JP3477423B2 - 水道用コンセント - Google Patents

水道用コンセント

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JP3477423B2
JP3477423B2 JP2000107005A JP2000107005A JP3477423B2 JP 3477423 B2 JP3477423 B2 JP 3477423B2 JP 2000107005 A JP2000107005 A JP 2000107005A JP 2000107005 A JP2000107005 A JP 2000107005A JP 3477423 B2 JP3477423 B2 JP 3477423B2
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明 西岡
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株式会社三栄水栓製作所
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、浄水器、食器洗
い機、湯沸器、洗濯機などの機器の給水ホース、更には
例えば屋外に設置される散水器などの給水ホースへ給水
できる水道用コンセントに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の水道用コンセントとして、前面に
二つの開口を有するハウジングと、このハウジングの一
方の開口に配置された継手部と、前記ハウジングの他方
の開口に配置され、前記継手部から送出する水の流量を
調整するためのハンドルとを備えたものがある。
【0003】上記の構成からなる従来の水道用コンセン
トでは、たとえば浄水器の給水ホースが前記継手部に接
続された場合には、水道用コンセントのハンドルを操作
することによって、浄水器に送られる水の量を調整する
ことができる。そして、たとえば、台所に既設の水栓に
浄水器の給水ホースを接続することで浄水器に給水した
場合には、既設の水栓と浄水器とを同時に使用すること
ができないという問題があったが、上記の構成からなる
従来の水道用コンセントを用いれば、このような問題を
解決することが可能となった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
従来の水道用コンセントでは、前記ハウジングの各開口
と、継手部およびハンドルとの間に、それぞれ隙間があ
ったことから、これらの隙間から水やほこりなどがハウ
ジング内に入り、ハウジング内の部品などがダメージを
受けることとなっていた。また、水道用コンセントがた
とえば建築物の壁内に設置されている場合には、ハウジ
ング内に入った水やほこりなどが、壁内や壁の裏側に侵
入し、建築物自体にまで被害が及ぶというおそれがあっ
た。特に、水道用コンセントを屋外に面して設置する場
合は、その被害が大であった。
【0005】この発明は上述の事柄に留意してなされた
もので、その目的は、ハウジング内、壁内および壁の裏
側などへの水やほこりなどの侵入を防止することができ
る水道用コンセントを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明の水道用コンセントは、少なくとも二つの
開口が前面部に形成されたハウジングと、このハウジン
グ内に設けられ、流入口、流出口および弁体を有する水
栓本体と、前記ハウジングの一方の開口に配置され、前
記水栓本体の流出口から流出可能な水の流量を調整する
ための流量調整ハンドルと、この流量調整ハンドルの回
動操作を前記弁体に伝達するための伝達機構と、前記水
栓本体の流出口に固定されるとともに前記ハウジングの
他方の開口に配置され、給水ホースの上流端に設けられ
た継手部材が着脱自在である継手部と、前記前面部を覆
うことが可能なカバーとを備え、壁に取り付けられる水
道用コンセントであって、前記前面部は、壁面などから
の水分が前記前面部と壁との隙間から前記ハウジングの
内部に侵入することを防止するために設けられた座パッ
キンを背面側に有し、更に、前記前面部は、前面の周縁
部に、閉じた状態の前記カバーの裏面に当接させること
が可能な枠形の突起部を有する一方、前記カバーは、裏
面の周縁部に、前記突起部に当接可能であるパッキンを
有している。
【0007】また、この発明は別の観点から、少なくと
も二つの開口が前面部に形成されたハウジングと、この
ハウジング内に設けられ、流入口、流出口および弁体を
有する水栓本体と、前記ハウジングの一方の開口に配置
され、前記水栓本体の流出口から流出可能な水の流量を
調整するための流量調整ハンドルと、この流量調整ハン
ドルの回動操作を前記弁体に伝達するための伝達機構
と、前記水栓本体の流出口に固定されるとともに前記ハ
ウジングの他方の開口に配置され、給水ホースの上流端
に設けられた継手部材が着脱自在である継手部とを備
え、更に、前記前面部を覆うことが可能なカバーを前記
前面部の上端部に開閉可能に軸支するとともに、このカ
バーを開いたままで保持する保持部材を設けてなり、壁
に取り付けられる水道用コンセントであって、前記前面
部は、壁面などからの水分が前記前面部と壁との隙間か
ら前記ハウジングの内部に侵入することを防止するため
に設けられた座パッキンを背面側に有し、更に、前記前
面部は、前面の周縁部に、閉じ た状態の前記カバーの裏
面に当接させることが可能な枠形の突起部を有する一
方、前記カバーは、裏面の周縁部に、前記突起部に当接
可能であるパッキンを有することを特徴とする水道用コ
ンセントを提供する。
【0008】この場合、前記保持部材は、前記前面部の
上端部に設けられ、開いた状態の前記カバーの上辺部に
当接してその状態を保持する弾性部材よりなるものを挙
げることができる。
【0009】上記の構成により、ハウジング内、壁内お
よび壁の裏側などへの水やほこりなどの侵入を防止する
ことができる水道用コンセントを提供することができ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を、図
を参照しながら説明する。図1および図2は、カバー1
3を開いた状態および閉めた状態のこの発明の第1の実
施形態に係る水道用コンセントDの構成を概略的に示す
縦断面図であり、図3および図4は、水道用コンセント
Dの構成を概略的に示す縦断面図および分解斜視図であ
る。水道用コンセントDは、縦に並んだ二つの開口1,
2が前面部3に形成されたハウジング4と、このハウジ
ング4内に設けられ、水または湯の流入口5および流出
口6ならびにカートリッジ式の弁体8を有する水栓本体
7と、前記ハウジング4の一方の開口1に配置され、前
記水栓本体7の流出口6から流出可能な水の流量を調整
するための流量調整操作部材であるダイヤル型の流量調
整ハンドル9と、この流量調整ハンドル9の回動操作を
前記弁体8に伝達するための伝達機構10と、前記水栓
本体7の流出口6に固定されるとともに前記ハウジング
4の他方の開口2に配置され、給水ホース(図示せず)
の上流端に設けられた継手部材(図示せず)が着脱自在
である継手部11と、この継手部11に対する前記継手
部材の接続を解除するための接続解除機構12と、前記
前面部3を覆うことが可能なカバー13とを備えてい
る。
【0011】前記開口1,2は、正面視がほぼ円形状と
なるように形成されている。
【0012】前記前面部3は、前記開口1,2が形成さ
れている化粧プレートとしての中央部3aと、この中央
部3aを保持するための枠体3bとからなる。また、前
記枠体3bの前面の周縁部には、図1に示すように、上
辺部q、下辺部r、これらを繋ぐ正面向かって左の左辺
部tおよび同じく向かって右の右辺部uよりなる平面視
がほぼ枠形の突起部3cが形成されている。この突起部
3cは、閉じた状態の前記カバー13の裏面に当接させ
ることが可能であり、前記上辺部qの平面視はほぼ山形
形状となっている。この突起部3cは、水道用コンセン
トDを屋外に面して設置する場合に特に有効である。更
に、前記枠体3bの下端には、後述するカバー13の係
止部13bを係止させることが可能な例えば上に凹の係
止受け部3d(図3参照)が形成されている。なお、前
記枠体3bの背面側には、たとえば発砲ポリエチレン製
の座パッキンQ(図7、図3、図6参照)が設けられて
おり、この座パッキンQは、水道用コンセントDが取り
付けられる壁面W1 (図6参照)などからの水分が枠体
3bと壁Wとの隙間からハウジング4の内部に侵入する
ことを防止するためのものである。この座パッキンQ
も、前記突起部3cと同様に水道用コンセントDを屋外
に面して設置する場合に特に有効である。
【0013】前記ハウジング4は、ほぼ直方体形状であ
り、前記化粧プレート3aおよび枠体3bよりなる前記
前面部3と、この前面部3が着脱可能に装着されるハウ
ジング本体14とからなる。すなわち、枠体3bは、図
7に示すように、四隅にねじ挿通孔50を有し、ハウジ
ング本体14の四隅にも前記ねじ挿通孔50に対応する
位置にねじ孔51が形成されている。よって、前記枠体
3bは、ねじ52を、ねじ挿通孔50を介してねじ孔5
1に螺合することでハウジング本体14に固定できる。
【0014】前記流入口5には、たとえば既設の水栓
(湯水混合栓など)に水または湯を供給するために設置
されている給水配管(図示せず)から分岐された分岐給
水配管S(図7参照)が接続されている。
【0015】なお、前記流量調整ハンドル9は、図4、
図5に示すように、ねじ7bを、ハンドル支持部9bに
形成されたねじ挿通孔9aを介して水栓本体7のねじ孔
7aに螺合することで水栓本体7に固定されている。更
に、水栓本体7は、前記ハウジング本体14の底部上
に、ねじ53により立設配置されている。そして、前記
分岐給水配管Sなどの給水配管からの水または湯が、流
入口5から内部に導入され、流出口6から下流側へ送出
される構成となっている。
【0016】前記カートリッジ式の弁体8は、水栓本体
7の内部に挿入されており、その軸心回りに回転可能な
筒体15を有している。そして、前記流入口5から水栓
本体7内に至った水は、筒体15の内部と、前記筒体1
5の側壁に形成され、流出口6に連通する貫通孔(図示
せず)とを経た後に流出口6から送出されるように構成
されており、前記筒体15の回動操作に伴って、流出口
6と貫通孔との重なり部分の大きさが変化するため、水
栓本体7内から流出口6に送出可能な水の流量も変化す
ることになる。従って、筒体15の回動操作を行うこと
により、流出口6から送出される水の流量を調整するこ
とができる。
【0017】前記伝達機構10は、前記流量調整ハンド
ル9を用いて前記筒体15の回動操作を行うために設け
られた機構であり、前記水栓本体7の上方に突出し、か
つ前記筒体15と連動するスピンドル軸16と、前記ス
ピンドル軸16の外周に形成されたアウターセレーショ
ンに噛み合うインナーセレーションを有する円筒部17
およびこの円筒部17の外周に連設されたピニオン部1
8からなる回動部材19と、前記流量調整ハンドル9の
後側に連設され、前記回動部材19のピニオン部18に
噛み合うギヤ部材20とからなる。
【0018】前記継手部11に接続される給水ホースH
(図8参照)の上流端に設けられた継手部材H’として
は、たとえば特願平11−010193号の明細書、図
面に記載の継手部3,4などが用いられる。なお、前記
給水ホースHの下流側には、たとえば浄水器、食器洗い
機、湯沸器、洗濯機、あるいは、散水器などの機器が接
続される。
【0019】前記接続解除機構12は、前記流量調整ハ
ンドル9を前方に押し出すことが可能な一端部22a,
22aおよび前記継手部11に接続される給水ホースH
の継手部材H’によって後方に押し入れることが可能な
他端部22b,22bを有する揺動レバー22と、ロッ
ク解除ボタン23およびロック手段24からなるロック
機構25とから構成されている。すなわち、35は、継
手部11に外挿されて揺動レバー22の前記他端部22
b,22bに当接しながら前記継手部11上をスライド
可能なスライドリング(図3、図6、図8参照)であ
る。なお、図7には、このスライドリング35を省略し
ている。前記スライドリング35は、ハット状で、継手
部11を挿通させる前方開口35aおよび後方開口35
bを有し、後方開口35bから前方開口35aに向かっ
て順次、小径の第1段差部37および大径の第2段差部
38(図6参照)を有する。このスライドリング35
は、前方開口35aが前記中央部3aの前記開口2に整
合する(図3参照)一方、後方開口35bの周辺部が前
記他端部22b,22bに当接した状態で設置される。
このスライドリング35は、継手部材H’が継手部11
に差し込まれると、継手部材H’のリング状先端部が前
記両段差部37,38を押圧し、その押圧力によってス
ライドリング35が前記他端部22b,22bに当接し
ながら後方にスライドし、前記他端部22b,22bが
後方に押されることで揺動レバー22の一端部22a,
22aが前方に出た状態となり、流量調整ハンドル9を
前方に押し出すことで流量調整ハンドル9を回動可能に
する機能を有する。40は、継手部11の基部外周面に
設けた環状パッキンである。この環状パッキン40は、
継手部11の外周面11e(図1参照)と後方開口35
bとの間に形成された隙間a2 (図3参照)を介して目
視できる。
【0020】そして、前記接続解除機構12を用いて前
記継手部11に対する継手部材の接続を解除するには、
流量調整ハンドル9を閉状態とした後、前記ロック解除
ボタン23を押し、最後に流量調整ハンドル9を後側へ
押し込むだけでよい。
【0021】前記揺動レバー22は、継手部11に給水
ホースの継手部材が接続されていない状態では、バネ2
2cの付勢によって、前記一端部22a,22aが後方
に下がり、他端部22b,22bが前方に出た状態(以
下、初期状態という)となる。そして、揺動レバー22
がこの初期状態にあるときは、前記流量調整ハンドル9
が回動不能となっており、水栓本体7の流出口6から水
が送出されることがない。
【0022】また、前記揺動レバー22は、継手部11
に給水ホースの継手部材H’が接続された状態では、上
述したように、継手部材H’によってスライドリング3
5が後方にスライドして他端部22b,22bが後方に
押され、これに伴って前記一端部22a,22aが前方
に出た状態(以下、接続状態という)となる。そして、
揺動レバー22がこの接続状態にあるときは、前記流量
調整ハンドル9が回動可能となり、水栓本体7の流出口
6から水を送出させることが可能となる。
【0023】前記ロック解除ボタン23は、前記前面部
3に形成されている。そして、前記ロック手段24は、
揺動レバー22が接続状態にあるときに流量調整ハンド
ル9の後側に位置するアーム24aを有しており、この
アーム24aは流量調整ハンドル9が後側に引っ込むこ
とを防止することから、前記継手部材は、流量調整ハン
ドル9を後方へ押しても継手部11から外れないように
ロックされる。なお、前記ロック解除ボタン23を押す
ことによって、流量調整ハンドル9の後側に位置してい
たロック手段24のアーム24aが退き、ロック手段2
4による継手部材のロックは解除される。
【0024】以下、この発明の特徴的構成について説明
する。前記カバー13は、正面視が前記前面部3とほぼ
同じ形状のたとえばステンレス製の部材であり、カバー
13の一端には、前記枠体3bの上端に軸支される軸支
部13aが形成されており、開放端となるカバー13の
他端には、前記枠体3bの底部に設けた前記係止受け部
3dに係止させることが可能な例えば上に凸の係止部
(爪)13b(図7、図3参照)が形成されている。す
なわち、この発明では、前記枠体3bの上端にカバー1
3の軸支部13aを設けている。また、カバー13の裏
面の周縁部には、前記枠体3bの前面の周縁部に形成さ
れた前記突起部3cに当接可能であり、例えばゴムなど
の適宜の弾性を有する樹脂製のパッキン13cが設けら
れている。このパッキン13cおよび突起部3cも、座
パッキンQと同様に、水道用コンセントDを屋外に面し
て設置する場合に特に有効である。
【0025】上記の構成からなるカバー13を軸支部1
3a回りに回動操作して、前記カバー13の係止部13
bを前面部3の係止受け部3dに係止させることによっ
て、カバー13が前面部3を大気から隔離するように覆
った状態、すなわちカバー13が閉じた状態となる。そ
して、カバー13が閉じた状態のときには、カバー13
のパッキン13cと枠体3bに設けた突起部3cとが密
着状態で当接することとなり、水やほこりなどが前面部
3からハウジング4内に侵入することが防止される。な
お、前記枠体3bの上端にカバー13の軸支部13aを
設けたのは、カバー13の軸支部13aを枠体3bの下
端に設ける場合(比較例)に比して、以下の利点がある
からである。 利点(1):この発明では、カバー13に設けた前記係
止部13b(爪)がたとえ壊れてもカバー13の重みで
カバー13が閉じるのに対し、比較例のカバーでは、係
止部が壊れるとカバーの重みでカバーが開くことにな
る。よって、この発明の水道用コンセントDを屋外に面
して設置する場合、前記係止部13b(爪)が壊れても
雨避けできる。 利点(2):この発明では、図9(A)に示すように、
カバー13を開いて水道用コンセントDの前記継手部1
1に給水ホースHを接続する使用の状態にあるとき、図
9(B)に示すように、カバー13の下端はカバー13
の重みで給水ホースHに当たる状態となり、降雨の場合
に傘の役割を果たすことができる。一方、比較例のカバ
ーは、使用中はその重みで垂れ下がるので傘の役割を果
たすことができない。
【0026】また、前記ロック解除ボタン23と前面部
3との間や、図1、図3に示すように、開口1と流量調
整ハンドル9との間、スライドリング35と継手部11
との間および前面部3の中央部3aと枠体3bとの間
に、それぞれ隙間a1 ,a2 ,a3 が形成されており、
図1に示すように、カバー13が開いている状態では、
これらの隙間a,a…から水やほこりなどがハウジング
4内へ容易に侵入可能となるが、図2に示すように、カ
バー13が閉じている状態では、これらの隙間から水や
ほこりなどがハウジング4内に侵入することを確実に防
止することができる。
【0027】なお、前記給水ホースHが抜け防止用のジ
ョイント(図示せず)を有している場合には、前記開口
2の周辺部に設けられた化粧キャップ31を取り外し、
化粧キャップ31を取り外したことによって露出した溝
部に前記ジョイントを係止させる構成となっているが、
上記のように前記化粧キャップ31を取り外した場合で
も、カバー13を閉じることによって、露出した前記溝
部から水やほこりがハウジング4内に侵入することを確
実に防止することが可能である。
【0028】また、上述したように、枠体3bに設けた
前記突起部3cの上辺部qの平面視がほぼ山形形状とな
っていることから、降雨などによって水や泥などがカバ
ー13を閉じた状態の水道用コンセントDにかかったと
しても、前記突起部3cの上側に溜まることが無く、枠
体3bの左右両側から例えば左辺部tおよび右辺部uに
沿って下方へ流れていくこととなる。このため、突起部
3cの上側に溜まった水や泥などの圧力によって、カバ
ー13と前面部3との間に隙間が生じ、そこから水や泥
またはほこりなどが侵入するということを確実に防止す
ることができる。
【0029】次に、上記の構成からなる水道用コンセン
トDの動作について説明する。継手部11に給水ホース
の継手部材が接続されていない状態では、前記揺動レバ
ー22は初期状態となっており、閉状態の流量調整ハン
ドル9を回動操作することができないようになってい
る。従って、操作ミスなどによって流出口6から不意に
水が送出されるなどの事故が確実に防止されることとな
る。
【0030】そして、前記継手部11に継手部材H’を
接続すると、前記揺動レバー22は接続状態となり、流
量調整ハンドル9の回動操作を行うことができるように
なるため、流出口6から送出する水の流量を流量調整ハ
ンドル9を用いて調整することが可能となる。
【0031】継手部11に対する継手部材H’の接続を
解除するには、まず、流量調整ハンドル9を閉状態と
し、ロック解除ボタン23を押した後、流量調整ハンド
ル9を後方へ押し込むだけでよい。このような構成によ
り、前記流出口6から水が送出されているときに、継手
部11から継手部材H’が外れることがなく、水漏れ事
故などを未然に防ぐことができる。
【0032】図5、図6および図7は、水道用コンセン
トDの取り付けの構成を概略的に示す正面図、横断面図
および分解斜視図である。次に、上記の構成からなる水
道用コンセントDの取り付け方について説明する。水道
用コンセントDは、前記ハウジング4の前面部3が壁W
の前面W1 とほぼ面一となるように壁Wに形成された取
付け開口42内に配置され、かつ、間柱Pに対して、直
接取り付けられる。
【0033】水道用コンセントDのハウジング本体14
の側壁には、三方が切り欠かれ、かつハウジング本体1
4の内側に折れ曲げられ、平面視がほぼへの字形状とな
っている折れ曲がり部28が形成されており、この折れ
曲がり部28は、ねじ29が挿通可能な穴28’を有し
ている。そして、水道用コンセントDを間柱Pに取り付
けるには、ハウジング4の前記折れ曲がり部28が形成
されている側壁を間柱Pに当接させ、穴28’を挿通さ
せたねじ29で止めればよい。なお、穴28’は、折れ
曲がり部28の前側の傾斜した面に形成されていること
から、前記ねじ29を用いたハウジング本体14の取り
付け作業を簡単に行うことが可能である。
【0034】また、ハウジング本体14の側壁56に
は、前後方向において自在に位置決め可能なはさみ板3
0が設けられており、このはさみ板30と前記前面部3
の枠体3bとで壁Wをはさみこむことが可能である。こ
のはさみ板30の前後方向の移動は、ハウジング本体1
4の後壁57に当接するねじ52aによって行える(図
6参照)。
【0035】そして、上記のように間柱Pに取り付けら
れたハウジング本体14に前面部3を取り付けるには、
壁Wの前側から壁Wに形成した取付け開口42を挿通さ
せた枠体3bの後部をハウジング本体14内に嵌め込
み、前記はさみ板30と枠体3bとで壁Wをはさみこん
だ後、ねじ52止めを行うとともに、ねじ52aによっ
て前記はさみ板30の位置を調節し、最後に前面部3の
中央部3aを枠体3bに取り付けるだけでよい。
【0036】水道用コンセントDを壁Wだけに取り付け
た場合には、水道用コンセントDに対して給水ホースH
を取り外しすることが、壁Wを押したり引いたりする動
作につながるため、特に壁Wが薄かったり頑丈でなかっ
たりすると、壁Wがすぐに劣化してしまい、このような
壁Wの劣化によって、水道用コンセントDががたつくよ
うになり、また、壁Wと水道用コンセントDとの間に隙
間が生じ、そこから水やほこりなどが侵入するおそれが
あるが、上記のように、水道用コンセントDを間柱Pと
壁Wとに固定していることから、水道用コンセントDを
壁Wに対してのみ取り付けている場合に比べて、よりが
たつきが無い状態で保持することができ、また、水やほ
こりなどの侵入を確実に防止することができる。
【0037】なお、水道用コンセントDの取り付けは、
ハウジング本体14の側壁を間柱Pに固定するととも
に、ハウジング本体14の上壁を他の間柱Pにねじ止め
などで固定してもよく、また、ハウジング本体14の背
面部を、間柱Pに固定されたブラケット(図示せず)に
取り付けることにより、間柱Pに対して間接的に取り付
けるようにしてもよい。
【0038】上記の構成からなる水道用コンセントDに
よれば、ハウジング4内、壁W内および壁Wの裏側など
への水やほこりなどの侵入を確実に防止することができ
る。また、防水性、防塵性の点で優れていることから、
特に屋外で使用される場合には、耐久性に優れていると
いう効果が充分に発揮されることとなる。
【0039】なお、上記の構成からなる水道用コンセン
トDにおいて、前記接続解除機構12を設けない構成と
してもよい。また、前記開口の数は、二つに限るもので
はなく、三つ以上であってもよい。
【0040】図10(A)および(B)は、カバー13
を閉めた状態および開けた状態のこの発明の第2の実施
形態に係る水道用コンセントD2 の構成を概略的に示す
正面図である。なお、上記第1の実施形態に示したもの
と同一構造の部材については、同じ符号を付し、その説
明を省略する。水道用コンセントD2 は、上記第1の実
施形態の水道用コンセントDに比して、カバー13が施
錠可能となっている点で異なる。すなわち、水道用コン
セントD2 は、錠機構32を有しており、この錠機構3
2は、前記カバー13に設けられた回動係止部材33
と、前面部3に設けられ、前記回動係止部材33の係止
部33aが係止可能である係止受け具34とからなる。
【0041】前記回動係止部材33は、カバー13の表
面から鍵を差し込むことが可能な鍵穴33bと、前記カ
バー13の裏面側に設けられ、カバー13の裏面に対し
て垂直な軸回りに回動可能な回動部33cとを有してい
る。また、前記回動部33cの先端には、前記係止部3
3aが設けられている。このような構成からなる回動係
止部材33では、前記鍵穴33bに差し込んだ鍵(図示
せず)を回動操作することによって、先端に係止部33
aを有する回動部33cを回動操作することができる。
【0042】前記係止受け具34は、ネジ止めなどによ
って前面部3の下部に固定された縦断面がほぼ凹形状を
した部材である。
【0043】上記の構成からなる錠機構32を用いてカ
バー13の施錠を行うには、カバー13を閉じ、前記鍵
穴33bに鍵を差し込んで適宜の方向(たとえば時計回
り)に回動操作するだけでよい。この鍵の回動操作によ
って、前記回動部33cが回動し、図10(B)に示す
ように、初期状態では横方向に向けられていた係止部3
3aが、図11に示すように下方向に向けられ、前記係
止受け具34に係止されることとなり、カバー13が施
錠されることとなる。
【0044】また、施錠されたカバー13を解錠するに
は、鍵を鍵穴33bに差し込み、前記の施錠時の操作と
は反対の方向(たとえば反時計回り)に回動操作するだ
けでよい。この鍵の回動操作によって、係止受け具34
による係止部33aの係止が解除され、これによりカバ
ー13が解錠されることとなる。
【0045】なお、上記錠機構32では、回動部33c
の回動操作が鍵を用いて行われているが、このような構
成に限るものではなく、たとえばつまみ(図示せず)な
どを手で回動操作することによって、回動部33cの回
動操作を行うようにしてもよい。
【0046】上記の構成からなる水道用コンセントD2
では、カバー13を施錠可能としてあることから、水道
用コンセントDで得られる効果に加えて、悪戯などによ
って水道用コンセントD2 が壊されたり、無断で使用さ
れたりすることを防止することができ、また、施錠して
おけばカバー13が不意に開くことがなく、ハウジング
4内、壁W内および壁Wの裏側などへの水やほこりなど
の侵入を確実に防止することができるという効果をより
上昇させることが可能となる。
【0047】ところで、上記第1,2の各実施形態で
は、カバー13を開いた状態で保持できない構成となっ
ている。すなわち、上記第1,2の各実施形態では、図
9(A)に示したように、水道用コンセントD,D2
使用開始時にカバー13を開いて継手部11に給水ホー
スの継手部材H’を接続したり、流量調整ハンドル9を
開いたり等するためにカバー13を開いた状態で保持さ
せる必要がある。そのために例えば手でもってカバー1
3を支える操作が必要となる。そして、接続後も、図9
(B)に示したように、直ぐさまカバー13が下がって
くる。この状態で使用し続けることになる。さらに、使
用途中において流量調整の変更を行う場合や、使用終了
後給水ホースの継手部材H’を取り外したり、流量調整
ハンドル9を閉じたりする等の操作を行うときにおいて
も一々カバー13を上げる必要があり、その操作が大変
煩わしい。
【0048】図12〜図16は、水道用コンセントD3
の使用開始時にカバー13を一旦開くとその状態を保持
できて使用時にカバー13が下がってこないように構成
したこの発明の第3の実施形態に係る水道用コンセント
3 を示す。なお、上記第1,2の各実施形態に示した
ものと同一構造の部材については、同じ符号を付し、そ
の説明を省略する。また、図12、図15には、カバー
13の裏面の周縁部に設けられているパッキン13c
(例えば図1参照)を省略している。また、図13
(B)および図15は、この発明の特徴的な作用を示す
図で、カバー13が保持されている状態を示している。
【0049】図12〜図16において、カバー13は、
正面視が前記前面部3とほぼ同じ形状の例えばステンレ
ス製の薄板よりなる。すなわち、カバー13は、左右の
方向よりも上下の方向に長い矩形形状を有するカバー本
体60と、このカバー本体60の周縁から内側に直角に
折り曲げてなる折曲部61とよりなる。更に、この折曲
部61は、上片部分62、下片部分63、これらを繋ぐ
正面向かって左の左片部分64および同じく向かって右
の右片部分65よりなる。そして、下片部分63の略中
央には前記枠体3bの底部に設けた前記係止受け部3d
に係止させることが可能な例えば上に凸の係止部(爪)
13b(図16、図14、図12参照)が形成されてい
る。
【0050】以下、カバー13の上端部と、枠体3
bの上端部と、カバー13を枠体3bに開閉可能に軸
支する一対のピン68,68およびねじ69,69とよ
りなる軸支部材で構成されたカバー13の軸支構造につ
いて説明する。
【0051】(1)まず、カバー13の上端部の構成に
ついて説明する。66,66は、左右一対の切欠で、カ
バー本体60と上片部分62に跨がり上下方向に切欠い
て形成されている(図12、図16参照)。
【0052】また、左片部分64および右片部分65に
はそれぞれピン穴67,67が形成されている。また、
69は、カバー本体60および上片部分62間の稜線部
である。
【0053】(2)次に、枠体3bの上端部73の構成
について説明する。70,70は、左右一対の軸支部
で、前面側の垂直面74の左右端から突出して設けられ
ている。また、軸支部70,70には、ピン穴67,6
7に整合するピン穴71,71が形成されている。ピン
穴67とピン穴71は同径である。
【0054】72は、前記垂直面74の中央に設けた保
持部材である。この保持部材72は、直方体形状をな
し、前後方向の厚みd〔図13(B)参照〕が薄く、合
成ゴム等の弾性を有する材質よりなる。このこの保持部
材72は、垂直面74上に形成された枠77内に嵌め込
まれ、接着剤等の接着手段で垂直面74に固着されてい
る。この場合、枠77の前面77a〔図13(A)参
照〕より保持部材72の前面72aが長さDだけ突出し
ていることが必要である。そして、保持部材72の前記
厚みdは、図13(A)に示すようにカバー13を開い
た初期状態のときにカバー13の前記稜線部69が当接
するとともに、更に開いたときには前記稜線部69が保
持部材72を変形させながら下方へ移動し、カバー13
を開いたままで確実に保持できる図13(B)に示す保
持位置に至るような厚みに設定されている。この厚みd
に設定されていれば、前記稜線部69が初期状態から前
記保持位置に至るまでの間においてもカバー13を開い
たままで保持できるものである。
【0055】(3)続いて、前記軸支部材について説明
する。前記一対のピン68,68は、それぞれピン穴6
7,67、71,71の径よりも大径の頭部68aと、
頭部68aから垂下されピン穴67,67、71,71
の径よりも小径の有底筒状の首部68bとよりなる。一
方、前記ねじ69,69は、それぞれピン穴67,6
7、71,71の径よりも大径の頭部69aと、前記首
部68bよりも小径で雄ねじmを有する首部69bとよ
りなる。そして、この雄ねじmに螺合する雌ねじnが前
記首部68bの内面に形成されている。
【0056】而して、図12に示すようなカバー13を
軸支部70に取り付けるには、カバー13の左片部分6
4および右片部分65をそれぞれ軸支部70の外面70
eに当接させながらピン穴67,67、71,71同士
を整合させ、続いて、内側からそれぞれピン68をピン
穴71,67に挿通させ、外側のピン穴67から突出し
たピン68の首部68bにねじ69を締め付ける。これ
により、図15に示すようなカバー13取り付け状態と
なる。
【0057】このように、カバー13を開いた状態で保
持できる構成を採用したので、水道用コンセントD3
使用開始時に一旦カバー13を開いて図13(B)に示
す保持位置まで前記稜線部69を移動させると、使用時
にカバー13が下がってこないので、継手部11に給水
ホースの継手部材H’を接続したり、流量調整ハンドル
9を開いたり、使用途中において流量調整の変更を行っ
たり、使用終了後給水ホースの継手部材H’を取り外し
たり、流量調整ハンドル9を閉じたりする等の操作が、
一々カバー13を上げる必要なく行える。
【0058】図17、図18は、前記水道用コンセント
3 に上記第2の実施形態で用いた錠機構32を設けた
この発明の第4の実施形態を示す。なお、上記第1〜3
の各実施形態に示したものと同一構造の部材について
は、同じ符号を付し、その説明を省略する。
【0059】この場合、水道用コンセントD3 の使用開
始時に鍵(図示せず)を鍵穴33bに差し込んだまま給
水でき、使用終了後カバー13を閉じて直ぐに施錠でき
るとともに、施錠後始めて鍵を取り外すことができる。
また、鍵穴33bから鍵を一々取り外さないので、鍵の
紛失もなくなる。
【0060】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
ハウジング内、壁内および壁の裏側などへの水やほこり
などの侵入を防止することができる水道用コンセントを
提供することができる。
【0061】更に、この発明によれば、カバーを開いた
状態で保持できるので、給水ホースの接続動作や流量調
整ハンドルの操作を用意にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】カバーが開いた状態のこの発明の第1の実施形
態に係る水道用コンセントの構成を概略的に示す正面図
である。
【図2】カバーが閉じた状態の上記実施形態の構成を概
略的に示す正面図である。
【図3】上記実施形態の構成を概略的に示す縦断面図で
ある。
【図4】上記実施形態の構成を概略的に示す分解斜視図
である。
【図5】上記実施形態の取り付けの構成を概略的に示す
正面図である。
【図6】上記実施形態の取り付けの構成を概略的に示す
横断面図である。
【図7】上記実施形態の取り付けの構成を概略的に示す
分解斜視図である。
【図8】上記実施形態の給水ホース接続動作を説明する
ための図である。
【図9】上記実施形態のカバー取り付け位置での利点を
説明するための図である。
【図10】(A)および(B)は、カバーが閉じた状態
および開いた状態のこの発明の第2の実施形態に係る水
道用コンセントの構成を概略的に示す正面図である。
【図11】上記第2の実施形態の構成を概略的に示す縦
断面図である。
【図12】この発明の第3の実施形態に係る水道用コン
セントの構成を概略的に示す分解斜視図である。
【図13】(A)および(B)は、第3の実施形態にお
けるカバーを開いたときの初期状態およびカバーの保持
状態を説明するための図である。
【図14】上記第3の実施形態の取り付けの構成を概略
的に示す横断面図である。
【図15】上記第3の実施形態の構成を概略的に示す正
面図である。
【図16】(A)および(B)は、第3の実施形態にお
けるカバーの正面図および右側面図図である。
【図17】この発明の第4の実施形態に係る水道用コン
セントの構成を概略的に示す縦断面図である。
【図18】上記第3の実施形態のカバーの構成を概略的
に示す正面図である。
【符号の説明】
1…開口、2…開口、3…前面部、3c…突起部、4…
ハウジング、6…流出口、9…流量調整ハンドル、11
…継手部、13…カバー、13c…パッキン、D…水道
用コンセント、W…壁、W 1 …壁面、Q…座パッキン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E03C 1/02 H01R 13/44

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも二つの開口が前面部に形成さ
    れたハウジングと、このハウジング内に設けられ、流入
    口、流出口および弁体を有する水栓本体と、前記ハウジ
    ングの一方の開口に配置され、前記水栓本体の流出口か
    ら流出可能な水の流量を調整するための流量調整ハンド
    ルと、この流量調整ハンドルの回動操作を前記弁体に伝
    達するための伝達機構と、前記水栓本体の流出口に固定
    されるとともに前記ハウジングの他方の開口に配置さ
    れ、給水ホースの上流端に設けられた継手部材が着脱自
    在である継手部と、前記前面部を覆うことが可能なカバ
    ーとを備え、壁に取り付けられる水道用コンセントであ
    って、前記前面部は、壁面などからの水分が前記前面部
    と壁との隙間から前記ハウジングの内部に侵入すること
    を防止するために設けられた座パッキンを背面側に有
    し、更に、前記前面部は、前面の周縁部に、閉じた状態
    の前記カバーの裏面に当接させることが可能な枠形の突
    起部を有する一方、前記カバーは、裏面の周縁部に、前
    記突起部に当接可能であるパッキンを有することを特徴
    とする水道用コンセント。
  2. 【請求項2】 少なくとも二つの開口が前面部に形成さ
    れたハウジングと、このハウジング内に設けられ、流入
    口、流出口および弁体を有する水栓本体と、前記ハウジ
    ングの一方の開口に配置され、前記水栓本体の流出口か
    ら流出可能な水の流量を調整するための流量調整ハンド
    ルと、この流量調整ハンドルの回動操作を前記弁体に伝
    達するための伝達機構と、前記水栓本体の流出口に固定
    されるとともに前記ハウジングの他方の開口に配置さ
    れ、給水ホースの上流端に設けられた継手部材が着脱自
    在である継手部とを備え、更に、前記前面部を覆うこと
    が可能なカバーを前記前面部の上端部に開閉可能に軸支
    するとともに、このカバーを開いたままで保持する保持
    部材を設けてなり、壁に取り付けられる水道用コンセン
    トであって、前記前面部は、壁面などからの水分が前記
    前面部と壁との隙間から前記ハウジングの内部に侵入す
    ることを防止するために設けられた座パッキンを背面側
    に有し、更に、前記前面部は、前面の周縁部に、閉じた
    状態の前記カバーの裏面に当接させることが可能な枠形
    の突起部を有する一方、前記カバーは 、裏面の周縁部
    に、前記突起部に当接可能であるパッキンを有すること
    を特徴とする水道用コンセント。
  3. 【請求項3】 前記前面部は、前記開口が形成されてい
    る化粧プレートとしての中央部と、この中央部を保持す
    るための枠体とからなり、前記ハウジングは、ほぼ直方
    体形状であり、前記化粧プレートおよび枠体よりなる前
    記前面部と、この前面部が着脱可能に装着されるハウジ
    ング本体とからなり、前記前面部が前記壁の前面とほぼ
    面一となるように前記壁に形成された取付け開口内に配
    置され、かつ、ハウジング本体が間柱に対して直接取り
    付けられるよう構成され、更に、前記ハウジング本体の
    側壁には、前後方向において自在に位置決め可能なはさ
    み板が設けられており、このはさみ板と前記枠体とで前
    記壁をはさみこむことができるよう構成され、かつ、前
    記はさみ板の前後方向の移動は、前記ハウジング本体の
    後壁に当接するねじによって行えるよう構成され、しか
    も、前記壁の前側から前記壁に形成した前記取付け開口
    を挿通させた前記枠体の後部を前記ハウジング本体内に
    嵌め込み、前記はさみ板と枠体とで前記壁をはさみこん
    だ後、前記ねじ止めを行うとともに、前記ねじによって
    前記はさみ板の位置を調節し、最後に前記前面部の前記
    中央部を前記枠体に取り付けることで前記間柱に取り付
    けられた前記ハウジング本体に前記前面部を取り付ける
    ように構成してある請求項1または請求項2に記載の水
    道用コンセント。
  4. 【請求項4】 前記突起部の上辺部の平面視がほぼ山形
    形状となっている請求項3に記載の水道用コンセント。
  5. 【請求項5】 前記カバーが施錠可能である請求項1〜
    4のいずれかに記載の水道用コンセント。
  6. 【請求項6】 前記カバーは、前記前面部の上端部に開
    閉可能に軸支され、前記保持部材は、前記前面部の上端
    部に設けられ、開いた状態の前記カバーの上辺部に当接
    してその状態を保持する弾性部材よりなる請求項2〜5
    のいずれかに記載の水道用コンセント。
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