JP4134269B2 - 監視装置および管理装置 - Google Patents

監視装置および管理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4134269B2
JP4134269B2 JP2007521157A JP2007521157A JP4134269B2 JP 4134269 B2 JP4134269 B2 JP 4134269B2 JP 2007521157 A JP2007521157 A JP 2007521157A JP 2007521157 A JP2007521157 A JP 2007521157A JP 4134269 B2 JP4134269 B2 JP 4134269B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
monitored person
information
monitoring
monitoring device
policy
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007521157A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2006112246A1 (ja
Inventor
智一 江端
尚道 野中
千恵美 鎌倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Application granted granted Critical
Publication of JP4134269B2 publication Critical patent/JP4134269B2/ja
Publication of JPWO2006112246A1 publication Critical patent/JPWO2006112246A1/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N7/00Television systems
    • H04N7/18Closed-circuit television [CCTV] systems, i.e. systems in which the video signal is not broadcast
    • H04N7/181Closed-circuit television [CCTV] systems, i.e. systems in which the video signal is not broadcast for receiving images from a plurality of remote sources

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Alarm Systems (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)

Description

本発明は、不特定多数の被監視対象の中から、特定多数の被監視対象を、事前に設定した条件に基づいて追跡(トラッキング)し、必要に応じて監視者にアラームを通知する監視装置および管理装置に関する。
従来、位置測位機能を具備した装置を所有する対象(人や車)をトラッキングするサービスには、様々なものがあった。これらの手法は、タクシーの配車や、徘徊老人、保護者による子供の居場所を特定するためのものとして提供されている。また、近年の治安の悪化により、このような対象をトラッキングするだけではなく、保護者などからの依頼によって、被保護者を捜索し、現場で身柄を確保するサービスも提供されている。
また、被監視対象の携帯するGPS受信装置によって取得された検出位置を用いて、被監視対象の所定時間当たりの位置の変化量を算出して、被監視対象の移動速度とし、算出された被監視対象の移動速度が閾値を超えた場合に、GPS受信装置が無線通信手段を介して、他の装置にアラームを通知する技術が開示されている(特許文献1参照)。
さらに、被監視対象に取り付けられたGPS装置を用いて、被監視対象が自己の位置情報を取得し、携帯端末等の無線による通信手段を用いて一定時間毎に自動的に管理サーバに対して通知する技術が開示されている(特許文献2参照)。
特開2004−297356号公報(段落0012〜0036、図1) 特開2002−230691号公報(段落0007〜0010、図1)
しかしながら、従来のサービスは、被保護者の居場所などの情報に基づいて、被保護者の緊急事態を保護者自身が検出しなければならず、保護者が被保護者の緊急事態を検出したときには、既に被保護者が事件に巻き込まれている可能性が高い。さらに、被保護者が事件に巻き込まれてしまうと、被保護者の居場所を推測するのが困難であるという問題がある。
また、特許文献1によれば、被保護者の移動速度に基づいて緊急事態を検知することは可能であるが、GPS等を用いたデバイス手段による位置情報取得は、その環境によって位置検知ができなくなる場合が多く、当該特許文献1で開示されているような自動車や電車に乗せられて強制的に搬送されている場合、単に通信手段が途絶えるだけでなく、GPSの電波が取得できないことによって位置情報の取得手段すら失われて、異常状態を検知できないという問題がある。また、当該文献の開示する技術によれば、携帯端末装置に自律的な位置情報検知手段と、計算手段を具備するプログラムの搭載が必要となり、システムのコストが高くなるという問題や、位置情報を定期的に取得するためにコスト(位置情報取得サービスを利用するコストや、消費電力、使用するメモリ等)が高くなるという問題がある。
さらに、特許文献2によれば、GPS装置等を用いて取得された被監視対象の位置情報が、自動的に適当な時間間隔で管理サーバに通知されるため、管理サーバは、被監視対象の位置をリアルタイムで把握することができる。しかし、多数の被監視対象を監視する必要がある場合、管理サーバにかかる負荷が大きくなり、管理サーバが機能しなくなるという問題がある。
本発明は、以上のような問題点に鑑みてなされたものであり、被監視者が多人数であっても、システムに大きな負荷をかけることなく、リアルタイムに被監視者をトラッキングすることが可能な監視装置および管理装置を提供し、または当該トラッキングを用いて多人数の中から異常状態にある被監視者をリアルタイムで検知し、監視者に通知することを目的とする。
本発明の監視装置は、被監視者携帯端末を保持する被監視者を監視する複数の監視装置が、ネットワークを介して相互に通信可能に構成された監視システムに使用される監視装置であって、前記被監視者携帯端末を検知する被監視者検知手段と、情報を記憶する記憶部と、情報を処理する情報処理部と、情報の送受信を行う情報送受信部とを備え、前記記憶部が、前記被監視者を監視する際の方針を記憶し、前記情報処理部は、前記被監視者検知手段による被監視者の検知が前記方針に規定された条件に適合するか否かを判定する判定手順と、前記判定手順による判定結果に基づいて、前記情報送受信部を介して他の監視装置に、アラームを通知するアラーム通知手順とを実行する構成とした。
かかる構成によれば、監視装置は、被監視者の検知が正常かどうかを確認することによって、被監視者に異常な状態が発生していないかどうかを確認しながら被監視者のトラッキングを行うことが可能となる。
また、監視装置は、サーバを介さずにトラッキングを行うことができるので、システムに大きな負荷をかけることを防ぐことが可能となり、リアルタイムに被監視者をトラッキングすることが可能となる。
ここで、監視システムを構成する監視装置は複数であるとしたが、監視装置の数は特に限定されるものではない。
また、被監視者は、被監視者携帯端末の一例として、携帯電話を利用することが考えられるが、被監視者携帯端末は、携帯電話に限定されず、被監視者が持ち歩くことが可能な機器であればよい。
本発明によれば、被監視者が多人数であっても、システムに大きな負荷をかけることなく、リアルタイムに被監視者をトラッキングし、または当該トラッキングを用いて多人数の中から異常状態にある被監視者をリアルタイムで検知し、監視者に通知することが可能である。
第1の実施形態に係るトラッキングシステムの構成図である。 第1の実施形態に係る監視者端末のハードウェア構成図である。 第1の実施形態に係る管理装置のハードウェア構成図である。 第1の実施形態に係る監視装置のハードウェア構成図である。 第1の実施形態に係る被監視者携帯端末のハードウェア構成図である。 第1の実施形態に係る監視者端末のソフトウェア構成図である。 第1の実施形態に係る管理装置のソフトウェア構成図である。 第1の実施形態に係る監視装置のソフトウェア構成図である。 第1の実施形態に係る被監視者携帯端末のソフトウェア構成図である。 第1の実施形態に係るシステム構築画面である。 第1の実施形態に係る管理装置が保持する監視装置テーブルである。 第1の実施形態に係る管理装置が保持する監視装置距離テーブルである。 第1の実施形態に係る被監視者情報入力画面である。 第1の実施形態に係る緊急事態検知時アクション入力画面である。 第1の実施形態に係る緊急事態検知条件入力画面である。 第1の実施形態に係る緊急事態検知条件入力ウィンドウである。 第1の実施形態に係る被監視者検知監視装置表示画面(経路指定時)である。 第1の実施形態に係る被監視者検知監視装置表示画面(エリア指定時)である。 第1の実施形態に係る被監視者検知監視装置表示画面(速度指定時)である。 第1の実施形態に係る監視装置が受信するポリシーを示す図である。 第1の実施形態に係る監視装置による情報保持時間を示す図である。 第1の実施形態に係る管理装置によるポリシー送信処理の模式図である。 第1の実施形態に係る監視装置による被監視者検知通知送信処理の模式図である。 第1の実施形態に係るアラーム通知処理の模式図である。 第1の実施形態に係る緊急事態検知通知画面である。 第2の実施形態に係る条件入力ウィンドウである。 第2の実施形態に係るアラーム受信画面を示す図である。 第3の実施形態に係る監視装置によるポリシー配信の概念図であり、(a)は、監視装置がポリシーを配信する際の概念図、(b)は、ポリシーを受信した監視装置が、さらにポリシーを配信する際の概念図である。 第4の実施形態に係るトラッキングシステムの構成図である。 第5の実施形態に係るトラッキングシステムの構成図である。 第6の実施形態に係るトラッキングシステムの構成図である。
符号の説明
1,1A,1B,1C トラッキングシステム
2 監視者端末
3 監視者端末側ネットワーク網
4 管理装置
5 監視装置側ネットワーク網
6,6a,6b,6c,6C 監視装置
8 被監視者携帯端末
8A 携帯電話
7 監視者側無線ネットワーク網
9 監視者
10 被監視者
11 サーバ保守要員
13 被運搬ポリシー
14 検知情報
15 基地局
16 携帯電話網
61 回転灯
62 スピーカ
801 ネットワークインタフェースカード制御ドライバ
802 入出力装置制御ドライバ
803 通信管理モジュール
804 リモート管理モジュール
805 GPSレシーバ制御モジュール
806 カメラ制御モジュール
807 アラーム制御モジュール
808 監視モジュール
809 トラッキングポリシー制御モジュール
810 レシーバ制御ドライバ
811 カメラ制御ドライバ
次に、本発明を実施するための最良の形態(以下、「実施形態」という)について図面を参照して説明する。
≪第1の実施形態≫
まず、図1を参照して、第1の実施形態に係るトラッキングシステムの構成について説明する。図1は、第1の実施形態に係るトラッキングシステムの構成図である。なお、特許請求の範囲に記載の監視システムは、本実施形態におけるトラッキングシステムに相当するものである。
図1に示すように、トラッキングシステム1は、監視者端末2と、監視者端末側ネットワーク網3と、管理装置4と、監視装置側ネットワーク網5と、監視装置6と、監視者側無線ネットワーク網7と、被監視者携帯端末8とを備える。また、監視者端末2を操作する監視者9、被監視者携帯端末8を携帯する被監視者10、および管理装置4を管理するサーバ保守要員11が存在する。
監視者端末2は、監視者9に被監視者10を監視するための情報を入力させる処理、監視者9によって入力された情報を管理装置4に送信する処理、管理装置4から情報を受信する処理、および管理装置4から送信された情報を監視者端末2の画面に出力する処理などを行うコンピュータである。ここで、監視者端末2としては、監視者9の自宅にあるパソコンなどを用いればよい。
監視者端末側ネットワーク網3は、監視者端末2と管理装置4との間で情報が送受信される際に用いられるネットワーク網である。ここで、監視者端末側ネットワーク網3としては、インターネット網、携帯電話網、無線網、またはアドホック網などのネットワーク網を用いればよく、ネットワークの種類は特に限定されない。
管理装置4は、被監視者10から送信された情報を受信する処理、受信された情報に基づいて各監視装置6に対して被監視者10を監視する方針(以下、「ポリシー」という)を送信する処理、監視装置6から送信された情報を受信する処理、および受信した情報を管理装置4の画面に出力する処理などを行うコンピュータである。ここで、管理装置4の台数は特に限定されず、複数の地域に設置して地域分散の形態をとってもよいし、複数台にタスクを分散させるタスク分散の形態をとってもよい。なお、以下で使用するポリシーには、被監視者10を監視する条件(コンディション)と、条件に適合しなかった場合の動き(アクション)が含まれるものとする。
監視装置側ネットワーク網5は、管理装置4と監視装置6との間で情報が送受信される際に用いられるネットワーク網である。ここで、監視装置側ネットワーク網5としては、インターネット網、携帯電話網、無線網、またはアドホック網などのネットワーク網を用いればよく、ネットワークの種類は特に限定されない。特に、アドホック網を用いれば、交換局やサーバを経由しない監視装置6同士のP2P(Peer-to-Peer)通信により、多数の監視装置6が自律的に協働して情報の送受信を行うことが可能となる。また、ここでは、監視装置側ネットワーク網5は、前記監視者端末側ネットワーク網3と異なるネットワーク網としたが、同一のネットワーク網としてもよい。
監視装置6は、管理装置4から送信されたポリシーに基づいて被監視者10を監視する処理、被監視者10を検知した場合に近隣等の別の監視装置6に被監視者10の情報を送信する処理、近隣等の別の監視装置6から送信された被監視者10の情報を受信する処理、および被監視者10が緊急事態にあると判断した場合に、必要に応じて管理装置4にアラームを通知する処理などを行うコンピュータ、またはコンピュータを具備する通信装置である。ここで、監視装置6としては、被監視者携帯端末8に関する情報(検知情報)を無線で受信できる装置を用いればよい。例えば、IEEE 802.11対応のアクセスポイントなどを用いることが考えられる。
監視者側無線ネットワーク網7は、監視装置6が被監視者10の携帯する被監視者携帯端末8から情報を受信する際に用いられるネットワーク網である。ここで、監視者側無線ネットワーク網7としては、無線LAN、またはRFID(Radio Frequency Identification)を用いて構成されるネットワークを用いればよく、ネットワークの種類は特に限定されない。
被監視者携帯端末8は、被監視者10が携帯する端末である。被監視者携帯端末8は、通信可能な距離に監視装置6がある場合に、自分を識別できる情報を監視装置6に送信する。ここで、被監視者携帯端末8としては、自分を識別できる情報を無線で送信できる端末を用いればよい。例えば、IEEE 802.11対応の携帯電話などを用いることが考えられる。
監視者9は、被監視者10を監視するための情報を監視者端末2に入力する操作を行うものである。また、被監視者10に緊急事態が発生した場合などに監視者端末2の画面に出力される被監視者10に関する情報を閲覧する。ここで、監視者9としては、子供の保護者である両親などが考えられる。
被監視者10は、被監視者携帯端末8を携帯し、監視者9によって監視されるものである。ここで、被監視者10としては、両親に保護される子供などが考えられる。
サーバ保守要員11は、管理装置4を管理するものである。サーバ保守要員11は、管理装置4を保守する作業などを行うが、存在しない場合も考えられる。
次に、図2を参照(適宜図1参照)して、監視者端末2のハードウェア構成について説明する。図2は、第1の実施形態に係る監視者端末のハードウェア構成図である。
図2に示すように、監視者端末2は、入力コントローラ201、モニタコントローラ202、ハードディスクコントローラ203、CPU204、メモリ205、およびネットワークインタフェースカード206を含んで構成される。
入力コントローラ201は、キーボード207やマウス208などの入力装置からのデータの入力を制御するものである。
モニタコントローラ202は、モニタ209などの出力装置へのデータの出力を制御するものである。
ハードディスクコントローラ203は、ハードディスク210などの記憶装置とのデータの読み書きを制御するものである。
CPU204は、演算を行うものである。
メモリ205は、演算に必要なデータを格納するために使用するものである。
ネットワークインタフェースカード206は、監視者端末側ネットワーク網3とのデータの送受信を行うものである。
次に、図3を参照(適宜図1参照)して、管理装置4のハードウェア構成について説明する。図3は、第1の実施形態に係る管理装置のハードウェア構成図である。
図3に示すように、管理装置4は、入力コントローラ301、モニタコントローラ302、ハードディスクコントローラ303、CPU304、メモリ305、ネットワークインタフェースカード306、およびネットワークインタフェースカード307を含んで構成される。なお、特許請求の範囲に記載の管理装置の情報処理部は、CPU304およびメモリ305に相当する。また、特許請求の範囲に記載の管理装置の情報送受信部は、ネットワークインタフェースカード306または307に相当する。
入力コントローラ301は、キーボード308やマウス309などの入力装置からのデータの入力を制御するものである。
モニタコントローラ302は、モニタ310などの出力装置へのデータの出力を制御するものである。
ハードディスクコントローラ303は、ハードディスク311などの記憶装置とのデータの読み書きを制御するものである。
CPU304は、演算を行うものである。
メモリ305は、演算に必要なデータを格納するために使用するものである。
ネットワークインタフェースカード306は、監視者端末側ネットワーク網3とのデータの送受信を行うものである。
ネットワークインタフェースカード307は、監視装置側ネットワーク網5とのデータの送受信を行うものである。
なお、ネットワークインタフェースカード306とネットワークインタフェースカード307とは、論理的にふたつに分かれる構成とすれば、物理的にひとつの構成であってもよい。また、前記したように、監視者端末側ネットワーク網3と監視装置側ネットワーク網5とは同一のネットワーク網としてもよく、その場合、ネットワークインタフェースカード306とネットワークインタフェースカード307とは、物理的にも論理的にもひとつの構成とすればよい。また管理装置4は一台である必要はなく、例えば、地域単位の分散サーバ構成としても良いし、または、ハードディスク311などの記憶装置の代わりに管理装置4が配置されているLAN上においてディスクサーバを利用しても良い。
次に、図4を参照(適宜図1参照)して、監視装置6のハードウェア構成について説明する。図4は、第1の実施形態に係る監視装置のハードウェア構成図である。
図4に示すように、監視装置6は、GPSコントローラ401、モニタコントローラ402、ハードディスクコントローラ403、CPU404、メモリ405、カメラコントローラ406、ネットワークインタフェースカード407、および無線ネットワークインタフェースカード408を含んで構成される。なお、特許請求の範囲に記載の監視装置の情報処理部は、CPU404およびメモリ405に相当する。また、特許請求の範囲に記載の監視装置の情報送受信部は、ネットワークインタフェースカード407に相当する。特許請求の範囲に記載の監視装置の記憶部は、メモリ405に相当する。特許請求の範囲に記載の監視装置の被監視者検知手段は、無線ネットワークインタフェースカード408に相当する。特許請求の範囲に記載の監視装置のカメラは、カメラ409に相当する。
GPSコントローラ401は、GPS受信アンテナ412から監視装置6の位置に関する情報を受け取り、監視装置6の位置を測定するものである。なお、GPSコントローラ401は、自動で監視装置6の位置を取得するためのものであるので、必須のものではない。例えば、サーバ保守要員11が、監視装置6の位置に関する情報を管理装置4から入力するようにしてもよいし、監視装置6にコンピュータを接続し、監視装置6の位置に関する情報を監視装置6に送信するようにしてもよい。
モニタコントローラ402は、モニタ410などの出力装置へのデータの出力を制御するものである。
ハードディスクコントローラ403は、ハードディスク411などの記憶装置とのデータの読み書きを制御するものである。
CPU404は、演算を行うものである。
メモリ405は、演算に必要なデータを格納するために使用するものである。
カメラコントローラ406は、被監視者10などを撮影するカメラ409を制御するものである。
ネットワークインタフェースカード407は、監視装置側ネットワーク網5とのデータの送受信を行うものである。
無線ネットワークインタフェースカード408は、監視者側無線ネットワーク網7を介して被監視者10の携帯する被監視者携帯端末8からデータを受信するものである。なお、無線ネットワークインタフェースカード408は、被監視者携帯端末8からの情報を検知できるデバイスであれば、特にその種類が限定されるものではない。また、交換局やサーバを経由しない監視装置6同士のP2P通信によるアドホック網の場合には、ネットワークインタフェースカード407が行う通信を、無線ネットワークインタフェースカード408で行うことができるので、ネットワークインタフェースカード407は、一部の監視装置6にのみ具備すればよい。
次に、図5を参照(適宜図1参照)して、被監視者携帯端末8のハードウェア構成について説明する。図5は、第1の実施形態に係る被監視者携帯端末のハードウェア構成図である。
図5に示すように、被監視者携帯端末8は、GPSレシーバモジュール501、モニタコントローラ502、ディスプレイ503、CPU504、メモリ505、音声入出力コントローラ506、マイク507、スピーカ508、およびキー入力コントローラ509、キー入力インタフェース510、ネットワーク接続コントローラ511、およびGPS受信アンテナ512を含んで構成される。
GPSレシーバモジュール501は、GPS受信アンテナ512からGPS衛星などが送信した測位信号を受け取り、被監視者携帯端末8の位置を測定するものである。なお、前記したように、本実施形態においては、監視装置6の位置が分かるような構成にしてあるため、被監視者携帯端末8におけるGPSレシーバモジュール501は、必須のものではない。
モニタコントローラ502は、ディスプレイ503などの出力画面へのデータの出力を制御するものである。
ディスプレイ503は、モニタコントローラ502から受信した情報を出力するものである。
CPU504は、演算を行うものである。
メモリ505は、演算に必要なデータを格納するために使用するものである。
音声入出力コントローラ506は、マイク507から入力された音声、またはスピーカ508から出力する音声を制御するものである。
マイク507は、被監視者10から音声を入力させるものである。
スピーカ508は、被監視者10に音声を出力するものである。
キー入力コントローラ509は、キー入力インタフェース510からの入力を制御するものである。
キー入力インタフェース510は、被監視者10からキー入力を行わせるものである。
ネットワーク接続コントローラ511は、監視者側無線ネットワーク網7に被監視者携帯端末8の情報を送信するものである。また、図示しない携帯電話網を介して情報の送受信を行う機能も有する。
GPS受信アンテナ512は、GPS衛星などから測位信号を受信するものである。受信した測位信号は、GPSレシーバモジュール501に渡される。なお、GPSレシーバモジュール501と同様に、本実施形態においては、監視装置6の位置が分かるような構成にしてあるため、被監視者携帯端末8におけるGPS受信アンテナ512は、必須のものではない。
次に、図6を参照(適宜図1参照)して、監視者端末2のソフトウェア構成について説明する。図6は、第1の実施形態に係る監視者端末のソフトウェア構成図である。
図6に示すように、監視者端末2は、入出力装置制御ドライバ601、監視者端末モジュール602、通信管理モジュール605、およびネットワークインタフェースカード制御ドライバ606を含んで構成される。また、監視者端末モジュール602は、トラッキングポリシーブラウザ603およびイベントリスナー604を含んで構成される。なお、図6に示されているバッファBFは、監視者端末2内で送受信されるデータが一時的に格納される領域である。
入出力装置制御ドライバ601は、監視者端末2に接続される入出力装置を制御するドライバである。
トラッキングポリシーブラウザ603は、監視者9が被監視者10を監視するための情報を入力させ、管理装置4に送信するものである。また、管理装置4から受信した被監視者10に関する情報を出力するものである。
イベントリスナー604は、管理装置4から送信されるイベントを待ち受けるものである。ここで、イベントリスナー604は、管理装置4から被監視者10の緊急事態を知らせるイベントなどを待ち受ける。
通信管理モジュール605は、監視者端末2が行う通信を制御するものである。
ネットワークインタフェースカード制御ドライバ606は、ネットワークインタフェースカード206(図2参照)を制御するドライバである。
次に、図7を参照(適宜図1参照)して、管理装置4のソフトウェア構成について説明する。図7は、第1の実施形態に係る管理装置のソフトウェア構成図である。なお、図7に示されているバッファBFは、管理装置4内で送受信されるデータが一時的に格納される領域である。
図7に示すように、管理装置4は、入出力装置制御ドライバ701、GIS(Geographical Information System)管理モジュール702、監視装置管理モジュール703、ディプロイメントモジュール704、リスナーモジュール705、トラッキングポリシー作成モジュール706、ユーザ/ターゲット管理モジュール707、通信管理モジュール708、およびネットワークインタフェースカード制御ドライバ709を含んで構成される。
入出力装置制御ドライバ701は、管理装置4に接続される入出力装置を制御するドライバである。
GIS管理モジュール702は、地図を管理するモジュールである。地図は、監視装置6間の距離を算出するために用いられる。監視装置6間の距離としては、道路距離を用いることが好ましい。
監視装置管理モジュール703は、監視装置6間の連帯強度の設定、および監視装置6の位置の設定などを行うものである。Telnet(登録商標)などを用いた遠隔操作により監視装置6の設定を変更する機能も有する。
ディプロイメントモジュール704は、トラッキングポリシー作成モジュール706において作成されたポリシーを各監視装置6に送信するものである。
リスナーモジュール705は、監視装置6から送信された被監視者10の緊急事態を知らせるイベントなどを待ち受けるものである。
トラッキングポリシー作成モジュール706は、監視者端末2から入力された情報に基づいて、各監視装置6に応じたポリシーを作成するものである。
ユーザ/ターゲット管理モジュール707は、被監視者10が携帯する被監視者携帯端末8の情報などを管理するものである。
通信管理モジュール708は、管理装置4が行う通信を制御するものである。
ネットワークインタフェースカード制御ドライバ709は、ネットワークインタフェースカード306(図2参照)およびネットワークインタフェースカード307(図2参照)を制御するドライバである。
次に、図8を参照(適宜図1参照)して、監視装置6のソフトウェア構成について説明する。図8は、第1の実施形態に係る監視装置のソフトウェア構成図である。なお、図8に示されているバッファBFは、監視装置6内で送受信されるデータが一時的に格納される領域である。
図8に示すように、監視装置6は、ネットワークインタフェースカード制御ドライバ801、入出力装置制御ドライバ802、通信管理モジュール803、リモート管理モジュール804、GPSレシーバ制御モジュール805、カメラ制御モジュール806、アラーム制御モジュール807、監視モジュール808、トラッキングポリシー制御モジュール809、レシーバ制御ドライバ810、およびカメラ制御ドライバ811を含んで構成される。
ネットワークインタフェースカード制御ドライバ801は、ネットワークインタフェースカード407(図4参照)および無線ネットワークインタフェースカード408(図4参照)を制御するドライバである。
入出力装置制御ドライバ802は、監視装置6に接続される入出力装置を制御するドライバである。
通信管理モジュール803は、監視装置6が行う通信を制御するものである。
リモート管理モジュール804は、管理装置4にTelnet(登録商標)などを用いた遠隔操作により監視装置の設定を変更させるためのものである。
GPSレシーバ制御モジュール805は、GPSコントローラ401(図4参照)が取得した位置情報を設定するものである。また、GPSコントローラ401と同様に、GPSレシーバ制御モジュール805は、必須のものではない。
カメラ制御モジュール806は、カメラ409(図4参照)を制御するものである。
アラーム制御モジュール807は、検知した緊急事態を管理装置4または監視装置6に通知するものである。緊急事態を通知する必要がない場合は、アラーム制御モジュール807を設けなくてもよい。
監視モジュール808は、近接する他の監視装置6からの被監視者携帯端末8の情報を受けて、被監視者10を検知する準備をするものである。また、被監視者10を検知するものである。さらに、近接する次の監視装置6に被監視者携帯端末8の情報を送信し、被監視者10を検知する準備をさせるものである。例えば、被監視者携帯端末8の情報としては、被監視者携帯端末8のMACアドレスなどを用い、被監視者10を検知する準備とは、受信した被監視者携帯端末8の情報をメモリ405(図4参照)に格納することによって実現される。さらに、検知した被監視者携帯端末8の情報、および映像情報を所定の時間保持し、所定の時間が経過したら破棄する機能を有することとしてもよい。
トラッキングポリシー制御モジュール809は、管理装置4から与えられたポリシーを解釈し、実行するものである。ポリシーの実行として、例えば、被監視者10を検知した監視装置6が複数の監視装置6の中で最初に検知を行う監視装置6であるというポリシーでない場合であり、監視装置6が被監視者10を検知する準備を行っていない状態において被監視者10を検知した場合は、被監視者が正しい経路で移動していないものとして、アラーム制御モジュール807を呼び出すなどの処理を行うものとしてもよい。
レシーバ制御ドライバ810は、無線ネットワークインタフェースカード408(図4参照)を制御するドライバである。
カメラ制御ドライバ811は、カメラ409(図4参照)を制御するドライバである。
次に、図9を参照(適宜図1参照)して、被監視者携帯端末8のソフトウェア構成について説明する。図9は、第1の実施形態に係る被監視者携帯端末のソフトウェア構成図である。なお、図9に示されているバッファBFは、被監視者携帯端末8内で送受信されるデータが一時的に格納される領域である。
図9に示すように、被監視者携帯端末8は、ネットワークインタフェースカード制御ドライバ901、入出力装置制御ドライバ902、通信管理モジュール903、通話管理制御モジュール904、およびトラックト管理制御モジュール905を含んで構成される。
ネットワークインタフェースカード制御ドライバ901は、ネットワーク接続コントローラ511(図5参照)の中の監視者側無線ネットワーク網7に接続する機能を有する部分を制御するドライバである。
入出力装置制御ドライバ902は、被監視者携帯端末8に接続される入出力装置を制御するドライバである。
通信管理モジュール903は、被監視者携帯端末8が行う通信を制御するものである。
通話管理制御モジュール904は、被監視者携帯端末8の携帯電話としての音声通信機能を実現するものである。
トラックト管理制御モジュール905は、被監視者携帯端末8が監視装置6によって検知されるような機能を実現するものである。例えば、802.11の通信を使用している場合、被監視者携帯端末8を監視装置6に検知させる手段としては、SSID(Service Set Identifier)をセットする方法やあるいは、被監視者携帯端末8の通信モードをアドホックモードにする手段などが考えられる。SSIDやアドホックモードに関しては、「802.11無線ネットワーク管理(オライリー・ジャパン)」等の文献に詳しく記載されている。また、前記以外の方法として、トラックト管理制御モジュール905は、被監視者携帯端末8が監視装置6によって検知されるような具体的な機能を実装しても良い。
カメラ制御ドライバ811は、カメラ409(図4参照)を制御するドライバである。
次に、図10を参照(適宜図1参照)して、管理装置4によるシステム構築画面について説明する。図10は、第1の実施形態に係るシステム構築画面である。ただし、図10の地図内に1〜9まで存在する番号は、監視装置−1から監視装置−9に対応する。また、破線で示してある円は、各監視装置6が被監視者10を検知できる距離を表わしたものである(以下、「セル半径」という)。
図10に示すように、新しく監視装置6が参入されると、管理装置4の画面上に新規参入ウィンドウ1010が出る。図10は、監視装置−9が参入された場合を示している。詳細設定1013が押下されると、詳細ウィンドウ1020が出る。ここで、監視装置6の参入には、監視装置6の設置、移動、電源投入、および登録などを含むものとする。
詳細ウィンドウ1020の名称1021には、サーバ保守要員11が監視装置−9と入力する。名称1021は、自動で採番されるようにしてもよい。
位置1022には、監視装置−9の緯度および経度が既に設定されている。有効範囲1023は、監視装置−9が被監視者10を検知できる距離であり、位置1022を中心とした半径で示したものであるが、これも、既に設定されている。位置1022および有効範囲1023は、サーバ保守要員11が入力するようにしてもよい。詳細ウィンドウ1020の内容は、確認1024によって保存される。また、キャンセル1025によって詳細ウィンドウ1020の内容は保存せずに終了できる。
新規参入ウィンドウ1010の許可1011が押下されると、監視装置−9が新しく登録される。また、拒否1012が押下されると、監視装置−9は登録されない。
また、既に参入されている監視装置6の詳細ウィンドウ1020を参照できるようにすることも可能である。例えば、システム構築画面1000上の監視装置−7をクリックすると監視装置−7の詳細ウィンドウ1020が表示されるようにしてもよい。
システム構築画面1000は、拡大1030で拡大でき、縮小1040で縮小できるようにしてもよい。
次に、図11を参照(適宜図1参照)して、管理装置4が保持する監視装置6に関する情報について説明する。図11は、第1の実施形態に係る管理装置が保持する監視装置テーブルである。
図11に示すように、監視装置テーブル1100は、項目として、監視装置名1101、配置場所1102、およびセル半径1103を含んで構成される。
監視装置名1101は、管理装置4に登録されている監視装置6の名前である。図11には、監視装置名1101が監視装置−1から監視装置−9まで示されている。
配置場所1102は、監視装置6が配置されている場所である。図11に示すように、配置場所1102としては、例えば、各監視装置6の緯度と経度の情報を保持するようにすればよい。
セル半径1103は、各監視装置6が被監視者10の携帯する被監視者携帯端末8を検知できる距離を表している。
次に、図12を参照(適宜図1参照)して、管理装置4が保持する監視装置6間の距離に関する情報について説明する。図12は、第1の実施形態に係る管理装置が保持する監視装置距離テーブルである。
図12に示すように、監視装置距離テーブル1200は、監視装置6間の距離の情報を格納したものである。ここに示す監視装置6間の距離の情報としては、ふたつの監視装置6間を結ぶ道路距離の情報を使用するのが好ましい。また、管理装置4だけでなく、各監視装置6も監視装置距離テーブル1200を保持するようにしてもよい。その場合、各監視装置6は、自分と近接する監視装置6までの距離の情報を保持するようにしてもよい。
次に、図13を参照(適宜図1参照)して、監視者9が監視者端末2から入力する被監視者10に関する情報について説明する。図13は、第1の実施形態に係る被監視者情報入力画面である。
図13に示すように、被監視者情報入力画面1300は、監視者9が監視者端末2から監視ターゲット1(1310)、監視ターゲット2(1330)、アラーム通知先1(1350)、およびアラーム通知先2(1360)に関する情報を入力する際に使用するものである。なお、監視ターゲットの数、およびアラーム通知先の数は特に限定されるものではない。
監視ターゲット1(1310)の情報は、名称1311、E−mail1312、TEL1313、機器ID1314、ターゲット記録保存時間1315、エリアの中心の緯度1316、エリアの中心の経度1317、エリアの半径1318、エリア指定1319、および全エリア指定1320を含んで構成される。
名称1311は、被監視者10の名前である。
E−mail1312は、被監視者10の携帯する被監視者携帯端末8のE−mailのアドレスである。
TEL1313は、被監視者10の携帯する被監視者携帯端末8の電話番号である。
機器ID1314は、被監視者10の携帯する被監視者携帯端末8のIDである。
ターゲット記録保存時間1315は、監視装置6に被監視者10の記録を保存する時間を指定するものである。
エリアの中心の緯度1316は、被監視者10を監視するエリアの中心位置の緯度である。
エリアの中心の経度1317は、被監視者10を監視するエリアの中心位置の経度である。
エリアの半径1318は、中心位置からの距離を指定するものである。これにより、被監視者10を監視する範囲が特定される。
エリア指定1319は、監視者9が被監視者10を監視するエリアを特定したい場合にチェックを入れるものである。
全エリア指定1320は、監視者9が被監視者10を監視するエリアを特定せず、全エリアを指定する場合にチェックを入れるものである。
監視ターゲット2(1330)の情報に関しても、監視ターゲット1(1310)の情報と同様に入力することが可能である。
アラーム通知先1(1350)の情報は、電子メール1351、電話1352、およびメッセンジャー1353を含んで構成される。アラーム通知先1(1350)は、被監視者10の緊急事態が検知された場合に、アラームが通知される連絡先である。
電子メール1351は、監視者9の電子メールアドレスを示している。
電話1352は、監視者9の電話番号を示している。
メッセンジャー1353は、IPアドレスまたはポート番号を指定してメッセージを送信する場合に用いられるものである。
電子メール1351、電話1352、およびメッセンジャー1353が入力できる箇所はいくつ設けてもよい。また、連絡手段はこれらに限定されるものではない。
アラーム通知先2(1360)の情報に関しても、監視ターゲット2(1330)の情報と同様に入力することが可能である。
監視者9が入力した内容は、確定1370によって保存される。また、キャンセル1380によって保存は行われずに終了する。
次に、図14を参照(適宜図1参照)して、被監視者10に緊急事態が検知された際のアクションを監視者9が監視者端末2から入力する画面について説明する。図14は、第1の実施形態に係る緊急事態検知時アクション入力画面である。
図14に示すように、緊急事態検知時アクション入力画面1400は、アクション名1410に対応した、アラーム通知先1420、緊急手配範囲1430、および緊急手配手段1440を入力する際に使用するものである。なお、ここでは、アクション名1410として、設定1(1411)が示されている。
アラーム通知先1420には、アラーム通知先1(1421)およびアラーム通知先2(1422)が登録されている。アラーム通知先1(1421)は、前記被監視者情報入力画面1300で入力したアラーム通知先1(1350)を表している。また、アラーム通知先2(1422)は、前記被監視者情報入力画面1300で入力したアラーム通知先2(1360)を表している。なお、アラーム通知先の数は、特に限定されるものではない。
緊急手配範囲1430には、アラーム通知先1(1421)およびアラーム通知先2(1422)が登録されている。アラーム通知先1(1421)は、前記被監視者情報入力画面1300で入力したアラーム通知先1(1350)を表している。また、アラーム通知先2(1422)は、前記被監視者情報入力画面1300で入力したアラーム通知先2(1360)を表している。なお、アラーム通知先の数は、特に限定されるものではない。
エリアの中心の緯度1431は、緊急手配をさせるエリアの中心位置の緯度である。
エリアの中心の経度1432は、緊急手配をさせるエリアの中心位置の経度である。
エリアの半径1433は、中心位置からの距離を指定するものである。これにより、緊急手配をさせるエリアの範囲が特定される。
エリア範囲内外1434は、緊急手配をさせるエリアを、前記エリアの中心の緯度1431、エリアの中心の経度1432、およびエリアの半径1433で指定した範囲内にするか範囲外にするかを選択するものである。
エリア指定1435は、緊急手配をさせるエリアを特定したい場合にチェックを入れるものである。
全エリア指定1436は、緊急手配をさせるエリアを特定せず、全エリアを指定する場合にチェックを入れるものである。
緊急手配手段1440には、ターゲットの最終検知地点の通知1441およびターゲットを発見したら通知1442にチェック欄がある。
ターゲットの最終検知地点の通知1441は、被監視者10に緊急事態が発生した場合に、最後に検知された地点を含む、収集可能なトラッキング情報を、監視者9に通知する必要があればチェックを入れるものである。
ターゲットを発見したら通知1442は、被監視者10に緊急事態が発生した後、被監視者10を新たに発見した場合に、発見された地点を監視者9に通知する必要があればチェックを入れるものである。
監視者9が入力した内容は、確定1470によって保存される。また、キャンセル1480によって保存は行われずに終了する。
次に、図15を参照(適宜図1参照)して、被監視者10を緊急事態と検知するための条件を監視者9が監視者端末2から入力する画面について説明する。図15は、第1の実施形態に係る緊急事態検知条件入力画面である。
図15に示すように、緊急事態検知条件入力画面1500は、被監視者10のスケジュールを入力するものである。なお、ここでは、コンディション名1520として、帰宅1(1521)が示されている。
緊急事態検知条件入力画面1500は、拡大1501によって拡大、縮小1502によって縮小することが可能である。また、緊急事態検知条件入力画面1500左側のスタート1503を選択し、地図1590内のスタート地点1591を選択すると、緊急事態検知条件入力画面1500右側にスタート1510が出現し、スタート1510が登録される。同様に、中継点1(1511)〜中継点4(1514)およびゴール(1515)も登録することが可能である。なお、中継点の数は特に限定されるものではない。
中継点1(1511)〜中継点4(1514)およびゴール(1515)を登録し、スケジュール1516を選択すると、条件入力ウィンドウ1585が出る。
コンディション名1520は、緊急事態を検知する条件の名前を示すものである。
ポイント1530は、前記緊急事態検知条件入力画面1500において、登録した地点を示すものである。
通過予定時刻1531は、監視者9が、各ポイント1530を通過する予定の時刻を入力するためのものである。ある時刻を基準とした時間を、プラスとマイナスに幅を持たせて入力させることが可能である。
差分時間1532は、前の地点の時刻を基準とした時間を、プラスとマイナスに幅を持たせて入力させるためのものである。
日程1540は、監視者9が被監視者10を監視する日程を入力するためのものである。
毎日1541は、監視者9が被監視者10を毎日監視する場合に、チェックを入れるためのものである。
曜日1542は、監視者9が被監視者10を曜日ごとに監視する場合に、各曜日にチェックを入れるためのものである。
指定日1543は、監視者9が被監視者10を監視したい日を指定して、チェックを入れるためのものである。この他、年、月等の条件を指定できるようにしても良い(以下に記載するその他の日時・時間指定方法についても同じ)。
条件1550は、前記通過予定時刻1531および日程1540に非該当1551の場合にアクション1560を実行するのか、または該当1552の場合にアクション1560を実行するのかを指定するものである。
アクション1560は、指定した条件に非該当1551または該当1552した場合に、どのアクションを実行するかを指定するためのものである。図15では、設定1にチェックを入れてあるので、図14で示した設定1(1411)のアクションが実行される。
監視者9が入力した内容は、確定1570によって保存される。また、キャンセル1580によって保存は行われずに終了する。
次に、図16を参照(適宜図1参照)して、被監視者10を緊急事態と検知するための条件を監視者9が監視者端末2から入力するウィンドウについて説明する。図16は、第1の実施形態に係る緊急事態検知条件入力ウィンドウである。図16は、地図情報を用いないため、緊急事態検知条件入力画面1500を介さずに開くウィンドウである。
図16に示すように、緊急事態検知条件入力ウィンドウ1600は、監視者9が被監視者10の緊急事態の検知条件を入力するためのものである。なお、ここでは、コンディション名1610として、異常1(1611)が示されている。
緊急事態検知条件1620は、被監視者10が緊急事態であると検知されるための条件を設定するためのものである。
速度1621または1622は、被監視者10の速度を設定し、被監視者10が設定された速度以上、または設定された速度以下で移動している場合は、緊急事態であると検知するためにチェックを入れるものである。
エリア1623は、被監視者10のエリアを設定し、被監視者10が設定されたエリア内、または設定されたエリア外にいる場合は、緊急事態であると検知するためにチェックを入れるものである。
日程1630は、監視者9が被監視者10を監視する日程を入力するためのものである。
毎日1631は、監視者9が被監視者10を毎日監視する場合に、チェックを入れるためのものである。
曜日1632は、監視者9が被監視者10を曜日ごとに監視する場合に、各曜日にチェックを入れるためのものである。
指定日1633は、監視者9が被監視者10を監視したい日を指定して、チェックを入れるためのものである。
条件1640は、緊急事態検知条件1620および日程1630に非該当1641の場合にアクション1650を実行するのか、または該当1642の場合にアクション1650を実行するのかを指定するものである。
アクション1650は、指定した条件に非該当1641または該当1642した場合に、どのアクションを実行するかを指定するためのものである。図16では、設定1にチェックを入れてあるので、図14で示した設定1(1411)のアクションが実行される。
監視者9が入力した内容は、確定1660によって保存される。また、キャンセル1670によって保存は行われずに終了する。
次に、図17を参照(適宜図1参照)して、管理装置4が、図15で入力された被監視者10の経路から、被監視者10をどの監視装置6で検知することができるかを調べる処理について説明する。図17は、第1の実施形態に係る被監視者検知監視装置表示画面(経路指定時)である。ただし、図17に示されているCP数1704はチェックポイント数を、CP1705はチェックポイントを示している。
図17に示すように、被監視者検知監視装置表示画面(経路指定時)1700は、管理装置4が、図15で入力された被監視者10の経路から、被監視者10を検知する監視装置6を決定し、表示するためのものである。ただし、図17の地図内に1〜9まで存在する番号は、監視装置−1から監視装置−9に対応する。
事案ID1701は、各事案にひとつ割り振られるIDである。
名称1702は、被監視者10の名称である。
機器ID1703は、被監視者10が携帯する被監視者携帯端末8のIDである。
CP数1704は、被監視者10がスタートしてからゴールするまでに通過する監視装置6の数である。
CP1705は、監視装置6の名称1706、監視装置6に検知される推定時刻1707、差分時間1708、および曜日1709を含んでいる。
監視装置6の名称1706には、監視装置−7、監視装置−6、監視装置−4、および監視装置−5が示されている。
監視装置6に検知される推定時刻1707は、通過予定時刻1531(図15参照)から計算によって求めることが可能である。
差分時間1708についても、通過予定時刻1531(図15参照)から計算によって求めることが可能である。
曜日1709は、数字で示されている。ここでは、月曜日を表す1から土曜日を表す6までが示されている。
次に、図18を参照(適宜図1参照)して、管理装置4が、図16の緊急事態検知条件1620で入力されたエリア1623の緯度1624、経度1625、半径1626、および範囲内外1627から、被監視者10をどの監視装置6で検知することができるかを調べる処理について説明する。図18は、第1の実施形態に係る被監視者検知監視装置表示画面(エリア指定時)である。
図18に示すように、被監視者検知監視装置表示画面(エリア指定時)1800は、管理装置4が、図16の緊急事態検知条件1620で入力されたエリア1623の緯度1624、経度1625、半径1626、および範囲内外1627から、被監視者10を検知する監視装置6を決定し、表示するためのものである。ただし、図18の地図内に1〜9まで存在する番号は、監視装置−1から監視装置−9に対応する。また、破線で示してある円は、各監視装置6のセル半径を表わしたものである。太い破線で示してある円1810は、図16で指定された緯度1624、経度1625を中心とした半径1626の円である。
範囲内外1627で範囲外が選択され、条件1640で該当1642が選択されたとすると、太い破線で示してある円1810の外のエリア、すなわち監視装置−1、監視装置−2、監視装置−3、監視装置−7、または監視装置−9で被監視者10が見つかったらアラームを管理装置4に通知する。アラームは、管理装置4の他に、近接する監視装置6に通知するようにしてもよい。
事案ID1801は、各事案にひとつ割り振られるIDである。
名称1802は、被監視者10の名称である。
機器ID1803は、被監視者10が携帯する被監視者携帯端末8のIDである。
CP数1804は、図16の設定条件を満たす監視装置6の数である。
CP1805は、監視装置6の名称1806、監視装置6に検知される推定時刻1807、および曜日1808を含んでいる。
監視装置6の名称1806には、監視装置−7、監視装置−6、監視装置−4、および監視装置−5が示されている。
監視装置6に検知される推定時刻1807は、この場合、特に指定していないのでANYとなっている。
曜日1808は、数字で示されている。ここでは、月曜日を表す1から土曜日を表す6までが示されている。
次に、図19を参照(適宜図1参照)して、管理装置4が、図16の緊急事態検知条件1620で入力された速度1621から、被監視者10をどの監視装置6で検知することができるかを調べる処理について説明する。図19は、第1の実施形態に係る被監視者検知監視装置表示画面(速度指定時)である。
図19に示すように、被監視者検知監視装置表示画面(速度指定時)1900は、管理装置4が、図16の緊急事態検知条件1620で入力された速度1621から、被監視者10を検知する監視装置6を決定し、表示するためのものである。
ここでは、エリア1623が指定されず、速度1621のみ指定された場合を想定し、時速8km以上に該当1642する被監視者10の移動速度が、監視装置−1から監視装置−9のいずれかで検知された場合、アラームを管理装置4に通知する。アラームは、管理装置4の他に、近接する監視装置6に通知するようにしてもよい。
事案ID1901は、各事案にひとつ割り振られるIDである。
名称1902は、被監視者10の名称である。
機器ID1903は、被監視者10が携帯する被監視者携帯端末8のIDである。
CP数1904は、図16の設定条件を満たす監視装置6の数である。ここでは、エリアを指定していないので、カウントしていない。
CP1905は、監視装置6の名称1906、監視装置6に検知される推定時刻1907、曜日1908、および速度1909を含んでいる。
監視装置6の名称1906は、この場合、エリアを指定していないのでANYとなっている。
監視装置6に検知される推定時刻1907は、この場合、特に指定していないのでANYとなっている。
曜日1908は、数字で示されている。ここでは、月曜日を表す1から土曜日を表す6までが示されている。
速度1909には、図16の速度1621で設定された値が示されている。各監視装置6は、近接の監視装置6との距離に関する情報を保持しているので、各監視装置6は、近接の監視装置6を被監視者10が通過した時刻に関する情報を受信することにより、被監視者10の移動速度が算出できる。
次に、図20を参照(適宜図1参照)して、各監視装置6が、管理装置4から受信するポリシーについて説明する。図20は、第1の実施形態に係る監視装置が受信するポリシーを示す図である。図20に示す監視装置が受信するポリシーには、例として、監視装置−7が受信するポリシーが示されている。
事案ID2001は、各事案にひとつ割り振られるIDである。
機器ID2002は、被監視者10が携帯する被監視者携帯端末8のIDである。
Time2003は、監視装置−7を被監視者10が通過する推定時刻1707(図17参照)である。この推定時刻1707は、管理装置4によって計算されたものである。
From2004は、監視装置−7において被管理対象が所有する被監視者携帯端末8の検知が行われる前に当該被監視者携帯端末8の検知を確認することが予定されている監視装置6の名称を示すものである。
To2005は、監視装置−7において被管理対象が所有する被監視者携帯端末8の検知が行われた後に当該被監視者携帯端末8の検知を確認することが予定されている監視装置6の名称を示すものである。
Cond.2006は、速度条件などの条件を示すものである。
Act.2007は、Cond.2006に適合しない場合に、アラームが通知される先を示すものである。アラームの通知先としては、管理装置4の他に、監視装置6を指定してもよい。
次に、図21を参照(適宜図1参照)して、各監視装置6が、被監視者10の携帯する被監視者携帯端末8のIDおよび被監視者10の映像情報を保持する時間について説明する。図21は、第1の実施形態に係る監視装置による情報保持時間を示す図である。図21に示す監視装置による情報保持時間2100には、例として、監視装置−7による情報保持時間が示されている。
機器ID2101が00-80-45-46-9C-FAの機器は、ターゲット記録保存時間1315(図13参照)において、240分と設定されているので、Detection Time2102が15:43:32とすると、Expiration Time2103は、240分後の19:43:32となる。
機器ID2101が00-80-45-46-9C-FBの機器は、ターゲット記録保存時間1335(図13参照)において、240分と設定されているので、Detection Time2102が16:00:12とすると、Expiration Time2103は、240分後の20:00:12となる。
次に、図22を参照(適宜図1および図7参照)して、管理装置4が、監視装置6にポリシーを送信する処理について説明する。図22は、第1の実施形態に係る管理装置によるポリシー送信処理の模式図である。
図22に示すように、管理装置4は、各監視装置6に応じたポリシーを監視装置6に送信する。ここで、監視装置6に送信するポリシーは、トラッキングポリシー作成モジュール706が、監視者端末2から入力された情報に基づいて、各監視装置6に応じて作成したものである。また、トラッキングポリシー作成モジュール706によって作成されたポリシーは、ディプロイメントモジュール704によって各監視装置6に送信される。なおポリシーの送信、または制御に関しては、RFC2784、2749に記載のCOPS(Common Open Policy Service)等の仕様を用いてもよい。
次に、図23を参照(適宜図1および図8参照)して、監視装置6が、被監視者10を検知した場合に、近接する監視装置6に被監視者携帯端末8の情報を送信し、被監視者10を検知する準備をさせる処理について説明する。図23は、第1の実施形態に係る監視装置による被監視者検知通知送信処理の模式図である。
図23に示すように、監視装置6は、被監視者10を検知した場合に、近接する監視装置6に被監視者携帯端末8の情報を送信する。ここでは、まず、監視モジュール808が近接する監視装置6から受けて、被監視者10を検知する準備をする。また、監視モジュール808は、被監視者10を検知した場合、次に被監視者10が通過する予定の監視装置6に被監視者携帯端末8の情報を送信し、被監視者10を検知する準備をさせる。
次に、図24を参照(適宜図1および図8参照)して、監視装置6が、被監視者10の緊急事態を検知した場合に、監視者9にアラームを通知する処理について説明する。図24は、第1の実施形態に係るアラーム通知処理の模式図である。
図24に示すように、監視装置6は、被監視者10の緊急事態を検知すると、管理装置4を介して監視者9にアラームを通知する。ここでは、まず、トラッキングポリシー制御モジュール809が管理装置4から与えられたポリシーを解釈し、実行する。トラッキングポリシー制御モジュール809は、解釈した方針に適合する事態が被監視者10に生じたと判定した場合、必要に応じてアラーム制御モジュール807を呼び出す。アラーム制御モジュール807は、トラッキングポリシー制御モジュール809に呼び出されると、管理装置4を介して監視者9にアラームを通知する。なお、図24に示すように、アラームは、他の監視装置6に通知するようにしてもよいし、図中には示していないが、管理装置4を介さずに他の監視装置6に通知するようにしてもよい。
次に、図25を参照(適宜図1参照)して、被監視者10に緊急事態が発生した場合に、監視者端末2が、緊急事態を通知される画面について説明する。図25は、第1の実施形態に係る緊急事態検知通知画面である。
図25に示すように、被監視者10は、監視装置−7、監視装置−6、監視装置−4、監視装置−3の順で検知されている。ここで、被監視者10は、図17に示した事案ID1701の通りに監視されるとすると、監視装置−4までは、監視者9によって設定された経路で移動したことになる。しかし、次に監視装置−5で検知されるはずの被監視者10が、監視装置−3で16時03分に検知されているので、監視者9によって設定された経路に反する動きを示したことになり、監視装置−3が緊急事態を検知する。
監視装置−3は、緊急事態を検知すると、監視者端末2に緊急事態の発生を通知する。監視者9は、緊急事態検知通知画面2500によって、被監視者10の緊急事態を確認することができる。監視者9が、例えば、緊急事態検知通知画面2500に表示されている監視装置−7を選択すると、緊急事態検知通知画面2500に記録映像表示確認ウィンドウ2510が表示され、記録映像表示確認ウィンドウ2510の表示2511を選択すると、監視装置−7に保存されている監視装置記録映像2520を参照することができるようにしてもよい。また、監視者9が、キャンセル2512を選択すると、記録映像表示確認ウィンドウ2510が緊急事態検知通知画面2500から消えるようにしてもよい。
本実施形態においては、前記したように、各監視装置6において、被監視者10の携帯する被監視者携帯端末8に関する機器IDなどの情報、または被監視者10の映像情報などが所定の時間保持されていることが好ましい。被監視者10に緊急事態が発生した場合に、ブロードキャストなどを利用して、管理装置4などから各監視装置6に保持されている情報を検索すれば、被監視者10が最後に出現した場所などを特定することができるという効果が得られる。
また、本実施形態においては、前記したように、管理装置4が各監視装置6に応じたポリシーを送信し、各監視装置6は、受信したポリシーに基づいて被監視者10のトラッキングを行うこととしたが、予め各監視装置6にポリシーを設定しておき、予め設定されているポリシーに基づいて被監視者のトラッキングを行うこととしてもよい。しかし、監視装置6の追加、変更、または削除などが行われ、各監視装置6のポリシーを動的に変換する必要が生じた場合などに、管理装置4が各監視装置6に応じたポリシーを作成して送信することとしたほうが効率的であり、好ましい。
さらに、図23において、監視装置6間での通信を行うことによって、被監視対象の所有する被監視者携帯端末8をトラッキングする方法について開示しているが、各監視装置6において被監視者携帯端末8の通過時刻が決まっている場合には、必ずしも監視装置6間で通知の必要は生じない。
また、本実施形態においては、各監視装置6に記憶されている方針に規定された時刻、または速度の通りに、各監視装置6が被監視者を検知することを確認する処理を行うこととしたが、方針に規定される条件は、時刻、または速度に限定されない。例えば、監視装置6に光センサを取り付け、監視装置6がその光センサを介して夜かどうかを識別し、監視装置6が夜と判定した場合に、監視装置6が被監視者10を検知すると、緊急事態が発生したとしてアラームを通知するようにしてもよい。また、監視装置6で検知された単位時間当たりの被監視者10の数、すなわち人通りの量を算出し、人通りの少ない場合に、監視装置6が被監視者10を検知すると、緊急事態が発生したとしてアラームを通知するようにしてもよい。さらに、監視装置6が、被監視者携帯端末8に登録されている被監視者10の性別などの個人情報を読み取るようにし、監視装置6が読み取った個人情報に基づいて、緊急事態であるかを判定するようにしてもよい。
≪第2の実施形態≫
図1を参照しながら、第2の実施形態について説明する。その際、第1の実施形態と同様の構成については、図中に第1の実施形態と同一の符号を付し、説明を省略する。第1の実施形態においては、監視者9が設定したスケジュールを少しでも逸脱する行動を被監視者10がとれば、監視者9にアラームが通知されることになる。例えば、被監視者10が通学または帰宅途中の子供などの場合、被監視者10が当該スケジュールの範囲を超えて行動すること(例えば、道草)は容易に予想できる。このような被監視者10の行動に対して、監視者9がアラームを受け取る頻度が高くなると、監視者9のアラームに対する注意力が低減してしまうという問題がある。
そこで、本実施形態においては、第1の実施形態に記載の各監視装置6が受信するポリシーを拡張することで、前記の問題を解決する実施態様を説明する。
次に、図26を参照(適宜図1、図12、図15および図17参照)して、被監視者10を緊急事態と検知するための条件を監視者9が監視者端末2から入力する画面について説明する。図15は、第2の実施形態に係る条件入力ウィンドウである。
図26に示すように、第2の実施形態に係る条件入力ウィンドウ1585Aの条件1550Aは、図15に示した条件1550に、中継点以外の移動認容2610が追加され、認容度2620が選択可能になった点において、第1の実施形態と異なる。
中継点以外の移動認容2610は、監視者9が、スケジュールの入力の際にチェックを入れるためのインタフェースである。監視者9によって、中継点以外の移動認容2610にチェックが入れられることで、被監視者10は、中継点以外の移動を認容される。なお、図26には、「中継点以外の移動を認容する」と記載されている。
認容度2620は、被監視者10が、スケジュールの入力の際にクリックなどにより選択するためのインタフェースである。これは、被監視者10によって中継点以外の移動認容2610にチェックが入れられた場合に、被監視者10がどの程度の段数まで被監視者10の行動エリアを認容するかを示す認容度合い(認容度)を選択するものである。ここでは、図15に示したように、監視者9がスケジュールによって中継点を規定し、管理装置4がその中継点からCP1705を選出し、認容度2620には、管理装置4が選出した各CP1705から監視装置6までの距離(段数)を整数で記載するものとするが、認容度2620の設定方式は、本方式に限定されるものではない。
ここで、前記「管理装置4が選出した各CP1705から監視装置6までの距離」について図17を用いて概説する。図17は、監視者9が入力したスケジュールによって、監視装置−7、監視装置−6、監視装置−4、監視装置−5のそれぞれが、管理装置4からポリシーを送信される対象(CP1705)として選ばれている様子を示している。監視装置−6からの距離(段数)が1である監視装置6とは、例えば、監視装置−6から被監視者10が直接的に移動可能な監視装置−7、監視装置−4および監視装置−8である。さらに、監視装置−6からの距離(段数)が2以内である監視装置6は、この監視装置−7、監視装置−4および監視装置−8に加えて、監視装置−9、監視装置−3および監視装置−1である。
中継点以外の移動認容2610の指定によって、前記の距離(段数)の移動を認容するためのポリシーは、管理装置4から監視装置−7、監視装置−6、監視装置−4および監視装置−5に送信される。以下、それぞれの監視装置における、第1の実施形態との処理の違いについてのみ説明する。
管理装置4が、各監視装置6に対して監視装置距離テーブル1200の情報(または監視装置距離テーブル1200の情報のうち、各監視装置6に関連する部分の情報)を送信しておき、被監視者10が監視装置−6のセル半径以内の領域に進入したら、監視装置−6は、監視装置距離テーブル1200に基づいて、自分の近隣の監視装置6であって、ポリシーの受信対象でない監視装置6(ここでは監視装置−8)または既に当該ポリシーに基づく処理を完了した監視装置6(ここでは監視装置−7)に対して、一時的に被監視者10の被監視者携帯端末8の監視を行う旨のポリシー(以下、「依頼ポリシー」という)を配信する。監視装置−8または監視装置−7は、当該依頼ポリシーを受信すると、被監視者10の一時的な監視体制に入る。なお、当該依頼ポリシーの内容は、監視装置が受信するポリシー2000(図20参照)の内容に準ずるものとし、その内容の決定方式についても、第1の実施形態に記載した方式に準ずるものとする。また、ここでいう自分の近隣の監視装置6とは、例えば、自分から距離(段数)が1だけ離れた監視装置6であるとする。
例えば、被監視者10が、監視者9の予定していた所定のスケジュールから離脱して、監視装置−6から監視装置−8のセル半径以内の領域に進入した場合には、監視装置−8は、進入を検知した旨を通知するメッセージを監視装置−6に送信し、その後も、被監視者10が監視装置−8のセル半径以内の領域に属しているかを所定時間ごと(例えば1分毎)にチェックする。監視装置−8が、被監視者10を検知できなくなったら、その旨を通知するメッセージを監視装置−6に送信して、所定の時間の経過後、一時的な監視体制を終了する。一方、監視装置−6は、監視装置−8からの進入を検知できなくなった旨を通知するメッセージを受け取った後、所定の時間を過ぎても被監視者10が、監視装置−6のセル半径に再進入してこない場合には、図24で説明したように、被監視者10が緊急事態にあると判断し、管理装置4を介して監視者9にアラームを通知する。
本実施形態においては、被監視者10が中継点以外の移動することを認容する場合であり、特に監視装置6からの距離(段数)が1以内であれば認容する場合の処理について説明したが、監視装置6からの距離(段数)が2以上となった場合においても、同様の処理を行うことになる。すなわち、監視装置−6が一時的に被監視者10の監視を行う旨の依頼ポリシーを監視装置−8に出し、さらに、受け取った監視装置−8が、自分の近隣に属する監視装置−9に、依頼ポリシーを適当な内容に変更した上で転送する。被監視者10が監視装置-9のセル半径以内の領域に進入した場合には、監視装置−9が、被監視者10の進入を検知したことを通知するメッセージを監視装置−8に転送し、所定の時間の経過後に一時的な監視体制を終了する。監視装置−8は、当該メッセージをさらに監視装置−6に転送する。
監視装置6は、残り認容段数を含んだ依頼ポリシーを転送するようにしてもよい。この場合、監視装置6は、残り認容段数を含んだ依頼ポリシーを近隣の監視装置6から受信し、受信した依頼ポリシー内の残り認容段数を1減らして自分の近隣の監視装置6に転送する。例えば、監視装置6からの距離(段数)が2以内という認容がなされた場合、監視装置−6は、残り認容段数1(=2−1)を含んだ依頼ポリシーを監視装置−8に転送し、残り認容段数1を含んだ依頼ポリシーを受信した監視装置−8は、残り認容段数0(=1−1)を含んだ依頼ポリシーを監視装置−9に転送する。残り認容段数0を含んだ依頼ポリシーを受信した監視装置−9は、これ以上の認容を行わないと判断し、依頼ポリシーの転送を行わない。
また、本実施形態においては、被監視者10が監視者9の入力したスケジュールを逸脱した場合には、第1の実施形態(図24参照)において説明したように、監視者9の監視者端末2にアラームを通知してもよい。他の監視装置6にアラームを通知してもよい。あるいは、被監視者10の被監視者携帯端末8に対してアラームを通知するようにしてもよい。さらに、このアラームが通知された被監視者携帯端末8は、音や振動によって、そのアラームの通知があった旨を、被監視者10に知らせてもよいし、被監視者10が危険な状態にあることを想定して、スピーカ508(図5参照)を介してブザー音を発するようにしてもよい。
図27を参照して、監視装置6からアラームが通知された場合の被監視者携帯端末8の処理について説明する。図27は、第2の実施形態に係るアラーム受信画面を示す図である。
図27に示すように、アラーム受信画面2700には「帰宅ルートを外れています。4桁の暗証番号を入力して、帰宅ルートに復帰して下さい。あと15秒で、アラームが通知されます。」と表示され、認証情報の入力が促される。この場合、被監視者10が被監視者携帯端末8を介して暗証番号入力欄2710より暗証番号を入力すると、その暗証番号が管理装置4に通達され、管理装置4がその暗証番号が正しいと判断すると、管理装置4は、一定期間(被監視者10が帰宅ルートに復帰する程度の時間)、監視者9の監視者端末2にアラームを通知するのを待機することができる。ここでは、暗証番号を用いて被監視者10の認証する方法を示したが、認証方法は、これに限定されず、例えば、被監視者10の指紋、声による認証、カメラで撮影した被監視者10の映像による認証を用いることも可能である。また、被監視者10に対して逸脱を通知し、スケジュール通りのルートに復帰するように要請することによって、アラームの頻繁な発生を防ぐことが可能となり、さらに、被監視者10が危険な状態にあった場合、あるいは被監視者携帯端末8を不審者等によって奪われた場合、被監視者携帯端末8が破壊された場合などにおいては、第1の実施形態と同様にアラームが監視者9に通知されることになる。
以上説明したように、本実施形態においては、被監視者10が、監視者9が設定したスケジュールを逸脱する行動をとった場合においても、各監視装置6間が自律的に連携を行うことによって、監視者9が作成していないパターンであっても、柔軟に被監視者10を監視することが可能である。
なお、ここでは、監視装置6間でのポリシーの通知と、監視装置6の一時的な監視体制とによって認容度を考慮したシステムを実現する方法について説明したが、管理装置4が当初より認容度を考慮して、予め監視装置6にポリシーを転送しておく方法を用いても構わない。
≪第3の実施形態≫
第3の実施形態について説明する。その際、第1の実施形態または第2の実施形態と同様の構成については、図中に第1の実施形態または第2の実施形態と同一の符号を付し、説明を省略する。第1の実施形態(図16参照)では、エリア1623を用いてエリアを指定することで、監視装置6が監視対象とする被監視者10を限定しているが、このエリアが非常に広いものである場合、管理装置4によるポリシーの送信先となる監視装置6の数は膨大となる。また、そのポリシーは、あまり使用されない場合でも、監視装置6の中に常駐し、メモリ405とCPU404との資源を消費することになる。さらに、監視者9は、被監視者10のルートを設定する作業を省略したとしても、監視装置6が被監視者10を監視できない状況に陥った場合などに、監視者端末2を介してその旨を通知されることを望む場合も考えられる。本実施形態では、このような問題または課題を解決する方法について説明する。
本実施形態において、監視者9が、緊急事態検知条件入力ウィンドウ1600(図16参照)と、緊急事態検知時アクション入力画面1400(図14参照)とによって必要なポリシーを作成する処理については、第1の実施形態と同様である。以下、図28を参照(適宜図1参照)して、その後の処理について説明する。
図28は、第3の実施形態に係る監視装置によるポリシー配信の概念図であり、(a)は、監視装置がポリシーを配信する際の概念図、(b)は、ポリシーを受信した監視装置が、さらにポリシーを配信する際の概念図である。
被監視者10が、監視装置−6のセル半径以内の領域で被監視者携帯端末8の電源を投入した場合、あるいは被監視者携帯端末8の電源を投入した状態で監視装置−6のセル半径の外側の領域からセル半径以内の領域に進入した場合、監視装置−6は、被監視者携帯端末8の機器IDを取得し、当該機器IDの検知が、その時点において監視装置−6の所有しているポリシーに規定された条件に適合しないものであった場合、当該機器IDを、監視装置側ネットワーク網5を介して、管理装置4に転送する。
管理装置4のリスナーモジュール705(図7参照)は、当該機器IDを受信し、トラッキングポリシー作成モジュール706に転送し、トラッキングポリシー作成モジュール706は、当該機器IDと、前記の緊急事態検知条件入力ウィンドウ1600を使って作成したポリシーの条件とを照合する。管理装置4は、当該機器IDの検知が、ポリシーに規定された条件に適合することが判明した場合には、前記のポリシーを、監視装置−6に転送する。
当該ポリシーを受信した監視装置−6は、被監視者10の被監視者携帯端末8が監視装置−6のセル半径以内の領域に属しているか否かを所定時間ごとに(または定期的に)チェックする。監視装置−6は、被監視者10の被監視者携帯端末8が監視装置−6のセル半径以内の領域から退出したことを確認した場合、被監視者10の被監視者携帯端末8の監視を行うためのポリシーに、監視装置−6での被監視者携帯端末8の確認時刻を添付して、当該確認時刻が添付されたポリシー(以下、「確認ポリシー」という)を、監視装置−6からの距離(段数)が1である監視装置6(ここでは、監視装置−7、監視装置−4および監視装置−8)に対して配信する(図28(a)参照)。なお、確認ポリシーは、管理装置4から監視装置−6に転送された直後に、監視装置−6が監視装置−7、監視装置−4および監視装置−8に配信するようにしてもよい。
監視装置−6は、確認ポリシーを配信すると、監視装置−7、監視装置−4または監視装置−8から送信される、被監視者10の被監視者携帯端末8を検知した旨を連絡するためのメッセージ(以下、「連絡用メッセージ」という)に対する受信待ちの状態となる(図28(a)参照)。監視装置−6は、一定時間を経過しても当該連絡用メッセージを受信しない場合は、被監視者10をロストしたと判断して、アラームを管理装置4に送信し、管理装置4は、監視者端末2に当該アラームを転送する。連絡用メッセージ送信元の監視装置6(ここでは、監視装置−7、監視装置−4または監視装置−8)は、連絡用メッセージに、自身のセル半径以内の領域に被監視者10が進入した時刻を付与して、連絡用メッセージ送信先の監視装置6(ここでは、監視装置−6)に送信する。連絡用メッセージ送信先の監視装置6は、被監視者10が自身のセル半径以内の領域から退出した時刻と、連絡用メッセージ送信元の監視装置6のセル半径以内の領域に被監視者10が進入した時刻と、ふたつの監視装置6間の距離とを用いて、被監視者10の移動速度を算出し、算出した速度と、緊急検知条件1620(図16参照)で指定した速度とを比較して、必要に応じて、アラームを管理装置4に送信し、管理装置4は、監視者端末2に当該アラームを転送する。
例えば、監視装置−6は、監視装置距離テーブル1200から監視装置−6と監視装置−4との距離(600メートル)を取得し、被監視者10が監視装置−6のセル半径以内の領域から退出した時刻と、監視装置−4のセル半径以内の領域に侵入した時刻との差が120秒であると算出すると、被監視者10の速度を(600メートル÷120秒=)秒速5秒(時速18キロメートル)と算出し、緊急検知条件1620(図16参照)で指定された速度(時速8キロメートル)を超える速度で被監視者10が移動していることを推定する。その結果、監視装置−6は、管理装置4に対してアラームを発信する。また、監視装置−6が監視装置−4に対して監視装置−6のセル半径以内の領域から退出した時刻を通知することで、監視装置−4が被監視者10の移動速度の計算を行い、監視装置−4が管理装置4に対してアラームを発信してもよい。
他方で、監視装置−6が、被監視者10の移動速度に異常がないと判断した場合は、監視装置−8および監視装置−7に対して、確認ポリシーの取り下げを依頼する。また、監視装置−4が被監視者10の移動速度の計算を行うようにした場合、監視装置−4が被監視者10の移動速度に異常がないと判断すると、監視装置−4は、被監視者10の監視責任が監視装置−4に移転したことを監視装置−6に通知し、監視装置−6は、監視装置−8および監視装置−7に対して、確認ポリシーの取り下げを依頼する。
監視装置−4は、すでに監視装置−6より確認ポリシーの内容を受け取っているので、管理装置4に対して監視装置−6が行った前記のような問い合わせを再び行う処理はせず、確認ポリシーを、監視装置−4からの距離(段数)が1である監視装置6(ここでは、監視装置−3、監視装置−5および監視装置−6)に対して配信する(図28(b)参照)。
このような処理を続けることによって、予め大量の監視装置6にポリシーを転送しておく必要はなくなり、監視装置6のメモリ405(図4参照)およびCPU404(図4参照)の資源の消費量を低減することが可能になる。また、監視者9が被監視者10のスケジュールを作成する作業を省略しても、被監視者10に異常な事態が発生した場合に、監視者9に対してアラームを通知することが可能となる。
≪第4の実施形態≫
第4の実施形態について説明する。前記第1の実施形態乃至第3の実施形態において、監視装置側ネットワーク網5は、管理装置4と監視装置6との間で情報が送受信される際に用いられるネットワーク網であり、監視装置側ネットワーク網5としては、インターネット網、携帯電話網、無線網またはアドホック網などのネットワーク網を用いればよく、ネットワークの種類は特に限定されないが、監視装置6は監視装置側ネットワーク網5に常時接続されることを前提としてきた。
しかし、実際に被監視者10を監視したい場所は、携帯電話ネットワークインフラ等の敷設が困難な人気のない山林、海辺等の過疎地域であることが多い。本実施形態においては、監視装置側ネットワーク網5に接続することができない監視装置6と、監視装置側ネットワーク網5に接続可能な監視装置6との両方の利用を前提とした監視方法について図29を参照しながら説明する。その際、第1の実施形態乃至第3の実施形態と同様の構成については、図中に第1の実施形態乃至第3の実施形態と同一の符号を付し、説明を省略する。
図29は、第4の実施形態に係るトラッキングシステムの構成図である。図29に示すように、トラッキングシステム1Aは、監視装置6aと、監視装置6bと、監視装置6cとを含んで構成されている。そして、監視装置6aおよび監視装置6cは、監視装置側ネットワーク網5に接続されているが、監視装置6bは、監視装置側ネットワーク網5に接続されておらず、単体で稼動している監視装置(以下、「ネットワーク非接続型監視装置」という)であるものとする。ここで、管理装置4が、ポリシーを送信する際に、当該ネットワーク非接続型監視装置である監視装置6bに対しては、監視装置側ネットワーク網5を介してポリシーを送信することができないことになる。また、図29においては、監視者側無線ネットワーク網7が省略されている。
管理装置4は、監視装置6bが監視装置側ネットワーク網5に接続されていないという情報を予め保持しているものとし、管理装置4のディプロイメントモジュール704は、監視装置側ネットワーク網5に接続されていない監視装置6bに対してポリシーを送信する代わりに、監視装置側ネットワーク網5に接続されている監視装置6aおよび監視装置6cのトラッキングポリシー制御モジュール809に、監視装置6b用のポリシー(以下、「被運搬ポリシー」という)を送信する。また、管理装置4は、監視装置6cだけに被運搬ポリシー13を送信することとしてもよい。以下では、監視装置6aおよび監視装置6cが被運搬ポリシー13を受信した場合について説明する。被運搬ポリシー13を受信した監視装置6cは、当該ポリシーを、ハードディスク411(図4参照)またはメモリ405(図4参照)に一時的に格納する。
監視装置6cは、セル半径以内の領域に属する被監視者携帯端末8cを発見した場合、通信管理モジュール803(図8参照)を介し、被監視者携帯端末8cの通信管理モジュール903(図9参照)を経由して、被監視者携帯端末8bの通話管理制御モジュール904(図9参照)に対して被監視者携帯端末8cのメモリ505(図5参照)に被運搬ポリシー13を格納するための記憶容量が残っているか否かを問い合わせる。もし残っていることが判明した場合には、当該メモリに当該ポリシーを転送する。ここで、本実施形態では、監視装置6cによって発見された被監視者10cが、監視装置6cのポリシーの方針に適合するか否かについては言及されない。
被運搬ポリシー13が格納された被監視者携帯端末8cの所有者である被監視者10cが、監視装置6bのセル半径以内の領域に進入した際、被監視者携帯端末8cの通話管理制御モジュール904(図9参照)が、監視装置6bのトラッキングポリシー制御モジュール809(図8参照)と通信を行い、被運搬ポリシー13がすでに監視装置6bに格納済みであるか否かを確認する。確認の結果、被運搬ポリシー13が監視装置6bに格納されていなかった場合、被監視者携帯端末8cは、被運搬ポリシー13を監視装置6bに転送し、被運搬ポリシー13が監視装置6bに既に格納されていた場合には、被監視者携帯端末8cは、自己のメモリから被運搬ポリシー13を削除する。
続いて、被運搬ポリシー13を監視装置6bに格納した被監視者携帯端末8cが監視装置6aのセル半径以内の領域に進入した場合に、監視装置6bに被運搬ポリシー13を格納してきた旨を伝えるメッセージを監視装置6aのトラッキングポリシー制御モジュール809(図8参照)に転送する。監視装置6aは、そのメッセージを、管理装置4のトラッキングポリシー作成モジュール706(図7参照)に転送する。監視装置6aのトラッキングポリシー制御モジュール809(図8参照)に対して当該ポリシーを廃棄する旨のメッセージを送信し、監視装置6aはそのメッセージに従って、当該ポリシーを廃棄する。
次に、ネットワーク非接続型監視装置である監視装置6bにおいて、被監視者10cの被監視者携帯端末8cを検知したことを、監視装置側ネットワーク網5を経由せず、管理装置4に通知する方法について説明する。
監視装置6bが、被運搬ポリシー13に対応する被監視者携帯端末8b(被監視者10b)を検知した際に、監視モジュール808(図8参照)は、その検知情報14を一時的に蓄積する。ここで検知情報とは、前記した通り、被監視者携帯端末8bに関する情報であり、被監視者携帯端末8bに関する情報には、被監視者携帯端末8bを識別できる情報が含まれるものであるとする。さらに、監視装置6bが、前記の被監視者携帯端末8bとは異なる被監視者携帯端末8aを所有する被監視者10aを発見した場合、監視装置6bの監視モジュール808(図8参照)は、被監視者携帯端末8aの通信管理モジュール903(図9参照)を経由して、被監視者携帯端末8aの通話管理制御モジュール904(図9参照)に対して被監視者携帯端末8aのメモリ505(図5参照)に、当該情報を格納するための記憶容量が残っているか否かを問い合わせる。もし残っていることが判明した場合には、当該メモリ505に当該検知情報14を転送する。当該検知情報14を格納した被監視者携帯端末8aが、監視装置6aのセル半径以内の領域に進入した場合に、当該情報を、監視装置6aの監視モジュール808(図8参照)に転送する。監視装置6aは必要に応じて、管理装置4に当該情報を転送することが可能である。
本実施形態では、監視装置側ネットワーク5に接続された監視装置が2台(監視装置6aおよび監視装置6c)、監視装置側ネットワーク5に接続されていない監視装置が1台(監視装置6b)である場合について説明したが、各監視装置が1台以上あれば、台数は制限されるものではない。例えば、監視装置側ネットワーク5に接続された監視装置は1台であってもよい。その場合、監視装置側ネットワーク5に接続された監視装置は、本実施形態の監視装置6aおよび監視装置6cの機能を有する構成であればよい。また、本実施形態では、被監視者携帯端末が3台(被監視者携帯端末8a、被監視者携帯端末8bおよび被監視者携帯端末8c)である場合について説明したが、被監視者携帯端末の台数も1台以上あれば、台数は制限されるものではない。例えば、当該3台の被監視者携帯端末のうち、2台以上の機能を有した被監視者携帯端末があってもよい。
以上説明したように、本実施形態によれば、監視装置側ネットワーク網5に接続されていない監視装置6bが存在する場合であっても、移動する被監視者携帯端末8を使って、その監視装置6bのポリシー、トラッキング情報(検知情報)などを、監視装置6a、監視装置6c、管理装置4などに転送することが可能となる。したがって、本実施形態によれば、例えば、被監視者10bが携帯電話ネットワークインフラ等の敷設が困難な人気のない山林、海辺等の過疎地域において行方不明になった場合に、被監視者10bが最後に確認された地点を特定することが可能である。さらには、被監視者10bの移動速度を算出する際に、監視装置側ネットワーク網5に接続されていない監視装置6bのポリシー、トラッキング情報(検知情報)などを利用することも可能である。
≪第5の実施形態≫
第5の実施形態について説明する。前記第1の実施形態乃至第4の実施形態において、監視者側無線ネットワーク網7は、監視装置6が被監視者10の携帯する被監視者携帯端末8から情報を受信する際に用いられるネットワーク網であり、監視装置6が監視者側無線ネットワーク網7を介して被監視者携帯端末8の存在を検知するための仕組みが必要である。しかし、当該仕組みを、被監視者携帯端末8に実装するにはコストが高いという問題がある。
そこで、本実施形態では、被監視者携帯端末8として携帯電話を用いることにより、被監視者携帯端末8への機能の追加、被監視者携帯端末8の改造などを施さずに、低いコストで被監視者10をトラッキングする方法について図30を参照しながら説明する。その際、第1の実施形態乃至第4の実施形態と同様の構成については、図中に第1の実施形態乃至第4の実施形態と同一の符号を付し、説明を省略する。
図30を参照して、本実施形態に係るトラッキングシステムの構成について説明する。図30は、第5の実施形態に係るトラッキングシステムの構成図である。図30に示すように、トラッキングシステム1Bは、監視者端末2と、監視者端末側ネットワーク網3と、管理装置4と、監視装置側ネットワーク網5と、監視装置6と、携帯電話8Aとを備える。携帯電話8Aとしては、本システム用に特別な改造、変更などが不要な一般的な携帯電話を用いることが可能である。被監視者10は、携帯電話8Aを用いて、基地局15、携帯電話網16を介して、電話等を行うことが可能であるものとする。
携帯電話8Aの基地局15は、地域を表す信号を常時送信しており、携帯電話8Aは、その信号を常時受信している。従って、携帯電話8Aの電源の投入、携帯電話8Aの新しい地域への移行等がなされた場合には、携帯電話8Aが自らの位置情報を知らせる信号(位置登録信号)を発して、新しい地域に進入したことをホームメモリ局に報告し、ホームメモリ局はその携帯電話が属している地域名を書き換える。すなわち、携帯電話8Aは、電源の投入、新しい地域への移行等を行った場合には、位置登録信号を自動的に送出する。
ところで、携帯電話8Aには、端末ごとに、あらかじめ32bit(製造事業者識別コード8bit+シリアル番号24bit)の番号空間を有するESN(Electronic Serial Number)という固有の番号が振られている。なお、このESNは、機器ID1314(図13参照)に記載されているEthernet(登録商標)のMACアドレスと同様に、メーカで設定が行われるユニークな番号であり、位置登録信号には、携帯電話8Aを特定するために、このESNが付与される。
なお、基地局15が常時発している地域を表す信号が変わらない限り、原則として携帯電話8A自らが位置登録信号を発することがない(30分から1時間程度など比較的長い時間ごとに、確認的に発することはある)。このような位置登録信号を携帯電話8Aに強制的に発生させる手段として、基地局15が常時発している地域を表す信号が携帯電話8Aに届かないようにする手段が考えられる。この方法は、例えば、監視装置6が、「Cell Phone Frequency Jammer Plans」(http://www.cs.utah.edu/〜chrisb/writing/jammer/circuit%20drawings/celljam5.pdf参照)に記載されているような回路を具備し、一定時間単位で地域を表す信号を携帯電話8Aに届かないようにすることによって携帯電話8A自らが位置登録信号を発することを可能とすることもできる。
本実施形態は、このESNが付与された位置登録信号が携帯電話8Aから基地局15に送信されるところを、監視装置6が傍受することによって、被監視者10の位置を確認するものであり、本実施形態の監視装置6のネットワークインタフェースカード407(図6参照)は、当該位置登録信号を受信すると、ネットワークインタフェースカード制御ドライバ801(図8参照)を介して、通信管理モジュール803(図8参照)において、携帯電話8Aが発した位置登録信号のESN番号を読み取る。このESN番号は、前記の第1の実施形態において説明した機器ID1314(図13参照)と同様の扱いとなる。これにより、監視装置6は、被監視者10が所有する携帯電話8Aの発した位置登録信号に付与されているESN番号を用いて、被監視者10を特定することが可能である。
本実施形態における基地局15および携帯電話網16は、それぞれ無線アクセスポイントおよびIPネットワーク、PHS基地局およびPHS網などに置き換わった構成であってもよい。さらに、基地局15に関しては、Bluetooth(登録商標)アクセスポイント、小電力無線、その他の無線方式のものなどに置き換わった構成であってもよい。
≪第6の実施形態≫
第6の実施形態について図31を参照しながら説明する。その際、第1の実施形態乃至第5の実施形態と同様の構成については、図中に第1の実施形態乃至第5の実施形態と同一の符号を付し、説明を省略する。図31は、第6の実施形態に係るトラッキングシステムの構成図である。
図31に示すように、トラッキングシステム1Cにおける監視装置6Cは、回転灯61またはスピーカ62に接続されている。監視装置6Cは、被監視者携帯端末8を検知した際に、回転灯61を点灯させる処理またはスピーカ62を介して音声メッセージを発する処理を行うことができる。回転灯61の点灯またはスピーカ62から発せられる音声メッセージ等によって、監視装置6Cは、被監視者10に対して、本実施形態のトラッキングシステム1Cによって安全に見守られているという安心感を与えることができる。また、監視装置6Cの回転灯61の点灯およびスピーカ62から発せられる音声メッセージ等がなければ、その監視装置6Cの近くにいる被監視者10に緊急事態が発生したと判断することもできる。なお、特許請求の範囲に記載の検知通知手段は、本実施形態における回転灯またはスピーカに相当するものである。
なお、このような被監視者10の見守りを提示する処理は、被監視者10を検知した監視装置6が実行する形態に限定されず、基地局15への位置登録信号を検知した監視装置6が実行する形態、管理装置4の指示を受けた監視装置6が実行する形態であってもよい。さらに、第1の実施形態において説明したように(図23参照)、被監視者10が通過する予定の監視装置6が、被監視者携帯端末8の情報を受信した際に実行するようにしてもよい。

Claims (17)

  1. 被監視者携帯端末を保持する被監視者を監視する複数の監視装置が、ネットワークを介して相互に通信可能に構成された監視システムに使用される監視装置であって、
    前記被監視者携帯端末を検知する被監視者検知手段と、
    情報を記憶する記憶部と、
    情報を処理する情報処理部と、
    情報の送受信を行う情報送受信部と
    を備え、
    前記記憶部は、前記被監視者を監視する際の方針を記憶し、
    前記情報処理部は、
    前記被監視者検知手段による被監視者携帯端末の検知が前記方針に規定された条件に適合するか否かを判定する判定手順と、
    前記判定手順による判定結果に基づいて、前記情報送受信部を介して他の監視装置に、アラームを通知するアラーム通知手順と
    を実行すること
    を特徴とする監視装置。
  2. 被監視者携帯端末を保持する被監視者を監視する複数の監視装置が、ネットワークを介して相互に通信可能に構成された監視システムに使用される監視装置であって、
    前記被監視者携帯端末を検知する被監視者検知手段と、
    情報を記憶する記憶部と、
    情報を処理する情報処理部と
    を備え、
    前記記憶部は、前記被監視者を監視する際の方針を記憶し、
    前記情報処理部は、
    前記被監視者検知手段による被監視者携帯端末の検知が前記方針に規定された条件に適合するか否かを判定する判定手順と、
    前記判定手順による判定結果に基づいて、前記検知情報を前記記憶部に記憶させる記憶手順と
    を実行すること
    を特徴とする監視装置。
  3. 前記監視装置は、情報の送受信を行う情報送受信部をさらに備え、
    前記情報処理部は、前記判定手順による判定結果に基づいて、前記方針に従って、前記情報送受信部を介して、他の監視装置に前記検知情報を送信する送信手順
    をさらに実行すること
    を特徴とする請求項2に記載の監視装置。
  4. 被監視者携帯端末を保持する被監視者を監視する複数の監視装置が、ネットワークを介して相互に通信可能に構成された監視システムに使用される監視装置であって、
    前記被監視者携帯端末を検知する被監視者検知手段と、
    情報を記憶する記憶部と、
    情報を処理する情報処理部と、
    情報の送受信を行う情報送受信部と
    を備え、
    前記記憶部は、前記被監視者を監視する際の方針を記憶し、
    前記情報処理部は、
    前記情報送受信部を介して、他の監視装置から送信された前記検知情報を前記記憶部に記憶させる記憶手順と、
    前記被監視者検知手段による検知情報が、前記記憶部に記憶されている前記検知情報と一致するか否かを判定する判定手順と、
    前記被監視者検知手段による検知情報が、前記記憶部に記憶されている前記検知情報と一致すれば、前記方針に従って、前記情報送受信部を介して、他の前記監視装置に前記検知情報を送信する送信手順と
    を実行すること
    を特徴とする監視装置。
  5. 前記情報処理部は、前記記憶部に記憶された前記検知情報を所定の時間保持させる手順
    を実行すること
    を特徴とする請求項2から請求項4のいずれか1項に記載の監視装置。
  6. 前記監視装置は、カメラをさらに備え、
    前記情報処理部は、
    前記被監視者携帯端末を検知した場合に、カメラを介して前記被監視者を撮影し、撮影によって得られた映像情報を前記記憶部に記憶させる手順と、
    前記記憶部に記憶された前記映像情報を所定の時間保持させる手順と
    を実行すること
    を特徴とする請求項2から請求項4のいずれか1項に記載の監視装置。
  7. 前記情報処理部は、前記情報送受信部を介して管理装置から受信した前記被監視者を監視する際の方針に基づいて処理を実行すること
    を特徴とする請求項2から請求項6のいずれか1項に記載の監視装置。
  8. 前記情報処理部は、前記判定手順による判定に基づいて、前記情報送受信部を介して他の監視装置に、アラームを通知するアラーム通知手順
    を実行すること
    を特徴とする請求項7に記載の監視装置。
  9. 被監視者を監視する監視装置の管理を行う管理装置であって、
    情報を処理する情報処理部と、
    情報の送受信を行う情報送受信部と
    を備え、
    前記情報処理部は、
    監視者の監視者端末から入力された被監視者の監視方法を、前記情報送受信部を介して受信する手順と、
    前記監視方法に基づいて、監視装置に応じた被監視者を監視する際の方針を作成する手順と、
    前記方針を、前記情報送受信部を介して監視装置に送信する手順と
    を実行すること
    を特徴とする管理装置。
  10. 前記情報処理部は、
    前記監視装置から前記情報送受信部を介してアラームを受信する手順と、
    前記アラームから被監視者に関する情報を取得する手順と、
    前記被監視者を監視する監視者の監視者端末に前記情報送受信部を介してアラームを通知する手順と
    を実行すること
    を特徴とする請求項9に記載の管理装置。
  11. 被監視者携帯端末を保持する被監視者を監視する複数の監視装置が、ネットワークを介して相互に通信可能に構成された監視システムに使用される監視装置であって、
    前記被監視者携帯端末を検知する被監視者検知手段と、
    情報を記憶する記憶部と、
    情報を処理する情報処理部と、
    情報の送受信を行う情報送受信部と
    を備え、
    前記記憶部は、前記被監視者を監視する際の方針を記憶し、
    前記情報処理部は、
    前記被監視者検知手段によって被監視者携帯端末が検知されると、前記方針に基づいた当該被監視者を一時的に監視するための方針を、前記情報送受信部を介して他の監視装置に転送する手順と、
    他の監視装置から前記情報送受信部を介して被監視者を一時的に監視するための方針を受信すると、当該方針を前記記憶部に記憶し、当該方針に基づいて一時的に前記被監視者を監視する手順と
    を実行すること
    を特徴とする監視装置。
  12. 前記情報処理部は、
    前記一時的な監視において前記他の監視装置が前記被監視者携帯端末を検知した旨の通知を、前記情報送受信部を介して前記他の監視装置から受信した後、所定の時間が経過しても、前記被監視者検知手段を介して前記被監視者携帯端末を検知できない場合、前記被監視者携帯端末にアラームを通知するとともに、認証情報の入力を前記被監視者に促す手順
    を実行すること
    を特徴とする請求項11に記載の監視装置。
  13. 被監視者携帯端末を保持する被監視者を監視する複数の監視装置が、ネットワークを介して相互に通信可能に構成された監視システムに使用される監視装置であって、
    前記被監視者携帯端末を検知する被監視者検知手段と、
    情報を記憶する記憶部と、
    情報を処理する情報処理部と、
    情報の送受信を行う情報送受信部と
    を備え、
    前記情報処理部は、
    他の監視装置から前記情報送受信部を介して前記被監視者を監視する際の方針を受信すると、当該方針を前記記憶部に記憶し、当該方針に基づいて前記被監視者を監視する手順と、
    前記被監視者検知手段によって被監視者携帯端末が検知されると、前記方針に基づいた当該被監視者を監視するための方針を、前記情報送受信部を介して他の監視装置に転送する手順と
    を実行すること
    を特徴とする監視装置。
  14. 被監視者携帯端末を保持する被監視者を監視する複数の監視装置が、ネットワークを介して相互に通信可能に構成されるとともに、当該ネットワークを介して前記監視装置と通信不可能な非接続型の監視装置を含んで構成される監視システムに使用される監視装置であって、
    前記被監視者携帯端末を検知する被監視者検知手段と、
    情報を記憶する記憶部と、
    情報を処理する情報処理部と、
    情報の送受信を行う情報送受信部と
    を備え、
    前記記憶部は、前記非接続型の監視装置が前記被監視者を監視する際の方針を記憶し、
    前記情報処理部は、
    前記被監視者検知手段によって被監視者携帯端末が検知されると、前記情報送受信部を介して前記方針を前記被監視者携帯端末に転送する手順
    を実行すること
    を特徴とする監視装置。
  15. 被監視者携帯端末を保持する被監視者を監視する複数の監視装置が、ネットワークを介して相互に通信可能に構成されるとともに、当該ネットワークを介して前記監視装置と通信不可能な非接続型の監視装置を含んで構成される監視システムに使用される非接続型の監視装置であって、
    前記被監視者携帯端末を検知する被監視者検知手段と、
    情報を記憶する記憶部と、
    情報を処理する情報処理部と、
    情報の送受信を行う情報送受信部と
    を備え、
    前記記憶部は、前記被監視者携帯端末の検知情報を記憶し、
    前記情報処理部は、
    前記被監視者検知手段によって被監視者携帯端末が検知されると、前記情報送受信部を介して前記検知情報を前記被監視者携帯端末に転送する手順
    を実行すること
    を特徴とする非接続型の監視装置。
  16. 被監視者携帯端末を保持する被監視者を監視する複数の監視装置が、ネットワークを介して相互に通信可能に構成された監視システムに使用される監視装置であって、
    前記被監視者携帯端末が発する位置登録信号を検知する被監視者検知手段と、
    情報を記憶する記憶部と、
    情報を処理する情報処理部と、
    情報の送受信を行う情報送受信部と
    を備え、
    前記記憶部は、前記被監視者を監視する際の方針を記憶し、
    前記情報処理部は、
    前記被監視者検知手段による被監視者携帯端末の検知が前記方針に規定された条件に適合するか否かを判定する判定手順と、
    前記判定手順による判定結果に基づいて、前記情報送受信部を介して他の監視装置に、アラームを通知するアラーム通知手順と
    を実行すること
    を特徴とする監視装置。
  17. 被監視者携帯端末を保持する被監視者を監視する複数の監視装置が、ネットワークを介して相互に通信可能に構成された監視システムに使用される監視装置であって、
    前記被監視者携帯端末を検知する被監視者検知手段と、
    前記被監視者携帯端末を検知した旨を前記被監視者に通知する検知通知手段と、
    情報を記憶する記憶部と、
    情報を処理する情報処理部と
    を備え、
    前記記憶部は、前記被監視者を監視する際の方針を記憶し、
    前記情報処理部は、
    前記被監視者検知手段による被監視者携帯端末の検知が前記方針に規定された条件に適合するか否かを判定する判定手順と、
    前記判定手順による判定結果に基づいて、前記検知通知手段を介して前記被監視者に
    前記被監視者携帯端末を検知した旨を通知する手順と
    を実行すること
    を特徴とする監視装置。
JP2007521157A 2005-03-31 2006-03-30 監視装置および管理装置 Expired - Fee Related JP4134269B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005103455 2005-03-31
JP2005103455 2005-03-31
PCT/JP2006/306670 WO2006112246A1 (ja) 2005-03-31 2006-03-30 監視装置および管理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP4134269B2 true JP4134269B2 (ja) 2008-08-20
JPWO2006112246A1 JPWO2006112246A1 (ja) 2008-12-11

Family

ID=37114976

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007521157A Expired - Fee Related JP4134269B2 (ja) 2005-03-31 2006-03-30 監視装置および管理装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP4134269B2 (ja)
WO (1) WO2006112246A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3014240U (ja) * 1995-02-02 1995-08-08 メイショウ株式会社 ビス供給装置におけるカセット

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008291519A (ja) * 2007-05-24 2008-12-04 Kajima Corp 現場管理システム及び現場管理方法
JP5277601B2 (ja) * 2007-10-04 2013-08-28 富士通株式会社 同伴者情報報知システム
JP2009245286A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Panasonic Corp 人数の分布算出方法、人数の分布算出システム、無線通信装置及びサーバ
JP4987782B2 (ja) * 2008-03-31 2012-07-25 株式会社Kddi研究所 見守りシステム、見守り方法およびプログラム
JP5733775B2 (ja) 2008-06-06 2015-06-10 日本電気株式会社 対象物画像表示システム
JP6022796B2 (ja) * 2011-05-30 2016-11-09 ホーチキ株式会社 警報連携システム
US20160228040A1 (en) * 2013-09-13 2016-08-11 Konica Minolta, Inc. Notification System
JP2018007185A (ja) * 2016-07-07 2018-01-11 富士通株式会社 通知プログラム、制御装置、および、通知方法
WO2023233882A1 (ja) * 2022-05-31 2023-12-07 富士フイルム株式会社 情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002101442A (ja) * 2000-09-22 2002-04-05 Matsushita Electric Ind Co Ltd 位置情報配信装置及び方法
JP2004312289A (ja) * 2003-04-04 2004-11-04 Ntt Communications Kk 移動体の位置情報提供方法及び装置並びにプログラム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3014240U (ja) * 1995-02-02 1995-08-08 メイショウ株式会社 ビス供給装置におけるカセット

Also Published As

Publication number Publication date
WO2006112246A1 (ja) 2006-10-26
JPWO2006112246A1 (ja) 2008-12-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4134269B2 (ja) 監視装置および管理装置
US8315237B2 (en) Managing and monitoring emergency services sector resources
JP4349199B2 (ja) 時空間通信システム
US8902066B2 (en) Alert for real-time risk of theft or loss
US8275404B2 (en) Managing and monitoring emergency services sector resources
KR100992163B1 (ko) 휴대단말장치, 원격통지방법 및 프로그램을 기록한기록매체
Pervez et al. Wireless technologies for emergency response: A comprehensive review and some guidelines
CN102224751A (zh) 用于动态的自动通信路径选择、分布式装置同步以及任务委派的系统和方法
JP2006331401A (ja) 人物追跡方法、警備員利用方法、および人物追跡装置
KR101584983B1 (ko) 비콘 기반 미싱 객체 찾기 시스템, 미싱 객체 찾기 방법, 그 컴퓨터 프로그램 및 미싱 객체 찾기 서버
CA2778905A1 (en) Network and application merging and asset tracking
JP2002099971A (ja) 緊急通報システム及び緊急通報装置
JP2004355243A (ja) 移動体通信端末装置及び監視システム
JP6799028B2 (ja) 不審者推定システム
JP2010122772A (ja) 見守りシステム
JP2004312289A (ja) 移動体の位置情報提供方法及び装置並びにプログラム
JP2008299728A (ja) 監視システム
JP2008282249A (ja) 見守り通信システム及びその方法
JP5102232B2 (ja) 端末装置、位置情報制御方法および位置情報制御システム
JP6300878B1 (ja) 管理対象端末、サーバ、携帯電話装置、携帯情報端末プログラム、携帯電話装置プログラム及び位置管理システム
KR100463435B1 (ko) 이동통신기기를 이용한 회원보호방법
US11263881B2 (en) System and method of alternative tracking upon disabling of monitoring device
KR101612003B1 (ko) 여행 정보 제공 및 여행자 안전 확보 방법
Godino-Llorente et al. P2P Multiuser Low-Cost Universal Solution for On-Demand GPS Positioning and Tracking in Large Environments
JP6412303B2 (ja) 情報通信システム及びそれに用いる端末

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080527

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080602

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110606

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110606

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120606

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120606

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130606

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees