JP4127602B2 - 液晶表示装置の駆動方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ベンド配向を有する液晶層によって構成された液晶表示装置において、液晶層を初期のホモジニアス状態からベンド配向に高速に転移させる駆動方法に係る。
【0002】
【従来の技術】
液晶表示装置は薄型、軽量であり、従来のブラウン管に代替するものとして、近年一層用途が拡大されてきた。しかし、現在広く使用されているTN(Twisted Nematic)配向液晶パネルは視野角が狭く、また応答速度が遅く、液晶素子が保持型であることもあって動画表示時には尾を引くように見える等、ブラウン管より画質が劣る。
【0003】
特開昭61−116329号公報にあるようなベンド配向を有する液晶を用いれば、高速応答かつ広視野角で動画表示や大画面化に十分対応でき、ブラウン管よりも薄型で低消費電力の大画面ディスプレイを提供することができる。しかし、ベンド配向に転移するために液晶層に高い電位差を一定時間以上付与する必要があり、汎用的に実現する手段が具体化されていないために、現在のところ実用化されるには至っていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、ベンド配向を有する液晶を用いた液晶表示装置において、短時間でベンド配向に転移する駆動方法を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために第1の発明は、画素データが供給される複数のソース線と、走査信号が供給される複数のゲート線の交点に対応して、マトリクス状に形成された薄膜トランジスタおよび薄膜トランジスタに接続する画素電極が形成された第一の基板と、第一の基板に対向する対向電極が形成された第二の基板と、第一の基板と第二の基板との間に位置し、ベンド配向を有する液晶層と、ソース線を駆動するソースドライバと、ゲート線を駆動するゲートドライバを具備する液晶表示装置に適用される。そして、液晶層をベンド配向させるために、画素電極と対向電極間に第一の電位差を与える第一の期間と、画素電極と対向電極間の電位差を第一の電位差よりも小さい第二の電位差にする第二の期間を1回以上、交互に繰り返す駆動方法において、第一の期間と第二の期間を挟んで、第二の期間よりも短く、かつ第一の期間よりも短い期間、ゲートドライバからゲート線に薄膜トランジスタをオンさせる電圧を印加することを特徴とするものである。
【0006】
これのようにベンド配向の核の発生とベンド領域の拡大を行うのに十分大きい第一の電位差である第一の期間と、ベンド配向の核が発生しなかったりベンド領域の拡大が行われなかった部分の液晶層の再整列を行うのに十分小さい第二の電位差である第二の期間を交互に繰り返すことによって、パネル全体を完全に短時間でベンド配向にすることが可能になる。
【0007】
第2の発明は、画素データが供給される複数のソース線と、走査信号が供給される複数のゲート線の交点に対応して、マトリクス状に形成された薄膜トランジスタおよび薄膜トランジスタに接続する画素電極が形成された第一の基板と、第一の基板に対向する対向電極が形成された第二の基板と、第一の基板と第二の基板との間に位置し、ベンド配向を有する液晶層と、ソース線を駆動するソースドライバと、ゲート線を駆動するゲートドライバを具備する液晶表示装置に適用される。そして、液晶層をベンド配向させるために、画素電極と対向電極間に第一の電位差を与える第一の期間と、画素電極と対向電極間の電位差を第一の電位差よりも小さい第二の電位差にする第二の期間を1回以上、交互に繰り返す駆動方法において、第一の期間の全期間と第二の期間を挟んで、第一の期間よりも長く、かつ第二の期間と第一の期間を合わせた期間よりも短い期間、ゲートドライバからゲート線に薄膜トランジスタをオンさせる電圧を印加することを特徴とするものである。
【0008】
これにより、さらに短時間でパネル全体を完全にベンド配向にすることが可能になる。
【0009】
第3の発明は、画素データが供給される複数のソース線と、走査信号が供給される複数のゲート線の交点に対応して、マトリクス状に形成された薄膜トランジスタおよび薄膜トランジスタに接続する画素電極が形成された第一の基板と、第一の基板に対向する対向電極が形成された第二の基板と、第一の基板と第二の基板との間に位置し、ベンド配向を有する液晶層と、ソース線を駆動するソースドライバと、ゲート線を駆動するゲートドライバを具備する液晶表示装置に適用される。そして、液晶層をベンド配向させるために、画素電極と対向電極間に第一の電位差を与える第一の期間と、画素電極と対向電極間の電位差を第一の電位差よりも小さい第二の電位差にする第二の期間を1回以上、交互に繰り返す駆動方法において、第二の期間の全期間と第一の期間を挟んで、第二の期間よりも長く、かつ第二の期間と第一の期間を合わせた期間よりも短い期間、ゲートドライバからゲート線に薄膜トランジスタをオンさせる電圧を印加することを特徴とするものである。
【0010】
これにより、第二の期間において薄膜トランジスタが常時オン状態であるので、ソース線電位と対向電極電位を同じ電位にするだけで第二の電位差をゼロにすることが容易にできるという効果がさらに得られる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態については図1から図5を用いて説明する。
【0012】
図4は本発明の実施形態で用いた液晶パネルの1画素分の構成図を示す。
【0013】
(実施の形態1)
図1は実施の形態1に係る転移動作中のタイムチャートである。
【0014】
以下、図1についてその実際の動作を説明する。
【0015】
液晶層をベンド配向にするための転移動作期間110において、対向電極電位102は1回目の第二の期間105と2回目の第二の期間107に通常映像表示期間109とは異なる第二の直流電位にし、1回目の第一の期間106と2回目の第一の期間108には第二の直流電位より十分に低い第一の直流電位にする。
【0016】
ゲート線電位101には1回目の第二の期間105における初期期間および第二の期間と第一の期間を挟んだ期間で、第二の期間および第一の期間より短い期間、画素トランジスタ401をオンさせる電位を与える。その他の期間には画素トランジスタ401をオフさせる電位を与えている。このように、対向電極電位102の変化時に画素トランジスタ401をオンにしておくことで、対向電極電位102が変化した方向に画素電極電位104が変化する現象を防止している。例えば、画素トランジスタ401がオフ状態で電流の供給がない場合に対向電極電位102がΔVcomだけ変化すると、その変化した方向に画素電極電位104が次に示すΔVpだけ変化してしまう。
【0017】
ΔVp=ΔVcom*Clc/(Clc+Cst+Cgd)
ここで、Clcは液晶層の容量405、Cstは蓄積容量404、Cgdはゲート・ドレイン間容量403であり、いずれも図4の等価回路に示す1画素当たりの値である。この現象を防止することで、第一の期間にはベンド配向の拡大を行うために十分大きい電位差を、第二の期間にはベンド配向の核が発生しなかったりベンド領域の拡大が行われなかった部分の液晶層の再整列を行うために十分小さい電位差を常時、画素電極電位104と対向電極電位102との間に与えることができる。とくに第二の期間における画素電極電位104と対向電極電位102との電位差は液晶層の再整列を確実に行うために±1V以下であることが望ましい。
【0018】
ゲート線電位101が画素トランジスタ401をオンからオフにするときにゲート線電位101の変動の影響で画素電極電位104が多少低下するので、この低下分を補償するためにソース線電位103には対向電極電位102の第二の直流電位に上乗せした直流電位を与えている。
【0019】
画素電極電位104はゲート線電位101が画素トランジスタ401をオンにしている期間ではソース線電位103を充電しているので、この電位と同じ電位になり、またゲート線電位101が画素トランジスタ401をオフにしている期間では対向電極電位102の第二の直流電位とほぼ同じ電位になっている。
【0020】
第二の期間における画素電極電位104と対向電極電位102との電位差(液晶層に印加される電圧であり、以下、Vpc電位差と呼ぶ)は画素トランジスタ401がオン時以外では、ほぼゼロである第二の電位差になる。また第一の期間におけるVpc電位差は画素トランジスタ401がオン時では、ソース線電位103と対向電極電位102との電位差であり、それがオフ時では、対向電極電位102の第二の直流電位と第一の直流電位との電位差にほぼ等しい電位差である大きい第一の電位差になる。
【0021】
本実施の形態における駆動方式を用いて、Vpc電位差がベンド配向の核の発生とベンド領域の拡大を行うのに十分大きい第一の電位差である第一の期間と、Vpc電位差がベンド配向の核が発生しなかったりベンド領域の拡大が行われなかった部分の液晶層の再整列を行うのに十分小さい第二の電位差である第二の期間を交互に繰り返すことによって、パネル全体を完全に短時間でベンド配向にすることが可能である。
【0022】
なお、図5のVg(n-1)、Vg(n)、Vg(n+1)に示すように、画素トランジスタをオンさせる各ゲート線電位のタイミングを変えるのが好ましい。このようにすることによって、同時に全ゲート線にトランジスタをオンさせる電位を与える場合と比べ、ゲートドライバの電流集中を低減でき、電源回路の構成を簡素化できるので、低電力化が可能となる。
【0023】
(実施の形態2)
図2は実施の形態2に係る転移動作中のタイムチャートである。 以下、図2についてその実際の動作を説明する。
【0024】
液晶層をベンド配向にするための転移動作期間210において、対向電極電位202およびソース線電位203の電位およびタイミング等は(実施の形態1)と同様である。
【0025】
ゲート線電位201には1回目の第二の期間205における初期期間で第二の期間より短い期間と、第一の期間の全期間とそれに隣接する第二の期間の一部を含んだ期間で第一の期間よりも長くかつ第二の期間と第一の期間を合わせた期間よりも短い期間、画素トランジスタ401をオンさせる電位を与える。その他の期間には画素トランジスタ401をオフさせる電位を与えている。ここでも、対向電極電位202の変化時に画素トランジスタ401をオンにしておくことで、(実施の形態1)で説明した現象を防止している。
【0026】
画素電極電位204も(実施の形態1)と同様であり、ゲート線電位201が画素トランジスタ401をオンにしている期間ではソース線電位203を充電しているので、この電位と同じ電位になり、またゲート線電位201が画素トランジスタ401をオフにしている期間では対向電極電位202の第二の直流電位とほぼ同じ電位になっている。
【0027】
第二の期間におけるVpc電位差は(実施の形態1)と同様、画素トランジスタ401がオン時以外では、ほぼゼロである第二の電位差になる。また第一の期間におけるVpc電位差は全期間、画素トランジスタ401がオン状態であるので、ソース線電位203と対向電極電位202との電位差である大きい第一の電位差になる。
【0028】
本実施の形態における駆動方式を用いると、(実施の形態1)の駆動方式に比べ、第一の期間において画素電極電位204の低下がない分、Vpc電位差をより大きい第一の電位差にすることができる。その結果、ベンド配向の核の発生とベンド領域の拡大を行うために十分大きい第一の電位差である第一の期間と、Vpc電位差がベンド配向の核が発生しなかったりベンド領域の拡大が行われなかった部分の液晶層の再整列を行うために十分小さい第二の電位差である第二の期間を交互に繰り返すことによって、(実施の形態1)の駆動方式よりも短時間でパネル全体を完全にベンド配向にすることが可能である。
【0029】
本実施の形態および(実施の形態1)の駆動方式において、ベンド配向に転移するのに必要な期間を比較したものを表1に示す。ソース線電位および対向電極電位は両方の駆動方式ともに同じ電位である。
【0030】
【表1】
【0031】
(実施の形態3)
図3は実施の形態3に係る転移動作中のタイムチャートである。
【0032】
以下、図3についてその実際の動作を説明する。
【0033】
液晶層をベンド配向にするための転移動作期間310において、対向電極電位302の電位およびタイミング等は(実施の形態1)と同様である。
【0034】
ゲート線電位301には第二の期間の全期間とそれに隣接する第一の期間の一部を含んだ期間で第二の期間よりも長くかつ第二の期間と第一の期間を合わせた期間よりも短い期間、画素トランジスタ401をオンさせる電位を与える。その他の期間には画素トランジスタ401をオフさせる電位を与えている。ここでも、対向電極電位302の変化時に画素トランジスタ401をオンにしておくことで、(実施の形態1)で説明した現象を防止している。
【0035】
ソース線電位303には第二の期間における対向電極電位302と等しい直流電位を与えている。
【0036】
画素電極電位304はゲート線電位301が画素トランジスタ401をオンにしている期間ではソース線電位303を充電しているので、この電位と同じ電位になり、またゲート線電位301が画素トランジスタ401をオフにしている期間では、画素トランジスタ401をオンからオフにしたときにゲート線電位301の変動の影響で画素電極電位304が多少低下するので、ソース線電位303からこの低下分を差し引いた電位になっている。
【0037】
第二の期間におけるVpc電位差は全期間、画素トランジスタ401がオン状態であるので、ゼロになる。また第一の期間におけるVpc電位差は、画素トランジスタ401がオン時では、ソース線電位303と対向電極電位302との電位差であり、それがオフ時では、ゲート線電位301の変動の影響でソース線電位から低下した電位と対向電極電位302との電位差になる。
【0038】
本実施の形態における駆動方式では、第二の期間において画素トランジスタが常時オン状態であるので、ソース線電位と対向電極電位を同じ電位にするだけでVpc電位差をゼロにすることが容易にできる。しかし、(実施の形態1)および(実施の形態2)の駆動方式では、第二の期間においてVpc電位差をゼロにするためには、画素トランジスタをオンからオフにするときにゲート線電位の変動の影響で画素電極電位が低下する分を対向電極電位に上乗せした電位をソース線電位として設定する必要がある。またゲート線電位の変化量、トランジスタの性能等が異なるとソース線電位の設定値も異なってしまう。
【0039】
(実施の形態1)の駆動方式において、ゲート線電位の変化量、トランジスタの性能等が異なるパネルA、B、Cの最適なソース線電位を表2に示す。
【0040】
【表2】
【0041】
本実施の形態における駆動方式を用いることによって、ゲート線電位の変化量、トランジスタの性能等が異なるパネルにおいても、第二の期間のVpc電位差を容易かつ正確にゼロにすることが可能であるので、転移動作中にベンド配向の核が発生しなかったりベンド領域の拡大が行われなかった部分の液晶層の再整列を確実に行なうことができる。
【0042】
【発明の効果】
以上のように本発明の第1の実施形態によれば、対向電極電位の変化点で画素トランジスタをオンにしておくことで、対向電極電位変化による画素電極電位変化を防ぎ、画素電極と対向電極の間に短時間で液晶層をベンド配向にするのに最適な電位差を付与することが可能になった。また本発明の第2の実施形態によれば、第一の期間に画素トランジスタを常時オンすることで画素電極と対向電極の間に十分に大きい電位差を付与でき、より短時間で液晶をベンド配向にすることが可能になった。また本発明の第3の実施形態によれば、第二の期間に画素トランジスタを常時オンし、ソース線電位と対向電極電位を同じ電位にするだけでゲート線電位の変化量、トランジスタの性能等が異なるパネルにおいても画素電極電位と対向電極電位との電位差を正確にゼロにすることができ、転移動作中にベンド配向の核が発生しなかったりベンド領域の拡大が行われなかった部分の液晶層の再整列を確実に行なうことが可能になった。
【0043】
なお、本発明を用いれば、高速応答かつ広視野角で動画表示や大画面化に十分対応できる液晶ディスプレイを提供することができ、またブラウン管に比べ低電力であるため、地球環境、宇宙環境に優しいことになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るタイムチャート
【図2】本発明の第2の実施形態に係るタイムチャート
【図3】本発明の第3の実施形態に係るタイムチャート
【図4】本発明の実施形態で用いた液晶パネルの1画素分の構成図
【図5】本発明の第1の実施形態に係るゲート線電位のタイムチャート
【符号の説明】
101,201,301 ゲート線電位
102,202,302 対向電極電位
103,203,303 ソース線電位
104,204,304 画素電極電位
105,205,305 1回目の第二の期間
106,206,306 1回目の第一の期間
107,207,307 2回目の第二の期間
108,208,308 2回目の第一の期間
109,209,309 通常映像表示期間
110,210,310 転移動作期間
401 画素トランジスタ
402 画素電極
403 Cgd
404 Cst
405 Clc
406 Cgs
407 ソース線
408 次のソース線
409 ゲート線
410 対向電極
411 共通電極
Claims (13)
- 画素データが供給される複数のソース線と、走査信号が供給される複数のゲート線の交点に対応して、マトリクス状に形成された薄膜トランジスタおよび前記薄膜トランジスタに接続する画素電極が形成された第一の基板と、前記第一の基板に対向する対向電極が形成された第二の基板と、前記第一の基板と前記第二の基板との間に位置し、ベンド配向を有する液晶層と、前記ソース線を駆動するソースドライバと、前記ゲート線を駆動するゲートドライバを具備する液晶表示装置において、前記液晶層をベンド配向させるために、前記画素電極と前記対向電極間に第一の電位差を与える第一の期間と、前記画素電極と前記対向電極間の電位差を前記第一の電位差よりも小さい第二の電位差にする第二の期間を1回以上、交互に繰り返す駆動方法であって、前記第一の期間と前記第二の期間を挟んで、前記第二の期間よりも短く、かつ前記第一の期間よりも短い期間、前記ゲートドライバから前記ゲート線に前記薄膜トランジスタをオンさせる電圧を印加することを特徴とする液晶表示装置の駆動方法。
- 前記第一の期間または前記第二の期間に、前記薄膜トランジスタを複数回オンさせることを特徴とする請求項1記載の液晶表示装置の駆動方法。
- 画素データが供給される複数のソース線と、走査信号が供給される複数のゲート線の交点に対応して、マトリクス状に形成された薄膜トランジスタおよび前記薄膜トランジスタに接続する画素電極が形成された第一の基板と、前記第一の基板に対向する対向電極が形成された第二の基板と、前記第一の基板と前記第二の基板との間に位置し、ベンド配向を有する液晶層と、前記ソース線を駆動するソースドライバと、前記ゲート線を駆動するゲートドライバを具備する液晶表示装置において、前記液晶層をベンド配向させるために、前記画素電極と前記対向電極間に第一の電位差を与える第一の期間と、前記画素電極と前記対向電極間の電位差を前記第一の電位差よりも小さい第二の電位差にする第二の期間を1回以上、交互に繰り返す駆動方法であって、前記第一の期間の全期間とそれに隣接する前記第二の期間の一部を含んで、前記第一の期間よりも長く、かつ前記第二の期間と前記第一の期間を合わせた期間よりも短い期間、前記ゲートドライバから前記ゲート線に前記薄膜トランジスタをオンさせる電圧を印加することを特徴とする液晶表示装置の駆動方法。
- 前記第二の期間に、前記薄膜トランジスタを複数回オンさせることを特徴とする請求項3記載の液晶表示装置の駆動方法。
- 前記第二の期間に前記薄膜トランジスタをオンからオフにする際に前記ゲート線の電位変動に誘起されて前記画素電極に生じる電位変動分を前記対向電極の電位に反映した電位を前記ソース線に与えて、前記画素電極の充電を行うことを特徴とする請求項1または3いずれか記載の液晶表示装置の駆動方法。
- 画素データが供給される複数のソース線と、走査信号が供給される複数のゲート線の交点に対応して、マトリクス状に形成された薄膜トランジスタおよび前記薄膜トランジスタに接続する画素電極が形成された第一の基板と、前記第一の基板に対向する対向電極が形成された第二の基板と、前記第一の基板と前記第二の基板との間に位置し、ベンド配向を有する液晶層と、前記ソース線を駆動するソースドライバと、前記ゲート線を駆動するゲートドライバを具備する液晶表示装置において、前記液晶層をベンド配向させるために、前記画素電極と前記対向電極間に第一の電位差を与える第一の期間と、前記画素電極と前記対向電極間の電位差を前記第一の電位差よりも小さい第二の電位差にする第二の期間を1回以上、交互に繰り返す駆動方法であって、前記第二の期間の全期間とそれに隣接する前記第一の期間の一部を含んで、前記第二の期間よりも長く、かつ前記第二の期間と前記第一の期間を合わせた期間よりも短い期間、前記ゲートドライバから前記ゲート線に前記薄膜トランジスタをオンさせる電圧を印加することを特徴とする液晶表示装置の駆動方法。
- 前記第一の期間に、前記薄膜トランジスタを複数回オンさせることを特徴とする請求項6記載の液晶表示装置の駆動方法。
- 前記第二の期間での前記第二の電位差を±1V以内にする請求項6記載の液晶表示装置の駆動方法。
- 前記薄膜トランジスタのオン期間には、前記ソースドライバから前記画素電極に一定の直流電圧を印加することを特徴とする請求項1または3または6いずれか記載の液晶表示装置の駆動方法。
- 前記トランジスタのオン期間に、前記対向電極の電位を変化させることを特徴とする請求項1または3または6いずれか記載の液晶表示装置の駆動方法。
- 前記ゲートドライバから前記複数のゲート線に前記薄膜トランジスタをオンまたはオフさせる電圧を各ライン毎にタイミングを変えて印加することを特徴とする請求項1または3または6いずれか記載の液晶表示装置の駆動方法。
- 前記ゲートドライバから前記複数のゲート線に前記薄膜トランジスタをオンさせる電圧を複数ライン同時に印加することを特徴とする請求項1または3または6いずれか記載の液晶表示装置の駆動方法。
- 前記ゲートドライバから前記複数のゲート線に前記薄膜トランジスタをオンさせる電圧を全ライン同時に印加することを特徴とする請求項12記載の液晶表示装置の駆動方法。
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