JP4141323B2 - エンジン冷却装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、エンジンの回転出力をエンジン冷却ファンの入力部に伝達することによってエンジン冷却ファンを回転駆動するように構成したエンジン冷却装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
上記エンジン冷却装置にあっては、エンジンが駆動されると、エンジン出力がエンジン冷却ファンに伝達されて、この冷却ファンが回動する。また、エンジン冷却ファンが冷却風を発生する回動状態になると、エンジン冷却ファンの駆動のためにエンジンに掛かる駆動負荷が大になる。
このため、従来、たとえば非特許文献1に示されるように、エンジン冷却ファンに流体式クラッチを備え、このクラッチで冷却ファンの回転数をコントロールすることにより、冷却ファンの駆動に起因するエンジンの馬力損失や負荷増大を抑制できるものがあった。
【0003】
【非特許文献1】
GP企画センター編、「自動車のメカはどうなっているか エンジン系」、株式会社グランプリ出版、1999年5月10日第11刷発行、P.167−168
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記した従来のエンジン冷却装置にあっては、クラッチを採用することから、エンジン冷却ファンの駆動構造が複雑になりがちであった。またコスト高になりやすくなっていた。
【0005】
本発明の目的は、エンジンのファン駆動に起因する負荷増大を抑制できるとともに、その割には構造面やコスト面で有利に得られるエンジン冷却装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本第1発明の構成はつぎのとおりである。
【0007】
〔構成〕
エンジンの回転出力をエンジン冷却ファンの入力部に伝達することによってエンジン冷却ファンを回転駆動するように構成するとともに、前記エンジン冷却ファンを、除塵具を備えたラジエータと前記エンジンとの間に配置したエンジン冷却装置において、
前記エンジン冷却ファンの羽根を、除塵具を通してエンジン冷却風を吸引する冷却作用姿勢と、除塵具に向けて逆方向に送風する清掃姿勢とに姿勢変更自在にファン本体に取付けるとともに、前記羽根を前記冷却作用姿勢と前記清掃姿勢とに姿勢切り換えするための駆動操作手段を備えてある。
【0008】
【0009】
【0010】
本第2発明の構成、作用、効果はつぎのとおりである。
【0011】
〔構成〕
本第1発明の構成において、エンジン冷却ファンの羽根を、送風が停止又はほぼ停止する解除姿勢に変更自在にファン本体に取付けるとともに、前記羽根を前記解除姿勢に姿勢切り換えするための駆動操作手段を備えてある
【0012】
〔作用〕
駆動操作手段によって羽根を作用姿勢から解除姿勢に変更すると、エンジン冷却ファンが羽根による送風を停止又はほぼ停止して羽根のために受ける回転抵抗が無くなるとかそれに近い状態になり、エンジンの回転出力がエンジン冷却ファンに対して伝達されるままにしておいても、かつ、エンジン冷却ファンに対する伝動を減速しなくても、エンジンの駆動負荷がエンジン冷却ファンのために増大することを回避できる。
【0013】
〔効果〕
従って、エンジンを始動させるとか、車体を旋回走行させるために走行装置の駆動負荷が増大するなどの際、駆動操作手段を人為的に操作するとか自動的に操作させて羽根を解除姿勢に変更することにより、エンジンの始動負荷がエンジン冷却ファンのために増大することを抑制しながら楽に始動できるとか、エンジン冷却ファンの分、エンジンの駆動負荷を軽減させてエンジンストップを発生しにくくしながら走行できる。また、エンジン冷却水の温度がまだ低いとき、同様に駆動操作手段によって羽根を解除姿勢に変更することにより、エンジン出力が冷却ファンのために消費される動力損失を回避するとか抑制できる。またこのとき、エンジン冷却ファンによる冷却風の供給を停止させるとか抑制し、エンジン冷却水が過剰に冷却されることも防止できる。
この割には、回転数をコントロールするようにクラッチを採用するに比し、羽根を姿勢変更操作できるようにするだけの簡単な構造で済み、伝動構造の面やコスト面で有利にできる。
【0014】
本第3発明の構成、作用、効果はつぎのとおりである。
【0015】
〔構成〕
本第1又は第2発明の構成において、前記エンジンを冷却するための冷却水の温度を検出する水温検出手段を備えるとともに、エンジン冷却水が設定温度以下であれば前記駆動操作手段が前記羽根を前記解除姿勢に姿勢切り換えするように、前記水温検出手段からの情報を基に前記駆動操作手段を操作するファン制御を実行する制御手段を備えてある。
【0016】
〔作用〕
冷却風の供給を必要としないエンジン冷却水温を前記設定温度として設定しておくと、エンジン冷却水の温度がまだ低い場合、水温検出手段からの情報を基に制御手段がファン制御を実行して駆動操作手段が羽根を解除姿勢に切り換え操作する。これにより、エンジン冷却水がまだ低温にあって冷却風を供給する必要がない場合、エンジン冷却ファンを冷却風供給するように駆動すれば、その駆動のためのエンジン動力を損失することになるが、エンジン冷却ファンが送風停止又はそれに近くて駆動抵抗が掛からないとかそれに近い状態になることから、その動力損失が発生しなくなる。
【0017】
〔効果〕
従って、エンジン冷却水がまだ低温にある際、エンジン出力がエンジン冷却ファンの無駄な駆動に使用される動力損失を回避し、エンジン出力を他に有効に利用することができる。
【0018】
本第4発明の構成、作用、効果はつぎのとおりである。
【0019】
〔構成〕
本第1〜第3発明のいずれか一つの構成において、前記エンジンが農用作業車に搭載されており、車体が旋回操作されたことを検出する旋回検出手段を備えるとともに、車体が旋回操作されると、前記駆動操作手段が前記羽根を前記解除姿勢に姿勢切り換えするように、前記旋回検出手段からの情報を基に前記駆動操作手段を操作するファン制御を実行する制御手段を備えてある。
【0020】
〔作用〕
旋回操作されると、旋回検出手段によって検出され、この検出情報を基に制御手段がファン制御を実行して駆動操作手段が羽根を解除姿勢に切り換え操作するものだから、エンジン冷却ファンを冷却風供給するように駆動しながら旋回走行されるに比し、エンジンに掛かる負荷がエンジン冷却ファンの分、軽減するようにして旋回走行される。
【0021】
〔効果〕
農用作業車にあっては、旋回走行する場合、直進走行する場合よりも走行装置の駆動負荷が増大してエンジンに掛かる負荷が増大するが、このときエンジンに掛かる負荷がエンジン冷却ファンの分軽減し、これにより、エンジンストップを発生しにくくしながら、かつ走行装置を確実に駆動しながら旋回走行できる。
【0022】
【発明の実施の形態】
図1に示すように、左右一対のクローラ式走行装置1、運転座席9及びこの運転座席9の前方に位置する操向レバー6などが装備された搭乗型運転部、前記走行装置1などに駆動力を伝達するように運転座席9の下方に設けたエンジン7が装備された原動部を備えた自走機体の機体フレーム2の前部に、刈取り前処理部3を連結し、前記機体フレーム2の後部に、脱穀装置4及び穀粒タンク5を設けて、農作業車の一例としてのコンバインを構成してある。
【0023】
このコンバインは、稲、麦などの穀粒を収穫するものであり、刈取り前処理部3は、リフトシリンダ(図示せず)により、分草具3aなどが地面上近くに位置した下降作業位置と、分草具3aなどが地面上から高く上がった上昇非作業位置に機体フレーム2に対して昇降操作するようになっている。刈取り前処理部3を下降作業位置にして自走機体を走行させると、刈取り前処理部3が前記分草具3aによって植立穀稈を刈取り対象と非刈取り対象に分草し、刈取り対象の植立穀稈を引起し処理するとともに刈取り処理し、刈取穀稈を機体後方に向けて搬送する。刈取り前処理部3からの刈取穀稈を脱穀装置4によって脱穀処理し、脱穀装置4から排出された脱穀粒を穀粒タンク5に回収して貯留していくようになっている。
【0024】
操向レバー6を直進位置から機体左側や右側に揺動操作すると、左右のクローラ走行装置1,1のうち、操向レバー6の揺動方向に対応する側の走行装置1の駆動速度が他方の走行装置1の駆動速度より低下し、左右走行装置1,1の速度差によって機体が操向レバー6の揺動方向に対応する方向に向き変更する。このとき、操向レバー6の機体左側や右側への操作ストロークを大にするほど、旋回内側の走行装置1の駆動速度が低速になり、機体旋回半径が小になる。
【0025】
図2,3に示すように、前記エンジン7は、前記運転座席9を支持する座席支持台に兼用のエンジンボンネット8の内部で、出力軸7aが突出しているエンジン前面が自走機体の横外向きになる搭載姿勢にして前記機体フレーム2に搭載してある。
【0026】
図1,2,3に示すように、前記エンジンボンネット8の機体横外側に連結しているブロー成形品の樹脂製で、かつ中空構造の吸気壁12の外面側の機体上下方向での3箇所に、機体横外側に向かって開口する横外向き吸気口15a,15b,15cを設け、前記吸気壁12の前記エンジンボンネット8の天板8aより上方に突出する部分の内面側に、機体内側に向かって開口する横内向き吸気口16を設け、前記エンジンボンネット8の前壁8bに、運転部内に機体前方側に向かって開口する前向き吸気口17を設け、前記エンジンボンネット8の横側壁8cとエンジン7の間に配置して機体フレーム2に支持させたエンジン冷却用ラジエータ13、このエンジン冷却用ラジエータ13とエンジン7の間に配置したエンジン冷却ファン20、図5などの如くこのエンジン冷却ファン20に支持させた円盤形の姿勢切り換え体31を有した羽根切り換え装置部30をエンジンボンネット8の内部に設けて、エンジン冷却装置を構成してある。
【0027】
図5,6などに示すように、エンジン冷却ファン20は、エンジン7の支持部7bに基端側の丸軸部21aが回動自在に付いている回転支軸21、この回転支軸21の先端側の六角軸部21bに対して取付け部23aで外嵌するとともに六角軸部21bの六角形状のために一体回動自在に係合しているファン本体23、前記回転支軸21の前記丸軸部21aにベルトプーリを連結ボルト25によって一体回転自在に取付けて設けた入力部26を備えて構成してある。
【0028】
図2,4,5などに示すように、前記ファン本体23には、このファン本体23の外周部の回転方向に等間隔を隔てて並んでいる複数箇所に取付けた羽根24を備えてある。エンジン冷却ファン20の前記入力部26と、エンジン7の出力軸7aに一体回動自在に付いている出力プーリ7cにわたって伝動ベルト14を巻回してある。
【0029】
図5,7などに示すように、前記各羽根24は、羽根24の基端部から延出している支軸24aによってファン本体23に対して回動自在に取付けてある。各羽根24の前記支軸24aは、ファン本体23に装着の図9の如きブシュ29に回動自在に装着し、この支軸24aのブシュ29から突出した端部に基端部が連結ボルト27によって一体回動自在に連結している図9の如き操作アーム28によってブシュ29と共に抜け止めしてある。
【0030】
前記羽根姿勢切り換え装置部30は、前記回転支軸21の前記六角軸部21bにバネ収容筒部31aで取付けた前記姿勢切り換え体31、この姿勢切り換え体31の前記バネ収容筒部31aの内部に設けたコイルバネで成る姿勢切り換えバネ32、エンジン7に固定のブラケット40の支持アーム部41に中間部が軸芯33aまわりで回動するように連結している中継揺動体33、この中継揺動体33の一方の遊端部にインナーケーブルの一端側が連結している操作ケーブル34、この操作ケーブル34のインナーケーブルの他端側が連結している揺動リンク35、この揺動リンク35の回転支軸36に一体回動自在に連結している扇形ギヤ37、エンジン7に固定のモータ支持体42に取り付けた駆動操作手段としての電動式の羽根切り換えモータ38を備えて構成してある。
【0031】
前記姿勢切り換え体31の前記バネ収容筒部31aは、回転支軸21の六角軸部21bに摺動自在に対して外嵌するとともに六角軸部21bの六角形状のために一体回動自在に係合している。各羽根24の前記操作アーム28の遊端部に設けた図9の如き連動ピン28aが姿勢切り換え体31の外周部のピン孔に回動自在に入り込んでいる。これにより、姿勢切り換え体31は、エンジン冷却ファン20の前記六角軸部21bに対して一体回転及び摺動自在に付いているとともに操作アーム28を介して各羽根24の支軸24aに連動しており、六角軸部21bに沿って摺動移動することにより、各羽根24の操作アーム28を前記連動ピン28aを介して支軸24aの軸芯まわりで揺動操作して支軸24aを回動操作することによって各羽根24のファン本体23に対する取り付け姿勢を切り換え操作するようになっている。
【0032】
前記姿勢切り換えバネ32は、ファン本体23を反力部材にしてバネ収容筒部31aに押圧作用することにより、姿勢切り換え体31をファン本体23に近い方のストロークエンドと、入力部26に近い方のストロークエンドのうちの入力部26に近い方のストロークエンドに摺動付勢するようになっている。
【0033】
前記中継揺動体33の前記操作ケーブル34が連結している側とは反対の遊端側に、姿勢切り換え体31の前記バネ収容筒部31aの両横側に分かれて位置する一対の操作アーム33b、各操作アーム33bの先端側に遊転自在に取付けた操作ローラ39を有した二又操作部を備えてあり、中継揺動体33は、前記軸芯33aまわりで揺動操作されることにより、前記一対の操作ローラ39で姿勢切り換え体31の側面に押圧作用して、この姿勢切り換え体31を摺動操作するようになっている。前記各操作ローラ39は、図10に示す如く外側に膨らむ湾曲面で成る接触作用面39aの作用により、姿勢切り換え体31の側面に対して点接触で接触して押圧作用するようになっている。平坦面で成る接触作用面で姿勢切り換え体31に対して接触作用すると、操作ローラ39の横幅方向での一端側と他端側の間に周速度差が発生して磨耗が発生しやすくなるが、磨耗が発生しにくい状態で姿勢切り換え体31に対して押圧作用するようになっている。
【0034】
前記揺動リンク35は、前記モータ支持体42に対して前記回転支軸36によって揺動自在に連結している。前記扇形ギヤ37は、前記羽根切り換えモータ38の出力ギヤ38aに噛合っている。
【0035】
これにより、羽根姿勢切り換え装置部30は、羽根切り換えモータ38が駆動操作されると、この羽根切り換えモータ38によって扇形ギヤ37を回転支軸36の軸芯まわりで駆動してこの回転支軸36を介して揺動リンク35を揺動操作し、この揺動リンク35によって操作ケーブル34のインナーケーブルを引っ張り操作することにより、中継揺動体33を姿勢切り換えバネ32に抗して揺動操作し、この中継揺動体33によって姿勢切り換え体31をファン本体23の方に摺動操作するとか、揺動リンク35によって操作ケーブル34のインナーケーブルを緩め操作することにより、中継揺動体33を姿勢切り換えバネ32の操作力で揺動操作し、姿勢切り換えバネ32によって姿勢切り換え体31を入力部26の方に摺動操作し、この姿勢切り換え体31によって各羽根24の姿勢を切り換え操作する。
つまり、図7(イ)に示す如く姿勢切り換え体31を入力部側のストロークエンドに操作すると、この姿勢切り換え体31は、各羽根24の操作アーム28を冷却位置に操作し、図8(イ)に示す如く各羽根24をファン本体23に対して正傾斜方向に傾斜して付いた冷却作用姿勢に操作する。すると、各羽根24は、ファン本体23と共に前記回転支軸21の軸芯まわりで回動することにより、エンジン冷却用ラジエータ13に向けて吸引力を作用させ、前記各吸気口15a,15b,15c,16,17から吸気してエンジン冷却風を発生させてエンジン冷却用ラジエータ13に供給する。
【0036】
図7(ロ)に示すように、姿勢切り換え体31を摺動範囲の中間位置に操作すると、この姿勢切り換え体31は、各羽根24の操作アーム28を中立位置に操作し、図8(ロ)に示す如く各羽根24をファン本体23に対して平行又はほぼ平行になって付いた送風解除姿勢に操作する。すると、各羽根24は、ファン本体23と共に回転支軸21の軸芯まわりで回動しても、エンジン冷却風も清掃風も発生させないか、あるいはほとんど発生させないように送風を停止又はほぼ停止する。
【0037】
図7(ハ)に示すように、姿勢切り換え体31をファン本体側のストロークエンドに操作すると、姿勢切り換え体31は、各羽根24の操作アーム28を清掃位置に操作し、図8(ハ)に示如く各羽根24をファン本体23に対して逆傾斜方向に傾斜して付いた清掃作用姿勢に操作する。すると、各羽根24は、ファン本体23と共に回転支軸21の軸芯まわりで回動することにより、エンジン冷却用ラジエータ13に向けて送風して清掃風を発生させ、この清掃風を吸気壁12の主として下部の前記2箇所の横外向き吸気口15b、15cに向けて供給する。
【0038】
これにより、このエンジン冷却装置は、エンジン7の出力軸7aからの回転出力を伝動ベルト14によって入力部26に伝達してエンジン冷却ファン20を回転支軸21の軸芯まわりで回転するように駆動する。羽根切り換えモータ38が冷却状態に操作されてエンジン冷却ファン20の各羽根24が冷却作用姿勢に切り換えられていると、エンジン冷却ファン20が各羽根24によってエンジン冷却用ラジエータ13に向けて吸気作用する。これにより、エンジンボンネット外の空気を前記各横外向き吸気口15a,15b,15c及び前記横内向き吸気口16から吸気壁12の内部に、かつ、前記前向き吸気口17から前壁8bの内部にそれぞれ吸引し、吸気壁12の上部に位置する横外向き吸気口15a及び横内向き吸気口16から吸引した空気を、吸気壁12の内部を通してエンジンボンネット8の横側壁8cの前側に導入して、前向き吸気口17から吸引した空気を、前壁8bの内部、及び、前壁8bと吸気壁12の内部どうしを連通させている図3の如き連通孔18を通して前記エンジンボンネット横側壁8cの前側に導入して、エンジンボンネット8の直横側方に位置する2つの横外向き吸気口15b,15cから吸引した空気に合流させてエンジン冷却風を発生させ、このエンジン冷却風を前記エンジンボンネット横側壁8cの開口19からエンジン冷却ラジエータ13に供給し、このラジエータ内のエンジン冷却水をエンジン冷却風と熱交換させて冷却する。このとき、各給気口15a,15b,15c,16,17に、多数の通気孔を備えた板体で成る除塵具43を設けてあり、ボンネット外の空気をこの除塵具43を通してワラ屑などの塵埃を除去しながら吸引する。
羽根切り換えモータ38が清掃状態に操作されてエンジン冷却ファン20の各羽根24が清掃作用姿勢に切り換えられていると、エンジン冷却ファン20が各羽根24によってエンジン冷却用ラジエータ13を通して吸気壁12の主として下部の2つの吸気口15b,15cに向けて清掃風を供給する。これにより、この2つの吸気口15b,15cの除塵具43に付着しているワラ屑などの塵埃を吹き落とすようにこの2つの除塵具43に清掃風を供給する。
羽根切り換えモータ38が送風停止状態に操作されてエンジン冷却ファン20の各羽根24が送風解除姿勢に切り換えられていると、エンジン冷却ファン20の駆動のためにエンジン7に掛かる負荷が軽減するように、エンジン冷却ファン20が各羽根24による回動抵抗を受けないとかそれに近い状態で駆動されるようになる。
【0039】
図11に示すように、前記羽根切り換えモータ38を連係させた制御手段50に、エンジン始動検出手段51、エンジン稼動検出手段52、冷却水温検出手段53、機体旋回検出手段54、作業検出手段54を連係させてある。前記制御手段50には、図5に示す如く前記揺動リンク35の付近に設置した3個の検出スイッチ56,57,58も連係させてある。
【0040】
前記エンジン始動検出手段51は、エンジン7を始動させるスタータ装置(図示せず)が操作されると、このことの検出結果を基にエンジン7が始動操作されている状態にあると検出し、この検出結果を電気信号にして制御手段50に出力する。
【0041】
エンジン稼動検出手段52は、エンジン7の回転出力があることを検出する回転センサーで成り、エンジン7の回転出力があることの検出結果を基にエンジン7が稼動中であると検出し、この検出結果を電気信号にして制御手段50に出力する。
【0042】
前記冷却水温検出手段53は、前記エンジン冷却用ラジエータ13の冷却水の温度を検出し、この検出水温を電気信号にして制御手段50に出力する。
【0043】
機体旋回検出手段54は、前記操向レバー6が機体を直進走行するように操向操作する直進位置から左向きや右向きに設定角度以上に向いて走行するように操向操作する旋回位置に操作されると、このことの検出結果を基に機体が旋回走行する状態にあると検出し、この検出結果を電気信号にして制御手段50に出力する。
【0044】
作業検出手段54は、脱穀装置に対する伝動を入り切りする脱穀クラッチ(図示せず)が入りに操作されると、このことの検出結果を基に機体が作業状態にあると検出し、この検出結果を電気信号にして制御手段50に出力する。
【0045】
前記3個の検出スイッチ56〜58は、前記揺動リンク35の操作位置の検出結果を基に羽根切り換えモータ38がいずれの操作状態に操作されたかを検出し、この検出結果を電気信号にして制御手段50に出力する。3個の検出スイッチ56〜58のうちの検出スイッチ56は、羽根切り換えモータ38が冷却状態に操作されたことを検出するものであり、検出スイッチ57は、羽根切り換えモータ38が送風解除状態に操作されたことを検出するものであり、検出スイッチ58は、羽根切り換えモータ38が清掃状態に操作されたことを検出するものである。
【0046】
前記制御手段50は、マイクロコンピュータを利用して構成してあるとともに、図12〜15に示す如く前記各検出手段51〜55及び前記各検出スイッチ56〜58からの検出情報を基に羽根切り換えモータ38を操作するファン制御を実行するように構成してある。
すなわち、図12に示すように、エンジン始動検出手段51からの情報を基にエンジン7が始動中であるか否かを判断し、始動中であると判断した場合には第1ファン制御を実行し、エンジン稼動検出手段52からの情報を基にエンジン7が稼動中であるか否かを判断し、稼動中であると判断した場合には、第2、第3、第4ファン制御を実行する。
図13に示すように、第1ファン制御は、冷却水温検出手段53からの検出情報を基に、エンジン冷却水の検出温度tが、エンジン冷却水の強制冷却を必要としないものとして設定した設定冷却不要最高温度a以下にあるか否かを判断し、設定冷却不要最高温度a以下にあると判断した場合には、羽根24が送風解除姿勢に切り換えられるように羽根切り換えモータ38を送風停止状態に操作する。エンジン冷却水が設定冷却不要最高温度a以下ではないと判断した場合には、羽根24が冷却作用姿勢に切り換えられるように羽根切り換えモータ38を冷却状態に操作するものである。これにより、制御手段50は、エンジン7が始動操作されると、これに伴い、エンジン冷却水が設定冷却不要最高温度a以下にあれば、羽根24が送風解除姿勢に切り換えられるように羽根切り換えモータ38を送風停止状態に操作し、エンジン7が始動操作されても、エンジン冷却水が設定冷却不要最高温度a以下でなければ、羽根24が冷却作用姿勢に切り換えられるように羽根切り換えモータ38を冷却状態に操作するファン制御を実行する。
【0047】
図14に示すように、第2ファン制御は、機体旋回検出手段54からの検出情報を基に、機体が設定操向角度以上での旋回操作状態にあるか否かを判断し、機体が設定操向角度以上での旋回操作状態にあると判断した場合には、羽根24が送風解除姿勢に切り換えられるように羽根切り換えモータ38を送風停止状態に操作する。機体が設定操向角度以上での旋回操作状態ではないと判断した場合には、羽根24が冷却作用姿勢に切り換えられるように羽根切り換えモータ38を冷却状態に操作するものである。
【0048】
図15に示すように、第3ファン制御は、冷却水温検出手段53からの検出情報を基に、エンジン冷却水が前記設定冷却不要最高温度a以下であるか否かを判断し、エンジン冷却水が設定冷却不要最高温度a以下にあると判断した場合には、羽根24が送風解除姿勢に切り換えられるように羽根切り換えモータ38を送風停止状態に操作する。エンジン冷却水が前記設定冷却不要最高温度a以下ではないと判断した場合には、羽根24が冷却作用姿勢に切り換えられるように羽根切り換えモータ38を冷却状態に操作するものである。
【0049】
図16に示すように、第4ファン制御は、冷却水温検出手段53からの検出情報を基に、エンジン冷却水が前記設定冷却不要最高温度a以下であるか否かを判断し、かつ、作業検出手段55からの検出情報を基に、作業状態にあるか否かを判断し、エンジン冷却水が前記設定冷却不要最高温度a以下であると判断した場合には、羽根24が送風解除姿勢に切り換えられるように羽根切り換えモータ38を送風停止状態に操作する。エンジン冷却水が前記設定冷却不要最高温度a以下ではないと判断し、かつ、作業状態ではないと判断した場合は、羽根24が冷却作用姿勢に切り換えられるように羽根切り換えモータ38を冷却状態に操作する。作業状態にあると判断した場合には、羽根24が冷却作用姿勢に切り換えられるように羽根切り換えモータ38を冷却状態に操作し、羽根24を冷却作用姿勢に切り換えてから設定冷却時間t0が経過すると、羽根24が清掃作用姿勢に切り換えられるように羽根切り換えモータ38を清掃状態に切り換え操作し、羽根24を清掃作用姿勢に切り換えてから、除塵具43の清掃に必要なものとして設定した設定清掃時間t1が経過すると、羽根24が冷却状態に戻されるように羽根切り換えモータ38を冷却状態に切り換え操作するものである。すなわち、羽根24を設定冷却時間t0だけ冷却作用姿勢にするための羽根切り換えモータ38の操作と、羽根24を設定清掃時間t1だけ清掃作用姿勢にするための羽根切り換えモータ38の操作を繰り返して行なうものである。
【0050】
つまり、エンジン7を始動させる際、エンジン冷却水が設定冷却不要最高温度a以下にあれば、制御手段50によるファン制御のために羽根切り換えモータ38が羽根24を送風解除姿勢に自動的に切り換え操作してエンジン冷却ファン20が羽根24による回動抵抗の掛からない又はそれに近い状態になり、その分スタータモータに掛かる負荷が軽くなるようにしながら始動できる。
【0051】
エンジン7が掛かった後においても、エンジン冷却水があまり温度上昇しなくてまだ設定冷却不要最高温度a以下にある間とか、操向レバー6を直進位置から左や右向きの操向位置に操作して機体を設定操向角度以上で左や右向きに向き変更させて走行させる際、制御手段50によるファン制御のために羽根切り換えモータ38が羽根24を送風解除姿勢に自動的に切り換え操作してエンジン冷却ファン20が羽根24による回動抵抗の掛からない又はそれに近い状態になり、その分エンジン7に掛かる負荷が軽くなり、エンジン冷却水の強制冷却が不要であるにもかかわらずエンジン冷却ファン20を送風状態で駆動する動力損失を回避しながら、直進向きやそれに近い向きに走行する場合に比して走行装置1の駆動のためにエンジン7に掛かる負荷が増大する割にはエンジンストップを発生しにくくしながら走行や作業できる。
【0052】
作業時は、エンジン冷却ファン20が各吸気口15a,15b,15c,16,17からエンジン冷却風を吸引することから、ワラ屑なども吸引されて除塵具43に付着しやすくなるが、制御手段50によるファン制御のために定期的に羽切り換えモータ38が羽根24を清掃作用姿勢に自動的に切り換え操作してエンジン冷却ファン20が清掃風を供給して主として吸気口15b,15cの除塵具43に付着したワラ屑などを清掃風によって吹き落とし、その吸気口15b,15cの除塵具43の目詰まりを発生しにくくしながら作業できる。
〔別実施形態〕
機体旋回検出手段54としては、上記実施形態の如く操向レバー6の操作位置を検出するセンサーを採用して実施する他、刈取り前処理部3の刈取穀稈搬送装置に穀稈が存在しなくなったことの検出結果に基づいて旋回状態にあると検出するセンサーなど、旋回時に作業停止する各種の装置部分の作業停止を検出するセンサーを採用して実施してもよい。
【0053】
本発明は、コンバインの他、トラクター、田植機など各種の農作業車、その他の車輌などに装備されるエンジン冷却装置にも適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 コンバイン全体の側面図
【図2】 エンジン冷却装置の正面図
【図3】 エンジンボンネット内の平面図
【図4】 エンジンの正面図
【図5】 羽根切り換え装置部の正面図
【図6】 エンジン冷却ファンの正面図
【図7】 (イ)は、羽根の冷却姿勢を示す側面図、(ロ)は、羽根の送風停止姿勢を示す側面図、(ハ)は、羽根の清掃姿勢を示す側面図、
【図8】 (イ)は、羽根の冷却姿勢を示す平面図、(ロ)は、羽根の送風停止姿勢を示す平面図、(ハ)は、羽根の清掃姿勢を示す平面図、
【図9】 羽根の支軸および操作アームの分解状態での斜視図
【図10】 中継揺動体の操作ローラの断面図
【図11】 ファン制御のブロック図
【図12】 ファン制御のフロー図
【図13】 ファン制御のフロー図
【図14】 ファン制御のフロー図
【図15】 ファン制御のフロー図
【図16】 ファン制御のフロー図
【符号の説明】
7 エンジン
20 エンジン冷却ファン
23 ファン本体
24 羽根
26 入力部
38 駆動操作手段
51 始動検出手段
53 水温検出手段
54 旋回検出手段

Claims (4)

  1. エンジンの回転出力をエンジン冷却ファンの入力部に伝達することによってエンジン冷却ファンを回転駆動するように構成するとともに、前記エンジン冷却ファンを、除塵具を備えたラジエータと前記エンジンとの間に配置したエンジン冷却装置であって、
    前記エンジン冷却ファンの羽根を、除塵具を通してエンジン冷却風を吸引する冷却作用姿勢と、除塵具に向けて逆方向に送風する清掃姿勢とに姿勢変更自在にファン本体に取付けるとともに、前記羽根を前記冷却作用姿勢と前記清掃姿勢とに姿勢切り換えするための駆動操作手段を備えてあるエンジン冷却装置。
  2. エンジン冷却ファンの羽根を、送風が停止又はほぼ停止する解除姿勢に変更自在にファン本体に取付けるとともに、前記羽根を前記解除姿勢に姿勢切り換えするための駆動操作手段を備えてある請求項1記載のエンジン冷却装置。
  3. 前記エンジンを冷却するための冷却水の温度を検出する水温検出手段を備えるとともに、エンジン冷却水が設定温度以下であれば前記駆動操作手段が前記羽根を前記解除姿勢に姿勢切り換えするように、前記水温検出手段からの情報を基に前記駆動操作手段を操作するファン制御を実行する制御手段を備えてある請求項1又は2記載のエンジン冷却装置。
  4. 前記エンジンが農用作業車に搭載されており、車体が旋回操作されたことを検出する旋回検出手段を備えるとともに、車体が旋回操作されると、前記駆動操作手段が前記羽根を前記解除姿勢に姿勢切り換えするように、前記旋回検出手段からの情報を基に前記駆動操作手段を操作するファン制御を実行する駆動制御手段を備えてある請求項1〜3のいずれか1項に記載のエンジン冷却装置。
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