JP4133449B2 - 懸吊ひも調節機構及び懸吊具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、名札やIDカード、携帯電話等を首から吊り下げて使用する際に利用される懸吊具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、名札を取り付けるピンで服に孔が開くといった問題も生じず、また、名札をクリップで取り付けるためのポケット等が不要であり着る服を選ばないなどの理由から、懸吊ひもに名札やIDカード等を取り付けて首等から吊り下げて使用するタイプの懸吊具が使用されるようになってきている。そして、このようなタイプの懸吊具には、使用者が首にかける部分を形成する懸吊ひもの長さを、使用者の好みに応じて調節するための懸吊ひも調節機構が設けられていることが多い。
【0003】
具体的には、この懸吊ひも調節機構は、内方に懸吊ひもの重合部分をスライド可能に保持する挿通孔を有し、当該挿通孔の一端側から首にかける部分を形成する懸吊ひもを延出させると共に、他端側から余剰の懸吊ひもを延出させているもので、この懸吊ひも調節機構をスライドさせることによって、首にかける部分を形成する懸吊ひもの長さを調節できるようにしたものである。
【0004】
【実用新案文献1】
実用新案登録第3083687号公報(第5頁、段落番号0014等)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、このような従来の懸吊ひも調節機構の構成では、例えば、懸吊ひもの長さを調節して首にかける懸吊ひもの長さを最も長くしたい場合に、懸吊ひも調節機構を余剰の懸吊ひも側にスライドさせすぎると、当該懸吊ひも調節機構が懸吊ひもから抜け落ちてしまう危険がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
そこで、本発明は上記課題に着目してなされたものであり、本願被懸吊体を懸吊するための懸吊ひもの長さを調節する懸吊ひも調節機構において、前記懸吊ひものループ部分を一端側に延出させて当該懸吊ひもの重合部分を包み持つ包持部材と、前記懸吊ひものループ部分を係止させた状態で前記懸吊ひもが当該包持部材から抜け落ちるのを防止する抜止部材とを具備しており、これに前記抜止部材に前記懸吊ひものループ部分が密着するのを防止する密着防止手段を具備することを特徴としている。
【0007】
これにより、前記抜止部材に懸吊ひものループ部分を係止させて当該懸吊ひもを包持する包持部材から抜け落ちることを防止することで、簡易な構成にて前記懸吊ひも調節機構が、当該懸吊ひもからはずれない構成を実現することができる。
【0008】
更に上述の通り、前記抜止部材に前記懸吊ひものループ部分が密着するのを防止する密着防止手段を具備することで、前記抜止部材により、懸吊ひものループ部分を係止して前記懸吊ひもが当該包持部材から抜け落ちるのを防止した後、再び当該懸吊ひも調節機構を用いて懸吊ひもの長さを調節する際に、使用者が抜止部材に係止された懸吊ひもを摘み易くすることができる。
【0009】
具体的態様としては、前記密着防止手段を、前記抜止部材に突出状態で設けられ前記懸吊ひものループ部分が密着するのを防止するものとすることが考えられる。
【0010】
また、当該懸吊ひも調節機構を懸吊ひもに容易に取り付けるためには、前記抜止部材が、前記包持部材を基端として片持ち的に設けられていることが望ましい。
【0011】
加えて、前記懸吊ひものループ部分を、前記抜止部材の係止位置に向けて誘導するガイド部を設けることにより、確実に前記抜止部材に懸吊ひものループ部分を係止させ安定した使用状態を確保することができる。
【0012】
更に、使用者が当該懸吊具を使用している際に、この懸吊ひも調節機構を好適な状態に位置させるためには、前記包持部材の内側面に突出した状態に設けられた懸吊ひもの滑り止め部を具備することが好ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を、図面を参照して説明する。
【0014】
図1は、使用者が、本実施形態の懸吊具Bを首に掛けた状態を示す正面図である。
【0015】
本願発明の懸吊具Bは、図1に示すように、使用者が被懸吊体である名札ケースAなどを首から吊り下げて使用する際に利用されるものであり、首にかけるための懸吊ひも1と、この懸吊ひも1の長さを調節する懸吊ひも調節機構2と、前記懸吊ひも1を名札ケースAに連結する連結装置3と、この懸吊ひも1に対して一定以上の張力がかかった際に、この懸吊ひも1のループ状態を解除する安全装置4とを具備してなる。
【0016】
以下、各構成を詳述する。
【0017】
名札ケースAは、合成樹脂等にて平板状に形成された正面視略矩形状のクリアケースであり、内部に名札等を収納可能としているものである。
【0018】
懸吊ひも1は、その長手方向と直交する方向に略矩形状の断面を有する平織り等で形成した扁平なひもであり、図1に示すように、使用者が、当該懸吊具Bを首から吊り下げられるようにしたものである。
【0019】
そして、本実施の形態の懸吊具Bは前記懸吊ひも1の長さを調節する懸吊ひも調節機構2を有している。
【0020】
この懸吊ひも調節機構2は、図2に示すように、合成樹脂等にて一体に成型されるもので、前記懸吊ひも1の第一のループ部分11を一端側に延出させて当該懸吊ひも1の第一の重合部分13を包み持つ包持部材21と、前記懸吊ひも1の第一のループ部分11を係止させた状態で前記懸吊ひも1が当該包持部材21から抜け落ちるのを防止する抜止部材22と、この抜止部材22に前記懸吊ひも1の第一のループ部分11が密着するのを防止する密着防止手段23とを具備している。
【0021】
包持部材21は、図2乃至図5に示すように、前後壁21a、21b及び左右側壁21c、21dにて形成された筒状のものであり、その内包に懸吊ひも1の第一の重合部分13を略緊密な状態に包持可能な程度に開孔する挿通孔21eを形成し、この挿通孔21e内に前記懸吊ひも1をスライドできるようにしている。そして、第一のループ部分11を形成する懸吊ひも1の第一の重合部分13を包み持つと共に、前記挿通孔21eの一端側から、前記懸吊ひも1の第一のループ部分11を延出させている。更に、この包持部材21の前後外側面には、図3に示すように突起271を有する持ち手部27を具備し、使用者が、当該懸吊ひも調節機構2を握持し易いようにしている。
【0022】
抜止部材22は、図4に示すように、前記包持部材21を基端22aとすると共に、先端22bを自由端として片持ち的に形成されているものであり、前記懸吊ひも1を係止する係止要素221と、この係止要素221を前記包持部材21に支持させる支持要素222とを具備し、図6に示すように、前記懸吊ひも1の第一のループ部分11を係止して前記懸吊ひも1が当該包持部材21から抜け落ちるのを防止している。また、この抜止部材22の先端部と前記包持部材21とを、懸吊ひも1の厚みと略同程度に離間させて当該懸吊ひも1を通過させる通過口24を形成し、この通過口24に前記包持部材21から延出する第一のループ部分11を通過させて、抜止部材22の先端側から懸吊ひも1を引っ掛けることができるようにしている。
【0023】
係止要素221は、前記包持部材21と、この包持部材21から延出する懸吊ひも1の第一のループ部分11との間に位置し、前記挿通孔21eの上方に当該挿通孔21eの開口を横架する状態に設けられるもので、使用者が、懸吊ひも調節機構2を用いて、最も前記第一のループ部分11の長さを短くして使用者の首にかける懸吊ひも1の長さを長く調節した状態で、前記懸吊ひも1の第一のループ部分11を係止するものである。
支持要素222は、前記係止要素221と直交する状態に当該係止要素221から前記包持部材21側に屈曲させて、前記包持部材21の側壁上面に連続する状態に一体に形成されているものである。
【0024】
また、前記抜止部材22に設けられた密着防止手段23は、突出状態で設けられる突出体231を用いて、前記懸吊ひも1の第一のループ部分11が、当該抜止部材22に密着するのを防止している。
【0025】
突出体231は、図6に示すように、前記抜止部材22の上面中央部に設けられており、懸吊ひも1の第一のループ部分11側に突出して前記抜止部材22との間に段差を形成している。そして、この抜止部材22に前記懸吊ひも1の第一のループ部分11を係止した状態で、使用者の指を挿入可能な摘み空間232を形成し、図7に示すように、使用者が、前記抜止部材22により、懸吊ひも1の第一のループ部分11を係止して前記懸吊ひも1が当該包持部材21から抜け落ちるのを防止した後、再び懸吊ひも1の長さを調節する際に、この摘み空間232に指を挿入して懸吊ひも1を摘むことができるようにしている。
【0026】
また、この懸吊ひも調節機構2は、前記懸吊ひも1のループ部分が、前記抜止部材22に係止する方向にガイドするガイド部25を備えて、前記懸吊ひも1が、前記抜止部材22に係止され易くすると共に、懸吊ひも1の滑り止め部26を設け、懸吊ひも調節機構2を好適な位置に維持できるようにしている。
【0027】
ガイド部25は、図4、5に示すように、前記抜止部材22に形成されているもので、具体的には、前記抜止部材22が前記懸吊ひも1のスライド面と接する面に、懸吊ひも1の幅寸法と略同一の幅寸法を有すると共に、前記懸吊ひも1のスライド方向に延びる溝を設け、前記懸吊ひも1の第一のループ部分11を、前記抜止部材22の係止位置に向けて誘導するようにしている。
【0028】
滑り止め部26は、前記包持部材21に設けた挿通孔21eの内側面に突出体261を設けて前記懸吊ひも1と包持部材21との間にスライド抵抗を生じさせている。
【0029】
この突出体261は、図4、5に示すように、包持部材21の前後壁21a、21bの内側面に前後一対に設けられ、懸吊ひも1のスライド方向に延出する形状をなしている。
【0030】
更に、本実施形態における懸吊具Bは、図8に示すように、前記名札ケースAを取り付ける取付部材35を有し、この取付部材35を用いて当該名札ケースAを懸吊ひも1に連結する連結装置3を有している。
【0031】
また、本実施の形態にかかる連結装置3は、図9に示すように、前記懸吊ひも1により形成したループ部分を引っ掛ける引掛部材31と、この引掛部材31との間に前記懸吊ひも1のループ部分を挟持する挟持部材32とを具備し、当該懸吊ひも1に対して張力をかけた際に、この懸吊ひも1を前記引掛部材31及び挟持部材32に圧接させて固定することで懸吊ひも1の位置決めを実現しているものである。
【0032】
加えて、前記引掛部材31及び挟持部材32を設けた第一の本体部材3Aと、前記取付部材35を設けた第二の本体部材3Bとを相対回転可能に係合させることで、図15に示すように、懸吊ひも1に対して名札ケースAを回転可能としている。
【0033】
以下、各構成を詳述する。
【0034】
第一の本体部材3Aは、合成樹脂等にて一体に成型されるものであり、前後壁3a、3b及び左右側壁3c、3dとを具備し、その内方に懸吊ひも1が挿通する挿通孔21eを形成している。また、後壁3bの裏面から突出する係合部37を、第二の本体部材3Bに開口する被係合部36に相対回転可能に係合させて、この第一の本体部材3Aと第二の本体部材3Bを相対回転可能としているものである。
また、その上端部に、前記前後壁3a、3b及び左右側壁3c、3dとから構成される束ね部33を設け、図11に示すように、懸吊ひも1の第二のループ部分12を一端側に延出させて当該懸吊ひも1の第二の重合部分14を束ねられるようにしている。また、図13,14に示すように、この束ね部33を構成する左側壁3dに上端に向けて開口する切り欠け部33aを設けて懸吊ひも1を当該連結装置3に取り付けやすくしている。具体的に懸吊ひも1をこの連結装置3に取り付ける工程を説明すると、図10に示すように、まず懸吊ひも1を傾斜させた状態で第二のループ部分12を当該束ね部33に挿入して、右側壁3cに設けた開口から一部を突出させながら第二のループ部分12を引掛部材31側に延出させる。その後、片持ち的に設けた引掛部材31の先端31bから当該第二のループ部分12を引っ掛ける。
【0035】
引掛部材31は、前記束ね部33より延出した第二のループ部分12を引っ掛けるもので第一の本体部材3Aに設けられた挿通孔21e内に設けられている。具体的には、当該第一の本体部材3Aの左側壁側を基端31aとし、前記懸吊ひも1のスライド方向と直交する方向に突出して片持ち的に設けられると共に、その先端31bを、連結装置3の第一の本体部材3Aに設けた前記開口側に向け、この先端31bから懸吊ひも1の第二のループ部分12を引っ掛けることのできるようにしている。
【0036】
挟持部材32は、図12に示すように、前記引掛部材31との間に前記懸吊ひも1の第二のループ部分12を屈曲させた状態で挟持するものである。具体的には、前記第一の本体部材3Aの束ね部33の下端部を挟持部材32としており、懸吊ひも1に対して張力をかけた際に、この懸吊ひも1が前記引掛部材31及び挟持部材32に圧接される位置、つまり、当該引掛部材31よりも反第二のループ部分側に位置するように設けられている。
【0037】
クリップ部34は、名札ケースを胸ポケットなどに取り付けて使用する際に利用されるものであり、図12に示すように、前記後壁3bの下端部を弾性変形可能な弾性片341とし、この弾性片341と前壁との間にポケットの上端部等を挟持して利用されるものである。尚、この弾性片341には、反弾性片側に突出する止め部材342を設けている。
【0038】
第二の本体部は、合成樹脂等にて一体成型されているものであり、前壁35aおよび後壁35bを有し、当該前後壁35a、35bの一部に後述する取付部材35を形成している。
【0039】
取付部材35は、図12に示すように、弾性変形可能な弾性片351を有し、この弾性片351の前面に名札ケースAを挟持する挟持側に突出する係止爪351a及びこの係止爪351aを反挟持側に離間させる押出部351bを具備している。そして、この押出部351bを押して弾性片351を後方に弾性変形させた状態で、名札ケースAの上端を取付部材35に挿入する構成としている。そしてその後、弾性片351の押圧を解除して保有弾力で復帰させ名札ケースAに設けた開口部A1に前記係止爪351aを係止させると共に、前記前後壁35a、35b間に名札ケースAを挟持させて取り付けている。
【0040】
また、この懸吊具Bには、懸吊ひも1に不意の張力がかかった際に、使用者の首を絞めてしまわないように、安全装置4が取り付けられている。
【0041】
この安全装置4は、この懸吊ひも1の両端部に、一定以上の力で係合又は係合解除する一対の係合体とを備え、これら係合体同士を係合させることにより前記懸吊ひも1がループをなすように構成している。
【0042】
具体的には、一対の凹係合体41及び凸係合体42を有し、吊り下げた名札等が人に引っ掛かったりドアに挟まれたりしたときに懸吊ひも1に加わった張力が係合体に作用し、この張力によって凹凸係合解除して安全機能として作動し、懸吊具Bで首が絞まってしまうといった事故を防止するように構成されている
以上のような構成を採ることによって、前記抜止部材22に懸吊ひも1の第一のループ部分11を係止させて当該懸吊ひも1を包持する包持部材21から抜け落ちることを防止することで、簡易な構成にて前記懸吊ひも調節機構2が、当該懸吊ひも1からはずれない構成を実現することができる。
【0043】
更に、前記抜止部材22に前記懸吊ひも1の第一のループ部分11が密着するのを防止する密着防止手段23を具備することで、前記抜止部材21により、懸吊ひも1の第一のループ部分11を係止して前記懸吊ひも1が当該包持部材21から抜け落ちるのを防止した後、再び当該懸吊ひも調節機構2を用いて懸吊ひも1の長さを調節する際に、使用者が抜止部材22に係止された懸吊ひも1を摘み易くすることができる。
【0044】
また、前記抜止部材22を前記包持部材21を基端21aとして片持ち的に設けているため、当該懸吊ひも調節機構2を懸吊ひも1に容易に取り付けることができる。
【0045】
加えて、前記懸吊ひも1の第一のループ部分11を、前記抜止部材22の係止位置に向けて誘導するガイド部25を設けることにより、確実に前記抜止部材22に懸吊ひも1の第一のループ部分11を係止させ安定した使用状態を確保することができる。
【0046】
更に、前記包持部材21の内側面に突出した状態に設けられた懸吊ひもの滑り止め部26を具備することで、使用者が当該懸吊具を使用している際に、この懸吊ひも調節機構2を好適な状態に位置させることが可能となる。
【0047】
なお、本発明における構成は、以上説明したものに限定されないのは勿論である。例えば、前記密着防止手段23は、前記抜止部材22に凹部を設けることにより構成しても良い。また、前記抜止部材22を軟質部材により構成し、前記第一のループ部分11を持つ際に当該抜止部材22を凹ませて摘み空間232を形成して密着を防止することも考えられる。更に、本実施の形態においては、前記包持部材21が前後左右側壁21a、21b、21c、21dにより閉塞した筒状をなしているが、一部に開放部を有していてもよい。また、本実施の形態においては、連結装置3を第一の本体部材3Aと第二の本体部材3Bとの別体にて構成しているが、合成樹脂等にて一体に成型してもよい。加えて、本実施の形態においては、被懸吊体を名札ホルダAとしているが、ICカードの他、携帯電話などを懸吊することもできる。その他の構成も本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
【0048】
【発明の効果】
本発明は、被懸吊体を懸吊するための懸吊ひもの長さを調節する懸吊ひも調節機構において、前記懸吊ひものループ部分を一端側に延出させて当該懸吊ひもの重合部分を包み持つ包持部材と、前記懸吊ひものループ部分を係止させた状態で前記懸吊ひもが当該包持部材から抜け落ちるのを防止する抜止部材とを具備してなることを特徴とする。これにより、前記抜止部材に懸吊ひものループ部分を係止させて当該懸吊ひもを包持する包持部材から抜け落ちることを防止することで、簡易な構成にて前記懸吊ひも調節機構が、当該懸吊ひもからはずれない構成を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態における使用者が懸吊具を使用した状態を示す正面図。
【図2】同実施形態における懸吊ひも調節機構を示す斜視図。
【図3】同実施形態における懸吊ひも調節機構を示す側面図。
【図4】同実施形態における懸吊ひも調節機構を示す正面図。
【図5】同実施形態における懸吊ひも調節機構を示す平面図。
【図6】同実施形態における抜止部材に懸吊ひもを係止させた状態を示す正面図。
【図7】同実施形態における懸吊ひもをスライドさせて当該懸吊ひもの長さを調節する工程を示す正面図。
【図8】同実施形態における連結装置に名札ケースを取り付けた状態を示す後方斜視図。
【図9】同実施形態における連結装置に名札ケースを取り付けた状態を示す背面図。
【図10】同実施形態における連結装置の引掛部材に、懸吊ひもを引っ掛ける工程を示す背面図。
【図11】同実施形態における連結装置に名札ケースを取り付けた状態を示す右側面図。
【図12】同実施形態における連結装置に名札ケースを取り付けた状態を示す中央側断面図。
【図13】同実施形態における連結装置に名札ケースを取り付けた状態を示す左側面図。
【図14】同実施形態における連結装置に名札ケースを取り付けた状態を示す平面図。
【図15】同実施形態における第一本体部材を回転させた状態を示す背面図。
【図16】同実施形態における連結装置を示す正面図。
【符号の説明】
A・・・被懸吊体(名札ケース)
B・・・懸吊具
1・・・懸吊ひも
2・・・懸吊ひも調節機構
11・・・第一のループ部分
13・・・第一の重合部分
21・・・包持部材
22・・・抜止部材
22a・・・基端
23・・・密着防止手段
25・・・ガイド部
26・・・滑り止め部

Claims (6)

  1. 被懸吊体を懸吊するための懸吊ひもの長さを調節する懸吊ひも調節機構において、
    前記懸吊ひものループ部分を一端側に延出させて当該懸吊ひもの重合部分を包み持つ包持部材と、前記懸吊ひものループ部分を係止させた状態で前記懸吊ひもが当該包持部材から抜け落ちるのを防止する抜止部材と、
    前記抜止部材に前記懸吊ひものループ部分が密着するのを防止する密着防止手段とを具備してなることを特徴とする懸吊ひも調節機構。
  2. 前記密着防止手段が、前記抜止部材に突出状態で設けられ前記懸吊ひものループ部分が密着するのを防止するものであることを特徴とする請求項1記載の懸吊ひも調節機構。
  3. 前記抜止部材が、前記包持部材を基端として片持ち的に設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載の懸吊ひも調節機構。
  4. 前記懸吊ひものループ部分を、前記抜止部材の係止位置に向けて誘導するガイド部を設けたことを特徴とする請求項1、2又は3記載の懸吊ひも調節機構。
  5. 前記包持部材の内側面に突出した状態に設けられた懸吊ひもの滑り止め部を具備していることを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の懸吊ひも調節機構。
  6. 請求項1乃至5の何れかに記載の懸吊ひも調節機構と、この懸吊ひも調節機構を取り付けた懸吊ひもとを具備していることを特徴とする懸吊具。
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