルス密度、RI値、Si/W比などを利用することができる。本発明の一実施形態によるヒータアセンブリは、メタパルス密度を6.2以下に制御し、RI値が117乃至127範囲で形成されるようにし、Si/W比率が2.2乃至2.6の範囲を有するように蒸着温度を調節する。これのために、ウェーハ表面の平均温度は350℃乃至380℃の範囲で形成されなければならない。本発明の一実施形態によるヒータアセンブリのヒータは390℃乃至420℃範囲で加熱されるように制御する。ただ、具体的な作業環境でウェーハ表面の平均温度を形成するためのヒータの加熱温度範囲は誤差を有することができる。
【0131】
以上、本発明の実施形態を詳細に説明したが、本発明はこれに限定されず、本発明が属する技術分野において通常の知識を有するものであれば本発明の思想と精神を離れることなく、本発明の実施形態を修正または変更できるであろう。
【0132】
【発明の効果】
本発明によると、ヒータ支持台の形状を変更して分離されたヒータ相互間の伝導性熱伝達を遮断することにより、ウェーハ表面での温度均一性を向上することができる。また、ウェーハ表面の温度を所定の範囲以内に制御することにより、メタパルスの密度、RI値及びSi/W比率を一定した範囲内に制限することができる。これにより、蒸着される金属性薄膜の厚さとか密度などを一定に維持することができ、ウェーハ製造工程でブリッジとか層剥離現象による不良を減少させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来の熱CVD装置に使用されるヒータアセンブリを概略的に示す断面図である。
【図2】 図1に示したヒータアセンブリの概略的な平面図である。
【図3】 タングステンシリサイド蒸着工程中のウェーハ表面温度を測定した結果を示す図面である。
【図4】 内側ヒータの温度を固定し外側ヒータの温度を変更しながら測定したウェーハ表面の温度分布を示す図面である。
【図5】 内側ヒータの温度を固定し外側ヒータの温度を変更しながら測定したウェーハ表面の温度分布を示す図面である。
【図6】 内側ヒータの温度を固定し外側ヒータの温度を変更しながら測定したウェーハ表面の温度分布を示す図面である。
【図7】 内側ヒータの温度を固定し外側ヒータの温度を変更しながら測定したウェーハ表面の温度分布を示す図面である。
【図8】 内側ヒータ390℃、外側ヒータ450℃に設定されたデュアルヒータアセンブリの温度分布を解析した結果を示す図面である。
【図9】 内側ヒータの温度を固定させた状態で内側ヒータの温度を別にした場合のサセプター表面温度を測定して比較したグラフである。
【図10】 外側ヒータと接触している支持台の一部を変形したヒータアセンブリの温度分布を示す図面である。
【図11】 内側ヒータと外側ヒータとの間の支持台に熱伝達を抑制のための空間を形成したヒータアセンブリの温度分布を示す図面である。
【図12】 ボルトによりヒータと支持台の接触面積を最少化したヒータアセンブリの温度分布を示す図面である。
【図13】 図10乃至図12によるシミュレーション結果を比較するためのグラフである。
【図14】 本発明の第1実施形態による半導体素子製造装置用ヒータアセンブリを示す断面図である。
【図15】 図14に示したヒータアセンブリを概念的に示した概念図である。
【図16】 図15に示したヒータアセンブリの変形実施形態を示す概念図である。
【図17】 図15に示したヒータアセンブリの変形実施形態を示す概念図である。
【図18】 図15に示したヒータアセンブリの変形実施形態を示す概念図である。
【図19】 本発明の第2実施形態による半導体素子製造装置のヒータアセンブリを示す断面図である。
【図20】 本発明の第1実施形態による分割支持台を備えるヒータアセンブリを利用してウェーハの表面温度を測定した結果を示す断面図である。
【図21】 本発明の第1実施形態による分割支持台を備えるヒータアセンブリを利用してウェーハの表面温度を測定した結果を示す断面図である。
【図22】 本発明の第1実施形態による分割支持台を備えるヒータアセンブリを利用してウェーハの表面温度を測定した結果を示す断面図である。
【図23】 本発明の第1実施形態による分割支持台を備えるヒータアセンブリを利用してウェーハの表面温度を測定した結果を示す断面図である。
【図24】 図20乃至図23に対応する温度プロファイルを示す図面である。
【図25】 図20乃至図23に対応する温度プロファイルを示す図面である。
【図26】 図20乃至図23に対応する温度プロファイルを示す図面である。
【図27】 図20乃至図23に対応する温度プロファイルを示す図面である。
【図28】 本発明の第2実施形態によるヒータアセンブリを利用してウェーハの表面温度を測定した結果を示す図面である。
【図29】 図28に対応する温度プロファイルを示す図面である。
【図30】 各温度別にタングステンシリサイド薄膜のメタパルス密度を測定した結果を示すグラフである。
【図31】 ヒータ温度変化によるタングステンシリサイドグレーンの発生程度を示すILS写真である。
【図32】 ヒータ温度が405℃である場合のAESテスト結果を示すグラフである。
【図33】 ヒータ温度が405℃である場合のAESテスト結果を示すグラフである。
【図34】 ヒータ温度が395℃である場合のAESテスト結果を示す図面である。
【図35】 ヒータ温度が395℃である場合のAESテスト結果を示す図面である。
【符号の説明】
100 ヒータ
120 外側ヒータ
122 外側ヒータの外側面
124 外側ヒータの内側面
140 内側ヒータ
142 内側ヒータの外側面
160 隔離空間
180 輻射空間
200 パワー供給部
300 支持台
310 上部支持台
320 下部支持台
330 熱遮蔽部
360 外側支持台
380 内側支持台
390 支持バー
400 サセプター
500 ウェーハ
600 ヒータカップ
900 ヒータアセンブリ

Claims (14)

  1. 被加熱体を支持する第1支持部材と、
    前記第1支持部材の下部で前記被加熱体を加熱し、熱伝達を遮断することができる隔離空間により分離された複数の加熱要素と、
    分離された前記加熱要素相互間の伝導性熱伝達を抑制するための熱遮蔽部を備え、前記複数の加熱要素と接する部分が当該熱遮蔽部に隔てられて、前記複数の加熱要素にそれぞれ個別に接して前記複数の加熱要素を支持する第2支持部材とを含むことを特徴とする加熱装置。
  2. 前記熱遮蔽部は前記隔離空間及び前記隔離空間を隔てて相互隣接する前記加熱要素の周辺部を同時に支持するように、前記第2支持部材の表面に所定の幅と深さを有する溝と前記溝の内部に挿入された耐熱部材とを含むことを特徴とする請求項1に記載の加熱装置。
  3. 前記溝の深さは前記第2支持部材の厚さと同一であることを特徴とする請求項2に記載の加熱装置。
  4. 前記第2支持部材は、前記加熱要素と所定の距離ほど離隔され位置し、前記第2支持部材の上部表面に前記各加熱要素との接触面積を最少化しながら、前記各加熱要素を支持するための複数の支持バーをさらに含むことを特徴とする請求項2に記載の加熱装置。
  5. 前記支持バーは前記第2支持部材と前記各加熱要素を機械的に結合するボルトであることを特徴とする請求項4に記載の加熱装置。
  6. 前記耐熱部材は空気又は窒化ホウ素であることを特徴とする請求項2に記載の加熱装置。
  7. 前記加熱要素は電気抵抗によるジュールの法則を利用する抵抗発熱体であり、前記抵抗発熱体に電流を供給するためのパワー供給部をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の加熱装置。
  8. 半導体素子用基板を支持するサセプターと、
    前記サセプターの下部で前記基板を加熱し、熱伝達を遮断することができる隔離空間を隔てて分離された複数のヒータと、
    分離された前記ヒータ相互間の伝導性熱伝達を抑制することができる熱遮蔽部を備え、
    前記複数のヒータと接する部分が当該熱遮蔽部に隔てられて、前記複数のヒータにそれぞれ個別に接して前記複数のヒータを支持する支持台とを含むことを特徴とする半導体素子製造装置用ヒータアセンブリ。
  9. 前記熱遮蔽部は、前記隔離空間及び前記隔離空間を隔てて相互隣接する前記ヒータの周辺部を同時に支持するように、前記支持台の表面に所定の幅と深さを有する溝と、前記溝の内部に挿入された耐熱部材とを含むことを特徴とする請求項に記載の半導体素子製造装置用ヒータアセンブリ。
  10. 前記溝の深さは、前記支持台の基底面まで形成されることを特徴とする請求項に記載の半導体素子製造装置用ヒータアセンブリ。
  11. 前記支持台は、前記ヒータと所定の距離ほど離隔され位置し、前記支持台の上部表面に前記各ヒータとの接触面積を最少化しながら、前記各加熱要素を支持するための複数の支持バーをさらに含むことを特徴とする請求項に記載の半導体素子製造装置用ヒータアセンブリ。
  12. 前記支持バーは前記ヒータと前記支持台を機械的に連結するボルトであることを特徴とする請求項11に記載の半導体素子製造装置用ヒータアセンブリ。
  13. 前記耐熱部材は、空気又は窒化ホウ素であることを特徴とする請求項に記載の半導体素子製造装置用ヒータアセンブリ。
  14. 前記ヒータの温度は、390℃乃至420℃の範囲を有することを特徴とする請求項に記載の半導体素子製造装置用ヒータアセンブリ。
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