JP4140019B2 - 照明器具 - Google Patents

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、照明器具の改良に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、公園や駅前広場等で使用する照明器具は、例えば図５に示すように、一般的には下面開口形の照明器具本体１の内部に、反射体２を装着し、例えば複数本のビスで固定してある。また同反射体の内部に発光部が位置するように光源を装着して構成してある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記した照明器具によると、照明器具本体の反射板取付部の形状が一定で、また反射板は特定の形状に構成されているので、照明器具の使用場所に応じて異なる配光の照明器具を使用したい場合は、異なる配光の照明器具を複数用意しなければならなず、またコスト高となる欠点がある。
【０００４】
本発明は上記の点に鑑み発明したものであって、照明器具本体を共通にし、照明器具本体の内部に配光に応じて複数のリブを形成し、リブの頂部の高さに応じて所望の配光を得ることができる照明器具を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するために次の構成とする。つまり請求項１に記載の発明は、下面開口形の照明器具本体の内部に、反射体を装着してなる照明器具に関する。また照明器具本体の天面に、所定の間隔を有して複数のリブを形成し、また各リブの高さは反射板の得ようとする曲面形状に合わせて構成してある。さらに照明器具本体の両側内面に複数状のリブを形成してある。そして、天面の複数のリブの頂部に接触して柔軟性を有する反射板を嵌入配置し、さらに両側内面の複数状のリブの頂部に接触して柔軟性を有する側面反射板を嵌入配置して構成してある。また照明器具本体の天面に設けた反射板は側面反射板の内端で押圧支持するように構成してある。同構造の照明器具によると、リブの高さの異なる照明器具に柔軟性を有する反射板を嵌入配置することにより、所望の配光の照明器具をえることができる。また反射板の取付けは容易となり照明器具は安価に製造することができる。
【０００６】
請求項２に記載の発明は請求項１に記載の発明において、リブの頂面に掛合突起を設け、同掛合突起に側面反射板に設けた空孔を掛合した後、プッシュナットにより押さえるように構成してある。同構造の照明器具によると、反射板を容易に取り付けることができる。
【０００７】
【発明の実施の形態】
以下本発明を図１乃至図４について説明する。図１乃至図３において、１１は下面開口形の照明器具本体であって、例えばアルミ鋳物で構成してある。１２は照明器具本体１の天面に所定の間隔を有して一体的に形成した複数のリブであって、図２及び図３に示すように、照明器具本体１の前後方向に沿って４ｃｍの間隔で構成してある。なお同リブ１２は照明器具本体１１の長手方向の天面に一体的に構成したものを複数配置して構成してもよい。また同リブ１２の頂面は得ようとする配光に応じて形状を特定して構成してある。また同リブ１２は横方向に８ｃｍの間隔で構成してある。
【０００８】
１３は照明器具本体１１の両側内面に形成した複数状のリブであって、同リブの頂面の形状は照明器具本体１１の両側内面に配置する反射板の形状や角度に対応する形状として構成してある。１４は柔軟性を有する反射板であって、照明器具本体１１の天面の複数のリブ１２の頂面に接触するように嵌入配置して構成してある。同反射板は例えば０．５ｍｍ程度の厚さのアルミニュウム材で構成する。１５は照明器具本体１１の両側内面に配置する柔軟性を有する側面反射板であって、複数状のリブ１３の頂面に接触するように配置して構成してある。また同リブ１３の頂面に掛合突起を設けておき、側面反射板１５に設けた空孔を掛合突起に掛合した後、いわゆるプッシュナットにより押さえて固定する。このとき、反射板１４は側面反射板１５の内端で押圧支持する。
【０００９】
図４は他の実施例を示すもので、同図において、１６は照明器具本体１１の天面に、所定の間隔を有し、且つ高さを調整し得るように配置してなる複数のリブ１６である。また同リブ１６は高さの異なるものを複数用意し、照明器具本体１１の天面に、例えばビスにより支持する。また同リブ１３の頂面に掛合突起を設けておき、反射板１５に設けた空孔を掛合し、図１乃至図３に照明器具と同様に、反射板１４は側面反射板１５の内端で押圧支持する。また同照明器具にると、同リブ１３を高さの異なるものと交換し、反射板１４と側面反射板１５を支持することにより、配光の異なる照明器具を容易に得ることができる。
【００１０】
【発明の効果】
上記した請求項１に記載の本発明によると、照明器具本体を共用し、高さの異なる照明器具を複数用意し、また照明器具本体の内部のリブに対応して反射板を嵌入配置することにより、所望の配光を得ることのできる特別な効果がある。
【００１１】
上記した請求項２に記載の本発明によると、リブの頂面に、同掛合突起に反射板に設けた空孔を掛合した後、プッシュナットにより押さえることにより反射板を容易に取り付けることができる特別な効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係る照明器具の一部分解側面図。
【図２】図１に示す照明器具の底面図。
【図３】図１に示す照明器具の一部拡大正面図。
【図４】本発明に係る他の照明器具の一部分解側面図。
【図５】従来の照明器具の一部分解正面図。
【符号の説明】
１１ 照明器具本体
１２ リブ
１３ リブ
１４ 反射板
１５ 側面反射板
１６ リブ

Claims (2)

1. 下面開口形の照明器具本体の内部に、反射体を装着してなる照明器具において、照明器具本体の天面に、所定の間隔を有して複数のリブを形成し、また各リブの高さは反射板の曲面形状に合わせて構成し、さらに照明器具本体の両側内面に複数状のリブを形成し、天面の複数のリブの頂部に接触して柔軟性を有する反射板を嵌入配置し、さらに両側内面の複数状のリブの頂部に接触して柔軟性を有する側面反射板を嵌入配置し、照明器具本体の天面に設けた反射板は側面反射板の内端で押圧支持するように構成したことを特徴とする照明器具。
2. リブの頂面に掛合突起を設け、同掛合突起に側面反射板に設けた空孔を掛合した後、プッシュナットにより押さえるように構成したことを特徴とする請求項１記載の照明器具。

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