JP4133211B2 - 情報提供装置、情報提供システム、それらの方法、それらの方法を実現するプログラム、および記録媒体 - Google Patents
情報提供装置、情報提供システム、それらの方法、それらの方法を実現するプログラム、および記録媒体 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、音声や画像などの情報を記録したり提供したりする技術に関し、特に音声や画像などの情報を特徴的な事象に関連付けて記録しておいて、呼出す技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
以前から、旅行で訪れた場所で、風景や人をカメラで撮影し、アルバムに保管するようなことは広く行われてきた。最近では、デジタルカメラによって撮影し、デジタルデータとして保存することも可能になってきた。またそのデジタルデータはコンピュータなどに取り込んで、はがきなどにプリントアウトする、あるいは電子メールで友人に送るなどするような楽しみ方も普及してきた。
【0003】
撮影したデジタルデータを利用する目的の一つは、それを撮影した際の思い出や記憶を後々まで残すことである。例えば、プリントアウトしてアルバムに入れておき、数ヶ月や数年後に、「あの場所で、あんな楽しいことがあったなぁ」ということを自宅で思い出すような行為である。
【0004】
従来の旅の電子アルバム作成方法は、デジタルカメラで撮影された画像データ、その画像の撮影時間データ、モバイル端末で取得された位置データおよび位置データを取得した時の時間データを受信する受信ステップと、受信ステップで受信したデータを関連付けて、デジタル画像データを編集して電子アルバムを作成する作成ステップとを含む(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−183742公報(第2−5頁、第1−3図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述の公報に開示された方法では、画像が撮影された位置をユーザが把握しているか、別途その位置を表わすコメントが添付されていなければ、後日その撮影位置に基づいて画像を検索することはできない。撮影位置に基づいて画像を検索することができなければ、記録としての電子アルバムの価値は大きく減少するといった問題がある。
【0007】
また、画像が撮影された位置ではなく、例えば海水浴場、スキー場といった、画像が撮影された場所のカテゴリと画像との間に特徴的な関係がある場合や、画像を撮影した際の気象、撮影者の感情や体調、同行者などと画像との間に特徴的な関係がある場合、前述の公報に開示された方法で作成された電子アルバムから、ユーザが適切な検索キーを指定して画像を検索することは極めて困難である。
【0008】
本発明は上述の問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、ユーザが適切な検索キーを指定しなくても出力情報を得ることができる、特定の事象に基づいて情報を選択するための情報提供装置、情報提供システム、情報提供方法、その方法を実現するプログラム、および記録媒体を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
第1の発明に係る情報提供装置は、情報を保持する情報保持装置から、特定の事象に基づいて情報を選択するための情報提供装置であって、出力の対象である出力情報を取得するための取得手段と、情報提供装置の外部にある装置と通信するための通信手段と、予め定められた場所に設置された送信装置によって発信されて通信手段によって受信された信号から、送信装置が存在する場所の種類を表わすカテゴリ情報を収集するための収集手段と、出力情報と出力情報を取得した時に収集手段によって収集されたカテゴリ情報とを関連付けて記憶するための記憶手段とを含む。通信手段は、出力情報と、出力情報に関連付けられたカテゴリ情報とを、情報保持装置に送信する。収集手段がカテゴリ情報を新たに収集すると、通信手段は、新たに収集されたカテゴリ情報を情報保持装置に送信する。情報提供装置は、新たに収集されたカテゴリ情報に一致するカテゴリ情報に関連付けられている出力情報を情報保持装置から受信することにより、新たに収集されたカテゴリ情報に関連付けられている出力情報を選択するための選択手段と、選択手段によって選択された出力情報を出力するための出力手段とを含む。
【0025】
第2の発明に係る情報提供システムは、情報提供装置と情報保持装置とを含むシステムであって、情報提供装置は、出力の対象である出力情報を取得するための取得手段と、情報提供装置の外部にある装置と通信するための第1の通信手段と、予め定められた場所に設置された送信装置によって発信されて第1の通信手段によって受信された信号から、送信装置が存在する場所の種類を表わすカテゴリ情報を収集するための収集手段と、出力情報と出力情報を取得した時に収集手段によって収集されたカテゴリ情報とを関連付けて記憶するための第1の記憶手段と、第1の記憶手段が記憶した出力情報と出力情報に関連付けられたカテゴリ情報とを情報保持装置に送信し、出力情報が取得された後に収集手段がカテゴリ情報を新たに収集した場合には新たに収集されたカテゴリ情報を情報保持装置に送信し、かつ新たに収集されたカテゴリ情報の送信に対して情報保持装置によって返信された出力情報を受信するための第3の通信手段と、第3の通信手段が受信した出力情報を出力するための出力手段とを含み、情報保持装置は、情報提供装置と通信するための第2の通信手段と、第2の通信手段が受信した出力情報と出力情報に関連付けられたカテゴリ情報とを関連付けて記憶するための第2の記憶手段と、情報提供装置によって送信された新たに収集されたカテゴリ情報とに一致するカテゴリ情報を第2の記憶手段から検索し、検索されたカテゴリ情報に関連付けられている出力情報を選択するための選択手段と、選択手段が選択した出力情報を第2の通信手段に送信させるように、記憶手段、選択手段および第2の通信手段を制御するための第2の制御手段とを含む。
【0029】
第3の発明に係る情報提供方法は、情報提供装置が、情報を保持する情報保持装置から、特定の事象に基づいて情報を選択するための情報提供方法であって、出力の対象である出力情報を取得する取得ステップと、情報提供装置の外部にある装置と通信する通信ステップと、予め定められた場所に設置された送信装置によって発信されて通信ステップにおいて受信された信号から、送信装置が存在する場所の種類を表わすカテゴリ情報を収集する収集ステップと、出力情報と出力情報を取得した時に収集ステップにおいて収集されたカテゴリ情報とを関連付けて記憶する記憶ステップとを含む。通信ステップは、出力情報と、出力情報に関連付けられたカテゴリ情報とを情報保持装置に送信するステップと、出力情報が取得された後にカテゴリ情報が新たに収集された場合に新たに収集されたカテゴリ情報を情報保持装置に送信するステップとを含む。情報提供方法は、新たに収集されたカテゴリ情報に一致するカテゴリ情報に関連付けられている出力情報を、情報保持装置から受信することにより、新たに収集されたカテゴリ情報に関連付けられている出力情報を選択する選択ステップと、選択ステップにおいて選択された出力情報を出力する出力ステップとを含む。
【0033】
第4の発明に係るプログラムは、コンピュータを用いて、上記の情報提供方法をコンピュータに実現させるためのものである。
【0035】
第5の発明に係る記録媒体は、上記のプログラムを記録したものである。
【0036】
第12の発明によると、ユーザが適切な検索キーを指定しなくても、出力情報を得る、情報提供方法を実現するプログラムを記録した記録媒体を提供することができる。
【0037】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同一である。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
【0038】
<第1の実施の形態>
写真として残し、後に、その写真を見ながら当時のことを思い出すという行為は、自宅だけで行なうとは限らない。例えば、一度訪れた場所に、数年後もう一度訪れた時、数年前の記憶を思い出して、感傷に浸るということもあり得る。その場合に、わざわざ当時の写真が入った電子アルバムを検索することは面倒である。特にその電子アルバムが記録されたフォルダの位置を思い出せない場合にその傾向は顕著になる。
【0039】
一度訪れた場所への再度の訪れは、意図した行動ではない場合もある。たまたま訪れた際に、「そういえば、ここって来たことがある」といった場合である。そのような場合、仮にデジタルデータとして家庭にあるパソコンに保存していたとしても、保存してあるパソコンがその場にあるとは限らない。ネットワーク経由でデータの保存してあるパソコンにアクセスして検索することも考えられるが、専門知識を有していない者がそのような作業を行なうことは困難である。
【0040】
本実施の形態では、そのような場合に、ユーザが適切な検索キーを指定しなくても、出力情報を得ることができる、情報提供システムについて説明する。
【0041】
図1を参照して、本実施の形態に係る情報提供システム100は、データの取得および再生をする情報端末101と、情報端末101が記録したデータを記録するサーバ装置201と、情報端末101およびサーバ装置201との間で情報を通信するインターネットなどのネットワーク105とを含む。
【0042】
情報端末101は、PDA(Personal Digital Assistant)、ノートパソコンや携帯電話などの移動端末が想定される。情報端末101は、カメラやマイクなどの画像・音声入力手段を有しており、静止画や動画、人の声や周辺の音(川の流れる音、鳥の声)などをデジタルデータとして情報端末101に取り込むことが可能である。
【0043】
サーバ装置102は、家庭にあるパーソナルコンピュータまたはプロバイダが運営するコンピュータを想定しており、情報端末101に入力したさまざまなデータを受信して保存することが可能である。また、サーバ装置102が設置される場所は、家庭内やプロバイダの事務所内など、どこに存在してもよい。また、保存領域に保存されてあるデータは、保存処理を行った本人だけがアクセス可能にしてもよいが、複数人がアクセスしてもよい。そうすることにより、家族やグループでデータの共有が可能になる。
【0044】
図2に示すように、本実施の形態に係る情報端末101は、入力部110と、出力部111と、端末通信部112と、端末記憶部113と、端末制御部114と、位置情報取得部115と、計時部116と、関連付け処理部117と、計測部118とを含む。入力部110は、静止画や動画を撮影するためのカメラの他、ユーザがテキストを入力するためのキーボード、または情報端末101自身を操作するための、マウスなどのポインティングデバイスなどである。出力部111は、画像を表示する液晶やCRTなどの表示装置、音声を出力するスピーカなどである。端末通信部112は、ネットワーク105を介して、サーバ装置201と接続するためのインターフェースであり、イーサーネットや電話線などの有線系、802.11bやbluetooth(R)、IrDA(Infrared Data Association)などの無線系通信装置がある。端末記憶部113は、入力されたデータ、計測されたデータ、本発明に係る画像記録・検索処理を実現するためのプログラムおよびそのプログラムを実行するために必要なデータを記憶する。具体的な端末記憶部113の例としては、フラッシュメモリや外付け方式のハードディスクなどがある。その他、CD−ROM(Compact disc-read-only memory)、CD−R(Compact disc recordable)、DVD−R(Digital versatile disc recordable)など、媒体の駆動装置によってデータの記憶と読み出しとを行なうものがある。
【0045】
端末制御部114はCPU(Central processing unit)などのプロセッサである。位置情報取得部115は、GPS(Global Positioning System)によって情報端末101の位置を表わす情報を取得する回路を含む。計時部116は、タイマである。関連付け処理部117は物理的な存在でも構わないが、ここでは機能的存在であり、端末制御部114と同一のプロセッサ上に存在する。計測部118は、気温や湿度などの自然界データを計測する自然界データ計測センサ、または血圧や体温、脈拍、脳波などをはじめとする生物学的データを計測する生物学的データ計測センサである。自然界データ計測センサの例としては、温度計、湿度計などが考えられる。生物学的データ計測センサの例としては、リストバンドに体温計や脈拍計を取り付けたものが考えられる。
【0046】
図3は本発明の実施の形態に係るサーバ装置201の構成を示したブロック図である。サーバ装置201は、サーバ通信部210と、サーバ記憶部211と、サーバ制御部212と、検索部213とを含む。サーバ通信部210は、ネットワーク105に接続して、情報端末101などと通信するためのインターフェースである。サーバ記憶部211は、サーバ通信部210が受信した、情報端末101において記録された画像や音声のデータと、位置情報、自然界データや生物学的データとを関連付けて記憶している。その他に、本発明に係る画像記録・検索処理を実現するためのプログラムおよびそのプログラムを実行するために必要なデータも記憶している。検索部213は、情報端末101からの問い合わせに応じて、サーバ記憶部211に記録されてあるデータから情報端末101に送信するためのデータを検索する。サーバ制御部212は、サーバ通信部210、サーバ記憶部211、検索部213の制御などを行なう。
【0047】
図4を参照して、本発明の実施の形態に係る情報端末101で実行されるプログラムは、データの記録に関し、以下のような制御構造を有する。
【0048】
ステップ100(以下、ステップをSと略す)にて、あるユーザがある場所を訪れ、静止画や動画を撮影することで、情報端末101の入力部110は、画像データの入力を受付ける。S102にて、位置情報取得部115により情報端末101の位置情報が、計測部118により気温や湿度といった自然界データ、または血圧や体温、脈拍および脳波などをはじめとする生物学的データが取得される。S104にて、関連付け処理部117は、取得した位置情報ならびに自然界データおよび生物学的データのいずれかと画像データとを関連付ける。その際、自然界データであれば晴れや嵐といった気象に関するデータとして関連付ける。そうすることで、「そういえば、すごい晴れで気持ちよかったなぁ」とか「おそろしい嵐の日だったなぁ」など、記録される思い出をより印象深くすることが可能になる。生物学的データであれば、体調が良いあるいは気分がいいといった体調や感情に関するデータとして関連付ける。一般に、生物学的データと感情との間には相関関係があることが知られているので、生物学的データを基にして、例えば「あのころって体調が悪かったけど、良い景色を見て、良い空気を吸うと体調もよくなってきたなぁ」などとその当時の体調や感情と記録とを結びつけることも可能になる。その場合、端末記憶部113に生物学的データと感情とのデータベースを設け、関連付け処理部117はそのデータベースを参照し、上述のような感情を特定する。S106にて、関連付けられた位置情報などと画像データとは、端末記憶部113に記憶される。S108にて、端末制御部114は、端末記憶部113に記録されたデータを、サーバ装置201のサーバ記憶部211に、端末通信部112を介して送信する。
【0049】
図5を参照して、本発明の実施の形態に係る情報端末101で実行されるプログラムは、一度訪れた場所を再度訪れた場合に、サーバ装置201に記録されてあるデータを情報端末101が出力する処理に関し、以下のような制御構造を有する。
【0050】
S200にて、情報端末101の位置情報取得部115は、位置情報を取得する。S202にて、端末制御部114は、端末通信部112を介して、取得した位置情報をサーバ装置201に送信する。S204にて、サーバ装置201の検索部213は、サーバ記憶部211を検索する。S206にて、サーバ制御部212は、検索部213の検索結果に基づいて、その位置情報が既に記録されているか否か判断する。記録されていると判断した場合には(S206にてYES)、処理はS208へと移される。もしそうでないと(S206にてNO)、処理はS214へと移される。
【0051】
S208にて、サーバ制御部212は、その位置情報に対応する、サーバ記憶部211に記録されたデータを呼出す。S210にて、サーバ制御部212は、送信するデータの決定、アクセス権の管理、その他関連情報(テキスト、自然界データ、生物学的データの有無調査など)の関連付け、計時部116で取得した年月日の記録などを行なう。S212にて、サーバ制御部212は、サーバ通信部210を介して、直前のステップで決定した、送信すべきデータを、情報端末101に送信する。S214にて、サーバ制御部212は、サーバ通信部210を介して、送信すべきデータがない旨のデータを送信するよう決定するなど、必要な処理を行なう。S216にて、情報端末101の端末制御部114は、端末通信部112を介して、サーバ装置201からのデータを受信する。S218にて、画像の表示や音声の再生などといった形で、出力部111に出力させる。
【0052】
以上のような構造およびフローチャートに基づく、情報提供システム100の動作について説明する。
【0053】
[静止画や動画を撮影する場合]
あるユーザがある場所を訪れ、静止画や動画を撮影することで、情報端末101の入力部110は、画像データの入力を受付ける(S100)。その際、位置情報取得部115により情報端末101の位置情報を、計測部118により気温や湿度といった自然界データ、または血圧や体温、脈拍および脳波などをはじめとする生物学的データを取得する(S102)。関連付け処理部117は、取得した位置情報ならびに自然界データおよび生物学的データのいずれかと画像データとを関連付け(S104)、関連付けられた位置情報などと画像データとは、端末記憶部113に記憶される(S106)。情報端末101の端末記憶部113にデータが記録されると、直ちに端末制御部114は、端末記憶部113に記録されたデータを、サーバ装置201のサーバ記憶部211に、端末通信部112を介して送信する(S108)。
【0054】
図6を参照して、サーバ装置201のサーバ記憶部211で記録されているデータの一例を説明する。入力者ごとに位置情報と、記録された年月日、テキストによるコメントのリンク先のURL(uniform resource locator)、自然界情報のリンク先のURLおよび画像ファイルのリンク先のURL等がそれに対応づけられて記録されている。本実施の形態の場合、アクセス権はデータ入力者のみに認められている。
【0055】
[一度訪れた場所を訪れたときに、記録されたデータを出力する場合]
情報端末101の位置情報取得部115は、位置情報を取得する(S200)。端末制御部114は、端末通信部112を介して、取得した位置情報をサーバ装置201に送信する(S202)。サーバ装置201の検索部213は、サーバ記憶部211を検索する(S204)。サーバ制御部212は、検索部213の検索結果に基づいて、その位置情報が記録されているか否か判断する(S206)。記録されていると判断した場合には(S206にてYES)、サーバ制御部212は、その位置情報に対応する、サーバ記憶部211に記録されたデータを呼出す(S208)。サーバ制御部212は、送信するデータの決定、その他必要な処理を行なう(S210)。ここでいう必要な処理とは、アクセス権の管理、その他関連情報(テキスト、自然界データ、生物学的データの有無調査など)の関連付け、計時部116で取得した年月日の記録などを行なうことである。処理を行なった後、サーバ制御部212は、サーバ通信部210を介して、直前のステップで決定した、送信すべきデータを、情報端末101に送信する(S212)。情報端末101の端末制御部114は、端末通信部112を介して、サーバ装置201からのデータを受信し(S216)、画像の表示などにより、受信したデータを出力部111に出力させる(S218)。
【0056】
[一度訪れた場所を訪れたときであって、データが記録されていない場合]
サーバ制御部212は、検索部213の検索結果に基づいて、その位置情報が記録されているか否か判断すると(S206)、記録されていないと判断されるので(S206にてNO)、サーバ制御部212は、サーバ通信部210を介して、送信すべきデータがない旨のデータを送信するよう決定するなど、必要な処理を行なう(S214)。
【0057】
以上のようにして、本実施の形態に係る情報提供システム100は、例えば緯度または経度といった位置情報に基づいて、これらの情報に関連付けられた画像などのデータを出力することができる。また、取得されたデータはサーバ記憶部に記憶される。その結果、蓄積容量の拡大とデータ保持の堅牢性の向上とを達成しつつ、ユーザの意図から独立して、複数人が、入力された画像データを選択・表示することができる、情報提供システムを提供することができる。
【0058】
<第1の実施の形態 変形例>
入力部110にて入力されるデータとしては、画像、音声だけにとどまらず、匂い、触感、テキストデータなど、人が記録したいと思えるさまざまなものを入力してもよい。この場合、計測部118として、例えばガスクロマトグラフィ、感圧センサまたはキーボードなどを設ける。これにより、さまざまな種類のデータについて、ユーザの意図から独立して出力情報を共有することができる、情報提供システムを提供することができる。
【0059】
位置情報の取得は、位置情報が取得できれば、GPSによる緯度・経度情報に限定されない。例えば、携帯電話の基地局からの電波により判断してもよいし、ホットスポットのような場所から発信される電波によってもよい。これにより、GPSを用いた場合と同様の効果が得られるほか、GPSの電波が届かない場所であっても、出力情報を得ることができる。
【0060】
前述の緯度・経度情報を利用する場合、例えば緯度・経度ともに、画像データに関連付けられた値から±1度の範囲までは同じ場所とみなすなどしてもよい。あるいは、ホットスポットを利用する場合は、あるホットスポットにアクセスする場合は、同じ場所とみなしてもよい。これにより、利便性を向上させることができる。
【0061】
計測部118にて計測されるデータとして、自然界データや生物学的データの他、入力部110にて入力されるデータを特徴づけるデータを記録してもよい。特徴づけるデータとしては、例えば匂い、味、体調、触感など、さまざまなものが想定できる。これにより、より多彩な情報に基づいて、画像データなどを特定することができる。
【0062】
S108にて端末記憶部113に記録されたデータを、サーバ装置201のサーバ記憶部211に送信する動作は、記録した直後でなくともよい。例えば後日、ユーザ宅の電話回線を用いて送信することなどが考えられる。これにより、例えばサーバとのアクセスが困難な遠隔地で画像などを入力した場合のユーザの利便性を向上させることができる。
【0063】
サーバ装置201に記録されたデータには、複数人がアクセスできることとしてもよい。その際には、アクセス権の設定などを行い、本人だけがアクセスできる、特定の人だけがアクセスできる、不特定多数の人がアクセスできるなどの設定をする。これにより、自分だけが楽しむばかりでなく、多くの人で出力情報を享受できることになる。
【0064】
サーバ記憶部211に記憶されたデータのうち、テキストデータや自然界情報などを、URLを用いて別の記憶装置に記憶させているが、記憶先および記憶先の指定方法はこれに限定されるものではない。これにより、単一のサーバのみでデータを記憶させる場合に比べ、多くの情報を取扱うことができる。
【0065】
<第2の実施の形態>
第1の実施の形態では、すでに記録してある思い出を思い出し、そのときの情報を取り出したいと感じるきっかけは、同じ場所を再び訪れた場合であるが、何も同じ場所を訪れた場合にだけ、思い出したくなるわけではない。
【0066】
思い出は、まったく同じ場所を訪れた場合に限って思い出したくなるものではない。例えば以前海水浴に行って、とてもきれいな海に感動したとする。その後、今度は違う海に海水浴に行ったが、それほどきれいな海ではなかったため、「そういえば、むかしどこそこの海に行ったとき、すごいきれいかったなぁ。」といったように思い出す場合である。そのような場合、以前に行った海の名前や行った時期を記憶していれば容易に検索できる場合もある。しかしこれらを記憶していない場合、電子アルバムを検索することは極めて困難になる。本実施の形態では、そのような場合の課題を解決する情報提供システムについて示す。
【0067】
図7を参照して、本実施の形態に係る情報端末301は、位置情報取得部115に代えて、場所情報取得部315を含む。これらは、前者がGPSなどを使って、物理的な位置情報(緯度、経度など)の取得を目的としているのに対し、後者は、論理的な情報である点が異なる。論理的な情報とは、例えば和歌山の白浜海水浴場という絶対的な位置情報ではなく、単に海水浴場という情報だけであることを指す。その結果、白浜海水浴場で記録したデータが、沖縄やハワイなどの異なる海水浴場を訪れた場合でも取り出すことが可能となる。別の例としては、白馬八方スキー場ではなく、単にスキー場という情報である。また、ある場所は必ずしも、ある特定の種別の情報に分類される訳ではなく、複数の種別に分類されてもよい。例えば、野沢スキー場は、スキー場でもあるが、温泉スポットでもある、といった具合である。上記のような情報を取得する場所情報取得部315の具体的な実装としては、以下のようなものが考えられる。例えば、それぞれの場所において、ホットスポットを準備しておいて、そこから、ここはスキー場、海水浴場、温泉スポットなどと送信させる。あるいは、ホットスポットから絶対的な位置情報を送信させるとともに、予め端末記憶部113に記憶されている絶対的な位置情報と場所情報とのデータテーブルを参照することが考えられる。そのような登録により、ホットスポットから絶対的な位置情報を得て、位置情報と登録されたデータとに基づき、前述した論理的な情報を取得することも可能である。その場合には、あらかじめ、情報端末に標準場所情報を準備しておいて、それを選択するだけでユーザが場所情報を端末記憶部113に登録できるようにしておいてもよい。しかしながら、当然これだけに限定されるわけではなく、場所情報が記録できる手法であればよい。なお、その他のハードウェア構成、処理フローについては前述の第1の実施の形態の形態と同様である。
【0068】
本実施の形態の場合、第1の実施の形態における説明で、位置情報(緯度、経度)を場所情報(スキー場、温泉スポット、海水浴場など)に変更することで実現可能である。その場合、サーバ装置201で行なう検索は、位置情報(緯度、経度)の一致ではなく、場所情報の一致である。
【0069】
以上のような構造およびフローチャートに基づく、情報提供システムの動作について説明する。
【0070】
[静止画や動画を撮影する場合]
場所情報取得部315による、その場の論理的な情報のほか、計測部118により、気温や湿度といった自然界データ、または血圧や体温、脈拍および脳波などをはじめとする生物学的データを取得する(S102)。取得された論理的な情報および生物学的データは、S104〜S106の処理を経て、端末制御部114により、サーバ装置201のサーバ記憶部211に、端末通信部112を介して送信される(S108)。
【0071】
[一度訪れた場所を訪れたときに、すでに記録されたデータを出力する場合]情報端末301の場所情報取得部315は、論理的な情報を取得する(S200)。その取得した論理的な情報に基づき、S202〜S216の動作を経て、画像の表示や音声の再生などといった形で、出力部111に出力させる(S218)。
【0072】
以上のようにして、本実施の形態に係る情報提供システムは、例えば海水浴場またはスキー場といった論理的な情報に基づいて、これらの情報に関連付けられた画像などのデータを出力することができる。その結果、ユーザの意図から独立して出力情報を得ることができる、情報提供装置を提供することができる。
【0073】
<第3の実施の形態>
上述の実施例では、すでに記録してある思い出を思い出し、そのときの情報を取り出したいと感じるきっかけは、同じ場所やその場所に関連した場所を再び訪れた場合であるが、そのような場合にだけ、情報取り出す必要があるとは限らない。例えば、大学卒業旅行をした友人と、10数年後にたまたま街角でバッタリ出会い、昔話に弾んだようなきっかけがある場合である。その時に、卒業旅行の思い出の写真などを容易に入手できればいいと思うことがある。このような時に、容易に電子アルバムのファイルを呼出すことができれば、昔話を一層弾ませることができる。本実施の形態では、そのような場合の課題を解決する情報提供システムについて示す。
【0074】
図8を参照して、本実施の形態に係る情報端末401は、位置情報取得部115に代えて、特徴情報取得部415を含む。これは、前者がGPSなどを使って、物理的な位置情報(緯度、経度など)の取得を目的としているのに対し、後者は、例えば、特定の友人というような人を識別し、その人が近接した旨の情報の取得を目的としている。特徴情報取得部415の具体的な実装としては、いわゆる個人位置情報サービスを提供する回路と、その回路によって得られた個人位置情報などに基づき、情報端末401自身からの距離を算出する回路が考えられる。前者は、電話回線によって特定の装置と通信し、その装置に前述の人が保有する携帯電話を呼出させ、この携帯電話と直接通信する基地局を特定して前述の人の所在地を特定した上で、前述の人の所在地の情報を受信する回路である。その際、情報端末401自身の所在地の情報も別途受信する。この場合、必要に応じて通信回路の一部を通信部412と共用する。また、端末記憶部113には、検知対象となる人の電話番号が記憶されている。後者は、前者によって得られた情報を基に、幾何的な方法で情報端末401と前述の人の所在地との直線距離を算出する回路である。
【0075】
図9を参照して、本発明の実施の形態に係る情報端末401で実行されるプログラムは、データの記録に関し、以下のような制御構造を有する。
【0076】
S402にて、特徴情報取得部415は、端末記憶部113に記憶された電話番号の携帯電話の所在地と、情報端末401自身の所在地の情報とを受信する。S404にて、関連付け処理部117は、特徴情報取得部415が受信した情報に基づき、情報端末401自身の所在地から、例えば半径10m以内といった予め定められた範囲内にある携帯電話の電話番号を表わす情報と、画像データとを関連付ける。
【0077】
図10を参照して、本発明の実施の形態に係る情報端末401で実行されるプログラムは、端末記憶部113に記憶された電話番号に対応する携帯電話の保有者が近接した場合に、サーバ装置201に記録されているデータを情報端末401が出力する処理に関し、以下のような制御構造を有する。
【0078】
S406にて、特徴情報取得部415は、端末記憶部113に記憶された電話番号の携帯電話の所在地と、情報端末401自身の所在地の情報とを受信する。S408にて、端末制御部114は、情報端末401自身の所在地から、例えば半径10m以内といった予め定められた範囲内にある携帯電話の電話番号を表わす情報を、端末通信部112を介して、サーバ装置201に送信する。なお、その他のハードウェア構成、処理フローについては前述の第1の実施の形態と同様である。
【0079】
以上のような構造およびフローチャートに基づく、情報提供システムの動作について説明する。
【0080】
[静止画や動画を撮影する場合]
特徴情報取得部415は、端末記憶部113に記憶された電話番号の携帯電話の所在地と、情報端末401自身の所在地の情報とを受信する(S402)。関連付け処理部117は、特徴情報取得部415が受信した情報に基づき、情報端末401自身の所在地から、例えば半径10m以内といった予め定められた範囲内にある携帯電話の電話番号を表わす情報と、画像データとを関連付ける(S404)。
【0081】
[特定の人が近接したとき、すでに記録されたデータを出力する場合]
特徴情報取得部415は、端末記憶部113に記憶された電話番号の携帯電話の所在地と、情報端末401自身の所在地の情報とを受信する(S406)。その取得した情報に基づき、端末制御部114は、情報端末401自身の所在地から、例えば半径10m以内といった予め定められた範囲内にある携帯電話の電話番号を表わす情報を、端末通信部112を介して、サーバ装置201に送信する(S408)。
【0082】
以上のようにして、本実施の形態に係る情報提供システムは、例えば大学時代の友人との再会といったきっかけに基づいて、これらの情報に関連付けられた画像などのデータを出力することができる。その結果、ユーザの意図から独立して出力情報を得ることができる、情報提供システムを提供することができる。
【0083】
<第3の実施の形態 変形例>
特定の人を特定する方法として、情報端末401の特徴情報取得部415から特定の周波数および波形の電波を送信させ、その電波に対応する周波数および波形の電波を受信する方法もある。この場合、電波の周波数または波形によって人を特定することができる。これにより、第3の実施の形態の情報提供システムと同様の効果が得られる、情報提供システムを提供することができる。
【0084】
<第4の実施の形態>
本実施の形態に係るサーバ装置は、画像や音声などのデータを記録した場所(海水浴場なら海水浴場観光協会など)に設置される。なお、その他のハードウェア構成、処理フローについては前述の第1の実施の形態〜3およびそれらの変形例と同様である。
【0085】
これにより、データを出力するためには、サーバ装置が設置されている場所に行く必要があるので、ユーザの再訪を促しつつ、ユーザの意図から独立して出力情報を得ることができる、情報提供システムを提供することができる。
【0086】
<第5の実施の形態>
例えば旅行に出かけた際、好きな芸能人が結婚したといった特徴的な事象が発生したために、その旅行の記憶がかなり印象深く残っていることがある。その場合、好きな芸能人が離婚することになり、「そういえば、(その芸能人の結婚式は)素敵な結婚式だったなぁ。そのときに、どこそこに旅行に行っていたなぁ」と思い出すこともあり得る。このような場合に、電子アルバムのファィルを容易に開くことができれば、過去の記録をより深く味わうことができる。
【0087】
本実施の形態に係る情報端末501は、図11に示すように、入力部110と、制御部512と、関連付け処理部117と、記憶部514と、受信部516と、出力部111と、計時部116と、検索部524とを含む。入力部501は、静止画や動画を撮影するためのカメラ、テキストデータを入力するためのキーボードおよび情報端末501自身を操作するためのマウスなどのポインティングデバイスである。記憶部514は、入力されたデータ、これに対応付けられた自然界データまたは生物学的データ、同義語や反対語などを検索するためのデータベース、本発明に係る画像検索処理を実現するためのプログラムおよびそのプログラムを実行するために必要なデータを記憶する。具体的な記憶部514の例としては、フラッシュメモリや外付け方式のハードディスクなどがある。その他、CD−ROM、CD−R、DVD−Rなど、媒体の駆動装置によってデータの記憶と読み出しとを行なうものがある。受信部516は、放送局などから送信される、文字データ放送による情報を受信する。検索部524は、記憶部514に記憶された画像などのデータのうち、受信部516で受信された文字データに対応するデータを検索する。
【0088】
これらの装置は、コンピュータハードウェアとCPUにより実行されるソフトウェアとにより実現される。一般にこうしたソフトウェアは、CD−ROMなどの記録媒体に格納されて流通し、CD−ROM駆動装置などにより媒体から読取られて記憶部514にいったん格納される。さらに記憶部514から読み出されて、制御部512により実行される。図11に示したコンピュータからなるシステムのハードウェア自体は一般的なものである。したがって、本発明の最も本質的な部分は、記録媒体に記録されたソフトウェアである。
【0089】
図12を参照して、本発明の実施の形態に係る情報端末501で実行されるプログラムは、データの記録に関し、以下のような制御構造を有する。
【0090】
S500にて、あるユーザがある場所を訪れて、静止画や動画を撮影することで、情報端末501の入力部110は、静止画や動画などの画像データの入力を受付ける。S502にて、受信部516は、放送局などから送信される、例えば台風到来や芸能人Bの結婚といった、文字データ放送による情報を受信する。S504にて、関連付け処理部117は、取得した文字データ放送による情報と画像データとを関連付ける。S506にて、関連付けられたデータおよび情報は、記憶部514に記憶される。
【0091】
図13を参照して、本発明の実施の形態に係る情報端末501で実行されるプログラムは、記憶部514に記憶されたデータの出力に関し、以下のような制御構造を有する。
【0092】
S510にて、情報端末501の受信部516は、例えば台風到来や芸能人Bの離婚などといった、文字データ放送による情報を受信する。S512にて、検索部524は、記憶部514の画像データに関連付けられた情報を、記憶部514に記憶されたデータベースを用いて検索する。その際、類義語や同義語ばかりでなく、例えば結婚と離婚といった対応関係にある語も検索対象とする。S514にて、制御部512は、検索部524の検索結果に基づいて、取得した文字データが既に記録されているか否か判断する。記録されていると判断した場合には(S514にてYES)、処理はS516へと移される。もしそうでないと(S514にてNO)、処理はS522へと移される。S516にて、制御部512は、取得した文字データに対応する、記憶部514に記録された画像データを呼出す。S518にて、制御部512は、出力するデータの決定、アクセス権の管理などを行なう。S520にて、制御部512は、画像の表示や音声の再生などといった形で、出力部111に出力させる。S522にて、制御部512は、出力すべきデータがない旨のデータを送信するよう決定するなど、必要な処理を行なう。
【0093】
以上のような構造およびフローチャートに基づく、情報端末501の動作について説明する。
【0094】
[静止画や動画を撮影する場合]
情報端末501の入力部110は、静止画や動画などの画像データの入力を受付ける(S500)。その際、受信部516は、放送局などから送信される、例えば台風到来や芸能人Bの結婚といった、文字データ放送による情報を受信する(S502)。関連付け処理部117は、取得した文字データ放送による情報と画像データとを関連付ける(S504)。関連付けられたデータおよび情報は、記憶部514に記憶される(S506)。
【0095】
[一度訪れた場所を訪れた場合に、すでに記録されたデータを出力する場合]情報端末501の受信部516は、例えば芸能人Bの離婚などといった、文字データ放送による情報を受信する(S510)。検索部524は、記憶部514を検索する(S512)。制御部512は、検索部524の検索結果に基づいて、取得した文字データが既に記録されているか否か判断する(S514)。記録されていると判断した場合には(S514にてYES)、制御部512は、取得した文字データに対応する、記憶部514に記録された画像データを呼出す(S516)。制御部512は、出力するデータの決定、アクセス権の管理などを行なう(S518)。制御部512は、画像の表示や音声の再生などといった形で、出力部111に出力させる(S520)。
【0096】
[一度訪れた場所を訪れた場合に、データが記録されていない場合]
制御部512は、検索部524の検索結果に基づいて、取得した文字データが既に記録されているか否か判断する(S514)。記録されていないと判断されるので(S514にてNO)、制御部512は、出力すべきデータがない旨のデータを送信するよう決定するなど、必要な処理を行なう(S522)。
【0097】
以上のようにして、本実施の形態に係る情報端末501は、台風到来や芸能人Bの結婚といった、文字データ放送による情報に基づいて、これらのデータに関連付けられた画像などのデータを出力することができる。その結果、ユーザの意図から独立して出力情報を得ることができる、情報提供装置を提供することができる。
【0098】
<第5の実施の形態 変形例>
入力部110にて入力されるデータを特徴づけるデータは、文字データ放送による情報の他、前述の位置情報、場所情報、特定の人が近接した旨の情報などであってもよい。これにより、入力されるデータを特徴付けるデータの種類に応じて、ユーザの意図から独立して、出力情報を特定することができる情報記録装置を提供することができる。
【0099】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内ですべての変更が含まれることが意図される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態に係る情報提供システムの構成図である。
【図2】 本発明の第1の実施の形態に係る情報端末のブロック図である。
【図3】 本発明の第1の実施の形態に係るサーバ装置のブロック図である。
【図4】 本発明の第1の実施の形態に係る情報端末のデータの記録の制御の手順を示すフローチャートである。
【図5】 本発明の第1の実施の形態に係るサーバ装置に記録されたデータを送信する制御の手順を示すフローチャートである。
【図6】 本発明の第1の実施の形態に係るサーバ装置の記憶部に記録されたデータの一例である。
【図7】 本発明の第2の実施の形態に係る情報端末のブロック図である。
【図8】 本発明の第3の実施の形態に係る情報端末のブロック図である。
【図9】 本発明の第3の実施の形態に係る情報端末のデータの記録の制御の手順を示すフローチャートである。
【図10】 本発明の第3の実施の形態に係る情報端末のデータの表示の制御の手順を示すフローチャートである。
【図11】 本発明の第5の実施の形態に係る情報端末のブロック図である。
【図12】 本発明の第5の実施の形態に係る情報端末のデータの記録の制御の手順を示すフローチャートである。
【図13】 本発明の第5の実施の形態に係る情報端末のデータの表示の制御の手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
100 情報提供システム、101,301,401,501 情報端末、102,201 サーバ装置、105 ネットワーク、110 入力部、111 出力部、112 端末通信部、113 端末記憶部、114 端末制御部、115 位置情報取得部、116 計時部、117 関連付け処理部、118 計測部、210 サーバ通信部、211 サーバ記憶部、212 サーバ制御部、213 検索部、315 場所情報取得部、412 通信部、415 特徴情報取得部、512 制御部、514 記憶部、516 受信部、524 検索部。
Claims (5)
- 情報を保持する情報保持装置から、特定の事象に基づいて情報を選択するための情報提供装置であって、
出力の対象である出力情報を取得するための取得手段と、
前記情報提供装置の外部にある装置と通信するための通信手段と、
予め定められた場所に設置された送信装置によって発信されて前記通信手段によって受信された信号から、前記送信装置が存在する場所の種類を表わすカテゴリ情報を収集するための収集手段と、
前記出力情報と前記出力情報を取得した時に前記収集手段によって収集されたカテゴリ情報とを関連付けて記憶するための記憶手段とを含み、
前記通信手段は、前記出力情報と、前記出力情報に関連付けられたカテゴリ情報とを、前記情報保持装置に送信し、
前記収集手段がカテゴリ情報を新たに収集すると、前記通信手段は、前記新たに収集されたカテゴリ情報を前記情報保持装置に送信し、
前記情報提供装置は、
前記新たに収集されたカテゴリ情報に一致するカテゴリ情報に関連付けられている出力情報を前記情報保持装置から受信することにより、前記新たに収集されたカテゴリ情報に関連付けられている出力情報を選択するための選択手段と、
前記選択手段によって選択された出力情報を出力するための出力手段とを含む、情報提供装置。 - 情報提供装置と情報保持装置とを含むシステムであって、
前記情報提供装置は、
出力の対象である出力情報を取得するための取得手段と、
前記情報提供装置の外部にある装置と通信するための第1の通信手段と、
予め定められた場所に設置された送信装置によって発信されて前記第1の通信手段によって受信された信号から、前記送信装置が存在する場所の種類を表わすカテゴリ情報を収集するための収集手段と、
前記出力情報と前記出力情報を取得した時に前記収集手段によって収集されたカテゴリ情報とを関連付けて記憶するための第1の記憶手段と、
前記第1の記憶手段が記憶した前記出力情報と前記出力情報に関連付けられた前記カテゴリ情報とを前記情報保持装置に送信し、前記出力情報が取得された後に前記収集手段がカテゴリ情報を新たに収集した場合には前記新たに収集されたカテゴリ情報を前記情報保持装置に送信し、かつ前記新たに収集されたカテゴリ情報の送信に対して前記情報保持装置によって返信された出力情報を受信するための第3の通信手段と、
前記第3の通信手段が受信した出力情報を出力するための出力手段とを含み、
前記情報保持装置は、
前記情報提供装置と通信するための第2の通信手段と、
前記第2の通信手段が受信した前記出力情報と前記出力情報に関連付けられた前記カテゴリ情報とを関連付けて記憶するための第2の記憶手段と、
前記情報提供装置によって送信された前記新たに収集されたカテゴリ情報とに一致するカテゴリ情報を前記第2の記憶手段から検索し、前記検索されたカテゴリ情報に関連付けられている出力情報を選択するための選択手段と、
前記選択手段が選択した前記出力情報を前記第2の通信手段に送信させるように、前記記憶手段、前記選択手段および前記第2の通信手段を制御するための第2の制御手段とを含む、情報提供システム。 - 情報提供装置が、情報を保持する情報保持装置から、特定の事象に基づいて情報を選択するための情報提供方法であって、
出力の対象である出力情報を取得する取得ステップと、
前記情報提供装置の外部にある装置と通信する通信ステップと、
予め定められた場所に設置された送信装置によって発信されて前記通信ステップにおいて受信された信号から、前記送信装置が存在する場所の種類を表わすカテゴリ情報を収集する収集ステップと、
前記出力情報と前記出力情報を取得した時に前記収集ステップにおいて収集されたカテゴリ情報とを関連付けて記憶する記憶ステップとを含み、
前記通信ステップは、
前記出力情報と、前記出力情報に関連付けられたカテゴリ情報とを前記情報保持装置に送信するステップと、
前記出力情報が取得された後にカテゴリ情報が新たに収集された場合に前記新たに収集されたカテゴリ情報を前記情報保持装置に送信するステップとを含み、
前記情報提供方法は、前記新たに収集されたカテゴリ情報に一致するカテゴリ情報に関連付けられている出力情報を、前記情報保持装置から受信することにより、前記新たに収集されたカテゴリ情報に関連付けられている出力情報を選択する選択ステップと、
前記選択ステップにおいて選択された出力情報を出力する出力ステップとを含む、情報提供方法。 - コンピュータを用いて、請求項3に記載の情報提供方法を前記コンピュータに実現させるためのプログラム。
- 請求項4に記載のプログラムを記録した記録媒体。
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