JP4132044B2 - クランプ - Google Patents

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Description

本発明は、取付部品の組み付け保持に使用されるクランプに関する。
従来、例えば自動車等の産業機器では、取付部品を所定の取付位置に組み付け保持する治具の一種としてクランプが使用されている。一例として、内燃機関(エンジン)に燃料を噴射供給するためのインジェクタ(取付部品)をデリバリパイプとシリンダヘッドとの間に組み付ける際には、特許文献1に記載のようなクランプが使用されている。この特許文献1に記載のクランプは、薄板状の金属からなる板ばねにて一体形成されており、平面視略U字形状をなす第1の腕部(上側の腕部)と、第1の腕部の下方に位置して同じく平面視略U字形状をなす第2の腕部(下側の腕部)と、第1の腕部及び第2の腕部の各中央部分を上下方向において連結する縦板状の連結部とを備えている。そして、このクランプの使用態様については、デリバリパイプとシリンダヘッドとの間にインジェクタを組み付けた後、第1の腕部がデリバリパイプの取付端部の外周面を弾性的に挟持すると共に、第2の腕部がインジェクタの胴部外周面を弾性的に挟持するように、側方からデリバリパイプ及びインジェクタにクランプを係合させるものとしている。従って、この特許文献1のクランプによれば、取付部品たるインジェクタを第1の腕部及び第2の腕部の弾性的な挟持力によりデリバリパイプからの抜け防止及び回り止めを図りつつデリバリパイプとシリンダヘッドとの間の所定の取付位置に組み付け保持できるものとされている。
特開平9−100758号公報(請求項1、図1、図2)
しかしながら、上記特許文献1に記載のクランプでは次のような問題があった。即ち、一般に産業機器では機器の駆動に伴い各部品に対して振動や荷重等が加わることがある。例えばデリバリパイプとシリンダヘッドとの間に組み付け保持されたインジェクタにも、特に内燃機関(エンジン)の始動時には、シリンダヘッド内の燃焼室から高い燃焼圧が加わり、この燃焼圧はインジェクタを上方(つまり、インジェクタを取付位置から位置ズレさせる方向)へ移動させる荷重として働くことになる。しかし、このような場合に、前記インジェクタに対しては当該インジェクタの胴部外周面を第2の腕部が弾性的に挟持するだけの係合関係しか有しないクランプでは、前記上方への荷重に対向してインジェクタをその取付位置に保持させることができなかった。
即ち、前記クランプは、第1の腕部がデリバリパイプの取付端部の外周面を弾性的に挟持すると共に、第2の腕部がインジェクタの胴部外周面を弾性的に挟持することにより、インジェクタをデリバリパイプとの相対的な位置関係では位置ズレ防止する機能を果たしているといえる。しかし、シリンダヘッドとの相対的な位置関係では、インジェクタを、前記燃焼圧に基づく上方への荷重に対抗してシリンダヘッド側へ押圧保持するような機能までは特に有していなかった。そのため、インジェクタには始動時毎に(即ち、頻繁に)上方への荷重が伝搬し、その伝搬した荷重によってインジェクタがデリバリパイプとシリンダヘッドとの間で振動する結果、インジェクタの燃料噴射側端部(下端部)と当該端部が嵌入されるシリンダヘッドのインジェクタ取付孔との間のシール構造が確保できなくなるという虞があった。換言すると、取付部品(インジェクタ)が、組み付け相手となる他の部品又は部材(シリンダヘッド)との相対的な位置関係において、本来的に想定された取付位置から位置ズレすることにより、当該取付部品(インジェクタ)における本来的な機能を阻害されるという問題があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、取付部品に対して本来的に想定された所定の取付位置から位置ズレさせる方向への荷重が加わった場合でも、当該荷重に対抗して取付部品を所定の取付位置に確実に組み付け保持することができるクランプを提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、取付部品の側面に対して弾性的に当接係合する左右の腕部と両腕部間を連結する連結部とを有し、前記左右の腕部を取付部品の側面に係合させた状態で当該取付部品を所定の取付位置に対して当該取付位置から左右方向と直交する所定の軸線方向への移動を規制しつつ組み付け保持可能とされたクランプにおいて、前記左右の腕部は、前記軸線方向に所定間隔をおいて列設される複数列の平行に延びた梁部をそれぞれ有し、各列の梁部が前記軸線方向へは蛇行状に連なるように形成され、前記連結部は、右側腕部及び左側腕部における各列の梁部同士のうち少なくとも一列の梁部同士であって前記軸線方向において互いに同じ列位置となる梁部同士を連結する連結梁部として形成され、前記左右の腕部及び連結部のうち少なくとも左右の腕部の部分は弾性材料で形成され、前記連結梁部の中央が幅狭で左右の腕部に近づくにつれて幅広になるように形成されていることを要旨とする。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のクランプにおいて、前記右側腕部と左側腕部とは、互いに対称形状をなすように形成されていることを要旨とする。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のクランプにおいて、前記右側腕部と左側腕部とは、全列の梁部同士が連結梁部を介してそれぞれ連結されていることを要旨とする。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3のうち何れか一項に記載のクランプにおいて、前記各腕部又は連結部には、左右の腕部を取付部品の側面に係合させた場合において当該取付部品の所定部位と位置決め態様で係合する位置決め部が形成されていることを要旨とする。
また、請求項5に記載の発明は、請求項1〜請求項4のうち何れか一項に記載のクランプにおいて、前記取付部品は、前記取付位置が設定された第1の取付部と当該第1の取付部の前記取付位置から前記軸線方向へ一定距離をおいて位置する第2の取付部との間に、当該取付部品の一方端部が前記第1の取付部に取着されると共に他方端部が前記第2の取付部に取着される組み付け態様とされるものであって、前記左右の腕部が取付部品の側面に係合した状態において、当該左右の腕部は、各列の梁部のうち最も第1の取付部側に位置する梁部が取付部品の所定部位に対して当該取付部品の第2の取付部側への移動を規制するように当接係合する一方、前記各列の梁部のうち最も第2の取付部側に位置する梁部が当該第2の取付部に対して第1の取付部側から当接係合するように構成されていることを要旨とする。
また、請求項6に記載の発明は、請求項5に記載のクランプにおいて、前記各腕部又は連結部には、左右の腕部を取付部品の側面に係合させた場合において前記第2の取付部の所定部位と位置決め態様で係合する位置決め部が形成されていることを要旨とする。
また、請求項7に記載の発明は、請求項1〜請求項6のうち何れか一項に記載のクランプにおいて、前記連結梁部は、その上辺及び下辺の各中央部に肉取り部が凹み形成されていることを要旨とする。
また、請求項8に記載の発明は、取付部品の側面に対して弾性的に当接係合する左右の腕部と両腕部間を連結する連結部とを有し、前記左右の腕部を取付部品の側面に係合させた状態で当該取付部品を所定の取付位置に対して当該取付位置から左右方向と直交する所定の軸線方向への移動を規制しつつ組み付け保持可能とされたクランプにおいて、前記左右の腕部は、前記軸線方向に所定間隔をおいて列設される複数列の平行に延びた梁部をそれぞれ有し、各列の梁部が前記軸線方向へは蛇行状に連なるように形成され、前記連結部は、右側腕部及び左側腕部における各列の梁部同士のうち少なくとも一列の梁部同士であって前記軸線方向において互いに同じ列位置となる梁部同士を連結する連結梁部として形成され、前記左右の腕部及び連結部のうち少なくとも左右の腕部の部分は弾性材料で形成され、前記梁部には、該梁部の列設方向において隣接する梁部に向けて突出する凸部が形成されていることを要旨とする。
また、請求項9に記載の発明は、取付部品の側面に対して弾性的に当接係合する左右の腕部と両腕部間を連結する連結部とを有し、前記左右の腕部を取付部品の側面に係合させた状態で当該取付部品を所定の取付位置に対して当該取付位置から左右方向と直交する所定の軸線方向への移動を規制しつつ組み付け保持可能とされたクランプにおいて、前記左右の腕部は、前記軸線方向に所定間隔をおいて列設される複数列の梁部をそれぞれ有し、各列の梁部が前記軸線方向へは蛇行状に連なるように形成され、前記連結部は、右側腕部及び左側腕部における各列の梁部同士のうち少なくとも一列の梁部同士であって前記軸線方向において互いに同じ列位置となる梁部同士を連結する連結梁部として形成され、前記左右の腕部及び連結部のうち少なくとも左右の腕部の部分は弾性材料で形成され、前記梁部の列設方向において隣接する梁部同士の間にはスリットが設けられ、前記軸線方向における幅寸法が各梁部の連結梁部側から反連結梁部側にかけて徐々に増大するスリットと、前記軸線方向における幅寸法が各梁部の連結梁部側から反連結梁部側にかけて徐々に減少するスリットとが前記梁部の列設方向において交互に配設されていることを要旨とする。
本発明によれば、取付部品に対して本来的に想定された所定の取付位置から位置ズレさせる方向への荷重が加わった場合でも、当該荷重に対抗して取付部品を所定の取付位置に確実に組み付け保持することができ、当該取付部品における本来的な機能を良好に発揮させることができる。
以下、本発明を、産業機器の一種である自動車の内燃機関(エンジン)において、デリバリパイプとシリンダヘッドとの間にインジェクタを組み付ける際に使用するクランプに具体化した一実施形態を図1〜図9に従って説明する。
図1に示すように、本実施形態における自動車の内燃機関10は、シリンダヘッド11と、該シリンダヘッド11から一定距離を隔てた上方位置に固定配置される燃料供給用のデリバリパイプ12、及びシリンダヘッド11とデリバリパイプ12との間に組み付けられる燃料噴射用のインジェクタ(取付部品)13を備えている。シリンダヘッド11には燃焼室14が内部に形成されると共に、インジェクタ13の取付位置となる取付孔15が燃焼室14と連通するように形成されている。従って、本実施形態では、前記取付孔15が形成されたシリンダヘッド11(より具体的には取付孔15の形成部位)が取付部品たるインジェクタ13の一方端部(下端部)を取着する第1の取付部とされている。また、前記取付孔15内には、小径段部16と大径段部17とが、燃焼室14側となる下側に小径段部16が位置し、燃焼室14の反対側となる上側に大径段部17が位置するように形成されている。
また、前記デリバリパイプ12は、図1に示すように固定用ボルトBを介してシリンダヘッド11の上方位置に固定支持される構成とされており、前記シリンダヘッド11における取付孔15と位置対応する部位、即ち、インジェクタ13の中心軸線上に位置する部位には、インジェクタ13の他方端部(上端部)を取着する取付端部18が形成されている。そして、この取付端部18の下面には、デリバリパイプ12内の燃料供給路19に連通する挿入口(図示略)が開口形成されると共に、取付端部18の下端部外周縁には側面視矩形状をなす凹部(所定部位)20が一つ形成されている。従って、本実施形態では、前記挿入口が形成されたデリバリパイプ12における取付端部18が取付部品たるインジェクタ13の他方端部(上端部)を取着する第2の取付部とされている。
一方、前記インジェクタ13は円筒状をなす胴部21を備えており、その胴部21には当該インジェクタ13の軸線方向において下端部寄りとなる部位に鍔部22が形成されている。また、その鍔部22の上面側には、前記デリバリパイプ12の取付端部18に形成された凹部20と略同一形状をなす凸部(所定部位)23が形成されている。そして、インジェクタ13は、燃料吸込側端部となる上端部(図1において破線で示す)24をデリバリパイプ12における取付端部18の挿入口に挿入支持されると共に、燃料噴射側端部となる下端部25をシリンダヘッド11の取付孔15に前記各段部16,17に気密を図るためのガスケット26を介在させた状態で挿入支持されている。なお、インジェクタ13は、その下端部25が前記取付孔15に挿入支持された状態において、前記鍔部22が取付孔15内の大径段部17にガスケット26を介して係合支持されることになる。そして、上記のようにシリンダヘッド11とデリバリパイプ12との間に組み付けられたインジェクタ13の胴部21の外周面に対して図2〜図9に示す形態のクランプ30が装着されている。
前記クランプ30は、薄板状をなす金属からなる板ばねであって、平板状ばね素材から図3に示すような形状に打ち抜き加工された加工前クランプ30aが中心線aを境として左右対称となるように曲げ加工されることにより一体形成されている。従って、図2及び図4〜図9に示すように曲げ加工された後のクランプ30は、当該クランプ30を前記インジェクタ13の胴部21に装着した場合に、当該胴部21外周面(側面)に対して弾性的に当接係合する左右の腕部(右側腕部50と左側腕部60)と、右側腕部50と左側腕部60とを連結する連結部70とを備えた構成とされる。なお、図3〜図5、図8、図9において上下方向に延びる左右一対の破線は、クランプ30における右側腕部50と左側腕部60及び連結部70とのそれぞれの境界を表示するために付したものである。
前記右側腕部50は、図1〜図9からも理解されるように、クランプ30をインジェクタ13に装着した場合に当該インジェクタ13の中心軸線と平行になる所定の軸線P方向に所定間隔をおいて列設される複数列(本実施形態では6列)の梁部35〜40を備えている。各列の梁部35〜40は、前記軸線P方向と直交する方向へ平行に延びるように設けられており、且つ、前記軸線P方向へは蛇行状に連なるように形成されている。なお、本実施形態では、図1に示す組み付け時にデリバリパイプ12側となる上側からシリンダヘッド11側となる下側へ向って、各梁部35〜40の列位置が、梁部35→梁部36→梁部37→梁部38→梁部39→梁部40の順番となるように形成されている。以後、図1に示す組み付け状態において、デリバリパイプ12側となる方向のことを上方、シリンダヘッド11側となる方向のことを下方として説明する。
前記左側腕部60は、前記右側腕部50との対比において前記中心線aを境とした左右対称の形状をしている。従って、前記右側腕部50の場合と同様に、前記所定の軸線P方向に所定間隔をおいて列設される複数列(本実施形態では6列)の梁部41〜46を備えている。また同様に、各列の梁部41〜46は、前記軸線P方向と直交する方向へ平行に延びるように設けられており、且つ、前記軸線P方向へは蛇行状に連なるように形成されている。そして、図1に示す組み付け時にデリバリパイプ12側となる上側からシリンダヘッド11側となる下側へ向って、各梁部41〜46の列位置が、梁部41→梁部42→梁部43→梁部44→梁部45→梁部46の順番となるように形成されている。
一方、前記連結部70は、前記右側腕部50及び左側腕部60における各列の梁部35〜40,41〜46同士を連結する複数(本実施形態では4つ)の連結梁部31〜34により構成されている。連結梁部31は、右側腕部50において列位置が最も上側の梁部35と左側腕部60において列位置が最も上側の梁部41とを連結している。連結梁部32は、右側腕部50において列位置が上から2番目と3番目となる2つの梁部36,37と左側腕部60において列位置が上から2番目と3番目となる2つの梁部42,43とを連結している。連結梁部33は、右側腕部50において列位置が上から4番目と5番目となる2つの梁部38,39と左側腕部60において列位置が上から4番目と5番目となる2つの梁部44,45とを連結している。連結梁部34は、右側腕部50において列位置が最も下側の梁部40と左側腕部60において列位置が最も下側の梁部46とを連結している。即ち、各連結梁部31〜34は、右側腕部50及び左側腕部60における全列の梁部35〜40,41〜46について、前記軸線P方向において互いに同じ列位置となる梁部35〜40,41〜46同士を連結するように構成されている。
また、前記各連結梁部31〜34のうち、前記軸線P方向において列位置が最も上側の両梁部35,41同士を連結する最上端の連結梁部31のほぼ中央部には、前記デリバリパイプ12における取付端部18に形成されている凹部20と嵌合係止可能な凸部47が上方へ向けて突出形成されている。また、前記各連結梁部31〜34のうち、前記軸線P方向において列位置が最も下側の両梁部40,46同士を連結する最下端の連結梁部34のほぼ中央部には、前記インジェクタ13の鍔部22に形成されている凸部23と嵌合係止可能な凹部48が形成されている。前記凸部47と凹部48とは前記軸線P方向に沿う同一線上に位置するように形成されており、本実施形態では前記凸部47と凹部48とが位置決め部を構成している。さらに、前記各連結梁部31〜34のうち、内側に位置する残り2つの連結梁部32,33には、それぞれの上辺及び下辺の各中央部に肉取り部32a,32b,33a,33bが凹み形成されており、これらの各肉取り部32a,32b,33a,33bの形成により、前記各連結梁部32,33はそれぞれの中央部がくびれた形状となっている。
また、図2及び図3から理解されるように、前記梁部35,41と梁部36,42との間には長孔からなるスリット80が形成されている。そして、前記梁部37,43と梁部38,44との間、及び、梁部39,45と梁部40,46との間にも、同様に長孔からなるスリット81,82がそれぞれ形成されている。一方、前記梁部36と梁部37との間には切欠からなるスリット83が形成されている。そして、前記梁部38と梁部39との間、前記梁部42と梁部43との間、及び、前記梁部44と梁部45との間にも、同様に切欠からなるスリット84,85,86がそれぞれ形成されている。即ち、これらの各スリット80〜86により前記各梁部35〜40,41〜46は、前記軸線P方向に所定間隔をおいて列設されることになる。
次に、前記クランプ30の製造方法を説明する。
まず、パンチとダイスを備える公知の打ち抜き装置によって薄板鋼(平板状ばね素材)から図3に示す形状の加工前クランプ30aを打ち抜き加工する。図3からも理解されるように、この加工前クランプ30aには、中心線aと直交する方向に延びる長孔が中心線aに沿う方向に3つ並んで形成されると共に、左辺及び右辺からそれぞれ2つずつの切欠が中心線aに向けて当該中心線aまで達しない切欠深さで形成されている。これらの各長孔及び各切欠は、加工前クランプ30aをクランプ30に曲げ加工したときに、それぞれ前記各スリット80〜86となるものであり、前記各長孔によってスリット80〜82が構成され、前記各切欠によってスリット83〜86が構成されることになる。
次に、曲げ加工する際の芯材となる断面外郭形状が略馬蹄形状の棒状マンドレル(図示略)を所定位置に配置する。なお、この場合の棒状マンドレルとしては、軸方向中央部の外側面(馬蹄形状の基端部となる位置)に円柱状突起が形成されたものを使用する。そして、前記加工前クランプ30aの中心線aが棒状マンドレルの軸線と同一線上になるようにして、前記スリット81の中心部分(連結梁部32の肉取り部32bと連結梁部33の肉取り部33aとで囲まれた部分)を前記マンドレルの円柱状突起に合わせてはめる。そして、その状態から前記中心線aを境として図3における左右両側から紙面後方へ反らす方向へ加工前クランプ30a全体に曲げ加工を施す。すると、図2(及び図8)に示すような断面形状が略馬蹄形状のクランプ30が立体成形される。その後、このように立体成形されたクランプ30にばね特性を付与するために熱処理する。すると、クランプ30には、左右の腕部50,60が所定圧でもって取付部品たるインジェクタ13の胴部21の外周面に弾性的に当接係合する径方向ばね特性と、前記各腕部50,60の梁部35〜40,41〜46が前記軸線P方向への収縮荷重に対向する軸方向ばね特性とが付与されることになる。このようにして、前記左右の腕部50,60及び連結部70が弾性材料にて構成されたクランプ30が製造される。
次に、以上のように構成されたクランプ30の使用方法を説明する。
まず、クランプ30の連結梁部34に形成された凹部48とインジェクタ13の鍔部22に形成された凸部23とが嵌合するように、クランプ30をインジェクタ13の胴部21に上端部24側から装着する。なお、その際には、クランプ30の左右の腕部50,60がインジェクタ13の胴部21に対して弾性的に当接係合することになる。また、このクランプ30をインジェクタ13の胴部21に装着する作業を、例えばロボットのアーム等によってクランプ30をインジェクタ13の上端部24側から嵌入させるようにすれば、装着作業を良好に実施できる。そして次に、クランプ30を装着した状態にあるインジェクタ13を、クランプ30の連結梁部31に形成された凸部47とデリバリパイプ12の取付端部18の凹部20とが嵌合するように、また、インジェクタ13の上端部24が前記取付端部18の挿入口に嵌合するようにして、デリバリパイプ12の取付端部18に組み付ける。そして最後に、インジェクタ13の下端部25をシリンダヘッド11の取付孔15に嵌合させるように、デリバリパイプ12をシリンダヘッド11に固定用ボルトBを介して組み付け固定する。
すると、クランプ30は、前記凸部47がデリバリパイプ12側の凹部48と嵌合することにより、デリバリパイプ12の取付端部18に対して前記軸線P回りでの回り止めが図られた状態で取付支持された状態になる。また、インジェクタ13も、前記凸部23がクランプ30側の凹部48と嵌合するため、同様に、デリバリパイプ12の取付端部18に対して前記軸線P回りでの回り止めが図られた状態で取付支持された状態になる。そして、インジェクタ13は、その胴部21の外周面がクランプ30の左右両腕部50,60により挟圧保持された状態で、デリバリパイプ12の取付端部18とシリンダヘッド11の取付孔15との間に中心軸線が前記軸線Pに沿うようにして組み付けられる。また、その組み付け状態では、列位置が最も上側の梁部35,41が取付端部18の下端部外周縁と当接する状態となる一方、列位置が最も下側の梁部40,46がインジェクタ13の鍔部(係合部位)22と当接する状態となる。従って、その組み付け状態において、シリンダヘッド11の燃焼室14からの燃焼圧がインジェクタ13を上方(即ち、位置ズレさせる方向)へ移動させる荷重として働いた場合でも、クランプ30の軸方向ばね特性により、インジェクタ13は下端部25が取付孔15内に挿入支持された状態(即ち、本来的に想定された所定の取付位置に支持された状態)に組み付け保持される。
従って、本実施形態では、次のような効果を得ることができる。
(1)弾性材料からなるクランプ30は、左右一対の腕部(右側腕部50、左側腕部60)の各列の梁部35〜40,41〜46が軸線P方向へは蛇行状に連なるように形成されており、左右の腕部50,60を連結する連結部70も両腕部50,60の同じ列位置にある梁部同士間を連結する連結梁部31〜34にて構成されている。従って、クランプ30にはインジェクタ(取付部品)13の中心軸線に沿う軸線P方向への収縮荷重に対抗する軸方向ばね特性が付与されることになり、図1に示す組み付け状態では、インジェクタ13を、燃焼室14からの高い燃焼圧による上方への荷重に対向して下方(シリンダヘッド11側)へ押圧保持することが可能となる。よって、エンジンの始動時毎に生じる前記上方への荷重に対向してインジェクタ13をデリバリパイプ12の取付端部18との間でシリンダヘッド11の取付孔15に確実に組み付け保持することができる。
(2)クランプ30は、各梁部35〜40,41〜46からなる左右の両腕部50,60が左右対称形状に形成・配置されているため、燃焼室14からの燃焼圧による上方(軸線P方向)への荷重に対して偏荷重となることがない。つまり、燃焼圧に基づく前記上方への荷重に対抗してインジェクタ13を中心軸線が前記軸線P方向に沿った所定の取付位置状態で安定保持することができる。従って、取付孔15内でインジェクタ13の下端部25がこじれを生じるような虞もない。
(3)右側腕部50と左側腕部60がそれぞれ有する複数列の梁部35〜40,41〜46は、全列の梁部同士が連結梁部31〜34により連結されている。そのため、例えば図3における加工前クランプ30aの状態から、図2における加工後のクランプ30へと曲げ加工を施して立体成形する際に、加工が容易で成形し易いという利点がある。
(4)クランプ30の最下端の連結梁部34の中央部には、位置決め部としての凹部48が形成されており、インジェクタ13の鍔部22に形成された凸部23と嵌合するようになっている。従って、クランプ30をインジェクタ13の胴部21に装着させる際には前記凹部48が前記凸部23に嵌合することで位置決め機能を果たすことができ、クランプ30のインジェクタ13への装着作業を容易に行うことができる。
(5)クランプ30の最上端の連結梁部31の中央部には、凸部47が上方へ向けて突出形成されており、デリバリパイプ12の取付端部18に形成された凹部20と嵌合するようになっている。従って、クランプ30を装着したインジェクタ13をデリバリパイプ12の取付端部18に組み付ける際には前記凸部47が前記凹部20に嵌合することで位置決め機能を果たすことができ、インジェクタ13の取付端部18への位置合わせ作業を迅速且つ容易に行うことができる。また、この凸部47と凹部20とを嵌合させると、クランプ30は、取付端部18の下端部とインジェクタ13の鍔部22との間で、インジェクタ13の中心軸線(及び軸線P)方向への予圧縮荷重を確保した状態でインジェクタ13を組み付け保持することができる。
(6)また、自動車の内燃機関10に組み付けられたインジェクタ13にはエンジンの始動後においてエンジン側からの振動が伝搬するが、インジェクタ13の胴部21に左右の腕部50,60が弾性的に当接係合するクランプ30には前述したように軸方向ばね特性が付与されている。従って、この軸方向ばね特性を有するクランプ30がインジェクタ13に伝搬した振動を吸収するため、かかるクランプ30がインジェクタ13に装着されていない場合との実験比較では、エンジンの作動音が数デシベル(例えば、3dB程度)低下するという効果もある。
なお、上記実施形態は以下のような別の実施形態(別例)に変更してもよい。
・本実施形態においては、クランプ30の全体形状を中心線aを境として左右対称形状としたが(図3参照)、必ずしも対称でなくてもよい。また、腕部50,60における各梁部35〜40,41〜46の曲げ形状も、本実施形態では断面形状が略馬蹄形状(図8参照)となるようにしたが、図10に示されるように断面C形(図10(a))、断面コ字形(図10(b))、断面略C字形(図10(c))等の形状としてもよい。このようなクランプ30における左右対称性および梁部の曲げ形状については、クランプ30を取り付ける部材(取付部品)の形状に合わせて成形され、適宜変更可能とされる。
・前記実施形態における加工前クランプ30aの形状は、図11に示されるように、単純に各列の梁部を蛇行させて直列に繋げた形状としても良い。この場合にも、左右の腕部50,60及び連結部70を有する加工前クランプ130aが提供される。
・前記実施形態における加工前クランプ30aの形状は、図12に示されるように、図11に示す直列梁部からなる加工前クランプを左右に並列に繋げた形状としてもよい。この場合に提供される加工前クランプ230aでは、前記実施形態における3つの長孔からなる各スリット80〜82が中心線aに沿う位置において上下方向に繋がった形状となる。
・前記実施形態においては、クランプ30に位置決め部として機能する凸部47および凹部48を設けた構成としたが、凸部47および凹部48は必ずしも設けなくてよい。この場合、図13に示すような形状の加工前クランプ330aが提供されることになる。
・前記実施形態における加工前クランプ30aの形状は、図14に示されるように所定の梁部に列設方向において隣り合う梁部に向けた凸部を設けた加工前クランプ430aのような形状としても良い。なお、図14における破線も、これまでの各図面と同様に右側腕部50と左側腕部60及び連結部70とのそれぞれの境界を示す線である。この場合、左側腕部60において、上から2番目の梁部442の左端部には、この梁部442と隣接する上から3番目の梁部443に向けて凸部91が形成され、上から5番目の梁部445の左端部には、この梁部445と隣接する上から4番目の梁部444に向けて凸部92が突出形成されている。右側腕部50においても、前記凸部91及び凸部92と同様に、上から2番目の梁部436の右端部には、この梁部436と隣接する上から3番目の梁部437に向けて凸部93が形成され、上から5番目の梁部439の左端部には、この梁部439に隣接する上から4番目の梁部438に向けて凸部94が突出形成されている。
さらに、左側腕部60及び右側腕部50において、上から2番目の梁部442及び梁部436の連結梁部432との境界部分には、これら各梁部442,436に隣接する上から1番目の各梁部441,435に向けて凸部95及び凸部96が形成されている。同様に、左側腕部60及び右側腕部50において、上から5番目の梁部445及び梁部439の連結梁部433との境界部分には、これら各梁部445,439に隣接する最下端の各梁部446,440に向けて凸部97及び凸部98が形成されている。なお、図14において符号480〜486はスリットであり、431〜434は連結梁部、432a,432b,433a,433bは肉取り部である。
この図14の加工前クランプ430aを曲げ加工して製造されるクランプの場合には、前記軸線P方向に沿った上方への荷重が加わってクランプが収縮する方向へ撓んだ際において、その荷重の強さが所定の限界荷重を超えると、隣接する梁部同士が各凸部91〜凸部98を介して接触することになる。そして、この接触時点で、クランプは前記軸方向のばね特性がなくなり、クランプは剛体として機能するようになる。従って、燃焼室14からの高い燃焼圧に基づいた限界荷重以上の軸方向荷重に対してはインジェクタ13をデリバリパイプ12との間でシリンダヘッド11側から位置ズレ方向へ移動しないように確実にロックすることができる。
・前記実施形態における加工前クランプ30aの形状は、図15に示されるように、本実施形態(図3参照)における長孔及び切り欠きからなるスリット形状を徐変させた形状とした加工前クランプ530aの形状としても良い。この構成によれば、各梁部の応力均等化が図られると共に、クランプ成形のための材料を削減することができる。なお、図15において符号531〜534は連結梁部、535〜546は梁部である。
・前記実施形態では加工前クランプ30aを断面形状が略馬蹄形状のクランプ30に曲げ加工した後、ばね特性を付与するために熱処理したが、ばね鋼材(弾性材料)から直接的に加工前クランプ30aを打ち抜き形成した後、それを曲げ加工するようにしてもよい。
・前記実施形態ではクランプ30は左右の腕部50,60が取付部品(インジェクタ13)の外側面を外側から挟むように当接係合する構成としたが、取付部品の形状によっては(例えば取付部品の側面中央部に係合穴が形成されているような場合は)、取付部品の内側面(係合穴の内側面)に内側から当接係合する構成としてもよい。
・前記実施形態では左右の腕部50,60の全列の梁部35〜40,41〜46同士を連結梁部31〜34にて連結したが、全列のうち少なくとも一列の梁部同士を連結するものであってもよい。
・前記実施形態では左右の腕部50,60における全列の梁部35〜40,41〜46がインジェクタ13の中心軸線と平行になる軸線Pと直交する断面形状を略馬蹄形状とするように曲げ加工されているが、一部の列の左右梁部(例えば、軸線P方向の両端部の梁部35,40,41,46)については平行な直線形状となるようにしてもよい。即ち、インジェクタ13の胴部21やデリバリパイプ12の取付端部18に左右一対の平行面を形成した場合には、それらの平行面に前記平行な直線形状となるようにされた一部の左右梁部が係合することで回り止め機能を発揮することも可能とされる。
本実施形態における取付位置にクランプを用いてインジェクタを組み付け保持した状態を示す説明図。 クランプの斜視図。 クランプの展開形状を示す図。 クランプの正面図。 クランプの背面図。 クランプの右側面図。 クランプの左側面図。 クランプの平面図。 クランプの底面図。 (a)(b)(c)は、それぞれ別の実施形態におけるクランプの平面図。 別の実施形態におけるクランプの展開形状を示す図。 別の実施形態におけるクランプの展開形状を示す図。 別の実施形態におけるクランプの展開形状を示す図。 別の実施形態におけるクランプの展開形状を示す図。 別の実施形態におけるクランプの展開形状を示す図。
符号の説明
11…シリンダヘッド(第1の取付部)、12…デリバリパイプ(第2の取付部)、13…インジェクタ(取付部品)、15…取付孔(取付位置)、24…上端部(一方端部)、25…下端部(他方端部)、30…クランプ、31〜34,431〜434,531〜534…連結梁部、35〜46,435〜446,535〜546…梁部、47…凸部(位置決め部)、48…凹部(位置決め保持部)、50…右側腕部(腕部)、60…左側腕部(腕部)、70…連結部、P…軸線。

Claims (9)

  1. 取付部品の側面に対して弾性的に当接係合する左右の腕部と両腕部間を連結する連結部とを有し、前記左右の腕部を取付部品の側面に係合させた状態で当該取付部品を所定の取付位置に対して当該取付位置から左右方向と直交する所定の軸線方向への移動を規制しつつ組み付け保持可能とされたクランプにおいて、
    前記左右の腕部は、前記軸線方向に所定間隔をおいて列設される複数列の平行に延びた梁部をそれぞれ有し、各列の梁部が前記軸線方向へは蛇行状に連なるように形成され、
    前記連結部は、右側腕部及び左側腕部における各列の梁部同士のうち少なくとも一列の梁部同士であって前記軸線方向において互いに同じ列位置となる梁部同士を連結する連結梁部として形成され、
    前記左右の腕部及び連結部のうち少なくとも左右の腕部の部分は弾性材料で形成され、
    前記連結梁部の中央が幅狭で左右の腕部に近づくにつれて幅広になるように形成されているクランプ。
  2. 前記右側腕部と左側腕部とは、互いに対称形状をなすように形成されている請求項1に記載のクランプ。
  3. 前記右側腕部と左側腕部とは、全列の梁部同士が連結梁部を介してそれぞれ連結されている請求項1又は2に記載のクランプ。
  4. 前記各腕部又は連結部には、左右の腕部を取付部品の側面に係合させた場合において当該取付部品の所定部位と位置決め態様で係合する位置決め部が形成されている請求項1〜請求項3のうち何れか一項に記載のクランプ。
  5. 前記取付部品は、前記取付位置が設定された第1の取付部と当該第1の取付部の前記取付位置から前記軸線方向へ一定距離をおいて位置する第2の取付部との間に、当該取付部品の一方端部が前記第1の取付部に取着されると共に他方端部が前記第2の取付部に取着される組み付け態様とされるものであって、前記左右の腕部が取付部品の側面に係合した状態において、当該左右の腕部は、各列の梁部のうち最も第1の取付部側に位置する梁部が取付部品の所定部位に対して当該取付部品の第2の取付部側への移動を規制するように当接係合する一方、前記各列の梁部のうち最も第2の取付部側に位置する梁部が当該第2の取付部に対して第1の取付部側から当接係合するように構成されている請求項1〜請求項4のうち何れか一項に記載のクランプ。
  6. 前記各腕部又は連結部には、左右の腕部を取付部品の側面に係合させた場合において前記第2の取付部の所定部位と位置決め態様で係合する位置決め部が形成されている請求項5に記載のクランプ。
  7. 前記連結梁部は、その上辺及び下辺の各中央部に肉取り部が凹み形成されている請求項1〜請求項6のうち何れか一項に記載のクランプ。
  8. 取付部品の側面に対して弾性的に当接係合する左右の腕部と両腕部間を連結する連結部とを有し、前記左右の腕部を取付部品の側面に係合させた状態で当該取付部品を所定の取付位置に対して当該取付位置から左右方向と直交する所定の軸線方向への移動を規制しつつ組み付け保持可能とされたクランプにおいて、
    前記左右の腕部は、前記軸線方向に所定間隔をおいて列設される複数列の平行に延びた梁部をそれぞれ有し、各列の梁部が前記軸線方向へは蛇行状に連なるように形成され、
    前記連結部は、右側腕部及び左側腕部における各列の梁部同士のうち少なくとも一列の梁部同士であって前記軸線方向において互いに同じ列位置となる梁部同士を連結する連結梁部として形成され、
    前記左右の腕部及び連結部のうち少なくとも左右の腕部の部分は弾性材料で形成され、
    前記梁部には、該梁部の列設方向において隣接する梁部に向けて突出する凸部が形成されているクランプ。
  9. 取付部品の側面に対して弾性的に当接係合する左右の腕部と両腕部間を連結する連結部とを有し、前記左右の腕部を取付部品の側面に係合させた状態で当該取付部品を所定の取付位置に対して当該取付位置から左右方向と直交する所定の軸線方向への移動を規制しつつ組み付け保持可能とされたクランプにおいて、
    前記左右の腕部は、前記軸線方向に所定間隔をおいて列設される複数列の梁部をそれぞれ有し、各列の梁部が前記軸線方向へは蛇行状に連なるように形成され、
    前記連結部は、右側腕部及び左側腕部における各列の梁部同士のうち少なくとも一列の梁部同士であって前記軸線方向において互いに同じ列位置となる梁部同士を連結する連結梁部として形成され、
    前記左右の腕部及び連結部のうち少なくとも左右の腕部の部分は弾性材料で形成され、
    前記梁部の列設方向において隣接する梁部同士の間にはスリットが設けられ、前記軸線方向における幅寸法が各梁部の連結梁部側から反連結梁部側にかけて徐々に増大するスリットと、前記軸線方向における幅寸法が各梁部の連結梁部側から反連結梁部側にかけて徐々に減少するスリットとが前記梁部の列設方向において交互に配設されているクランプ。
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