JP4134565B2 - 画像形成装置の冷却装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、発熱可能な対象物(例えば定着器の加熱ローラ)の温度を示す温度信号を出力する温度検出器と、温度検出器からの温度信号に基づいて対象物を冷却するファンモータを駆動するファンモータ駆動回路と、全体を制御する中央処理装置とを有する画像形成装置の冷却装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
複写機やプリンタ、ファクシミリ装置等の画像形成装置において、定着器冷却用のファンモータの回転駆動は、騒音防止や消費電力の節減の観点から、短い方が望ましい。
【0003】
図1は一般的な画像形成装置の冷却装置を示すブロック図である。
【0004】
図1において、1は全体を制御する中央処理装置(CPU)、2はプログラムやデータを入力するための入力装置、3は文字や画像を表示する表示装置、4はプログラムやデータを記憶する記憶装置、5はA/D変換器、6は発熱可能な対象物(ここでは定着器の加熱ローラ)の温度を示す温度信号を出力する温度検出器(ここではサーミスタ)、7はD/A変換器、8はファンモータ9を駆動するファンモータ駆動回路、10はバスである。
【0005】
また、図2は画像形成装置たとえば複写機の一般的な定着器を示す断面図であり、図3は図2の定着器を示す斜視図である。
【0006】
図2、図3において、6は図1と同様のサーミスタ、9は図1と同様のファンモータ、21は加圧ローラ、22は加熱ローラ、23はローラ22を加熱するハロゲンヒータ、24は記録用紙、25は定着前のトナー、26は定着後のトナーである。図2に示すように、サーミスタ6は加熱ローラ22に摺動状態で接触している。
【0007】
このような構成の冷却装置において、従来は、ファンモータ9の回転駆動はサーミスタの温度に基づいて制御され、通紙状態等における加熱駆動状態では加熱ローラ22の温度が最高温度(トナーの融着に必要な温度、たとえば180℃)となるように制御され、加熱駆動停止状態では最低温度(トナーが固着しない温度、たとえば50℃)となるように制御されていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
このように、従来の画像形成装置の冷却装置では、加熱ローラの温度が最高温度または最低温度の一定温度となるように制御されるので、ファンモータが常に回転駆動され、ファンモータにより常に騒音が発生し、また電力が無駄に消費されるという問題点を有していた。この場合、定着器の蓄熱量を検出し、その検出値に基づいてファンモータの回転を制御することとすれば、騒音や消費電力は抑制されるが、蓄熱量検出器が必要であり、コスト高になるという問題がある。
【0009】
この画像形成装置の冷却装置では、定着器の加熱ローラ等の対象物を推定蓄熱量に基づいて効率良く冷却して、ファンモータの騒音や消費電力を抑制することが要求されている。
【0010】
本発明は、これらの要求を満たすため、定着器の加熱ローラ等の対象物を推定蓄熱量に基づいて効率良く冷却して、ファンモータの騒音や消費電力を抑制することができる画像形成装置の冷却装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明の画像形成装置は、加熱ローラを冷却するファンモータと、ファンモータを駆動するファンモータ駆動回路と、ファンモータ駆動回路を制御する制御手段と、を備え、制御手段は、加熱ローラにおける蓄熱の程度を示す蓄熱指数を算出する蓄熱指数算出手段を有し、蓄熱指数算出手段は、加熱ローラの加熱駆動の開始から停止までの非通紙状態において蓄熱指数の算出に使用される第1の蓄熱係数と、加熱駆動の開始から停止までの通紙状態において蓄熱指数の算出に使用される第2の蓄熱係数とを有し、第1と第2の蓄熱係数および各経過時間に基づいて加熱駆動の開始から停止までの全体の蓄熱指数を算出し、加熱駆動の停止後において、全体の蓄熱指数が所定の蓄熱指数以上の場合はファンモータを回転させるとともに、算出した全体の蓄熱指数が大きいほどファンモータを長い時間回転するようファンモータ駆動回路を制御する。
【0012】
これにより、定着器の加熱ローラ等の対象物を推定蓄熱量に基づいて効率良く冷却して、ファンモータの騒音や消費電力を抑制することができる画像形成装置の冷却装置が得られる。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、加熱ローラを冷却するファンモータと、ファンモータを駆動するファンモータ駆動回路と、ファンモータ駆動回路を制御する制御手段と、を備え、制御手段は、加熱ローラにおける蓄熱の程度を示す蓄熱指数を算出する蓄熱指数算出手段を有し、蓄熱指数算出手段は、加熱ローラの加熱駆動の開始から停止までの非通紙状態において蓄熱指数の算出に使用される第1の蓄熱係数と、加熱駆動の開始から停止までの通紙状態において蓄熱指数の算出に使用される第2の蓄熱係数とを有し、第1と第2の蓄熱係数および各経過時間に基づいて加熱駆動の開始から停止までの全体の蓄熱指数を算出し、加熱駆動の停止後において、全体の蓄熱指数が所定の蓄熱指数以上の場合はファンモータを回転させるとともに、算出した全体の蓄熱指数が大きいほどファンモータを長い時間回転するようファンモータ駆動回路を制御することとしたものである。
【0014】
この構成により、算出した蓄熱指数すなわち推定蓄熱量に基づいてファンモータの回転駆動を制御することができ、蓄熱量に基づいてファンモータを駆動制御するのと同等程度の制御効率を達成することができるので、定着器の加熱ローラ等の対象物を効率良く冷却して、ファンモータの騒音や消費電力を抑制することができるという作用を有する。
【0025】
本発明の請求項に記載の発明は、請求項に記載の発明において、制御手段は、加熱駆動の開始から停止までのファンモータの回転速度と、加熱駆動停止後のファンモータの回転速度とを異なるようにファンモータ駆動回路を制御することとしたものである。
【0026】
この構成により、加熱駆動の有無に応じてファンモータを正確に回転駆動することができるので、ファンモータによる加熱ローラ等の対象物の冷却効率を一層高めることができると共に、加熱駆動停止後におけるファンモータの回転速度を低下させて騒音を防止することができるという作用を有する。
【0027】
以下、本発明の実施の形態について、図1〜図9を用いて説明する。
【0028】
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1による画像形成装置の冷却装置の構成は図1の構成であり、画像形成装置の定着器の構成は図2、図3の構成である。
【0029】
このように構成された画像形成装置の冷却装置について、その概略動作を図4〜図6を用いて説明する。図4は一般的な蓄熱指数算出動作を説明するためのタイミング図であり、図5は1枚ずつ印字する場合の蓄熱指数算出動作を説明するためのタイミング図、図6は複数枚数を連続して印字する場合の蓄熱指数算出動作を説明するためのタイミング図である。
【0030】
まず、図4において、周囲温度Taの温度環境下、時刻t0に加熱ローラ22のハロゲンヒータ23の加熱駆動を開始し、サーミスタ6により加熱ローラ22の温度が最高温度Tc(180℃)に達したとCPU1が判定するまで、加熱ローラ22を加熱する。加圧ローラ21、加熱ローラ22の回転駆動およびファンモータ9の回転駆動は時刻t1の前に開始されるが、時刻t1において加熱ローラ22が最高温度Tcに達したと判定すると、図2の矢印方向の通紙を開始する。時刻t2においてCPU1が通紙終了であると判定すると、直ちに加圧ローラ21、加熱ローラ22の回転駆動およびファンモータ9の回転駆動は停止され、時刻t3において加熱駆動を停止する。なお、通紙開始は定着器の入り口側のセンサにより検知し、通紙終了は定着器の出口側のセンサで検知する。
【0031】
次に、図4に示す蓄熱指数について説明する。時刻t0の加熱駆動開始から時刻t1の通紙開始までの間は非通紙状態であり、この間の蓄熱係数はAである。時刻t1から時刻t2の通紙終了までの間は通紙状態であり、この間の蓄熱係数はBである。このように通紙状態と非通紙状態とで蓄熱係数を異なるものとするのは、通紙状態においては紙による放熱効果を有するためである。次に、時刻t2と時刻t3との間は時刻t0〜t1と同様に蓄熱係数Aである。時刻t3と時刻t4との間は加熱ローラ22が所定温度Tb(中間温度)に達するまでの時間であり、この間は蓄熱量は保持され(C=0)、所定温度Tbに達した時刻t4の後、蓄熱量がゼロとなる時刻t5までの蓄熱係数はDとなる。なお、蓄熱係数A、B、C、Dは経験値である。
【0032】
ここでA=20、B=10、C=0、D=2とし、t0=0秒、t1=10秒、t2=25秒、t3=30秒とすると、全体の蓄熱指数TQは(1)式の通りとなる。
【0033】
TQ=10×20+15×10+5×20=450・・・・(1)
この値450を減算によりゼロとする必要があるので、減算時間TSを求める式として(2)式が成立する。
【0034】
TS=t5−t4=450÷D=450÷2=225秒・・・・・(2)
このように、算出蓄熱指数(推定蓄熱量)に基づいたファンモータ9の駆動により、蓄熱指数を減算してゼロにすることができる。
【0035】
次に、図4で示した蓄熱指数が限界値(限界蓄熱指数)を越えた場合を図5、図6を用いて説明する。
【0036】
ここで、限界蓄熱指数は650であり、蓄熱指数が限界蓄熱指数を越えると、図5、図6に示すようにファンモータ9は回転を開始する。なお、ファンモータ9は、加熱駆動開始(図4の時刻t0)から制御停止(図4の時刻t3)までは所定回転速度で駆動される。ここで、問題とするのは、サーミスタ6の検出温度が中間温度Tbに達した後にファンモータ9を駆動するか否かである。図5または図6は、時刻t9または時刻t4以降のしばらくのあいだファンモータ9が回転駆動されることを示している。そして、このときの蓄熱係数D=2であり、ファンモータ9は低速回転させればよく、ファンモータ9の騒音は抑制される。
【0037】
図5において、t0、t1、t2、t3は図4と同様であり、t3〜t4は100秒(100s)、t4〜t5は100秒、t5、t6、t7、t8は間隔的にはt0、t1、t2、t3に相当する。従って、時刻t8、t9における蓄熱指数は800となり、TS=t10−t9=800÷2=400秒となり、400秒の減算時間が必要となる。このとき、図5に示すように、ファンモータ9は時刻t9からしばらく回転する。
【0038】
また図6において、t0=0秒、t1=10秒、t2=60秒、t3=65秒、t4=100秒であり、従って、時刻t3、t4における蓄熱指数は900となり、TS=t5−t4=900÷2=450秒となり、450秒の減算時間が必要となる。このとき、図6に示すように、ファンモータ9は時刻t4からしばらく回転する。
【0039】
図7は、図1の中央処理装置1の構成を示す機能ブロック図であり、ソフトウェアにより実現される機能実現手段を示す。
【0040】
図7において、11は時間計測を行う計時手段、12は加熱ローラを加熱する加熱手段、13は蓄熱指数を算出する蓄熱指数算出手段、14はファンモータ駆動回路8を介してファンモータ9を駆動するモータ駆動手段、15はサーミスタ(温度検出器)6で検出された温度(サーミスタ6から出力される温度信号の示す温度)に基づいて加熱ローラ22の実温度を判定する温度判定手段、16は通紙終了か否かを判定する通紙判定手段、17は全体の蓄熱指数としての累積値を判定する累積値判定手段、18はファンモータ9の回転速度を制御する回転速度制御手段である。
【0041】
このように構成された中央処理装置1について、その動作を図8を用いて説明する。図8は中央処理装置1の動作(つまり画像形成装置の冷却装置の動作)を示すフローチャートである。
【0042】
図8において、まず、入力装置2を介して印字信号を入力すると(S1)、計時手段11は時刻t0であると判定し、加熱手段12は加熱ローラ22(ハロゲンヒータ23)の加熱駆動を開始すると共に、蓄熱指数算出手段13は蓄熱指数算出を開始する(S2)。蓄熱指数の算出は、前述したように、蓄熱係数×経過時間に基づいて行う。次に、モータ駆動手段14は、ローラ21、22の駆動モータを駆動すると共に、ファンモータ9を駆動する(S3)。次に、温度判定手段15は、サーミスタ6からの温度信号に基づき、第1の所定温度(最高温度)Tcに達したか否かを判定し(S4)、達したと判定したときは通紙開始を指示する(S5)。次に、通紙判定手段16は、前述したセンサ(図示せず)に基づき通紙終了したか否かを判定し(S6)、通紙終了したと判定した場合には、モータ駆動手段14はローラ21、22、ファンモータ9の回転駆動を停止し、蓄熱指数算出手段13は蓄熱指数の算出を停止する(S7)。次に、累積値判定手段17は累積値(全体の蓄熱指数、換言すれば各蓄熱指数を累積した値)が限界蓄熱指数(650)に達したか否かを判定し(S8)、達していないと判定した場合は、モータ駆動手段14はファンモータ9の停止を指示する(S9)。すなわちファンモータ9の停止状態を維持する。次に、温度判定手段15は、サーミスタ6の検出温度が第2の所定温度(中間温度)Tbに達したか否かを判定し(S10)、達したと判定したときはD=2に基づく減算を開始する(S11)。減算結果としての累積値は、(全体の蓄熱指数−D×時間)となる。次に、累積値判定手段17は累積値がゼロに達したか否かを判定し(S12)、ゼロに達したと判定したときは減算を終了する(S13)。
【0043】
ステップS8において累積値が限界蓄熱指数に達したと判定したときは、モータ駆動手段14はファンモータ9に低速回転を指示し(S14)、温度判定手段15はサーミスタ6の検出温度が第2の所定温度(中間温度)Tbに達したか否かを判定し(S15)、達したと判定したときはD=2に基づく減算を開始する(S16)。次に、累積値判定手段17は累積値がゼロに達したか否かを判定し(S17)、ゼロに達したと判定したときは減算を終了し(S18)、モータ駆動手段14はファンモータ9の停止を指示する(S19)。
【0044】
図9(a)、(b)はファンモータ9の回転速度を制御する制御信号を示すタイミング図である。図9はデューティ比により回転速度を制御する場合を示し、図9(a)は印加電圧V1でデューティ比が75%の場合を示し、図9(b)は印加電圧が同じくV1でデューティ比が50%の場合を示す。このように同じ印加電圧V1でデューティ比を変えることにより、ファンモータ9の回転速度を制御することができる。また、印加電圧の値を変えても、ファンモータ9の回転速度を制御することができる。
【0045】
以上のように本実施の形態によれば、発熱可能な対象物の温度を示す温度信号を出力する温度検出器6と、温度信号に基づいて対象物を冷却するファンモータ9を駆動するファンモータ駆動回路8と、全体を制御する中央処理装置1とを有する画像形成装置の冷却装置であって、中央処理装置1は、対象物における蓄熱の程度を示す蓄熱指数を算出する蓄熱指数算出手段13と、算出した蓄熱指数に基づいてファンモータ駆動回路8を介してファンモータ9を駆動するモータ駆動手段14とを有することにより、算出した蓄熱指数すなわち推定蓄熱量に基づいてファンモータ9の回転駆動を制御することができ、蓄熱量に基づいてファンモータ9を駆動制御するのと同等程度の制御効率を達成することができるので、定着器の加熱ローラ22等の対象物を効率良く冷却して、ファンモータ9の騒音や消費電力を抑制することができる。
【0046】
また、モータ駆動手段14は、蓄熱の程度を示す蓄熱指数が限界蓄熱指数以下の場合にはファンモータ9を駆動しないことにより、算出した蓄熱指数が限界蓄熱指数以下、すなわち推定蓄熱量が所定蓄熱量以下の場合にはファンモータ9を駆動しないので、従来は定常的であったファンモータ9の回転駆動が抑制され、ファンモータ9の騒音や消費電力を抑制することができる。
【0047】
さらに、対象物は通紙にトナーを付着する定着器の加熱ローラ22であり、蓄熱指数算出手段13は加熱ローラ22を加熱駆動する時間に応じて蓄熱指数を算出することにより、算出した蓄熱指数すなわち推定蓄熱量を正確に算出することができる。
【0048】
さらに、蓄熱指数算出手段13は、蓄熱時間と蓄熱係数とを乗算して蓄熱指数を算出し、蓄熱係数を非通紙状態と通紙状態とで異なるものとすることにより、算出した蓄熱指数すなわち推定蓄熱量を更に正確に算出することができる。
【0049】
さらに、蓄熱指数算出手段13は、加熱駆動の開始から停止までの非通紙状態において蓄熱指数の算出に使用される第1の蓄熱指数と、加熱駆動の開始から停止までの通紙状態において蓄熱指数の算出に使用される第2の蓄熱指数とを有し、第1と第2の蓄熱係数に基づいて加熱駆動の開始から停止までの全体の蓄熱指数を算出し、モータ駆動手段14は、加熱駆動の停止後において温度信号の示す温度が所定温度に達した後の蓄熱指数の算出に使用される第3の蓄熱係数に基づいて、全体の蓄熱指数がゼロとなるまでファンモータ9を駆動する駆動信号を出力することにより、算出した蓄熱指数すなわち推定蓄熱量を更に正確に算出することができると共にファンモータ8を冷却上効率良く回転駆動することができ、ファンモータ9の騒音や消費電力を正確に抑制することができる。
【0050】
さらに、モータ駆動手段14は、加熱駆動の開始から停止までのファンモータ9の回転速度と、加熱駆動停止後のファンモータ9の回転速度とを異なるものとすることにより、加熱駆動の有無に応じてファンモータ9を正確に回転駆動することができるので、ファンモータ9による加熱ローラ22等の対象物の冷却効率を一層高めることができると共に、加熱駆動停止後におけるファンモータ9の回転速度を低下させて騒音を防止することができる。
【0051】
さらに、モータ駆動手段14は、ファンモータ9に供給する印加電圧の値または印加のデューティ比に基づいて回転速度の制御を行うことにより、ファンモータ9の回転速度を正確に制御することができ、ファンモータ9による対象物の冷却の効率を一層高めることができる。
【0052】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の請求項1に記載の画像形成装置によれば、加熱ローラを冷却するファンモータと、ファンモータを駆動するファンモータ駆動回路と、ファンモータ駆動回路を制御する制御手段と、を備え、制御手段は、加熱ローラにおける蓄熱の程度を示す蓄熱指数を算出する蓄熱指数算出手段を有し、蓄熱指数算出手段は、加熱ローラの加熱駆動の開始から停止までの非通紙状態において蓄熱指数の算出に使用される第1の蓄熱係数と、加熱駆動の開始から停止までの通紙状態において蓄熱指数の算出に使用される第2の蓄熱係数とを有し、第1と第2の蓄熱係数および各経過時間に基づいて加熱駆動の開始から停止までの全体の蓄熱指数を算出し、加熱駆動の停止後において、全体の蓄熱指数が所定の蓄熱指数以上の場合はファンモータを回転させるとともに、算出した全体の蓄熱指数が大きいほどファンモータを長い時間回転するようファンモータ駆動回路を制御することにより、算出した蓄熱指数すなわち推定蓄熱量に基づいてファンモータの回転駆動を制御することができ、蓄熱量に基づいてファンモータを駆動制御するのと同等程度の制御効率を達成することができるので、定着器の加熱ローラ等の対象物を効率良く冷却して、ファンモータの騒音や消費電力を抑制することができるという有利な効果が得られる。
【0058】
請求項に記載の画像形成装置によれば、請求項に記載の画像形成装置において、加熱駆動の開始から停止までのファンモータの回転速度と、加熱駆動停止後のファンモータの回転速度とを異なるようにファンモータ駆動回路を制御することにより、加熱駆動の有無に応じてファンモータを正確に回転駆動することができるので、ファンモータによる加熱ローラ等の対象物の冷却効率を一層高めることができるとともに、加熱駆動停止後におけるファンモータの回転速度を低下させて騒音を防止するという有利な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一般的な画像形成装置の冷却装置を示すブロック図
【図2】画像形成装置たとえば複写機の一般的な定着器を示す断面図
【図3】図2の定着器を示す斜視図
【図4】一般的な蓄熱指数算出動作を説明するためのタイミング図
【図5】1枚ずつ印字する場合の蓄熱指数算出動作を説明するためのタイミング図
【図6】複数枚数を連続して印字する場合の蓄熱指数算出動作を説明するためのタイミング図
【図7】図1の中央処理装置の構成を示す機能ブロック図
【図8】中央処理装置の動作を示すフローチャート
【図9】(a)ファンモータの回転速度を制御する制御信号を示すタイミング図
(b)ファンモータの回転速度を制御する制御信号を示すタイミング図
【符号の説明】
1 中央処理装置(CPU)
2 入力装置
3 表示装置
4 記憶装置
5 A/D変換器
6 温度検出器(サーミスタ)
7 D/A変換器
8 ファンモータ駆動回路
9 ファンモータ
10 バス
11 計時手段
12 加熱手段
13 蓄熱指数算出手段
14 モータ駆動手段
15 温度判定手段
16 通紙判定手段
17 累積値判定手段
18 回転速度制御手段
21 加圧ローラ
22 加熱ローラ
23 ハロゲンヒータ
24 記録用紙
25、26 トナー

Claims (2)

  1. 加熱ローラを冷却するファンモータと、前記ファンモータを駆動するファンモータ駆動回路と、前記ファンモータ駆動回路を制御する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記加熱ローラにおける蓄熱の程度を示す蓄熱指数を算出する蓄熱指数算出手段を有し、前記蓄熱指数算出手段は、前記加熱ローラの加熱駆動の開始から停止までの前記非通紙状態において前記蓄熱指数の算出に使用される第1の蓄熱係数と、前記加熱駆動の開始から停止までの前記通紙状態において前記蓄熱指数の算出に使用される第2の蓄熱係数とを有し、前記第1と第2の蓄熱係数および各経過時間に基づいて前記加熱駆動の開始から停止までの全体の蓄熱指数を算出し、前記加熱駆動の停止後において、算出した全体の蓄熱指数が所定の蓄熱指数以上の場合は前記ファンモータを回転させるとともに、算出した全体の蓄熱指数が大きいほど前記ファンモータを長い時間回転するよう前記ファンモータ駆動回路を制御することを特徴とする画像形成装置の冷却装置。
  2. 前記制御手段は、前記加熱駆動の開始から停止までの前記ファンモータの回転速度と、前記加熱駆動停止後の前記ファンモータの回転速度とを異なるように前記ファンモータ駆動回路を制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置の冷却装置。
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