JP4130333B2 - フィルター脱着装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、天井または側壁に設けた冷房・暖房機器または換気機器のメンテナンス・点検等を行なうに際する遠隔操作の作業に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば高所に設置された機器の内蔵フィルターの洗浄をおこなう際のフィルターの離脱および装着手段としては、特開平9−4874号公報に示される形態のものが提案されている。この手段は、ファンコイルユニットの長方形の点検パネルの長辺部をその一端を支点として他端を揺動自在に開き、パネルを床方向に下げることにより、パネルに内蔵したフィルターを床で作業している作業者の手の届く位置まで下げてフィルターを離脱・着装するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来のように、パネルの短辺部を支点として長辺部を床方向に下げて作業者の手の届く位置まで下げた時にパネルに内蔵したフィルターを脱着する。
【0004】
この場合、小型タイプ(パネル寸法が80cmクラス)のファンコイルユニットを設置されたり、また、大型タイプのファンコイル機器でも、天井が高いオフィス又はロビー等の部屋では、パネルを下ろしてきたときにパネルに内蔵したフィルターに手が届かずフィルターを脱着できないため、脚立を併用しなければならず、脚立を補助として持ち運びながらの作業を行なっていた。
【0005】
また、ファンコイルユニットのパネルが床面方向に降りてくる際、作業者の立ち姿勢近傍に、例えばファイルロッカーや備品などの障害物がある場合には、パネルがその障害物に当たる恐れがあり十分に注意して作業を行なう必要があるため、作業が手間どるケースがある。
【0006】
また、作業者の立ち姿勢近傍に障害物が作業者より高い位置にある場合には、その障害物のためそれ以上パネルが降りてこないため、床面からフィルターの脱着を行なえず、脚立を併用していた。
【0007】
このように、建物の部屋の天井は高さが異なり、取り付ける機器も小型から大型まで各種となり、また部屋等の空間には各種のファイルロッカーや備品などの置物がある等の機器周辺の空間環境により、一律に作業を行えない場合が多く、フィルターの交換(清掃)作業又は点検作業等をする際、機器周辺の空間環境に左右されることなく簡便に作業のできるメンテナンス装置が必要であるとの課題があった。
【0008】
また、ファンコイルユニットのパネル表面にパネルを開くための止め具を設けるため、天井面に突起物がでてくるのでデザイン上、違和感があるという課題があった。
【0009】
また、ファンコイルユニットのフィルター着脱以外のメンテ作業等においても、内部点検時には、脚立を用いて機器面に顔を近づけて内部を覗き込んで確認したり、試運転時やメンテ時に機器の風量を確認したい場合には、脚立に上がり吹き出し口に風速測定部分を当てて計測等より、計測者が上がる脚立を支持してサポートする補佐役を必要とし、作業効率アップが望まれていた。また計測器の足場養生を施すセッティングについても簡便化が望まれていた。
【0010】
そこで本発明は、床面から点検パネルを長手方向に開閉することなくパネルを開き、かつ内蔵されているフィルターも離脱および装着できるフィルター脱着装置を提供することを目的とする。
【0011】
また本発明は、天井の高さや機器が異なったり、部屋に障害物があった場合でも、脚立を併用しなくてもよいフィルター脱着装置を提供することを目的とする。
【0012】
また本発明は、フィルターの洗浄時だけでなく、その他の内部点検時や風速測定時等にも、先端のメンテナンス棒の交換が行なえることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の本発明のフィルター脱着装置は、冷房・暖房機器または換気機器に取り付ける脱着可能なフィルターと、前記フィルターに吸着面を有する被磁性体を配設し、前記機器から離れたところより遠隔操作によって前記被磁性体を吸着可能にする磁性体を有する操作棒を備え、前記操作棒は、一端に磁性体保持部を設け、その磁性体保持部に、前記磁性体を載せ、非磁性弾性材で前記磁性体と前記磁性体保持部を共に覆う形状で密着保持することを特徴とする。
【0015】
また、フィルター脱着装置は、被磁性体を、フィルターの表面に脱着可能に設けたことを特徴とする。
【0016】
また、フィルター脱着装置において、被磁性体の反吸着面側に、フィルターに取り付ける固定爪を設け、前記フィルターの桟に前記固定爪を挿入して保持することを特徴とする。
【0017】
また、フィルター脱着装置において、前記被磁性体または前記フィルターに弾性的に保持して取り付ける締結手段を設けたことを特徴とする。
【0018】
また、フィルター脱着装置において、被磁性体と磁性体それぞれの吸着面の吸着位置を合わす吸着位置指定手段を備え、被磁性体と磁性体とが吸着するとき、吸着位置ずれを防止することができることを特徴とする。
【0019】
また、フィルター脱着装置は、記操作棒に前記磁性体と併設して設けた係止ピンを有し、前記被磁性体と対になる係止穴を被磁性体に備え、前記磁性体と被磁性体を係止させることを特徴とする。
【0020】
また、フィルター脱着装置は、記被磁性体側に前記磁性体を所定の吸着位置に挿入して回動掛止する掛止突起部と、前記磁性体側に前記掛止突起部に挿通して回動掛止する保持受部を設けたことを特徴とする。
【0021】
また、フィルター脱着装置において、磁性体側に被磁性体を所定の吸着位置に挿入して回動掛止する掛止突起部と、被磁性体側に前記掛止突起部に挿通して回動掛止する保持受部を設けたことを特徴とする。
【0023】
また、フィルター脱着装置は、記操作棒は、棒状の操作取手と、前記操作取手に対して脱着可能で一端に前記磁性体を有する脱着柄部を備えたことを特徴とする。
【0024】
また、フィルター脱着装置において、操作取手に、前記フィルターと作業者との距離を調節する伸縮締結部を備えたことを特徴とする。
【0027】
また、フィルター脱着装置において、磁性体保持部に吸着面と操作棒との角度が自在に変えられる自在接手を有することを特徴とする。
【0028】
また、フィルター脱着装置は、記操作棒に前記磁性体の外形より大きい埃受け具を設けたことを特徴とする。
【0031】
また、フィルター脱着装置は、冷房・暖房機器または換気機器の鋼板製の点検パネルと、前記機器に取り付ける脱着可能なフィルターと、前記機器から離れたところより遠隔操作によって前記点検パネルと前記フィルターの脱着を行なうフィルター脱着装置であって、前記フィルターに設けた掛止突起部または前記フィルターに配設し非磁性体に設けた掛止突起部と、前記掛止突起部に挿入されて回動掛止する保持受部と、前記点検パネルを吸着する磁性体とを設けた操作棒とからなり、前記磁性体にて点検パネルを吸着保持して開閉し、前記保持受部に前記掛止突起部を挿入して前記操作棒を回動することによって前記フィルターを回動係止して脱着することのできることを特徴とする。
【0032】
また、フィルター脱着装置において、前記磁性体側に前記非磁性体を所定の保持位置に挿入して回動掛止する前記掛止突起部と、前記被磁性体側に前記掛止突起部に挿通して回動掛止する保持受部を設けたことを特徴とする。
【0037】
【発明の実施の形態】
本発明の第1の実施の形態によるフィルター脱着装置は、冷房・暖房機器または換気機器に取り付ける脱着可能なフィルターと、前記フィルターに吸着面を有する被磁性体を配設し、前記機器から離れたところより遠隔操作によって前記被磁性体を吸着可能にする磁性体を有する操作棒を備え、前記操作棒は、一端に磁性体保持部を設け、その磁性体保持部に、前記磁性体を載せ、非磁性弾性材で前記磁性体と前記磁性体保持部を共に覆う形状で密着保持している。このように、作業者は、磁気の力を利用して、一つの操作棒の遠隔操作にて脚立を使用することなく点検パネルの開閉と、その状態で機器に内蔵しているフィルターを脱着することができる。従って、離れたところからであってもフィルター取り出し作業を行うことが可能となる。
【0039】
本発明の第2の実施の形態によるフィルター脱着装置は、被磁性体を、フィルターの表面に脱着可能に設けたものである。このように、フィルターから被磁性体を自由に取り外せることができるため、フィルター洗浄時に、鋼板製の被磁性体に錆対策を施さなくてもよく安価な被磁性体を提供できる。
【0040】
本発明の第3の実施の形態は、ィルター脱着装置において、被磁性体の反吸着面側に、フィルターに取り付ける固定爪を設け、前記フィルターの桟に前記固定爪を挿入して保持したものである。このように、被磁性体にフィルターが有する桟に合う固定爪を設けて、被磁性体を容易に保持させている。
【0041】
本発明の第4の実施の形態は、ィルター脱着装置において、前記被磁性体または前記フィルターに弾性的に保持して取り付ける締結手段を設けたものである。このように、フィルターに弾性的に取り付く保持具を設けているため、被磁性体を固定又は取りはずすことが簡単におこなえるようになる。
【0042】
本発明の第5の実施の形態は、ィルター脱着装置において、被磁性体と磁性体それぞれの吸着面の吸着位置を合わす吸着位置指定手段を備え、被磁性体と磁性体とが吸着するとき、吸着位置ずれを防止することができるものである。このように、軸心を合わす凹凸部を設けているため、吸着した際に吸着面がずれることがない。従って、吸着面が半係りで不安定状態になることはない。
【0043】
本発明の第6の実施の形態によるフィルター脱着装置は、冷房・暖房機器または換気機器に取り付ける脱着可能なフィルターと、前記フィルターに吸着面を有する被磁性体を配設し、前記機器から離れたところより遠隔操作によって前記被磁性体に吸着可能にする磁性体を有する操作棒であって、前記操作棒に前記磁性体と併設して設けた係止ピンを有し、前記被磁性体と対になる係止穴を被磁性体に備え、前記磁性体と被磁性体を係止させたものである。このように、磁性体を被磁性体に吸着した段階で、係止ピンが係止穴に差し込まれた状態となる。従って、万一吸着状態が解除になっても、フィルターは係止ピンにより係合された状態となる。
【0044】
本発明の第7の実施の形態によるフィルター脱着装置は、冷房・暖房機器または換気機器に取り付ける脱着可能なフィルターと、前記フィルターに吸着面を有する被磁性体を配設し、前記機器から離れたところより遠隔操作によって前記被磁性体に吸着可能にする磁性体を有する操作棒であって、前記被磁性体側に前記磁性体を所定の吸着位置に挿入して回動掛止する掛止突起部と、磁性体側に前記掛止突起部に挿通して回動掛止する保持受部を設けたことを有したものである。このように、磁性体を被磁性体に吸着させる際、掛止突起部を保持受部に挿入して、捻りを加えることにより、万一吸着状態が解除された場合でも、操作棒とフィルターを保持することができる。
【0045】
本発明の第8の実施の形態によるフィルター脱着装置は、性体側に被磁性体を所定の吸着位置に挿入して回動掛止する掛止突起部と、被磁性体側に前記掛止突起部に挿通して回動掛止する保持受部を設けたものである。このように、磁性体を被磁性体に吸着させる際、掛止突起部を保持受部に挿入して、捻りを加えることにより、万一吸着状態が解除された場合でも、操作棒とフィルターを保持することができる。
【0047】
本発明の第9の実施の形態によるフィルター脱着装置は、冷房・暖房機器または換気機器に取り付ける脱着可能なフィルターと、前記フィルターに吸着面を有する被磁性体を配設し、前記機器から離れたところより遠隔操作によって前記被磁性体に吸着可能にする磁性体を有する操作棒であって、前記操作棒は、棒状の操作取手と、前記操作取手に対して脱着可能で一端に前記磁性体を有する脱着柄部を備えたものである。これにより、操作棒の先を脱着可能にすることができ、各種の機能を持った脱着柄部と交換可能となる。
【0048】
本発明の第10の実施の形態は、作取手に、前記フィルターと作業者との距離を調節する伸縮締結部を備えたものである。これにより、フィルターが各種の位置に配置されていても、伸縮締結部で距離を調整して解消することができる。
【0051】
本発明の第11の実施の形態は、性体保持部に吸着面と操作棒との角度が自在に変えられる自在接手を有するものである。これにより、点検パネルの開閉角度に応じて磁性体の向きに追随する。従って、点検パネル開閉がスムーズにおこなえる。また、点検パネルの直下に位置しなく、少しはずれた位置からでも磁性体の面を点検パネル面およびフィルター面に合わすことができる。
【0052】
本発明の第12の実施の形態によるフィルター脱着装置は、冷房・暖房機器または換気機器を天井または側壁に取り付ける着脱可能なフィルターと、前記フィルターに吸着面を有する被磁性体を配設し、前記フィルターを前記機器から離れたところより遠隔操作によって前記被磁性体に吸着可能にする磁性体と、前記操作棒に前記磁性体の外形より大きい埃受け具を設けたものである。これにより、フィルターを取り外す際に、フィルターの表面に取り付いている埃の落下を捕手する受け具を設け、埃の落下を防ぐことができる。
【0055】
本発明の第13の実施の形態は、冷房・暖房機器または換気機器の鋼板製の点検パネルと、前記機器に取り付ける脱着可能なフィルターと、前記機器から離れたところより遠隔操作によって前記点検パネルと前記フィルターの脱着を行なうフィルター脱着装置であって、前記フィルターに設けた掛止突起部または前記フィルターに配設し非磁性体に設けた掛止突起部と、前記掛止突起部に挿入されて回動掛止する保持受部と、前記点検パネルを吸着する磁性体とを設けた操作棒とからなり、前記磁性体にて点検パネルを吸着保持して開閉し、前記保持受部に前記掛止突起部を挿入して前記操作棒を回動することによって前記フィルターを回動係止して脱着することのできるものである。この形態にあっては、鋼板製の点検パネルを開閉する時には、操作棒の先端に設けた磁性体の吸着力を利用して開閉するが、フィルターの脱着時には、磁性体の吸着力を活用しないものである。
つまり、フィルターおよび被磁性体には、磁性体で吸着するものを備えずに掛止突起を設けて、それを操作棒側の保持受部に挿入して、捻りを加えることにより、フィルターの保持を行うものである。それにより、フィルターに被磁性体を設けない場合でも、1つの操作棒で点検パネルの開閉およびフィルターの脱着操作を可能とする。
【0056】
本発明の第14の実施の形態は、記磁性体側に前記非磁性体を所定の保持位置に挿入して回動掛止する前記掛止突起部と、前記被磁性体側に前記掛止突起部に挿通して回動掛止する保持受部を設けたものである。ここでは、磁性体側に、掛突起を設け、フィルター側の保持受部に挿入して、捻りを加えることにより、フィルターの保持が行える。そして、遠隔操作によりフィルターの脱着操作が可能となる。
【0061】
【実施例】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
【0062】
図1から図4において全体の実施構成、図5から図11においてフィルター脱着装置の被磁性体に関連する部分について、図12から図13において非磁性体に関連する部分について、図14から図17においてフィルター脱着装置の操作棒に関連する部分について、図18で同フィルター脱着装置の埃受け具について、図19から図20において磁性体を使用しないフィルター脱着装置について、また図21から図24においてはその他各種のメンテナンス機器について以下に説明する。
【0063】
(実施例1)
先ずフィルター脱着装置の全体構成について図1から図4に基づいて説明する。図1は本発明の一実施例によるフィルター脱着装置の点検パネルとフィルターの吸着保持状態を示す概略図、図2は同フィルター脱着装置の点検パネルに操作棒を吸着させた状態を示す概略図、図3は同フィルター脱着装置のフィルターに被磁性体を装備した状態を示す概略図、図4は同フィルター脱着装置のフィルターのガイドレールにフィルターを収納する概略図である。図1から図4に示すように、ファンコイルユニット1のグリル2は、長手方向に空気吸込口3と、並行して配置した空気吹出口4が設けられている。鋼板製の点検パネル5には、その短辺側に一対の長穴軸受6とL字形状の切欠部9を、グリル枠7には、前記長穴軸受6を軸支する回動ピン8と、前記切欠部9に対応する引掛軸部10を設けてある。そこで、ファンコイルユニット1のフィルター11を離脱・装着する場合、作業者14が鋼板製の点検パネル5に磁性体15を接触させることにより、操作棒16と点検パネル5は前記磁性体15の吸着力により保持される。そして、点検パネル5をその短辺方向にスライド移動して、切欠部9の係止部位9aに引掛軸部10が位置するとき、点検パネル5は閉じ、切欠部9の開放部位9bに引掛軸部10が位置するとき、点検パネル5は係止が外れて開く。
【0064】
また、ガイドレール12には、ガイドレール内壁12aにフィルター11を収納するフィルター受溝12bが設けられ、フィルター11には、その周壁のフィルター枠11aの一片から延出された弾性を有するフィルターバネ部11cと、このフィルターバネ部11cを含む前記フィルター枠11aの両端にフィルター鍔11bが設けられた構成となっている。ここで、フィルター11をガイドレール12から離脱させる場合には、図4より明らかなように、フィルターバネ部11cの弾性反力により常に前記ガイドレール内壁12aを圧接状態でフィルター鍔11bがフィルター受溝12bに収納状態にあるものを、フィルター11を取出し方向にスライドさせて、フィルター受溝12bからフィルター鍔11bをはずすことにより行なうことができる。また、フィルター11をガイドレール12に装着し、点検パネル5を閉める場合には、逆の操作にて行うことができる。
【0065】
これにより、作業者14は、一つの操作棒16の遠隔操作にて脚立を使用することなく点検パネル5の開閉と、その状態で機器に内蔵しているフィルター11を脱着することが可能となり、機器の直下周辺に障害物があってもフィルター取り出し作業を行うことが可能となる。
【0066】
なお、本発明は、ファンコイルユニットに限定されるものでなく、熱交換換気扇あるいは天埋形パッケージエアコンなどの天井または高側壁または手の届かない側壁に取り付けられた冷房・暖房機器また換気機器におけるフィルター脱着装置としても適用可能である。
【0067】
次に、図5から図11に基づいてフィルター脱着装置のフィルターに設けた被磁性体に関連する部分を説明する。
【0068】
(実施例2)
図5は同フィルター脱着装置のフィルターと被磁性体の斜視図である。図5に示すように、鋼板で磁気により吸着する円盤状の被磁性体13は、その被磁性体13の外周縁に、反吸着面側にU形状の固定爪17を設けている。そして、フィルター11の表面の中央部分で、フィルター11の桟18に、固定爪17で挟み圧接して固定している。フィルター洗浄等で、被磁性体13を取り外したい場合には、U形状の先端を、ペンチ、治具等を用いて開き、フィルター11から被磁性体13を取り出す。それにより、フィルター洗浄時に被磁性体13が錆ないように被磁性体13を取り外し、フィルター11のみにして洗浄することができる。
【0069】
なお、被磁性体13の材質を鋼板としたが、防錆処理を施してもよく、また、SUS430を用いてもよく、フィルター洗浄時には、被磁性体13を付けたまま洗浄してもよい。
【0070】
(実施例3)
図6は同フィルター脱着装置の爪状の突起部付きフィルターと被磁性体の斜視図である。図6に示すように、フィルター11に被磁性体13を弾性的に保持して取り付ける締結手段として、樹脂製の桟18の線上に樹脂性の突起部19を2個配設し、その突起部19の先端の外面には引掛けのあご部21を有している。そして、被磁性体13には、両サイドに突起部19に貫通できる留め穴20を設けている。ここで、被磁性体13の留め穴20を突起部19に貫通してあご部21を超えると、留め穴20のエッジがあご部21に引掛かって係止し、被磁性体13はフィルター11に固定される。また、2個の突起部19を内方向に引っ張ると、樹脂バネにより2個の留め穴20から突起部19が抜けて、被磁性体13をフィルター11から取り外すことができる。
【0071】
(実施例4)
図7は同フィルター脱着装置の軸心合わせの面ずれ防止突起部を有するフィルターと被磁性体の断面図である。図7に示すように、被磁性体13と磁性体15それぞれの吸着面の吸着位置を合わす吸着位置指定手段として、フィルター11の桟18が十字に交わっている位置に円柱形の面ずれ防止突起部22と、円柱形状をした磁性体15には、前記面ずれ防止突起部22が挿入できるように中央に面ずれ防止穴24を設けている。ここで、被磁性体13には、センターに円柱形の外径より大きいセンター穴23を設け、面ずれ防止突起部22をセンター穴23に挿入して被磁性体13の中央に面ずれ防止突起部22が突出した状態となっている。
【0072】
従って、操作棒16の先端に設けた磁性体15を被磁性体13に接触させて吸着しようとする際、磁性体15の面ずれ防止穴24と面ずれ防止突起部22の吸着位置を合わして吸着させると、前記磁性体15と前記被磁性体13の吸着面がずれることなく吸着できるようになる。
【0073】
そのため、吸着位置ずれを防止することができるので、吸着作業を容易におこなうことができる。また、作業中に吸着状態が外れることもなくなる。
【0074】
なお、面ずれ防止突起部22はフィルター11側に設けたが、被磁性体13の表面に設けてもよい。
【0075】
(実施例5)
図8は同フィルター脱着装置のフィルターと係止穴を備えた被磁性体の斜視図、図9は同フィルター脱着装置のフィルターの被磁性体の係止穴に係止ピン挿入を示す概略図である。
【0076】
図8および図9に示すように、鋼板製で円盤形状の被磁性体13は、二重リングの内輪25にて固定し、その内輪25には、磁性体15の外形を受ける案内壁26が設けてある。一方、外輪27には、フィルター11に固定する複数個の爪28が設けてある。そして、外輪27と内輪25間には複数個の係止穴29が形成されている。
【0077】
また、操作棒16には、先端に設けた磁性体15の近傍に、磁性体15から所定寸法の円周上の位置に、係止ピン30を2つ有する係止具31を備えている。ここで、係止穴29と係止ピン30とは、磁性体15が被磁性体13に吸着する際に挿入する寸法関係となっている。
【0078】
従って、被磁性体13に磁性体15を吸着させた後、操作棒16を操作して、フィルター11をグリル2から離脱させて床面まで降ろしてくる途中で、磁性体15に外部振動が加わり、被磁性体13から磁性体15が外れた場合でも、係止ピン30が係止穴29に挿入した状態を維持するため、フィルター11が操作棒16から外れることはない。
【0079】
なお、二重リングは、樹脂材でもよい。
【0080】
(実施例6)
図10は同フィルター脱着装置の吸着保持状態を示す概略図、図11は同フィルター脱着装置の吸着保持状態を示す断面図である。
【0081】
図10および図11に示すように、フィルター11の中央の桟18の交点に、ほぼ逆T字形の拡幅されたツメ板でT字形の両肩をカットした掛止突起部32を備えている。そして、被磁性体13は、掛止突起部32を貫通穴33に挿入してフィルター11に固定する。一方、操作棒16の先端で、ドーナツ形状をした磁性体15の中空部分に、前記掛止突起部32が納まる円筒部32Aと、被磁性体13の対面側に、前記掛止突起部32を挿入する引掛口34と、挿入して所定角度で回転係止する係止受部34Aを形成した保持受部35を備えている。ここで、操作棒16でフィルター11を離脱させるには、磁性体15を被磁性体13に近づけ、引掛口34に掛止突起部32を挿入させ、吸着させたのち、操作棒16を60度回転させて掛止する。これにより、掛止突起部32を引掛口34の位置に戻さない限り取りはずことができなくなる。また、フィルター11の離脱時に引っ掛かり等が生じても堅固な保持がおこなえるため、離脱時にフィルター11が外れて落ちることもない安全な作業が可能となる。また、逆にフィルター11を装着する場合においても同様の操作で行える。
【0082】
なお、回転掛止する所定角度は特に指定するものでなく任意であってよい。
【0083】
また、掛止突起部32は、フィルター11に設けなくても被磁性体13に設けてもよい。また、掛止突起部32を操作棒16側に、保持受部35を被磁性体13側に設けてもよい。
【0084】
続いて、図14から図17に基づいてフィルター脱着装置の磁性体を設けた操作棒に関連する部分を説明する。
【0085】
(実施例7)
図14は同フィルター脱着装置の脱着柄部を備えた操作棒の概略図である。図14に示すように、操作棒16は、先端に設けた磁性体15を保持している脱着柄部36と、棒状の操作竿である操作取手37で構成されている。
【0086】
これにより、使用時には、磁性体15を先端に設けた脱着柄部36を操作棒16に連結して使用し、使用終了時にはそれを取り外して収納することができる。そのため、収納時にはコンパクトに収納ができる。また、天井等での他の用途に使用する場合には、各種の先端を交換して使用することが可能となる。
【0087】
(実施例8)
図15は同フィルター脱着装置の伸縮接手を備えた操作棒の斜視図である。図15に示すように、操作棒16には、全長を伸縮して調節する伸縮締結部38を収めてある。それにより、操作棒16の長さを調節し、点検パネル5および被磁性体13と作業者14との距離関係を適切に保つことで、点検パネル5および被磁性体13と作業者14の作業位置の自由度がよくなり、作業の効率アップが図れる。
【0088】
(実施例9)
図16は同フィルター脱着装置の磁性体にカバーを取付けた状態を示す斜視図である。図16に示すように、操作棒16の磁性体15を受ける磁性体保持部39に、前記磁性体15を載せ、非磁性弾性材40で前記磁性体15と前記磁性体保持部39を共に覆う形状で密着保持している。
【0089】
これにより、磁性体15をカバーすると共に、磁性体保持部39に磁性体15を固定することができる。従って、磁性体が、作業中や収納時等に他の異物との衝撃で欠けたり、割れたりすることを防止することができる。
【0090】
なお、この非磁性弾性材40の材質は、ゴムでもよい。
【0091】
(実施例10)
図17は同フィルター脱着装置の自在継手を備えた脱着柄部の斜視図である。
【0092】
図17に示すように、磁性体15と操作棒16の連結に際し、磁性体15の接着面の操作角度を所定角度範囲Aで操作できるように、自在接手41を設けて連結している。これより、例えば、作業者14が点検パネル5を開く際に、点検パネル5の開く角度に合わせて、磁性体15の接着面を合わすことができるようになるため、点検パネル5を保持しながら衝撃を加えないように開くことができる。また、作業者が点検パネル5の真下に位置できなく、斜めからの作業でも点検パネル5の面に、磁性体15の面を吸着させることができるので、作業者14は、機器の直下周辺に障害物があってもフィルター取り出し作業を行うことが可能となる。
【0093】
(実施例11)
図18は同フィルター脱着装置の埃受け具を示す斜視図である。図18に示すように、磁性体15の下部位置に、円盤皿形状をし、中心部分が低いすり鉢形状をした埃受け具42を取り付けている。ここで、操作棒16の先端に取り付けた磁性体15をフィルター11の被磁性体13に吸着させてフィルター11を離脱させる際、作業者14に埃が落下する場合に埃を捕集できる。
【0094】
また、フィルター11を装着する際には、埃受け具42を取りはずしてもよい。
【0095】
なお、埃受け具42の材質を透明にすると、フィルター11の取り外しの際、吸着部分が監視できるために確実な作業を行なうことができる。
【0096】
(実施例12)
これまでは、磁性体15を用いて、点検パネル5の開閉とフィルター11の脱着を行っていたが、本実施例では、点検パネル5の開閉は磁性体15を用いるが、フィルター11の脱着時には、磁気の機能を用いなくても脱着できることを、図1から図4および図11、図12、図13を用いて説明する。
【0097】
点検パネル5の開閉は、実施例1で説明したものと同一であるため省略する。
【0098】
図12には、ほぼ逆T字形の拡幅されたツメ板でT字形の両肩をカットした掛止突起部32を中央に備えた非磁性体13Aを、フィルター11に固定した状態を示している。ここで、非磁性体13Aの材質は、樹脂材またはアルミ材等を使用できる。また図13には、フィルター11の中央の桟18の交点に、ほぼ逆T字形の拡幅されたツメ板でT字形の両肩をカットした掛止突起部32を備えた状態を示している。一方、操作棒16の先端で、ドーナツ形状をした磁性体15の中空部分に、前記掛止突起部32が納まる円筒部32Aと、非磁性体13Aの対面側に、前記掛止突起部32を挿入する引掛口34と、挿入して所定角度で回転係止する係止受部34Aを形成した保持受部35を備えている。
【0099】
ここで、操作棒16でフィルター11を離脱させるには、掛止突起部32を非磁性体13Aもしくはフィルター11に直接近づけ、引掛口34に掛止突起部32を挿入させ、操作棒16を60度回転させて掛止する。そして、掛止突起部32を引掛口34の位置に戻さない限り取りはずことができなくなる。これにより、フィルター11を保持して脱着することができる。そのため、1つの操作棒16で、点検パネル5の開閉およびフィルター11の脱着を行うことが可能となる。
【0100】
なお、回転掛止する所定角度は特に指定するものでなく任意であってよい。
また、掛止突起部32を操作棒16側に、保持受部35を非磁性体13A側もしくはフィルター11に設けてもよい。
【0101】
(実施例13)
ここで、本発明の他の実施例として、図19、図20に基づいて磁性体と被磁性体を使わないフィルター脱着装置の構成について以下に説明を行う。
【0102】
図19は本発明のその他の実施例によるフィルター脱着装置の点検パネルの係止状態を示す概略図、図20は同フィルター脱着装置のフィルター保持の概略図である。図19、図20に示すように、鋼板製の点検パネル5には、その短辺側に一対の長穴軸受6とL字形状の切欠部9を、グリル枠7には、前記長穴軸受6を軸支する回動ピン8と、前記切欠部9に対応する引掛軸部10が設けてある。そして、点検パネル5の中央部には、開閉穴43が設けられ、その開閉穴43は、バネ44を取り付けたメクラ板45で塞がれている。また、フィルター11は、ガイドレール12に収納され、前記フィルター11表面には、中央に位置する桟18の交点部に脱着雌ネジ46を備えている。一方、作業者14は、先端に脱着雄ネジ47を装備した操作棒16を有している。
【0103】
ここで、点検パネル5の開閉をおこなう場合を説明する。作業者14が点検パネル5の開閉穴43に脱着雄ネジ47を挿入すると、通常メクラ板はバネ44の力で閉じているが、挿入の力により押し上げられ、操作棒16と点検パネル5は圧接により保持される。そして、圧接保持したまま点検パネル5を横にスライドさせると、点検パネル5の切欠部9が引掛軸部10から解除になり、点検パネル5が長手方向に開く。
【0104】
次に、操作棒16をフィルター11表面のセンター位置に取り付いている脱着雌ネジ46に操作棒16先端の脱着雄ネジ47を締めけて保持する。そして、保持状態のまま脱着雄ネジ47をスライドさせることにより、ガイドレール12からフィルター11を取り外すことができる。また、フィルター11を装着し、パネル5を閉める場合は、逆操作でおこなうことができる。
【0105】
これにより、作業者14は、一つの操作棒16の遠隔操作にて脚立を使用することなく点検パネル5の開閉と、その状態で機器に内蔵しているフィルター11を脱着することが可能となり、機器の直下周辺に障害物があってもフィルター取り出し作業を行うことが可能となる。
【0106】
なお、本発明は、ファンコイルユニットに限定されるものでなく、熱交換換気扇あるいは天埋形パッケージエアコンなどの天井または高側壁または隔離された側壁に取り付けられた冷房・暖房機器また換気機器におけるフィルター脱着装置としても適用可能である。
【0107】
(実施例14)
次に、図21から図24に基づいてその他各種メンテの実施例を説明する。フィルター11の脱着以外に、ファンコイルユニット1内の、コイル48やファン49およびその他の点検する場合がある。ここで、ファンコイルユニット1のフィルター洗浄のために、フィルター11を着脱するフィルター脱着装置用操作側部材である操作棒16を基本形とする。そして、その他各種のミラー用脱着柄部や風速計測器用脱着柄部等をセットものとすることができる。
【0108】
図21は同フィルター脱着装置のファンコイルユニットの側面図、図22はその他各種メンテの実施例によるミラー装置を示す斜視図、図22は同ミラー装置に照明を付した斜視図である。図21に示すように、フィルター11の奥には、コイル48やファン49等が内蔵されている。図22に示すように、操作棒16の先端部分には、操作取手37と所定角度を持たせたミラー50を備えたミラー脱着柄部51を備えている。また、ミラーの角度は都度自在に変更可能である。
【0109】
これにより、作業者14が下部からファンコイルユニット1の内部のコイル48やファン49等の点検を行なう際に、ミラーにて隠蔽部分の点検を行うことが可能となる。
【0110】
一方、図23は、照明52をミラーの頭部に設けた構成としている。これにより、ファンコイルユニット1の内部にミラー50を挿入した状態で照明52にて点検作業をすることができる。従って、懐中電灯を用意しなくても操作棒16の操作だけで内部点検を容易に行なうことができる。
【0111】
また、図24は同風速装置の風速計測定部を付した斜視図である。図24には、操作棒16の先端に風速計測部53を取り付けた風速計測部脱着柄部54を備えている。そして、下部の操作棒16に風速計本体55と配線56のジョイト連結をおこなう。これにより、フィルター11の洗浄後、ファン49の風量を点検する場合には、操作棒16に風速計測部脱着柄部54の取替えを行なって、作業者14が下部から風速測定を行なうことができる。
【0112】
従って、フィルター脱着装置用操作側部材である操作棒16を基本形とし、その他を各種セットものとして、ミラー脱着柄部51や風速計測器脱着柄部54等の部材関係を活用することにより、フィルター洗浄から内部点検及びフィルター交換後の点検まで一貫した点検およびメンテ作業を効率よく行うことができる。
【0113】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように本発明によれば、フィルターに被磁性体を取り付け、機器から離れた位置から先端に磁性体を設けた操作棒で遠隔操作することにより、作業者の手の届かないところにあるフィルターを脚立なしで離脱・装着作業を行なうことができる。また、非磁性体にあっても同様の作用効果を生ずるものである。
【0114】
また、機器の直下周辺に障害物があってもフィルター取り出し作業を行うことが可能となる。
【0115】
また、一つの操作棒で点検パネルの開閉と、機器に内蔵しているフィルターを脱着することが可能となる。
【0116】
また本発明によれば、フィルター脱着装置のセットものとして、機器本体内部の点検器具を備えた先端に、ミラー脱着柄部の交換や風速計測部脱着柄部を交換できる構成にしているので、フィルター洗浄時の装着・離脱に合わせて、ミラーにて内部チェックや、風速確認等を行なうことができ、作業効率の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるフィルター脱着装置の点検パネルとフィルターの吸着保持状態を示す概略図
【図2】同フィルター脱着装置の点検パネルに操作棒を吸着させた状態を示す概略図
【図3】同フィルター脱着装置のフィルターに被磁性体を装備した状態を示す概略図
【図4】同フィルター脱着装置のフィルターのガイドレールにフィルターを収納する概略図
【図5】同フィルター脱着装置のフィルターと被磁性体の斜視図
【図6】同フィルター脱着装置の爪状の突起部付きフィルターと被磁性体の斜視図
【図7】同フィルター脱着装置の軸心合わせの面ずれ防止突起部を有するフィルターと被磁性体の断面図
【図8】同フィルター脱着装置のフィルターと係止穴を備えた被磁性体の斜視図
【図9】同フィルター脱着装置のフィルターの被磁性体の係止穴に係止ピン挿入を示す概略図
【図10】同フィルター脱着装置の吸着保持状態を示す概略図
【図11】同フィルター脱着装置の吸着保持状態を示す断面図
【図12】同フィルター脱着装置の非磁性体保持状態を示す概略図
【図13】同フィルター脱着装置のフィルター保持状態を示す概略図
【図14】同フィルター脱着装置の脱着柄部を備えた操作棒の概略図
【図15】同フィルター脱着装置の伸縮接手を備えた操作棒の斜視図
【図16】同フィルター脱着装置の磁性体にカバーを取付けた状態を示す斜視図
【図17】同フィルター脱着装置の自在接手を備えた脱着柄部の斜視図
【図18】同フィルター脱着装置の埃受け具を示す斜視図
【図19】本発明のその他の実施例によるフィルター脱着装置の点検パネルの係止状態を示す概略図
【図20】同フィルター脱着装置のフィルター保持の概略図
【図21】同フィルター脱着装置のファンコイルユニットの側面図
【図22】その他各種メンテの実施例によるミラー装置を示す斜視図
【図23】同ミラー装置に照明を付した斜視図
【図24】同風速装置の風速計測定部を付した斜視図
【符号の説明】
1 ファンコイルユニット
2 グリル
3 空気吸込口
4 空気吹出口
5 点検パネル
6 長穴軸受
7 グリル枠
8 回動ピン
9 切欠部
9a 係止部位
9b 開放部位
10 引掛軸部
11 フィルター
11a フィルター枠
11b フィルター鍔
11c フィルターバネ部
12 ガイドレール
12a ガイドレール内壁
12b ガイドレール受溝
13 被磁性体
13A 非磁性体
14 作業者
15 磁性体
16 操作棒
17 固定爪
18 桟
19 突起部
20 留め穴
21 あご部
22 面ずれ防止突起部
23 センター穴
24 面ずれ防止穴
25 内輪
26 案内壁
27 外輪
28 爪
29 係止穴
30 係止ピン
31 係止具
32 掛止突起部
32A 円筒部
33 貫通穴
34 引掛口
34A 係止受部
35 保持受部
36 脱着柄部
37 操作取手
38 伸縮締結部
39 磁性体保持部
40 非磁性弾性材
41 自在接手
42 埃受け具
43 開閉穴
44 バネ
45 メクラ板
46 脱着雌ネジ
47 脱着雄ネジ
48 コイル
49 ファン
50 ミラー
51 ミラー脱着柄部
52 照明
53 風速計測部
54 風速計測部脱着柄部
55 風速計本体
56 配線

Claims (14)

  1. 冷房・暖房機器または換気機器に取り付ける脱着可能なフィルターと、前記フィルターに吸着面を有する被磁性体を配設し、前記機器から離れたところより遠隔操作によって前記被磁性体を吸着可能にする磁性体を有する操作棒を備え
    前記操作棒は、一端に磁性体保持部を設け、
    その磁性体保持部に、前記磁性体を載せ、
    非磁性弾性材で前記磁性体と前記磁性体保持部を共に覆う形状で密着保持することを特徴とするフィルター脱着装置。
  2. 前記被磁性体を、フィルターの表面に脱着可能に設けたことを特徴とする請求項記載のフィルター脱着装置。
  3. 前記被磁性体の反吸着面側に、フィルターに取り付ける固定爪を設け、前記フィルターの桟に前記固定爪を挿入して保持することを特徴とする請求項1または2記載のフィルター脱着装置。
  4. 前記被磁性体または前記フィルターに弾性的に保持して取り付ける締結手段を設けたことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のフィルター脱着装置。
  5. 前記被磁性体と前記磁性体それぞれの吸着面の吸着位置を合わす吸着位置指定手段を備え、前記被磁性体と前記磁性体とが吸着するとき、吸着位置ずれを防止することができることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のフィルター脱着装置。
  6. 記操作棒に前記磁性体と併設した係止ピンを有し、吸着時に前記係止ピンに挿通される係止穴を被磁性体に備えたことを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のフィルター脱着装置。
  7. 記被磁性体側に前記磁性体を所定の吸着位置に挿入して回動掛止する掛止突起部と、前記磁性体側に前記掛止突起部に挿通して回動掛止する保持受部を設けたことを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のフィルター脱着装置。
  8. 前記磁性体側に前記被磁性体を所定の吸着位置に挿入して回動掛止する掛止突起部と、前記被磁性体側に前記掛止突起部に挿通して回動掛止する保持受部を設けたことを特徴とする請求項記載のフィルター脱着装置。
  9. 記操作棒は、棒状の操作取手と、前記操作取手に対して脱着可能で一端に前記磁性体を有する脱着柄部を備えたことを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載のフィルター脱着装置。
  10. 前記操作取手に、前記フィルターと作業者との距離を調節する伸縮締結部を備えたことを特徴とする請求項記載のフィルター脱着装置。
  11. 前記磁性体保持部に吸着面と操作棒との角度が自在に変えられる自在接手を有することを特徴とする請求項1から10のいずれかに記載のフィルター脱着装置。
  12. 前記操作棒に前記磁性体の外形より大きい埃受け具を設けたことを特徴とする請求項1から11のいずれかに記載のフィルター脱着装置。
  13. 冷房・暖房機器または換気機器の鋼板製の点検パネルと、前記機器に取り付ける脱着可能なフィルターと、前記機器から離れたところより遠隔操作によって前記点検パネルと前記フィルターの脱着を行なうフィルター脱着装置であって、前記フィルターに設けた掛止突起部または前記フィルターに配設し非磁性体に設けた掛止突起部と、前記掛止突起部に挿入されて回動掛止する保持受部と、前記点検パネルを吸着する磁性体とを設けた操作棒とからなり、前記磁性体にて点検パネルを吸着保持して開閉し、前記保持受部に前記掛止突起部を挿入して前記操作棒を回動することによって前記フィルターを回動係止して脱着することのできることを特徴とするフィルター脱着装置。
  14. 前記磁性体側に前記非磁性体を所定の保持位置に挿入して回動掛止する前記掛止突起部と、前記被磁性体側に前記掛止突起部に挿通して回動掛止する保持受部を設けたことを特徴とする請求項13記載のフィルター脱着装置。
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