JP4131150B2 - 自動販売機および自動販売機システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動販売機および自動販売機システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
金銭の投入に応じて利用者の所望とする商品、例えば飲料やタバコを販売する自動販売機は、多種多様なものが開発されており、商品購入の手軽さや管理の容易さ、僅かな設置面積、販売に要する人件費の削減等の理由により、各地に数多く普及している。
【0003】
しかしながら、通常の自動販売機においては、商品の販売促進を図る上で、他の自動販売機と差別化することが困難であり、いずれを利用するかは利用者側の一方的な事情に委ねられている。このため、自動販売機を通じて商品を販売するシステムにおいては、従来より商品の販売促進を図るための方法が種々提供されている。
【0004】
例えば、携帯電話機等の携帯端末機器を通じた商品の販売を行った場合、その商品の販売に応じたポイント数と携帯端末機器の識別情報とを中央管理サーバのデータベースに順次格納し、獲得したポイント数が所定の値に達した場合に携帯端末機器の所有者に景品を発送するようにした自動販売機システム(例えば特願2001−350045号参照)、あるいは中央管理サーバにおいてシステムに含まれる自動販売機の商品在庫数を監視し、利用者の所望する商品が売り切れである場合には当該商品の販売を行うことができる自動販売機の所在地を示す情報を提供するようにしたもの(例えば特許文献1参照)等である。
【0005】
【特許文献1】
特開平1−129393号公報
【0006】
前者の自動販売機システムによれば、商品の購入が景品となって還元されるため利用者の購買意欲を高めることで商品の販売促進を図ることができるようになる。また、後者の自動販売機システムによれば、所望する商品の販売が可能な自動販売機に利用者を誘導することにより販売チャンスを逸する虞れがなくなるため、商品の販売促進を図ることができるようになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の自動販売機システムにあっては、いずれも中央管理サーバが必須の構成要件となる。このように中央管理サーバを要する自動販売機システムでは、データを一元管理することができる反面、管理すべきデータが膨大な量となるため大規模なデータベースが必要となるとともに、このデータベースを常にメンテナンスする必要があり、導入コストや運用コストが著しく高価にならざるを得ない。しかも、中央管理サーバがダウンしてしまった場合には、これが復旧するまでの間、すべての自動販売機システムが停止することになり、その影響もきわめて多大なものとなる。
【0008】
本発明は、上記実情に鑑みて、中央管理サーバを要することなく商品の販売促進を図ることのできる自動販売機および自動販売機システムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係る自動販売機は、端末機器の認証後に商品を販売した際にはこの端末機器の識別情報に対応付けた付加価値付与の基準となる販売履歴情報が自己の記憶手段に存在するか否かを検索し、該当する販売履歴情報が存在する場合にはこれを更新する一方、該当する販売履歴情報が自己の記憶手段に存在しない場合にはさらにネットワークを通じて前記端末機器の識別情報に対応付けられた販売履歴情報の検索を行い、該当する販売履歴情報が他に存在しない場合には新たな販売履歴情報を生成し、これを端末機器の識別情報に対応付けて自己の記憶手段に格納する一方、該当する販売履歴情報が他に存在する場合にはこの販売履歴情報を取得するとともにこれを更新して自己の記憶手段に格納することを特徴とする。
【0010】
また、本発明の請求項2に係る自動販売機は、端末機器の認証後に商品を販売した際にはこの端末機器に識別情報が存在するか否かを判断し、前記識別情報が存在しない場合にはこれを付与するとともに、付加価値付与の基準となる販売履歴情報を新たに生成し、該生成した販売履歴情報を前記識別情報に対応付けてこれを自己の記憶手段に格納する一方、前記識別情報が存在する場合には当該識別情報に対応付けた販売履歴情報が自己の記憶手段に存在するか否かを検索し、該当する販売履歴情報が存在する場合にはこれを更新する一方、該当する販売履歴情報が自己の記憶手段に存在しない場合にはさらにネットワークを通じて前記識別情報に対応付けられた販売履歴情報の検索を行い、該検索した販売履歴情報を取得するとともにこれを更新して自己の記憶手段に格納することを特徴とする。
【0011】
また、本発明の請求項3に係る自動販売機は、請求項1または2において、販売履歴情報に基づいて算出されるポイント数が所定の値に達した場合に識別情報によって特定される端末機器の利用者に付加価値の提供を行うことを特徴とする。
【0012】
また、本発明の請求項4に係る自動販売機システムは、Webブラウズ機能を有した端末機器と、データの送受信を行う際の識別情報を端末機器に付与する機能を有する一方、既に識別情報が付与されている場合にはこれを用いて端末機器とデータの送受信を行うWebサーバ機能を有した自動販売機とを備え、前記自動販売機は、端末機器の認証後に商品を販売した際にはこの端末機器の識別情報に対応付けた販売履歴情報が自己の記憶手段に存在するか否かを検索し、該当する販売履歴情報が存在する場合にはこれを更新する一方、該当する販売履歴情報が自己の記憶手段に存在しない場合にはさらにネットワークを通じて前記端末機器の識別情報に対応付けられた販売履歴情報の検索を行い、該当する販売履歴情報が他の自動販売機に存在しない場合には新たな販売履歴情報を生成し、これを端末機器の識別情報に対応付けて自己の記憶手段に格納する一方、該当する販売履歴情報が他の自動販売機に存在する場合にはこの販売履歴情報を取得するとともにこれを更新して自己の記憶手段に格納することを特徴とする。
【0013】
また、本発明の請求項5に係る自動販売機システムは、Webブラウズ機能を有した端末機器と、データの送受信を行う際の識別情報を端末機器に付与する機能を有する一方、既に識別情報が付与されている場合にはこれを用いて端末機器とデータの送受信を行うWebサーバ機能を有した自動販売機とを備え、前記自動販売機は、端末機器の認証後に商品を販売した際にはこの端末機器に識別情報が存在するか否かを判断し、前記識別情報が存在しない場合にはこれを付与するとともに、付加価値付与の基準となる販売履歴情報を新たに生成し、該生成した販売履歴情報を前記識別情報に対応付けてこれを自己の記憶手段に格納する一方、前記識別情報が存在する場合には当該識別情報に対応付けた販売履歴情報が自己の記憶手段に存在するか否かを検索し、該当する販売履歴情報が存在する場合にはこれを更新する一方、該当する販売履歴情報が自己の記憶手段に存在しない場合にはさらにネットワークを通じて前記識別情報に対応付けられた販売履歴情報の検索を行い、該検索した販売履歴情報を他の自動販売機から取得するとともにこれを更新して自己の記憶手段に格納することを特徴とする。
【0014】
また、本発明の請求項6に係る自動販売機システムは、請求項4または5において、相互接続によりWANを構成する無線LANのノードとして自動販売機を設置し、該当する販売履歴情報が自己の記憶手段に存在しない場合には当該WANに対するブロードキャストにより販売履歴情報の検索を行うことを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面を参照して、本発明に係る自動販売機および自動販売機システムの好適な実施の形態について詳細に説明する。
【0019】
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1である自動販売機システムの概要を示した説明図である。ここで例示する自動販売機システムは、利用者に対して商品の販売に応じたポイント数を付与し、獲得したポイント数が所定の値に達した場合に利用者に景品を提供することにより商品の販売促進を図るためのもので、複数の公衆無線LAN(Local Area Network)アクセスポイントACと、利用者が用いる端末機器10と、各公衆無線LANアクセスポイントACによる無線通信可能エリアに設置した複数の自動販売機20とを備えて構成してある。
【0020】
公衆無線LANアクセスポイントACは、子機となる機器との間においてIEEE(Institute of Electronic and Electronics Engineers)802.11bやIEEE802.11a、あるいはIEEE802.11g等の規格に従った無線LANを構築する場合の親機となる機器である。各公衆無線LANアクセスポイントACによって構築された無線LANは、ブロードバンドBBでインターネットに接続され、該インターネットと共に相互にWAN(Wide Area Network)を構成している。この公衆無線LANアクセスポイントACによって構築された無線LAN、並びにWANにおいては、当該公衆無線LANアクセスポイントAC、さらにはインターネットを通じて子機(サーバおよびクライアントの双方を含む)相互間におけるデータの送受信を行うことが可能となる。
【0021】
端末機器10は、ノート型のパソコンやPDA(Personal Digital Assistants)等のように比較的小型に構成されたもので、図2のブロック図に示すように、端末主制御部101、無線通信処理部102、端末表示部103および端末入力部104を備えている。
【0022】
端末主制御部101は、メモリ105に格納されたプログラムやデータに基づいて端末機器10の動作を統括的に制御するためのものである。
【0023】
無線通信処理部102は、上述した公衆無線LANアクセスポイントACによって構築される無線LANにおいて子機となり、該公衆無線LANアクセスポイントACを通じたデータの送受信を制御するものである。
【0024】
端末表示部103は、端末主制御部101から与えられた各種の情報を表示するためのもので、例えば液晶表示器によって構成してある。
【0025】
端末入力部104は、所望の操作を入力するためのものであり、例えばキースイッチ、マウス等のポインティングデバイス、あるいは端末表示部103である液晶表示器の表面に配設したタッチスクリーンによって構成してある。
【0026】
また、上記端末機器10は、Web(World Wide Web)ブラウズ機能部106を備えている。Webブラウズ機能部106は、端末主制御部101を通じてHTML(Hyper Text Markup Language)等のWebコンテンツが与えられた場合にこれを読み込んで解釈し、この解釈の結果であるWebページを端末表示部103に表示させるためのデータを端末主制御部101に与えるためのものである。
【0027】
自動販売機20は、飲料やタバコ等の商品を販売するためのもので、図3のブロック図に示すように、自販機主制御部201および販売動作制御部202を備えている。
【0028】
自販機主制御部201は、その記憶手段である自販機メモリ203に格納されたプログラムやデータに基づいて自動販売機20の動作を統括的に制御するためのものである。
【0029】
販売動作制御部202は、商品の販売に関わる制御を行うもので、貨幣処理部204、操作部205、表示部206および商品収納部207を有している。この販売動作制御部202は、貨幣処理部204において投入された貨幣の合計金額が商品販売価格に達した場合に操作部205を操作可能状態とする。その後、利用者によって操作部205が選択操作された場合、対応する商品を商品収納部207から払い出す処理を行う。さらに、販売動作制御部202は、上述した販売処理の間、表示部206を通じて投入貨幣の合計金額等、商品の販売の際に必要となる各種情報を利用者に表示する処理を行う。
【0030】
また、上記自動販売機20には、無線通信処理部208、タイマー209、認証処理部210、販売情報一時処理部211、販売履歴情報検索部212、景品交換処理部213およびWebサーバ機能部214を設けてある。
【0031】
無線通信処理部208は、上述した公衆無線LANアクセスポイントACによって構築される無線LANにおいて子機となり、該公衆無線LANアクセスポイントACを通じたデータの送受信を制御するものである。
【0032】
タイマー209は、自販機主制御部201からスタート信号が与えられた場合に計時を開始する一方、予め設定した時間が経過した場合に自販機主制御部201にタイムアップ信号を与えるものである。
【0033】
認証処理部210は、自販機主制御部201を通じて与えられたログインデータ、例えばユーザIDおよびパスワードが正規のものであるか否かを判断し、その判断結果を認証情報として自販機主制御部201に返送するものである。
【0034】
販売情報一時処理部211は、販売動作制御部202が上述した商品販売を行った場合に都度販売情報を生成し、これを自己の内部メモリ215に一時的に記憶するものである。販売情報一時処理部211が生成する販売情報は、例えば、商品を販売した日時、商品を販売した自動販売機の自販機識別情報、同自動販売機の設置場所、販売商品名称、販売商品価格等の商品販売に関わる情報と、自販機主制御部201から与えられた端末機器10の端末識別情報とを互いに関連付けたものである。このうち、販売商品名称および/または販売商品価格に基づいて利用者に付与するポイント数が算出されることになる。自販機識別情報とは、自動販売機システムに含まれる自動販売機20を識別するための情報であり、予め自動販売機20毎に割り振られている。端末識別情報とは、端末機器10を識別するための情報であり、本実施の形態1では後述するWebサーバ機能部214により、端末機器10のCookie記憶部107において予め設定した記憶領域にログインCookieとして付与・格納されるものを適用している。上述した販売情報は、所定のタイミングで、自販機主制御部201を通じて順次自販機メモリ203に更新・格納され、販売履歴情報としてデータベース化されることになる。
【0035】
販売履歴情報検索部212は、自販機主制御部201を通じて販売情報一時処理部211の内部メモリ215に販売情報が一時記憶されている旨の情報が与えられた場合に、当該販売情報の端末識別情報に対応した販売履歴情報が自己のデータベース216に存在するか否かを検索し、その検索結果を自販機主制御部201に与えるものである。さらに、自販機主制御部201から検索コマンドが与えられた場合には、WANに存在するすべてのノードに対して販売情報の端末識別情報に対応した販売履歴情報の検索を行い、その検索結果を自販機主制御部201に返送するものである。
【0036】
景品交換処理部213は、自販機主制御部201を通じて販売履歴情報および交換要求が与えられた場合に、該販売履歴情報に基づいて算出される獲得ポイント数が、交換要求対象となる景品の交換許容ポイント数に達しているか否かを判断し、その判断結果を自販機主制御部201に返送するものである。
【0037】
Webサーバ機能部214は、自販機主制御部201からの要求に応じてログインCookieを含む各種のCookieを生成し、これを自販機主制御部201に返送するためのものである。また、Webサーバ機能部214は、予めWeb用メモリ217に格納したWebコンテンツを、自販機主制御部201からの要求に応じて適宜提供する処理を行う一方、自販機主制御部201を通じてWebコンテンツに対する入力データが与えられた場合に当該入力データを適宜解釈し、その解釈結果をコマンドやデータとして自販機主制御部201に与える機能も有している。Web用メモリ217に格納したWebコンテンツは、例えば、上述した端末機器10等のように、Webブラウズ機能を有した機器に与えられた場合、当該機器の端末表示部103にWebページとして表示され、ログインデータ等のデータ入力を行うためのGUI(Graphical User Interface)や各種情報の表示画面を提供するもので、HTML等のマークアップ言語で記述された文書ファイルで構成してある。
【0038】
図4〜図7は、上述した自動販売機システムにおいて、端末機器10からアクセスがあった場合に自動販売機20の自販機主制御部201が処理する手順を示したフローチャートである。以下、これらの図を参照しながら、自動販売機システムの運用方法について順次説明していく。なお、以下に説明においては便宜上、自動販売機システムの利用者が予め所定の登録処理を行うことにより、ログインするためのユーザIDおよびパスワードを知得している、あるいは利用者がログインするためのユーザIDおよびパスワードが予め設定された端末機器10を使用する、ものとする。また、無線LANのノードである端末機器10および自動販売機20は、公衆無線LANアクセスポイントACを通じて相互にデータの送受信を行うことになるが、以下の説明では送信元および受信先のみを特定して記載することとする。
【0039】
<メイン処理>
まず、上記自動販売機システムでは、利用者が無線LANにおいて端末機器10から自動販売機20にアクセスすると、図4に示すように、自動販売機20の自販機主制御部201がWebサーバ機能部214を通じてWeb用メモリ217に格納したWebコンテンツの中からログイン用Webページを読み出し、さらにこれをアクセス元である端末機器10に対して送信し(ステップS101、ステップS102)、その後、当該端末機器10からのデータ受信待機状態となる(ステップS103)。
【0040】
この間、自動販売機20からWebコンテンツが与えられた端末機器10の端末主制御部101は、Webブラウズ機能部106を通じて当該Webコンテンツを解釈し、端末表示部103においてログイン用Webページの表示を行う。さらに、上述した状態から利用者が端末機器10を通じてユーザIDおよびパスワード等のログインデータを入力すると、当該ログインデータが自動販売機20に送信されることになる。なお、ログインデータを入力することなくキャンセルした場合には、後述する手順を経ることなく今回の処理を終了する(ステップS104)。
【0041】
端末機器10からログインデータが与えられた自動販売機20の自販機主制御部201は、認証処理部210を通じて端末機器10の認証を行う(ステップS105)。認証の結果、ログインデータが正規のものでなかった場合には、後述する手順を経ることなく今回の処理を終了する(ステップS106においてNO)。
【0042】
一方、ログインデータが正規のものであった場合(ステップS106においてYES)、自動販売機20の自販機主制御部201は、端末機器10をログインさせる(ステップS107)。その後、ログインした端末機器10にログインCookieが存在するか否かを判断し(ステップS108)、存在しない場合にのみ新たなログインCookieを生成してこれを端末機器10のCookie記憶部107に格納させる処理を実行する(ステップS109)。なお、自動販売機20の自販機主制御部201は、端末機器10がログインしている場合、当該端末機器10がログアウトするまでの間、排他処理を行い、他の端末機器10からのアクセスに応じることはない。
【0043】
次いで、自動販売機20の自販機主制御部201は、Webサーバ機能部214を通じてWeb用メモリ217に格納したWebコンテンツの中から処理選択用Webページを読み出し、さらにこれをアクセス元である端末機器10に対して送信する一方(ステップS110)、端末機器10からの入力データの受信待機状態となり、その後、入力データに応じた処理を実施する(ステップS111、ステップS112、ステップS113)。具体的には、端末機器10から商品購入選択に対応する入力があった場合に商品販売処理を実施し(ステップS200)、また端末機器10から景品交換選択に対応する入力があった場合に景品交換処理を実施し(ステップS300)、その後、それぞれ今回の処理を終了する。なお、端末機器10から終了選択に対応する入力があった場合には、端末機器10をログアウトさせ(ステップS114)、今回の処理を終了する。
【0044】
<商品販売処理>
上述したステップS200で実施する商品販売処理では、図5に示すように、まず、タイマー209による計時を開始し(ステップS201)、その後、このタイマー209がタイムアップするまでの間、利用者が返金操作を行ったか否か、並びに商品を販売したか否かを監視する(ステップS202、ステップS203、ステップS204)。この間、商品の販売を確認した場合、自動販売機20の自販機主制御部201は、販売情報一時処理部211を通じてログインCookieに対応付けた販売情報を生成し、これを内部メモリ215に一時記憶する処理を行う(ステップS205)。
【0045】
一方、タイマー209がタイムアップした場合、あるいは利用者が返金操作を行った場合、自動販売機20の自販機主制御部201は、端末機器10を強制的にログアウトさせ(ステップS206)、その後、販売履歴情報処理を行う(ステップS400)。
【0046】
<販売履歴情報処理>
この販売履歴情報処理では、図6に示すように、まず、販売情報一時処理部211の内部メモリ215に一時記憶された販売情報があるか否かの判断を行う(ステップS401)。販売情報一時処理部211の内部メモリ215に販売情報がない場合、つまり利用者が商品を購入しなかった場合には、後述する手順を経ることなく手順をリターンさせる。
【0047】
これに対して利用者が商品を購入し、この購入した商品に対応した販売情報が販売情報一時処理部211の内部メモリ215に一時記憶されている場合、自動販売機20の自販機主制御部201は、販売履歴情報検索部212を通じてデータベース検索を行い(ステップS402)、自己の自販機メモリ203に格納したデータベース216に販売履歴情報が存在するか否かの判断を行う(ステップS403)。このデータベース検索を行う場合のキーとしては、端末機器10の端末識別情報、つまりログインCookieを用いる。
【0048】
データベース216に対する検索の結果、該当する端末識別情報に対応付けられた販売履歴情報が存在しなかった場合、自動販売機20の自販機主制御部201は、次いでブロードキャスト検索を行い(ステップS404)、WAN上の他の自動販売機20に、該当する端末識別情報に対応付けられた販売履歴情報が存在するか否かの判断を行う(ステップS405)。他の自動販売機20から販売履歴情報を発見した場合には、当該他の自動販売機20からこれを取得する処理を行う(ステップS406)。ブロードキャスト検索は、上述したログインCookieをキーとして、WAN上のすべてのノードに対して、すなわち離隔した位置に構築された無線LANのノードとなる自動販売機20に対してもインターネットを通じて実施されることになる。なお、販売履歴情報の発見先となった他の自動販売機20では、WAN上において端末機器10の端末識別情報に対応した販売履歴情報が複数存在することがないように、自己のデータベース216から該当する販売履歴情報を削除する処理が実施される。
【0049】
上述したデータベース検索によって自己のデータベース216に端末機器10の端末識別情報に対応する販売履歴情報を発見した場合、あるいはブロードキャスト検索によって端末機器10の端末識別情報に対応する販売履歴情報を取得した場合、自動販売機20の自販機主制御部201は、販売情報一時処理部211の内部メモリ215に一時記憶されている販売情報に基づいてこれを更新する処理を実施し(ステップS407)、さらに更新した後の販売履歴情報を自己の自販機メモリ203に格納する処理を行う(ステップS409)。なお、ステップS409の処理を実行した自動販売機20の自販機主制御部201は、販売情報一時処理部211を通じて内部メモリ215をクリアする処理を行い(ステップS410)、その後に手順をリターンさせる。
【0050】
一方、WAN上の他の自動販売機20にも該当する販売履歴情報が存在しない場合、自動販売機20の自販機主制御部201は、販売情報一時処理部211の内部メモリ215に一時記憶されている販売情報に基づいて新たな販売履歴情報を作成する処理を行い(ステップS408)、その後、上述したステップS409およびステップS410の処理を順次実施して手順をリターンさせる。
【0051】
このように上記自動販売機システムによれば、商品販売処理および販売履歴情報処理を行うことにより、一度でも端末機器10を通じて自動販売機20から商品を購入すれば、当該端末機器10の端末識別情報に対応付けられた販売履歴情報がWAN上のいずれかの自動販売機20に格納されることになり、しかもこの販売履歴情報は、直前に商品の販売を行った自動販売機20の自販機メモリ203にのみ存在することになる。
【0052】
<景品交換処理>
一方、上述した景品交換処理においては、図7に示すように、まず、自動販売機20の自販機主制御部201により、Webサーバ機能部214を通じてWeb用メモリ217に格納したWebコンテンツの中から景品選択用Webページを読み出し、さらにこれをアクセス元である端末機器10に対して送信し(ステップS301)、その後、端末機器10からの入力データの受信待機状態となる(ステップS302)。なお、景品選択の入力データを入力することなくキャンセルした場合には、ステップS303において手順がステップS312に移行し、後述する手順を経ることなく端末機器10をログアウトさせてリターンする。
【0053】
上述した状態から景品選択の入力データが与えられると、自動販売機20の自販機主制御部201は、販売履歴情報検索部212を通じてデータベース検索を行い(ステップS304)、自己の自販機メモリ203に格納したデータベース216に販売履歴情報が存在するか否かの判断を行う(ステップS305)。このデータベース検索を行う場合のキーとしては、端末機器10の端末識別情報、つまりログインCookieを用いる。
【0054】
データベース216に対する検索の結果、該当する端末識別情報に対応付けられた販売履歴情報が存在しなかった場合、自動販売機20の自販機主制御部201は、次いでブロードキャスト検索を行い(ステップS306)、WAN上の他の自動販売機20に、該当する端末識別情報に対応付けられた販売履歴情報が存在するか否かの判断を行う(ステップS307)。他の自動販売機20から販売履歴情報を発見した場合には、当該他の自動販売機20からこれを取得する処理を行う(ステップS308)。ブロードキャスト検索は、上述したログインCookieをキーとして、WAN上のすべてのノードに対して、すなわち離隔した位置に構築された無線LANのノードとなる自動販売機20に対してもインターネットを通じて実施されることになる。なお、販売履歴情報の発見先となった他の自動販売機20では、WAN上において端末機器10の端末識別情報に対応した販売履歴情報が複数存在することがないように、自己のデータベース216から該当する販売履歴情報を削除する処理が実施される。
【0055】
上述したデータベース検索によって自己のデータベース216に端末機器10の端末識別情報に対応する販売履歴情報を発見した場合、あるいはブロードキャスト検索によって端末機器10の端末識別情報に対応する販売履歴情報を取得した場合、自動販売機20の自販機主制御部201は、景品交換処理部213を通じて当該販売履歴情報から獲得ポイント数を算出し(ステップS309)、さらにこの獲得ポイント数が、交換要求対象となる景品の交換許容ポイント数に達しているか否かの判断を行う(ステップS310)。獲得ポイント数が交換許容ポイント数に達していない場合、自動販売機20の自販機主制御部201は、手順をステップS312に移行し、端末機器10をログアウトさせてリターンする。
【0056】
これに対して獲得ポイント数が交換許容ポイント数以上であった場合、自動販売機20の自販機主制御部201は、景品の提供を行い(ステップS311)、その後、端末機器10をログアウトさせてリターンする。景品としては、例えば自動販売機20が販売する商品であってもよいし、あるいは無線LANでのデータの送受信に利用料が必要となる場合には、その利用料を割り引くサービスを景品として提供するようにしてもよい。
【0057】
なお、WAN上の他の自動販売機20にも該当する販売履歴情報が存在しない場合、自動販売機20の自販機主制御部201は、手順をステップS312に移行し、端末機器10をログアウトさせてリターンする。
【0058】
以上説明したように、上記自動販売機システムによれば、商品の購入が景品となって還元されるため利用者の購買意欲を高めることで商品の販売促進を図ることができるようになる。しかも、複数の自動販売機20が分散して販売履歴情報を保持することにより、中央管理サーバを要することなく、自動販売機システムを運用することが可能であるため、大規模なデータベースを常にメンテナンスする必要もなく、導入コストや運用コストが著しく高価になる虞れがない。さらに、複数の自動販売機20が分散して販売履歴情報を保持しているため、仮に一の自動販売機20がダウンしてしまった場合であっても、正常に動作する自動販売機20がある限り自動販売機システム全体が停止することはなく、その影響をきわめて小さくすることができる。
【0059】
<販売履歴情報処理の変形例>
なお、上述した実施の形態1では、図6に示す販売履歴情報処理において販売情報一時処理部211の内部メモリ215に販売情報があり、かつデータベース検索やブロードキャスト検索の結果、自己のデータベース216およびWAN上の他の自動販売機20のいずれにも販売履歴情報が存在しない場合に新たな販売履歴情報を生成するようにしているが、必ずしもこれに限定されない。
【0060】
図8は、販売履歴情報処理の変形例を示したものである。なお、この図8に示す販売履歴情報処理を適用する場合のメイン処理、商品販売処理および景品交換処理は、実施の形態1と同様である。
【0061】
この販売履歴情報処理の変形例において、自動販売機20の自販機主制御部201は、まず、販売情報一時処理部211の内部メモリ215に一時記憶された販売情報があるか否かの判断を行う(ステップS1401)。販売情報一時処理部211の内部メモリ215に販売情報がない場合、つまり利用者が商品を購入しなかった場合には、後述する手順を経ることなく手順をリターンさせる。
【0062】
これに対して利用者が商品を購入し、この購入した商品に対応した販売情報が販売情報一時処理部211の内部メモリ215に一時記憶されている場合には、端末機器10のCookie記憶部107に購入済みCookieが存在するか否かを判断する(ステップS1402)。
【0063】
購入済みCookieが存在しない場合、自動販売機20の自販機主制御部201は、Webサーバ機能部214を通じて新たな購入済みCookieを生成し、これを端末機器10に送信してそのCookie記憶部107に格納させる処理を実行する(ステップS1403)。さらに、販売情報一時処理部211の内部メモリ215に一時記憶されている販売情報に基づいて新たな販売履歴情報を作成し(ステップS1404)、これを自己の自販機メモリ203に格納する処理を行う(ステップS1411)。なお、ステップS1411の処理を実行した自動販売機20の自販機主制御部201は、販売情報一時処理部211を通じて内部メモリ215をクリアする処理を行い(ステップS1412)、その後に手順をリターンさせる。
【0064】
一方、端末機器10のCookie記憶部107に既に購入済みCookieが存在する場合、つまり、自動販売機システムに含まれる自動販売機20で以前に商品を購入したことがある場合、自動販売機20の自販機主制御部201は、販売履歴情報検索部212を通じてデータベース検索を行い(ステップS1405)、自己の自販機メモリ203に格納したデータベース216に販売履歴情報が存在するか否かの判断を行う(ステップS1406)。このデータベース検索を行う場合のキーとしては、端末機器10の端末識別情報、つまりログインCookieを用いる。
【0065】
データベース216に対する検索の結果、該当する端末識別情報に対応付けられた販売履歴情報が存在しなかった場合、自動販売機20の自販機主制御部201は、次いで購入済みCookieをキーとして他の自動販売機20のネットワーク検索を行い(ステップS1407)、販売履歴情報を発見した自動販売機20からこれを取得する処理を行う(ステップS1408)。ネットワーク検索は、上述したログインCookieをキーとして、購入済みCookieを生成した自動販売機20に対してのみインターネットを通じて実施されることになる。なお、販売履歴情報の発見先となった他の自動販売機20では、WAN上において端末機器10の端末識別情報に対応した販売履歴情報が複数存在することがないように、自己のデータベース216から該当する販売履歴情報を削除する処理が実施される。
【0066】
上述したデータベース検索によって自己のデータベース216に端末機器10の端末識別情報に対応する販売履歴情報を発見した場合、あるいはネットワーク検索によって端末機器10の端末識別情報に対応する販売履歴情報を取得した場合、自動販売機20の自販機主制御部201は、販売情報一時処理部211の内部メモリ215に一時記憶されている販売情報に基づいてこれを更新する処理を実施し(ステップS1409)、その上で端末機器10に格納されている購入済みCookieを更新して送信する(ステップS1410)。その後、上述したステップS1411およびステップS1412の処理を順次実施して手順をリターンさせる。
【0067】
上記のような販売履歴情報処理の変形例にあっても、直前に商品の販売を行った自動販売機20の自販機メモリ203にのみ販売履歴情報が存在することになる。しかも、端末機器10のCookie記憶部107に購入済みCookieが存在しない場合、データベース検索やブロードキャスト検索を行うことなく直ちに新たな販売履歴情報を作成すればよいため、また、購入済みCookieが存在すればブロードキャスト検索をしなくても販売履歴情報が格納されている自動販売機20を特定することができるため、処理のための時間が大幅に短縮されるようになる。
【0068】
<景品交換処理の変形例>
なお、上述した実施の形態1では、図7に示す景品交換処理において、データベース検索やブロードキャスト検索の結果、自己のデータベース216およびWAN上の他の自動販売機20のいずれにも販売履歴情報が存在しない場合にログアウトさせるようにしているが、必ずしもこれに限定されない。
【0069】
図9は、景品交換処理の変形例を示したものである。なお、この図9に示す販売履歴情報処理を適用する場合のメイン処理および商品販売処理に関しては実施の形態1と同様であるが、販売履歴情報処理に関しては図8に示した変形例を適用するものとする。
【0070】
この景品交換処理の変形例では、まず、自動販売機20の自販機主制御部201により、現在ログインしている端末機器10のCookie記憶部107に図8のステップS1403で付与した購入済みCookieが存在するか否かの判断が行われる(ステップS1301)。端末機器10のCookie記憶部107に端末機器10のCookie記憶部107に購入済みCookieが存在しない場合、つまり自動販売機システムに含まれる自動販売機20において商品を一度も購入したことがない場合、自動販売機20の自販機主制御部201は、後述する処理を行うことなく端末機器10をログアウトさせ(ステップS1312)、その後に手順をリターンさせる。
【0071】
これに対して端末機器10のCookie記憶部107に購入済みCookieが存在する場合、自動販売機20の自販機主制御部201は、Webサーバ機能部214を通じてWeb用メモリ217に格納したWebコンテンツの中から景品選択用Webページを読み出し、さらにこれをアクセス元である端末機器10に対して送信し(ステップS1302)、その後、端末機器10からの入力データの受信待機状態となる(ステップS1303、ステップS1304)。なお、景品選択の入力データを入力することなくキャンセルした場合には、ステップS1304において手順がステップS1312に移行し、後述する手順を経ることなく端末機器10をログアウトさせてリターンする。
【0072】
上述した状態から景品選択の入力データが与えられると、自動販売機20の自販機主制御部201は、販売履歴情報検索部212を通じてデータベース検索を行い(ステップS1305)、自己の自販機メモリ203に格納したデータベース216に販売履歴情報が存在するか否かの判断を行う(ステップS1306)。このデータベース検索を行う場合のキーとしては、端末機器10の端末識別情報、つまりログインCookieを用いる。
【0073】
データベース216に対する検索の結果、該当する端末識別情報に対応付けられた販売履歴情報が存在しなかった場合、自動販売機20の自販機主制御部201は、次いでネットワーク検索を行い(ステップS1307)、販売履歴情報を発見した自動販売機20からこれを取得する処理を行う(ステップS1308)。ネットワーク検索は、上述したログインCookieをキーとして、購入済みCookieを生成した自動販売機20に対してのみインターネットを通じて実施されることになる。なお、販売履歴情報の発見先となった他の自動販売機20では、WAN上において端末機器10の端末識別情報に対応した販売履歴情報が複数存在することがないように、自己のデータベース216から該当する販売履歴情報を削除する処理が実施される。
【0074】
上述したデータベース検索によって自己のデータベース216に端末機器10の端末識別情報に対応する販売履歴情報を発見した場合、あるいはネットワーク検索によって端末機器10の端末識別情報に対応する販売履歴情報を取得した場合、自動販売機20の自販機主制御部201は、景品交換処理部213を通じて当該販売履歴情報から獲得ポイント数を算出し(ステップS1309)、さらにこの獲得ポイント数が、交換要求対象となる景品の交換許容ポイント数に達しているか否かの判断を行う(ステップS1310)。獲得ポイント数が交換許容ポイント数に達していない場合、自動販売機20の自販機主制御部201は、手順をステップS1312に移行し、端末機器10をログアウトさせてリターンする。
【0075】
これに対して獲得ポイント数が交換許容ポイント数以上であった場合、自動販売機20の自販機主制御部201は、景品の提供を行い(ステップS1311)、その後、端末機器10をログアウトさせてリターンする。景品としては、例えば自動販売機20が販売する商品であってもよいし、あるいは無線LANでのデータの送受信に利用料が必要となる場合には、その利用料を割り引くサービスを景品として提供するようにしてもよい。
【0076】
上記のような景品交換処理の変形例にあっても、商品の購入が景品となって還元されるため利用者の購買意欲を高めることで商品の販売促進を図ることができるようになる。しかも、端末機器10のCookie記憶部107に購入済みCookieが存在しない場合、データベース検索やブロードキャスト検索を行うことなく直ちに景品交換処理を終了するようにしているため、処理のための時間が大幅に短縮されるようになる。
【0077】
なお、上述した実施の形態1では、無線LANによって自動販売機をネットワークに接続するようにしているが、必ずしも無線LANを適用する必要はなく、ケーブルによってネットワークに接続するようにしてももちろん構わない。
【0078】
また、上述した実施の形態1では、商品販売処理や景品交換処理が選択された後に販売履歴情報の検索を行うようにしているが、例えば自動販売機にログインした端末機器に既にログインCookieが付与されていれば、その時点で該当する販売履歴情報の検索を行うようにしても構わない。この場合には、例えば処理選択用Webページや景品選択用Webページを送信した際に、これらのWebページに現在の獲得ポイント数を表示することも可能であり、利用者に対する利便性が向上するようになる。
【0079】
さらに、上述した実施の形態1では、貨幣の投入によって商品の販売を行うようにしているが、周知のオンライン決済を適宜適用することにより、キャッシュレスで商品を販売するようにしても構わない。
【0080】
(実施の形態2)
図10は、本発明の実施の形態2である自動販売機システムの概要を示した説明図である。ここで例示する自動販売機システムは、利用者の所望する商品が売り切れ等の理由によって自動販売機に存在しない場合、当該商品の販売を行うことができる他の自動販売機の所在地を示す情報を提供することにより商品の販売促進を図るためのもので、複数の公衆無線LANアクセスポイントACと、利用者が用いる端末機器10と、各公衆無線LANアクセスポイントACによる無線通信可能エリアに設置した複数の自動販売機30とを備えて構成してある。なお、公衆無線LANアクセスポイントACおよび端末機器10の構成に関しては、実施の形態1と同様の構成を有したものであるため、同一の符号を付してそれぞれの詳細説明を省略する。
【0081】
自動販売機30は、飲料やタバコ等の商品を販売するためのもので、図11のブロック図に示すように、自販機主制御部301および販売動作制御部302を備えている。
【0082】
自販機主制御部301は、その記憶手段である自販機メモリ303に格納されたプログラムやデータに基づいて自動販売機30の動作を統括的に制御するためのものである。この自販機メモリ303には、自身の設置場所を示すための周辺地図データ304も格納してある。
【0083】
販売動作制御部302は、商品の販売に関わる制御を行うもので、貨幣処理部305、操作部306、表示部307および商品収納部308を有している。この販売動作制御部302は、貨幣処理部305において投入された貨幣の合計金額が商品販売価格に達した場合に操作部306を操作可能状態とする。その後、利用者によって操作部306が選択操作された場合、対応する商品を商品収納部308から払い出す処理を行う。さらに、販売動作制御部302は、上述した販売処理の間、表示部307を通じて投入貨幣の合計金額等、商品の販売の際に必要となる各種情報を利用者に表示する処理を行う。
【0084】
また、上記自動販売機30には、無線通信処理部309、商品管理部310、商品検索部311、Webサーバ機能部312および地図データ処理部313を設けてある。
【0085】
無線通信処理部309は、公衆無線LANアクセスポイントACによって構築される無線LANにおいて子機となり、該公衆無線LANアクセスポイントACを通じたデータの送受信を制御するものである。
【0086】
商品管理部310は、販売動作制御部302を通じて商品収納部308に収納した商品の種類およびそれぞれの在庫数を管理し、その管理情報を自販機主制御部301に与えるためのものである。
【0087】
商品検索部311は、自販機主制御部301を通じて商品検索コマンドが与えられた場合に、WANに存在するすべてのノードに対して商品検索コマンドに対応した商品の検索を行い、その検索結果を自販機主制御部301に返送するものである。
【0088】
Webサーバ機能部312は、自販機主制御部301からの指示に従ってWebコンテンツを作成するとともに、この作成したWebコンテンツ、あるいは予めWeb用メモリ314に格納したWebコンテンツを、自販機主制御部301からの要求に応じて適宜提供する処理を行う一方、自販機主制御部301を通じてWebコンテンツに対する入力データが与えられた場合に当該入力データを適宜解釈し、その解釈結果をコマンドやデータとして自販機主制御部301に与える機能も有している。Web用メモリ314に格納したWebコンテンツは、例えば、端末機器10等のように、Webブラウズ機能を有した機器に与えられた場合、当該機器の端末表示部103にWebページとして表示され、ログインデータ等のデータ入力を行うためのGUIや各種情報の表示画面を提供するもので、HTML等のマークアップ言語で記述された文書ファイルで構成してある。
【0089】
地図データ処理部313は、自販機主制御部301から2つの周辺地図データ304が与えられた場合に、これらの周辺地図データ304とを合成する処理を行うためのものである。
【0090】
図12は、上述した自動販売機システムにおいて、端末機器10からアクセスがあった場合に自動販売機30の自販機主制御部301が処理する手順を示したフローチャートである。以下、図12を参照しながら、自動販売機システムの運用方法について順次説明していく。なお、無線LANのノードである端末機器10および自動販売機30は、公衆無線LANアクセスポイントACを通じて相互にデータの送受信を行うことになるが、以下の説明では送信元および受信先のみを特定して記載することとする。
【0091】
<検索処理>
まず、上記自動販売機システムでは、利用者が無線LANにおいて端末機器10から自動販売機30にアクセスすると、自動販売機30の自販機主制御部301がWebサーバ機能部312を通じてWeb用メモリ314に格納したWebコンテンツの中から在庫表示用Webページを読み出し、さらにこれをアクセス元である端末機器10に対して送信し(ステップS501、ステップS502)、その後、当該端末機器10からのデータ受信待機状態となる(ステップS503、ステップS504)。
【0092】
この間、自動販売機30からWebコンテンツが与えられた端末機器10の端末主制御部101は、Webブラウズ機能部106を通じて当該Webコンテンツを解釈し、例えば図13(a)に示すように、端末表示部103において在庫表示用Webページの表示を行う。この在庫表示用Webページに表示される在庫数は、自販機主制御部301が商品管理部310を通じて取得したデータである。
【0093】
上述した状態から利用者が端末機器10を通じて検索要求コマンドを入力すると、つまり売り切れとなっている、あるいは当初から販売を行っていない等の理由により、利用者の所望する商品が自動販売機30に存在しないためにWebページを通じて検索要求コマンドを入力すると、当該検索要求コマンドが自動販売機30に送信されることになる。なお、検索要求コマンドを入力することなく終了コマンドを入力した場合には、後述する手順を経ることなく今回の処理を終了する。
【0094】
端末機器10から検索要求コマンドが与えられた自動販売機30の自販機主制御部301は、Webサーバ機能部312を通じてWeb用メモリ314に格納したWebコンテンツの中から検索用Webページを読み出し、さらにこれをアクセス元である端末機器10に対して送信し(ステップS505)、その後、当該端末機器10からのデータ受信待機状態となる(ステップS506、ステップS507)。
【0095】
この間、自動販売機30からWebコンテンツが与えられた端末機器10の端末主制御部101は、Webブラウズ機能部106を通じて当該Webコンテンツを解釈し、例えば図13(b)に示すように、端末表示部103において検索用Webページの表示を行う。上述した状態から利用者が端末機器10を通じて検索対象となる商品名を入力すると、当該商品名を検索対象とした検索実行コマンドが自動販売機30に送信されることになる。なお、検索実行コマンドを入力することなくキャンセルした場合には、後述する手順を経ることなく今回の処理を終了する。
【0096】
端末機器10から検索実行コマンドが与えられた自動販売機30の自販機主制御部301は、商品検索部311を通じてブロードキャスト検索を実行する(ステップS508)。ブロードキャスト検索は、検索実行コマンドと共に与えられた商品名をキーとして、WAN上のすべてのノードに対して、すなわち離隔した位置に構築された無線LANのノードとなる自動販売機30に対してもインターネットを通じて実施されることになる。この間、各自動販売機30の自販機主制御部301からは、それぞれの商品管理部310を通じて取得した管理情報に検索対象となる商品が含まれている場合にその旨の情報が返送されることになる。
【0097】
ブロードキャスト検索の結果、端末機器10から入力された商品名に該当する商品が他の自動販売機30に収納されている場合(ステップS509においてNO)、自動販売機30の自販機主制御部301は、当該他の自動販売機30の自販機メモリ303に格納された周辺地図データ304を取得し(ステップS510)、その後、地図データ処理部313を通じて、取得した周辺地図データ304と自己の自販機メモリ303に予め格納してある周辺地図データ304とを合成する処理を行う(ステップS511)。なお、複数の自動販売機30に商品が収納されている場合には、自身からもっとも近隣に位置する自動販売機30を選択し、上述した処理を行う。
【0098】
地図データ304を合成した後、自動販売機30の自販機主制御部301は、Webサーバ機能部312を通じて当該合成した地図データ304を含む検索結果表示用Webページを作成し、さらにこれをWebコンテンツとしてアクセス元である端末機器10に送信し(ステップS512)、その後、今回の処理を終了する。
【0099】
この結果、自動販売機30からWebコンテンツが与えられた端末機器10の端末主制御部101は、Webブラウズ機能部106を通じて当該Webコンテンツを解釈し、例えば図13(c)に示すように、端末表示部103において検索結果表示用Webページに現在位置から該当する他の自動販売機30までのルートを示した地図データ304の表示を行い、これに従って利用者を誘導することが可能となり、販売チャンスを逸する虞れがなくなるため商品の販売促進を図ることができるようになる。しかも、複数の自動販売機30が分散して商品の管理情報および自身の設置場所を示すための周辺地図データ304を格納することにより、中央管理サーバを要することなく、自動販売機システムを運用することが可能であるため、大規模なデータベースを常にメンテナンスする必要もなく、導入コストや運用コストが著しく高価になる虞れがない。さらに、複数の自動販売機30が分散して販売履歴情報を保持しているため、仮に一の自動販売機30がダウンしてしまった場合であっても、正常に動作する自動販売機30がある限り自動販売機システム全体が停止することはなく、その影響をきわめて小さくすることができる。
【0100】
なお、上述した実施の形態2では、無線LANによって自動販売機をネットワークに接続するようにしているが、必ずしも無線LANを適用する必要はなく、ケーブルによってネットワークに接続するようにしてももちろん構わない。
【0101】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の請求項1〜3に係る自動販売機によれば、商品の購入が景品となって還元されるため利用者の購買意欲を高めることで商品の販売促進を図ることができるようになる。しかも、複数の自動販売機が分散して販売履歴情報を保持することにより、中央管理サーバを要することなく、自動販売機システムを運用することが可能であるため、大規模なデータベースを常にメンテナンスする必要もなく、導入コストや運用コストが著しく高価になる虞れがない。さらに、複数の自動販売機が分散して販売履歴情報を保持しているため、仮に一の自動販売機がダウンしてしまった場合であっても、正常に動作する自動販売機がある限り自動販売機システム全体が停止することはなく、その影響をきわめて小さくすることができる。
【0102】
また、本発明の請求項4〜6に係る自動販売機システムによれば、商品の購入が景品となって還元されるため利用者の購買意欲を高めることで商品の販売促進を図ることができるようになる。しかも、複数の自動販売機が分散して販売履歴情報を保持することにより、中央管理サーバを要することなく、自動販売機システムを運用することが可能であるため、大規模なデータベースを常にメンテナンスする必要もなく、導入コストや運用コストが著しく高価になる虞れがない。さらに、複数の自動販売機が分散して販売履歴情報を保持しているため、仮に一の自動販売機がダウンしてしまった場合であっても、正常に動作する自動販売機がある限り自動販売機システム全体が停止することはなく、その影響をきわめて小さくすることができる。
【0103】
また、本発明の自動販売機によれば、利用者の所望する商品が存在しない場合、端末機器に対してその所在を示す所在情報を提供するようにしているため、これに従って利用者を誘導することが可能となる。この結果、販売チャンスを逸する虞れがなくなるため商品の販売促進を図ることができるようになる。
【0104】
また、本発明の自動販売機システムによれば、利用者の所望する商品が存在しない場合、端末機器に対してその所在を示す所在情報を提供するようにしているため、これに従って利用者を誘導することが可能となる。この結果、販売チャンスを逸する虞れがなくなるため商品の販売促進を図ることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1である自動販売機システムの概要を示した説明図である。
【図2】図1に示した自動販売機システムに適用する端末機器のブロック図である。
【図3】図1に示した自動販売機システムに適用する自動販売機のブロック図である。
【図4】図1に示した自動販売機システムにおいて自動販売機の自販機主制御部によって実施されるメイン処理の手順を示すフローチャートである。
【図5】図4に示した商品販売処理の詳細を示すフローチャートである。
【図6】図5に示した販売履歴情報処理の詳細を示すフローチャートである。
【図7】図4に示した景品交換処理の詳細を示すフローチャートである。
【図8】図6に示した販売履歴情報処理の変形例を示すフローチャートである。
【図9】図7に示した景品交換処理の変形例を示すフローチャートである。
【図10】本発明の実施の形態2である自動販売機システムの概要を示した説明図である。
【図11】図10に示した自動販売機システムに適用する自動販売機のブロック図である。
【図12】図10に示した自動販売機システムにおいてに自動販売機の自販機主制御部によって実施される商品検索処理の手順を示したフローチャートである。
【図13】(a)〜(c)は端末表示部の表示例を示した概念図である。
【符号の説明】
10 端末機器
20 自動販売機
30 自動販売機
101 端末主制御部
102 無線通信処理部
103 端末表示部
104 端末入力部
105 メモリ
106 ブラウズ機能部
107 Cookie記憶部
201 自販機主制御部
202 販売動作制御部
203 自販機メモリ
204 貨幣処理部
205 操作部
206 表示部
207 商品収納部
208 無線通信処理部
209 タイマー
210 認証処理部
211 販売情報一時処理部
212 販売履歴情報検索部
213 景品交換処理部
214 Webサーバ機能部
215 内部メモリ
216 データベース
217 Web用メモリ
301 自販機主制御部
302 販売動作制御部
303 自販機メモリ
304 周辺地図データ
305 貨幣処理部
306 操作部
307 表示部
308 商品収納部
309 無線通信処理部
310 商品管理部
311 商品検索部
312 Webサーバ機能部
313 地図データ処理部
314 Web用メモリ
AC アクセスポイント
BB ブロードバンド

Claims (6)

  1. 端末機器の認証後に商品を販売した際にはこの端末機器の識別情報に対応付けた付加価値付与の基準となる販売履歴情報が自己の記憶手段に存在するか否かを検索し、該当する販売履歴情報が存在する場合にはこれを更新する一方、該当する販売履歴情報が自己の記憶手段に存在しない場合にはさらにネットワークを通じて前記端末機器の識別情報に対応付けられた販売履歴情報の検索を行い、該当する販売履歴情報が他に存在しない場合には新たな販売履歴情報を生成し、これを端末機器の識別情報に対応付けて自己の記憶手段に格納する一方、該当する販売履歴情報が他に存在する場合にはこの販売履歴情報を取得するとともにこれを更新して自己の記憶手段に格納することを特徴とする自動販売機。
  2. 端末機器の認証後に商品を販売した際にはこの端末機器に識別情報が存在するか否かを判断し、前記識別情報が存在しない場合にはこれを付与するとともに、付加価値付与の基準となる販売履歴情報を新たに生成し、該生成した販売履歴情報を前記識別情報に対応付けてこれを自己の記憶手段に格納する一方、前記識別情報が存在する場合には当該識別情報に対応付けた販売履歴情報が自己の記憶手段に存在するか否かを検索し、該当する販売履歴情報が存在する場合にはこれを更新する一方、該当する販売履歴情報が自己の記憶手段に存在しない場合にはさらにネットワークを通じて前記識別情報に対応付けられた販売履歴情報の検索を行い、該検索した販売履歴情報を取得するとともにこれを更新して自己の記憶手段に格納することを特徴とする自動販売機。
  3. 販売履歴情報に基づいて算出されるポイント数が所定の値に達した場合に識別情報によって特定される端末機器の利用者に付加価値の提供を行うことを特徴とする請求項1または2に記載の自動販売機。
  4. Webブラウズ機能を有した端末機器と、
    データの送受信を行う際の識別情報を端末機器に付与する機能を有する一方、既に識別情報が付与されている場合にはこれを用いて端末機器とデータの送受信を行うWebサーバ機能を有した自動販売機と
    を備え、前記自動販売機は、端末機器の認証後に商品を販売した際にはこの端末機器の識別情報に対応付けた販売履歴情報が自己の記憶手段に存在するか否かを検索し、該当する販売履歴情報が存在する場合にはこれを更新する一方、該当する販売履歴情報が自己の記憶手段に存在しない場合にはさらにネットワークを通じて前記端末機器の識別情報に対応付けられた販売履歴情報の検索を行い、該当する販売履歴情報が他の自動販売機に存在しない場合には新たな販売履歴情報を生成し、これを端末機器の識別情報に対応付けて自己の記憶手段に格納する一方、該当する販売履歴情報が他の自動販売機に存在する場合にはこの販売履歴情報を取得するとともにこれを更新して自己の記憶手段に格納することを特徴とする自動販売機システム。
  5. Webブラウズ機能を有した端末機器と、
    データの送受信を行う際の識別情報を端末機器に付与する機能を有する一方、既に識別情報が付与されている場合にはこれを用いて端末機器とデータの送受信を行うWebサーバ機能を有した自動販売機と
    を備え、前記自動販売機は、端末機器の認証後に商品を販売した際にはこの端末機器に識別情報が存在するか否かを判断し、前記識別情報が存在しない場合にはこれを付与するとともに、付加価値付与の基準となる販売履歴情報を新たに生成し、該生成した販売履歴情報を前記識別情報に対応付けてこれを自己の記憶手段に格納する一方、前記識別情報が存在する場合には当該識別情報に対応付けた販売履歴情報が自己の記憶手段に存在するか否かを検索し、該当する販売履歴情報が存在する場合にはこれを更新する一方、該当する販売履歴情報が自己の記憶手段に存在しない場合にはさらにネットワークを通じて前記識別情報に対応付けられた販売履歴情報の検索を行い、該検索した販売履歴情報を他の自動販売機から取得するとともにこれを更新して自己の記憶手段に格納することを特徴とする自動販売機システム。
  6. 相互接続によりWANを構成する無線LANのノードとして自動販売機を設置し、該当する販売履歴情報が自己の記憶手段に存在しない場合には当該WANに対するブロードキャストにより販売履歴情報の検索を行うことを特徴とする請求項4または5に記載の自動販売機システム。
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