JP4130397B2 - 吸収性物品の表面シート、前記表面シートを用いた吸収性物品、および前記吸収性物品の表面シートの製造方法 - Google Patents

吸収性物品の表面シート、前記表面シートを用いた吸収性物品、および前記吸収性物品の表面シートの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、液透過性の吸収性物品の表面シート、前記表面シート用いた吸収性物品、および前記吸収性物品の表面シートの製造方法に関する。
使い捨ておむつ、生理用ナプキン、失禁用尿パッドなどの吸収性物品は、粉砕パルプと高吸収性ポリマー(SAP)などで形成されている吸収体が液透過性の表面シートで覆われている。この表面シートとして、不織布に粗密を形成して繊維の密度が粗い領域で液を透過させるものや、不織布に多数の孔を開口して、前記孔で液を透過させるものがある。
また、表面シートとして使用される前記不織布に、ポリエチレンなどの低融点の合成樹脂で形成された繊維、あるいは低融点の合成樹脂が繊維表面に現れている複合繊維を含ませたものがある。前記繊維の前記低融点の合成繊維を熱で溶融させることにより、前記繊維の粗密や前記孔の形状を維持しやすくなり、また不織布の強度や嵩高性を維持できるようになる。
例えば、以下の特許文献1に記載の衛生用品の表面材は、低融点成分と高融点成分とから成る複合繊維を50%以上含む繊維ウエッブを、平織ネットと凹凸ネットとの間に挟み、平織ネット側から空気を噴射して、繊維ウエッブを前記凹凸ネットに押し付けて、繊維ウエッブに粗密部分を形成する。その後に、低融点成分の融点よりも高い温度で繊維ウエッブを加熱して低融点成分を溶融させて、粗密状態と嵩高状態を維持できるようにしている。
特許第2974340号公報
前記のように、不織布に低融点の合成樹脂を有する繊維を用いると、繊維の粗密や孔の形状を維持しやすくなり、液の透過性を良好にし、また不織布の強度を高く維持することが可能である。
しかし、従来のこの種の液透過性シートは、特許文献1にも記載されているように、不織布の内部の全域に前記低融点の合成樹脂を有する繊維が含まれている。よって、不織布の肌側表面において、低融点の合成樹脂が溶融して他の繊維に付着していたり、あるいは低融点の合成樹脂どうしが融着されて連結された状態で現れることになる。そのため、液透過性シートの肌側表面の肌触りが悪くなるのみならず、繊維どうしが融着されている領域や、低融点の合成樹脂どうしが連結されている領域において、液の透過性が阻害されやすく、液透過性シートの表面に液残りが生じやすくなる。
特に、不織布に加熱したピンを貫通させて多数の孔を形成する工程を含むものでは、孔の周囲において低融点の合成樹脂が溶融してフィルム状あるいはフィルム状に近い状態となり、この部分が肌側表面に現れて肌に硬質感を与え、また液の透過を阻害しやすくなる。
本発明は上記従来の課題を解決するものであり、液の透過性を良好にでき、またシート強度も保つことができ、しかも肌側表面の肌触りを良好にできるようにした吸収性物品の表面シート、前記表面シートを用いた吸収性物品、および前記吸収性物品の表面シートの製造方法を提供することを目的とするものである。
本発明は、肌側に向けられる肌側不織布の裏面に、非肌側不織布が重ねられている液透過性の吸収性物品の表面シートにおいて、
前記非肌側不織布前記肌側不織布を構成する繊維よりも融点が低い合成樹脂が少なくとも表面に現れた低融点繊維が含まれ、前記肌側不織布に前記低融点繊維が含まれておらず、前記肌側不織布と非肌側不織布とを貫通する多数の孔が形成され前記孔の周囲で前記非肌側不織布に含まれている前記低融点繊維の前記合成樹脂のみが溶融して、前記低融点繊維互いに融着されあるいは前記低融点繊維と前記肌側不織布に含まれる繊維とが融着された融着部が形成されており、
前記融着部が前記肌側不織布の表面に現れていないことを特徴とするものである。
前記孔は、繊維がほとんど存在していない文字通りの孔に限定されるものではなく、内部に繊維が存在しているがその繊維の密度が周囲の領域より低く、その結果液が透過しやすい部分となっているものを含むものである。
本発明は、好ましくは、低融点繊維の融着により、前記肌側不織布と前記非肌側不織布とが連結されているものである。
ただし、肌側不織布と非肌側不織布とが、ホットメルト型の接着剤などで接着されているものであってもよい。
また、本発明は、前記肌側不織布の肌側表面には、前記低融点繊維が露出していないものとなることが好ましい。このように構成することにより、肌への接触感触が柔らかくなる。
本発明では、前記肌側不織布と、前記非肌側不織布がそれぞれ1枚の不織布であってもよいし、あるいは少なくとも一方が複数枚の不織布で構成されているものであってもよい。
また、前記非肌側不織布での低融点繊維の目付けが、20g/m2以上で、60g/m2以下であることが好ましい。
前記範囲未満であると、あるいは非肌側不織布の目付けが肌側不織布の目付けよりも小さいと、肌側不織布に形成されている孔の形状を保持しにくくなる。また、前記範囲を越えると、非肌側不織布内で溶融した合成樹脂の融着による剛質感が、肌側不織布を通じて肌で感じやすくなる。
また、本発明の吸収性物品は、前記の液透過性の吸収性物品の表面シートと、裏面シートと、前記表面シートの非肌側不織布と前記裏面シートとの間に位置する吸収体と、を有することを特徴とするものである。
この吸収性物品は、使い捨ておむつや生理用ナプキンなどである。
また、本発明は、以下の工程を含むことを特徴とする液透過性の吸収性物品の表面シートの製造方法である。
(a)肌側不織布と、前記肌側不織布を構成する繊維よりも融点が低い合成樹脂が少なくとも表面に現れた低融点繊維を含む非肌側不織布とを用い、前記低融点繊維が含まれていない前記肌側不織布と前記非肌側不織布とを重ねる工程、
(b)前記肌側不織布と非肌側不織布に対し、前記肌側不織布側から、加熱したピンを貫通させて、前記肌側不織布と前記非肌側不織布とを貫通する多数の孔を形成するとともに、前記非肌側不織布に含まれて前記孔の周囲に位置する前記低融点繊維の前記合成樹脂のみを溶融させて、前記低融点繊維を互いに融着させあるいは前記低融点繊維と前記肌側不織布に含まれる繊維とを融着させた融着部を、前記肌側不織布の表面に露出させることなく形成す工程
前記本発明では、低融点繊維の融着によって孔の形状を保ちやすくなる。また前記合成樹脂の溶融部分が肌側に現れにくくなるため、肌側表面の肌触りも良好になる。
図1は本発明の実施の形態である液透過性の吸収性物品の表面シートを肌側表面を上にして示す斜視図、図2は前記液透過性の表面シートの拡大断面図、図3は前記表面シート用いた吸収性物品の構造の概略を示す断面図である。
図1と図2に示すように、液透過性シート1は、吸収性物品の表面シートとして使用されるものであり、身体の肌に向けられる肌側不織布2と、前記肌側不織布2の裏側に重ねられた非肌側不織布3とで構成されている。そして、前記肌側不織布2と非肌側不織布3を貫通する複数の孔4が形成されている。
この液透過性シート1は、少なくとも1枚の肌側不織布2と、少なくとも1枚の非肌側不織布3とで構成される。前記肌側不織布2と非肌側不織布3の少なくとも一方が2枚以上の同種の不織布で形成されていてもよい。図1と図2に示す実施の形態の液透過性シート1は、1枚の肌側不織布2と2枚の非肌側不織布3とで構成されている。
前記非肌側不織布3には、肌側不織布2を構成しているどの繊維よりも融点の低い低融点繊維が含まれている。低融点繊維は、融点が120℃から135℃程度の低融点の合成樹脂であり、例えば融点が130℃前後のポリエチレンや変性ポリエチレンテレフタレートなどである。
前記低融点繊維は、前記低融点の合成樹脂のみで形成された単成分繊維であってもよいし、または鞘部が前記低融点の合成樹脂で、芯部がポリプロピレン(融点が165℃程度)やポリエチレンテレフタレート(融点が250℃程度)などの高融点の合成樹脂で形成された芯鞘型の複合合成繊維であってもよい。または、断面で見たときに一方の側に前記低融点の合成樹脂が位置し、他方の側に前記高融点の合成樹脂が位置するように合わされた、サイドバイサイド型の複合合成繊維であってもよい。
前記非肌側不織布3は、前記低融点繊維のみで形成されていてもよいし、低融点繊維と、これよりも融点の高い高融点繊維とが混合されて形成されたものであってもよい。前記高融点繊維は、ポリプロピレン繊維、ポリエチレンテレフタレート繊維、ナイロン繊維(融点が200〜260℃程度)などのように、前記低融点の合成樹脂よりも融点が30℃以上高い合成繊維である。また前記非肌側不織布3にレーヨンなどの再生セルロース繊維が含まれていてもよい。
前記低融点繊維の前記低融点の合成樹脂の溶着力で、孔4の開口形状を維持する機能を発揮するためには、前記非肌不織布3に、前記低融点繊維が50質量%以上含まれていることが好ましい。すなわち、非肌側不織布3での低融点繊維の配合比の好ましい範囲は50質量%以上で100質量%以下あり、好ましくは70質量%以上である。
前記肌側不織布2は、前記低融点繊維よりも融点が30℃以上高い高融点繊維で形成されている。前記のようにこの高融点繊維は、ポリプロピレン繊維、ポリエチレンテレフタレート繊維、ナイロン繊維などである。また、肌側不織布2に、レーヨンなどの再生セルロース繊維や、パルプ、綿などの天然繊維が含まれていてもよい。
前記肌側不織布2を構成する合成繊維および、非肌側不織布3を構成する前記低融点繊維は親水処理されたものが好ましく使用される。非肌側不織布3に低融点繊維以外の高融点の合成繊維が含まれる場合も、同様に親水化処理されたものが好ましく使用される。
非肌側不織布3を構成する前記低融点繊維の繊度は、0.1〜10dtexの範囲で選択可能であるが、低融点の合成樹脂の溶融によって孔4の開口形状を維持しやすくするためには、低融点繊維の繊度が4.0dtex以下であることが好ましい。ただし、4.0dtexよりも太い低融点繊維を用いることを妨げるものではなく、太い低融点繊維を用いると、液透過性シート1を肌側表面1aから触ったときの肌触りが柔らかくなる。よって、孔4の形状を保ち且つ肌ざわりを良好にするために、4.0dtex以下の低融点繊維と、4.0dtexを越える太さの低融点繊維とを混合して非肌側不織布3を形成してもよい。この場合、4.0dtex以下の低融点繊維を20〜80質量%の範囲で、4.0dtexを越える低融点繊維を、20〜80質量%の範囲で含むことが好ましい(合計100質量%)。
肌側不織布2と非肌側不織布3の不織布の形態は、スパンボンド不織布、エアースルー不織布、スパンレース不織布などいずれであってもよい。図1と図2に示す液透過性シート1では、肌側不織布2がスパンボンド不織布であり、非肌側不織布がエアースルー不織布である。エアースルー不織布は嵩高で低密度であるため、液透過性シート1の肌側表面1aが身体の肌に当たったときに、非肌側不織布3がクッション層として機能できる。またスパンボンド不織布はエアースルー不織布に比較して高密度であるため、肌側不織布2をスパンボンド不織布で形成することにより、吸収性物品の内部に引き込まれた体液の色を隠蔽する機能、および孔4以外の領域において吸収性物品の内部の液が肌側表面1aに滲み出るいわゆるウエットバック現象を防止する機能を発揮しやすい。
図2に示すように、孔4は、肌側不織布2と非肌側不織布3とを貫通して形成されている。この実施の形態の液透過性シート1では、肌側不織布2と非肌側不織布3とを重ねた状態で、加熱したピンを肌側不織布2から非肌側不織布3に向けて貫通させて前記孔4を形成している。このとき、ピンの熱によって、孔4の周囲を、前記低融点繊維を構成する低融点の合成繊維を溶融させる温度で、且つ肌側不織布2を構成する繊維が溶融しない温度に加熱する。
そのためには、前記ピンは、前記低融点の合成樹脂の融点よりも高く、肌側不織布2を構成している繊維の融点よりも低い、例えば140〜180℃に加熱したものが用いられる。また、ピンが設けられた第1の開口治具と、前記ピンに対向する受け凹部、またはピンに対向する平面を有する第2の開口治具との間に、肌側不織布2および非肌側不織布3を挟んで加圧して孔4を形成する場合には、その加圧力や加圧時間によっては、ピンの温度が前記低融点の合成樹脂の融点よりも低くても、前記低融点の合成樹脂を溶融させることができる。例えば、加圧力を980kPaで加圧時間を1秒とすると、ピンの温度が90℃程度であっても、低融点繊維の表面に現れているポリエチレン樹脂を溶融させることができる。
その結果、図2に示すように、孔4の周囲において前記低融点繊維を構成する低融点の合成樹脂が溶融して繊維どうしが融着した融着領域5が形成される。この融着領域5が形成されることにより、それぞれの孔4の周囲の剛性が高まって、孔4の形状を保持しやすくなる。また、前記融着領域5で溶融した前記合成樹脂が、肌側不織布2を構成する繊維に融着され、これにより肌側不織布2と非肌側不織布3とが互いに連結される。
ただし、肌側不織布2を構成する繊維が溶融していないため、液透過性シート1の肌側表面1aに溶融して硬化した合成樹脂が現れることがなく、肌側表面1aがごわごわすることなく、肌触りが良好になる。
また、肌側不織布2と非肌側不織布3とが、液の透過を阻害しない程度に塗布されたホットメルト型などの接着剤を用いてさらに連結されていてもよい。
肌側不織布2の目付けと、非肌側不織布3の目付け(複数枚の不織布の場合には合計の目付け)に関しては、非肌側不織布3における前記低融点繊維の目付けが、肌側不織布2の目付け以上であることが好ましい。前記未満であると、孔4の形状を保持する機能が低下する。また、非肌側不織布3における低融点繊維の目付けは20g/m2以上で、60g/m2以下であることが好ましい。前記範囲未満では、前記のように孔4の形状を保持する機能が低下する。また前記範囲を越えると、肌側表面1aにおいて肌側不織布2を触ったときに、肌側不織布2を通じて融着領域5の硬質感を感じやすくなる。
前記孔4は、長円形であり、長径側の直径が0.5〜3mm、短径側の直径が0.3〜2mm程度であるが、この寸法に限定されるものではなく、また孔4が真円形状であってもよい。前記孔4は、その内部に繊維が存在していない空孔状態のものに限られるものではなく、その周囲に比較して低い密度で繊維が存在し、その結果、主にその部分が液を透過させる機能を発揮するものであっても、前記孔4の概念に含まれる。
図3は、前記液透過性シート1を表面シートとして使用した吸収性物品10の断面図である。
この吸収性物品10は、樹脂フィルムや撥水処理された不織布などで形成された液不透過性の裏面シート11の上に、粉砕パルプと高吸収性ポリマーとが混合された吸収体12が配置され、その上に、前記液透過性シート1が、非肌側不織布3が吸収体12に向くように設置されている。そして、吸収体12から外れた外周外側において、裏面シート11と液透過性シート1とが接合されている。また左右両側部では、前記裏面シート11の上に液遮断性のサイドシート13が重ねられて接合されている。
この吸収性物品10は、使い捨ておむつ、生理用ナプキン、失禁患者用の尿取りパッド、さらには身体の外傷部分に当てるパッドなどとして使用される。尿や経血などの身体から排泄される液が液透過性シート1の肌側表面1aに与えられると、液は主に孔4を通過して吸収体12に吸収される。吸収性物品10が身体の股間部などに装着されると、身体との加圧力や摩擦力が肌側不織布2に作用するが、孔4の周囲では、前記低融点の合成樹脂が融着した融着領域5が形成されているため、孔4の形状が維持され、その結果、孔4が潰れたり、孔4の部分から不織布が破断するなどの問題が生じにくくなる。
肌側不織布2には低融点繊維が含まれておらず、融着した合成樹脂がほとんど存在していないため、液透過性シート1の肌側表面1aに融着部が露出しにくくなっており、その結果肌側表面1aの肌触りが良好である。
また、肌側不織布2の繊維が溶融していないため、肌側不織布2から非肌側不織布3への液の透過が融着部で阻害されることなくスムーズである。孔4の周囲では、肌側不織布2に融着部が無く、非肌側不織布3に融着領域5が形成されて密度が高くなっているため、孔4の周辺において、液は密度差により、非肌側不織布3側に引き込まれやすくなる。
なお、本発明の吸収性物品として、例えば表面シートとして使用される前記液透過性シート1の肌側表面1aの上が、さらに薄い液透過性の不織布で覆われているものであってもよい。この場合も、肌側不織布2では孔4の周囲に融着領域5による硬質部が存在しないため、前記薄い不織布を介して液透過性シート1の肌側表面1aに触れたときの感触が良好になる。
以下の表1に示す実施例1ないし5および比較例1,2の液透過性シートを試作した。
不織布Aとして、繊度が2.4dtexのポリプロピレン繊維(融点160℃)を用いて目付けが20g/m2のスパンボンド不織布を使用した。
不織布Bとして、鞘部がポリエチレン(融点125℃)、芯部がポリエチレンテレフタレート(融点258℃)で、繊度が4.4dtexの芯鞘型複合合成繊維で形成されたエアースルー不織布を使用した。目付けは20g/m2で、厚みは1.135mm、繊維密度は0.0176g/cm3であった。
不織布Cとして、鞘部がポリエチレン(融点125℃)、芯部がポリエチレンテレフタレート(融点258℃)で、繊度が4.4dtexの芯鞘型複合合成繊維で形成されたスパンボンド不織布を使用した。目付けは30g/m2で、厚みは0.69mm、繊維密度は0.0435g/cm3であった。
肌側不織布として前記いずれかの不織布を1枚使用し、非肌側不織布として、前記いずれかの不織布を1枚、または2枚、あるいは3枚使用した(表1参照)。
実施例および比較例では、各不織布を重ねた状態で多数の孔4を形成した。孔4の形成には、長径寸法が3mm、短径寸法が3mmのピンが、X方向に3.5mmのピッチ、Y方向に6mmのピッチで配列された第1の開口治具と、前記ピンに対応する凹部が形成された第2の開口治具を用い、両治具を90℃に加熱し、両開口治具で、不織布を980kPaの圧力で1秒間加圧した。
実施例および比較例において、開口形状を目視により観察し、各孔4がきれいに揃って開口しているものを○、それ以外を△で評価した。実施例および比較例の肌側表面を触ったときに軟質感があるものを○で評価し、孔4の周囲にやや硬質感を感じるものを△で評価し、さらに硬質感があるものを×で評価した。
Figure 0004130397
前記表に示すように、非肌側不織布3の目付けが肌側不織布2の目付け以上で且つ20g/m2以上であると、孔4の形状の保持状態が良好になる。また非肌側不織布3の目付けが60g/m2以下であれば、肌触りが良好である。
本発明の吸収性物品の表面として使用される液透過性シートの実施の形態を示す斜視図、 前記液透過性シートの拡大断面図、 液透過性シートを用いた吸収性物品の概略構造を示す断面図、
符号の説明
1 液透過性シート
2 肌側不織布
3 非肌側不織布
4 孔
5 融着領域
10 吸収性物品
11 裏面シート
12 吸収体

Claims (8)

  1. 肌側に向けられる肌側不織布の裏面に、非肌側不織布が重ねられている液透過性の吸収性物品の表面シートにおいて、
    前記非肌側不織布前記肌側不織布を構成する繊維よりも融点が低い合成樹脂が少なくとも表面に現れた低融点繊維が含まれ、前記肌側不織布に前記低融点繊維が含まれておらず、前記肌側不織布と非肌側不織布とを貫通する多数の孔が形成され前記孔の周囲で前記非肌側不織布に含まれている前記低融点繊維の前記合成樹脂のみが溶融して、前記低融点繊維互いに融着されあるいは前記低融点繊維と前記肌側不織布に含まれる繊維とが融着された融着部が形成されており、
    前記融着部が前記肌側不織布の表面に現れていないことを特徴とする吸収性物品の表面シート。
  2. 前記融着部により、前記肌側不織布と前記非肌側不織布とが連結されている請求項1記載の吸収性物品の表面シート。
  3. 前記肌側不織布に合成繊維が含まれる請求項1または2記載の吸収性物品の表面シート。
  4. 前記低融点繊維は、前記肌側不織布に含まれる繊維より融点が30℃以上低い請求項3記載の吸収性物品の表面シート。
  5. 前記肌側不織布と、前記非肌側不織布の少なくとも一方が複数枚の不織布で構成されている請求項1ないしのいずれかに記載の吸収性物品の表面シート。
  6. 前記低融点繊維の目付けが、20g/m2以上で、60g/m2以下である請求項1ないしのいずれかに記載の吸収性物品の表面シート。
  7. 請求項1ないしのいずれかに記載の液透過性の吸収性物品の表面シートと、裏面シートと、前記表面シートの非肌側不織布と前記裏面シートとの間に位置する吸収体と、を有することを特徴とする吸収性物品。
  8. 以下の工程を含むことを特徴とする吸収性物品の表面シートの製造方法。
    (a)肌側不織布と、前記肌側不織布を構成する繊維よりも融点が低い合成樹脂が少なくとも表面に現れた低融点繊維を含む非肌側不織布とを用い、前記低融点繊維が含まれていない前記肌側不織布と前記非肌側不織布とを重ねる工程、
    (b)前記肌側不織布と非肌側不織布に対し、前記肌側不織布側から、加熱したピンを貫通させて、前記肌側不織布と前記非肌側不織布とを貫通する多数の孔を形成するとともに、前記非肌側不織布に含まれて前記孔の周囲に位置する前記低融点繊維の前記合成樹脂のみを溶融させて、前記低融点繊維を互いに融着させあるいは前記低融点繊維と前記肌側不織布に含まれる繊維とを融着させた融着部を、前記肌側不織布の表面に露出させることなく形成す工程
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