JP4128434B2 - Airbag folding device - Google Patents

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Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、自動車の側方の窓部に沿って展開するカーテンエアバッグを折り畳むエアバッグの折畳装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、ガスを導入して膨張展開するエアバッグについて、自動車の側方の窓部に沿って展開するいわゆるカーテンエアバッグが知られている。そして、このようなカーテンエアバッグは、通常時は、自動車のルーフサイドレールに沿って細長く折り畳んで収納され、側方からの衝突の衝撃を受けた際に、内部にガスが導入され、窓部に沿って下方に膨張展開するようになっている。
【０００３】
そして、このようなカーテンエアバッグは、ステアリングホイールに備えられるエアバッグなどと較べて長手寸法が大きく、全て手作業で折り畳むと、作業時間がかかる問題を有している。
【０００４】
この点、このようなエアバッグを自動的に折り畳む折畳装置として、それぞれ周方向に沿って突出する複数のリッジを備えた２個のロールを備え、これらロールは、互いにリッジを係合するようにして組み合わされて回転する構成が知られている(例えば、特許文献１参照。)。そして、この構成では、これらロール同士の間に長手方向に沿ってエアバッグを送り込むことにより、エアバッグを蛇腹状(ファンフォールド状態)に折り畳むことを図っている。
【０００５】
このようにロール間にエアバッグを送り込んで折り畳む構成は、エアバッグを一定の浅い深さで蛇腹状に折り畳む際には好適であるとも考えられるが、折畳の際に、短手方向に沿って基布に張力が加わりやすい。そこで、深い波形に折り畳む場合や、特に、浅い波と深い波とを含む波形に折り畳む場合は、折り畳み作業は必ずしも容易ではない。すなわち、折畳の際は、平面状に広げられたエアバッグの短手方向すなわち展開時の高さ方向にエアバッグが絞り込まれるため、この高さ方向に沿って基布に張力がかかり、一部の波形の部分を深く折り畳むと、この深い折畳部分に隣接する浅い折畳部分についても、大きな力で引っ張られることになる。
【０００６】
また、袋状をなすエアバッグの内部に、最初にガスが導入され他の部分にガスを案内する通路となるインナパイプ(ガスランス)を設定する場合は、所望の状態でエアバッグを展開させるために、このインナパイプの部分を所定の形状に安定して折り畳むことが重要になる。しかしながら、このようなインナパイプは、エアバッグの長手方向に沿って、かつ、短手方向の一端部に沿って配置されるため、このインナパイプの部分を拘束して位置決めしても、折畳の過程でエアバッグの短手方向の中心側に引っ張られて変形し、所望の一定の折り波形を得ることが難しい。とりわけ、インフレ−タ取付口から長手方向にガス通路を確保するべく、基布を離間させた箇所を設ける場合には、互いに引き離された基布の形状が他の部位の折畳みの際に引っ張られて、離間部分の寸法が変化して所望の形状を確保できない場合がある。ここで、エアバッグを所望の形状に折り畳むためには、例えば、エアバッグの強度を向上するか、エアバッグに加わる張力を抑制する複雑な制御手段が必要になる。ここで、エアバッグの強度を向上するために、基布を補強し、あるいは目付の大きい基布を使用などすると、エアバッグを小さく折り畳むことが困難になり、小さく折り畳むことが求められるカーテンエアバッグとしては好ましくない。一方、エアバッグに加わる張力を抑制する制御手段は、装置の複雑化を招き、製造コストの抑制が困難になる。特に、小さく収納可能な基布は、こしがなく、折畳工程で位置が定まらない傾向にあり、極めて高度な手段を必要とし、製造コストの抑制が困難になる問題を有している。
【０００７】
【特許文献１】
特表２００１−５０６２０８号公報 (第５−６頁、図１)
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】
例えば、カーテンエアバッグのように、所定の位置を所定の形状に折り畳むことが必要で、また、長手寸法が大きいエアバッグなどについて、容易に折り畳みできる折畳方法及び折畳装置が求められている。
【０００９】
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、エアバッグを所定の形状に容易に折り畳みできるエアバッグの折畳装置を提供することを目的とする。
【００１０】
【課題を解決するための手段】
請求項１記載のエアバッグの折畳装置は、ガスが導入されるガス導入口と、後端部から前端部に連通しガスが流入して膨張展開する袋状の膨張部とを有するエアバッグ本体を具備し、自動車の車室のルーフサイド部に前記後端部から前記前端部に向かう方向を長手方向として細長く折り畳んで収納され、ガスが導入されて前後の座席の乗員の側方に面状に展開するエアバッグの折畳装置であり、前記エアバッグ本体を折り畳んだ状態で、前記エアバッグの前記後端部から前記前端部までほぼ全長にわたり直線状に連通する通気位置と、前記ガス導入口に連通する前記膨張部を含み前記長手方向に沿って前記通気位置に連通するとともに前記通気位置を中心として放射状に延びるように配置されて折り畳まれた複数の腕部と、この腕部に連通する前記膨張部を含み前記複数の腕部の間に位置して折り畳まれた集合部とを備えるエアバッグの折畳装置であって、前記エアバッグ本体が広げられる平面状の載置面、及びこの載置面から下方に凹設され、少なくとも一の腕部とともに集合部を落とし込んで収容可能な収容部を備えたテーブルと、前記膨張部に空気を噴射して前記後端部から前記前端部にかけて前記エアバッグ本体の少なくとも一部を膨張させ、前記エアバッグ本体を構成する基布を互いに離間させる膨張離間手段と、前記エアバッグ本体の膨張した部分を間隔を介して複数の位置で押圧し、平らに押しつぶして前記複数の腕部を形成する腕部形成手段と、前記エアバッグ本体の互いに隣接する前記腕部同士の間の前記間隔の部分に位置する基布を集積してロール状、蛇腹状、及びロール状と蛇腹状とを組み合わせた状態の少なくとも一の形状とした集合部を形成する集積手段とを具備したものである。
【００１１】
そして、この構成では、テーブルの載置面にエアバッグのエアバッグ本体を広げ、膨張離間手段でエアバッグ本体を膨張させ基布を互いに離間させた状態から、腕部形成手段で押圧し、腕部を形成する。この状態から、適宜の集積手段で基布を集積して集合部を形成することにより、エアバッグが所定の形状に容易に折り畳まれ、作業に要するコストが削減される。折畳の工程において、エアバッグに過大な力を加える必要がなく、エアバッグを構成する基布の強度を上げる必要がなく、エアバッグを小さく折り畳んで収納することが可能になる。また、このようにして折り畳まれたエアバッグは、ガス導入口からガスが導入されると、略放射状に配置され集合部に沿わされた腕部が迅速に展開し、先に展開した腕部に案内され、集合部が所望の位置から所望の方向に安定して円滑に展開する。そして、折り畳んだ集合部を腕部の少なくとも一とともに収容部に収容することにより、集合部の形状が保持される。この状態から、収容部に収容していない腕部を集合部に沿わせることにより、容易にエアバッグが折り畳まれる。
【００１２】
請求項２記載のエアバッグの折畳装置は、請求項１記載のエアバッグの折畳装置において、収容部は、細長く折り畳まれたエアバッグ本体を収容可能な溝状に形成され、収容した前記エアバッグ本体を収容した位置からこのエアバッグ本体の長手方向に沿って送り出し可能に端部を開口し、この開口を介して中空な軸芯が前記収容部に連続して配置されるパイプ部を備え、このパイプ部の外周に被せた筒状をなす被覆部材を、前記パイプ部の内側から送り出される前記エアバッグ本体の外周部を覆う状態で、前記エアバッグ本体を送り出す方向と同じ方向に送り出し可能な筒状治具とを具備したものである。
【００１３】
そして、この構成では、筒状治具を用いて、細長く折り畳んだ状態で収容部に収容されたエアバッグのエアバッグ本体に、折り畳んだ形状を保持する被覆部材を円滑に被せることが可能になり、折り畳んだ形状を保持する作業に要するコストが削減される。また、筒状の被覆部材は、折り畳んだエアバッグの略全周を覆うことが可能であり、折り畳んだエアバッグの取り扱いが容易になるともに、エアバッグの展開特性の向上が容易になる。
【００１４】
請求項３記載のエアバッグの折畳装置は、請求項１記載のエアバッグの折畳装置において、腕部形成手段は、載置面の上下に配置され、この載置面の上下に沿って、エアバッグ本体の膨張した部分を押圧し収容部に向かって腕部を形成する方向に移動可能な腕部形成ブロックを備えたものである。
【００１５】
そして、この構成では、腕部が簡略な構成で折り畳まれ、折畳装置の製造コストが低減される。
【００１６】
請求項４記載のエアバッグの折畳装置は、請求項１記載のエアバッグの折畳装置において、テーブルに対して昇降及び進退駆動され、腕部をなぞるように下降し、この腕部を集合部に沿わせるように収容部に押し込み、集合部に腕部を重ねて細長く折り畳まれたエアバッグ本体を形成する折り重ね手段としての差込プレートを具備したものである。
【００１７】
そして、この構成では、腕部及び集合部の折畳作業の自動化が可能になり、エアバッグの折り畳みに要する時間及びコストの削減が容易になる。
【００１８】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のエアバッグの折畳装置の一実施の形態を図面を参照して説明する。
【００１９】
まず、図２ないし図８を参照して、エアバッグについて説明する。
【００２０】
図２ないし図４において、１はエアバッグで、このエアバッグ１を備えたエアバッグ装置２は、車両としての自動車３の車室４のルーフサイド部５に配置されている。そして、このエアバッグ１は、カーテンエアバッグ、側突用エアバッグ、サイドエアバッグ、インフレータブルカーテンタイプ、あるいは頭部保護用エアバッグなどとも呼ばれるもので、側面衝突などの衝撃を受けた際に、被保護物である乗員Ａの側方に面状に展開し、乗員Ａを保護するようになっている。なお、以下、前後及び左右などの方向については、エアバッグ１を取り付けた自動車３を基準として説明する。
【００２１】
なお、図２は、右側用のエアバッグ１を後側からみた状態、図３は、右側用のエアバッグ１を平面状に広げた状態で、すなわち、ガスが流入して下方に展開した状態をほぼ示している。また、図４(b)は、右側の乗員用のエアバッグ１を前側から見た状態を模式的に、すなわち、エアバッグ１を構成する各基布などを説明のために互いに離間させて示している。なお、実際に折り畳んだ状態では、各基布は互いに密に束ねられ、互いに接するように折り畳まれている。
【００２２】
また、この自動車３は、車室４内に乗員Ａが着座可能な前席及び後席を備え、これら前席及び後席に対応して、それぞれ上部に開口可能な窓部(サイドウィンドウ)６を備えたドア７が設けられている。また、車室４の両側には、前側から順に、Ａピラー、Ｂピラー12、Ｃピラーが設けられ、これらピラー12の上側に、ルーフサイドレール14を介して天井パネル15が支持されている。さらに、各ピラー12の車室４側には、ピラーガーニッシュ16が取り付けられ、天井パネル15からルーフサイドレール14にかかる部分の車室４側には、軟質なすなわち変形可能な天井板であるヘッドライニング17が取り付けられているとともに、各ドア７の上部が当接する位置には、これらドア７が密着するパッキング体が取り付けられている。また、各座席には、シートベルトが設けられ、Ｂピラー12及び図示しないＣピラーには、これらシートベルトを支持する支持部が設けられている。
【００２３】
そして、エアバッグ装置２は、前後の座席の乗員を保護可能な、いわゆる前後席用エアバッグであり、ルーフサイドレール14とヘッドライニング17となどに囲まれたルーフサイド部５に細長く折り畳んで収納されたエアバッグ１と、後席の乗員の車体上方に収納されこのエアバッグ１にガスを供給するインフレータとなどを備え、ブラケット23を介してルーフサイドレール14に取り付けられている。
【００２４】
そして、エアバッグ１は、図３などに示すように、複数の基布を組み合わせて扁平な袋状に形成されたエアバッグ本体31を備えている。また、このエアバッグ本体31の前端部には、紐状の基布であるテンションストラップ32が取り付けられている。
【００２５】
そして、エアバッグ本体31は、車体側である外側に配置される外側基布35と、車室４側に配置される内側基布36とを重ね、接合部である所定の縫製部37で縫い合わせ、ガスが流入して膨張展開する袋状の膨張部38と、車体の後方であるエアバッグ本体31の後側上部に位置して膨張部38を外部に連通する一端部としてのガス導入口39と、ガスが流入せず膨張展開しないシート状の非膨張部41とが設けられている。さらに、膨張部38は、中空部である気室であり、エアバッグ本体31の前後方向である長手方向の中央部の上部に位置する連通部43と、この連通部43の前側に連通する前席保護部(前席保護エリア)としての前席膨張室44と、この連通部43の後側に連通する後席保護部(後席保護エリア)としての後席膨張室45とを備えている。
【００２６】
また、縫製部37は、膨張部38の外周を縫製する外周連結部である外周縫製部51と、各膨張室44，45の展開時の幅寸法を規制する規制部52とを備えている。そして、この規制部52は、膨張部38の１カ所あるいは複数カ所に位置し、外周縫製部51と一体あるいは別体に形成されている。なお、本実施の形態では、規制部52は、前席膨張室44に、外周縫製部51に連続する第１の規制部54、外周縫製部51から独立した第２の規制部55、外周縫製部51に連続する第３の規制部56が形成され、後席膨張室45に、外周縫製部51に連続する第４及び第５の規制部57，58が形成されている。さらに、各規制部54〜58の端末部には、これら端末部を保護する保護部59が形成されている。
【００２７】
また、エアバッグ本体31の上縁部には、ブラケット23への取り付けのための取付部である取付片62が所定間隔で複数形成され、各取付片62には、それぞれビスなどの取付手段が取り付けられる通孔62aが形成されている。
【００２８】
さらに、エアバッグ本体31の前端側には、通孔64aを設けた把手片64が形成されている。
【００２９】
そして、このエアバッグ１は、図２及び図４に示すように、主として、導管部65と集合部66とを有する形状に折り畳まれている。そして、導管部65は、連通部43を含み、膨張部38の後端に位置するガス導入口39から前端に位置する他端部としての前端部67まで、すなわち、エアバッグ１のほぼ全長にわたり直線状に連通する通気位置Ｂを備え、この通気位置Ｂを略中心とした筒状に形成されている。そして、この導管部65は、上下から平らに押しつぶすように折り畳まれ、通気位置Ｂから放射状に延びる複数の、本実施の形態では２個の腕部68が形成されている。さらに、これら腕部68は、導管部65の下側に位置する集合部66を囲むように略コの字状に折られている。一方、集合部66は、主として前席膨張室44及び後席膨張室45の部分であり、導管部65の通気位置Ｂの下側に直接的に連通し、下端部から所定の方向に巻回され、例えば本実施の形態ではロール状に折り畳まれ、全体としていわばパラソル状に折り畳まれている。なお、ここで、所定の方向とは、集合部66が巻き戻される際に窓部６に沿う方向であり、図４(b)に示すように、右側に取り付けられたエアバッグ１は、例えば前方から見て、下端部から左巻きに巻回されている。
【００３０】
さらに、折り畳まれたエアバッグ本体31は、図４(a)及び図４(b)に示すように、被覆部材としてのスリーブ70が被せられ、細長く折り畳んだ形状が保持されている。そして、このスリーブ70は、例えば、織布、不織布、樹脂製シート材などからなり細長矩形状の基布の長手方向に沿った縁部同士を縫合部71で縫い合わせて円筒状に形成されている。さらに、このスリーブ70は、基布の長手方向に沿って、すなわち縫合部71に並行するように、破断予定部となる一列をなした短いスリットの集合であるミシン目73が形成されているとともに、この縫合部71の反対側に位置して、エアバッグ本体31の取付片62を外部に引き出すスリット72が所定間隔で複数形成されている。
【００３１】
次に、図２、図５ないし図８を参照してこのエアバッグ１の展開動作を説明する。なお、図５ないし図８は、車両を後側から見た状態を示している。
【００３２】
自動車３の側面衝突などの際には、乗員Ａは外方(図２における矢印Ｃ方向に)に移動し、また、衝突物の影響で、ドア７やルーフサイドレール14が内方(図２における矢印Ｄ方向に)に移動し、車体と乗員Ａとの間隔が小さくなっていく。この状態で、エアバッグ装置２は、側面衝突などの衝撃を検出すると、図示しない制御装置によりインフレータが作動し、このインフレータから噴射されるガスがガス導入口39からエアバッグ１に導入され、導管部65の通気位置Ｂを前端部67に進みながら、集合部66の各膨張室44，45にも供給され、スリーブ70のミシン目73を破断して、エアバッグ１のエアバッグ本体31が膨張展開し、ヘッドライニング17などを変形させながらルーフサイド部５から下方に迅速に突出し、カーテン状に前後の窓部６を覆い、前席及び後席の各乗員Ａの頭部、胸部などを保護するように展開する。
【００３３】
さらに、このエアバッグ１の展開を詳細に説明すると、ロール状に折り畳まれた集合部66は、単に押しつぶすように折り畳まれた導管部65よりも展開時のガスの流れの抵抗が大きいため、インフレータから供給されるガスは、まず、図２に示す状態から、図５に示すように、導管部65を膨張させる。この時、導管部65は、上下に押しつぶすように折り畳まれているため、導管部65の膨張により、ヘッドライニング17が押動されてエアバッグ１の突出口が確保されるとともに、この導管部65が車体面を押動する反力で、集合部66が車室４側に移動する。
【００３４】
さらに、導管部65が膨張すると、図６に示すように、膨張する導管部65により集合部66が下方に押し出されるとともに、導管部65の腕部68により案内され、下方に向かって安定して押し出される。この後、導管部65から集合部66にガスが供給され、図７に示すように、集合部66は、各窓部６あるいは各ピラー12に沿って転がるように下方に展開し、図８に示すように、乗員Ａの頭部を保護する。
【００３５】
このように、本実施の形態エアバッグ１によれば、ルーフサイドレール14側から窓部６の内側面に沿って展開し、乗員Ａの頭部などを保護するエアバッグ１において、迅速かつ円滑に所定の位置に膨張展開させることができる。
【００３６】
すなわち、エアバッグ１は、導管部65の折畳について、折りを最小限とし、展開抵抗の少ない折り方、すなわち、長手方向の全長すなわち一端部であるガス導入口39から他端部である前端部67に連通する通気位置Ｂを設けるとともに、この通気位置Ｂの確保が容易ないわばパラソル折りとしたため、細長く折り畳まれた長尺のエアバッグ１の全長にわたって効率良く円滑迅速にガスを供給し、さらにこの導管部65から乗員保護エリアである集合部66にガスを供給し、長手方向の前後で時間差なく円滑迅速にエアバッグ１を展開できる。
【００３７】
また、導管部65は迅速に膨張展開する一方、ロール状の集合部66は導管部65の後に展開するため、集合部66がルーフサイド部５内で不安定に展開などすることなく、所定の方向である下方に安定して展開させることができる。
【００３８】
さらに、導管部65は迅速に膨張展開する一方、ロール状の集合部66は導管部65の後に展開するため、エアバッグ１の上部を筒状に折りさらに扁平に折った導管部65が展開する際に、ヘッドライニング17などを押動してエアバッグ１の突出口を形成し、ロール状の集合部66を所定の方向である下方に安定して展開させることができる。
【００３９】
また、導管部65は、エアバッグ１の展開軌跡線に対し、ほぼ左右すなわち表裏対称であり、ロール状の集合部66を所定の方向である下方に安定して展開させることができる。
【００４０】
また、導管部65は、扁平に折り畳み、集合部66の両側を包み込むようにして腕部68を設けたため、これら腕部68が展開する際に集合部66の突出口を確保して集合部66の突出方向を案内し、ロール状の集合部66を所定の方向である下方に安定して展開させることができる。
【００４１】
また、導管部65は、集合部66の上側に設けたため、集合部66を下方に迅速に安定して展開させ、ドアトリムなどの車体と乗員Ａとの間に送り込むことができる。
【００４２】
そして、上記のように、エアバッグ１の突出方向すなわち展開挙動を安定させることができるため、エアバッグ１と、各ピラー12やシートベルトあるいは乗員Ａなどとの干渉を抑制できる。
【００４３】
また、集合部66は車室４側に向くロール状に折り畳んだため、この集合部66を、ピラーガーニッシュ16、窓部６のガラス、乗員Ａなどに干渉しないようにほどけるように窓部６の面に沿って展開させることができる。
【００４４】
また、エアバッグ１は、ロール状の集合部66のみとすると、ガスが流れる際の抵抗が大きくなり、エアバッグ１の基布に加わる負荷が大きくなるが、ロール状の集合部66に導管部65を組み合わせたため、エアバッグ１の基布に加わる負荷を抑制できる。
【００４５】
さらに、基布の耐熱温度が向上し、また、インフレータから発生するガスの温度が下げられた際には、基布に熱による悪影響が及ばないので、エアバッグ本体31の内側に別体のインナーパイプを配置する必要がなく、部品点数を削減して、製造コストを低減できるとともに、エアバッグ１を小さく折り畳むことが可能になる。
【００４６】
次に、図１、図９ないし図２１を参照して、このエアバッグ１を折り畳む折畳装置101を説明する。
【００４７】
図１及び図９に示すように、この折畳装置101は、床面上に設置される本体ボックス102を備え、この本体ボックス102の上部に、上面を載置面110とするテーブル111が固定されている。そして、この本体ボックス102の内部には、ＣＰＵなどの制御手段や、シリンダやモータなどの図示しない駆動手段などが収納されているとともに、本体ボックス102の作業者から見て手前側(図９に示す矢印Ｚ1方向)には、操作ボックス114が取り付けられている。また、この操作ボックス114には、操作手段115が設けられている。そして、この操作手段115は、複数のスイッチを備えている。さらに、本体ボックス102の両側方向すなわち長手方向の両端部には、光電センサ116や発光手段を備えたセンサ装置118，118が相対向して配置され、これらセンサ装置118，118同士の間に、例えばテーブル111の上方に物体がある場合には、折畳装置101の動作を停止するようになっている。
【００４８】
また、テーブル111は、両側方向を長手方向とし前後方向を幅方向とする略矩形の平滑な平面状の載置面110を備えるとともに、この載置面110の幅方向の中央部より奥側(図９に示す矢印Ｚ2方向)に位置し、収容部121が形成されている。この収容部121は、テーブル111の長手方向に沿って連続し、下方に向かって所定の寸法に凹設され、底面121aと奥面121bが一体的にＬ字状に形成されているとともに、上面と手前面は開口されたいわゆるＬ溝状に形成され、折り畳んだエアバッグ本体31を長尺状に収容可能になっている。また、この収容部121の長手方向の両端部に位置して、本体ボックス102には、一対の治具受け部123が設けられている。
【００４９】
また、テーブル111の載置面110には、幅方向の中央部より手前側に位置し、テーブル111の長手方向に沿って連続し下方に凹設された凹部125が形成され、この凹部125に、長尺の治具受けとしてのサーベル受け126が長手方向（作業者に対して横幅方向）に取り付けられている。そして、このサーベル受け126には、同一の直線上に位置して、下方に向かって凹設されたいわゆるＶ溝状の溝部127が形成されている。
【００５０】
さらに、テーブル111には、収容部121の奥側に位置し、エアバッグ１の取付片62に対応させた複数のロケートピン131が配置されている。そして、これらロケートピン131は、制御手段により制御され、円柱状のピン部131aがテーブル111の載置面110から出没するようになっている。
【００５１】
また、本体ボックス102には、テーブル111の奥側に位置して、２個の押えブロック140が設けられている。そして、各押えブロック140は、載置面110上に当接あるいは近接する位置から、載置面110の上方に離間する位置まで昇降可能に設けられている。また、各押えブロック140には、各ロケートピン131の位置に対応して、載置面110から突出したロケートピン131のピン部131aを収容可能なロケートピン収容部140aが形成されている。
【００５２】
また、本体ボックス102には、テーブル111の奥側に位置して、腕部形成手段としての腕部形成ブロックを構成する第１の腕部折り手段としての２個の第１ブロック151が備えられている。そして、各第１ブロック151は、それぞれ制御手段に制御され昇降及び進退駆動する駆動手段となどを備えている。すなわち、各第１ブロック151は、テーブル111の載置面110に対向し、制御手段の制御に従い、上下方向に移動するとともに、テーブル111の奥手前方向すなわち前後方向(矢印Ｚ1，Ｚ2方向)に移動する。また、これら２個の第１ブロック151は、エアバッグ１のエアバッグ本体31の各膨張室44，45に対して１個ずつ設けられている。
【００５３】
さらに、テーブル111の載置面110の下方に位置して、腕部形成手段としての腕部形成ブロックを構成する第２の腕部折り手段としての２個の第２ブロック153が備えられている。そして、各第２ブロック153は、制御手段の制御に従い、テーブル111の前後方向(矢印Ｚ1，Ｚ2方向)に移動する。
【００５４】
このようにして、テーブル111の長手方向に沿って、押えブロック140、第１ブロック151、及び第２ブロック153を備えたブロックセットが、複数組、本実施の形態では、２組構成されている。
【００５５】
なお、これら押えブロック140、第１ブロック151、及び第２ブロック153などは、本実施の形態ではそれぞれ２個としたが、それぞれ１個とし、あるいはそれぞれ３個以上の複数とすることもできる。
【００５６】
また、テーブル111の上方には、折り重ね手段及び腕部保持手段としての垂直板状の差込プレート155が設けられている。そして、この差込プレート155は、両側方向を長手方向、上下方向を幅方向、前後方向を厚さ方向とし、下端部である先端部155aは、手前側が傾斜した片テーパー状に形成されている。そして、この差込プレート155は、制御手段の制御に従い、テーブル111に対して昇降及び進退駆動される。
【００５７】
さらに、この折畳装置101は、本体ボックス102とは別体に、図１０に示す膨張離間手段157、図１１に示す集積手段としてのサーベル158、及び図１２に示す被覆部材装着手段としてのスリーブ装着装置159などを備えている。
【００５８】
そして、膨張離間手段157は、図１０に示すように、係合部157aと、この係合部157aから突設されたブローパイプであるエアノズル157bとを備えている。そして、係合部157aは、本体ボックス102の治具受け部123に係合して取り付けられ、ホース157cを介して供給された空気がエアノズル157bから噴射されるようになっている。
【００５９】
また、サーベル158は、図１１に示すように、一対の長尺なサーベル本体162と、これらサーベル本体162の両端部に装着される一対のサーベル止具163とを備えている。そして、各サーベル本体162は、例えば、基板部164と、この基板部164の長手方向に沿った両側部が折曲された端縁部165とを備え、断面コの字状に形成されている。また、各サーベル止具163は、略円柱状をなし、一端部に角孔状の嵌合部167が形成されている。そして、このサーベル158は、基板部164同士を対向させるようにしてサーベル本体162同士を組み合わせ、これらサーベル本体162の両端部をサーベル止具163の嵌合部167に圧入して、一体的に組み立てられ、サーベル受け126に載置されるようになっている。
【００６０】
さらに、スリーブ装着装置159は、図１２に示すように、ガイド具172及びこのガイド具172に組み合わされる筒状治具としての挿入具173を備えている。そして、ガイド具172は、五角形板状などをなすガイド基板部174と、このガイド基板部174の略中央部から突設されたガイド棒175、及びこのガイド棒175と並んでガイド基板部174から突設されたピン状の一対の位置決め部176を備えている。また、ガイド棒175は、円柱状をなし、先端部は先端側に向かって径寸法が小さくなるテーパ部175aとして形成されている。
【００６１】
また、挿入具173は、本体ボックス102の各治具受け部123に着脱可能な部材であり、略５角形板状をなすフランジ部177と、このフランジ部177から突設されたパイプ部178と、このパイプ部178の側方に位置して設けられた一対の円孔状の位置決め受部179とを備えている。また、パイプ部178は、円筒状をなし、基端部の内面及び先端部の外面に、先端側に向かって径寸法が小さくなるテーパ部178a，178bが形成されている。そして、これらガイド具172及び挿入具173は、パイプ部178内にガイド棒175を挿入し、位置決め部176と位置決め受部179とを係合した状態で、ガイド基板部174にフランジ部177が重ねられて、組み合わせられるようになっている。なお、ガイド具172のガイド基板部174は、図示しない作業台に固定されている。さらに、このスリーブ装着装置159は、図１９などに示すように、引っ張り治具としてのフック181を備えている。このフック181は、長い棒状をなし、先端部に鈎部182が形成されている。
【００６２】
次に、エアバッグ１の折畳工程すなわち折畳装置101の動作を図面を参照して説明する。なお、以下、図面においては、一方のブロックセットについて説明するが、他方の位置においても、同様の動作が行われる。
【００６３】
この折畳工程を概説すると、エアバッグ１のエアバッグ本体31を平坦に広げて置く展開工程と、このエアバッグ１のガス導入口39に連通する膨張部38を含む端縁部の一部分に瞬間的に高速のエアブローを行い基布35，36を離間させる膨張離間工程と、この一部分を圧縮して寄せ、複数の、本実施例では２つの腕部68を形成する腕部形成工程と、前記腕部を除いたエアバッグ１の残部を集積して集合部66を形成する集積工程と、この集合部66を相隣する２つの腕部68の間に位置させる腕部配置工程とを有している。
【００６４】
まず、図９に示すように、初期状態として、押えブロック140及び第１ブロック151は上側に退避、第２ブロック153は手前側に退避、及び、ロケートピン131は上側に移動してピン部131aは載置面110上に突出させるとともに、エアノズル157bをエアバッグ１の膨張部38の内部に挿入した膨張離間手段157の係合部157aを本体ボックス102の治具受け部123に係合して取り付けた状態とする。
【００６５】
そして、展開工程として、ロケートピン131にエアバッグ１の取付片62の通孔62aに挿通し、押えブロック140を下降させてエアバッグ１の上部を固定するとともに、エアバッグ１のエアバッグ本体31を載置面110上に平坦に広げて置く。
【００６６】
ついで、次の工程(膨張離間工程)として、図１３に示すように、第１ブロック151を下降させ、第２ブロック153と上下に対向するように位置させる。この状態で、エアノズル157bから空気を噴射すると、腕部68となるべき箇所の基布35，36が互いに離れるように浮かせつつ、エアバッグ１の下方の膨張を抑制するようにテーブル111と第１ブロック151とが作用する。すなわち、第１ブロック151は、この第１ブロック151と載置面110との間にエアバッグ１を挟持するほどは下降させず、エアブローによる基布35，36の浮き上がりを抑制し、腕部68となるべきエアバッグ１のエアバッグ本体31の上部以外のすなわち集合部66となるべき部分の浮き上がりを抑えている。
【００６７】
ついで、次の工程(腕部形成工程)として、操作手段115を操作し、図１４に示すように、第１ブロック151及び第２ブロック153を奥側（矢印Ｚ2方向）に移動させ、エアバッグ１の一対の腕部68を形成する。なお、以下、この折畳装置101上で上向きに形成された腕部を腕部68U、下向きに形成された腕部を腕部68Lとして説明する。
【００６８】
ついで、次の工程(集積工程)として、操作手段115を操作し、図１５に示すように、第１ブロック151を上昇して退避させるとともに、第２ブロック153を手前側（矢印Ｚ1方向）に若干移動して退避させる。
【００６９】
さらに、サーベル158をエアバッグ１の手前側の端部に沿って装着する。すなわち、サーベル本体162の基板部164でエアバッグ１を挟み込み、サーベル本体162の両端部をサーベル止具163の嵌合部167に圧入し、挟んだ状態を保持する。そして、このサーベル158をサーベル受け126に載置する。
【００７０】
次の工程として、エアバッグ１の腕部68U、68Lの基部68Cから延びる部分を自動的にあるいは手作業により集積し、集合部66を形成する。この工程は、図１５に示すように、サーベル158を軸心として巻き込むように載置面110上で奥側に向かって転がし、ロール巻きの集合部66を形成する。なお、この巻込作業は、手作業の他、モータなどを用いた電動とすることもできる。
【００７１】
次の工程として、図１６に示すように、集合部66を収容部121に落とし込む。そして、この収容部121の底面121a及び奥面121bにより、集合部66の一側である下側に腕部68Lを沿わせた状態で、外形を規制、すなわち形状を保持できる。次いで、差込プレート155を、モーター、空圧シリンダー等を利用した自動または手作業で、矢印Ｙのように動かして、すなわち、先端部155aで腕部68Uをなぞるように下降させた後に手前側に移動させ、腕部68Uを集合部66に沿わせるように収容部121に押し込む。そして、サーベル158の一端のサーベル止具163を外し、このサーベル158のサーベル本体162を長手方向に沿って他端側から引き抜く。次いで、操作手段115を操作し、押えブロック140を上昇させ(図１６に示す矢印Ｘ1方向)、押えブロック140によるエアバッグ１の規制を解除する。
【００７２】
さらに、必要に応じて、手作業により、収容部121に沿うように、エアバッグ１の形状を整える。
【００７３】
次の工程として、操作手段115を操作し、ロケートピン131を下方(図１６に示す矢印Ｘ2方向)に移動させる。
【００７４】
なお、サーベル158については、ロケートピン131を下方に移動する工程の後に、サーベル158のサーベル本体162などをエアバッグ１から外すこともできる。
【００７５】
次に、スリーブ装着装置159を用い、折り畳んだエアバッグ１をスリーブ70に収納する工程を説明する。
【００７６】
そして、この収納工程を概説すると、ガスが導入されるガス導入口39と、このガス導入口39に連通する膨張部38とを具備したエアバッグ１のエアバッグ本体31を布帛筒である筒状の被覆部材としてのスリーブ70に収納するエアバッグ装置２の製造方法であって、エアバッグ１のエアバッグ本体31は取付片62を有し、スリーブ70は取付片62を挿通可能なスリット72を有し、挿通用筒である筒状治具である挿入具173にスリーブ70を外挿圧縮する工程と、折り畳んだエアバッグ１のエアバッグ本体31を挿入具173に内挿する工程と、挿入具173内にエアバッグ１のエアバッグ本体31を通過させるとともに、スリーブ70を挿入具173からエアバッグ１のエアバッグ本体31と同時にフィードし、スリット70aから取付片62を引き出しつつ、エアバッグ１のエアバッグ本体31の長手方向にスリーブ70を供給して被覆する工程とを備えたエアバッグ装置２の製造方法である。
【００７７】
そして、この工程では、まず、図１７に示すように、ガイド具172と挿入具173とを組み合わせ、かつ、本体ボックス102から取り外した状態のスリーブ装着装置159を用意する。そして、図１７の右半分に示すように、ガイド棒175の先端のテーパ部175aを案内としつつ、パイプ部178の外周に、スリーブ70を一端部から被せ、さらに、スリーブ70にしわを作りながらフランジ部177側に集積し、図１７の左半分に示すように、スリーブ70の全長をパイプ部178に被せる。この状態で、例えば、スリーブ70の長さ寸法は、３５cｍになる。
【００７８】
次いで、ガイド具172から挿入具173とともにスリーブ70を取り外す。
【００７９】
次の工程として、図１８に示すように、挿入具173のフランジ部177を、本体ボックス102の治具受け部123に嵌合して取り付ける。この状態で、パイプ部178と収容部121は一致し、すなわち、パイプ部178の中空な軸心を介して、収容部121に収容されたエアバッグ１が見える。
【００８０】
この状態から、次の工程として、まず、折り畳まれたエアバッグ１のテンションストラップ32をパイプ部178の内側を通して先端側から引き出す。次いで、フック181を先端部からパイプ部178の内側に通し、図１９に示すように、フック181の鈎部182をエアバッグ本体31の先端部に設けた把手片64の通孔64aに引っ掛け、図２０に示すように、矢印k1方向にエアバッグ１をパイプ部178の基端側の開口から先端側の開口に引き出していく。
【００８１】
そして、この工程において、エアバッグ１のエアバッグ本体31は、一気に引き抜くのではなく、取付片62が一つずつパイプ部178から外部に引き出されるようにして、この取付片62の回転方向のずれ、すなわちエアバッグ１の捻れが生じないようにして、スリーブ70のスリット70aと取付片62との位置のずれを修正し、取付片62の位置を正確に合わせながら引き出していく。同時に、同じく矢印k1方向に、少しずつスリーブ70を送り出し、すなわち供給する。そして、スリーブ70のスリット70aと、取付片62とを位置合わせし、図４(b)の破線に示す状態から図４(b)の実線及び図２１に示す状態に、スリット70aから取付片62を引き出す。また、続いてエアバッグ１とスリーブ70とを引きだし、他の取付片62やガス導入口39の部分を順次所定のスリット70aから引き出していく。このようにして、エアバッグ１とスリーブ70とを少しずつ引き出すことにより、局所的な弛みや張りを防止しつつ、所望の折畳形状で、かつ、スリーブ70で形状を保持されたエアバッグ１が得られる。ここで、エアバッグ１は、一気に引き抜くと、弛みや張りなどの修正が困難になる。
【００８２】
また、この状態から、操作手段115を操作することにより、ロケートピン131が上側に突出した原点位置に復帰し、図９に示す初期状態に復帰する。
【００８３】
このように、本実施の形態によれば、長手寸法が大きく、かつ、細長くコンパクトに折り畳むことが求められるカーテンエアバッグ(側方衝撃用エアバッグ)などのエアバッグ１について、腕部68を備えた所定の形状に容易に折り畳みでき、作業に要するコストを削減できる。
【００８４】
すなわち、テーブル111の載置面110にエアバッグ１を広げた後は、エアノズル157bから空気を噴射して導管部65側である上側部の縁部近傍について、ガス導入口(一端部)39側から他端部にかけて対向する基布35，36を互いに離間させ、さらに、第１ブロック151及び第２ブロック153で圧縮して腕部68(68U、68L)を形成でき、この状態から、適宜の手段で集合部66を形成することにより、エアバッグ１のエアバッグ本体31を所定の形状に容易に折り畳みでき、作業に要するコストを削減できる。そして、第１ブロック151は上下動、第２ブロック153は載置面110に略沿った水平移動で良いため、複数の腕部68を簡略な構成で折り畳みでき、折畳装置101の製造コストを低減できる。
【００８５】
そして、テーブル111の載置面110の所定位置に凹溝状の収容部121を設けたため、折り畳んだ集合部66を腕部68Lとともに収容部121に収容することにより、集合部66の形状を保持でき、この状態から、腕部68Uを集合部66に沿わせることにより、容易にエアバッグ１を折り畳みできる。
【００８６】
さらに、一の腕部68Lに連続する集合部66に他の腕部68Uを重ねて細長い折畳部を形成する重ね折り手段である差込プレート155を備えたため、腕部68及び集合部66の折畳作業の自動化が可能になり、エアバッグ１の折り畳みに要する時間及びコストの削減が容易になる。
【００８７】
また、折畳の工程において、エアバッグ１に過大な力を加える必要がなく、エアバッグ１を構成する基布の強度を上げる必要がなく、エアバッグ１を小さく折り畳んで収納できる。
【００８８】
また、本実施の形態によれば、挿入具173を用いて、長手寸法が大きく、かつ、細長くコンパクトに折り畳まれたカーテンエアバッグ(側方衝撃用エアバッグ)などのエアバッグ１について、容易に正確に回転方向の位置合わせしてスリーブ70を被せ、このスリーブ70のスリット70aから取付片62及びガス導入口39を引き出すことができ、作業に要するコストを削減できる。
【００８９】
そして、挿入具173は、細長く折り畳んだエアバッグ１を収容した収容部121の長手方向に沿って配置され、折り畳み作業に円滑に連続してスリーブ70を被せる作業を行うことが可能になり、作業に要するコストを削減できる。
【００９０】
さらに、エアバッグ１の略全長にわたってスリーブ70で覆うことができるため、エアバッグの複数箇所を紐状の部材などで束ねる構成に較べて、折り畳んだエアバッグ１の形状を全長にわたってばらけずに保持でき、自動車への組み込みなどの作業工程を容易にできるとともに、作業工数を削減可能で、作業に要するコストを削減できる。また、エアバッグ１の略全長にわたってスリーブ70で覆うことができるため、エアバッグ１にガスを供給した際にも、容易に均一に展開させることができる。
【００９１】
そして、上記に説明したように、このようにして折り畳まれたエアバッグ１に、ガス導入口39からガスが導入されると、膨張部38が膨張し、この膨張部38の膨張により、スリーブ70を破断し、腕部68U及び68L、次いで集合部66の順で展開するため、先に展開した導管部65である腕部68に案内され、集合部66を所望の位置から所望の方向に安定して円滑に展開させ、エアバッグ１を車室４の側面と車室４の乗員との間に安定して円滑に展開させることができる。
【００９２】
なお、上記の実施の形態では、集合部66は手作業によりロール状に折り畳んだが、この構成に限られず、自動機を用いて折り畳むこともできる。
【００９３】
また、エアバッグ１については、上記の実施の形態に限られず、種々の形状を採ることができる。
【００９４】
例えば、エアバッグ１の導管部65と集合部66は上記の実施の形態に限られず、種々の形状を採ることができる。例えば、集合部66について、ロール状ではなく、蛇腹状に折り畳むこともでき、また、ロール状に折り畳んだ部分と蛇腹状に折り畳んだ部分とを組み合わせることもできる。また、導管部65についても、腕部68を外側に折り返して２重とし、あるいは、内側すなわち集合部66側に折り返して２重とすることもでき、さらには、腕部68の先端部同士を集合部66の下側で重ねて２重とすることもできる。また、これら構成を適宜組み合わせることもできる。
【００９５】
また、上記の実施の形態では、エアバッグ１のエアバッグ本体31は、外側基布35と内側基布36とを重ねて構成したが、１枚の基布を折り返して構成することもでき、また、３枚以上の基布を接合して形成することもでき、また、耐熱性の向上や強度の向上のため、適宜の補強布などを接合することもできる。
【００９６】
さらに、これら基布の接合の位置の設定により、エアバッグ１を賦形して、ガスの流れを円滑に確保できるエアバッグ１の折畳を容易にし、製造コストを低減することもできる。例えば、エアバッグ本体31の下部の、導管部65の下部及び集合部66を構成する基布は、１枚の基布であるメインパネルを折り返して形成するとともに、エアバッグ本体31の上部の、導管部65の上部を構成する部分を、別体の２枚の基布であるパネルとしての導管パネルで形成し、これら導管パネルの縁部同士及びこれら導管パネルの縁部とメインパネルの両縁部とを縫合などして接合し、３枚の基布で袋状のエアバッグ本体31を形成することもできる。そして、この構成では、導管部65を予め略十字状に賦形した状態で形成でき、導管部65の通気位置Ｂを確保したエアバッグ１のエアバッグ本体31の折畳作業を容易にできる。さらに、導管パネルを両側に連続した１枚で構成し、導管部65を予め略Ｔ字状に賦形した状態で形成することもできる。
【００９７】
また、導管部65の腕部は、２方向に限らず、３方向以上に放射状に設けることもできる。
【００９８】
そして、外周縫製部51及び各規制部52などに沿ってシール部を形成し、エアバッグ１の気密性を高めることもできる。
【００９９】
また、導管部65及び集合部66の形状や、基布であるパネルの組み合わせ形状は、適宜の構成を採ることができる。
【０１００】
このように、エアバッグは、上側から下側に向かって展開して自動車の側方の窓部を覆う構成のエアバッグ装置に適用することができる。
【０１０１】
【発明の効果】
請求項１記載のエアバッグの折畳装置によれば、テーブルの載置面にエアバッグのエアバッグ本体を広げ、膨張離間手段でエアバッグ本体を膨張させ基布を互いに離間させた状態から、腕部形成手段で押圧し、腕部を形成し、適宜の集積手段で基布を集積して集合部を形成することにより、エアバッグを所定の形状に容易に折り畳みでき、作業に要するコストを削減できる。折畳の工程において、エアバッグに過大な力を加える必要がなく、エアバッグを構成する基布の強度を上げる必要がなく、エアバッグを小さく折り畳んで収納できる。また、このようにして折り畳まれたエアバッグは、ガス導入口からガスが導入されると、略放射状に配置され集合部に沿わされた腕部が迅速に展開し、先に展開した腕部に案内され、集合部を所望の位置から所望の方向に安定して円滑に展開させることができる。そして、折り畳んだ集合部を腕部の少なくとも一とともに収容部に収容することにより、集合部の形状を保持でき、この状態から、収容部に収容していない腕部を集合部に沿わせることにより、容易にエアバッグを折り畳みできる。
【０１０２】
請求項２記載のエアバッグの折畳装置によれば、請求項１記載の効果に加え、筒状治具を用いて、細長く折り畳んだ状態で収容部に収容されたエアバッグのエアバッグ本体に、折り畳んだ形状を保持する被覆部材を円滑に被せることが可能になり、折り畳んだ形状を保持する作業に要するコストを削減できる。また、筒状の被覆部材は、折り畳んだエアバッグの略全周を覆うことが可能であり、折り畳んだエアバッグの取り扱いを容易にできるともに、エアバッグの展開特性を容易に向上できる。
【０１０３】
請求項３記載のエアバッグの折畳装置によれば、請求項１記載の効果に加え、腕部形成手段は、載置面に沿って移動可能な腕部形成ブロックを備えたため、腕部を簡略な構成で折り畳みでき、折畳装置の製造コストを低減できる。
【０１０４】
請求項４記載のエアバッグの折畳装置によれば、請求項１記載の効果に加え、集合部に腕部を重ねて細長く折り畳まれたエアバッグ本体を形成する折り重ね手段を具備したため、腕部及び集合部の折畳作業の自動化が可能になり、エアバッグの折り畳みに要する時間及びコストを容易に削減できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本発明のエアバッグの折畳装置の一実施の形態を示す一部の斜視図である。
【図２】 同上エアバッグを備えたエアバッグ装置を備えた車両の一部の断面図である。
【図３】 同上エアバッグを広げた状態の側面図である。
【図４】 同上エアバッグの折り畳んだ状態の説明図である。
(a)は側面図
(b)は(a)のＩ−Ｉ断面図
【図５】 同上エアバッグの展開過程を示す説明図である。
【図６】 同上エアバッグの展開過程を示す図５に続く説明図である。
【図７】 同上エアバッグの展開過程を示す図６に続く説明図である。
【図８】 同上エアバッグの展開過程を示す図７に続く説明図である。
【図９】 同上エアバッグの折畳装置を示す説明図である。
【図１０】 同上エアバッグの折畳装置の膨張離間手段を示す説明図である。
【図１１】 同上エアバッグの折畳装置の集積手段を示す説明図である。
【図１２】 同上エアバッグの折畳装置の被覆部材装着手段を示す分解状態の説明図である。
【図１３】 同上エアバッグの折畳工程を示す説明図である。
【図１４】 同上エアバッグの図１３に続く折畳工程を示す説明図である。
【図１５】 同上エアバッグの図１４に続く折畳工程を示す説明図である。
【図１６】 同上エアバッグの図１５に続く折畳工程を示す説明図である。
【図１７】 同上エアバッグの図１６に続く折畳工程を示す説明図である。
【図１８】 同上エアバッグの図１７に続く折畳工程を示す説明図である。
【図１９】 同上エアバッグの図１８に続く折畳工程を示す説明図である。
【図２０】 同上エアバッグの図１９に続く折畳工程を示す説明図である。
【図２１】 同上エアバッグの図２０に続く折畳工程を示す説明図である。
【符号の説明】
１ エアバッグ
31 エアバッグ本体
38 膨張部
39 後端部である一端部としてのガス導入口
66 集合部
67 前端部
68 腕部
70 被覆部材としてのスリーブ
101 折畳装置
110 載置面
111 テーブル
121 収容部
151 腕部形成手段としての第１ブロック
153 腕部形成手段としての第２ブロック
155 折り重ね手段としての差込プレート
157 膨張離間手段
158 集積手段としてのサーベル
173 筒状治具としての挿入具
178 パイプ部 [0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
  The present invention, for example, can be used to fold an airbag that folds a curtain airbag deployed along a side window of an automobile.Tatami matRelated to the position.
[0002]
[Prior art]
  2. Description of the Related Art Conventionally, a so-called curtain airbag that is deployed along a side window of an automobile is known as an airbag that is inflated and deployed by introducing gas. Such a curtain airbag is normally folded and stored along the roof side rail of an automobile, and when the impact of the collision from the side is received, gas is introduced into the interior of the window airbag. Inflated and deployed downward along the line.
[0003]
  And such a curtain airbag has a long longitudinal dimension compared with the airbag etc. with which a steering wheel is equipped, and when all are folded by hand, there exists a problem which requires working time.
[0004]
  In this regard, as a folding device that automatically folds such an airbag, it is provided with two rolls each having a plurality of ridges protruding along the circumferential direction, and these rolls engage the ridges with each other. Thus, a configuration that rotates in combination is known (see, for example, Patent Document 1). In this configuration, the airbag is folded in a bellows shape (fanfold state) by feeding the airbag along the longitudinal direction between the rolls.
[0005]
  Such a configuration in which the airbag is fed between the rolls and folded is considered to be suitable when the airbag is folded in a bellows shape at a certain shallow depth, but when folded, along the short direction. Tension is easily applied to the base fabric. Therefore, when folding into a deep waveform, or particularly when folding into a waveform including a shallow wave and a deep wave, the folding operation is not always easy. That is, when the airbag is folded, the airbag is squeezed in the short side direction of the airbag spread in a flat shape, that is, in the height direction at the time of deployment, and therefore the tension is applied to the base fabric along this height direction. When the corrugated portion of the portion is folded deeply, the shallow folded portion adjacent to the deep folded portion is also pulled with a large force.
[0006]
  In addition, when setting an inner pipe (gas lance), which is a passage through which gas is first introduced and guides the gas to other parts, the airbag is deployed in a desired state. In addition, it is important to stably fold the inner pipe portion into a predetermined shape. However, since such an inner pipe is disposed along the longitudinal direction of the airbag and along one end portion in the lateral direction, the inner pipe can be folded even if the inner pipe is restrained and positioned. In this process, it is difficult to obtain a desired constant folded waveform by being pulled and deformed toward the center side in the short direction of the airbag. In particular, when providing a place where the base fabric is separated in order to secure a gas passage in the longitudinal direction from the inflator mounting port, the shape of the base fabric separated from each other is pulled when the other part is folded. As a result, the dimension of the separated portion may change and a desired shape may not be ensured. Here, in order to fold the airbag into a desired shape, for example, a complicated control means for improving the strength of the airbag or suppressing the tension applied to the airbag is required. Here, in order to improve the strength of the airbag, if a base fabric is reinforced or a base fabric having a large basis weight is used, it becomes difficult to fold the airbag small, and a curtain airbag that is required to be folded small It is not preferable. On the other hand, the control means for suppressing the tension applied to the airbag causes the apparatus to be complicated, and it becomes difficult to suppress the manufacturing cost. In particular, a base fabric that can be stored in a small size has no problem and tends to be unfixed in the folding process, requires extremely sophisticated means, and makes it difficult to control manufacturing costs.
[0007]
[Patent Document 1]
          JP-T-2001-506208 (page 5-6, FIG. 1)
[0008]
[Problems to be solved by the invention]
  For example, it is necessary to fold a predetermined position into a predetermined shape like a curtain airbag, and there is a need for a folding method and a folding device that can be easily folded for an airbag having a large longitudinal dimension. .
[0009]
  The present invention has been made in view of these points, and it is possible to fold an airbag that can be easily folded into a predetermined shape.Tatami matThe purpose is to provide a device.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
  ContractClaim1The airbag folding apparatus includes an airbag main body having a gas introduction port through which gas is introduced, and a bag-like inflatable portion that inflates and expands when gas flows from the rear end portion to the front end portion. And stored in the roof side part of the passenger compartment of the automobile by being folded into an elongated shape with the direction from the rear end part toward the front end part as the longitudinal direction, and the gas is introduced and spreads in a planar manner to the side of the passengers in the front and rear seats. An air bag folding device, wherein the air bag body is folded, and the air inlet position communicates in a straight line from the rear end portion to the front end portion of the air bag over the entire length, and the gas inlet port. A plurality of arm portions that include the inflatable portions that communicate with each other, communicate with the ventilation position along the longitudinal direction, and are arranged so as to extend radially around the ventilation position, and communicate with the arm portions; Swelling Part A folding apparatus of an air bag and a collecting portion which is folded is located between the plurality of arms comprises said airbag body is expandedPlanarPlacement surfaceAnd a receiving part that is recessed downward from the mounting surface and can be accommodated by dropping the collecting part together with at least one arm part.A table withInject air into the expansion partAn inflating / separating means for inflating at least a part of the airbag main body from the rear end portion to the front end portion and separating the base fabrics constituting the airbag main body from each other, and an interval between the inflated portions of the airbag main body. Press at multiple positions viaCrush flatAn arm portion forming means for forming the plurality of arm portions and a base fabric positioned in the portion of the space between the adjacent arm portions of the airbag body are integrated.Roll shape, bellows shape, and at least one shape in a combination of roll shape and bellows shapeAnd an accumulating means for forming a gathering portion.
[0011]
  In this configuration, the airbag main body is spread on the table mounting surface, the airbag main body is inflated by the inflating / separating means, and the base fabrics are separated from each other, and then pressed by the arm portion forming means to Forming part. From this state, the airbag is easily folded into a predetermined shape by stacking the base fabric with an appropriate stacking means to form a gathered portion, and the cost required for the work is reduced. In the folding process, it is not necessary to apply an excessive force to the airbag, it is not necessary to increase the strength of the base fabric constituting the airbag, and the airbag can be folded and stored. In addition, when the airbag is folded in this way, when the gas is introduced from the gas inlet, the arms arranged substantially radially and along the gathering portion are rapidly deployed, Guided so that the gathering part is stably and smoothly deployed from the desired position in the desired direction.. Sodo itFoldThe shape of the aggregate portion is maintained by accommodating the folded aggregate portion together with at least one of the arm portions in the accommodating portion. From this state, the airbag is easily folded by placing the arm portions not accommodated in the accommodating portion along the collecting portion.
[0012]
  Claim2The airbag folding device according to claim1In the airbag folding device described,The containment sectionAccommodates an elongated airbag bodyFormed into a groove shape,It can be sent out from the position where the stored airbag body is stored along the longitudinal direction of the airbag body.The pipe is provided with a pipe portion in which an end portion is opened and a hollow shaft core is continuously arranged in the housing portion through the opening, and the pipe portion is covered on the outer periphery.A cylindrical covering memberSent from the inside of the pipe partA cylindrical jig that can be sent out in the same direction as the direction in which the airbag body is sent out while covering the outer peripheral portion of the airbag body.
[0013]
  And in this structure, it becomes possible to smoothly cover the airbag body of the airbag housed in the housing portion in a state of being folded into a long and narrow shape with a covering member that holds the folded shape using a cylindrical jig. The cost required for the work of holding the folded shape is reduced. Further, the cylindrical covering member can cover substantially the entire circumference of the folded airbag, which facilitates handling of the folded airbag and facilitates improvement of the deployment characteristics of the airbag.
[0014]
  Claim3The airbag folding device according to claim1In the airbag folding device described above, the arm portion forming means is disposed above and below the placement surface, and presses the inflated portion of the airbag body along the top and bottom of the placement surface toward the housing portion. An arm portion forming block that can move in the direction of forming the arm portion is provided.
[0015]
  And in this structure, an arm part is folded by simple structure and the manufacturing cost of a folding apparatus is reduced.
[0016]
  Claim4The airbag folding device according to claim1In the airbag folding apparatus described above, the table is driven up and down and moved forward and backward, descends so as to trace the arm, and is pushed into the accommodating portion so as to follow the gathering portion, and the arm portion enters the gathering portion. And an insertion plate as a folding means for forming an airbag body that is folded into an elongated shape.
[0017]
  In this configuration, it is possible to automate the folding operation of the arm portion and the gathering portion, and the time and cost required for folding the airbag can be easily reduced.
[0018]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
  Hereinafter, the airbag of the present invention is folded.Tatami matAn embodiment of the apparatus will be described with reference to the drawings.
[0019]
  First, an airbag will be described with reference to FIGS.
[0020]
  2 to 4, reference numeral 1 denotes an airbag, and an airbag device 2 including the airbag 1 is disposed on a roof side portion 5 of a compartment 4 of an automobile 3 as a vehicle. And this airbag 1 is also called a curtain airbag, a side impact airbag, a side airbag, an inflatable curtain type, or a head protection airbag, and when subjected to an impact such as a side collision, The occupant A is protected so that the occupant A is developed in a planar shape to the side of the occupant A, which is a protected object. In the following, directions such as front and rear and left and right will be described with reference to the automobile 3 to which the airbag 1 is attached.
[0021]
  2 shows a state in which the right-side airbag 1 is viewed from the rear side, and FIG. 3 shows a state in which the right-side airbag 1 is flattened, that is, a state in which gas flows in and expands downward. Almost shows. FIG. 4 (b) schematically shows a state in which the airbag 1 for the right passenger is viewed from the front side, that is, the base fabrics constituting the airbag 1 are separated from each other for explanation. ing. In the actual folded state, the base fabrics are tightly bundled with each other and folded so as to be in contact with each other.
[0022]
  In addition, the automobile 3 includes a front seat and a rear seat in which a passenger A can sit in a passenger compartment 4, and a window portion (side window) 6 that can be opened at an upper portion corresponding to the front seat and the rear seat. A door 7 is provided. Further, an A pillar, a B pillar 12 and a C pillar are provided in order from the front side on both sides of the passenger compartment 4, and a ceiling panel 15 is supported on the upper side of the pillar 12 via a roof side rail 14. Further, a pillar garnish 16 is attached to the side of the passenger compartment 4 of each pillar 12, and a head that is a soft or deformable ceiling plate is provided on the side of the passenger compartment 4 from the ceiling panel 15 to the roof side rail 14. A lining 17 is attached, and a packing body in close contact with the doors 7 is attached at a position where the upper portions of the doors 7 abut. Each seat is provided with a seat belt, and the B pillar 12 and the C pillar (not shown) are provided with support portions for supporting these seat belts.
[0023]
  The airbag device 2 is a so-called front / rear seat airbag capable of protecting the passengers in the front and rear seats, and is stored in an elongated state in the roof side portion 5 surrounded by the roof side rail 14 and the head lining 17. The airbag 1 and an inflator that is stored above the vehicle body of the passenger in the rear seat and supplies gas to the airbag 1 are attached to the roof side rail 14 via a bracket 23.
[0024]
  And the airbag 1 is equipped with the airbag main body 31 formed in flat bag shape combining several base fabrics, as shown in FIG. A tension strap 32, which is a string-like base fabric, is attached to the front end portion of the airbag body 31.
[0025]
  The airbag body 31 is formed by stacking an outer base fabric 35 disposed on the outer side on the vehicle body side and an inner base fabric 36 disposed on the vehicle compartment 4 side, and stitching together at a predetermined sewing portion 37 that is a joint portion. A bag-like inflatable portion 38 that inflates and expands when gas flows in, and a gas inlet 39 as one end portion that communicates with the inflatable portion 38 located outside the airbag body 31 at the rear upper part of the vehicle body. And a sheet-like non-expandable portion 41 that does not flow in gas and does not expand and develop. Further, the inflating portion 38 is an air chamber that is a hollow portion, and is connected to a communication portion 43 located at an upper portion of a longitudinal central portion that is the front-rear direction of the airbag body 31, and before communicating with the front side of the communication portion 43. A front seat expansion chamber 44 as a seat protection portion (front seat protection area) and a rear seat expansion chamber 45 as a rear seat protection portion (rear seat protection area) communicating with the rear side of the communication portion 43 are provided. .
[0026]
  The sewing portion 37 includes an outer periphery sewing portion 51 that is an outer periphery connecting portion that sews the outer periphery of the expansion portion 38, and a restriction portion 52 that restricts the width dimension when the expansion chambers 44 and 45 are deployed. The restricting portion 52 is located at one or a plurality of locations of the inflating portion 38 and is formed integrally with or separately from the outer peripheral sewing portion 51. In the present embodiment, the restricting portion 52 includes a front restricting chamber 44, a first restricting portion 54 continuous with the outer periphery sewing portion 51, a second restricting portion 55 independent of the outer periphery sewing portion 51, and outer periphery sewing. A third restricting portion 56 that is continuous to the portion 51 is formed, and fourth and fifth restricting portions 57 and 58 that are continuous to the outer peripheral sewing portion 51 are formed in the rear seat expansion chamber 45. Furthermore, the protection part 59 which protects these terminal parts is formed in the terminal part of each control part 54-58.
[0027]
  A plurality of attachment pieces 62, which are attachment portions for attachment to the bracket 23, are formed at predetermined intervals on the upper edge portion of the airbag body 31, and each attachment piece 62 has attachment means such as a screw. A through hole 62a to be attached is formed.
[0028]
  Further, a handle piece 64 provided with a through hole 64a is formed on the front end side of the airbag body 31.
[0029]
  And this airbag 1 is mainly folded by the shape which has the conduit | pipe part 65 and the gathering part 66, as shown in FIG.2 and FIG.4. The conduit portion 65 includes the communication portion 43 and extends from the gas introduction port 39 located at the rear end of the inflating portion 38 to the front end portion 67 as the other end portion located at the front end, that is, over almost the entire length of the airbag 1. A ventilation position B that communicates in a straight line is provided, and the ventilation position B is formed in a cylindrical shape with the ventilation position B as the center. And this conduit | pipe part 65 is folded so that it may be crushed flatly from the upper and lower sides, and the two arm parts 68 are formed in this Embodiment by extending from the ventilation position B radially. Further, these arm portions 68 are folded in a substantially U-shape so as to surround the gathering portion 66 located below the conduit portion 65. On the other hand, the gathering portion 66 is mainly a portion of the front seat expansion chamber 44 and the rear seat expansion chamber 45, communicates directly with the lower side of the ventilation position B of the conduit portion 65, and winds in a predetermined direction from the lower end portion. For example, in this embodiment, it is folded in a roll shape, and is folded in a parasol shape as a whole. Here, the predetermined direction is a direction along the window portion 6 when the gathering portion 66 is rewound, and the airbag 1 attached to the right side is, for example, as shown in FIG. As viewed from the front, it is wound left-handed from the lower end.
[0030]
  Further, as shown in FIGS. 4A and 4B, the folded airbag body 31 is covered with a sleeve 70 as a covering member, and is held in an elongated folded shape. The sleeve 70 is formed in a cylindrical shape, for example, by stitching edges along the longitudinal direction of an elongated rectangular base fabric made of a woven fabric, a nonwoven fabric, a resin sheet, or the like with a stitching portion 71. . Further, the sleeve 70 is formed with perforations 73, which are a set of short slits that form a row to be broken along the longitudinal direction of the base fabric, that is, in parallel with the stitched portion 71. A plurality of slits 72 are formed at predetermined intervals so as to be located on the opposite side of the stitching portion 71 and for pulling out the attachment piece 62 of the airbag body 31 to the outside.
[0031]
  Next, the deployment operation of the airbag 1 will be described with reference to FIGS. 2 and 5 to 8. 5 to 8 show the vehicle viewed from the rear side.
[0032]
  In the case of a side collision of the automobile 3, the occupant A moves outward (in the direction of arrow C in FIG. 2), and the door 7 and the roof side rail 14 are inward (FIG. 2) due to the impact of the collision object. In the direction of arrow D), and the distance between the vehicle body and the occupant A becomes smaller. In this state, when the airbag apparatus 2 detects an impact such as a side collision, the inflator is actuated by a control device (not shown), and the gas injected from the inflator is introduced into the airbag 1 from the gas inlet 39, and the conduit The air bag main body 31 of the air bag 1 is inflated by breaking the perforation 73 of the sleeve 70 as it advances to the front end 67 through the ventilation position B of the portion 65 and is also supplied to the inflating chambers 44 and 45 of the gathering portion 66. Deploy and quickly project downward from the roof side 5 while deforming the head lining 17, etc., and cover the front and rear window 6 in a curtain shape to protect the head and chest of each passenger A in the front and rear seats Deploy to
[0033]
  Further, the deployment of the airbag 1 will be described in detail. The collecting portion 66 folded in a roll shape has a greater resistance to gas flow during deployment than the conduit portion 65 folded so as to be crushed. As shown in FIG. 5, the gas supplied from is first expanded from the state shown in FIG. At this time, since the conduit portion 65 is folded so as to be squeezed up and down, the head lining 17 is pushed by the expansion of the conduit portion 65 to secure the projecting opening of the airbag 1, and the conduit portion 65 Is the reaction force that pushes the vehicle body surface, and the gathering portion 66 moves to the compartment 4 side.
[0034]
  Further, when the conduit portion 65 expands, the collecting portion 66 is pushed downward by the expanding conduit portion 65 and guided by the arm portion 68 of the conduit portion 65 as shown in FIG. Extruded. Thereafter, gas is supplied from the conduit portion 65 to the collecting portion 66, and as shown in FIG. 7, the collecting portion 66 expands downward so as to roll along each window portion 6 or each pillar 12, and in FIG. As shown, occupant A's head is protected.
[0035]
  As described above, according to the airbag 1 of the present embodiment, the airbag 1 that is deployed from the roof side rail 14 side along the inner surface of the window portion 6 and protects the head of the occupant A and the like can be quickly and smoothly. Can be inflated and deployed at a predetermined position.
[0036]
  In other words, the airbag 1 is folded in a manner that minimizes the folding of the conduit 65 and has a low deployment resistance, that is, the entire length in the longitudinal direction, that is, the front end that is the other end from the gas inlet 39 that is one end. In addition to providing the ventilation position B communicating with the portion 67 and the parasol folding, which makes it difficult to secure the ventilation position B, gas is supplied efficiently and smoothly over the entire length of the elongated airbag 1 folded long and narrow, Further, the gas can be supplied from the conduit portion 65 to the collecting portion 66 which is an occupant protection area, and the airbag 1 can be deployed smoothly and quickly without time difference before and after the longitudinal direction.
[0037]
  In addition, while the conduit portion 65 rapidly expands and deploys, the roll-shaped gathering portion 66 is deployed after the conduit portion 65, so that the gathering portion 66 does not unstably unfold in the roof side portion 5, and the predetermined portion is obtained. It can be stably deployed downward in the direction.
[0038]
  Further, the conduit portion 65 is rapidly inflated and deployed, while the roll-shaped gathering portion 66 is deployed after the conduit portion 65, so that the conduit portion 65 that is folded in a cylindrical shape and further flattened is deployed. At this time, the head lining 17 or the like is pushed to form the protruding opening of the airbag 1, and the roll-shaped gathering portion 66 can be stably deployed downward in a predetermined direction.
[0039]
  Further, the conduit portion 65 is substantially left-right, that is, symmetric with respect to the deployment trajectory line of the airbag 1, and the roll-shaped gathering portion 66 can be stably deployed downward in a predetermined direction.
[0040]
  Further, since the conduit portion 65 is folded flat and provided with the arm portions 68 so as to wrap around both sides of the collective portion 66, when the arm portions 68 are deployed, the protruding portion of the collective portion 66 is secured and the collective portion 66 is secured. Thus, the roll-shaped gathering portion 66 can be stably deployed downward in a predetermined direction.
[0041]
  Further, since the conduit portion 65 is provided on the upper side of the collecting portion 66, the collecting portion 66 can be quickly and stably deployed downward and sent between the vehicle body such as a door trim and the occupant A.
[0042]
  As described above, since the protruding direction of the airbag 1, that is, the deployment behavior can be stabilized, interference between the airbag 1 and each pillar 12, the seat belt, the occupant A, or the like can be suppressed.
[0043]
  Further, since the gathering portion 66 is folded in a roll shape facing the passenger compartment 4 side, the gathering portion 66 is opened so as not to interfere with the pillar garnish 16, the glass of the window portion 6, the passenger A, and the like. It can be developed along the surface.
[0044]
  Further, if the airbag 1 has only the roll-shaped gathering portion 66, the resistance when the gas flows increases and the load applied to the base fabric of the airbag 1 increases, but the conduit portion is connected to the roll-shaped gathering portion 66. Since 65 is combined, the load applied to the base fabric of the airbag 1 can be suppressed.
[0045]
  Furthermore, when the heat resistance temperature of the base fabric is improved and the temperature of the gas generated from the inflator is lowered, the base fabric is not adversely affected by heat. There is no need to arrange pipes, the number of parts can be reduced, the manufacturing cost can be reduced, and the airbag 1 can be folded small.
[0046]
  Next, a folding device 101 for folding the airbag 1 will be described with reference to FIGS. 1 and 9 to 21.
[0047]
  As shown in FIGS. 1 and 9, the folding device 101 includes a main body box 102 installed on a floor surface, and a table 111 having an upper surface as a mounting surface 110 is fixed to the upper portion of the main body box 102. Has been. In the main body box 102, control means such as a CPU and drive means (not shown) such as a cylinder and a motor are housed, and the front side as viewed from the operator of the main body box 102 (see FIG. 9). An operation box 114 is attached in the direction indicated by the arrow Z1. The operation box 114 is provided with operation means 115. The operation means 115 includes a plurality of switches. Furthermore, sensor devices 118, 118 provided with a photoelectric sensor 116 and a light emitting means are arranged opposite to each other in both sides of the main body box 102, that is, in the longitudinal direction, and between these sensor devices 118, 118, For example, when there is an object above the table 111, the operation of the folding device 101 is stopped.
[0048]
  Further, the table 111 includes a substantially rectangular flat planar mounting surface 110 having a longitudinal direction on both sides and a width direction on the front-rear direction, and a rear side (from the center of the mounting surface 110 in the width direction ( An accommodation portion 121 is formed in the direction of arrow Z2 shown in FIG. The accommodating portion 121 is continuous along the longitudinal direction of the table 111 and is recessed downward with a predetermined dimension. The bottom surface 121a and the back surface 121b are integrally formed in an L shape, and the top surface The front surface of the hand is formed in an open so-called L-groove shape, and the folded airbag body 31 can be accommodated in a long shape. The main body box 102 is provided with a pair of jig receiving portions 123 located at both ends in the longitudinal direction of the housing portion 121.
[0049]
  In addition, the mounting surface 110 of the table 111 is formed with a concave portion 125 that is positioned on the near side from the central portion in the width direction and that is continuously depressed along the longitudinal direction of the table 111. A saber receiver 126 as a long jig receiver is attached in the longitudinal direction (horizontal direction with respect to the operator). The saber receiver 126 is formed with a so-called V-groove-shaped groove 127 that is located on the same straight line and is recessed downward.
[0050]
  Further, a plurality of locating pins 131 are disposed on the table 111 and are located on the back side of the accommodating portion 121 and correspond to the attachment pieces 62 of the airbag 1. These locating pins 131 are controlled by the control means so that the cylindrical pin portions 131a appear and disappear from the mounting surface 110 of the table 111.
[0051]
  The main body box 102 is provided with two presser blocks 140 located on the back side of the table 111. Each presser block 140 is provided so as to be able to move up and down from a position abutting on or close to the placement surface 110 to a position spaced above the placement surface 110. Each presser block 140 is formed with a locating pin accommodating portion 140a that can accommodate the pin portion 131a of the locating pin 131 protruding from the placement surface 110, corresponding to the position of each locating pin 131.
[0052]
  Further, the main body box 102 is provided with two first blocks 151 as first arm part folding means that are located on the back side of the table 111 and constitute arm part forming blocks as arm part forming means. ing. Each first block 151 includes a driving unit that is controlled by the control unit to drive up and down and forward and backward. That is, each first block 151 faces the placement surface 110 of the table 111, moves in the vertical direction under the control of the control means, and moves in the forward direction of the table 111, that is, in the front-rear direction (arrow Z1, Z2 direction). Moving. One of these two first blocks 151 is provided for each of the expansion chambers 44 and 45 of the airbag body 31 of the airbag 1.
[0053]
  Furthermore, two second blocks 153 as second arm part folding means are provided which are positioned below the mounting surface 110 of the table 111 and constitute arm part forming blocks as arm part forming means. . Each second block 153 moves in the front-rear direction (arrow Z1, Z2 direction) of the table 111 according to the control of the control means.
[0054]
  In this manner, a plurality of block sets including the presser block 140, the first block 151, and the second block 153 are formed along the longitudinal direction of the table 111, and in this embodiment, two sets are configured. .
[0055]
  The presser block 140, the first block 151, the second block 153, and the like are two in the present embodiment, but may be one each, or a plurality of three or more.
[0056]
  Further, above the table 111, a vertical plate-like insertion plate 155 is provided as folding means and arm holding means. The insertion plate 155 has a longitudinal direction in both sides, a width direction in the up-down direction, a thickness direction in the front-rear direction, and a tip portion 155a that is the lower end portion formed in a one-taper shape with the front side inclined. . The insertion plate 155 is driven up and down and back and forth with respect to the table 111 according to the control of the control means.
[0057]
  Further, the folding device 101 is provided separately from the main body box 102, with an expansion / separation means 157 shown in FIG. 10, a saber 158 as an accumulation means shown in FIG. 11, and a sleeve as a covering member mounting means shown in FIG. A mounting device 159 and the like are provided.
[0058]
  As shown in FIG. 10, the expansion / separation means 157 includes an engagement portion 157a and an air nozzle 157b that is a blow pipe projecting from the engagement portion 157a. The engaging portion 157a is attached by engaging with the jig receiving portion 123 of the main body box 102, and the air supplied via the hose 157c is jetted from the air nozzle 157b.
[0059]
  Further, as shown in FIG. 11, the saber 158 includes a pair of long saber bodies 162 and a pair of saber stoppers 163 attached to both ends of the saber bodies 162. Each saber body 162 includes, for example, a substrate portion 164 and end edge portions 165 in which both side portions along the longitudinal direction of the substrate portion 164 are bent, and is formed in a U-shaped cross section. . Each saber stopper 163 has a substantially cylindrical shape, and a square hole-like fitting portion 167 is formed at one end. Then, the saber 158 is combined with the saber bodies 162 so that the substrate parts 164 face each other, and both ends of the saber bodies 162 are press-fitted into the fitting parts 167 of the saber stopper 163 to assemble them integrally. And is placed on the saber receiver 126.
[0060]
  Furthermore, as shown in FIG. 12, the sleeve mounting device 159 includes a guide tool 172 and an insertion tool 173 as a cylindrical jig combined with the guide tool 172. The guide tool 172 includes a guide board part 174 having a pentagonal plate shape, a guide bar 175 protruding from a substantially central part of the guide board part 174, and the guide board part 174 along with the guide bar 175. A pair of pin-shaped positioning portions 176 projecting from each other are provided. Further, the guide rod 175 has a cylindrical shape, and the distal end portion is formed as a tapered portion 175a whose diameter dimension decreases toward the distal end side.
[0061]
  The insertion tool 173 is a member that can be attached to and detached from each jig receiving portion 123 of the main body box 102, and includes a flange portion 177 having a substantially pentagonal plate shape, and a pipe portion 178 protruding from the flange portion 177. And a pair of circular hole-shaped positioning receiving portions 179 provided on the sides of the pipe portion 178. Further, the pipe portion 178 has a cylindrical shape, and tapered portions 178a and 178b whose diameters are reduced toward the distal end side are formed on the inner surface of the proximal end portion and the outer surface of the distal end portion. The guide tool 172 and the insertion tool 173 have the flange portion 177 overlapped with the guide substrate portion 174 in a state where the guide rod 175 is inserted into the pipe portion 178 and the positioning portion 176 and the positioning receiving portion 179 are engaged. And can be combined. The guide board portion 174 of the guide tool 172 is fixed to a work table (not shown). Furthermore, the sleeve mounting device 159 includes a hook 181 as a pulling jig as shown in FIG. The hook 181 has a long bar shape, and a hook portion 182 is formed at the tip.
[0062]
  Next, the folding process of the airbag 1, that is, the operation of the folding apparatus 101 will be described with reference to the drawings. Hereinafter, in the drawings, one block set will be described, but the same operation is performed at the other position.
[0063]
  An outline of this folding process is as follows: a deployment process in which the airbag body 31 of the airbag 1 is flatly spread and a part of the edge including the inflating portion 38 communicating with the gas inlet 39 of the airbag 1 An expansion and separation step of separating the base fabrics 35 and 36 by performing high-speed air blowing, a plurality of arm portions forming step of compressing a part of the base fabrics 35 and 36 and forming two arm portions 68 in this embodiment, A stacking step of stacking the remaining portion of the airbag 1 excluding the arm portion to form a collective portion 66; and an arm portion arranging step of positioning the collective portion 66 between two adjacent arm portions 68. ing.
[0064]
  First, as shown in FIG. 9, in the initial state, the presser block 140 and the first block 151 are retracted upward, the second block 153 is retracted forward, and the locate pin 131 is moved upward so that the pin portion 131a is The engaging portion 157a of the inflating / separating means 157 having the air nozzle 157b inserted into the inflating portion 38 of the airbag 1 is engaged with and attached to the jig receiving portion 123 of the main body box 102 while projecting on the mounting surface 110. State.
[0065]
  Then, as a deployment step, the locating pin 131 is inserted into the through hole 62a of the mounting piece 62 of the airbag 1, the presser block 140 is lowered to fix the upper portion of the airbag 1, and the airbag body 31 of the airbag 1 is fixed. Spread flat on the mounting surface 110.
[0066]
  Next, as the next step (expansion / separation step), as shown in FIG. 13, the first block 151 is lowered and positioned so as to face the second block 153 vertically. In this state, when air is jetted from the air nozzle 157b, the base fabrics 35 and 36 at the locations to be the arm portions 68 are floated away from each other, and the table 111 and the first so as to suppress expansion below the airbag 1. Block 151 acts. That is, the first block 151 is not lowered as much as the airbag 1 is sandwiched between the first block 151 and the mounting surface 110, and the lifting of the base fabrics 35 and 36 due to the air blow is suppressed, and the arm portion 68. The lift of the portion other than the upper portion of the airbag main body 31 of the airbag 1 to be, that is, the portion to be the gathering portion 66 is suppressed.
[0067]
  Next, as the next step (arm formation step), the operating means 115 is operated to move the first block 151 and the second block 153 to the back side (in the direction of arrow Z2) as shown in FIG. One pair of arm portions 68 is formed. Hereinafter, an arm portion formed upward on the folding device 101 will be described as an arm portion 68U, and an arm portion formed downward will be described as an arm portion 68L.
[0068]
  Next, as the next step (stacking step), the operating means 115 is operated, and as shown in FIG. 15, the first block 151 is raised and retracted, and the second block 153 is moved forward (in the direction of arrow Z1). Move a little and evacuate.
[0069]
  Further, a saber 158 is mounted along the front end of the airbag 1. That is, the airbag 1 is sandwiched between the substrate portions 164 of the saber body 162, and both end portions of the saber body 162 are press-fitted into the fitting portions 167 of the saber stopper 163, and the sandwiched state is maintained. Then, this saber 158 is placed on the saber receiver 126.
[0070]
  As the next step, the portions extending from the base portions 68C of the arm portions 68U and 68L of the airbag 1 are accumulated automatically or manually to form the aggregate portion 66. In this step, as shown in FIG. 15, the roll is rolled toward the back side on the mounting surface 110 so as to be wound around the saber 158 as an axis, thereby forming a roll winding gathering portion 66. In addition, this winding-in operation | work can also be electrically operated using a motor other than a manual operation.
[0071]
  As the next step, as shown in FIG. 16, the collecting portion 66 is dropped into the housing portion 121. The bottom surface 121a and the back surface 121b of the housing portion 121 can regulate the outer shape, that is, maintain the shape, with the arm portion 68L being along the lower side, which is one side of the collecting portion 66. Next, the insertion plate 155 is moved automatically as shown by the arrow Y by an automatic or manual operation using a motor, a pneumatic cylinder or the like, that is, the lower side is moved down by tracing the arm portion 68U at the distal end portion 155a. The arm portion 68U is pushed into the accommodating portion 121 so as to be along the gathering portion 66. Then, the saber stopper 163 at one end of the saber 158 is removed, and the saber body 162 of the saber 158 is pulled out from the other end side along the longitudinal direction. Next, the operating means 115 is operated to raise the presser block 140 (in the direction of arrow X1 shown in FIG. 16), and the restriction of the airbag 1 by the presser block 140 is released.
[0072]
  Furthermore, the shape of the airbag 1 is adjusted so that it may follow the accommodating part 121 by manual work as needed.
[0073]
  As the next step, the operating means 115 is operated to move the locate pin 131 downward (in the direction of arrow X2 shown in FIG. 16).
[0074]
  As for the saber 158, the saber body 162 and the like of the saber 158 can be removed from the airbag 1 after the step of moving the locate pin 131 downward.
[0075]
  Next, a process of storing the folded airbag 1 in the sleeve 70 using the sleeve mounting device 159 will be described.
[0076]
  An outline of the storage process is as follows. The airbag main body 31 of the airbag 1 having a gas inlet 39 for introducing gas and an inflating portion 38 communicating with the gas inlet 39 is a tubular cylinder. Manufacturing method of the airbag device 2 accommodated in a sleeve 70 as a covering member of the airbag 1, wherein the airbag body 31 of the airbag 1 has a mounting piece 62, and the sleeve 70 has a slit 72 through which the mounting piece 62 can be inserted. And inserting and compressing the sleeve 70 into the insertion tool 173 which is a cylindrical jig which is an insertion cylinder, inserting the airbag body 31 of the folded airbag 1 into the insertion tool 173, and inserting While the airbag body 31 of the airbag 1 is passed through the tool 173, the sleeve 70 is fed simultaneously with the airbag body 31 of the airbag 1 from the insertion tool 173, and the mounting piece 62 is pulled out from the slit 70a. Of airbag body 31 A method of manufacturing the airbag device 2 including a step of supplying and covering a sleeve 70 in the longitudinal direction.
[0077]
  In this step, first, as shown in FIG. 17, a sleeve mounting device 159 in a state where the guide tool 172 and the insertion tool 173 are combined and removed from the main body box 102 is prepared. Then, as shown in the right half of FIG. 17, the sleeve 70 is covered from one end on the outer periphery of the pipe portion 178 while guiding the tapered portion 175a at the tip of the guide rod 175, and further, the sleeve 70 is wrinkled. As shown in the left half of FIG. 17, the entire length of the sleeve 70 is put on the pipe portion 178. In this state, for example, the length dimension of the sleeve 70 is 35 cm.
[0078]
  Next, the sleeve 70 is removed from the guide tool 172 together with the insertion tool 173.
[0079]
  As the next step, as shown in FIG. 18, the flange portion 177 of the insertion tool 173 is fitted and attached to the jig receiving portion 123 of the main body box 102. In this state, the pipe portion 178 and the accommodating portion 121 coincide with each other, that is, the airbag 1 accommodated in the accommodating portion 121 can be seen through the hollow shaft center of the pipe portion 178.
[0080]
  From this state, as a next step, first, the tension strap 32 of the folded airbag 1 is pulled out from the tip side through the inside of the pipe portion 178. Next, the hook 181 is passed from the tip part to the inside of the pipe part 178, and the hook part 182 of the hook 181 is hooked on the through hole 64a of the handle piece 64 provided at the tip part of the airbag body 31, as shown in FIG. As shown in FIG. 20, the airbag 1 is pulled out from the opening on the proximal end side of the pipe portion 178 to the opening on the distal end side in the direction of the arrow k1.
[0081]
  In this step, the airbag main body 31 of the airbag 1 is not pulled out at a stretch, but the mounting pieces 62 are pulled out from the pipe portion 178 one by one so that the rotational direction of the mounting piece 62 is shifted. In other words, the displacement of the slit 70a of the sleeve 70 and the mounting piece 62 is corrected so that the airbag 1 is not twisted, and the airbag 1 is pulled out while accurately aligning the position of the mounting piece 62. At the same time, the sleeve 70 is sent out, that is, supplied little by little in the direction of the arrow k1. Then, the slit 70a of the sleeve 70 and the mounting piece 62 are aligned, and from the state shown by the broken line in FIG. 4B to the solid line in FIG. 4B and the state shown in FIG. Pull out. Subsequently, the airbag 1 and the sleeve 70 are pulled out, and the other attachment pieces 62 and the gas introduction port 39 are sequentially pulled out from the predetermined slit 70a. In this way, by pulling out the airbag 1 and the sleeve 70 little by little, the airbag 1 having a desired folded shape and the shape being held by the sleeve 70 while preventing local slack and tension. Is obtained. Here, if the airbag 1 is pulled out at once, it becomes difficult to correct slack and tension.
[0082]
  Further, by operating the operating means 115 from this state, the locating pin 131 returns to the origin position protruding upward, and returns to the initial state shown in FIG.
[0083]
  As described above, according to the present embodiment, the arm portion 68 is provided for the airbag 1 such as a curtain airbag (side impact airbag) that has a large longitudinal dimension and is required to be folded in an elongated and compact manner. Therefore, it can be easily folded into a predetermined shape, and the cost required for the work can be reduced.
[0084]
  That is, after the airbag 1 is spread on the mounting surface 110 of the table 111, air is injected from the air nozzle 157b and the gas inlet (one end) 39 side is near the edge of the upper side which is the conduit 65 side. The opposing base fabrics 35 and 36 from the other end to the other end can be separated from each other and further compressed by the first block 151 and the second block 153 to form the arm portion 68 (68U, 68L). By forming the collecting portion 66 by means, the airbag body 31 of the airbag 1 can be easily folded into a predetermined shape, and the cost required for the work can be reduced. Since the first block 151 can be moved up and down and the second block 153 can be moved horizontally along the mounting surface 110, the plurality of arms 68 can be folded with a simple configuration, and the manufacturing cost of the folding device 101 can be reduced. Can be reduced.
[0085]
  Since the concave groove-shaped accommodation portion 121 is provided at a predetermined position on the mounting surface 110 of the table 111, the shape of the collection portion 66 is maintained by accommodating the folded collection portion 66 together with the arm portion 68L in the accommodation portion 121. In this state, the airbag 1 can be easily folded by bringing the arm portion 68U along the collecting portion 66.
[0086]
  In addition, since the insertion portion 155 that is an overlapping folding means for forming an elongated folding portion by overlapping the other arm portion 68U with the gathering portion 66 continuous with the one arm portion 68L, the arm portion 68 and the gathering portion 66 are provided. The folding operation can be automated, and the time and cost required for folding the airbag 1 can be easily reduced.
[0087]
  Further, in the folding process, it is not necessary to apply an excessive force to the airbag 1, and it is not necessary to increase the strength of the base fabric constituting the airbag 1, and the airbag 1 can be folded and stored.
[0088]
  In addition, according to the present embodiment, the airbag 1 such as a curtain airbag (side impact airbag) that has a long longitudinal dimension and is long and compactly folded using the insertion tool 173 can be easily obtained. The sleeve 70 is covered with the position of the rotation 70 accurately aligned, and the mounting piece 62 and the gas introduction port 39 can be pulled out from the slit 70a of the sleeve 70, so that the cost required for work can be reduced.
[0089]
  The insertion tool 173 is arranged along the longitudinal direction of the housing part 121 that houses the airbag 1 that is folded into a long and narrow shape, and it is possible to perform the work of covering the sleeve 70 smoothly and continuously with the folding work. Can reduce the cost.
[0090]
  Furthermore, since it can be covered with the sleeve 70 over almost the entire length of the airbag 1, the folded shape of the airbag 1 can be held over the entire length as compared with a configuration in which a plurality of portions of the airbag are bundled with a string-like member. In addition, the work process such as incorporation into the automobile can be facilitated, the work man-hours can be reduced, and the cost required for the work can be reduced. Moreover, since it can cover with the sleeve 70 over the substantially full length of the airbag 1, when gas is supplied to the airbag 1, it can be easily and uniformly expanded.
[0091]
  As described above, when gas is introduced from the gas introduction port 39 into the airbag 1 folded in this manner, the inflating portion 38 is inflated, and the expansion of the inflating portion 38 causes the sleeve 70 to expand. The arm portion 68U and 68L and then the gathering portion 66 are deployed in this order, so that the gathering portion 66 is stabilized in a desired direction from a desired position. Thus, the airbag 1 can be deployed smoothly and stably and smoothly between the side surface of the passenger compartment 4 and the passenger in the passenger compartment 4.
[0092]
  In the above-described embodiment, the gathering unit 66 is folded into a roll shape by hand, but is not limited to this configuration, and can be folded using an automatic machine.
[0093]
  Moreover, about the airbag 1, it is not restricted to said embodiment, A various shape can be taken.
[0094]
  For example, the conduit portion 65 and the collecting portion 66 of the airbag 1 are not limited to the above-described embodiment, and can take various shapes. For example, the gathering portion 66 can be folded in a bellows shape instead of a roll shape, or a portion folded in a roll shape and a portion folded in a bellows shape can be combined. Further, the conduit portion 65 can also be doubled by folding the arm portion 68 outward, or can be doubled by folding it back to the inner side, that is, the gathering portion 66 side. It can also be doubled by overlapping below the gathering portion 66. Moreover, these structures can also be combined suitably.
[0095]
  Further, in the above embodiment, the airbag body 31 of the airbag 1 is configured by stacking the outer base fabric 35 and the inner base fabric 36, but can also be configured by folding one base fabric, In addition, three or more base fabrics can be bonded to each other, and an appropriate reinforcing fabric can be bonded to improve heat resistance and strength.
[0096]
  Furthermore, by setting the position of joining these base fabrics, the airbag 1 can be shaped to easily fold the airbag 1 that can ensure a gas flow smoothly, and the manufacturing cost can be reduced. For example, the base fabric constituting the lower portion of the airbag body 31, the lower portion of the conduit portion 65 and the gathering portion 66 is formed by folding back a main panel which is a single base fabric, and the upper portion of the airbag main body 31, A portion constituting the upper portion of the conduit portion 65 is formed by a conduit panel as a panel that is two separate base fabrics, and the edges of the conduit panels and the edges of the conduit panels and both edges of the main panel are formed. The bag-like airbag main body 31 can also be formed with three base fabrics by joining the parts together by sewing or the like. And in this structure, the conduit | pipe part 65 can be formed in the state shape | molded in the substantially cross shape previously, and the folding operation | work of the airbag main body 31 of the airbag 1 which ensured the ventilation position B of the conduit | pipe part 65 can be made easy. Furthermore, it is also possible to form the conduit panel with a single continuous sheet on both sides, and to form the conduit portion 65 in a state of being shaped in advance in a substantially T shape.
[0097]
  Moreover, the arm part of the conduit | pipe part 65 can also be provided radially not only in 2 directions but in 3 directions or more.
[0098]
  And a seal | sticker part can be formed along the outer periphery sewing part 51, each control part 52, etc., and the airtightness of the airbag 1 can also be improved.
[0099]
  In addition, the shapes of the conduit portion 65 and the gathering portion 66 and the combined shape of the panel as the base fabric can take an appropriate configuration.
[0100]
  As described above, the airbag can be applied to an airbag device configured to expand from the upper side to the lower side and cover the side window portion of the automobile.
[0101]
【The invention's effect】
  ContractClaim1According to the described airbag folding device, the airbag body is spread on the table mounting surface, the airbag body is inflated by the inflating and separating means, and the base fabrics are separated from each other. By pressing with the means, forming the arm portion, and collecting the base fabric with the appropriate stacking means to form the aggregate portion, the airbag can be easily folded into a predetermined shape, and the cost required for the work can be reduced. In the folding process, it is not necessary to apply an excessive force to the airbag, it is not necessary to increase the strength of the base fabric constituting the airbag, and the airbag can be folded and stored. In addition, when the airbag is folded in this way, when the gas is introduced from the gas inlet, the arms arranged substantially radially and along the gathering portion are rapidly deployed, Guided, the assembly portion can be stably and smoothly deployed from a desired position in a desired direction.AndBy accommodating the folded aggregate part in the accommodating part together with at least one of the arm parts, the shape of the aggregate part can be maintained, and from this state, by bringing the arm part not accommodated in the accommodating part along the aggregate part, The airbag can be folded easily.
[0102]
  Claim2According to the airbag folding apparatus described in claim1In addition to the effects described above, it becomes possible to smoothly cover the airbag body of the airbag housed in the housing portion in a slenderly folded state using a cylindrical jig with a covering member that holds the folded shape. The cost required for the work of holding the folded shape can be reduced. Moreover, the cylindrical covering member can cover substantially the entire circumference of the folded airbag, so that the folded airbag can be easily handled and the deployment characteristics of the airbag can be easily improved.
[0103]
  Claim3According to the airbag folding apparatus described in claim1In addition to the effects described above, the arm portion forming means includes an arm portion forming block that can move along the placement surface. Therefore, the arm portion can be folded with a simple configuration, and the manufacturing cost of the folding device can be reduced.
[0104]
  Claim4According to the airbag folding apparatus described in claim1In addition to the effects described above, the folding means for forming the airbag body folded in an elongated shape with the arms overlapped on the gathering portion is provided, so that the folding operation of the arms and the gathering portion can be automated. The time and cost required for folding can be easily reduced.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a partial perspective view showing an embodiment of an airbag folding apparatus according to the present invention.
FIG. 2 is a cross-sectional view of a part of the vehicle including the airbag apparatus including the airbag.
FIG. 3 is a side view showing a state in which the airbag is expanded.
FIG. 4 is an explanatory view of the folded airbag.
  (a) is a side view
  (b) is a sectional view taken along line II of (a).
FIG. 5 is an explanatory view showing a deployment process of the airbag.
6 is an explanatory view subsequent to FIG. 5 showing the airbag deployment process. FIG.
FIG. 7 is an explanatory view subsequent to FIG. 6 showing the airbag deployment process.
FIG. 8 is an explanatory view subsequent to FIG. 7 showing the airbag deployment process.
FIG. 9 is an explanatory view showing the airbag folding device.
FIG. 10 is an explanatory view showing an inflating / separating means of the airbag folding apparatus.
FIG. 11 is an explanatory view showing the stacking means of the airbag folding device.
FIG. 12 is an explanatory view of an exploded state showing the covering member mounting means of the airbag folding apparatus.
FIG. 13 is an explanatory view showing the airbag folding process.
FIG. 14 is an explanatory view showing a folding step subsequent to FIG. 13 of the airbag.
FIG. 15 is an explanatory view showing a folding step subsequent to FIG. 14 of the airbag.
FIG. 16 is an explanatory view showing a folding step subsequent to FIG. 15 of the airbag.
FIG. 17 is an explanatory view showing a folding step subsequent to FIG. 16 of the airbag.
18 is an explanatory view showing a folding step subsequent to FIG. 17 of the airbag.
FIG. 19 is an explanatory view showing a folding step subsequent to FIG. 18 of the airbag.
20 is an explanatory view showing a folding step of the airbag as shown in FIG.
FIG. 21 is an explanatory view showing a folding step subsequent to FIG. 20 of the airbag.
[Explanation of symbols]
        1 Airbag
        31 Airbag body
        38 Expansion part
        39 Gas inlet as one end, the rear end
        66 Assembly
        67in frontedge
        68 arms
        70 Sleeve as covering member
        101 folding device
        110 Mounting surface
        111 tables
        121 containment
        151 First block as arm forming means
        153 Second block as arm forming means
        155 Folding HandSteppedInsert plate
        157 Expansion / separation means
        158 Saber as a means of integration
        173 Insertion tool as a cylindrical jig
        178   Pipe part

Claims (4)

ガスが導入されるガス導入口と、後端部から前端部に連通しガスが流入して膨張展開する袋状の膨張部とを有するエアバッグ本体を具備し、自動車の車室のルーフサイド部に前記後端部から前記前端部に向かう方向を長手方向として細長く折り畳んで収納され、ガスが導入されて前後の座席の乗員の側方に面状に展開するエアバッグの折畳装置であり、
前記エアバッグ本体を折り畳んだ状態で、前記エアバッグの前記後端部から前記前端部までほぼ全長にわたり直線状に連通する通気位置と、前記ガス導入口に連通する前記膨張部を含み前記長手方向に沿って前記通気位置に連通するとともに前記通気位置を中心として放射状に延びるように配置されて折り畳まれた複数の腕部と、この腕部に連通する前記膨張部を含み前記複数の腕部の間に位置して折り畳まれた集合部とを備えるエアバッグの折畳装置であって、
前記エアバッグ本体が広げられる平面状の載置面、及びこの載置面から下方に凹設され、少なくとも一の腕部とともに集合部を落とし込んで収容可能な収容部を備えたテーブルと、
前記膨張部に空気を噴射して前記後端部から前記前端部にかけて前記エアバッグ本体の少なくとも一部を膨張させ、前記エアバッグ本体を構成する基布を互いに離間させる膨張離間手段と、
前記エアバッグ本体の膨張した部分を間隔を介して複数の位置で押圧し、平らに押しつぶして前記複数の腕部を形成する腕部形成手段と、
前記エアバッグ本体の互いに隣接する前記腕部同士の間の前記間隔の部分に位置する基布を集積してロール状、蛇腹状、及びロール状と蛇腹状とを組み合わせた状態の少なくとも一の形状とした集合部を形成する集積手段とを具備した
ことを特徴とするエアバッグの折畳装置。 A roof side portion of a vehicle compartment having an air bag body having a gas introduction port through which gas is introduced, and a bag-like inflating portion that inflates and expands when gas flows from the rear end portion to the front end portion. A folding device for an airbag which is folded and stored in a longitudinal direction in the direction from the rear end portion to the front end portion, and is introduced into a plane on the sides of the front and rear seat occupants when gas is introduced,
The longitudinal direction includes a ventilation position communicating in a straight line from the rear end portion to the front end portion of the airbag in a straight line in a state in which the airbag body is folded, and the inflating portion communicating with the gas inlet. A plurality of arm portions that are arranged so as to communicate with the ventilation position along the radial position and extend radially around the ventilation position, and the inflating portions that communicate with the arm portion. An airbag folding device including a gathering portion located between and folded,
A planar mounting surface on which the airbag main body is spread , and a table provided with an accommodating portion that is recessed downward from the placing surface and that can be accommodated by dropping the collecting portion together with at least one arm portion ;
Inflating and separating means for injecting air into the inflating portion to inflate at least a part of the airbag body from the rear end portion to the front end portion, and separating the base fabrics constituting the airbag body from each other;
Arm part forming means for pressing the inflated portion of the airbag body at a plurality of positions via a gap and flattening to form the plurality of arm parts;
At least one shape of a roll shape, an accordion shape, and a combination of the roll shape and the accordion shape by accumulating the base fabrics positioned at the interval portions between the adjacent arm portions of the airbag body. it was equipped with an integrated means for forming and the gathering portion folding device characteristics and to Rue airbag to. 収容部は、細長く折り畳まれたエアバッグ本体を収容可能な溝状に形成され、収容した前記エアバッグ本体を収容した位置からこのエアバッグ本体の長手方向に沿って送り出し可能に端部を開口し、
この開口を介して中空な軸芯が前記収容部に連続して配置されるパイプ部を備え、このパイプ部の外周に被せた筒状をなす被覆部材を、前記パイプ部の内側から送り出される前記エアバッグ本体の外周部を覆う状態で、前記エアバッグ本体を送り出す方向と同じ方向に送り出し可能な筒状治具とを具備した
ことを特徴とする請求項１記載のエアバッグの折畳装置。 The accommodating portion is formed in a groove shape that can accommodate the airbag body that is folded in an elongated shape, and has an end portion that can be sent out along the longitudinal direction of the airbag body from the position where the accommodated airbag body is accommodated. ,
A pipe member in which a hollow shaft core is continuously arranged in the housing part through the opening is provided, and a covering member having a cylindrical shape covering the outer periphery of the pipe part is sent out from the inside of the pipe part. in the state of covering the outer peripheral portion of the airbag body, folding device of the air bag according to claim 1, characterized by including a said airbag body deliverable in the same direction as the direction of feeding the tubular jig. 腕部形成手段は、載置面の上下に配置され、この載置面の上下に沿って、エアバッグ本体の膨張した部分を押圧し収容部に向かって腕部を形成する方向に移動可能な腕部形成ブロックを備えた
ことを特徴とする請求項１記載のエアバッグの折畳装置。The arm portion forming means is disposed above and below the placement surface, and is movable along the top and bottom portions of the placement surface in the direction of forming the arm portion toward the housing portion by pressing the inflated portion of the airbag body. folding device of the air bag according to claim 1, characterized by comprising an arm portion forming block. テーブルに対して昇降及び進退駆動され、腕部をなぞるように下降し、この腕部を集合部に沿わせるように収容部に押し込み、集合部に腕部を重ねて細長く折り畳まれたエアバッグ本体を形成する折り重ね手段としての差込プレートを具備した
ことを特徴とする請求項１記載のエアバッグの折畳装置。The airbag body is driven up and down and back and forth with respect to the table, descends so as to follow the arm part, pushes the arm part into the housing part so as to follow the gathering part, and overlaps the gathering part with the arm part and is folded into an elongated shape folding device of the air bag according to claim 1, characterized by including an insertion plate as folded unit to form a.
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