JP4123972B2 - 車両用エアバッグ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は側方衝突時に作動される車両用エアバッグ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
車両においては、側方衝突時における乗員の安全性向上のために、いわゆるサイドエアバッグ装置を装備したものが多くなっている。この種のエアバッグ装置にあっては、乗員が着座するシートのシートバックに収納され、車両の側方衝突時に、前方へ向けて膨張展開されて乗員と車体側壁部との間に位置される袋状のエアバッグ本体を備えている。
【0003】
側方衝突時に膨張展開されるエアバッグ本体が乗員と車体側壁部との間に位置されるものにあっては、このエアバッグ本体が、乗員の頭部側方と胸部側方との両方に渡って位置するように大きな容量を有するものがある。例えば、特許文献1には、エアバッグ本体が膨張展開時に全体的に上下方向に長く伸びるようにされて、その下部が乗員の胸側方に位置される第1領域とされ、その上部が乗員の頭部側方に位置される第2領域となっている。そして、エアバッグ本体は、全体として1つの袋状に形成される一方、内部に上記第1領域と第2領域とを仕切る仕切手段が設けられて、エアバッグ本体の膨張展開完了時には、この仕切手段が破断されるようにすることも開示されている。
【0004】
また、特許文献2には、エアバッグ本体は全体として1つの袋状とされているが、膨張展開時に、乗員の頭部側方に位置される上部と胸部側方に位置される下部とを有して、この上部と下部とがエアバッグ本体の後部でもって小断面積部分を介して連通された形状のもの、つまりエアバッグ本体がその上下方向中間部分において前方へ向けて開口されたえぐり部を有する形状とされたものが開示されている。
【0005】
【特許文献1】
特開平9−136600号公報
【特許文献2】
特開平9−220993号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、乗員と車体側壁部との間に位置されるように膨張展開されるエアバッグ本体にあっては、エアバッグ本体が乗員の頭部側方と胸部側方との両方に確実に位置するようにすることが望まれるものである。この一方、乗員の体格の相違によって、膨張展開されたエアバッグ本体を乗員の頭部側方に確実に位置させることが難しい場合も生じる。すなわち、エアバッグ本体の容量設定には実用上限界があるため、小さな体格の乗員の頭部側方にはその全体に渡って膨張展開されたエアバッグ本体を位置させることができても、体格の大きい乗員についてはその頭部側方のうち下部のみしか膨張展開されたエアバッグ本体を位置させることができないというような事態を生じやすいものとなる。
【0007】
また、車両の側方衝突時には、乗員は、まずその胸部が車体側壁部に向けて動かされ、その後、頭部が車体側壁部に向けて動かされるような動きとなるので、膨張展開されたエアバッグ本体は、まず、乗員の胸部側方に位置され、これと同じかその後若干遅れて乗員の頭部側方にエアバッグ本体が位置されるようにその膨張展開の完了時間を設定することが望まれる。そして、膨張展開されている持続時間は、頭部側を胸部側よりも長くすることが望まれることになる。
【0008】
しかしながら、前述した特許文献1、特許文献2に開示のように、エアバッグ本体を全体として1つの袋状として形成した場合は、前述した乗員の体格の相違に対応することや、頭部用と胸部用とでの膨張展開完了時間の好ましい設定を行なうことや、さらには乗員の頭部用と胸部用とで好ましい膨張展開持続時間を設定するということが難しいものとなる。
【0009】
本発明は以上のような事情を勘案してなされたもので、その目的は、乗員の頭部と側部をより確実に保護することができるようにした車両用エアバッグ装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本発明にあっては次のような解決手法を採択してある。すなわち、特許請求の範囲における請求項1に記載のように、
乗員が着座するシートのシートバックに収納され、車両の側方衝突時に、前方へ向けて膨張展開されて乗員と車体側壁部との間に位置される袋状のエアバッグ本体を備えた車両用エアバッグ装置において、
前記エアバッグ本体は、袋状に形成されて膨張展開時に乗員の頭部側方に位置される頭部用バッグ部と、該頭部用バッグ部とは別体の袋状に形成されて膨張展開時に乗員の胸部側方に位置される胸部用バッグ部とからなり、
側方衝突時に作動されて膨張展開用の気体を発生させる1つのインフレータが、前記頭部用バッグ部への気体供給用と胸部用バッグ部への気体供給用として共通化されており、
前記1つのインフレータで発生された気体を、前記頭部用バッグ部と胸部用バッグ部とに分配して供給するための分配部材が設けられ、
インフレータから導入されたガス圧の抜けを調整するためのベントホールが、前記胸部用バッグ部にのみ設けられている、
ようにしてある。
【0011】
このように、エアバッグ本体を、乗員の頭部用と胸部用とで互いに別個の袋状として形成したので、膨張展開完了時間や膨張展開持続時間等を乗員の頭部用と胸部用とで好ましい設定にする上で柔軟に対応することができ、乗員の保護特に頭部の保護を十分に行う上で好ましいものとなる。また、高価なインフレータを、頭部用バッグ部と胸部用バッグ部とで兼用して1つとしたので、コスト低減等の上で好ましいものとなる。さらに、分配部材によって、頭部用バッグ部への気体供給と胸部用バッグ部への気体供給とが適切な量となるように分配されるので、インフレータが1つであっても、頭部用バッグ部への気体供給と胸部用バッグ部への気体供給を所望通りに設定することができる。以上に加えて、分配部材によって頭部用バッグ部に大量のガスを早急に供給できる一方、胸部用バッグ部のベントホールからのみガスの排出が行われるため、頭部用バッグ部からのガスの排出が実質的にほとんどなく、分配部材による効果と相まって、頭部用バッグ部で衝撃を吸収できる期間を長く設定できる。
【0012】
上記解決手法を前提とした好ましい態様は、特許請求の範囲における請求項2以下に記載のとおりである。すなわち、
前記分配部材は、前記インフレータに接続されたパイプ状部材とされている、ようにすることができる(請求項2対応)。この場合、分配部材の設置スペースを大きくすることなく、インフレータで発生した気体を各バッグ部へ確実に分配して供給することができる。
【0013】
前記パイプ状部材は、前記頭部用バッグ部と胸部用バッグ部を構成する袋体に一体とされた布材で構成されている、ようにすることができる(請求項3対応)。この場合、分配部材を布材によって簡単かつ安価に構成することができ、しかも各バッグ部への一体化も容易である。
【0014】
前記インフレータから前記頭部用バッグ部への気体噴出量と該インフレータから前記胸部用バッグ部への気体噴出量とが、前記分配部材によって調整されている、ようにすることができる(請求項4対応)。この場合、各バッグ部の膨張展開特性を、分配部材を利用して最適なものに設定することができる。
【0015】
前記分配部材は、前記頭部用バッグ部内に開口された第1出口開口と、前記胸部用バッグ部内に開口された第2出口開口とを有し、
前記第1出口開口と第2出口開口との開口面積の大きさ設定によって、前記頭部用バッグ部への気体噴出量と前記胸部用バッグ部への気体噴出量とが調整される、
ようにすることができる(請求項5対応)。この場合、第1出口開口と第2出口開口との開口面積を設定するという簡単な手法によって、各バッグ部へ供給される気体噴出量を所望のものに設定することができる。
【0016】
前記分配部材は、前記頭部用バッグ部内に開口された第1出口開口と、前記胸部用バッグ部内に開口された第2出口開口とを有し、
前記第1出口開口の数と第2出口開口の数の設定によって、前記頭部用バッグ部への気体噴出量と前記胸部用バッグ部への気体噴出量とが調整される、
ようにすることができる(請求項6対応)。この場合、第1出口開口と第2出口開口との数を設定するという簡単な手法によって、各バッグ部へ供給される気体噴出量を所望のものに設定することができる。
【0017】
前記頭部用バッグ部への気体噴出量が、前記胸部用バッグ部への気体噴出量よりも多くなるように調整されている、ようにすることができる(請求項7対応)。この場合、頭部用バッグ部の膨張展開を確実に得て、乗員の頭部保護をより確実に行う上で好ましいものとなる。
【0018】
前記頭部用バッグ部と胸部用バッグ部とがほぼ同時期にその膨張展開が完了されるように、前記分配部材による気体の分配調整がされている、ようにすることができる(請求項8対応)。この場合、頭部用バッグ部の膨張展開完了時間を胸部用バッグ部の膨張展開完了時間とほぼ同じに設定して、乗員の頭部をより確実に保護する上で好ましいものとなる。
【0019】
前記頭部用バッグ部の膨張展開完了時の容量が、前記胸部用バッグ部の膨張展開完了時の容量よりも大きくなるように設定されている、ようにすることができる(請求項9対応)。この場合、乗員の体格が大きく相違しても、大きな容量とされた頭部用バッグ部を乗員の頭部側方のほぼ全体に渡って確実に位置させることが可能となり、乗員の保護をより確実に行う上で好ましいものとなる。
【0020】
前記頭部用バッグ部の膨張展開完了時の容量が、前記胸部用バッグ部の膨張展開完了時の容量よりも大きくなるように設定されており、
前記頭部用バッグ部と胸部用バッグ部とがほぼ同時期にその膨張展開が完了されるように、前記分配部材による分配調整がされており、
前記頭部用バッグ部の膨張展開持続時間が、前記胸部用バッグ部の膨張展開持続時間よりも長くなるように設定されている、
ようにすることができる(請求項10対応)。この場合、乗員の体格の相違に対応しつつその頭部の確実な保護を行うことができる。
【0021】
前記頭部用バッグ部と胸部用バッグ部とインフレータと分配部材とが、それぞれ前記シートバック内に配設され、
前記頭部用バッグ部と胸部用バッグ部とが、前記シートバックの側部から前方へ向けて膨張展開するようにされている、
ようにすることができる(請求項11対応)。この場合、各部材を1セット化あるいは集中配置した状態でシートバック内に収納する上で好ましい設定が得られる。
【0022】
前記インフレータが、前記頭部用バッグ部と胸部用バッグ部とのうちいずれか一方のバッグ部内に配設されて、他方のバッグ部内には位置しないようにされ、
前記インフレータに接続された前記分配部材が、前記他方のバッグ部内へ延在している、ようにすることができる(請求項12対応)。この場合、インフレータを一方のバッグ部内に収納しつつ、他方のバッグ部へも気体を確実に供給することができる。
【0023】
前記ベントホールが、前記胸部用バッグ部における乗員とは反対側の面でかつ前端部側の位置に設けられている、ようにしてある(請求項13対応)。この場合、ベントホールが乗員を干渉することなく、胸部用バッグ部からガス圧を適切に排出することができる。
前記胸部用バッグ部がしぼんだ後も、前記頭部用バッグ部は依然として膨張展開状態を維持される、ようにしてある(請求項14対応)。この場合、頭部用バッグ部によって乗員の頭部を確実に保護する上で好ましいものとなる。
前記インフレータが、前記胸部用バッグ部内に設けられ、
前記頭部用バッグ部へのガス圧の供給が、前記分配部材としてのパイプ部材によって行われる、ようにしてある(請求項15対応)。この場合、インフレータの配設を、胸部用 バッグ部を利用して容易に行うことができる。
車両がオープンカーとされている、ようにすることができる(請求項16対応)。この場合、上方が開放されることによって乗員の頭部の保護が強く求められるオープンカーにおいて好適なエアバッグ装置が提供される。
【0024】
【発明の効果】
本発明によれば、バッグ部を、頭部用バッグ部とこれとは別体の胸部用バッグ部との分割構成として、乗員の保護、特に乗員の頭部の保護を確実に行う上で好ましいものとなる。また、高価なインフレータを1つとして、コスト低減等の上で好ましいものとなる。さらに、分配部材を利用して、頭部用バッグ部と胸部用バッグ部とに対して、所望どおりの好ましい分配態様でもって膨張展開用の気体を供給することができる。以上に加えて、分配部材によって頭部用バッグ部に大量のガスを早急に供給できる一方、胸部用バッグ部のベントホールからのみガスの排出が行われるため、頭部用バッグ部からのガスの排出が実質的にほとんどなく、分配部材による効果と相まって、頭部用バッグ部で衝撃を吸収できる期間を長く設定できる。
【0025】
【発明の実施の形態】
図1において、1はオープンカーとされた車両であり、運転席が符号2で、助手席が符号3で示される。また、車体側壁部としての運転席側のサイドドアが符号4で示され、助手席側のサイドドアが符号5で示される。運転席2は、既知のように、シートクッション11とシートバック12とヘッドレスト13とを有する。同様に助手席3も、シートクッション21とシートバック22とヘッドレスト23とを有する。
【0026】
運転席2のシートバック12にはエアバッグ装置(サイドエアバッグ装置)UABが装備される一方、助手席3のシートバック22にもエアバッグ装置(サイドエアバッグ装置)JABが装備されている。両エアバッグ装置UABとJABとは互いに同じように構成されているので、助手席用エアバッグ装置JABに着目して、その詳細を図2、図3を参照しつつ説明する。
【0027】
エアバッグ装置JABは、袋状のエアバッグ本体AHとガス圧発生用のインフレータIRとを有する。袋状のエアバッグ本体AHは、それぞれ袋状とされた頭部用バッグ部14と胸部用バッグ部15との互いに別個独立した2つの袋状体からなる。頭部用バッグ部14は、膨張展開完了時には、助手席3に着座されている乗員Mの頭部側方に位置されて、乗員Mの頭部M1を車体外方側から全体的に覆うような大きさに設定されている。すなわち、頭部用バッグ部14は、乗員と助手席用サイドドア5との間の空間のうち高い位置において膨張展開されて、その上端はシートバック22の上方特にヘッドレスト23の上方にまで伸びるようにされている。また、膨張展開された頭部用バッグ部14の前端は、乗員Mの頭部M1の前方にまで伸びるようにされている。
【0028】
上記胸部用バッグ部15は、膨張展開完了時には、助手席3に着座されている乗員Mの胸部M2の側方に位置されて、乗員Mの胸部M2を車体外方側から全体的に覆うような大きさに設定されている。すなわち、胸部用バッグ部15は、乗員Mと助手席用サイドドア5との間の空間のうち低い位置、より具体的には、シートバック22の上下方向略中間部に位置するように膨張展開される。そして、頭部用バッグ部14の膨張展開完了時の容量(最大容量)は、胸部用バッグ部15の膨張展開完了時の容量(最大容量)よりも十分に大きく設定されている。例えば、頭部用バッグ部14の最大容量は、胸部用バッグ部15の最大容量よりも4割〜10割程度大きく設定されている。
【0029】
上記各バッグ部14と15とは、それぞれ折り畳まれた状態で、シートバック22内に収納される。そして、インフレータIRが起爆されると、当該インフレータIRで発生されたガス圧を受ける各バッグ部14と15とは、シートバック22のサイドドア5側の側面に形成された脆弱部16を破断して外部へ膨張展開されることになる。
【0030】
図1、図4において、側方衝突は、サイドドア4あるいは5に装備された衝突検出用のセンサ6、7によって検出される。この各センサ6、7の出力は、マイクロコンピュータを利用して構成されたコントローラUに入力されて、このコントローラUがセンサ6、7からの出力状態に基づいてエアバッグを作動させる必要があると判断したときに、前述のようにインフレータIRを作動させる。
【0031】
胸部用バッグ部15は、前方へ向かうように膨張展開される。頭部用バッグ部14は、前方へ向かうように膨張展開されるものの、上方へ向けての膨張展開の傾向が強いものとなる。すなわち、頭部用バッグ部14は、シートバック22よりも高い位置にまで膨張展開されるので上下方向に折り畳まれる関係上、上下方向に膨張展開しよとする傾向が強くなる。また、シートバック22の側面に形成されるバッグ部14、15の出口となる脆弱部16は、頭部用バッグ部14の膨張展開位置よりも低い位置にある一方、脆弱部16よりも上方は比較的広い逃げ空間となるので、頭部用バッグ部14はが上方へと膨張展開する傾向が強いものとなる。特に膨張展開の初期時には、上方へ向かう傾向が強いものとなる。
【0032】
頭部用バッグ部14の上方への膨張展開を抑制して、極力前方へ向けて膨張展開されるようにするため、テザー部材17が設けられている。このテザー部材17は、例えばシート状とされて、頭部用バッグ部14の下部(特に前下部)と胸部用バッグ部15の上部(特に前上部)とを連結している。このテザー部材17を設けることによって、元々前方へ膨張展開しようとする傾向が極めて強い胸部用バッグ部15の前方への展開力が、テザー部材17を介して頭部用バッグ部14へと伝達されて、頭部用バッグ部14は、前方へ向けて膨張展開しようとする傾向が強いものとなる。これにより、頭部用バッグ部14を極力早い時期に、乗員Mの頭部M1よりも前方へと位置させることが可能になる。
【0033】
また、テザー部材17によって、頭部用バッグ部14が最終的に必要以上に大きく上方へ膨張展開されてしまう事態も抑制されることになる。すなわち、頭部用バッグ部14が上方へ必要以上に大きく膨張展開しようとしても、テザー部材17を介して胸部用バッグ部15が上方への動きを抑制することになる。
【0034】
頭部用バッグ部14と胸部用バッグ部15とは、共通の1つのインフレータIRによって作動されるようになっている。すなわち、インフレータIRそのものは、一方のバッグ部(実施形態では胸部用バッグ部15内)内に配設(収納)されて、他方のバッグ部には位置しない状態とされる。そして、図2に示すように、インフレータIRには、発生されたガス圧が導入される分配部材としての分配パイプ18の一端部が接続されており、この分配パイプ18の他端側が、頭部用バッグ部14内と胸部用バッグ部15内とにそれぞれ伸びている。より具体的には、膨張展開したときの胸部用バッグ部15の上壁部と頭部用バッグ部14の下壁部に相当する隔壁部19を、分配パイプ18が気密に貫通して、その先端部が頭部用バッグ部14内にまで延在されている。なお、上記の胸部用バッグ部15の上壁部と頭部用バッグ部14の下壁部とは、互いに別個独立したものであってもよく、あるいはそのいずれか一方の壁部が他方の壁部を兼用したものであってもよい。
【0035】
上述した分配パイプ18には、頭部用バッグ部14内に開口されたガス圧の出口開口(第1出口開口)18aが形成される一方、胸部用バッグ部15内に開口された別の出口開口(第2出口開口)18bが形成されている。頭部用バッグ部14用の出口開口18aの総開口面積は、胸部用バッグ部15用の出口開口18bの総開口面積よりも十分に大きく設定されている。実施形態では、出口開口18aと18bとの開口面積そのものは同じとする一方、出口開口18aの数を出口開口18bの数よりも多くすることによって、総開口面積に差をもたせるようにしてある。これにより、頭部用バッグ部14に対するガス圧供給が優先的に行われる設定となって、容量の大きい頭部用バッグ部14の膨張展開完了までに要する時間が、容量の小さい胸部用バッグ部15の膨張展開完了までに要する時間とほぼ同じ程度とされる。なお、分配パイプ18は、金属あるいは合成樹脂(特に硬質合成樹脂)によって形成することができる。
【0036】
ここで、頭部用バッグ部14の膨張展開の持続時間は、胸部用バッグ部15の膨張展開の持続時間よりも長くすることが望まれるものである。すなわち、胸部用バッグ部15がしぼんだ後も、頭部用バッグ部14は依然として膨張展開状態を維持することが望まれる。このため、膨張展開された各バッグ部14、15からのガス圧の抜けが調整されるようになっている。
【0037】
上述のような各バッグ部14、15からのガス圧の抜け調整のために、例えば図5、図6に示すような手法を採択することができる。すなわち、胸部用バッグ部15にはベントホール31を設けておく一方、頭部用バッグ部14にはベントホールを設けないようにしてある。また、頭部用バッグ部14を形成するシート材の内面にコーティングを施して(コーティング層が符号32で示される)、単位面積あたりの頭部用バッグ部14からのガス圧の抜け(洩れ)が小さくなるようにする一方、胸部用バッグ部15の内面にはガス圧の抜け抑制のためのコーティングを施さないようにしてある。このベントホール31の設定とコーティング層32の形成によって、頭部用バッグ部14からのガス圧の抜けは、胸部用バッグ部15からのガス圧の抜けよりも十分遅いものとなって、頭部用バッグ部14の膨張展開持続時間が長いものとされる。なお、図6では、存在の明確化のために、各バッグ部14、15を構成するシート材の厚さを実際よりも厚く描いてあり、同様にコーティング層32も実際の厚さよりも十分に厚く描いてある。
【0038】
上記ベントホール31とコーティング層32を適宜組み合わせて、頭部用バッグ部14の膨張展開持続時間を胸部用バッグ部15の膨張展開持続時間よりも長いものとすることができる。例えば、次のような組み合わせとすることができる。
両バッグ部14、15にはそれぞれベントホールを形成しないようにする一方、頭部用バッグ部14のみにコーティング層32を形成することができる。また、両バッグ部14、15にコーティング層32を形成しない一方、胸部用バッグ部15のみにベントホール31を形成することができる。この他、両バッグ部14、15にそれぞれベントホール31を形成して、このベントホール31の大きさを変更する場合や、両バッグ部14、15にそれぞれコーティング層32を形成して、そのコーティング層32の厚さを変更する場合等、種々の組み合わせがある。
【0039】
図7は、本発明の第2実施形態を示すものであり、前記実施形態と同一構成要素には同一符号を付してその重複した説明は省略する(このことは、以下のさらに別の実施形態についても同じ)。図7に示す本実施形態では、図5の変形例となるもので、インフレータIRを胸部用バッグ部15内のみに収納した点、および一端部がインフレータIRに接続された分配パイプ18の他端部を、隔壁部19を貫通させて頭部用バッグ部14内に延在させた点、さらには、分配パイプ18が、頭部用バッグ部14内に開口する第1出口開口18aおよび胸部用バッグ部15内に開口する第2出口開口18bを有する点では、前記実施形態と同じである。
【0040】
図7の実施形態では、上述の第1出口開口18aと第2出口開口18bとの開口面積は互いに等しくされ、しかも、その数も互いに同じ数(実施形態では各1個づつ)としたる。つまり、第1出口開口18aの総開口面積と第2出口開口18bの総開口面積とが、互いに等しく設定されている。これにより、前記実施形態と同様に膨張展開完了時の頭部用バッグ部14の容量を胸部用バッグ部15の容量よりも大きく設定した場合は、頭部用バッグ部14の膨張展開完了までの時間が、胸部用バッグ部15の膨張展開完了までの時間よりも若干遅くなるように設定される。また、膨張展開完了時の頭部用バッグ部14の容量と胸部用バッグ部15の容量とをほぼ等しく設定した場合は、各バッグ部14と15との各膨張展開完了時間は互いにほぼ等しくなるように設定されることになる。
【0041】
図8は、本発明の第3実施形態を示すもので、図7の変形例となる。図8の実施形態では、分配パイプ18に形成される第1出口開口18aと第2出口開口18bとの数は、互いに等しくなるように設定されている(実施形態では各1個づつ)。ただし、第1出口開口18aの開口面積の方が、第2出口開口18bの開口面積よりも大きくなるように設定されている。これにより、図5の実施形態と同様に膨張展開完了時の頭部用バッグ部14の容量を胸部用バッグ部15の容量よりも大きく設定した場合であっても、各バッグ部14と15との各膨張展開完了時間は互いにほぼ等しくなるように設定されることになる。
【0042】
図9は、本発明の第4実施形態を示すもので、図7の変形例となる。すなわち、本実施形態では、第1出口開口18aと第2出口開口18bとの個々の開口面積は互いに等しく設定されているが、第1出口開口18aの数が第22出口開口18bの数よりも多くなるように設定されている。これにより、図5の実施形態と同様に膨張展開完了時の頭部用バッグ部14の容量を胸部用バッグ部15の容量よりも大きく設定した場合であっても、各バッグ部14と15との各膨張展開完了時間は互いにほぼ等しくなるように設定されることになる。
【0043】
前述したように、第1出口開口18aと第2出口開口18bとの総開口面積を設定することにより、頭部用バッグ部14と胸部用バッグ部15とが膨張展開特性、特に膨張展開が完了されるまでの時期を所望のものに設定することができる。勿論、各出口開口18a、18bの総開口面積の設定は、インフレータIRの気体噴出特性(特に噴出量)と、頭部用バッグ部14,胸部用バッグ部15の膨張展開完了時の容量等を勘案して設定されることになる。
【0044】
図10は、本発明の第5実施形態を示すものである。本実施形態では、分配部材として、分配パイプ18に代えて、布材からなる分配部材20を設けてある。この分配部材20は、膨張された状態では全体的に上下方向に長い筒状となるように形成されて、各バッグ部14,15に一体化されている。すなわち、分配部材20のうちその上端部が頭部用バッグ部14の後端部に一体化されて、この上端部に、頭部用バッグ部14内に開口する第1出口開口18aが形成されている。また、分配部材20のうちその下端部が胸部用バッグ部15の後端部に一体化されて、この下端部に、胸部用バッグ部15内に開口する第2出口開口18bが形成されている。
【0045】
分配部材20の下方にインフレータIRが配設されて、このインフレータIRの上端部に分配部材20の下端部が接続されている。本実施形態においては、各出口開口18a、18bの開口面積と数とが互いに等しく設定されてその総開口面積が互いに等しく設定されている。ただし、前述したように、各出口開口18aと18bとの間で、その数と個々の開口面積の少なくとも一方を異ならせて、総開口面積が互いに相違するように設定することもできる。また、インフレータIRは、図10に示す以外に、例えば、分配部材20の後方に配置したり、分配部材20内に配置したり、一方のバッグ部内に配置する等、適宜の位置を選択できる。
【0046】
図10の実施形態では、分配部材20が布材で形成されているので、コスト低減や重量低減等の上で好ましいものとなる。また、常時は、小さく折りたたむ等の状態でシートバック内に収納することも可能となり、コンパクトに収納するという点でも好ましいものとなる。
【0047】
以上実施形態について説明したが、本発明はこれに限らず例えば次のような場合をも含むものである。オープンカー以外の車両であってもよい。前席用に限らず、後席用としても適用できる。エアバッグ本体のシートバックからの出口は、車体外方側の側面に限らず、車体外方側の側部前面であってもよい。また、頭部用バッグ部14と胸部用バッグ部15とのシートバックからの出口は別個独立したものであってもよい。
【0048】
頭部用バッグ部14と胸部用バッグ部15との後端部同士を、例えば隔壁部19部分で互いに一体化しておいてもよく、あるいは互いに分離させておくようにしてもよい。頭部用バッグ部14の膨張展開完了時期を、胸部用バッグ部15の膨張展開完了時期よりも若干早くなるように設定することもできる。勿論、本発明の目的は、明記されたものに限らず、実質的に好ましいあるいは利点として表現されたものを提供することをも暗黙的に含むものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された車両の要部斜視図。
【図2】膨張展開された頭部用バッグ部と胸部用バッグ部とを車体外方側から見たときの要部側面図。
【図3】図2の各バッグ部を車両前方から見たときの要部正面図。
【図4】制御系統例をブロック図的に示す図。
【図5】ベントホールとコーティング層を設けた例を示す要部側面図。
【図6】図5のX5−X5線相当断面図。
【図7】本発明の第2実施形態を示す要部簡略側面図。
【図8】本発明の第3実施形態を示す要部簡略側面図。
【図9】本発明の第4実施形態を示す要部簡略側面図。
【図10】本発明の第5実施形態を示す要部簡略側面図。
【符号の説明】
1:車両
2:運転席
3:助手席
4:サイドドア(運転席側の車体側壁部材)
5:サイドドア(助手席側の車体側壁部材)
6:センサ(衝突検出)
7:センサ(衝突検出)
12:シートバック(運転席)
14:頭部用バッグ部
15:胸部用バッグ部
17:テザー部材
18:分配パイプ(分配部材)
18a:第1出口開口
18b:第2出口開口
19:隔壁部(両バッグ部の境界)
20:分配部材(図10)
22:シートバック(助手席)
U:コントローラ
AH:エアバッグ本体
IR:インフレータ(助手席)
UAB:エアバッグ装置(運転席)
JAB:エアバッグ装置(助手席)

Claims (16)

  1. 乗員が着座するシートのシートバックに収納され、車両の側方衝突時に、前方へ向けて膨張展開されて乗員と車体側壁部との間に位置される袋状のエアバッグ本体を備えた車両用エアバッグ装置において、
    前記エアバッグ本体は、袋状に形成されて膨張展開時に乗員の頭部側方に位置される頭部用バッグ部と、該頭部用バッグ部とは別体の袋状に形成されて膨張展開時に乗員の胸部側方に位置される胸部用バッグ部とからなり、
    側方衝突時に作動されて膨張展開用の気体を発生させる1つのインフレータが、前記頭部用バッグ部への気体供給用と胸部用バッグ部への気体供給用として共通化されており、
    前記1つのインフレータで発生された気体を、前記頭部用バッグ部と胸部用バッグ部とに分配して供給するための分配部材が設けられ、
    インフレータから導入されたガス圧の抜けを調整するためのベントホールが、前記胸部用バッグ部にのみ設けられている、
    ことを特徴とする車両用エアバッグ装置。
  2. 請求項1において、
    前記分配部材は、前記インフレータに接続されたパイプ状部材とされている、ことを特徴とする車両用エアバッグ装置。
  3. 請求項2において、
    前記パイプ状部材は、前記頭部用バッグ部と胸部用バッグ部を構成する袋体に一体とされた布材で構成されている、ことを特徴とする車両用エアバッグ装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか1項において、
    前記インフレータから前記頭部用バッグ部への気体噴出量と該インフレータから前記胸部用バッグ部への気体噴出量とが、前記分配部材によって調整されている、ことを特徴とする車両用エアバッグ装置。
  5. 請求項4において、
    前記分配部材は、前記頭部用バッグ部内に開口された第1出口開口と、前記胸部用バッグ部内に開口された第2出口開口とを有し、
    前記第1出口開口と第2出口開口との開口面積の大きさ設定によって、前記頭部用バッグ部への気体噴出量と前記胸部用バッグ部への気体噴出量とが調整される、
    ことを特徴とする車両用エアバッグ装置。
  6. 請求項4において、
    前記分配部材は、前記頭部用バッグ部内に開口された第1出口開口と、前記胸部用バッグ部内に開口された第2出口開口とを有し、
    前記第1出口開口の数と第2出口開口の数の設定によって、前記頭部用バッグ部への気体噴出量と前記胸部用バッグ部への気体噴出量とが調整される、
    ことを特徴とする車両用エアバッグ装置。
  7. 請求項4において、
    前記頭部用バッグ部への気体噴出量が、前記胸部用バッグ部への気体噴出量よりも多くなるように調整されている、ことを特徴とする車両用エアバッグ装置。
  8. 請求項1ないし請求項7のいずれか1項において、
    前記頭部用バッグ部と胸部用バッグ部とがほぼ同時期にその膨張展開が完了されるように、前記分配部材による気体の分配調整がされている、ことを特徴とする車両用エアバッグ装置。
  9. 請求項1ないし請求項8のいずれか1項において、
    前記頭部用バッグ部の膨張展開完了時の容量が、前記胸部用バッグ部の膨張展開完了時の容量よりも大きくなるように設定されている、ことを特徴とする車両用エアバッグ装置。
  10. 請求項1において、
    前記頭部用バッグ部の膨張展開完了時の容量が、前記胸部用バッグ部の膨張展開完了時の容量よりも大きくなるように設定されており、
    前記頭部用バッグ部と胸部用バッグ部とがほぼ同時期にその膨張展開が完了されるように、前記分配部材による分配調整がされており、
    前記頭部用バッグ部の膨張展開持続時間が、前記胸部用バッグ部の膨張展開持続時間よりも長くなるように設定されている、
    ことを特徴とする車両用エアバッグ装置。
  11. 請求項1ないし請求項10のいずれか1項において、
    前記頭部用バッグ部と胸部用バッグ部とインフレータと分配部材とが、それぞれ前記シートバック内に配設され、
    前記頭部用バッグ部と胸部用バッグ部とが、前記シートバックの側部から前方へ向けて膨張展開するようにされている、
    ことを特徴とする車両用エアバッグ装置。
  12. 請求項11において、
    前記インフレータが、前記頭部用バッグ部と胸部用バッグ部とのうちいずれか一方のバッグ部内に配設されて、他方のバッグ部内には位置しないようにされ、前記インフレータに接続された前記分配部材が、前記他方のバッグ部内へ延在している、
    ことを特徴とする車両用エアバッグ装置。
  13. 請求項1ないし請求項12のいずれか1項において、
    前記ベントホールが、前記胸部用バッグ部における乗員とは反対側の面でかつ前端部側の位置に設けられている、ことを特徴とする車両用エアバッグ装置。
  14. 請求項1ないし請求項13のいずれか1項において、
    前記胸部用バッグ部がしぼんだ後も、前記頭部用バッグ部は依然として膨張展開状態を維持される、ことを特徴とする車両用エアバッグ装置。
  15. 請求項1ないし請求項14のいずれか1項において、
    前記インフレータが、前記胸部用バッグ部内に設けられ、
    前記頭部用バッグ部へのガス圧の供給が、前記分配部材としてのパイプ部材によって行われる、ことを特徴とする車両用エアバッグ装置。
  16. 請求項1ないし請求項15のいずれか1項において、
    車両がオープンカーとされている、ことを特徴とする車両用エアバッグ装置。
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