JP4138969B2 - 水栓取付け機構 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば台所の流し台などの水栓取付板部に対して、水栓取付板部上方からの一人作業によって水栓を取り付けることができるようにした水栓取付け機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】
例えば混合湯水の吐水管を備えた湯水混合栓本体を台所の流し台のシンク背面側に位置する水栓取付板部(以下、単に面板という)上に取付けるにあたり、従来では、図8に示すように、作業者がシンク下部に潜り込み、座パッキン81を装着した混合栓取付足82にパッキン83、座金84およびロックナット85をこの順に嵌込みながらロックナット85を、混合栓取付足82の外周面に形成したねじ部86に締付けるというふうに下からの作業を行っていたから、作業時間と手間がかかり作業性が悪く、締付けが不十分であると混合栓本体87が緩みだすといった問題がある上に、締付け時においては混合栓本体87の共まわりを防止するために混合栓本体87を押さえる別の作業者が必要であった。
【0003】
この発明は、作業者が一人で、かつ、簡易に混合栓本体を面板上に取付けることができる水栓取付け機構を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、この発明は、供給管挿通用の貫通孔が開設された水栓取付板部の上部に、供給管の挿通孔を有する水栓取り付け用のアダプターを、それらの両孔を連通させる状態で上方から固定し、このアダプターに水栓を取り付けるようにした水栓取付け機構であって、前記アダプターに、前記貫通孔に挿通可能な少なくとも2本のホルダーガイドを設けるとともに、このホルダーガイドの少なくとも1本を、上部に回転操作頭部を有するネジ部材にして、前記アダプターに対して回転可能に構成し、これらホルダーガイドに、前記貫通孔を上方から通過する第1姿勢と、回転に伴って水栓取付板部の下面に係止する第2姿勢とに、それぞれ切り換え可能にホルダーを設けるとともに、これらのホルダーの下方に、前記貫通孔を通過可能な大きさに形成してあり、かつ、供給管の挿通用空間を形成してある1個の締付金具を設け、この締付金具に、前記ネジ部材と成したホルダーガイドを螺着し、残りのホルダーガイドについては、これを前記締付金具に係止させて、ネジ部材と成したホルダーガイドの回転による前記締付金具の螺進に伴って上記ホルダーを持ち上げて、このホルダーとアダプターとによって水栓取付板部を挟着するように構成する一方、前記ホルダーガイドに取り付けられた前記締付金具およびその上方に位置する前記ホルダー間に、ホルダー下面に係合するスベリコアとこのスベリコアに当接するよう締付金具上面に位置するスベリ座とで構成される一対の樹脂製スベリ部材を設け、前記スベリコアと前記スベリ座との当接面を、前記ホルダーの第2姿勢への切り換わり状態で互いに密接するように形成して、当接面間でのカム作用による前記ホルダーの回転に伴って、このホルダーを第1姿勢から第2姿勢に切り換えるように構成して成る。
【0005】
また、この発明は別の観点から、供給管挿通用の貫通孔が開設された水栓取付板部の上部に、供給管の挿通孔を有する水栓取り付け用のアダプターを、それらの両孔を連通させる状態で上方から固定し、このアダプターに水栓を取り付けるようにした水栓取付け機構であって、前記アダプターに、前記貫通孔に挿通可能な2本のホルダーガイドを設けるとともに、これらホルダーガイドを、上部に回転操作頭部を有するネジ部材にして、前記アダプターに対して回転可能に構成し、これらホルダーガイドに、前記貫通孔を上方から通過する第1姿勢と、回転に伴って水栓取付板部の下面に係止する第2姿勢とに、それぞれ切り換え可能にホルダーを設けるとともに、これらのホルダーの下方に、前記貫通孔を通過可能な大きさに形成してあり、かつ、供給管の挿通用空間を形成してある1個の締付金具を設け、この締付金具に、前記各ホルダーガイドを螺着し、ホルダーガイドの回転による前記締付金具の螺進に伴って上記ホルダーを持ち上げて、このホルダーとアダプターとによって水栓取付板部を挟着するように構成する一方、前記締付金具と前記ホルダーとの当接面を、前記ホルダーの第2姿勢への切り換わり状態で互いに密接するように形成して、当接面間でのカム作用による前記ホルダーの回転に伴って、このホルダーを第1姿勢から第2姿勢に切り換えるように構成して成る。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下にこの発明の実施の形態について説明する。なお、この発明はそれによって限定されるものではない。
【0007】
図1〜図5は、アダプター7に2本のホルダーガイド14,14を設け、これらホルダーガイド14,14をネジ部材にしてアダプター7に対して回転可能に構成するとともに、締付金具16およびホルダー15,15間にスベリコアとスベリ座とで構成される一対の樹脂製スベリ部材を設けたこの発明の第1の実施形態を示す。
【0008】
図1〜図5において、1は水栓の一例の湯水混合栓で、湯および水の供給管2,3と、湯水の混合比と止水を含む吐水量調節用のレバー4と、混合湯水の吐水管5とを備えて成る。
【0009】
6は水栓取付け用のアダプター7を備えた水栓取付け機構で、前記供給管2,3を挿通するための貫通孔8が開設された水栓取付板部(以下、単に面板という)9の上部に、前記アダプター7を面板9上方から固定するように構成されている。
【0010】
前記アダプター7は、面板9の貫通孔8よりも大径で、前記供給管2,3の挿通孔11を形成するようにリング状に形成してある。そして、このアダプター7の内面部に、前記貫通孔8に臨ませる状態で2個のスリーブ体12を膨出し、各スリーブ体12に上下を貫く透孔13を形成している。
【0011】
14,14は、回転操作頭部Tを有するネジ部材としてのホルダーガイドで、これらのホルダーガイド14,14を、前記透孔13に上方から回転可能に挿通し、かつ、ホルダーガイド14,14のそれぞれを、前記貫通孔8に対しても挿通可能に構成してある。そして、これらホルダーガイド14,14に、前記貫通孔8を上方から通過する第1姿勢〔図4(A)参照〕と、回転に伴って図4(A)に示す閉じた状態から図4(B)に示すように開いた状態で面板9の下面9aに係止する第2姿勢とに、それぞれ切り換え可能にホルダー15,15を設けている。なお、図4(A)、図4(B)において、70はアダプター7の外周面を示している。
【0012】
このホルダー15は、羽根状で所定の厚みを有し、一端にはホルダーガイド14が挿通可能な大きさの挿通孔18が形成されている。また、挿通孔18の近傍でホルダー15他端寄りには係合孔15aが形成されている。すなわち、図5にも示すように、ホルダー15は、一端側の下部を切欠いてあり、垂直段差mを介して厚みが小である一端部Aと大である他端部Bで構成されており、この一端部Aに先端側から前記挿通孔18および係合孔15aがこの順で設けられている。
【0013】
16は、上面視略U字型で、前記貫通孔8を通過可能な大きさの1個の締付金具である。この締付金具16には、前記供給管2,3の挿通を許容する挿通空間としての切欠17が形成されている。また、両端部に、スリーブ体16a,16aを膨出形成してある。このスリーブ体16aには、アダプター7に設けた前記透孔13と同芯状の孔20が形成されている。この孔20は、ホルダーガイド14の螺着用ネジ孔である。そして、ホルダーガイド14,14にそれぞれホルダー15を前記挿通孔18を通して保持させながら、続いて、締付金具16の前記ネジ孔20にホルダーガイド14を螺着して、ホルダー15の抜け止めを図っている。すなわち、水栓取付け時においては、ホルダーガイド14に対して、上から順にアダプター7、ホルダー15および締付金具16が位置することになる。
【0014】
更に、この発明では、締付金具16およびホルダー15間に、ホルダー15の前記一端部Aの下面(ホルダー下面)Sに係合するスベリコア22とこのスベリコア22に当接するよう締付金具16のスリーブ体16aを覆うスベリ座23とで構成される一対の樹脂製スベリ部材24を設けている。
【0015】
以下、このスベリ部材24について説明する。
【0016】
図2、図5に示すように、スベリコア22は、前記ホルダー下面Sに係合した状態で前記垂直段差mに当接する側部垂直面f1 、同じく係合状態でホルダー下面Sに当接する上部水平面f2 、同じく係合状態で係合孔15aに係合する上部突起25、同じく係合状態でホルダー15に設けた前記挿通孔18に連通する連通孔26、底部水平スベリ面(当接面)f3 および連通孔26が位置する底部傾斜スベリ面(当接面)f4 を有する。なお、図5において、n,nは、スベリ面f3 ,f4 間に形成した左右一対の緩傾斜面である。
【0017】
一方、スベリ座23は、ホルダーガイド14が挿通する挿通孔27と、この挿通孔27に連通するスリーブ体16a収容部28と、ホルダーガイド14,14が開いた第2姿勢〔図4(B)参照〕でスベリコア22の前記底部傾斜スベリ面f4 に当接する上部傾斜面(当接面)f5 と、底面f6 と、スリーブ体16aを覆った状態ではこの底面f6 と締付金具16の底面a6 が面一になるよう高さが設定された切欠30を有する周面f7 とを備えている。
【0018】
更に、ホルダーガイド14,14が開いた状態〔図4(B)参照〕では、図1および図3に示したように、スベリコア22の前記底部傾斜スベリ面f4 とスベリ座23の前記上部傾斜面f5 が当接するが、この実施形態では、図3および図5に示したように、前記上部傾斜面f5 を緩やかなアールを有する凹形状にしている。一方、前記底部傾斜スベリ面f4 を緩やかなアールを有する凸形状にしている。
【0019】
このように、締付金具16のスリーブ体16aに取り付けられたスベリ座23とホルダー15の下面Sに取り付けられたスベリコア22との当接面f5 ,f4 を、前記ホルダー15の第2姿勢への切り換わり状態で互いに密接するように、外下がりになる傾斜面に形成して、傾斜面f5 ,f4 間でのカム作用によるホルダー15の回転に伴って、このホルダー15を第1姿勢から第2姿勢に切り換えるように構成している。
【0020】
そして、上記の当接面f5 ,f4 として、この実施形態では、図5に示すように、30度の傾斜角α,βを持つ傾斜面としているが、これを外下がりになる単一平面の傾斜面にしてもよいのであり、かつ、傾斜角にしても、30度に限られるものではなく、20度から60度の範囲など、任意に設定可能である。また、スベリ座23とスベリコア22との当接面を外上がりになる傾斜面に形成してもよい。更に、スベリ座23とスベリコア22との当接面を水平面に形成してもよい。
【0021】
上記の構成によれば、ホルダーガイド14,14に設けた2個のホルダー15を、スベリ部材24を介して指で寄せ集めるように回転させ、このホルダー15を第1姿勢〔図4(A)参照〕にして面板9の貫通孔8に嵌め込み、貫通孔8を通過させると、前記傾斜面f5 ,f4 間でのカム作用でホルダー15が回転して、ホルダー15が第1姿勢から第2姿勢〔図3、図4(A)参照〕に切り換わる。
【0022】
この場合、ホルダー15,15は自重で自然に開いて(回転して)第2姿勢に切り換わるが、スベリ座23とスベリコア22は樹脂製であることから、金属製のものに比してスベリ易い。つまり、潤滑性が良好であるから、必要に応じてアダプター7を往復回転させてホルダー15,15に回転方向の遠心力を与えなくても、ホルダー15,15を確実に第2姿勢に切り換えさせることができる。
【0023】
ここで、ホルダーガイド14,14を右ネジにした場合、一方のホルダーガイド14を面板9の上方で右回転させると、この回転に伴って締付金具16が、スベリ部材24を介して第2姿勢に切り換えられた2個のホルダー15を持ち上げる。
このとき、一方のホルダーガイド14を右回転させるだけであるから、まず、ホルダーガイド14に螺着している締付金具16のスリーブ体16a,16aのうち、一方のホルダーガイド14のスリーブ体16aが一方のホルダーガイド14に沿って螺進により上昇するだけで、他方のホルダーガイド14の回転操作頭部Tが、アダプター7のスリーブ体12から、一方のホルダーガイド14に沿って上昇するスリーブ体16aの上昇分だけ突出する。
続いて、他方のホルダーガイド14を面板9の上方で右回転させると、この回転に伴って、他方のホルダーガイド14のスリーブ体16aも螺進して最終的にホルダー15が面板9の下面9aに係止する。よって、ホルダー15はアダプター7とによって面板9を挟着することになる。
【0024】
この場合、前記傾斜面f5 を緩やかなアールを有する凹形状にし、前記傾斜面f4 を緩やかなアールを有する凸形状にしているので、ホルダーガイド14,14を回転操作によってホルダー15,15が第2姿勢の状態からずれるといった事態を確実に回避できる。つまり、ホルダー15,15を第2姿勢の状態に確実に位置決めできる。
【0025】
上記構成の水栓取付け機構6によれば、ホルダーガイド14,14を回転操作するだけで、水栓取付け用のアダプター7を、面板9の上部に面板9上方から固定することができるのであって、爾後は、湯水混合栓1に接続の供給管2,3をアダプター7の供給管挿通孔11に上方から挿通し、かつ、この湯水混合栓1の下部側をアダプター7に内嵌合させて、ビスe止め(図1、図2参照)することで、面板9に対する湯水混合栓1の一連の取り付けを、面板9上方での一人作業によって楽に行うことができる。そして、この実施形態では、2本のホルダーガイド14,14を設けたので、3本使用する場合に比して、供給管2,3の挿通をスムーズにできる利点を有する。
【0026】
図6は、回転操作頭部Tを有するネジ部材14と、抜け止め頭部tを有するリベット部材40とをそれぞれホルダーガイドとして、これらのホルダーガイド14,40を、前記透孔13に上方から回転可能に挿通し、かつ、ホルダーガイド14,40のそれぞれを前記貫通孔8に対しても挿通可能に構成して、これらホルダーガイド14,40に、前記貫通孔8を上方から通過する第1姿勢と、回転に伴って前記面部9の下面9aに係止する第2姿勢とにそれぞれ切り換え可能にホルダー15,15を設けたこの発明の第2の実施形態を示す。なお、図6において、図1〜図5に示した符号と同一のものは、同一または相当物である。
【0027】
この場合、ホルダーガイド14を右ネジにした場合、ホルダーガイド14を面板9の上方で右回転させると、この回転に伴って締付金具16が、スベリ部材24を介して第2姿勢に切り換えられた2個のホルダー15を持ち上げる。
このとき、ホルダーガイド14を右回転させると、ホルダーガイド14に螺着している締付金具16のスリーブ体16aがホルダーガイド14に沿って螺進により上昇するのみならず、リベット部材40に挿通されたスリーブ体16aもリベット部材40に沿ってスライドすることにより上昇する。
よって、この実施形態では、ホルダーガイド14を面板9の上方で右回転させるだけで、この回転に伴って、最終的にホルダー15を面板9の下面9aに係止させることができ、ホルダー15はアダプター7とによって面板9を挟着することになる。
【0028】
図7は、上部に回転操作頭部Tを有するネジ部材としての2本のホルダーガイド14,14を貫通孔8に挿通可能なようにアダプター7に設け、1個の締付金具16に、各ホルダーガイド14を螺着し、ホルダーガイド14の回転による締付金具16の螺進に伴ってホルダー15を持ち上げて、このホルダー15とアダプター7とによって面板9を挟着するように構成したこの発明の第3の実施形態を示す。なお、図7において、図1〜図6に示した符号と同一のものは、同一または相当物である。
【0029】
そして、この実施形態では、2本のホルダーガイド14,14を設けたので、3本使用する場合に比して、供給管2,3の挿通をスムーズにできる利点を有する。
【0030】
この場合、締付金具16とホルダー15の当接面f8 ,f9 を外下がりになる単一平面の傾斜面に形成しているが、締付金具16とホルダー15の当接面を外上がりになる傾斜面に形成してもよい。更に、締付金具16とホルダー15との当接面を水平面に形成してもよい。
【0031】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、湯水混合栓などの水栓を位置ずれはもとより傾きも生じさせないで、面板上方からの一人作業で見栄え良く取り付けることができる水栓取り付け機構が、施工時間の短縮を図り得るものにして提供される。
【0032】
特に、ホルダーは自重で自然に開いて(回転して)第1姿勢から第2姿勢に切り換わるが、ホルダーと締付金具間に設けたスベリ座とスベリコアは樹脂製であることから、金属製のものに比してスベリ易い。つまり、潤滑性が良好であるから、必要に応じてアダプターを往復回転させてホルダーに回転方向の遠心力を与えなくても、ホルダーを確実に第2姿勢に切り換えさせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態における取付部材の締付状態を示す構成説明図である。
【図2】上記実施形態を示す分解斜視図である。
【図3】上記実施形態におけるホルダーの第1姿勢から第2姿勢に切り換わるときの動作を示す構成説明図である。
【図4】(A)は上記実施形態におけるホルダーの第1姿勢を説明するための図である。
(B)は上記実施形態におけるホルダーの第2姿勢を説明するための図である
【図5】(A)は上記実施形態における一対の樹脂製スベリ部材を示す構成説明図である。
(B)は上記実施形態における一対の樹脂製スベリ部材を示す斜視図である。
【図6】この発明の第2の実施形態を示す分解斜視図である。
【図7】この発明の第3の実施形態を示す構成説明図である。
【図8】従来の水栓取付手順を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
1…湯水混合栓、2,3…供給管、6…水栓取付け機構、7…アダプター、8…貫通孔、9…面板、11…挿通孔、13…透孔、14,14…ホルダーガイド、15,15…ホルダー、15a…係合孔、18…挿通孔、16…締付金具、20…孔、22…スベリコア、23…スベリ座、24…一対の樹脂製スベリ部材、25…上部突起、S…ホルダー下面、T…回転操作頭部、f3 ,f4 、f5 …当接面。
Claims (2)
- 供給管挿通用の貫通孔が開設された水栓取付板部の上部に、供給管の挿通孔を有する水栓取り付け用のアダプターを、それらの両孔を連通させる状態で上方から固定し、このアダプターに水栓を取り付けるようにした水栓取付け機構であって、前記アダプターに、前記貫通孔に挿通可能な少なくとも2本のホルダーガイドを設けるとともに、このホルダーガイドの少なくとも1本を、上部に回転操作頭部を有するネジ部材にして、前記アダプターに対して回転可能に構成し、これらホルダーガイドに、前記貫通孔を上方から通過する第1姿勢と、回転に伴って水栓取付板部の下面に係止する第2姿勢とに、それぞれ切り換え可能にホルダーを設けるとともに、これらのホルダーの下方に、前記貫通孔を通過可能な大きさに形成してあり、かつ、供給管の挿通用空間を形成してある1個の締付金具を設け、この締付金具に、前記ネジ部材と成したホルダーガイドを螺着し、残りのホルダーガイドについては、これを前記締付金具に係止させて、ネジ部材と成したホルダーガイドの回転による前記締付金具の螺進に伴って上記ホルダーを持ち上げて、このホルダーとアダプターとによって水栓取付板部を挟着するように構成する一方、前記ホルダーガイドに取り付けられた前記締付金具およびその上方に位置する前記ホルダー間に、ホルダー下面に係合するスベリコアとこのスベリコアに当接するよう締付金具上面に位置するスベリ座とで構成される一対の樹脂製スベリ部材を設け、前記スベリコアと前記スベリ座との当接面を、前記ホルダーの第2姿勢への切り換わり状態で互いに密接するように形成して、当接面間でのカム作用による前記ホルダーの回転に伴って、このホルダーを第1姿勢から第2姿勢に切り換えるように構成して成ることを特徴とする水栓取付け機構。
- 供給管挿通用の貫通孔が開設された水栓取付板部の上部に、供給管の挿通孔を有する水栓取り付け用のアダプターを、それらの両孔を連通させる状態で上方から固定し、このアダプターに水栓を取り付けるようにした水栓取付け機構であって、前記アダプターに、前記貫通孔に挿通可能な2本のホルダーガイドを設けるとともに、これらホルダーガイドを、上部に回転操作頭部を有するネジ部材にして、前記アダプターに対して回転可能に構成し、これらホルダーガイドに、前記貫通孔を上方から通過する第1姿勢と、回転に伴って水栓取付板部の下面に係止する第2姿勢とに、それぞれ切り換え可能にホルダーを設けるとともに、これらのホルダーの下方に、前記貫通孔を通過可能な大きさに形成してあり、かつ、供給管の挿通用空間を形成してある1個の締付金具を設け、この締付金具に、前記各ホルダーガイドを螺着し、ホルダーガイドの回転による前記締付金具の螺進に伴って上記ホルダーを持ち上げて、このホルダーとアダプターとによって水栓取付板部を挟着するように構成する一方、前記締付金具と前記ホルダーとの当接面を、前記ホルダーの第2姿勢への切り換わり状態で互いに密接するように形成して、当接面間でのカム作用による前記ホルダーの回転に伴って、このホルダーを第1姿勢から第2姿勢に切り換えるように構成して成ることを特徴とする水栓取付け機構。
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