JP4134879B2 - 内燃機関のイオン電流検出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関のイオン電流検出装置に関するものである。
従来より、内燃機関において混合気が燃焼する際には燃焼イオンが発生することに着目し、点火に伴う燃焼毎に点火プラグの対向電極間に流れるイオン電流を検出するイオン電流検出装置が各種提案されている。そして、この検出したイオン電流に基づいて内燃機関の燃焼状態や点火プラグの状態などが随時判定されるようになっている。具体的には、点火系回路にイオン電流検出回路を設け、このイオン電流検出回路により検出したイオン電流のピーク値に基づいて失火の有無を判定したり、同イオン電流検出回路により検出したプラグ漏れ電流に基づいて点火プラグのくすぶりを検出したりするようにしている。
イオン電流検出装置では、イオン電流の検出信号(以下、イオン電流信号ともいう)に重畳するノイズによりイオン電流の検出精度が低下することが懸念されており、ノイズ対策技術も各種提案されている。イオン電流信号に重畳する代表的なノイズとしては残留磁気ノイズやスパイクノイズ(異常帯電ノイズ)が知られており、残留磁気ノイズは、点火プラグの火花放電終了直後において点火コイルの二次側の浮遊容量に残った電荷がLC共振により振動減衰する過程で発生する。また、スパイクノイズは、点火プラグの碍子部に帯電した電荷がグランド側に放電する過程で発生する。
ここで、残留磁気ノイズは放電直後に現れることから、放電直後にマスク期間を設けること等でノイズ対策が施されている。これに対し、スパイクノイズはその発生のタイミングが必ずしも一定でないため、燃焼イオンの発生途中に発生するだけでなく燃焼イオン消滅後にも発生する。例えば、点火プラグの碍子表面に電荷が帯電している状態では、燃焼イオン消滅後の吸気行程において燃焼室に混合気が吸入された時に帯電状態が不安定になり、それに伴いスパイクノイズが発生する。従って、スパイクノイズなど、不定期に発生するノイズに対処できるようなノイズ対策が必要であった。
例えば特許文献1のノッキング検出装置では、イオン電流信号から抽出したノッキング信号とノイズ信号との出力比を算出し、その出力比とノイズ発生タイミングとに基づいてスパイクノイズ等の特定ノイズの発生を判定することとしている。しかしながら、これでは不定期に発生するノイズに対処できない。従って、更なるノイズ対策技術が望まれている。
特開2000−145605号公報
本発明は、イオン電流信号に含まれるノイズの影響を適正に排除し、ひいてはイオン電流の検出精度を高めることができる内燃機関のイオン電流検出装置を提供することを主たる目的とするものである。
請求項1に記載の発明では、点火コイルの二次低圧側において、燃料の燃焼時に点火プラグの対向電極間を通じて流れるイオン電流が検出され、該イオン電流の検出信号(イオン電流信号)が一定時間間隔でAD変換される。この場合特に、AD変換周期Tadが点火コイルのLC共振周期Tnの1/2以下とされると共に、
(n−1)×Tad>Tn/2
の関係を満たすような、連続する前後3回(n=3)のAD値から最小AD値が算出される。また、その都度の燃焼に対応する所定区間内において最小AD値の中から最大値が前記イオン電流の信号ピーク値として算出される。この信号ピーク値は、例えば内燃機関の失火判定等に用いられる。なお、(n−1)×Tadは、連続するn回のAD変換に要する時間に相当する。
要するに、スパイクノイズ等のノイズ信号は、点火コイルの二次低圧側の回路構成(具体的には、二次側の浮遊容量とインダクタンス等からなるLC共振回路)を介してイオン電流信号に重畳するため、ノイズ周波数は概ね点火コイルのLC共振周波数になる。よって、ノイズ周期は、点火コイルのLC共振周期Tnにほぼ一致すると考えられる。この前提において、
(n−1)×Tad>Tn/2
の関係を満たすようにしてn回のAD値を求めれば、イオン電流信号に単発的なスパイクノイズが重畳する場合であっても、n回のAD値には、少なくともノイズ信号の正側ピーク分の影響を受けていないAD値が含まれる。それ故に、不定期にノイズが発生する場合にも、ノイズピークの影響のない有効AD値を得ることが可能となり、信号ピーク値の算出精度が向上する。つまり、イオン電流の検出精度が高められることとなり、ひいては失火判定等の信頼性も向上する。
また、連続する前後3回のAD値から最小AD値が算出される(すなわちn=3としている)。つまり、AD変換周期Tadを点火コイルのLC共振周期Tnの1/2以下とする場合に3回のAD値を得ることで、ノイズ信号の正側ピーク分を除去したAD値(最小AD値)を取得することが可能となる。この場合、AD変換周期とAD回数nとを両者の関係から適切に設定すれば、マイクロコンピュータ等の過剰な処理負荷増を抑制することができる。3回のAD値の大小比較により最小AD値を求める構成としているため、簡易な処理により好適に信号ピーク値が算出できる。
の都度の燃焼に対応する所定区間内において最小AD値の中からその最大値が信号ピーク値とされる。この場合、複数の最小AD値から信号ピーク値を得ることにより、正確な信号ピーク値の取得が可能となる。
請求項に記載の発明では、点火コイルの二次低圧側において、燃料の燃焼時に点火プラグの対向電極間を通じて流れるイオン電流が検出され、該イオン電流の検出信号(イオン電流信号)が一定時間間隔でAD変換される。この場合特に、AD変換周期Tadが点火コイルのLC共振周期Tnの1/2以下とされると共に、
(n−1)×Tad>Tn
の関係を満たすような、連続する前後5回(n=5)のAD値のうち中央値により、燃焼イオン消滅後の漏れ電流検出区間において前記点火プラグに流れる漏れ電流値が算出される。この漏れ電流値は、例えば点火プラグのくすぶり検出やイオン電流値の補正等に用いられる。なお、(n−1)×Tadは、連続するn回のAD変換に要する時間に相当する。
要するに、スパイクノイズ等のノイズ信号は、点火コイルの二次低圧側の回路構成(具体的には、二次側の浮遊容量とインダクタンス等からなるLC共振回路)を介してイオン電流信号に重畳するため、ノイズ周波数は概ね点火コイルのLC共振周波数になる。よって、ノイズ周期は、点火コイルのLC共振周期Tnにほぼ一致すると考えられる。これは請求項1でも説明した。この前提において、
(n−1)×Tad>Tn
の関係を満たすようにしてn回のAD値を求めれば、イオン電流信号に単発的なスパイク
ノイズが重畳する場合であっても、n回のAD値には、少なくともノイズ信号の正側ピーク分及び負側ピーク分の影響を受けていないAD値が含まれる。それ故に、不定期にノイズが発生する場合にも、正負両側のノイズピークの影響のない漏れ電流値を得ることが可能となり、同漏れ電流値の算出精度が向上する。つまり、イオン電流の検出精度を高められることとなり、ひいては点火プラグのくすぶり検出やイオン電流値の補正等の信頼性も向上する。
また、
(n/2−1)×Tad>Tn/2
の関係を満たすような、連続するn回のAD値から、燃焼イオン消滅後の漏れ電流検出区間において漏れ電流値を算出する構成としても良い。かかる場合にも、前記同様にノイズピークの影響のない漏れ電流値を得ることが可能となり、同漏れ電流値の算出精度が向上する。
また、連続する前後5回のAD値のうち中央値により漏れ電流値が算出される(すなわちn=5としている)。つまり、AD変換周期Tadを点火コイルのLC共振周期Tnの1/2以下とする場合、少なくとも5回のAD値を得ることで、ノイズ信号の正側ピーク分及び負側ピーク分を除去したAD値(漏れ電流値)を取得することが可能となる。この場合、AD変換周期とAD回数nとを両者の関係から適切に設定すれば、マイクロコンピュータ等の過剰な処理負荷増を抑制することができる。なお実際には、連続する前後4回のAD値を得ることで、ノイズ信号の正側ピーク分及び負側ピーク分を含まないAD値の取得が可能となるが、各AD値の中央値を漏れ電流値とすることを考慮すると、5回とするのが望ましい。
前記5回のAD値のうち中央値を漏れ電流値とするため、5回のAD値の大小比較により漏れ電流値が求められ、簡易な処理により好適に漏れ電流値が算出できる。
請求項に記載の発明では、前記漏れ電流検出区間の開始時及び終了時に算出された漏れ電流を用い、燃焼イオン発生区間内におけるイオン電流値が補正される。これにより、燃焼イオン発生時におけるイオン電流値が精度良く検出できる。
請求項に記載の発明では、前記漏れ電流検出区間の開始タイミングが、スパイクノイズの発生条件に応じて可変設定される。スパイクノイズの発生条件としては、例えば、内燃機関の運転条件があり、より具体的には、内燃機関の低回転・低負荷運転時又は内燃機関の低水温時等において前記開始タイミングを遅らせて設定すると良い。つまり、点火プラグの碍子表面に電荷が帯電している状態では、吸気行程で燃焼室に混合気が吸入された時に帯電状態が不安定になり、それに伴いスパイクノイズが発生する。このスパイクノイズ(吸気行程スパイクノイズ)の発生時期は内燃機関の運転状態に応じて変わり、上記スパイクノイズを含まないようにして漏れ電流を検出するのが望ましい。請求項によれば、漏れ電流検出区間をスパイクノイズの発生条件に応じて可変設定することにより、スパイクノイズ発生を避けるようにして漏れ電流の検出を行うことができ、ひいてはノイズの影響による検出精度悪化を防止することができるようになる。
以下、本発明を具体化した一実施の形態を図面に従って説明する。本実施の形態は、車両用ガソリン噴射エンジンの点火システムとして具体化されるものであり、同点火システムではエンジン制御用の電子制御装置(以下、ECUという)を中心に点火時期制御等が実施される。
まず、図1に基づいて点火制御系及びイオン電流検出系の回路構成を説明する。点火コイル11の一次コイル11aの一端は電源(+B)側に接続され、該一次コイル11aの他端は点火制御用のトランジスタ12のコレクタに接続されている。トランジスタ12のエミッタは接地され、ベースには、後述するECU30より点火信号が印加される。トランジスタ12は点火制御用スイッチング素子として機能するものであり、勿論他のスイッチング素子であっても良い。
また、点火コイル11の二次コイル11bの一端は点火プラグ14に接続され、該二次コイル11bの他端は2つのツェナーダイオード15,16を介して接地されている。2つのツェナーダイオード15,16は互いに逆向きに直列接続され、一方のツェナーダイオード15にコンデンサ17が並列に接続され、他方のツェナーダイオード16にイオン電流検出抵抗18が並列に接続されている。コンデンサ17とイオン電流検出抵抗18との間の電位がイオン電流信号としてECU30に出力される。これらツェナーダイオード15,16、コンデンサ17及びイオン電流検出抵抗18等により、イオン電流検出手段としてのイオン電流検出回路19が構成されている。
エンジン運転中は、ECU30から出力される点火信号の立ち上がり/立ち下がりでトランジスタ12がオン/オフする。トランジスタ12がオンすると、電源(+B)から一次コイル11aに一次電流が流れ、その後、トランジスタ12がオフすると、一次コイル11aの一次電流が遮断されて二次コイル11bに高電圧が電磁誘導され、この高電圧によって点火プラグ14の対向電極間に火花放電が発生する。この際、火花放電電流は図のA方向に(すなわち、点火プラグ14の接地電極から中心電極に)流れ、二次コイル11bを経て二次低圧側のコンデンサ17に充電されると共に、ツェナーダイオード15,16を経てグランド側に流れる。コンデンサ17の充電後は、ツェナーダイオード15のツェナー電圧によって規制されるコンデンサ17の充電電圧を電源として、後述するようにイオン電流が検出される。
点火終了後は、コンデンサ17の充電電圧によって点火プラグ14の対向電極間に電圧が印加されるため、エンジン燃焼室内で混合気が燃焼する際に発生するイオン電流は、火花放電電流とは反対に図のB方向に(すなわち、点火プラグ14の中心電極から接地電極に)流れ、更にグランド側からイオン電流検出抵抗18を通ってコンデンサ17に流れる。この際、イオン電流検出抵抗18に流れるイオン電流の変化に応じてイオン電流信号が変化し、そのイオン電流信号がECU30に取り込まれる。
ECU30内には、信号処理ブロック31とメイン制御ブロック32と信号比較部33とが設けられている。前記イオン電流検出回路19より出力されるイオン電流信号は、信号比較部33に入力される一方、そのまま信号処理ブロック31に入力される。信号比較部33では、イオン電流信号と所定のしきい値電圧Vthとが比較され、イオン電流信号の電位がしきい値電圧Vthを上回れば信号比較部33から信号処理ブロック31にHレベルのラッチ信号が出力され、逆にイオン電流信号の電位がしきい値電圧Vthを下回れば信号比較部33から信号処理ブロック31にLレベルのラッチ信号が出力される。
信号処理ブロック31では、ラッチ信号がHとなるラッチ時間が検出されると共に、一定の時間周期でイオン電流信号がAD変換処理される。
メイン制御ブロック32では、その都度のエンジン運転状態に基づいて点火時期制御が実施される。すなわち、メイン制御ブロック32にはその都度のエンジン運転状態を表す各種センサ信号が入力され、該メイン制御ブロック32で前記センサ信号に基づいて点火信号が生成される。この点火信号により、前述したようにトランジスタ12がオン/オフされ、その際火花放電により正常に着火されると、燃焼室内に導入された混合気が燃焼に
供される。また、メイン制御ブロック32では、イオン電流信号の状態に基づいて失火判定やノイズ判定等が適宜行われるようになっている。なお、信号処理ブロック31やメイン制御ブロック32はマイクロコンピュータ等の演算装置により実現される。
ここで、点火プラグ14の要部構成を図2の半断面図を用いて説明する。
点火プラグ14は、金属製のハウジング41、絶縁碍子42、電極部材(中心電極43、接地電極44)、抵抗体45及びステム46等を主要な構成とするものであり、ハウジング41により絶縁碍子42の支持及び点火プラグ14のエンジンへの取り付けが行われ、絶縁碍子42によりハウジング41と中心電極43とが絶縁される構成となっている。なお、ハウジング41にはその外周にネジ部41aが設けられており、このネジ部41aにより本点火プラグ14がエンジンのシリンダヘッド等に装着される。
絶縁碍子42にはその中心に貫通孔48が設けられており、その貫通孔48に中心電極43、抵抗体45及びステム46が収容保持されている。中心電極43と抵抗体45との間、抵抗体45とステム46との間には導電性ガラスからなるガラスシール層49a,49bがそれぞれ設けられている。中心電極43は絶縁碍子42の先端部(図の下端部)より一部突出している。図示を略すが、ステム46の上端部には端子が接続されている。
絶縁碍子42は軸線方向に見てその外径が大小異なるように形成されており、ここでは、絶縁碍子42を上段部42a、中段部42b及び下段部42cに大別して説明を行うこととする。この場合、中段部42bは微小クリアランス(例えば0.1mm程度)にてハウジング41に対向する部位であり、その上端テーパ部(上段部42aとの連結部)及び下端テーパ部(下段部42cとの連結部)にはそれぞれ金属パッキン51,52が配設されている。そして、ハウジング41の上端部が全周にわたってカシメ変形されることで、ハウジング41内に絶縁碍子42が固定されるようになっている。下段部42cは中段部42bよりも細く、先端に近づくほどより細くなるよう構成されている。ハウジング41の図の下端部には、中心電極43と所定の放電ギャップを隔てるようにして接地電極44が溶接固定されている。
次に、イオン電流信号の詳細を図3のタイムチャートを用いて説明する。図3において、(a)は点火信号を、(b)はイオン電流信号により失火の有無を検出する失火検出区間を、(c)はイオン電流信号に含まれるプラグ漏れ電流を検出する漏れ電流検出区間を、(d)はくすぶりのない状態での燃焼時イオン電流信号を、(e)はくすぶり時におけるイオン電流信号を、それぞれ示す。なお以下の説明では便宜上、圧縮TDC(上死点)を基準として、排気TDCをATDC360°CAとして記載する。
はじめに、(d)の燃焼時イオン電流信号を用いて正常燃焼時の動作を説明する。点火信号の立ち上がりに伴う通電開始時には通電ノイズが発生する。その後、点火信号の立ち下がりに伴い点火プラグ14の対向電極間に高電圧が印加され、点火プラグ14の対向電極間で火花放電が発生する。
点火プラグ14の火花放電直後には、点火コイル11の二次側の浮遊容量に残った電荷がLC共振により振動減衰し、イオン電流信号にLC共振波形の残留磁気ノイズが重畳する。その後、点火プラグ14の火花放電により着火し火炎が拡散する過程で燃焼室内に燃焼イオンが発生するため、LC共振後に点火プラグ14の対向電極間にイオン電流が流れ始める。
失火検出区間では、イオン電流信号が最大となる電流値(以下、これを信号ピーク値Ipという)が求められ、この信号ピーク値Ipに基づいて失火判定が行われる。
ここで、燃焼イオンが発生する燃焼行程では、燃焼室内の圧力変化により、点火プラグ14の碍子表面に帯電した電荷の帯電状態が不安定になり、当該電荷がグランド側にリークする。それに伴い単発的にスパイクノイズが発生する(図のN1)。また、燃焼行程後の排気・吸気行程では、燃料付着や付着状態の変化により、点火プラグ14の碍子表面に帯電した電荷の帯電状態が不安定になり、当該電荷がグランド側にリークする。それに伴い単発的にスパイクノイズが発生する(図のN2)。上記2つのスパイクノイズを区別するため、特に後者を吸気行程スパイクノイズとも言う。その他に、イオン電流信号には他の気筒の点火に伴う点火ノイズ(図のN3)が重畳することが考えられる。
一方、点火プラグ14のくすぶり時には、くすぶりの発生により点火プラグ14の対向電極間の絶縁抵抗値が低下し、漏れ電流が流れる。そのため、図3(e)に示すように、くすぶり時イオン電流信号は燃焼イオン分に漏れ電流分を加算した状態の信号となる。この場合、信号ピーク値Ipは漏れ電流分だけ大きな値となる。漏れ電流はくすぶり度合に応じた電流レベルとなる一方、くすぶり度合に応じた減衰率にて減衰する。漏れ電流検出区間は燃焼イオンの消滅後に設定されており、この漏れ電流検出区間にて漏れ電流値IDが検出される。特に本実施の形態では、漏れ電流検出区間の開始時と終了時とにおいて各々漏れ電流値(ID1,ID2)が検出され、それら漏れ電流値(ID1,ID2)に基づいて、燃焼イオン検出開始当初における初期漏れ電流値Ioが算出される。
ECU30(信号処理ブロック31)では、イオン電流信号のAD値(AD変換値)に基づいて信号ピーク値Ipと漏れ電流値IDとを算出することとしており、その算出方法を説明する。特にここでは、イオン電流信号に単発的なスパイクノイズ等が重畳した場合に、そのノイズの影響を受けずに正確に信号ピーク値Ipや漏れ電流値IDが算出できる手法について説明する。図4は、ノイズ波形を示す図面である。
はじめに、スパイクノイズや残留磁気ノイズは何れも点火系の二次側の浮遊容量C2とインダクタンスL2等からなる直列共振回路を介してイオン電流信号に重畳するため、スパイクノイズや残留磁気ノイズの基本周波数fは共に次の(1)式で求められる。
Figure 0004134879
通常の回路構成では、上記ノイズの基本周波数fは4kHz付近となる。故に、ノイズ周期Tnは約250μsとなる。
この場合、イオン電流信号のAD変換周期Tadを、Tad<(1/2)*Tnの関係が成立するように設定することとし、具体的には、Tad=100μsとする。そして、イオン電流信号の連続する前後3つのAD値(ADi,ADi-1,ADi-2)を用い、その
3つのAD値のうち最小値を、今回有効とするAD(i)値とする。具体的には次の(2
)式による。
AD(i)=min(ADi,ADi-1,ADi-2) …(2)
図4で確認すると、連続する3つのAD値のうち、上位2つのAD値を排除し、最下位のAD値を採用することにより、スパイクノイズ等の正側ピーク分の影響を受けずにAD(i)値を得ることができるようになる。
また、次の(3)式を用い、時系列的に多数算出されたAD(i)値からその最大値を
信号ピーク値Ip(i)として算出する。
Ip(i)=max(AD(i),Ip(i-1)) …(3)
以上により、燃焼時のイオン電流信号に単発的なスパイクノイズ等が重畳しても、そのノイズの正側ピーク分の影響を受けずに正確に信号ピーク値Ipが算出できるようになる。
また、漏れ電流値IDの算出に関しては、漏れ電流検出区間において連続する前後5つのAD値(ADi,ADi-1,ADi-2,ADi-3,ADi-4)を用い、その5つのAD値の
うち中央値を、漏れ電流値ID(i)とする。具体的には次の(4)式による。
ID(i)=中央値(ADi,ADi-1,ADi-2,ADi-3,ADi-4) …(4)
上記(4)式によれば、連続する5つのAD値のうち、上位2つと下位2つのAD値を排除し、中央値のAD値を採用することにより、スパイクノイズ等の正側ピーク分及び負側ピーク分の影響を殆ど受けずにAD(i)値を得ることができるようになる(図4参照
)。
次に、ECU30による実際の処理内容を図5〜図8のフローチャートに基づいて説明する。
図5は、ECU30における信号処理ブロック31の信号処理ルーチンを示すフローチャートである。この信号処理ルーチンは、例えばAD変換周期(本実施の形態では100μs)に合わせて実行され、本ルーチンにより、イオン電流信号の信号ピーク値Ipが算出される。
図5において、先ずステップS101では、メイン制御ブロック32から送られてきた失火検出区間指示値を読み込み、続くステップS102では、今現在、失火検出区間にあるか否かを判別する。また、ステップS103では、イオン電流信号のADi値(今回A
D値)が更新されたか否かを判別する。そして、失火検出区間であり、且つADi値の更
新が完了していることを条件に、ステップS104で、今回有効とするAD(i)値を算
出すると共に信号ピーク値Ipを算出する。その詳細は説明済みであり、ここでは説明を省略する。
その後、ステップS105では失火検出区間の終了を確認する。失火検出区間終了であれば、ステップS106で、前記算出した信号ピーク値Ipをメイン制御ブロック32に送り、最後にステップS107で、ADi値やAD(i)値等の初期化処理を実施する。
図6は、信号処理ブロック31の漏れ電流検出ルーチンを示すフローチャートである。同ルーチンは、例えばAD変換周期(本実施の形態では100μs)に合わせて実行され、本ルーチンにより、漏れ電流検出値ID(i)が算出される。
図6において、先ずステップS201では、メイン制御ブロック32から送られてきた漏れ電流検出区間指示値を読み込み、続くステップS202では、今現在、漏れ電流検出タイミングであるか否かを判別する。ここで、漏れ電流検出区間内の最初のAD検出タイミング、又は同漏れ電流検出区間内の最後のAD検出タイミングであれば、漏れ電流検出タイミングであると判別される。
漏れ電流検出タイミングであればステップS203に進み、漏れ電流検出値ID(i)を算出する。その詳細は説明済みであり、ここでは説明を省略する。ステップS203により、漏れ電流検出値ID(i)として、漏れ電流検出区間の開始時と終了時とにおける漏れ電流値(図3のID1,ID2)が各々算出される。ステップS204では、漏れ電流検出値ID(i)をメイン制御ブロック32に送る。
次に、図7は、ECU30におけるメイン制御ブロック32の失火判定ルーチンを示すフローチャートであり、同失火判定ルーチンは例えば所定時間周期(本実施の形態では2ms)で実行される。
図7において、先ずステップS301では、失火検出区間が終了したか否かを判別し、同検出区間が終了したことを条件に、ステップS302では、信号処理ブロック31から送られてきた信号ピーク値Ipを読み込む。
また、ステップS303では、漏れ電流検出区間が終了したか否かを判別し、同検出区間が終了したことを条件に、ステップS304では、信号処理ブロック31から送られてきた漏れ電流値ID(ID1,ID2)を読み込む。また、続くステップS305では、初期漏れ電流値Ioを算出するとともに、燃焼イオン量Mfを算出する。ここで、初期漏れ電流値Ioは、漏れ電流値ID1,ID2の差分とそれらのサンプリング間隔とに基づいて算出される。このとき、漏れ電流の減衰率を考慮して初期漏れ電流値Ioが算出される。また、信号ピーク値Ipと初期漏れ電流値Ioとの差分により燃焼イオン量Mfが算出される(Mf=Ip−Io)。
その後、ステップS306では、燃焼イオン量Mfを失火判定値K1と比較し、Mf>K1であれば着火したと判定し(ステップS307)、Mf≦K1であれば失火したと判定する(ステップS308)。
ここで、吸気行程スパイクノイズの発生時期はエンジン運転状態等のスパイクノイズ発生条件に応じて変わるため、上記スパイクノイズを含まないようにして漏れ電流を検出するには漏れ電流検出開始タイミングを可変設定すると良い。そこで本実施の形態では、図8のフローチャートに基づいて漏れ電流検出開始タイミングを算出する。図8のルーチンは、メイン制御ブロック32により例えば所定時間周期(本実施の形態では2ms)で実行される。
ステップS401では、エンジン回転数NE、負荷KLSM(例えば吸入空気量)、水温THWを読み込み、続くステップS402では、上記読み込み値に基づいて漏れ電流検出開始タイミングTDFTを算出する。ここでは、図9(a)の関係を用い、エンジン回転数NE及び負荷KLSMに基づいて基本角度TDFT0を算出すると共に、図9(b)の関係を用い、水温THWに基づいて角度補正量TDFT1を算出する。そして、基本角度TDFT0と角度補正量TDFT1とを加算して漏れ電流検出開始タイミングTDFTを算出する(TDFT=TDFT0+TDFT1)。
なお、低回転、低負荷状態では点火プラグ温度が低く、液状の燃料がプラグ碍子に付着したままの状態になるため、ATDCスパイクノイズが発生しやすい。故に、図9(a)では、低回転、低負荷域で基本角度TDFT0を大きくし(TDFT0=ATDC390°CAとし)、ADTCスパイクノイズを避けるべく検出タイミングを遅らせている。例えば、図中のaはNE=3000rpm程度、bはKLSM=30%程度である。また、低水温の状態では燃料霧化が悪く、液状の燃料が付着しやすい状態となるため、ATDCスパイクノイズが発生しやすい。故に、図9(b)では、低水温域で角度補正量TDFT1=30°CAとし、ADTCスパイクノイズを避けるべく検出タイミングを遅らせている。例えば、図中のcはTHW=60℃程度である。
TDFTの算出後、4msタイミングであることを条件に、漏れ電流検出開始タイミングTDFTを信号処理ブロック31に出力する(ステップS403,S404)。
以上詳述した本実施の形態によれば、以下の優れた効果が得られる。
AD変換周期Tadを点火コイル14のLC共振周期Tnの1/2以下とすると共に、連続する前後3回のAD値(ADi,ADi-1,ADi-2)からその都度有効とする有効A
D値、すなわちAD(i)値を算出する構成としたため、イオン電流信号に不定期なスパ
イクノイズが重畳する場合であっても、少なくともノイズ信号の正側ピーク分の影響を受けていないAD(i)値が取得できる。そして、このAD(i)値を用いてイオン電流信号の信号ピーク値Ipを算出することで、信号ピーク値Ipの算出精度が向上する。つまり、イオン電流の検出精度が高められることとなり、ひいては失火判定等の信頼性も向上する。
また、連続する前後5回のAD値(ADi,ADi-1,ADi-2,ADi-3,ADi-4)か
ら、漏れ電流検出区間において点火プラグ14に流れる漏れ電流値を算出する構成としたため、イオン電流信号に不定期なスパイクノイズが重畳する場合であっても、少なくともノイズ信号の正側ピーク分及び負側ピーク分の影響を受けていない漏れ電流値が取得でき、漏れ電流値の算出精度が向上する。つまり、イオン電流の検出精度が高められることとなり、ひいては点火プラグ14のくすぶり検出やイオン電流値の補正等の信頼性も向上する。
漏れ電流検出区間をスパイクノイズの発生条件(エンジン回転状態や水温等)に応じて可変設定する構成としたため、スパイクノイズ発生を避けるようにして漏れ電流の検出を行うことができ、ひいてはノイズの影響による検出精度悪化を防止することができる。
なお、本発明は上記実施の形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施しても良い。
上記実施の形態では、AD変換周期Tadを100μsとし、連続する前後3回のAD値を用いてイオン電流信号の信号ピーク値Ipを算出したが、これに限定されるものではない。AD変換周期Tadを点火コイル14のLC共振周期Tnの1/2以下とすると共に、
(n−1)×Tad>Tn/2
の関係を満たすような、連続するn回のAD値からその都度有効とする有効AD値を算出し、更にその有効AD値から信号ピーク値Ipを算出する構成であれば、AD変換周期Tad、AD回数nは任意で良い。例えば、AD変換周期Tadを100μsとしたままで、4回以上のAD値を用いて信号ピーク値Ipを算出しても良い。また、AD変換周期Tadを例えば50μsに変更した場合には、連続する前後4回又は4回以上のAD値を用いて信号ピーク値Ipを算出する。但し、ノイズ周期Tnが変われば上記各数値は勿論変更される。この場合、ECU30の処理能力や演算負荷等を考慮してAD変換周期やAD回数を決定すると良い。
また、上記実施の形態では、AD変換周期Tadを100μsとし、連続する前後5回のAD値を用いて漏れ電流値IDを算出したが、これに限定されるものではない。AD変換周期Tadを点火コイル14のLC共振周期Tnの1/2以下とすると共に、
(n−1)×Tad>Tn
の関係を満たすような、連続するn回のAD値から漏れ電流値IDを算出する構成であれば、AD変換周期Tad、AD回数nは任意で良い。例えば、AD変換周期Tadを100μsとしたままで、6回以上のAD値を用いて漏れ電流値IDを算出しても良い(この場合、例えば中央2値のうち何れか一方、又は中央2値の平均を漏れ電流値IDとする)。また、AD変換周期Tadを例えば50μsに変更した場合には、連続する前後7回又は7回以上のAD値を用いて漏れ電流値IDを算出する。但し、ノイズ周期Tnが変われば上記各数値は勿論変更される。この場合、ECU30の処理能力や演算負荷等を考慮し
てAD変換周期やAD回数を決定すると良い。
発明の実施の形態における点火制御システムの概略を示す構成図である。 点火プラグの構成を示す半断面図である。 点火時におけるイオン電流信号の波形図である。 イオン電流信号のAD変換タイミングを示す波形図である。 信号処理ルーチンを示すフローチャートである。 漏れ電流検出ルーチンを示すフローチャートである。 失火判定ルーチンを示すフローチャートである。 漏れ電流検出開始タイミング算出ルーチンを示すフローチャートである。 漏れ電流検出開始タイミングの基本角度及び角度補正量を求めるための図である。
符号の説明
11…点火コイル、11a…一次コイル、11b…二次コイル、14…点火プラグ、19…イオン電流検出回路、30…ECU、31…信号処理ブロック、32…メイン制御ブロック、43…中心電極、44…接地電極。

Claims (4)

  1. 内燃機関の燃焼室に設けられた点火プラグと、
    点火プラグに接続された点火コイルと、
    点火コイルの二次低圧側に設けられ、燃料の燃焼時に前記点火プラグの対向電極間を通じて流れるイオン電流を検出するイオン電流検出手段と、
    を備え、イオン電流の検出信号を一定時間間隔でAD変換するイオン電流検出装置において、
    AD変換周期Tadを前記点火コイルのLC共振周期Tnの1/2以下とすると共に、(n−1)×Tad>Tn/2
    の関係を満たすような、連続する前後3回(n=3)のAD値から最小AD値を算出する最小AD値算出手段と、
    その都度の燃焼に対応する所定区間内において前記最小AD値算出手段により算出された最小AD値の中から最大値を前記イオン電流の信号ピーク値として算出する信号ピーク値算出手段と、
    を備えたことを特徴とする内燃機関のイオン電流検出装置。
  2. 内燃機関の燃焼室に設けられた点火プラグと、
    点火プラグに接続された点火コイルと、
    点火コイルの二次低圧側に設けられ、燃料の燃焼時に前記点火プラグの対向電極間を通じて流れるイオン電流を検出するイオン電流検出手段と、
    を備え、イオン電流の検出信号を一定時間間隔でAD変換するイオン電流検出装置において、
    AD変換周期Tadを前記点火コイルのLC共振周期Tnの1/2以下とすると共に、(n−1)×Tad>Tn
    の関係を満たすような、連続する前後5回(n=5)のAD値のうち中央値により、燃焼イオン消滅後の漏れ電流検出区間において前記点火プラグに流れる漏れ電流値を算出する漏れ電流値算出手段を備えたことを特徴とする内燃機関のイオン電流検出装置。
  3. 前記漏れ電流検出区間の開始時及び終了時に前記漏れ電流値算出手段により算出した漏れ電流を用い、燃焼イオン発生区間内におけるイオン電流値を補正する請求項2に記載の内燃機関のイオン電流検出装置。
  4. 前記漏れ電流検出区間の開始タイミングを、スパイクノイズの発生条件に応じて可変設定する請求項2又は3に記載の内燃機関のイオン電流検出装置。
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