JP4129720B2 - 搬送システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、物品を積み卸しするための積載ステーション間に走行軌道が配され、この走行軌道に沿って移動する搬送台車によって物品を搬送する搬送システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、病院など多数の室を有する建物内の各室に物品を搬送する際には、人員による搬送と比較して物品の搬送効率がよい、無人の搬送システムが使用されている。
従来では、例えば、図4に示すように、各室に配置された積載ステーションST11〜ST17と、各積載ステーション間に配された走行軌道40と、走行軌道40に沿って移動する搬送台車41と、走行軌道40の途中位置に配置されたバッファBF11とを備えた搬送システム200が使用されている。
【0003】
走行軌道40およびバッファBF11は、建物内における通行の妨げにならないように、各室の天井裏や柱の内部に配されている。搬送台車41は、ある積載ステーションで物品を積載して、別の積載ステーションに搬送するためのものであり、物品の搬送を行わない場合には、物品を積載しない空の状態でバッファBF11に収容されることになる。
積載ステーションST11〜ST17は、搬送台車41に対して物品の積み卸しをするためのものであり、空の搬送台車41をバッファBF11から呼び込んだり、物品の搬送指示を行ったりするための操作装置を備えている。バッファBF11は、空の搬送台車41を収容しておくための場所である。
【0004】
例えば、積載ステーションST13から積載ステーションST12に物品を搬送する場合には、図5に示すように、はじめに、積載ステーションST13のオペレータAが、バッファBF11から積載ステーションST13に搬送台車41aを呼び込む操作を行い(ステップS11)、この操作に応じて、搬送台車41aがバッファBF11から積載ステーションST13に移動する(ステップS12)。
【0005】
次いで、オペレータAが搬送台車41aに物品を積載し、積載ステーションST12への搬送指示を行う(ステップS13)。この搬送指示に従って、搬送台車41aが積載ステーションST13から積載ステーションST12に移動する(ステップS14)。そして、積載ステーションST12のオペレータBが搬送台車41aから物品を取り出す。オペレータBが搬送台車41aに物品が積載されていない空の状態で、搬送台車41aをバッファBF11に返却するための指示を行う(ステップS15)。この指示に従って、搬送台車41aが積載ステーションST12からバッファBF11に移動し(ステップS16)、物品の搬送が終了する。
以上の全ての搬送指示および操作は、各積載ステーションST11〜ST17において行うことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の搬送システム200においては、物品の搬送を行う前に、空の搬送台車41aをバッファBF11から積載ステーションに呼び込む操作を行う必要があるため、搬送時間が余分に長くなり、物品の搬送効率が悪いという問題があった。
また、物品の搬送が終了した後には、物品を積載していない搬送台車41aをバッファBF11に返却するため、物品搬送のための作業が面倒であるという問題があった。
【0007】
さらに、使用されない搬送台車41はバッファBF11に収容されるため、全ての搬送台車41を収容できる大きさのバッファBF11が必要であり、バッファBF11の設置コストが高くなるという問題があった。
また、建物の構造によっては、全ての搬送台車41を収容できるバッファBF11のスペースを確保することが困難であり、搬送システム200の構築が難しいという問題があった。
【0008】
この発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、物品の搬送効率を向上すると共に、搬送作業を容易に行うことができる搬送システムを提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、この発明は以下の手段を提案している。請求項1に係る発明は、ループ部を有する走行軌道と、該走行軌道に沿って移動可能な複数の搬送台車と、前記走行軌道の途中から分岐されて配置され、前記搬送台車に対して物品を積み降ろしするための複数の積載ステーションと、前記走行軌道の途中から分岐されて配置され、少なくとも一つの搬送台車を配置することができる配置領域を有するバッファとを備え、すべての積載ステーションと前記バッファの配置領域すべてとに、空の搬送台車が配された初期状態において、一の積載ステーションに配されている搬送台車に対して他の積載ステーションへの搬送要求がなされたときに、前記一の積載ステーションに配されている搬送台車の前記他の積載ステーションへの移動と、前記バッファに配されている空の搬送台車の前記一の積載ステーションへの移動と、前記他の積載ステーションに配されている空の搬送台車の前記バッファへの移動とを行う搬送システムを提案している。
【0010】
この発明に係る搬送システムによれば、一の積載ステーションに配された搬送台車を一の積載ステーションから他の積載ステーションに移動させた際に、他の積載ステーションに配されている搬送台車がバッファに移動すると共に、バッファに配されている搬送台車が一の積載ステーションに移動するため、各積載ステーションに搬送台車が配されることになる。
【0011】
したがって、物品を一の積載ステーションから他の積載ステーションに搬送する場合には、一の積載ステーションの操作者は、一の積載ステーションに空の搬送台車が到着するまで待つ必要がなくなり、搬送台車に物品を載せて、他の積載ステーションに搬送する指示を行うだけでよい。このため、物品の搬送を迅速に行うことが可能となる。
また、搬送台車が各積載ステーションに配されることになるため、搬送台車を収容するバッファの大きさを小さくすることが可能となる。
【0012】
また、請求項2に係る発明は、ループ部を有する走行軌道と、該走行軌道に沿って移動可能な複数の搬送台車と、前記走行軌道の途中から分岐されて配置され、前記搬送台車に対して物品を積み降ろしするための複数の積載ステーションと、前記走行軌道の途中から分岐されて配置され、複数の搬送台車を配置することができる配置領域を有し、前記搬送台車に対して物品を積み降ろしするための少なくとも一つのバッファステーションとを備え、すべての積載ステーションと前記バッファステーションの配置領域すべてとに、空の搬送台車が配された初期状態において、一の積載ステーションに配されている搬送台車に対して他の積載ステーションへの搬送要求がなされたときに、前記一の積載ステーションに配されている搬送台車の前記他の積載ステーションへの移動と、前記他の積載ステーションに配されている空の搬送台車の一のバッファステーションへの移動と、前記一のバッファステーションに配されている空の搬送台車の前記一の積載ステーションへの移動とを行う搬送システムを提案している。
【0013】
この発明に係る搬送システムによれば、一の積載ステーションに配された搬送台車が、一の積載ステーションから他の積載ステーションに移動させた際に、他の積載ステーションに配されている搬送台車がバッファステーションに移動すると共に、バッファステーションに配されている搬送台車が一の積載ステーションに移動するため、各積載ステーションおよびバッファステーションに搬送台車が配されることになる。
【0014】
したがって、物品を一の積載ステーションから他の積載ステーションに搬送する場合には、一の積載ステーションの操作者は、一の積載ステーションに空の搬送台車が到着するまで待つ必要がなくなり、搬送台車に物品を載せて、他の積載ステーションに搬送する指示を行うだけでよい。このため、物品の搬送を迅速に行うことが可能となる。
【0015】
また、積載ステーションの少なくとも1つが複数の搬送台車を配置できるバッファステーションとなっているため、積載ステーションに全ての搬送台車を配置することができ、したがって、空の搬送台車を収容するためのバッファを別途設ける必要が無くなる。さらに、バッファステーションにおける物品の搬送が頻繁に行われる場合にも、バッファステーションに空の搬送台車を複数配置する、若しくは、複数の搬送台車を配置するための領域を確保することにより、物品の搬送効率を良好な状態に維持することができる。
すなわち、例えば、病院における薬局のように、薬品を載せた搬送台車の搬出が多い場合には、バッファステーションに空の搬送台車を複数配置することによって、空の搬送台車の到着を待つ必要が無くなり、薬品の搬出を迅速に行うことができる。また、病院の検査ブースのように、検体を載せた搬送台車の搬入が多い場合には、バッファステーションに検体を載せた複数の搬送台車が配置できる領域を確保することによって、バッファステーションにおける検体の取り出しを容易に行うことができる。
【0016】
また、請求項3に係る発明は、ループ部を有する走行軌道と、該走行軌道に沿って移動可能な複数の搬送台車と、前記走行軌道の途中から分岐されて配置され、前記搬送台車に対して物品を積み降ろしするための複数の積載ステーションと、前記走行軌道の途中から分岐されて配置され、複数の搬送台車を配置することができる配置領域を有し、前記搬送台車に対して物品を積み降ろしするための少なくとも一つのバッファステーションとを備え、すべての積載ステーションと前記バッファステーションの配置領域すべてとに、空の搬送台車が配された初期状態において、一のバッファステーションに配されている搬送台車に対して前記積載ステーションへの搬送要求がなされたときに、前記一のバッファステーションに配されている搬送台車の前記積載ステーションへの移動と、前記積載ステーションに配されている空の搬送台車の前記一のバッファステーションへの移動とを行うことを特徴とする。
また、請求項4に係る発明は、前記一のバッファステーションが複数の前記積載ステーションに複数の前記搬送台車を連続して搬出することを特徴とする。
また、請求項5に係る発明は、ループ部を有する走行軌道と、該走行軌道に沿って移動可能な複数の搬送台車と、前記走行軌道の途中から分岐されて配置され、前記搬送台車に対して物品を積み降ろしするための複数の積載ステーションと、前記走行軌道の途中から分岐されて配置され、複数の搬送台車を配置することができる配置領域を有し、前記搬送台車に対して物品を積み降ろしするための少なくとも一つのバッファステーションとを備え、すべての積載ステーションと前記バッファステーションの配置領域すべてとに、空の搬送台車が配された初期状態において、前記積載ステーションに配されている搬送台車に対して一のバッファステーションへの搬送要求がなされたときに、前記積載ステーションに配されている搬送台車の前記一のバッファステーションへの移動と、前記一のバッファステーションに配されている空の搬送台車の前記積載ステーションへの移動とを行うことを特徴とする。
また、請求項6に係る発明は、前記一のバッファステーションが複数の前記積載ステーションから複数の前記搬送台車を連続して搬入することを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る搬送システムの実施の形態について図面を参照して説明する。
〔第1の実施の形態〕
図1,2は本発明の第1の実施形態に係る搬送システムを示す。この実施の形態に係る搬送システム100は、複数のフロアを有する病院等の建物内の各室に物品を効率よく搬送するためのものであり、図1に示すように、走行軌道10と、走行軌道10に沿って移動可能な搬送台車1〜9と、走行軌道10の途中に配置され、搬送台車1〜9に対して物品を積み卸しする積載ステーションST1〜ST7と、走行軌道10の途中位置に配置されたバッファBF1とを備えている。
【0018】
搬送台車1〜9は、ある積載ステーションから別の積載ステーションに物品を搬送するためのものであり、物品を積載するための容器と、容器の下端部に設けられたタイヤと、タイヤを駆動する電気モータとを備えている。これら搬送台車1〜9は、電気モータが駆動することにより走行軌道10上を走行するようになっている。
搬送台車1〜3,6〜9は、積載ステーションST1〜ST7に各々配置されており、搬送台車4,5は、何も積載されていない空の状態でバッファBF1に配置されている。
【0019】
走行軌道10およびバッファBF1は、病院内において人の通行の妨げにならないように、建物の天井裏や柱の内部に配されており、バッファBF1は、各積載ステーションST1〜ST7に配置された搬送台車1〜3,6〜9が他の積載ステーションに移動した際に、各積載ステーションST1〜ST7に配置させるための搬送台車4,5を収容しておくための場所である。
【0020】
積載ステーションST1〜ST7は、建物内の各室に設けられており、物品の搬送指示を行うための操作装置を備えている。この積載ステーションST1〜ST7には、1台ずつの搬送台車を配置することができるようになっている。
積載ステーションST1〜ST3は、建物の同一フロアに設置されており、積載ステーションST4〜ST7は、各々別のフロアに設置されている。したがって、積載ステーションST1〜ST3と、積載ステーションST4〜ST7との間の物品搬送は、搬送台車を上下に昇降するリフター11により行われることになる。
【0021】
以上のように構成されている搬送システム100の動作について以下に説明する。
例えば、積載ステーション(一の積載ステーション)ST3から積載ステーション(他の積載ステーション)ST2に物品を搬送する場合には、図2に示すように、積載ステーションST3のオペレータAが、搬送台車3に物品を積載して、積載ステーションST2への搬送指示を行う(ステップS1)。そして、この搬送指示に従って、搬送台車3が積載ステーションST3から積載ステーションST2に移動し(ステップS2)、積載ステーションST2のオペレータBが搬送台車3から物品を取り出して(ステップS5)、積載ステーションST3から積載ステーションST2への搬送が終了する。
【0022】
ここで、ステップS2が実行される際には、空の搬送台車4がバッファBF1から積載ステーションST3に移動する(ステップS3)と共に、搬送台車2が物品を積載しない状態で積載ステーションST2からバッファBF1に移動する(ステップS4)。
すなわち、オペレータAが積載ステーションST3にステップS1を入力した際に、この入力信号が図示しない中央コントローラに送信される。これにより、この中央コントローラから搬送台車3を積載ステーションST2に移動させる信号を搬送台車3に送信し、ステップS2が実行される。また、搬送台車3が積載ステーションST2に接近したら、積載ステーションST2の搬送台車2を空の状態でバッファBF1に移動させる信号を搬送台車2に送信して、ステップS4が実行されることになる。
【0023】
そして、積載ステーションST3から搬送台車3が移動したところで、積載ステーションST3から中央コントローラに、搬送台車が積載ステーションST3にないという信号を送信する。中央コントローラは、この信号を受けてバッファBF1に、搬送台車4を積載ステーションST3に移動させる信号を搬送台車4に送信して、ステップS3が実行されることになる。
【0024】
なお、積載ステーションST3から積載ステーションST2への物品の搬送のみについて述べたが、全ての積載ステーションST1〜ST7によって物品の搬送を前述と同様に行うことができる。したがって、例えば、図1に示す状態から、積載ステーションST4から積載ステーションST2に搬送台車6を移動させた場合にも、バッファBF1から積載ステーションST4に搬送台車4が移動して、各積載ステーションST1〜ST7に搬送台車1〜9のいずれかが1台ずつ配置されるようになっている。また、各積載ステーションST1〜ST7に配置されない空の搬送台車は、バッファBF1に収容されるようになっている。
【0025】
上記のように、この搬送システム100によれば、各積載ステーションST1〜ST7に搬送台車1〜9のいずれかが1台ずつ配置されることになるため、物品を一の積載ステーションから他の積載ステーションに搬送する場合には、一の積載ステーションのオペレータが空の搬送台車の到着を待つ必要がない。そして、搬送台車に物品を載せて他の積載ステーションに搬送する指示を行うだけでよいため、物品の搬送を迅速にして物品の搬送効率を向上すると共に、物品の搬送を容易に行うことができる。
【0026】
また、バッファBF1には、各積載ステーションST1〜ST7に配置されない搬送台車のみを収容すればよいので、バッファBF1の大きさを小さくすることが可能となり、バッファBF1の設置コスト削減を図ることができると共に、建物の構造に合わせて容易に搬送システム100を構築することができる。
【0027】
なお、上記の実施の形態においては、搬送台車1〜9は、電気モータの駆動力により走行軌道10上を走行するとしたが、この構成に限ることはなく、例えば、リニアモータによる駆動力により走行するとしてもよい。
また、搬送システム100は、複数のフロアを有する建物において使用されるとしたが、複数の室を有する建物であればよい。例えば、一つのフロアのみの建物において使用されるとしてもよく、この場合には、鉛直方向に昇降するリフター11は不要となる。
さらに、走行軌道10は、一筆書きループ形状に限らず、単線往復型とループ形状の軌道の組み合わせにより構成してもよい。
【0028】
積載ステーション、搬送台車、走行軌道およびリフターの数は、本実施形態のものに限るものではない。また、複数のフロアにそれぞれ走行軌道が配置されていてもよい。
さらに、搬送台車への移動信号は、中央コントローラを介して通信するだけでなく、例えば、ステップS3の移動信号は、積載ステーションST3のコントローラからバッファBF1のコントローラに直接送信してもよい。
【0029】
〔第2の実施の形態〕
この発明に係る搬送システムの第2の実施形態について、図3を参照して説明する。
なお、本実施形態に係る搬送システム150の説明において、上述した第1の実施形態に係る搬送システム100と構成が異なっている部分は、バッファBF1および積載ステーションST3の代わりに、複数の搬送台車を配置できる積載ステーション(バッファステーション)ST8を使用する点である。また、バッファBF1に配置されていた搬送台車4,5が積載ステーションST3に配置されていた搬送台車3と共に、積載ステーションST8に配置されている点である。その他の構成については、第1の実施形態と同一であるため、同一の符号を付して、その説明を省略する。
【0030】
この搬送システム150の動作について以下に説明する。
例えば、積載ステーションST8から積載ステーションST2に物品を搬送する場合には、積載ステーションST8のオペレータAが、搬送台車3に物品を積載して、積載ステーションST2への搬送指示を行う。そして、この搬送指示に従って、搬送台車3が積載ステーションST8から積載ステーションST2に移動し、積載ステーションST2のオペレータBが搬送台車3から物品を取り出して、積載ステーションST8から積載ステーションST2への搬送が終了する。
ここで、搬送台車3が積載ステーションST8から積載ステーションST2に移動する際には、搬送台車2が積載ステーションST2から積載ステーションST8に移動することになる。
【0031】
すなわち、オペレータAが、積載ステーションST2への搬送指示を積載ステーションST8に入力した際に、この入力信号が図示しない中央コントローラに送信される。そして、この中央コントローラから搬送台車3を積載ステーションST2に移動させる信号を搬送台車3に送信すると共に、積載ステーションST2の搬送台車2を積載ステーションST8に移動させる信号を搬送台車2に送信する。これにより、搬送台車3が積載ステーションST8から積載ステーションST2に移動すると共に、搬送台車2が積載ステーションST2から積載ステーションST8に移動することになる。
【0032】
なお、積載ステーションST8から積載ステーションST2への物品の搬送のみについて述べたが、全ての積載ステーションST1,ST2,ST4〜ST8によって物品の搬送を前述と同様に行うことができる。したがって、例えば、図3に示す状態から、積載ステーションST4から積載ステーションST2に搬送台車6を移動させた場合にも、積載ステーションST8から積載ステーションST4に搬送台車3が移動して、各積載ステーションST1,ST2,ST4〜ST8には、搬送台車1〜9のいずれかが配置されるようになっている。
【0033】
上記のように、この搬送システム150によれば、各積載ステーションST1,ST2,ST4〜ST8に搬送台車1〜9のいずれかが配置されるようになっているため、物品を一の積載ステーションから他の積載ステーションに搬送する場合には、一の積載ステーションのオペレータが空の搬送台車の到着を待つ必要がない。そして、搬送台車に物品を載せて他の積載ステーションに搬送する指示を行うだけでよいため、物品の搬送を迅速にして物品の搬送効率を向上すると共に、物品の搬送を容易に行うことができる。
【0034】
また、積載ステーションST1,ST2,ST4〜ST8に全ての搬送台車1〜9を配置することができるので、搬送台車1〜9を収容するための領域を別途設ける必要が無くなり、病院等の建物の構造に合わせて容易に搬送システム150を構築することができると共に、搬送システム150を構築するためのコスト削減を図ることができる。
【0035】
さらに、積載ステーションST8における物品の搬送が頻繁に行われる場合にも、積載ステーションST8に空の搬送台車を複数配置する、若しくは、複数の搬送台車を配置するための領域を確保することにより、物品の搬送効率を良好な状態に維持することができる。
【0036】
すなわち、例えば、病院における薬局のように、薬品を載せた搬送台車の搬出が多い場合には、積載ステーションST8に空の搬送台車を複数配置することによって、空の搬送台車の到着を待つ必要が無くなり、薬品の搬出を迅速に行うことができる。
また、病院の検査ブースのように、検体を載せた搬送台車の搬入が多い場合には、積載ステーションST8に検体を載せた複数の搬送台車が配置できる領域を確保することによって、積載ステーションST8における検体の取り出しを容易に行うことができる。
【0037】
なお、上記の実施の形態においては、複数の搬送台車を配置できるのは、積載ステーションST8としたが、他の積載ステーションに複数の搬送台車を配置できるとしてもよい。
また、積載ステーション、搬送台車、走行軌道およびリフターの数は、本実施形態のものに限るものではない。また、複数のフロアにそれぞれ走行軌道が配置されていてもよい。
【0038】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に係る発明によれば、物品の搬送を迅速に行うことが可能となるため、物品の搬送効率が向上し、積載ステーションの操作者は、搬送台車を他の積載ステーションに搬送する指示を行うだけでよいので、物品の搬送を容易に行うことができる。
また、バッファの大きさを小さくすることが可能となるため、バッファの設置コスト削減を図ることができると共に、建物の構造に合わせて容易に搬送システムを構築することができる。
【0039】
また、請求項2に係る発明によれば、物品の搬送を迅速に行うことが可能となるため、物品の搬送効率が向上し、積載ステーションの操作者は、搬送台車を他の積載ステーションに搬送する指示を行うだけでよいので、物品の搬送を容易に行うことができる。
また、搬送台車を収容するためのバッファを別途設ける必要が無くなるため、建物の構造に合わせて容易に搬送システムを構築することができると共に、搬送システムを構築するためのコスト削減を図ることができる。
【0040】
さらに、バッファステーションにおける物品の搬送が頻繁に行われる場合には、バッファステーションに複数の搬送台車を配置する、若しくは、複数の搬送台車を配置するための領域を確保することにより、物品の搬送効率を良好な状態に維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態に係る搬送システムの概略図である。
【図2】 図1の搬送システムにおいて、動作フローを示す図である。
【図3】 本発明の第1の実施形態に係る搬送システムの概略図である。
【図4】 従来の搬送システムの一例を示す概略図である。
【図5】 図4の搬送システムにおいて、動作フローを示す図である。
【符号の説明】
1〜9 搬送台車
10 走行軌道
BF1 バッファ
ST1〜ST7 積載ステーション
ST8 積載ステーション(バッファステーション)
100,150 搬送システム
Claims (6)
- ループ部を有する走行軌道と、
該走行軌道に沿って移動可能な複数の搬送台車と、
前記走行軌道の途中から分岐されて配置され、前記搬送台車に対して物品を積み降ろしするための複数の積載ステーションと、
前記走行軌道の途中から分岐されて配置され、少なくとも一つの搬送台車を配置することができる配置領域を有するバッファとを備え、
すべての積載ステーションと前記バッファの配置領域すべてとに、空の搬送台車が配された初期状態において、一の積載ステーションに配されている搬送台車に対して他の積載ステーションへの搬送要求がなされたときに、前記一の積載ステーションに配されている搬送台車の前記他の積載ステーションへの移動と、前記バッファに配されている空の搬送台車の前記一の積載ステーションへの移動と、前記他の積載ステーションに配されている空の搬送台車の前記バッファへの移動とを行う搬送システム。 - ループ部を有する走行軌道と、
該走行軌道に沿って移動可能な複数の搬送台車と、
前記走行軌道の途中から分岐されて配置され、前記搬送台車に対して物品を積み降ろしするための複数の積載ステーションと、
前記走行軌道の途中から分岐されて配置され、複数の搬送台車を配置することができる配置領域を有し、前記搬送台車に対して物品を積み降ろしするための少なくとも一つのバッファステーションとを備え、
すべての積載ステーションと前記バッファステーションの配置領域すべてとに、空の搬送台車が配された初期状態において、一の積載ステーションに配されている搬送台車に対して他の積載ステーションへの搬送要求がなされたときに、前記一の積載ステーションに配されている搬送台車の前記他の積載ステーションへの移動と、前記他の積載ステーションに配されている空の搬送台車の一のバッファステーションへの移動と、前記一のバッファステーションに配されている空の搬送台車の前記一の積載ステーションへの移動とを行う搬送システム。 - ループ部を有する走行軌道と、
該走行軌道に沿って移動可能な複数の搬送台車と、
前記走行軌道の途中から分岐されて配置され、前記搬送台車に対して物品を積み降ろしするための複数の積載ステーションと、
前記走行軌道の途中から分岐されて配置され、複数の搬送台車を配置することができる配置領域を有し、前記搬送台車に対して物品を積み降ろしするための少なくとも一つのバッファステーションとを備え、
すべての積載ステーションと前記バッファステーションの配置領域すべてとに、空の搬送台車が配された初期状態において、一のバッファステーションに配されている搬送台車に対して前記積載ステーションへの搬送要求がなされたときに、前記一のバッファステーションに配されている搬送台車の前記積載ステーションへの移動と、前記積載ステーションに配されている空の搬送台車の前記一のバッファステーションへの移動とを行う搬送システム。 - 前記一のバッファステーションが複数の前記積載ステーションに複数の前記搬送台車を連続して搬出することを特徴とする請求項3に記載の搬送システム。
- ループ部を有する走行軌道と、
該走行軌道に沿って移動可能な複数の搬送台車と、
前記走行軌道の途中から分岐されて配置され、前記搬送台車に対して物品を積み降ろしするための複数の積載ステーションと、
前記走行軌道の途中から分岐されて配置され、複数の搬送台車を配置することができる配置領域を有し、前記搬送台車に対して物品を積み降ろしするための少なくとも一つのバッファステーションとを備え、
すべての積載ステーションと前記バッファステーションの配置領域すべてとに、空の搬 送台車が配された初期状態において、前記積載ステーションに配されている搬送台車に対して一のバッファステーションへの搬送要求がなされたときに、前記積載ステーションに配されている搬送台車の前記一のバッファステーションへの移動と、前記一のバッファステーションに配されている空の搬送台車の前記積載ステーションへの移動とを行う搬送システム。 - 前記一のバッファステーションが複数の前記積載ステーションから複数の前記搬送台車を連続して搬入することを特徴とする請求項5に記載の搬送システム。
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