JP4128066B2 - 電気掃除機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電動送風機を備えた自立移動可能な電気掃除機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の電気掃除機は、掃除機本体としての自立移動である自立走行、すなわち自走可能な本体ケースを備えている。この本体ケース内には、電動送風機、本体ケースの自走を制御するICなどの制御手段および電動送風機などに電力を供給する充電可能な電池などが配設されている。さらに、本体ケースには、電池に電気的に接続された充電端子が設けられている。そして、電池の電荷量が低下した際、あるいは掃除が終了した際などに、制御手段により本体ケースを自走させ、充電端子部を充電台の接続端子部に接続させて充電する(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−209818号公報(第4−5頁、図2)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の電気掃除機では、充電台の接続端子部に塵埃などが付着すると、接続端子部と充電端子部とを接続させる際にこれら接続端子部と充電端子部との接続不良が生じるおそれがあるという問題点を有している。
【0005】
本発明はこのような点に鑑みなされたもので、接続不良を確実に防止できる電気掃除機を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の電気掃除機は、電動送風機に電力を供給する充電可能な電池と、電動送風機から排気される排気風を掃除機本体の外部へと排気させる排気口と、排気口の一部をなす排気吹掛口と、この排気吹掛口と電動送風機の排気側とを連通する風路を開閉可能な開閉弁 と、電池に電気的に接続され、電池を充電する充電台の接続端子部に着脱可能な充電端子部と、この充電端子部を充電台の接続端子部に接続する際に開閉弁を開くことにより電動送風機から排気される排気風を充電台の接続端子部に排気吹掛口から吹き掛けさせる制御手段とを具備したものである。そして、電池に充電する充電台の接続端子部に充電端子部を接続する際に、制御手段が開閉弁を開いて電動送風機から排気された排気風を充電台の接続端子部に排気吹掛口から吹き掛けさせることにより、充電台の接続端子部に付着した塵埃などを吹き飛ばし、充電端子部と接続端子部との接続不良を防止するとともに、電動送風機から排気された排気風が通常の掃除中に排気吹掛口から排気されることを防止して、この排気吹掛口からの排気により被掃除面上の塵埃が巻き上げられることを防止する。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の電気掃除機の第1の前提技術を図1ないし図9を参照して説明する。
【0008】
図1ないし図9において、1は電気掃除機で、この電気掃除機1は、工場や住居内などの被掃除面としての床面F上を自立移動である自立走行、すなわち自走可能な掃除機本体としての本体ケース2を備え、充電台3に接続される。
【0009】
ここで、本体ケース2は、図1に示すように、例えば略円形平板状の底板部4の外周縁に、上端が閉塞された略円筒状の上部ケース体5の下端縁を嵌合させて構成されている。
【0010】
さらに、底板部4における本体ケース2の走行方向に対する両側域には、図2に示すように、この本体ケース2を床面F上で走行、すなわち移動させる移動手段としての一対の走行輪6が回転自在に取り付けられている。
【0011】
これら走行輪6は、図2に示すように、底板部4における本体ケース2の走行方向に対する両側域に開口された細長略矩形状の嵌込口7に嵌め込まれて、図1に示すように、これら走行輪6における一部の外周縁が本体ケース2内からこの本体ケース2の下側へと突出している。
【0012】
そして、これら走行輪6それぞれは、図4に示すように、磁気クラッチおよび電動機などで構成された車輪駆動制御手段8により駆動を制御される。
【0013】
またさらに、本体ケース2の底板部4の前側には、図1に示すように、上方に向けて傾斜した傾斜面11が形成されている。この傾斜面11は、本体ケース2によるドアレールなどの段差を乗り越えやすくさせる。
【0014】
また、本体ケース2内である底板部4の傾斜面11の後方には、図1および図2に示すように、床面Fに対向して開口した細長矩形状の本体吸込口12が設けられている。この本体吸込口12は、走行輪6の間であるとともに、本体ケース2の走行方向に直角に交わる方向である本体ケース2の径方向に沿った長手方向を有している。
【0015】
さらに、上部ケース体5の上部の前側寄りには、図1に示すように、略矩形状の集塵体収容部13が凹状に設けられている。この集塵体収容部13は、円筒状の連結部14を介して本体吸込口12の上部に連通接続されている。またさらに、集塵体収容部13の後側の本体ケース2内には、図示しない連通孔を介して電動送風機としてのモータ15が気密に取り付けられている。そして、集塵体収容部13には、集塵体としての図示しない集塵カップが連結部14の上端部に連通接続されて着脱可能に取り付けられる。
【0016】
ここで、この集塵カップは、モータ15の駆動により本体吸込口12から吸い込んだ吸込風を旋回させて、この吸込風とともに吸い込んだ塵埃を自重による遠心分離にて吸込風から分離して、この塵埃を内部に集塵させる。
【0017】
また、本体ケース2の上部ケース体5の後側面、すなわちモータ15の排気側には、図1および図3に示すように、複数の排気口21が設けられている。これら排気口21は、本体ケース2の幅方向に沿った長手方向を有した長孔状に形成されており、本体ケース2の幅方向に対称に例えば2列、上下方向に例えば12個ずつ、計24個設けられている。さらに、これら排気口21における一番下側に位置した一対、すなわち2つの排気口21は、排気口の一部としての排気吹掛口22となっている。これら排気吹掛口22は、排気口21よりも開口面積が小さく形成されている。
【0018】
ここで、排気吹掛口22を含む排気口21は、それぞれ本体ケース2内におけるモータ15の後方に形成されている。また、各排気口21は、モータ15の排気側と連通した排気風路23と連通している。そして、排気吹掛口22を除く排気口21は、開口方向が上部ケース体5の後方に水平に設けられており、モータ15から排気される排気風を本体ケース2の外部である後方へと略水平に排気させる。
【0019】
またさらに、排気吹掛口22は、本体ケース2内で排気風路23から後側下方に向かって分岐された分岐風路24に連通しており、モータ15から排気される排気風を本体ケース2の外部である後側の下方に向けて排気させる。この分岐風路24は、排気風路23よりも幅狭に形成されている。
【0020】
一方、本体ケース2の上部ケース体5の周囲には、本体ケース2の周囲の状態を検知する検知手段としての複数のセンサ31が取り付けられている。これらセンサ31は、上部ケース体5の一側部から前部を通ってこの上部ケース体5の他側部に亘って並んで取り付けられており、上部ケース体5の周方向に互いに離間されてそれぞれ上部ケース体5の法線方向に向けて取り付けられている。
【0021】
また、上部ケース体5の前部の上側には、電気掃除機1の進行方向の障害物などの高さなどを検知する高さ検知手段としての高さセンサ32が前方に向けて取り付けられている。
【0022】
さらに、上部ケース体5の前部における傾斜面11の上方には、電気掃除機1の前方の段差などの高さを検知する段差検知手段としての段差センサ33が前方に向けて取り付けられている。
【0023】
そして、上部ケース体5の後側寄りの一側部の下側には、充電台3を検知する充電台検知手段としての充電台センサ34が本体ケース2の側方に向けて取り付けられている。
【0024】
ここで、上記センサ31、高さセンサ32、段差センサ33および充電台センサ34などの各種センサは、例えば赤外線を発光させて所定距離に存在する障害物を検知する赤外線センサ、あるいは撮影される画像にて障害物を検知する画像センサなどの非接触型のセンサである。
【0025】
また、図1および図2に示すように、本体ケース2内の走行輪6の間である本体吸込口12の後方には、モータ15に電力を供給する電池としての電池パックである略直方体状の二次電池35が着脱可能、すなわち取り外し可能に取り付けられている。
【0026】
さらに、図1および図3に示すように、上部ケース体5の後部における排気吹掛口22の下方には、略矩形凹状の端子嵌合部41が上部ケース体5および底板部4に亘って切り欠き形成されている。この端子嵌合部41は、例えば本体ケース2の幅方向の中心線上に設けられている。また、この端子嵌合部41は、上部ケース体5の後方に向かって若干拡開状に設けられている。またさらに、この端子嵌合部41の下部には、略円柱状の従動輪42が端子嵌合部41を横断して回転可能に取り付けられている。この従動輪42は、下端部が底板部4の下方に若干突出しており、走行輪6の走行により従動回転する。
【0027】
そして、端子嵌合部41の上面部には、略矩形平板状の位置合わせ突部43が下方に向けて突出して本体ケース2の前後方向に沿って形成されている。この位置合わせ突部43は、端子嵌合部41の前側面からこの端子嵌合部41の後部開口近傍に亘って設けられている。また、この位置合わせ突部43の後部下側は、円弧状に面取り形成されている。
【0028】
さらに、端子嵌合部41の上面部における位置合わせ突部43の両側方には、充電端子部としての金属製の一対の本体側端子44が下方に向けて垂直に突出して設けられている。これら本体側端子44は、二次電池35に電気的にそれぞれ接続されており、床面Fに設置された充電台3に接続される。
【0029】
またさらに、本体ケース2内には、図4に示すように、記憶手段としてのメモリIC、計時手段としてのタイマ、走行輪6の回転数を計測する計測手段としてのカウンタ、および電気掃除機1の回転角度を計測する角度センサとしてのジャイロなどを有する制御回路を備えた回路基板などからなる制御手段45が取り付けられている。この制御手段45は、二次電池35と接続されており、この二次電池35から電力を供給されている。
【0030】
さらに、制御手段45は、車輪駆動制御手段8、走行輪6、センサ31、高さセンサ32、段差センサ33および充電台センサ34などの各種センサおよびモータ15にそれぞれ接続されている。そして、制御手段45は、各種センサのいずれかによる障害物の検知に基づいて、車輪駆動制御手段8により走行輪6の回転駆動を制御して障害物を回避させつつ本体ケース2を自走させるとともに、モータ15の駆動状態を制御する。
【0031】
一方、充電台3は、図5に示すように、略矩形状の本体部51を備えており、この本体部51の幅方向の一端部には、図示しない充電回路などを収容した略矩形状の回路部52が設けられている。この回路部52は、コンセント53を介して商用電源に接続されている。さらに、本体部51の幅方向の他端部の下側には、電気掃除機1の本体ケース2の形状に沿って凹弧状に形成された嵌合部54が設けられており、この嵌合部54の略中心域には、電気掃除機1の端子嵌合部41に嵌合、すなわちドッキングされる端子接続部55が突出して一体に形成されている。
【0032】
この端子接続部55は、略矩形状に形成されており、この端子接続部55の上部の中心域には、電気掃除機1の位置合わせ突部43が嵌合される略矩形凹状の嵌合溝部61が形成されている。この嵌合溝部61は、端子接続部55の突出基端側の上部から、端子接続部55の先端側である前側の側面に亘って切り欠き形成されている。したがって、嵌合溝部61には、端子接続部55の前側から位置合わせ突部43が嵌合可能となっている。
【0033】
またさらに、端子接続部55の上部における嵌合溝部61の両側方には、長穴状の一対の端子穴62が嵌合溝部61に沿ってそれぞれ設けられており、これら端子穴62の内部には、接続端子部としての金属製の台側端子63がそれぞれ取り付けられている。これら台側端子63は、図示しないリード線などを介して本体部51内で回路部52の充電回路に電気的に接続されている。
【0034】
そして、これら台側端子63は、位置合わせ突部43が嵌合溝部61に嵌合された際に、本体側端子44に接続される位置に設けられており、電気掃除機1の端子嵌合部41に充電台3の端子接続部55が嵌合されることにより、本体側端子44と台側端子63とが電気的に接続される。
【0035】
また、回路部52と反対側の嵌合部54の端部には、略矩形状の被検知穴64が設けられている。この被検知穴64は、床面Fからの高さ位置が電気掃除機1の充電台センサ34と略等しく、電気掃除機1は充電台センサ34にてこの被検知穴64を検知することで充電台3の位置を検知する。
【0036】
次に、上記第1の前提技術の掃除動作を図6に示すフローチャート、図7ないし図9を参照して説明する。
【0037】
まず、制御手段45に予め入力されたプログラムなどにより、所定の掃除時間になると、制御手段45が車輪駆動制御手段8により走行輪6を駆動させ、図7に示すように、電気掃除機1の端子嵌合部41と充電台3の端子接続部55との接続を外して90°回転し、部屋の外周に沿って走行する(ステップ1)。
【0038】
このとき、制御手段45は、電気掃除機1の走行軌道により仮想的な壁を作成し、電気掃除機1が外周を一周したかどうかをこの仮想的な壁が閉じたかどうかで判断する(ステップ2)。
【0039】
このステップ2において、電気掃除機1が外周を一周していないと制御手段45により判断した場合には、ステップ1に戻って走行を継続する。
【0040】
一方、ステップ2において、電気掃除機1が外周を一周したと制御手段45により判断した場合には、制御手段45は閉じた壁により部屋の形状を記憶するとともに、モータ15を駆動させて、例えば図8に示すように、各種センサにより電気掃除機1の周囲の状態を検知しながらジグザグ状に床面Fを掃除させる(ステップ3)。
【0041】
この後、制御手段45は、記憶した部屋の形状と電気掃除機1の掃除経路とを照合して、床面F全体を掃除したかどうか判断する(ステップ4)。
【0042】
このステップ4において、電気掃除機1が床面F全体を掃除していないと制御手段45により判断した場合には、ステップ3に戻り、床面Fの掃除を継続する。
【0043】
一方、ステップ4において、電気掃除機1が床面F全体を掃除したと制御手段45により判断した場合には、モータ15を停止させる(ステップ5)。
【0044】
さらに、制御手段45は、車輪駆動制御手段8により走行輪6を駆動させ、制御手段45にて記憶した充電台3の位置に電気掃除機1を移動させる(ステップ6)。
【0045】
このとき、制御手段45は、充電台3の被検知穴64を充電台センサ34で検知したかどうかを判断する(ステップ7)。
【0046】
このステップ7において、被検知穴64を充電台センサ34で検知していない場合には、電気掃除機1が充電台3の近傍に戻っていないと制御手段45にて判断し、ステップ6に戻って電気掃除機1の移動を継続する。
【0047】
一方、ステップ7において、被検知穴64を充電台センサ34で検知した場合には、電気掃除機1が充電台3の近傍に戻ったと制御手段45により判断し、図9に示すように、この制御手段45が車輪駆動制御手段8により走行輪6を所定量回転させて電気掃除機1を所定距離移動させるとともに、電気掃除機1を90°回転させて端子嵌合部41と充電台3の端子接続部55とを位置合わせする。(ステップ8)。
【0048】
さらに、制御手段45は、モータ15を所定の時間駆動させて、モータ15から排気される排気風を、分岐風路24を介して排気吹掛口22から排気させ、充電台3の端子接続部55に吹き掛けさせてこの端子接続部55の台側端子63の上などに付着した塵埃などを吹き飛ばす(ステップ9)。
【0049】
そして、制御手段45によりモータ15を停止させると、電気掃除機1を充電台3側へと後退させ、端子嵌合部41と充電台3の端子接続部55とをドッキングさせる(ステップ10)。このとき、後方に向かって拡開状に形成した端子嵌合部41が容易に端子接続部55に嵌合するとともに、後部下側を円弧状に面取り形成した位置合わせ突部43が容易に嵌合溝部61に嵌合し、本体側端子44と台側端子63とが確実に接続されて、二次電池35が充電される。
【0050】
上述したように、上記第1の前提技術によれば、充電台3の台側端子63に電気掃除機1の本体側端子44を接続する際に、電気掃除機1から排気された排気風を制御手段45にて台側端子63に排気吹掛口22から吹き掛けさせることにより、充電台3の台側端子63に付着した塵埃などを吹き飛ばし、本体側端子44と台側端子63とを接続する際の接続不良を防止でき、この接触不良による二次電池35の充電不良、あるいは充電台3の充電回路が短絡などにより損傷することなどを防止できる。
【0051】
また、端子接続部55の嵌合溝部61に嵌合可能な位置合わせ突部43を端子嵌合部41に突出して設けたことにより、端子嵌合部41と端子接続部55とのドッキングの際に確実に位置合わせできる。しかも、端子嵌合部41を電気掃除機1の本体ケース2の後方に向けて拡開状にし、かつ位置合わせ突部43の後部下側を円弧状に面取り形成したことにより、端子嵌合部41と端子接続部55とを容易にドッキングできる。
【0052】
さらに、掃除中に電気掃除機1の排気吹掛口22から排気されるモータ15からの排気風により床面F上の塵埃の一部が巻き上げられて端子接続部55の台側端子63に付着することがあっても、掃除を終了した後に端子接続部55の台側端子63の塵埃を吹き飛ばすので、台側端子63に付着した塵埃などを効率よく吹き飛ばしできる。
【0053】
またさらに、排気吹掛口22の直下部に端子嵌合部41を設けたことにより、排気吹掛口22から本体ケース2の外部へと排気されるモータ15からの排気風を端子接続部55に効率よく吹き掛けることができる。
【0054】
そして、排気吹掛口22の開口面積を比較的小さく形成し、かつ分岐風路24を排気風路23よりも幅狭に形成したことにより、モータ15から排気された排気風を排気吹掛口22から比較的強く排気させることが可能になり、台側端子63に付着した塵埃などを、より効率よく吹き飛ばしできる。
【0055】
次に、本発明の電気掃除機の第2の前提技術を図10を参照して説明する。
【0056】
この図10に示す前提技術は、基本的には、上記図1ないし図9に示す前提技術と同様であるが、制御手段45は、モータ15から排気された排気風を排気吹掛口22から端子接続部55の台側端子63に複数の位置、例えば2箇所で吹き掛けさせるものである。
【0057】
すなわち、この図10に示す前提技術では、まず、上記図1ないし図9に示す前提技術のステップ1ないしステップ9と同様のステップ11ないし19の制御をした後、制御手段45がモータ15を一旦停止させ、車輪駆動制御手段8により走行輪6を回転駆動させて、例えば電気掃除機の端子嵌合部41と充電台3の端子接続部55とを位置合わせした状態で電気掃除機1を充電台3に、より接近させる(ステップ20)。
【0058】
そして、再びモータ15を制御手段45により駆動させ、モータ15から排気された排気風を排気吹掛口22から端子接続部55の台側端子63に吹き掛けて、塵埃などを吹き飛ばす(ステップ21)。
【0059】
この後、制御手段45は、図1ないし図9に示す前提技術のステップ10と同様に、モータ15の駆動を停止させるとともに、車輪駆動制御手段8により走行輪6を駆動させて電気掃除機1を後退させ、端子嵌合部41と端子接続部55とをドッキングする(ステップ22)。
【0060】
このため、図10に示す前提技術によれば、制御手段45が、電気掃除機1の本体ケース2の後部に設けた排気吹掛口22から、モータ15から排気された排気風を端子接続部55の台側端子63に吹き掛けさせるなど、上記第1の前提技術と同様の制御をすることにより、上記第1の前提技術と同様の作用効果を奏することができる。
【0061】
また、モータ15から排気される排気風を2箇所から端子接続部55の台側端子63に吹き掛けるため、モータ15から排気される排気風が異なる角度から台側端子63に吹き掛けられ、この台側端子63に付着した塵埃などをより確実に吹き飛ばしできる。
【0062】
なお、上記第2の前提技術において、モータ15から排気された排気風を端子接続部55の台側端子63に異なる位置から吹き掛けできれば、制御手段45による電気掃除機1の移動方向および距離などは、上記の制御に限定されない。すなわち、電気掃除機1を充電台3から若干遠ざけたり、あるいは電気掃除機1を若干回転させたりしてもよい。
【0063】
また、上記ステップ20の制御において、台側端子63に付着した塵埃などをより確実に吹き飛ばす場合には、モータ15を一旦停止させずに、電気掃除機1を移動させながらモータ15から排気される排気風を端子接続部55の台側端子63に連続的に吹き掛けさせる制御にしてもよい。
【0064】
次に、本発明の電気掃除機の実施の形態を図11ないし図13を参照して説明する。
【0065】
この図11ないし図13に示す実施の形態は、上記各前提技術と基本的に同様の構成を有しているが、図11に示すように、分岐風路24には、この分岐風路24を開閉させる開閉弁71が開閉可能に取り付けられている。
【0066】
また、本体ケース2内における分岐風路24の下方には、開閉弁71を開閉させる開閉装置72が取り付けられている。この開閉装置72は、図12に示すように、制御手段45に接続されており、この制御手段45により駆動される。そして、制御手段45は、モータ15から排気される排気風を、端子接続部55の台側端子63に吹き掛けさせる際にのみ、開閉装置72を介して開閉弁71を開閉させることで排気吹掛口22を開閉させる。
【0067】
すなわち、制御手段45は、開閉弁71を閉じた状態で上記第1の前提技術のステップ1ないしステップ8と同様のステップ31ないし38の制御をした後、モータ15を所定時間駆動させるとともに開閉装置72により開閉弁71を開かせる(ステップ39)。
【0068】
この後、制御手段45は、モータ15から排気される排気風を、分岐風路24を介して排気吹掛口22から端子接続部55の台側端子63に吹き掛けて、塵埃などを吹き飛ばす(ステップ40)。
【0069】
さらに、制御手段45は、モータ15を停止させ、開閉装置72により開閉弁71を閉じさせる(ステップ41)。
【0070】
そして、車輪駆動制御手段8により走行輪6を駆動して電気掃除機1を充電台3側へと後退させ、端子嵌合部41と充電台3の端子接続部55とをドッキングさせる(ステップ42)。
【0071】
このため、上記実施の形態によれば、制御手段45が、電気掃除機1の本体ケース2の後部に設けた排気吹掛口22から、モータ15から排気された排気風を端子接続部55の台側端子63に吹き掛けさせるなど、上記各前提技術と同様の制御をすることにより、上記各前提技術と同様の作用効果を奏することができる。
【0072】
また、充電台3の端子接続部55の台側端子63にモータ15から排気された排気風を吹き掛ける際にのみ、制御手段45が開閉装置72により開閉弁71を開いて排気吹掛口22を開口させるため、モータ15から排気される排気風が通常の掃除中に排気吹掛口22から排気されることを防止し、この排気吹掛口22からの排気により床面F上の塵埃の一部が巻き上げられることを防止できる。
【0073】
なお、上記実施の形態において、制御手段45は、モータ15から排気された排気風を排気吹掛口22から台側端子63に、複数回吹き掛けさせる制御、あるいは電気掃除機1を移動させながら連続的に吹き掛けさせる制御などにしてもよい。
【0074】
また、排気吹掛口22を除く排気口21にも排気開閉弁を設け、開閉弁71を開いた際にはこの排気開閉弁を閉じて、モータ15から排気された排気風を排気吹掛口22のみから排気させるように制御手段45により制御してもよい。この場合には、モータ15から排気された排気風を排気吹掛口22から吹き掛ける際に、この排気吹掛口22を除く排気口21から排気風が排気されないため、この排気風により床面Fの塵埃を巻き上げることを防止できるとともに、モータ15から排気された排気風をより集中させて排気吹掛口22から排気させることができ、塵埃をより確実に吹き飛ばしできる。
【0075】
さらに、上記実施の形態において、電気掃除機1の細部は上記構成に限定されない。
【0076】
またさらに、端子嵌合部41と端子接続部55とのドッキングを離す際に、モータ15から排気された排気風を排気吹掛口22から吹き掛けさせる制御にもできる。
【0077】
そして、電気掃除機1の掃除動作は、部屋内をジグザグ状に掃除するだけでなく、様々な掃除動作が可能である。
【0078】
【発明の効果】
本発明によれば、電池に充電する充電台の接続端子部に充電端子部を接続する際に、制御手段が開閉弁を開いて電動送風機から排気された排気風を充電台の接続端子部に排気吹掛口から吹き掛けさせることにより、充電台の接続端子部に付着した塵埃などを吹き飛ばし、充電端子部と接続端子部との接続不良を防止できるとともに、電動送風機から排気された排気風が通常の掃除中に排気吹掛口から排気されることを防止して、この排気吹掛口からの排気により被掃除面上の塵埃が巻き上げられることを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の電気掃除機の第1の前提技術を示す側面断面図である。
【図2】 同上電気掃除機を示す底面図である。
【図3】 同上電気掃除機の一部を示す斜視図である。
【図4】 同上電気掃除機を示すブロック図である。
【図5】 同上電気掃除機の充電台を示す斜視図である。
【図6】 同上電気掃除機の制御を示すフローチャートである。
【図7】 同上電気掃除機の動作の一部を示す説明図である。
【図8】 同上電気掃除機の掃除動作を示す説明図である。
【図9】 同上電気掃除機の動作の一部を示す説明図である。
【図10】 本発明の電気掃除機の第2の前提技術の制御を示すフローチャートである。
【図11】 本発明の電気掃除機の実施の形態を示す側面断面図である。
【図12】 同上電気掃除機を示すブロック図である。
【図13】 同上電気掃除機の制御を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 電気掃除機
2 掃除機本体としての本体ケース
15 電動送風機としてのモータ
21 排気口
22 排気吹掛口
34 充電台検出手段としての充電台センサ
35 電池としての二次電池
44 充電端子部としての本体側端子
45 制御手段
71 開閉弁

Claims (2)

  1. 電動送風機を備えた自立移動可能な掃除機本体と、
    この掃除機本体に設けられ、前記電動送風機に電力を供給する充電可能な電池と、
    前記掃除機本体に設けられ、前記電動送風機から排気される排気風を前記掃除機本体の外部へと排気させる排気口と、
    前記掃除機本体に設けられ、前記排気口の一部をなす排気吹掛口と、
    この排気吹掛口と前記電動送風機の排気側とを連通する風路を開閉可能な開閉弁と、
    前記掃除機本体に設けられ、前記電池に電気的に接続され、かつこの電池を充電する充電台の接続端子部に着脱可能に電気的に接続される充電端子部と、
    この充電端子部を充電台の接続端子部に接続する際に前記開閉弁を開くことにより前記電動送風機から排気される排気風を充電台の接続端子部に前記排気吹掛口から吹き掛けさせる制御手段と
    を具備したことを特徴とした電気掃除機。
  2. 充電台を検知する充電台検知手段を具備し、
    制御手段は、前記充電台検知手段により充電台を検知することで、この充電台の接続端子部に対して掃除機本体の充電端子部を位置合わせし、前記開閉弁を開いて前記電動送風機から排気される排気風を充電台の接続端子部に前記排気吹掛口から吹き掛けさせた後、前記掃除機本体の移動を制御して充電端子部を充電台の接続端子部に接続させる
    ことを特徴とした請求項1記載の電気掃除機。
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