JP4126348B2 - リボ核酸のデオキシリボ核酸への転写中のアーティファクト形成の低減方法 - Google Patents

リボ核酸のデオキシリボ核酸への転写中のアーティファクト形成の低減方法 Download PDF

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Description

本発明の主題は、試料のリボ核酸(RNA)をデオキシリボ核酸(DNA)に転写する方法;さらに、RNA分子により多数のDNA分子を調製する方法、アーティファクト(artifact)を減少させるための試薬および該方法を実施するための試薬キットである。
核酸を分析する方法は、RNAおよびDNAの両方の分析に基づき得る。両異形はそれぞれの利点を有する。RNAの分析に基づいた方法において、デオキシリボ核酸がより安定であるという理由から、まずリボ核酸をデオキシリボ核酸に転写する。しかしながら、ゲノムDNAは、RNAが生物によりプロセシングを受けた際に失われるイントロン配列を含むので、リボ核酸は、しばしばDNAが用いられた時には得られない情報を提供する。したがって、DNAの分析に基づいた方法は、分析対象配列がイントロンを含むかどうかにかかわらず、同じ結果を与える。RNAのみが検出対象である場合、特定の予防処理をしないかぎり、DNAによる混入は結果の肯定的な変更を導く。この問題を解決するための1つの可能性は接合プライマーの使用である。接合プライマーは、その5’末端がエキソンの5’末端の配列に相補的で、その3’末端が隣接したエキソンの3’末端のヌクレオチドに相補的だが、ゲノム中の該2つのエキソンの間に位置するイントロンの3’末端のヌクレオチドに相補的でないヌクレオチドを含むように配列が選択されたオリゴヌクレオチドである。この場合、DNAを混入させることによる結果の変更は、少なくとも部分的に回避できる。
しかしながら、かかる識別は、イントロンを含まない遺伝子の転写産物を分析する際のDNAおよびRNAの間においてはされない。さらに、偽遺伝子は、長さにおいて同一であり、それゆえ、RNA転写産物から区別することができないという同じ問題を提示する。かかる場合、転写反応の前に、RNアーゼ−フリーDNアーゼでmRNA試料を処理することが有利であることが証明されている。この種の方法は、BioTechniques 9:262−268(1990)およびBioTechniques 13:726−729(1992)に記載されている。
イントロンを含む遺伝子部分を扱う際の効果的なDNA消化の評価は、DNアーゼで処理したが逆転写されなかったRNAの一部が、cDNAまたはゲノムDNAという結果である大きさに従うPCR産物の区別を許容するプライマーセットを用いたポリメラーゼ連鎖反応に付されることを必要とする。
DNアーゼIは、補因子として二価の金属イオンを必要とする(J.Biol.Chem.243:4409−4416(1968))。最適Mg2+イオン濃度がMn2+濃度を1桁以上越えるものであることが知られている。さらに、Mn2+濃度の増加がMg2+またはCa2+の場合のように、DNアーゼ反応を阻害しないことも知られている。
本発明の主要部は、Mn2+イオンの使用が、例えば、ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)法による複製的増幅により形成されるアーティファクトDNAの量を有意に減少させ、または完全に排除さえするという発見である。さらに、Mn2+イオンを用いるDNアーゼ消化は、Mg2+を用いるよりもかなり効果的である。
したがって、本発明の主題は、下記工程:
a. リボ核酸を含む試料をDNA消化酵素で処理する工程、つぎに
b. リボ核酸をデオキシリボ核酸に転写する工程
からなり、工程a.がMn2+イオンの存在下で行なわれる、試料のリボ核酸をデオキシリボ核酸に転写する方法である。
本発明の他の主題は、RNA分子により多数のDNA分子を調製する方法、該方法における使用のための試薬キット、および転写反応中のアーティファクトDNAの形成を減少させるためのMn2+イオンの使用である。
本発明における使用のためのリボ核酸は、例えば、mRNA、tRNA、rRNAなどの、いずれの所望のリボ核酸であってもよい。本発明は、イントロンを含まないmRNA、および偽遺伝子として存在するまたは偽遺伝子が存在するかどうかわからないmRNAで、特によく作用する。
本発明によれば、対応するDNAが高度に混入したときでさえ、リボ核酸は存在しうる。これは本発明の主要な利点の1つである。したがって、本発明の方法において、完全には精製されていないRNAを含む試料を用いることは可能である。特にデオキシリボ核酸の含有量は、用いられたリボ核酸または外来性のデオキシリボ核酸に対応するかどうかにかかわらず、リボ核酸を転写するための従来技術にしたがって用いられた試料中の含有量を越えることができる。試料は、例えば、組織または個体細胞由来の溶解物などのいかなる検査対象物からも取得することができる。熟練者は、リボ核酸を含む試料、特に溶解物の調製に精通している。リボ核酸は、試料中に溶解させてもよいし、または固相に固定させてもよい。試料をDNA消化酵素と反応させることは、リボ核酸の転写にとって、重要である。
最初の工程において、リボ核酸を含む試料を、Mn2+イオンの存在下でDNA消化酵素で処理する。DNA消化酵素は熟練者に公知である。好ましい酵素は、DNアーゼ、特にDNアーゼIである。DNアーゼIは、二本鎖または一本鎖DNAを加水分解し、5’リン酸化末端を有するモノおよびオリゴヌクレオチドの複合混合物を形成させるエンドヌクレアーゼである。Mn2+イオンの存在を除いては、試料をMn2+イオンを含む溶液で処理する条件は、Mg2+イオンを含むDNアーゼ溶液でのリボ核酸を含む試料の処理に適用されるものと根本的に異なっていない。本発明の存在するMn2+イオンは、好ましくは10-6M以上の濃度であること分かっている。Mg2+の濃度は、好ましくは10-5〜10-1M、最も好ましくは10-4〜10-2Mである。DNAに関連するアーティファクト形成はMg2+イオンの存在によるかもしれないので、消化溶液におけるそれらの使用は避けるべきである。
DNA消化工程を行なうために、好ましくは、生じた反応混合物中において消化を許容する濃度の必要な試薬を含む溶液を、処理対象の試料に添加する。つぎに、該混合物を十分な時間インキュベートする。好ましいインキュベーション時間は36℃〜38℃の温度で5〜60分の範囲である。
つぎに、DNA消化酵素を、公知の方法、例えば、熱処理(90℃、5分)などにより不活性化することが好ましく、または、より好ましくは抽出により不活性化する。これは、その後の反応において形成されるデオキシリボ核酸の再消化を避けるために行なわれる。
つぎに、リボ核酸をデオキシリボ核酸に転写する。該リボ核酸は、前記工程において作成された反応混合物のままでもよいし、中間工程において精製されてもよい。リボ核酸の転写は、公知の方法で行なうことができる。熟練者にとって、リボ核酸の転写は、モノデオキシリボヌクレオチドの酵素触媒縮合のための基質としてRNAを用いたRNAからのDNAの形成を意味する。この工程は、Molecular Cloning:A Laboratory Manual,Cold Spring Harbour,NY,1989に記載されている。転写のための好ましい酵素は、逆転写酵素、特にMMLV由来の逆転写酵素、具体的にはスーパースクリプト(superscript)(RNアーゼH欠失)である。
さらに本発明のもう1つの主題は、下記工程:
a. Mn2+イオンの存在下でリボ核酸を含む試料をDNA消化酵素で処理する工程、
b. リボ核酸をデオキシリボ核酸に転写する工程、および
c. デオキシリボ核酸を増幅する工程
からなる、RNA分子により多数のDNA分子を調製する方法である。
デオキシリボ核酸の増幅は、DNAまたはその一部の多数のコピーの調製であると理解される。デオキシリボ核酸を増幅させる方法は、熟練者に公知である。この種のよく知られた方法は、欧州特許EP−B−0 201 184号明細書に記載のポリメラーゼ連鎖反応(PCR)である。この反応において、過剰量のプライマー分子を増幅対象デオキシリボ核酸に添加する;プライマーの一部は、5’末端を形成しない配列に相補的であるが、プライマーの他の部分は相補鎖に相補的である;したがって、各プライマーの伸長産物は、他のプライマーの伸長に利用できる。プライマーは、ポリメラーゼにより触媒される反応においてモノヌクレオチドユニットをプライマーに添加することにより伸長される。
本発明によれば、プライマーとして接合プライマーを用いることも可能である。好ましい方法において、2番目のエキソンの3’末端に相補的な部分は、2〜4ヌクレオチドの長さを有し、特に好ましくは3ヌクレオチドである;プライマーの5’方向に続く部分は、1番目のエキソンの5’末端との選択的ハイブリダイゼーションを可能にするために十分な長さ、すなわち、10〜30ヌクレオチド、最も好ましくは15〜20ヌクレオチドの長さを有する。
例えば、欧州特許出願公開第0 320 308号明細書に記載のリガーゼ連鎖反応(LCR)などの、デオキシリボ核酸を増幅する他の方法も公知である。この反応において、DNAの隣接した領域上でハイブリダイズする2つの開始核酸が共有結合している。最初の2つの連結した核酸産物は、最初の連結産物に隣接してハイブリダイズする2つのさらなる核酸を連結させるための鋳型として働く。配列はサイクル反応において増幅される。
デオキシリボ核酸の増幅に対して伸長反応および連結反応の両者からなる国際公開第90/01069号パンフレットの方法を用いることも可能である。
DNAを増幅する他の可能性は、増幅サイクルがDNA依存性RNAポリメーラーゼ反応の工程を含む欧州特許出願公開第0 329 822号明細書に記載の方法である。
前記増幅方法の全てが、配列特異的増幅を生じさせる。複合体計数測定が行なわれるおよび/または特定の事情が存在しないかぎり、これらの方法は、RNA分子を転写することにより得られ実際に増幅するつもりのデオキシリボ核酸のみならず、本質的に同一の配列を含む混入したゲノムDNAを増幅するであろう。しかしながら、このことは、通常核酸を含む試料中に存在し、増幅および/または検出されるべきでない、他の配列の核酸により作成されるバックグランドシグナルより通常大きい、望ましくないバックグランドシグナルへ通常導く。したがって、本発明は、かかる多数のDNA分子の調製方法が用いられた際に特に好適である。
この記載に結びつけることなく、この実験の結果は以下のことを示す:DNAおよびRNAを含む試料をDNA消化酵素で処理したのち、(例えば、適当なプライマーを用いたPCRで)DNAは全く検出されないので、消化反応をマグネシウムイオンの存在下で行なったにもかかわらずDNAシグナルがまだ存在していたという事実は、DNA(これは明らかに部分的にしか消化されていない)のアーティファクト構築物が発生したことを示している。マンガンイオンを本発明にしたがって用いた際、かかる再構築物は明らかに生じない。このことは、続く転写反応におけるアーティファクトDNAの形成を妨げる。
本発明の他の主題は、DNA消化酵素およびMn2+イオンを含む、転写反応中のアーティファクトDNAの形成を減少させるための試薬である。さらに、この試薬は、RNAを含む試料においてDNAが消化される条件を調節するために、通常必要な追加の試薬を含んでいてもよい。これは、特に、消化反応に最適pH値を達成するための緩衝液を含む。
本発明において理解されるアーティファクトDNAはゲノム配列を含むDNAであるが、RNAの転写に基づかないin vitro反応において得られた。
本発明のさらなる主題は、別々の容器に、DNA消化酵素、Mn2+イオンおよび逆転写酵素を有する、リボ核酸をデオキシリボ核酸に転写するための試薬キットである。したがって、このキットは、別々の容器に、工程a.およびb.に必要な試薬を含む。逆転写酵素に加えて、逆転写反応のためのMg2+イオン、緩衝液、取込みに必要なデオキシリボヌクレオシド三リン酸およびRNアーゼ阻害剤を有することが好ましい。
本発明の他の主題は、別々の容器に、下記のもの
− DNA消化酵素およびMn2+イオン
− 逆転写酵素、ならびに
− DNA増幅用試薬
を有する、RNA分子から多数のDNA分子を調製するための試薬キットである。
DNA増幅用試薬は、用いた増幅方法に依存する。ポリメラーゼ連鎖反応は、例えば、所望の伸長に必要な、増幅対象のDNA領域に特異的なプライマー、好ましくは熱安定な、DNA依存性DNAポリメラーゼおよびモノデオキシリボヌクレオシド三リン酸の使用を必要とする。必要な試薬は欧州特許EP−B−0 201 184号明細書に記載されている。
本発明により調製された転写産物は、試料中に初めから存在していたRNAの検出のために用いることができる。このことを実行するために、本発明の転写方法を実施するが、配列特異的プライマーを用いることによって、特定のRNA配列に特異的であってもよい。必要ならば、転写産物DNAを、例えばPCRで増幅することができる;つぎに、この方法で得られた核酸を公知の方法で検出することができる;これは、核酸に相補的な核酸プローブとのハイブリダイゼーションの後、ハイブリダイゼーションの検出により行なわれることが好ましい。したがって、本発明の方法は、分子生物学および臨床的実験用診断学における核酸診断の分野に特に好適である。
図1は、様々な条件下;Mg2+イオンを用いたもの、本発明によるMn2+イオンを用いたものでの転写産物の形成を示す。
以下、実施例により、本発明をさらに詳細に説明する。
実施例1
RNAの単離
RNAを凍結保存ヒト心臓組織から抽出した。試料をホモゲナイズし、全細胞RNAをグアニジニウムチオシアネート/フェノール/クロロホルムで抽出し(Anal.Biochem.162:156−159(1987))、100%イソプロパノールを用いて20,000g、4℃で沈澱させた。ペレットを75%エタノールで洗浄し、乾燥し、DEPC処理水に再懸濁した。DNA混入の可能性を示すため、(下記のピルビン酸脱水素酵素遺伝子(PDH)プライマーシステムを用いて)全RNA試料をPCRにより試験した。
DNアーゼI切断
1μgのRNAを、40U RNasin/μg RNA(ドイツ、プロメガ(Promega)製)の存在下で、2UのDNアーゼI(ドイツ、ベーリンガー マンハイム(Boehringer Mannheim)製)で37℃で10分間処理した。Mg2+およびMn2+の最終濃度は、各1mMであった。DNアーゼI消化後、1つのアリコートを、5分間90℃まで加熱した。
逆転写
DNアーゼIで処理したRNA試料の90%を、逆転写(RT)反応に用いた。残りをPCRコントロールとして用いた。DNアーゼIで処理した1μgまでのRNAを500ngのランダムヘキサンヌクレオチドと70℃で10分間インキュベートし、つぎに、4℃で保存した。反応を開始するために、100U Superscript MMLV 逆転写酵素(ドイツ、ギブコービーアールエル(Gibco−BRL)製)、3mM MgCl2、50mM Tris−HCl(pH8.3)、75mM KCl、10mM DTT、0.5mM dNTPsおよび40U RNasinの混合物を添加した。試料をこの混合物中で42℃で50分間インキュベートした。つぎに、混合物を5分間95℃まで加熱した。
ポリメラーゼ連鎖反応におけるデオキシリボ核酸の増幅およびドットブロット反応
Figure 0004126348
を有するピルビン酸脱水素酵素遺伝子(PDH)用のイントロン−カバーリングプライマーシステムを用いて、DNAレベルで長さが185塩基対(bp)のアンプリコンおよびcDNAレベルで長さが103塩基対のアンプリコンを生じさせた。以前の実験においては、このPDH遺伝子領域についての偽遺伝子が存在しないことが示された。より大きなアンプリコン(538bp)を生じさせるために、以下の特異的プライマー
Figure 0004126348
をイントロンを含まないアンギオテンシンII−タイプI−受容体遺伝子(ATR1)に対して用いた。
反応を、25μlの各量の8pMolの各プライマー、50mM KCl、10mM TrisxHCl(pH8.3)、1.5mM MgCl2、100μM デオキシリボヌクレオシド三リン酸、0.4μMの各オリゴヌクレオチド、1.0U Taqポリメラーゼ(パーキンエルマーシータス(Perkin Elmer Cetus)製)および50ng試料核酸で行なった。反応を、9600TMパーキンエルマーサーマルサイクラー中で行なった。まず、試料を95℃で変性させた。つぎに、以下の温度プロファイルを、95℃で45秒、60℃で60秒、72℃で45秒を40サイクル、続いて72℃で5分で行なった。
6μlの反応混合物を3%アガロースゲル(3% 3:1 NuSieveTM、FMC)で分析し、電気泳動に付した。つぎに、ゲルを変性緩衝液(1.5M塩化ナトリウム、0.5M水酸化ナトリウム、10分間)で処理し、10分間で中和(pH5.0)し、ナイロンメンブレン(正荷電したナイロンメンブレン、ベーリンガー マンハイム ゲーエムベーハー(Boehringer Mannheim GmbH)製)上にブロットした。中和およびブロッティング緩衝液は、1.0M TrisHCl、2.0M NaCl(pH5.0)からなる。メンブレンを、5×SSCハイブリダイゼーション緩衝液(1×SSC:0.12M NaCl、0.015クエン酸ナトリウム、2.0w/wパーセントのブロッキング試薬(ベーリンガー マンハイム ゲーエムベーハー製)、0.02w/wパーセントSDS、0.1w/wパーセントN−ラウリルサルコシン)中で30分間プレハイブリダイズした。6時間のブロッティング後、メンブレンを、120mJでUVクロスリンクさせた(StratalinkerTM、ストラタジェン(Stratagene)製)。ハイブリダイゼーションを、5×SSC;0.1%(v/v)N−ラウリルサルコシン(Na塩);0.02%(w/v)ドデシル硫酸ナトリウム;2%(w/v)ブロッキング試薬(ベーリンガー マンハイム製、カタログ番号1096176、無脂肪乾燥乳のカゼイン画分)中の5mlのハイブリダイゼーション溶液(PCRにより合成され(ベルリン、Springer Verlag発行のPCR:Clinical Diagnostics and Research、121頁および業者のデータ)、DIG−11−dUTP(ベーリンガー マンハイム ゲーエムベーハー製、カタログ番号1093657)で前もって変性した2μlの標識プローブを含む)中で、62℃で、少なくとも6時間行なった。
プローブを以下のようにして得た:
プライマー対を、増幅領域において用いたとき(プラスプライマー:
5’−TGCTTGGAGAAGAAGTTGCC−3’、マイナスプライマー:5’−TCTGGGGGTAACAGTGACCT−3’)、94bpのアンプリコンを、コントロールDNAにより直接増幅した。この短いアンプリコンを、臭化エチジウム法を用いて、調製用1%NuSieve GTGアガロースゲル中でアッセイした。電気泳動緩衝液は、0.04M Tris酢酸(pH8.0)からなる。アンプリコンをゲルから切り出し、5μlの融解させたアガロースを、前記のプライマーおよび35%のDIG−dUTPで置換したdTTPを有するdNTP標識混合物を用いて、再増幅した。このプローブを、さらに精製することなく、ハイブリダイゼーション工程に用いた。
2×SSC−0.1%SDS中で2度洗浄し(5分、室温)、再度0.2×SSC−0.1%SDS中で2度洗浄(15分、62℃)したのち、メンブレンを、直接色素原検出緩衝液(0.1mol/l マレイン酸、0.15mol/l 塩化ナトリウム、pH7.5、0.3w/wパーセントTween−20)に移した。
色素原検出は、Springer Verlagにより発行された、ロルフス(Rolfs)ら、PCR Clinical Diagnostics and Research、1992にしたがって行なった。この検出方法においては、メンブレンを、洗浄緩衝液を用いて、室温で1〜5分間、洗浄緩衝液で洗浄し、つぎに、緩衝液2中で30分間インキュベートした。つぎに、メンブレンを、抗体コンジュゲート溶液中で30分間インキュベートした。つぎに、混合物を100mlの洗浄緩衝液で15分間2度洗浄した。つぎに、メンブレンを、緩衝液3中で2〜5分間処理した。つぎに、メンブレンを、10mlの緩衝液3中の55μl NBTおよび35μl BCIPの溶液中で6時間暗黒中でインキュベートした。発色反応を、緩衝液4を用いて5分間停止した。つぎに、色形成を検出した。
色素原検出用試薬は、DIG−DNA Labelling and Detection Kit non−radioactive(ベーリンガー マンハイム製、カタログ番号1093657)から得、以下のように変更した:
洗浄緩衝液:
緩衝液: 1+0.3%(w/v)TweenTM20
緩衝液2: 緩衝液1で1:10に希釈したブロッキング溶液(最終濃度1%ブロッキング試薬)
緩衝液3: 0.1M TrisHCl;0.1M NaCl;50mM MgCl2;pH9.5(20℃)
緩衝液4: 10mM Tris−HCl;1mM EDTA;pH8(20℃)
NBT: 70%(v/v)ジメチルホルムアミド中75mg/ml
BCIP: ジメチルホルムアミド中50mg/ml
結果
さらなるDNアーゼI処理を行なわなかった時、RNAプローブを、グアニジニウムチオシアネート/フェノール/クロロホルムで少なくとも2度抽出したにもかかわらず、多少強いPDH特異的シグナルがPCR試験において示され、このことは、明らかに混入したDNAの存在を示していた(図1、カラム1)。Mg2+またはMn2+緩衝液いずれかでDNアーゼIで一部のRNAを処理したのち、他のDNAシグナル(185bp断片)は、PCRにおいて見られなかった(図1、カラム2および3)。DNアーゼI/Mg2+緩衝液で消化された反応混合物を、逆転写酵素反応において用い、つぎに、PCR増幅を行なった時、特異的な103bpのcDNA断片が現れた;しかしながら、驚くべきことに、同様に185bpのアーティファクトDNAのアンプリコンが現れた(図1、カラム4)。対照的に、DNアーゼ消化をMn2+緩衝液で行い、つぎに、逆転写酵素およびPCRを行なったとき、103bpのcDNAアンプリコンのみが見られた(図1、カラム5)。50ngのDNAを10分の反応時間で用いたときも、DNアーゼIに対する補因子としてのMn2+での高い切断効率は存在した:両試料がPCR反応において増幅されるとき(逆転写酵素反応なし)、DNアーゼ/Mg2+緩衝液のみがアンプリコンを生じさせるが(図1、カラム9)、一方、DNアーゼI/Mn2+処理DNAは完全に消化された(図1、カラム10)。
RNAを538bpのイントロンを含まないAT1R断片の存在についてアッセイし、この反応混合物を異なる量のDNアーゼIで異なる消化時間アッセイしたとき(10分、20分、30分、37℃)、短い103bpのPDH断片に対する特異的内部コントロールシグナルが同じ強さで見られたにもかかわらず、用いたDNアーゼIの量が多いほど、インキュベーション時間が長いほど、逆転写およびPCR後のAT1R特異的シグナルは弱くなった。
DNアーゼI/Mg2+処理後の逆転写酵素/PCR反応において生じたDNAシグナルが、MMLV逆転写酵素またはTaqポリメラーゼの酵素特性によるものであるかどうかを立証するために、逆転写酵素工程においてMMLV酵素無しにした以外は、全実験を繰り返した。DNアーゼI消化が、Mg2+イオンの存在下で行なわれたとき、これらの条件下では、(偽)逆転写酵素/PCRにおけるその大きさのDNAのさらなる断片は見られなかった。
これらの実験は、シグナル(逆転写酵素反応によるRNAから生じた)がcDNAまたはアーティファクトDNAにより発生するかどうかを見るために、Mn2+を補因子として用い時にのみ、逆転写酵素反応およびPCR後のシグナル判別が可能であったことを示す。Mg2+を含む緩衝液で得られた転写産物のmRNAのコピー数について定量的記述をすることは、困難および/または不可能である。さらに、稀なmRNAの転写産物は、イントロン含有遺伝子により影響され、それゆえ、不正確な否定的な結果を提供する。一方、イントロンを含まない遺伝子を扱うときは、再会合したDNA断片は、全く転写されないmRNAコピーに対する不正確な肯定的なシグナルを生じさせる。
配列表
(1)一般情報:
(i)出願人:
(A)名称:ベーリンガー マンハイム ゲーエムベーハー
(B)ストリート:サンドホファー シュトラーセ 116
(C)市:マンハイム
(E)国:ドイツ連邦共和国
(F)郵便番号: 68298
(G)電話番号: 0621 759 4348
(H)ファクシミリ番号: 0621 759 4457
(ii)発明の名称:リボ核酸のデオキシリボ核酸への転写中のアーティファクト形成の低減方法
(iii)配列の数:6
(iv)コンピュータ可読フォーム:
(A)媒体タイプ:フロッピーディスク
(B)コンピュータ:IBM PC 互換機
(C)オペレーティング システム:PC-DOS/MS-DOS
(D)ソフトウェア:パテントイン リリース#1.0,バージョン#1.30(EPO)
(2)配列番号:1の情報:
(i)配列の特徴:
(A)配列の長さ:20塩基対
(B)配列の型:核酸
(C)鎖の数:一本鎖
(D)トポロジー:直鎖状
(ii)配列の種類:他の核酸
(A)種類: /desc = 「オリゴデオキシリボヌクレオチド」
(iii)ハイポセティカル:NO
(xi)配列:配列番号:1:
Figure 0004126348
(2)配列番号:2の情報:
(i)配列の特徴:
(A)配列の長さ:20塩基対
(B)配列の型:核酸
(C)鎖の数:一本鎖
(D)トポロジー:直鎖状
(ii)配列の種類:他の核酸
(A)種類: /desc = 「オリゴデオキシリボヌクレオチド」
(iii)ハイポセティカル:NO
(xi)配列:配列番号:2:
Figure 0004126348
(2)配列番号:3の情報:
(i)配列の特徴:
(A)配列の長さ:20塩基対
(B)配列の型:核酸
(C)鎖の数:一本鎖
(D)トポロジー:直鎖状
(ii)配列の種類:他の核酸
(A)種類:/desc = 「オリゴデオキシリボヌクレオチド」
(iii)ハイポセティカル:NO
(xi)配列:配列番号:3:
Figure 0004126348
(2)配列番号:4の情報:
(i)配列の特徴:
(A)配列の長さ:20塩基対
(B)配列の型:核酸
(C)鎖の数:一本鎖
(D)トポロジー:直鎖状
(ii)配列の種類:他の核酸
(A)種類: /desc = 「オリゴデオキシリボヌクレオチド」
(iii)ハイポセティカル:NO
(xi)配列:配列番号:4:
Figure 0004126348
(2)配列番号:5の情報:
(i)配列の特徴:
(A)配列の長さ:20塩基対
(B)配列の型:核酸
(C)鎖の数:一本鎖
(D)トポロジー:直鎖状
(ii)配列の種類:他の核酸
(A)種類: /desc = 「オリゴデオキシリボヌクレオチド」
(iii)ハイポセティカル:NO
(xi)配列:配列番号:5:
Figure 0004126348
(2)配列番号:6の情報:
(i)配列の特徴:
(A)配列の長さ:20塩基対
(B)配列の型:核酸
(C)鎖の数:一本鎖
(D)トポロジー:直鎖状
(ii)配列の種類:他の核酸
(A)種類: /desc = 「オリゴデオキシリボヌクレオチド」
(iii)ハイポセティカル:NO
(xi)配列:配列番号:6:
Figure 0004126348

Claims (8)

  1. 下記工程
    a. リボ核酸を含む試料をDNアーゼIの溶液で処理する工程、次に
    b. リボ核酸をデオキシリボ核酸に転写する工程、
    を含み、工程a.がMn2+イオンの存在下で行なわれることを特徴とする、試料のリボ核酸をデオキシリボ核酸に転写する方法。
  2. 下記工程
    a. リボ核酸を含む試料をDNアーゼIの溶液で処理する工程、次に
    b. リボ核酸をデオキシリボ核酸に転写する工程、
    c. DNA分子を増幅する工程、
    を含み、工程a.がMn2+イオンの存在下で行なわれることを特徴とする、RNA分子により多数のDNA分子を調製する方法。
  3. DNA分子がポリメラーゼ連鎖反応において増幅されることを特徴とする、請求項2記載の方法。
  4. 工程a.中の最終Mn2+濃度が0.01〜5mMであることを特徴とする、請求項1〜3いずれか記載の方法。
  5. 転写が逆転写酵素活性を有する酵素により行なわれることを特徴とする、請求項1〜4いずれか記載の方法。
  6. DNアーゼIの溶液が工程b.を行なう前に不活性化されることを特徴とする、請求項1〜5いずれか記載の方法。
  7. 別々の容器に、下記のもの:
    DNアーゼIの溶液およびMn2+イオン
    − 逆転写酵素
    を含有してなる、請求項1記載の方法に従ってリボ核酸をデオキシリボ核酸に転写するための試薬キット。
  8. 別々の容器に、下記のもの:
    DNアーゼIの溶液およびMn2+イオン
    − 逆転写酵素
    − DNA増幅試薬
    を含有してなる、請求項2記載の方法に従ってRNA分子から多数のDNA分子を調製するための試薬キット。
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