JP4127393B2 - 回転加工装置 - Google Patents

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本発明は、加工ローラと受けローラとの間を通過する被加工物(シートやフィルム等の材料)に対して、例えば、切断加工、ヒートシール加工、印刷加工等の加工を施す回転加工装置に関する。
従来、この種の加工装置においては、加工ローラの円筒面上に、例えば、カッター刃やシールブロック等の加工部が複数設けられており、加工ローラ及び受けローラを、材料の搬送速度と同一速度で回転駆動することにより、走行中の材料に対し、円筒面上における加工部のピッチと同一ピッチで加工を行っていた。
そのため、材料の加工ピッチを変更する場合には、その所望の加工ピッチに適した種々の加工ローラを別途用意しなければならず、その手間がかかると共に不経済であった。
このような問題を解決するために、加工ローラ及び受けローラの双方の回転速度を同一駆動で変速制御するようにした加工装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この加工装置においては、少なくとも、加工部が加工受け面と対向する加工領域においては、材料に加工している期間中、加工ローラ及び受けローラを、材料の搬送速度と同一周速で回転させるが、加工部が加工受け面と対向しない非加工領域においては、材料を加工しない期間中、加工ローラ及び受けローラを、材料の搬送速度に対し増減させた速度で回転させ、材料の加工ピッチを調整するようにしている。
一方、モータの負担を低減する観点から、加工ローラと受けローラとをそれぞれ別に駆動することにより各速度を独立して変速制御するようにした加工装置も提案されている(例えば、特許文献2参照)。この加工装置においては、受けローラを、常に、材料の搬送速度と同一周速で回転させる一方で、加工ローラに対しては、加工領域においては、材料の搬送速度と同一周速で回転させ、非加工領域においては、材料の搬送速度に対し増減させた速度で回転させるようにしている。
また、この加工装置においては、加工ローラの両端の回転軸に、ベアリングを介して、リング状のベアラーを取り付けることにより、ベアラーを回転軸とは独立して回転させると共に、ベアラーを、受けローラに従動回転させつつその加工受け面に常に接触させることにより、加工ローラの加工部と受けローラの加工受け面との間隔を一定に保持するようにしている。
特許第2559036号 特開平11−188697号等
しかしながら、上記特許文献2に記載の加工装置においては、ベアラーやベアリング等の加工精度、及びベアラーとベアリングの嵌め合い精度等には、ある程度の誤差が含まれており、これらの誤差が累積された取付精度の全体としてみると、加工ローラの加工部と受けローラの加工受け面との間隔には、少なくとも約50μm程度の誤差(がたつき)が生じることがあった。
ところで、一般に、ヒートシールの加工においては、加工ローラの加工部と受けローラの加工受け面との間隔を高精度で且つ微小に設定する必要があり、この間隔に10〜20μm程度の誤差があっても、シール強度にむらが生じることが知られている。
そのため、ヒートシール加工に上記特許文献2に記載の加工装置を用いた場合、加工ローラの加工部と受けローラの加工受け面との間隔を所望の精度に保持できず、シール強度を一定にすることができないという問題がある。
従って、本発明の目的は、受けローラ又は加工ローラの速度を変速制御した場合、加工ローラの加工部と受けローラの加工受け面との間隔を高精度で且つ微小に保持できる回転加工装置を提供することにある。
本発明は、長尺の被加工物に所定の加工を施す加工部が円筒面に設けられた加工ローラと、該加工部との間で該被加工物を受ける加工受け面が円筒面上に形成された受けローラとを備え、該加工部が該加工受け面と対向する加工領域では、該加工ローラが該受けローラと同じ速度で回転し、該加工部が該加工受け面と対向しない非加工領域では、該加工ローラが該受けローラと異なる速度で回転するように構成された回転加工装置において、前記加工ローラの軸方向両端部には、それぞれ、ベアラーフランジが固定されており、該ベアラーフランジの外周部分は、前記加工領域で前記加工受け面と当接する当接円弧部と、前記非加工領域で前記加工受け面と当接しない非当接外周部とからなる回転加工装置を提供することにより上記目的を達成したものである。
本発明によれば、ベアラーフランジの外周部分を、当接円弧部と非当接外周部とからなるようにしたため、加工ローラ又は受けローラの速度を変速制御した場合、加工領域においては、加工受け面と加工部との間隔を高精度で且つ微小に設定でき、非加工領域においては、受けローラ及び加工ローラをそれぞれ独立して速度制御できる。
以下、本発明の回転加工装置の最も好ましい一実施形態を図1〜図4を参照して詳細に説明する。
図1及び図3に示すように、本実施形態の回転加工装置は、例えば生理用ナプキン等の製造ラインにおいて、表面シートや裏面シート等の原反シート2を所定のピッチ毎にヒートシールする工程に用いられるヒートシールユニット1である。
このヒートシールユニット(回転加工装置)1は、長尺の原反シート(被加工物)2にヒートシール(所定の加工)を施すシールブロック(加工部)3aが円筒面に設けられた加工ローラ3と、シールブロック3aとの間で原反シート2を受ける加工受け面4aが円筒面上に形成された受けローラ4とを備えている。
シールブロック3aが加工受け面4aと対向する加工領域αでは、加工ローラ3は受けローラ4と同じ速度で回転し、シールブロック3aが加工受け面4aと対向しない非加工領域γでは、加工ローラ3は受けローラ4と異なる速度で回転するように構成されている。
加工ローラ3の軸方向両端部には、それぞれ、ベアラーフランジ30、30が固定されている。ベアラーフランジ30の外周部分は、加工領域αで加工受け面4aと当接する当接円弧部31と、非加工領域γで加工受け面4aと当接しない非当接外周部32とからなる。
以下、かかるヒートシールユニット1の詳細を述べる。なお、図1では、便宜上、加工受け面4aとベアラーフランジ30とが離れているが、実際には、これらは互いに接触している。
図1、図3又は図5に示すように、本実施形態のヒートシールユニット1は、受けローラ4及び加工ローラ3がそれぞれ上下に配置されたものである。
受けローラ4は、所定の直径φD1(例えば131.8mm)の円柱形状に形成され、その円筒面がシールブロック3aとの間で原反シート2を受ける加工受け面4aとして機能する。受けローラ4は、第1回転軸4bに固定され、第1回転軸4bと共に回転するようになっている。第1回転軸4bの一端部には、カップリング5を介して、第1サーボモータ6が連結されている。
加工ローラ3は、所定の直径φD2(例えば131.8mm、ただし、φD1と一致しなくてもよい)の円柱形状に形成されたもので、第2回転軸3bに固定されている。第2回転軸3bの一端部には、上記同様、カップリング7を介して、第2サーボモータ8が連結されている。
加工ローラ3の円筒面上の軸方向中央部には、例えば2個のシートブロック3aが直径方向に取り付けられている。第1、第2回転軸4b、3bの平行配置により、シートブロック3aは、受けローラ4の加工受け面4aとクリアランスが、受けローラ4の撓み等を考慮しない場合、ゼロで接触するようになっている。この場合、加工ローラ4の側面において、第2回転軸3bを中心に、シールブロック3aと加工受け面4aとの接点を通る軌跡円(以下、「加工軌跡円C」とする)は、受けローラ3の側面の外形円と同一形状である。
ここで、第1サーボモータ6及び第2サーボモータ8は、それぞれ、コントローラ(図示しない)に電気的に接続され、受けローラ4及び加工ローラ3をそれぞれ独立して速度制御するように構成されている。このコントローラによる速度制御について説明すると、第1サーボモータ6により、受けローラ4の速度(接線速度)は、原反シート2の搬送速度と常に同一になるように制御され、第2サーボモータ8により、加工ローラ3の速度(接線速度)は、原反シート2に施すシールピッチ(加工ピッチ)の大きさに応じて変速するように制御される。
ただし、加工ローラ3の速度制御については、シートブロック3aが加工受け面4aと対向し原反シート2に対してヒートシールを施す加工領域αにおいては、加工ローラ3の速度は、受けローラ4の速度と同一に設定され、シートブロック3aが加工受け面4aと対向せず原反シート2と接触しない非加工領域γにおいては、加工ローラ3の速度は、受けローラ4の速度に対し加減速されるようになっている。
図1又は図2に示すように、加工ローラ3の軸方向両端面には、それぞれ、同一形状・同一大きさのベアラーフランジ30、30が固定されており、ベアラーフランジ30は、加工ローラ3と一体して回転するようになっている。
ベアラーフランジ30の外周部分は、加工ローラ3上のシールブロック3aの位置に対応して、加工軌跡円Cに沿って、当接円弧部31と非当接外周部32とが交互に配置されるように形成されている。
この点について詳述すると、図3に示すように、加工ローラ3の側面についてシールブロック3aの各中心線を90°、270°にした座標系においては、当接円弧部31は、それぞれ、90°直線を中心にした第1加工領域α1(θ1<α1<θ2)と、270°直線を中心にした第2加工領域α2(θ1+180°<α2<θ2+180°)とに配置されている。当接円弧部31の中心角(θ2―θ1)は、シールブロック3aが加工ローラ3の円筒面に占める範囲の中心角βより大きく設定されている。
このような当接円弧部31は、シートブロック3aの曲率半径R1(上記例では65.9mm)とほぼ同一の円弧状に形成されており(この点について詳細後述)、第1、第2加工領域α1、α2において、シールブロック3aと共に加工受け面4aと接触するようになっている。
ここに、角度θ1、θ2は、それぞれ、第1加工領域α1では、当接円弧部31と非当接外周部32との境界P1、P2を通る直線と、0°直線とのなす角度(+)であり、第2加工領域α2では、当接円弧部31と非当接外周部32との境界P2’、P1’を通る直線と、0°直線とのなす角度(―)である。なお、境界P1、P2、P1’、P2’は、適宜、境界Pと総称する場合がある。
非当接外周部32は、それぞれ、0°直線を中心にした第1非加工領域γ1(―θ1<γ1<θ1)と、180°直線を中心にした第2非加工領域γ2(θ2<γ2<−θ2)とに配置されている。このような非当接外周部32は、第1、第2非加工領域γ1、γ2において、加工受け面4aと接触しないような形状であればよく、特に限定されないが、例えば、図3に示すように、中心角(2×θ1)の円弧部分に内接する2辺からなる角形状に形成されている。
このようなベアラーフランジ30は、第1、第2加工領域α1、α2においては、加工受け面4aが当接円弧部31によって支持されることにより、加工受け面4aとシールブロック3aとのクリアランスが一定に保持される。しかし、本実施形態のように、受けローラ4が加工ローラ3の上方に配置されており、受けローラ4が、自重により撓んだ場合又は油圧装置等から圧力を受けた場合、第1、第2非加工領域γ1、γ2においては、第1回転軸4bと第2回転軸3bとが平行に配置されていない等の原因により、上記クリアランスが一定に保持されず、特に、クリアランスが微小値(例えば0〜100μm)に設定されているとき、加工受け面4aがシールブロック3aと大きな衝撃を伴って衝突することがあり得る。
そのため、本実施形態においては、ベアラーフランジ30に、上記構成と併せて以下に述べる構成が施されている。
当接円弧部31と非当接外周部32との境界P近傍において曲率半径の急激な変化は、加工ローラ3と受けローラ4との接触角度を大きくする結果、振動の増大につながるため、このような曲率半径の急激な変化を緩和させる観点から、図4(a)(b)及び図3に示すように、当接円弧部31と非当接外周部32との境界P近傍においては、当接円弧部31は、その両端部分を除く部分が、シートブロック3aの等しい第1曲率半径R1で形成されており、非当接外周部32との境界P近傍にある両端部分が、第1曲率半径R1より小さい第2曲率半径R2で形成されている。
この点について詳述すると、第1加工領域α1において、90°直線を中心にシールブロック3aの中心角βを含む中央領域α11では、当接円弧部31が第1曲率半径R1の曲面で形成されている。また、中央領域α11から外れて境界Pまでの端部領域α12では、当接円弧部31が、90°直線から離れる方向に、第1曲率半径R1から第2曲率半径R2に漸減する曲面で形成されている。
第2加工領域α2の中央領域α21及び端部領域α22についても、上記同様である。
この場合、第2曲率半径R2は、第1曲率半径R1の値(65.9mm)に対し、65.86<R2<65.9mm、即ち、第2曲率半径R2の減少率は、[65.86/65.9]〜[65.9/65.9]の範囲内に設定することが好ましい。
このような第1曲率半径R1(65.9mm)及び第2曲率半径R2(65.86mm)で形成されたベアラーフランジ30は、第1曲率半径R1のみで形成されたものに対し、振動測定試験における振動加速度について、1/5の値を示している。
また、図4(a)(b)に示すように、加工受け面4aとシールブロック3aとの衝撃を緩衝する観点から、非当接外周部32には、緩衝部材33が、当接円弧部31と非当接外周部32との境界Pに生じた段差部分を埋めるように取り付けられている。
この点について詳述すると、緩衝部材33は、三角柱の薄いくさび状に形成されたもので、非当接外周部32の表面上に設置された底面に対し、上面が境界Pに接し且つ加工軌跡円Cと内接するように傾斜しており、加工軌跡円C内に収まるように配置されている。このような緩衝部材33は、例えば、ゴムやウレタン等のように防振機能を有する弾性体からなっている。
次に、本実施形態のベアラーフランジ30の製造方法等を説明する。
加工ローラ3の両側面に、それぞれ、NC加工したベアラーフランジ30、30をボルトで固定し、加工ローラ3とベアラーフランジ30とを一体化させてから、シールブロック3aと当接円弧部31とを同時に円筒研磨する。これらの曲率半径をほぼ同一の第1曲率半径R1に仕上げ、その許容誤差を±0.005mm(5μm)程度にする。
当接円弧部31の端部領域α12には、予め、ベアラーフランジ30の製造の際に、第1曲率半径R1から第2曲率半径R2に漸減させてNC加工を施しておく。この際、衝撃を緩衝させる観点から、当接円弧部31において、熱処理等の表面処理を施すことにより、端部領域α12の硬度を、中央領域α11の硬度より小さくしてもよい。
その後、受けローラ4の加工受け面4aと、加工ローラ3のシールブロック3aとを、油圧装置等を用いて互いに押し付け、くさびブロック等を用いて調整することにより、加工受け面4aとシールブロック3aとのクリアランスを一定の微小値に設定する。
次に、図3及び図5を参照し、本実施形態のヒートシールユニット1の使用態様及び作用を説明する。
受けローラ4の速度を、走行中の原反シート2の搬送速度と常に同一となるように速度制御する。その一方で、加工ローラ3を、加工領域α1、α2では、受けローラ4の速度と同一になるように速度制御することにより、原反シート2の表面上及び裏面上の速度差をなくし、第1、第2非加工領域γ1、γ2では、受けローラ4の速度に対し、加速又は減速するように速度制御することにより、原反シール2上のシールピッチを減少又は増加させる。
このような受けローラ4及び加工ローラ3の回転動作において、第1、第2加工領域α1、α2では、加工受け面4aがベアラーフランジ30の当接円弧部31によって支持されるため、加工受け面4aとシールブロック3aとのクリアランスが一定の値に保持され、原反シート2のシール強度が均一になる。
シールする中央領域α11から離れ、境界Pに向かう端部領域α12では、当接円弧部31が第1曲率半径R1から第2曲率半径R2に漸減しているため、受けローラ4と加工ローラ3との平行度に若干の狂いが生じていても、受けローラ4はシールブロック3aと急激に衝突せずその際に生じる振動が抑えられる。
その後、境界Pを越えて第1、第2非加工領域γ1、γ2に進入する領域では、緩衝部材33が非当接外周部32に取り付けられているため、受けローラ4が緩衝部材33と平行にならずに衝突しても、その際生じた衝撃や振動は緩衝される。
一方、第1、第2非加工領域γ1、γ2においては、非当接外周部32が加工受け面4aと接触しないため、受けローラ4及び加工ローラ3は、互いに干渉せず独立して回転する。
以上述べたように、本実施形態によれば、ベアラーフランジ30の外周部分を、当接円弧部31と非当接外周部32とからなるようにしたため、受けローラ4及び加工ローラ3の速度を変速制御した場合、第1、第2加工領域α1、α2においては、加工受け面4aとシールブロック3aとのクリアランスを高精度で且つ微小に保持でき、第1、第2非加工領域γ1、γ2においては、受けローラ4及び加工ローラ3をそれぞれ独立して速度制御できる。
特に、本実施形態の場合、加工ローラ3とベアラーフランジ30とを一体にしたため、全体の取付精度を高くして上記クリアランスをより高精度にすることができる。
このようなベアラーフランジ30は、加工ローラ3の側面に、センサーやヒーターの設置孔等の加工を施す際に妨げとならず、従来の加工ローラの側面と同様に機能する。
また、本実施形態によれば、当接円弧部31において、ヒートシールする中央領域α11をシートブロック3aと等しい第1曲率半径R1とし、境界P近傍の端部領域α12を第1曲率半径R1から第2曲率半径R2に漸減させたため、受けローラ4及び加工ローラ3が平行に配置されていなくても、受けローラ4とシールブロック3aとの急激な衝撃を防止しその際に生じる振動を抑えることができる。
さらに、本実施形態によれば、緩衝部材33を、当接円弧部31と非当接外周部32との境界Pに生じた段差部分に埋めたため、受けローラ4及び加工ローラ3が平行に配置されていなくても、受けローラ4とシールブロック3aとの衝突によって生じた衝撃や振動を緩衝することができる。
本発明は、上記実施形態に限られることなく、種々の変更等を行うことができる。
例えば、本発明のベアラーフランジは、サニタリー製品の製造工程において、加工ローラの加工部を、上記実施形態のようにシールブロックとした場合だけでなく、原反シートを切断するロータリダイとした場合等にも適用でき、また、ロール紙等の印刷工程において、加工ローラの加工部を、印字ヘッドやカッタ等にした場合にも適用できる。
また、本発明のベアラーフランジは、受けローラの撓みだけでなく、加工ローラの撓みにも効果的であり、これらの第1、第2回転軸についてカップリングでは抑制できない芯振れや、受けローラ及び加工ローラの円筒度公差を越えた誤差を含む円筒面にも効果的である。
さらに、本発明の加工部の数は限定されるものでなく、加工部の数及び位置と同じなるように、当接円弧部をベアラーフランジに配置すればよい。
本実施形態の回転加工装置の概略構成(受けローラ及び加工ローラがそれぞれ上下に配置)を示す斜視図である。 本実施形態の加工ローラの概略構成を示す斜視図である。 本実施形態のベアラーフランジにおける当接フランジ部及び非当接フランジ部の位置関係を示す側面図である。 (a)は、本実施形態のベアラーフランジにおける緩衝部材を示す側面図、(b)は、(a)のA部を拡大して示す図である。 本実施形態の受けローラ及び加工ローラの回転状態を示す図である。
符号の説明
2 原反シート(被加工物)
3 加工ローラ
3a シールブロック(加工部)
4 受けローラ
4a 加工受け面
30 ベアラーフランジ
31 当接円弧部
32 非当接外周部
33 緩衝部材
α 加工領域
α1、α2 第1加工領域、第2加工領域
α11、α21 中央領域
α12、α22 端部領域
γ 非加工領域
γ1、γ2 第1非加工領域、第2非加工領域
1、R2 第1曲率半径、第2曲率半径

Claims (3)

  1. 長尺の被加工物に所定の加工を施す加工部が円筒面に設けられた加工ローラと、該加工部との間で該被加工物を受ける加工受け面が円筒面上に形成された受けローラとを備え、該加工部が該加工受け面と対向する加工領域では、該加工ローラが該受けローラと同じ速度で回転し、該加工部が該加工受け面と対向しない非加工領域では、該加工ローラが該受けローラと異なる速度で回転するように構成された回転加工装置において、
    前記加工ローラの軸方向両端部には、それぞれ、ベアラーフランジが固定されており、該ベアラーフランジの外周部分は、前記加工領域で前記加工受け面と当接する当接円弧部と、前記非加工領域で前記加工受け面と当接しない非当接外周部とからなる回転加工装置。
  2. 前記当接円弧部は、その両端部分を除く部分が前記加工部と等しい第1曲率半径で形成されており、該両端部分が該第1曲率半径より小さい第2曲率半径で形成されている請求項1記載の回転加工装置。
  3. 前記非当接外周部には、緩衝部材が、前記当接円弧部と前記非当接外周部との境界に生じた段差部分を埋めるように設けられている請求項1又は2に記載の回転加工装置。

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