JP4124458B2 - 車両用シートの取付構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用シートを任意の位置に固定する固定手段と前面衝突時にそのシートのシートロックを解除して後退させる後退手段とを介してそのシートを車両に取付ける車両用シートの取付構造に関するものである。
従来、車両用シートの取付構造として、図10に示すように、フロア2上に車両の進行方向に延びてロアレール3を配設させ、そのロアレール3に対向するようにシートクッション4aにアッパレール6を固定し、シート4を任意の位置に固定する固定手段7と前面衝突時にシート4を後退させる後退手段8とを介してアッパレール6をそのロアレール3に前後方向に移動可能に取付ける車両用シートの取付構造が知られている(例えば、特許文献1参照。)。この取付構造におけるシート固定手段7は、アッパレール6にそのアッパレール6と同一長さの第1補助レール7aを前後方向に移動可能に取付け、その第1補助レール7aに長手方向に沿って図示しない孔付プレートを取付け、アッパレール6の長手方向に沿ってかつ軸心を回転中心として回動可能にアッパレール6に調節ハンドル7cを取付け、孔付きプレートの複数の角孔に先端が選択的に挿入可能に構成された爪部材の基端をその調節ハンドル7cに固着し、その爪部材の先端が角孔に挿入する方向に調節ハンドル7cを回転させるコイルばねをその調節ハンドル7cに巻回したものが開示されている。このシート固定手段では爪部材の先端が挿入する角孔を違えることによりシート4を車両の前後方向における任意の位置に固定できるようになっている。
一方、シート後退手段8は、ロアレール3にそのロアレール3と同一長さの第2補助レール8aを前後方向に移動可能に取付け、その第2補助レール8aをシート固定手段7の第1補助レール7aに固定し、アッパレール6を前進させる方向に付勢する弾性体8bを設けるとともに、ロアレール3に複数の被係止部8cを設け、その被係止部8cに選択的に係止可能に構成されアッパレール6が弾性体8aの付勢力に抗して後退するのを許容しかつ弾性体8bの弾性力により前進するのを阻止する係止具8dを備えている。このシート後退手段8では、車両が前面衝突して車両の前面が車室に進入することにより、シートクッション4aに所定値以上の後ろ向き荷重が作用すると、第1及び第2補助レール7a,8aからなる中間移動部材9とともにアッパレール6が弾性体8bの弾性力に抗して後退し、運転者は衝突した車両から容易に脱出できるようになっている。
特開平10−250435号公報
しかし、上記従来の車両用シートの取付構造では、アッパレール6及びロアレール3が第1及び第2補助レール7a,8aを介して取付けられるため、その構造が複雑になる不具合があった。
また、例えばシート固定手段7によりシートを比較的前方に固定した状態で車両が前面衝突し、シート後退手段8により第1及び第2補助レール7a,8aとともにアッパレール6が後退すると、図10に示すようにその第1及び第2補助レール7a,8aが後方に突出してしまう不具合があった。この点を解消するためにシート固定手段7とシート後退手段8の上下を図11に示すように入れ替えて、アッパレール6が第2補助レール8aに対してのみ後退するようにすることも考えられるけれども、アッパレール6を第2補助レール8aに対してのみ後退させると、第1及び第2補助レール7a,8aは後退せずに後退したシート4の前方にそのシート4から突出するように残存して運転者の脱出に支障を与えるという未だ解決すべき課題が残存していた。
更に、従来のシート後退手段8では、車両に後方から他の車両が衝突した場合にもシートクッションに所定値以上の後ろ向き荷重が作用してそのシートが後方に移動してしまう不具合もあった。
本発明の目的は、車両衝突時にシートが後退してもシートの前後から何も突出しない比較的構造が単純な車両用シートの取付構造を提供することにある。
本発明の別の目的は、車両の前面衝突時に確実にシートを後退できるけれども、後方から衝突された場合におけるシートの後退を防止し得る車両用シートの取付構造を提供することにある。
請求項1に係る発明は、図1及び図8に示すように、フロア11a上に車両10の進行方向に延びて配設された一対のロアレール16a,16bと、一対のロアレール16a,16bにそれぞれ対向するようにシート13のシートクッション13aに固定された一対のアッパレール17a,17bと、一対のアッパレール17a,17bを前後方向の任意の位置に選択的に固定するシート固定手段20と、所定値以上の衝撃力が前方からシート13に作用したときに一対のアッパレール17a,17bを後退させるシート後退手段30とを備えた車両用シートの取付構造の改良である。
その特徴ある構成は、一対のアッパレール17a,17bが一対のロアレール16a,16bに前後方向に移動可能にそれぞれ取付けられ、一対のロアレール16a,16bに前後方向に移動可能に移動部材14が取付けられ、シート固定手段20は一対のアッパレール17a,17bを移動部材14の前後方向の任意の位置に選択的に固定するように構成され、シート後退手段30は所定値以上の衝撃力が前方からシート13に作用したときに一対のロアレール16a,16bに対して移動部材14を後退させるように構成されたところにある。
この請求項1に記載された車両用シートの取付構造では、ロアレール16a,16bに移動部材14を取付け、その移動部材14に対してシート固定手段20及びシート後退手段30を構成することにより、アッパレール17a,17bをロアレール16a,16bに直接取付けることが可能になる。そして、アッパレール17a,17bをロアレール16a,16bに直接取付けることにより、アッパレール及びロアレールが第1及び第2補助レールを介して取付けられる従来の取付構造に比較して、その構造を単純化させることができる。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明であって、移動部材14が,一対のロアレール16a,16bのそれぞれの内側に長手方向に沿って移動可能に取付けられた一対の補助レール14a,14bと,一対の補助レール14a,14bを連結する連結板14cとにより構成され、一対の補助レール14a,14bが一対のロアレール16a,16bの長さより短く形成されて移動部材14は一対のロアレール16a,16bの間に一対のロアレール16a,16bの前端と後端の間の範囲内で前後方向に移動可能に取付けられ、一対のアッパレール17a,17bは一対のアッパレール17a,17bの前後端から移動部材14が前方又は後方に突出不能に一対のロアレール16a,16bにそれぞれ取付けられた車両用シートの取付構造である。
この請求項2に記載された車両用シートの取付構造では、移動部材14がロアレール16a,16bの前端と後端の間の範囲内で移動可能に取付けられるので、移動部材14がロアレール16a,16bの前端又は後端から前方又は後方に突出することはない。従って、例えばシート固定手段20によりシート13を比較的前方に固定した状態で車両が前面衝突し、シート後退手段30によりアッパレール17a,17bが後退しても、移動部材14がシート13の後方に突出しまうようなことを防止することができる。
また、移動部材14はアッパレール17a,17bの前後端から前方又は後方に突出不能に取付けられているので、移動部材14が後退したシート13の前方にそのシート13から突出するように残存するような事態も回避することができる。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2に係る発明であって、更に図2に示すように、シート固定手段20が、移動部材14に設けられアッパレール17a,17bの長手方向に沿って複数の角孔21aが形成された孔付プレート21と、アッパレール17a,17bの長手方向に沿ってかつ軸心を回転中心として回動可能にアッパレール17a,17bに取付けられた調節ハンドル22と、調節ハンドル22に基端が固着され先端が複数の角孔21aに選択的に挿入可能に構成された爪部材24と、調節ハンドル22に巻回され爪部材24の先端が角孔21aに挿入する方向に調節ハンドル22を回転させるように付勢するねじりコイルばね26とを備えた車両用シートの取付構造である。
この請求項3に記載された車両用シートの取付構造では、調節ハンドル22を爪部材24とともに回転させてその先端を孔付プレート21における角孔21aから離脱させ、シート13を移動させて最適な位置で調整ハンドル22をコイルばね26の付勢力に従って逆方向に回転させ、爪部材24の先端を角孔21aに挿入させることにより、比較的容易にシート13を運転者の好みの任意の位置に固定することができる。
請求項4に係る発明は、請求項1ないし3いずれか1項に係る発明であって、図2及び図3に示すように、シート後退手段30が、一対のロアレール16a,16bの内側部にそれぞれ設けられた一対の被係止部材31,31と、一対の被係止部材31,31の間の移動部材14に設けられたハウジング32と、ハウジング32に両側部からそれぞれの基端が没入可能に側方に突出して設けられ突出した先端が一対の被係止部材31,31にそれぞれ係止可能に構成された一対の係止具33,33と、ハウジング32に内蔵され所定値以上の衝撃力が前方からシート13に作用しないときに一対の係止具33,33の基端をハウジング32内にそれぞれ没入不能にし、所定値以上の衝撃力が前方からシート13に作用したときのみ一対の係止具33,33の基端のハウジング32内への没入をそれぞれ許容するように制御する係止具制御手段34とを備えた車両用シートの取付構造である。
この請求項4に記載された車両用シートの取付構造では、車両10が前面衝突すると、係止具制御手段34は一対の係止具33,33の没入を許容し、一対の係止具33,33が没入することによりそれらの係止具33,33と一対の被係止部材31,31との係止状態は解除される。するとアッパレール17a,17bはロアレール16a,16bに対して後方向に移動できるので、車両10の前面の車室への侵入やエアバッグ等の膨張によりアッパレール17a,17bはシート13とともに後退する。
請求項5に係る発明は、請求項4に係る発明であって、係止具制御手段34は、一対の係止具33,33の基端の間の第1位置36と第1位置36の前方の一対の係止具33,33の基端から外れたハウジング32内部の第2位置37を移動可能にハウジング32に収容された摺動駒35と、摺動駒35を第1位置36及び第2位置37に維持させるように付勢する維持スプリング39とを備え、維持スプリング39は所定値以上の衝撃力が前方からシート13に作用しないときに摺動駒35を第1位置36に維持させ、シート13に作用する前向き荷重が衝撃所定値以上になったときに摺動駒35の第1位置36から第2位置37への移動を許容するように調整された車両用シートの取付構造である。
この請求項5に記載された車両用シートの取付構造では、車両10が前面衝突すると、係止具制御手段34の摺動駒35は維持スプリング39の付勢力に抗して第1位置36から第2位置37に移動する。摺動駒35が第2位置37に移動すると一対の係止具33,33の没入が許容され、一対の係止具33,33がそれぞれ没入することによりそれらの係止具33,33と一対の被係止部材31,31との係止状態は解除される。
一方、車両10が後方から追突されても、係止具制御手段34の摺動駒35は第1位置36から第2位置37に移動することはない。従って、一対の係止具33,33は没入不能な状態に維持され、シート13の後退は禁止される。
請求項6に係る発明は、請求項4又は5に係る発明であって、一対の係止具33,33はシート13に作用する荷重が前向きのときにハウジング32に基端が没入不能にかつシート13に作用する荷重が後向きのときにハウジング32に基端が没入可能にそれぞれ設けられ、移動部材14に一対の係止具33,33の先端をそれぞれ突出させるように一対の係止具33,33をそれぞれ付勢する一対のコイルばね40が設けられ、一対のコイルばね40は後向き荷重が通常走行所定値以上になったときに一対の係止具33,33の没入を許容するように調整された車両用シートの取付構造である。
この請求項6に記載された車両用シートの取付構造では、シート13に前向き荷重又は前向き加速度が作用してもアッパレール17a,17bがシート13とともに前進するのを防止できる。また、コイルばね40を備えるので、通常走行時に一対の係止具33,33がハウジング32に没入することはなく、通常走行時にシート13が後方に移動することを防止することができる。
本発明の車両用シートの取付構造では、移動部材を一対のロアレールの間に一対のロアレールの前端と後端の間の範囲内で前後方向に移動可能に取付けたので、移動部材がロアレールの前端又は後端から前方又は後方に突出することはない。従って、例えばシート固定手段によりシートを比較的前方に固定した状態で車両が前面衝突して、シート後退手段によりアッパレールが後退しても、移動部材がシートの後方に突出しまうようなことを防止することができる。また、一対のアッパレールは一対のアッパレールの前後端から移動部材が前方又は後方に突出不能に移動部材又は一対のロアレールにそれぞれ取付けられるので、移動部材が後退したシートの前方にそのシートから突出するように残存するような事態も回避することができる。
また、シート後退手段が、一対のロアレールの内側部にそれぞれ設けられた一対の被係止部材と、一対の被係止部材の間の移動部材に設けられたハウジングと、ハウジングに両側部からそれぞれの基端が没入可能に側方に突出して設けられ突出した先端が一対の被係止部材にそれぞれ係止可能に構成された一対の係止具と、ハウジングに内蔵され所定値以上の衝撃力が前方からシートに作用したときのみ一対の係止具の基端のハウジング内への没入をそれぞれ許容する係止具制御手段とを備えれば、車両が前面衝突したときにのみ係止具制御手段は一対の係止具の没入を許容してそれらの係止具と一対の被係止部材との係止状態を解除する。するとアッパレールはロアレールに対して後方向に移動できるので、車両の前面の車室への侵入やエアバッグ等の膨張によりアッパレールはシートとともに後退する。この結果、車両の前面衝突時に確実にシートを後退でき、シートの着席車の脱出性を向上することができる。
この場合、係止具制御手段が、一対の係止具の基端の間の第1位置と第1位置の前方の一対の係止具の基端から外れたハウジング内部の第2位置を移動可能にハウジングに収容された摺動駒と、摺動駒を第1位置及び第2位置に維持させるように付勢する維持スプリングとを備えれば、所定値以上の衝撃力が前方からシートに作用しないときに摺動駒を第1位置に維持させ、シートに作用する前向き荷重が衝撃所定値以上になったときに摺動駒の第1位置から第2位置への移動を許容するように維持スプリングを調整することにより、車両が前面衝突したときにのみ、摺動駒が第1位置から第2位置に移動して一対の係止具と一対の被係止部材との係止状態を解除することができる。その一方、車両が後方から追突されても、係止具制御手段の摺動駒は第1位置から第2位置に移動することはないので、一対の係止具は没入不能な状態に維持され、車両が後方から追突された場合のシートの後退を禁止することができる。
次に本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。
図8に示すように、キャブオーバ型トラック10のキャブ11にはステアリングシャフトを回転可能に保持するステアリングコラム12に対向してシート13が設けられる。シート13は運転者の尻部を受けるシートクッション13aと、シートクッション13aの後端にリクライニングアジャスタ13bを介して取付けられ運転者の背部を受けるシートバック13cとを備える。シートクッション13aの下部にはそのシートクッション13aを支えるクッションフレーム13dが設けられる(図2)。キャブ11のフロア11a上にはトラック10の進行方向に延びて一対のロアレール16a,16bが配設され、この一対のロアレール16a,16bにそれぞれ対向するようにシートクッション13aには一対のアッパレール17a,17bが固定される。ロアレール16a,16bはフロア11a上にシートレッグ18及びシートブラケット19を介して取付けられる。
図1及び図2に示すように、一対のアッパレール17a,17bは一対のロアレール16a,16bと略同一の長さを有し、かつ一対のアッパレール17a,17bは一対のロアレール16a,16bのそれぞれの外側にその長手方向に沿って移動可能に取付けられる。図示しないが、アッパレール17a,17bとロアレール16a,16bの間にはローラ収容部が形成され、この収容部にはローラがそれぞれ収容される。そしてロアレール16a,16bのローラ転動面の前端及び後端にはアッパレール17a,17bの最も前進した位置及び最も後退した位置を決定する前進ストッパ(図示せず)及び後退ストッパ(図示せず)がそれぞれ突設される。
また、一対のロアレール16a,16bには移動部材14が前後方向に移動可能に取付けられる。この実施の形態における移動部材14は、一対のロアレール16a,16bのそれぞれの内側にその長手方向に沿って移動可能に取付けられた一対の補助レール14a,14bと、その一対の補助レール14a,14bを連結する連結板14cとにより構成される。一対の補助レール14a,14bはロアレール16a,16bの長さより短く形成され、この補助レール14a,14bを含む移動部材14はその一対のロアレール16a,16bの間にその一対のロアレール16a,16bの前端と後端の間の範囲内で前後方向に移動可能に取付けられる。一方、一対のアッパレール17a,17bはその一対のアッパレール17a,17bの前後端から移動部材14が前方又は後方に突出不能に一対のロアレール16a,16bにそれぞれ取付けられる。そして、一対のアッパレール17a,17bをこの移動部材14の前後方向の任意の位置に選択的に固定するシート固定手段20が設けられる。
この実施の形態におけるシート固定手段20は、移動部材14に設けられた孔付プレート21と、アッパレール17a,17bの長手方向に沿ってそのアッパレール17a,17bに取付けられた調節ハンドル22とを備える。孔付プレート21は移動部材14の両側部にロアレール16a,16bに沿って設けられ、このレール16a,16bの長手方向に沿って多数の角孔21aがそれぞれ形成される。またアッパレール17a,17bの上面にはそれぞれハンドルホルダ23の基端が固着され、このハンドルホルダ23の先端には丸孔23aが形成される。この丸孔23aは調節ハンドル22が回動可能に挿入されてその軸心を回転中心として回転可能に構成される。この調節ハンドル22には爪部材24の基端が固着され、この爪部材24の先端は上記多数の角孔21aに選択的に挿入可能に曲げられる。アッパレール17a,17bの上面にそれぞれ設けられた調節ハンドル22はそれらの後端に設けられた連結部材27及び連結ワイヤ28を介して互いに連結され、一方の調節ハンドル22には、この調節ハンドル22を付勢してそれぞれの爪部材24の先端が角孔21aに挿入する方向にそれぞれの調節ハンドル22を回転させるねじりコイルばね26が巻回される(図1)。
一方、移動部材14には、所定値以上の衝撃力が前方からシート13に作用したときに一対のロアレール16a,16bに対してこの移動部材14を後退させるシート後退手段30が備えられる。図2〜図4に示すように、この実施の形態におけるシート後退手段30は、一対のロアレール16a,16bの内側部にそれぞれ設けられた一対の被係止部材31と、一対の被係止部材31の間の移動部材14に設けられたハウジング32とを備える。被係止部材31は一対のロアレール16a,16bの内側部に長手方向に沿って設けられる。この被係止部材31には一対のロアレール16a,16bの長手方向に所定の間隔をあけて複数の被係止部31aが形成される(図3)。被係止部31aは、被係止部材31の内側に形成された鋸歯状の凹部であり、この被係止部31aの前面31bは略車幅方向に延びる起立面に形成され、かつ後面31cは後方に向うに従ってなだらかに登る傾斜面に形成される。
一方、ハウジング32には、一対の係止具33が両側から設けられる。この係止具33は被係止部31aに係止可能に構成された係止本体33aとその係止本体33aが先端に設けられた棒状部材33bとにより構成され、棒状部材33bの先端を両側に突出させてその棒状部材33bの基端がハウジング32の両側から没入可能に設けられる。ハウジング32に没入可能に設けられた係止具33の突出した先端における係止本体33aには、その後面33cが傾斜して形成され、被係止部31aにその先端が進入した状態で被係止部31aの前面31cに面接触するように形成される。また移動部材40には係止具33をその先端が突出するように付勢するコイルばね40が設けられる。係止具33の先端における係止本体33aはこのコイルばね40の弾性力により被係止部材31の被係止部31aに選択的に係止するように構成される。
従って、このシート後退手段30では、アッパレール17aに後向きの荷重が作用するとその荷重は移動部材14に伝達され、その移動部材14とともに一対の係止具33はアッパレール17aとともに後方に移動しようとする。すると図6に示すように、被係止部31aの傾斜した後面31cにより係止具33はコイルばね40の付勢力に抗してハウジング32に没入し、係止具33が後方に移動して係止具33の先端が今まで係止していた被係止部31aより後方における次の被係止部31aに先端が対向した時点で図7に示すようにコイルばね40の付勢力により突出する。そしてその被係止部31aに係止具33の先端が係止する。即ち、被係止部材31及び係止具33は、アッパレール17a,17bが前進するのを防止する一方で、アッパレール17a,17bが後退するのを許容するように構成される。
図2〜図4に示すように、ハウジング32の内部には摺動駒35が設けられる。摺動駒35は一対の係止具33,33のそれぞれの基端の間の図4の実線で示す第1位置36と、その第1位置36の前方の係止具33の基端から外れたハウジング32内部の波線で示す第2位置37を移動可能にハウジング32に収容される。また、ハウジング32には駒受け部材38が収容され、その駒受け部材38を付勢する維持スプリング39が更に設けられる。駒受け部材38は、第1位置36と第2位置37の間のハウジング32に収容され、駒受け部材38は、シート13に衝撃力が作用したときに加わる摺動駒35の慣性力によりその摺動駒35の移動方向に直交する方向に没入可能にハウジング32に収容される。維持スプリング39は、駒受け部材38の没入方向に延びてハウジング32に設けられ、駒受け部材38を突出するように付勢して摺動駒35を第1位置36又は第2位置37に維持させるように構成される。ここで符号41は摺動駒35が移動した際の衝撃を緩和するクッションスプリングを示す。
そして車両10が前面衝突すると第1位置36に位置する摺動駒35には第2位置37へ移動しようとする慣性力が発生し、車両に後方から他の車両が衝突すると第2位置37に位置する摺動駒35には第1位置36へ移動しようとする慣性力が発生する。その慣性力が駒受け部材38に加わり、維持スプリング39の付勢力に打ち勝った状態で駒受け部材38は摺動駒35の移動方向と直交する方向に没入して、摺動駒35における第1位置36から第2位置37への移動、又は第2位置37から第1位置36への移動が許容されるように調整される。
図8に戻って、ステアリングコラム12はシート13の前方のダッシュパネル46にコラムサポートブラケット47を介して支持され、ステアリングコラム12の上端から突出するステアリングシャフトにはステアリングホイール48が固着される。
このように構成された車両用シートの取付構造の動作を説明する。
トラック10を最初に運転する運転者はその好みによりシート13を前後方向に移動して任意の最適な位置に固定する必要がある。この固定はシート固定手段20により行われ、調節ハンドル22を爪部材24とともに回転させてその先端を孔付プレート21における角孔21aから離脱させる。これによりアッパレール17a,17bは移動部材14と独立してロアレール16a、16bに沿って前後方向に移動可能な状態になり、最適な位置で調整ハンドル22をコイルばね26の付勢力に従って回転させる。これにより爪部材24の先端は角孔21aに挿入して移動部材14に対する前後方向の移動は禁止される。一方、被係止部材31と係止具33とは互いに係合した状態であるから移動部材14の前後方向に対する移動は禁止されている状態であり、爪部材24の先端が角孔21aに挿入された状態でシート13は運転者の好みの任意の位置に固定される。
シート13が好みの位置に固定された後、運転者はそのシート13に着座してトラックを運転して走行させる。トラック10の通常走行時にシート13には走行に伴う慣性力が作用する。この慣性力は衝撃的な荷重ではないため、維持スプリング39の付勢力により駒受け部材38が当接して摺動駒35は第1位置36に位置される。一方、トラック10が前面衝突すると、シート13に衝撃的かつ大きな前向き荷重が作用する(図9の(a)の範囲)。すると、第1位置36に位置する摺動駒35には第2位置37へ移動しようとする慣性力が発生する。その慣性力が維持スプリング39の付勢力に打ち勝った状態で駒受け部材38は摺動駒35の移動方向と直交する方向に没入し、図5に示すように摺動駒35は第1位置36から第2位置37へ移動する。これにより係止具33の没入は許容されることになるけれども、被係止部材31及び係止具33によりアッパレール17a,17bが移動部材14とともに前進することは防止される。その後シート13に作用する前向き荷重は減少して後向き荷重に変化し図9の(b)の範囲に移行する。しかし、この後向き荷重は衝撃的な荷重ではないため、維持スプリング39の付勢力により駒受け部材38が当接して摺動駒35は第2位置37に維持させられ、コイルばね40の付勢力により係止具33がハウジング32に没入することはなく、図9の(b)の範囲の荷重によりシート13が後方に移動することは防止される。
トラック10が前面衝突すると、次にステアリングコラム12が後退してシートクッション13aに当接したり或いはエアバッグ(図示せず)が膨張したりすることにより、シート13に後向き荷重が作用する(図9の(c)の範囲)。すると、一対の係止具33,33は移動部材14及びアッパレール17aとともに後方に移動しようとし、図6に示すように、被係止部31aの傾斜した後面31cにより係止具33はコイルばね40の付勢力に抗してハウジング32に没入する。すると、一対の係止具33,33は移動部材14及びアッパレール17aとともに後方に移動し、アッパレール17a,17bがシート13とともにロアレール16a,16bに沿って後退する。この結果、トラック10の前面衝突時に確実にシート13を後退でき、シート13の着席者の脱出性を向上できる。また、図7に示すように、アッパレール17a,17bがシート13とともに後退するに従って一対の係止具33,33が順次後方の被係止部31aに係止していくので、アッパレール17a,17bは後退した位置に保持され、たとえシート13に再び前向き荷重が作用したとしても、シート13が前進することはない。
一方、車両10が後方から衝突された場合、シート13に衝撃的かつ大きな前向き荷重が作用することはない。従って、係止具33制御手段32の摺動駒35は第1位置36から第2位置37に移動することもない。よって、摺動駒35が第1位置36に位置することにより係止具33は没入不能な状態に維持される。この結果、車両10が後方から衝突された場合のシート13の後退は禁止される。
なお、この実施の形態では、車両としてキャブオーバ型トラックを挙げたが、乗用車又はその他の車両でもよい。
また、この実施の形態では、アッパレールをロアレールに取付ける場合を示したが、アッパレールは移動部材に前後方向に移動可能に取付けても良い。
更に、この実施の形態では、シートとして運転席を挙げたが、助手席又はその他の座席でもよい。
本発明の車両用シートの取付構造を示す斜視図。 図1のA−A線断面図 図2のB−B線断面図 図3のC−C線断面図 その摺動駒が第1位置から第2位置に移動した状態を示す図3に対応する断面図。 その係止具がハウジングに没入し始めた状態を示す図3に対応する断面図。 その係止具が次の被係止部に係止した状態を示す図3に対応する断面図。 前面衝突する前の状態を示すシートを含むトラックのキャブの断面構成図。 そのトラックが前面衝突したときにシートに作用する荷重の変化を示す図。 従来の車両用シートの取付構造を示す構成図。 従来の別の車両用シートの取付構造を示す構成図。
符号の説明
10 トラック(車両)
11a フロア
13 シート
13a シートクッション
14 移動部材
16a,16b ロアレール
17a,17b アッパレール
20 シート固定手段
30 シート後退手段
21a 角孔
21 孔付プレート
22 調節ハンドル
24 爪部材
26 ねじりコイルばね
31 被係止部材
32 ハウジング
33 係止具
34 係止具制御手段
36 第1位置
37 第2位置
35 摺動駒
39 維持スプリング
40 コイルばね

Claims (6)

  1. フロア(11a)上に車両(10)の進行方向に延びて配設された一対のロアレール(16a,16b)と、前記一対のロアレール(16a,16b)にそれぞれ対向するようにシート(13)のシートクッション(13a)に固定された一対のアッパレール(17a,17b)と、前記一対のアッパレール(17a,17b)を前後方向の任意の位置に選択的に固定するシート固定手段(20)と、所定値以上の衝撃力が前方から前記シート(13)に作用したときに前記一対のアッパレール(17a,17b)を後退させるシート後退手段(30)とを備えた車両用シートの取付構造において、
    前記一対のアッパレール(17a,17b)が前記一対のロアレール(16a,16b)に前後方向に移動可能にそれぞれ取付けられ、
    前記一対のロアレール(16a,16b)に前後方向に移動可能に移動部材(14)が取付けられ、
    前記シート固定手段(20)は前記一対のアッパレール(17a,17b)を前記移動部材(14)の前後方向の任意の位置に選択的に固定するように構成され、
    前記シート後退手段(30)は所定値以上の衝撃力が前方から前記シート(13)に作用したときに前記一対のロアレール(16a,16b)に対して前記移動部材(14)を後退させるように構成された
    ことを特徴とする車両用シートの取付構造。
  2. 移動部材(14)が,一対のロアレール(16a,16b)のそれぞれの内側に長手方向に沿って移動可能に取付けられた一対の補助レール(14a,14b)と,前記一対の補助レール(14a,14b)を連結する連結板(14c)とにより構成され、
    前記一対の補助レール(14a,14b)が前記一対のロアレール(16a,16b)の長さより短く形成されて前記移動部材(14)は前記一対のロアレール(16a,16b)の間に前記一対のロアレール(16a,16b)の前端と後端の間の範囲内で前後方向に移動可能に取付けられ、
    一対のアッパレール(17a,17b)は前記一対のアッパレール(17a,17b)の前後端から前記移動部材(14)が前方又は後方に突出不能に前記一対のロアレール(16a,16b)にそれぞれ取付けられた請求項1記載の車両用シートの取付構造。
  3. シート固定手段(20)が、移動部材(14)に設けられアッパレール(17a,17b)の長手方向に沿って複数の角孔(21a)が形成された孔付プレート(21)と、前記アッパレール(17a,17b)の長手方向に沿ってかつ軸心を回転中心として回動可能に前記アッパレール(17a,17b)に取付けられた調節ハンドル(22)と、前記調節ハンドル(22)に基端が固着され先端が前記複数の角孔(21a)に選択的に挿入可能に構成された爪部材(24)と、前記調節ハンドル(22)に巻回され前記爪部材(24)の先端が前記角孔(21a)に挿入する方向に前記調節ハンドル(22)を回転させるように付勢するねじりコイルばね(26)とを備えた請求項1又は2記載の車両用シートの取付構造。
  4. シート後退手段(30)が、一対のロアレール(16a,16b)の内側部にそれぞれ設けられた一対の被係止部材(31,31)と、前記一対の被係止部材(31,31)の間の移動部材(14)に設けられたハウジング(32)と、前記ハウジング(32)に両側部からそれぞれの基端が没入可能に側方に突出して設けられ突出した先端が前記一対の被係止部材(31,31)にそれぞれ係止可能に構成された一対の係止具(33,33)と、前記ハウジング(32)に内蔵され所定値以上の衝撃力が前方から前記シート(13)に作用しないときに前記一対の係止具(33,33)の基端を前記ハウジング(32)内にそれぞれ没入不能にし、所定値以上の衝撃力が前方から前記シート(13)に作用したときのみ前記一対の係止具(33,33)の基端の前記ハウジング(32)内への没入をそれぞれ許容するように制御する係止具制御手段(34)とを備えた請求項1ないし3いずれか1項に記載の車両用シートの取付構造。
  5. 係止具制御手段(34)は、一対の係止具(33,33)の基端の間の第1位置(36)と前記第1位置(36)の前方の前記一対の係止具(33,33)の基端から外れた前記ハウジング(32)内部の第2位置(37)を移動可能に前記ハウジング(32)に収容された摺動駒(35)と、前記摺動駒(35)を前記第1位置(36)及び第2位置(37)に維持させるように付勢する維持スプリング(39)とを備え、
    前記維持スプリング(39)は所定値以上の衝撃力が前方から前記シート(13)に作用しないときに前記摺動駒(35)を前記第1位置(36)に維持させ、前記シート(13)に作用する前向き荷重が衝撃所定値以上になったときに前記摺動駒(35)の第1位置(36)から第2位置(37)への移動を許容するように調整された請求項4記載の車両用シートの取付構造。
  6. 一対の係止具(33,33)はシート(13)に作用する荷重が前向きのときにハウジング(32)に基端が没入不能にかつ前記シート(13)に作用する荷重が後向きのときに前記ハウジング(32)に基端が没入可能にそれぞれ設けられ、移動部材(14)に前記一対の係止具(33,33)の先端をそれぞれ突出させるように前記一対の係止具(33,33)をそれぞれ付勢する一対のコイルばね(40)が設けられ、
    前記一対のコイルばね(40)は後向き荷重が通常走行所定値以上になったときに前記一対の係止具(33,33)の没入を許容するように調整された請求項4又は5記載の車両用シートの取付構造。
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