JP4142386B2 - 移動通信システム、移動通信方法及び基地局 - Google Patents

移動通信システム、移動通信方法及び基地局 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パケット移動通信システムにおけるパケットスケジューリングに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、移動局と複数の基地局間における移動通信システムでは、例えば、図9(a)に示すように、基地局1において、各移動局U1〜U6に割り当てられたバッファB1〜B6に、各移動局宛てのパケットが蓄積され、スケジューリングに基づいて、これらバッファ内に蓄積されたパケットを単位送信時間毎に送信する。
【0003】
近年にあっては、HSDPA(High Speed Downlink Packet Access)が下り高速伝送方式として正式に仕様化されている。このHSDPAの特徴の一つとして、伝搬品質に応じて伝送速度を変更するリンクアダプテーション(AMC)が採用されている。このAMCでは、伝搬品質の良い移動局に対しては、高速変調パラメータセット(MCS)を用い、単位送信時間に送信できるビット数(TBS)を高く設定できる。
【0004】
【特許文献1】
特開平11−68787号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した方式では、リアルタイム移動局やパケット生起量の少ない移動局は一般的にバッファに蓄積されたパケット量が小さく、バッファに蓄積されたパケット量がTBSより小さい場合、TBSになるまで、疑似パケットを補充するいわゆるパッディングを行って送信するため、疑似パケット分の無線リソースの無駄になるという問題があった。
【0006】
詳述すると、スケジューリングにおいて、ある移動局に対して送信する番が来ると、図9(b)に示すように、送信側が受信側より報告された伝搬品質CQI(Channel Quality Indicator)により、該当移動局の変調パラメータセット及びTBSが決められる。
【0007】
図9(b)に例示したように、移動局U1,U3,U4,U6のバッファに蓄積されたパケット量がTBSより小さい場合、図9(c)に示すように、それぞれのTBSになるまで疑似パケットを補充し、送信パケットをパッディングする。
【0008】
このパッティングにより、電力の無駄が生じ、無線リソースの利用効率が低下し、移動局数が多いときには、スケジューリング遅延が増え、遅延オーバーによるパケットロスの増加や伝送レートの低下などQoSの劣化に繋がるという欠点がある。
【0009】
そこで、本発明は、上記に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、無線リソースの有効利用を図るとともに、スケジューリング遅延及び遅延オーバーによるパケットロスを減らし、QoS満足率の向上を図ることのできる移動通信システム、移動通信方法、基地局及び移動局を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、基地局と複数の移動局との間における移動通信に際し、移動局毎にパケットを蓄積し、この蓄積されたパケット量を計測するとともに、蓄積されたパケットの滞留時間を計測し、計測結果に応じて、蓄積されたパケットの送信順序を決定する。
【0011】
上記発明においては、蓄積されたパケット量と、受信側から指定された送信ブロックサイズとの比について、予め定められた閾値との照合を行うとともに、パケットの滞留時間について、予め定められた時間長との照合を行い、パケット量と送信ブロックサイズとの比が閾値よりも小さく、又はバッファ滞留時間が時間長より短い場合に、該当移動局へのパケット送信をスキップし、該当する移動局宛てのパケットをバッファに溜め、次の移動局宛てのパケットを送信することが好ましい。
【0012】
この場合には、蓄積されたパケット量の小さい移動局のパケットを溜めてから送信することによって、スケジューリング遅延を減らし、パケットロスを軽減することができるとともに、伝送レートを向上させ、QoS満足率を向上させることができる。また、送信電力リソースを有効利用することができ、システムキャパティを増加させることができる。
【0013】
なお、上記発明では、スキップされた移動局宛てのパケットを、次のスケジューリング周期において、優先して送信すようにスケジューリングを行うことが好ましい。この場合には、スキップ処理による通信遅延を最小限に止めることができ、送信電力リソースの有効利用を図りつつ、処理遅延の低下を回避することができる。
【0014】
上記発明においては、同一の又は異なる移動局当てのパケットを一つの送信単位に合成して送信することが好ましい。なお、パケットを合成する際には、送信ブロックサイズが同じ移動局同士のパケットを合わせることが好ましい。この場合には、スキップにより送信を保留したパケットを一括して送信することが可能となり、送信電力リソースのより有効な利用を図ることができる。
【0015】
また、他の発明においては、移動局毎に蓄積されたパケット量を計測し、この計測結果に基づいて、パケット量が送信ブロックサイズよりも小さいパケットを一つの送信単位に合成する。なお、パケットを合成する際には、送信ブロックサイズが同じ移動局同士のパケットを合わせることが好ましい。
【0016】
このような他の発明によれば、送信ブロックサイズより小さいパケットをまとめて送信することにより、通信リソースの有効利用を図ることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
(スケジューリングシステム及びスケジューリング方法の概要)
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、実施形態に係るスケジューリングシステムの概要を模式的に示す説明図である。図1(a)に示すように、本実施形態に係るスケジューリングシステムでは、エリア3を管轄する基地局1と、エリア3内に在圏する移動局U1〜U6とを備えている。なお、本実施形態に係るスケジューリングシステムでは、HSDPA方式を前提としており、このHSDPAにおいて、移動局U1〜U6は、伝搬品質を示すCQIを上り回線で基地局1に知らせ、基地局1は、表1に例示するように、CQIに応じて変調コーディング方式(MCS)、TBSを決める。
【0018】
【表1】
Figure 0004142386
基地局1は、移動局U1〜U6に対応するバッファB1〜B6を備えており、それぞれの移動局U1〜U6の生起パケットは、各バッファB1〜B6に蓄積される。そして、基地局1は、スケジューリングで決められた順番に応じて各移動局に対するパケットを送信する。
【0019】
すなわち、図1(b)に示すように、移動局U1,U3,U4,U6のバッファB1,B3,B4,B6がそれぞれのTBSより小さいため、図1(c)に示すように、タイムスロット1〜4において、これら移動局U1,U3,U4,U6のパケット送信がスキップされ、移動局U2及びU5のパケットのみが送信される。そして、タイムスロット5からは、バッファに蓄積された移動局U1,U3,U4,U6のパケット量がTBSを超えたため、順次送信される。
【0020】
(スケジューリングシステムの構成)
本実施形態に係る基地局の構成を図2に示し、移動局の構成を図3に示す。
【0021】
図2に示すように、基地局1は、スケジューリング処理部11と、送信バッファ部12と、送信部13と、受信部14とを備えており、スケジューリング処理部11は、バッファサイズ確認処理部111及びバッファ滞留時間確認処理部112を有している。
【0022】
スケジューリング処理部11は、送信バッファ部12に蓄積されたパケットの送信順序を決定するモジュールであり、本実施形態では、バッファサイズ確認処理部111及びバッファ滞留時間確認処理部112を有している。
【0023】
バッファサイズ確認処理部111は、送信バッファ部12に蓄積されたパケット量を計測する手段であり、バッファに蓄積されたパケット量と、受信側から指定された送信ブロックサイズとの比について、予め定められた閾値との照合を行う。バッファ滞留時間確認処理部112は、送信バッファ部12におけるパケットの滞留時間を計測する手段であり、バッファ滞留時間について、予め定められた時間長との照合を行う。
【0024】
そして、スケジューリング処理部11は、パケット量と送信ブロックサイズとの比が閾値よりも小さく、又はバッファ滞留時間が所定の時間長より短い場合に、該当移動局へのパケット送信をスキップし、該当する移動局宛てのパケットをバッファに溜め、次の移動局宛てのパケットを送信するようにスケジューリングを行う。なお、本実施形態に係るスケジューリング処理部11は、スキップされた移動局宛てのパケットを、次のスケジューリング周期において、優先して送信すようにスケジューリングを行う機能も備えている。
【0025】
送信バッファ部12は、移動局毎にパケットを蓄積するバッファ群であり、多数に区画された記憶領域を備えた記憶装置であり、スケジューリング処理部11の要求に応じて、各バッファに蓄積したパケットを出力する。また、送信部13は、各移動局宛てのパケットを送信するモジュールであり、受信部14は、各移動局から送信されてきたパケットを受信するモジュールである。
【0026】
そして、上記基地局1では、スケジューリングに際し、ある移動局に対して送信を行うタイムスロットの番が来ると、送信バッファ部12に蓄積されたパケット量を、バッファサイズ確認処理部111にて確認する。送信バッファ部12に蓄積されたパケット量が閾値(ここではTBSのN1%)より小さい場合、バッファ滞留時間確認処理部112にて該当移動局パケットのバッファ滞留時間を確認する。確認結果より該当移動局パケットを送信するとなると、送信部13によりパケットを送信する。
【0027】
本実施形態に係る移動局の構成を図3に示す。同図に示すように、移動局U1〜U6は、バッファサイズ確認処理部21と、バッファ滞留時間確認処理部22と、送信バッファ部23と、送信予約部24と、送信部25と、受信部26とを備えている。
【0028】
バッファサイズ確認処理部21は、送信バッファ部23に蓄積されたパケット量を計測する手段であり、送信バッファ部23に蓄積されたパケット量と、受信側から指定された送信ブロックサイズとの比について、予め定められた閾値との照合を行う。バッファ滞留時間確認処理部22は、送信バッファ部23におけるパケットの滞留時間を計測する手段であり、バッファ滞留時間について、予め定められた時間長との照合を行う。
【0029】
送信バッファ部23は、パケットを蓄積するバッファであり、バッファサイズ確認処理部21やバッファ滞留時間確認処理部22の要求に応じて、パケットの入出力をする。また、送信部25は、基地局等に対してパケットを送信するモジュールであり、受信部26は、基地局等から送信されてきたパケットを受信するモジュールである。
【0030】
送信予約部24は、基地局に対して送信予約信号を送信するモジュールであり、具体的には、送信バッファ部23の送信について、所定時間送信の保留を行ったり、送信バッファ部23におけるパケットの蓄積量や滞留時間を基地局へ報告する手段である。
【0031】
そして、このような移動局では、送信パケットが到来すると、送信バッファ部23に蓄積されたパケット量を、バッファサイズ確認処理部21にて確認し、送信バッファ部23に蓄積された閾値(ここではパケット量のTBSのN1%)より小さい場合、バッファ滞留時間確認処理部22にて該当移動局パケットのバッファ滞留時間を確認する。送信バッファ部23に蓄積されたパケット量がTBSのN1%より大きく又はバッファ滞留時間が遅延ジッタ又はランドトリップタイムより長ければ、送信予約信号を送信する又はパケットを送信する。
【0032】
(スケジューリングシステムの動作)
(1)下りにおける動作
実施形態に係る基地局のフローチャートを図4に示す。ここでは、スケジューリングがループ処理により繰り返し行われているものとする(S101)。スケジューリングである移動局の番が来ると、基地局1は該当移動局の送信バッファ部23に蓄積されたパケット量及びパケットのバッファ滞留時間を確認する(S102)。
【0033】
ステップS102において、バッファ部に蓄積されたパケット量と、該当移動局のTBSとの比率がN1%を超えていれば(図中NO)、通常通りのパケットの送信を行う(S103)。このとき、必要に応じて該当移動局の送信ブロックサイズがTBSになるまでパッディングして送信してもよい。
【0034】
一方、ステップS102において、バッファ部に蓄積されたパケット量と、該当移動局のTBSとの比がN1%より以下であれば(図中YES)、該当移動局のパケットバッファ滞留時間が許容ジッタ又はランドトリップタイムを超えているか否か確認する(S104)。
【0035】
ステップS104において、滞留時間が、許容ジッタ又はランドトリップタイムより小さければ(図中YES)、該当移動局をスキップし(S105)、その次の移動局をスケジューリングする(S101)。この場合、該当移動局のパケットはバッファ内に溜まる。一方、S104において、滞留時間が、許容ジッタ又はランドトリップタイムより大きければ(図中NO)、通常通りの送信を行う(S103)。
【0036】
また、ステップS105において、前回のスケジューリング周期でスキップしたパケットがあるときは、同一優先度移動局の中で該当移動局を優先してスケジューリングする。すなわち、同一優先度の移動局の中で、該当する移動局の優先度を上げる等の変更を行い、変更された優先度に基づいてスケジューリングを行う。
【0037】
(2)上りにおけるバッファ保留する際の動作
上りの場合には、図5のフローチャートに示すように、移動局U1〜U6に送信パケットが到来すると(S201)、移動局はバッファに蓄積されたパケット量を確認し(S202)、バッファに蓄積されたパケット量と、基地局より報知されたCQIに対応するTBSとの比率が、N1%より小さい場合(図中YES)は、ステップS204に進む。一方、ステップS202において、バッファに蓄積されたパケット量と、基地局より報知されたCQIに対応するTBSとの比率が、N1%より大きい場合(図中NO)は、送信予約をするか、若しくは送信を行う(S203)。
【0038】
ステップS204では、該当パケットのバッファ滞留時間を確認する。すなわち、バッファ滞留時間が許容遅延ジッタ又はTCPのランドトリップタイムより小さければ(図中YES)、該当パケットの送信を保留し、バッファ滞留時間が許容遅延ジッタ又はTCPのランドトリップタイムより大きければ(図中NO)、送信の予約又は送信を行う(S203)。
【0039】
(変更例)
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、例えば以下のような変更を加えることができる。本変更例に係る基地局及び移動局構成を図6に示す。
【0040】
すなわち、図6に示すように、本変更例に係る基地局1は、上述した実施形態で説明したバッファ滞留時間確認処理部112に変えて、パケット合成部15を備えている。また、同図に示すように、移動局U1〜U6は、自分宛てのパケットを確認するパケット確認部27と、送信予約部24と、送信部25と、受信部26とを備えている。
【0041】
パケット合成部15は、同一の又は異なる移動局当てのパケットを一つの送信単位に合成するモジュールであり、本実施形態では、パケットを合成する際に、送信ブロックサイズが同じ(変調パラメータセットが同じ)移動局同士のパケットを合わせる機能を有する。
【0042】
パケット確認部27は、受信部26で受信され、複数の移動局宛てのパケットが合成されたパケット内から自局宛てのパケットを抽出する抽出手段である。
【0043】
そして、本変更例において、基地局1では、スケジューリングにおいて、ある移動局の番が来ると、送信バッファ部12に蓄積されたパケット量を、バッファサイズ確認処理部111にて確認し、送信バッファ部12に蓄積されたパケット量がTBSのN1%より小さい場合、パケット合成部により合成を行い、送信部によりパケットを送信する。一方、移動局では、パケットを受信部26で受信した後に、パケット確認部27により、受信したパケットの中身をチェックし、自分当てでない部分を取り除く。
【0044】
上述した、合成時の動作についてさらに詳述すると、移動局は伝搬品質を示すCQIを上り回線で基地局に知らせ、基地局は一例として表1のように、CQIに応じて変調コーディング方式、TBSを決める。
【0045】
本変更例における基地局のフローチャートを図7に示す。ここでは、スケジューリングがループ処理により繰り返し行われているものとする(S301)。そして、ある移動局の番が来ると、基地局1は該当移動局の送信バッファ部12に蓄積されたパケット量を確認する(S302)。送信バッファ部12に蓄積されたパケット量が該当移動局のTBSとの比率がN1%より以下であれば(図中YES)、ステップS304に進み、送信バッファ部12に蓄積されたパケット量が該当移動局のTBSとの比率がN1%より大きければ(図中NO)、通常の送信を行う(S303)。
【0046】
ステップS304では、該当移動局以降の移動局で、バッファに蓄積されたパケット量と、その移動局(ユーザー)のTBSとの比がN1%以下の移動局が存在するかを確認する。もし、存在する場合には(図中YES)、TBSが同じ(変調方式が同じ)移動局のパケットを合成して送信する(S305)。ここで、複数移動局までのパケットを一つの送信単位に合成するときに、それぞれのパケットにMACアドレス等の移動局IDをつけて合成する。移動局は、合成されたパケットを受信すると、受信パケットの中身であるMACアドレスを確認し、自分宛てでない部分を取り除く。
【0047】
一方ステップS304において、該当移動局以降の移動局で、バッファに蓄積されたパケット量と、その移動局(ユーザー)のTBSとの比がN1%以下の移動局が存在しないと判断した場合(図中NO)には、通常通りの送信を行う(S303)。
【0048】
(作用・効果)
以上説明した実施形態又は変更例に係るスケジューリングシステムによれば、バッファ部に蓄積されたパケット量の小さい移動局のパケットを溜めてから送信する又はバッファに蓄積されたパケット量の小さい複数移動局同士のパケットを合成して送信することにより、スケジューリング遅延を減らし、パケットロスを軽減する又は伝送レートを向上させ、QoS満足率を向上させることができる。また、送信電力リソースを有効利用することができ、システムキャパティを増加させることができる。
【0049】
本実施形態の、具体的な評価結果を計算機シミュレーションにより評価を行った。トラヒックモデルを表2に、シミュレーションパラメータを表3に示す。
【0050】
【表2】
Figure 0004142386
【表3】
Figure 0004142386
ここで、リアルタイムユーザーと非リアルタイムユーザーでは、PQ(Priority Queue)を用い、リアルタイム同士間又は非リアルタイム同士間はFIFOを用いる。すなわち、リアルタイムユーザ間又は非リアルタイムユーザ間は、(各ユーザの)バッファ先頭パケットの到着時間の早いユーザからスケジューリングする。
【0051】
図8(a)にビデオフォンのパケット廃棄率、図8(b)にデータユーザーの伝送レートを示す。同図(a)及び(b)においては、PQで従来方式の効果を、PQ with dynamic cycleで本実施形態の効果を示している。上記実施形態では、リアルタイムユーザーのパケットを遅延ジッタの許容範囲内で溜めてから送信することで、リアルタイムの特性を維持しながら、非リアルタイムの伝送レートを改善できる。さらに、変更例を用いると、リアルタイムのパケットロスも改善することができる。
【0052】
【発明の効果】
本発明によれば、基地局と複数の移動局から構成される移動通信において、無線リソースの有効利用を図るとともに、スケジューリング遅延及び遅延オーバーによるパケットロスを減らし、QoS満足率の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係るスケジューリングシステムの概要を模式的に示す説明図である。
【図2】実施形態に係る基地局の構成を示すブロック図である。
【図3】実施形態に係る移動局の構成を示すブロック図である。
【図4】実施形態に係る下り回線のフローチャート図である。
【図5】実施形態に係る上り回線のフローチャート図である。
【図6】変更例に係る基地局及び移動局の構成を示すブロック図である。
【図7】変更例に係る下り回線のフローチャート図である。
【図8】実施形態及び変更例の作用・効果を示すグラフ図である。
【図9】従来おけるスケジューリングシステムの概要を模式的に示す説明図である。
【符号の説明】
B1〜B6…バッファ
U1〜U6…移動局
1…基地局
3…エリア
11…スケジューリング処理部
12…送信バッファ部
13…送信部
14…受信部
15…パケット合成部
21…バッファサイズ確認処理部
22…バッファ滞留時間確認処理部
23…送信バッファ部
24…送信予約部
25…送信部
26…受信部
27…パケット確認部
111…バッファサイズ確認処理部
112…バッファ滞留時間確認処理部

Claims (6)

  1. 複数の移動局と、
    前記移動局毎にパケットを蓄積するバッファ部と、
    前記バッファ部に蓄積されたパケット量を計測する蓄積量確認部と、
    前記移動局毎に定められた送信ブロックサイズよりも前記パケット量が小さいパケットを、前記複数の移動局宛ての送信単位に合成するパケット合成部とを有することを特徴とする移動通信システム。
  2. 前記パケット合成部は、前記パケット量と前記送信ブロックサイズとの比が所定閾値よりも小さい場合に、パケットを合成することを特徴とする請求項1に記載の移動通信システム。
  3. 基地局と複数の移動局との間で通信を行う移動通信方法であって、
    前記移動局毎にパケットを蓄積するステップ(1)と、
    前記ステップ(1)で蓄積されたパケット量を計測するステップ(2)と、
    前記移動局毎に定められた送信ブロックサイズよりも前記パケット量が小さいパケットを、前記複数の移動局宛ての送信単位に合成するステップ(3)とを有することを特徴とする移動通信方法。
  4. 前記ステップ(3)は、前記パケット量と前記送信ブロックサイズとの比が所定閾値よりも小さい場合に行われることを特徴とする請求項3に記載の移動通信方法。
  5. 複数の移動局とパケットを送受信する基地局であって、
    前記移動局毎にパケットを蓄積するバッファ部と、
    前記バッファ部に蓄積されたパケット量を計測する蓄積量確認部と、
    前記移動局毎に定められた送信ブロックサイズよりも前記パケット量が小さいパケットを、前記複数の移動局宛ての送信単位に合成するパケット合成部とを有することを特徴とする基地局。
  6. 前記パケット合成部は、前記パケット量と前記送信ブロックサイズとの比が所定閾値よりも小さい場合に、パケットを合成することを特徴とする請求項5に記載の基地局。
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