JP2009088771A - 補間方法、およびそれを利用した補間装置、受信装置 - Google Patents

補間方法、およびそれを利用した補間装置、受信装置 Download PDF

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Abstract

【課題】効率的に制御信号を補間すること。
【解決手段】無線装置100は、周波数分割多重され、パイロットシンボルが時間軸方向に周期的に含まれた信号を受信し、受信した信号を離散フーリエ変換処理して、複数のサブキャリア信号に分離する。つぎに、分離された複数のサブキャリア信号から、時間軸上において、連続した3点のパイロットシンボルを取得する。取得された3点のパイロットシンボルのうちの両端のパイロットシンボルに対する中央のパイロットシンボルの相対的な位置を算出し、3点のデジタル信号が結ばれるべき曲線の形状を推定する。推定された形状にしたがって、3点のデジタル信号のうちの中央のデジタル信号と最後方のデジタル信号との間に、1点以上の新たなデジタル信号を時間軸方向に周期的に補間する。
【選択図】図1

Description

本発明は、無線技術に関し、特に伝搬路を推定するための補間方法およびそれを利用した補間装置、受信装置に関する。
一般的に、無線通信においては、データ速度を向上するために、データ以外の制御情報、たとえば、パイロット信号などの既知情報の量はデータに比して少な目に設定されている。したがって、制御信号が存在しない期間においては、その期間を挟む2つの制御情報を用いて直線補間することにより、少ない量の制御情報を補填していた。しかしながら、一般的に、直線補間された値は誤差を多く含むことがあり、受信性能に影響を与える場合があった。従来、2点間を直線補間する際に、予め記憶された補正値を用いて、より正確に直線補間する技術が開示されていた(例えば、特許文献1参照。)。
特開2006−173971号公報
しかしながら、補正値により直線補間を補正する場合、補正値を記憶するための記憶領域が必要となり、ハードウェアコストが増加するといった課題があった。本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その総括的な目的は、効率的に制御信号を補間するための技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の補間装置は、同一の時間間隔で並んだ複数のデジタル信号のうち、連続した3点のデジタル信号を取得する取得部と、取得部によって取得された3点のデジタル信号のうちの両端のデジタル信号に対する中央のデジタル信号の相対的な振幅を算出する相対振幅算出部と、相対振幅算出部によって算出された相対的な振幅に応じて、3点のデジタル信号が結ばれるべき曲線の形状を推定する推定部と、推定部によって推定された形状にしたがって、3点のデジタル信号のうちの中央のデジタル信号と最後方のデジタル信号との間の時間帯に、1点以上の新たなデジタル信号を補間する補間処理部と、を備える。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、効率的に制御信号を補間できる。
本発明を具体的に説明する前に、まず概要を述べる。本発明の実施形態は、OFDM方式における復調装置に関する。本実施形態の復調装置は、地上波ディジタルテレビジョン放送などに好適である。
OFDM方式においては、周波数軸、時間軸上に分散して、パイロットシンボルが配置される。そのため、パイロットシンボルが配置されていない領域においては、周囲に配置されたパイロットシンボルを元に補間処理が実施されることによって、チャネル推定値が導出される。
従来、補間処理においては、直線補間や、IIRフィルタなどが用いられていた。しかしながら、直線補間においては誤差が大きくなる場合があり、また、IIRフィルタにおいては、回路規模や回路コストが増大するといった問題があった。そのため、簡易な構成により実現できる補間方法が望まれていた。
したがって、本実施形態においては、補間処理に用いられるパイロットシンボルシンボルの個数を増やすことによって、より正確に補間処理を実施する。詳細は後述するが、2つのパイロットシンボルの間を補間する場合、その2つのパイロットシンボルのさらに1つ前のパイロットシンボルを取得する。そして、取得された3点のパイロットシンボルを結ぶ曲線の形状を効率的に推定し、推定された形状をもとに補間処理を実施する。これにより、簡易に補間処理が実現できることとなる。
図1は、本発明の実施形態にかかる無線装置100の構成例を示す図である。無線装置100は、A/D変換器10と、FFT部12と、伝搬路推定部14と、補間処理部16と、乗算部18とベースバンド処理部20とを含む。なお、説明の便宜上、復調系についてのみ図示している。
A/D変換器10は、アンテナで受信したOFDM信号をディジタル信号に変換して出力する。FFT部12は、A/D変換器10から出力されたディジタル信号に対して、FFT処理を実行して、複数のサブキャリア信号を出力する。
図2は、図1のFFT部12の出力例を示す図である。横軸は周波数を示し、F0、F1、・・・は、サブキャリアを示す。縦軸は時間を示し、T0、T1、・・・は、時間軸方向のシンボルを示す。図2においては、パイロットシンボルを「×」で示し、パイロットシンボル以外のシンボルを「○」で示している。パイロットシンボル以外のシンボルとは、たとえば、送信データが含まれたシンボルである。
図示するごとく、パイロットシンボルは、F0、F3、F6、・・・に示されるサブキャリアにのみ配置される。さらに、これらのサブキャリアのうち、時間軸方向において、3シンボルタイミングおきに、パイロットシンボルが配置される。このように、周波数軸、時間軸上に分散して配置されるパイロットシンボルをスキャッタードパイロットという。
図1に戻る。伝搬路推定部14は、FFT部12から出力された複数のサブキャリアのうち、パイロットシンボルを抽出し、チャネル推定値を導出する。具体的には、伝搬路推定部14は、FFT部12から出力された複数のサブキャリアのうち、図2に示されるようなF0、F3、F6、・・・に示されるそれぞれのサブキャリアから、パイロットシンボルが割り当てられているタイミングにおいて、パイロットシンボルを抽出する。たとえば、F0やF6のサブキャリアにおいては、T0、T4、T8・・・のタイミングでパイロットシンボルを抽出し、また、F3のサブキャリアにおいては、T1、T5、T9・・・のタイミングで抽出すればよい。
以下においては、説明の便宜上、F0におけるT4に示されるパイロットシンボル(以下、中央パイロットシンボルP1と表記する。)と、T8に示されるパイロットシンボル(以下、後方パイロットシンボルP2と表記する。)の間を補間する場合について説明する。この場合、F0のT0に示されるパイロットシンボル(以下、前方パイロットシンボルP0と表記する。)をさらに用いて補間処理を実行する。以下、中央パイロットシンボルP1と後方パイロットシンボルP2との間に補間されたシンボルを、第1補間シンボルPi1〜第3補間シンボルPi3、もしくは、それらを代表して補間シンボルPiと表記する。
補間処理部16は、まず、時間方向について、たとえば、伝搬路推定部14から出力された前方パイロットシンボルP0、中央パイロットシンボルP1、後方パイロットシンボルP2の3つのパイロットを用いて、中央パイロットシンボルP1と後方パイロットシンボルP2との間の補間処理を実行する。さらに、補間処理部16は、周波数方向についての補間処理を実行する。詳細は後述する。乗算部18は、補間処理部16によって補間処理が実施されたシンボルと伝搬路推定部14から出力されたシンボルとを乗じて、ベースバンド処理部20に出力する。ベースバンド処理部20は、入力されたシンボルに対して復調処理を実施する。
図3は、図1の補間処理部16における第1の処理例を示す図である。横軸は時間を示す。縦軸は振幅を示す。ここでは、図示するような振幅を有する前方パイロットシンボルP0、中央パイロットシンボルP1、後方パイロットシンボルP2が補間処理部16に入力されたものとする。補間処理部16における補間処理は、直線補間よりも、なめらかな曲線となるように補間する。そのため、補間されるシンボルの前後のパイロットである中央パイロットシンボルP1、後方パイロットシンボルP2の他に、中央パイロットシンボルP1の1つ前のパイロットである前方パイロットシンボルP0も用いることとしている。
具体的には、補間処理部16は、前方パイロットシンボルP0と、中央パイロットシンボルP1と、後方パイロットシンボルP2とを滑らかに結ぶ曲線を推定し、その曲線に沿うように、第1補間シンボルPi1〜第3補間シンボルPi3を補間する。
なお、中央パイロットシンボルP1と後方パイロットシンボルP2の間を直線補間する場合、中央パイロットシンボルP1と後方パイロットシンボルP2とを結ぶ直線600に沿うように、Pi1’〜Pi3’が補間される。この場合、本実施形態において導出された第1補間シンボルPi1〜第3補間シンボルPi3との誤差が生じることとなる。この誤差は受信性能の劣化につながるため、なるべく小さな値とすることが望まれる。したがって、中央パイロットシンボルP1と後方パイロットシンボルP2との間の補間処理においては、本実施形態のように、中央パイロットシンボルP1と後方パイロットシンボルP2に加えて、前方パイロットシンボルP0をも考慮して、3点を結ぶような曲線をもとにしたほうがよいこととなる。
ここで、補間処理部16における曲線の形状の推定方法について具体的に説明する。なお、以下においては、前方パイロットシンボルP0、中央パイロットシンボルP1、後方パイロットシンボルP2の振幅値をそれぞれS0、S1、S2と表記する。
図4は、図1の補間処理部16における第2の処理例を示す図である。横軸は時間を示す。縦軸は振幅値を示す。曲線の形状の推定においては、前方パイロットシンボルP0と後方パイロットシンボルP2に対する中央パイロットシンボルP1の相対的な位置を導出する。相対的な位置の導出は、図示するごとく、前方パイロットシンボルP0と後方パイロットシンボルP2とを結ぶ直線700に対する中央パイロットシンボルP1の位置を求めればよい。
具体的には、相対的な位置の導出は、(1)中央のシンボルである中央パイロットシンボルP1は、両端のシンボルである前方パイロットシンボルP0と後方パイロットシンボルP2真ん中を結んだ直線700に対して、上下いずれに位置するかについて判定することと、(2)その直線700と中央パイロットシンボルP1との距離を導出することとが含まれる。これらにより、前方パイロットシンボルP0と中央パイロットシンボルP1と後方パイロットシンボルP2の3点を結ぶ曲線の形状を推定できることとなる。
まず、直線700と、中央パイロットシンボルP1に接しながら振幅軸に対して並行となっている直線710との交点PPを導出する。ここで、直線700と中央パイロットシンボルP1との距離は、交点PPの振幅値と、中央パイロットシンボルP1の振幅値S1との差により、導出できる。
また、交点PPの振幅値と、中央パイロットシンボルP1の振幅値S1とを比較して、S1のほうが大きい場合、中央パイロットシンボルP1は直線700より上に位置し、S1のほうが小さい場合、直線700より下に位置すると判定できる。直線700より上に位置するとは、前方パイロットシンボルP0〜後方パイロットシンボルP2を結ぶべき曲線が上に凸となっていることを示している。一方、下に位置するとは、曲線が下に凸となっていることを示す。なお、S1と交点PPの振幅値とが同一の場合、中央パイロットシンボルP1は、直線700の線上に位置する。この場合、通常の直線補間に相当する補間処理が実施されることとなる。
ここで、数式を用いて具体的に説明する。まず、交点PPの振幅値は、(S0+S2)/2で表現される。そうすると、直線700と中央パイロットシンボルP1との距離は、|S1−(S0+S2)/2|で表現される。また、中央パイロットシンボルP1の振幅値S1との関係は、以下の不等式で表現される。
(S0+S2)/2 > S1 : 下に凸の曲線
(S0+S2)/2 < S1 : 上に凸の曲線
(S0+S2)/2 = S1 : 直線(3点は、直線700の線上)
ここで、上記不等式の両辺を2倍し、右辺にS0とS2を移項し、左辺をSで表現すると、以下のように表される。また、Sを用いると、距離は、|S/2|で表現される。なお、以下においては、Sを評価式、もしくは、評価値という。
S=−S0+2S1−S2
S<0:下に凸の曲線、S>0:上に凸の曲線、S=0:直線
なお、評価式Sは、S1とS2に対するS0の相対的な振幅値、すなわち、S1とS0の差分(S1−S0)と、S2とS1との差分(S2−S1)との差分によっても導出できる。すなわち、(S1−S0)−(S2−S1)=−S0+2S1−S2となり、前述した評価式Sと一致する。
以上まとめると、前方パイロットシンボルP0と中央パイロットシンボルP1と後方パイロットシンボルP2とを結ぶ曲線の形状を推定するために、|S/2|により距離を導出し、Sの符号により曲線の凸の向きを検出する。このように、評価値Sを用いることによって、簡易に形状が推定できることとなる。また、詳細は後述するが、距離により、補間シンボルPi間を結ぶ直線の傾きが示された係数を決定する。また、曲線の凸の向きにより、各補間シンボルPiの振幅値を導出するための補間式を決定する。この補間式に、係数を代入することによって、簡易に、かつ、より正確に補間処理を実施できる。
図5は、図1の補間処理部16の構成例を示す図である。補間処理部16は、第1遅延部22と、第2遅延部24と、評価値算出部26と、係数導出部28と、時間軸補間部30と、周波数軸補間部32とを含む。
第1遅延部22と第2遅延部24は、同一の遅延間隔を有する遅延器である。遅延間隔は、図2に示されるような各シンボルの間隔となる。また、第1遅延部22と第2遅延部24は、メモリやフリップフロップなどのシフトレジスタにより構成されてもよい。ここで、第1遅延部22は、伝搬路推定部14から入力されたシンボルを遅延して、第2遅延部24と、評価値算出部26と、時間軸補間部30とに中央パイロットシンボルP1を出力する。第2遅延部24は、第1遅延部22から出力されたシンボルを遅延して、評価値算出部26に前方パイロットシンボルP0を出力する。
評価値算出部26は、入力された前方パイロットシンボルP0と中央パイロットシンボルP1と後方パイロットシンボルP2とを用いて、評価値Sを導出する。係数導出部28は、評価値算出部26によって導出された評価値Sをもとに、後述する係数テーブルから、係数を導出する。時間軸補間部30は、まず、中央パイロットシンボルP1と後方パイロットシンボルP2とを用いて、後述する補間式テーブルから補間式を選択する。つぎに、係数導出部28から出力された係数と、選択した補間式に基づいて、第1補間シンボルPi1〜第3補間シンボルPi3を導出する。周波数軸補間部32は、時間軸補間部30から出力された第1補間シンボルPi1〜第3補間シンボルPi3を用いて、周波数軸について補間処理を実行する。周波数軸についての補間処理は、後述する時間軸方向の補間処理と同様の補間処理でもよいし、公知の直線補間による補間処理であってもよい。
ここで、係数の導出について具体的に説明する。図6は、図5の係数導出部28における係数テーブル300の例を示す図である。係数テーブル300は、距離欄310と、係数欄320とを含む。係数欄320は、補間するシンボルの個数だけそれぞれの係数欄を含む。図6においては、3つのシンボルの係数を示す欄として、第1係数欄322〜第3係数欄326を示している。
距離欄310は、Sの範囲を示しており、それぞれの範囲ごとに、係数欄320に係数が示される。いいかえると、係数テーブル300においては、距離に応じて、係数を決定している。図示するごとく、Sが2未満の場合、それぞれの係数の差は一定となっているため、直線補間と同様の傾きとなる。言い換えると、Sが2未満のように小さくなるにつれて、中央パイロットシンボルP1の位置が直線700に近づくこととなる。したがって、直線700に近づくほど、直線補間に近い補間処理が実施されるようになる。
一方、Sが2以上の場合、すなわち、中央パイロットシンボルP1が直線700から離れるにつれて、第1係数欄322から第3係数欄326に示される係数は、徐々に大きくなるように設定される。また、Sが大きくなるにつれて、第1係数欄322に示される係数X、X、Xのそれぞれの値が小さくなるように設定される。
Sが大きくなることは、中央パイロットシンボルP1と交点PPとの差が大きくなることを示している。この場合、前方パイロットシンボルP0から後方パイロットシンボルP2を結ぶ曲線200は、中央パイロットシンボルP1を頂点として、より急峻な曲線となる。したがって、中央パイロットシンボルP1から後方パイロットシンボルP2に近づくにつれて、すなわち、第1補間シンボルPi1から第3補間シンボルPi3になるにつれて、それぞれのシンボル間の傾きが大きくなる。
また、同一のSにおいて、係数Xiは、iが大きくなるほど、その値が大きくなるように設定される。また、各係数間の差も、iが大きくなるほど、その値が大きくなる。なお、各係数間の差は、「それぞれのシンボル間の傾き」を示し、図6の係数Xi間の差により表現される。たとえば、|S|が3以上4未満の場合、XとXとの差は「0.5」となり、これは、第1補間シンボルPi1と第2補間シンボルPi2とを結ぶ直線の傾きを示している。また、XとXとの差は「1」となり、第2補間シンボルPi2と第3補間シンボルPi3とを結ぶ直線の傾きを示し、第1補間シンボルPi1と第2補間シンボルPi2との傾き「0.5」よりも大きくなっている。このように、iが大きくなるにつれて、係数の差が徐々に広がり、傾きが徐々に大きくなる。このように係数を設定することにより、中央パイロットシンボルP1から後方パイロットシンボルP2に向けて、各補間シンボルとの間の傾きを徐々に変化させることができ、そのため、より滑らかな曲線に近づくように、各補間シンボルを導出することができる。また、距離に応じて、その変化の度合いを変えることができ、より正確に、各補間シンボルを導出することができる。なお、各補間シンボルを導出するとは、各補間シンボルの振幅値を導出することと等価である。
なお、距離欄310に示したSの下限、および、上限の値は、説明を簡易とするために示した値である。これらの値は、入力されるパイロットシンボルの振幅値に応じて適宜決定されればよい。また、係数欄320に示される値を図示したような値、たとえば、0.5(=1/2)や、0.75(=1/2+1/4)、あるいは、2.5(=2+1/2)など、2のべき乗の加減算で表せる数字にすることによって、後段の計算処理において、乗算器を用いずに、簡易な回路で実現することができる。
図7は、図5の時間軸補間部30における補間式テーブル400の例を示す図である。図7は、曲線の形状に応じて、補間式を決定している。具体的には、Sの符号と、中央パイロットシンボルP1と後方パイロットシンボルP2との大小関係により、第1ケース510〜第4ケース540の4つのケースにおける補間式のいずれかを選択する。なお、以下においては、第1ケース510と第4ケース540において用いられる補間式を第1補間式、第2ケース520と第3ケース530において用いられる補間式を第2補間式という。
補間式テーブル400は、符号欄410と傾き欄420とを含む。符号欄410は、第1符号欄412と第2符号欄414を含み、それぞれ、Sが0以上の場合、0未満の場合に対応している。傾き欄420は、第1傾き欄422と第2傾き欄424とを含む。第1傾き欄422は、S1がS2より小さい場合における補間式を示している。第2傾き欄424は、S1がS2以上である場合における補間式を示している。言い換えると、第1傾き欄422は、中央パイロットシンボルP1と後方パイロットシンボルP2および第1補間シンボルPi1〜第3補間シンボルPi3において、互いに隣接するシンボル同士の傾き(以下、「隣接シンボル間の傾き」という。)が正となる場合の補間式を示し、第2傾き欄424は、傾きが負となる場合の補間式を示している。
ここで、本実施形態における補間処理について、8つのケースを順に示す。図8(a)、(b)は、図7の第1ケース510〜第4ケース540のそれぞれの場合の曲線例を示す図である。横軸は時間を示す。縦軸は振幅を示す。図8(a)は、図示するように、前方パイロットシンボルP0のほうが後方パイロットシンボルP2よりも下方に存在する場合についての例である。ここでは、4つの中央パイロットシンボルP1として、第1中央パイロットシンボルP11〜第4中央パイロットシンボルP14を例示した。また、前方パイロットシンボルP0と後方パイロットシンボルP2を両端として、第1中央パイロットシンボルP11〜第4中央パイロットシンボルP14のそれぞれを通る曲線200を第1曲線210〜第4曲線240として図示している。
第1曲線210の場合、第1中央パイロットシンボルP11は、後方パイロットシンボルP2よりも大きく、かつ、Sは正となるため、第2ケース520の場合となる。図示するごとく、S1のほうがS2よりも大きいため、第1曲線210における隣接シンボル間の傾きは、すべて負となり、後方パイロットシンボルP2に近づくにつれ、隣接シンボル間の傾きの絶対値が徐々に大きくなる。なお、隣接シンボル間の傾きの絶対値が徐々に大きくなるとは、隣接シンボル間の振幅値の差の絶対値が徐々に大きくなることと等価である。
第2曲線220の場合、第2中央パイロットシンボルP12は、後方パイロットシンボルP2よりも小さく、かつ、Sは正となるため、第1ケース510の場合となる。図示するごとく、S2のほうがS1よりも大きいため、第2曲線220における隣接シンボル間の傾きは、すべて正となり、後方パイロットシンボルP2に近づくにつれ、隣接シンボル間の傾きの絶対値が徐々に小さくなる。
第3曲線230の場合、第3中央パイロットシンボルP13は、後方パイロットシンボルP2よりも小さく、かつ、Sは負となるため、第3ケース530の場合となる。図示するごとく、S2のほうがS1よりも大きいため、第3曲線230における隣接シンボル間の傾きは、すべて正となり、後方パイロットシンボルP2に近づくにつれ、隣接シンボル間の傾きの絶対値が徐々に大きくなる。
第4曲線240の場合、第4中央パイロットシンボルP14は、後方パイロットシンボルP2よりも小さく、かつ、Sは負となるため、第3ケース530の場合となる。図示するごとく、S2のほうがS1よりも大きいため、第4曲線240における隣接シンボル間の傾きは、第3曲線230の場合と同様に、すべて正となり、後方パイロットシンボルP2に近づくにつれ、隣接シンボル間の傾きの絶対値が徐々に大きくなる。
図8(b)は、図示するように、前方パイロットシンボルP0のほうが後方パイロットシンボルP2よりも上方に存在する場合についての例である。ここでは、中央パイロットシンボルP1として、第5中央パイロットシンボルP15〜第8中央パイロットシンボルP18を例示した。また、前方パイロットシンボルP0と後方パイロットシンボルP2を両端として、第5中央パイロットシンボルP15〜第8中央パイロットシンボルP18のそれぞれを通る曲線200を第5曲線250〜第8曲線280として図示している。
第5曲線250の場合、第5中央パイロットシンボルP15は、後方パイロットシンボルP2よりも大きく、かつ、Sは正となるため、第2ケース520の場合となる。図示するごとく、S1のほうがS2よりも大きいため、第5曲線250における隣接シンボル間の傾きは、第1曲線210と同様に、すべて負となり、後方パイロットシンボルP2に近づくにつれ、隣接シンボル間の傾きの絶対値が徐々に大きくなる。
第6曲線260の場合、第6中央パイロットシンボルP16は、後方パイロットシンボルP2よりも大きく、かつ、Sは正となるため、第2ケース520の場合となる。図示するごとく、S1のほうがS2よりも大きいため、第6曲線260における隣接シンボル間の傾きは、第1曲線210、第5曲線250と同様に、すべて負となり、後方パイロットシンボルP2に近づくにつれ、隣接シンボル間の傾きの絶対値が徐々に大きくなる。
第7曲線270の場合、第7中央パイロットシンボルP17は、後方パイロットシンボルP2よりも大きく、かつ、Sは負となるため、第4ケース540の場合となる。図示するごとく、S1のほうがS2よりも大きいため、第6曲線260における隣接シンボル間の傾きは、すべて負となり、後方パイロットシンボルP2に近づくにつれ、隣接シンボル間の傾きの絶対値が徐々に小さくなる。
第8曲線280の場合、第8中央パイロットシンボルP18は、後方パイロットシンボルP2よりも小さく、かつ、Sは負となるため、第3ケース530の場合となる。図示するごとく、S2のほうがS1よりも大きいため、第8曲線280における隣接シンボル間の傾きは、第3曲線230、第4曲線240の場合と同様に、すべて正となり、後方パイロットシンボルP2に近づくにつれ、隣接シンボル間の傾きの絶対値が徐々に大きくなる。
図8(a)、(b)によると、第1曲線210と第4曲線240と第5曲線250と第8曲線280の場合、第2ケース520もしくは第3ケース530となり、第2補間式が採用される。これらのケースは、いずれも、前方パイロットシンボルP0と後方パイロットシンボルP2を結ぶ直線700との距離が大きい場合である。これらの曲線は、他の曲線と比べて、中央パイロットシンボルP1と直線700との距離が長くなっている。したがって、図6との関係では、隣接シンボル間の傾きの絶対値が徐々に大きくなる関係にある。すなわち、第2補間式は、隣接シンボル間の傾きの絶対値が徐々に大きくなる補間式であるといえる。
一方、第2曲線220と第3曲線230と第6曲線260と第7曲線270と距離のように、直線700との距離が小さい場合、ケースが一意に定まらないため、補間式も確定しない。ここで、第2曲線220と第7曲線270の場合、隣接シンボル間の傾きの絶対値が徐々に小さくなる第1補間式が採用されることとなる。すなわち、第1補間式は、隣接シンボル間の傾きの絶対値が徐々に小さくなる補間式であるといえる。
ここで、第2曲線220と第7曲線270の場合を総括して表現すると、「中央パイロットシンボルP1の振幅値S1が、交点PPにおける振幅値SSと後方パイロットシンボルP2のおける振幅値S2の値である場合(以下、場合1という)」となる。具体的には、SS<S1<S2の場合が第2曲線220に相当し、SS>S1>S2の場合が第7曲線270に相当し、このような場合1においては、第1補間式が採用されることとなる。一方、場合1以外においては、第2曲線220と第7曲線270以外の曲線に相当し、第2補間式が採用されることとなる。いいかえると、第1曲線210〜第8曲線280に示される8つのケースは、S1とSSとS2によって使用されるべき補間式を大別できる。すなわち、SとS1とS2を用いた図7の代わりに、補間の対象となる中央パイロットシンボルP1と後方パイロットシンボルP2の振幅値S1、S2と、前方パイロットシンボルP0と後方パイロットシンボルP2との振幅値により決定されるSSとによって、補間式が決定されてもよいこととなる。
ここで、例を用いて説明する。ここでは、前方パイロットシンボルP0〜後方パイロットシンボルP2のそれぞれの振幅値として、S0=4、S1=3、S2=5が得られたと仮定する。そうすると、図5の評価値算出部26は、以下のようにSを計算して、
S=−4+2*3−5=−3
を得る。したがって、係数導出部28は、図6を参照して、X=0.5、X=1、X=2を導出する。また、S<0であり、かつ、S1<S2であるため、第3ケース530となり、時間軸補間部30は、第2補間式を選択する。
ここで、時間軸補間部30は、選択した第2補間式に、S0〜S2と、X〜Xとを代入して、以下のように、第1補間シンボルPi1〜第3補間シンボルPi3の振幅値Si1〜Si3を計算する。
Si1=((4−0.5)*S1+0.5*S2)/4 = 3.25
Si2=((4―1.0)*S1+1.0*S2)/4 = 3.5
Si3=((4−2.0)*S1+2.0*S2)/4 = 4
なお、中央パイロットシンボルP1と後方パイロットシンボルP2とを直線補間した場合、
Si1= 3.5
Si2= 4
Si3= 4.5
となり、前述した値との差が大きいことが分かる。
上述したこれらの構成は、ハードウエア的には、任意のコンピュータのCPU、メモリ、その他のLSIで実現でき、ソフトウエア的にはメモリにロードされた通信機能のあるプログラムなどによって実現されるが、ここではそれらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックがハードウエアのみ、ソフトウエアのみ、またはそれらの組合せによっていろいろな形で実現できることは、当業者には理解されるところである。
つぎに、動作について説明する。図9は、図5の補間処理部16の動作例を示すフローチャートである。まず、評価値算出部26は、前方パイロットシンボルP0と中央パイロットシンボルP1と後方パイロットシンボルP2のそれぞれの振幅値S0、S1、S2を取得する(S10)。つぎに、評価値算出部26は、取得したS0、S1、S2を用いて、評価式Sを計算する(S12)。ここで、係数導出部28は、Sにしたがって、図6に示すような、係数を導出する(S14)。
ここで、時間軸補間部30は、Sが0以上の場合(S16のY)であって、かつ、S1がS2以上の場合(S18のY)、第2補間式を選択する(S20)。また、Sが0以上の場合(S16のY)であって、かつ、S1がS2未満の場合(S18のN)、第1補間式を選択する(S22)。また、Sが0未満の場合(S16のN)であって、かつ、S1がS2以上の場合(S24のY)、第1補間式を選択する(S22)。また、Sが0未満の場合(S16のN)であって、かつ、S1がS2未満の場合(S24のN)、第2補間式を選択する(S26)。
つぎに、時間軸補間部30は、選択した補間式と、係数導出部28で導出された係数とを用いて、Si1、Si2、Si3を計算する(S28)。さいごに、時間軸補間部30は、計算したSi1、Si2、Si3を用いて、補間処理を実行する(S30)。
本発明の実施形態によれば、連続した3点のデジタル信号のうちの両端のデジタル信号に対する中央のデジタル信号の相対的な振幅を算出することによって、効率的に、3点のデジタル信号が結ばれるべき曲線の形状を推定できる。また、推定された形状にしたがって、3点のデジタル信号のうちの中央のデジタル信号と最後方のデジタル信号との間の時間帯に、1点以上の新たなデジタル信号を補間することによって、より正確に補間処理を実施できる。
また、両端のデジタル信号を結んだ直線上において、中央のデジタル信号と同一の時間に仮想のデジタル信号を配置させたときの仮想のデジタル信号の振幅値を算出し、算出された仮想のデジタル信号の振幅値と、中央のデジタル信号の振幅値との差を距離として算出することによって、効率的に、中央のデジタル信号の相対的な位置を導出できる。
ここで、算出された距離が大きくなるほど、中央のデジタル信号と、1以上の新たなデジタル信号と、最後方のデジタル信号とにおける各デジタル信号間を結ぶ直線の傾きの絶対値が、最後方のデジタル信号に近づくにつれて大きくなるように、1以上の新たなデジタル信号の振幅値を決定することによって、より滑らかな曲線上に補間処理を実施できるため、より正確な補間処理が実施できる。
また、中央のデジタル信号と、仮想のデジタル信号と、最後方のデジタル信号との振幅値の大小関係を判定し、中央のデジタル信号の振幅値が、仮想のデジタル信号の振幅値と最後方のデジタル信号の振幅値と間の値である場合、中央のデジタル信号と、1以上の新たなデジタル信号と、最後方のデジタル信号とにおける各デジタル信号間を結ぶ直線の傾きの絶対値が、最後方のデジタル信号に近づくにつれて小さくなるように、1以上の新たなデジタル信号の振幅値を決定することによって、簡易に補間処理を実施できる。
また、連続した3点のデジタル信号におけるそれぞれの振幅値が、順に、S0、S1、S2となっている場合、S=−S0+2×S1−S2で定義される評価式を用いて、評価式において導出されるSの絶対値により距離を簡易に算出できる。また、S1>S2かつS>0の場合、または、S1<S2かつS>0の場合、中央のデジタル信号と、1以上の新たなデジタル信号と、最後方のデジタル信号とにおける各デジタル信号間を結ぶ直線の傾きの絶対値が、最後方のデジタル信号に近づくにつれて小さくなるように、1以上の新たなデジタル信号の振幅値を決定し、それ以外の場合、各デジタル信号間を結ぶ直線の傾きの絶対値が、最後方のデジタル信号に近づくにつれて大きくなるように、1以上の新たなデジタル信号の振幅値を決定することによって、簡易に補間処理を実施できる。
以上、本発明について実施形態をもとに説明した。この実施形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
本発明の実施形態において、無線装置100は、OFDMが適用されるとして説明したが、これにかぎらず、他の無線通信方式であってもよい。また、無線通信における補間処理について説明したが、補間処理一般についても適用できる。その場合、本発明の態様は、以下のように表現されてもよい。補間装置は、X−Y二次元座標系におけるX軸方向に同一の間隔で並んだ複数のデジタル信号のうち、連続した3点のデジタル信号を取得する取得部と、取得部によって取得された3点のデジタル信号のうちの両端のデジタル信号に対する中央のデジタル信号のY軸方向における相対的な位置を算出する相対位置算出部と、相対位置算出部によって算出された相対的な位置に応じて、3点のデジタル信号が結ばれるべき曲線の形状を推定する推定部と、推定部によって推定された形状にしたがって、3点のデジタル信号のうちの中央のデジタル信号と最後方のデジタル信号との間に、1点以上の新たなデジタル信号をX軸方向に周期的に補間する補間処理部と、を備える。
また、補間すべき新たなシンボルの個数が3つの場合において、図7に、第1補間式と第2補間式とを例示したが、これにかぎらず、たとえば、補間すべき新たなシンボルの個数が任意の個数であってもよい。その場合、以下にような補間式が設定されてもよい。ここで、αは、補間すべきシンボルの個数に1を加えた値である。また、βは、図6に示される係数の最大値よりも大きな値とする。βは、Xに、XとXとの差よりも大きな値を足した値となってもよい。具体的には、β=X+(X−X)+γとすればよい。γは0以上の実数とする。
第1補間式=(X(α−n)×S1+(β−X(α−n))×S2)/α
第2補間式=((β−X)×S1+X×S2)/α
本発明の実施形態にかかる無線装置の構成例を示す図である。 図1のFFT部の出力例を示す図である。 図1の補間処理部における第1の処理例を示す図である。 図1の補間処理部における第2の処理例を示す図である。 図1の補間処理部の構成例を示す図である。 図5の係数導出部における係数テーブルの例を示す図である。 図5の時間軸補間部における補間式テーブルの例を示す図である。 図8(a)、(b)は、図7の第1ケース〜第4ケースのそれぞれの場合の曲線例を示す図である。 図5の補間処理部の動作例を示すフローチャートである。
符号の説明
10 A/D変換器、 14 伝搬路推定部、 16 補間処理部、 18 乗算部、 20 ベースバンド処理部、 26 評価値算出部、 28 係数導出部、 30 時間軸補間部、 32 周波数軸補間部、 100 無線装置、 200 曲線、 300 係数テーブル、 400 補間式テーブル。

Claims (7)

  1. 同一の時間間隔で並んだ複数のデジタル信号のうち、連続した3点のデジタル信号を取得する取得部と、
    前記取得部によって取得された3点のデジタル信号のうちの両端のデジタル信号に対する中央のデジタル信号の相対的な振幅を算出する相対振幅算出部と、
    前記相対振幅算出部によって算出された相対的な振幅に応じて、前記3点のデジタル信号が結ばれるべき曲線の形状を推定する推定部と、
    前記推定部によって推定された形状にしたがって、前記3点のデジタル信号のうちの中央のデジタル信号と最後方のデジタル信号との間の時間帯に、1点以上の新たなデジタル信号を補間する補間処理部と、
    を備えることを特徴とする補間装置。
  2. 前記相対振幅算出部は、前記両端のデジタル信号を結んだ直線上において、前記中央のデジタル信号と同一の時間に仮想のデジタル信号を想定したときの前記仮想のデジタル信号の振幅値を算出する第1算出部と、前記第1算出部によって算出された前記仮想のデジタル信号の振幅値と、前記中央のデジタル信号の振幅値との差を距離として算出する第2算出部と、を含み、
    前記補間処理部は、前記第2算出部によって算出された距離が大きくなるほど、前記中央のデジタル信号と、1以上の新たなデジタル信号と、前記最後方のデジタル信号とにおいて、互いに隣接したデジタル信号間を結ぶ各直線の傾きの絶対値が、前記最後方のデジタル信号に近づくにつれて大きくなるように、1以上の新たなデジタル信号の振幅値を決定することを特徴とする請求項1に記載の補間装置。
  3. 前記補間処理部は、前記中央のデジタル信号の振幅値が、前記仮想のデジタル信号の振幅値と前記最後方のデジタル信号の振幅値と間の値である場合、前記中央のデジタル信号と、1以上の新たなデジタル信号と、前記最後方のデジタル信号とにおいて、互いに隣接したデジタル信号間を結ぶ各直線の傾きの絶対値が、前記最後方のデジタル信号に近づくにつれて小さくなるように、1以上の新たなデジタル信号の振幅値を決定することを特徴とする請求項2に記載の補間装置。
  4. 前記取得部において取得される連続した3点のデジタル信号におけるそれぞれの振幅値は、順に、S0、S1、S2となっており、
    前記第2算出部は、
    S=−S0+2×S1−S2
    で定義される評価式を用いて、前記評価式において導出されるSの絶対値により距離を算出することを特徴とする請求項2または3に記載の補間装置。
  5. 前記補間処理部は、S1>S2かつS>0の場合、または、S1<S2かつS>0の場合、前記中央のデジタル信号と、1以上の新たなデジタル信号と、前記最後方のデジタル信号とにおいて、互いに隣接したデジタル信号間を結ぶ各直線の傾きの絶対値が、前記最後方のデジタル信号に近づくにつれて小さくなるように、1以上の新たなデジタル信号の振幅値を決定し、それ以外の場合、互いに隣接したデジタル信号間を結ぶ各直線の傾きの絶対値が、前記最後方のデジタル信号に近づくにつれて大きくなるように、1以上の新たなデジタル信号の振幅値を決定することを特徴とする請求項4に記載の補間装置。
  6. パイロットシンボルが時間軸方向に周期的に含まれた信号を受信する受信部と、
    前記受信部によって受信された信号から、時間軸上において、連続した3点のパイロットシンボルを取得する取得部と、
    前記取得部によって取得された3点のパイロットシンボルのうちの両端のパイロットシンボルに対する中央のパイロットシンボルの相対的な位置を算出する相対位置算出部と、
    前記相対位置算出部によって算出された相対的な位置に応じて、前記3点のパイロットシンボルが結ばれるべき曲線の形状を推定する推定部と、
    前記推定部によって推定された形状にしたがって、前記3点のパイロットシンボルのうちの中央のパイロットシンボルと最後方のパイロットシンボルとの間の時間帯に、1点以上の新たなデジタル信号を補間する補間処理部と、
    前記補間処理部によって補間されたデジタル信号を用いて、前記受信部におって受信された信号に対して復調処理を実行する復調部と、
    を備えることを特徴とする受信装置。
  7. 同一の時間間隔で並んだ複数のデジタル信号のうち、連続した3点のデジタル信号を取得するステップと、
    取得された3点のデジタル信号のうちの両端のデジタル信号に対する中央のデジタル信号の相対的な振幅を算出するステップと、
    算出された相対的な振幅に応じて、前記3点のデジタル信号が結ばれるべき曲線の形状を推定するステップと、
    推定された形状にしたがって、前記3点のデジタル信号のうちの中央のデジタル信号と最後方のデジタル信号との間の時間帯に、1点以上の新たなデジタル信号を補間するステップと、
    を含むことを特徴とする補間方法。
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