JP4131480B2 - レーダ装置および汚れ判定方法 - Google Patents

レーダ装置および汚れ判定方法 Download PDF

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Description

この発明は、例えば車両等に搭載され、電磁波を用いて対象物までの距離等を演算するレーダ装置に関し、特に、レドームの汚れ付着を判定する方法に関する。
一般的に、電波式のレーダ装置は、その媒体の特性から、車両の外装の内側に搭載することができ、車両のデザインを損ねないという利点がある。
そこで、レーダ装置が車両の外装の内側に搭載され、レーダ装置のアンテナを保護するレドームが車両の外装に設けられることが多い。
このとき、レドームに例えば雪や泥を含んだ水膜等の汚れが付着していると、アンテナから送信される電磁波がレドームを透過せずにレドーム表面で反射し、レドームからの反射波がアンテナで受信される。
そのため、極めて近距離からの反射波が受信されることとなり、対象物までの距離等を演算する演算精度が低下するという問題点があった。
上記の問題点を解決して演算精度を向上させるために、従来のFMレーダ装置は、周波数を掃引したFM信号を送信し、物体からの反射信号を受信し、反射信号と送信信号の一部を混合することによって得られるビート信号の周波数から物体の位置を検出する装置であって、ビート信号の低周波成分のレベルに基づいてアンテナのレドームに付着した汚れを検出する手段を備え、ビート信号を帯域通過フィルタと低域通過フィルタの2種類のフィルタで処理し、帯域通過フィルタの出力に基づいて物体の位置を検出するとともに、低域通過フィルタの出力に基づいてレドームの汚れを検出している(例えば、特許文献1参照)。
上記従来装置では、ビート信号の低周波成分をA/D変換し、高速フーリエ変換を施して得られた低周波成分の周波数スペクトルと、レドームに汚れが付着していない状態における低周波成分の周波数スペクトルデータとを比較して、レドームに汚れが付着したことを検出している。
ここで、レドームに付着した汚れによるレドーム表面からの反射波以外の至近距離の反射波成分として、高周波回路の内部における送受信間漏れや、送受信アンテナ間漏れによるもの等が存在する。
これらの反射波成分のレベルは、混合される送信波成分との位相関係によって決まるので、レーダ装置の個体差や温度によって変化する。
特開平10−282229号公報
従来のFMレーダ装置では、上記至近距離の反射波成分が考慮されていないので、レドームに付着した汚れを検出する検出精度が低下するという問題点があった。
そこで、上記の問題点を解決して検出精度を向上させるために、温度特性を考慮して判定基準値のマップを複数設け、このマップに基づいてレドームに付着した汚れを検出する方法が考えられる。
しかしながら、この場合には、個々のレーダ装置について判定基準値のマップを設ける必要があり、調整コストが増大するという問題点があった。
また、上記至近距離の反射波成分を常時学習して学習値を記憶し、この学習値からの変化量に基づいてレドームに付着した汚れを検出する方法も考えられる。
しかしながら、この場合には、例えばレーダ装置の停止中にレドームに汚れが付着し、この状態でエンジンを起動した際に、汚れが付着した状態で上記の学習を開始することになるので、変化量を検出することができず、汚れを検出することができないという問題点があった。
この発明は、上記のような問題点を解決することを課題とするものであって、その目的は、調整コストを削減し、かつレドームに付着した汚れを高精度に検出することができるレーダ装置および汚れ判定方法を提供することにある。
この発明に係るレーダ装置および汚れ判定方法は、電磁波を送信波として複数の異なる方向に送信するとともに、対象物からの反射波を受信するアンテナと、アンテナを保護するレドームと、送信波および反射波に基づいて、対象物までの距離を演算する信号処理手段とを備え、レドームは、アンテナに対して所定方向に設けられた金属製の反射部を有し、信号処理手段は、レドームの汚れ付着を判定する汚れ判定手段を有し、汚れ判定手段は、所定方向の反射部からの反射波の受信レベルと、所定方向以外からの反射波の受信レベルとの偏差を算出し、偏差に基づいてレドームの汚れ付着を判定するものである。
この発明のレーダ装置および汚れ判定方法によれば、レドームは、アンテナに対して所定方向に設けられた金属製の反射部を有し、汚れ判定手段は、所定方向の反射部からの反射波の受信レベルと、所定方向以外からの反射波の受信レベルとの偏差を算出し、この偏差に基づいてレドームの汚れ付着を判定する。
そのため、調整コストを削減するとともに、レドームに付着した汚れを高精度に検出することができる。
以下、この発明の各実施の形態について図に基づいて説明するが、各図において同一、または相当する部材、部位については、同一符号を付して説明する。
なお、以下の各実施の形態では、レーダ装置1が車両に設けられているとして説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係るレーダ装置1を示すブロック図である。
図1において、レーダ装置1は、主制御部2と、電圧発生回路3と、電圧制御発振器4(VCO:Voltage Controlled Oscillator)(以下、「VCO4」と称する)と、分配器5と、送信用スイッチ6と、サーキュレータ7と、アンテナ8と、レドーム9と、アンテナ方向制御部10と、ミキサ11と、バンドパスフィルタ12(BPF:Band Pass Filter)(以下、「BPF12」と称する)と、アンプ13と、A/D(Analog to Digital)変換器14と、メモリ15と、信号処理部16(信号処理手段)とを備えている。
主制御部2は、電圧発生回路3、送信用スイッチ6、アンテナ方向制御部10、A/D変換器14、メモリ15、および信号処理部16にそれぞれタイミング信号等の主制御信号を出力して、動作を制御する。
図2は、図1の電圧発生回路3およびVCO4から発生される各種信号の電圧、あるいは周波数の変化を示すタイミングチャートである。
電圧発生回路3は、主制御部2からの主制御信号により、時間的に三角波状に変化する電圧a(図2参照)を発生し、VCO4に印加する。
この電圧aは、時間の経過とともに値が増加するアップフェーズと、時間の経過とともに値が減少するダウンフェーズとが交互に繰り返されており、これらの期間の時間幅は、同一となっている。
VCO4は、電圧発生回路3から印加された電圧aに応じて、発振周波数が時間的に変化する周波数変調連続波(FMCW:Frequency Modulated Continuous Wave)信号を発生し、分配器5に出力する。このFMCW信号は、時間に対する電圧が電圧b(図2参照)のように変化し、時間に対する周波数が周波数c(図2参照)のように変化する。
分配器5は、VCO4から入力されたFMCW信号の一部を送信信号として送信用スイッチ6に出力し、FMCW信号の残りをローカル信号としてミキサ11に出力する。
送信用スイッチ6は、主制御部2からの主制御信号によりオンオフされ、分配器5から入力された送信信号をパルス変調して、通過する信号の進行方向を切り替えるサーキュレータ7を介してアンテナ8に出力する。
アンテナ8は、サーキュレータ7から入力されたパルス変調後の送信信号を送信波(電磁波)として、アンテナ8を保護する樹脂製のレドーム9を介して周辺に送信する。
ここで、アンテナ8は、送受信兼用のものである。また、アンテナ方向制御部10は、主制御部2からの主制御信号により、電圧発生回路3による電圧aの発生と同期して、アンテナ8を複数の異なる方向に指向させる。
このとき、アンテナ8から送信される送信波の方向は、アンテナ8の指向方向に連動して、図3に示すように、例えばビーム♯0からビーム♯7までの8方向に変化する。
図3は、図1のアンテナ8から送信される送信波の方向を示す説明図である。
なお、アンテナ8の指向方向を変えながら送信波を送信する代わりに、複数のビームを同時に送信してもよいし、スイッチを用いて送信波を切り替えてもよい。
また、レドーム9は、図示しない車両の外装(例えば、バンパ)に設けられ、レドーム9の表面には、図4に示すように、アンテナ8に対して所定方向(例えばビーム♯0の方向)に、金属膜18(反射部)が形成されている。
図4は、図1のレドーム9を、アンテナ8とともに示す構成図である。
なお、レドーム9の表面に金属膜18を形成する代わりに、レドーム9の当該箇所を金属で構成してもよい。
図5は、この発明の実施の形態1に係るレーダ装置1のパルス波の送受信を示すタイミングチャートである。
図5において、時間幅Tgの1発目の送信波と、対象物で反射した反射波と、反射波の受信時に生成されるビート信号と、送信波の時間幅Tgと同一時間幅の距離ゲート(サンプル点)「0〜n」とが、横軸を時間として、互いに関連して示されている。
アンテナ8から送信された時間幅Tgのパルス波である送信波(図5参照)は、送信範囲内に対象物が存在した場合に対象物で反射され、対象物までの距離Rに対応した遅延時間τをもって、反射波(図5参照)としてアンテナ8に受信されて、受信信号としてサーキュレータ7に出力される。
サーキュレータ7は、受信信号の進行方向を切り替えて、受信信号をミキサ11に出力する。
ミキサ11は、分配器5から入力されたローカル信号と、サーキュレータ7から入力された受信信号とをミキシングしてビート信号(図5参照)を生成し、BPF12に出力する。
BPF12は、ミキサ11から出力されたビート信号の不要な周波数成分を除去してアンプ13に出力し、アンプ13は、BPF12から出力されたビート信号を増幅してA/D変換器14に出力する。
A/D変換器14は、主制御部2からの主制御信号により、電圧aのアップフェーズ、あるいはダウンフェーズの観測期間に同期して各距離ゲート毎にビート信号を入力し、ディジタル信号値としてメモリ15に出力する。
メモリ15は、主制御部2からの主制御信号により、電圧aのアップフェーズ、あるいはダウンフェーズの観測期間に同期して書き込み状態となり、A/D変換器14から入力されたビート信号のディジタル信号値を記憶する。また、メモリ15は、主制御部2からの主制御信号により、アップフェーズ、あるいはダウンフェーズの観測期間が終了すると、記憶したディジタル信号値を読み出し可能状態とする。
信号処理部16は、主制御部2からの主制御信号により、電圧aのアップフェーズ、あるいはダウンフェーズの観測期間が終了した時点で、アップフェーズにおけるビート信号のディジタル信号値、あるいはダウンフェーズにおけるビート信号のディジタル信号値をメモリ15から読み込み、対象物までの距離R、対象物との相対速度、および対象物の方位角を演算し、演算結果を移動体の運動制御装置や表示装置等の外部装置(図示せず)に出力する。
また、信号処理部16は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、あるいはCPUおよびDSP(Digital Signal Processor)で構成されている。
ここで、信号処理部16は、レドーム9の汚れ付着を判定する汚れ判定部17(汚れ判定手段)を有している。
以下、上記図4および図6〜図8を参照しながら、汚れ判定部17がレドーム9の汚れ付着を判定する動作について説明する。
まず、アンテナ8の各指向方向に対してレドーム9を垂直に設置した場合の、レドーム9に対する送信波の反射特性について説明する。このとき、レドーム9は、厚みが3.39mm、誘電率が3.00、誘電正接(tanδ)が0.003であるとする。
図6は、図1のアンテナ8から送信される送信波(垂直偏波および水平偏波)が、レドーム9に入射した場合の、入射角変化に対する反射係数および透過係数を示すグラフである。このグラフの横軸は送信波の入射角[deg]を示し、縦軸は反射係数[dB]および透過係数[dB]を示している。
図6において、例えば送信波の入射角が0degの場合には、透過係数がほぼ0dBで、かつ反射係数が−40dBとなるので、レドーム9に入射する送信波は、ほぼ全て透過することが分かる。
すなわち、上記図4において、ビーム♯0は、レドーム9に形成された金属膜18で全反射してアンテナ8に受信され、残りのビーム♯1〜♯7は、レドーム9を透過する。
次に、図6のレドーム9の表面に、汚れとして例えば水膜が付着した場合の、レドーム9に対する送信波の反射特性について説明する。このとき、水膜は、厚みが0.1mm、誘電率が22.0、誘電正接(tanδ)が2.4であるとする。
図7は、図1のアンテナ8から送信される送信波(垂直偏波および水平偏波)が、水膜の付着したレドーム9に入射した場合の、入射角変化に対する反射係数および透過係数を示すグラフである。このグラフの横軸は送信波の入射角[deg]を示し、縦軸は反射係数[dB]および透過係数[dB]を示している。
また、図8は、水膜19が付着した図1のレドーム9を、アンテナ8とともに示す構成図である。
図7において、例えば送信波の入射角が0degの場合には、透過係数が−14dB程度で、かつ反射係数が−2dB程度となるので、レドーム9に入射する送信波は、ほぼ全て反射することが分かる。
すなわち、図8において、ビーム♯0は、金属膜18で全反射してアンテナ8に受信され、残りのビーム♯1〜♯7は、レドーム9に付着した水膜19で全反射してアンテナ8に受信される。
したがって、上記の反射特性を利用して、汚れ判定部17は、所定方向(ビーム♯0の方向)の金属膜18からの反射波の受信レベルと、所定方向以外(ビーム♯1〜♯7の方向)からの反射波の受信レベルとの偏差D1を算出し、算出された偏差D1に基づいてレドーム9の汚れ付着を判定している。
以下、図1〜図8とともに、図9のフローチャートを参照しながら、この発明の実施の形態1によるレーダ装置1の信号処理部16の動作について説明する。
まず、各距離ゲート毎に、アップフェーズ、あるいはダウンフェーズにおけるビート信号のディジタル信号値が読み込まれる(ステップS31)。
続いて、読み込まれたビート信号のディジタル信号値に基づいて、当該ビームの方向における対象物までの距離、対象物との相対速度、および反射波の受信レベルが演算される(ステップS32)。
次に、全てのビーム(ビーム♯0〜♯7)について、上記ステップS32の処理が終了したか否かが判定される(ステップS33)。
ステップS33において、全てのビームについて処理が終了していない(すなわち、No)と判定された場合には、直ちにステップS31に移行する。
一方、ステップS33において、全てのビームについて処理が終了した(すなわち、Yes)と判定された場合には、ステップS32で演算された複数方向の演算データから、同一の距離および相対速度のデータが選択され、受信レベルの大小関係に基づいて対象物の方位角が演算される(ステップS34)。
続いて、汚れ判定部17により、汚れ付着判定処理が実行され(ステップS35)、図9の処理が終了する。
次に、図1〜図9とともに、図10のフローチャートを参照しながら、この発明の実施の形態1によるレーダ装置1の汚れ判定部17の動作について詳細に説明する。ここでは、ビーム♯7の方向の汚れ付着を判定する場合を例にして説明する。
まず、汚れ判定部17内に設けられて、汚れ付着の有無を示す汚れフラグがON状態(立ち上げ状態)であるか否かが判定される(ステップS41)。
ステップS41において、汚れフラグがOFF状態である(すなわち、No)と判定された場合には、ビーム♯0の近距離ゲートにおけるビート信号のディジタル信号値から、ビーム♯7の近距離ゲートにおけるビート信号のディジタル信号値が減算され、反射波の受信レベルの偏差D1が算出される(ステップS42)。
ここで、近距離ゲートとは、上記図5に示した各距離ゲートのうち、距離の短いもの(値の小さいもの)を示している。
続いて、上記ステップS42で算出された受信レベルの偏差D1の絶対値D1absが、あらかじめ設定された汚れ判定閾値Thd1(所定判定閾値)以下であるか否かが判定される(ステップS43)。
ステップS43において、偏差D1の絶対値D1absが汚れ判定閾値Thd1以下である(すなわち、Yes)と判定された場合には、レドーム9に汚れが付着し、ビーム♯7が全反射しているとして、汚れフラグがON状態に設定され(ステップS44)、図10の処理が終了する。
一方、ステップS43において、偏差D1の絶対値D1absが汚れ判定閾値Thd1よりも大きい(すなわち、No)と判定された場合には、レドーム9に汚れが付着しておらず、ビーム♯7がレドーム9を透過しているとして、汚れフラグがOFF状態に設定され(ステップS45)、図10の処理が終了する。
一方、ステップS41において、汚れフラグがON状態である(すなわち、Yes)と判定された場合には、ビーム♯0の近距離ゲートにおけるビート信号のディジタル信号値から、ビーム♯7の近距離ゲートにおけるビート信号のディジタル信号値が減算され、反射波の受信レベルの偏差D1が算出される(ステップS46)。
続いて、上記ステップS46で算出された受信レベルの偏差D1の絶対値D1absが、あらかじめ設定された汚れ復帰閾値Thr1よりも大きいか否かが判定される(ステップS47)。
ステップS47において、偏差D1の絶対値D1absが汚れ復帰閾値Thr1よりも大きい(すなわち、Yes)と判定された場合には、レドーム9の汚れがとれて、ビーム♯7がレドーム9を透過しているとして、汚れフラグがOFF状態に設定され(ステップS48)、図10の処理が終了する。
一方、ステップS47において、偏差D1の絶対値D1absが汚れ復帰閾値Thr1以下である(すなわち、No)と判定された場合には、レドーム9に汚れが付着したままであり、ビーム♯7が全反射しているとして、汚れフラグがON状態に設定され(ステップS49)、図10の処理が終了する。
この発明の実施の形態1に係るレーダ装置1によれば、車両の外装に設けられたレドーム9の表面には、アンテナ8に対して所定方向(ビーム♯0の方向)に金属膜18が形成され、汚れ判定部17は、所定方向の金属膜18からの反射波の受信レベルと、所定方向以外(ビーム♯1〜♯7の方向)からの反射波の受信レベルとの偏差D1を算出し、偏差D1の絶対値D1absと汚れ判定閾値Thd1とを比較することにより、レドーム9の汚れ付着を判定している。
そのため、個々のレーダ装置1について、温度特性を考慮した判定基準値のマップを設ける必要がないので、調整コストを削減することができる。
また、レーダ装置1の停止中にレドーム9に汚れが付着した場合であっても、レーダ装置1の起動後に、所定方向の金属膜18からの反射波の受信レベルと、所定方向以外からの反射波の受信レベルとの偏差D1に基づいてレドーム9の汚れ付着を判定するので、レドーム9に付着した汚れを高精度に検出することができる。
また、汚れ判定部17は、偏差D1の絶対値D1absが汚れ判定閾値Thd1以下のときにレドーム9の汚れ付着を判定するので、レドーム9に汚れが付着しておらず、ノイズ等によって反射波の受信レベルが変化した場合に、汚れが付着したと誤判定することを防止することができる。
なお、上記実施の形態1の汚れ判定部17は、ビーム♯7の方向について、レドーム9の汚れ付着を判定したが、これに限定されない。
汚れ判定部17は、ビーム♯1〜♯6のそれぞれの方向について、上記と同様にレドーム9の汚れ付着を判定してもよい。ビームの方向を順次変更することにより、レドーム9のほぼ全面の汚れ付着を判定することができる。
実施の形態2.
図11は、この発明の実施の形態2に係るレーダ装置1Aを示すブロック図である。
図11において、レーダ装置1Aは、図1に示した主制御部2、レドーム9、信号処理部16(汚れ判定部17)に代えて、主制御部2A、レドーム9A、信号処理部16A(汚れ判定部17A)を備えている。
上記実施の形態1のレドーム9には、上記図4に示すように、アンテナ8に対して所定方向に金属膜18が形成されているが、これに限定されない。
レドーム9Aは、図12に示すように、液晶層20、液晶層20を保持する保持層21、および液晶層20に電界をかける制御電極層22から構成されてもよい。
図12は、図11のレドーム9Aを示す構成図である。
図12において、液晶層20は、保持層21に挟まれている。また、制御電極層22は、電源回路23に接続され、図11の主制御部2Aからの主制御信号により、あらかじめ設定された所定のタイミングで通電されて液晶層20に電界をかける。
制御電極層22が通電される(電圧が印加される)と、電界が生じる。この電界により、液晶層20の誘電率が変化する。
なお、液晶層20に電界がかけられて、誘電率が変化した状態を、液晶層20の電界制御状態(電界制御時)と称する。また、液晶層20に電界がかけられていない状態を、液晶層20の非制御状態(非制御時)と称する。
ここで、液晶層20の厚さdは、液晶層20の比誘電率をεr、レドーム9Aに対する送信波の入射角をθin、自然数をN、送信波の自由空間波長をλ0とすると、次式(1)で表される。
Figure 0004131480
式(1)において、非制御時の液晶層20の比誘電率εrncを用いて液晶層20の厚さdを設定することにより、液晶層20の非制御時にレドーム9Aに入射する送信波の透過率を向上させることができる。このとき、液晶層20の電界制御時にレドーム9Aに入射する送信波の透過率は低下し、送信波は液晶層20の表面でほぼ全反射する。
そこで、送信波を透過させたい場合には、液晶層20を非制御状態とし、送信波を反射させたい場合には、液晶層20の電界制御状態とすればよい。
したがって、汚れ判定部17Aは、液晶層20の電界制御状態における反射波の受信レベルと、液晶層20の非制御状態における反射波の受信レベルとの偏差D2を算出し、算出された偏差D2に基づいてレドーム9Aの汚れ付着を判定している。
その他の構成については、前述の実施の形態1と同様であり、その説明は省略する。
以下、図11および図12とともに、図13のフローチャートを参照しながら、この発明の実施の形態2によるレーダ装置1Aの信号処理部16Aの動作について説明する。
なお、実施の形態1と同様の動作については、説明を省略する。
まず、制御電極層22が通電される所定のタイミングであるか否かが判定される(ステップS51)。
ステップS51において、所定のタイミングでない(すなわち、No)と判定された場合には、前述のステップS31に移行する。
一方、ステップS51において、所定のタイミングである(すなわち、Yes)と判定された場合には、制御電極層22が通電されて液晶層20が電界制御状態とされる(ステップS52)。
続いて、近距離ゲートにおけるビート信号のディジタル信号値が読み込まれて(ステップS53)、前述のステップS33に移行する。
ステップS33において、全てのビームについて処理が終了した(すなわち、Yes)と判定された場合には、前述のステップS34に移行する。
一方、ステップS33において、全てのビームについて処理が終了していない(すなわち、No)と判定された場合には、直ちにステップS51に移行する。
次に、図11〜図13とともに、図14のフローチャートを参照しながら、この発明の実施の形態2によるレーダ装置1Aの汚れ判定部17Aの動作について詳細に説明する。
まず、汚れ判定部17A内に設けられて、汚れ付着の有無を示す汚れフラグがON状態(立ち上げ状態)であるか否かが判定される(ステップS61)。
ステップS61において、汚れフラグがOFF状態である(すなわち、No)と判定された場合には、液晶層20の電界制御時の近距離ゲートにおけるビート信号のディジタル信号値から、液晶層20の非制御時の近距離ゲートにおけるビート信号のディジタル信号値が減算され、反射波の受信レベルの偏差D2が算出される(ステップS62)。
続いて、上記ステップS62で算出された受信レベルの偏差D2の絶対値D2absが、あらかじめ設定された汚れ判定閾値Thd2(所定判定閾値)以下であるか否かが判定される(ステップS63)。
ステップS63において、偏差D2の絶対値D2absが汚れ判定閾値Thd2以下である(すなわち、Yes)と判定された場合には、レドーム9Aに汚れが付着し、液晶層20の非制御時に送信波が全反射しているとして、汚れ判定部17A内に設けられた汚れ判定カウンタがアップされる(ステップS64)。
一方、ステップS63において、偏差D2の絶対値D2absが汚れ判定閾値Thd2よりも大きい(すなわち、No)と判定された場合には、レドーム9Aに汚れが付着しておらず、液晶層20の非制御時に送信波がレドーム9Aを透過しているとして、汚れ判定カウンタがクリアされる(ステップS65)。
次に、汚れ判定カウンタのカウンタ値Cdが、あらかじめ設定された汚れ判定カウンタ閾値Thdt(所定時間)よりも大きいか否かが判定される(ステップS66)。
ステップS66において、カウンタ値Cdが汚れ判定カウンタ閾値Thdtよりも大きい(すなわち、Yes)と判定された場合には、汚れフラグがON状態に設定され(ステップS67)、図14の処理が終了する。
一方、ステップS66において、カウンタ値Cdが汚れ判定カウンタ閾値Thdt以下である(すなわち、No)と判定された場合には、汚れフラグがOFF状態に設定され(ステップS68)、図14の処理が終了する。
一方、ステップS61において、汚れフラグがON状態である(すなわち、Yes)と判定された場合には、液晶層20の電界制御時の近距離ゲートにおけるビート信号のディジタル信号値から、液晶層20の非制御時の近距離ゲートにおけるビート信号のディジタル信号値が減算され、反射波の受信レベルの偏差D2が算出される(ステップS69)。
続いて、上記ステップS69で算出された受信レベルの偏差D2の絶対値D2absが、あらかじめ設定された汚れ復帰閾値Thr2よりも大きいか否かが判定される(ステップS70)。
ステップS70において、偏差D2の絶対値D2absが汚れ復帰閾値Thr2よりも大きい(すなわち、Yes)と判定された場合には、レドーム9Aの汚れがとれて、液晶層20の非制御時に送信波がレドーム9Aを透過しているとして、汚れ判定部17A内に設けられた汚れ復帰カウンタがアップされる(ステップS71)。
一方、ステップS70において、偏差D2の絶対値D2absが汚れ復帰閾値Thr2以下である(すなわち、No)と判定された場合には、レドーム9Aに汚れが付着したままであり、液晶層20の非制御時に送信波が全反射しているとして、汚れ復帰カウンタがクリアされる(ステップS72)。
次に、汚れ復帰カウンタのカウンタ値Crが、あらかじめ設定された汚れ復帰カウンタ閾値Thrtよりも大きいか否かが判定される(ステップS73)。
ステップS73において、カウンタ値Crが汚れ復帰カウンタ閾値Thrtよりも大きい(すなわち、Yes)と判定された場合には、汚れフラグがOFF状態に設定され(ステップS74)、図14の処理が終了する。
一方、ステップS73において、カウンタ値Crが汚れ復帰カウンタ閾値Thrt以下である(すなわち、No)と判定された場合には、汚れフラグがON状態に設定され(ステップS75)、図14の処理が終了する。
この発明の実施の形態2に係るレーダ装置1Aによれば、車両の外装に設けられたレドーム9Aは、液晶層20、保持層21、および制御電極層22から構成され、汚れ判定部17Aは、液晶層20の電界制御状態における反射波の受信レベルと、液晶層20の非制御状態における反射波の受信レベルとの偏差D2を算出し、偏差D2の絶対値D2absと汚れ判定閾値Thd2とを比較することにより、レドーム9Aの汚れ付着を判定している。
そのため、前述した実施の形態1では、金属膜18が形成された所定方向について、対象物までの距離を演算することができなかったのに対して、本実施の形態では、全てのビームの方向について、対象物までの距離を演算することができ、対象物の検知範囲を損なうことなく、レドーム9Aに付着した汚れを検出することができる。
また、汚れ判定部17Aは、偏差D2の絶対値D2absが汚れ判定閾値Thd2以下で、かつ汚れ判定カウンタのカウンタ値Cdが汚れ判定カウンタ閾値Thdtよりも大きくなったときにレドーム9Aの汚れ付着を判定するので、例えば降雨等によって瞬間的にレドーム9Aに水膜が付着した場合に、汚れが付着したと誤判定することを防止することができる。
なお、上記実施の形態2では、液晶層20の電界制御時におけるビームの方向、および液晶層20の非制御時におけるビームの方向について特に規定していないが、あらかじめ設定されたビームに着目してレドーム9Aの汚れ付着を判定してもよいし、着目するビームの方向を順次切り替えてもよい。
これらの場合も、上記実施の形態2と同様の効果を奏することができる。
実施の形態3.
上記実施の形態2のレドーム9Aは、上記図12に示すように、液晶層20、保持層21、および制御電極層22から構成されているが、これに限定されない。
レドーム9Bには、図15に示すように、アンテナ8に対して所定方向(例えばビーム♯0の方向)に液晶層20B、保持層21B、および制御電極層22Bからなる液晶部24が形成されてもよい。
ここでは、実施の形態2と同種のものについては、同一符号の後に「B」を付して、詳述は省略する。
図15は、この発明の実施の形態3に係るレーダ装置1B(図示せず)のレドーム9Bを、アンテナ8とともに示す構成図である。
図15において、液晶層20Bは、保持層21Bに挟まれている。また、制御電極層22Bは、電源回路23Bに接続され、主制御部2B(図示せず)からの主制御信号により、あらかじめ設定された所定のタイミングで通電されて液晶層20Bに電界をかける。
汚れ判定部17B(図示せず)は、液晶層20Bの電界制御状態における所定方向(ビーム♯0の方向)の液晶部24からの反射波の受信レベルと、所定方向以外(ビーム♯1〜♯7の方向)からの反射波、あるいは液晶層20Bの非制御状態における反射波の受信レベルとの偏差D3を算出し、算出された偏差D3に基づいてレドーム9Bの汚れ付着を判定している。
その他の構成については、前述の実施の形態2と同様であり、その説明は省略する。
ここで、この発明の実施の形態3によるレーダ装置1Bの信号処理部16B(図示せず)の動作は、前述した実施の形態2と同様なので、説明を省略する。
以下、図15とともに、図16のフローチャートを参照しながら、この発明の実施の形態3によるレーダ装置1Bの汚れ判定部17Bの動作について詳細に説明する。
なお、実施の形態2と同様の動作については、説明を省略する。
まず、汚れ判定部17B内に設けられて、汚れ付着の有無を示す汚れフラグがON状態(立ち上げ状態)であるか否かが判定される(ステップS61)。
ステップS61において、汚れフラグがOFF状態である(すなわち、No)と判定された場合には、液晶層20Bの電界制御時で、かつビーム♯0の近距離ゲートにおけるビート信号のディジタル信号値から、ビーム♯M(Mは、液晶層20Bの電界制御時には、1〜7の何れかの値をとり、液晶層20Bの非制御時には、0〜7の何れかの値をとる。また、一つの値に固定してもよいし、値を順次変更してもよい)の近距離ゲートにおけるビート信号のディジタル信号値が減算され、反射波の受信レベルの偏差D3が算出される(ステップS81)。
続いて、上記ステップS81で算出された受信レベルの偏差D3の絶対値D3absが、あらかじめ設定された汚れ判定閾値Thd3(所定判定閾値)以下であるか否かが判定される(ステップS82)。
ステップS82において、偏差D3の絶対値D3absが汚れ判定閾値Thd3以下である(すなわち、Yes)と判定された場合には、レドーム9Bに汚れが付着し、ビーム♯Mが全反射しているとして、汚れ判定部17B内に設けられた汚れ判定カウンタがアップされる(ステップS64)。
一方、ステップS82において、偏差D3の絶対値D3absが汚れ判定閾値Thd3よりも大きい(すなわち、No)と判定された場合には、レドーム9Bに汚れが付着しておらず、ビーム♯Mがレドーム9Bを透過しているとして、汚れ判定カウンタがクリアされる(ステップS65)。
一方、ステップS61において、汚れフラグがON状態である(すなわち、Yes)と判定された場合には、液晶層20Bの電界制御時で、かつビーム♯0の近距離ゲートにおけるビート信号のディジタル信号値から、ビーム♯M(Mは、液晶層20Bの電界制御時には、1〜7の何れかの値をとり、液晶層20Bの非制御時には、0〜7の何れかの値をとる。また、一つの値に固定してもよいし、値を順次変更してもよい)の近距離ゲートにおけるビート信号のディジタル信号値が減算され、反射波の受信レベルの偏差D3が算出される(ステップS83)。
続いて、上記ステップS83で算出された受信レベルの偏差D3の絶対値D3absが、あらかじめ設定された汚れ復帰閾値Thr3よりも大きいか否かが判定される(ステップS84)。
ステップS84において、偏差D3の絶対値D3absが汚れ復帰閾値Thr3よりも大きい(すなわち、Yes)と判定された場合には、レドーム9Bの汚れがとれて、ビーム♯Mがレドーム9Bを透過しているとして、汚れ判定部17B内に設けられた汚れ復帰カウンタがアップされる(ステップS71)。
一方、ステップS84において、偏差D3の絶対値D3absが汚れ復帰閾値Thr3以下である(すなわち、No)と判定された場合には、レドーム9Bに汚れが付着したままであり、ビーム♯Mが全反射しているとして、汚れ復帰カウンタがクリアされる(ステップS72)。
この発明の実施の形態3係るレーダ装置1Bによれば、車両の外装に設けられたレドーム9Bには、アンテナ8に対して所定方向(ビーム♯0の方向)に液晶層20B、保持層21B、および制御電極層22Bからなる液晶部24が形成され、汚れ判定部17Bは、液晶層20Bの電界制御状態における所定方向(ビーム♯0の方向)の液晶部24からの反射波の受信レベルと、所定方向以外(ビーム♯1〜♯7の方向)からの反射波、あるいは液晶層20Bの非制御状態における反射波の受信レベルとの偏差D3を算出し、偏差D3の絶対値D3absと汚れ判定閾値Thd3とを比較することにより、レドーム9Bの汚れ付着を判定している。
そのため、前述した実施の形態2では、液晶層20の電界制御時に、対象物までの距離を演算することができなかったのに対して、本実施の形態では、液晶層20Bの電界制御時であっても、所定方向(ビーム♯0の方向)以外について、対象物までの距離を演算することができる。
また、上記実施の形態1〜3のレドーム9、9A、9Bは、車両の外装に設けられているが、これに限定されず、レドームは、アンテナ8を覆う筐体(図示せず)に設けられていてもよい。
この場合も、上記実施の形態1〜3と同様の効果を奏することができる。
また、上記実施の形態1〜3では、レーダ方式として、FMパルス方式を例に挙げて説明したが、これに限定されない。
他のレーダ方式を用いた場合であっても、至近距離からの反射波成分を用いることにより、上記実施の形態1〜3と同様の効果を奏することができる。
この発明の実施の形態1に係るレーダ装置を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1に係るレーダ装置の電圧発生回路およびVCOから発生される各種信号の電圧、あるいは周波数の変化を示すタイミングチャートである。 この発明の実施の形態1に係るレーダ装置のアンテナから送信される送信波の方向を示す説明図である。 この発明の実施の形態1に係るレーダ装置のレドームを、アンテナとともに示す構成図である。 この発明の実施の形態1に係るレーダ装置のパルス波の送受信を示すタイミングチャートである。 この発明の実施の形態1に係るレーダ装置のアンテナから送信される送信波が、レドームに入射した場合の、入射角変化に対する反射係数および透過係数を示すグラフである。 この発明の実施の形態1に係るレーダ装置のアンテナから送信される送信波が、水膜の付着したレドームに入射した場合の、入射角変化に対する反射係数および透過係数を示すグラフである。 この発明の実施の形態1に係るレーダ装置の水膜が付着したレドームを、アンテナとともに示す構成図である。 この発明の実施の形態1によるレーダ装置の信号処理部の動作を説明するフローチャートである。 この発明の実施の形態1によるレーダ装置の汚れ判定部の動作を説明するフローチャートである。 この発明の実施の形態2に係るレーダ装置を示すブロック図である。 この発明の実施の形態2に係るレーダ装置のレドームを示す構成図である。 この発明の実施の形態2によるレーダ装置の信号処理部の動作を説明するフローチャートである。 この発明の実施の形態2によるレーダ装置の汚れ判定部の動作を説明するフローチャートである。 この発明の実施の形態3に係るレーダ装置のレドームを、アンテナとともに示す構成図である。 この発明の実施の形態3によるレーダ装置の汚れ判定部の動作を説明するフローチャートである。
符号の説明
1、1A、1B レーダ装置、8 アンテナ、9、9A、9B レドーム、16、16A、16B 信号処理部(信号処理手段)、17、17A、17B 汚れ判定部(汚れ判定手段)、18 金属膜(反射部)、19 水膜(汚れ)、20、20B 液晶層、21、21B 保持層、22、22B 制御電極層、24 液晶部、D1、D2、D3 偏差、Thd1、Thd2、Thd3 汚れ判定閾値(所定判定閾値)、Thdt 汚れ判定カウンタ閾値(所定時間)。

Claims (14)

  1. 電磁波を送信波として複数の異なる方向に送信するとともに、対象物からの反射波を受信するアンテナと、
    前記アンテナを保護するレドームと、
    前記送信波および前記反射波に基づいて、前記対象物までの距離を演算する信号処理手段とを備え、
    前記レドームは、前記アンテナに対して所定方向に設けられた金属製の反射部を有し、
    前記信号処理手段は、前記レドームの汚れ付着を判定する汚れ判定手段を有し、
    前記汚れ判定手段は、前記所定方向の前記反射部からの反射波の受信レベルと、前記所定方向以外からの反射波の受信レベルとの偏差を算出し、前記偏差に基づいて前記レドームの汚れ付着を判定することを特徴とするレーダ装置。
  2. 電磁波を送信波として複数の異なる方向に送信するとともに、対象物からの反射波を受信するアンテナと、
    前記アンテナを保護するレドームと、
    前記送信波および前記反射波に基づいて、前記対象物までの距離を演算する信号処理手段とを備え、
    前記レドームは、液晶層、前記液晶層を保持する保持層、および所定のタイミングで通電されて前記液晶層に電界をかける制御電極層を有し、
    前記信号処理手段は、前記レドームの汚れ付着を判定する汚れ判定手段を有し、
    前記汚れ判定手段は、前記制御電極層の通電時における反射波の受信レベルと、前記制御電極層の非通電時における反射波の受信レベルとの偏差を算出し、前記偏差に基づいて前記レドームの汚れ付着を判定することを特徴とするレーダ装置。
  3. 電磁波を送信波として複数の異なる方向に送信するとともに、対象物からの反射波を反射波として受信するアンテナと、
    前記アンテナを保護するレドームと、
    前記送信波および前記反射波に基づいて、前記対象物までの距離を演算する信号処理手段とを備え、
    前記レドームは、前記アンテナに対して所定方向に設けられた液晶層、前記液晶層を保持する保持層、および所定のタイミングで通電されて前記液晶層に電界をかける制御電極層を含む液晶部を有し、
    前記信号処理手段は、前記レドームの汚れ付着を判定する汚れ判定手段を有し、
    前記汚れ判定手段は、前記制御電極層の通電時における前記所定方向の前記液晶部からの反射波の受信レベルと、前記所定方向以外からの反射波、あるいは前記制御電極層の非通電時における反射波の受信レベルとの偏差を算出し、前記偏差に基づいて前記レドームの汚れ付着を判定することを特徴とするレーダ装置。
  4. 前記汚れ判定手段は、前記偏差が所定判定閾値以下の場合に、前記レドームの汚れ付着を判定することを特徴とする請求項1から請求項3までの何れか1項に記載のレーダ装置。
  5. 前記汚れ判定手段は、前記偏差が所定判定閾値以下の状態が所定時間継続した場合に、前記レドームの汚れ付着を判定することを特徴とする請求項1から請求項3までの何れか1項に記載のレーダ装置。
  6. 前記レドームは、車両の外装に設けられていることを特徴とする請求項1から請求項5までの何れか1項に記載のレーダ装置。
  7. 前記レドームは、前記アンテナを覆う筐体に設けられていることを特徴とする請求項1から請求項5までの何れか1項に記載のレーダ装置。
  8. 電磁波を送信波として複数の異なる方向に送信するとともに、対象物からの反射波を受信するアンテナ、およびレドームを用い、
    前記レドームは、前記アンテナに対して所定方向に設けられた金属製の反射部を有し、
    前記送信波および前記反射波に基づいて、前記対象物までの距離を演算する信号処理ステップを備えた汚れ判定方法であって、
    前記信号処理ステップは、
    前記レドームの前記所定方向に前記送信波を送信し、前記反射部からの反射波を受信する第1受信ステップと、
    前記レドームの前記所定方向以外に前記送信波を送信し、前記所定方向以外からの反射波を受信する第2受信ステップと、
    前記反射部からの反射波の受信レベルと、前記所定方向以外からの反射波の受信レベルとの偏差を算出する偏差算出ステップと、
    前記偏差に基づいて、前記レドームの汚れ付着を判定する汚れ判定ステップとを有することを特徴とする汚れ判定方法。
  9. 電磁波を送信波として複数の異なる方向に送信するとともに、対象物からの反射波を受信するアンテナ、およびレドームを用い、
    前記レドームは、液晶層、前記液晶層を保持する保持層、および所定のタイミングで通電されて前記液晶層に電界をかける制御電極層を有し、
    前記送信波および前記反射波に基づいて、前記対象物までの距離を演算する信号処理ステップを備えた汚れ判定方法であって、
    前記信号処理ステップは、
    前記レドームに前記送信波を送信し、前記制御電極層の通電時における反射波を受信する第1受信ステップと、
    前記レドームに前記送信波を送信し、前記制御電極層の非通電時における反射波を受信する第2受信ステップと、
    前記制御電極層の通電時における反射波の受信レベルと、前記制御電極層の非通電時における反射波の受信レベルとの偏差を算出する偏差算出ステップと、
    前記偏差に基づいて、前記レドームの汚れ付着を判定する汚れ判定ステップとを有することを特徴とする汚れ判定方法。
  10. 電磁波を送信波として複数の異なる方向に送信するとともに、対象物からの反射波を受信するアンテナ、およびレドームを用い、
    前記レドームは、前記アンテナに対して所定方向に設けられた液晶層、前記液晶層を保持する保持層、および所定のタイミングで通電されて前記液晶層に電界をかける制御電極層を含む液晶部を有し、
    前記送信波および前記反射波に基づいて、前記対象物までの距離を演算する信号処理ステップを備えた汚れ判定方法であって、
    前記信号処理ステップは、
    前記レドームの前記所定方向に前記送信波を送信し、前記制御電極層の通電時における前記反射部からの反射波を受信する第1受信ステップと、
    前記レドームに前記送信波を送信し、前記所定方向以外からの反射波、あるいは前記制御電極層の非通電時における反射波を受信する第2受信ステップと、
    前記制御電極層の通電時における前記反射部からの反射波の受信レベルと、前記所定方向以外からの反射波、あるいは前記制御電極層の非通電時における反射波の反射レベルとの偏差を算出する偏差算出ステップと、
    前記偏差に基づいて、前記レドームの汚れ付着を判定する汚れ判定ステップとを有することを特徴とする汚れ判定方法。
  11. 前記汚れ判定ステップは、前記偏差が所定判定閾値以下の場合に、前記レドームの汚れ付着を判定することを特徴とする請求項8から請求項10までの何れか1項に記載の汚れ判定方法。
  12. 前記汚れ判定ステップは、前記偏差が所定判定閾値以下の状態が所定時間継続した場合に、前記レドームの汚れ付着を判定することを特徴とする請求項8から請求項10までの何れか1項に記載の汚れ判定方法。
  13. 前記レドームは、車両の外装に設けられていることを特徴とする請求項8から請求項12までの何れか1項に記載の汚れ判定方法。
  14. 前記レドームは、前記アンテナを覆う筐体に設けられていることを特徴とする請求項8から請求項12までの何れか1項に記載の汚れ判定方法。
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