JP4131604B2 - 遊戯施設、及び、遊戯施設の走行体 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊戯施設に関し、特に、搭乗者を乗せた走行体が走行路を走行する間に搭乗者に対して各種娯楽を提供可能な遊戯施設、及び、そのような遊戯施設に適用される遊戯施設の走行体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、遊園地、動物園、水族園といったような各種テーマパークには、ジェットコースターを始めとする各種遊戯施設が設けられている。このような遊戯施設の中では、ジェットコースターが高い人気をもつことはいうまでもないが、いわゆる、周遊ライドなる遊戯施設も老若男女を問わず、幅広い年齢層に根強い人気を博している。周遊ライドは、例えば、大河等を擬似的に再現した領域に走行路を設けると共に、走行路の周辺に、魚類や爬虫類等を模したロボット等の各種演出設備を配置することにより構成される。そして、一般にライドと呼ばれる走行体にテーマパークの来園者を搭乗させ、走行体が走行路を走行する間に搭乗者に対して各種娯楽を提供するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の周遊ライドは、走行路の周辺に配置された各種演出設備に凝らされた趣向を楽しむこと、すなわち、遊覧を主目的として構成されていた。このため、ライドの走行速度も比較的低速であり、従来から、スリルの度合いに欠けるといった指摘もみられていた。この点で、従来の周遊ライドがもつ娯楽性に加えて、ジェットコースター的なスピード感をも味わえるような周遊ライドに対する要望も見受けられる。この場合、必然的に走行体の走行速度を高めることになるが、走行体が高速走行する際には、搭乗者の安全に万全を図る必要がある。
【0004】
そこで、本発明は、各種娯楽に加えて、スピード感をも搭乗者に提供であり、かつ、高い安全性を有する遊戯施設、及び、そのような遊戯施設に適用される遊戯施設の走行体の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の本発明による遊戯施設は、所定の走行路を走行可能な走行体を有し、搭乗者を乗せた走行体が走行路を走行する間に、搭乗者に対して各種娯楽を提供可能な遊戯施設において、走行体は、走行路を転動する車輪と、車輪の回転によって駆動され、所定の流体を昇圧させる流体昇圧手段を有し、流体昇圧手段によって昇圧された流体を利用して車輪の回転を停止させることができる流体圧式ブレーキユニットとを備えることを特徴とする。
【0006】
この遊戯施設は、搭乗者を乗せた走行体が走行路を走行する間に、搭乗者に対して各種娯楽を提供するものであり、例えば、いわゆる周遊ライドとして構成すると好適なものである。この遊戯施設に備えられた走行体は、走行路を転動する車輪を有し、比較的高速で走行可能に構成される。また、走行体には、油圧ポンプ等の流体昇圧手段を含む流体圧式ブレーキユニットが備えられている。流体昇圧手段は、回転する車輪によって駆動され、作動油等の流体を昇圧させる。そして、流体圧式ブレーキユニットは、流体昇圧手段によって昇圧された流体を利用して車輪の回転を停止させることが可能である。
【0007】
これにより、例えば、流体昇圧手段によって昇圧された流体の圧力が所定値に達した際に、流体圧式ブレーキユニットを作動させることにより、走行体を高速走行させても、走行体を安全かつ確実に減速停止させることができる。また、走行体の搭乗者にスリル感を提供しつつ、走行体を安全に高速走行させることができる。
【0008】
この場合、走行体の流体圧式ブレーキユニットは、ブレーキ圧力を設定するブレーキ圧設定手段と、流体昇圧手段によって昇圧された流体の圧力が所定値に達した際に、流体昇圧手段によって昇圧された流体をブレーキ圧設定手段に流入させる流量調整手段とを有すると好ましい。
【0009】
更に、走行体は、車輪の回転を停止させることができる電磁式ブレーキユニットを更に備えると好ましい。
【0010】
このような構成のもとでは、例えば、電磁式ブレーキユニットを通常の減速停止に用いる。そして、電磁式ブレーキユニットが正常に作動しなかったような緊急時等において、流体圧式ブレーキユニットが作動される。これにより、制動ユニットが二重化されることになり、走行体に乗り込んでいる搭乗者の安全を万全に確保することができる。
【0011】
また、遊戯施設の走行路は、高所と低所とを連絡するように設けられており、かつ、走行体の進行方向を変化させる方向転換地点を中途に含むと好ましい。
【0012】
このような構成のもとでは、走行体は、高所から走行路の中途に設けられている方向転換地点に向けて、走行路上を前進降下していく。この際、高所と方向転換地点(スイッチバック区間)との間における勾配(高低差)をある程度大きくすることにより、走行体を比較的高速で走行させることができる。これにより、走行体の搭乗者は、高所から方向転換地点に達するまでの間、スリル感やスピード感を味わうことができる。また、走行路周辺に各種演出設備を配置することにより、走行体の搭乗者に各種娯楽を提供可能である。そして、走行体は、走行路中途の方向転換地点で一旦停止させられる。
【0013】
ここで、走行体には、流体昇圧手段と流体圧式ブレーキユニットとが備えられている。従って、流体昇圧手段によって昇圧された流体の圧力が所定値に達した際に、流体圧式ブレーキユニットを作動させることにより、走行体を高速走行させても、走行体を安全かつ確実に減速させることができる。また、走行体を確実に減速させることができるので、走行体が停止する際の衝撃を吸収するダンパ等は、小型のものを用意すれば十分であり、かつ、走行体を安全に停止させることができる。
【0014】
走行体は、方向転換地点で停止した後、方向転換地点から後退し、そのまま、走行路を低所に向けて後進降下する。このように、方向転換地点で走行体の進行方向を転換させることにより、走行体の搭乗者は、方向転換地点から低所に達するまでの間、高所から方向転換地点に達するまで間に味わったものとは一味違うスリル感やスピード感を味わうことができる。従って、このような構成を採用することにより、様々な娯楽に加えて、スリル感やスピード感をも搭乗者に提供であり、かつ、高い安全性を有する遊戯施設を実現可能となる。
【0015】
更に、高所には、走行体に搭乗者を乗車させるための乗車地点が設けられており、低所には、走行体から搭乗者を降車させるための降車地点が設けられており、降車地点から乗車地点まで走行体を移動させるための副走行路を更に備えると好ましい。
【0016】
請求項6に記載の本発明による遊戯施設の走行体は、搭乗者を乗せて所定の走行路を走行可能な遊戯施設の走行体において、走行路を転動する車輪と、車輪の回転によって駆動され、所定の流体を昇圧させる流体昇圧手段を有し、流体昇圧手段によって昇圧された流体を利用して車輪の回転を停止させることができる流体圧式ブレーキユニットとを備えることを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図面と共に本発明による遊戯施設、及び、遊戯施設の走行体の好適な実施形態について詳細に説明する。
【0018】
図1は、本発明による遊戯施設を模式的に示す概略構成図である。同図示す遊戯施設1は、遊園地、動物園、水族園といったような各種テーマパークに建造すると好適なものであり、本実施形態では、例えば、「大河の探訪」といったように題された、いわゆる周遊ライドとして構成されている。遊戯施設1は、テーマパーク等の敷地内に確保されている所定領域に設けられた走行路10と、この走行路10を走行可能な走行ライド(走行体)20とを備える。この走行路10の周囲には、大河、滝、浮島等が擬似的に再現されると共に、魚類や爬虫類等を模したロボット等の演出設備(図示せず)が随所に配置される。
【0019】
走行路10は、図2に示すように、高所HPと低所LPとを連絡するように設けられている。高所HPには、搭乗者を走行ライド20に乗り込ませるための乗車プラットホーム14を有する乗車場(乗車地点、図1参照)15が設けられており、低所には、搭乗者を走行ライド20から降ろすための降車プラットホーム16を有する降車場(降車地点、図1参照)17が設けられている。そして、走行ライド20は、高所HPの乗車場15から低所LPの降車場17まで、重力により降下する。この遊戯施設1では、高所HPと低所LPとの間における勾配(高低差)が比較的大きくとられており、走行ライド20を高速(およそ30〜40km/h程度)で走行させることができる。なお、降車場17には、走行ライド20が停止する際の衝撃を吸収する停止補助ダンパ18が配置されている。
【0020】
また、乗車場15から降車場17までの間において、走行路10は、図1に示すように、提供する娯楽や演出の内容に応じて適宜カーブさせられており、その中途には、スイッチバック区間11が設けられている。本実施形態では、走行ライド20は、スイッチバック区間11まで前進走行し、そこで一旦停止した後、後進走行してスイッチバック区間11から退避するように構成されている。すなわち、本実施形態において、スイッチバック区間11は、走行ライド20の進行方向を変化させる方向転換地点とされている。このようなスイッチバック区間11を走行路10に設けることにより、限られたスペースにおいても、アミューズメント性に優れた遊戯施設を建造可能となる。なお、スイッチバック区間11にも、走行ライド20が停止する際の衝撃を吸収する停止補助ダンパ18が配置されている。
【0021】
更に、走行路10の側方には、図1に示すように、降車場17から乗車場15まで走行ライド20を移動させるための副走行路12が設けられている。副走行路12は、走行路10を走行する走行ライド20に乗り込んでいる搭乗者の視野に入らないような領域に配置される。副走行路12には、図示しないチェーンコンベヤ等の搬送装置が設けられている。降車場17で搭乗者を降ろした空車状態の走行ライド20は、当該搬送装置によって低所の降車場17から高所の乗車場15まで移送される。
【0022】
一方、走行ライド20は、図3に示すように、複数(例えば4輪)の車輪22を有する台車として構成されており、自動車のシャシー状に形成されたフレーム21を有する。また、フレーム21の四隅等から下方に延出された延出部21aには、軸受23が装着されている。各軸受23は、各車輪22が取り付けられている車軸24を回転自在に支持する。各車輪22は、図3に示すように、走行ライド20全体の荷重を支持しながら、走行路10に設置されているレールR上を転動する。なお、走行ライド20に、図示しないガイドローラユニットを設けると共に、走行路10に当該ガイドレールユニットと係合する案内レール部(図示せず)を設けると好ましい。これにより、走行ライド20の走行状態を安定化させて、走行中の安全性を確保することができる。
【0023】
ここで、上述したように、遊戯施設1では、一般的な周遊ライドと比較して、走行ライド20の最高速度が比較的高速に設定されている。従って、走行ライド20が高速走行する際には、搭乗者の安全に万全を図る必要がある。このため、図3に示すように、走行ライド20には、電磁式ブレーキユニット25と、油圧式ブレーキユニット(流体圧式ブレーキユニット)30とが備えられている。
【0024】
この場合、本実施形態では、電磁式ブレーキユニット25は、通常の減速停止に用いられる。そして、電磁式ブレーキユニット25が正常に作動しなかったような緊急時等において、油圧式ブレーキユニット30が作動される。これにより、制動ユニットが二重化されることになり、走行ライド20に乗り込んでいる搭乗者の安全を万全に確保することができる。もちろん、油圧式ブレーキユニット30を通常の減速停止に用いてもよい。
【0025】
電磁式ブレーキユニット25は、各車輪22の車軸24に固定されているブレーキディスク26と、ブレーキディスク26の上方近傍に配置された電磁式キャリパ27等とから構成される。電磁式キャリパ27には、走行ライド20のフレーム21に搭載されている電磁ブレーキ制御ユニット28が接続されている。また、電磁ブレーキ制御ユニット28には、走行ライド20の走行速度を検出する速度センサ29が接続されている。電磁ブレーキ制御ユニット28は、速度センサ29によって検出された走行ライド20の走行速度に基づき、予め記憶されている制御プログラム等に従って、電磁式キャリパ27を作動させる。
【0026】
一方、油圧式ブレーキユニット30は、車輪22の車軸24に固定されているブレーキディスク26を電磁式ブレーキユニット25と共用する。すなわち、油圧式ブレーキユニット30は、ブレーキディスク26を挟んで、電磁式キャリパ27と対向する油圧式キャリパ31を有する。また、油圧式ブレーキユニット30は、作動流体としてのブレーキ油を昇圧させる油圧ポンプ(流体昇圧手段)32を有する。油圧ポンプ32の主軸32aは、図3に示すように、車輪22の車軸24と結合させられている。また、油圧ポンプ32の吸込口には、油供給管33を介してブレーキ油タンク34が接続されている。ブレーキ油タンク34は、走行ライド20のフレーム21に取り付けられている。
【0027】
更に、油圧ポンプ32の吐出口には、フィルタ35を介して、流量調整弁(流量調整手段)36が接続されている。流量調整弁36は、油圧ポンプ32から供給されるブレーキ油の圧力が所定値に達した際に開放状態となるものである。また、流量調整弁36の流体出口には、配管を介してブレーキ圧設定弁(ブレーキ圧設定手段)37が接続されている。このブレーキ圧設定弁37は、油供給管38を介して油圧式キャリパ31に接続されている。
【0028】
このように構成された油圧式ブレーキユニット30では、走行ライド20の走行中、油圧ポンプ32が車輪22の回転によって駆動される。流体昇圧手段としての油圧ポンプ32は、ブレーキ油タンク34内のブレーキ油を吸込んで昇圧させ、流量調整弁36に対して吐出する。ここで、フィルタ35と流量調整弁36との間からは、油戻し管39が分岐されている。これにより、流量調整弁36が閉鎖状態にある際には、油圧ポンプ32から吐出されたブレーキ油は、ブレーキ油タンク34に返送される。
【0029】
一方、油圧ポンプ32によって昇圧されたブレーキ油の圧力が所定値に達すると、流量調整弁36が開放状態となり、油圧ポンプ32によって昇圧されたブレーキ油は、流量調整弁36を介して、ブレーキ圧設定弁37に供給される。そして、ブレーキ圧設定弁37によって圧力設定されたブレーキ油が油圧式キャリパ31に供給される。これにより、油圧式キャリパ31によって車軸24のブレーキディスク26が挟み付けられる。このように、走行ライド20では、電磁式ブレーキユニット25が正常に作動しなかったような緊急時等であっても、流体昇圧手段としての油圧ポンプ32によって昇圧されたブレーキ油を利用する油圧式ブレーキユニット30によって車輪22の回転を停止させることが可能である。
【0030】
次に、走行ライド20に設けられている搭乗者保護装置50について説明する。上述したように、遊戯施設1では、一般的な周遊ライドと比較して、走行ライド20の最高速度が比較的高速に設定されている。従って、走行ライド20の走行中、搭乗者の移動を規制して安全性を高く確保する必要がある。このため、走行ライド20には、図4に示すように、搭乗者Pの移動を規制可能な搭乗者保護装置50が設けられている。
【0031】
搭乗者保護装置50は、保護部材(安全バー)51を複数有する。保護部材51は、例えば、走行ライド20の搭乗部20aに前後左右にそれぞれ複数配設されている座席20bの一体毎又は前後方向の各列毎に設けられる。もちろん、搭乗者保護装置50は、いわゆる単座式の走行ライドやジェットコースター等にも適用可能である。また、搭乗者保護装置50は、立ち乗り式の走行ライド等にも適用可能である。
【0032】
各保護部材51は、例えば、「くの字」状に屈曲する2体の側部51aを、上端側と下端側で接続させた構造を有する。そして、側部51aの上端(自由端)側には、樹脂等によって形成された抑止部52が取り付けられている。座席20bに着座した搭乗者Pは、この抑止部52によって、その移動が規制される。また、各側部51aの屈曲部には、両者を接続する支点部53が設けられている。すなわち、各保護部材51は、図4及び図5に示すように、側面から見て、支点部53を基点として両端部が座席20b側に位置するように略「く」の字に屈曲している。そして、側面から見ると、上端側の抑止部52と下端部54との間に、支点部53が位置することになる。
【0033】
各保護部材51の支点部53は、図5に示すように、抑止部52が走行ライド20の進行方向と略直交する状態で、搭乗部20a(走行ライド20)に固定された支持部55によって回動自在に支持されている。これにより、各保護部材51は、搭乗部20aに対して回動自在となる。また、各保護部材51の下端部54は、図4に示すように、搭乗部20aから下方に突出しており、搭乗部20aの下方に配置されている連結ロッド56と連結されている。
【0034】
連結ロッド56は、走行ライド20の進行方向と平行に摺動自在であり、搭乗部20aの下方に配置されている油圧シリンダ57のピストンロッド58と連結されている。油圧シリンダ57は、ピストンロッド58に固定されたピストン59を有する。油圧シリンダ57は、複動形の流体圧シリンダであり、ピストン59の両側には、作動油(作動流体)で満たすことができる第1流体室57aと第2流体室57bとが画成されている。
【0035】
また、各保護部材51の下端部54と油圧シリンダ57との間には、スプリング(弾性体)Sが配置されている。スプリングSは、例えば、各保護部材51の下端部54と油圧シリンダ57のピストンロッド58とを連結する連結ロッド56の周囲に配置される。スプリングSとしては、本実施形態では、引張ばねが採用されており、その一端が各保護部材51の下端部54若しくは連結ロッド56に固定され、その他端が油圧シリンダ57(本体)に固定される。このスプリングSは、抑止部52が座席20b(搭乗者P)側から離間するように保護部材51を付勢する、なお、スプリングSとして、圧縮ばねを採用する場合は、各保護部材51の下端部54よりも走行ライド20の進行方向前側にスプリングSを配置すればよい。
【0036】
図4に示すように、搭乗者保護装置50は、各保護部材51毎に設けられた複数の切換弁(切換手段)60を有する。切換弁60は、2位置4ポート式のノンリークシャットオフ弁であり、導通位置61と移動規制位置62とを切り換えるためのアクチュエータ(ソレノイド)63を有する。切換弁60の導通位置61に設けられている2つのポートには、作動油流通管64aと作動油流通管64bとがそれぞれ接続されている。作動油流通管64aは、油圧シリンダ57の第1流体室57aと接続されており、作動油流通管64bは、油圧シリンダ57の第2流体室57bと接続されている。
【0037】
これにより、アクチュエータ63を作動させて切換弁60を導通位置61に切り換えると、油圧シリンダ57の第1流体室57aと第2流体室57bとは、作動油流通管64a、作動油流通管64b、及び、切換弁60を介して互いに連通する。この場合、第1流体室57aと第2流体室57bとの間で作動油が流通することが許容される。一方、アクチュエータ63を作動させて切換弁60を移動規制位置62に切り換えると、油圧シリンダ57の第1流体室57aと第2流体室57bとの連通が断たれることになる。この場合、油圧シリンダ57の第1流体室57aと第2流体室57bとの間で作動油が流通することが規制される。
【0038】
すなわち、切換弁60を導通位置61に切り換えて、油圧シリンダ57の第1流体室57aと第2流体室57bとの間で作動油が流通することを許容した場合、油圧シリンダ57のピストン59(ピストンロッド58)を、比較的小さい力で自在に進退移動させることができる。一方、切換弁60を移動規制位置62に切り換えて、油圧シリンダ57の第1流体室57aと第2流体室57bとの間で作動油が流通することを規制した場合、作動油の非圧縮性(粘性)により、外部から力を加えても、油圧シリンダ57のピストン59(ピストンロッド58)は進退移動せず、その位置にロックされることになる。
【0039】
なお、各切換弁60のアクチュエータ63にはスイッチ65を介してバッテリ66が接続されている。切換弁60を導通位置61と移動規制位置62との間で切り換える際には、スイッチ65をオペレータ等が操作する。なお、切換弁60のアクチュエータ63を駆動するためのバッテリ66を省略することも可能である。この場合は、図4において点線で示すように、走行ライド20側に集電子67を設けると共に、走行路10に給電線68を設ける。そして、切換弁60のアクチュエータ63に、走行ライド20の外部からトロリ給電すればよい。
【0040】
以下、上述した遊戯施設1において走行ライド20を走行させる際の各種動作について詳細に説明する。
【0041】
この場合、まず、乗車場15に停車している走行ライド20の運転を開始するに際しては、搭乗部20aに搭乗者Pが乗り込むに先立って、オペレータ等は、スイッチ65を操作して、搭乗者保護装置50の切換弁60を導通位置61に切り換える。これにより、油圧シリンダ57の第1流体室57aと第2流体室57bとの間で作動油が流通可能となる。ここで、保護部材51は、スプリングSによって付勢されている。従って、油圧シリンダ57のピストン59及びピストンロッド58は、前方に移動し、第1流体室57aから第2流体室57bに作動油が流れ込む。そして、ピストンロッド58と連結ロッド56を介して連結されている保護部材51は、支点部53の周りに、抑止部52が座席20b(搭乗者P)側から離間するように回動する。これにより、搭乗者Pが走行ライド20の搭乗部20aに乗り込み可能となる。
【0042】
このように、走行ライド20の搭乗者保護装置50では、回動させる力が保護部材51に外部から加えられていなくても、切換弁60を導通位置61に切り換えれば、常に、保護部材51は、スプリングSによって付勢され、抑止部52が座席20bから離間するように自動的に回動する。従って、走行ライド20の搭乗部20aに搭乗者Pが乗降する際に、搭乗者P又はオペレータ等が保護部材51を回動させる必要性を低減させることができる。この結果、走行ライド20の操作性や乗降性は極めて良好となる。
【0043】
走行ライド20の座席20b(搭乗部20a)に搭乗者Pが着座したならば、搭乗者P自ら、又は、オペレータ等は保護部材51を搭乗者Pに向けて回動させる。これに伴って、油圧シリンダ57のピストン59は、スプリングSの付勢力に抗して後方に移動し、作動油は、先程とは逆方向に、第2流体室57bから第2流体室57aに流れ込むことになる。そして、十分かつ余裕をもたせた状態で搭乗者Pの移動を規制可能となる位置まで抑止部52が達した段階で、オペレータ等は、スイッチ65を操作して切換弁60を移動規制位置62に切り換える。これにより、油圧シリンダ57の第1流体室57aと第2流体室57bとの間における作動油の流通が規制される。従って、油圧シリンダ57のピストン59は、作動油の非圧縮性(粘性)によりロックされ、保護部材51もロックされた状態となる。
【0044】
この結果、搭乗者保護装置50によれば、走行ライド20を高速で走行させた際においても、搭乗者Pの安全を極めて確実に保つことができる。また、搭乗者保護装置50は、シンプルな構成を有し、低コストかつコンパクトに構成可能である。従って、搭乗者保護装置50、並びに、走行ライド20の重量やサイズを低減できる。
【0045】
また、支点部53を基点として両端が座席20b(流体圧シリンダ)側に位置するように屈曲する保護部材51を用いれば、油圧シリンダ57のピストンロッド58の進退移動量を小さくしても、いわゆる「てこ」の原理により、保護部材51に設けられている抑止部52の回動範囲を比較的大きくとることができる。これにより、搭乗者Pの走行ライド20(座席20b)に対する乗降を容易にすることができ、かつ、十分かつ余裕をもたせた状態で搭乗者Pの移動を規制可能となる。
【0046】
搭乗者保護装置50によってすべての搭乗者Pの移動が規制されたならば、走行ライド20は、高所HPの乗車場15から走行路10の中途に設けられているスイッチバック区間11に向けて、走行路10を前進降下していく。この際、遊戯施設1では、高所HPとスイッチバック区間11との間における勾配(高低差)が、ある程度大きく設定されているので、走行ライド20を例えば30〜40km/hと比較的高速で走行させることができる。これにより、走行ライド20の搭乗者Pは、乗車場15からスイッチバック区間11に達するまでの間、スリル感やスピード感を味わうことができる。また、走行路10周辺には、図示しない各種演出設備が配置されているので、走行ライド20の搭乗者Pは、各種娯楽を享受することができる。
【0047】
走行ライド20は、スイッチバック区間11に達すると、ここで一旦停止させられる。この場合、走行ライド20には、電磁式ブレーキユニット25と、バックアップとしての油圧式ブレーキユニット30とが備えられている。従って、万が一、電磁式ブレーキユニット25に異常等が発生しても、油圧ポンプ32によって昇圧されたブレーキ油の圧力が所定値に達した際に、油圧式ブレーキユニット30を作動され、走行ライド20を安全かつ確実に減速させることができる。従って、走行ライド20の搭乗者Pは、極めて安全な状態で、スリル感を味わうことができる。また、走行ライド20は、スイッチバック区間11に達した際に、確実に減速されているので、停止補助ダンパ18は、小型のものを用意すれば十分である。なお、スイッチバック区間11に走行ライド20が停止している間、行き止まり箇所等に配置された演出設備が稼働される。これにより、走行ライド20の搭乗者Pに、際立ったスリル感や臨場感を与えることができる。
【0048】
走行ライド20は、スイッチバック区間11で所定時間停止した後、そこから固定側から加えられる外力によって後退し、そのまま走行路10を低所LPの降車場17に向けて後進降下する。このように、スイッチバック区間11で走行ライド20の進行方向を転換させることにより、走行ライドの搭乗者Pは、スイッチバック区間11から降車場17に達するまでの間、高所HPの乗車場15からスイッチバック区間11に達するまで間に味わったものとは一味違うスリル感やスピード感を味わうことができる。従って、このような構成を採用することにより、様々な娯楽に加えて、スリル感やスピード感をも搭乗者Pに提供となり、かつ、高い安全性を有する遊戯施設1を実現可能となる。
【0049】
走行ライド20が降車場17に到着したならば、オペレータ等は、搭乗者保護装置50のスイッチ65を操作して、搭乗者保護装置50の切換弁60を導通位置61に切り換える。これにより、油圧シリンダ57の第1流体室57aと第2流体室57bとの間で作動油が流通可能となる。そして、保護部材51は、スプリングSによって付勢され、支点部53の周りに、抑止部52が座席20b(搭乗者P)側から離間するように回動する。この結果、搭乗者Pが走行ライド20の搭乗部20aから降車可能となる。搭乗者Pが降車したならば、走行ライド20は、副走行路12を介して、乗車場15まで移送され、次の走行準備がなされる。
【0050】
【発明の効果】
本発明による遊戯施設、及び、遊戯施設の走行体は、以上説明したように構成されているため、次のような効果を得る。すなわち、本発明による遊戯施設の走行体には、流体圧式ブレーキユニットと備えられている。そして、流体圧式ブレーキユニットは、走行路を転動する車輪の回転によって駆動され、所定の流体を昇圧させる流体昇圧手段を有し、流体昇圧手段によって昇圧された流体を利用して車輪の回転を停止させることができる。この結果、各種娯楽に加えて、スピード感をも搭乗者に提供であり、かつ、高い安全性を有する遊戯施設、及び、そのような遊戯施設に適用される遊戯施設の走行体の実現が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による遊戯施設を模式的に示す概略構成図である。
【図2】図1に示す遊戯施設を側方から見た状態を模式的に示す概略構成図である。
【図3】本発明による遊戯施設の走行体の要部を模式的に示す部分断面図である。
【図4】図3に示す遊戯施設の走行体に設けられている搭乗者保護装置を示す模式図である。
【図5】図3に示す遊戯施設の走行体に設けられている搭乗者保護装置を示す模式図である。
【符号の説明】
1…遊戯施設、10…走行路、11…スイッチバック区間、12…副走行路、15…乗車場、17…降車場、20…走行ライド、20a…搭乗部、20b…座席、21…フレーム、22…車輪、23…軸受、24…車軸、25…電磁式ブレーキユニット、26…ブレーキディスク、27…電磁式キャリパ、28…電磁ブレーキ制御ユニット、29…速度センサ、30…油圧式ブレーキユニット、31…油圧式キャリパ、32…油圧ポンプ、34…ブレーキ油タンク、36…流量調整弁、37…ブレーキ圧設定弁、38…油供給管、50…搭乗者保護装置、HP…高所、LP…低所、P…搭乗者、S…スプリング。

Claims (6)

  1. 高所と低所とを連絡するように設けられている所定の走行路を走行可能な走行体を有し、搭乗者を乗せた前記走行体が前記走行路を走行する間に、搭乗者に対して各種娯楽を提供可能な遊戯施設において、
    前記走行体は、
    前記走行路を転動する車輪と、
    前記車輪の回転によって駆動され、所定の流体を昇圧させる流体昇圧手段と前記車輪に固定されたブレーキディスクと前記流体昇圧手段によって昇圧された流体により作動され前記ブレーキディスクを挟み付ける油圧式キャリパとを有し前記車輪の回転を停止させることができる流体圧式ブレーキユニットとを備えることを特徴とする遊戯施設。
  2. 前記走行体の前記流体圧式ブレーキユニットは、ブレーキ圧力を設定するブレーキ圧設定手段と、前記流体昇圧手段によって昇圧された流体の圧力が所定値に達した際に、前記流体昇圧手段によって昇圧された流体を前記ブレーキ圧設定手段に流入させる流量調整手段とを有し、前記流量調節手段により前記ブレーキ圧設定手段に流入させられた流体が、前記油圧式キャリパを作動させ、前記油圧式キャリパが前記ブレーキディスクを挟み付け前記車輪の回転を停止させることを特徴とする請求項1に記載の遊戯施設。
  3. 前記走行体は、前記車輪の回転を停止させることができる電磁式ブレーキユニットを更に備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の遊戯施設。
  4. 前記走行路は、高所と低所とを連絡するように設けられており、かつ、前記走行体の進行方向を変化させる方向転換地点を中途に含むことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の遊戯施設。
  5. 前記高所には、前記走行体に搭乗者を乗車させるための乗車地点が設けられており、前記低所には、前記走行体から搭乗者を降車させるための降車地点が設けられており、前記降車地点から前記乗車地点まで前記走行体を移動させるための副走行路を更に備えることを特徴とする請求項4に記載の遊戯施設。
  6. 高所と低所とを連絡するように設けられている所定の走行路を、搭乗者を乗せて走行可能な遊戯施設の走行体において、
    前記走行路を転動する車輪と、
    前記車輪の回転によって駆動され、所定の流体を昇圧させる流体昇圧手段と前記車輪に固定されたブレーキディスクと前記流体昇圧手段によって昇圧された流体により作動され前記ブレーキディスクを挟み付ける油圧式キャリパとを有し前記車輪の回転を停止させることができる流体圧式ブレーキユニットとを備えることを特徴とする遊戯施設の走行体。
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