JP4142497B2 - 動画像符号化におけるフレーム内レート制御方法,フレーム内レート制御装置,動画像符号化装置およびフレーム内レート制御プログラム - Google Patents

動画像符号化におけるフレーム内レート制御方法,フレーム内レート制御装置,動画像符号化装置およびフレーム内レート制御プログラム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は,動画像符号化におけるフレーム内レート制御技術に関し,特に,従来より正確で安定したレート制御を行なう方法,装置およびプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
動画像符号化においては,符号化ビットレートを所望のビットレートに保つために,レート制御が行なわれるのが一般的である。一般にレート制御は,各ピクチャに目標符号量を割り当てるフレーム間レート制御と,与えられた目標符号量に合わせてピクチャの発生符号量を制御するフレーム内レート制御に分けることができる。
【0003】
通常,動画像は複数のフレームから構成され,特にインタレース映像の場合には,各フレームは2つのフィールドから構成される。動画像符号化においては,フレーム単位で符号化するものと,フィールド単位で符号化するものがあるが,これらの符号化単位をまとめて以下,ピクチャという。
【0004】
ここで,本来制御の単位の名称からして,フレーム間レート制御,フレーム内レート制御は,ピクチャ間レート制御,ピクチャ内レート制御と呼ぶべきであるが慣習としてフレーム間レート制御,フレーム内レート制御という呼び方が一般的であるため,こちらの呼び方も同一の意味として使用する。すなわち,本明細書におけるフレーム間レート制御,フレーム内レート制御は,フィールド単位の符号化の制御を排除するものではない。
【0005】
フレーム内(ピクチャ内)レート制御では,ピクチャ内の各符号化単位の量子化パラメータの制御を行ないながら符号化を行なうのが一般的である。
【0006】
MPEG−2のテストモデル5(以下,TM5という)に示されるピクチャ内レート制御手法においては,与えられたピクチャ目標符号量にピクチャの発生符号量を一致させるために,毎マクロブロックごとに量子化パラメータを決定する(非特許文献1参照)。
【0007】
毎マクロブロック符号化ごとに,それまでのピクチャ内累積発生符号量の実際値から目標値を引いた差分値を求める。ピクチャ内累積発生符号量の目標値とは,ピクチャ目標符号量を全マクロブロックに平均に分配した場合の各マクロブロック目標符号量の累積値である。各マクロブロックの量子化パラメータは,その差分値に初期値を足した値に比例した値とする。これにより,差分値が大きい場合には,量子化パラメータが大きくなり,発生符号量が減り,差分値が小さい場合には,量子化パラメータが小さくなり,発生符号量が増えることにより,レート制御が実現される。
【0008】
これを式で表すと下記のようになる。
【0009】
j =dj ・31/r ……(1)
j =d0 +(Bj-1 −(j−1)・T/N) ……(2)
jは処理対象のマクロブロック番号,Nは総マクロブロック数,Bj-1 はマクロブロック番号j−1までの累積発生符号量,Tはピクチャ目標符号量,r は制御の応答の強弱を決めるパラメータである。また,d0 は変数dj の初期値であり,その値は直前同種ピクチャの最後のマクロブロックのdj が用いられる。
【0010】
このd0 の値によってピクチャの最初のマクロブロックの量子化パラメータが決まるため,その量子化パラメータの値を以下において,量子化パラメータの初期値Q0 と呼ぶことにする。すなわち,Q0 =d0 ・31/rとする。
【0011】
実際の制御では,量子化パラメータは,上記Qj にマクロブロックごとの特性に応じた係数Nact を乗じて,2倍したのち,規格上取りうる値(2〜62,または1〜112)にクリッピングした値mquantj が用いられるが,ここでは簡単のためにQj を量子化パラメータと呼ぶことにする。
【0012】
mquantj =clip(2.0・Qj ・Nact ) ……(3)
以上述べた方法は比較的計算量も少なく,制御の特性が良く知られているために,この制御手法を基にする制御方法は広く用いられている。
【0013】
マクロブロック単位での制御の例を説明したが,それ以外の単位で同様の符号化制御をすることも考えられる。例えば,TM5では制御の単位がマクロブロック単位であったが,実装上の観点から見ると,より制御の単位が大きいほうが計算量が少なく有利な場合がある。そのため,制御の単位を水平に連続するマクロブロックの集合であるスライス単位とし,スライスに一度だけ,上記式を計算しスライスの量子化パラメータを決定する方法などがありうる。この場合,制御の応答はやや遅くなるが,量子化パラメータ決定のための計算量を削減できる利点がある。
【0014】
図5は,上記TM5に示されるピクチャ内レート制御手法を用いた従来の符号化装置の構成例を示す図である。図5において,2は符号化装置,11は入力画像信号から動き探索・補償部18からの信号を減じて予測誤差を求める減算部,12は予測誤差をDCT変換するDCT部,13はDCT部12で得られた変換係数を量子化する量子化部,14は量子化部13で得られた量子化変換係数を逆量子化する逆量子化部である。
【0015】
15は逆量子化した係数を逆DCT変換する逆DCT部,16は逆DCT部15で得られた差分画像に動き探索・補償部18からの信号を加算する加算部,17は復号画像が格納されるフレームメモリ,18はフレームメモリ17に格納された復号画像を参照フレームとして動き探索,動き補償を行う動き探索・補償部,19は量子化部13で得られた量子化変換係数を可変長符号化する可変長符号化部である。
【0016】
また,20はピクチャの発生符号量を制御する符号化制御部,60はフレーム内(ピクチャ内)の量子化パラメータを制御するフレーム内量子化制御部,100はピクチャ内の発生符号量を累算する累積符号量累算部,101は現時点までのピクチャ内の累積発生符号量の目標値を算出する目標累積符号量計算部である。
【0017】
105は目標累積符号量計算部101により算出された累積発生符号量の目標値から累積符号量累算部100に記録された累積発生符号量の値を減じる減算部,106は減算部105による減算結果に基づいて量子化パラメータを算出する量子化パラメータ計算部である。
【0018】
まず,DCT部12が,減算部11で得られた予測誤差をDCT変換し,量子化部13が,符号化制御部20が決定した量子化パラメータQに従って,変換係数を量子化する。量子化後の変換係数に対して,逆量子化部14,逆DCT部15が,それぞれ逆量子化,逆DCT変換を行い,その結果に加算部16が動き探索・補償部18からの信号を加算する。その結果得られた復号画像をフレームメモリ17に格納する。
【0019】
一方,可変長符号化部19は,量子化部13による量子化後の変換係数を可変長符号化するとともに,発生符号量Rの情報をフレーム内量子化制御部60内の累積符号量累算部100に送信する。累積符号量累算部100は,送信されたそれまでの発生符号量Rを累算して記録する。
【0020】
そして,減算部105が,目標累積符号量計算部101により算出された累積発生符号量の目標値から累積符号量累算部100に記録された実際の累積発生符号量の値を減じる。量子化パラメータ計算部106は,減算部105による減算結果に基づいて次の制御単位の量子化パラメータQを算出し,算出された量子化パラメータQの情報を量子化部13に送信する。
【0021】
【非特許文献1】
MPEG-2 Test Model 5, Document ISO/IEC JTC1 SC29 WG11/93-400, Test Model Editing Committee, April 1993.
【0022】
【発明が解決しようとする課題】
しかし,上記従来技術の方法では以下のような問題がある。一つは制御の安定性に関する問題である。一般に量子化パラメータQと発生符号量Rとは,反比例に近い関係にあるため,図6に示すように量子化パラメータが大きい場合の符号量変化より量子化パラメータが小さい場合の符号量変化の方が大きい。
【0023】
TM5では,ピクチャ内累積発生符号量の実際値と目標値の差分値に比例して量子化パラメータの値を変化させているために,この差分値が負の値をとり,量子化パラメータが小さい時に特に応答が敏感になる。そのため,制御単位がマクロブロック単位でなくスライス単位などであり,フィードバックが遅い系においては,制御の過程で量子化パラメータが必要以上に小さくなった後に符号量が爆発的に増えて制御が振動的になる問題がある。
【0024】
もう一つは,制御の正確性に関する問題である。TM5においては,制御の過程でピクチャ内累積発生符号量の実際値と目標値が一致した場合は,dj =d0 となり,量子化パラメータは初期値Q0 となる。しかし,Q0 がそのピクチャの絵柄および目標符号量に適切な値でない場合には,発生符号量が再びピクチャ内累積発生符号量の実際値と目標値が乖離する方向に働く。
【0025】
例えば,初期値Q0 が適切な値より小さい場合には,符号量が出過ぎて,ピクチャ内累積発生符号量の実際値と目標値の差分値が再び増えていく。このため,Q0 の値が適切な値でない場合,発生符号量と目標符号量との偏差が必ず残ってしまう。
【0026】
別の見方をすれば,制御の過程においてある量子化パラメータで発生符号量がT/Nとなる状態が続くと,ピクチャ内累積発生符号量の実際値と目標値の差分値が変化しないために量子化パラメータも変化せず,それ以上目標符号量に近づかない定常状態に陥ってしまう問題がある。このために,ピクチャに与えられた目標符号量を正確に実現することができないという問題がある。
【0027】
本発明は,上記従来技術の問題点を解決し,正確で安定したレート制御を可能とするフレーム内レート制御を実現することを目的とする。
【0028】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため,本発明は,ピクチャ内の制御単位ごとに,次の制御単位の目標符号量を決定し,それまでに符号化した制御単位の発生符号量と量子化パラメータとの積をその発生符号量の目標値で割るなどして,次の制御単位の目標符号量を発生させる量子化パラメータを推定する。または,目標符号量の逆数に比例した値を量子化パラメータとする。
【0029】
そして,そのようにして求めた量子化パラメータとそれまでに符号化した制御単位の量子化パラメータとの重み付き平均値を,次の制御単位の量子化パラメータとすることによってレート制御を行なう。このような制御を行なうことにより,前述の制御の安定性に関する問題と正確性に関する問題を解決することができる。
【0030】
本発明の作用は,以下のとおりである。本発明では,次の制御単位の目標符号量を決定し,その符号量を発生させる量子化パラメータを推定したり,または,その目標発生符号量の逆数に比例した値を量子化パラメータとしたりすることにより,符号量が異常に出過ぎたり,出なかったりすることによる制御の不安定化を防ぐことができる。ここで,目標符号量を発生させる量子化パラメータの推定は,例えば,それまでに符号化した制御単位の発生符号量と量子化パラメータとの積を,次の制御単位の発生符号量の目標値で割った値などを推定値とすることなどにより行う。
【0031】
上述した従来法(TM5)と本発明によるレート制御方法との違いを,図7に示す従来のレート制御概念図と,図1に示す本発明によるレート制御概念図とを用いて説明する。従来法では,図7に示すように,目標値(j・T/N)と累積発生符号量(Bj )との差分をとり,差分値に基づいて量子化パラメータQの計算を行い,算出された量子化パラメータQに基づいて符号化を行い,発生符号量Rを積分器(図5の累積符号量累算部100)により累算する方法を採っていた。しかし,従来法では,制御対象が直線的な特性を持っておらず,その特性を補正することを行なっていなかったため,制御全体も安定しにくかった。
【0032】
一方,本発明においては,図1のレート制御概念図に示すように,目標値(j・T/N)と累積発生符号量(Bj )との差分値に基づいて量子化パラメータQの計算を行うにあたり,差分値から目標符号量R' を算出し,算出された目標符号量R’を発生させる量子化パラメータQ’を推定し,その推定した量子化パラメータQ’を平滑化して,量子化パラメータQを決定する。
【0033】
本発明においては,量子化パラメータの計算において,制御対象の特性と逆の特性をもつ変換,すなわち,目標発生符号量の逆数に比例した値(仮の量子化パラメータ)を求めたり,目標符号量を発生させる量子化パラメータを推定する操作を行なうために,累積発生符号量と目標値との差分値と符号化による発生符号量の関係が直線的になり,制御系全体の安定性が増す。
【0034】
また,制御単位ごとの目標符号量を適切に決定することにより,ピクチャに与えられた目標符号量を正確に実現することができるようになる。例えば,ピクチャ目標符号量Tをピクチャ内の制御単位の数Nで割った値から,それまでに出過ぎた符号量を一定率Kずつ返す分を差し引いて,次の制御単位の目標符号量などに設定する。すなわち,次の制御単位の目標符号量を,
目標符号量=T/N−K・(Bj-1 −(j−1)・T/N)
などとすることにより,ピクチャに与えられた目標符号量を従来よりも正確に実現することができるようになる。
【0035】
一方,ピクチャ内の制御単位ごとの発生符号量と量子化パラメータの関係は通常大きく異なるために,上記のように毎制御単位ごとの発生符号量が比較的一定値に近くなるように量子化パラメータを決定すると,制御単位ごとの量子化パラメータの変動が大きくなってしまう。そこで,求めた量子化パラメータとそれまでに符号化した制御単位の量子化パラメータとの重み付き平均値をとることによりその変動を抑制する。
【0036】
例えば,直前に符号化した制御単位の量子化パラメータと今回求めた量子化パラメータとの間で7対1の重み付き平均をとり,この値を量子化パラメータとする。これにより,制御の正確性は若干落ちるもののピクチャ内の制御単位ごとの量子化パラメータの変動を滑らかにすることができ,視覚的にもすぐれた制御を実現することができる。また,制御の安定性と正確性に関しても従来より優れた性能を得ることができる。
【0037】
すなわち,本発明は,ピクチャ内の制御単位ごとに,次の制御単位の目標発生符号量を決定し,過去の符号化結果からその目標発生符号量を発生させる量子化パラメータを推定し,その値とそれまでに符号化した制御単位の量子化パラメータとの重み付き平均値を,次の制御単位の量子化パラメータとすることを特徴とする。
【0038】
また,本発明は,ピクチャ内の制御単位ごとに,それまでのピクチャ内累積発生符号量の目標値と実際値との差分に基づいて,次の制御単位の目標発生符号量を決定し,それまでに符号化した制御単位の発生符号量と量子化パラメータとの積を次の制御単位の発生符号量の目標値で割って量子化パラメータを決定し,その値とそれまでに符号化した制御単位の量子化パラメータとの重み付き平均値を次の制御単位の量子化パラメータとすることを特徴とする。
【0039】
また,本発明は,ピクチャ内の制御単位ごとに,次の制御単位の目標発生符号量を決定し,その逆数に比例して量子化パラメータを決定し,その決定した値とそれまでに符号化した制御単位の量子化パラメータとの重み付き平均値を,次の制御単位の量子化パラメータとすることを特徴とする。
【0040】
【発明の実施の形態】
以下に,図を用いて,本発明の実施の形態について説明する。
【0041】
〔装置の構成例〕
図2は,本発明のピクチャ内レート制御方法を用いた符号化装置の構成例を示す図である。1は符号化装置,10はピクチャの発生符号量を制御する符号化制御部,50はフレーム内(ピクチャ内)の量子化パラメータを制御するフレーム内量子化制御部である。符号化装置1の符号化制御部10を除いた部分は,図5で説明した従来の符号化装置2の符号化制御部20を除いた部分の構成と同様である。
【0042】
図2において,100はピクチャ内のそれまでの発生符号量を累算する累積符号量累算部,101はピクチャ内の現時点での累積発生符号量の目標値を算出する目標累積符号量計算部,102は減算部105による減算結果に基づいて次の制御単位の目標符号量R’を算出する目標符号量計算部である。
【0043】
103は目標符号量計算部102が算出した目標符号量R’に対応する量子化パラメータQ’を算出する量子化パラメータ計算部,104は量子化パラメータ計算部103が算出した量子化パラメータQ’を平滑化して,次の制御単位の量子化パラメータQを算出する量子化パラメータ平滑化部である。
【0044】
符号化装置1の動作は,以下のとおりである。まず,DCT部12が,減算部11で得られた予測誤差をDCT変換し,量子化部13が,符号化制御部10が決定した量子化パラメータQに従って,変換係数を量子化する。量子化後の変換係数に対して,逆量子化部14,逆DCT部15が,それぞれ逆量子化,逆DCT変換を行い,その結果に加算部16が動き探索・補償部18からの信号を加算する。その結果得られた復号画像をフレームメモリ17に格納する。
【0045】
一方,可変長符号化部19は,量子化部13による量子化後の変換係数を可変長符号化し,発生符号量Rの情報をフレーム内量子化制御部50内の累積符号量累算部100に送信する。
【0046】
累積符号量累算部100は,送信されたそれまでの発生符号量Rを累算して記録する。そして,減算部105が,目標累積符号量計算部101により算出された累積発生符号量の目標値から累積符号量累算部100に記録された実際の累積発生符号量の値を減じる。目標符号量計算部102は,減算部105による減算結果に基づいて,次の制御単位の発生符号量の目標値である目標符号量R’を算出し,算出された目標符号量R’の情報を量子化パラメータ計算部103に送信する。量子化パラメータ計算部103は,目標符号量計算部102から送信された目標符号量R’に基づいて,目標符号量R’を発生させるための量子化パラメータQ’を算出する。
【0047】
ここで,後述するように,目標符号量R’を発生させるための量子化パラメータQ’は,例えばそれまでに符号化した制御単位の発生符号量Rと量子化パラメータとの積を目標符号量R’で割るなどして,または,目標符号量R’の逆数に比例した値として算出する。
【0048】
量子化パラメータ平滑化部104は,量子化パラメータが急激に変化しないように,量子化パラメータ計算部103が算出した量子化パラメータQ’を平滑化し,平滑化の結果得られる量子化パラメータQの情報を量子化部13に送信する。ここで,量子化パラメータ平滑化部104が行う平滑化処理は,例えば,量子化パラメータQ’とそれまでに符号化した制御単位の量子化パラメータとの重み付き平均値を,次の制御単位の量子化パラメータQとすることにより行う。
【0049】
〔第1の実施の形態〕
図3は,本発明の第1の実施の形態に係るレート制御処理フローを示す図である。本発明の第1の実施の形態では,ピクチャ内レート制御をスライス単位で符号化制御を行なうものとする。ピクチャ内のスライス数はNであるものとする。
【0050】
始めに,ピクチャ間レート制御アルゴリズムにより,これから符号化するピクチャの目標符号量Tを決定する(ステップS1)。このアルゴリズムは本発明の範囲ではないが,例えば,TM5には過去の符号化結果(発生符号量および量子化パラメータ)および残りGOP符号量などからピクチャ目標符号量を計算する手法が紹介されている。
【0051】
ピクチャの符号化の始めに,最初の1スライス(スライス0)の量子化パラメータの値Q0 を決定する。これから符号化するピクチャと同じピクチャタイプを持つ過去のピクチャが存在しない場合には(ステップS2),I,PピクチャではQ0 =10,BピクチャではQ0 =14とする(ステップS3)。存在する場合には,同種ピクチャの最も近い過去のピクチャ(直前同種ピクチャ)の最後のスライスの量子化パラメータを1スライス目の量子化パラメータQ0 とする(ステップS4)。
【0052】
この量子化パラメータQ0 を用いて,1スライス目(スライス0)を符号化する(ステップS5)。実際には,量子化パラメータQ0 にマクロブロックごとの特性に応じた係数Nact を乗じて,2倍したのち,規格上取りうる値(2〜62,または1〜112)にクリッピングした値mquantj を用い,スライス0内の各マクロブロックの符号化を行なう。スライス0の符号化が終了したら,スライス0の発生符号量R0 を集計し,次のスライス1の量子化パラメータQ1 を以下のように決定する。
【0053】
ここでより一般的に,スライスjの量子化パラメータQj を決定する方法を記述する。ただし,jは1以上N−1以下である。スライスj−1の符号化が終了したら,スライスの発生符号量Rj-1 を集計し(ステップS6),スライスj−1の発生符号量Rj-1 と量子化パラメータQj-1 との積により,スライスj−1の複雑さ指標Xj-1 を求める(ステップS7)。
【0054】
j-1 =Qj-1 ・Rj-1 ……(4)
次に,スライスj−1の発生符号量Rj-1 から,スライスj−1までのピクチャ内の累積発生符号量Bj-1 を求める(ステップS8)。j=1の場合,B0 =R0 であり,j≧2の場合,下記のとおりである。
【0055】
j-1 =Rj-1 +Bj-2 ……(5)
次にスライスjの目標符号量R' j を決定する(ステップS9)。目標符号量R' j は,「(1スライスあたりの平均目標符号量)−(返済符号量)」で決定する。1スライスあたりの平均目標符号量は,1ピクチャ目標符号量Tをピクチャ内のスライス数Nで割った値であり,返済符号量は,その時点の累積発生符号量の実際値と目標値の差分値に定率K(例えば0.1)を掛けた量とする。
【0056】
R' j =T/N−0.1・(Bj-1 −(j−1)・T/N) …(6)
このスライスjの目標符号量R' j を発生させるための量子化パラメータQ’j をスライスj−1の複雑さ指標Xj-1 を用いて求める。すなわち,下記のように,スライスj−1の複雑さ指標Xj-1 を,スライスjの目標符号量R' j で割って量子化パラメータQj ’を求める(ステップS10)。
【0057】
Q’j =Xj-1 /R' j ……(7)
これは,量子化パラメータと発生符号量が反比例するという近似と,直前のスライスの複雑さ指標と,これから符号化するスライスの複雑さ指標とがあまり変わらないという近似に基づいている。
【0058】
今回求めた値Q’j と前のスライスで決定された値Qj-1 との間で,a:(1−a)(aは例えば1/8など)の比率で重み付き平均をとって,スライスjの量子化パラメータQj を決定する(ステップS11)。
【0059】
j =1/8・Q’j +7/8・Qj-1 ……(8)
これは,量子化パラメータはスライス毎に急激に変化すると画質や安定性の面で望ましくないので,量子化パラメータを平滑化する効果がある。
【0060】
実際には,量子化パラメータQj にマクロブロックごとの特性に応じた係数Nact を乗じて,2倍したのち,規格上取りうる値(2〜62,または1〜112)にクリッピングした値mquantj を用い,スライスj内の各マクロブロックの符号化を行なう(ステップS12)。
【0061】
ステップS6〜S12をピクチャ内の全てのスライスについて繰り返し(ステップS13),ピクチャ符号化終了時には,最終スライスの量子化パラメータQj を,後の同種ピクチャの初期値のために記憶しておく(ステップS14)。
【0062】
これをすべてのピクチャ符号化について繰り返す(ステップS15)。このようにすることによって,従来より正確で安定したレート制御を行なうことができる。
【0063】
〔第2の実施の形態〕
図4は,本発明の第2の実施の形態に係るレート制御処理フローを示す図である。本発明の第2の実施の形態では,ピクチャ内レート制御をM個のマクロブロックを一つの制御単位(以下,MBグループという)として符号化制御を行なうものとする。ピクチャ内のMBグループの数はNであるものとする。
【0064】
始めに,ピクチャ間レート制御アルゴリズムにより,これから符号化するピクチャの目標符号量Tを決定する(ステップS21)。このアルゴリズムは,本発明の範囲ではない。ピクチャの符号化の始めに,最初の制御単位(MBグループ0)の量子化パラメータの値Q0 を決定する。これから符号化するピクチャと同じピクチャタイプを持つ過去のピクチャが存在しない場合には(ステップS22),I,PピクチャではQ0 =10,BピクチャではQ0 =14とする(ステップS23)。存在する場合には,同種ピクチャの最も近い過去のピクチャ(直前同種ピクチャ)の最後のMBグループの量子化パラメータをQ0 とする(ステップS24)。
【0065】
この量子化パラメータQ0 を用いて,MBグループ0を符号化する(ステップS25)。実際には,量子化パラメータQ0 にマクロブロックごとの特性に応じた係数Nact を乗じて,2倍したのち,規格上取りうる値(2〜62,または1〜112)にクリッピングした値mquantj を用いMBグループ0内の各マクロブロックの符号化を行なう。
【0066】
MBグループ0の符号化が終了したら,MBグループの発生符号量R0 を集計し,MBグループjの量子化パラメータQj を以下のように決定する。ここでより一般的に,MBグループjの量子化パラメータQj を決定する方法を記述する。ただし,jは1以上N−1以下である。
【0067】
MBグループj−1の符号化が終了したら,MBグループの発生符号量Rj-1 を集計する(ステップS26)。次に,MBグループの複雑さ指標Xj-1 (Xj-1 =Rj-1 ・Qj-1 )を計算し記憶する(ステップS27)。そして,MBグループj−1の発生符号量Rj-1 から,MBグループj−1までのピクチャ内の累積発生符号量Bj-1 を求める(ステップS28)。j=1の場合,B0 =R0 であり,j≧2の場合,下記のとおりである。
【0068】
j-1 =Rj-1 +Bj-2 ……(9)
次に,MBグループjの目標符号量R’j を決定する(ステップS29)。目標符号量R’j は,「(1MBグループあたりの平均目標符号量)−(返済符号量)」で決定する。1MBグループあたりの平均目標符号量は,1ピクチャ目標符号量Tをピクチャ内のMBグループ数Nで割った値であり,返済符号量は,その時点の累積発生符号量の実際値と目標値との差分値を,残り制御単位数N−jで割った値とする。
【0069】
R’j =T/N−(Bj-1 −(j−1)・T/N)/(N−j)…(10)
このMBグループjの目標符号量R’j の逆数に比例した値を仮の量子化パラメータQ' j として求める(ステップS30)。
【0070】
Q' j =X/R’j ……(11)
このとき用いる比例定数Xは,直前同種ピクチャの全MBグループの複雑さ指標の平均値,すなわちMBグループの発生符号量と平均量子化パラメータとの積の平均値とし,ピクチャ内の各MBグループについて同じ値を用いる。このようにすることによって,MBグループjの符号化時に実際に発生する符号量はMBグループjの目標符号量R’j とは必ずしも一致しないが,仮の量子化パラメータQ’j は変動が少なくなり視覚的に望ましいというメリットがある。
【0071】
そして,今回求めた仮の量子化パラメータQ’j と前の2つのMBグループの仮の量子化パラメータQ’j-1 との間で1:1:1の比率で重み付き平均(移動平均)をとって,以下のようにMBグループjの量子化パラメータQj を決定する(ステップS31)。
【0072】
j =(Q’j +Q’j-1 +Q’j-2 )/3 ……(12)
実際には,量子化パラメータQj にマクロブロックごとの特性に応じた係数Nact を乗じて,2倍したのち,規格上取りうる値(2〜62,または1〜112)にクリッピングした値mquantj を用いMBグループj内の各マクロブロックの符号化を行なう(ステップS32)。ステップS26〜S32をピクチャ内の全てのMBグループについて繰り返し(ステップS33),ピクチャ符号化終了時には,最終MBグループの量子化パラメータQj を,後の同種ピクチャの初期値のために記憶しておく(ステップS34)。また,MBグループの複雑さ指標の平均値Xを記憶しておく(ステップS35)。
【0073】
これをすべてのピクチャ符号化について繰り返す(ステップS36)。このようにすることによって,従来より正確で安定したレート制御を行なうことができる。
【0074】
以上説明した各実施の形態の処理は,ハードウェアや符号化処理専用のプロセッサによって実現することができ,また,汎用のコンピュータとソフトウェアプログラムとによって実現することもできる。そのソフトウェアプログラムは,コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して提供することも,ネットワークを通して提供することも可能である。
【0075】
【発明の効果】
本発明によれば,次の制御単位の目標符号量を決定し,その符号量を発生させる量子化パラメータを推定したり,または,その目標発生符号量の逆数に比例した値を量子化パラメータとしたりすることにより,符号量が異常に出過ぎたり,出なかったりすることによる制御の不安定化を防ぐことができる。
【0076】
また,本発明によれば,例えば,ピクチャ目標符号量Tをピクチャ内の制御単位の数Nで割った値から,それまでに出過ぎた符号量を一定率Kずつ返す分を差し引いて次の制御単位の目標符号量に設定するなど,制御単位ごとの目標符号量を適切に決定することにより,ピクチャに与えられた目標符号量を正確に実現することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるレート制御概念図である。
【図2】本発明のピクチャ内レート制御方法を用いた符号化装置の構成例を示す図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係るレート制御処理フローを示す図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係るレート制御処理フローを示す図である。
【図5】従来の符号化装置の構成例を示す図である。
【図6】量子化パラメータと発生符号量との関係を示す図である。
【図7】従来のレート制御概念図である。
【符号の説明】
1,2 符号化装置
10,20 符号化制御部
11 減算部
12 DCT部
13 量子化部
14 逆量子化部
15 逆DCT部
16 加算部
17 フレームメモリ
18 動き探索・補償部
19 可変長符号化部
50,60 フレーム内量子化制御部
100 累積符号量累算部
101 目標累積符号量計算部
102 目標符号量計算部
103,106 量子化パラメータ計算部
104 量子化パラメータ平滑化部
105 減算部

Claims (6)

  1. 動画像符号化におけるフレーム内レート制御方法において,
    ピクチャ内の制御単位ごとに,1ピクチャ目標符号量Tをピクチャ内の制御単位数Nで割った1制御単位あたりの平均目標符号量T/Nから,同じピクチャ内の符号化済み制御単位の累積発生符号量と前記平均目標符号量T/Nに符号化済み制御単位数を掛けた値の目標値との差分値に所定の定数Kを掛けた値または前記差分値を未符号化の残り制御単位数で割った値を返済符号量として引いた値を,次の制御単位の目標発生符号量として決定するステップと,
    直前に符号化した制御単位の発生符号量と直前に符号化した制御単位で用いた量子化パラメータとの積を,前記次の制御単位の目標発生符号量で割った値を,仮の量子化パラメータとして決定するステップと,
    前記仮の量子化パラメータと直前に符号化した制御単位を含むいくつかの符号化済み制御単位の量子化パラメータとの重み付き平均値を,次の制御単位の符号化で用いる量子化パラメータとするステップとを有する
    ことを特徴とする動画像符号化におけるフレーム内レート制御方法。
  2. 動画像符号化におけるフレーム内レート制御方法において,
    ピクチャ内の制御単位ごとに,1ピクチャ目標符号量Tをピクチャ内の制御単位数Nで割った1制御単位あたりの平均目標符号量T/Nから,同じピクチャ内の符号化済み制御単位の累積発生符号量と前記平均目標符号量T/Nに符号化済み制御単位数を掛けた値の目標値との差分値に所定の定数Kを掛けた値または前記差分値を未符号化の残り制御単位数で割った値を返済符号量として引いた値を,次の制御単位の目標発生符号量として決定するステップと,
    直前に符号化した同種ピクチャにおける各制御単位ごとの発生符号量と量子化パラメータとの積によって定まる複雑さ指標のピクチャ内平均値を,前記次の制御単位の目標発生符号量で割った値を,仮の量子化パラメータとして決定するステップと,
    前記仮の量子化パラメータと直前に符号化した制御単位を含むいくつかの符号化済み制御単位の量子化パラメータとの重み付き平均値を,次の制御単位の符号化で用いる量子化パラメータとするステップとを有する
    ことを特徴とする動画像符号化におけるフレーム内レート制御方法。
  3. 動画像符号化におけるフレーム内レート制御装置において,
    ピクチャ内の制御単位ごとに,1ピクチャ目標符号量Tをピクチャ内の制御単位数Nで割った1制御単位あたりの平均目標符号量T/Nから,同じピクチャ内の符号化済み制御単位の累積発生符号量と前記平均目標符号量T/Nに符号化済み制御単位数を掛けた値の目標値との差分値に所定の定数Kを掛けた値または前記差分値を未符号化の残り制御単位数で割った値を返済符号量として引いた値を,次の制御単位の目標発生符号量として決定する目標符号量計算部と,
    直前に符号化した制御単位の発生符号量と直前に符号化した制御単位で用いた量子化パラメータとの積を,前記次の制御単位の目標発生符号量で割った値を,仮の量子化パラメータとして決定する量子化パラメータ計算部と,
    前記仮の量子化パラメータと直前に符号化した制御単位を含むいくつかの符号化済み制御単位の量子化パラメータとの重み付き平均値を,次の制御単位の符号化で用いる量子化パラメータとする量子化パラメータ平滑化部とを備える
    ことを特徴とする動画像符号化におけるフレーム内レート制御装置。
  4. 動画像符号化におけるフレーム内レート制御装置において,
    ピクチャ内の制御単位ごとに,1ピクチャ目標符号量Tをピクチャ内の制御単位数Nで割った1制御単位あたりの平均目標符号量T/Nから,同じピクチャ内の符号化済み制御 単位の累積発生符号量と前記平均目標符号量T/Nに符号化済み制御単位数を掛けた値の目標値との差分値に所定の定数Kを掛けた値または前記差分値を未符号化の残り制御単位数で割った値を返済符号量として引いた値を,次の制御単位の目標発生符号量として決定する目標符号量計算部と,
    直前に符号化した同種ピクチャにおける各制御単位ごとの発生符号量と量子化パラメータとの積によって定まる複雑さ指標のピクチャ内平均値を,前記次の制御単位の目標発生符号量で割った値を,仮の量子化パラメータとして決定する量子化パラメータ計算部と,
    前記仮の量子化パラメータと直前に符号化した制御単位を含むいくつかの符号化済み制御単位の量子化パラメータとの重み付き平均値を,次の制御単位の符号化で用いる量子化パラメータとする量子化パラメータ平滑化部とを備える
    ことを特徴とする動画像符号化におけるフレーム内レート制御装置。
  5. 請求項3または請求項4記載の動画像符号化におけるフレーム内レート制御装置と,
    該動画像符号化におけるフレーム内レート制御装置がピクチャ内の制御単位ごとに決定した量子化パラメータを用いて,動画像を可変長符号化する手段とを備える
    ことを特徴とする動画像符号化装置。
  6. 請求項1または請求項2記載の動画像符号化におけるフレーム内レート制御方法を,コンピュータに実行させるための動画像符号化におけるフレーム内レート制御プログラム。
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