JP4131303B2 - 画像変換装置および方法、学習装置および方法、画像変換システム、並びに記録媒体 - Google Patents

画像変換装置および方法、学習装置および方法、画像変換システム、並びに記録媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像変換装置および方法、学習装置および方法、画像変換システム、並びに記録媒体に関し、特に、入力された画像信号を同一フォーマットもしくは異なるフォーマットの画像信号に変換する際に、入力された画像データの画質が悪くとも、確実に画質が補正されたか、もしくは画質が改善された画像信号を提供できるようにした画像変換装置および方法、学習装置および方法、画像変換システム、並びに記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
本出願人は、例えば、特開平8−51599号として、より高解像度の画素データを得ることができるようにする技術を提案している。この提案においては、例えばSD(Standard Definition)画素データからなる画像データから、HD(High Definition)画素データからなる画像データを創造する場合、創造するHD画素データの近傍に位置するSD画素データを用いてクラス分類を行い(クラスを決定し)、それぞれのクラス毎に、予測係数を学習させておき、その予測係数とSD画素データとの線形1次結合をHD画素データとしていた。
【0003】
また、本出願人は、特願平10−232501号として、予測係数とSD画素データとの単一の高次結合(例えば、2次結合)の結果をHD画素データとすることにより、創造するHD画素データの予測精度をより向上させる技術を提案している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述したような高次結合を用いて画素データを創造する技術は、画像の複雑な部分(空間周波数が高い部分)を創造する場合には有効である。しかしながら、画像の平坦な部分(空間周波数が低い部分)を創造する場合には、必ずしも高次結合による処理は必要ない。したがって、創造する全ての画素を単一の高次結合を用いて創造した場合、不必要な演算を行うことにより、その処理に要する時間が長くなる課題があった。
【0005】
また、最適な予測係数を求める学習装置に単一の高次結合を適用した場合、画像の多くの部分を占める平坦な部分の影響を受け、高次結合を適用したことによる効果が低減する課題があった。
【0006】
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、画像の部分的な特性に対応して、適用する高次結合の次数を変化することにより、入力された画像データの画質を効率よく補正することができるようしたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の画像変換装置は、第1の画像信号の中の注目画素の画素データと、その周辺に位置する周辺画素の画素データとからなる複数の画素データをクラスタップとして抽出するクラスタップ抽出手段と、クラスタップ内の注目画素と、その両隣の各画素のレベルの差分である2つの差分値を出力する推定手段と、出力された2つの差分値が等しい場合、第1の画像信号の中の注目画素の画素データとその周辺に位置する周辺画素の画素データとからなる複数の画素データとしての予測タップと、第1の画像信号から第2の画像信号を予測するために予め学習された予測係数との結合により注目画素に対応する第2の画像信号の予測画素を予測する予測演算における、予測タップの次数を2次に選択し、出力された2つの差分値の符号が異なり、それらの絶対値が等しい場合、予測タップの次数を1次に選択し、出力された2つの差分値の絶対値が異なる場合、予測タップの次数を3次に選択する選択手段と、クラスタップとしての複数の画素データを符号化した符号化データに、選択手段により選択された次数を表すビットを付加して、注目画素に対応するクラスコードを生成する分類手段と、予め学習された予測係数から、分類手段により生成されたクラスコードに対応する予測係数を発生する発生手段と、予測タップと予測係数との選択手段により選択された次数の結合である予測演算を行うことにより、第2の画像信号の予測画素データを生成する生成手段とを備えることを特徴とする。
【0008】
本発明の画像変換方法は、第1の画像信号の中の注目画素の画素データとその周辺に位置する周辺画素の画素データとからなる複数の画素データをクラスタップとして抽出するクラスタップ抽出ステップと、クラスタップ内の注目画素と、その両隣の各画素のレベルの差分である2つの差分値を出力する推定ステップと、出力された2つの差分値が等しい場合、第1の画像信号の中の注目画素の画素データとその周辺に位置する周辺画素の画素データとからなる複数の画素データとしての予測タップと、第1の画像信号から第2の画像信号を予測するために予め学習された予測係数との結合により注目画素に対応する第2の画像信号の予測画素を予測する予測演算における、予測タップの次数を2次に選択し、出力された2つの差分値の符号が異なり、それらの絶対値が等しい場合、予測タップの次数を1次に選択し、出力された2つの差分値の絶対値が異なる場合、予測タップの次数を3次に選択する選択ステップと、クラスタップとしての複数の画素データを符号化した符号化データに、選択ステップの処理で選択された次数を表すビットを付加して、注目画素に対応するクラスコードを生成する分類ステップと、予め学習された予測係数から、分類手段により生成されたクラスコードに対応する予測係数を発生する発生ステップと、予測タップと予測係数との選択ステップの処理で選択された次数の結合である予測演算を行うことにより、第2の画像信号の予測画素データを生成する生成ステップとを含むことを特徴とする。
【0009】
本発明の記録媒体は、第1の画像信号の中の注目画素の画素データと、その周辺に位置する周辺画素の画素データとからなる複数の画素データをクラスタップとして抽出するクラスタップ抽出ステップと、クラスタップ内の注目画素と、その両隣の各画素のレベルの差分である2つの差分値を出力する推定ステップと、出力された2つの差分値が等しい場合、第1の画像信号の中の注目画素の画素データとその周辺に位置する周辺画素の画素データとからなる複数の画素データとしての予測タップと、第1の画像信号から第2の画像信号を予測するために予め学習された予測係数との結合により注目画素に対応する第2の画像信号の予測画素を予測する予測演算における、予測タップの次数を2次に選択し、出力された2つの差分値の符号が異なり、それらの絶対値が等しい場合、予測タップの次数を1次に選択し、出力された2つの差分値の絶対値が異なる場合、予測タップの次数を3次に選択する選択ステップと、クラスタップとしての複数の画素データを符号化した符号化データに、選択ステップの処理で選択された次数を表すビットを付加して、注目画素に対応するクラスコードを生成する分類ステップと、予め学習された予測係数から、分類手段により生成されたクラスコードに対応する予測係数を発生する発生ステップと、予測タップと予測係数との選択ステップの処理で選択された次数の結合である予測演算を行うことにより、第2の画像信号の予測画素データを生成する生成ステップとを含む処理を画像変換装置のコンピュータに実行させるプログラムが記録されていることを特徴とする。
【0010】
本発明の学習装置は、学習用の第1の画像信号の中の注目画素の画素データと、その周辺に位置する周辺画素の画素データとからなる複数の画素データをクラスタップとして抽出するクラスタップ抽出手段と、クラスタップ内の注目画素と、その両隣の各画素のレベルの差分である2つの差分値を出力する推定手段と、出力された2つの差分値が等しい場合、高次結合の次数を2次に選択し、出力された2つの差分値の符号が異なり、それらの絶対値が等しい場合、高次結合の次数を1次に選択し、出力された2つの差分値の絶対値が異なる場合、高次結合の次数を3次に選択する選択手段と、クラスタップとしての複数の画素データを符号化した符号化データに、選択手段により選択された次数を表すビットを付加して、注目画素に対応するクラスコードを生成する分類手段と、分類手段によって、学習用の第1の画像信号の中の注目画素に対応して生成されたクラスコード毎、学習用の第1の画像信号の中の注目画素の画素データとその周辺に位置する周辺画素の画素データとからなる複数の画素データとしての予測タップと、学習用の第1の画像信号に対応する学習用の第2の画像信号を予測するための予測係数との結合により注目画素に対応する学習用の第2の画像信号の予測画素を予測する関係式における予測係数を求めるために生成された行列式に対し、学習用の第1の画像信号および学習用の第2の画像信号を代入することにより正規方程式を生成し、正規方程式を解法することにより、予測係数を生成する生成手段と、生成手段によって生成された予測係数を発生手段によって発生されたクラスコードに対応するアドレスに記憶する記憶手段とを備えることを特徴とする。
【0011】
本発明の学習方法は、学習用の第1の画像信号の中の注目画素の画素データと、その周辺に位置する周辺画素の画素データとからなる複数の画素データをクラスタップとして抽出するクラスタップ抽出ステップと、クラスタップ内の注目画素と、その両隣の各画素のレベルの差分である2つの差分値を出力する推定ステップと、出力された2つの差分値が等しい場合、高次結合の次数を2次に選択し、出力された2つの差分値の符号が異なり、それらの絶対値が等しい場合、高次結合の次数を1次に選択し、出力された2つの差分値の絶対値が異なる場合、高次結合の次数を3次に選択する選択ステップと、クラスタップとしての複数の画素データを符号化した符号化データに、選択ステップの処理で選択された次数を表すビットを付加して、注目画素に対応するクラスコードを生成する分類ステップと、分類ステップの処理で、学習用の第1の画像信号の中の注目画素に対応して生成されたクラスコード毎、学習用の第1の画像信号の中の注目画素の画素データとその周辺に位置する周辺画素の画素データとからなる複数の画素データとしての予測タップと、学習用の第1の画像信号に対応する学習用の第2の画像信号を予測するための予測係数との結合により注目画素に対応する学習用の第2の画像信号の予測画素を予測する関係式における予測係数を求めるために生成された行列式に対し、学習用の第1の画像信号および学習用の第2の画像信号を代入することにより正規方程式を生成し、正規方程式を解法することにより、予測係数を生成する生成ステップと、生成ステップの処理で生成された予測係数を発生ステップの処理で発生されたクラスコードに対応するアドレスに記憶する記憶ステップとを含むことを特徴とする。
【0012】
本発明の記録媒体は、学習用の第1の画像信号の中の注目画素の画素データと、その周辺に位置する周辺画素の画素データとからなる複数の画素データをクラスタップとして抽出するクラスタップ抽出ステップと、クラスタップ内の注目画素と、その両隣の各画素のレベルの差分である2つの差分値を出力する推定ステップと、出力された2つの差分値が等しい場合、高次結合の次数を2次に選択し、出力された2つの差分値の符号が異なり、それらの絶対値が等しい場合、高次結合の次数を1次に選択し、出力された2つの差分値の絶対値が異なる場合、高次結合の次数を3次に選択する選択ステップと、クラスタップとしての複数の画素データを符号化した符号化データに、選択ステップの処理で選択された次数を表すビットを付加して、注目画素に対応するクラスコードを生成する分類ステップと、分類ステップの処理で、学習用の第1の画像信号の中の注目画素に対応して生成されたクラスコード毎、学習用の第1の画像信号の中の注目画素の画素データとその周辺に位置する周辺画素の画素データとからなる複数の画素データとしての予測タップと、学習用の第1の画像信号に対応する学習用の第2の画像信号を予測するための予測係数との結合により注目画素に対応する学習用の第2の画像信号の予測画素を予測する関係式における予測係数を求めるために生成された行列式に対し、学習用の第1の画像信号および学習用の第2の画像信号を代入することにより正規方程式を生成し、正規方程式を解法することにより、予測係数を生成する生成ステップと、生成ステップの処理で生成された予測係数を発生ステップの処理で発生されたクラスコードに対応するアドレスに記憶する記憶ステップとを含む処理を学習装置のコンピュータに実行させるプログラムが記録されていることを特徴とする。
【0013】
本発明の画像変換システムは、学習装置が、学習用の第1の画像信号の中の注目画素の画素データと、その周辺に位置する周辺画素の画素データとからなる複数の画素データをクラスタップとして抽出するクラスタップ抽出手段と、クラスタップ内の注目画素と、その両隣の各画素のレベルの差分である2つの差分値を出力する推定手段と、出力された2つの差分値が等しい場合、高次結合の次数を2次に選択し、出力された2つの差分値の符号が異なり、それらの絶対値が等しい場合、高次結合の次数を1次に選択し、出力された2つの差分値の絶対値が異なる場合、高次結合の次数を3次に選択する選択手段と、クラスタップとしての複数の画素データを符号化した符号化データに、選択手段により選択された次数を表すビットを付加して、注目画素に対応するクラスコードを生成する分類手段と、分類手段によって、学習用の第1の画像信号の中の注目画素に対応して生成されたクラスコード毎、学習用の第1の画像信号の中の注目画素の画素データとその周辺に位置する周辺画素の画素データとからなる複数の画素データとしての予測タップと、学習用の第1の画像信号に対応する学習用の第2の画像信号を予測するための予測係数との結合により注目画素に対応する学習用の第2の画像信号の予測画素を予測する関係式における予測係数を求めるために生成された行列式に対し、学習用の第1の画像信号および学習用の第2の画像信号を代入することにより正規方程式を生成し、正規方程式を解法することにより、予測係数を生成する生成手段と、生成手段によって生成された予測係数を発生手段によって発生されたクラスコードに対応するアドレスに記憶する記憶手段とを備え、画像変換装置が、第1の画像信号の中の注目画素の画素データと、その周辺に位置する周辺画素の画素データとからなる複数の画素データをクラスタップとして抽出するクラスタップ抽出手段と、クラスタップ内の注目画素と、その両隣の各画素のレベルの差分である2つの差分値を出力する推定手段と、出力された2つの差分値が等しい場合、第1の画像信号の中の注目画素の画素データとその周辺に位置する周辺画素の画素データとからなる複数の画素データとしての予測タップと、第1の画像信号から第2の画像信号を予測するために予め学習された予測係数との結合により注目画素に対応する第2の画像信号の予測画素を予測する予測演算における、予測タップの次数を2次に選択し、出力された2つの差分値の符号が異なり、それらの絶対値が等しい場合、予測タップの次数を1次に選択し、出力された2つの差分値の絶対値が異なる場合、予測タップの次数を3次に選択する選択手段と、クラスタップとしての複数の画素データを符号化した符号化データに、選択手段により選択された次数を表すビットを付加して、注目画素に対応するクラスコードを生成する分類手段と、予め学習された予測係数から、分類手段により生成されたクラスコードに対応する予測係数を発生する発生手段と、予測タップと予測係数との選択手段により選択された次数の結合である予測演算を行うことにより、第2の画像信号の予測画素データを生成する生成手段とを備えることを特徴とする。
【0014】
本発明の画像変換装置、画像変換方法、および記録媒体のプログラムにおいては、第1の画像信号の中の注目画素の画素データと、その周辺に位置する周辺画素の画素データとからなる複数の画素データがクラスタップとして抽出され、クラスタップ内の注目画素と、その両隣の各画素のレベルの差分である2つの差分値が出力され、出力された2つの差分値が等しい場合、第1の画像信号の中の注目画素の画素データとその周辺に位置する周辺画素の画素データとからなる複数の画素データとしての予測タップと、第1の画像信号から第2の画像信号を予測するために予め学習された予測係数との結合により注目画素に対応する第2の画像信号の予測画素を予測する予測演算における、予測タップの次数が2次に選択され、出力された2つの差分値の符号が異なり、それらの絶対値が等しい場合、予測タップの次数が1次に選択され、出力された2つの差分値の絶対値が異なる場合、予測タップの次数が3次に選択され、クラスタップとしての複数の画素データが符号化された符号化データに、選択された次数を表すビットが付加されて、注目画素に対応するクラスコードが生成される。さらに、予め学習された予測係数から、生成されたクラスコードに対応する予測係数が発生され、予測タップと予測係数との選択された次数の結合である予測演算が行われることにより、第2の画像信号の予測画素データが生成される。
【0015】
本発明の学習装置、学習方法、および記録媒体のプログラムにおいては、学習用の第1の画像信号の中の注目画素の画素データと、その周辺に位置する周辺画素の画素データとからなる複数の画素データがクラスタップとして抽出され、クラスタップ内の注目画素と、その両隣の各画素のレベルの差分である2つの差分値が出力され、出力された2つの差分値が等しい場合、高次結合の次数が2次に選択され、出力された2つの差分値の符号が異なり、それらの絶対値が等しい場合、高次結合の次数が1次に選択され、出力された2つの差分値の絶対値が異なる場合、高次結合の次数が3次に選択され、クラスタップとしての複数の画素データが符号化された符号化データに、選択された次数を表すビットが付加されて、注目画素に対応するクラスコードが生成される。また、学習用の第1の画像信号の中の注目画素に対応して生成されたクラスコード毎、学習用の第1の画像信号の中の注目画素の画素データとその周辺に位置する周辺画素の画素データとからなる複数の画素データとしての予測タップと、学習用の第1の画像信号に対応する学習用の第2の画像信号を予測するための予測係数との結合により注目画素に対応する学習用の第2の画像信号の予測画素を予測する関係式における予測係数を求めるために生成された行列式に対し、学習用の第1の画像信号および学習用の第2の画像信号を代入することにより正規方程式が生成され、この正規方程式を解法することにより、予測係数が生成される。さらに、生成された予測係数が発生されたクラスコードに対応するアドレスに記憶される。
【0016】
本発明の画像変換システムにおいては、学習装置により、学習用の第1の画像信号の中の注目画素の画素データと、その周辺に位置する周辺画素の画素データとからなる複数の画素データがクラスタップとして抽出され、クラスタップ内の注目画素と、その両隣の各画素のレベルの差分である2つの差分値が出力され、出力された2つの差分値が等しい場合、高次結合の次数が2次に選択され、出力された2つの差分値の符号が異なり、それらの絶対値が等しい場合、高次結合の次数が1次に選択され、出力された2つの差分値の絶対値が異なる場合、高次結合の次数が3次に選択され、クラスタップとしての複数の画素データが符号化された符号化データに、選択された次数を表すビットが付加されて、注目画素に対応するクラスコードが生成される。また、学習用の第1の画像信号の中の注目画素に対応して生成されたクラスコード毎、学習用の第1の画像信号の中の注目画素の画素データとその周辺に位置する周辺画素の画素データとからなる複数の画素データとしての予測タップと、学習用の第1の画像信号に対応する学習用の第2の画像信号を予測するための予測係数との結合により注目画素に対応する学習用の第2の画像信号の予測画素を予測する関係式における予測係数を求めるために生成された行列式に対し、学習用の第1の画像信号および学習用の第2の画像信号を代入することにより正規方程式が生成され、この正規方程式を解法することにより、予測係数が生成される。さらに、生成された予測係数が発生されたクラスコードに対応するアドレスに記憶される。また、画像変換装置により、第1の画像信号の中の注目画素の画素データと、その周辺に位置する周辺画素の画素データとからなる複数の画素データがクラスタップとして抽出され、クラスタップ内の注目画素と、その両隣の各画素のレベルの差分である2つの差分値が出力され、出力された2つの差分値が等しい場合、第1の画像信号の中の注目画素の画素データとその周辺に位置する周辺画素の画素データとからなる複数の画素データとしての予測タップと、第1の画像信号から第2の画像信号を予測するために予め学習された予測係数との結合により注目画素に対応する第2の画像信号の予測画素を予測する予測演算における、予測タップの次数が2次に選択され、出力された2つの差分値の符号が異なり、それらの絶対値が等しい場合、予測タップの次数が1次に選択され、出力された2つの差分値の絶対値が異なる場合、予測タップの次数が3次に選択され、クラスタップとしての複数の画素データが符号化された符号化データに、選択された次数を表すビットが付加されて、注目画素に対応するクラスコードが生成される。さらに、予め学習された予測係数から、生成されたクラスコードに対応する予測係数が発生され、予測タップと予測係数との選択された次数の結合である予測演算が行われることにより、第2の画像信号の予測画素データが生成される。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を説明する
【0024】
なお、本明細書においてシステムの用語は、複数の装置、手段などにより構成される全体的な装置を意味するものである。
【0025】
本発明を適用した画像変換装置の第1の構成例について、図1を参照して説明する。同図には、例えば画質の悪い(ぼけた画像の)SD画像データ(または、HD画像データ)を、画質改善されたSD画像データ(または、HD画像データ)に変換する構成例が示されている。以下においては、入力画像データがSD画像データである場合について説明する。
【0026】
例えば、画質の悪い(ぼけた画像の)SD画像データが、入力端子を介して画像変換装置に入力される。入力された画像データは、領域切り出し部1、領域切り出し部2、および特徴量抽出部3に供給される。特徴量抽出部3は、入力されたSD画像データのぼけ量を表す特徴量を検出し、その検出した特徴量を領域切り出し部1、および領域切り出し部2に出力するようになされている。
【0027】
領域切り出し部1は、入力された画像データから所定の範囲の画素データをクラスタップのセットとして切り出し、これを近傍波形推定部4、およびADRC(Adaptive Dynamic Range Coding)パターン抽出部7に出力する。領域切り出し部1において切り出されるクラスタップは、特徴量抽出部3の出力する特徴量に対応して制御される。
【0028】
領域切り出し部2は、入力された画像データから所定範囲の画素データを予測タップのセットとして切り出し、その予測タップを構成する画素データを予測次数切換部6に出力する。この領域切り出し部2により切り出される予測タップのセットは、特徴量抽出部3の出力するぼけ量を表す特徴量に対応して制御される。
【0029】
近傍波形推定部4は、領域切り出し部1から入力されたクラスタップの注目画素近傍の波形特性(その詳細は図7を参照して後述する)を検出して、その情報(近傍差分値)を予測次数選択部5に出力する。予測次数選択部5は、近傍波形推定部4から入力された近傍差分値に基づいて、適用する高次結合の次数として1次乃至3次のうちのいずれかを選択し、その情報を予測次数切換部6、およびクラスコード生成部8に出力するようになされている。予測次数切換部6は、領域切り出し部2から入力された予測タップを、1次予測部10乃至3次予測部12のうちの、予測次数選択部5から入力された高次結合の次数に対応するものに出力するようになされている。
【0030】
ADRCパターン抽出部7は、空間内の波形表現を目的としたクラス分類を行い、分類したクラスをクラスコード生成部8に出力する。クラスコード生成部8は、予測次数選択部5から入力された高次結合の次数と、ADRCパターン抽出部7から入力されたクラスとを用いてクラスコードを生成し、ROMテーブル9−1乃至9−3(以下、特にROMテーブル9−1乃至9−3を個々に区別する必要がない場合、単にROMテーブル9と記述する)に出力する。
【0031】
ROMテーブル9においては、クラスコード生成部8から入力されたクラスコードに対応する予測係数のセットが読み出され、1次予測部10乃至3次予測部12のうちの対応するものに供給される。すなわち、クラスコードは、ROMテーブル9のアドレスに対応しており、そのアドレスに予め記憶されている予測係数のセットが読み出されて1次予測部10乃至3次予測部12の対応するものに供給されるようになされている。なお、ROMテーブル9−1乃至9−3には、それぞれ、後述する学習装置(図14)により生成された1次結合用の予測係数、2次結合用の予測係数、または3次結合用の予測係数が予め記録されている。
【0032】
1次予測部10は、予測次数切換部6から入力された予測タップと、ROMテーブル9−1から入力された予測係数との1次結合を演算して、その演算結果を画質を補正した画像データとして出力する。2次予測部11は、予測次数切換部6から入力された予測タップと、ROMテーブル9−2から入力された予測係数との2次結合を演算して、その演算結果を画質を補正した画像データとして出力する。3次予測部12は、予測次数切換部6から入力された予測タップと、ROMテーブル9−3から入力された予測係数との3次結合を演算して、その演算結果を画質を補正した画像データとして出力する。これらの出力された画像データは、例えば図示しない表示デバイスで表示されたり、記録デバイスに記録されたり、伝送デバイスで伝送されるようになされている。
【0033】
次に、その動作について説明する。領域切り出し部1は、画像データが入力されると、入力された画像データの中から、所定の画素データをクラスタップとして切り出す処理を実行する。例えば、図2に示すように、所定の注目画素データを中心として、その注目画素データに対応する位置のデータ画素と、上下左右に隣接する画素データの合計5個の画素データをクラスタップとして切り出す。あるいは、図3に示すように、注目画素データに対応する画素データと、上下左右方向に3画素分離れた位置に隣接する画素データをクラスタップとして抽出する。どのような画素データがクラスタップとして切り出されるかは、特徴量抽出部3の出力するぼけ量を表す特徴量に対応して決定される。
【0034】
ここで、図4のフローチャートを参照して、特徴量抽出部3の特徴量抽出処理について説明する。ステップS1において、特徴量抽出部3は、入力された各画素データに対するフレーム毎の自己相関係数を算出する。そして、この自己相関係数を画素データのぼけ量を表す特徴量の尺度に利用する。すなわち、図5に示すように、1フレームの画像データが720画素×480画素の画素データで構成されているものとすると、所定の注目画素に対してその注目画素を中心として、720画素×480画素の画素データのうちの512画素×256画素の画素データからなるブロック(以下、このブロックを、適宜、基準ブロックと呼ぶ)を構成し、その基準ブロックの位置を画素単位で所定の範囲内を上下左右方向に移動させ、移動させたときのそれぞれの位置に対応する自己相関係数を算出する。
【0035】
例えば、所定の注目画素データを中心とした基準ブロック内の各画素値をXij(i=0,1,2,・・・,n、j=0,1,2,・・・,m)、基準ブロック内の画素値の平均値をXav、基準ブロックが移動された位置に対応するブロック内の各画素値をYij(i=0,1,2,・・・,n、j=0,1,2,・・・,m)、そのブロック内の画素値の平均値をYavとすると、基準ブロックを移動させたときのその位置に対応する自己相関係数は、次式(1)で表される。
【数1】
Figure 0004131303
【0036】
なお、上述したように、本実施の形態では、基準ブロックが512画素×256画素の画素データから構成されているため、n=511、m=255の値となる。このようにして、所定の範囲内で基準ブロックをシフトしてそれぞれの位置に対応する自己相関係数を得ることができる。
【0037】
図6は、このようにして求められた自己相関係数の例を表している。ブロック(基準ブロック)をシフトしないとき、自己相関係数は1である。これに対して、フレームF1の場合、例えば、ブロック(基準ブロック)を右方向に3画素分シフトしたとき、自己相関係数は0.85に低下し、さらに、シフト量を増加させるに従って、自己相関係数は、より小さい値に低下する。このことは、ブロック(基準ブロック)を左方向にシフトした場合にも同様である。
【0038】
一方、フレームF2においては、ブロック(基準ブロック)を1画素分右または左方向にシフトしたとき、自己相関係数が0.85に低下し、それ以上シフトすると、自己相関係数はさらに低下する。このことは、フレームF1は、フレームF2に比べて、周囲との自己相関が強い、つまり、フレームF1は、フレームF2に比べてぼけ量が大きいことを意味している。
【0039】
特徴量抽出部3は、ステップS2において、自己相関係数が所定の基準値(例えば、0.85)となる画素シフト量を求め、ステップS3で、その画素シフト量を、ぼけ量を表す特徴量として出力する。つまり、所定の範囲内で、基準ブロックをシフトしたときの、それぞれの位置に対応する自己相関係数と基準値を比較することにより、自己相関係数が基準値となる画素シフト量を求める。図6の例の場合、入力された画素データがフレームF1の画素データである場合、特徴量は3とされ、入力された画素データがフレームF2の画素データである場合、特徴量は1とされる。
【0040】
領域切り出し部1は、特徴量抽出部3から、特徴量1が入力されたとき、例えば、図2に示すように、狭い間隔内に配置された画素データをクラスタップとして切り出す(抽出する)。これに対して、特徴量3が入力されたとき、領域切り出し部1は、図3に示すように、より広い間隔で配置されている画素データをクラスタップとして切り出す(抽出する)。
【0041】
図6に示すように、特徴量が1である画像(フレームF2)は、強い自己相関を有する画素データの範囲が狭くなっている。そこで、図2に示すように、クラスタップを構成する画素データとしても狭い範囲に配置されているものを選択する。これに対して、特徴量が3である画像(フレームF1)の場合、強い自己相関を有する範囲がより広くなっている。そこで、図3に示すように、クラスタップを構成する画素データも、より広い範囲から切り出すようにする。このように、ぼけ量を表す特徴量に応じて、クラスタップとして切り出す画素データをダイナミックに変化させるようにすることで、より適切なクラスタップを切り出すことが可能となる。
【0042】
図示は省略するが、領域切り出し部2における予測タップも、領域切り出し部1におけるクラスタップの切り出しと同様に、特徴量抽出部3の出力するぼけ量を表す特徴量に対応して、予測タップとして切り出す画素データをダイナミックに変化させる。なお、この領域切り出し部2において切り出される予測タップは、領域切り出し部1において切り出されるクラスタップと同一にしてもよいし、異なるものとしてもよい。
【0043】
近傍波形推定部4は、図7に示すように、領域切り出し部1から入力されたクラスタップの中の注目画素のレベルx[k]と、その両隣の画素のレベルx[k-1],x[K+1]との差分d0(=x[k]-x[k-1]),d1(=x[k]-x[k+1])を演算して予測次数選択部5に出力する。予測次数選択部5は、差分d0と差分d1とを比較し、図7(A)に示すように、d0とd1が等しい場合、高次結合の次数を2次に選択し、図7(B)に示すように、d0とd1の符号が異なり、その絶対値が等しい場合、高次結合の次数を1次に選択し、さらに、図7(C)に示すように、d0とd1の絶対値が異なる場合、高次結合の次数を3次に選択して、選択した次数を予測次数切換部6、およびクラスコード生成部8に出力する。
【0044】
予測次数切換部6は、領域切り出し部2から入力された予測タップを、1次予測部10乃至3次予測部12のうちの、予測次数選択部5から入力された高次結合の次数に対応するものに出力する。
【0045】
ADRCパターン抽出部7は、領域切り出し部1で切り出されたクラスタップに対してADRC処理を実行してクラス分類を行い、その情報をクラスコード生成部8に出力する。すなわち、クラスタップとして抽出された5つの画素データ内のダイナミックレンジをDR、ビット割当をn、クラスタップとしての各画素データのレベルをL、再量子化コードをQとするとき、次式を演算する。
Q={(L−MIN+0.5)×2n/DR}
DR=MAX−MIN+1
【0046】
なお、ここで{ }は切り捨て処理を意味する。また、MAXとMINは、クラスタップを構成する5つの画素データ内の最大値と最小値をそれぞれ表している。これにより、例えば領域切り出し部1で切り出されたクラスタップを構成する5個の画素データが、それぞれ例えば8ビット(n=8)で構成されているとすると、これらのそれぞれが2ビットに圧縮される。したがって、空間クラスを表すデータは合計10ビットで表される。
【0047】
クラスコード生成部8は、ADRCパターン抽出部7から入力された空間クラスを表すデータに、予測次数選択部5より供給される高次結合の次数を表すビットを付加してクラスコードを生成する。例えば、高次結合の次数が2ビットで表されるとすると、12ビットのクラスコードが発生され、ROMテーブル9に出力される。
【0048】
ROMテーブル9においては、入力されたクラスコードに対応するアドレスから予測係数のセットが読み出され、1次予測部10乃至3次予測部12のうちの対応するものに供給される。
【0049】
ここで、予測係数のセットについて説明する。本実施の形態においては、予測演算に用いられる高次結合の次数として、注目画素の近傍の空間的な特徴に基づいて1次乃至3次のうちのいずれかが選択される。例えば、3次結合が選択された場合、実測値(予測タップ)をxiとし、実測値の1次の予測係数をaiとし、実測値の2次の予測係数をbiとし、実測値の3次の予測係数をciとすると、補正された画素データとなる最確値ymは次式(2)によって表される。ただし、Nは予測タップを構成する画素数である。
【数2】
Figure 0004131303
【0050】
また、2次結合が選択された場合、最確値ymは式(2)の右辺から第3項を削除したもので表され、1次結合が選択された場合、最確値ymは式(2)の右辺の第1項だけで表される。
【0051】
例えば、2次結合が選択された場合について説明する。この場合、最確値ymは上述したように、次式(3)により表される。
【数3】
Figure 0004131303
【0052】
ここで、真値をytとし、誤差をeとすれば、最小自乗法の誤差方程式は、次式(4)のように表すことができる。
【数4】
Figure 0004131303
【0053】
式(3)から明らかなように、係数ai,biは、最確値ymを与える係数であるので、その係数ai,biは、誤差を示す式(4)の値を最小値とするはずである。式(4)の値を最小とする係数ai,biを求めるには、次式(5)に示すように、式(4)を係数ai,biで偏微分した式が0となる係数ai,biを求めればよい。ただし、Dは式(4)の最右辺である。
【数5】
Figure 0004131303
【0054】
式(5)を係数ai,biで整理し、行列を用いて表現すれば、次式(6)に示すようになる。
【数6】
Figure 0004131303
【0055】
さらに、式(6)の左辺の2N×2Nの行列の逆行列を演算して、式(6)の両辺に左から乗ずれば、実測値の1次の予測係数ai、および実測値の2次の予測係数biが求められる。なお、1次結合、または3次結合に用いられる予測係数も同様にして求めることができる。
【0056】
1次予測部10は、予測次数切換部6から入力された予測タップと、ROMテーブル9−1から入力された予測係数との1次結合を演算して、その演算結果を画質を補正した画像データとして出力する。2次予測部11は、予測次数切換部6から入力された予測タップと、ROMテーブル9−2から入力された予測係数との2次結合を演算して、その演算結果を画質を補正した画像データとして出力する。3次予測部12は、予測次数切換部6から入力された予測タップと、ROMテーブル9−3から入力された予測係数との3次結合を演算して、その演算結果を画質を補正した画像データとして出力する。
【0057】
図8は、領域切り出し部2で切り出された予測タップがN個の画素から構成される場合における3次予測部12の詳細な構成例を示している。入力信号として予測次数切換部6から供給された予測タップ(画素データX0乃至XN-1)のうちの画素データX0は、2乗演算部21−1、3乗演算部22−1、および係数乗算部23−1に供給される。2乗演算部21−1および3乗演算部22−1は、それぞれ供給された画素データX0を2乗、または3乗して、対応する係数乗算部24−1、または係数乗算部25−1に出力する。これに対して、ROMテーブル9から、係数乗算部23−1乃至25−1のそれぞれに、対応する予測係数a0,b0、またはc0が供給される。
【0058】
係数乗算部23−1乃至25−1は、入力された画素データと予測係数とを乗算して積和部26−1に出力する。積和部26−1は、係数乗算部23−1乃至25−1のそれぞれから入力された乗算結果を加算して、予測出力1として積和部27に出力する。
【0059】
同様に、2次演算部21−i乃至積算部26−i(i=1乃至N−1)において、予測次数切換部6から供給された予測タップの画素データXi、並びにROMテーブル9から供給される予測係数ai,bi、およびciを用いて予測出力i+1が演算されて、積和部27に供給される。
【0060】
積和部27は、積和部26−1乃至26−Nから入力された予測出力1乃至Nを加算して、画質(ぼけ)が補正された画素データとなる予測結果を出力する。
【0061】
なお、2次予測部11は、図8に示した3次予測部12の構成例から、3乗演算部22−i(i=1乃至N)、および係数演算部25−iを削除したものであり、1次予測部10は、さらに2乗演算部21−i、および係数乗算部24−iを削除したものであるので、その詳細な説明は省略する。また、1次予測部10乃至3次予測部12を一体化し、時分割で1次結合乃至3次結合を演算するようにしてもよい。
【0062】
図9は、特徴量抽出部3における他の特徴量抽出処理の例を表している。この例においては、ステップS11において、所定の注目画素の近傍のエッジが検出される。ステップS12において、検出したエッジに対応するエッジコードが特徴量として出力される。例えば、図10に示すように、右上から左下方向に、斜めのエッジが検出された場合、特徴量抽出部3は、エッジコード0を出力し、図11に示すように、水平方向のエッジが検出された場合、エッジコード1を出力する。
【0063】
領域切り出し部1は、特徴量抽出部3より、図10に示すエッジコード0が入力されたとき、図12に示すような画素データをクラスタップとして切り出す(抽出する)。このクラスタップは、右上から左下方向に延在するエッジを検出するのに最適な画素データで構成されている。これに対して、領域切り出し部1は、図11に示すようなエッジコード1が入力されたとき、図13に示すような画素データをクラスタップとして切り出す(抽出する)。このクラスタップは、水平方向のエッジを検出するのに最適な画素データで構成される。領域切り出し部2においても同様に、エッジコードに対応して予測タップを構成する画素データの切り出し(抽出)処理が実行される。
【0064】
このように、入力された画素データの自己相関、エッジといった特徴量に対応して切り出すクラスタップ、または予測タップとして切り出す画素データをダイナミックに変化させることができ、さらにクラスタップの空間波形に対応して高次結合の次数を変化させることができるので、より適切な予測演算結果を得ることが可能となる。
【0065】
図14は、図1のROMテーブル9−1乃至9−3が記憶するクラス毎(クラスコード毎)の予測係数のセットを学習によって得る学習装置の構成例を示している。この構成例においては、例えば、画質の良好な教師信号(学習信号)としてのSD画像データを用いてクラス毎(クラスコード毎)の予測係数のセットを生成する構成が示されている。
【0066】
例えば、画質の良好な教師信号(学習信号)としての画像データが、予測次数切換部36に入力されるとともに、ローパスフィルタ(LPF)31に入力される。ローパスフィルタ31は、入力された教師信号(学習信号)としての画像データの高域成分を除去することで、画質の劣化した生徒信号(学習信号)を生成する。ローパスフィルタ21から出力された、画質の劣化した生徒信号(学習信号)は、ぼけ量を表す特徴量を抽出する特徴量抽出部32、並びにクラスタップおよび予測タップとして所定の範囲の画像データを切り出す(抽出する)領域切り出し部33に入力される。
【0067】
特徴量抽出部32は、入力された画質の劣化した生徒信号(学習信号)の画素データのぼけ量を表す特徴量を抽出し、その特徴量を領域切り出し部33に供給する。領域切り出し部33は、入力されたぼけ量を表す特徴量に対応して、クラスタップおよび予測タップとして切り出す画素データをダイナミックに変化させ、切り出したクラスタップおよび予測タップを近傍波形推定部34、予測次数切換部36、およびADRCパターン抽出部37に出力する。
【0068】
予測次数切換部36は、画質の良好な教師信号(学習信号)、および領域切り出し部33から入力された予測タップを、予測次数選択部35から入力される高次結合の次数に対応して、1次予測正規方程式行列メモリ39乃至3次予測正規方程式行列メモリ41のうちのいずれかに供給する。
【0069】
なお、近傍波形推定部34乃至クラスコード生成部38のそれぞれの構成および動作は、図1に示された近傍波形推定部4乃至クラスコード生成部8と同一であるので、その説明は省略する。
【0070】
1次予測正規方程式行列メモリ39乃至3次予測正規方程式行列メモリ41は、入力された教師信号(学習信号)と予測次数切換部36から供給された予測タップとしての画素データとを、クラス毎(クラスコード毎)に予め記憶している正規方程式行列に代入し、その正規方程式行列(例えば、上述した式(6))を逆行列演算部42に供給する。行列演算部42は、供給された正規方程式行列を解き(例えば式(6)の場合、左辺の2N×2Nの行列の逆行列を演算して、両辺に左から乗ずる)、クラス毎の予測係数のセットを演算する。求められたクラス毎の予測係数のセットは、ROMメモリ9−1乃至9−3に供給され、クラスコードに対応するアドレスに記憶される。
【0071】
図15は、本発明を適用した画像変換装置の第2の構成例を示している。この画像変換装置は、例えば図16に示すように、低解像度のSD画像データを、水平および垂直方向の解像度(画素数)がそれぞれ2倍であるHD画像データに変換するものである。この画像変換装置においては、入力された画像データが、領域切り出し部51、領域切り出し部52、および特徴量抽出部53に供給される。特徴量抽出部53は、入力されたSD画像データのぼけ量を表す特徴量を検出し、その検出した特徴量を領域切り出し部51、および領域切り出し部52に出力するようになされている。
【0072】
領域切り出し部51は、入力された画像データから所定の範囲の画素データをクラスタップのセットとして切り出し、これを近傍波形推定部54、およびADRCパターン抽出部57に出力する。領域切り出し部51において切り出されるクラスタップは、特徴量抽出部53の出力する特徴量に対応して制御される。
【0073】
領域切り出し部52は、入力された画像データから所定範囲の画素データを予測タップのセットとして切り出し、その予測タップを構成する画素データを予測次数切換部56に出力する。この領域切り出し部52により切り出される予測タップのセットは、特徴量抽出部53の出力するぼけ量を表す特徴量に対応して制御される。
【0074】
近傍波形推定部54は、領域切り出し部51から入力されたクラスタップの中の注目画素の近傍の波形特性を検出して、その情報(近傍差分値)を予測次数選択部55に出力する。予測次数選択部55は、近傍波形推定部54から入力された近傍差分値に基づいて、適用する高次結合の次数として1次乃至3次のうちのいずれかを選択し、その情報を予測次数切換部56、およびクラスコード生成部58に出力するようになされている。予測次数切換部56は、領域切り出し部52から入力された予測タップを、1次予測部60乃至3次予測部62のうちの、予測次数選択部55から入力された高次結合の次数に対応するものに出力するようになされている。
【0075】
ADRCパターン抽出部57は、空間内の波形表現を目的としたクラス分類を行い、分類したクラスをクラスコード生成部58に出力する。クラスコード生成部58は、予測次数選択部55から入力された高次結合の次数と、ADRCパターン抽出部57から入力されたクラスとを用いてクラスコードを生成し、ROMテーブル59−1乃至59−3(以下、特にROMテーブル59−1乃至59−3を個々に区別する必要がない場合、単にROMテーブル59と記述する)に出力する。
【0076】
ROMテーブル9においては、クラスコード生成部58から入力されたクラスコードに対応する予測係数のセットが読み出され、1次予測部60乃至3次予測部62のうちの対応するものに供給される。すなわち、クラスコードは、ROMテーブル59のアドレスに対応しており、そのアドレスに予め記憶されている予測係数のセットが読み出されて1次予測部60乃至3次予測部62のうちの対応するものに供給されるようになされている。なお、ROMテーブル59−1乃至59−3には、後述する学習装置(図17)が生成した1次結合用の予測係数、2次結合用の予測係数、または3次結合用の予測係数が予め記録されている。
【0077】
1次予測部60は、予測次数切換部56から入力された予測タップと、ROMテーブル59−1から入力された予測係数との1次結合を演算して、その演算結果をHD画像データとして出力する。2次予測部61は、予測次数切換部56から入力された予測タップと、ROMテーブル59−2から入力された予測係数との2次結合を演算して、その演算結果をHD画像データとして出力する。3次予測部62は、予測次数切換部56から入力された予測タップと、ROMテーブル59−3から入力された予測係数との3次結合を演算して、その演算結果をHD画像データとして出力する。なお、ここでは、例えば、図16に示した注目画素aを中心とする3×3個のSD画素a乃至iの予測タップが用いられた場合、同図の注目画素aを中心とする2×2個のHD画素A乃至Dの画素データが演算されるようになされている。
【0078】
これらの出力された画像データは、例えば図示しない表示デバイスで表示されたり、記録デバイスに記録されたり、伝送デバイスで伝送される。
【0079】
次に、その動作について説明する。領域切り出し部51は、画像データが入力されると、入力された画像データの中から、所定の画素データをクラスタップとして切り出す処理を実行する。例えば、図2に示すように、所定の注目画素データを中心として、その注目画素データに対応する位置のデータ画素と、上下左右に隣接する画素データの合計5個の画素データをクラスタップとして切り出す。あるいは、図3に示すように、注目画素データに対応する画素データと、上下左右方向に3画素分離れた位置に隣接する画素データをクラスタップとして抽出する。どのような画素データがクラスタップとして切り出されるかは、特徴量抽出部53の出力するぼけ量を表す特徴量に対応して決定される。領域切り出し部52は、特徴量抽出部53の出力するぼけ量を表す特徴量に対応して、入力された画像データから所定範囲の画素データを予測タップのセットとして切り出し、その予測タップを構成する画素データを予測次数切換部56に出力する。例えば、図16に示すように、注目画素aを中心とする3×3のSD画素a乃至iが切り出されて予測次数切換部56に出力される。なお、この領域切り出し部52において切り出される予測タップは、領域切り出し部51において切り出されるクラスタップと同一にしてもよい。
【0080】
近傍波形推定部54は、図7に示すように、領域切り出し部51から入力されたクラスタップの中の注目画素のレベルx[k]と、その両隣の画素のレベルx[k-1],x[K+1]との差分d0(=x[k]-x[k-1]),d1(=x[k]-x[k+1])を演算して予測次数選択部55に出力する。予測次数選択部55は、差分d0と差分d1とを比較し、その結果が、図7(A)に示すように、d0とd1が等しい場合、高次結合の次数を2次に選択し、図7(B)に示すように、d0とd1の符号が異なり、その絶対値が等しい場合、高次結合の次数を1次に選択し、さらに、図7(C)に示すように、d0とd1の絶対値が異なる場合、高次結合の次数を3次に選択して、選択した次数を予測次数切換部56、およびクラスコード生成部58に出力する。
【0081】
予測次数切換部56は、領域切り出し部52から入力された予測タップを、1次予測部60乃至3次予測部62のうちの、予測次数選択部55から入力された高次結合の次数に対応するものに出力する。
【0082】
ADRCパターン抽出部57は、領域切り出し部51で切り出されたクラスタップに対してADRC処理を実行してクラス分類を行い、その情報をクラスコード生成部58に出力する。クラスコード生成部58は、ADRCパターン抽出部57から入力された空間クラスを表すデータに、予測次数選択部55より供給される高次結合の次数を表すビットを付加してクラスコードを生成する。例えば、高次結合の次数が2ビットで表されるとすると、12ビットのクラスコードが発生され、ROMテーブル59に出力される。
【0083】
ROMテーブル59においては、入力されたクラスコードに対応する予測係数のセットが読み出され、1次予測部60乃至3次予測部62のうちの対応するものに供給される。
【0084】
1次予測部60は、予測次数切換部56から入力された予測タップと、ROMテーブル59−1から入力された予測係数との1次結合を演算して、その演算結果をHD画像データとして出力する。2次予測部61は、予測次数切換部56から入力された予測タップと、ROMテーブル59−2から入力された予測係数との2次結合を演算して、その演算結果をHD画像データとして出力する。3次予測部62は、予測次数切換部56から入力された予測タップと、ROMテーブル59−3から入力された予測係数との3次結合を演算して、その演算結果をHD画像データとして出力する。なお、1次予測部60乃至3次予測部62の構成および動作については、図8で説明したものと同様であるので、その説明は省略する。
【0085】
この出力されたHD画像データが、例えば図示しない表示デバイスで表示されたり、記録デバイスに記録されたり、伝送デバイスで伝送される。
【0086】
図17は、図15のROMテーブル59−1乃至59−3に記憶されるクラス毎(クラスコード毎)の予測係数のセットを学習によって求める学習装置の構成例を示している。この構成例においては、例えば、高解像度のHD画像データを教師信号(学習信号)として用い、クラス毎(クラスコード毎)の予測係数のセットを生成する構成が示されている。
【0087】
例えば、教師信号(学習信号)として高解像度のHD画像データが、予測次数切換部76に入力されるとともに、間引き部71に入力される。間引き部71は、入力された教師信号(学習信号)としてのHD画像データから、水平および垂直方向の解像度を低下させたSD画像データを生成する。すなわち、間引き部71は、例えば図16に示すように、2×2個のHD画素A乃至Dの画素値を平均し、その値をHD画素A乃至Dの中心に位置するSD画素aの画像データ(学習信号)とする。
【0088】
間引き部71から出力された、SD画素の生徒信号(学習信号)は、ぼけ量を表す特徴量を抽出する特徴量抽出部72、並びにクラスタップおよび予測タップとして所定の範囲の画像データを切り出す(抽出する)領域切り出し部73に入力される。
【0089】
特徴量抽出部72は、入力されたSD画素の生徒信号(学習信号)のぼけ量を表す特徴量を抽出し、その特徴量を領域切り出し部73に供給する。領域切り出し部73は、入力されたぼけ量を表す特徴量に対応して、クラスタップおよび予測タップとして切り出す画素データをダイナミックに変化させ、切り出したクラスタップおよび予測タップを近傍波形推定部74、予測次数切換部76、およびADRCパターン抽出部77に出力する。
【0090】
予測次数切換部76は、高解像度の教師信号(学習信号)、および領域切り出し部73から入力された予測タップを、予測次数選択部75から入力される高次結合の次数に対応して1次予測正規方程式行列メモリ79乃至3次予測正規方程式行列メモリ81のうちのいずれかに供給する。
【0091】
なお、近傍波形推定部74乃至クラスコード生成部78のそれぞれの構成および動作は、図15に示された近傍波形推定部54乃至クラスコード生成部58と同様であるので、その説明は省略する。
【0092】
1次予測正規方程式行列メモリ79乃至3次予測正規方程式行列メモリ81は、入力された教師信号(学習信号)と予測次数切換部76から供給された予測タップとしての画素データとを、クラス毎(クラスコード毎)に予め記憶している正規方程式行列に代入し、その正規方程式行列を逆行列演算部82に供給する。行列演算部82は、供給された正規方程式行列を解き、クラス毎の予測係数のセットを演算する。求められたクラス毎の予測係数のセットは、ROMメモリ59−1乃至59−3に供給され、クラスコードに対応するアドレスに記憶される。
【0093】
なお、本実施の形態においては、クラス毎の予測係数のセットを、図14または図17に示した構成によって演算して求めるようにしたが、コンピュータを用いてシミュレーションで演算して求めるようにしてもよい。
【0094】
このように、本実施の形態によれば、画像の部分的な空間波形に対応して高次結合の次数を変化させるので、無駄な演算を行うことなく生成される画像の精度を高くすることができる。
【0095】
また、本実施の形態においては、高次結合の次数として、1次乃至3次のうちのいずれかを用いるようにしたが、3次以上の高次結合を用いるようにしてもよい。
【0096】
また、クラスタップまたは予測タップとして切り出される画素データの数は、上述した例に限らず、その数はいくつであってもよい。ただし、クラスタップまたは予測タップとして切り出す数を多くすればするほど画質改善の精度、または生成される高解像度画素の精度は高くなるが、演算量が多くなったり、メモリが大きくなったりするため、演算量、ハード面での負荷が大きくなるため、最適な数を設定する必要がある。
【0097】
さらに、本実施の形態においては、SD画像信号からSD画像信号への変換(SD−SD変換)、HD画像信号からHD画像信号への変換(HD−HD変換)、およびSD画像信号からHD画像信号への変換(SD−HD変換)について記載されているが、本発明はこれに限らず、他のフォーマット(インターレース信号、ノンインターレース信号など)の変換にももちろん適用可能である。ただし、この場合、クラスタップまたは予測タップとして画像データを切り出す際には、注目画素データとなる画素は実際には存在しないため、切り出しの対象画素データとはならない。
【0098】
なお、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、さまざまな変形や応用例が考えられる。したがって、本発明の要旨は本実施の形態に限定されるものではない。
【0099】
また、上述したような処理を行うコンピュータプログラムをユーザに提供する提供媒体としては、磁気ディスク、CD-ROM、固体メモリなどの記録媒体の他、ネットワーク、衛星などの通信媒体を利用することができる。
【0100】
【発明の効果】
以上のように、本発明の画像変換装置画像変換方法、および記録媒体のプログラムによれば入力された画像データの画質を効率よく補正することが可能となる。
【0101】
また、本発明の学習装置学習換方法、および記録媒体のプログラムによれば入力された画像データの画質を効率よく補正することが可能な予測係数を求めることができる。
【0102】
さらに、本発明の画像変換システムによれば、クラスコードに対応するアドレスに生成した予測係数を記憶し、クラスタップの空間波形を推定し、推定した空間波形に基づいて高次結合の次数を選択するようにしたので、入力された画像データの画質を効率よく補正することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した画像変換装置の第1の構成例を示すブロック図である。
【図2】図1の領域切り出し部1における切り出し処理を説明する図である。
【図3】図1の領域切り出し部1における切り出し処理を説明する図である。
【図4】図1の特徴量抽出部3における特徴量抽出処理を説明するフローチャートである。
【図5】図4のステップS1の自己相関係数を算出する処理を説明する図である。
【図6】図4のステップS1において算出される自己相関係数を説明する図である。
【図7】図1の近傍波形推定部4における近傍波形推定処理を説明する図である。
【図8】図1の3次予測部12の詳細な構成例を示すブロック図である。
【図9】図1の特徴量抽出部3における他の特徴量抽出処理を説明するフローチャートである。
【図10】図1の特徴量抽出部3における他の特徴量抽出の例を示す図である。
【図11】図1の特徴量抽出部3における他の特徴量抽出の例を示す図である。
【図12】図1の領域切り出し部1における切り出し処理を説明する図である。
【図13】図1の領域切り出し部1における切り出し処理を説明する図である。
【図14】本発明を適用した学習装置の構成例を示すブロック図である。
【図15】本発明を適用した画像変換装置の第2の構成例を示すブロック図である。
【図16】図15の領域切り出し部52における切り出し処理を説明する図である。
【図17】本発明を適用した学習装置の他の構成例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1,2 領域切り出し部, 3 特徴量抽出部, 4 近傍波形推定部, 5予測次数選択部, 6 予測次数切換部, 7 ADRCパターン抽出部, 8 クラスコード発生部, 9 ROMテーブル, 10 1次予測部, 11 2次予測部, 12 3次予測部, 21 2乗演算部, 22 3乗演算部, 23乃至25 係数乗算部, 26 積和部, 27 積和部, 31 LPF, 32 特徴量抽出部, 33 領域切り出し部, 34 近傍波形推定部, 35 予測次数選択部, 36 予測次数切換部, 37 ADRCパターン抽出部,38 クラスコード生成部, 39 1次予測正規方程式行列メモリ, 402次予測正規方程式行列メモリ, 41 3次予測正規方程式行列メモリ, 42 逆行列演算部, 51,52 領域切り出し部, 53 特徴量抽出部,54 近傍波形推定部, 55 予測次数選択部, 56 予測次数切換部,57 ADRCパターン抽出部, 58 クラスコード発生部, 59 ROMテーブル, 60 1次予測部, 61 2次予測部, 62 3次予測部, 71間引き部, 72 特徴量抽出部, 73 領域切り出し部, 74 近傍波形推定部, 75 予測次数選択部, 76 予測次数切換部, 77 ADRCパターン抽出部, 78 クラスコード生成部, 79 1次予測正規方程式行列メモリ, 80 2次予測正規方程式行列メモリ, 81 3次予測正規方程式行列メモリ, 82 逆行列演算部

Claims (10)

  1. 複数の画素データからなる第1の画像信号を、前記第1の画像信号よりも高質な、複数の画素データからなる第2の画像信号に変換する画像変換装置において、
    前記第1の画像信号の中の注目画素の画素データと、その周辺に位置する周辺画素の画素データとからなる複数の画素データをクラスタップとして抽出するクラスタップ抽出手段と、
    前記クラスタップ内の注目画素と、その両隣の各画素のレベルの差分である2つの差分値を出力する推定手段と、
    出力された前記2つの差分値が等しい場合、前記第1の画像信号の中の注目画素の画素データとその周辺に位置する周辺画素の画素データとからなる複数の画素データとしての予測タップと、前記第1の画像信号から前記第2の画像信号を予測するために予め学習された予測係数との結合により前記注目画素に対応する前記第2の画像信号の予測画素を予測する予測演算における、前記予測タップの次数を2次に選択し、出力された前記2つの差分値の符号が異なり、それらの絶対値が等しい場合、前記予測タップの次数を1次に選択し、出力された前記2つの差分値の絶対値が異なる場合、前記予測タップの次数を3次に選択する選択手段と、
    前記クラスタップとしての複数の画素データを符号化した符号化データに、前記選択手段により選択された次数を表すビットを付加して、前記注目画素に対応するクラスコードを生成する分類手段と、
    前記予め学習された予測係数から、前記分類手段により生成されたクラスコードに対応する予測係数を発生する発生手段と、
    前記予測タップと前記予測係数との前記選択手段により選択された次数の結合である予測演算を行うことにより、前記第2の画像信号の予測画素データを生成する生成手段と
    を備えることを特徴とする画像変換装置。
  2. 前記第1の画像信号の画像のぼけの程度を表す特徴量として画素単位で自己相関係数を検出して、その検出結果に対応して画像のぼけの程度が大きいほど、前記クラスタップ抽出手段により抽出される前記クラスタップをより広い範囲から抽出するように抽出動作を制御する検出手段を
    さらに備えることを特徴とする請求項1に記載の画像変換装置。
  3. 前記第1の画像信号の中の注目画素の画素データと、その周辺に位置する周辺画素の画素データとからなる複数の画素データを予測タップとして抽出する予測タップ抽出手段をさらに備え、
    前記生成手段は、前記予測タップ抽出手段からの予測タップと、前記発生手段からの予測係数との、前記選択手段により選択された次数の結合であ予測演算を行うことにより前記第2の画像信号の予測画素データを生成する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像変換装置。
  4. 複数の画素データからなる第1の画像信号を、前記第1の画像信号よりも高質な、複数の画素データからなる第2の画像信号に変換する画像変換装置の画像変換方法において、
    前記第1の画像信号の中の注目画素の画素データとその周辺に位置する周辺画素の画素データとからなる複数の画素データをクラスタップとして抽出するクラスタップ抽出ステップと、
    前記クラスタップ内の注目画素と、その両隣の各画素のレベルの差分である2つの差分値を出力する推定ステップと、
    出力された前記2つの差分値が等しい場合、前記第1の画像信号の中の注目画素の画素データとその周辺に位置する周辺画素の画素データとからなる複数の画素データとしての予測タップと、前記第1の画像信号から前記第2の画像信号を予測するために予め学習された予測係数との結合により前記注目画素に対応する前記第2の画像信号の予測画素を予測する予測演算における、前記予測タップの次数を2次に選択し、出力された前記2つの差分値の符号が異なり、それらの絶対値が等しい場合、前記予測タップの次数を1次に選択し、出力された前記2つの差分値の絶対値が異なる場合、前記予測タップの次数を3次に選択する選択ステップと、
    前記クラスタップとしての複数の画素データを符号化した符号化データに、前記選択ステップの処理で選択された次数を表すビットを付加して、前記注目画素に対応するクラスコードを生成する分類ステップと、
    前記予め学習された予測係数から、前記分類手段により生成されたクラスコードに対応する予測係数を発生する発生ステップと、
    前記予測タップと前記予測係数との前記選択ステップの処理で選択された次数の結合である予測演算を行うことにより、前記第2の画像信号の予測画素データを生成する生成ステップと
    を含むことを特徴とする画像変換方法。
  5. 複数の画素データからなる第1の画像信号を、前記第1の画像信号よりも高質な、複数の画素データからなる第2の画像信号に変換する画像変換装置の制御用のプログラムであって、
    前記第1の画像信号の中の注目画素の画素データと、その周辺に位置する周辺画素の画素データとからなる複数の画素データをクラスタップとして抽出するクラスタップ抽出ステップと、
    前記クラスタップ内の注目画素と、その両隣の各画素のレベルの差分である2つの差分値を出力する推定ステップと、
    出力された前記2つの差分値が等しい場合、前記第1の画像信号の中の注目画素の画素データとその周辺に位置する周辺画素の画素データとからなる複数の画素データとしての予測タップと、前記第1の画像信号から前記第2の画像信号を予測するために予め学習された予測係数との結合により前記注目画素に対応する前記第2の画像信号の予測画素を予測する予測演算における、前記予測タップの次数を2次に選択し、出力された前記2つの差分値の符号が異なり、それらの絶対値が等しい場合、前記予測タップの次数を1次に選択し、出力された前記2つの差分値の絶対値が異なる場合、前記予測タップの次数を3次に選択する選択ステップと、
    前記クラスタップとしての複数の画素データを符号化した符号化データに、前記選択ステップの処理で選択された次数を表すビットを付加して、前記注目画素に対応するクラスコードを生成する分類ステップと、
    前記予め学習された予測係数から、前記分類手段により生成されたクラスコードに対応する予測係数を発生する発生ステップと、
    前記予測タップと前記予測係数との前記選択ステップの処理で選択された次数の結合である予測演算を行うことにより、前記第2の画像信号の予測画素データを生成する生成ステップと
    を含む処理を画像変換装置のコンピュータに実行させるプログラムが記録されていることを特徴とする、コンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  6. 複数の画素データからなる第1の画像信号を、前記第1の画像信号よりも高質な、複数の画素データからなる第2の画像信号に変換するとき、前記第1の画像信号との高次結合に用いられる予測係数を生成する学習装置において、
    学習用の第1の画像信号の中の注目画素の画素データと、その周辺に位置する周辺画素の画素データとからなる複数の画素データをクラスタップとして抽出するクラスタップ抽出手段と、
    前記クラスタップ内の注目画素と、その両隣の各画素のレベルの差分である2つの差分値を出力する推定手段と、
    出力された前記2つの差分値が等しい場合、高次結合の次数を2次に選択し、出力された前記2つの差分値の符号が異なり、それらの絶対値が等しい場合、前記高次結合の次数を1次に選択し、出力された前記2つの差分値の絶対値が異なる場合、前記高次結合の次数を3次に選択する選択手段と、
    前記クラスタップとしての複数の画素データを符号化した符号化データに、前記選択手段により選択された次数を表すビットを付加して、前記注目画素に対応するクラスコードを生成する分類手段と、
    前記分類手段によって、前記学習用の第1の画像信号の中の注目画素に対応して生成されたクラスコード毎、前記学習用の第1の画像信号の中の注目画素の画素データとその周辺に位置する周辺画素の画素データとからなる複数の画素データとしての予測タップと、前記学習用の第1の画像信号に対応する学習用の第2の画像信号を予測するための予測係数との結合により前記注目画素に対応する前記学習用の第2の画像信号の予測画素を予測する関係式における前記予測係数を求めるために生成された行列式に対し、前記学習用の第1の画像信号および前記学習用の第2の画像信号を代入することにより正規方程式を生成し、前記正規方程式を解法することにより、前記予測係数を生成する生成手段と、
    前記生成手段によって生成された予測係数を前記発生手段によって発生されたクラスコードに対応するアドレスに記憶する記憶手段と
    を備えることを特徴とする学習装置。
  7. 前記第1の画像信号の画像のぼけの程度を表す特徴量として画素単位で自己相関係数を検出して、その検出結果に対応して画像のぼけの程度が大きいほど、前記クラスタップ抽出手段により抽出される前記クラスタップをより広い範囲から抽出するように抽出動作を制御する検出手段を
    さらに備えることを特徴とする請求項に記載の学習装置。
  8. 複数の画素データからなる第1の画像信号を、前記第1の画像信号よりも高質な、複数の画素データからなる第2の画像信号に変換するとき、前記第1の画像信号との高次結合に用いられる予測係数を生成する学習装置の学習方法において、
    学習用の第1の画像信号の中の注目画素の画素データと、その周辺に位置する周辺画素の画素データとからなる複数の画素データをクラスタップとして抽出するクラスタップ抽出ステップと、
    前記クラスタップ内の注目画素と、その両隣の各画素のレベルの差分である2つの差分値を出力する推定ステップと、
    出力された前記2つの差分値が等しい場合、高次結合の次数を2次に選択し、出力された前記2つの差分値の符号が異なり、それらの絶対値が等しい場合、前記高次結合の次数を1次に選択し、出力された前記2つの差分値の絶対値が異なる場合、前記高次結合の次数を3次に選択する選択ステップと、
    前記クラスタップとしての複数の画素データを符号化した符号化データに、前記選択ステップの処理で選択された次数を表すビットを付加して、前記注目画素に対応するクラスコードを生成する分類ステップと、
    前記分類ステップの処理で、前記学習用の第1の画像信号の中の注目画素に対応して生成されたクラスコード毎、前記学習用の第1の画像信号の中の注目画素の画素データとその周辺に位置する周辺画素の画素データとからなる複数の画素データとしての予測タップと、前記学習用の第1の画像信号に対応する学習用の第2の画像信号を予測するための予測係数との結合により前記注目画素に対応する前記学習用の第2の画像信号の予測画素を予測する関係式における前記予測係数を求めるために生成された行列式に対し、前記学習用の第1の画像信号および前記学習用の第2の画像信号を代入することにより正規方程式を生成し、前記正規方程式を解法することにより、前記予測係数を生成する生成ステップと、
    前記生成ステップの処理で生成された予測係数を前記発生ステップの処理で発生されたクラスコードに対応するアドレスに記憶する記憶ステップと
    を含むことを特徴とする学習方法。
  9. 複数の画素データからなる第1の画像信号を、前記第1の画像信号よりも高質な、複数の画素データからなる第2の画像信号に変換するとき、前記第1の画像信号との高次結合に用いられる予測係数を生成する学習装置の制御用のプログラムであって、
    学習用の第1の画像信号の中の注目画素の画素データと、その周辺に位置する周辺画素の画素データとからなる複数の画素データをクラスタップとして抽出するクラスタップ抽出ステップと、
    前記クラスタップ内の注目画素と、その両隣の各画素のレベルの差分である2つの差分値を出力する推定ステップと、
    出力された前記2つの差分値が等しい場合、高次結合の次数を2次に選択し、出力された前記2つの差分値の符号が異なり、それらの絶対値が等しい場合、前記高次結合の次数を1次に選択し、出力された前記2つの差分値の絶対値が異なる場合、前記高次結合の次数を3次に選択する選択ステップと、
    前記クラスタップとしての複数の画素データを符号化した符号化データに、前記選択ステップの処理で選択された次数を表すビットを付加して、前記注目画素に対応するクラスコードを生成する分類ステップと、
    前記分類ステップの処理で、前記学習用の第1の画像信号の中の注目画素に対応して生成されたクラスコード毎、前記学習用の第1の画像信号の中の注目画素の画素データとその周辺に位置する周辺画素の画素データとからなる複数の画素データとしての予測タップと、前記学習用の第1の画像信号に対応する学習用の第2の画像信号を予測するための予測係数との結合により前記注目画素に対応する前記学習用の第2の画像信号の予測画素を予測する関係式における前記予測係数を求めるために生成された行列式に対し、前記学習用の第1の画像信号および前記学習用の第2の画像信号を代入することにより正規方程式を生成し、前記正規方程式を解法することにより、前記予測係数を生成する生成ステップと、
    前記生成ステップの処理で生成された予測係数を前記発生ステップの処理で発生されたクラスコードに対応するアドレスに記憶する記憶ステップと
    を含む処理を学習装置のコンピュータに実行させるプログラムが記録されていることを特徴とする、コンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  10. 複数の画素データからなる第1の画像信号を、前記第1の画像信号よりも高質な、複数の画素データからなる第2の画像信号に変換するとき、前記第1の画像信号との高次結合に用いられる予測係数を生成する学習装置と、前記学習装置で生成された前記予測係数を用いて、前記第1の画像信号を前記第2の画像信号に変換する画像変換装置からなる画像変換システムにおいて、
    前記学習装置は、
    学習用の第1の画像信号の中の注目画素の画素データと、その周辺に位置する周辺画素の画素データとからなる複数の画素データをクラスタップとして抽出するクラスタップ抽出手段と、
    前記クラスタップ内の注目画素と、その両隣の各画素のレベルの差分である2つの差分値を出力する推定手段と、
    出力された前記2つの差分値が等しい場合、高次結合の次数を2次に選択し、出力された前記2つの差分値の符号が異なり、それらの絶対値が等しい場合、前記高次結合の次数を1次に選択し、出力された前記2つの差分値の絶対値が異なる場合、前記高次結合の次数を3次に選択する選択手段と、
    前記クラスタップとしての複数の画素データを符号化した符号化データに、前記選択手段により選択された次数を表すビットを付加して、前記注目画素に対応するクラスコードを生成する分類手段と、
    前記分類手段によって、前記学習用の第1の画像信号の中の注目画素に対応して生成されたクラスコード毎、前記学習用の第1の画像信号の中の注目画素の画素データとその周辺に位置する周辺画素の画素データとからなる複数の画素データとしての予測タップと、前記学習用の第1の画像信号に対応する学習用の第2の画像信号を予測するための予測係数との結合により前記注目画素に対応する前記学習用の第2の画像信号の予測画素を予測する関係式における前記予測係数を求めるために生成された行列式に対し、前記学習用の第1の画像信号および前記学習用の第2の画像信号を代入することにより正規方程式を生成し、前記正規方程式を解法することにより、前記予測係数を生成する生成手段と、
    前記生成手段によって生成された予測係数を前記発生手段によって発生されたクラスコードに対応するアドレスに記憶する記憶手段とを備え、
    前記画像変換装置は、
    前記第1の画像信号の中の注目画素の画素データと、その周辺に位置する周辺画素の画素データとからなる複数の画素データをクラスタップとして抽出するクラスタップ抽出手段と、
    前記クラスタップ内の注目画素と、その両隣の各画素のレベルの差分である2つの差分値を出力する推定手段と、
    出力された前記2つの差分値が等しい場合、前記第1の画像信号の中の注目画素の画素データとその周辺に位置する周辺画素の画素データとからなる複数の画素データとしての予測タップと、前記第1の画像信号から前記第2の画像信号を予測するために予め学習された予測係数との結合により前記注目画素に対応する前記第2の画像信号の予測画素を予測する予測演算における、前記予測タップの次数を2次に選択し、出力された前記2つの差分値の符号が異なり、それらの絶対値が等しい場合、前記予測タップの次数を1次に選択し、出力された前記2つの差分値の絶対値が異なる場合、前記予測タップの次数を3次に選択する選択手段と、
    前記クラスタップとしての複数の画素データを符号化した符号化データに、前記選択手段により選択された次数を表すビットを付加して、前記注目画素に対応するクラスコードを生成する分類手段と、
    前記予め学習された予測係数から、前記分類手段により生成されたクラスコードに対応する予測係数を発生する発生手段と、
    前記予測タップと前記予測係数との前記選択手段により選択された次数の結合である予測演算を行うことにより、前記第2の画像信号の予測画素データを生成する生成手段とを備える
    ことを特徴とする画像変換システム。
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