JP4138701B2 - 無線通信装置及びキャリア周波数誤差補償方法 - Google Patents

無線通信装置及びキャリア周波数誤差補償方法 Download PDF

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本発明は、複数のアンテナを有する無線通信装置に関する。
携帯電話に代表される無線通信では、無線信号を送信する送信装置及び当該無線信号を受信する受信装置において、周波数発振器の誤差の影響によりキャリア周波数が完全に一致せず、受信装置において受信した無線信号の位相が変化してしまう。よって、受信装置においてキャリア周波数誤差の影響を除去するためにキャリア周波数誤差の補償処理を行う必要がある。
ところで、近年の高速無線通信に対する要求から、送信装置及び受信装置に複数のアンテナを有し、無線信号を空間的に多重化することで高速化を実現するMIMO(Multi Input Multi Output)と称される技術が注目されている。この場合、受信装置は複数の受信処理系を有することから、上述したキャリア周波数誤差の推定を複数の受信処理系において行うことができる。
このような複数の受信処理系を有する無線通信装置におけるキャリア周波数誤差の補償処理に関する従来技術としては、複数の受信処理系においてキャリア周波数誤差を推定し、また、複数の受信処理系において受信電力を測定し、当該複数のキャリア周波数誤差の推定値を、測定した受信電力により重み付けを行い合成することで、受信電力が大きい、即ち信頼性が高い受信処理系の重みを大きくして、キャリア周波数誤差補償処理の信頼性を向上させるものがある(例えば特許文献1参照)。
特開2001−237754公報 第1図
しかしながら、上述の従来技術においては、受信した無線信号の信号電力対雑音電力比が小さい状況において、受信処理系の信頼性を正確に加味することが困難になることが問題となっていた。これは、信号電力対雑音電力比が小さい状況では、受信電力が大きい場合においても、それが所望信号の受信電力が大きいことによるか、雑音電力が大きいことによるかを区別することが困難であるため、雑音電力が大きいことにより受信電力が高くなっている場合にも、その受信処理系の重みを大きくしてしまうことにより、雑音の影響を増大させてしまい、結果的にキャリア周波数誤差補償処理の信頼性を低下させてしまうためである。
そこで、本発明の無線通信装置は上述の問題を解決するためになされたものであり、受信した無線信号の信号電力対雑音電力比が小さい状況においても、雑音の影響を低減させ、キャリア周波数誤差補償処理の信頼性を向上させることを可能にする無線通信装置を提供することを目的とする。
本発明は、複数のアンテナのそれぞれで受信された各信号のキャリア周波数誤差を推定し、各信号の前記キャリア周波数誤差の推定値のなかから、各信号のキャリア周波数誤差の推定値を基に、雑音の影響度が相対的に小さい信号の推定値を選択し、選択された推定値の平均値を求め、この平均値を用いて、各信号のキャリア周波数誤差を補償する。
また、複数のアンテナのそれぞれで受信された各信号のキャリア周波数誤差を推定し、各信号のキャリア周波数誤差の推定値を基に、各信号に対し、雑音の影響度が大きいほど小さい重み値を算出し、各信号のキャリア周波数誤差の推定値に当該信号の重み値を乗じて合成することにより、キャリア周波数誤差を求め、このキャリア周波数誤差を用いて、各信号のキャリア周波数誤差を補償する。
また、複数のアンテナのそれぞれで受信された各信号のキャリア周波数誤差を推定するとともに、各信号の受信電力を測定し、各信号のキャリア周波数誤差の推定値のなかから、各信号のキャリア周波数誤差の推定値及び各信号の前記受信電力の測定値を基に、雑音の影響度が相対的に小さい信号の推定値を選択し、選択された推定値の平均値を求めて、当該記平均値を用いて、各信号のキャリア周波数誤差を補償する。
また、複数のアンテナのそれぞれで受信された各信号のキャリア周波数誤差を推定するとともに、各信号の受信電力を測定し、各信号のキャリア周波数誤差の推定値及び各信号の前記受信電力の測定値を基に、各信号に対し、雑音の影響度が大きいほど小さい重み値を算出し、各信号のキャリア周波数誤差の推定値に当該信号の前記重み値を乗じて合成することにより、キャリア周波数誤差を求め、このキャリア周波数誤差を用いて、各信号のキャリア周波数誤差を補償する。
本発明によれば、雑音の影響が低減された信頼性の高いキャリア周波数誤差の補償が行える。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る無線通信装置の構成例を示したものである。図1の無線通信装置は、所定の無線信号を受信するアンテナ101−1及び101−2と、アンテナで受信した無線信号に対して帯域制限、ダウンコンバート、直交復調、A/D変換等の所定の無線処理を行い、デジタルベースバンド信号を出力する無線処理回路102−1及び102−2と、無線処理回路により出力されるデジタルベースバンド信号を用いて、キャリア周波数誤差を推定する周波数誤差推定回路103−1及び103−2と、周波数誤差推定回路により推定されたキャリア周波数誤差の推定結果を用いて、当該無線信号に対するキャリア周波数誤差を検出する周波数誤差検出回路104と、周波数誤差検出回路により検出されたキャリア周波数誤差の検出結果を用いて、当該デジタルベースバンド信号に対してキャリア周波数誤差を補償する周波数誤差補償回路105−1及び105−2と、キャリア周波数誤差が補償されたデジタルベースバンド信号を用いて、復調処理、復号処理等の所定の受信処理を行う受信処理回路106と、前記周波数誤差推定回路により推定されたキャリア周波数誤差の推定結果を用いて、前記周波数誤差検出回路を制御する制御回路107により構成される。
アンテナ101−1,101−2は全く同じものであり、これらを区別する必要がない場合には、アンテナ101と呼ぶ。無線処理回路102−1、102−2は全く同じものであり、両者を区別する必要がない場合には、無線処理回路102と呼ぶ。また、周波数誤差推定回路103−1、103−2は全く同じものであり、両者を区別する必要がない場合には、周波数誤差推定回路103と呼ぶ。さらに、周波数誤差補償回路105−1、1056−2は全く同じものであり、両者を区別する必要がない場合には、周波数誤差補償回路105と呼ぶ。
1つのアンテナ101について、無線処理回路102、周波数誤差推定回路103、周波数誤差補償回路105が1組設けられ、当該アンテナ101で受信された無線信号に対する上記各種処理を行うようになっている。
なお、図1ではアンテナ数が2である場合について説明しているが、本発明の無線通信装置はアンテナ数に言及するものではなく、任意のアンテナ数で構成することが可能である。この場合、無線処理回路102、周波数誤差推定回路103、周波数誤差補償回路105は当該アンテナ数だけ設ければよい。
次に、図2を参照して、周波数誤差推定回路103、周波数誤差検出回路104及び制御回路107の構成の詳細及び動作を説明する。なお、ここでは無線通信装置がk本のアンテナを有し、各アンテナに対応して、k組の無線処理回路102、周波数誤差推定回路103、周波数誤差補償回路105が当該無線通信装置に含まれている場合を例にとり説明する。なお、図1に示した無線通信装置の構成は、k=2の場合である。
周波数誤差推定回路103は、無線処理回路102から出力されるデジタルベースバンド信号を遅延回路1によりNサンプル遅延させる。なお、Nは周波数誤差の推定に適用する無線信号に応じて決定される任意の整数である。また、ここで1サンプルは、例えば所定の時間間隔の1繰返し信号区間である。
複素共役演算器2で複素共役演算を行うことにより、Nサンプル遅延されたデジタルベースバンド信号の位相回転方向を逆にし、その結果と、周波数誤差推定回路103に入力されたデジタルベースバンド信号とを乗算器3で乗算する。これによりNサンプル間の位相回転量が得られる。次に、雑音の影響を低減させるために、Nサンプル間の位相回転量をM個求めて、それらの平均処理を行う。すなわち、加算器4でM個の位相回転量を加算し、平均回路5により平均化する。なお、Mは任意の整数である。さらに、逆正接演算器6で平均化された位相回転量の逆正接を計算することで、キャリア周波数誤差の推定値が得られる。これを周波数誤差検出回路104及び制御回路107に出力する。
制御回路107はk個の周波数誤差推定回路103−1〜103−kから出力されたキャリア周波数誤差の推定値を一時的にメモリに記憶し、これを用いて、図3に示すフローチャートに示した処理動作を行って、k個の推定値のなかから、周波数誤差検出回路104でのキャリア周波数誤差検出処理に用いる推定値を選択し、当該選択された推定値を周波数誤差検出回路104に通知する。この場合には、k本のアンテナ、すなわちk個の周波数誤差推定回路103−1〜103−kに対して1〜kの識別子をそれぞれ与え、制御回路107は、この識別子を周波数誤差検出回路104へ通知する構成が好ましい。
図3は、制御回路107の処理動作を説明するためのフローチャートである。制御回路は、周波数誤差推定回路103−1〜103−kから、各受信アンテナに対応するキャリア周波数誤差の推定値を取得すると(ステップS1)、取得した各推定値を所定の閾値と比較する(ステップS2)。推定値が当該閾値よりも小さい場合には(ステップS3)、当該受信アンテナに対応する識別子を周波数誤差検出回路104に通知するために一時的に記憶する(ステップS4)。これを全ての受信アンテナの数だけ、すなわちk回繰り返した後に(ステップS5)、記憶された識別子を周波数誤差検出回路104に通知する(ステップS6)。
図2の説明に戻り、周波数誤差検出回路104の選択回路51には、k個の周波数誤差推定回路103から出力されたキャリア周波数誤差の推定値が入力される。制御回路107から、図3のフローチャートに従って選択された(1つまたは複数の)識別子が通知されると、当該各識別子に対応する推定値を選択して、それを平均回路52へ出力する。平均回路52は、k個のキャリア周波数誤差の推定値のうち、選択された各識別子に対応し、選択回路51より入力された各推定値を平均化することで、キャリア周波数誤差を求め、それをキャリア周波数誤差補償回路105−1〜105−kへそれぞれ出力する。
図1の周波数誤差補償回路105は、周波数誤差検出回路により検出されたキャリア周波数誤差を用いて無線処理回路102から出力されたデジタルベースバンド信号に対して、キャリア周波数誤差を補償する。
図2に示した構成の周波数誤差推定回路103、周波数誤差検出回路104及び制御回路107によれば、各アンテナで受信された信号の各キャリア周波数誤差の推定値のなかから、所定の閾値よりも小さい推定値(すなわち、雑音の影響度が相対的に小さい信号の推定値)を選択して、当該選択された推定値の平均をキャリア周波数誤差として用いて、各アンテナで受信された信号のキャリア周波数誤差を補償することにより、雑音の影響により、想定される範囲外の大きなキャリア周波数誤差が推定された場合においても、雑音の影響を受けた推定値を除外して、キャリア周波数誤差の補償に用いる周波数誤差を求めることにより、信号電力対雑音電力比の低い、すなわち信頼性の低い推定結果の影響を減少させ、キャリア周波数誤差の補償に用いるキャリア周波数誤差の信頼性を向上させることができ、もって、周波数誤差補償回路105でのキャリア周波数誤差補償処理の信頼性を向上させることが可能となる。
(第1の変形例)
図4は、図2に示した周波数誤差推定回路103、周波数誤差検出回路104及び制御回路107の第1の変形例を示したものである。ここで、図4を参照して第1の変形例について説明する。なお、図4において、図2と同一部分には同一符号を付し、異なる部分についてのみ説明する。
図4に示す構成では、周波数誤差推定回路103は、乗算器3で乗算した結果得られるM個の位相回転量を加算器11bにより加算し、平均回路12bにより平均化すると共に、これと並行して、上記M個の位相回転量を前半のM/2個の位相回転量と、後半のM/2個の位相回転量とに分けて、前半、後半のそれぞれM/2個の位相回転量を加算器11aで加算し、平均回路12aにより平均化する。
逆正接演算器13bでは、平均回路12bでM個の位相回転量を平均化して求めた平均位相回転量の逆正接を計算して、その結果である、周波数誤差の推定値を周波数誤差検出回路104へ出力する。また、逆正接演算器13aでは、平均回路12aで前半、後半のM/2個ずつの位相回転量を平均化して求めた2つの平均位相回転量の逆正接を順次計算して、その結果である、周波数誤差の推定値(すなわち、キャリア周波数誤差の部分推定値)を制御回路107へ出力する。なお、この場合は、キャリア周波数誤差の部分推定値は各受信アンテナに対して2回計算され、各周波数誤差推定回路103からは、2つのキャリア周波数誤差の部分推定値(1組の部分推定値)が順に制御回路107へ出力されることとなる。
制御回路107は、k個の周波数誤差推定回路103−1〜103−kのそれぞれから出力される、k組の部分推定値を一時的にメモリに記憶し、これを用いて、図5あるいは図6に示すフローチャートに示した処理動作を行って、k個のキャリア周波数誤差推定値のなかから、周波数誤差検出回路104でのキャリア周波数誤差検出処理に用いるキャリア周波数誤差推定値を選択し、当該選択された推定値に対応する識別子を周波数誤差検出回路104に通知する。
図5は、制御回路107の他の処理動作を説明するためのフローチャートである。制御回路107は、周波数誤差推定回路103−1〜103−kから、各受信アンテナに対応する1組の部分推定値をそれぞれ取得すると(ステップS11)、取得した各組について、2つのキャリア周波数誤差の部分推定値のそれぞれの極性を検出する(ステップS12)。ここで、極性とは、検出した位相回転の方向に対応する。2つのキャリア周波数誤差の部分推定値のそれぞれから検出された極性が同じである場合には(ステップS13)、当該受信アンテナに対応する識別子を周波数誤差検出回路107に通知するために一時的に記憶する(ステップS14)。一方、2つのキャリア周波数誤差の部分推定値のそれぞれから検出された極性が異なる場合には(ステップS13)、当該受信アンテナに対応する識別子を記憶しない。
極性が異なるということは、当該1組の部分推定値に対する雑音の影響度が大きいことを示しているため、結果として、対応する、M個の位相回転量を平均化して求めたキャリア周波数誤差の推定値の信頼性が低いことを意味するためである。以上のステップS12〜ステップS14の処理を、全ての受信アンテナの数だけ、すなわちk回繰り返した後に(ステップS15)、記憶された識別子を周波数誤差検出回路104に通知する(ステップS16)。
図6は、制御回路107のさらに他の処理動作を説明するためのフローチャートである。制御回路107は、周波数誤差推定回路103−1〜103−kから、各受信アンテナに対応する1組の部分推定値をそれぞれ取得すると(ステップS21)、取得した各組について、2つのキャリア周波数誤差の部分推定値の差を求める(ステップS22)。そして、この差を所定の閾値と比較する(ステップS23)。当該部分推定値の差が当該閾値よりも小さい場合には(ステップS24)、当該受信アンテナに対応する識別子を周波数誤差検出回路107に通知するために一時的に記憶する(ステップS25)。一方、当該部分推定値の差が当該閾値よりも大きい場合には(ステップS24)、当該受信アンテナに対応する識別子を記憶しない。
部分推定値の差が大きいということは、当該部分推定値に対する雑音の影響度が大きいことを示しているため、結果として、対応する、M個の位相回転量を平均化することで求めたキャリア周波数誤差の推定値の信頼性が低いことを意味するためである。以上のステップS22〜ステップS25の処理を、全ての受信アンテナの数だけ、すなわちk回繰り返した後に(ステップS26)、記憶された識別子を周波数誤差検出回路104に通知する(ステップS27)。
図4に示した構成の周波数誤差推定回路103、周波数誤差検出回路104及び制御回路107によれば、雑音の影響を大きく受けたキャリア周波数誤差が推定された場合においても、当該推定結果の影響を除外することが可能となり、結果として、周波数誤差補償回路105でのキャリア周波数誤差補償処理の信頼性を向上させることが可能となる。
(第2の変形例)
図7は、図2に示した周波数誤差推定回路103、周波数誤差検出回路104及び制御回路107の第2の変形例を示したもので、図4に示した構成をさらに変形したものである。ここで、図7を参照して第2の変形例について説明する。なお、図7において、図4と同一部分には同一符号を付し、異なる部分についてのみ説明する。すなわち、図7に示す構成では、制御回路107の処理動作と、周波数誤差推定回路103の構成が図4と異なる。
制御回路107は、図4を参照して説明したように、k個の周波数誤差推定回路103−1〜103−kのそれぞれから出力される、k組の部分推定値を一時的にメモリに記憶し、これを用いて、図8に示すフローチャートに示した処理動作を行って、周波数誤差検出回路104でのキャリア周波数誤差検出処理に用いる各受信アンテナに対する重みを計算し、周波数誤差検出回路104に通知する。
図8は、制御回路107のさらに他の処理動作を説明するためのフローチャートである。制御回路107は、各周波数誤差推定回路103から、各受信アンテナに対応する1組の部分推定値を取得すると(ステップS31)、取得した各組について、2つのキャリア周波数誤差の部分推定値の差を求める(ステップS32)。そして、この差を基に、キャリア周波数誤差検出処理に適用する各受信アンテナに対する重みを計算し(ステップS33)、結果を周波数誤差検出回路104に通知する(ステップS34)。
ステップS33では、次式(1)を用いて、各受信アンテナ101に対する重みを算出する。ここでは、k個の受信アンテナ101のうちの任意の1つを受信アンテナkと表し、当該受信アンテナkに対応する2つのキャリア周波数誤差の部分推定値の差をdkと表し、当該受信アンテナkに対し算出される重みをwkと表すものとする。
Figure 0004138701
式(1)からも明らかなように、ある受信アンテナに対応する1組の部分推定値の差が大きい程、当該受信アンテナに対する重みwkは小さくなるように計算される。部分推定値の差が大きいということは、当該部分推定値が雑音の影響を大きく受けていることを示しているため、結果として、周波数誤差補償回路105でのキャリア周波数誤差補償処理の信頼性が低いことを意味するためである。
図7の説明に戻り、周波数誤差検出回路104では、乗算器53a〜53kのそれぞれで、k個の周波数誤差推定回路103−1〜103−kのそれぞれから出力された(k個の受信アンテナのそれぞれに対応する)k個のキャリア周波数誤差推定値のそれぞれに対して、制御回路107から通知された各受信アンテナに対する重みwkを乗算する。そして、加算回路54で、各乗算器53a〜53kでの乗算結果の和を算出する。このようにして、各受信アンテナで受信された各信号のキャリア周波数誤差の推定値に当該信号の重みを乗じて合成することにより、キャリア周波数誤差を求める。加算回路54から出力さされるキャリア周波数誤差をキャリア周波数誤差補償回路105−1〜105−kへそれぞれ出力する。
図7に示した構成の周波数誤差推定回路103、周波数誤差検出回路104及び制御回路107によれば、雑音の影響を大きく受けたキャリア周波数誤差が推定された場合においても、当該推定結果の影響を低減することが可能となり、結果として、周波数誤差補償回路105でのキャリア周波数誤差補償処理の信頼性を向上させることが可能となる。
(第3の変形例)
図9は、図2に示した周波数誤差推定回路103、周波数誤差検出回路104及び制御回路107の第3の変形例を示したものである。ここで、図9を参照して第3の変形例について説明する。なお、図9において、図2と同一部分には同一符号を付し、異なる部分についてのみ説明する。すなわち、図9に示す構成では、周波数誤差推定回路103の構成が図2と異なる。
図9の周波数誤差推定回路103は、乗算器3で乗算した結果得られる位相回転量を加算器11bによりM個加算した後、平均回路12bにより平均化し、さらに、逆正接演算器13bで、M個の位相回転量を平均化して求めた平均位相回転の逆正接を計算して、キャリア周波数誤差の推定値を得る。この推定値は、周波数誤差検出回路104へ出力される。これと並行して、周波数誤差推定回路103は、乗算器3で乗算した結果得られる位相回転量を(平均化を行わずに、そのまま)逆正接演算器13aへ入力して、当該位相回転量の逆正接を計算し、受信した信号のある1時間区間でのキャリア周波数誤差の推定値、すなわち瞬時推定値を求める。この瞬時推定値は制御回路107へ出力される。なお、この場合、キャリア周波数誤差の瞬時推定値は、1つの受信アンテナについてM回計算され、各周波数誤差推定回路103からは、M個のキャリア周波数誤差の瞬時推定値(1組の瞬時推定値)が順に制御回路107へ出力されることとなる。
制御回路107は、k個の周波数誤差推定回路103−1〜103−kのそれぞれから出力される、k組の瞬時推定値を一時的にメモリに記憶し、これを用いて、図10に示すフローチャートに示した処理動作を行って、k個のキャリア周波数誤差推定値のなかから、周波数誤差検出回路104でのキャリア周波数誤差検出処理に用いるキャリア周波数誤差推定値を選択し、当該選択された推定値に対応する識別子を周波数誤差検出回路104に通知する。
図10は、制御回路107の他の処理動作を説明するためのフローチャートである。制御回路107は、周波数誤差推定回路103−1〜103−kから、各受信アンテナに対応する1組の瞬時推定値をそれぞれ取得すると(ステップS41)、取得した各組について、M個の瞬時推定値の分散を算出し(ステップS42)、この分散値と所定の閾値とを比較する(ステップS43)。分散値が当該閾値よりも小さい場合には(ステップS44)、当該受信アンテナに対応する識別子を周波数誤差検出回路107に通知するために一時的に記憶する(ステップS45)。一方、分散値が当該閾値よりも小さい場合には(ステップS44)、当該受信アンテナに対応する識別子を記憶しない。M個の瞬時推定値の分散が大きいということは、当該瞬時推定値が雑音の影響を大きく受けていることを示しているため、結果として、対応する、M個の位相回転量を平均化することで求めたキャリア周波数誤差の推定値の信頼性が低いことを意味するためである。以上のステップS42〜ステップS45の処理を、全ての受信アンテナの数だけ、すなわちk回繰り返した後に(ステップS46)、記憶された識別子を周波数誤差検出回路104に通知する(ステップS47)。
図9に示した構成の周波数誤差推定回路103、周波数誤差検出回路104及び制御回路107によれば、雑音の影響を大きく受けたキャリア周波数誤差が推定された場合においても、当該推定結果の影響を除外することが可能となり、結果として、周波数誤差補償回路105でのキャリア周波数誤差補償処理の信頼性を向上させることが可能となる。
(第4の変形例)
図11は、図2に示した周波数誤差推定回路103、周波数誤差検出回路104及び制御回路107の第4の変形例を示したもので、図9に示した周波数誤差推定回路103と図7に示した周波数誤差検出回路104を有する。ここで、図11を参照して第4の変形例について説明する。なお、図11において、図9、図7と同一部分には同一符号を付し、異なる部分についてのみ説明する。すなわち、図11に示す構成では、制御回路107に、図9を参照して説明したk個の周波数誤差推定回路103のそれぞれから、M個の瞬時推定値が入力し、これを用いて、図12に示すフローチャートに示した処理動作を行って、周波数誤差検出回路104でのキャリア周波数誤差検出処理に用いる各受信アンテナに対する重みを計算し、周波数誤差検出回路104に通知する。
図12は、制御回路107のさらに他の処理動作を説明するためのフローチャートである。制御回路107は、各周波数誤差推定回路103から、各受信アンテナに対応するM個の瞬時推定値を取得すると(ステップS51)、取得したM個の瞬時推定値の分散を算出する(ステップS52)。そして、この分散値を基に、キャリア周波数誤差検出処理に適用する各受信アンテナに対する重みを計算し(ステップS53)、結果を周波数誤差検出回路104に通知する(ステップS54)。
ステップS53では、次式(2)を用いて、各受信アンテナ101に対する重みを算出する。ここでは、k個の受信アンテナ101のうちの任意の1つを受信アンテナkと表し、当該受信アンテナkに対応するM個のキャリア周波数誤差の瞬時推定値の分散値をσkと表し、当該受信アンテナkに対し算出される重みをwkと表すものとする。
Figure 0004138701
式(2)からも明らかなように、受信アンテナkに対応する1組の(すなわち、M個の)瞬時推定値の分散値σkが大きい程、当該受信アンテナkに対する重みwkは小さくなるように計算される。瞬時推定値の分散が大きいということは、当該瞬時推定値が雑音の影響を大きく受けていることを示しているため、結果として、周波数誤差補償回路105でのキャリア周波数誤差補償処理の信頼性が低いことを意味するためである。
図11の説明に戻り、周波数誤差検出回路104では、乗算器53a〜53kのそれぞれで、k個の周波数誤差推定回路103−1〜103−kのそれぞれから出力された(k個の受信アンテナのそれぞれに対応する)k個のキャリア周波数誤差推定値のそれぞれに対して、制御回路107から通知された各受信アンテナに対する重みwkを乗算する。そして、加算回路54で、各乗算器53a〜53kでの乗算結果の和を算出する。この和、すなわちキャリア周波数誤差を、キャリア周波数誤差補償回路105−1〜105−kへそれぞれ出力する。
図11に示した構成の周波数誤差推定回路103、周波数誤差検出回路104及び制御回路107によれば、雑音の影響を大きく受けたキャリア周波数誤差が推定された場合においても、当該推定結果の影響を低減することが可能となり、結果として、周波数誤差補償回路105でのキャリア周波数誤差補償処理の信頼性を向上させることが可能となる。
(第2の実施形態)
図13は、第2の実施形態に係る無線通信装置の構成例を示したものである。なお、図13において、図1と同一部分には同一符号を付し、異なる部分についてのみ説明する。すなわち、図13では、各アンテナ101−1、101−2について、受信電力測定回路308−1、308−2がそれぞれ追加されている。また、制御回路104の処理動作が第1の実施形態の場合と異なる。以下、第1の実施形態と異なる部分について説明する。
受信電力測定回路308−1、308−2は、全く同じものであり、両者を区別する必要がない場合には、受信電力測定回路308と呼ぶ。
受信電力測定回路308は、無線処理回路102から出力されるデジタルベースバンド信号を用いてその受信電力を測定し、得られた受信電力の測定値は、制御回路104へ出力する。
制御回路107には、各周波数誤差推定結果103から各受信アンテナに対応するキャリア周波数誤差の推定値が入力されるとともに、各受信電力測定回路308から各受信アンテナに対応する受信電力の測定値が入力され、これらを基に、k(ここでは、k=2)個のキャリア周波数誤差の推定値のなかから、周波数誤差検出回路104でのキャリア周波数誤差検出処理に用いる推定値を選択し、当該選択された推定値を周波数誤差検出回路104に通知する。この場合も、各周波数誤差推定回路103−1〜103−kに対して与えられた識別子を、周波数誤差検出回路104へ通知する構成が好ましい。
図14は、制御回路107の処理動作を説明するためのフローチャートである。制御回路107に、各受信アンテナに対応するキャリア周波数誤差の推定値と、受信電力の測定値が入力されると(ステップS61)、まず、キャリア周波数誤差の推定値を基に、当該受信アンテナを選択するか否かを決定する(ステップS62)。
当該受信アンテナを選択すると決定した場合(ステップS63)、当該受信アンテナによる受信電力の測定結果を所定の閾値と比較し(ステップS64)、受信電力の測定結果が当該閾値よりも大きい場合には(ステップS65)、当該受信アンテナに対応する識別子を周波数誤差検出回路104に通知するために一時的に記憶する(ステップS66)。一方、受信電力の測定結果が当該閾値よりも小さい場合には(ステップS65)、当該受信アンテナに対応する識別子を記憶しない。受信電力の測定結果が小さいということは、当該周波数誤差の推定結果が雑音の影響を受けている可能性が高いことを示しているため、結果として、対応する周波数誤差推定回路103から出力されるキャリア周波数誤差の推定値の信頼性が低いことを意味するためである。以上のステップS62〜ステップS66の処理を、全ての受信アンテナの数だけ、すなわちk回繰り返した後に(ステップS67)、記憶された識別子を周波数誤差検出回路104に通知する(ステップS68)。
なお、ステップS62において、キャリア周波数誤差の推定値を用いて受信アンテナを選択するか否かを決定する処理は、第1の実施形態で説明した処理(図3、図5、図6、図10参照)を行えばよい。例えば、周波数誤差推定回路103、周波数誤差検出回路104及び制御回路107が、図2に示した構成の場合には、制御回路107は図3に示した処理動作を行い、図4に示した構成の場合には、制御回路107は図5あるいは図6に示した処理動作を行い、図9に示した構成の場合には、制御回路107は図10に示した処理動作を行い、受信アンテナを選択する。
周波数誤差検出回路104の選択回路51には、k個の周波数誤差推定回路103から出力されたキャリア周波数誤差の推定値が入力される。制御回路107で選択された(1つまたは複数の)識別子が通知されると、当該各識別子に対応する推定値を選択して、それを平均回路52へ出力する。平均回路52は、k個のキャリア周波数誤差の推定値のうち、選択された各識別子に対応する各推定値を平均化することで、キャリア周波数誤差を得、それをキャリア周波数誤差補償回路105−1〜105−kへそれぞれ出力する。
図13の周波数誤差補償回路105は、周波数誤差検出回路により検出されたキャリア周波数誤差を用いて無線処理回路102から出力されたデジタルベースバンド信号に対して、キャリア周波数誤差を補償する。
次に、図14の制御回路107の他の処理動作について説明する。
図15は、図13の制御回路107の他の処理動作を説明するためのフローチャートである。制御回路107に、各受信アンテナに対応するキャリア周波数誤差の推定値と、受信電力の測定値が入力されると(ステップS71)、これらを基に、キャリア周波数誤差検出処理に適用する各受信アンテナに対する重みを計算し(ステップS72)、結果を周波数誤差検出回路104に通知する(ステップS73)。
ステップS72で各受信アンテナに対する重みを計算する処理について説明する。例えば、周波数誤差推定回路103、周波数誤差検出回路104及び制御回路107が、図7に示した構成の場合には、制御回路107は、周波数誤差推定回路103−1〜103−kから、各受信アンテナに対応する1組の部分推定値をそれぞれ取得するとともに、各受信電力測定回路308から、各受信アンテナに対応する受信電力の測定値を取得する。そして、図8と同様にして、k個の受信アンテナ101のうちの任意の1つを受信アンテナkとすると、当該受信アンテナkに対応する2つのキャリア周波数誤差の部分推定値の差dkを求める。各受信アンテナkに対応するdkと各受信アンテナについて取得した受信電力の測定値pkとから、次式(3)を用いて、各受信アンテナに対する重みwkを計算する。
Figure 0004138701
式(3)からも明らかなように、受信アンテナkに対する重みは、受信アンテナkに対応する2つの部分推定値の差dkが大きい程、受信電力の測定値pkが小さい程、小さくなるように計算される。部分推定値の差が大きいということ、受信電力の測定結果が小さいということは、当該周波数誤差の推定結果が雑音の影響を受けている可能性が高いことを示しているため、結果として、周波数誤差補償回路105でのキャリア周波数誤差補償処理の信頼性が低いことを意味するためである。
ステップS72で各受信アンテナに対する重みを計算する他の処理について説明する。
例えば、周波数誤差推定回路103、周波数誤差検出回路104及び制御回路107が、図11に示した構成の場合には、制御回路107は、周波数誤差推定回路103−1〜103−kから、各受信アンテナに対応する1組の瞬時推定値をそれぞれ取得するとともに、各受信電力測定回路308から、各受信アンテナに対応する受信電力の測定値を取得する。そして、図12と同様にして、k個の受信アンテナ101のうちの任意の1つを受信アンテナkとすると、当該受信アンテナkに対応するM個の瞬時推定値の分散σkを求める。各受信アンテナkに対応する分散値σkと各受信アンテナについて取得した受信電力の測定値pkとから、次式(4)を用いて、各受信アンテナに対する重みwkを計算する。
Figure 0004138701
式(4)からも明らかなように、各受信アンテナに対する重みwkは、受信アンテナkに対応するM個の瞬時推定値の分散σkが大きい程、受信電力の測定値pkが小さい程、当該受信アンテナkに対する重みwkは小さくなるように計算される。瞬時推定値の分散σkが大きいということ、受信電力の測定結果が小さいということは、当該周波数誤差の推定結果が雑音の影響を受けている可能性が高いことを示しているため、結果として、周波数誤差補償回路105でのキャリア周波数誤差補償処理の信頼性が低いことを意味するためである。
周波数誤差検出回路104では、乗算器53a〜53kのそれぞれで、k個の周波数誤差推定回路103−1〜103−kのそれぞれから出力された(k個の受信アンテナのそれぞれに対応する)k個のキャリア周波数誤差推定値のそれぞれに、制御回路107から通知された各受信アンテナに対する重みwkを乗ずる。そして、加算回路54で、各乗算器53a〜53kでの乗算結果の和を算出する。この和、すなわち、キャリア周波数誤差を、キャリア周波数誤差補償回路105−1〜105−kへそれぞれ出力する。
以上説明したように、上記第2の実施形態によれば、雑音の影響を大きく受けたキャリア周波数誤差が推定された場合においても、当該推定結果の影響を除外することが可能となり、結果として、周波数誤差補償回路105でのキャリア周波数誤差補償処理の信頼性を向上させることが可能となる。
なお、本発明の実施の形態に記載した本発明の手法は、コンピュータに実行させることのできるプログラムとして、磁気ディスク(フレキシブルディスク、ハードディスクなど)、光ディスク(CD−ROM、DVDなど)、半導体メモリなどの記録媒体に格納して頒布することもできる。
また、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
本発明の第1の実施形態に係る無線通信装置の構成例を示した図。 周波数誤差推定回路、周波数誤差検出回路及び制御回路の構成例を示した図。 制御回路の処理動作を説明するためのフローチャート。 周波数誤差推定回路、周波数誤差検出回路及び制御回路の他の構成例を示した図。 制御回路の他の処理動作を説明するためのフローチャート。 制御回路のさらに他の処理動作を説明するためのフローチャート。 周波数誤差推定回路、周波数誤差検出回路及び制御回路のさらに他の構成例を示した図。 制御回路のさらに他の処理動作を説明するためのフローチャート。 周波数誤差推定回路、周波数誤差検出回路及び制御回路のさらに他の構成例を示した図。 制御回路のさらに他の処理動作を説明するためのフローチャート。 周波数誤差推定回路、周波数誤差検出回路及び制御回路のさらに他の構成例を示した図。 制御回路のさらに他の処理動作を説明するためのフローチャート。 本発明の第2の実施形態に係る無線通信装置の構成例を示した図。 図13の制御回路の処理動作を説明するためのフローチャート。 図13の制御回路の他の処理動作を説明するためのフローチャート。
符号の説明
101−1、101−2…アンテナ、 102−1、102−2…無線処理回路、103−1、103−2…周波数誤差推定回路、104…周波数誤差検出回路、105−1、105−2…周波数誤差補償回路、106…受信処理回路、107…制御回路。

Claims (14)

  1. 複数のアンテナと、
    前記複数のアンテナのそれぞれに対応し、当該アンテナで受信された信号のキャリア周波数誤差を推定する複数の周波数誤差推定手段と、
    前記複数のアンテナのうち雑音の影響度が相対的に小さい信号を受信したアンテナを選択する選択手段と、
    選択されたアンテナに対応する前記周波数誤差推定手段で求めた推定値の平均値を求める手段と、
    前記平均値を用いて、各信号のキャリア周波数誤差を補償する複数の周波数誤差補償手段と、
    を具備し、
    前記選択手段は、各アンテナに対応する前記周波数誤差推定手段で求めた前記推定値と所定の閾値とを比較して、該推定値が該閾値よりも小さい信号を受信したアンテナを選択することを特徴とする無線通信装置。
  2. 複数のアンテナと、
    前記複数のアンテナのそれぞれに対応し、当該アンテナで受信された信号のキャリア周波数誤差を推定する複数の周波数誤差推定手段と、
    前記複数のアンテナのうち雑音の影響度が相対的に小さい信号を受信したアンテナを選択する選択手段と、
    選択されたアンテナに対応する前記周波数誤差推定手段で推定された推定値の平均値を求める手段と、
    前記平均値を用いて、各信号のキャリア周波数誤差を補償する複数の周波数誤差補償手段と、
    を具備し、
    各アンテナに対応する周波数誤差推定手段は、
    当該アンテナで受信された信号のN(Nは任意の整数)サンプル間での位相回転量を求める演算手段と、
    前記演算手段で求めたM(Mは任意の整数)個の前記位相回転量を平均化した結果の逆正接を計算することで、当該アンテナで受信された信号の前記キャリア周波数誤差の推定値を求める手段と、
    M個の前記位相回転量のうち前半のM/2個の位相回転量を平均化した結果の逆正接を計算することにより、当該アンテナで受信された信号の前記キャリア周波数誤差の第1部分推定値を求める手段と、
    M個の前記位相回転量のうち後半のM/2個の位相回転量を平均化した結果の逆正接を計算することにより、当該アンテナで受信された信号の前記キャリア周波数誤差の第2部分推定値を求める手段と、
    を含み、
    前記選択手段は、前記第1部分推定値及び前記第2部分推定値の極性が等しいか、または該第1部分推定値及び前記第2の部分推定値の差が所定の閾値よりも小さい信号を受信したアンテナを選択することを特徴とする無線通信装置。
  3. 複数のアンテナと、
    前記複数のアンテナのそれぞれに対応し、当該アンテナで受信された信号のキャリア周波数誤差を推定する複数の周波数誤差推定手段と、
    各アンテナで受信された信号に対し、雑音の影響度が大きいほど小さい重み値を算出する重み値算出手段と、
    各アンテナで受信された信号の前記キャリア周波数誤差の推定値に当該信号の前記重み値を乗じて合成することにより、キャリア周波数誤差を求める手段と、
    前記キャリア周波数誤差を用いて、各アンテナで受信された信号のキャリア周波数誤差を補償する複数の周波数誤差補償手段と、
    を具備し、
    各アンテナに対応する周波数誤差推定手段は、
    当該アンテナで受信された信号のN(Nは任意の整数)サンプル間での位相回転量を求める演算手段と、
    前記演算手段で求めたM(Mは任意の整数)個の前記位相回転量を平均化した結果の逆正接を計算することで、当該アンテナで受信された信号の前記キャリア周波数誤差の推定値を求める手段と、
    M個の前記位相回転量のうち前半のM/2個の位相回転量を平均化した結果の逆正接を計算することにより、当該アンテナで受信された信号の前記キャリア周波数誤差の第1部分推定値を求める手段と、
    M個の前記位相回転量のうち後半のM/2個の位相回転量を平均化した結果の逆正接を計算することにより、当該アンテナで受信された信号の前記キャリア周波数誤差の第2部分推定値を求める手段と、
    を含み、
    前記重み値算出手段は、前記第1部分推定値と前記第2部分推定値との差が大きいほど小さい重み値を算出することを特徴とする無線通信装置。
  4. 複数のアンテナと、
    前記複数のアンテナのそれぞれに対応し、当該アンテナで受信された信号のキャリア周波数誤差を推定する複数の周波数誤差推定手段と、
    前記複数のアンテナのうち雑音の影響度が相対的に小さい信号を受信したアンテナを選択する選択手段と、
    選択されたアンテナに対応する前記周波数誤差推定手段で推定された推定値の平均値を求める手段と、
    前記平均値を用いて、各信号のキャリア周波数誤差を補償する複数の周波数誤差補償手段と、
    を具備し、
    各アンテナに対応する周波数誤差推定手段は、
    当該アンテナで受信された信号のNサンプル間での位相回転量を求める演算手段と、
    前記演算手段で求めたM(Mは任意の整数)個の前記位相回転量を平均化した結果の逆正接を計算することで、当該アンテナで受信された信号の前記キャリア周波数誤差の推定値を求める手段と、
    前記演算手段で求めた前記位相回転量の逆正接を計算することにより、当該アンテナで受信された信号のキャリア周波数誤差の瞬時推定値を求める手段と、
    を含み、
    前記選択手段は、アンテナ毎に、M個の前記瞬時推定値の分散を算出し、この分散値が所定の閾値よりも小さい信号を受信したアンテナを選択することを特徴とする無線通信装置。
  5. 複数のアンテナと、
    前記複数のアンテナのそれぞれに対応し、当該アンテナで受信された信号のキャリア周波数誤差を推定する複数の周波数誤差推定手段と、
    各アンテナで受信された信号に対し、雑音の影響度が大きいほど小さい重み値を算出する重み値算出手段と、
    各アンテナで受信された信号の前記キャリア周波数誤差の推定値に当該信号の前記重み値を乗じて合成することにより、キャリア周波数誤差を求める手段と、
    前記キャリア周波数誤差を用いて、各アンテナで受信された信号のキャリア周波数誤差を補償する複数の周波数誤差補償手段と、
    を具備し、
    各アンテナに対応する周波数誤差推定手段は、
    当該アンテナで受信された信号のNサンプル間での位相回転量を求める演算手段と、
    前記演算手段で求めたM(Mは任意の整数)個の前記位相回転量を平均化した結果の逆正接を計算することで、当該アンテナで受信された信号の前記キャリア周波数誤差の推定値を求める手段と、
    前記演算手段で求めた前記位相回転量の逆正接を計算することにより、当該アンテナで受信された信号のキャリア周波数誤差の瞬時推定値を求める手段と、
    を含み、
    前記重み値算出手段は、アンテナ毎に、M個の前記瞬時推定値の分散を算出し、この分散値が所定の閾値よりも大きい信号ほど小さい重み値を算出することを特徴とする無線通信装置。
  6. 前記複数のアンテナのそれぞれに対応し、当該アンテナ受信された信号の受信電力を測定する受信電力測定手段をさらに含み、
    前記選択手段で選択されるアンテナは、前記受信電力が所定の閾値より大きい信号を受信するアンテナであることを特徴とする請求項1、2及び4のうちのいずれか1つに記載の無線通信装置。
  7. 前記複数のアンテナのそれぞれに対応し、当該アンテナ受信された信号の受信電力を測定する受信電力測定手段をさらに含み、
    前記重み値算出手段は、各アンテナで受信された信号の受信電力を基に、該受信電力が小さいほど小さくなるような前記重み値を算出する請求項3または5記載の無線通信装置。
  8. 複数のアンテナを有する無線通信装置が、複数のアンテナのそれぞれで受信された各信号のキャリア周波数誤差を補償するための方法であって、
    前記複数のアンテナのそれぞれで受信された各信号のキャリア周波数誤差を推定する推定ステップと、
    前記複数のアンテナのうち、雑音の影響度が相対的に小さい信号を受信したアンテナを選択する選択テップと、
    選択されたアンテナで受信された信号の前記推定値の平均値を求めるステップと、
    前記平均値を用いて、各信号のキャリア周波数誤差を補償する補償ステップと、
    含み、
    前記選択ステップは、各アンテナで受信された信号の前記推定値と所定の閾値とを比較して、該推定値が該閾値よりも小さい信号を受信したアンテナを選択することを特徴とするキャリア周波数誤差補償方法
  9. 複数のアンテナを有する無線通信装置が、複数のアンテナのそれぞれで受信された各信号のキャリア周波数誤差を補償するための方法であって、
    前記複数のアンテナのそれぞれで受信された各信号のキャリア周波数誤差を推定する推定ステップと、
    前記複数のアンテナのうち、雑音の影響度が相対的に小さい信号を受信したアンテナを選択する選択ステップと、
    選択されたアンテナで受信された信号の前記推定値の平均値を求めるステップと、
    前記平均値を用いて、各信号のキャリア周波数誤差を補償する周波数誤差補償ステップと、
    を含み、
    前記推定ステップは、アンテナ毎に、
    (a)当該アンテナで受信された信号のN(Nは任意の整数)サンプル間での位相回転量を求め、
    (b)M(Mは任意の整数)個の前記位相回転量を平均化した結果の逆正接を計算することで、当該アンテナで受信された信号の前記キャリア周波数誤差の推定値を求め、
    (c)M個の前記位相回転量のうち前半のM/2個の位相回転量を平均化した結果の逆正接を計算することにより、当該アンテナで受信された信号の前記キャリア周波数誤差の第1部分推定値を求め、
    (d)M個の前記位相回転量のうち後半のM/2個の位相回転量を平均化した結果の逆正接を計算することにより、当該アンテナで受信された信号の前記キャリア周波数誤差の第2部分推定値を求め、
    前記選択ステップは、前記第1部分推定値及び前記第2部分推定値の極性が等しいか、または該第1部分推定値及び前記第2の部分推定値の差が所定の閾値よりも小さい信号を受信したアンテナを選択することを特徴とするキャリア周波数誤差補償方法。
  10. 複数のアンテナを有する無線通信装置が、複数のアンテナのそれぞれで受信された各信号のキャリア周波数誤差を補償するための方法であって、
    前記複数のアンテナのそれぞれで受信された各信号のキャリア周波数誤差を推定する推定ステップと、
    各アンテナで受信された信号に対し、雑音の影響度が大きいほど小さい重み値を算出する重み値算出ステップと、
    各アンテナで受信された信号の前記キャリア周波数誤差の推定値に当該信号の前記重み値を乗じて合成することにより、キャリア周波数誤差を求めるステップと、
    前記キャリア周波数誤差を用いて、各アンテナで受信された信号のキャリア周波数誤差を補償する周波数誤差補償ステップと、
    を含み、
    前記推定ステップは、アンテナ毎に、
    (a)当該アンテナで受信された信号のN(Nは任意の整数)サンプル間での位相回転量を求め、
    (b)M(Mは任意の整数)個の前記位相回転量を平均化した結果の逆正接を計算することで、当該アンテナで受信された信号の前記キャリア周波数誤差の推定値を求め、
    (c)M個の前記位相回転量のうち前半のM/2個の位相回転量を平均化した結果の逆正接を計算することにより、当該アンテナで受信された信号の前記キャリア周波数誤差の第1部分推定値を求め、
    (d)M個の前記位相回転量のうち後半のM/2個の位相回転量を平均化した結果の逆正接を計算することにより、当該アンテナで受信された信号の前記キャリア周波数誤差の第2部分推定値を求め、
    前記重み値算出ステップは、前記第1部分推定値と前記第2部分推定値との差が大きいほど小さい重み値を算出することを特徴とするキャリア周波数誤差補償方法。
  11. 複数のアンテナを有する無線通信装置が、複数のアンテナのそれぞれで受信された各信号のキャリア周波数誤差を補償するための方法であって、
    前記複数のアンテナのそれぞれで受信された各信号のキャリア周波数誤差を推定する推定ステップと、
    前記複数のアンテナのうち、雑音の影響度が相対的に小さい信号を受信したアンテナを選択する選択ステップと、
    選択されたアンテナで受信された信号の前記推定値の平均値を求めるステップと、
    前記平均値を用いて、各信号のキャリア周波数誤差を補償する周波数誤差補償ステップと、
    を含み、
    前記推定ステップは、アンテナ毎に、
    (a)当該アンテナで受信された信号のN(Nは任意の整数)サンプル間での位相回転量を求め、
    (b)M(Mは任意の整数)個の前記位相回転量を平均化した結果の逆正接を計算することで、当該アンテナで受信された信号の前記キャリア周波数誤差の推定値を求め、
    (c)前記位相回転量の逆正接を計算することにより、当該アンテナで受信された信号のキャリア周波数誤差の瞬時推定値を求め、
    前記選択ステップは、アンテナ毎に、M個の前記瞬時推定値の分散を算出し、この分散値が所定の閾値よりも小さい信号を受信したアンテナを選択することを特徴とするキャリア周波数誤差補償方法。
  12. 複数のアンテナを有する無線通信装置が、複数のアンテナのそれぞれで受信された各信号のキャリア周波数誤差を補償するための方法であって、
    前記複数のアンテナのそれぞれで受信された各信号のキャリア周波数誤差を推定する推定ステップと、
    各アンテナで受信された信号に対し、雑音の影響度が大きいほど小さい重み値を算出する重み値算出ステップと、
    各アンテナで受信された信号の前記キャリア周波数誤差の推定値に当該信号の前記重み値を乗じて合成することにより、キャリア周波数誤差を求めるステップと、
    前記キャリア周波数誤差を用いて、各アンテナで受信された信号のキャリア周波数誤差を補償する周波数誤差補償ステップと、
    を含み、
    前記推定ステップは、アンテナ毎に、
    (a)当該アンテナで受信された信号のN(Nは任意の整数)サンプル間での位相回転量を求め、
    (b)M(Mは任意の整数)個の前記位相回転量を平均化した結果の逆正接を計算することで、当該アンテナで受信された信号の前記キャリア周波数誤差の推定値を求め、
    (c)前記位相回転量の逆正接を計算することにより、当該アンテナで受信された信号のキャリア周波数誤差の瞬時推定値を求め、
    前記重み値算出ステップは、アンテナ毎に、M個の前記瞬時推定値の分散を算出し、この分散値が所定の閾値よりも大きい信号ほど小さい重み値を算出することを特徴とするキャリア周波数誤差補償方法。
  13. 前記複数のアンテナのそれぞれで受信された信号の受信電力を測定する受信電力測定ステップをさらに含み、
    前記選択ステップで選択されるアンテナは、前記受信電力が所定の閾値より大きい信号を受信するアンテナであることを特徴とする請求項8、9及び11のうちのいずれか1つに記載のキャリア周波数誤差補償方法。
  14. 前記複数のアンテナのそれぞれで受信された信号の受信電力を測定する受信電力測定ステップをさらに含み、
    前記重み値算出ステップは、各アンテナで受信された信号の受信電力を基に、該受信電力が小さいほど小さくなるような前記重み値を算出する請求項10または12記載のキャリア周波数誤差補償方法。
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