JP4124120B2 - タグ取付方法、タグ取付具および取付装置 - Google Patents

タグ取付方法、タグ取付具および取付装置 Download PDF

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本発明は、データを記録可能であると共に当該記録されているデータが電磁的または光学的に読取られるように構成されたタグを商品に取付ける方法、当該タグを商品に取付ける場合に用いられるタグ取付具、当該タグ取付具を商品に取付ける場合に用いられる取付装置に関する。
RFIDタグや二次元コードタグの利用形態の一つとして、これらのタグを例えば肉牛などの家畜に取付けることにより、家畜の生産地や生産者などを管理するものがある。この場合、タグを家畜に取付ける方法としては、例えばタグが内蔵されたプレートを耳の表側に配置し、ピンを耳の裏側から耳介を貫通するようにして差込み、ピンの先端部をプレートの通孔に装着することにより、タグを家畜に取付ける方法がある(特許文献1参照)。
特開2003−70372号公報
しかしながら、タグを取付ける商品(タグ取付対象物)が例えば海産物の一つであるアワビである場合を想定すると、アワビの構造上、殻に吸水孔が形成されているものの、殻の内側に付着している身を損傷させないようにするために、作業者は、殻の外側からしか取付作業を行うことができない。つまり、タグをアワビに取付ける場合には、作業者は、取付部位である吸水孔の外側からしか取付作業を行うことができず、上記した特許文献1に記載されている方法を適用することができない。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、作業者が取付部位の一方の側から取付作業を行うことにより、タグを商品に取付けることができるタグ取付方法、タグ取付具および取付装置を提供することにある。
請求項1に記載した取付方法によれば、データを記録可能であると共に当該記録されているデータが電磁的または光学的に読取られるように構成されたタグを、少なくとも1つの孔が本体に形成されている商品に取付ける場合に、タグが取付可能にまたは一体に構成されると共に螺旋状に形成されて弾性変形可能な螺旋状弾性変形部材を備えたタグ取付具を用いて、螺旋状弾性変形部材を回転させながら孔に挿入させて孔の縁部または内周部に係止させることにより、タグ取付具を商品に取付ける手順を行う。
これにより、作業者は、取付部位の一方の側から螺旋状弾性変形部材を回転させながら孔に挿入させて孔の縁部または内周部に係止させる取付作業を行うことにより、タグ取付具を商品に取付けることができ、タグを商品に取付けることができる。つまり、商品がアワビである場合には、作業者は、殻の外側から取付作業を行うことにより、アワビの殻の内側に付着している身に損傷を与えることなく、タグ取付具をアワビに取付けることができ、タグをアワビに取付けることができる。
尚、ここでいう電磁的に読取られるとは、タグがRFIDタグである場合に、RFIDタグからデータが電磁界または電磁波を用いて非接触通信で読取られて復調されることをいうものであり、また、光学的に読取られるとは、タグが例えば1次元コードタグまたは2次元コードタグである場合に、1次元コードタグまたは2次元コードタグからコード情報が光学的画像としてコードリーダにより読取られてデコード化されることをいうものである。
請求項2に記載したタグ取付具によれば、データを記録可能であると共に当該記録されているデータが電磁的または光学的に読取られるタグが取付可能にまたは一体に構成されたものであって、螺旋状に形成されて弾性変形可能な螺旋状弾性変形部材を備え、螺旋状弾性変形部材が商品の本体に形成されている孔に回転されながら挿入されて孔の縁部または内周部に係止され、商品に取付けられるように構成した。
これにより、上記した請求項1に記載したものと同様にして、作業者は、取付部位の一方の側から螺旋状弾性変形部材を回転させながら孔に挿入させて孔の縁部または内周部に係止させる取付作業を行うことにより、タグ取付具を商品に取付けることができ、タグを商品に取付けることができる。つまり、商品がアワビである場合には、作業者は、殻の外側から取付作業を行うことにより、アワビの殻の内側に付着している身に損傷を与えることなく、タグ取付具をアワビに取付けることができ、タグをアワビに取付けることができる。
請求項3に記載したタグ取付具によれば、螺旋状弾性変形部材は、全体として円錐形状または円錐台形状に形成されているので、作業者は、螺旋状弾性変形部材を尖った方から孔に挿入させることにより、螺旋状弾性変形部材を孔に容易に挿入させることができる。
請求項4に記載したタグ取付具によれば、螺旋状弾性変形部材は、線状部材が螺旋状に巻回されて構成されているので、作業者は、螺旋状に巻回されている線状部材にあって隣接する同士で孔の外側からと内側からとで挟込む格好で螺旋状弾性変形部材を孔に確実に(強固に)係止させることができ、タグ取付具を商品に確実に取付けることができる。
請求項5に記載したタグ取付具によれば、螺旋状弾性変形部材は、断面形状が円形状の線状部材が螺旋状に巻回されて構成されているので、作業者は、螺旋状弾性変形部材から孔に与えられる損傷(ダメージ)を抑えることができる。
請求項6に記載したタグ取付具によれば、螺旋状弾性変形部材は、断面形状が多角形状の線状部材が螺旋状に巻回されて構成されているので、作業者は、螺旋状弾性変形部材を孔に食いつくようにして確実に係止させることができ、タグ取付具を商品に確実に取付けることができる。
請求項7に記載したタグ取付具によれば、螺旋状弾性変形部材は、巻径方向の巻回ピッチが線状部材の外径と同等以下になるように巻回されて構成されているので、螺旋状弾性変形部材が孔の縁部または内周部に係止された状態では、孔の内側にある線状部材と孔の外側にある線状部材とが本体を挟込むようになり、作業者は、タグ取付具を商品に確実に取付けることができる。
請求項8に記載したタグ取付具によれば、螺旋状弾性変形部材は、巻径方向に垂直な方向の巻回ピッチが線状部材の外径と同等以下になるように巻回されて構成されているので、螺旋状弾性変形部材が孔の縁部または内周部に係止された状態では、孔の内側にある線状部材と孔の外側にある線状部材との間に収縮しようとするバネ力が発生するようになり、作業者は、タグ取付具を商品に確実に取付けることができる。
請求項9に記載したタグ取付具によれば、螺旋状弾性変形部材は、外形が螺旋状の凹凸として成形されている弾性変形可能な一部材から構成されているので、螺旋状弾性変形部材を樹脂成形などで容易に且つ安価に製造することができる。
請求項10に記載した取付装置によれば、データを記録可能であると共に当該記録されているデータが電磁的または光学的に読取られるタグが取付可能にまたは一体に構成されると共に螺旋状に形成されて弾性変形可能な螺旋状弾性変形部材を備えたタグ取付具を商品に取付けるために用いられるものであって、螺旋状弾性変形部材を回転させる回転機構と、螺旋状弾性変形部材が回転機構により回転されてタグ取付具が商品に取付けられた状態でタグ取付具を離脱させる離脱機構とを備えて構成した。
これにより、作業者は、本発明の取付装置を用いて、取付部位の一方の側から螺旋状弾性変形部材を回転させながら孔に挿入させて孔の縁部または内周部に係止させる取付作業を行うことにより、タグ取付具を商品に取付けることができ、タグを商品に取付けることができる。つまり、商品がアワビである場合には、作業者は、殻の外側から取付作業を行うことにより、アワビの殻の内側に付着している身に損傷を与えることなく、タグ取付具をアワビに取付けることができ、タグをアワビに取付けることができる。
請求項11に記載した取付装置によれば、螺旋状弾性変形部材の回転機構による回転抵抗を検出して螺旋状弾性変形部材の回転を停止させるリリース機構を備えて構成したので、作業者は、螺旋状弾性変形部材が回転されながら孔に挿入させて孔の縁部または内周部に係止され、螺旋状弾性変形部材の回転抵抗が所定値を越えると、螺旋状弾性変形部材の回転をリリース機構により自動的に停止させることができ、取付作業を容易に行うことができる。また、螺旋状弾性変形部材の回転が過大になることを未然に回避することができ、螺旋状弾性変形部材の過大な回転により商品が破損してしまうことを未然に回避することができる。
以下、本発明の一実施形態として、タグを取付ける商品としてアワビを適用し、タグが一体に構成されてなるタグ取付具をアワビに取付けることにより、タグをアワビに取付ける方法について、図面を参照して説明する。
まず、図2および図3は、タグ取付具の平面図、側面図および底面図を示している。タグ取付具1は、樹脂を材料として矩形状に成形されているタグ本体部2の裏面2b側に、断面が円形状の線状部材3が全体として円錐形状に螺旋状に巻回されてなる螺旋状弾性変形部材4が取付けられて構成されている。この場合、螺旋状弾性変形部材4は、巻径方向(図2中矢印A1,A2方向)の巻回ピッチが線状部材3の外径(直径)と同等以下になるように巻回されていると共に、巻径方向に垂直な方向(図2中矢印B1,B2方向)の巻回ピッチも線状部材3の外径と同等以下になるように巻回されている。また、螺旋状弾性変形部材4は、全体として円錐台形状に構成されていても良い。
タグ本体部2は、タグとして機能するもので、図2に示すように、ICチップ5とアンテナコイル6とが内蔵されてなるタグ部7が埋込まれているRFIDタグにより構成されていても良いし、図3に示すように、その表面2a側に2次元コード(本実施形態ではQRコード)8が印刷または添付されている2次元コードタグにより構成されていても良い。
図4は、上記したタグ取付具1をアワビに取付けるために用いられる取付装置の構成を概略的に示している。取付装置11は、タグ取付具1(螺旋状弾性変形部材4)を回転させるための回転機構12と、タグ取付具1を取付装置11から離脱させるための離脱機構13と、タグ取付具1を1個ずつ回転機構12に切出すための切出機構14とを備えて構成されている。
回転機構12は、タグ取付具1を支持片部15a,15bにより支持する格好で収容可能なタグ取付具収容部16を有する第1の回転体17と、第2の回転体18と、ベルト19とを備えて構成されており、この場合、本体20から第2の回転体18に回転力が伝達されると、第2の回転体18が回転軸Qを回転中心として回転し、その回転力がベルト19を介して第1の回転体17に伝達され、第1の回転体17が回転軸Pを回転中心として回転するようになっている。
離脱機構13は、上記した支持片部15a,15bから構成されており、タグ取付具収容部16に収容されているタグ取付具1が支持されている状態(タグ取付具1がアワビに取付けられている状態)で取付装置11の全体が図4中矢印C方向へ移動されると、支持片部15aが図4中矢印D1方向へ揺動すると共に支持片部15bが図4中矢印D2方向へ揺動することにより(全体として開くことにより)、タグ取付具1が取付装置11から離脱される(取外される)ように構成されている。
本体20は、頭部21と把持部22とが一体に連なって構成されている。この場合、頭部21は、複数のタグ取付具1を直列に収容可能な筒状のマガジン23と、マガジン23に収容されているタグ取付具1を1個ずつ回転機構12に切出すための切出ソレノイド24と、第2の回転体18を回転させるための減速機付モータ25と、第2の回転体18の回転抵抗を検出するトルクリミッタ26と、トルクリミッタ26により検出された回転抵抗(負荷)が所定値を超えると、出力をオフからオンに切替えるトルクセンサ26aとを備えて構成されている。尚、この場合、本発明でいうリリース機構37は、これらトルクリミッタ26とトルクセンサ26aとから構成されている。
また、把持部22は、作業者が操作するための例えば押しボタン式の操作スイッチ27と、取付装置11の動作全体を制御する制御回路28とを備えると共に、動作電源となる電池29が電池着脱機構(図示せず)を介して着脱可能に構成されている。尚、取付装置11は、これらの他に動作状態を検出する各種のセンサ(例えば回転検出センサなど)が設けられて構成されても良い。
ここで、制御回路28が切出ソレノイド24をオンオフ制御することに応じてマガジン23に収容されているタグ取付具1が1個ずつ回転機構12に切出される態様について、図5を参照して説明する。可動部材30は、2つの爪部30a,30bを有する形状に構成され、切出ソレノイド24がオンオフ制御されることに応じて図5中右側の爪部30aが支点Eを回動中心として図5中矢印F1,F2方向に回動すると共に図5中左側の爪部30bが支点Eを回動中心として図5中矢印F3,F4方向に回動するように構成されている。
この場合、可動部材30は、切出ソレノイド24がオンからオフに切替わると、爪部30a側に設けられているコイルバネ31のバネ力(引張力)が作用し、爪部30aが図5中矢印F2方向に付勢されると共に爪部30bが図5中矢印F3方向に付勢され、爪部30bが突出してタグ取付具1の移動を制限する(禁止する)ストッパとして機能する(図5(b)参照)。このとき、マガジン23に収容されているタグ取付具1は、マガジン23の端部(図3では右端部)に設けられているコイルバネ32(図4参照)のバネ力により、半ピッチ(2分の1ピッチ)分だけ回転機構12に向けて図5中矢印G方向に移動する。
一方、切出ソレノイド24がオフからオンに切替わると、切出ソレノイド24と可動部材30とを連結する連結部材33が下方向(切出ソレノイド24の方向)に引張られ、コイルバネ31のバネ力に抗して、爪部30aが図5中矢印F1方向に付勢されると共に爪部30bが図5中矢印F4方向に付勢され、爪部30aが突出してタグ取付具1の移動を制限するストッパとして機能する(図5(c)参照)。このときも、マガジン23に収容されているタグ取付具1は、マガジン23の端部に設けられているコイルバネ32のバネ力により、半ピッチ分だけ回転機構12に向けて図5中矢印G方向に移動する。
このような制御により、マガジン23に収容されているタグ取付具1は、切出ソレノイド24が1回オンオフする毎に、1ピッチ分だけ回転機構12に向けて図5中矢印G方向に移動する。
次に、このように構成された取付装置11において、制御回路28が行う処理について図6に示すフローチャートを参照して説明する。
制御回路28は、作業者が操作スイッチ27を操作した(オンした)旨を検出すると(ステップS1にて「YES」)、切出ソレノイド24をオフからオンに切替える(ステップS2)。このとき、マガジン23に収容されているタグ取付具1は、回転機構12に向けて半ピッチだけ移動される。次いで、制御回路28は、切出ソレノイド24をオンからオフに切替える(ステップS3)。このときも、マガジン23に収容されているタグ取付具1は、さらに回転機構12に向けて半ピッチだけ移動される。このような制御により、マガジン23にあって図4中最左位置に位置されているタグ取付具1は、マガジン23から切出されて回転機構12のタグ取付具収容部16に収容される。
次いで、制御回路28は、減速機付モータ25をオフからオンに切替える(ステップS4)。このとき、回転機構12のタグ取付具収容部16に収容されているタグ取付具1は、第1の回転体17と共に回転する。次いで、制御回路28は、トルクセンサ26aの出力がオンされたか否かを監視する(ステップS5)。
ここで、タグ取付具1の回転抵抗が所定値を越え、回転抵抗が所定値を越えた旨がトルクリミッタ26により検出されると、トルクセンサ26aの出力がオンされることになるので、制御回路28は、減速機付モータ25をオフからオンに切替えた後に、トルクセンサ26aの出力がオンされた旨を検出すると(ステップS5にて「YES」)、減速機付モータ25をオンからオフに切替える(ステップS6)。このとき、回転機構12のタグ取付具収容部16に収容されているタグ取付具1は、第1の回転体17と共に回転を停止する。
そして、制御回路28は、作業者が操作スイッチ27の操作を解除した(オフした)旨を検出すると(ステップS7にて「YES」)、上記した一連の処理を終了する。尚、上記した構成では、作業者は、蓋34を開放することにより、複数のタグ取付具1をマガジン22に収容することが可能になっている。
次に、上記した構成の作用として、このように構成されてなる取付装置11を用いてタグ取付具1をアワビに取付ける手順について、図1を参照して説明する。この場合、アワビの殻35(本発明でいう本体)には、自然的に少なくとも1つの吸水孔36(本発明でいう孔)が形成されていることを前提として説明する。
最初に、作業者は、取付装置11を殻35(吸水孔36)に近付け、タグ取付具収容部16に収容されているタグ取付具1の螺旋状弾性変形部材4を吸水孔36に挿入可能な位置に取付装置11を位置決めする(図1(a)参照)。次いで、作業者は、取付装置11の操作スイッチ27を操作し、タグ取付具1をマガジン23からタグ取付具収容部16に切出し、タグ取付具収容部16に収容されているタグ取付具1(の螺旋状弾性変形部材4)を回転させながら螺旋状弾性変形部材4を吸水孔36に挿入させる。
ここで、螺旋状弾性変形部材4が吸水孔36の縁部36aまたは内周部36bに接触すると、タグ取付具1の回転抵抗が大きくなって所定値を超え、回転抵抗が所定値を越えた旨がトルクリミッタ26により検出され、トルクセンサ26aの出力がオンされると、タグ取付具1が回転を自動的に停止することになる。その結果、螺旋状弾性変形部材4が吸水孔36の縁部36aまたは内周部36bで殻35に係止されることになる(図1(c)参照)。そして、作業者は、このようにしてタグ取付具1の螺旋状弾性変形部材4が吸水孔36の縁部36aまたは内周部36bで殻35に係止された後に、取付装置11を殻35から遠ざける。
これにより、作業者は、以上に説明した一連の手順を行うことにより、殻35の外側から取付作業を行うことにより、タグ取付具1をアワビに取付けることができ、RFIDタグや2次元コードタグをアワビに取付けることができる。また、上記した一連の手順を連続して行うことにより、RFIDタグや2次元コードタグを複数のアワビに連続して取付けることができる。
尚、以上は、タグ本体部2がタグ取付具1に一体に構成されているために、タグ取付具1をアワビに取付けると同時に、タグ本体部2をアワビに取付けることができ、RFIDタグや2次元コードタグをアワビに取付けることができるものであるが、タグ本体部がタグ取付具とは別体に構成されている場合であれば、最初にタグ取付具をアワビに取付け、続いてタグ本体部をタグ取付具に取付けることにより、RFIDタグや2次元コードタグをアワビに取付けることもできる。
ところで、タグ取付具は、以下に示すような構成であっても良い。すなわち、図7に示すように、タグ取付具41において、4辺の長さが等しい4辺形状の断面形状を有する線状部材42を採用し、その線状部材42が螺旋状に巻回されてなる螺旋状弾性変形部材43がタグ本体部2に取付けられている構成であっても良い(図7中「L1=L2」)。また、図8に示すように、タグ取付具51において、螺旋状に巻回された際に外側の2辺が内側の2辺よりも長くなる4辺形状の断面形状を有する線状部材52を採用し、その線状部材52が螺旋状に巻回されてなる螺旋状弾性変形部材53がタグ本体部2に取付けられている構成であっても良い(図8中「L3>L4」)。
また、図9に示すように、タグ取付具61において、外面(外側の面)が螺旋状の凹凸として成形されている(ネジ形状をなす)例えば発泡ウレタンを材料とする弾性変形可能な一部材からなる螺旋状弾性変形部材62がタグ本体部2に取付けられている構成であっても良い。さらに、図9に記載した螺旋状弾性変形部材62に相当する部分とタグ本体部2に相当する部分とが一体成形されていても良く、つまり、図10に示すように、タグ取付具71において、外面が螺旋状に成形されている弾性変形可能な一部材からなる螺旋状弾性変形部材72に、ICチップ5とアンテナコイル6とが内蔵されてなるタグ部7が埋込まれている構成であっても良い。
尚、図7ないし図10では、タグ取付具41,51,61,71がRFIDタグにより構成されている場合を説明したが、タグ取付具41,51,61,71が2次元コードタグにより構成されている場合も、これと同様である。
以上に説明したように本実施形態によれば、取付装置11を用いて、タグ取付具1の螺旋状弾性変形部材4を回転させながら吸水孔36に挿入させて吸水孔36の縁部36aまたは内周部36bに係止させるようにした。これにより、作業者は、殻35の外側からタグ取付具1を回転させながら螺旋状弾性変形部材4を吸水孔36に挿入させて吸水孔36の縁部36aまたは内周部36bに係止させる取付作業を行うことにより、アワビの殻35の内側に付着している身に損傷を与えることなく、タグ取付具1をアワビに取付けることができ、RFIDタグや2次元コードタグをアワビに取付けることができる。
また、この場合は、このように円錐形状に形成されている螺旋状弾性変形部材4を回転させながら吸水孔36に挿入させて吸水孔36の縁部36aまたは内周部36bに係止させるので、吸水孔36の孔径に多少のばらつきがあっても適切に対応することができる。
さらに、この場合は、取付装置11にリリース機構37が設けられているので、タグ取付具1の回転が過大になることを未然に回避することができ、タグ取付具1の過大な回転により殻35が破損してしまうことを未然に回避することができる。
本発明は、上記した実施形態にのみ限定されるものではなく、以下のように変形または拡張することができる。
タグが取付けられる商品(タグ取付対象物)は、アワビに限らず、他のものであっても良い。また、自然的に形成されている孔を利用してタグを取付けることに限らず、人為的に孔を形成し、その人為的に形成されている孔を利用してタグを取付ける方法に適用しても良い。
取付装置において、タグ取付具を回転させるための回転機構、タグ取付具を取付装置から離脱させるための離脱機構、タグ取付具をマガジンから回転機構に切出すための切出機構は、他の原理が適用された構成であっても良い。
外面が螺旋状に成形されている(ネジ形状をなす)弾性変形可能な一部材からなる螺旋状弾性変形部材において、凹凸が三角形状に形成されている構成であっても良い。
本発明の一実施形態の手順を概略的に示す図 タグ取付具の平面図、側面図および底面図 図2相当図 取付装置の構成を概略的に示す断面図 取付装置の動作を概略的に示す図 制御回路の処理を示すフローチャート タグ取付具の側面図およびタグ取付具がアワビに取付けられた態様を示す図 図7相当図 図7相当図 図7相当図
符号の説明
図面中、1はタグ取付具、2はタグ本体部、3は線状部材、4は螺旋状弾性変形部材、11は取付装置、12は回転機構、13は離脱機構、35は殻(本体)、36は吸水孔(孔)、37はリリース機構、41はタグ取付具、42は線状部材、43は螺旋状弾性変形部材、51はタグ取付具、52は線状部材、53は螺旋状弾性変形部材、61はタグ取付具、62は螺旋状弾性変形部材、71はタグ取付具、72は螺旋状弾性変形部材である。

Claims (11)

  1. データを記録可能であると共に当該記録されているデータが電磁的または光学的に読取られるように構成されたタグを、少なくとも1つの孔が本体に形成されている商品に取付ける方法であって、
    タグが取付可能にまたは一体に構成されると共に螺旋状に形成されて弾性変形可能な螺旋状弾性変形部材を備えたタグ取付具を用いて、前記螺旋状弾性変形部材を回転させながら孔に挿入させて孔の縁部または内周部に係止させることにより、前記タグ取付具を商品に取付けることを特徴とするタグ取付方法。
  2. データを記録可能であると共に当該記録されているデータが電磁的または光学的に読取られるタグが取付可能にまたは一体に構成されたタグ取付具であって、
    螺旋状に形成されて弾性変形可能な螺旋状弾性変形部材を備え、
    前記螺旋状弾性変形部材が商品の本体に形成されている孔に回転されながら挿入されて孔の縁部または内周部に係止され、商品に取付けられることを特徴とするタグ取付具。
  3. 請求項2に記載したタグ取付具において、
    前記螺旋状弾性変形部材は、全体として円錐形状または円錐台形状に形成されていることを特徴とするタグ取付具。
  4. 請求項2または3に記載したタグ取付具において、
    前記螺旋状弾性変形部材は、線状部材が螺旋状に巻回されて構成されていることを特徴とするタグ取付具。
  5. 請求項4に記載したタグ取付具において、
    前記螺旋状弾性変形部材は、断面形状が円形状の線状部材が螺旋状に巻回されて構成されていることを特徴とするタグ取付具。
  6. 請求項4に記載したタグ取付具において、
    前記螺旋状弾性変形部材は、断面形状が多角形状の線状部材が螺旋状に巻回されて構成されていることを特徴とするタグ取付具。
  7. 請求項4ないし6のいずれかに記載したタグ取付具において、
    前記螺旋状弾性変形部材は、巻径方向の巻回ピッチが線状部材の外径と同等以下になるように巻回されて構成されていることを特徴とするタグ取付具。
  8. 請求項4ないし7のいずれかに記載したタグ取付具において、
    前記螺旋状弾性変形部材は、巻径方向に垂直な方向の巻回ピッチが線状部材の外径と同等以下になるように巻回されて構成されていることを特徴とするタグ取付具。
  9. 請求項2または3に記載したタグ取付具において、
    前記螺旋状弾性変形部材は、外形が螺旋状の凹凸として成形されている弾性変形可能な一部材から構成されていることを特徴とするタグ取付具。
  10. データを記録可能であると共に当該記録されているデータが電磁的または光学的に読取られるタグが取付可能にまたは一体に構成されると共に螺旋状に形成されて弾性変形可能な螺旋状弾性変形部材を備えたタグ取付具を商品に取付けるために用いられる取付装置であって、
    前記螺旋状弾性変形部材を回転させる回転機構と、
    前記螺旋状弾性変形部材が前記回転機構により回転されて前記タグ取付具が商品に取付けられた状態で前記タグ取付具を離脱させる離脱機構とを備えたことを特徴とする取付装置。
  11. 請求項10に記載した取付装置において、
    前記螺旋状弾性変形部材の前記回転機構による回転抵抗を検出して前記螺旋状弾性変形部材の回転を停止させるリリース機構を備えたことを特徴とする取付装置。

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