JP4136233B2 - 画面制御装置および記録媒体 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、クライアントの画面からのデータ入力を制御する画面制御装置および記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、WWWサーバが利用者の操作するクライアント(パソコンなどの端末)に画面フォームを送信してブラウザ上に画面を表示させ、クライアントが表示された画面上で選択やデータを入力してWWWサーバに送信することを繰り返して一連の作業を進めることがある。この際、1つの作業が複数の画面フォーム(ページ)から構成される場合に以下のように行っていた。
【0003】
サーバがクライアントに送信する不可視のフィールドを作成してデータを埋め込み、次に、クライアントがデータを送信するときに入力データと一緒に不可視のフィールドのデータも一緒に送信させ、作業内容を管理し、作業を行うようにしていた。
【0004】
また、サーバがクライアント(ユーザ)毎に作業域を設け、1つの作業が完結するまでのデータをこの作業域に保持して管理し、作業を行うようにしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述した前者の管理手法では、サーバが過去に表示された画面フォーム(ページ)の入力データも不可視フィールドに設定してクライアントに送信するため、クライアント側で、現在の画面フォームの入力データと一緒に、不可視フィールドの過去のページの入力データを改ざんしてサーバに送信することができてしまい、各ページについてチェックした処理(例えばエラー処理)が無意味となってしまったり、ページ間のデータに矛盾が発生してしまったりするという問題がある。また、入力データが多量にある場合には、サーバとクライアント間で毎回その多量のデータの送受信を繰り返す必要があり、作業効率が悪いという問題もあった。
【0006】
また、上述した後者の管理手法では、サーバ側で過去の画面フォームの入力データを一括管理するために、現在の画面フォームの入力データのみをクライアントからサーバに送信すればよく、データ送信効率は良く、過去の入力データの改ざんを防止できる。しかし、クライアントがある作業の途中で、他の作業を開始しても、サーバ側では、前の作業が中断されたことが判らず、前の完結していない作業の入力データを保持しつづけることとなり、サーバのメモリ資源を多量に消費してしまうという問題があった。
【0007】
また、1個の作業が複数のページで構成されている場合には、クライアントのブラウザの機能により前のページに移動して当該ページの入力データを再送信すると、サーバ側で前の同ページの入力データを更新したりしてデータの整合性がくずれて矛盾を生じてしまうなどの問題もあった。
【0008】
本発明は、これらの問題を解決するため、サーバ上で作業毎に作業ID/ページID/キーワードを管理し、クライアントからの画面フォームの入力データなどと一緒に送信された作業ID/ページID/キーワードをもとにチェックを行って作業を進め、データ送受信量を必要最小限にし、前ページの入力データの改ざんを防止し、および不正なページへの分岐を防止したりなどすることを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
図1を参照して課題を解決するための手段を説明する。
図1において、サーバ1は、画面フォームをクライアント11にダウンロードして表示させ、その画面上からデータを入力させ送信を受けて作業を行ったりなどするものであって、ここでは、作業域2、制御手段3などから構成されるものである。
【0010】
作業領域2は、作業毎に作業域(1)、(2)・・・を作成するものである。
作業域(1)、(2)・・・は、作業ID、ページID、キーワード、その他の入力データなどを格納するものである。
【0011】
制御手段3は、全体を統括制御するものであって、ここでは、画面に関する制御を行うものである。
次に、動作を説明する。
【0012】
サーバ1の制御手段3が指定された作業に対応する画面フォームあるいはデータ、および作業IDをクライアント11に送信および作業IDの作業域にキーワードを保存し、送信した画面フォーム上から入力された入力データあるいは所定データ、および作業IDとキーワードを受信し、受信された作業IDおよびキーワードが作業IDの作業域に格納されている作業IDおよびキーワードと一致したときに、一緒に受信したデータをもとに作業を進めるようにしている。
【0013】
また、制御手段3が指定された作業に対応する画面フォームあるいは所定のデータ、および作業ID、ページID、キーワードをクライアントに送信および作業IDの作業域にページIDとキーワードを保存し、送信した画面フォーム上から入力されたデータあるいは所定のデータ、および作業ID、ページID、キーワードを受信し、受信された作業ID、ページIDおよびキーワードが作業IDの作業域に格納されている作業ID、ページIDおよびキーワードと一致したときに、一緒に受信した入力データをもとに作業を進めるようにしている。
【0014】
また、制御手段3が指定された作業に対応する上記画面フォーム、作業ID、ページIDをクライアントに送信および作業IDの作業域にページIDとキーワードを保存し、送信した画面フォーム上から入力されたデータ、および作業ID、ページID、キーワードを受信し、受信された作業ID、ページIDおよびキーワードが作業IDの作業域に格納されている作業ID、ページIDおよびキーワードと一致したときに、一緒に受信した入力データをもとに作業を進め、一方、受信された作業ID、ページIDおよびキーワードが作業IDの作業域に格納されている作業ID、ページIDおよびキーワードと1つでも一致しないときに、作業域に格納した最初に表示するページIDの上記画面フォームの送信に強制的に戻したり、エラー表示したり、強制終了したりするようにしている。
【0015】
また、キーワードを、作業を行うプログラム名あるいは作業を行うためのURLとするようにしている。
従って、サーバ1上で作業毎に作業ID/ページID/キーワードを管理し、クライアント11からの画面フォームの入力データあるいは所定データと一緒に送信された作業ID/ページID/キーワードをもとにチェックを行って作業を進めることにより、データ送受信量を必要最小限したり、前ページの入力データの改ざんを防止したり、および不正なページへの分岐を防止したりなどすることが可能となる。
【0016】
【実施例】
次に、図1から図9を用いて本発明の実施の形態および動作を順次詳細に説明する。
【0017】
図1は、本発明のシステム構成図を示す。
図1において、サーバ1は、WWWサーバであって、ネットワークに接続してクライアント11に画面フォームをダウンロードして表示させ、その画面上から入力されたデータの送信を受けて作業を行ったりなどするものであり、ここでは、作業領域2、制御手段3、画面フォームデータ6などから構成されるものである。
【0018】
作業領域2は、作業毎に作業域(1)、(2)・・・を作成するためのものである。
作業域(1)、(2)・・・は、作業毎に作成するものであって、作業ID、ページID、キーワード、その他の入力データなどを格納するものである。
【0019】
制御手段3は、全体を統括制御するものであって、ここでは、画面に関する制御を行うものであり、ページ制御手段4および作業管理手段5などから構成されるものである。
【0020】
ページ制御手段3は、ページIDの生成、検査、ページの移動、入力データに対する処理などを行うものである。
作業域管理手段4は、作業IDを生成、検索、作業毎の領域作成、領域破壊などを行うものである。
【0021】
画面フォームデータ6は、作業毎のデータを入力する画面フォームである。
クライアント11は、WWWブラウザであって、ネットワークを介してサーバ(WWWサーバ)1に接続し、画面フォームのダウンロードを受けて表示装置上に画面を表示し、画面上の入力域にデータ入力してサーバ1に送信することを繰り返し作業を行うための端末である。
【0022】
次に、図2から図5のフローチャートの順番に図1の構成の動作を詳細に説明する。
図2から図5は、本発明の動作説明フローチャートを示す。ここで、サーバ1、クライアント11は、図1のサーバ1、クライアント11である。
【0023】
図2において、S1は、サーバ1が作業IDの生成を行う。例えば作業ID=W01を生成する。
S2は、作業域の生成を行う。
【0024】
S3は、作業域の初期化を行う。これは、S2で作成した作業域の初期化を行う。
S4は、作業ID(W01)を作業域に保存する。これらS1からS4は、図1の作業域管理手段5が、クライアントから指定(画面上から選択)された作業を開始するに先立ち、指定された作業の作業IDを生成、作業域を作成、作成した作業域を初期化して使用できる状態にし、作業ID(例えばW01)を保存する。
【0025】
S5は、最初のページのページID(P01)を生成する。
S6は、ページID(P01)を作業域に保存する。
S7は、最初のページの表示部(view_1)と、データ処理部(control_1)のURLを作業域に保存する。
【0026】
S8は、最初のページの表示部へ移動する。この移動は、図示のRedirectコマンドをクライアント11に送信し、クライアント11からGetコマンドを送信されてサーバ1から画面フォームを送信し、クライアント11に最初のページの画面を表示させるという手順で行う。以下順次説明する。
【0027】
S9は、ページ数分の繰り返しを行う。これは、直前にサーバから送信されてきた、ここでは、上段に図示の下記のRedirectコマンドに対応した処理を開始する。
【0028】
Redirect 表示部URL+作業ID+ページID
具体的には,下記Redirectコマンドである。
Redirct view_1?WorkID=W01&PageID=P01
S10は、Redirectコマンドを受信したため、指定されたURL(最初のページの表示部view_1)へ自動的に移動する図示の下記のGetコマンドをサーバへ送信する。
【0029】
Get表示部URL+作業ID+ページID
具体的には、下記のGETコマンドである。
Get view_1?WorkID=W01&PageID=P01
図3のS11は、作業域に保存した作業IDと、受信した作業IDが一致するか判別する。これは、受信されたGETコマンド中の作業IDと、作業域に保存した作業ID(例えば図2のS4で保存した作業ID=W01)とが一致するか判別する。YESの場合には、S13に進む。NOの場合には、保存しておいた作業IDと、GETコマンド中に設定されてきた作業IDとが一致しなかったので、S12でページIDを再生成し、最新の表示部のURLへRedirectコマンドで強制的に移動、または、作業を強制終了(作業IDのために準備した作業域を破壊(解放))する。
【0030】
S13は、同様に、作業域に保存したページIDと、受信したページIDが一致するか判別する。これは、受信されたGETコマンド中のページIDと、作業域に保存したページID(例えば図2のS6で保存したページID=P01)とが一致するか判別する。YESの場合には、S15に進む。NOの場合には、保存しておいたページIDと、GETコマンド中に設定されてきたページIDとが一致しなかったので、S14でページIDを再生成し、最新の表示部のURLへRedirectコマンドで強制的に移動させる。
【0031】
S15は、同様に、作業域に保存した表示部のURLと、自身のURLが一致するか判別する。これは、キーワードのチェックを行う1つの例であって、受信されたGETコマンド中の表示部のURL(例えばView_1)と、作業域に保存した表示部のURL(例えば図2のS7で保存した表示部のURL=view_1)とが一致するか判別する。YESの場合には、S17に進む。NOの場合には、保存しておいた表示部のURLと、GETコマンド中に設定されてきた表示部のURL(キーワードの1種)とが一致しなかったので、S16でページIDを再生成し、最新の表示部のURLへRedirectコマンドで強制的に移動させる。
【0032】
以上のS11、S13、S15のチェックでOK(YES)となった場合には、クライアント11からのGetコマンドによる画面フォームの要求が正規の資格がありと判明したので、S17以降の処理を続行する。一方、S11、S13、S15で、作業ID,ページID,キーワード(ここでは、表示部のURL)がサーバ1の作業域に保存されているものと1つでも不一致になった場合(例えばRedirctコマンドをクライアント11に送信し、クライアント11が作業ID,ページIDを書き替えて別の作業やページに故意に移動しようとした場合)に不正な要求と判明したので、最新のページの画面に強制的にRedirectコマンドで移動させて最新のページの画面(例えば初期画面)に強制的に戻り表示させるようにすることが可能となる。
【0033】
S17は、作業域から、表示対象のデータを受け取り、クライアントへ画面フォーム(HTMLなど)を送信する。その際、クライアントに画面フォームをキャッシュされないようにヘッダなどを設定する(これで、クライアント11では、バックボタンを押下しても前のページの画面に移動不可となる)。このS17でサーバ1からクライアント11に送信するデータは図示の下記の例である。
【0034】
図4のS18は、クライアント11が画面フォームの表示を行う。これは、サーバ1からS17で送信されてきたデータを受信したクライアント(ブラウザ)11が受信したデータ(画面フォーム)をもとに画面(ページ)を表示する(後述する図7の(e)のページ1の画面を表示する)。
【0035】
S19は、画面フォームの入力を行う。これは、S18で表示した画面、例えば後述する図7の(e)の表示された画面上の入力フィールドからデータ(ここでは、ユーザID、パスワード)を入力する。
【0036】
S20は、入力完了後、作業IDとページIDを入力値と一緒に送信する。例えば図示の下記のようにして送信する。
・入力値+作業ID+ページID
具体的には図示の下記のようにして送信する。
【0037】
Get Control_1?WorkID=W01&PageID=P01
または
Post Contro_1 WorkID=W01&PageID=P01など
S21は、作業域に保存した作業IDと、受信した作業IDが一致するか判別する。これは、受信したコマンドあるいはデータ中の作業IDと、作業域に保存した作業ID(例えば図2のS4で保存した作業ID=W01)とが一致するか判別する。YESの場合には、S23に進む。NOの場合には、保存しておいた作業IDと、コマンドあるいはデータ中に設定されてきた作業IDとが一致しなかったので、S22でページIDを再生成し、最新の表示部のURLへRedirectコマンドで強制的に移動、または、エラー表示、または作業を強制終了(当該作業IDのために準備した作業域を破壊(解放))する。
【0038】
S23は、同様に、作業域に保存したページIDと、受信したページIDが一致するか判別する。これは、受信したコマンドあるいはデータ中のページIDと、作業域に保存したページID(例えば図2のS6で保存したページID=P01)とが一致するか判別する。YESの場合には、S25に進む。NOの場合には、保存しておいたページIDと、コマンドあるいはデータ中に設定されてきたページIDとが一致しなかったので、S24でページIDを再生成し、最新の表示部のURLへRedirectコマンドで強制的に移動、または、エラー表示、または作業を強制終了(当該作業IDのために準備した作業域を破壊(解放))する。
【0039】
S25は、同様に、作業域に保存した表示部のURLと、自身のURLが一致するか判別する。これは、キーワードのチェックを行う1つの例であって、受信したコマンドあるいはデータ中の表示部のURL(例えばView_1)と、作業域に保存した表示部のURL(例えば図2のS7で保存した表示部のURL=view_1)とが一致するか判別する。YESの場合には、S27に進む。NOの場合には、保存しておいた表示部のURLと、コマンドあるいはデータ中に設定されてきた表示部のURL(キーワードの1種)とが一致しなかったので、S26でページIDを再生成し、最新の表示部のURLへRedirectコマンドで強制的に移動、または、エラー表示、または作業を強制終了(当該作業IDのために準備した作業域を破壊(解放))する。
【0040】
以上のS21、S23、S25のチェックでOK(YES)となった場合には、クライアント11からの送信されてきたデータが正当なものと判明したので、S27以降の処理を続行する。一方、S21、S23、S25で、作業ID,ページID,キーワード(ここでは、表示部のURL)がサーバ1の作業域に保存されているものと1つでも不一致になった場合に不正なデータと判明したので、最新のページの画面に強制的にRedirectコマンドで移動させて最新のページの画面(例えば初期画面)に強制的に戻り表示させ、またはエラー表示、または強制終了させることが可能となる。
【0041】
図5のS27は、画面フォームの内容の処理・作業域への格納などを行う。これは、S21、S23、S25のYESで正当なデータであると判明したので、当該データをもとに所定の処理や作業域への格納などを行う。
【0042】
S28は、次のページのページID(P02)を生成する。
S29は、ページID(P02)を作業域に保存する。
S30は、次のページの表示部(view_2)とデータ処理部(control_2)のURLを作業域に保存する。
【0043】
S31は、次のページの表示部へ移動をする。これは、既述した図2のS8と同様にRedirctコマンドとして図示のものをクライアントに送信する。
S32は、ページ数分の繰り返しを行う。これは、以降は、既述した図2のS10からS31までをページ数分だけ繰り返し行う。
【0044】
以上のように、サーバ1が作業ID、ページID、キーワード(表示部のURL)を作業域に保存し、RedirctコマンドでクライアントにGetコマンドで画面フォームを要求させたときに当該Getコマンド中の作業ID、ページID、キーワード(表示部のURL)が一致したときに画面フォームをクライアントにダウンロードしたり、クライアントからの画面フォームから入力したデータを受信したときに同様に作業ID、ページID、キーワードが作業域のものと一致したときに当該入力データの処理を行い、それ以外のときに所定のページに移動させたり、エラー表示したり、あるいは強制終了したりし、不正なデータの改ざんを防止することが可能となる。
【0045】
図6は、本発明の他の動作説明フローチャートを示す。
図6において、S41は、バックボタンを押下する。これは、前提として、現在、表示しているページをページ2(view_2)とした場合に、クライアントのブラウザの画面上のバックボタンを押下して前ページに戻るように、ユーザが指示する。
【0046】
S42は、前のページの制御部(control_1)がリダイレクトだったため履歴に残っていないため、表示部(view_1)を表示しようとするが、しかし、キャッシュに残っていないため、サーバ1に前のページ(view_1)を要求する。このときの要求するコマンドが図示の下記である。
【0047】
Get表示部URL+作業ID+ページID
具体的には図示の下記である。
Get view_1?WorkID=W01&PageID=P01
S43は、作業域に保存した作業IDと受信した作業IDが一致か判別する。YESの場合には、S44に進む。NOの場合には、既述したS22で所定の最新ページに移動、またはエラー表示、または強制終了する。
【0048】
S44は、作業域に保存したページIDと受信したページIDが一致か判別する。YESの場合には、S45に進む。NOの場合には、既述したS24で所定の最新ページに移動、またはエラー表示、または強制終了する。
【0049】
S45は、ページID(P03)を生成する。
S46は、ページID(P03)を作業域に保存する。
S47は、最新のページの表示部へ移動を行う。これは、既述したS8と同様に、右側に図示のRedirectコマンドをクライアントに送信する。
【0050】
S48は、Redirectコマンドを受信したため、指定されたURL(最新のページの表示部、view_2)へ自動的に移動する。
以上のように、クライアントのブラウザの画面上のバックボタンをユーザが押下しても前ページへ移動できず、たとえ前ページのGetコマンドを送信してもS44のNOで所定の最新のページ(例えば初期画面)に強制的に移動されてしまう、または、エラー表示、または強制終了してしまい、前ページに戻ってデータを改ざんできなくすることが可能となる。
【0051】
図7および図8は、本発明の説明図を示す。
図7の(a)は、作業呼出画面例を示す。この作業呼出画面は、作業開始時に、サーバ1のホームページからダウンロードしてクライアント11のブラウザに表示された画面例であって、これからいずれの作業を行うかを選択する画面の例である。ここでは、ユーザ登録を選択する。
【0052】
図7の(b)は、図7の(a)でユーザ登録という作業が選択された旨の通知を受けたので、サーバが選択された作業を開始する前の処理の例を示す。ここでは、図示の下記の処理を行う。
【0053】
・作業IDの生成(W01)
・作業域の取得・初期化
・作業IDの保存
・最初のページのページIDを生成(P01)
・最初のページの表示部のURL(view_1)とデータ処理部のURL(control_1)を作業域に保存する。
【0054】
・最初のページの表示部へ移動
ここで、作業IDは図7の(a)で選択された例えば「ユーザ登録」という作業のID(例えば作業ID=W01)を生成する。作業域の取得・初期化は、生成した作業ID用の作業域を取得し、初期化を行う。作業IDの保存は、生成した作業域に作業IDを保存する。最初のページのページIDは、これから作業を開始し、最初に戻り繰り返すときに表示するページのIDである。最初のページの表示部のURL(view_1)は、最初のページの表示部(画面を表示するHTML言語などで記述された表示処理の部分)のURL(例えばview_1)である。最初のページのデータ処理部のURL(control_1)は、最初のページのデータ処理部(画面上からデータを入力させたりなどのHTML言語などで記述されたデータ処理の部分)のURL(例えばcontrol_1)である。最初のページの表示部へ移動は、リダイレクトコマンドをクライアントに送信して当該クライアントからGetコマンドを送信させて最初のページに移動(最初のページをクライアントのブラウザの画面上に表示)するという一連の処理の実行を開始することを表す。
【0055】
図7の(c)は、図7の(b)でクライアントがリダイレクトを要求されたため、最初のページの表示部へ自動的に移動することを表す。これは、既述した例えば図2のS10に相当する。
【0056】
図7の(d)は、図7の(c)のクライアントからのGetコマンドによる要求に応じた処理の例を示す。
・作業IDの確認
・ページIDの確認
・表示部のURLの確認
・画面フォームの送信(キャッシュされない指定を行う)
これらは、例えば既述したS11、S13、S15、S17の処理を行う様子を示す。
【0057】
図7の(e)は、図7の(d)で画面フォームの送信を受けたクライアント側で表示したページ1の画面例を示す。これは、図7の(a)の画面上で選択した作業「ユーザ登録」を行うための画面例であって、ユーザIDおよびパスワードについてそれぞれ入力フィールドを持つ画面である。ユーザがユーザIDおよびパスワードをキー入力するとそのデータおよび既述したように作業ID、ページID、キーワード(ここでは、表示部のURL(view_1))を、サーバ1に送信する。
【0058】
図8の(f)は、図7の(e)の画面上から入力されたデータおよび作業ID、ページID、表示部のURL(view_1)をもとにチェックなどの図示の下記の処理を行う例を示す。,
・最初のページの受信処理:
・作業IDの確認
・ページIDの確認
・制御部(表示部)のURLの確認
・次のページのページIDを生成(P02)
・次のページの表示部のURL(view_2)と、データ処理部のURL(control_2)を作業域に保存
・次のページの表示部へ移動
これらは、例えば既述したS11、S13、S15、S17の処理を行う様子を示す。
【0059】
図8の(g)は、既述した図7の(c)と同様に、図7の(f)でクライアントがリダイレクトを要求されたため、次のページの表示部へ自動的に移動することを表す。
【0060】
図8の(h)は、図8の(g)のクライアントからのGetコマンドによる要求に応じた処理の例を示す。
・作業IDの確認
・ページIDの確認
・表示部のURLの確認
・画面フォームの送信(キャッシュされない指定を行う)
これらは、例えば既述したS11、S13、S15、S17の処理を行う様子を示す。
【0061】
図8の(i)は、図8の(h)で画面フォームの送信を受けたクライアント側で表示したページ2の画面例を示す。これは、図7の(e)の画面上で入力したデータ(ユーザID、パスワード)について確認を行うための画面例である。ユーザが登録ボタン、あるいは戻るボタンのいずれかを押下すると、その旨のデータ、および作業ID,ページID(P02),キーワード(表示部のURL(view_2))を、サーバ1に送信する。そして、図8の(g)以降と同様の処理を繰り返す。
【0062】
以上のように、既述した図2から図6のフローチャートに示すように制御することで、サーバ側で意図したページへの移動のみを許可することが可能となる。ここで、クライアント(ブラウザ)側で移動するページIDをサーバ側で意図しないページにたとえ修正しても当該意図しないページへの移動を禁止して前ページなどのデータの改ざんをして各ページ毎のエラーチェックなどを無効にしてしまい複数ページに渡るデータの間の矛盾発生を防止することが可能となる。
【0063】
図9は、本発明のキーワード例を示す。これは、既述した作業ID、ページIDのチェック(作業域に保存した作業ID,ページIDと、クライアント側からの画面フォームの要求あるいはデータ送信された時に、サーバ側で当該要求などのURLあるいはデータに付加されている作業ID,ページIDがそれぞれ一致するかのチェック(例えばS11、S13のチェック))に加えて、更に、正当なプログラムあるいはURLが要求などしているかをチェックするときの様子を示す。
【0064】
図9の(a)は、プログラム名の場合を示す。プログラム名の場合には、画面のページ毎に表示部(view_1など)と、データ処理部(control_1)とがあるので、これら複数ページの表示部およびデータ処理部をまとめたディレクトリの名前(ここでは、作業プログラムAなど)を、当該複数ページに渡る一連の作業中にキーワードとして使用するようにしてもよい。
【0065】
図9の(b)は、URLの場合を示す。
図9の(b−1)は、アプリケーションが存在するディレクトリを”sample”とし、作業を示すキーワードがsample/workprogram_a,sample/workprogram_bとなる例を示す。
【0066】
図9の(b−2)は、/sampleの例を示す。ここは、例えば図示の下記のようである。
【0067】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、サーバ1上で作業毎に作業ID/ページID/キーワードを管理し、クライアント11からの画面フォームの入力データなどと一緒に送信された作業ID/ページID/キーワードをもとにチェックを行って作業を進める構成を採用しているため、データ送受信量を必要最小限にし、前ページの入力データの改ざんを防止し、かつ不正なページへの分岐を防止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシステム構成図である。
【図2】本発明の動作説明フローチャート(その1)である。
【図3】本発明の動作説明フローチャート(その2)である。
【図4】本発明の動作説明フローチャート(その3)である。
【図5】本発明の動作説明フローチャート(その4)である。
【図6】本発明の他の動作説明フローチャートである。
【図7】本発明の説明図(その1)である。
【図8】本発明の説明図(その2)である。
【図9】本発明のキーワード例である。
【符号の説明】
1:サーバ(WWWサーバ)
2:作業域
3:制御手段
4:ページ制御手段
5:作業管理手段
6:画面フォームデータ
11:クライアント(ブラウザ)
Claims (4)
- クライアントの画面からのデータ入力を制御するWWWサーバであって、
作業毎に一意の作業IDおよび表示部のURLを格納する作業域と、
指定された作業に対応する作業IDとリダイレクト先となる表示部のURLとをリダイレクトコマンドでクライアントに送信および当該作業ID用の作業域に当該作業IDと当該表示部のURLを保存する手段と、
前記クライアントからの前記リダイレクトコマンドに対応するGETコマンドによって作業IDと表示部のURLを受信する手段と、
前記受信された作業IDおよび表示部のURLが当該作業IDの前記作業域に格納されている作業IDおよび表示部のURLと一致したときに、前記クライアントに画面フォームを送信する手段と
を備えたことを特徴とする画面制御装置。 - クライアントの画面からのデータ入力を制御するWWWサーバであって、
作業毎に一意の作業ID、ページIDおよび表示部のURLを格納する作業域と、
指定された作業域に対応する作業IDとページIDとリダイレクト先となる表示部のURLとをリダイレクトコマンドでクライアントに送信および当該作業ID用の作業域に当該作業IDとページIDと当該表示部のURLを保存する手段と、
前記クライアントからの前記リダイレクトコマンドに対応するGETコマンドによって作業IDとページIDと表示部のURLを受信する手段と、
前記受信された作業ID、ページIDおよび表示部のURLが当該作業IDの前記作業域に格納されている作業ID、ページIDおよび表示部のURLと一致したときに、前記クライアントに画面フォームを送信する手段と
を備えたことを特徴とする画面制御装置。 - 前記作業域が、最初に表示する、ページIDおよび表示部のURLを格納し、
前記送信する手段が、前記受信された作業ID、ページIDおよび表示部のURLのいずれかが当該作業IDの作業域に格納されている作業ID、ページIDおよび表示部のURLと一致しないときに、前記作業域に格納した最初に表示するページIDの前記面フォームをクライアントに送信すること、
を特徴とする請求項1または請求項2に記載の画面制御装置。 - 作業毎に一意の作業IDおよび表示部のURLを格納する作業域を有するクライアントの画面からのデータ入力を制御するWWWサーバを、
指定された作業に対応する作業IDとリダイレクト先となる表示部のURLとをリダイレクトコマンドでクライアントに送信および当該作業ID用の作業域に当該作業IDと当該表示部のURLを保存する手段と、
前記クライアントからの前記リダイレクトコマンドに対応するGETコマンドによって作業IDと表示部のURLを受信する手段と、
前記受信された作業IDおよび表示部のURLが当該作業IDの前記作業域に格納されている作業IDおよび表示部のURLと一致したときに、前記クライアントに画面フォームを送信する手段と
して機能させるプログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体。
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