JP4131065B2 - 温水洗浄装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、便器に設置され人体臀部を温水で洗浄する温水洗浄装置に係り、特に、芳香発生機構を備えた温水洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
温水タンク内の温水を洗浄ノズルに供給し、該ノズルの先端から温水を噴出して人体臀部を洗浄する温水洗浄装置は従来より広く用いられている。
【0003】
トイレ用の芳香発生器としては、トイレルームの壁面や棚に昇華性の固形剤や液体芳香剤入りの容器を掛けたり置いたりするものが用いられている。また、手洗い鉢等に固形の揮発性の芳香剤を置くこともある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
昇華性又は揮発性の芳香剤をトイレルーム内に配置した場合、気温によって芳香成分の気化速度が異なるため、気温が高いときには芳香臭が強すぎたり、逆に気温が低いときには芳香臭が弱すぎたりすることがある。
【0005】
本発明は、気温に関わらず芳香臭の強さが殆ど一定である芳香発生機構付きの温水洗浄装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の温水洗浄装置は、温水タンクと、該温水タンクから温水が供給され、その先端部から温水を噴出させる洗浄ノズルとを有する温水洗浄装置において、該温水タンクの熱によって加温される芳香剤収容用の容器を備えたことを特徴とするものである。
【0007】
かかる温水洗浄装置にあっては、容器内の芳香剤が温水タンクの熱によって加温され、芳香剤が気化する。この温水タンクの温度は一年中殆ど一定に保たれているので、容器内の芳香剤も殆ど一定温度に保たれ、芳香成分の気化速度がほぼ一定となり、トイレルーム内の芳香強さが気温変動に関わらず実質的に一定となる。
【0008】
本発明では、温水タンクを囲むケーシングと、容器内からの芳香を該ケーシング外に導くための芳香通路とを有することが好ましい。また、温水タンクの一部に凹部が設けられ、容器が該凹部に係合していることが好ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1(a)は実施の形態に係る温水洗浄装置を備えた洋風便器後部の上面部分の構成を示す拡大斜視図、図1(b)は図1(a)のB−B線に沿う断面図である。
【0010】
洋風便器(図示略)の後部上面に便座ボックス1が設置され、該便座ボックス1に便座2と便蓋(図示略)が上下方向回動可能に取り付けられている。この便座ボックス1は、側方に張り出すケーシングよりなる張出部3を備えており、この張出部3内に温水タンク5が設置されている。トイレルームの壁に設けられた止水栓(図示略)から水がホース4を介して該温水タンク5内に導入され、所定温度に加温される。この温水タンク5には、ヒータ、温度センサ、空焚き防止用スイッチなどが設けられており、該温度センサの検出温度が設定温度となるようにヒータへ通電される。
【0011】
張出部3の上面には、この温水の設定温度を調節するためのスイッチや、洗浄スイッチ、ストップスイッチ、温水温度設定スイッチ等の各種のスイッチ8、洗浄強さを調節するダイヤル9等が設置されている。
【0012】
スイッチ(シャワー)が押されると温水タンク5内の温水は、洗浄ノズル7に供給され、ノズル本体7aが前進し、その先端から温水が斜め上方に噴出する。ストップスイッチを押すと、温水噴出が停止し、ノズル本体7aが後退する。洗浄スイッチ(ビデ)を押すと、温水タンク5内の温水は、洗浄ノズル6に供給され、ノズル本体6aが前進し、その先端から温水が斜め上方に噴出する。ストップスイッチを押すと、温水噴出が停止し、ノズル本体6aが後退する。
【0013】
この温水タンク5の上面に凹部10が設けられ、この凹部10の上方の張出部3の上面には開口13が設けられている。この開口13を通して芳香剤容器11が凹部10内に差し込まれている。容器11の上端は開口13から若干上方に突出しており、この容器11の上端に複数の孔12a付きのキャップ12が着脱自在に装着されている。この芳香剤容器11内に液状、固形状、粉状、粒状、ゲル状等の各種形態の芳香剤Lが収容されている。
【0014】
前記の通り、この温水タンク5内の温水は、温水温度設定スイッチで設定された温度となるように例えば±1℃程度の範囲で制御されているため、芳香剤Lは実質的に一定の温度に加温される。このため、気温変化があっても芳香剤Lの気化速度がほぼ一定であり、トイレルーム内の芳香臭強さが実質的に一定になる。
【0015】
なお、この実施の形態にあっては、芳香剤の供給交換あるいは容器11の清掃を行うときには容器11を上方に引き上げて張出部3から取り出すことができ、きわめて便利である。また、容器11が張出部3内に配置されているので、トイレルーム内の見栄えが良いと共に、容器11をひっくり返したりすることも防止される。
【0016】
この実施の形態にあっては開口13を張出部3の上面に設けているが、張出部3の側面や前面、後面に設けても良い。
【0017】
この実施の形態では容器11の上部を芳香の通路としているが、容器とは別個にダクトを設け、このダクトを介して芳香を張出部等のケーシング外に導くようにしても良い。
【0018】
この実施の形態では便座ボックスをケーシングとして採用しているが、ロータンクカバー等をケーシングとしても良い。
【0019】
【発明の効果】
以上の通り、本発明の温水洗浄装置によると、トイレルーム内の芳香臭の強さを気温変動に関わらず、殆ど一定に保つことができる。また、本発明によると、芳香剤収容用の容器をケーシング内に納め込むことによりトイレルーム内の美感を向上させると共に、該容器をひっくり返すこと等を防止することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は本発明の実施の形態に係る温水洗浄装置を備えた洋風便器後部の上面部分の構成を示す拡大斜視図、図1(b)は図1(a)のB−B線に沿う断面図である。
【符号の説明】
1 便座ボックス
2 便座
3 張出部
5 温水タンク
6,7 洗浄ノズル
10 凹部
11 芳香剤容器
12 キャップ
12a 孔
13 開口
Claims (3)
- 温水タンクと、該温水タンクから温水が供給され、その先端部から温水を噴出させる洗浄ノズルとを有する温水洗浄装置において、
該温水タンクの熱によって加温される芳香剤収容用の容器を備えたことを特徴とする温水洗浄装置。 - 請求項1において、前記温水タンクを囲むケーシングと、前記容器内からの芳香を該ケーシング外に導くための芳香通路とを有することを特徴とする温水洗浄装置。
- 請求項1又は2において、前記温水タンクの一部に凹部が設けられ、前記容器が該凹部に係合していることを特徴とする温水洗浄装置。
Priority Applications (1)
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JP28451599A JP4131065B2 (ja) | 1999-10-05 | 1999-10-05 | 温水洗浄装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP28451599A JP4131065B2 (ja) | 1999-10-05 | 1999-10-05 | 温水洗浄装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2001107433A JP2001107433A (ja) | 2001-04-17 |
JP4131065B2 true JP4131065B2 (ja) | 2008-08-13 |
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ID=17679506
Family Applications (1)
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JP28451599A Expired - Fee Related JP4131065B2 (ja) | 1999-10-05 | 1999-10-05 | 温水洗浄装置 |
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Families Citing this family (1)
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JP5122923B2 (ja) * | 2007-11-27 | 2013-01-16 | パナソニック株式会社 | 便器装置 |
-
1999
- 1999-10-05 JP JP28451599A patent/JP4131065B2/ja not_active Expired - Fee Related
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