JP4129973B2 - 雪吊り駒と該駒用押上げ竿 - Google Patents

雪吊り駒と該駒用押上げ竿 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、樹木や庭木の枝を冬期間の雪荷重から保護するための雪吊り技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
本出願人は、雪吊り技術に関して種々なる先行発明を提案済みであるが、特開2001-346457号公報に開示された先行発明は、枝を支えるために吊り下がった縄を枝に絡めて絡めた縄を挟持させるための操作部を押上げ竿によって押上げ、縄に固定されて枝を支え空中に残される雪吊り駒の軽量化を図ったものであるが、前記操作部が棒状の竿本体に横向きに装着されるため、雪吊り作業時に対象外の枝に接触して作業性が悪く、また、バンドを引き込んで縄の挟持力を発現するスプリングが露出状態であるため、作業時に小枝や葉がスプリングに挿まれたり、セット時には両手で挟みつけるような力を要するなどの問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記に鑑み、雪吊り駒を押上げ竿に嵌着した状態で作業性が良く、スプリングなどの作動部材を露出させないで押上げ竿の内部に収納することにより作動不良や雪吊り駒のセット時の難度を解消できる雪吊り駒とその駒用押上げ竿を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する請求項1の雪吊り駒は、所要形状の接合体に、歯形を多数配列した歯部を有するバンドと、該バンドに外嵌して案内されるとともに、前記歯部に爪を介して不可逆状態で係合する締結体とから成る締結手段を設けて成り、接合体の外面とバンドの内面間に縄を挟持し、押上げ竿と協働して雪吊りに供される雪吊り駒において、
前記締結手段が、バンドの一端側に固定子を一体とし、他端側に前記締結体を上段と下段に所要間隔を配して成り、
前記接合体が、その一面に前記締結手段の固定子の解放手段を配設し、他面に押上げ竿の嵌着部を配設するとともに、該押上げ竿の上部で摺動自在に案内される摺動駒の案内脱却部を併設して成る。
請求項2の雪吊り駒は、請求項1の雪吊り駒において、接合体の外面にフック又は/及び上面を開口したU状の枝受けを具設して成る。
請求項3の雪吊り駒用押上げ竿は、上部に雪吊り駒を嵌着する嵌着部を配設するとともに、摺動駒を摺動自在に案内して成る上部押上げ竿と、該上部押上げ竿に小径軸部で上下摺動自在に内嵌されるとともに、位置決め手段により特定位置で軸心回りに所要回転範囲内で揺動自在に軸支される下部押上げ竿と、下部押上げ竿の小径軸部に外嵌されるとともに、上部押上げ竿の内部に一定姿勢で遊嵌され、前記小径軸部に植設された位置決めピンに案内溝を介して位置決めかつ上下摺動自在に案内される作動子と、前記摺動駒に一端が係着され、他端が該作動子に係着される連結棒と、上部押上げ竿の内部に一端が係着され、他端が前記作動子に所要の取付け荷重で圧接されるスプリングとから成る。
請求項4の雪吊り駒用押上げ竿は、前記上部押上げ竿に縄切断手段を配設して成る。
【0005】
【発明の実施の形態】
作動子を一定姿勢で上部押上げ竿の内部に遊嵌するとは、作動子の外周に縦設した案内溝に上部押上げ竿に固定したピンを案内するものから、作動子の外周に植設したピンを上部押上げ竿に縦設した案内溝に案内するものがあり、下部押上げ竿の小径軸部において該小径軸部に植設した位置決めピンを介して上下摺動自在に案内する案内溝は、左向き横溝と該横溝に連接する縦溝とから成る逆L形のものや、右向き横溝と該横溝に連接する縦溝とから成るL形のものが選択される。前記位置決めピンは丸ピンや角形ピンなどが選択される。摺動駒と作動子とを連結する連結棒は所要の張力を有して撓み自在な紐状のものから、ワイヤーロープや金属棒が選択される。
【0006】
【実施例】
本発明を実施例により具体的に説明すると、雪吊り駒aは図1に示すように、縦長角柱状の接合体1と締結手段bとから成っている。接合体1は上面右後部隅角にフック2を立設し、左側の上部切欠き3と下部切欠き4に渡って貫設された挿通孔5に挿通される丸棒状のストッパー6と、下部切欠き4から底面に抜ける挿通溝7に挿通されて上部がストッパー6の下部にビス止めされ、下端部に所要長さの引き紐8が係着されたスライド板9とから成る解放手段cが配設され、ストッパー6に対向する面には図3(a)に示すように、角穴状の凹部10を横設し、右側には図3(b)に示すように、縦方向中間部に前方に開口部11を設けた嵌着部12と、嵌着部12に連接して最大溝幅の凹部13を配設し、さらに、下面に向けてT溝14を貫設し、上面と嵌着部12との間の右側面には角穴状の嵌入凹部15を横設し、上面から嵌着部12に渡って嵌入凹部15を通る挿通溝16を貫設して成っている。
締結手段bは図2に示すように、バンド19の一面には長手方向に沿って歯形を配した歯部17を設け、一端部には縦断面角形で歯部17の配設側に固定子18を突設し、他端側にはバンド19に外嵌して案内されるとともに歯部17に爪(図外)を介して不可逆状態で上下2段に渡って係合する締結体20を設けて成っている。
これらを組み合わせるには図1に示すように、バンド19の固定子18を接合体1の上部切欠き3の左右に対面する面に横設した凹部10に遊嵌し、バンド19の前記一端部の外面を解放手段cのストッパー6で抑え、バンド19の他方は接合体1の右側面に横設した嵌入凹部15に遊嵌した締結体20に挿通溝16を経て上段側で挿通係合し、下段に下段の締結体20を係合して成り、図1に示す状態で提供される。
【0007】
次に、雪吊り駒用押上げ竿(以下、単に押上げ竿とする。)Aは図11に示すように、上部押上げ竿21と下部押上げ竿22とから成る。上部押上げ竿21は図7に示すように、断面矩形状で縦長な角棒体23と、図9(a)に示す円筒部24とから成り、角棒体23はその下部が円筒部24の上部のパイプ25の内周に接合された接合座26の二股部27(図9(b)に示す。)に嵌入され、その四周をパイプ25と一体に接合され、さらに図7に示すように、その上部左側には後方に切欠き28を設けて突出する突出部29と、その下方に嵌着部30を突設し、嵌着部30の突端部で幅方向中央寄りには雪吊り駒aに設けた締結手段bのバンド19を通すための切欠き31を設け、右側には図8に示す摺動駒32の幅が通過するに足る幅で所要深さの蓋取付け溝33を凹設するとともに、溝33の上下端に取付け座34を残し、さらに、同幅で所要深さの案内溝35を凹設し、さらに、案内溝35内で上端を嵌着部30の下端に一致させ、最大幅を案内溝35の溝幅と同一とし、小径幅を摺動駒32の絞り幅部36が通過するに足る幅としたT字溝37を左側外面に向けて貫設し、上方の取付け座34にはネジ孔38を螺設し、下方の取付け座34上の蓋取付け溝33の両側方にはそれぞれ外面に向けてピン挿通孔39を貫設し、かつ、下方の取付け座34の案内溝35の底面に至る垂直壁40の幅方向中央の所要位置から円筒部24の接合座26の下端に渡って所要径の挿通孔41を貫設連通して成り、円筒部24の下部ではパイプ25の下端から中心部に軸挿通孔42を貫設した軸受け43を内設するとともに、パイプ25の外面にビス止めした案内体44から軸受け43の周部を貫通してスプリング45の弾発力によって軸心方向に位置決めピン46を突出する位置決め手段Bを設けて成る。
したがって、上部押上げ竿21に対して下部押上げ竿22が軸受け43の軸挿通孔42に挿通される小径軸部47において上下摺動自在に接合されるとともに、小径軸部47の周面に図9(d)に示すように、所要回転角に渡って位置決めピン46を遊嵌する溝幅で凹設した係合溝48と該位置決めピン46の係合により、この位置で軸心回りに揺動自在に軸支される。
小径軸部47にはパイプ25に内周に遊嵌する所要背丈の作動子49が中心に掘設した嵌入孔50に外嵌し、作動子49は外周面に縦設した案内溝51にパイプ25の外周から位置決めされ内周に突設した案内子52を案内することで一定姿勢で上下動する。その上、小径軸部47の上部に植設した位置決めピン53を、図9(c)に示すように、作動子49の周部を貫通した左向き横溝54と横溝54に連接する縦溝55から成る逆L形の案内溝56に案内することで、縦溝55では上下動を許容し、横溝54では作動子49の上昇端を位置決めする。作動子49は、一端を接合座26の下面に係着し、他端を作動子49の上面に所要の取付け荷重で圧接したスプリング57の圧縮力が負荷されている。作動子49の上面から嵌入孔50の上端へ貫通した貫通孔58には、紐状の連結棒59の他端が挿通されて嵌入孔50の上端で抜け止めされて成る。
図9(a)に示す連結棒59の一端は接合座26の下端から角棒体23の垂直壁40に渡って貫設された挿通孔41を経て案内溝35へ取り出され、その端部が摺動駒32の長尺案内部60の前端から穿設した取付け孔61に挿通され、両側部に形成した切欠き部62の一側から前記取付け孔61に連通して開孔したネジ孔63にビス64をネジ込み、ビス64で連結棒59の一端を摺動駒32に固定する。そこで摺動駒32は案内溝35から左側外面に向けて貫設されたT字溝37の最大溝幅部65にその短尺案内部66が挿通されて長尺案内部60が案内溝35に収まる。
この状態で角棒体23の上部に雪吊り駒aを嵌着するに当って、角棒体23の凸状の嵌着部30(図7(a))を接合体1の凹状の嵌着部12(図3)に嵌入すれば、角棒体23の突出部29が接合体1の上面に滑り込み、切欠き28でフック2の足をかわし、嵌着部30と協働して接合体1を挟持するとともに、摺動駒32の短尺案内部66が接合体1の凹状の嵌着部12に連接するT溝14にその位相を合致させて凹部13に嵌入する。このとき、凸状の嵌着部30は切欠き31にバンド19を案内し、短尺案内部66の前面中央の凹溝67でバンド19を案内する。
そこで、摺動駒32の長尺案内部60を指で下方へ押し下げると、短尺案内部66がT溝14に嵌入し、角棒体23に対して雪吊り駒aが抜け止め状態で接合される。
次いで、下端部をピン挿通孔39に挿通したピン68に軸支された蓋69を蓋取付け溝33に収め、上端部を取付け座34のネジ孔38に螺合する取付けネジ70で固定し、雪吊り作業に供される。
【0008】
図10に示したものは縄切り手段Cで、上部押上げ竿21の円筒部24に近い角棒体23の短尺の一面に図10(a)に示すように所要下向き傾斜角で取り付けられるカッター71とカッター71に対面して図10(b)に示すように、凹部に縄72を案内する縄ガイド73と、角棒体23の長尺面を貫通して左右に摺動自在に軸支され、一端部に縄ガイド73を接合し、他端部でスプリング74を外嵌し、一端を角棒体23の長尺面に係着するスプリング74の他端を大径部75で支持した作動棒76とから成る。
縄切り手段Cによれば、角棒体23から雪吊り駒aを分離した後で、押上げ竿Aを引き下げれば、カッター71が縄72に食い込み、スプリング74の弾発力によって縄72がカッター71側へ引き込まれて縄72が切断される。
図4に示した接合体1は、図3に示した接合体1のフック2に代えて、上面を開口したU状の枝受け77を左側面に接合したもので、開口面には捩りバネなどの弾発力付勢手段を有するストッパー78を開閉自在に設けている。
【0009】
雪吊り駒aを装着した押上げ竿Aによる雪吊り作業を説明すると、図11に示すように、上端を支柱(図外)に結縛されて垂下する縄72の下端を雪吊り駒aのバンド19と接合体1の上面間に挿し入れ、雪吊りする枝79の下面を巻くように押上げ竿Aを押し上げ、縄72の下部をつかんだままさらに押上げ竿Aを押し上げ、十分に枝79を支える張力が発現した状態でフック2を枝79より上方の縄72に引っ掛け、その状態で下部押上げ竿22を矢印方向へ回動すると、位置決めピン53が案内溝56の横溝54から外れ、作動子49はスプリング57の圧縮弾発力で瞬時に降下し、軸受け43の上面に一体のクッション80に所要の圧力で当接し、同時に連結棒59を介して摺動駒32が引き下げられ、下方の締結体20を短尺案内部66が瞬時に押し下げ、バンド19は勢いよく引き絞られてその内面と接合体1の上面との間で縄72を挟持する。その結果、縄72は所定の張力で枝79を支えて冬期の雪荷重や暴風などから枝(葉群なども含む)79を保護する。
縄72の挟持締結後は、摺動駒32の短尺案内部66は接合体1のT溝14から脱却しているので、押上げ竿Aを手前側へ捩れば、上部押上げ竿21の角棒体23の嵌着部30は接合体1の開口部11を介して嵌着部12から外れ、雪吊り駒aのみが頭上に残される。
この時点で、縄切り手段Cを設けたものであれば押上げ竿Aを引き下げると残部の縄72を切断できる。
【0010】
再度押上げ竿Aに雪吊り駒aをセットする要領を説明すると、先ず、位置決め手段Bの位置決めピン46を係合溝48から引き抜き、下部押上げ竿22を引き下げると、小径軸部47に植設した位置決めピン53が、作動子49の案内溝56の下端(縦溝55の下端)に係着して下降端に達するから、下部押上げ竿22を図11に示す矢印方向と逆方向に右回転すれば位置決めピン53は案内溝56の横溝54に係合し、小径軸部47と作動子49とが一体となる。そこで下部押上げ竿22を地上に立て、上部押上げ竿21を両手でつかみ体重を懸けると、上部押上げ竿21はスプリング57を圧縮しながら降下し、遂には位置決め手段Bの位置決めピン46がスプリング45の弾発力で小径軸部47の係合溝48に係合して自動的に下降が停止され初期操作が完了となる。この後の押上げ竿Aに対する雪吊り駒aの接合は前記の要領で成される。
【0011】
雪吊り駒aの回収について説明すると、冬期間が過ぎ雪吊りを解消するときは、解放手段cの引き紐8を引けば、スライド板9と共にストッパー6が下げられ、締結手段bのバンド19の基部が開放されるから、引き紐8でゆさぶることによりバンド19の弾性で固定子18が凹部10から外れ、縄72から雪吊り駒aを回収できる。雪吊り駒aは小型軽量であるから安全な回収作業となる。
なお、雪吊り駒aと上部押上げ竿21の角棒体23との接合においては、角棒体23突出部29に代えて、接合体1の嵌入凹部15に嵌入する角だぼ(図外)を突出して接合することもできる。
【0012】
ところで、本発明の上部押上げ竿21の上下摺動に関連する実施例として摺動駒32の自動操作機構について説明すると、図12に示すように、上部押上げ竿21と下部押上げ竿22との位置決め手段Bにおいて、位置決めピン46を係合する小径軸部47における係合溝48の溝幅を下部押上げ竿22に対して上部押上げ竿21を押し下げできる降下代t(摺動駒32の短尺案内部66とT溝14との係合代である。)分だけ幅広にするとともに、上部押上げ竿21をtだけ降下した位置で、位置決め手段Bの反対側からパイプ25と軸受け43の肉厚を貫通して螺設したネジ孔81に止めネジ82を螺合し、小径軸部47には止めネジ82の軸端を係合する横向きV溝83を周設したもので、連結棒59は剛直な金属棒かある程度の弾性変形を許容するワイヤーなどであり、しかも、その長さはtだけ上部押上げ竿21を降下したときに、摺動駒32の短尺案内部66が角棒体23のT字溝37の最大溝幅部65に嵌入できる長さが決定される。
すなわち、摺動駒32の短尺案内部66が角棒体23の最大溝幅部65に嵌入した状態では、角棒体23に接合する雪吊り駒aにおける接合体1の凹部13で短尺案内部66がT溝14に対峙している。
そこで、止めネジ82を緩めてその軸端をV溝83から脱却させると、下部押上げ竿22は作動子49とともに降下代t分だけ降下するから、図13に示すように、摺動駒32の短尺案内部66は接合体1のT溝14にt分の長さだけ嵌入し、蓋69の開閉操作なしに角棒体23に雪吊り駒aを自動的に接合できる。
したがって、角棒体23へ雪吊り駒aを接合するときは、上部押上げ竿21をt分降下させて止めネジ82で固定し、その状態で雪吊り駒aの凹状の嵌着部12に角棒体23の凸状の嵌着部30を嵌着させれば、摺動駒32の短尺案内部66は接合体1の凹部13に嵌入する。雪吊り作業時に上部押上げ竿21の降下が心配の場合は、降下代tの空間に小軸軸部47を案内できる溝を有した二股状のストッパーを挿し込めばよい。
【0013】
【発明の効果】
本発明の押上げ竿によれば、縄を固定するスプリングやスプリングの弾発力で操作される部材がコンパクトに上部押上げ竿の内部に収納されるため、小枝や葉などに妨げられる作動不良を起すことなく、雪吊り駒が上部押上げ竿にまとまって接合されるから、雪吊り作業効率がよく、
前記スプリングの初期状態のセット時には両手の握力はさほど必要なく、体重をセット圧として使用できるから両手のみの挟持圧によるセットに比して省力的にセットできる。
また、押上げ竿と協働する雪吊り駒は、締結手段としてのバンドに噛合する締結体と、該締結体に作用する摺動駒とが露出していないので、枝や葉などに干渉されることもなく、その締結作動が確実で信頼性の高い。その解放手段はバンドの弾性反力に起因する摩擦力に抗してストッパーを引き下げるだけでバンドの固定基部(固定子)を接合体から脱却できるので、構造簡易で確実性がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる雪吊り駒aの斜視図。
【図2】締結手段の斜視図。
【図3】接合体の構造説明図で(a)はその斜視図、(b)は(a)のP方向から見た斜視図。
【図4】接合体の他の実施例としての斜視図。
【図5】上部押上げ竿と雪吊り駒aとの接合状態の説明図。
【図6】図5のA-A矢視断面図。
【図7】上部押上げ竿における角棒体の部分構造説明図で(a)はその斜視図、(b)は(a)のQ方向から見た斜視図。
【図8】摺動駒の斜視図。
【図9】上部押上げ竿の作動部の説明図で(a)はその要部断面図、(b)は(a)のB-B部断面図、(c)は(a)のC-C矢視断面図、(d)は小径軸部のD-D部断面図。
【図10】縄切り手段の説明図で(a)はその正面図、(b)は(a)のE-E矢視図。
【図11】本発明の雪吊り駒a及び押上げ竿Aの使用状態の説明図。
【図12】上部押上げ竿における摺動駒の自動操作機構の説明図。
【図13】摺動駒の自動操作状態の説明図。
【符号の説明】
1 接合体
2 フック
3 上部切欠き
4 下部切欠き
5 挿通孔
6 ストッパー
7 挿通溝
8 引き紐
9 スライド板
10 凹部
11 開口部
12 嵌着部
13 凹部
14 T溝
15 嵌入凹部
16 挿通溝
17 歯部
18 固定子
19 バンド
20 締結体
21 上部押上げ竿
22 下部押上げ竿
23 角棒体
24 円筒部
25 パイプ
26 接合座
27 二股部
28 切欠き
29 突出部
30 嵌着部
31 切欠き
32 摺動駒
33 蓋取付け溝
34 取付け座
35 案内溝
36 絞り幅部
37 T字溝
38 ネジ孔
39 ピン挿通孔
40 垂直壁
41 挿通孔
42 軸挿通孔
43 軸受け
44 案内体
45 スプリング
46 位置決めピン
47 小径軸部
48 係合溝
49 作動子
50 嵌入孔
51 案内溝
52 案内子
53 位置決めピン
54 横溝
55 縦溝
56 案内溝
57 スプリング
58 貫通孔
59 連結棒
60 長尺案内部
61 取付け孔
62 切欠き部
63 ネジ孔
64 ビス
65 最大溝幅部
66 短尺案内部
67 凹溝
68 ピン
69 蓋
70 取付けネジ
71 カッター
72 縄
73 縄ガイド
74 スプリング
75 大径部
76 作動棒
77 枝受け
78 ストッパー
79 枝
80 クッション
81 ネジ孔
82 止めネジ
83 V溝
a 雪吊り駒
b 締結手段
c 解放手段
A 雪吊り駒用押上げ竿
B 位置決め手段
C 縄切り手段

Claims (4)

  1. 角柱状の接合体に、多段に歯部を設けたバンドと、該バンドに外嵌して案内され前記歯部に爪を介して不可逆状態で係合する締結体とから成る締結手段を設け、接合体の外面とバンドの内面間に縄を挟持し、押上げ竿と協働して雪吊りに供される雪吊り駒において、
    前記締結手段が、バンドの一端側に固定子を一体とし、他端側に前記締結体を上段と下段に設けて成り、
    前記接合体が、その一面に前記締結手段の固定子の解放手段を配設し、他面に押上げ竿の嵌着部を配設するとともに、該押上げ竿の上部で摺動自在に案内される摺動駒の案内脱却部を併設して成る雪吊り駒。
  2. 前記接合体の外面にフックまたは上面を開口した枝受けを設けて成る請求項1記載の雪吊り駒。
  3. 上部に雪吊り駒を嵌着する嵌着部を配設するとともに、摺動駒を摺動自在に案内して成る上部押上げ竿と、該上部押上げ竿に小径軸部で上下摺動自在に内嵌されるとともに、特定位置で軸心回りの回転範囲内で揺動自在に軸支される下部押上げ竿と、下部押上げ竿の小径軸部に外嵌されるとともに、上部押上げ竿の内部に一定姿勢で遊嵌され、前記小径軸部に植設された位置決めピンに案内溝を介して位置決めかつ上下摺動自在に案内される作動子と、前記摺動駒に一端が係着され、他端が該作動子に係着される連結棒と、上部押上げ竿の内部に一端が係着され、他端が前記作動子に所要の取付け荷重で圧接されるスプリングとから成る雪吊り駒用押し上げ竿。
  4. 前記上部押上げ竿に縄切断手段を配設して成る請求項3記載の雪吊り駒用押上げ竿。
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