JP4124019B2 - 工具ホルダ - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、切削工具を工作機械のスピンドルに着脱自在に装着するための工具ホルダに関し、特にホルダ本体のシャンク部がプリロードのかけられたテーパコーンを介して工作機械のスピンドルに装着される工具ホルダの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
マシニングセンター等の工作機械には、自動工具交換装置が設けられ、この自動工具交換装置により、切削工具を掴持した工具ホルダを工作機械のスピンドルに自動的に交換できるようにしている。
また、スピンドルに装着された工具ホルダのホルダ本体をスピンドル内に設けた引込み装置で後方へ引っ張り込むことにより、スピンドルのテーパ孔にホルダ本体のシャンク部を嵌合させ、これにより、工具ホルダをスピンドルに強固に固定する。このスピンドルと工具ホルダとの結合強度(結合剛性)は、加工精度に影響を与えるため、もしも、この結合剛性が小さいと重切削や高速回転に耐えられず、ビビリや振動及び工具の倒れや心振れ等が発生する要因となる。
【0003】
このような工具ホルダは、一般に、ストレートシャンク部、フランジ部及びアーバを互いの軸線を一致させて後方から前方に向け有するホルダ本体と、上記ストレートシャンク部に該ストレートシャンク部の軸方向に移動可能に嵌合されたテーパコーンと、上記ストレートシャンク部の後端に螺着された、テーパコーンの抜け止め兼用のプルスタッドとを備え、上記テーパコーンは前端から後端に行くにしたがい小径となるテーパ外周面を有し、このテーパコーンの前端面と上記フランジ部との間には、テーパコーンをプルスタッドに圧接させる方向に付勢してテーパコーンにプリロードを付与する弾性部材が介在されている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特許第3083291号
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このような工具ホルダに適用されるテーパコーンには、テーパコーン自体が径方向に弾性変形できるように、テーパコーンの軸線に対し緩い傾斜でテーパコーンの全長にわたって延在するスリ割りが形成されているため、テーパコーンの回転軸心に対する半径方向の質量分布が不ぞろいとなり、アンバランスなテーパコーンとなる。
そこで、従来においては、テーパコーン及びホルダ本体のバランス状態をバランシングマシンにより別々に調べ、アンバランスの場合は個別にバランス取りを行った後、テーパコーンをホルダ本体に組み付けるようにしている。
【0006】
しかし、このような従来の工具ホルダでは、テーパコーンとホルダ本体をバランシングマシンにより個別にバランス取りを行った後に、テーパコーンをホルダ本体に組み付ける構成になっているため、工具ホルダのバランス取り工程が増大し、バランス取り作業が煩雑になるほか、コスト高になるという問題がある。
また、従来においては、テーパコーンをホルダ本体に組み付けた後にホルダ本体全体のバランス取りを行う方式も考えられる。しかしながら、シャンク部に嵌合されたテーパコーンはシャンク部の円周方向にも移動可能であるため、バランス取りが行われた後にテーパコーンがシャンク部の周方向にずれると、折角バランス取りされた工具ホルダ自体のバランスがくずれてしまい、工具ホルダ自体のバランス性能を保証できないというという問題があった。
【0007】
本発明は、上記のような従来の問題を解決するためになされたもので、テーパコーンを含むホルダ本体全体のバランス性能を確保できるとともに、バランス取り工程数を削減できるようにした工具ホルダを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、切削工具を工作機械のスピンドルに着脱可能に装着する工具ホルダであって、シャンク部と、このシャンク部の一端に互いの軸線を一致して設けたフランジ部と、前記フランジ部の反シャンク部に互いの軸線を一致して設けられ前記切削工具が保持されるアーバとを有するホルダ本体と、前記スピンドルに該スピンドルの前端から後方に行くにしたがい小径となるように形成したテーパ穴の内周面と等しいテーパ外周面を有するとともに前記シャンク部に該シャンク部の軸方向に移動可能に嵌合され、かつ軸線方向の全長に亘り斜めに形成したスリ割りを有する径方向に弾性変形可能なテーパコーンとを備え、前記テーパコーンは、前記テーパコーンの小径側端部における前記シャンク部の外周面と前記テーパコーンの内周面の相対向する箇所に前記シャンク部の軸線方向に延在して面対称に形成した一対の係合溝と、前記両係合溝に係合された回り止め部材を有し、ホルダ本体とテーパコーンとの周方向の位置関係(位相)を常に一定に保持してバランスを取るため、前記シャンク部に対して周回り方向への回転が阻止されるようになっていることを特徴とする。
【0009】
請求項の発明は、請求項1記載の工具ホルダにおいて、前記テーパコーンが前記ホルダ本体に組み込まれた後のテーパコーンを含むホルダ本体全体のバランス取りを前記ホルダ本体に施すように構成したことを特徴とする。
【0010】
請求項の発明は、請求項1記載の工具ホルダにおいて、前記テーパコーンのスリ割り内に弗素系のゴムなどの弾性体を埋め込んだことを特徴とする。
請求項の発明は、請求項1記載の工具ホルダにおいて、前記フランジ部と該フランジ部に対向する前記テーパコーンの端面との間に前記テーパコーンにプリロードを付与する弾性部材が介在されていることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は本発明の一実施の形態を示す工具ホルダの縦断側面図、図2は図1の工具ホルダを分解して示す側面図、図3は図1のA部分の拡大図、図4は図3の4−4線に沿う断面図である。
【0012】
図1及び図2において、工具ホルダ10は、これに掴持された切削工具11を工作機械のスピンドル9に着脱可能に装着するためのもので、ホルダ本体12、テーパコーン13、プルスタッド14、予圧用弾性部材15、テーパコレット16及びドローボルト17などを備えている。
【0013】
前記ホルダ本体12は、図1及び図2に示すように、ストレートのシャンク部121と、このシャンク部121の一端に互いの軸線を一致して設けたフランジ部122と、このフランジ部122の反シャンク部121に互いの軸線を一致して設けられ、切削工具11を保持するアーバ123とを含んで構成されている。また、シャンク部121の外周面には、図1及び図2に示すように、円周方向に蛇行するように連続する山形状の潤滑剤貯留溝121aが形成され、この貯留溝121aにグリースなどの潤滑剤が充填される。これにより、シャンク部121とこれに嵌合されたテーパコーン13との軸方向の相対移動がスムーズにできるように構成されている。
【0014】
前記フランジ部122の外周面には、自動工具交換装置のアーム(図示省略)が係脱可能に係合する台形溝122aが形成され、フランジ部122のテーパコーン13と相対向する後端面には環状凹部122bが形成され、この環状凹部122b内には、後述の弾性部材15が収容されている。
また、前記シャンク部121の軸心部には、プルスタッド14が螺着される雌ねじ穴124が軸線方向に延在して同心に形成されている。なお、122cはキ−溝である。
【0015】
前記アーバ123の軸心部には、アーバ123の先端面から奥部に行くに従い小径となるテーパ穴123a及び、このテーパ穴123aに連通してフランジ部122に臨むように延在するストレート穴123bが軸線を一致して形成されており、このテーパ穴123a及びストレート穴123bには前記テーパコレット16が挿着される。
前記ストレート穴123bと雌ねじ穴124との間に位置するホルダ本体12の軸心部箇所には、シャンク部121の後端から雌ねじ穴124を通して挿入される前記ドローボルト17が挿通されるボルト挿通穴125が形成されている。また、ドローボルト17の軸心部にはクーラント供給通路171が軸方向に貫通するように形成されている。
【0016】
したがって、切削工具11をホルダ本体12に挿着する場合は、切削工具11のシャンク部11aを差し込んだテーパコレット16をテーパ穴123a及びストレート穴123bに挿入し、しかる後、シャンク部121の後端からボルト挿通穴125に挿通したドローボルト17をテーパコレット16の後端軸心部に同心に形成した雌ねじ穴16aに螺合して締め付けることにより、テーパコレット16をアーバ123のテーパ穴123aに引き込む。これにより、切削工具11はホルダ本体12に挿着される。
【0017】
前記テーパコーン13は、図1及び図2に示すように、シャンク部121に該シャンク部121の軸方向に移動可能に、かつ円周方向には回転できないように嵌合されるもので、スピンドル9の前端から後方に行くにしたがい小径となるように形成したテーパ穴9Aの内周面と等しい、例えば1/10テーパのテーパ外周面131を有し、そして、テーパコーン13のシャンク部121に対する周回り方向の回り止めは回り止め手段18により行われるように構成されている。
前記回り止め手段18は、図1〜図4に示すように、テーパコーン13の小径側端部において、シャンク部121の外周面とテーパコーン13の内周面の相対向する箇所に、シャンク部121の後端面から軸線方向に延在して面対称に形成した半割り状の一対の係合溝181a,181bと、この両係合溝181a,181bに係合することによりテーパコーン13の円周方向の回転を阻止する回り止め部材182とを備えている。
【0018】
また、前記テーパコーン13には、図1及び図2に示すように、テーパコーン13の軸線に対し緩い傾斜でテーパコーン13の全長にわたって延在するスリ割り132が形成され、このスリ割り132によりテーパコーン13が径方向に弾性変形できるようになっている。また、前記スリ割り132内には弗素系ゴムなどの弾性体133が埋め込まれている。この弾性体133はスリ割り132内に塵埃などが浸入されるのを防止する役目をする。
【0019】
前記プルスタッド14は、ホルダ本体12のシャンク部121をスピンドル9のテーパ穴9Aに引き込んでホルダ本体12をスピンドル9に装着するとともにテーパコーン13をシャンク部121に嵌合された状態に保持するためのものであって、図1及び図2に示すように、シャンク部121の雌ねじ穴124に後端側から螺着される雄ねじ部141と、この雄ねじ部141の後端に軸線を一致して一体に設けられ、かつテーパコーン13の後端面に当接されるとともにシャンク部121の後端径より大きい径の鍔部142と、この鍔部142の反雄ねじ部141側に軸線を一致して一体に設けられた軸部143と、この軸部143の後端に設けた鍔状の係合部144とを備え、この係合部144、軸部143、鍔部142及び雄ねじ部141を含むプルスタッド14の軸心部には、これを軸方向に貫通するクーラント供給通路145が形成されている。
このプルスタッド14は、その雄ねじ部141をシャンク部121の後端側から差し込んで雌ねじ穴124に螺合し締め付けることにより、ホルダ本体12に結合される。この時、テーパコーン13の後端面とプルスタッド14の鍔部142と間には、テーパコーン13へのプリロードを調節する金属製のスペーサ19が介在されている。
【0020】
前記予圧用弾性部材15は、テーパコーン13にプリロードを付与するためのもので、図1及び図2に示すように、鋼板などの弾性金属板からなる複数の環状の皿ばね151と、環状の金属板などからなる薄板152とを重ね合わせて構成され、この弾性部材15は、その少なくとも一部を前記環状凹部122bに収容した状態で、この環状凹部122bの底とテーパコーン13の前端面との間に介在されている。
したがって、シャンク部121の後端に螺合したプルスタッド14を締め付け方向に回転操作して、その鍔部142を予圧力調整用のスペーサ19を介してテーパコーン13の後端面に当接させ、かつテーパコーン13の前端面を予圧用弾性部材15に押し付けることにより、テーパコーン13にプリロードを付与することができる。
【0021】
前記工作機械のスピンドル9には、図1に示すように、スピンドル9のテーパ孔9Aに装着された工具ホルダ10を引き込むための引き込み手段8が設けられている。また、このスピンドル9には、そのテーパ孔9Aにクーラントを供給するためのクーラント供給装置(図示略)や、クリーニング用エアを供給するための圧縮空気供給装置(図示略)が設けられている。
【0022】
このように構成された工具ホルダ10のバランス取りを行う場合は、ホルダ本体12にテーパコーン13、プルスタッド14、予圧用弾性部材15、テーパコレット16及びドローボルト17などを組み込んだ状態の工具ホルダ10をバランシングマシンにセットして、工具ホルダ10全体のアンバランスを試験し、その結果、工具ホルダ10全体の回転軸心に対する半径方向の質量分布が不ぞろいとなって、工具ホルダ10にアンバランスがある場合は、工具ホルダ10全体のアンバランスの大きさと位相を決める。そして、このアンバランスの大きさと位相に応じて、例えば図1に示すような穴20をホルダ本体12のアーバ123に形成し、これにより、工具ホルダ10全体のバランス取りが可能になる。
【0023】
また、このようにバランス取りした工具ホルダ10を使用する場合は、切削工具11が差し込んだテーパコレット16をドローボルト17でテーパ穴123aに引き込むことにより、切削工具11をホルダ本体12に挿着する。かかる状態の工具ホルダ10を図示省略の自動工具交換装置により把持して、ホルダ本体12のシャンク部121をテーパコーン13ごと工作機械スピンドル9のテーパ穴9A内に挿入する。次いで、スピンドル9内に設けた引き込み手段8の前端部をプルスタッド14の係合部144に係合し、プルスタッド14をスピンドル9の後側に引き込むことで、ホルダ本体12のテーパコーン13の外周面をスピンドル9のテーパ穴9A内周面に密着させる。そして、プルスタッド14をスピンドル9の後側に更に引き込むことにより、ホルダ本体12のシャンク部121とシャンク部121に嵌めたテーパコーン13も後側に引き込まれるので、このテーパコーン13が縮径しながら軸方向に移動し、工具ホルダ10をスピンドル9に強固に装着される。
なお、自動工具交換装置は、アームを適時にフランジ部122の台形溝122aから外して、動作前の位置に復帰させる。
【0024】
このような本実施の形態に示す工具ホルダによれば、ホルダ本体12のシャンク部121にその軸方向に移動可能に嵌合されたテーパコーン13を回り止め手段18によりシャンク部121の周回り方向に回転できないようにしたので、ホルダ本体12とテーパコーン13との周方向の位置関係(位相)を常に一定に保持することができ、これにより、工具ホルダ10全体のバランス取りをホルダ本体12側で一回行うだけでテーパコーンを含むホルダ本体全体のバランス性能を確保できるとともに、工具ホルダ10のバランス取り工程数を削減することができる。
【0025】
次に、図5により本発明にかかる工具ホルダの他の実施に形態について説明する。
この図5において、上記図1及び図2と同一の構成要素には同一符号を付してその構成説明を省略し、図1及び図2と異なるところを重点に述べる。
この他の実施に形態において、図1及び図2と異なる点は、ホルダ本体12のシャンク部121の後端部121aをテーパコーン13の後端面から所定の長さ突出させ、この後端部121aの外周面には雄ネジ部121bを形成し、この雄ネジ部121bにはナット21を螺合し、このナット21を締め付け方向に回転操作して、これを予圧力調整用のスペーサ19を介してテーパコーン13の後端面に当接させ、かつテーパコーン13の前端面を予圧用弾性部材15に押し付けることにより、テーパコーン13にプリロードを付与できるようにしたところにある。
【0026】
このような図5に示す工具ホルダにおいても、ホルダ本体12のシャンク部121にその軸方向に移動可能に嵌合されたテーパコーン13を回り止め手段18によりシャンク部121の周回り方向に回転できないようにしてあるから、上記図1及び図2と同様な作用効果が得られる。
【0027】
なお、本発明の工具ホルダ10におけるテーパコーン13は、図1及び図2に示す構造のものに限定されないほか、回り止め手段18の構成も上記実施の形態に示すものに限らず、請求項に記載した構成要件を逸脱しない範囲において種々に変更し、変形することができる。
また、ホルダ本体12のシャンク部121は、上記実施の形態に示すようなストレートシャンク構造のものに限らず、テーパ付き構造のものでもよい。
【0028】
【発明の効果】
以上のように本発明の工具ホルダによれば、ホルダ本体のシャンク部にその軸方向に移動可能に嵌合されテーパコーンを回り止め手段によりシャンク部の周回り方向に回転できないようにしたので、ホルダ本体とテーパコーンとの周方向の位置関係(位相)を常に一定に保持することができ、これにより、工具ホルダ全体のバランス取りをホルダ本体側で一回行うだけでテーパコーンを含むホルダ本体全体のバランス性能を確保できるとともに、工具ホルダのバランス取り工程数を削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態を示す工具ホルダの縦断側面図である。
【図2】 図1の工具ホルダを分解して示す側面図である。
【図3】 図1のA部分の拡大図である。
【図4】 図3の4−4線に沿う断面図である。
【図5】 本発明の他の実施の形態を示す工具ホルダの一部の縦断側面図である。
【符号の説明】
9 スピンドル
9A テーパ穴
10 工具ホルダ
11 切削工具
12 ホルダ本体
121 シャンク部
122 フランジ部
123 アーバ
13 テーパコーン
131 テーパ面
132 スリ割り
133 弾性体
14 プルスタッド
141 雄ねじ部
142 鍔部
15 予圧用弾性部材
16 テーパコレット
17 ドローボルト
18 回り止め手段
181a,181b 係合溝
182 回り止め部材

Claims (4)

  1. 切削工具を工作機械のスピンドルに着脱可能に装着する工具ホルダであって、
    シャンク部と、このシャンク部の一端に互いの軸線を一致して設けたフランジ部と、前記フランジ部の反シャンク部に互いの軸線を一致して設けられ前記切削工具が保持されるアーバとを有するホルダ本体と、
    前記スピンドルに該スピンドルの前端から後方に行くにしたがい小径となるように形成したテーパ穴の内周面と等しいテーパ外周面を有するとともに前記シャンク部に該シャンク部の軸方向に移動可能に嵌合され、かつ軸線方向の全長に亘り斜めに形成したスリ割りを有する径方向に弾性変形可能なテーパコーンとを備え、
    前記テーパコーンは、前記テーパコーンの小径側端部における前記シャンク部の外周面と前記テーパコーンの内周面の相対向する箇所に前記シャンク部の軸線方向に延在して面対称に形成した一対の係合溝と、前記両係合溝に係合された回り止め部材を有し、ホルダ本体とテーパコーンとの周方向の位置関係(位相)を常に一定に保持してバランスを取るため、前記シャンク部に対して周回り方向への回転が阻止されるようになっていることを特徴とする工具ホルダ。
  2. 前記テーパコーンが前記ホルダ本体に組み込まれた後のテーパコーンを含むホルダ本体全体のバランス取りを前記ホルダ本体に施すように構成したことを特徴とする請求項1記載の工具ホルダ。
  3. 前記テーパコーンのスリ割り内に弗素系のゴムなどの弾性体を埋め込んだことを特徴とする請求項1記載の工具ホルダ。
  4. 前記フランジ部と該フランジ部に対向する前記テーパコーンの端面との間に前記テーパコーンにプリロードを付与する弾性部材が介在されていることを特徴とする請求項1記載の工具ホルダ。
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