JP4126146B2 - 低圧損型切り換え弁装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、水道管からの供給水圧を利用して弁本体に設けられた二つの出力ポートにそれぞれ一定水量の水道水を交互に流すための切り換え弁装置に関するもので、特に圧力損失を改善した水洗式大便器の低圧損型切り換え弁装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
洋式水洗式大便器は、水道水の供給方式によって、タンク方式あるいはフラッシュバルブ方式の大きく二つに大別される。前者のタンク方式の場合は、水道水の供給圧が比較的低いところでも十分な洗浄能力を発揮することができるが、タンク内に洗浄水を貯蔵する時間が必要なため、公衆向けの連続使用が要求されるところでは、後者のフラッシュバルブ方式が適切である。
【0003】
後者のフラッシュバルブ方式の場合は、水道水の供給水圧を安定させて大便器側のリムとジェットノズルの吐出機能(吐き出し流量)を確保するとともに、吐出のタイミングを電気的に制御することで初めて、少ない水量で最大の洗浄効果が発揮できる。かかる性能の実現には、上流側から順に、水の圧力又は流量を制御する機能、フラッシュバルブ機能、水路切り換えバルブ機能、バキュームブレーカー機能(逆流防止機能)が少なくとも必要である。
【0004】
前記フラッシュバルブ方式では、一回の使用量が一般の16リットルに対して1/2以下である米国の規制値1.6ガロン(約6リットル)を目標とすることが多く、最近では小型化、高級嗜好の傾向から性能および機能を落とすことができないという状況にある。
【0005】
しかし、前記フラッシュバルブ方式の場合は、供給水圧が低くなると汚物を引き込むためのサイホン現象が不発となり洗浄不良を起こしやすい。従って、前記方式による場合には供給水圧を確保する必要がある。一般住宅地を含めた水道水の供給圧力は0.0196〜0.98MPa(0.2〜10kg/cm2)とばらついており、従来品における低圧側の対応圧力は約0.0686MPa(0.7kg/cm2)である。特に前記バラツキ圧との関係で、0.0196〜0.0686MPa(0.2〜0.7kg/cm2)の供給水圧の低い地域での前記方式を使用する場合、圧力損失による水圧の低下が多大な影響をおよぼす。一般的に圧力損失は、流体が流路を通過することで流路内に発生する乱流や渦によりエネルギーが消費された結果圧力の変化としてとらえられる現象である。
【0006】
ここで、特開平11―93239号(水洗トイレの定量切換弁装置)と特開平11―325287号(分配止水弁)は、前記の性能および機能が取り入れられて提供された従来例である。そして図8は前記従来例の概要を総合的にまとめた構成縦断面図である。
【0007】
図8中の弁筐体100は、弁筐体本体部200、下部筐体部300および上部筐体部400の3つに分割される。弁筐体本体部200は、主弁座201と、水道管に接続されかつ定流量弁500を流路に備えた入口ポート202と、リム側出力ポート203と、ジェット側出力ポート204とを備え、そして弁筐体本体部200の内部には切り換え弁700が配置されている。下部筐体部300は、前記主弁座201に着座しダイヤフラム式パイロット弁で構成されたフラッシュバルブ600が配置される。更に上部筐体部400には、図9に示すように、バキュームブレーカー800(800a、800b)のフロートバルブ801を摺動自在に支持する支軸802が設けられている。前記3つの筐体は複数のボルトで水密的に連結組み立てられ一体となる。そして、図8に示すように、入口ポート202から各出力ポート203、204に至る流れ矢印線で図示した流路が形成される。
【0008】
バキュームブレーカー800には、リム側出力ポート203の流路に設けたバキュームブレーカー800aとジェット側出力ポート204の流路に設けたバキュームブレーカー800bがある。バキュームブレーカー800aと800bは同構造でありかつ同機能を有するもので、ここでは800aのみ説明する。
バキュームブレーカー800aのフロートバルブ801aは、パイプ状ハブ803aと環状弁体804aとで構成され、常態では切り換え弁700から前記出力ポート203へ通じる貫通孔701aを塞ぎ、そして弁室上方の大気開放孔805aを開け、前記リムまでの流路が大気に開放されている状態にある。流体が流れてくるとその流勢と圧力でフロートバルブ801aが押し出され支軸802aに沿って上昇し、大気開放孔805aを閉じ、水頭が出力ポート203へ導かれる。そして水流がなくなると自重で落下し元の貫通孔701aを再度閉じる。
【0009】
図9は、図8で説明したバキュームブレーカー800の常態における代表説明図である。弁体の支持構造は図9に示すように支軸802にフロートバルブ801のパイプ状ハブ803の中心穴を係合させ、支軸802に沿って上にストロークSを摺動させる、いわゆる中心軸支持型式である。中心軸支持型式の場合は、弁の傾きを防止するため係合摺動部の隙間をできる限り小さくする必要がある。
【0010】
しかし、前記隙間を小さくすると係合摺動部への微細なゴミや異物の浸入によっても動作不具合が発生し、ゴミ等による動作不具合が生じない程度に前記隙間を大きくとると、図10に示すように弁がかじり易くなることから動作不具合が発生し易くなる。この点を考慮して図10に示したような初期動作かじり不具合が発生しない傾きを考慮すると、図9に示される係合長さbが必然的に決まり、弁ストロークSを決めれば、弁室の懐の大きさdも決まる。そして前記弁室の懐の大きさdに比例して、バキュームブレーカー800の弁室の容量は増加することとなる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、入口ポート202から各出力ポート203に至る流路内面は、流れ矢印線で図示したように屈曲屈折の連続で、しかも、その姿勢は水平、垂直の上昇下降と全方位的であるため、水頭が流路の壁へ幾度となく突き当たり、流体(水)の圧力損失が生じることとなる。特に流路内に段部があると流路内に乱流や渦が発生しやすく、流体の圧力損失は更に悪化することとなる。
【0012】
またバキュームブレーカー800の弁室の容量が狭い場合は流体の圧力損失が悪化する原因となる。この点で中心軸支持型構造の従来例の場合は、貫通孔701a側にパイプ状ハブ803の底部を突出させて弁室の懐の大きさを確保しているが、突出部Rはフロートバルブ801の押し出し動作の効率と安定性等を考慮したときに大きな問題となりうる。
【0013】
本発明の目的は、これらの課題を解決するためのものであり、流体の出入口ポート部における渦の発生の抑制、バキュームブレーカーの弁支持構造や弁室容量の改善等により圧力損失の改善を図った切り換え弁装置を提供することを目的とするものであり、特に水洗式大便器の切り換え弁装置に関する。
【0014】
【発明を解決するための手段】
請求項1の発明においては、水道管からの供給水圧を利用して弁本体に設けられた二つの出力ポートにそれぞれ一定水量の水道水を交互に流すための切り換え弁装置において、各バキュームブレーカーにおけるフロートバルブを備えた弁室は底径を基に開放側に向かってテーパ管状に拡大した壁面を備えており、前記フロートバルブの軸と上部筐体に固定された支軸は軸方向に相対的に移動可能な遊嵌でフロートバルブの上部を支持し、かつ、切り換え弁流出口の閉弁状態では、フロートバルブにおける環状の弁部の外径部と前記弁室底のテーパ管状立ち上げ壁面の下端円周部でフロートバルブの下端部を支持し、前記上部筐体に設けた大気開放孔の閉弁状態では前記軸相互の接触部または前記上部筐体における上部弁座とフロートバルブにおける環状の弁部上面の接触部でフロートバルブを支持する円錐形態支持型構造を特徴とする。
【0015】
また、請求項2の発明では、水道管からの供給水圧を利用して弁本体に設けられた二つの出力ポートにそれぞれ一定水量の水道水を交互に流すための切り換え弁装置において、水の出入口ポートは下流方向に向かって円錐形に拡大するテーパー状内周面で構成されていることを特徴とする。また請求項3のように弁筐体を合成樹脂により各出力ポート部を含めた成形体であるとよく、あるいは、請求項4のように下流方向に拡径するように傾斜するテーパー状の傾斜面を備えたベンチュリ管を挿入するようにしてもよい。
【0016】
さらに請求項5の発明においては、請求項1において、バキュームブレーカーのフロートバルブの環状の弁部上面部が縦断面において周辺部に対して下向きとなる傾斜面で構成される撫で肩形状であり、かつパッキン下面部の外周縁が環状の弁部上面部の外周縁から離れているようにパッキンが環状の弁部に取り付けられていることを特徴とするものである。この場合、請求項6のように、前記パッキンが縦断面において、環状の弁部上面に対向すると共に上向きに傾斜するようにフロートバルブに取り付けられているとよい。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下本発明を図面に示す実施例に基づき説明する。図1は本発明の概要をまとめた構成縦断面図であり、図8に示した従来例に対応したものである。また図2は図1中の上部弁筐体4の拡大図である。図1中の弁筐体1は、弁筐体本体2、下部弁筐体3、上部弁筐体4に3分割されており、弁筐体本体2の上部に上部弁筐体4の下部が水密に嵌合されると共に、下部に下部弁筐体3の上部が水密に当接されて、それぞれボルト(図示省略した)により着脱自在に弁筐体本体2に装着されている。
【0018】
弁筐体本体2には、定流量弁5が嵌合されかつ下流方向にベンチュリ管10が設けられた入口ポート22、リム側出力ポート23、ジェット側出力ポート24が設けられており、切り換え弁7を内部に備えている。
【0019】
ベンチュリ管10は、図4に示されるように、外形形状は弁筐体本体2の抜け勾配のテーパ部と嵌合するように形成され、内形形状は小径部側が対面する定流量弁5のオリフィス孔5aの径と合致させるように接合し、この接合部から下流方向に向かって漸次截頭円錐形状に拡大するように傾斜するベンチュリ管角度のテーパ状内周面で形成されている。ベンチュリ管角度は1.5度から15度、好適には5度から15度、特に好適には5度から6度に確保される。以後ベンチュリ管角度と表現した場合は、前記の1.5度から15度を指すものとする。そしてベンチュリ管10の開放端は弁筐体本体2の抜け勾配の内径と一致しており、流路に渦の発生するような段部はない。
【0020】
リム側出力ポート23およびジェット側出力ポート24の内部は、下流方向に向かって円錐形に拡大するベンチュリ管角度のテーパとなっており、流路内には渦の発生するような段部がない。
【0021】
下部弁筐体3は内部にフラッシュバルブ6を備えている。フラッシュバルブ6は自閉式の止水弁であり、主弁座2aをダイヤフラム(図示せず)を使用した主弁体で閉じて止水する構造となっている。
【0022】
上部弁筐体4は並列した2つのバキュームブレーカー8、9を備えている。尚、バキュームブレーカー9については、バキュームブレーカー8と同構造でありかつ同機能を有することから、ここではバキュームブレーカー8のみ説明し、図面には、符号9に符号8と同様なアルファベット記号を付して説明を省略する。
バキュームブレーカー8は、フロートバルブ8aと、弁筐体本体2に設けられる切り替え弁7の流出口7a付近に設けられた下部弁座8eおよび上部弁筐体4の下部嵌合部下面に、支軸8fの中心線に直角な下面からなる上部弁座8jを備えた弁室8dから構成される。そしてバキュームブレーカー8は、リム側出力ポート23の付け根と切り換え弁7の流出口7aの交差する箇所に設けられており、常態では大気開放の態勢を取り、断水などにより給水管が減圧したような場合でも、リム側出力ポートが負圧になることを防止した構造となっている。
【0023】
フロートバルブ8aは、縦断面において、上面が半径方向の外側が順次下向きに傾斜する傾斜上面を備えた撫で肩形状の環状(短筒状)の弁部8bとこの上部に一体に連設されたパイプ状ハブ(中空軸部)8cで構成されている。また環状の弁部8bの上面と環状フランジとの間の環状溝8nには、環状のパッキン8mが配置され、パイプ状ハブ(中空軸部)8cの付け根部に設けられた前記環状溝8nにきつめに前記パッキンは嵌合している。前記パッキン8mの下面は、パッキン8mの下面部の中心部から外周縁に向かって漸次環状の弁部上面8pの外周縁に行くにしたがって離れた状態で取り付けられ、外周縁においては最大に離れた状態となり、前記パッキン8mの下面と環状弁体上面8pとの間には、パッキン8m用の環状の弾性変形許容空間が形成されている。この弾性変形許容空間はパッキン8mが環状弁体上面8pに当接した状態から離れる場合の弾性的な復元力を大きくし、フロートバルブ8aを上部弁座8jから強制的に離す作用を有している。
【0024】
フロートバルブ8aの上部は、環状の弁部8bの中心から上向きに伸び出たパイプ状ハブ(中空軸部)8cの底付きガイド穴8gと上部弁筐体4から下向きに伸び出るとともにこれに一体に固定された支軸8fの先端部とが軽く係合した状態にある。パイプ状ハブ(中空軸部)8cと支軸8fは軸方向に相対的に移動可能な遊嵌でフロートバルブ8aの上部を支持する。
【0025】
弁室8dは、その立ち上げ底径を環状の弁部8bがゴミ等の介在によって動作不良が発生しない適切な間隔をもって若干大きくしてあり、立ち上げ底径を基に開放側に向かってテーパ管状に拡大形態をとる。そして環状の弁部8bは、切り換え弁流出口7aの下部弁座8eに着座しており、環状の弁部8bの外径部は、弁室8dの底の立ち上げ形状の中にある。
【0026】
本実施形態における弁支持構造はフロートバルブ8aの最下端部と最上端部の2箇所であり、すなわちフロートバルブ8aは、最下端においては、環状の弁部8bの外径と弁室8dの上方に向かって拡径するように傾斜するテーパ状立ち上げ傾斜壁面の下端円周部Tにより、また最上端においては、パイプ状ハブ(中空軸部)8cの底付きガイド穴8gからなる開口部と支軸8fの下端先端部Uによる2箇所で支持される構造となっている。前記円周部Tと前記支軸8fの下端部Uによる支持形態はこれらを結ぶ形状がほぼ円錐形となり、非常に安定した支持形態であり安定した動作とすることができる。
【0027】
前記支軸8fは、図3に示されるように、前記上部弁筐体4と一体であって、前記筐体4から上向きに伸び出た支持筒4a、複数の橋渡し部材4bを介して支持されている。支持筒4aに設けられた窓(切欠開口部)4cは、バキュームブレーカー8が動作不十分のとき漏れた水を戻すためのものである。この戻り水はフロートバルブ8aの表面上を流れ、前記出力ポート23もしくは24に至る。このようにフロートバルブ8aは漏れた戻り水に対し逆止弁機能を有する。そして、キャップ形状のカバー4dは、支軸8fの上端部に固定され、支持筒4aと窓4cとを被せるように設けられ、漏れ水が飛散したときの遮蔽板として働く。
【0028】
本発明は、以上のように構成されており、以下その作用について説明する。
弁筐体1は、弁筐体本体2、下部弁筐体3、上部弁筐体4に3分割されていることを記載したが、前記の各制御内装品を組み込んだ後はボルト等で水密的に一体となって提供されるものである。そして図1中に流れ矢印線で示す流路が形成される。
【0029】
定流量弁5は水道水の供給圧力が如何に変動しようとも、一定の流量を下流方向に供給する。前記定流量弁5の下流側に位置するダイヤフラム(図示せず)を備えたフラッシュバルブ6におけるパイロットバルブ(図示せず)を開動(開弁)すると、図1における主弁座2aが前記ダイヤフラムの背圧室の圧力を解除し、流体(水)を下流方向に向って一気に流出する。前記パイロットバルブが閉動(閉弁)すると、前記背圧室の圧力が上昇することで弁主体が閉じ流水が止まる。前記パイロットバルブの動作源は小型モーターまたはソレノイドを使用することが多い。
【0030】
一般に弁筐体などを合成樹脂射出成形体で形成する場合には、型抜きのための深い凹部には抜け勾配が設けられ、この抜け勾配のテーパ角度は1度以内が一般的であるが、本発明の入口ポート22、リム側出力ポート23、ジェット側出力ポート24のベンチュリ管角度は、1.5度から15度の範囲内である。前記の角度の範囲であれば、この部分において乱流や渦の発生することがなく、圧力損失を著しく減少させる効果を享受でき、この効果を最大限享受するには、ベンチュリ管角度を5度から15度、特に5度から6度の範囲にするのが好適である。
【0031】
リム側出力ポート23およびジェット側出力ポート24のベンチュリ管角度については、入口ポート22と同様にベンチュリ管を挿入することでベンチュリ管角度としてもよいが、弁筐体1を熱可塑性または熱硬化性の合成樹脂の射出成形体で形成し、各出力ポート23、24の抜け勾配をベンチュリ管角度にすると、前記出力ポートのベンチュリ管角度が弁筐体本体2と一体的に形成され、別にベンチュリ管を前記出力ポートに挿入する必要がなくなる点で好適である。
【0032】
入口ポート22から供給された水は、一旦フラッシュバルブ6の主弁座2aで止められ待機状態におかれる。この待機状態では定流量弁5並びにベンチュリ管10の働きは全くない。フラッシュバルブ6の起動弁であるパイロットバルブのモーターに起動の信号が入るとフラッシュバルブ6は主弁座2aを開けて下流方向へ水を流す。定流量弁5とベンチュリ管10の機能は、開弁で発生した流れを受けて初めて発揮されるものである。尚、ベンチュリ管10の材質は、水との相性が良ければ限定するものではないが、ゴム等の弾性材を使用する場合には取付周囲部品とのシール性が向上する効果がある。
【0033】
切り換え弁7は、フラッシュバルブ6側から流れてきた水をリム側出力ポート23又はジェット側出力ポート24へ配水する。この切り換え動作源は、前記パイロットバルブと同様に小型モーターまたはソレノイドを使用することが多い。一般的にこれらの動力源はバルブ毎に準備されることはなく、1つに集約して計画される。
【0034】
切り換え弁7における切り換えパターンは種々考えられる。切り替えパターンの組み合わせによって節水効果並びに洗浄効果が大きく違う。ここでは代表例を1つあげておきたい。通常ではリム出力側ポート23に切り換えてあって、前記フラッシュバルブ6の開弁による水頭は、バキュームブレーカー8のフロートバルブ8aを押し上げ、リム出力側ポート23に流れる。この開始から若干時間をずらして、今度はジェット側出力ポート24にも配水し、並行した状態で配水が続いた後、リムへの配水を止め、ジェット側出力ポート24のみに配水し、そしてしばらくしてジェット側出力ポート24への配水を止め、再度リム側へ配水して動作が完了に至るというパターンである。このように切り換え弁7を切り換えるたびに、フロートバルブ8aは上下動作をして下流側の真空を解除する。切り換え弁7の動作源は従来と同様小型モーターや電磁弁でよく、電気回路で制御される。
【0035】
切り換え弁7側からの吐出水流並びに水圧を受けてフロートバルブ8aが上昇すると、フロートバルブ8aが上部弁座8jに達し、大気開放孔8kが閉じる。そして該閉状態を水流がある間は持続し、水流がなくなると同時に上部弁座8jからパッキン8mの作用により強制的に離脱し、落下することで直ちに大気開放孔8kを開ける。そのためフロートバルブ8aの材質は、水に浮いてもらうため水より小さな比重の材料であれば限定する必要はないが、ポリプロピレン材が好適である。
【0036】
前記フロートバルブ8aの昇降動作において、フロートバルブ8aの支持構造は、前記したように、フロートバルブ8aの下端部と円周部Tの係合部と上端部と支軸8fの係合部Uの支持形態を結ぶ形状がほぼ円錐形となり、この形態はフロートバルブ8aの上昇および下降においてもほぼ同様な支持形態であるため非常に安定した動作ができる。すなわち、フロートバルブ8aが切り換え弁流出口の閉弁時において落下の途中で傾くような事態が発生しても、フロートバルブ8aにおける環状の弁部8bの外径部が弁室8dのテーパ状の立ち上げ壁に当たり中心部に案内されて所定の位置に着座することから、かじって動作不具合になるようなことがない。この支持構造は、従来品の中心軸支持型に対し円錐形態支持型構造といえる。円錐形態支持型構造をとるものであれば図中の組み合わせに限定するものではなく、例えば、フロートバルブ8a側の上部を中実の円柱状の軸状にし、上部弁筐体4側の支軸8fを上面を備えた中空の支軸(必要に応じ上部が縮径するように傾斜するテーパー内面とする)とする組み合わせでもよい(図示を省略した)。
【0037】
またフロートバルブ8aの大気開放孔の閉弁時の支持位置は、パイプ状ハブ(中空軸部)の底付き穴8gと支軸8fの先端部の接点(係合部)に限定することはなく、上部弁座8jとフロートバルブ8aの環状の弁部8bの上面8pの接点(係合部)であってもよい。図示の場合、支軸8fの先端部(下端部)は、上部弁座8jの下面から弁室8d側へ突出していないので、組立作業における取り扱い中に、他の部分にぶつけて支軸8fを折損することがなくなる点でも好適である。
【0038】
前記のように、円錐形態支持型構造としたことから従って支軸8fと底付き穴8gとの隙間は、ゴミ詰まりの発生しない充分なものが設定できる。前記隙間は径で2mm以上あっても支障はない。尚、支軸8fと底付き穴8gの形態を図1中でテーパ状としたのは、製造上の抜け勾配を付けたものであって、この組み合わせ部に関しては、機能上必ずしもテーパ形状である必要はない。
【0039】
ここで、図5に示す本発明の円錐形態型支持構造を採用した場合における弁室8dの懐の大きさを、図9の従来例と比較して説明する。
図9に示す支軸802の径が4mm、係合摺動部の隙間を動作傾き及びかじりによる動作不良を考慮して径で0.8mm、かじり不具合が起きない傾きを5度とすると、図9中、bは約9.5mm程度となる。ストロークSを12mmとし、図9中aとcの寸法を多少ゆとりを見て13mmとしたとき、dは9.5+13+13=35.5mmとなる。
【0040】
一方、図5において本発明の円錐形態型支持構造における弁室8dの懐の大きさdを検討する。従来例と同じくd=35.5mmとした場合、弁ストロークs1はどのくらい大きくとれるのかを検討すると、d=d1、a1=c1=s1+1、そして前記軽く係合する量b1を2mmとしたとき、d1=a1+b1+c1=b1+2(s1+1)となり、この式を展開すると、s1=(d1−b1−2)、よって、s1=15.75mmとなる。従って図9の従来例のs=12と比較して31%の向上となり、この分圧力損失が少なくできる点で特に有利である。
【0041】
更にs=s1としたときにどのくらい小型化できるか検討すると、弁室8dの懐の大きさd1は、上記式からd1=b1+2(s1+1)であり、d1=28mmとなる。したがって圧力損失を維持しつつ、従来例のd=35.5より21%も小型化することも可能であり、設計段階における選択の幅が広がることになる。
【0042】
また円錐形態型支持構造においては、従来例のように弁下面部に突起部Rを設けなくとも、弁室の懐の大きさdを確保できるので、設計上の選択の余地がひろがることとなる。例えば、図1のようにフロートバルブ8aの弁部8bの下面部に、中心軸線に対して対称的な断面円弧状の吐出水受け凹部8hを設け、周囲をスカート状(筒状)の環状縁の弁部8bとすることも可能である。この場合には吐出水受け凹部8hの凹部体積の分、上部弁座8jに着座したときに下側の弁室8dの容積を大きくすることができ、更に圧力損失が低下する点で有利である。
【0043】
尚、圧力損失を考慮して、弁室8dの容積を出来るだけ大きくしたいことから、弁室8dの立ち上げ底径を基としたテーパ角度については、通常の抜け勾配テーパ角度よりも大きいほうが好適である。
【0044】
またフロートバルブ8aが上昇するときは、吐出水の水頭が環状の弁部8bの背後に回りこんで、大気開放孔8kから大量に流出することがあってはならず、水流がなくなる状態では、フロートバルブ8aと上部弁座8jが関与水による水の表面張力や水の粘性等の影響で吸着し、離脱、落下しないようであってはならない。
【0045】
本発明では、フロートバルブ8aが水流によって上昇し、大気開放孔8kを閉じたとき、パッキン8mは弁座8jとの距離を目一杯動作して弾力を貯え(図6参照)、水流がなくなると、弾力を放ち弁座8jからバルブを離す。したがってパッキン8mの材質は弾力性のあるゴム又は合成樹脂が好適である。
【0046】
またフロートバルブ8aは、環状の弁部8bの上面8pが前記撫で肩形状であるため、上部弁座8jへ着座したとき僅かではあるが、大気開放孔8kへ移動した状態で止まる。この分水平弁面の従来品と比較したとき、弁室8dの容量が向上することから圧力損失も低下する。環状の弁部8bの上面部の傾斜角度は、特に限定するものではないが、軸方向に直角な直角面から下向きに約10度が好適である。
更に上部弁座8jとの着座形態が面接触ではなく、環状の線に近似する線接触になるため、関与水による上部弁座8jとの吸着性は全く考えられず、前記の弁離れ機能を確実にすることができる。
【0047】
図7は前記バキュームブレーカー8、9を構成するフロートバルブ8aの他の実施形体を示したものである。図7aは、環状パッキン8mの内穴端面に角度Qをつけて、上方に向かって拡径するように傾斜内周面を設けた場合であり、図7bは環状溝8n自体を軸方向に傾斜した溝、すなわち半径方向外側に行くに従って外側環状パッキン8mが環状の弁部8bの上面から離れるように溝部への取付自体をQ2傾けて構成したものである。図8の実施形態では、環状パッキン8mの取付状態は水平なものであったが、水平位置から外側を若干立ち上げておちょこ状形態(椀状)とし、図6に示されるフロートバルブ8aの大気開放孔の閉弁状態からの弁座離れ効果を更に馬力(弾発力による離脱力の増大)をかけて向上させようとするものである。パッキン8mの立ち上げ角度は特に限定するものではないが、軸方向に対して直角面から上向きに約10度が好適である。
【0048】
そして、前記おちょこ状(椀状)形態としたことで、水平状態と比較して上部弁座8jに達する時間が短くなり、環状の弁部8bの背面に回りこんだ水が、大気開放孔8kから漏れ出す確率が大幅に下がる。円錐形態型支持構造においては従来例と比較して弁室の懐が深く、環状の弁部8bの背面に回りこむ水も多くなりうるため特に有利である。
【0049】
以上、本発明を図面に示す実施例に基づいて説明してきたが、本発明は実施例における水洗式大便器の給水弁のみに限定されるものではなく、水道管からの供給水圧を利用して弁本体に設けられた二つの出力ポートにそれぞれ一定水量の水道水を交互に流すための切り換え弁装置に関するものであれば本発明が適用されうる。
【0050】
【発明の効果】
本発明により、切り換え弁装置における圧力損失が向上するため、水洗式大便器の水道水の供給圧力が、比較的低下した領域でも可能であり、低圧地域でのフラッシュバルブ方式の利用が可能となる。特に、従来では前記方式を利用できなかった水道圧が0.049MPa(0.5kg/cm2)圧の地域まで、前記方式による多人数対応の連続使用対応等の利便性を享受できる点で著しく顕著な効果がある。
【0051】
また、フロートバルブの円錐形態型支持構造により、圧力損失を抑えつつバキュームブレーカーを小型化することもできるので、装置の設計段階の自由度が向上し、省スペース、高インテリア化などの小型化、高級嗜好化に対応できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の概要をまとめた構成縦断面図である。
【図2】図1に示した上部弁筐体の拡大図である。
【図3】図1に示されるバキュームブレーカーの大気開放孔上部を斜め上から見たときの斜視図で、カバーが取り外された状態を示す。
【図4】図1に示される入口ポートの流路内に設けられたベンチュリ管を上流側の斜め上から見たときの斜視図である。
【図5】図1に示されるバキュームブレーカーのフロートバルブの支持構造を説明するための断面図である。
【図6】図1に示されるバキュームブレーカーのフロートバルブが流水によって上部弁座まで押し上げられ大気開放孔が閉じられた状態を示す断面図である。
【図7】本発明の第2実施例であって、パッキンの取付状態(a、b)が異なるバキュームブレーカーのフロートバルブを示した断面図である。
【図8】従来例の概要を総合的にまとめた構成縦断面図である。
【図9】図8に示されるバキュームブレーカーのフロートバルブの支持構造を説明するための断面図である。
【図10】図8に示されるバキュームブレーカーについて、係合摺動部隙間を大きくした場合のかじりによる弁の動作不具合例を示した断面図である。
【符号の説明】
1 弁筐体
2 弁筐体本体
3 下部弁筐体
4 上部弁筐体
4a 支持筒
4b 橋渡し部材
4c 窓(一部切欠開口部)
4d キャップ形状のカバー
5 定流量弁
6 フラッシュバルブ
7 切り換え弁
7a 切り換え弁流出口
7b 切り換え弁流出口
8 バキュームブレーカー
8a フロートバルブ
8b 環状の弁部
8c パイプ状ハブ(中空軸部)
8d 弁室
8e 下部弁座
8f 支軸
8g 底付き穴
8h 吐出水受け凹部
8j 上部弁座
8k 大気開放孔
8m 環状パッキン
8n 環状溝
8p 環状の弁部上面
9 バキュームブレーカー
10 ベンチュリ管
22 入口ポート
23 リム側出力ポート
24 ジェット側出力ポート
100 弁筐体
200 弁筐体本体部
201 主弁座
202 入口ポート
203 リム側出力ポート
204 ジェット側出力ポート
300 下部筐体部
400 上部筐体部
500 定量弁
600 フラッシュバルブ
700 切り換え弁
701a 貫通孔
800 バキュームブレーカー
801a フロートバルブ
802a 支軸
803a パイプ状ハブ
804a 環状の弁部
805a 大気開放孔

Claims (6)

  1. 水道管からの供給水圧を利用して弁本体に設けられた二つの出力ポートにそれぞれ一定水量の水道水を交互に流すための切り換え弁装置において、各バキュームブレーカーにおけるフロートバルブを備えた弁室は底径を基に開放側に向かってテーパ管状に拡大した壁面を備えており、前記フロートバルブの軸と上部筐体に固定された支軸は軸方向に相対的に移動可能な遊嵌でフロートバルブの上部を支持し、かつ、切り換え弁流出口の閉弁状態では、フロートバルブにおける環状の弁部の外径部と前記弁室底のテーパ管状立ち上げ壁面の下端円周部でフロートバルブの下端部を支持し、前記上部筐体に設けた大気開放孔の閉弁状態では前記軸相互の接触部または前記上部筐体における上部弁座とフロートバルブにおける環状の弁部上面の接触部でフロートバルブを支持する円錐形態支持型構造を特徴とする低圧損型切り換え弁装置。
  2. 水道管からの供給水圧を利用して弁本体に設けられた二つの出力ポートにそれぞれ一定水量の水道水を交互に流すための切り換え弁装置において、弁筐体における水の入口ポートおよび出力ポートの流路内周面は、下流方向に向かって拡径するように傾斜するテーパー状内周面で構成されていることを特徴とする請求項1に記載の低圧損型切り換え弁装置。
  3. 前記切り換え弁装置の弁筐体が合成樹脂成形体であり、入口ポートおよび出力ポートの流路内周面が1.5〜15度で傾斜するテーパー状内周面であり、かつ一体成形により弁筐体に出力ポートが形成されていることを特徴とする請求項2に記載の低圧損型切り換え弁装置。
  4. 内径側が下流方向に向かって1.5〜15度で傾斜するテーパー状内周面を有するベンチュリ管を入口ポートに挿入されていることを特徴とする請求項2に記載の低圧損型切り換え弁装置。
  5. 水道管からの供給水圧を利用して弁本体に設けられた二つの出力ポートにそれぞれ一定水量の水道水を交互に流すための切り換え弁装置において、バキュームブレーカーのフロートバルブにおける環状の弁部上面部が縦断面において半径方向外側が下向きとなる傾斜面で構成されるほぼ撫で肩形状であり、かつ前記傾斜面に対向するように配設されるパッキン下面部の外周縁が、前記環状の弁部上面部の外周縁から離れるように前記パッキンが前記フロートバルブに取り付けられていることを特徴とする請求項1の低圧損型切り換え弁装置。
  6. 前記パッキンが縦断面において環状の弁部上面に対向すると共に外周側が上向きに傾斜するようにフロートバルブに取り付けられていることを特徴とする請求項5に記載の低圧損型切り換え弁装置。
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