JP4134409B2 - 平行開閉チャック - Google Patents

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Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
この発明は、ワークを把持して定位置間を移動する平行開閉チャックであって、そのアタッチメント取付け用フィンガー(以下、単にフィンガーという)の移動案内構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
平行開閉チャックにおいて、その構造上の基体(以下、チャック基体という)に対してフィンガーを平行に開閉移動する案内機構は種々のものが提案されている。
一つはフィンガーの基部を平らな案内部に形成してこの部分にガイド孔を設け、ガイド孔にチャック基体側のガイドローラーを係合させている。この場合、ガイドローラーによってフィンガーの開閉移動は軽く滑らかになるのであるが、フィンガーに作用する荷重がガイドローラーとの小さなしかも数の少ない接触点に集中し、ガイド孔やローラが摩耗や変形する恐れがあった。
【0003】
他の一つは、フィンガーの移動案内に市販のリニアガイドを利用した構造である。この場合、そのスライドガイドをチャック基体に固定し、スライダーにフィンガーを取付ければ、フィンガーの移動案内の機構は完成する。しかも、リニアガイドは精密に作られ、スライドガイドに対するスライダーの移動をその両側のボール案内部に配置したボールを介して行なうので、フィンガーの移動は軽く、滑らかであるうえ、スライドガイドに対してスライダーは多数のボールを介して接触するので、接触点が点ではあっても多数であり、集中した負荷が生じない。
【0004】
ボール案内部のボールは、案内溝に沿って単に並べられ定位置で回転するだけのものと、スライドガイド内部のガイド通路を通じて循環するものとがある。案内溝に沿って単に並べただけのものでは、ボールと案内溝間及びボール間に滑りがあって摩耗程度が高く、耐久性に不安がある。
【0005】
ボール循環形のリニアガイドを用いた平行開閉チャックは、フィンガーの開閉が軽く滑かであり、繰返し精度も高い。しかし、従来のリニアガイドを利用したチャックはチャック基体の下部にリニアガイドを、スライダー両側のボール案内部が水平となる位置で取り付けてある。この場合、スライダーは水平に配置したスライドガイドの下面側に位置するのでスライダーの基部を直接にスライダーへ固定できる利点があるが、図9のようにボール30を介してスライダー24とスライドガイド25との間で伝達される荷重Fは、垂直方向の分力F1とスライダー方向への分力F2に分解することができるが、分力F1に比べ分力F2は、かなり大きい。このため、荷重Fが小さくても分力F2はかなり大きく、ボール案内部における案内溝の凹みや摩耗、あるいはボールの潰れが発生しやすい。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は、フィンガーの開閉移動にリニアガイドを用い、摩耗や変形が少なく耐久性が高い平行開閉チャックの提供を課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
平行開閉チャックにおけるチャック基体の下部に取付けるボール利用のリニアガイドを、スライダー両側のボール案内部が上下となる配置で取付け、それぞれのスライダーにアタッチメント取付け用フィンガーを固定する。
リニアガイドを特にボール循環形とすることがある。
【0008】
【発明の実施の形態】
図はエア圧で開閉を行なう平行開閉チャック1を示し、チャック基体2とその内部に納めた第1ピストン3、第2ピストン4、左右のアクションレバー5a,5b、左右のリニアガイド6a,6b、リニアガイドに基部を取付けた左右のフィンガー7a,7bを備える。図1において、符号8は開き圧供給ポート、符号9は閉じ圧供給ポート、符号10は位置決め用突起で、この平行開閉チャック1を例えばピックアンドプレース装置(PPU)のトッププレートなどに装着する際に利用する。
【0009】
チャック基体2(図2)はアルミ合金の削り出し製品で中央の縦軸線(p)に沿ってチャック基体2の上半部にシリンダー空間11を形成し、下半部は前後方向の中間部を左右方向に貫通して削り抜き、前壁部分12と後壁部分13とに分離し、両壁部分12、13の間を左右と下方が開放された作動空間14としてある。
【0010】
第1ピストン3と第2ピストン4は同軸に配置され、第1ピストン3の下面には操作ロッド15が第2ピストン4を貫通して摺動可能に装着され、第2ピストン4は下部に左右両側へ対称に広がる操作腕16を備える。第1ピストン3と第2ピストン4をチャック基体1のシリンダー空間11に装着すると第1ピストン3の頂部とチャック基体1との間に第1シリンダー室17が、第1ピストン3と第2ピストン4との間に第2シリンダー室18が形成され、また、操作ロッド15の下端と、操作腕16が作動空間に位置する。前記の開き圧供給ポート8は第1シリンダー室17に連通し、閉じ圧供給ポート9は第2シリンダー室18に連通している。
【0011】
左右のアクションレバー5a,5bは作動空間14に、縦軸線pに対して左右対称の位置に配置され、前後の壁部分12、13を貫通して取付けられるニードルピン19a,19bでそれぞれの上部を回動可能に軸支してある。アクションレバー5a,5b(図4)は中間部に左右へ張り出す肩部20,21をそれぞれ備え、また、下端に連動ピン22(図5)を係合するための凹部23を有している。アクションレバー5a,5bにおける内側の肩部20、21は操作ロッド15の直下に位置し、外側の肩部21、20は操作腕16の下方へ屈曲した突起部分と対向する。
【0012】
左のリニアガイド6aとフィンガー7a、右のリニアガイド6bとフィンガー7bとは一体に組み立ててからチャック基体2の作動空間14に装着する(図5)。リニアガイド6aはスライダー24とスライドガイド25とからなり、スライダー24にフィンガー7aの基部をネジ26で固定する。リニアガイド6aは市販のものでボール循環式であり、スライダー24の両側がスライドガイド25によるボール案内部28、29となっているが、リニアガイド6aはこの両側のボール案内部28,29が上下となるようにしてフィンガー7aと固定する。
【0013】
前後方向でスライドガイド25の上部とフィンガー7aの上部との間には前記のアクションレバー5aの下部が入り込むのに十分な間隔が形成されている。
リニアガイドとフィンガー及びアクションレバーに関する以上の構成はリニアガイド6bとフィンガー7b及びアクションレバー5bに関しても同じである。このように組み立てたリニアガイド6a,6bとフィンガー7a,7bをチャック基体2の作動空間14に下方から嵌挿してフィンガー7a,7bの連動ピン22をアクションレバー5a,5bの凹部23にそれぞれ係合させ、リニアガイド6a,6bをネジ27に固定する。
【0014】
以上の構成であって、図1のフィンガー7a,7bが開いた状態において、閉じ圧供給ポート9にエア圧を供給すると第2シリンダー室18が拡大して第1ピストン3を押上げた後、第2ピストン4を押し下げるので、第2ピストン4の操作腕16は左右のアクションレバー5a,5bが内側に回動し、連動ピン22を介してフィンガー7a,7bが閉じ方向に移動される(図7)。逆に、図7の閉じ状態において、開き圧供給ポート8にエア圧を供給すると、第1シリンダー室17が拡大し、第1ピストン3を押し下げるので、アクションレバー5a,5bは外側に回動し、フィンガー7a,7bを開く方向に移動する。このとき、第2ピストン4は、アクションレバー5a,5bの回動にともなって上方へ押し上げられる。なお、閉じ圧供給ポート9、開き圧供給ポート8には交互にエア圧が供給され、エア圧が供給されないときは外気に開放される。
【0015】
フィンガー7a,7bは閉じられたときアタッチメントを介してワークを把持し、これを持ち上げて所定の位置に移動する。このときワークからの荷重Fはリニアガイド6a,6bに作用するが、リニアガイド6a,6bはボール案内部28、29が上下となる配置としてあるので(図8)、荷重Fによる垂直の分力F3とスライドガイド側に向かう分力F4とで大きな差は生じず、スライド側への分力は、ボール案内部を水平に配置する場合に比べて、相対的に小さくなる。この分、リニアガイドの耐久性が向上する。
また、ボール循環式のリニアガイド6a,6bを利用しているのでフィンガー7a,7bの移動は軽く、滑かである。
以上、エア圧で駆動する平行開閉チャックについて説明したが、この発明の技術は、他の駆動源による平行開閉チャック、ボール30が循環しないリニアガイドを用いている平行開閉チャック、あるいは、フィンガー7a、7bに取り付けたアタッチメントによって、フィンガー7a、7bを閉じた時にワークを把持するタイプのものにおいても同様に用いることができる。
【0016】
【発明の効果】
請求項1に記載の構成によれば、ボールを利用したリニアガイドの定格荷重が高くなる。また、摩耗が少なく平行開閉チャックの耐久性が向上する。
請求項2に記載の構成によれば、ボールの滑りがなくなり、摩耗に関し平行開閉チャックの耐久性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】平行開閉チャックの機構を示す正面図
【図2】チャック基体の概略を示す斜視図
【図3】第1、第2のピストンの概略を示す斜視図
【図4】アクションレバーの斜視図
【図5】リニアガイドとフィンガーの組み合わせを示す斜視図
【図6】左側面図
【図7】フィンガーが閉じた状態で示す平行開閉チャック機構の正面図
【図8】スライドガイドとスライダー間の荷重の状態を示す図(本願)
【図9】スライドガイドとスライダー間の荷重の状態を示す図(従来例)
【符号の説明】
1 平行開閉チャック
2 チャック基体
3 第1ピストン
4 第2ピストン
5a,5b アクションレバー
6a,6b リニアガイド
7a,7b フィンガー
8 開き圧供給ポート
9 閉じ圧供給ポート
10 位置決め用突起
11 シリンダー空間
12 前壁部分
13 後壁部分
14 作動空間
15 操作ロッド
16 操作腕
17 第1シリンダー室
18 第2シリンダー室
19a,19b ニードルピン
20 肩部
21 肩部
22 連動ピン
23 凹部
24 スライダー
25 スライドガイド
26 ネジ
27 ネジ
28 ボール案内部
29 ボール案内部
30 ボール

Claims (2)

  1. スライドガイドにスライダーをその両側のボール案内部で摺動可能に装着したリニアガイドを有し、このリニアガイドを2個、チャック基体の下部へこの基体の幅方向で一直線に並べ、かつ、それぞれスライダー両側のボール案内部が上下となる配置で取付け、スライダーにアタッチメント取付け用フィンガーを固定してあり、チャック基体の内部に納めた駆動機構によってアタッチメント取付け用フィンガーを平行に開閉移動させる平行開閉チャック。
  2. リニアガイドがボール循環形であることを特徴とした請求項1に記載の平行開閉チャック。
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