JP4132778B2 - 長い受像体の位置合わせ装置及び方法、駆動組立体の使用方法 - Google Patents

長い受像体の位置合わせ装置及び方法、駆動組立体の使用方法 Download PDF

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    • G03G2215/00949Copy material feeding speed switched according to current mode of the apparatus, e.g. colour mode

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子写真再生装置及びシートの位置合わせ方法(registering, registration、見当合せ)に関し、特に、受像シートに転写される画像をサポートする(support)画像ベアリング(image-bearing,担持)部材と転写関係となる位置への受像シートの移動を制御するステッピングモータドライブを制御する装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
既知の電子写真複写機、印刷機、または複製機における、受像シートに転写される画像をサポートする移動部材と受像シートとの正確な位置合わせの課題はよく知られている。この点に関し、米国特許第5,322,273号を参照し、その内容をここに援用する。
【0003】
通常、電子写真の潜像は部材上に形成され、この画像は色調を付されて受像シートに直接転写されるか、もしくは、中間画像ベアリング部材に転写されてから受像シートに転写される。受像シートを画像ベアリング部材との転写関係位置に移動するとき、シートのスキュー(skew,曲がり、ゆがみ、歪曲)を調整することが重要である。シートのスキューが修正されると、ステッピングモータに駆動されるローラによって、シートは画像ベアリング部材に前進させられる。スキュー制御調整の間、この調整はステッピングモータ駆動のローラを選択的に駆動することにより実行される。これらのローラは画像ベアリング部材の移動を独立して制御する。通常、受像シートの移動及び様々な装置で受像シートに施される操作は、1つ以上のエンコーダを用いて制御される。既知の位置合わせ制御システムでは、エンコーダホイールを付随する転写ローラを用いる。このエンコーダはシートの位置合わせを制御するために用いられる。例えば、位置合わせ装置が米国特許第5,731,680号に開示されており、その内容をここに援用する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述の位置合わせ装置及び方法は、所定の最大長よりも長くない受像体シートについて処理し位置合わせを行うだけに限定されていた。通常、既知のシステムのハードウェアは、8.5インチまたは17インチ長さのシートなどの最も普及しているサイズのシートに適合するように最適化されていた。これらの位置合わせシステムでは、この所定の最適受像体長より長い受像体シートに適合して位置合わせを行うことはできなかった。例えば、17インチのシートに最適化されているシステムは18インチのシートに適合できなかった。電子写真再生装置では、18インチの受像体シートへの適合に対する必要性が高まっているが、17インチ以下の長さを有する受像体シートへの適合が要求されることが多い。従って、本発明の目的は、所定の最適受像体長よりいくらか長い受像体シートについて正確な位置合わせを確実に行う改良された方法と装置を提供することであり、このために特定の位置合わせ組立体ハードウェアを設計する。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の一態様によれば、前端と後端とを有する受像体(receiver,レシーバー、受信器、受像機)を上流係合ニップから移動させ、画像ベアリング部材速度で移動する画像ベアリング部材と位置合わせさせる装置が提供される。装置は、モータと、受像体と係合するように作用する駆動部材と、前記モータと前記駆動部材とを接続する駆動連結部とを有し、受像体が所定の最適受像体長を有する場合に第1速度プロフィールに従ってモータを駆動するように作用し、受像体が所定の最適受像体長よりも長い場合に第2速度プロフィールに従ってモータを駆動するように作用する制御部を備える。
【0006】
本発明の別の態様によれば、前端と後端とを有し、所定の最適受像体長より長い受像体を上流係合ニップから移動し、画像ベアリング部材速度で移動する画像ベアリング部材と位置合わせさせる装置が提供される。装置は、モータと、受像体と係合するように作用する駆動部材と、モータと駆動部材とを接続する駆動連結部とを有する。また、受像体の前端を検出するセンサが含まれる。制御部がモータを駆動して、(1)受像体が停止させられる前に、受像体の後端がニップから解放されるのに十分大きい距離だけ受像体の前端が前記センサを越えたときに、駆動部材を移動させて受像体と係合させ、(2)受像体を停止させ、そして(3)適当な時刻に、画像ベアリング部材速度と略同一の速度で、受像体を画像ベアリング部材に運ぶ。
【0007】
本発明の更に別の態様によれば、前端と後端とを有する受像体を上流係合ニップから移動させ、画像ベアリング部材速度で移動する移動画像ベアリング部材と位置合わせさせる方法が提供される。第1に、モータと、モータと係合するように作用する駆動部材と、モータと駆動部材とを接続する駆動連結部とを設け、モータを駆動する制御部を設ける。制御部は、受像体が所定の最適受像体長を有する場合に第1速度プロフィールに従って動作し、受像体が所定の最適受像体長よりも長い場合に第2速度プロフィールに従って動作する。
【0008】
本発明のさらに別の態様によれば、前端と後端とを有し、所定の最適受像体長より長い受像体を上流係合ニップから移動させ、画像ベアリング部材速度で移動する移動画像ベアリング部材と位置合わせさせる方法が提供される。初めに、受像体の前端を検出する。その後、受像体が停止させられる前に、受像体の後端がニップから解放されるのに十分大きい距離だけ前端が前記センサを越えて移動したとき、駆動部材を移動させて受像体と係合させる。次に、受像体を停止させる。次いで、受像体を、適当な時刻に、画像ベアリング部材速度と略同一の速度で、受像体を画像ベアリング部材に運ぶ。
本発明とその様々な利点は、添付の図面を参考にして、以下の好ましい実施形態の詳細な説明から当業者らにはより明らかになるであろう。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の好ましい実施形態において、次の添付の図面を参照する。
電子写真(electrophotographic)再生(reproduction,複製、再版、再現、リブロダクション)装置(apparatus)はよく知られているので、本記述では、特に本発明の一部を形成する要素、または、本発明とより直接的に働く要素について述べる。ここで具体的に示されたり記述されない装置は、従来技術で既に知られている装置から選択可能である。
【0010】
ここで、添付図面を参照すると、図1〜図3は、参照番号100で一般的に示される本発明によるシート位置合わせ機構をよく示している。シート位置合わせ機構100は、供給源(supply,補給、補充、サプライ)(図示せず)から各シートに操作が施される装置までシートが連続して搬送される、既知のいずれかの装置における略平面状シート搬送路Pに付随して配置されている。例えば、この装置は、元の情報のマーキング粒子現像画像(marking particle developed image)が受像シートに配置される複写機や印刷機などの再生装置でよい。図1に示されるように、マーキング粒子現像画像(例えば、画像I)は、転写装置Tにおいて、移動可能なウェブまたはドラム(例えば、ウェブW)などの画像ベアリング部材から、搬送路Pに沿って移動する受像素材(receiver material)のシート(例えば、無地の紙または透明素材のカットシートS)に転写される。転写ローラRはウェブWを案内する。
【0011】
上述のタイプの再生装置においては、ユーザが利用するのに適した複写を形成するような向きに画像をシート上に配置するために、マーキング粒子現像画像に対してシートSを適当に位置合わせさせることが望まれる。従って、シート位置合わせ機構100は、受像シートの複数の直交する方向の調整に対応する。すなわち、シート位置合わせ機構を用いて、シートのスキュー(画像に対する角度偏差)を取り除き、シートの進行方向の中心線とマーキング粒子画像の中心線とが一致するように、クロストラック方向にシートを移動することによりマーキング粒子現像画像を有するシートの位置を調整する。さらに、シート位置合わせ機構100は、搬送路Pに沿ったシートの前進を調整し、シートが転写装置Tを進むとき、シートとマーキング粒子画像とがイントラック方向に揃えられようにする。
【0012】
画像ベアリング部材に対して、受像体のスキュー補正、クロストラック及びイントラックの位置調整を行うために、駆動部材を受像体と係合させる。例えば、移動ウェブW上のマーキング粒子現像画像に対してシートSを位置合わせさせるために、本発明によるシート位置合わせ装置100は、独立して駆動される第1及び第2ローラ組立体102及び104と、第3ローラ組立体106とを有する。第1ローラ(roller)組立体(assembly,組立部品、組立部、アセンブリ)102は、その両端付近でフレーム110に装着されたベアリング110a、110bに支持される第1シャフト108を有する。第1シャフト108の支持状態は、その縦軸がシート搬送路Pを通る平面に平行な平面にあり、かつ矢印V(図1)の方向の搬送路に沿ったシートの進行方向に略直交して第1シャフトが配置されるように選択される。第1推進(urging,要請、衝動、推進力となる)駆動ローラ(drive roller)112は第1シャフト108に装着され、共に回転する。推進ローラ112は、このローラの周囲約180度にわたる弧状(arcuate,アーチ状の、弓状の)外周部(peripheral,周辺機器、周辺装置)112aを有する。第1シャフト108の縦軸から外周部112aの表面までの外周部112aの半径は、搬送路Pの面から第1シャフトの縦軸までの最小距離にほぼ等しい。
【0013】
モータを用いて、駆動連結部を介して駆動部材を駆動する。例えば、フレーム110に装着された第1ステッピングモータMは、歯車列114によって第1シャフト108に操作可能に連結され、作動すると第1シャフトを回転させる。歯車列114の歯車114aは、適当なセンサ機構118によって検出可能な印116を含む。センサ機構118は選択する印によって光学的なものでも機械的なものでもよい。印116が検出されると、第1シャフト108が、第1推進ローラ112をホームポジションに配置するような角度に向くように、センサ機構118の位置が選択される。第1推進ローラのホームポジションは、それ以上シャフト108を回転させると、ローラ112の弧状外周部112aの表面が搬送路Pにあるシートに接触することになる角度位置である(図7a参照)。
【0014】
第2ローラ組立体104は、フレーム110に装着されたベアリング110c、110dにその両端付近で支持される第2シャフト120を有する。第2シャフト120の支持状態は、その縦軸がシート搬送路Pを通る平面に平行な平面にあり、かつ搬送路に沿ったシートの進行方向に略直交して第2シャフトが配置されるように選択される。更に、第2シャフト120の縦軸は第1シャフト108の縦軸と略同軸である。
【0015】
第2推進駆動ローラ122は第2シャフト120に装着され、共に回転する。推進ローラ122は、このローラの周囲約180度にわたる弧状外周部122aを有する。第2シャフト120の縦軸から外周部122aの表面までの外周部122aの半径は、搬送路Pの面から第2シャフト120の縦軸までの最小距離にほぼ等しい。弧状外周部122aは、推進ローラ112の弧状外周部112aと角度的に一致している。フレーム110に装着された第2独立ステッピングモータMは、歯車列124によって第2シャフト120に操作可能に連結され、モータMが作動すると第2シャフトを回転する。歯車列124の歯車124aは、適当なセンサ機構128によって検出可能な印126を含む。フレーム110に調節可能に装着されるセンサ機構128は選択する印によって光学的なものでも機械的なものでもよい。印126が検出されると、第2シャフト120が、第2推進ローラ122をホームポジションに配置するような角度に向くように、センサ機構128の位置が選択される。第2推進ローラのホームポジションは、それ以上シャフト120を回転させると、ローラ122の弧状外周部122aの表面が搬送路Pにあるシートに接触することになる角度位置である(図7aに示すように外周部112aの角度位置と同様)。
【0016】
第3ローラ組立体106は、第1シャフト108を囲み、第1シャフトに対してその縦軸方向に移動可能な管(tube,チューブ、パイプ、筒)130を有する。一対の第3推進駆動ローラ132は第1シャフト108に装着され、管130が第3推進ローラに対して相対的に回転するように管130を支持する。第3推進ローラ132は、各ローラの周囲180度にわたる弧状外周部132aを各々有する。第1シャフト108の縦軸から外周部132aの表面までの外周部132aの半径は、搬送路Pの面から第1シャフトの縦軸までの最小距離にほぼ等しい。弧状外周部132aは、第1及び第2推進ローラの弧状外周部112a及び122aと角度的にずれている。第3推進ローラ対132は、各々のローラのスロット136に係合するキーまたはピン134で第1シャフト108に連結されている(図4)。したがって、第1シャフトが第1ステッピングモータMによって回転させられると、第3推進ローラ132は第1シャフト108とともに回転駆動され、かつ、管130とともに第1シャフトの縦軸に沿った方向に移動可能である。以下により十分に説明するために、第3推進ローラ132の角度位置は、弧状外周部132aが弧状外周部112a及び122aに対してずれているようになっている。
【0017】
フレーム110に装着される第3独立ステッピングモータMは、第3ローラ組立体106の管130に操作可能に連結されており、モータMが作動すると、第3ローラ組立体を第1シャフト108の縦軸に沿った方向に選択的に移動させる。第3ステッピングモータMと管130との間は、プーリ・ベルト装置138によって操作可能に連結される。プーリ・ベルト装置138は、例えば、フレーム110の一部分に対し固定の空間関係を持って回転可能に装着された一対のプーリ138a及び138bを有する。プーリの周りに張られた駆動ベルト138cは、管130に交互に接続されるブラケット140に接続される。第3ステッピングモータMの駆動シャフト142は、プーリ138aに同軸状に連結された歯車144と駆動係合する。ステッピングモータMが作動すると、歯車144が回転し、プーリ138aを回転させ、ベルト138cをその閉じたループ経路に沿って移動させる。駆動シャフト142の回転方向によって、ブラケット140(及び第3ローラ組立体106)は第1シャフト108の縦軸に沿った何れかの方向に選択的に移動される。
【0018】
フレーム110に接続されたプレート146は適当なセンサ機構150により検出可能な印148を含む。ブラケット140に調整可能に装着されたセンサ機構150は、選択される印によって光学的なものでも機械的なものでもよい。印148が検出されたとき、第3ローラ組立体106がホームポジションに位置するように、センサ機構150の位置が選択される。第3ローラ組立体106のホームポジションは、第3ローラ組立体が搬送路Pにあるシートのクロストラック方向に対してほぼ中央に位置するように選択される。
【0019】
シート位置合わせ機構100のフレーム110はまた、一般的にシート搬送路Pの面の下に配置されるシャフト152を支持する。アイドラーローラ対154及び156が、シャフト152に回転自在に装着される。アイドラー対154のローラは、その位置を各々第1推進ローラ112及び第2推進ローラ122に揃えられる。アイドラーローラ対156のローラは各々第3推進ローラ132に揃えられ、第3ローラ組立体106の長手方向の移動範囲にわたってこのような位置を維持するための十分な間隔をあけて長手方向に延在する。各々のローラが、推進ローラの弧状外周部112a、122a及び132aと、ニップ関係を形成するように、シャフト152とシート搬送路Pの面の距離と、アイドラーローラ対154及び156の各ローラの直径とが選択される。例えば、シャフト152をシャフト108及び120に付勢する方向にバネによって負荷を加えてもよく、アイドラーローラ対154はスペーサローラベアリング112b及び122bと係合する。
【0020】
本発明によるシート位置合わせ機構100の上記構成によって、シート搬送路Pに沿って連続して進行するシートは、シートのスキュー(skew,ななめ、ねじれ、歪み、曲がり(angular deviation,角度偏差))を取り除いて搬送路に対してシートを直交(square,スクエア、規制する、一致させる)させ、かつシートをクロストラック(cross-track)方向に移動して、シートの進行方向の中心線と搬送路Pの中心線Cとを一致するように、位置合わせ可能である。もちろん、中心線Cは、下流の(downstream,ダウンストリーム)操作装置(operation station)の中心線(図示実施形態のウェブW上のマーキング粒子画像の中心線)と一致するように配置される。更に、シート位置合わせ機構100は、搬送路Pに沿ったシートの前進を調整し、イントラック方向の位置調整を行う(図示実施形態を参照すると、ウェブW上のマーキング粒子画像の前端との位置合わせ)。
【0021】
シートの望ましいスキュー除去と、クロストラック及びイントラック位置調整とを達成するため、本発明によるシート位置合わせ機構100の機械的要素は、制御部に操作可能に付随する。米国特許第5,731,680号及び同時係属の米国特許出願第(代理人ドケット番号10432/26)「位置合わせ性能を改良するシステム及び方法」に、適切な制御部及び制御システムが記述されており、その内容をここに援用する。制御部は、シート位置合わせ機構100及び下流の操作装置に伴われた複数のセンサからの入力信号を受信する。この信号及び操作プログラムに基づいて、制御部は適切な信号を生成して、シート位置合わせ機構の独立したステッピングモータM、M、及びMを制御する。
【0022】
シート位置合わせ機構100の操作について、特に図5、図6、図7a〜7fを参照すると、搬送路Pに沿って進行するシートSは、分割できないニップ(nip,ロール間隔、ひとつかみ、はさみ)ローラを有する上流の搬送組立体(図示せず)によるシート位置合わせ機構の近くまで移動する。このシートは搬送路Pの中心線Cに対し、ある角度(例えば、図5の角度α)に向いており、その中心Aは搬送路中心線からある距離だけ離れている(例えば、図5の距離d)。この望ましくない角度α及び距離dは、もちろん一般的には、上流の搬送組立体の特質により引き起こされ、シート毎に変化する。
【0023】
一対のニップセンサ160a及び160bが、面Xの上流に配置される(図5参照)。面Xは、推進ローラ(112、122、132)及びアイドラーローラ対(154、156)のローラの縦軸を含むものとする。ニップセンサ160a及び160bは、例えば、光学型、機械型のいずれでもよい。ニップセンサ160aは、(クロストラック方向に)中心線Cの一方の側に配置され、ニップセンサ160bは、反対側の中心線Cから略同一距離の位置に配置される。
【0024】
センサ160aは搬送路Pに沿って搬送されるシートの前端を検出すると、第1ステッピングモータMを作動するために、制御部に送信される信号を生成する。同様に、センサ160bは搬送路Pに沿って搬送されるシートの前端を検出すると、第2ステッピングモータMを作動するために、制御部に送信される信号を生成する。シートSが搬送路Pに対して傾いている場合、中心線Cの一方の側の前端は、中心線の反対側の前端よりも先に検出される(もちろん、傾いていなければ、中心線の反対側の前端はほぼ同時に検出される)。
【0025】
図6に示すように、制御部によって第1ステッピングモータMが作動すると、モータはある速度になり、第1推進ローラ112がある角速度で回転し、このローラの弧状外周部112aには、搬送路Pに沿って搬送されるシートの入り口速度にほぼ等しい所定の周速が与えられる。シートSの一部が、第1推進ローラ112の弧状外周部112aとアイドラーローラ対154のうちの関連するローラとの間のニップに入ると、このシート部はほぼ中断されることなく搬送路Pに沿って搬送され続ける(図7b参照)。
【0026】
同様に、制御部によって第2ステッピングモータMが作動すると、モータはある速度になり、第2推進ローラ122がある角速度(第1推進ローラとほぼ同一角速度)で回転し、搬送路Pに沿って搬送されるシートの速度にほぼ等しい所定の周速をこのローラの弧状外周部122aに与える。シートSの一部が、第2推進ローラ122の弧状外周部122aとアイドラーローラ対154のうちの関連するローラとの間のニップに入ると、このシート部は、ほぼ中断されずに搬送路Pに沿って搬送され続ける。図5に示されるように、シートSの角度αによって、センサ160aによる前端の検出の前にセンサ160bがシート前端を検出する。したがって、ステッピングモータMは、モータMが作動する前に作動する。
【0027】
一対のイントラックセンサ(in-track sensor)162a及び162bは平面Xの下流に配置される。つまり、イントラックセンサ162a及び162bは、弧状外周部112a及び122aと、アイドラーローラ対154のうちの関連するローラとで各々形成されるニップの下流に配置される。したがって、シートSはニップの制御下に置かれることになる。イントラックセンサ162a及び162bは、例えば、光学型または機械型のいずれでもよい。センサ162aは、(クロストラック方向の)中心線Cの一方の側に配置され、センサ162bは、中心線Cの反対側からほぼ同一距離に配置される。
【0028】
センサ162aは、推進ローラ112によって搬送路Pに沿って搬送されるシートの前端を検出すると、第1ステッピングモータMの作動を停止するために、制御部に送信される信号を生成する。同様に、センサ162bは、推進ローラ122によって搬送路Pに沿って搬送されるシートの前端を検出すると、第2ステッピングモータMの作動を停止するために、制御部に送信される信号を生成する。シートSが搬送路Pに対して傾いている場合、中心線Cの一方の側の前端は、中心線の反対側の前端の検出より先に検出される。
【0029】
第1ステッピングモータMが制御部によって作動を停止させられると、速度は低下して停止する。第1推進ローラ112は角速度0となり第1推進ローラ112の弧状外周部112aとアイドラーローラ対154のうち関連するローラとの間のニップにあるシートの係合部を停止する(図7c参照)。同様に、第2ステッピングモータMが制御部によって作動を停止されると、速度は低下して停止し、第2推進ローラ122は角速度0となり、第2推進ローラ122の弧状外周部122aとアイドラーローラ対154のうち関連するローラとの間のニップにあるシートの係合部を停止させる。図5を再度参照すると、シートSの角度αによって、センサ162aによる前端の検出の前に、センサ162bがシートの前端を検出する。したがって、モータMの作動停止の前に、ステッピングモータMが作動を停止する。したがって、第1推進ローラ112の弧状外周部112aとアイドラーローラ対154のうち関連するローラとの間のニップにあるシート部分が前方に駆動され続ける一方、第2推進ローラ122の弧状外周部122aとアイドラーローラ対154のうち関連するローラとの間のニップにあるシート部分は、ほぼ固定される(すなわち、搬送路Pに沿った方向には移動しない)。その結果、モータMが作動を停止するまで、シートSはほぼその中心Aを中心として回転する。このような角度β(角度αのほぼ余角)の回転によって、シートはまっすぐに揃えられ、搬送路Pに対するシートのスキューが取り除かれて、その前端の位置を適当に調整することができる。
【0030】
シートからスキューが取り除かれると、シート位置合わせ機構100の操作サイクルの第1の部分で上述したように、シートは、続くクロストラックの位置調整と下流位置への位置の合った状態での搬送とのための用意が整う。クロストラック方向に揃えられた(図5参照)一組のセンサ等(位置合わせ機構100の他のセンサを参照し上述のように光学的なもの、機械的なもののいずれか)のセンサ164は、シートSの横縁端を検出し、その位置を示す信号を生成する。
【0031】
センサ164からの信号は制御部220に送信され、操作プログラムによって、シートの中心Aと搬送路Pの中心線Cとの距離(例えば、図5の距離d)が測定される。操作プログラムによって決められた適切な時点で、第1ステッピングモータMと第2ステッピングモータMとを作動させる。その後、第1推進ローラ112及び第2推進ローラ122は回転し始め、下流方向へのシートの搬送を開始する(図7d参照)。ステッピングモータの速度がある速度まで増加し、ローラ組立体102、104、及び106の推進ローラがある角速度で回転し、その弧状外周部の各々の部分に対して所定の周速を与える。この所定の周速は、例えば、ウェブWの速度とほぼ等しい。他の所定の周速が適切である場合に、シートSがウェブに接触するとき、この速度がウェブWの速度と略同一であることが重要である。
【0032】
当然、第3ローラ組立体106の上記連結装置から見ると、第1ステッピングモータMが作動すると第3推進ローラ132の回転も開始する。図7a〜7dから理解されるように、シート位置合わせ機構100の操作サイクルのこの時点まで、第3推進ローラ132の弧状外周部132aはシートSとは接触せず、シートには何ら影響しない。ここで、弧状外周部132aがシートと(弧状外周部132aとアイドラーローラ対156のうちの関連するローラとの間のニップにおいて)係合し、角度が1度回転した後は、第1及び第2推進ローラの各々の弧状外周部112a及び122aはシートと接触しなくなる(図7e)。このように、シートに対する制御は第1及び第2推進ローラの弧状外周部とアイドラーローラ対154とにより形成されたニップから、第3推進ローラの弧状外周部とアイドラーローラ対156とに移され、シートは第3推進ローラ132のみの制御下となり、搬送路Pに沿ってシートは搬送される。
【0033】
シートが第3推進ローラ132のみの制御下となると、所定の時刻に、制御部は第3ステッピングモータMを作動させる。センサ164から受信した信号と制御部220の操作プログラムとに基づき、ステッピングモータMは、前記ベルト・プーリ装置138を介して、第3ローラ組立体106を適切な方向に、かつクロストラック方向に適切な距離だけ駆動する。従って、第3推進ローラ132の弧状外周部とアイドラーローラ対156のうちの関連するローラとの間のニップにあるシートは、クロストラック方向で、シートの中心Aが搬送路Pの中心線Cに一致する位置に推進され、シートの所望のクロストラック位置調整が行われる。
【0034】
第3推進ローラ132は、ウェブに支えられた(carry,支援する、担持)画像Iと位置合わせされた状態で、シート前端がウェブに接触するまで、シートを搬送路Pに沿ってウェブWとほぼ同一の速度で搬送し続ける。この時点で、第3推進ローラ132の角度回転によって、ローラの弧状外周部132aはシートSとの接触が外れる(図7f参照)。第1及び第2推進ローラ112及び122の各々の弧状外周部112a及び122aもシートと接触していないので、シートは、推進ローラの何れかがシートに与える力によって妨害されることなく、ウェブWとともに自在に進む。
【0035】
第1、第2、及び第3推進ローラがシートとの接触を外れたとき、ステッピングモータM、M、及びMは、制御部220が各センサ118、128、及び150から受信した信号に応じて、ある時間作動した後、作動を停止する。上述のように、これらのセンサはホームポジションセンサである。したがって、ステッピングモータの作動を停止すると、第1、第2、及び第3推進ローラは各々そのホームポジションに位置決めされる。したがって、本発明によるシート位置合わせ機構100のローラ組立体102、104、及び106は図7aに示されるように位置決めされ、シート位置合わせ機構においては、次に搬送路Pに沿って搬送されるシートのスキュー補正とクロストラック及びイントラックの位置調整の用意が整う。
【0036】
上述のように、既知のシステムの位置合わせ制御機構は、所定の最適受像体長より長くないシートのみを処理することに限定されている。例えば、上流搬送組立体の分離できないニップとこれらのシステムの位置合わせローラ組立体との間の距離は、17インチ以下の長さのシートを処理するように最適化されている。特に、この距離は、シートが位置合わせ機構のスキュー補正のために停止させられる少し前に、17インチシートの後端が上流ニップから外れるような距離になっている。シートが位置合わせ機構のローラ組立体に係合するまで、上流ニップはシートを駆動する。つまり、シートが位置合わせ機構に係合するまで、これらのニップはシートと係合し、シートを駆動し続けるように、位置合わせ機構に十分近くなければならない。したがって、18インチシートなどの長いシートは、その前端が位置合わせ時に停止させられるとき、その後端はまだ上流ニップに係合しているので、正常には処理できない。その結果、適正な位置合わせが達成されず、シートは歪み、位置合わせシステムにジャムを生じることもある。
【0037】
この課題に対する解決法の1つは、上流ニップを分離可能にすることである。位置合わせ機構が長いシートに係合した後、上流ニップを分離し、シートが位置合わせ処理時に停止させられる前にシートを解放する。しかしながら、このハードウェアの変更では、17インチより長い全てのシートに対してシート毎に上流ニップを分離する必要があるので、理想的ではない。本発明は、上流搬送組立体のハードウェアに変更を加えずに、長いシートの処理を可能にする、位置合わせ制御手順に加える変更を提供する。この変更は、位置合わせ処理のタイミングを制御する位置合わせ速度プロフィールに加えられる。
【0038】
正常な速度プロフィールの時系列を図8に示す。この時系列は、位置合わせ処理において、第1及び第2駆動ローラ112、122の第1及び第2弧状外周部112a及び122aが受像体シートSと係合し、シートSを移動させるときの第1及び第2弧状外周部112a及び122aの周速(circumferential velocity,円周速度)を示す。この処理は、位置合わせ機構が、画像Iがシート接触箇所に対して所定の基準位置にあることを示す基準信号(F−PERF)を受信する時刻Aで始まる。時刻Bで、受像体シートSの前端がニップセンサ160a及び160bによって検出される。このとき、駆動ローラ112及び122は、上述のようにホームポジションにある(図7a参照)。時刻Cでは、外周部112a及び122aが入口速度(entrance speed)210で受像体シートSと係合するように、駆動ローラ112及び122の速度を増加させる。入口速度210は比較的高速であって、受像体シートSはこの速度でイントラックセンサ162a及び162bに向かって移動させられる。例えば、入口速度は約32.5インチ/秒である。時刻Dで、イントラックセンサ162a、162bによってシートが検出される。このとき、シートの速度低下が開始される。受像体シートSのスキュー補正のため、上述のように、2つの駆動ローラ112及び122の速度低下が独立して開始される。時刻Eで、両方の駆動ローラが速度低下を完了すると、受像体シートSは適当な向きになり、スキューは補正される。シートSは、このように所定の最適な停止位置で停止させられる。例えば、最適停止位置は、シートSの前端がニップセンサ160a及び160bの約2.539インチ超える位置としてもよい。
【0039】
時刻Eの後、受像体シートは時刻Fでウェブ速度220に速度増加する前にある期間停止している。ウェブ速度220は、受像体シートSが移動するウェブWに運ばれる速度である。ウェブ速度はウェブWの移動速度とほぼ同一である。例えば、ウェブ速度は約17.68インチ/秒である。時刻Gで、受像体シートSがウェブ速度220に到達したとき、第1及び第2外周部112a及び122aはまだシートSと係合している。第3外周部132aは、まだシートSと係合していない。第1及び第2シャフト108及び120が回転し続けると、第3外周部は時刻HでシートSと係合し、第1及び第2外周部112a及び122aは時刻JでシートSを解放する(図7c〜図7eに示す)。第1及び第2外周部112a及び122aがシートSを解放した後、シートSの駆動は、ある期間、第3ローラ132の外周部132aによってのみ制御される。時刻Nと時刻Uとの間の期間310aの間にクロストラック位置合わせが行われ、この間、シートSは第3外周部132aに制御される。この期間310aは、例えば、約50msである。適当な時刻Zで、受像体シートSは移動するウェブWに接触する。
【0040】
上述の速度プロフィールによると、所定の最適受像体長より長くない受像体シートの正確な位置合わせを行うことができる。本発明によると、より長いシートの位置合わせのために修正された速度プロフィールが提供される。例えば、17インチシートに最適化されたシステムにおいて18インチシートの位置合わせを行うための第1修正速度プロフィールを図9の時系列を参照して論ずる。
【0041】
この第1修正速度プロフィールにおいて、18インチ受像体シートの前端はニップセンサ160a及び160bにより時刻Bで検出される。この時刻Bは、標準速度プロフィール(図8)においてシートSの前端が検出される時刻Bと同一である。しかしながら、駆動ローラ112及び122は、時刻Cで速度増加が開始される前の増加期間の間、それらのホームポジションに保持される。この増加期間は、例えば、約16msである。したがって、上流ニップにより駆動されている18インチシートは、第1及び第2駆動ローラ112及び122の外周部112a及び122aと係合する前に、増加距離を進む。増加距離は、シートがスキュー補正のために速度を低下する前に、上流ニップが18インチシートの後端を解放するのに十分な距離でなければならない。例えば、増加距離(incremental distance,インクレメント距離)は約0.520インチである。同じ理由で、速度低下(ramp-down,ランプダウン)は、時刻D2aでイントラックセンサ162a及び162bによって18インチシートが検出された直後には開始されない。その代わり、速度低下は時刻D2bで開始される。これにより、イントラック検出の後、ある増加期間(incremental period,インクレメント期間)が生じる。この増加期間は、好ましくは、時刻Cの速度増加(ramp-up,ランプアップ)の前に追加された増加期間と等しく、例えば、約16msである。
【0042】
時刻Eで、18インチシートは停止させられ、シートのスキューが補正される。しかし、18インチシートの前端は、所定の最適停止位置よりもある増加距離だけ過ぎている。この増加距離は、好ましくは、上述の増加距離と同一であり、例えば約0.520インチである。18インチシートが適当な時刻Zに移動するウェブWに接触することを確実にするため、時刻Fでウェブ速度220に速度を増加する前に、延長された期間、シートが停止させられる。18インチシートは時刻Gでウェブ速度220に達する。駆動シャフト108及び120が回転を続けると、第3外周部132aが時刻Hでシートと係合し、第1及び第2外周部112a及び122aは時刻Jでシートを解放する。18インチシートはその後、第3外周部132aの制御下となり、時刻Nと時刻Uとの間にクロストラック位置合わせを行うことが可能となる。次いで、18インチシートは適当な時刻Zに、移動するウェブWに接触する。
【0043】
第1修正速度プロフィールにおいて停止期間が延長された結果、クロストラック位置合わせの可能な期間310bが短くなる。例えば、正常プロフィール(図8)の50msの期間310aに比べ、この期間310bは約20msである。これは、第1及び第2外周部112a及び122aが時刻Jで受像体シートを解放するまでクロストラック位置合わせが開始されないことに、一部起因している。第1及び第2外周部112a及び122aが受像体シートを解放する時刻Jは、駆動ローラ112及び122の角度回転量によって決まる。以下に示す表1では、時刻、用紙位置、ローラ回転量の様々な値の例について、標準プロフィール(図8)における各種イベントと第1修正プロフィール(図9)における同様のイベントとを比較している。表1において、「LE」は、受像体シートの前端を示す。各イベントの時刻はms、受像体の前端の位置はインチ、駆動ローラ112及び122の回転角度は度で示す。
【表1】
Figure 0004132778
【0044】
第1修正速度プロフィールによるクロストラック位置調整可能な期間310bの20msは、大きなクロストラック位置ずれ補正には十分ではないかもしれない。したがって、長いシートの位置合わせ時には、クロストラック位置調整の期間がより長く設けられることが望ましい。本発明の別の好ましい実施形態によると、18インチ受像体シートの位置合わせのための第2修正速度プロフィールが提供され、これにより、より長い期間のクロストラック位置調整を行うことが可能となる。この第2修正速度プロフィールについて、図10を参照して論ずる。
【0045】
この第2修正速度プロフィールにおいて、時刻Bにおいて、18インチ受像体シートの前端がニップセンサ160a及び160bにより検出される。この時刻Bは、標準速度プロフィール(図8)及び第1修正速度プロフィール(図9)の時刻Bと同一である。第1修正プロフィールと同様に、駆動ローラ112及び122は、時刻Cで速度増加が開始されるまで、ある増加期間の間、それらのホームポジションに保持される。増加時間は、例えば、約16msである。従って、上流ニップによって駆動されている18インチシートは、第1及び第2駆動ローラ112及び122の外周部112a及び122aに係合する前に、標準プロフィールに従って進む距離に対して、増加された距離を進む。上述のように、増加距離は、スキュー補正のためにシートが速度を低下する前に、上流ニップが18インチシートの後端を解放するのに十分な距離でなければならない。例えば、この増加距離は約0.520インチである。第1修正速度プロフィールと同様、速度低下は、時刻D3aでイントラックセンサ162a及び162bによって18インチシートの前端が検出された直後には開始されない。その代わり、時刻D3bに速度低下を開始し、イントラック検出の後、ある増加期間が設けられる。この増加期間は好ましくは時刻Cにおける速度増加の前の増加期間に等しく、例えば、約16msである。時刻Eで、18インチシートが停止させられ、シートのスキューが補正される。しかし、第1修正プロフィールと同様、18インチシートの前端は、所定の最適停止位置をある増加距離だけ過ぎた位置にある。例えば、この増加距離は約0.520インチである。
【0046】
時刻Fで、18インチシートは、クロストラック検出前速度230まで速度を増加する。クロストラック検出前速度230はウェブ速度220より速く、入口速度210より遅くなるように選択される。例えば、クロストラック検出前速度230は約21.9インチ/秒である。18インチシートは、第3外周部132aが時刻Hにシートと係合し、かつ第1及び第2外周部112a及び122aが時刻Jにシートを解放するのに十分な時間、この比較的高速のクロストラック検出前速度に維持される。これにより以下の2点が達成される。第1に、第1及び第2外周部112a及び122aがシートを解放するので、シートは第3外周部132aの単一制御下となって、クロストラック位置合わせの用意が整う。第2に、比較的高速のクロストラック検出前速度で進むことにより、下流位置に関して、シートを予定より早く移動させることが可能である。これにより当然、クロストラック位置調整が実行される間比較的低速でシートを前進させる、このプロフィールの次のフェーズのための時間が得られる。従って、時刻Kにおいて、受像シートの速度は低速度240に低下する。この低速度240は、好ましくは、ウェブ速度よりもある程度低い速度になるように選択され、例えば、約8.75インチ/秒である。時刻Lでこの低速度240に達するとすぐに、時刻Nでクロストラック位置合わせが開始される。クロストラック位置合わせは、時刻Uの前に完了する。クロストラック位置合わせが実行される期間310cの終了より前に、時刻Qで、受像体シートの速度はウェブ速度220に増加される。ウェブ速度220に達した後、18インチシートは適当な時刻Zで移動するウェブWに接触する。
【0047】
18インチシートは、クロストラック位置合わせ期間310cのほとんどにおいて、比較的低速の低速度240で進むので、この期間310cは第1修正速度プロフィール(図9)によるクロストラック位置合わせの可能な期間310bよりも長くなる。例えば、この第2修正速度プロフィールによるクロストラック位置合わせの可能な期間310cは、約40msである。これにより、第1修正速度プロフィールで可能な範囲より広範囲のクロストラック位置調整が可能となる。
【0048】
以下に示す表2に、第2修正速度プロフィールによる各種イベントの時刻、用紙位置、ローラ回転量の値の例を挙げる。表2において、「LE」は、受像体シートの前端を示す。各イベントの時刻はms、受像体の前端の位置はインチ、駆動ローラ112及び122の角度回転量は度で示す。
【表2】
Figure 0004132778
【0049】
システム動作の僅かな変化と、それに関する許容範囲とのために、クロストラック位置合わせ期間のいずれかの終わりに時間的なバッファを設けることが好ましい。例えば、時刻JとNとの間のバッファ時間は、約16msである。同様に時刻UとZとの間のバッファ時間は約16msである。同様なバッファが、第1修正速度プロフィールの時刻JとNとの間、及び時刻UとZとの間、第2修正速度プロフィールの時刻JとNとの間、及び時刻UとZとの間に保持されることが好ましい。これらのバッファによって、個々の速度プロフィールにおけるクロストラック位置調整に利用可能な期間310a〜310cはより制限される。
【0050】
17インチシートに最適化された位置合わせシステムにおいて18インチシートの位置合わせを容易にする場合の特定の実施形態について述べたが、本発明は他の長さも想定している。例えば、本発明の様々な実施形態により、A4用紙(8.27インチ)に最適化されたシステムにおけるレターサイズ用紙(8.5インチ)の位置合わせ、標準レターサイズ用紙(8.5インチ)に最適化されたシステムにおけるタブ付きレターサイズ用紙(9.0インチ)の位置合わせ、タブ付きレターサイズ用紙(9.0インチ)用に設計されたシステムにおけるJIS−B4用紙(10.12インチ)の位置合わせ、縦おきリーガルサイズ用紙(14.0インチ)に最適化されたシステムにおける縦おきJIS−B4用紙(14.34インチ)の位置合わせ、などのように、最適な長さより長いシートの位置合わせを行うことが可能である。本発明の別の実施形態も、最適な長さよりも長いシートの位置合わせを行いたい場合にも同様に適用される。
【0051】
更に、本発明について、具体的に電子写真装置と方法とを参照して説明してきたが、本発明は移動するシートと画像ベアリング部材との位置合わせが行われる他の分野にも広く適用可能である。
本発明について、好ましい実施形態及び図示例を特に参照して詳細に述べてきたが、本発明の精神及び範囲内で変形や改良が可能であることはもちろんである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、図示を容易にするために一部を除去したシート位置合わせ機構の部分断面側面図である。
【図2】図2は、図示を容易にするために一部を除去もしくは取外した図1のシート位置合わせ機構の斜視図である。
【図3】図3は、図示を容易にするために一部を除去もしくは取外した図1のシート位置合わせ機構の平面図である。
【図4】図4は、図1のシート位置合わせ機構の第3ローラ組立体の正面断面図である。
【図5】図5は、シート搬送路の平面概略図であり、個々のシートが搬送路に沿って搬送されるときの図1のシート位置合わせ機構の動作を示す。
【図6】図6は、図1のシート位置合わせ機構の推進ローラにおける時間−周速プロフィールのグラフ表示である。
【図7】図7a〜図7fは、図1のシート位置合わせ機構の動作の様々な時間での、シート位置合わせ機構の推進ローラの各々の側面図である。
【図8】図8は、既知の位置合わせシステムによる標準位置合わせ速度プロフィールの時系列図である。
【図9】図9は、本発明の好ましい一実施形態による長い受像体シートを処理するための位置合わせ速度プロフィールの時系列図である。
【図10】図10は、本発明の好ましい別の実施形態による長い受像体シートを処理するための位置合わせ速度プロフィールの時系列図である。
【符号の説明】
100 シート位置合わせ機構、102 第1ローラ組立体、104 第2ローラ組立体、106 第3ローラ組立体、110 フレーム、112 第1推進(駆動)ローラ、112a 弧状外周部、122 第2推進(駆動)ローラ、122a 弧状外周部、132 第3推進(駆動)ローラ、132a 弧状外周部、138 プーリ・ベルト装置、154 アイドラーローラ対、160a、160b ニップセンサ、162a、162b イントラックセンサ、210 入口速度、220 ウェブ速度、230 クロストラック検出前速度、240 低速度、310a〜c クロストラック位置合わせ期間、I 画像、R 転写ローラ、P シート搬送路、S シート、T 転写装置、W ウェブ、M 第1ステッピングモータ、M 第2ステッピングモータ、M 第3ステッピングモータ

Claims (25)

  1. 画像ベアリング部材速度で移動する画像ベアリング部材と位置合わせされた関係に、前端と後端とを有する受像体を上流ニップから移動させるための装置であって、
    2以上のモータと、
    前記2以上のモータに対応して搬送路幅方向に並んで設けられ、受像体と係合しつつ駆動することで受像体を下流側に送る2以上の駆動部材であって、互いに独立して駆動することで受像体を前記位置合わせされた関係に移動させる2以上の駆動部材と、
    前記モータと対応する駆動部材とを接続する駆動連結部と、
    受像体が所定の最適受像体長を有する場合に、第1速度プロフィールに従って前記モータを駆動するように作用し、受像体が最適受像体長より長い場合に第2速度プロフィールに従って前記モータを駆動するように作用する制御部と
    を備え、
    前記駆動部材は、受像体と係合する係合ポジションと受像体と係合しないホームポジションとを切替可能であり、
    前記第1速度プロフィールは、前記受像体の前端が、予め規定された位置に到達した場合に、前記駆動部材をホームポジションから係合ポジションに切り替えて駆動させるような速度プロフィールであり、
    前記第2速度プロフィールは、前記受像体の前端が、最適受像体長と受像体の長さとの差分量に応じて規定される増加距離分、前記規定された位置から下流側に離れた位置に到達した際に、前記駆動部材をホームポジションから係合ポジションに切り替えて駆動させるような速度プロフィールである前記装置。
  2. 請求項1に記載の受像体を移動させるための装置であって、
    前記所定の最適受像体長が約17インチであり、前記受像体長が約18インチである装置。
  3. 画像ベアリング部材速度で移動する画像ベアリング部材と位置合わせされた関係に、前端と後端とを有する受像体を上流ニップから移動させるための装置であって、
    2以上のモータと、
    前記2以上のモータに対応して搬送路幅方向に並んで設けられ、受像体と係合しつつ駆動することで受像体を下流側に送る2以上の駆動部材であって、互いに独立して駆動することで受像体を前記位置合わせされた関係に移動させる2以上の駆動部材と、
    前記モータと対応する駆動部材とを接続する駆動連結部材と、
    前記2以上の駆動部材に対応して設けられ、受像体の前端位置を検出する2以上のセンサと、
    受像体が所定の最適受像体長を有する場合に前記モータを第1モードで駆動するように作用し、受像体が所定の最適受像体長よりも長い場合に前記モータを第2モードで駆動するように作用する制御部と
    を備え、
    前記制御部は、第1モードでは、前記上流ニップから少なくとも前記最適受像体長分、下流側に離れた位置である最適停止位置に受像体前端が達したことがセンサで検知された際に当該センサに対応する駆動部材による受像体の送り動作を停止させるように、前記モータを駆動し、かつ、第2モードでは、前記最適停止位置から最適受像体長と受像体の長さとの差分量に応じて規定される増加距離分、下流側に離れた位置である停止位置に受像体前端が達したことがセンサで検知された際に、当該センサに対応する駆動部材による受像体の送り動作を停止させるように前記モータを駆動する前記装置。
  4. 請求項3に記載の受像体を移動させるための装置であって、
    所定の最適受像体長が約17インチであり、受像体の長さが約18インチである装置。
  5. 請求項4に記載の受像体を移動させるための装置であって、
    該増加距離が約0.520インチである装置。
  6. 画像ベアリング部材速度で移動する画像ベアリング部材と位置合わせされた関係に、前端と後端とを有する受像体を上流ニップから移動させるための装置であって、
    2以上のモータと、
    前記2以上のモータに対応して搬送路幅方向に並んで設けられ、受像体と係合しつつ駆動することで受像体を下流側に送る2以上の駆動部材であって、互いに独立して駆動することで受像体を前記位置合わせされた関係に移動させる2以上の駆動部材と、
    前記モータと対応する駆動部材とを接続する駆動連結部と、
    前記2以上の駆動部材それぞれに対応して搬送路幅方向に並んで設けられ、上流側から搬送されてきた受像体の前端位置を検出する2以上のセンサと、
    受像体が所定の最適受像体長を有する場合に前記モータを第1モードで駆動するように作用し、受像体が所定の最適受像体長よりも長い場合に前記モータを第2モードで駆動するように作用する制御部と
    を備え、
    前記制御部は、第1モードでは、前記上流ニップから少なくとも前記最適受像体長分、下流側に離れた位置である最適停止位置に受像体前端が達したことがセンサで検知された際に当該センサに対応する駆動部材による受像体の送り動作を停止させるような第1速度プロフィールに従って前記モータ駆動し、かつ、
    第2モードでは、前記受像体の長さと前記最適受像体長との差分量に応じて設定される増加距離分、前記最適停止位置から下流側に離れた位置である停止位置に受像体前端が達したことがセンサで検知された際に当該センサに対応する駆動部材による受像体の送り動作を停止させるような第2速度プロフィールに従って前記モータを駆動する前記装置。
  7. 前端と後端とを有し、所定の最適受像体長より長い受像体を、画像ベアリング部材速度で移動する画像ベアリング部材と位置合わせされた関係に、上流ニップから移動させるための装置であって、
    2以上のモータと、
    前記2以上のモータに対応して搬送路幅方向に並んで設けられ、受像体と係合しつつ駆動することで受像体を下流側に送る2以上の駆動部材であって、互いに独立して駆動することで受像体を前記位置合わせされた関係に移動させる2以上の駆動部材と、
    前記モータと対応する駆動部材とを接続する駆動連結部と、
    前記2以上の駆動部材それぞれに対応して搬送路幅方向に並んで設けられ、上流側から搬送されてきた受像体の前端を検出する2以上のセンサと、
    前記モータを駆動して、
    (1)最適受像体長を有する受像体に合わせて予め規定された位置に前記長い受像体の前端が到達したことが前記センサで検出されてから、さらに、最適受像体長と受像体の長さとの差分量に応じて規定される増加期間が経過した際に、当該センサに対応する駆動部材をホームポジションから係合ポジションに切り替えて駆動させ、
    (2)前記上流ニップから前記最適受像体長分、下流側に離れた最適停止位置に前記長い受像体の前端が到達したことが前記センサで検出されてから、さらに、前記増加期間が経過した際に、当該センサに対応する駆動部材を一時停止させ、その後
    (3)画像ベアリング部材速度と実質的に同一の速度で、前記長い受像体を画像ベアリング部材に送るように前記駆動部材を駆動させる制御部とを備えた前記装置。
  8. 前端と後端とを有し、所定の最適受像体長より長い受像体を、画像ベアリング部材速度で移動する移動画像ベアリング部材と位置合わせされた関係に、上流ニップから移動させるための装置であって、
    搬送路幅方向に並んで設けられ、受像体と係合しつつ駆動することで受像体を下流側に送る2以上の第一駆動部材と、
    前記2以上の第一駆動部材と搬送路幅方向に並んで設けられ、受像体と係合しつつ駆動することで受像体を下流側に送るとともに、その状態で搬送路幅方向に移動することで受像体を搬送路幅方向に移動させる第二駆動部材と、
    前記第一駆動部材および第二駆動部材それぞれに対応して設けられたモータと、
    前記モータと対応する駆動部材とを接続する駆動連結部材と、
    前記2以上の第一駆動部材に対応して設けられ、受像体の前端位置を検出する2以上のセンサと、
    前記モータの駆動を制御する制御部と
    を備え、
    前記第一駆動部材および第二駆動部材は、受像体と係合する係合ポジションと受像体と係合しないホームポジションとを切替可能であり、
    前記制御部は、
    (1)最適受像体長を有する受像体に合わせて予め規定された位置に前記長い受像体の前端が到達したことが前記センサで検出されてから、さらに、最適受像体長と受像体の長さとの差分量に応じて規定される増加期間が経過した際に、第二駆動部材をホームポジションにした状態で、当該センサに対応する第一駆動部材をホームポジションから係合ポジションに切り替えて駆動させ、
    (2)前記上流ニップから前記最適受像体長分、下流側に離れた最適停止位置に前記長い受像体の前端が到達したことが前記センサで検出されてから、さらに、前記増加期間が経過した際に、当該センサに対応する第一駆動部材を一時停止させ、
    (3)第一駆動部材をホームポジションで維持した状態で、第二駆動部材を、係合ポジションに切り替えて、画像ベアリング部材速度よりも低い速度で駆動しつつ搬送路幅方向に移動させて受像体のクロストラック位置合わせを行い、その後、
    (4)画像ベアリング部材速度と実質的に同一の速度で受像体を画像ベアリング部材に運ぶように、前記モータを制御する前記装置。
  9. 前端と後端とを有し、所定の最適受像体長より長い受像体を、画像ベアリング部材速度で移動する移動画像ベアリング部材と位置合わせされた関係に、上流ニップから移動させるための装置であって、
    モータと、
    受像体と係合する係合ポジションと、受像体と係合しないホームポジションとに切替可能な駆動組組立体であって、前記受像体と係合した状態で駆動することで当該受像体を下流側に送る駆動組立体と、
    前記モータと駆動組立体とを接続する駆動連結部と、
    前記上流ニップから、少なくても最適受像体長分、下流側に離れた最適停止位置に受像体の前端が到達したことを検出するセンサと、
    前記モータを駆動制御して、
    (1)前記センサで受像体の前端が検出されてから、さらに、最適受像体長と受像体の長さとの差分量に応じて規定される増加期間が経過するまで、前記駆動組立体をホームポジションに維持した後
    (2)前記駆動組立体を、係合ポジションに切り替えて駆動させつつ搬送路幅方向に移動させることで受像体のクロストラック位置合わせを行った後、
    (3)画像ベアリング部材速度と実質的に同一の速度で、受像体を画像ベアリング部材に運ぶように作用する制御部とを備えた前記装置。
  10. 請求項9に記載の受像体を移動させるための装置であって、
    前記所定の最適受像体長が約17インチであり、受像体が約18インチの長さである装置。
  11. 請求項10に記載の受像体を移動させるための装置であって、
    前記増加期間が約16msである装置。
  12. 前端と後端とを有し、所定の最適受像体長より長い受像体を、画像ベアリング部材速度で移動する画像ベアリング部材と位置合わせされた関係に、上流ニップから移動させるための装置であって、
    モータと、
    受像体と係合する係合ポジションと、受像体と係合しないホームポジションとに切替可 能な駆動組組立体であって、前記受像体と係合した状態で駆動することで当該受像体を下流側に送る駆動組立体と、
    前記モータと駆動組立体とを接続する駆動連結部と、
    前記上流ニップから、少なくても最適受像体長分、下流側に離れた最適停止位置に受像体の前端が到達したことを検出するセンサと、
    前記モータを駆動制御して、
    (1)前記センサで受像体の前端が検出されてから、さらに、最適受像体長と受像体の長さとの差分量に応じて規定される増加期間が経過するまでの第1期間の間、前記駆動組立体をホームポジションに維持した後、
    (2)受像体を一時停止させ、
    (3)受像体を画像ベアリング速度よりも高い速度に加速させ、
    (4)クロストラック位置合わせを完了するのに十分な第2期間の間、前記駆動組立体を、係合ポジションに切り替えて画像ベアリング部材速度よりも低い速度で駆動させつつ搬送路幅方向に移動させることで受像体のクロストラック位置合わせを行い、その後
    (5)画像ベアリング部材速度と実質的に同一の速度で、受像体を画像ベアリング部材に運ぶように作用する制御部とを備えた前記装置。
  13. 画像ベアリング部材速度で移動する移動画像ベアリング部材と位置合わせされた関係に、前端と後端とを有する受像体を上流係合ニップから移動させるための方法であって、
    2以上のモータと、前記2以上のモータに対応して搬送路幅方向に並んで設けられ、受像体と係合しつつ駆動することで受像体を下流側に送る2以上の駆動部材であって互いに独立して駆動することで受像体を前記位置合わせされた関係に移動させる2以上の駆動部材と、前記モータと対応する駆動部材とを接続する駆動連結部と、を設けるステップと、
    前記モータを駆動するように作用する制御部を設けるステップと、
    受像体が所定の最適受像体長を有する場合には、第1速度プロフィールに従って前記制御部を動作させ、受像体が最適受像体長より長い場合には、第2速度プロフィールに従って前記制御部を動作させるステップと
    を備え、
    前記駆動部材は、受像体と係合する係合ポジションと受像体と係合しないホームポジションとを切替可能であり、
    前記第1速度プロフィールは、前記受像体の前端が、予め規定された位置に到達した場合に、前記駆動部材をホームポジションから係合ポジションに切り替えて駆動させるような速度プロフィールであり、
    前記第2速度プロフィールは、前記受像体の前端が、最適受像体長と受像体の長さとの差分量に応じて規定される増加距離分、前記規定された位置から下流側に離れた位置に到達した際に、前記駆動部材をホームポジションから係合ポジションに切り替えて駆動させるような速度プロフィールである前記方法。
  14. 請求項13に記載の受像体を移動させるための方法であって、
    所定の最適受像体長が約17インチであり、受像体が約18インチの長さである方法。
  15. 画像ベアリング部材速度で移動する移動画像ベアリング部材と位置合わせされた関係に、前端と後端とを有する受像体を上流係合ニップから移動させるための方法であって、
    2以上のモータと、前記2以上のモータに対応して搬送路幅方向に並んで設けられ、受像体と係合しつつ駆動することで受像体を下流側に送る2以上の駆動部材であって互いに独立して駆動することで受像体を前記位置合わせされた関係に移動させる2以上の駆動部材と、前記モータと対応する駆動部材とを接続する駆動連結部材と、前記2以上の駆動部材に対応して設けられて受像体の前端位置を検出する2以上のセンサと、を設けるステップと、
    前記モータを駆動するように作用する制御部を設けるステップと、
    受像体が所定の最適受像体長を有する場合に前記モータを第1モードで制御部を動作 せ、受像体が所定の最適受像体長よりも長い場合に前記モータを第2モードで制御部を動作させるステップと
    を含み、
    第1モードでは、前記上流ニップから少なくとも前記最適受像体長分、下流側に離れた位置である最適停止位置に受像体前端が達したことがセンサで検知された際に当該センサに対応する駆動部材による受像体の送り動作を停止させるように、制御部は前記モータを駆動し、かつ、第2モードでは、前記最適停止位置から最適受像体長と受像体の長さとの差分量に応じて規定される増加距離分、下流側に離れた位置である停止位置に受像体前端が達したことがセンサで検知された際に、当該センサに対応する駆動部材による受像体の送り動作を停止させるように制御部は前記モータを駆動する前記方法。
  16. 請求項15に記載の受像体を移動させるための方法であって、
    所定の最適受像体長が約17インチであり、受像体の長さが約18インチである方法。
  17. 請求項16に記載の受像体を移動させるための方法であって、
    増加距離が約0.520インチである方法。
  18. 画像ベアリング部材速度で移動する移動画像ベアリング部材と位置合わせされた関係に、前端と後端とを有する受像体を上流係合ニップから移動させるための方法であって、
    2以上のモータと、前記2以上のモータに対応して搬送路幅方向に並んで設けられ、受像体と係合しつつ駆動することで受像体を下流側に送る2以上の駆動部材であって、互いに独立して駆動することで受像体を前記位置合わせされた関係に移動させる2以上の駆動部材と、前記モータと対応する駆動部材とを接続する駆動連結部と、前記2以上の駆動部材それぞれに対応して搬送路幅方向に並んで設けられ、上流側から搬送されてきた受像体の前端位置を検出する2以上のセンサと、設けるステップと、
    前記モータを駆動するように作用する制御部を設けるステップと、
    受像体が所定の最適受像体長を有する場合に第1モードで制御部を動作させ、受像体が所定の最適受像体長よりも長い場合に第2モードで制御部を動作させるステップと
    を含み、
    前記制御部は、第1モードでは、前記上流ニップから少なくとも前記最適受像体長分、下流側に離れた位置である最適停止位置に受像体前端が達したことがセンサで検知された際に当該センサに対応する駆動部材による受像体の送り動作を停止させるような第1速度プロフィールに従って前記モータを駆動し、かつ、第2モードでは、前記受像体の長さと前記最適受像体長との差分量に応じて設定される増加距離分、前記最適停止位置から下流側に離れた位置である停止位置に受像体前端が達したことがセンサで検知された際に当該センサに対応する駆動部材による受像体の送り動作を停止させるような第2速度プロフィールに従って前記モータを駆動する前記方法。
  19. 前端と後端とを有し、所定の最適受像体長より長い受像体を、画像ベアリング部材速度で移動する画像ベアリング部材と位置合わせされた関係に、上流ニップから移動させるための方法であって、
    搬送路幅方向に並んで設けられた2以上の駆動部材それぞれに対応して設けられたセンサによって受像体の前端を検出するステップと、
    最適受像体長を有する受像体に合わせて予め規定された位置に前記長い受像体の前端が到達したことが前記センサで検出されてから、さらに、最適受像体長と受像体の長さとの差分量に応じて規定される増加期間が経過した際に、当該センサに対応する駆動部材を受像体に係合させて駆動させるステップと、
    前記上流ニップから前記最適受像体長分、下流側に離れた最適停止位置に前記長い受像体の前端が到達したことが前記センサで検出されてから、さらに、前記増加期間が経過した際に、当該センサに対応する駆動部材を一時停止させるステップと、
    画像ベアリング部材速度と実質的に同一の速度で、前記長い受像体を画像ベアリング部材に送るように前記駆動部材を駆動させるステップとを含む前記方法。
  20. 請求項19に記載の受像体を移動させるための方法であって、
    駆動部材を一時停止させた後、受像体を画像ベアリング部材速度よりも高い速度に加速させるステップと、
    受像体を画像ベアリング部材に運ぶ前にクロストラック位置合わせを完了するのに十分な期間の間、画像ベアリング部材速度よりも低い速度に受像体を減速させるステップとをさらに含む方法。
  21. 請求項19に記載の受像体を移動させるための方法であって、
    所定の最適受像体長が約17インチであって、受像体の長さが約18インチである方法。
  22. 請求項21に記載の受像体を移動させるための方法であって、
    増加距離が約0.520インチである方法。
  23. 前端と後端とを有し、所定の最適受像体長さよりも長い受像体を、画像ベアリング部材速度で移動する移動画像ベアリング部材と位置合わせされた関係に、上流係合ニップから移動させる際に用いられ、受像体係合する係合ポジションと受像体と係合しないホームポジションとに切替可能な駆動組立体の使用方法であって、
    前記上流ニップから、少なくても最適受像体長分、下流側に離れた最適停止位置に受像体の前端が到達したことを検出するセンサによって受像体の前端を検出するステップと、
    前記センサで検出されてから、最適受像体長と受像体の長さとの差分量に応じて規定される増加期間が経過するまでの間、前記駆動組立体を該ホームポジションに維持するステップと、
    前記駆動組立体を、係合ポジションに切り替えて駆動させつつ搬送路幅方向に移動させることで受像体のクロストラック位置合わせを行うステップと、
    前記駆動組立体を駆動して、画像ベアリング部材速度と実質的に同一の速度で、受像体を画像ベアリング部材に運ぶステップとを含む前記方法。
  24. 請求項23に記載の受像体を移動させるための駆動組立体の使用方法において、
    所定の最適受像体長さは約17インチであり、受像体の長さは約18インチである方法。
  25. 請求項24に記載の受像体を移動させるための駆動組立体の使用方法において、
    増加期間が約16msである方法。
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